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1 1 時間 20 分 災害対策全国交流集会 in 東京 首都直下 南海トラフなど巨大地震災害に備える 東京大学地震研究所平田直 日時 :11 月 11 日 ( 土 )09:00~10:45 会場 : 北区北とぴあ 13 階 飛鳥ホール 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 相模トラフ沿いの巨大地震 3 1 事前対策 3 2 東海地震の予知 から 新しい情報 対策 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 年熊本地震 4 月 14 日 21 時 26 分に熊本県熊本地方の深さ約 10km でマグニチュード (M) 6.5 の地震が発生した さらに 4 月 16 日 01 時 25 分に同地方の深さ約 10km で M 7.3 の地震が発生した これらの地震により熊本県で最大震度 7 を観測し 被害を生じた 平成 28 年 (2016 年 ) 熊本地震前震 (M6.5) 本震 (M7.3) 28 時間後 2016/04/14 21:26: /04/16 1:26:34.4 震度 7 熊本県 : 益城町 震度 7 熊本県 : 益城町 西原村 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 年 5 月 14 益城町 平成 29 年 4 月 13 日 ( 木 )18 時 00 分消防庁熊本県熊本地方を震源とする地震 ( 第 101 報 ) 最大 18 万人の避難者 死者 全壊 228 人 8,697 棟 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 5 活断層との関係 布田川断層帯の布田川区間沿いなどで長さ約 28km 及び 日奈久断層帯の高野 - 白旗区間沿いで長さ約 6km にわたって地表地震断層が見つかり 益城町堂園 ( どうぞん ) 付近では最大約 2.2m の右横ずれ変位が生じた 一部の区間では 北側低下の正断層成分を伴う地表地震断層も見つかっている 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 6 右横ずれ断層 ( 地表地震断層 ) 2016 年 5 月 14 堂園

2 活断層の長期評価 平成 2 5 年 2 月 1 日地震調査研究推進本部地震調査委員会 〇日奈久断層帯 高野 - 白旗区間では M6.8 程度の地震が発生すると推定され その際には右横ずれを主体として2m 程度のずれを生じる可能性がある 高野 - 白旗区間においては 平均活動間隔が明らかでないため 将来このような地震が発生する確率を求めることはできない 平均活動間隔 :8100 年から26000 年 〇布田川断層帯 最新活動時期 : 約 6900 年 ~ 約 2200 年前 布田川区間では マグニチュード (M) が 7.0 程度の地震が発生すると推定され その際に右横ずれを主体として2m 程度のずれを生じる可能性がある 布田川区間において将来このような地震が発生する確率は 今後 30 年以内にほぼ0%-0.9% である 本評価で得られた地震の発生確率には幅があるが その最大値をとると 布田川区間は 今後 30 年の間に地震が発生する可能性が 我が国の主な活断層の中ではやや高いグループに属することになる 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 7 九州北部 18-27% 7 13% 九州中部 18-27% 18 27% 九州南部 18-27% 7 18% M 6.8 の地震が 30 年以内に発生する確率 九州全域 30 42% 九州中部 18 27% 確率 (%) 地震調査研究推進本部地震調査委員会 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 8 累積分布関数 九州中部は活動性の高い活断層が密に分布することを反映し 確率が最も高い ただし 北部や南部も決して低い値ではないことに注意が必要 熊本市 益城は揺れる 地震調査研究推進本部地震調査委員会 参考 :(30 年以内に ) 交通事故で負傷 24% 火災で罹災 1.9% 益城町宮園熊本市東区 14% 28% 確率論的地震動予測地図今後 30 年以内に震度 6 弱以上の揺れに見舞われる確率 :2016 年版 ( 平均ケース 全地震 ) 地震の起きやすさ + 地盤の揺れやすさ /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 9 : 南海トラフの巨大地震 3 1 事前対策 3 2 東海地震の予知 から 新しい情報 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 年から 2016 年 (148 年間 ) の M 7 の地震 : 208 個 累積数 M T 1868 年から 2016 年 (148 年間 ) の M 7 の地震 : 208 個 累積数 M T M7 以上の規模の地震は 毎年 1~2 回 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 12

