資料 1-2 IR を活用した MICE 誘致の効果等 2017 年 7 月 18 日代表取締役社長武内紀子

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きゅうたたにしき
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1 資料 1-2 IR を活用した MICE 誘致の効果等 2017 年 7 月 18 日代表取締役社長武内紀子

2 MICE の意義 MICE とは Meeting 企業等のミーティング等例 : 海外投資家向け金融セミナーグループ企業の役員会議等 Incentive (Travel) 企業が従業員や代理店等の表彰や研修などの目的で実施企業報奨研修旅行とも呼ばれる Convention 国際団体学会協会が主催する総会学術会議等例 : 世界水フォーラム各種学会等 Exhibition / Event 文化スポーツイベント展示会見本市例 : 東京国際映画祭世界陸上国際宝飾展東京モーターショー等 MICE の意義ビジネスイノベーションの機会の創造地域への経済効果国都市の競争力向上出所 : 観光庁ホームページ 1

3 日本の MICE の現状 MICE 市場における日本の国際競争力は相対的に低下している MICE 誘致競争に活かせる日本の強み先端の学術産業技術経済力コンテンツの豊富さ ( 歴史文化観光資源和食など ) 治安の良さ各界のキーパーソンの存在 MICE の運営能力 MICE 競争力の低下が考えられる要因海外競合国は先端の学術産業技術人材育成を国家資産と位置付けてそれに資する MICE 開催環境整備を国策として推進海外競合国は大規模 MICE 受入のために MICE 施設の整備を強化海外競合国と比べアクセスに課題 MICE の受入環境整備を地方公共団体が負担しているため財政面や人材面で限界大規模 MICE の受入可能な会場が不足ものづくりなどと比較し観光 MICE などサービスソフト産業への一層の注力が必要 MICE の夜間のエンターテイメントが不足海外競合国と比べ M I 分野等マーケティング力が弱い MICE の主催者参加者にとって英語が通じにくいことによる不便コストアップ 2

4 MICE が IR に期待すること MICE 開催エリアに必要な施設 Convention コンベンション会議場展示場ホテルの 3 点セット一体型コンベンションコンプレックス Exhibition Event 展示会イベント会議場展示場コンベンションコンプレックスホテル Incentive インセンティブツアー Meeting 企業ミーティング 3

5 MICE 開催エリアに必要な施設 MICE の種類と主として使用される施設の種類 Meeting Incentive Convention Exhibition/Event 施設の種類 MICE の種類企業ミーティング研修報奨旅行パーティや宿泊を伴う海外からの大規模な企業研修やインセンティブツアーなど収容人数や会場グレードケータリング能力等を重視会場周辺に観光資源が求められる総会大会式典等学会等全体会議と多数の分科会を伴う大規模な学術会議や国際会議業界団体や多国籍企業等による大人数が一堂に会する大規模な総会大会式典複数施設に分散すると各種の負担大 Pharma Code により開催の敬遠あり展示業界展示会見本市企業販促商談展示会など BtoB の大規模展示会併催されるカンファレンスのための会場のニーズも高いイベントコンサート等文化スポーツや音楽演劇などエンターテイメントに関する大規模イベントコンプレックス会議場コン( 多目的ホール含む ) ベンシ展示場ョン宴会場 ( ホテル ) 劇場ホールアリーナ MICEでは主として使われる施設の他に 1 案件で多様な施設が必要なケースが > > > MICE 種別に対する大まかな適合度

6 参考海外の IR における MICE 施設の規模 IR ザヴェネチアン & ザパラッツォ ( ラスベガス ) マンダレイベイ ( ラスベガス ) ザヴェネチアンマカオ ( マカオ ) マリーナベイサンズ ( シンガポール ) リゾートワールドセントーサ ( シンガポール ) MICE 施設の規模会議場展示場合計 : 約 21 万m2 最大の会議場 : 約 7,897 m2 最大 8,500 人収容最大の展示場 : 約 3.5 万m2 会議場展示場合計 : 約 19 万m2 最大の会議場 : 最大 12,000 人収容ボールルーム : 4 つ ( 最大 :9,290 m2 ) 会議場展示場合計 : 約 11 万m2 最大の会議場 : 6,577 m2 最大 7,248 人収容最大の展示場 : 約 1.5 万m2 会議場展示場合計 : 約 12 万m2最大 45,000 人収容最大の会議場 : 7,672 m2 最大 8,000 人収容最大の展示場 : 約 1.7 万m2 会議場展示場最大の会議場 : 最大 6,500 人収容最大の展示場 : 最大 3,000 人収容出所 : 第 1 回特定複合観光施設区域整備推進会議参考資料少なくとも他都市の IR の MICE 施設と同等程度の規模を目指し収容力の面での競争力を確保することが望まれる 5

7 エンターテイメント性の機能強化大規模 MICE 施設と各種機能の集約により各種催事の誘致インセンティブが働き催事数参加者数の増加が見込まれる現在日本が弱いとされる夜間の飲食やエンターテイメント機能にも期待は大きい I R 映画館美術館博物館劇場ホール複合的な一体型 MICE 施設会議場展示場ホテルアリーナイベント施設リラクセーション施設テーマパーク水族館カジノ飲食施設物販施設 6

