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1 法人税法ーー問題 解答 法 人 93

2 <TAC> 無断複写 複製を禁じます ( 税 17) 法上 (2) 問 3 資料 の 1 及び 2 に基づき 次の (1) 及び (2) の問いに答えなさい ( 注 ) 解答は答案用紙の指定された枠内に記載すること (1) 法人税法第 121 条第 1 項に規定する青色申告 法人税法第 122 条第 1 項及び第 2 項に規定する青色申告の承認の申請について簡潔に述べなさい (2) 次の各問いに答えなさい 1 甲社が翌期 ( 平成 30 年 4 月 1 日から平成 31 年 3 月 31 日まで ) より青色の申告書により確定申告書等を提出しようとする場合における青色申告書の承認に係る申請書はいつまでに提出すればよいか 2 乙社が設立第 1 期 ( 平成 29 年 9 月 9 日から平成 30 年 1 月 31 日まで ) より青色の申告書により確定申告書を提出しようとする場合における青色申告書の承認に係る申請書はいつまでに提出すればよいか 3 丙社が設立第 1 期 ( 平成 30 年 3 月 25 日から平成 30 年 5 月 31 日まで ) より青色の申告書により確定申告書を提出しようとする場合における青色申告書の承認に係る申請書はいつまでに提出すればよいか 4 丁社が当期 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) に提出する前々期 ( 平成 27 年 4 月 1 日から平成 28 年 3 月 31 日まで ) の修正申告書は青色の申告書により提出することができるか また その根拠となる規定について答えなさい 資料 1 ( 甲社 乙社 丙社に関する事項 ) 1 甲社甲社は平成 26 年 4 月の設立以来白色の申告書により確定申告書等を提出している年 1 回 3 月末決算の内国法人である 2 乙社乙社は平成 29 年 9 月 9 日に設立された年 1 回 1 月末決算の内国法人である 3 丙社丙社は平成 30 年 3 月 25 日に設立された年 1 回 5 月末決算の内国法人である 資料 2 ( 丁社に関する事項 ) 丁社は平成 10 年 6 月の設立以来青色の申告書により確定申告書等を提出していた年 1 回 3 月末決算の内国法人であるが 前期に青色申告の取消原因となる事実が生じたため その事業年度から青色申告の承認を取り消された - A 4 -

3 法人税法ーー問題 解答 法 人 93

4 <TAC> 無断複写 複製を禁じます ( 税 15) 17) 法直予答 3 第一問 -50 点 - 問 1 内国法人であるA 社 ( 年一回 3 月末決算 ) は 自動車関連製品 ( 自動車部品 ) の製造 販売等を目的とする株式会社であり 外国でも事業を展開し 関連会社を有している B 社はC 国に本店を置くC 国法人であり 平成 28 年 7 月 1 日よりA 社の100% 子会社となったが それ以前にはA 社との間に資本関係はなかった B 社の平成 28 年 9 月 1 日から平成 29 年 8 月 31 日の事業年度において所得の金額及び租税の額は 資料 のとおりであり 所得の金額に対する租税の割合は20.34% であった また B 社は 1 製品製造のための生産設備の整備 原材料 補助材料等の調達等を行っており 2 人員を組織的に統括 管理し 3 生産管理 財務管理を主体的に実行して製造業務を掌握 管理していることなどから 自ら販売製品の製造を行っているものと認められる A 社は 平成 29 年 10 月 25 日 B 社から利益剰余金の配当として24,480,000 円の配当を受け C 国において源泉徴収された租税 2,448,000 円控除後の金額を収益に計上した この配当は同日を支払義務確定日とするもので その全部がB 社の所得の金額の計算上 損金の額に算入されるものである また 源泉徴収された租税は 法人税法第 69 条第 1 項に規定する外国法人税に該当するもので 剰余金の配当の額 24,480,00 円を課税標準として課されたものである 以上の事実を前提に下記の各問に答えなさい ( 注 1)A 社とB 社の間の取引について上記剰余金の配当以外の取引を考慮する必要はない ( 注 2)A 社において法人税法第 69 条 外国税額の控除 の適用を受ける場合には 同条第 2 項 控除限度額の繰越し 及び第 3 項 控除対象外国法人税額の繰越し について考慮する必要はない ( 注 3)A 社の課税関係が複数考えられる場合には 納付税額が最も少なくなる方法による 資料 B 社のC 国における租税負担割合本店所在地国における課税所得金額 1 117,603,036 円非課税所得の金額 2 15,340,000 円所得の金額 ( ) 3 132,943,036 円租税の額 4 27,048,698 円所得の金額に対する租税の負担割合 (4 3) % (1) B 社が外国子会社に該当するかどうか判定し その判定を踏まえて 剰余金の配当 24,480,000 円のA 社における取扱いについて説明しなさい (2) 源泉徴収された租税 2,448,000 円はA 社においてどのように取り扱われるか 控除対象となる外国法人税の額とあわせて説明しなさい - A 1 -