3 首都直下地震とは何か 首都圏で大災害を引き起こす可能性のある 地震 首都圏でこれまで起きた大地震と震災 2017 Naoshi Hirata, Earthquake Research 平成 Institute 26 年 4 月 25 日公表 地震調査研究推進本部地震調査委員会 相模トラフからのフィリピン海プレートの沈み込みに伴う M7 程度の地震 相模トラフ沿いの M8 クラス : ほぼ0から5% 1703 大正地震元禄地震 1855 安政地震 1923 大正地震死者 1923 大正地震 1 万人 1 万人死者 7 千人死者 10.5 万人 ハザード ( 災害誘因 : 自然現象としての力 ): 並み の大地震 (M7) 熊本地震程度 どこでも起きる地震 暴露量 (Exposure) 被害リスク : 巨大 : 巨大 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/ 年から現在までに 9 回 ( 大正関東地震の余震を除く ) 1703 年から 1923 年 (220 年間 ) に 8 回 平均発生間隔 27.3 年 30 年以内に発生する確率 70% 程度 災害対策全国交流集会 in 東京 14 1 検討対象とした地震の断層位置 可能性のある場所を 仮定 19 の震源断層を想定 都心南部直下 (Mw7.3) 首都直下地震が起きたら 何が起きるか 3.1 震度分布 ( 都心南部直下地震 ) 震度 6 弱以上の面積約 4,500 平方キロ ( 一都三県の約 3 割 ) 首都直下地震対策検討ワーキンググループ最終報告 ( 平成 25 年 : 内閣府 中央防災会議 ) 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 16 ブロック塀等の倒壊, 500 人 2% 逃げ惑い 2 都心南部直下地震 ( 冬 夕 ) による死者数負傷者 : 最大約 123,000 人 火災 16,000 人 70 % 死者最大約 23,000 人 建物倒壊等, 6,400 人 28 % 全壊 全焼失 61 万棟 首都直下地震 急傾斜地崩壊, 60 人 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 17 主な被害の様相 首都直下地震 地震の揺れにより木造住宅を中心に多くの建物が損壊する 火災が同時に多数箇所で発生し 延焼が2 日程度継続する 震度 6 弱以上の広い範囲で 断水が生じ 下水道が使用できない 発災当初 停電が約 5 割程度の範囲で発生 火力発電所の停止により 電力供給量が半減し 不安定な状態が1 週間以上継続する 携帯電話 固定電話の音声通話はほとんど使用できず メールは遅配が発生する ネットは概ね使用できるが サーバーの電源確保が重要である 主要道路の啓開には 少なくとも1~2 日を要し 都区部の一般道は極度の交通麻痺が数日間継続し 厳しい渋滞は数週間継続する 地下鉄は1 週間の運行停止 JR 在来線及び私鉄の運行停止は1 か月程継続する可能性がある 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 18

4 避難者 断水 停電の影響を受けて 発災 2 週間後に最大で 720 万人 首都直下地震 経済的被害 資産等の被害 被災地 ( 合計 ) 47.4 兆円 民間部門 42.4 兆円 準公共部門 ( 電気 ガス 通信 鉄道 ) 0.2 兆円 公共部門 * 4.7 兆円 経済活動への影響 全国 生産 サービス低下に起因するもの 47.9 兆円 合計 ( 資産等の被害 + 経済活動への影響 ) 95.3 兆円 交通寸断に起因するもの ( 上記とは別の独立した推計 ) 道路の機能停止 (6 カ月 ) 5.6 兆円 鉄道の機能停止 (6 カ月 ) 2.1 兆円 港湾の機能停止 (1 年 ) 4.5 兆円 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 20 : 2 1 相模トラフ沿いの巨大地震 4 1 事前対策 4 2 東海地震の予知と 新しい評価 2017 Naoshi Hirata, Earthquake Research 平成 Institute 26 年 4 月 2 1. 相模トラフ沿いの地震活動地震調査研究推進本部 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 南海トラフの巨大地震 南海トラフで次に発生する地震の発生確率 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 24

