スライド 1

Transcription

1 Agilent 簡易取扱説明書 2009 年 12 月 24 日 この簡易説明書は Agilent ( 以後 IO Lib.) の簡易説明書です IO Lib. は下記の 3 つを提供いたします 測定器と PC との接続を確認するユーティリティ プログラム インターフェイス製品を制御するドライバ プログラム開発環境から呼び出せるライブラリ IO Lib. により簡単に PC と測定器を接続し制御することができます ライセンスについてアジレントの測定器 I/O 製品 (GPIB カード I/O 変換器を含みます ) そして法的に使用を認められた T&M Toolkit または VEE のコピーに関して アジレントは License Agreement に準じて無償で本ソフトウェアの非独占使用権を認めます 本ソフトウェアのコピーのダウンロード 保存および実行についてはソフトウェアに付属している文書と Agreement に合致している内部での使用や目的であれば行えます 上記の文書は本ソフトウェアの使用に適用され これらのライセンス条件に優位なライセンス条件をアジレントのサードパーティのサプライヤーによって提供されることがあります ライセンス適用を指定した文書の不足の範囲では各機器や各測定器に関して本ソフトウェアのコピーを保存したり実行したりできます 本ソフトウェアを同時使用やネットワークで使用する場合 本ソフトウェアにアクセスや使用するユーザーの最大数を超えることはできません インストール前にライセンスのご確認をされる場合はこちらをご覧ください [ Readme ] ~ License Grant インストール後に License Agreement を確認されるにはヘルプをご覧ください Agilent Help Additional Reference Material Licensing Agreement まとめ :IO Lib はフリーソフトではありません ただし アジレントの測定器 インターフェース VEE にライセンスが付属しておりますのでお手元にお持ちの測定器 インターフェース VEE の数と同数のライセンス分は自由にインストールが可能です ( ダウンロード メディアへのコピーも可能です ) 例えば お手元にアジレント製品がなく 他社様の測定器を LAN で接続して IO Lib. で制御したいといった場合には ご購入いただく必要があります 1

2 目次 1. IO Lib. インストール方法 --- p.3 システム条件 --- p.3 対応しているインターフェイス --- p.3 インストール方法 --- p.4 2. 使用方法 --- p.5 PC と測定器の接続 --- p.5 RS - 232C での接続方法 --- p.6 LAN での接続 --- p.8 USB および GPIB での接続方法 --- p.13 ツール --- p.14 Interactive IO --- p.14 IO Monitor --- p.16 FAQ 1 *IDN? に応答しない測定器の接続 --- p.18 FAQ 2 E5810A を使用した測定器の接続 --- p.20 FAQ 3 E5810A が LAN 経由で認識できない --- p.22 FAQ 4 測定器と測定器を接続する --- p.23 お問い合わせ前に --- p.23 IO Lib. のインストール方法から使用方法について順番にご紹介いたします よくある質問は最後に FAQ にまとめましたのでこちらもご利用ください 全 23 ページの簡易取扱説明書です また Agilent のヘルプもご覧ください 弊社 web に IO Lib. ついて詳しく説明がございます こちらもご覧ください [ ] [ Software Support Policy ] [ Connectivity Guide ] 2

3 1. IO Lib. インストール方法 システム条件 ( Version 15.5 ) Operating System Processor Available Memory Available Disk Space Video Browser Windows XP SP2 or later (32-bit only) 600MHz or higher required 800MHz recommended 256MB minimum (1 GB or greater recommended) 1.5 GB available hard disk space, includes 1GB available for Microsoft.NET Framework 2.0 SP2, and 65MB for Agilent IO Libraries Suite Super VGA (800x600) 256 colors or more Microsoft Internet Explorer 6.0 or greater Windows Vista SP1 or later (32-bit and 64-bit), Home Basic, Home Premium, Business, Ultimate, Enterprise 1GHz 32-bit (x86) 1GHz 64-bit (x64) No support for Itanium64 Windows 7 (32-bit and 64-bit), Starter, Home Basic, Home Premium, Professional, Ultimate, Enterprise 1GHz 32-bit (x86) 1GHz 64-bit (x64) No support for Itanium64 1 GB minimum 1 GB minimum 1.5 GB available hard disk space, includes 1GB available for Microsoft.NET Framework 2.0 SP1 *, and 65MB for Agilent IO Libraries Suite Support for DirectX 9 graphics with 128MB graphics memory recommended (Super VGA graphics is supported) Microsoft Internet Explorer 7.0 or greater 1.5 GB available hard disk space, includes 1GB available for Microsoft.NET Framework 2.0 SP1 *, and 65MB for Agilent IO Libraries Suite Support for DirectX 9 graphics with 128MB graphics memory recommended (Super VGA graphics is supported) Microsoft Internet Explorer 8.0 or greater *.NET Framework Runtime Components は Windows Vista と Windows 7 にデフォルトでインストールされています そのためディスクの空き容量は記載の総容量を必要としないことがあります システム条件についての詳細は下記の web をご覧ください [Agilent IO Libraries Minimum System Requirements ] 対応しているインターフェイス 対応しているインターフェイスは下記の web をご覧ください [ IO Libraries Suite Interface Support Matrix ] ~ IO Lib.V15.5 のサポートしているインターフェイス [ IO Libraries Suite Unsupported Interface Support Matrix ] ~ IO Lib.V15.5 サポート外 [ Revision Matrix ] ~ IO Lib. のバージョンとインターフェイス ( OS の確認も可能です ) 3

