Review The Laboratory and the New Oral Anticoagulants Armando Tripodi 1,2, * Author Affiliations 1 Angelo Bianchi Bonomi Hemophilia and Thrombosis Cen

Size: px
Start display at page:

Download "Review The Laboratory and the New Oral Anticoagulants Armando Tripodi 1,2, * Author Affiliations 1 Angelo Bianchi Bonomi Hemophilia and Thrombosis Cen"

Transcription

1 Review The Laboratory and the New Oral Anticoagulants Armando Tripodi 1,2, * Author Affiliations 1 Angelo Bianchi Bonomi Hemophilia and Thrombosis Center, Department of Clinical Sciences and Community Health, Università degli Studi di Milano, Milan, Italy; 2 IRCCS Cà Granda Maggiore Hospital Foundation, Milan, Italy. * Address correspondence to the author at: Via Pace 9, Milan, Italy. Fax ; armando.tripodi@unimi.it. Clinical Chemistry 2013;59: 検査室と新規経口抗凝固薬の関係 概要 背景 : 新規経口抗凝固薬 (NOAs) のダビガトラン リバロキサバンそしてアピキサバンは 臨床試験で使用した際に 検査を基準に用量調節をしなくても有効かつ安全であることが証明された 有効性が証明されたことで 従来の抗凝固薬投与の管理の中軸と考えられる検査室が NOAs を使用する治療でもはや役割を果たさなくなったということを意味するわけでは無い 内容 : 検査室は抗凝固薬の管理に 二通りの形で関与する 一つ目はモニタリングであり これは薬の効果を評価し 用量調節を行って治療中の抗凝固効果を維持するための検査を指す これは従来の薬に対して当てはまる考え方である 二つ目は凝固系の検査であり これは患者が不十分もしくは過剰に抗凝固を起こしていないかなど 特殊な状況での判断に活用できる情報を得るために検査を指す 後者は NOAs にも当てはまる 要約 :NOAs の影響に対する測定は いくつかの状況で示されている (a) 有害事象 (i. e., 血栓症 / 出血 ) が起きている患者で 特に薬の過剰摂取やクリアランスの低下に起因して過剰服薬にある者 (b) 外科的処置がされる患者に対して 残った薬が循環していないことを確認するため (c) 生命を脅かす内出血のため逆転抗凝固を必要としている患者 (d) 薬が循環に蓄積しやすい腎不全の患者 ; (e) NOAs は肝臓で代謝されるため 肝不全の患者 (f) 薬物の相互作用によって NOAs の効果を増減させる可能性のある薬 1

2 を服用している患者 検査は利用のしやすさ 用量 - 反応曲線の直線性 標準化および用量を増やした 際の反応性などの特性に基づいて選択する 開業医は NOAs が 一般的な止血パラメーターの測定に干 渉する事を認識しておく必要がある まとめて 静脈血栓塞栓症 として知られる深部静脈血栓症や肺塞栓症は 年間発生率が 1000 人当たり約 2 人と頻繁に起きる疾病である (1) 急性静脈血栓塞栓症では 血栓の拡張を制限するためヘパリンやビタミン K 拮抗薬 (VKA)3 など 即効性のある薬を用いた迅速な処置が求められる ヘパリンは比較的大きな分子量を持つ未分画ヘパリン (UFH) や UFH の脱重合から得られる低分子ヘパリン (LMWH) を含む硫酸化されたムコ多糖の一つである (2) これらの薬は両方とも自然に発生する抗凝固性アンチトロンビンに結合し その抗凝固活性を増強することで抗血栓活動を機能させる (2) アンチトロンビンが UFH や LMWH と結合するには 独特な硫酸化オリゴ糖シーケンス (i.e., 五糖類 ) が必要であるという発見は 必要な五糖類シーケンスを模倣する合成抗血栓薬であるフォンダパリヌクスの開発につながった (3) UFH や LMWH フォンダパリヌクスは効果的かつ比較的安全だが問題もある UFH は通常連続的に注入して投与されるため 用量調節のために検査室でのモニタリングが必要となる (4) のに対し LMWH とフォンダパリヌクスは 検査室での頻繁なモニタリングは必要としないが 皮下に投与される VKA はビタミン K 依存性凝固因子のカルボキシル化を阻害するクマリンに類似した薬で そのためそれらの活動を制限する (5) 西洋諸国では一般人口のおよそ 2% が現在 VKA を使用しており 最も頻繁な使用理由は心房細動による脳卒中および全身性栓塞症の予防 ( 患者の約 50%) (6) 人工的な心臓弁を患者が有していること (7) そして静脈血栓塞栓症の治療 / 予防 (8) である 安全性 / 効能を認識されているにもかかわらず VKAs には世界中の多くの患者に対して 救命予防が行えない可能性となる欠点が複数ある VKAs は比較的狭い治療域を持ち 食事や他の薬と相互作用があるため 治療中の患者に対する血栓の再発予防のみではなく 適切に止血させられるように厳格な臨床および検査室でのコントロールが求められる 治療に費やした時間の割合は 有害事象リスクと反比例するため (9) 抗凝固専門のクリニックで最も実施しやすい臨床家と 検査室の熟練者による協力行動から治療効率を最大限にしなくてはならない しかしそのようなクリニックは世界的に多く存在しない これらの限界により 新規経口抗凝固薬 (NOAs) の開発に対する要望が高まっている 殆どの努力は ヘパリン / フォンダパリヌクスや VKAs で生じるような アンチトロンビンやカルボキシル化を媒介しない特定の凝固因子を標的にして 活動を抑制することに向けられている 現在 NOAs は活性因子 X(FXa)( リバロキサバンまたはアピキサバン ) およびトロンビン ( ダビガトロン )( 図 1) を標的に使用することに成功している 第 III 相臨床試験で安全性 / 効能の評価がされたこれらの薬は 固定用量で使用しても VKA と同様に有効もしくは安全である [ 詳細は (10) を参照 ] そのためこれらは定期的な検査室でのモニタリングをせずに 治療に使用することが現在推奨されている 本稿の目的は現状について調査し NOAs で治療 2

3 されている患者に対する管理に検査室がどのように またいつ臨床医を助けることができるのかについ て論じることとする 図 1 血液凝固カスケードと新規経口抗凝固薬の概略図 新規抗凝固薬 心疾患を患っている患者に対しては 3 種類の NOAs が使用の認可を受けている リバロキサバン (Xarelto ; バイエル ) およびアピキサバン (Eliquis ; ファイザー ) は直接の FXa 抑制薬であり ダビガトロン (Pradaxa ; ベーリンガー インゲルハイム ) は直接のトロンビン抑制薬である (10) これら NOAs は比較的短い抗凝固の発生 または相殺作用につながる比較的短い半減期 (8-15 h) を持ち 治療の開始や中断などの特殊な状況において VKAs より管理しやすい特性を持つ さらにこれらの薬は VKAs より優れた生物学的利用能を持ち 他の薬や食事との相互作用が殆ど もしくは全くない これらの特性は全て NOAs による抗凝固効果を VKAs よりも予期しやすくするため 検査値から用量調整を示す必要がなくなる しかし NOAs による管理に 検査室は必要ないと結論付けることは非常に短絡的であると認識しなくてはならない モニタリング対測定 検査室は抗血栓薬の管理に 二通りの形で関与している 一つ目 ( ここでは モニタリング を指す ) は薬 の抗凝固効果を調べ 予め決められた治療期間中に抗凝固効果を維持するための用量調節を行う特定の 検査の実施を意味する この概念は VKAs と UFH に対して当てはまる 二つ目 ( ここでは 測定 を指 3

4 す ) は 結果を必ずしも用量調節に用いるのではなく 単純に患者が不十分もしくは過剰に抗凝固を起こ していないかという 特殊な状況での判断に有益となる情報を得るための検査評価を指す この概念は NOAs に当てはまり 下記のセクションでは薬効の測定が必要となる最も重要な状況について考察する 誰を検査対象とするか? すでに述べたとおり NOAs はまだ広く使用されていないため 主に臨床試験に参加している患者の血漿サンプルや 薬力学的 / 薬物動態学的研究に参加している健常者からの血漿サンプル あるいは適切な薬を生体内に過剰に摂取した健常者から収集された血漿サンプルを用いて 測定された凝固系検査にどのように作用するかの情報が不足している このようなデータ不足でも情報が蓄積されはじめたため 下記のとおり報告する しかし出血の有無に違いのある患者における薬物血中濃度の範囲 および検査における薬の影響についてはまだ知られていないため 各検査と薬に対して流通後に適切な長期臨床試験が確立されるべきとの認識が大切である 順守確認 処方された治療指針に従うことは 抗血栓剤を使用する際に最も重要である VKAs の薬効と安全性を仮定することができるのは 主として患者が処方に従って服用しているかどうかを定期的に検査し 厳格に確認しているからである VKAs は長時間継続の作用を持つため 検査室で確認する数日前の定常時に一度服用されなかっただけでも 国際標準比 (INR) の減少の観察から判断できる 比較的短い半減の NOAs は 検査数日前に一度服用して検査直前に治療を再開した場合 恐らく検査室の注意をすり抜け この利点は適用することができない 有害事象 有害事象 ( 血栓 / 出血 ) のため救命救急病棟にいる患者に対しては 不十分もしくは過剰な抗凝固が起きて いないかを検査で評価すべきである 薬の過剰摂取もしくはクリアランスの低下は出血の危険が高まる ため このような考慮は過剰投与の場合に特に重要である ( 以下を参照 ) 外科的処置 外科的もしくは侵襲的な処置がされる患者は 深刻な出血を引き起こすかもしれないため 処置の直前に残余の薬が循環していないことを保証する確認が必要である NOAs は半減期が短いため 一般的な手法として 少なくとも処置が施される 2 日前に治療を中止する しかし慢性腎不全の患者 ( 下記を参照 ) では 循環から薬を完全に除去させるには 少なくとも処置が施される 4 日前にはダビガトロンを中止することが必要との報告がある (11) 逆転抗凝固 4

5 NOAs の抗凝固効果を逆転させる処法は現在存在しない これらの薬は比較的短い半減期を持つため 逆転抗凝固はめったに必要とされないが 生命を脅かす出血 (i.e., 頭蓋内出血 ) など速やかに抗凝固を中和させなくてはならない事態が存在する 逆転が達成されたか あるいはそれを把握することは臨床的に有益である 我々の経験はまだ不十分だが 血漿よりもプロトロンビン複合体濃縮製剤や 遺伝子組換え活性型 FVII(rFVIIa) のほうが使いやすくまた有効かもしれない Eerenberg ら (12) はダビガトロン もしくはリバロキサバンを 2.5 日間投与された後 プロトロンビン複合体濃縮製剤もしくはプラセボの注入で逆転抗凝固を経験した健康な集団に対する研究を近年報告した 逆転効果は異常な結果を示した凝固検査の標本からモニターされ 逆転はリバロキサバンでは効果的だったがダビガトロンではそうではなかった もし 2 種類の薬と検査で得られたパターンが生体内で起きていることを本当に表している場合 逆転抗凝固に対して責任を持つ医師は 患者が服用している薬を把握しておく必要があるかもしれない それは意識が無い患者に対しては難しいが リバロキサバンやダビガトロンに対する凝固試験を実施することで検査室は手伝うことができる ( 下記を参照 ) 腎不全 腎臓は NOAs 特にダビガトロン ( 約 80%) だが リバロキサバン ( 約 30%) やアピキサバン ( 約 25%) を排泄する (10) そのため腎不全を患っている患者は薬が循環内で蓄積される傾向があり 結果として出血のリスクが高まる この問題は治療前および治療中のクレアチニンクリアランスだけではなく 薬の抗凝固効果に対する適切な検査で確認して注意することができる 腎機能は治療前に正常もしくは正常に近くとも 治療中に悪化する可能性を理解しておくことが重要である そのため患者 ( 特に高齢者 ) は 薬物蓄積の兆候について定期的に確認がされるべきである 肝障害 肝臓は NOAs 特にアピキサバン ( 約 75%) だが ダビガトロン ( 約 20%) やリバロキサバン ( 約 30%) を代謝する (10) これらの薬物が肝障害を患っている患者に対して与える影響については 彼らが第 III 相臨床試験から除外されるため限られた情報しか存在しない そのため注意が払われるべきであり 検査室での測定はそのような患者に対して行われるべきである 薬物相互作用 これまで報告されている NOAs と他の薬とによる相互作用はわずかだが 長期的な抗凝固治療を受ける患者は高齢者であることが非常に多いため NOAs の抗凝固効果を増加 / 減少させるかもしれない複数の薬を服用することになる病態を併発しているかもしれないことを理解しておく必要がある そのため もし患者が NOAs と相互作用しそうな薬を服用していることが疑われるもしくは把握できている場合 適切な検査から抗凝固系の状態を確認すべきである 5