5 巨大地震が発生すれば被害が甚大 中央防災会議防災対策推進検討会議 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ 平成 25 年 5 月 被害が最大となるケースの被害 マグニチュード 9.0 (9.1) 3 浸水面積 1,015km 2 4 浸水域内人口 約 163 万 4 人 死者 行方不明者 約 323,000 5 人 建物被害 ( 全壊棟数 ) 約 2,386,000 6 棟 3:( ) 内は津波のMw 4: 堤防 水門が地震動に対して正常に機能する場合の想定浸水区域 5: 地震動 ( 陸側 ) 津波ケース( ケース1) 時間帯( 冬 深夜 ) 風速(8m/s) の場合の被害 6: 地震動 ( 陸側 ) 津波ケース( ケース5) 時間帯( 冬 夕方 ) 風速(8m/s) の場合の被害 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 相模トラフ沿いの巨大地震 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 26 日本の地震防災施策 阪神 淡路 震災 東 本 震災等を踏まえて 地震防災対応を 事前対策から事後対応 復興 復旧まで総合的に強化 地震対策 = 事前防災 + ( 地震予知に基づく地震防災応急対策 ) + 緊急地震速報に基づく緊急対応 + 事後対応 + 復旧 復興 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 事前対策 4 2 東海地震の予知 から 新しい情報 対策 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 28 建物の耐震性の強化 建築学会悉皆調査結果による益城町木造の建築時期別の被害状況 建物の耐震性の強化 出火防止対策の強化 益城町 都心南部直下地震 ( 冬深夜 ) 都心南部直下地震 ( 冬深夜 ) 木造全体 (1995 棟 ) 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 首都直下地震対策検討ワーキンググループ最終報告 ( 平成 25 年 12 月 19 日公表 ) 30

6 建物被害約 82,000 人津波被害約 230,000 人急傾斜地崩壊約 600 人火災約 10,000 人合計約 323,000 人 事前対策だけでは 被害をなくすことができない 的被害 1 1: 地震動 ( 陸側 ) 津波ケース( ケース1) 時間帯( 冬 深夜 ) 風速(8m/s) の場合 ( 現状 ) 防災対策 ( 対策後 ) 耐震化率 100% 事前防災 家具転倒 落下防止対策実施 100% 全員が発災後すぐ避難開始 既存の津波避難ビル有効活用等 急傾斜地崩壊危険箇所の対策整備率 100% 感震ブレーカー設置率 100% 初期消火成功率の向上等 どうやって減らす? 建物被害約 15,000 人津波被害約 46,000 人急傾斜地崩壊 0 人火災約 300 人 合計約 61,000 人 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 事前防災 4 2 東海地震の予知 から 新しい情報 対策 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 32 これまでの東海地震の地震予知の仕組み これまでの /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 34 警戒宣言発令時の対応策 ( 例 ) 対策の義務付け大震法基本計画 ( 国 ) 強化計画 ( 静岡県 ) 道路交通 鉄道 3 交通規制 強化地域への流入制限 第 24 条 強化地域内の走行制限避難 緊急輸送のための道路交通規制 H11 修正 住民の日常生活影響等も考慮して 強化地域内の交通規制を実施するように明示 運行停止 ( 最寄りの安全な駅まで低速運転し停車 ) H15 修正 津波の恐れがなく 震度 6 弱未満の地域は運行可 緊急輸送車両以外の車両の県内流入を極力制限強化地域内の一般車両の走行抑制 ( 走行車両は低速走行 ) 運行停止 ( 最寄りの安全な駅まで低速運転し停車 ) H18 修正 新幹線は 6 弱未満 ( 名古屋以西 ) 運行継続 警戒宣言発令時の対応策 ( 例 ) 対策の義務付け大震法基本計画 ( 国 ) 強化計画 ( 静岡県 ) 道路交通 鉄道 第 24 条 避難 緊急輸送のための道路交通規制 3 交通規制 強化地域への流入制限強化地域内の走行制限 H11 修正 住民の日常生活影響等も考慮して 強化地域内の交通規制を実施するよう 厳しい対応 が可能か? に明示運行停止 ( 最寄りの安全な駅まで低速運転し停車 ) H15 修正 津波の恐れがなく 震度 6 弱未満の地域は運行可 緊急輸送車両以外の車両の県内流入を極力制限強化地域内の一般車両の走行抑制 ( 走行車両は低速走行 ) 運行停止 ( 最寄りの安全な駅まで低速運転し停車 ) H18 修正 新幹線は6 弱未満 ( 名古屋以西 ) 運行継続 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 /11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 36