4 インストール方法 測定器に付属の CD または弊社 web ページからインストーラ IOLibSuite_ exe (158MB) をダウンロードしてインストールしてください 以下の web から最新版のインストーラをダウンロードして インストールしてください インストーラのダウンロードには アドレス お名前 アンケートのご記入をお願いいたします 既に IO Lib. の以前のバージョンがインストールされている場合はコントロールパネル プログラムの追加と削除から以前のバージョンをアンインストールさせた後でインストールしてください クリック 内容を確認してクリック クリック 内容を確認してクリック クリック IO Lib. のインストールが完了すると デスクトップのタスクバーにアイコンが表示されるようになります 4

5 2. 使用方法 PC と測定器の接続 タスクバーのアイコンをクリックして Agilent Connection Expert ( 以後 ACE) を選択するか アイコンをダブルクリックしてください ACE のウィンドウが開きます クリック ACE のウィンドウは右の図です PC 弊社インターフェイスをご利用の場合 必ず インターフェイスを PC に接続する前に IO Lib. をインストールしてください 82357A 82357B USB/GPIB インターフェイス 82350A (XP only) 82350B PCI GPIB インターフェイス E5810A LAN/GPIB コマンド モジュール等の各インターフェイスと PC を接続します Windows Plug-and-Play Manager の表示を確認します Windows Plug-and-Play Manager ダイアログ ボックスが表示された場合は 必要な操作を実行して各インターフェイスのドライバのインストールを行ってください E5810A LAN / GPIB コマンド モジュールの接続方法につきましては [ FAQ 2] をご覧ください 5

6 各インターフェイス ( RS-232C LAN USB GPIB ) の接続方法は以降に記載しております 具体的な方法についてはそちらをご覧ください アイコンの説明をします 測定器が新たに見つかりました 測定器が見つかりました SCPI コマンド *IDN? に応答したことを示します 測定器に電源が入っていない 測定器の動作不良 測定器が IEEE プロトコル対応でない [ FAQ 1] をご覧ください アドレスや測定器の設定の誤りまたは複数の測定器が同じアドレスに設定されている GPIB のも参考になさってください 測定器が存在しない マークについてこのマークは VASA アドレスの測定器が見つかったことを示しています 必ずしも接続が完了しているわけではありません マークをクリックしてください 例 この表示のように VISA アドレスだけで測定器の検出はしているものの 測定器が IEEE プロトコル対応でないために測定器と接続できていません この場合は [ FAQ 1] をご覧ください この表示のように VISA アドレスだけでなく 製品番号まで検出しているものは測定器と接続できています 6

7 RS - 232C での接続方法 1. 測定器のインターフェイスを RS-232C に設定し PC と接続してください 2. COM が見つかっている状態 ( ) になっていることを確認してください 3. COM を選択し 右クリックして Change Properties を選択します ボーレート データ サイズ フロー コントロール等が測定器の設定と一致するよう変更または確認してください 4. COM を選択した状態のまま [ Add Instrument ] ボタンを押してください PC 7