6 どの試験を行うべきか? NOAs は 各々が標的としている特定の凝固因子の活動を抑制することができる したがって血漿中における抗 FIIa(i.e., トロンビン ) 活性の測定は ダビガトロン効果の判定のための信頼できる特定の手段である 同様に抗 FXa 活性の測定は リバロキサバンとアピキサバンに適していると思われる さらにプロトロンビン時間 (PT) 活性化部分トロンボプラスチン時間 (APTT) 希釈ラッセル蛇毒試験(dRVVT) およびトロンビン凝固時間 (TCT) のような 世界的に使われている検査の判定時間は NOA 投薬後に延長されるため リバロキサバン アピキサバンもしくはダビガトロンの効果を測るためには 別の選択肢を用いられるべきであろう 最適な検査の選択は 検査の特性および使用している薬に基づくべきである これまでの限られた経験を考慮して 次に示す検査特性を考慮すべきである ( 表 1 および 2) 表 1 ダビガトロンの抗凝固効果を評価する検査の主な特性 表 2 リバロキサバンの抗凝固効果の評価に対する検査の主な特性 6

7 利用のしやすさ 一度 NOAs が世界的な使用に導入されれば 我々は数百万人もの患者に対して対応することになると考えられる これらの患者は いつどのような場所でも出血するかもしれず 薬物の過剰摂取や蓄積による反転抗凝固などの緊急時に彼らの管理を支援するため 医者は簡便でいつでも利用できる検査が必要である もしこれらの検査が全ての病院で単純な設備と比較的未熟な人員で実施できなければ 精巧な検査を設置する意味はない 用量 - 反応曲線の直線性 検査反応 (i.e., 凝固時間もしくは吸光度の延長 ) は 薬の服用に対して直線的な関係を示さなくてはならな い 反応性 薬物血中濃度に対する検査の最良反応適合直線の傾きは 検査が類似しているが同一ではない濃度と 区別するのに適切な反応性をもつべきである 検査の反応を二倍にするために必要とする薬物濃度は 検査の反応性を示す単純かつ信頼できる指標である ( 濃度が低いほど反応が良い ) 標準化 同じ測定手法でも薬剤が異なる場合 どのような凝固分析物に対しても結果は相当ばらつくことが知られている この薬剤全般に対する標準化の欠如は VKAs による患者の管理において重大な問題であり INR の開発と使用によって示された この尺度は PT の結果を検査で用いるトロンボプラスチンの影響から比較的独立させることができるため 処置を受けた患者に 普遍的な 治療時間を適用することができる (13) NOAs は検査による用量調節を必要としないため 標準化は必要としない しかしある種の標準化は NOAs にとっても価値があるといえる 例えば市販されているトロンボプラスチンの一つに対する PT に基準値 ( この値を超えた場合出血のリスクが極めて高い ) が設けられた場合 この情報はその他のトロンボプラスチンに対しても容易に一般化させることができるため 標準化システムが存在することとなる 以下のセクションでは 既存の薬剤それぞれに使用すべき最も適切な検査について議論する これらの 検査は上記で議論した問題点 ( 表 1 および表 2 参照 ) と 文献から得られる数少ないデータを基にしている ダビガトロン 抗 FIIa 活性 7

8 FIIa( トロンビン ) がダビガトロンの標的のため この薬に対しては抗 FIIa 測定が選択すべき検査である この検査は患者の血漿サンプルに過剰なトロンビンを追加した際の 合成発色性ペプチドによるトロンビン残量の測定に基づいている 原則としてこの手法は 一般的な凝固系での実施が比較的簡単である 現在は殆どの病院で実施不可能であり 異なる試薬による結果に対する標準化が問題である ダビガトロンを投与されている患者での直線性や反応性などの検査特性についての情報は 現在存在していない ( 表 1) プロトロンビン時間 PT も臨床検査室で容易に実施でき 経験が少ない者でも簡単に行うことができるため 素晴らしい検査である PT の延長は血漿ダビガトロン濃度の直線性と投与量依存性に関連があるが 反応性は高くない 報告によると 200μg/L(i.e., 一日二回の 150mg のダビガトロン服用後に期待される血漿濃度 ) で PT が基礎値の約 1.2 倍延長する (14) この問題はまだ徹底的に調査がされていないが 異なるトロンボプラスチンからの結果に対する標準化は 懸念事項である ( 表 1) 部分的活性化トロンボプラスチン時間 この検査は容易に利用可能かつ簡単に実施ができる この時間の延長はダビガトロン濃度の投薬量に依 存して関連があるが 直線的ではない (14) 200μg/L の血漿ダビガトロン濃度は APTT を基礎値の 2.5 倍 延長させるため 反応性は適切である (14) 試薬間における標準化が問題になると思われる ( 表 1) エカリン凝固時間 エカリン凝固時間 (ECT) は FII からの血液凝固カスケードの活動を反映させる 現在世界的に用いられている検査である (15) 凝血形成は Echis carinatus という蛇から抽出される毒物 ( エカリン ) によって生じる エカリンは FII をメイゾトロンビンに変換し その後特定の合成発色性基質によって測定される 臨床検査室ではまだ広く使用されていないがエカリンは市販されており 検査も恐らく一般的な凝固計で簡単に実施することができる 基礎値を超える ECT の延長は ダビガトロン濃度に直線的かつ投与量依存的に関連しており 反応性も適切である (i.e., 200μg/L のダビガトロンは ECT を基礎値の約 3 倍延長させる )(14) これらの特性全てが ECT をダビガトロン測定の候補にする ( 表 1) トロンビン凝固時間 TCT は 凝固カスケードの最終段階を利用している (i.e., フィブリノーゲンからフィブリンへの変換 ) この検査はテストする血漿サンプルに 最適な量の精製したトロンビンを加えて行われる TCT はフィブリノーゲン濃度が低い もしくはヘパリンやダビガトロンなどのトロンビン抑制物質が存在していることで 延長される TCT 試験は臨床検査室で容易に利用することができ 比較的簡単に実施することが 8

9 できる TCT の延長はダビガトロン濃度に対して直線的また投与量依存的に関連があるが 薬に対する反応性は過剰で μg/l のダビガトロン濃度は血漿 TCT を基礎値の約 15 倍まで延長させることがある (14) 試験前に血漿サンプルの希釈を含む試験の変更を加えると TCT 試験が適切に反応するようになる (i.e., 200μg/L のダビガトロンで TCT が基礎値の 3 倍延長する )(16, 17) これらの特性により TCT はダビガトロン測定に対する候補となる ( 表 1) 選択 上記の検査特性から 変更を加えた TCT と ECT がダビガトロンの抗凝固効果の測定に最良の検査であ る リバロキサバン 抗 FXa 測定 FXa がリバロキサバンの標的であれば この薬に対しては抗 FXa 測定が選ぶべき検査である この検査は患者の血漿サンプルに過剰に加えられた FXa に対する FXa 残量と 合成発色性ペプチドの測定に基づいている (18) 基本的にこの検査は一般的な凝固計での実施が比較的容易であるが 殆どの病院において 24 時間体制でいつでも利用できるわけでは無い また異なる試薬から得られた結果に対する標準化も問題点である (19)( 表 2) プロトロンビン時間 臨床検査室ですぐに利用でき また専門知識が無くても簡単に実施できるため PT も優れた検査と思われる PT の延長はリバロキサバン濃度に対して直線的また投与量依存的に関連しており 反応性も適切である 200μg/L の濃度 (i.e., 一日 10mg の服用後に想定される血漿濃度 ) は PT を基礎値の 1.5 倍に延長する (20) しかし異なるトロンボプラスチンからの結果の標準化が問題である 市販のトロンボプラスチンは リバロキサバンに対する反応が大きく異なり RecombiPlasTin (Instrumentation Laboratory) および Neoplastin Plus (Diagnostica Stago) で最も反応が良く Innovin (Siemens Healthcare Diagnostics) で最も反応が悪い ( 表 3)(20, 21) 9

10 表 3 リバロキサバン濃度を上昇させるために PT 試験もしくは APTT 試験で使用される市販試薬の反応 性 部分的活性化トロンボプラスチン時間 APTT テストはすぐに利用でき 簡単に実行できる 対照的な結果が報告されているが その延長はリバロキサバン濃度に対して投与量に依存的かつ直線的に関係する (20) 200μg/L が基礎値の約 1.5 倍に APTT を延長するため反応性は適切である (20) が 試薬間の標準化が問題と予想される ( 表 2) リバロキサバン濃度増加の検出に対して 市販試薬によって重大なばらつきが存在し それぞれ最も反応するものと反応しないものとして Actin FS (Siemens Healthcare Diagnostics) と PTT-A (Diagnostica Stago) がある (20)( 表 3) Heptest と drvvt 原則としてこれらの検査は臨床検査室でいつでも利用可能であり 比較的簡単に実施できる 服用量の増加に対する反応性 ( 直線性ではないが ) は適切である Heptest と drvvt で測定すると 200μg/L のリバロキサバン濃度は それぞれ基準値を約 3 倍および 2.5 倍に延長させる (20) しかしその他の検査と比べてこれらの検査の優位性を証明する必要があり 標準化についての情報は存在しない ( 表 2) 選択 これまでに蓄積された経験に基づくと 抗 FXa 測定と PT が血漿中のリバロキサバンの抗凝固効果を測 定する最良の検査である 10

11 アピキサバン アピキサバンについて またこの薬に対する検査室での凝固試験についてはデータが少ない アピキサバン濃度と PT や APTT の延長との関係については 対照的な結果が報告されている (22, 23) アピキサバンで治療された患者に対する二次的な研究で 抗 FXa 測定が評価され (24) 血漿アピキサバン濃度に対して高い相関と十分な反応性を持つことが確認された リバロキサバンに対して既に挙げたこの分析手法の利用のしやすさと標準化の問題が アピキサバンに対しても当てはまる いつ検査を行うべきか? NOAs 活性の開始 / 停止は比較的早いため 検査を実施するタイミングはとても重要である そのため生体内における NOAs の抗凝固効果が生体外での凝固検査で本当に表されていると仮定した場合 検査室での結果を判断する際には服用から血液サンプルの摂取までの時間について慎重に考慮しなくてはならない 一般的に NOAs は摂取 2 時間後に血漿内でピーク値を示し (Cmax) その後数値は減少して摂取後約 12 時間で最低値に達する (Ctrough) 文献によると特に Ctrough で薬物間に違いがある可能性があり リバロキサバンでは 10mg を摂取して 12 時間後には PT ではめったにもしくは全く検知することができないのに対し 200-mg のダビガトロンによる抗凝固効果は摂取してから 12 時間経っても まだ検知することができる ( ピーク活動の約 50%)(14) 採血が行えるタイミングについて判断する際に Cmax もしくは Ctrough 値を考慮すべきかについてはまだ討論がされている (26) この考え方は 例えば薬の蓄積や処方指導への順守 また薬物相互作用などの確認に薬の測定が必要な長期治療中の患者に適用できる しかし患者は有害事象 ( 出血または血栓症 ) が起きている状況下で診断を必要とするため 殆どの状況において採血と薬の血中濃度測定のタイミングに 選択肢がない事を理解する必要がある まとめとしてここまで考察した概念は 検査結果を解釈する場合に注意すべきであると強調している 結果の表現の標準化 VKA と違い結果を用量調節に使用しない NOA 検査では 結果の表現を標準化することは義務ではない しかし 異なる手法や試薬を使用する抗凝固検査センター間で患者に対する管理情報の一般化が行えるため 検査や試薬の間である種の調整がなされていることは喜ばれる そのような標準化は集約された通常の血漿に適切な薬を多く加えて 準備した管理血漿を用いることで達成できるかもしれない これらの管理血漿は適切な検査に対して地元で検査することができ その反応 (i.e., 凝固時間の延長もしくは吸光度の値 ) を各手法 / 試薬や薬に対する特定の管理曲線の作成に用いることができる (16, 19, 27) 検査反応は薬物濃度と直線的に相関していると仮定すると もし手法や試薬毎の管理曲線が存在していた場合 検査で使用した手法 / 試薬が異なっていても患者の血漿サンプルから同じ結果が得られるこのような標準化システムは期待されるだろう 実施された検査の全体的な反応はどれも 薬物濃度によって引き起こ 11

