EU-SD/MCシリーズ　アプリケーションノート

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さみいそみ
4 years ago
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1 の制御方法シリアルコマンドバージョン基本編概要は組み込み用 SD カードコントロールユニットですファイルシステムを搭載していますので煩わしいファイルの管理をホストマイコン側で行う必要が無く手早く簡単に SD カードを使ったアプリケーションを構築できますこのではのシリアルコマンドバージョンを使うための基本的な操作方法を説明します動作可能ユニット EU-SD500 シリーズ及び 100 系 200 系のシリアルコマンドバージョン製品 EU-SD510 EU-SD530 EU-SD110 EU-SD130 EU-SD210 EU-SD230 EU-MC110 EU-MC130 EU-MC210 EU-MC230 シリアルコマンドバージョンの以下の製品でもほぼ同様に動作しますシステム構成上の違いによりタイミングがずれる場合があります EU-SD1 EU-SD11 EU-SD30 EU-SD1-CB EU-MC11 本はを簡単にお使いいただけるよう必要最低限の機能について説明しています EU-SD/MCx30 シリーズでは SD カードを microsd カードと読み替えてください実際の動作では電源電圧通信速度お使いの SD カード SD カード内のファイルの状態 ( ファイルやフォルダの数ファイルの断片化状態 ) などにより動作状況が変わる場合がありますアプリケーション開発時にはお使いのシステムに合わせての最適化と十分な評価をお願い致します EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 1

2 目次基本操作方法 1 起動から SD カードの初期化... 4 基本操作方法 2 ファイルからの読み出し... 5 基本操作方法 3 ファイルへの書き込み... 6 保証免責... 8 サポート... 8 改訂履歴... 8 EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 2

3 はファイルに書き込むファイルから読み出すといった最低限の機能をたった 5 つのコマンドだけで実現することができますコマンド SD_init (MC_init) fopen fread fwrite fclose 動作内容 SD カードをイニシャライズし SD カードが動作可能な状態にします読み出しまたは書き込みモードでファイルを開きます読み出しモードで開かれたファイルからデータを読み出します書き込みモードで開かれたファイルにデータを書き込みます開かれているファイルを閉じますこれらのコマンドはコマンド実行終了時にまず unit_stat コマンドと同じエラーコードステータスを各 1 バイトずつ返しデータがある場合は続けて長さやデータを返信しますコマンド実行直後の状態はコマンド実行後に送られてくるエラーコードステータスで知ることができますそして必要があればその時々で unit_stat コマンドにより状態を読み出すことができますでは有効なコマンド ( パラメータデータを含む ) を受信した直後に BUSY 端子が High になりコマンドの実行が終了したときに BUSY 端子が Low になりレスポンスやデータの返信を行います BUSY 端子が High になることを監視すれば送信したコマンドが受け付けられたことを確認することができますレスポンスが返るまでの間に他の処理を実行してホストマイコンの負荷を分散させることができます次ページ以降にをお使いいただくための基本操作方法を示します注 : 基本操作方法では通常の SD カード (2GB 以下 ) を使用する前提で記述してあります返送されるステータスの値は SDHC カード使用時とは異なります EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 3

4 基本操作方法 1 起動から SD カードの初期化ホスト側 EU-SD/MCxxx システム電源投入システム初期化 EU-SD/MCxxx 起動待ち 500mS 程度の時間待ちまたは BUSY 信号の監視を行ってください A モジュール本体の初期化 xpower 端子確認 Power OFF 状態に移行モジュール SLEEP 状態 xpower 端子 Low 起動時及びカード挿抜を行ったときには約 20mS のチャタリング処理待ちが必要になります xpower ON 検出 Power ON 状態に移行 SD カード挿抜 Write Protect スイッチの状態確認 unit_stat コマンド (0x28) このときのBUSY 信号は短時間ですカードの有無 / 状態確認カード有り動作可能状態エラーコードステータス送信異常が無ければ (0x00,0x04) を送信します SD_init コマンド (0x20) カードの初期化完了アクセス可能状態 SD カードの初期化エラーコードステータス送信異常が無ければ (0x00,0x00) を送信します xpowerをoffにした場合及びsdカードの抜き差しを行った場合は必ず A いから再実行してくださ xpower を ON した後はコマンド - レスポンスによる制御を行います BUSY 端子の監視は任意ですが制御プログラムが安定するまではコマンドの実行状態を確認するためにも BUSY 端子の状態を確認することをおすすめします EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 4