8 5. ウィンドウが開きます [OK] ボタンを押してください 6. 測定器の型番が見つかり で表示されれば接続完了です RS - 232C での接続の注意点 測定器によって必要な RS - 232C のケーブルは異なります 測定器のユーザーズ ガイドをご覧になりどのような配線のケーブルが必要なのか確認してください また インターフェイスやボーレート等の測定器の設定の確認 変更方法につきましても各測定器のユーザーズ ガイドをご覧ください 8

9 LAN での接続 1. PC と測定器を接続し それぞれの IP アドレスが適切に設定されていることが前提です 2. LAN を選択した状態で [ Add Instrument ] ボタンを押してください PC 3. ウィンドウが開きます 以降の手順は状況に応じて選択していただきますようお願いいたします - [Auto Find] ボタンで自動的に測定器を検出する手順 --- p.9 - [Add Address] ボタンで測定器の IP アドレスを直接入力する手順 --- p.10 - [Search] ボタンで測定器の IP アドレスの範囲を指定して検索する手順 --- p.11 ~ ウェブブラウザでの測定器制御について --- p.12 9

10 - [Auto Find] ボタンで自動的に測定器を検出する手順 4. [Auto Find] ボタンを押してください 自動的に LAN に接続されている測定器が検出されます 5. 接続する測定器の左の Select にチェックをいれてください 6. LXI の表示がある測定器はウェブサーバを内蔵しているためウェブブラウザでの操作が可能です 測定器の右の [Web Page] ボタンを押すとウェブブラウザが起動します 詳しくは ~ ウェブブラウザでの測定器制御について p.12 をご覧ください 7. [OK] ボタンを押してください ACE で測定器が見つかり で表示されれば接続完了です 10

11 - [Add Address] ボタンで測定器の IP アドレスを直接入力する手順 4. 測定器の Hostname または IP アドレスを入力します 5. [Test Connection] ボタンを押します 右に The instrument is present. と出れば測定器が指定された Hostname または IP アドレスで検出されました 6. LXI の表示がある測定器はウェブサーバを内蔵しているためウェブブラウザでの操作が可能です [Instrument Web Interface] ボタンを押すとウェブブラウザが起動します 詳しくは ~ ウェブブラウザでの測定器制御について p.12 をご覧ください 7. [OK] ボタンを押してください ACE で測定器が見つかり で表示されれば接続完了です 11

12 - [Search] ボタンで測定器の IP アドレスの範囲を指定して検索する手順 4. 測定器の IP アドレスの範囲を入力します [Search For Instruments] ボタンを押してください 5. 接続する測定器の左の Select にチェックをいれてください 6. LXI の表示がある測定器はウェブサーバを内蔵しているためウェブブラウザでの操作が可能です 測定器の右の [Web Page] ボタンを押すとウェブブラウザが起動します 詳しくは ~ ウェブブラウザでの測定器制御について p.12 をご覧ください 7. [OK] ボタンを押してください ACE で測定器が見つかり で表示されれば接続完了です 12

13 ~ ウェブブラウザでの測定器制御について 測定器に LXI 表示があるものはウェブサーバを内蔵しているため ウェブブラウザでの操作が可能です LAN の接続ウィンドウでもウェブブラウザを起動できますが ACE で対象の測定器を選択し 右クリック Access Instrument Web Interface を選択してもウェブブラウザが起動します 例 : 33210A 13

14 USB および GPIB での接続方法 測定器と PC を接続し ACE の [ Refresh All ] ボタンを押すと USB GPIBインターフェイスで接続されている測定器は自動的に検出されます で表示されれば接続完了です クリック PC GPIB アドレスについて弊社のインターフェイスは GPIB アドレスがデフォルトで 21 に設定されています このアドレスに設定されているインターフェイスに測定器を接続する場合は 21 以外の 0~30 のアドレスを設定してください 14

15 ツール ACE にはいくつかのツールがあります ここでは Interactive IO IO Monitor についてご紹介します ACE のメニュー Tools から選択するか タスクバーのアイコン から選択すると起動できます Interactive IO このツールで測定器に直接コマンドを送ったり 応答を読んだりすることができます ACE で測定器を選択した状態で [Interactive IO] ボタンを押して起動できます この場合は ACE で選択した測定器に接続済みです ACE で測定器を選択した状態で起動すると選択した測定器と接続済みですが タスクバーから起動した場合は測定器と接続されていませんので Interactive IO の Connect Connect を選択してください ウィンドウが開きます 測定器のアドレスを入力して測定器と接続してください 15