12 された反応と 集められた正常な血漿 (i.e., 凝固活性の基礎値 ) からの反応の両方からなる 異なる健常者からの正常な血漿 ( また異なる個人のセットから準備されまとめられた正常な血漿でも ) では 凝固活性の基礎値に関して同じというわけではない そのため適切な薬を添加した異なる正常血漿から観察された管理曲線が 異なる検査反応と薬物濃度との関係において同じ傾斜を示すと仮定するのは短絡的過ぎる したがってこの手順を用いた標準化は 現在考えられているほど安易に達成することはできない さらにこの標準化のシステムでは 各 NOA と手法のための特定の管理血漿のセットを準備することが必要であり求められている 少なくとも凝固分析に対するもう一つの適切な結果の標準化システムは 患者の凝固時間と正常な凝固時間を比率として 結果を示すことである 正常な血漿の凝固時間は 適切な NOA で治療されている患者の血漿に比例すると仮定すると これら 2つの値の比率は信頼しうる標準化のシステムかもしれない このシステムは理論的には問題無く 結果の比較状況を改善するかもしれないが 問題を全て解決するわけでは無い ( 下記を参照 ) そのようなアプローチは INR の校正についての原理を利用することで改善できるかもしれない INR は VKAs で治療を受けている患者に対して PT の結果を表現するための効果的な標準化システムとして考案された (13) 診断薬メーカーはトロンボプラスチンに対して国際感受性指標 (ISIVKA) 値を提供しており これは健常者と VKAs が投薬されている患者の血漿を検査するため 標準的なトロンボプラスチンと活動中のトロンボプラスチンから得られた PT の対数変換値 ( 秒 ) の関係を示す直交回帰直線の傾きから計算できる ISIVKA はその後に方程式に従い PT から INRVKA への換算に使用される もし全てのトロンボプラスチンが WHO から提供されている基準値に伝承された場合 検査に使用され たトロンボプラスチンに関わらず どの患者から得られた INR 値も類似する (13) この標準化システム適切な変更を加えることで リバロキサバンの測定における PT の標準化に採用される可能性がある (21) 修正したシステムでは VKAs を服用している患者の PT の結果は リバロキサバンを多く添加した正常な血漿から得られた PT 値と差し替える その後ペアのデータ ( 標準 vs 活動中のトロンボプラスチン ) は ISI として妥当なリバロキサバン (ISI リバロキサバン ) の推定に用いられる (21) この作業はこのような標準化システムが実現可能であり リバロキサバンを服用している患者に対する PT 結果において トロンボプラスチンによるばらつきを最小限に抑えることができる事を証明している (21) このシステムに対してはリバロキサバンおよび ISI リバロキサバン値を求めるため 事前に共通基準に対して値が伝承された 6 つの商業用トロンボプラスチンを加えた血漿に対する検査から妥当性が確認された (21) これらの血漿の結果は適切な値の伝承により 次のように表現される 12

13 結果を PT 比 INRVKA INR リバロキサバンとして表した際 異なるトロンボプラスチンからの不正確度 (CV として評価 ) は それぞれ 14% 29% そして 2% であった (21) これらの結果は この標準化システムは実現可能であり トロンボプラスチン間における不正確度を縮小させるのに効果的であることを示している さらにリバロキサバンを服用している患者に対しては トロンボプラスチン間の不正確度を劇的に拡大してしまうため INRVKA として表してある結果は使用すべきでない事を示している この標準化システムが 他の凝固検査や NOAs に対しても用いることができるかについては 今後の調査が必要である 共通の止血パラメーターに対する NOAs の干渉効果 NOAs を服用している患者は アンチトロンビン プロテイン C プロテイン S 活性化プロテイン C (APC) 抵抗性 (APC-R) フィブリノーゲン ループスアンチコアグラント (LA) の検出など共通している止血パラメーターについて 時折検査が行われることがある 医師や検査室で働く者は これらのパラメーターが検査手法によっては 使用されている薬に大きく影響を受け変動する場合があることを必ず認識しているはずである ( 表 4) 下にいくつかの例を示す 表 4 共通の止血パラメーターの測定に対する新規経口抗凝固薬による干渉 アンチトロンビン もしリバロキサバンやダビガトロンが使用されており アンチトロンビン抑制活動が FXa もしくはトロンビンで測定された場合 アンチトロンビン活動は過大評価される (25, 28-30) このような結果が生じるのは アンチトロンビン抑制活動は通常適切な酵素を大量に入れた検査対象の血漿の FXa 残量 もしくはトロンビン活性を測定するためである 従ってこれらの分析ではアンチトロンビンのみではなく リバロキサバンやダビガトロンによっても FXa またはトロンビンが抑制されて アンチトロンビン抑制活動が過大評価されると説明できる 患者がダビガトロンもしくはリバロキサバンで治療を受けている際は FXa もしくはトロンビンを標的酵素とする手法をそれぞれ使うことで過大評価を防ぐことができる ( 表 4) 13

14 フィブリノーゲン もし凝固活動を Clauss 法で測定し 使用している薬がダビガトロンであった場合 フィブリノーゲンは非常に過小評価される場合がある これは Clauss 法が外因性のトロンビンによるフィブリノーゲンから フィブリンへの変換を基にしているためであり 驚くことではない そのためダビガトロンによる外因性トロンビンの抑制は フィブリノーゲン濃度の過小評価につながる (28, 30) 過小評価の度合いは検査に用いる手法により (28) 濃度 (30) や / もしくは検査に用いるトロンビンの種類が 重要な役割を果たすことを示唆している ( 表 4) APC 抵抗性 APC-R は APTT を用いた手法で 外因性 APC の有無に違いがある検査用の血漿から得られた凝固時間を比率として評価する (31) 定義として小さな比率ほど 大きな APC-R 値を示す (31) 高い濃度のダビガトロン (28) もしくはリバロキサバン (29) を投与された FV の野生型を持つ個人 または FV の Leiden 突然変異型を持つ者からの血漿サンプルから高い比率が観察される プロトロンビナーゼのレベルにおける凝固活性を基にした手法は影響しない ( 表 4)(28, 29) ループスアンチコアグラント NOAs のループスアンチコアグラント検査に対する干渉についての経験はまだとても少ないが LA 検出に推奨されている (32)dRVVT と APTT を用いた検査からの凝固時間は ダビガトロンもしくはリバロキサバンの投与量に依存して延長されるため それらの治療を受けている患者における LA 検出を難しくしている ( 表 4) 一般的に NOAs は プロテイン C とプロテイン S の機能検定を含む凝固検査に基づく 全ての止血パラメーターの測定に影響すると思われる そのためこれらのパラメーターに対する検査は 治療中止後 (1 週間 ) が推奨される もし中止することが不可能であれば 結果は注意して評価されるべきであり 誤診や誤分類を回避するため 医師は干渉の可能性について伝えられるべきである 結語 NOAs を投与されている患者に対しては 検査室でのモニタリングが必要ないとする供述を 総論の冒頭や NOAs に関する学会で耳にしているかもしれない 事実ではあるが 臨床医が NOAs を扱う際に検査はもう必要ないと誤って安心しているかもしれず この概念は誤解や危険の可能性を高めるほどに強調されている その反対に この供述が短絡過ぎであることがこれまでの証拠から示されている 近年発表された興味深く模範的な病例報告 (11) は この状況の実例である 慢性腎不全を患い 150mg のダビガトロンを日に二回服用している 79 歳の男性が 心臓手術を必要としていた そのため手術 2 日前にダ 14

15 ビガトロンによる治療を中止し 術前にトラネキサム酸と標準的なヘパリン抗凝固薬が投与され 術後にヘパリン逆転に加えて硫酸プロタミンが彼に与えられた トラネキサム酸 プロタミン クリオプレシピテートを追加で与えられ また血漿と血小板が注入されたにも関わらず 患者は術後に深刻な出血を発生させた 患者はその後 心臓に考慮した服用量 の rfiia を 3 回与えられたが 出血をコントロールすることはできなかった この時点で TCT を測定し その値は 129 s ( 基準値は <30 s) であった 血友病を考慮した服用量 の rfiia を二度追加することで 出血を解決することができた この病例報告から 我々は手術 2 日前にダビガトロンを摂取していなくても 治療中のダビガトロン濃度を維持していることで (TCT の延長によって示された ) 規模の大きな術後の出血を生じることを学ぶ 患者の腎不全によってダビガトロンがまだ循環に残っていたことを 術前に TCT を測定していれば明らかにできた この過度な短絡的思考による危険のもう一つの例が ダビガトロンの利用についての Harper ら (33) による最近の報告にある ダビガトロンで治療を受けていた 研究に参加した患者のかなりの割合が出血していた 彼らの既往歴についての調査は 出血のリスク因子 (i.e., 処方に関する誤り 腎不全など ) を確認したが これらの患者は出血の最中に検査を行わなかったようであった もしかしたら TCT や ECT などの簡単な検査を行うことで 出血傾向に全体的な異常が生じていたかを明らかにする助けができたかもしれない 一つ示唆できることとして 一度治療が定常状態に達した全ての患者に対して 検査を行うことが挙げられる この基礎値は出血時に得られた値と比較することができ 検査が治療前に出血のリスク要因が明白でなかった患者を見分けるのに 役に立つかを調べる機会を得ることができる まとめとして NOAs で治療を受けている患者に対して 検査を必要ないとする供述は過度に短絡的で あり たとえ ( 検査を基にした ) 用量調節が必要ないかもしれないとはいえ 多くの状況で抗凝固系に対す る何らかの検査が有益と思われる ( 訳者 : 香川雅春 ) 脚注 3 一般的ではない略語 : VKA, ビタミン K 拮抗薬 ; UFH, 未分画ヘパリン ; LMWH, 低分子ヘパリン ; NOA, 新規経口抗凝固薬 ; FXa, 活性因子 X; INR, 国際標準比 ; rfviia, 遺伝子組換え活性型 FVII; PT, プロトロンビン時間 ; APTT, 活性化部分トロンボプラスチン時間 ; drvvt, 希釈ラッセル蛇毒試験 ; TCT, トロンビン凝固時間 ; ECT, エカリン凝固時間 ; Cmax, 血漿中ピーク NOA 濃度 ; Ctrough, 血漿中天底 NOA 濃度 ; ISIVKA, VKA の国際感受性指標 ; APC, 活性化プロテイン C; APC-R, APC 抵抗性 ; LA, ルーパスアンチコアグラント. 15

16 著者の貢献 : 全ての著者は本稿の知的内容に対して貢献し 次の 3 つの条件を満たしていることを確認 した : (a) 考え方や試験デザイン データ収集もしくはデータ解析と評価に対する重要な貢献 ; (b) 論 文の知的内容に対する下書きと見直し ; そして (c) 論文掲載前の最終確認 Authors' Disclosures or Potential Conflicts of Interest: No authors declared any potential conflicts of interest. Received for publication May 31, Accepted for publication August 3, The American Association for Clinical Chemistry References 1. Cushman M, Tsai AW, White RH, Heckbert SR, Rosamond WD, Enright P, Folsom AR. Deep vein thrombosis and pulmonary embolism in two cohorts: the longitudinal investigation of thromboembolism etiology. Am J Med 2004;117: Gray E, Mulloy B, Barrowcliffe TW. Heparin and low-molecular-weight heparin. Thromb Haemost 2008;99: Petitou M, Casu B, Lindahl U , a critical period in the history of heparin: the discovery of the antithrombin binding site. Biochimie 2003;85: Basu D, Gallus A, Hirsh J, Cade J. A prospective study of the value of monitoring heparin treatment with the activated partial thromboplastin time. N Engl J Med 1972;287: Wittkowsky AK. Warfarin and other coumarin derivatives: pharmacokinetics, pharmacodynamics, and drug interactions. Semin Vasc Med 2003;3: Singer DE, Albers GW, Dalen JE, Fang MC, Go AS, Halperin JL, et al. Antithrombotic therapy in atrial fibrillation: American College of Chest Physicians Evidence-Based Clinical Practice Guidelines (8th Edition). Chest 2008;133(6 Suppl):546S 92S. 7. Salem DN, O'Gara PT, Madias C, Madias C, Pauker SG. Valvular and structural heart disease: American College of Chest Physicians Evidence-Based Clinical Practice Guidelines (8th Edition). Chest 2008;133(6 Suppl):593S 629S. 16