8 IR に伴う都市インフラの整備 IR 開発とともに交通インフラや地域の施設等の整備が進めば誘致開催時のアクセス面でのメリットとともに各地への送客の利便性向上も期待できる主要空港都市の市街地 IR 主要駅各地の観光地等 7

の誘致開催に貢献 MICE 開催が社会に貢献 IR にも寄与より多くの滞在型の MICE 参加者を集客地域の MICE

9 MICE の誘致開催に資する資金調達大規模な MICE の誘致開催主催展など独自の MICE の創出カジノ収益を誘致開催を推進する費用に充当 MICE 施設の建設投資と投資回収維持管理機能増強に活用カジノを含む IR 収益が MICE の誘致開催に貢献 MICE 開催が社会に貢献 IR にも寄与より多くの滞在型の MICE 参加者を集客地域の MICE 関連の産業の活発化雇用創出等 IR における消費カジノを含む IR 全体が経済エンジンとなることで一層の MICE 活性化の好循環が期待できる 8

10 IR により大規模 MICE 誘致開催時の従来の多くの課題が解決ブレークスルーの絶好の機会に大規模で多様なMICEの誘致開催の競争力が向上エリア内で楽しめるエンターテイメントナイトライフの魅力が付加アクセス等都市インフラ整備が進展し利便性が増すカジノを含むIR 全体がMICE 施設整備や誘致開催の経済エンジンとなり競争力の向上に寄与カジノオペレーターの世界的マーケティング力営業力活用 9

11 周辺エリアへの MICE による波及効果 MICE 主催者参加者の消費により大きなシャワー効果が期待できる IR 区域内はもとより地域へも地域へのシャワー効果ホテルホテル区域内へのシャワー効果宴会場会議場展示場ホール飲食物販アリーナ駐車場駅バスターミナル 10

12 MICE 開催の効果 MICE は経済効果だけでなく公益的な社会効果も期待できる経済効果社会効果 MICE 施設の建設投資効果参加者消費支出建設による効果維持管理や修繕等による効果 MICE 開催の経済効果出展者主催者会場準備運営制作などによる支出消費の増加多岐にわたる関連産業の広がりビジネス機会イノベーションの創出各分野でのトップとの人的ネットワークの形成最新の知識情報の集積とネットワークの構築新産業創出の可能性都市の競争力ブランド価値の向上都市の知名度認知度の向上イメージアップ人もの情報を呼び寄せる都市力の差別化参加者と地域の交流がもたらす効果教育文化への効果環境への効果市民や企業の意識への効果雇用誘発生産誘発産業誘発来街者の増加税収効果付加価値誘発企業等の誘致促進観光需要の平準化横浜市 MICE 機能強化調査に基づき作成 11

13 参考 MICE 開催の効果消費額国際会議開催による 1 人あたりの消費は一般観光よりも大きい国際会議一般観光主体 ( 主催 ) 学協会等 ( 主に法人 ) 個人都市滞在期間会議開催中は1 都市滞在 1 都市 1~2 泊旅程支出傾向景気の影響会議開催地からプレポストツアーの実施宿泊費交通費飲食費おみやげ等 + 主催者による会議場宴会場通訳等々の利用有支出額 :307,000 円 (US$2,540)/ 人資料 :ICCA 統計 (10 年間平均 ) 数年前に開催が決定されるため開催自体は景気等に左右されにくい主要観光地を周遊宿泊費交通費飲食費おみやげ等支出額 :151,174 円 / 人資料 : 訪日外国人消費動向調査 (2014 年 ) 景気の影響を受けやすい出所 : 観光庁資料国際会議参加者はクオリティビジター通年の需要が見込める経済不況の影響を受けにくい口コミ効果再訪問につながる観光より滞在期間が長い参加者 + 主催者のダブル消費国際会議は通年の需要観光の閑散期も補完主催者の多くは公的機関や団体催事は定期開催発信力や影響力のある参加者による都市魅力の PR 効果気に入った開催地に旅行者として再訪問への期待 12

できるしくみの確立国関係省庁 MICE 関連事業者 MICE 開催やプレポスト MICE に誘導するインセンティブを検討 IR 運営事業者施設整備などハード面の取組 MICE 開催中

14 IR における MICE 誘致の効果を発揮させる取組 MICE 開催や施設整備運営参画を促進する施策や制度づくりが必要誘致活動体制などソフト面の取組関係者一体となった誘致体制の構築オールジャパンオールエリアの体制構築カジノオペレーターの世界的ネットワークを活用したマーケティング力営業力の強化 JNTO コンヘンションビューロー観光協会カジノ収益を誘致活動の強化に再投資できるしくみの確立国関係省庁 MICE 関連事業者 MICE 開催やプレポスト MICE に誘導するインセンティブを検討 IR 運営事業者施設整備などハード面の取組 MICE 開催中前後の参加者ニーズに対応するために観光やナイトライフユニークベニューに関する施設等の一層の充実交通インフラなど地域への回遊を促進する都市機能の整備カジノ収益を MICE 施設の維持や機能強化等に再投資できるしくみの確立 13

北海道ＭＩＣＥ戦略（仮称）

北海道ＭＩＣＥ戦略（仮称）北海道における MICE 戦略 ( 戦略的方向性 ) 北海道 MICE 誘致推進協議会平成 29 年 1 月 1 策定の趣旨背景世界では国際会議開催件数が増加しておりアジアでの開催も拡大している日本ではインバウンド拡大への貢献を目的にコンベンションから対象領域を広げた MICE 推進に積極的に取り組んでいる北海道では 2020 年を目途に外国人観光客 500 万人を目指している国内における

資料 1-2 IR を活用した MICE 誘致の効果等 2017 年 7 月 18 日 代表取締役社長武内紀子

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