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れいなくまじ
4 years ago
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sraoss.co.jp/ 佐藤友章 sato@sraoss.co.jp Copyright 2007 SRA OSS, Inc.

3 はじめに IPA による 2006 年度 OSS 活用基盤整備事業の一環として OSS の性能信頼性評価を実施 pgpool Slony-I の運用性に関する評価もその 1 つその他に PostgreSQL MySQL JBoss Geronimo についても評価を実施評価結果は OSS ipedia にて公開中性能評価ページの性能評価情報を探すから検索 Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 3

11 pgpool とは? 2003 年開発スタート石井達夫氏が個人で開発最初はコネクションプーリング機能のみ (pgpool という名前の由来はここからきている ) ライセンス BSD ライセンスソースコードが公開され自由に改造してもよい現在の開発体制 pgpool Global Development Group という開発団体に移行 Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 11

13 pgpool のレプリケーション 2 台に更新系クエリを送信することでデータの同期を取る異常が発生した場合にも運用が可能 ( 縮退運転 ) 常に同期を取るため通常より更新系クエリは時間がかかる INSERT 文 pgpool INSERT 文 PostgreSQL クエリを複製 INSERT 文 PostgreSQL Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 13

14 pgpool のレプリケーションロードバランス同じデータを 2 台で持つので検索についてはどちらかに問い合わせすればよいので負荷分散が可能ロードバランス先の割合を指定可能 SELECT 文 pgpool SELECT 文 PostgreSQL SELECT 文を負荷分散 SELECT 文 PostgreSQL Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 14

15 Slony-I とは? Slony Development Group による開発 PostgreSQL 開発コアメンバーの Jan Wieck 氏が中心レプリケーションに特化コネクションプーリングやロードバランス機能はない pgpool と組み合わせて使用することが可能 BSD ライセンス Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 15

16 Slony-I の機能非同期マスタスレーブ構成レプリケーションには遅延が発生更新を受け付けられるのはマスタのみノードのカスケード接続マスタスレーブ間だけでなくスレーブスレーブ間のレプリケーションが可能複数台のノードによる複雑な構成が可能スレーブからマスタへの切り替え Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 16 M S S S S S

17 Slony-I のレプリケーション更新系クエリを実行トリガが更新データを記録 slon デーモンが非同期に更新データを複製更新系クエリでもあまり時間がかからない遠隔地へのバックアップが可能すべてのノードが同期されるまで時間がかかる INSERT 文マスタ PostgreSQL スレーブ PostgreSQL トリガ発生更新データ slon slon Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 17 データの複製

18 Slony-I のレプリケーションロードバランスロードバランス機能がないのでクライアントで検索を振り分ける必要がある非同期なのでノードによって検索結果が異なることがある SELECT 文 SELECT 文 id name マスタ 1 taro PostgreSQL 2 hanako 3 jiro スレーブ id name PostgreSQL 1 taro 2 hanako slon slon Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 18

19 pgpool と Slony-I の組み合わせ pgpool はマスタスレーブモードで動作コネクションプールロードバランス機能のみを提供 INSERT 文はマスタのみに SELECT 文の実行を負荷分散レプリケーションは Slony-I にお任せ INSERT 文 pgpool INSERT 文マスタ PostgreSQL スレーブトリガ発生更新データ PostgreSQL データの複製 slon slon Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 19

20 pgpool と Slony-I の組み合わせ pgpool はマスタスレーブモードで動作コネクションプールロードバランス機能のみを提供 INSERT 文はマスタのみに SELECT 文の実行を負荷分散レプリケーションは Slony-I にお任せ SELECT 文 pgpool SELECT 文 SELECT 文マスタ PostgreSQL SELECT 文の負荷分散スレーブ PostgreSQL slon slon Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 20

23 インストール設定の容易性 pgpool Slony-I ともに./configure && make && make install 設定は... で基本的にインストール可能 pgpool Slony-I 設定ファイルpgpool.confのみ 3.2からpgpool_hba.conf( クライアント認証 ) も設定可能 PostgreSQLの書式と同じ slonikコマンドプロセッサを使って設定するが分かりにくい altperlやpgadmin IIIを使えば楽になるかも Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 23

24 インストール設定の容易性 Slonik コマンドプロセッサを使った設定例 cluster name = slony_test; node 1 admin conninfo = 'dbname=test_db host=db1 user=postgres'; node 2 admin conninfo = 'dbname=test_db host=db2 user=postgres'; init cluster ( id=1, comment = 'Master'); table add key (node id=1, fully qualified name='public.history'); create set (id=1, origin=1, comment='all tables'); set add table (set id=1, origin=1, id=1, fully qualified name = 'public.accounts', comment='accounts'); set add table (set id=1, origin=1, id=2, fully qualified name = 'public.branches', comment='branches'); set add table (set id=1, origin=1, id=3, fully qualified name = 'public.tellers', comment='tellers'); set add table (set id=1, origin=1, id=4, fully qualified name = 'public.history', comment='history', key=serial); store node (id=2, comment = 'Slave'); store path (server = 1, client = 2, conninfo='test_db host=db1 user=postgres'); store path (server = 2, client = 1, conninfo='test_db host=db2 user=postgres'); store listen (origin=1, provider = 1, receiver =2); store listen (origin=2, provider = 2, receiver =1); Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 24

25 機能の有効性 pgpool Slony-I ともにマニュアルに書いてある機能は問題ないではどのくらい有効なのかと言えば... tps PostgreSQL 8.1 pgpool 2.7 Slony-I :0 9:1 8:2 7:3 6:4 5:5 4:6 3:7 2:8 1:9 0:10 H/W:HP ProLiant DL380 G3 CPU:Intel Xeon 2.8GHz 2 メモリ :2.5GB 参照系 / 更新系クエリの割合 2005 年度 OSS の性能信頼性評価の結果より Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 25

26 PostgreSQL からの移行性 pgpool の場合実行するタイミングで結果が変わる SQL はレプリケーションできない例 :random() や current_timestamp などクライアントで値を求めて SQL に埋め込めば対応可能 serial 型やシーケンスはテーブルのロックが必要 pgpool.conf で insert_lock を有効にすれば INSERT 文を実行する際に自動的にテーブルをロック DDL はそのまま移行できる Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 26

27 PostgreSQL からの移行性 Slony-I の場合 DDL はレプリケーションできない例 :CREATE TABLE ALTER TABLE 文など slonik コマンドプロセッサで EXECUTE SCRIPT を実行すれば対応可能ラージオブジェクトはレプリケーションできないシステムカタログにはトリガを定義できないため random() や current_timestamp などはそのまま移行可能 Copyright 2007 SRA OSS, Inc. Japan All rights reserved. 27

スライド 1

スライド 1 によるのレプリケーション構成の支援 SRA OSS, Inc. 日本支社開発者北川俊広 2 とは専用のクラスタ管理ツールの一つオープンソースソフトウェア (BSD ライセンス ) pgpool Global Development Group が開発多彩な機能同期レプリケーションロードバランス自動フェイルオーバーコネクションプーリングなど他のレプリケーションツールとの連携 Streaming