17 8. Kearon C, Kahn SR, Agnelli G, Goldhaber S, Raskob GE, Comerota AJ. Antithrombotic therapy for venous thromboembolic disease: American College of Chest Physicians Evidence-Based Clinical Practice Guidelines (8th Edition). Chest 2008;133(6 Suppl):454S 545S. 9. Oake N, Fergusson DA, Forster AJ, van Walraven C. Frequency of adverse events in patients with poor anticoagulation: a meta-analysis. Can Med Assoc J 2007;176: Tripodi A, Palareti G. New anticoagulant drugs for treatment of venous thromboembolism and stroke prevention in atrial fibrillation. J Intern Med 2012;271: Warkentin TE, Margetts P, Connolly SJ, Lamy A, Ricci C, Eikelboom JW. Recombinant factor VIIa (rfviia) and hemodialysis to manage massive dabigatran-associated postcardiac surgery bleeding. Blood 2012;119: Eerenberg ES, Kamphuisen PW, Sijpkens MK, Meijers JC, Buller HR, Levi M. Reversal of rivaroxaban and dabigatran by prothrombin complex concentrate: a randomized, placebo-controlled, crossover study in healthy subjects. Circulation 2011;124: Van den Besselaar AMHP, Poller L, Tripodi A. WHO Expert Committee on Biological Standardization. Guidelines for thromboplastins and plasma used to control oral anticoagulant therapy. WHO Technical Report Series no Geneva: WHO; p Stangier J, Rathgen K, Staehle H, Gansser D, Roth W. The pharmacokinetics, pharmacodynamics and tolerability of dabigatran etexilate, a new oral direct thrombin inhibitor, in healthy male subjects. Br J Clin Pharmacol 2007; 64: Nowak G, Bucha E. Quantitative determination of hirudin in blood and body fluids. Semin Thromb Hemost 1996;22: van Ryn J, Stangier J, Haertter S, Liesenfeld KH, Wienen W, Feuring M, Clemens A. Dabigatran etexilate a novel, reversible, oral direct thrombin inhibitor: interpretation of coagulation assays and reversal of anticoagulant activity. Thromb Haemost 2010;103: Stangier J, Feuring M. Using the HEMOCLOT direct thrombin inhibitor assay to determine plasma concentrations of dabigatran. Blood Coagul Fibrinolysis 2012;23: Samama MM, Amiral J, Guinet C, Perzborn E, Depasse F. An optimised, rapid chromogenic assay, specific for measuring direct factor Xa inhibitors (rivaroxaban) in plasma. Thromb Haemost 2010;104:

18 19. Samama MM, Contant G, Spiro TE, Perzborn E, Guinet C, Gourmelin Y, et al., for the Rivaroxaban Anti-Factor Xa Chromogenic Assay Field Trial Laboratories. Evaluation of the anti-factor Xa chromogenic assay for the measurement of rivaroxaban plasma concentrations using calibrators and controls. Thromb Haemost 2012;107: Samama MM, Martinoli JL, LeFlem L, Guinet C, Plu-Bureau G, Depasse F, Perzborn E. Assessment of laboratory assays to measure rivaroxaban an oral, direct factor Xa inhibitor. Thromb Haemost 2010;103: Tripodi A, Chantarangkul V, Guinet C, Samama MM. The international normalized ratio calibrated for rivaroxaban has the potential to normalize prothrombin time results for rivaroxaban-treated patients: results of an in vitro study. J Thromb Haemost 2011;9: Barrett YC, Wang Z, Shenker A. Clinical laboratory measurement of direct factor Xa inhibitors: Anti-Xa assay is preferable to prothrombin time assay. Thromb Haemost 2010;104: Becker RC, Alexander JH, Newby LK, Yang H, Barrett Y, Mohan P, et al. Effect of apixaban, an oral and direct factor Xa inhibitor, on coagulation activity biomarkers following acute coronary syndrome. Thromb Haemost 2010;104: Becker RC, Yang H, Barrett Y, Mohan P, Wang J, Wallentin L, Alexander JH. Chromogenic laboratory assays to measure the factor Xa-inhibiting properties of apixaban an oral, direct and selective factor Xa inhibitor. J Thromb Thrombolysis 2011;32: Mani H, Hesse C, Stratmann G, Lindhoff-Last E. Rivaroxaban differentially influences ex vivo global coagulation assays based on the administration time. Thromb Haemost 2011;106: Douxfils J, Mullier F, Robert S, Chatelain C, Chatelain B, Dogné JM. Impact of dabigatran on a large panel of routine or specific coagulation assays. Laboratory recommendations for monitoring of dabigatran etexilate. Thromb Haemost 2012;107: Samama MM, Contant G, Spiro TE, Perzborn E, Flem LL, Guinet C, et al. Evaluation of the prothrombin time for measuring rivaroxaban plasma concentrations using calibrators and controls: results of a multicenter field trial. Clin Appl Thromb Hemost 2012;18: Lindahl TL, Baghaei F, Blixter IF, Gustafsson KM, Stigendal L, Sten-Linder M, et al., and from the expert group on coagulation of the External Quality Assurance in Laboratory Medicine in Sweden. Effects of the oral, direct thrombin inhibitor dabigatran on five common coagulation assays. Thromb Haemost 2011;105:

19 29. Hillarp A, Baghaei F, Fagerberg Blixter I, Gustafsson KM, Stigendal L, Sten-Linder M, et al. Effects of the oral, direct factor Xa inhibitor rivaroxaban on commonly used coagulation assays. J Thromb Haemost 2011;9: Halbmayer WM, Weigel G, Quehenberger P, Tomasits J, Haushofer AC, Aspoeck G, et al. Interference of the new oral anticoagulant dabigatran with frequently used coagulation tests. Clin Chem Lab Med 2012;50: Dahlbäck B, Carlsson M, Svensson PJ. Familial thrombophilia due to a previously unrecognized mechanism characterized by poor anticoagulant response to activated protein C: prediction of a cofactor to activated protein C. Proc Natl Acad Sci U S A 1993;90: Pengo V, Tripodi A, Reber G, Rand JH, Ortel TL, Galli M, De Groot PG. Update of the guidelines for lupus anticoagulant detection. J Thromb Haemost 2009;7: Harper P, Young L, Merriman E. Bleeding risk with dabigatran in the frail elderly. N Engl J Med 2012;366:

PDFfl[ŁiŠp_Œ{Ł¶…g…fi…{Łt‡«.pdf

PDFfl[ŁiŠp_Œ{Ł¶…g…fi…{Łt‡«.pdf 診断 治療 技術講座 2018; 29 4 : 413-420 APTT 波形解析 APTT waveform Hideo WADA Key words: APTT, waveform, hemophilia, anticoagulant therapy 1978 1982 1982 1983 1985 NIH 1985 2000 / 2008 1 activated partial thromboplastin

More information

2 はじめに 血栓症とは 140 2/3 4 DIC: disseminated intravascular coagulation 3 Virchow's triad : R. K. Virchow 表 1 各種静脈血栓症の発症要因 C S C Factor V Leiden*

2 はじめに 血栓症とは 140 2/3 4 DIC: disseminated intravascular coagulation 3 Virchow's triad : R. K. Virchow 表 1 各種静脈血栓症の発症要因 C S C Factor V Leiden* 1 総 説 血栓症治療薬の進歩 - 新しい経口抗凝固薬を中心に - 鈴木 宏治 キーワード :Xa DIC 要旨 NVAF DVT PE 3 Virchow's triad K Xa NVAF DVT PE 2 はじめに 血栓症とは 140 2/3 4 DIC: disseminated intravascular coagulation 3 Virchow's triad : R. K. Virchow

More information

本扉.indd

本扉.indd 第 1 章 抗血栓治療の種類とその実際 A 抗血栓薬の種類と使用の実際の概説 : 欧米との比較における本邦の特徴 日本人の死因の第 1 位は悪性腫瘍である 1). 悪性腫瘍を免れた集団の多くは心筋梗塞, 脳梗塞などの血栓性疾患により死に至る. 死因の 1 位が血栓性疾患である心臓病である米国に比較して, 本邦の血栓性疾患のインパクトが低い理由の 1 つである. 昨今, 抗血栓薬に関する情報が急速に本邦にも伝達されるようになった.

More information

平成20年5月20日

平成20年5月20日 平成 30 年 1 月 9 日新潟大学 副作用の少ない新規脳梗塞予防薬の作用メカニズムが明らかに JSPS( 日本学術振興会 ) 基盤研究の一環として, 本学大学院医歯学総合研究科の和泉大輔助注教, 南野徹教授らは, 作用時間が短いはずの新規経口抗凝固薬 1 が, 作用時間の長い既存の注脳梗塞予防薬ワルファリン 2 と同等かそれ以上に脳梗塞の予防効果が高いことを裏付ける作用メカニズムについて明らかにしました

More information

心電図34-2

心電図34-2 高 齢 者 が 増 え 続 ける 今, 脳 梗 塞 にいかに 立 ち 向 かうか 各 種 抗 凝 固 薬 の 特 徴 とリスク 評 価 Characteristics of Various Anticoagulants and Evaluation Methods for Risk of Bleeding and Thrombosis 家 子 正 裕 北 海 道 医 療 大 学 歯 学 部 内 科

More information

‹Àfi¡‚¾”O/…_…C…W…F…X…g/01-01

‹Àfi¡‚¾”O/…_…C…W…F…X…g/01-01 2002 2003 Guidelines for the Diagnosis,Treatment and Prevention of Pulmonary Thromboembolism and Deep Vein Thrombosis (JCS 2004) h 1 2 3 1 1 2 2-1 2-2 2-3 2-4 2-5 2-6 2 1 2 2-1 2-2 3 1 2 4 Circulation

More information

要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品

要望番号 ;Ⅱ-183 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者学会 ( 該当する ( 学会名 ; 日本感染症学会 ) ものにチェックする ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 1 位 ( 全 8 要望中 ) 要望する医薬品 要望内容 成分名 ( 一般名 ) 販売名 会社名 国内関連学会 未承認薬 適応 外薬の分類 ( 該当するものにチェックする )

More information

日経メディカルの和訳の図を見ても 以下の表を見ても CHA2DS2-VASc スコアが 2 点以上で 抗凝固療法が推奨され 1 点以上で抗凝固療法を考慮することになっている ( 参考文献 1 より引用 ) まあ 素直に CHA2DS2-VASc スコアに従ってもいいのだが 最も大事なのは脳梗塞リスク

日経メディカルの和訳の図を見ても 以下の表を見ても CHA2DS2-VASc スコアが 2 点以上で 抗凝固療法が推奨され 1 点以上で抗凝固療法を考慮することになっている ( 参考文献 1 より引用 ) まあ 素直に CHA2DS2-VASc スコアに従ってもいいのだが 最も大事なのは脳梗塞リスク CHA2DS2-VASc スコア / HAS-BLED スコア (101105) 欧州心臓学会 (ESC2010) で 新しい心房細動 (AF) ガイドラインが発表された CHADS2 スコアにやっと慣れつつあったところだが CHA2DS2-VASc スコアやら HAS-BLED スコアなんて言葉が並んでいて混乱 どうやら CHADS2 スコアが 0~1 点の場合でもリスクを評価して抗凝固療法に結びつけるという流れのようだ

More information

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社

オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社 オクノベル錠 150 mg オクノベル錠 300 mg オクノベル内用懸濁液 6% 2.1 第 2 部目次 ノーベルファーマ株式会社 Page 2 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 第 2 部 :CTD の概要 ( サマリー ) 2.1 CTD の目次 ( 第 2 部から第 5 部 ) 2.2 諸言 2.3 品質に関する概括資料 2.3.I 諸言 2.3.S 原薬 ( オクスカルバゼピン,

More information

診療のガイドライン産科編2014(A4)/fujgs2014‐114(大扉)

診療のガイドライン産科編2014(A4)/fujgs2014‐114(大扉) !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! α!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

More information

Microsoft PowerPoint - R-stat-intro_12.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - R-stat-intro_12.ppt [互換モード] R で統計解析入門 (12) 生存時間解析 中篇 準備 : データ DEP の読み込み 1. データ DEP を以下からダウンロードする http://www.cwk.zaq.ne.jp/fkhud708/files/dep.csv /fkh /d 2. ダウンロードした場所を把握する ここでは c:/temp とする 3. R を起動し,2. 2 の場所に移動し, データを読み込む 4. データ

More information

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の

CQ1: 急性痛風性関節炎の発作 ( 痛風発作 ) に対して第一番目に使用されるお薬 ( 第一選択薬と言います ) としてコルヒチン ステロイド NSAIDs( 消炎鎮痛剤 ) があります しかし どれが最適かについては明らかではないので 検討することが必要と考えられます そこで 急性痛風性関節炎の [web 版資料 1 患者意見 1] この度 高尿酸血症 痛風の治療ガイドライン の第 3 回の改訂を行うことになり 鋭意取り組んでおります 診療ガイドライン作成に患者 市民の立場からの参加 ( 関与 ) が重要であることが認識され 診療ガイドライン作成では 患者の価値観 希望の一般的傾向 患者間の多様性を反映させる必要があり 何らかの方法で患者 市民の参加 ( 関与 ) に努めるようになってきております