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6 <TAC> 無断複写 複製を禁じます ( 税 17) 法上 (6) 第一問 -50 点 - 問 1 建設業を営む内国法人甲社 ( 資本金額 300,000,000 円 ) は 当期 ( 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日まで ) において 次の工事を請け負った この場合における次の各設問に答えなさい なお 請負対価はA 工事及びB 工事については 工事期間中に一部を入金し 完成引渡し日までには全額の入金が完了することとなっており C 工事については 工事期間中に頭金として入金された80,000,000 円の他は翌期以後 5 年間の毎年 1 回均等分割払いで入金される契約となっている また 必要な経理要件は満たすものとして解答すること A 工事 B 工事 C 工事 着工日 平成 平成 平成 完成引渡日 平成 平成 平成 請負金額 1,400,000,000 円 950,000,000 円 1,080,000,000 円 当期入金額 600,000,000 円 150,000,000 円 180,000,000 円 見積原価 1,000,000,000 円 800,000,000 円 950,000,000 円 当期発生額 400,000,000 円 345,000,000 円 900,000,000 円 ( 注 ) 請負金額は税務上の適正金額である 設問 1(1) 長期大規模工事の意義について説明しなさい また A 工事が長期大規模工事に該当するか否か 理由とともに説明しなさい (2) A 工事について 当期の益金の額及び損金の額に算入される金額を答えるとともに 根拠となる規定について答えなさい なお 解答にあたっては 工事進行基準の方法について説明する必要はない 設問 2 B 工事については 当初の見積原価が600,000,000 円であったが 当期に原材料の高騰により 見積原価が800,000,000 円に変更となった 併せて 請負金額も900,000,000 円から 950,000,000 円に変更となった なお 前期発生原価は200,000,000 円であった (1) B 工事について 工事進行基準の方法により経理した場合の当期の益金の額及び損金の額に算入される金額を答えるとともに 根拠となる規定 ( 工事進行基準の方法も含む ) について答えなさい なお 前期の経理は工事進行基準の方法により適正に行われているものとする (2) B 工事について 当期に工事進行基準の方法により経理することをやめた場合の益金の額及び損金の額に算入される金額を答えなさい 設問 3 C 工事は翌期中に完成 引渡が行われるが 甲社はC 工事につき長期割賦販売等に該当する場合には その収益及び費用の計上基準として延払基準を採用しようと考えている C 工事が長期割賦販売等に該当するか否か 長期割賦販売等の意義を述べた上で答えなさい なお 長期大規模工事に該当するか否かについての判定は不要である - A 1 -

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8 <TAC> 無断複写 複製を禁じます ( 税 17) 法上 (6) 資料 3 減価償却等に関する事項 1 乙社から引き継いだ資産以外で当期末に有する減価償却資産のうち検討を要するものは次の とおりである なお 甲社が当期に取得した資産で取得価額が 30 万円未満の資産は器具備品 Q のみである 種類取得価額当期償却費期末帳簿価額法定耐用年数備考 機械装置 P 4,000,000 円 800,000 円 2,700,000 円 10 年注 1 器具備品 Q 150,000 円 150,000 円 0 円 5 年注 2 ( 注 1) 平成 28 年 8 月 20 日に取得したものであり 同日から事業の用に供している 機械装置 P は 租税特別措置法第 42 条の 6( 中小企業者等が機械等を取得した場合の 特別償却又は法人税額の特別控除 ) に規定する特定機械装置等に該当するものであり 甲社は前期の確定した決算において 機械装置 P について特別償却準備金 1,000,000 円を 剰余金の処分により積み立てていた ( 当期に要取崩額相当額を取崩している ) が 積立 不足額が生じたため 当期に繰り越す手続きを適正に行っており 当期において剰余金 の処分により積立不足額相当額の特別償却準備金を積み立てている 機械装置 P については当期の 12 月 1 日に部品の取替えを行い その取替えに要した費 用 480,000 円を支出し損金経理しているが 当該費用は資本的支出か修繕費かは明らか ではない ( 注 2) 平成 29 年 6 月 20 日に取得し事業供用したものである 2 甲社が合併により引き継いだ減価償却資産は次のとおりである なお 合併により受け入れ た減価償却資産の耐用年数は 乙社が適用すべき法定耐用年数を用いることとする 種類 乙社における 取得価額 乙社における合併直前の帳簿価額 甲社の受入価額 甲社の当期 償却費等 法定耐用年数 建物 M 60,000,000 円 27,000,000 円 27,000,000 円 1,191,250 円 50 年 機械装置 N 3,100,000 円 1,180,000 円 1,180,000 円 181,025 円 10 年 ( 注 1) 建物 M は乙社において平成 10 年 3 月 31 日以前に取得し事業供用したものである ( 注 2) 機械装置 N は乙社において平成 19 年 3 月 31 日以前に取得し事業供用したものである ( 注 3) 上記のほか 乙社が平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日までに取得し事業供用し た資産で取得価額が 20 万円未満のために一括償却の適用を受けていた器具備品を引き継 いでおり 乙社は事業供用日の属する事業年度においてその取得価額の合計額 450,000 円を全額費用に計上している 問 3 減価償却等に関して 当期の 別表四所得の金額の計算に関する明細書 別表五 ( 一 )Ⅰ 利益積立金額の計算に関する明細書 を示しなさい - A 8 -

〔第一問〕―50点―

〔第一問〕―50点― 第 62 回税理士試験法人税法 第一問 50 点 問 1 砕石及び土木工事を主体とする建設業を営む3 月末決算の内国法人であるA 株式会社 ( 以下 A 社 という ) は 次の1 及び2により採取した岩石を販売している A 社の当期 ( 平成 24 年 4 月 1 日から平成 25 年 3 月 31 日までの事業年度をいう ) における岩石の売上高は 500,000,000 円であった 1 平成

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