16 測定器と接続するとコマンドを送ったり応答を読むことができます Command の部分に測定器コマンドを入力します コマンドに合わせて下のボタンを選択して押してください 上の例は 33210A に *IDN? というコマンドを送り 応答を読み取った履歴が Instrument Session History に表示されています 16

17 IO Monitor このツールで測定器と PC との通信をモニタすることができます [Start Capturing Messages] ボタン : 通信をモニタします [Stop Capturing Messages] ボタン : モニタを終了します [Save Messages ] ボタン : Log を保存します [Open Message File ] ボタン : 保存した Log ファイルを開きます [Clear Messages] ボタン : Log Viewer のメッセージをクリアします Log Viewer に時間 測定器のアドレス コマンドや帰り値等が表示されます 下の例は 33210A に *IDN? というコマンドを送り 帰り値を読み取った Log です Log Viewer 17

18 FAQ 1 *IDN? に応答しない測定器の接続 SCPI コマンドの *IDN? に応答しない測定器を接続する場合の操作手順です 例として 3458A で手順をご案内します 例 3458A (GPIB アドレス 22 ) を GPIB で接続 A と PC を接続します 2. ACE を起動し [ Refresh All ] ボタンを押すと図の様にアドレスのみ見つかります PC 3. *IDN? に応答しないときは [ Change Properties ] ボタンを押します PC 18

19 4. ウィンドウが立ち上がります Auto-identify this instrument のチェックボックスを外して [ OK ] ボタンを押してください 5. アドレスのみの表示ですが 測定器が接続できました PC 3458A の場合 Interactive IO を起動し以下のコマンドを送信してください end always ID? これで 3458A と認識されます 19

20 FAQ 2 E5810A を使用した測定器の接続 E5810A の IP アドレスをご利用の環境に合わせて変更する等の設定を行ってください 詳しくは E5810A Getting Started Guide をご覧ください この例では E5810A の IP アドレスを とします これは E5810A の工場出荷時の IP アドレスです E5810A を利用して 34410A を GPIB で接続する方法をご紹介いたします 1. [ Add Interface ] ボタンを押します 2. Remote GPIB を選択し [ Add ] ボタンを押します ウィンドウが開きます PC 20

21 3. Hostname または IP address を入力し [Test connection] を押し接続を確認します ( ) 4. ACE に Remote (GPIB) が追加されます 5. p.14 の GPIB の接続方法と同様の操作で測定器と接続できます PC 21

22 FAQ 3 E5810A が LAN 経由で認識できない まず E5810A と PC の設定 ( IP アドレス等 ) をご確認ください 設定が正しく行われている場合 ping でネットワークがつながっているかを確認してください この例では E5810A の IP アドレスを PC の IP アドレスを とします 1. コマンド プロンプトを起動します 2. ping を入力し [ enter ] キーを押してください 3. ネットワークがつながらず timeout が起きた場合 IP パケットをルーティングするためのルーティングテーブルの追加を行ってください 4. route add を入力し [ enter ] キーを押してください 5. ping を入力し [ enter ] キーを押してください 6. timeout を起こさなければ ネットワークがつながりました 続きは [ FAQ 2 ] をご覧ください XXX XXX XXX XXX 22

23 FAQ 4 測定器と測定器を接続する 測定器と測定器を接続する際に Windows OS を搭載した測定器にインストールされている IO Lib. はこの取扱説明書の操作手順で動作しないことがあります 恐れ入りますが 弊社にお問い合わせください お問い合わせ前に お問い合わせの際にお知らせいただくとお客様の状況把握がスムーズになる場合がございます PC の OS について 例 Windows 7 32bit OS Professional IO Lib. のバージョン 例 IO Lib IO Lib の場合 : Help About.. で確認できます 現象は毎回発生するものでしょうか? 頻度はどの程度ですか? 問題は特定の PC のみで発生していますか? またはお手持ちのどの PC でも発生していますか? インターフェイスはどちらのメーカのどういったものですか? 例 アジレント USB-GPIB インターフェイス 82357B 接続する測定器の設定は適切に設定されていますか? 例 測定器がインターフェイスを選択できる場合 目的のインターフェイスに設定されていますか? PC ではなく 測定器内の IO Lib. で他の測定器と接続していますか? IO Lib. が動作している測定器の型番と接続する測定器の型番を教えてください 23