More information

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問

3. 安全性本治験において治験薬が投与された 48 例中 1 例 (14 件 ) に有害事象が認められた いずれの有害事象も治験薬との関連性は あり と判定されたが いずれも軽度 で処置の必要はなく 追跡検査で回復を確認した また 死亡 その他の重篤な有害事象が認められなか ったことから 安全性に問 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにフェキソフェナジン塩酸塩は 第二世代抗ヒスタミン薬の一つであり 抗原抗体反応に伴って起こる肥満細胞からのヒスタミンなどのケミカルメディエーターの遊離を抑制すると共に ヒスタミンの H1 作用に拮抗することにより アレルギー症状を緩和する 今回 フェキソフェナジン塩酸塩錠 6mg

More information

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2

ータについては Table 3 に示した 両製剤とも投与後血漿中ロスバスタチン濃度が上昇し 試験製剤で 4.7±.7 時間 標準製剤で 4.6±1. 時間に Tmaxに達した また Cmaxは試験製剤で 6.3±3.13 標準製剤で 6.8±2.49 であった AUCt は試験製剤で 62.24±2 ロスバスタチン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロスバスタチンは HMG-CoA 還元酵素を競合的に阻害することにより HMG-CoA のメバロン酸への変更を減少させ コレステロール生合成における早期の律速段階を抑制する高コレステロール血症治療剤である 今回 ロスバスタチン錠 mg TCK とクレストール 錠 mg の生物学的同等性を検討するため

More information

内因性疾患の VTE 予防 慈恵 ICU 勉強会

内因性疾患の VTE 予防 慈恵 ICU 勉強会 内因性疾患の VTE 予防 慈恵 ICU 勉強会 F A S T H U G F A S T H U G Thromboembolism prophylaxis ? F A S T H U G Thromboembolism prophylaxis 239/2388 83% 3% Autopsy proven pulmonary embolism in hospital patients: are

More information

前回処方薬のワーファリン錠からリクシアナ錠に切り替えることについて 処方医から患者に休薬期間の指示はなかった また 患者に PT-INR について確認したが分からないという返答であった PT-INR 等が治療域下限以下になった上での切り替えであるか不明であるため疑義照会を行った 疑義照会の会話例 患

前回処方薬のワーファリン錠からリクシアナ錠に切り替えることについて 処方医から患者に休薬期間の指示はなかった また 患者に PT-INR について確認したが分からないという返答であった PT-INR 等が治療域下限以下になった上での切り替えであるか不明であるため疑義照会を行った 疑義照会の会話例 患 分類 重複相互作用 禁忌 慎重投与 ワーファリン錠からリクシアナ錠への 切り替え 休薬期間は? 医薬品名 :( 左 ) ワーファリン錠 1 mg ( 右 ) リクシアナ錠 30 mg 2016 年 5 月 27 日 75 歳女性循環器科処方内容 ( 疑義照会前 ) ネキシウムカプセル 20 mg 1 C 1 日 1 回 朝食後 28 日分 リクシアナ錠 30 mg 1 錠 1 日 1 回 朝食後 28

More information

E Societe de Pathologie Infectieuse de Langue Francaise (, 1991) E Spanish Thoracic Society (1992) E American Thoracic Society (ATS : 1993. ü ù2001 ) E British Thoracic Society (1993, ü è2001 ) E Canadian

More information

データの取り扱いについて (原則)

データの取り扱いについて (原則) 中医協費 - 3 2 5. 1. 2 3 データの取り扱いについて 福田参考人提出資料 1. 総論 1 費用効果分析で扱うデータ 費用や効果を積算する際は 様々なデータを取り扱う データを取り扱う際の考え方を整理しておく必要がある (1) 評価対象の医療技術及び比較対照の医療技術の 費用 と 効果 を別々に積算する 費用効果分析の手順 (2) 評価対象の医療技術と比較対照の医療技術との増分費用効果比の評価を行う

More information

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性

抗菌薬の殺菌作用抗菌薬の殺菌作用には濃度依存性と時間依存性の 2 種類があり 抗菌薬の効果および用法 用量の設定に大きな影響を与えます 濃度依存性タイプでは 濃度を高めると濃度依存的に殺菌作用を示します 濃度依存性タイプの抗菌薬としては キノロン系薬やアミノ配糖体系薬が挙げられます 一方 時間依存性 2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており

More information

PDFfl[ŁiŠp_Œ{Ł¶…g…fi…{Łt‡«.pdf

PDFfl[ŁiŠp_Œ{Ł¶…g…fi…{Łt‡«.pdf 特集 : 静脈血栓塞栓症の予防の現状と今後の課題 2018; 29 4 : 343-347 整形外科領域における新しい VTE 予防ガイドライン : 作成の経緯と概要 Outline of new venous thromboembolism prevention guidelines in patients undergoing orthopedic surgery: ircumstances and

More information

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを

シプロフロキサシン錠 100mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを シプロフロキサシン錠 mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにシプロフロキサシン塩酸塩は グラム陽性菌 ( ブドウ球菌 レンサ球菌など ) や緑膿菌を含むグラム陰性菌 ( 大腸菌 肺炎球菌など ) に強い抗菌力を示すように広い抗菌スペクトルを有し 上気道感染症 尿路感染症 皮膚感染症などに有効なニューキノロン系の合成抗菌剤である シプロキサン 錠

More information

Microsoft Word - 第14回定例会_平田様_final .doc

Microsoft Word - 第14回定例会_平田様_final .doc クロスオーバー実験のデザインと解析 - テレメトリー法によ る QT/QTc 試験の実データを用いた検討 - II. クロスオーバー実験の統計解析 4) 有意差検定と信頼区間方式の解析の比較 平田篤由 薬理統計グループ安全性薬理チーム 要約 : ヒトの QT/QTc 評価試験における判断基準は,QTc 間隔の 95% 信頼区間の上限が 10ms を越えるかどうかである. 一方, 非臨床試験のイヌを用いたテレメトリー

More information

Microsoft Word - (Web) URA修正プレスリリース案

Microsoft Word - (Web) URA修正プレスリリース案 国立大学法人熊本大学 平成 28 年 1 月 26 日 報道機関各位 熊本大学 新しい抗血栓療法時代の評価法 - 複数の抗血栓薬の効果判定を一つの機器で - 熊本大学大学院生命科学研究部循環器内科学 ( 小川久雄客員教授 国立循環器病研究センター副院長 ) の海北幸一講師 有馬勇一郎医師 伊藤美和医師 末田大輔特任助教らは 虚血性心疾患 心房細動などの不整脈や 深部 静脈血栓症 ( いわゆるエコノミークラス症候群

More information

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル 1mg は 1 カプセル中ロペラミド塩酸塩 1 mg を含有し消化管から吸収されて作用を発現する このことから

More information

Microsoft Word - Ⅲ-11. VE-1 修正後 3.14.doc

Microsoft Word - Ⅲ-11. VE-1 修正後 3.14.doc 平成 18 年度厚生労働科学研究費補助金 ( 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業 ) 日本人の食事摂取基準 ( 栄養所要量 ) の策定に関する研究 主任研究者柴田克己滋賀県立大学教授 Ⅲ. 分担研究者の報告書 11. 高 α- トコフェロールあるいは高 γ- トコフェロール摂取に伴うビタミン E の 血中濃度変化と運動トレーニングの影響 分担研究者森口覚 山口県立大学教授 研究要旨ビタミン E

More information

特殊病態下感染症における抗菌薬治験の手引き作成委員会報告書(案)

特殊病態下感染症における抗菌薬治験の手引き作成委員会報告書(案) VOL.51 NO.6 JUNE 2003 JUNE 2003 9) Niederman MS et al: Guidelines for the management of adults with community-acquired pneumonia. Diagnosis, assessment of severity, antimicrobial therapy and prevention.

More information

新しい経口抗凝固薬 薬剤部 鮎川英明

新しい経口抗凝固薬 薬剤部 鮎川英明 新しい経口抗凝固薬 2013.8.20 薬剤部 鮎川英明 経口抗凝固薬の現状 経口抗凝固薬として使用されるのは ワルファリンのみであった ワルファリンは 至適用量域の狭さ 定期的モニタリング 食事制限 他の薬物との相互作用があり出血性副作用のリスクも問題視されている 新規経口抗凝固薬は 抗凝固活性のモニタリングによる用量調整を不要とし より簡便な投与方法にてワルファリンと同等の効果を有する 非弁膜症性心房細動患者以外のデータがまだないなど

More information

ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ

ン (LVFX) 耐性で シタフロキサシン (STFX) 耐性は1% 以下です また セフカペン (CFPN) およびセフジニル (CFDN) 耐性は 約 6% と耐性率は低い結果でした K. pneumoniae については 全ての薬剤に耐性はほとんどありませんが 腸球菌に対して 第 3 世代セフ 2012 年 12 月 5 日放送 尿路感染症 産業医科大学泌尿器科学教授松本哲朗はじめに感染症の分野では 抗菌薬に対する耐性菌の話題が大きな問題点であり 耐性菌を増やさないための感染制御と適正な抗菌薬の使用が必要です 抗菌薬は 使用すれば必ず耐性菌が出現し 増加していきます 新規抗菌薬の開発と耐性菌の増加は 永遠に続く いたちごっこ でしょう しかし 近年 抗菌薬の開発は世界的に鈍化していますので

More information

H29_第40集_大和証券_研究業績_C本文_p indd

H29_第40集_大和証券_研究業績_C本文_p indd 慢性腎臓病 (CKD) における危険因子としての食後高血糖の検討 独立行政法人国立病院機構千葉東病院臨床研究部 糖尿病研究室長関直人 はじめに 1. 研究の背景慢性腎臓病 (CKD) は 動脈硬化 腎機能低下 末期腎不全 心血管イベントなどの危険因子であることが報告されている (1) 一方で食後高血糖もまた 動脈硬化 心血管イベントの危険因子であることが報告されている (2) 食後高血糖の検出には持続血糖モニタリング

More information

07シリーズ特集Dr.北島.indd

07シリーズ特集Dr.北島.indd 血栓止血誌 19(4) : 462~466, 2008 V 屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈 5 The clinical laboratory tests of blood coagulation and fibrinolysis 北島 * 勲 Isao KITAJIMA * Key words: new concept of in vivo blood coagulation mechanism,

More information

第21回 肺塞栓症研究会 ディベート1 静脈血栓塞栓症予防 アスピリンは是か非か あくまでピンチヒッターでしかないアスピリン 藤田 悟 いて実証された報告は Pulmonary Embolism Preven- はじめに 6) tion(pep)試験 と The Warfarin and Aspir

第21回 肺塞栓症研究会 ディベート1 静脈血栓塞栓症予防 アスピリンは是か非か あくまでピンチヒッターでしかないアスピリン 藤田 悟 いて実証された報告は Pulmonary Embolism Preven- はじめに 6) tion(pep)試験 と The Warfarin and Aspir 第21回 肺塞栓症研究会 ディベート1 静脈血栓塞栓症予防 は是か非か あくまでピンチヒッターでしかない 藤田 悟 いて実証された報告は Pulmonary Embolism Preven- はじめに 6) tion(pep)試験 と The Warfarin and Aspirin(WARFA- は シクロオキシゲナーゼ(cyclooxyge- SA)試験 のみである 6) nase COX)-1

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 地域に根差す薬剤師 ~ 処方箋監査と最新の薬物治療に向き合う ~ 第 1 回 : 疾患別シリーズ DOAC の適正使用 2017.4.22 千葉大学医学部附属病院薬剤部山口洪樹 第 102 回薬剤師国家試験 問 324( 実務 ) 処方 2 に含まれるダビガトランエトキシラートによる重篤な副作用である出血の回避や投与量調節のために考慮すべき検査項目は何か? 1. 血清クレアチニン 2.AST 3.