7 現状の東海地震 予知 の仕組み 新しい考え 前兆滑り が起きるのか? 大地震がおきた後でないと 前兆すべり とは判断できない 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 37 南海トラフ沿いの地震観測 評価に基づく防災対応のあり方について ( 報告 ) 現在の科学的知見から得られた大規模地震の予測可能性の現状を踏まえると 大震法に基づく現行の地震防災応急対策は改める必要がある 一方で 現在の科学的知見を防災対応に活かしていくという視点は引き続き重要 中央防災会議防災対策実行会議南海トラフ沿いの地震観測 評価に基づく防災対応検討ワーキンググループ (2017) 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 38 気象庁の対応 南海トラフ地震に関する情報 の発表 当面の暫定的な防災体制への対応として 南海トラフ全域を対象として 以上な現象を観測した場合や地震発生の可能性が相対的に高まっていると評価した場合等に 南海トラフ地震に関する情報 の発表を行う 南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会 の開催 従来の地震防災対策強化地域判定会による東海地域を対象とした検討は 南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会 の中で行う 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 39 南海トラフ地震に関連する情報 情報名 南海トラフ地震に関連する情報 ( 臨時 ) 南海トラフ地震に関連する情報 ( 定例 ) 情報発表条件 南海トラフ沿いで異常な現象 ( 1) が観測され その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と関連するかどうか調査を開始した場合 または調査を継続している場合 観測された現象を調査した結果 南海トラフ沿いの大規模な地震発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと評価された場合 南海トラフ沿いの大規模な地震発生の可能性が相対的に高まった状態ではなくなったと評価された場合 南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会 の定例会合において評価した調査結果を発表する場合 1: 南海トラフ沿いでマグニチュード7 以上の地震が発生した場合や東海地域に設置されたひずみ計に有意な変化を観測した場合などを想定 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 40 今後 具体的な防災対応を検討して いくに当たって留意すべき点 1 異常な現象を受けた防災対応の検討の必要性とその方向性 についての地域との認識共有 国は地域や関係機関への説明会を開催 2 地域における具体的検討の推進 国は地方公共団体等との連携を強化し 地域における具体的な検討を推進 国が防災対応の策定のための一定のガイドラインを示 ガイドラインの策定に資するよう 国は 地方公共団体等と協力し まずはモデル的地区での検 討を進める 3 防災対応の強化に向けた計画的な取り組みの推進 国は今後の検討等を計画的に着実に実施する必要がある 4 当面の措置の策定とその周知 南海トラフ沿いの大規模地震に対する新たな防災対応が決まるまでの間にも 南海トラフ沿いで異常な現象 が観測される可能性がある この間に異常な現象が観測された場合に備え 当面の暫定的な防災体制を 国 地方公共団体はあらかじめ 定めておく 国の当面の措置が決まり次第 国は 地方公共団体に対し その措置のを周知し 確実に実施できるよ うにする 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 41 まとめ 1. 地震と震災 2. M7 クラスの地震による災害 年熊本地震 2 3 首都圏の地震と地震被害 3. 超巨大地震 (M8~M9) 年東北地方太平洋沖地震 3 2 南海トラフの巨大地震 4. 災害を軽減するためには 今の科学の実力を活かす 社会全体で備える 事前の準備 + 地震発生の可能性が高い 情報の活用 耐震化 津波からの早期避難 2017/11/11 災害対策全国交流集会 in 東京 42

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