5 基本操作方法 2 ファイルからの読み出しホスト側 EU-SD/MCxxx カード初期化完了アクセス可能状態コマンド待ち状態 fopen コマンド ( 読み出しモード ) (0x21,0x01, パスの長さ, パス名 ) このときの BUSY 信号はディレクトリ内のファイル数が多い場合数十秒以上かかる場合があります OPEN 処理結果確認指定ファイルの OPEN 処理エラーコードステータス送信指定ファイルが見つかり異常が無ければ (0x00,0x00) を送信します fread コマンド (0x22, 読み出すバイト数 ) データを受信 fread コマンド (0x22, 読み出すバイト数 ) データを受信指定バイト数のデータを読み出しエラーコードステータス読み出したバイト数データを送信異常が無ければエラーコードステータス (0x00,0x00) を送り続けて読み出したデータ数 2 バイトデータを送信します指定バイト数のデータを読み出しエラーコードステータス読み出したバイト数データを送信 fread コマンド (0x22, 読み出すバイト数 ) データを受信 fclose コマンド (0x24) CLOSE 処理結果確認指定バイト数のデータを読み出しエラーコードステータス読み出したバイト数データを送信ファイルの終端ではエラーコードステータス (0xFF,0x40) 読み出すことのできたデータ数 2 バイトデータを送信しますファイル CLOSE 処理エラーコードステータスを送信異常が無ければ (0x00,0x00) を送信します必要であれば xpower を OFF してください EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 5

6 基本操作方法 3 ファイルへの書き込みホスト側 EU-SD/MCxxx カード初期化完了アクセス可能状態コマンド待ち状態 fopen コマンド ( 書き込みモード ) (0x21,0x02, パスの長さ, パス名 ) このときの BUSY 信号はディレクトリ内のファイル数が多い場合数十秒以上かかる場合があります OPEN 処理結果確認指定ファイルの OPEN 処理エラーコードステータス送信異常が無ければ (0x00,0x00) を送信します fwrite コマンド (0x23, 書き込むバイト数, データ ) 書き込み結果確認 fwrite コマンド (0x23, 書き込むバイト数, データ ) 書き込み結果確認データを書き込みエラーコードステータス書き込んだバイト数を送信異常が無ければエラーコードステータス (0x00,0x00) を送り続けて書き込んだデータ数 2バイトを送信します実際のファイルへの書き込みは512 バイト単位で行いますデータ数が少ないときは内部のバッファに保存されていますデータを書き込みエラーコードステータス書き込んだバイト数を送信 fwrite コマンド (0x23, 書き込むバイト数, データ ) 書き込み結果確認データを書き込みエラーコードステータス書き込んだバイト数を送信 fclose コマンド (0x24) CLOSE 処理結果確認必要であれば xpower を OFF してくださいファイル CLOSE 処理エラーコードステータスを送信バッファに未書き込みデータが有ればファイルに書き込み CLOSE 処理を実行します異常が無ければ (0x00,0x00) を送信します書き込みモードには通常の書き込み ( 上書き ) モード新規書き込みモード追加書き込みモードがありますそれぞれの動作については各製品のマニュアルをご覧ください EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 6

7 はデータロガーや動作状態の一時待避ホストシステムの設定内容の保存や読み込みなど様々な用途で簡単にお使いいただける製品です 3.0V~5.5V までの電圧範囲をカバーしていますので 5V 電源のシステムにも 3.3V 電源のシステムにもレベル変換回路を介さずに接続することができます Windows や DOS のファイルシステムと互換性がありで書き込んだファイルは Windows で開くことができ Windows で作成したデータもを介して読み出すことができます SD カードのフォーマットは FAT16 FAT32 に対応していますではファイルへの書き込みファイルからの読み出し共にデータを無加工のままで処理します Windows ですぐにデータを確認したい場合はホスト側でテキスト形式に変換してファイルに書き込むようお願いいたしますデータロガーとしてお使いの場合はロギングしたデータを CSV 形式などのテキストデータで保存しておけば Excel などのプログラムで閲覧編集データ処理を行うことができますまたホストシステムの設定ファイルなどはテキストデータであれば Windows で直接作成編集ができ (notepad などが使用できます ) 簡単に設定の変更を行うことができるようになります EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 7

8 保証免責以下の事柄について弊社はいかなる責任も負いません本を基にお客様が作成したプログラムによるデータの破損消滅の損失本によりもたらされるべき効果及び利益の損失本によるその他の損失障害事故異常等注意! 警告人命にかかわるシステムには使用出来ません本について無断で複写引用配布することはお断りいたします製品仕様及び本は予告無く変更する事があります最新の資料は弊社ホームページよりダウンロードできますサポート製品ならびに本の内容についてご不明な点がございましたらお問合せください有限会社サンテック URL 本文に引用される商品名および製品名はすべてその個々の会社または個人に所有権および著作権があります改訂履歴 2009 年 4 月 10 日 Rev.1 初版 2011 年 2 月 28 日 Rev.2 お問い合わせ先メールアドレスを変更 2011 年 9 月 12 日 Rev.3 URL 及びメールアドレスを自社ドメインに変更 2017 年 9 月 21 日 Rev.4 EU-SD500シリーズを追加有限会社サンテック長野県塩尻市塩尻町 434 mail@suntech-corp.jp URL EU-SD/MC-APN02_Ver1(4) 8

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EU-MC110V2 SW31 Ver1 リード / ライトソフトウェアマニュアル ( シリアルバージョン ) Rev 1.2 EU-MC110V2 SW31 改版履歴バージョン Ver 1 初版内容 EU-MC110 SW30 Ver8 を新基板に合わせて一部変更 EU-MC110 SW30 Ver8 との機能的差異はありません i 目次 EU-MC110V2 SW31... i... ii...-

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