More information

一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検

一次サンプル採取マニュアル PM 共通 0001 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May EGFR 遺伝子変異検 Department of Clinical Laboratory, Kyoto University Hospital 6459 8. その他の検体検査 >> 8C. 遺伝子関連検査受託終了項目 23th May. 2017 EGFR 遺伝子変異検査 ( 院内測定 ) c-erbb/egfr [tissues] 基本情報 8C051 c-erbb/egfr JLAC10 診療報酬 分析物 識別材料測定法

More information

HO_edit 周術期の凝固機能検査.pptx

HO_edit 周術期の凝固機能検査.pptx 周術期凝固機能検査 慈恵 ICU 勉強会 2015.4.21 藤岡頌子 / 鹿瀬陽一 はじめに 凝固異常の評価と血液製剤投与の指標として PT- INR APTTといった標準的な凝固検査 (SLTs standard laboratory tests ) が広く用いられている PT APTT > 1.5 倍 PT- INR > 1.5は凝固障害 という指標を慣習的に用いているが 周術期の凝固障害の評価

More information

試験デザイン :n=152 試験開始前に第 VIII 因子製剤による出血時止血療法を受けていた患者群を 以下のい ずれかの群に 2:2:1 でランダム化 A 群 (n=36) (n=35) C 群 (n=18) ヘムライブラ 3 mg/kg を週 1 回 4 週間定期投与し その後 1.5 mg/k

試験デザイン :n=152 試験開始前に第 VIII 因子製剤による出血時止血療法を受けていた患者群を 以下のい ずれかの群に 2:2:1 でランダム化 A 群 (n=36) (n=35) C 群 (n=18) ヘムライブラ 3 mg/kg を週 1 回 4 週間定期投与し その後 1.5 mg/k 各位 2018 年 5 月 21 日 ヘムライブラ の 2 本の第 III 相国際共同治験の成績を世界血友病連盟 (WFH)2018 世界大会で発表 中外製薬株式会社 ( 本社 : 東京 代表取締役社長 CEO: 小坂達朗 ) は 血友病 A 治療薬ヘムライブラ [ 一般名 : エミシズマブ ( 遺伝子組換え )] について 第 III 相国際共同治験である HAVEN 3 試験 (NCT02847637)

More information

血液学的検査 >> 2B. 凝固 線溶関連検査 >> 2B400. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 B 3.2% クエン酸ナトリウム ( 黒 ) 血液 2 ml 血漿 検体ラベル ( 単項目オーダー時

血液学的検査 >> 2B. 凝固 線溶関連検査 >> 2B400. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 B 3.2% クエン酸ナトリウム ( 黒 ) 血液 2 ml 血漿 検体ラベル ( 単項目オーダー時 6235 2. 血液学的検査 >> 2B. 凝固 線溶関連検査 >> 2B400. coagulation factor 9 連絡先 : 3764 基本情報 2B400 分析物 JLAC10 診療報酬 識別材料 022 血漿 測定法 311 凝固時間測定 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D006 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1 款 検体検査実施料 ( 血液学的検査 ) 29 凝固因子

More information

Microsoft Word - cjs63B9_ docx

Microsoft Word - cjs63B9_ docx 日本人の年齢別推算糸球体濾過量 (egfr) の検討 ~ 協会けんぽ東京支部 76 万人の健診データから ~ 渋谷区医師会 望星新宿南口クリニック院長高橋俊雅 協会けんぽ東京支部保健グループ岡本康子 尾川朋子 目的 企画総務グループ馬場武彦 概要 推算糸球体濾過量 (egfr) は 慢性腎臓病 (CKD) の診断 治療に広く利用さ れているが 個々人の egfr を比較できる年齢別 egfr( 標準値

More information

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因

本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HbA1c 測定系について ~ 原理と特徴 ~ 一般社団法人日本臨床検査薬協会 技術運営委員会副委員長 安部正義 本日の内容 HbA1c 測定方法別原理と特徴 HPLC 法 免疫法 酵素法 原理差による測定値の乖離要因 HPLC 法 HPLC 法原理 高速液体クロマトグラフィー 混合物の分析法の一つ 固体または液体の固定相 ( 吸着剤 ) 中で 液体または気体の移動相 ( 展開剤 ) に試料を加えて移動させ

More information

DocHdl1OnPRS1tmpTarget

DocHdl1OnPRS1tmpTarget 2015; 26 6 : 658-668 自己免疫性出血病 FXIII/13 診断ガイド Guidance on Diagnostic Criteria for Autoimmune Hemorrhaphilia FXIII/13(AHFXIII/13) FXIII/13 659 Contents 1 660 2 660 3 660 4 661 5 661 6 661 7 661 8 661 9 662

More information

Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx

Microsoft PowerPoint - 薬物療法専門薬剤師制度_症例サマリー例_HP掲載用.pptx 薬物療法専門薬剤師の申請 及び症例サマリーに関する Q&A 注意 : 本 Q&A の番号は独立したものであり 医療薬学会 HP にある 薬物療法専門薬剤師制度の Q&A の番号と関連性はありません 薬物療法専門薬剤師認定制度の目的 幅広い領域の薬物療法 高い水準の知識 技術及び臨床能力を駆使 他の医療従事者と協働して薬物療法を実践 患者に最大限の利益をもたらす 国民の保健 医療 福祉に貢献することを目的

More information

全自動血液凝固分析装置コアプレスタ2000の導入および24時間緊急検査対応の検討

全自動血液凝固分析装置コアプレスタ2000の導入および24時間緊急検査対応の検討 Basic examination of an automated coagulation analyzer, Coapresta 2000, and introduction to 24-hour emergency service Yuji Oikawa, Nobuaki Matsumoto, Yukiko Seki and Makoto Suzuki Recently, in addition

More information

世界血友病連盟 (WFH) 発行 World Federation of Hemophilia 2009 年 世界血友病連盟 (WFH) は 非営利の血友病 / 出血性疾患団体による教育目的の WFH 出版物の再配布を推奨しています 本出版物の再印刷 再配布 翻訳の許可を取得するには 下記の広報部の

世界血友病連盟 (WFH) 発行 World Federation of Hemophilia 2009 年 世界血友病連盟 (WFH) は 非営利の血友病 / 出血性疾患団体による教育目的の WFH 出版物の再配布を推奨しています 本出版物の再印刷 再配布 翻訳の許可を取得するには 下記の広報部の インヒビター とは 世界血友病連盟 (WFH) 発行 World Federation of Hemophilia 2009 年 世界血友病連盟 (WFH) は 非営利の血友病 / 出血性疾患団体による教育目的の WFH 出版物の再配布を推奨しています 本出版物の再印刷 再配布 翻訳の許可を取得するには 下記の広報部の住所までご連絡ください 本出版物の PDF ファイルは WFH のホームページ www.wfh.org.

More information

スライド 1

スライド 1 感染と CRP 感染と CRP メニュー 1.Sepsis 1 診断的 価値 Intensive Care Med 2002 2 重症度 3 治療効果 予後判定 判定 Crit Care 2011 Infection 2008 2.ICU Patients 3.VAP Crit Care 2006 Chest 2003 Crit Care Med 2002 Heart & Lung 2011

More information

対象と方法 本研究は 大阪医科大学倫理委員会で承認を受け 対象患者から同意を得た 対象は ASA 分類 1 もしくは 2 の下肢人工関節置換術が予定された患者で 術前に DVT の存在しない THA64 例 TKA80 例とした DVT の評価は 下肢静脈エコーを用いて 術前 術 3 日後 術 7

対象と方法 本研究は 大阪医科大学倫理委員会で承認を受け 対象患者から同意を得た 対象は ASA 分類 1 もしくは 2 の下肢人工関節置換術が予定された患者で 術前に DVT の存在しない THA64 例 TKA80 例とした DVT の評価は 下肢静脈エコーを用いて 術前 術 3 日後 術 7 ( 様式甲 5) 氏 名 下山雄一郎 ( ふりがな ) ( しもやまゆういちろう ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 24 年 6 月 9 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Perioperative risk factors for deep vein thrombosis 学位論文題名 after total hip arthroplasty

More information

Microsoft Word - 1 color Normalization Document _Agilent version_ .doc

Microsoft Word - 1 color Normalization Document _Agilent version_ .doc color 実験の Normalization color 実験で得られた複数のアレイデータを相互比較するためには Normalization( 正規化 ) が必要です 2 つのサンプルを異なる色素でラベル化し 競合ハイブリダイゼーションさせる 2color 実験では 基本的に Dye Normalization( 色素補正 ) が適用されますが color 実験では データの特徴と実験の目的 (

More information

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d

使用上の注意 1. 慎重投与 ( 次の患者には慎重に投与すること ) 1 2X X 重要な基本的注意 1TNF 2TNF TNF 3 X - CT X 4TNFB HBsHBcHBs B B B B 5 6TNF 7 8dsDNA d 2015 5 7 201410 28 TNF 阻害薬 TNFFab シムジア 皮下注 200mg シリンジ Cimzia 200mg Syringe for S.C. Injection セルトリズマブペゴル ( 遺伝子組換え ) 製剤 873999 22400AMX01488000 20132 20133 20155 20079 警告 1. 2. 1 2 X - CT 3. TNF 4. 1 禁忌

More information

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値

あった AUCtはで ± ng hr/ml で ± ng hr/ml であった 2. バイオアベイラビリティの比較およびの薬物動態パラメータにおける分散分析の結果を Table 4 に示した また 得られた AUCtおよび Cmaxについてとの対数値 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK の生物学的同等性試験 ( 口中溶解後 水なし投与 ) バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにモンテルカストナトリウムは アレルギーのメディエーターの 1 つであるロイコトリエン (LT) の受容体の内 cyslt1 受容体を遮断する抗アレルギー薬である 今回 モンテルカストチュアブル錠 5mg TCK とキプレス チュアブル錠 5mg の生物学的同等性を検討するため

More information

Clinical Studies of Anticoagulant Therapy by Monitoring of Heparin Concentration Koki Takahashi, Shunichi Hoshino, Fumio Iwaya, Tuguo Igari, Hirono Sa

Clinical Studies of Anticoagulant Therapy by Monitoring of Heparin Concentration Koki Takahashi, Shunichi Hoshino, Fumio Iwaya, Tuguo Igari, Hirono Sa Clinical Studies of Anticoagulant Therapy by Monitoring of Heparin Concentration Koki Takahashi, Shunichi Hoshino, Fumio Iwaya, Tuguo Igari, Hirono Satokawa, Takashi Ono, Shinya Takase, Kazuya Sato, Koichi

More information

C/NC : committed/noncommitted

C/NC : committed/noncommitted C/NC : committed/noncommitted 110 time post-icd implant 1) The Cardiac Arrhythmia Suppression Trial (CAST) Investigators Preliminary report : Effect of encainaide and flecainide on mortality in a

More information

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出

プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出 プラザキサ服用上の注意 1. プラザキサは 1 日 2 回内服を守る 自分の判断で服用を中止し ないこと 2. 飲み忘れた場合は 同日中に出来るだけ早く1 回量を服用する 次の服用までに 6 時間以上あけること 3. 服用し忘れた場合でも 2 回量を一度に服用しないこと 4. 鼻血 歯肉出血 皮下出血 血尿 血便などの異常出血が出現 した場合は直ちに病院に連絡して下さい ( 088-622-7788)

More information

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ

10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ (ICD10: C91 C95 ICD O M: 9740 9749, 9800 9999) 全体のデータにおける 治癒モデルの結果が不安定であるため 治癒モデルの結果を示していない 219 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 52 52 53 31 29 31 26 23 25 1993 1997 1998 01 02 06 02 06 (Period 法 ) 21 17 55 54

More information

ICU入室と慢性疾患治療薬の中止

ICU入室と慢性疾患治療薬の中止 Association of ICU or Hospital Admission With Unintentional Discontinuation of Medications for Chronic Diseases JAMA 2011; 306(8):840-47 ICU 入室と慢性疾患治療薬の中止 慈恵 ICU 勉強会 Medication errors and adverse drug

More information

1 見出し1,12ポ,日本語ゴシック,英語Arial,段落後は6ポの設定です

1 見出し1,12ポ,日本語ゴシック,英語Arial,段落後は6ポの設定です 8. Page1 8. B 1 5) 6) 2099 2370 50 400 mg 19 (1) 1) (a) 78.9% 30/38 4 3 35.7% 5/14 71.4% 10/1485.7% 12/142 1 83.3% 5/63 2 1 1 1 8. Page2 (b) 2099 1897 82.4% 1562/1897 2 84.0% 1298/1545 3 2 80.4% 472/58779.0%

More information

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会

標準的な健診・保健指導の在り方に関する検討会 第 3 章保健指導対象者の選定と階層化 (1) 保健指導対象者の選定と階層化の基準 1) 基本的考え方生活習慣病の予防を期待できる内臓脂肪症候群 ( メタボリックシンドローム ) の選定及び階層化や 生活習慣病の有病者 予備群を適切に減少させることができたかを的確に評価するために 保健指導対象者の選定及び階層化の標準的な数値基準が必要となる 2) 具体的な選定 階層化の基準 1 内臓脂肪型肥満を伴う場合の選定内臓脂肪蓄積の程度を判定するため

More information

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号

資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 <その他分野 ( 消化器官用薬 解毒剤 その他 )> 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 資料 3 1 医療上の必要性に係る基準 への該当性に関する専門作業班 (WG) の評価 < 代謝 その他 WG> 目次 小児分野 医療上の必要性の基準に該当すると考えられた品目 との関係本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル ( 要望番号 ;II-231) 1 医療上の必要性の基準に該当しないと考えられた品目 本邦における適応外薬ミコフェノール酸モフェチル

More information

医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する

医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する 大阪府立病院機構医療事故公表基準 1 公表の目的この基準は 府立 5 病院における医療事故の公表に関する取り扱いについて必要な事項を定めるものとする 病院職員は 次に掲げる公表の意義を正しく認識し 医療事故防止に努めるものとする (1) 病院職員が事故原因の分析や再発防止への取組みなどの情報を共有化し 医療における安全管理の徹底を図るため 自発的に医療事故を公表していくことが求められていること (2)

More information

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200

別紙様式 (Ⅱ)-1 添付ファイル用 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 200 商品名 : イチョウ葉脳内 α( アルファ ) 安全性評価シート 食経験の評価 1 喫食実績による食経験の評価 ( 喫食実績が あり の場合 : 実績に基づく安全性の評価を記載 ) 弊社では当該製品 イチョウ葉脳内 α( アルファ ) と同一処方の製品を 2003 年 1 月より全国で販売しており これまでに累計 350 万袋以上の販売実績がある 健康被害情報について お客様より健康食品相談室に申告があった内容を解析したところ

More information

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規

られる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規 論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に

More information

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化

どのような便益があり得るか? より重要な ( ハイリスクの ) プロセス及びそれらのアウトプットに焦点が当たる 相互に依存するプロセスについての理解 定義及び統合が改善される プロセス及びマネジメントシステム全体の計画策定 実施 確認及び改善の体系的なマネジメント 資源の有効利用及び説明責任の強化 ISO 9001:2015 におけるプロセスアプローチ この文書の目的 : この文書の目的は ISO 9001:2015 におけるプロセスアプローチについて説明することである プロセスアプローチは 業種 形態 規模又は複雑さに関わらず あらゆる組織及びマネジメントシステムに適用することができる プロセスアプローチとは何か? 全ての組織が目標達成のためにプロセスを用いている プロセスとは : インプットを使用して意図した結果を生み出す

More information

31 Venous thromboembolism VTE Deep vein thrombosis DVT VTE DVT DVT VTE VTE VTE VTE VTE VTE VTE VTE 31.1 VTE (Elastic stocking ES) (Intermittent pneuma

31 Venous thromboembolism VTE Deep vein thrombosis DVT VTE DVT DVT VTE VTE VTE VTE VTE VTE VTE VTE 31.1 VTE (Elastic stocking ES) (Intermittent pneuma 31 Venous thromboembolism VTE Deep vein thrombosis DVT VTE DVT DVT VTE VTE VTE VTE VTE VTE VTE VTE 31.1 VTE (Elastic stocking ES) (Intermittent pneumatic compression ICP) (Low dose unfractionated heparin

More information

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本

Ⅰ. 改訂内容 ( 部変更 ) ペルサンチン 錠 12.5 改 訂 後 改 訂 前 (1) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本剤の作用が増強され, 副作用が発現するおそれがあるので, 併用しないこと ( 過量投与 の項参照) 本剤投与中の患者に本薬の注射剤を追加投与した場合, 本 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい 使用上の注意 改訂のお知らせ 2006 年 1 月日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 注 ) 処方せん医薬品 ( ジピリダモール製剤 ) = 登録商標注 ) 注意 - 医師等の処方せんにより使用すること 謹啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 平素は弊社製品につきましてご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます さて, この度, 自主改訂によりペルサンチン

More information

36:378 第 38 回日本脳卒中学会講演シンポジウム 原著 36: , 要旨 TIA 2 t-pa Key words: stroke registry, stroke subtype, onset-visi

36:378 第 38 回日本脳卒中学会講演シンポジウム 原著 36: , 要旨 TIA 2 t-pa Key words: stroke registry, stroke subtype, onset-visi 36:378 第 38 回日本脳卒中学会講演シンポジウム 原著 36: 378 384, 2014 1 2 要旨 1999 2012 10 31 29 26 80 30 TIA 2 t-pa Key words: stroke registry, stroke subtype, onset-visit time, chronological change はじめに 4 12 23 27 1 Japan

More information

Argatroban

Argatroban Argatroban( スロンノン HI 注 ) 2013/1/22 慈恵 ICU 勉強会薬剤師五十嵐貴之 1 プロフィール 本邦で 1978 年に合成された世界初の選択的抗トロンビン薬 欧米では 2000 年頃より 主にヘパリン起因性血小板減少症 (HIT) の治療剤として使用されている 日本においては脳梗塞の急性期 慢性閉塞動脈症の機能改善が主な適応であったが 2008 年に HITⅡ 型における血栓症の発症抑制に適応を取得している

More information

センシンレンのエタノール抽出液による白血病細胞株での抗腫瘍効果の検討

センシンレンのエタノール抽出液による白血病細胞株での抗腫瘍効果の検討 Evaluation of anti-tumor activity with the treatment of ethanol extract from Andrographis Paniculata in leukemic cell lines Hidehiko Akiyama 1), Kazuharu Suzuki 2), Toshiyuki Taniguchi 2) and Itsuro Katsuda

More information

p _抗血栓療法ガイドライン 総論-02.indd

p _抗血栓療法ガイドライン 総論-02.indd 5 心筋梗塞や脳梗塞は, 血流の速い環境下での血小板の活性化による動脈血栓が主な病態であると考えられている. したがって, これらの疾患の予防には, 抗血小板薬が有効である. 一方, 深部静脈血栓症, 肺塞栓, 心原性脳塞栓症は, 血流の滞留した環境下での凝固因子の活性化による静脈血栓が主な病態であると考えられている. そのため, これらの疾患の発症予防には, 抗凝固薬が用いられる. [A] 抗血小板薬

More information

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」

「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」 2017 年 2 月 1 日 作成者 : 山田さおり 慢性心不全看護エキスパートナース育成コース 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院している心不全患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が慢性心不全看護分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象レベルⅡ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 ( 今年度は院内スタッフを対象にしています ) 期間中 80% 以上参加できる者

More information

Microsoft Word - 日本語要約_4000字_.docx

Microsoft Word - 日本語要約_4000字_.docx 心疾患に罹患したイヌおよびネコの血漿中 N 末端 prob 型ナトリウム利尿ペプチド濃度の診断的意義に関する研究 The diagnostic significance of plasma N-terminal pro-b type natriuretic peptide concentration in dogs and cats with cardiac diseases 学位論文の内容の要約

More information

食道がん化学放射線療法後のsalvage手術

食道がん化学放射線療法後のsalvage手術 2006 2 17 52 Daly JM, et al. J Am Coll Surg 2000;190:562-573 Esophageal Cancer: Results of an American College of Surgeons Patient Care Evaluation Study Daly JM, et al. J Am Coll Surg 2000;190:562-573

More information

日本臨床麻酔学会 vol.30

日本臨床麻酔学会 vol.30 842 Vol.30 No.5/Sep. 2010 術後管理における PCA の上手な使い方 PCA ポンプの特徴と使い方 CADD Legacy ( スミスメディカル社 ) * 大友重明 * 笹川智貴 * 国沢卓之 [ 要旨 ] 硬膜外麻酔の代替鎮痛法の一つとして,intravenous patient-controlled analgesia(iv-pca) は非常に有用な手段である. そして,IV-PCA

More information

Problem P5

Problem P5 問題 P5 メンシュトキン反応 三級アミンとハロゲン化アルキルの間の求核置換反応はメンシュトキン反応として知られている この実験では DABCO(1,4 ジアザビシクロ [2.2.2] オクタン というアミンと臭化ベンジルの間の反応速度式を調べる N N Ph Br N N Br DABCO Ph DABCO 分子に含まれるもう片方の窒素も さらに他の臭化ベンジルと反応する可能性がある しかし この実験では

More information

要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 )

要望番号 ;Ⅱ 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 ) 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 1) 1. 要望内容に関連する事項 要望 者 ( 該当するものにチェックする ) 優先順位 学会 ( 学会名 ; 日本ペインクリニック学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 2 位 ( 全 4 要望中 ) 成分名 ( 一般名 ) 塩酸リドカイン 販売名 0.5%/1%/2% キシロカイン 要望する医薬品要望内容 会社名 国内関連学会

More information

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに

ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに ピルシカイニド塩酸塩カプセル 50mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにピルジカイニド塩酸塩水和物は Vaughan Williams らの分類のクラスⅠCに属し 心筋の Na チャンネル抑制作用により抗不整脈作用を示す また 消化管から速やかに吸収され 体内でもほとんど代謝を受けない頻脈性不整脈 ( 心室性 ) に優れた有効性をもつ不整脈治療剤である

More information

日本血栓止血学会誌 第18巻 第6号

日本血栓止血学会誌 第18巻 第6号 血栓止血誌 18(6) : 563~567,2007 I 屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈屈 4 Preoperative assessment and management of bleeding diathesis and thrombosis 左近賢人 Key words: preoperative assessment, bleeding diathesis, venous thrombosis,

More information

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び

2. 改訂内容および改訂理由 2.1. その他の注意 [ 厚生労働省医薬食品局安全対策課事務連絡に基づく改訂 ] 改訂後 ( 下線部 : 改訂部分 ) 10. その他の注意 (1)~(3) 省略 (4) 主に 50 歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において 選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び - 医薬品の適正使用に欠かせない情報です 必ずお読み下さい - 使用上の注意改訂のお知らせ 2010 年 8 月 製造販売元 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 ( 一般名 : パロキセチン塩酸塩水和物 ) 謹啓時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 弊社医薬品につきまして格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます さて この度 の 使用上の注意 を改訂致しましたのでお知らせ申し上げます なお

More information

Amino Acid Analysys_v2.pptx

Amino Acid Analysys_v2.pptx - α- α- ガスリー法とタンデムマス法の原理 ガスリー法 フェニルアラニンの場合 1 枯草菌のフェニルアラニン依存性菌株を培地で培養 2 乾燥濾紙血をパンチアウトしたディスクを培地上に静置 3 濃度既知のフェニルアラニンを含むディスクを対照として静置 4 濾紙血ディスク周囲の菌成長面積からの比例計算でフェニルアラニン含有濃度を判定 8

More information

目次 Ø Introduc)on Ø Methods Ø 抗血栓薬の種類 Ø Limita)ons Ø Future Direc)ons

目次 Ø Introduc)on Ø Methods Ø 抗血栓薬の種類 Ø Limita)ons Ø Future Direc)ons 慈恵 ICU 勉強会 2016/4/1 平崎貴則 Neurocrit Care (2016) 24:6 46 目次 Ø Introduc)on Ø Methods Ø 抗血栓薬の種類 Ø Limita)ons Ø Future Direc)ons Introduc2on Af の罹患率の増加 高齢化などにより抗血栓薬 ( 抗凝固薬 抗血小板薬 血栓溶解薬 ) の使用は増え続けている Ø 近年 心房細動を有する患者が増加しており

More information

スライド 1

スライド 1 1. 血液の中に存在する脂質 脂質異常症で重要となる物質トリグリセリド ( 中性脂肪 :TG) 動脈硬化に深く関与する 脂質の種類 トリグリセリド :TG ( 中性脂肪 ) リン脂質 遊離脂肪酸 特徴 細胞の構成成分 ホルモンやビタミン 胆汁酸の原料 動脈硬化の原因となる 体や心臓を動かすエネルギーとして利用 皮下脂肪として貯蔵 動脈硬化の原因となる 細胞膜の構成成分 トリグリセリド ( 中性脂肪

More information

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 (

説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ パフォーマンス その他 ( ISO/FDIS 14001 ~ 認証審査における考え方 ~ 2015 年 7 月 13 日 17 日 JAB 認定センター 1 説明項目 1. 審査で注目すべき要求事項の変化点 2. 変化点に対応した審査はどうあるべきか 文書化した情報 外部 内部の課題の特定 リスク 機会 関連する利害関係者の特定 プロセスの計画 実施 3. ISO 14001:2015への移行 EMS 適用範囲 リーダーシップ

More information

心房細動1章[ ].indd

心房細動1章[ ].indd 1 心房細動は, 循環器医のみならず一般臨床医も遭遇することの多い不整脈で, 明らかな基礎疾患を持たない例にも発症し, その有病率は加齢とともに増加する. 動悸などにより QOL が低下するのみならず, しばしば心機能低下, 血栓塞栓症を引き起こす原因となり, 日常診療上最も重要な不整脈のひとつである. 1 [A] 米国の一般人口における心房細動の有病率については,4 つの疫学調査をまとめた Feinberg

More information

(2) 確認事項と対処 まず1~3の項目をチェックする 確認事項 対処 1 飲み忘れはなかったか 入院患者でも 服用を目視で確認してない場合は コンプライアンスの状況に注意する 2 併用薬 食事内容に変化はなかったか ビタミンK 含有量の多い食品やいわゆる健康食品などの摂取を十分にチェックする 患者

(2) 確認事項と対処 まず1~3の項目をチェックする 確認事項 対処 1 飲み忘れはなかったか 入院患者でも 服用を目視で確認してない場合は コンプライアンスの状況に注意する 2 併用薬 食事内容に変化はなかったか ビタミンK 含有量の多い食品やいわゆる健康食品などの摂取を十分にチェックする 患者 5 インシデント事例からの注意喚起 過去の院内インシデント報告事例の中から 医薬品を安全に使用するために注意すべき事例などを挙げています 2012 年 8 月 1 日よりワーファリン錠 5mg が採用となりましたので ワルファリン投与時の注意についてまとめています ワルファリン投与時の注意について ワルファリン ( 商品名 : ワーファリン ) は血栓塞栓症 ( 静脈血栓症 心筋梗塞症 肺塞栓症 脳塞栓症

More information

Microsoft Word - 「黄砂とその健康影響について」小冊子180323版

Microsoft Word - 「黄砂とその健康影響について」小冊子180323版 ...1...1...1...2...4...4...4...6...7...7...7...7...8...8...9...9...10... 11... 11... 11... 11...12...12...13...16...18...20 1 1-1 1-2 1 1 km 24.5 m/s 10 50 m 1 1-3 μm 1-4 1-5 2 8 http://www.jma-net.go.jp/sat/himawari/obsimg/image_dust.html

More information

現況解析2 [081027].indd

現況解析2 [081027].indd ビタミン D 製剤使用量と予後 はじめに 2005 年末調査の現況報告において 透析前血清カルシウム濃度 透析前血清リン濃度が望ましい値の範囲内にあった週 3 回の血液透析患者のみを対象に 各種リン吸着薬そしてビタミンD 製剤と生命予後との関係を報告した この報告では ビタミンD 製剤の使用の有無と生命予後との関係が解析されたのみであった そこで 今回の解析では 各種ビタミンD 製剤の使用量と予後との関係を解析した

More information

シトリン欠損症説明簡単患者用

シトリン欠損症説明簡単患者用 シトリン欠損症の治療 患者さんへの解説 2016-3-11 病因 人は 健康を維持するために食物をとり 特に炭水化物 米 パンなど 蛋白質 肉 魚 豆など 脂肪 動物脂肪 植物油など は重要な栄養素です 栄養は 身体の形 成に また身体機能を維持するエネルギーとして利用されます 図1に 食物からのエ ネルギー産生経路を示していますが いずれも最終的にはクエン酸回路を介してエネル ギー ATP を産生します

More information

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果

2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果 2015 年 11 月 5 日 乳酸菌発酵果汁飲料の継続摂取がアトピー性皮膚炎症状を改善 株式会社ヤクルト本社 ( 社長根岸孝成 ) では アトピー性皮膚炎患者を対象に 乳酸菌 ラクトバチルスプランタルム YIT 0132 ( 以下 乳酸菌 LP0132) を含む発酵果汁飲料 ( 以下 乳酸菌発酵果汁飲料 ) の飲用試験を実施した結果 アトピー性皮膚炎症状を改善する効果が確認されました なお 本研究成果は

More information

横浜市環境科学研究所

横浜市環境科学研究所 周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.

More information

2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ

2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメ 2012 年 2 月 29 日放送 CLSI ブレイクポイント改訂の方向性 東邦大学微生物 感染症学講師石井良和はじめに薬剤感受性試験成績を基に誰でも適切な抗菌薬を選択できるように考案されたのがブレイクポイントです 様々な国の機関がブレイクポイントを提唱しています この中でも 日本化学療法学会やアメリカ臨床検査標準委員会 :Clinical and Laboratory Standards Institute

More information

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件

(2) レパーサ皮下注 140mgシリンジ及び同 140mgペン 1 本製剤については 最適使用推進ガイドラインに従い 有効性及び安全性に関する情報が十分蓄積するまでの間 本製剤の恩恵を強く受けることが期待される患者に対して使用するとともに 副作用が発現した際に必要な対応をとることが可能な一定の要件 保医発 0331 第 9 号 平成 29 年 3 月 31 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ( 公印省略 ) 抗 PCSK9 抗体製剤に係る最適使用推進ガイドラインの策定に伴う留意事項の 一部改正について 抗 PCSK9

More information

Special IssueDiagnoses and therapeutic agents for age-related diseases Reviews Original Case reports β Medicinal drugs affecting on clinical laboratory blood test results and adverse effects of them

More information

JC38608

JC38608 J Cardiol 2001 Dec; 38 6 : 327 335 % 1 1 1 2 2 3 4 Relationship Between Prothrombin Time International Normalized Ratio and Thrombo Test % Yuichi Yasuhiro Kenshiro Yutaka Tomio Hiroshi Hiroshi Takeshi

More information

スライド 1

スライド 1 薬生審査発 0328 第 1 号薬生安発 0328 第 2 号平成 28 年 3 月 28 日 都道府県各保健所設置市衛生主管部 ( 局 ) 長殿特別区 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省医薬 生活衛生局安全対策課長 ( 公印省略 ) ビガバトリン製剤の使用に当たっての留意事項について ビガバトリン製剤 ( 販売名 : サブリル散分包 500mg 以下 本剤 という

More information

「心房細動における抗血栓療法に関する緊急ステートメント《

「心房細動における抗血栓療法に関する緊急ステートメント《 心房細動における抗血栓療法に関する緊急ステートメント 心房細動治療( 薬物 ) ガイドライン (2008 年改訂版 ) が公表されたのは 2009 年 11 月で 2001 年版の部分改訂とは言え大きく内容が変更され 心房細動に対する最適な治療指針として広く日常診療の場で利用されてきた 中でも 抗血栓療法を心房細動例への最も重要な治療法と位置づけ 我が国の臨床試験成績も勘案して独自の指針を示した 抗血小板薬を適応から除外し

More information

Bed side monitoring of low molecular weight heparin and its neutralization by protamine during hemodialysis Shinji Naganuma, Kazuo Takahashi, Hideki K

Bed side monitoring of low molecular weight heparin and its neutralization by protamine during hemodialysis Shinji Naganuma, Kazuo Takahashi, Hideki K Bed side monitoring of low molecular weight heparin and its neutralization by protamine during hemodialysis Shinji Naganuma, Kazuo Takahashi, Hideki Kobayashi, Seiji Maekawa, Tetsuji Hoshino, Kazuo Era,

More information

参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 参考 11 慢性貧血患者における代償反応 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 赤血球液 RBC 赤血球液

参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 参考 9 大量出血や急速出血に対する対処 参考 11 慢性貧血患者における代償反応 2) 投与方法 (1) 使用血液 3) 使用上の注意 (1) 溶血の防止 赤血球液 RBC 赤血球液 参考 血液製剤の使用指針 ( 新旧対照表 ) 平成 28 年 6 月一部改正 目次 項目新旧赤血球液赤血球濃厚液 [ 要約 ] 赤血球液の適正使用 使用指針 3) 周術期の輸血 (2) 術中投与 投与量 使用上の注意点 はじめに Ⅰ 血液製剤の使用の在り方 3. 製剤ごとの使用指針の考え方 1) 赤血球液と全血の投与について 3) 新鮮凍結血漿の投与について 4) アルブミン製剤の投与について 5)

More information

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望

要望番号 ;Ⅱ-286 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望 未承認薬 適応外薬の要望 ( 別添様式 ) 1. 要望内容に関連する事項 要望者 ( 該当するものにチェックする ) 学会 ( 学会名 ; 特定非営利活動法人日本臨床腫瘍学会 ) 患者団体 ( 患者団体名 ; ) 個人 ( 氏名 ; ) 優先順位 33 位 ( 全 33 要望中 ) 要望する医薬品 成 分 名 ( 一般名 ) 販 売 名 会 社 名 国内関連学会 ロペラミドロペミンヤンセンファーマ株式会社

More information

37, 9-14, 2017 : cefcapene piperacillin 3 CT Clostridium difficile CD vancomycin CD 7 Clostridium difficile CD CD associate

37, 9-14, 2017 : cefcapene piperacillin 3 CT Clostridium difficile CD vancomycin CD 7 Clostridium difficile CD CD associate 37, 9-14, 2017 : 36 2015 8 6 cefcapene piperacillin 3 CT Clostridium difficile CD vancomycin 20 1983 2016 3 CD 7 Clostridium difficile CD CD associated diarrhea : CDAD CD 1,2 PPI 3 1 36 33 2015 8 6 5 5

More information

WHO Library Cataloguing in Publication Data 2003, Wilkinson,Richard Marmot,Michael Social determinants of health SDH The social gradient Stress Early life Social exclusion Work Unemployment Social support

More information

九州大学病院の遺伝子治療臨床研究実施計画(慢性重症虚血肢(閉塞

九州大学病院の遺伝子治療臨床研究実施計画(慢性重症虚血肢(閉塞 平成 23 年 2 月 7 日 東京大学医科学研究所附属病院から申請のあったヒト幹細胞臨床研究実施計画に係る意見について ヒト幹細胞臨床研究に関する審査委員会委員長永井良三 東京大学医科学研究所附属病院から申請のあった下記のヒト幹細胞臨床研究実施計画について 本審査委員会で検討を行い その結果を別紙のとおりとりまとめたので報告いたします 記 1. 自己骨髄由来培養骨芽細胞様細胞を用いた歯槽骨再生法の検討

More information

血液学的検査 >> 2B. 凝固 線溶関連検査 >> 2B380. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 B 3.2% クエン酸ナトリウム ( 黒 ) 血液 2 ml 血漿 検体ラベル ( 単項目オーダー時

血液学的検査 >> 2B. 凝固 線溶関連検査 >> 2B380. 検体採取 患者の検査前準備 検体採取のタイミング 記号 添加物 ( キャップ色等 ) 採取材料 採取量 測定材料 B 3.2% クエン酸ナトリウム ( 黒 ) 血液 2 ml 血漿 検体ラベル ( 単項目オーダー時 6233 2. 血液学的検査 >> 2B. 凝固 線溶関連検査 >> 2B380. coagulation factor 7 連絡先 : 3764 基本情報 2B380 分析物 JLAC10 診療報酬 識別材料 022 血漿 測定法 311 凝固時間測定 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D006 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1 款 検体検査実施料 ( 血液学的検査 ) 29 凝固因子

More information

リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと 服用してください しんぼうさいどう 心房細動は 不整脈のひとつです 心房細動になると 心臓が正しいリズムで拍動できな

リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと 服用してください しんぼうさいどう 心房細動は 不整脈のひとつです 心房細動になると 心臓が正しいリズムで拍動できな リクシアナ錠を服用される患者さんへ 監修 : 独立行政法人国立病院機構大阪医療センター臨床研究センター長是恒之宏先生 公益財団法人心臓血管研究所所長山下武志先生 非弁膜症性心房細動の患者さん 医療機関名 LIX1P00600-0CG リクシアナ錠は 血液を固まりにくくして 血管の中に血栓 ( 血液の塊 ) が できないようにするお薬です リクシアナ錠は 1 日 1 回服用するお薬です 医師の指示通りに毎日きちんと

More information

Microsoft Word - 博士論文概要.docx

Microsoft Word - 博士論文概要.docx [ 博士論文概要 ] 平成 25 年度 金多賢 筑波大学大学院人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 1. 背景と目的映像メディアは, 情報伝達における効果的なメディアの一つでありながら, 容易に感情喚起が可能な媒体である. 誰でも簡単に映像を配信できるメディア社会への変化にともない, 見る人の状態が配慮されていない映像が氾濫することで見る人の不快な感情を生起させる問題が生じている. したがって,

More information