設置の趣旨を記載した書類
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- くにひと あかさか
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1 (1) 設置に至る経緯および概要 ( 新 3 専攻全体 ) 本学大学院は 平成 13 年度に学部を旧 6 学科体制から8 学科体制に移行したことに伴い その完成年度に向けて新体制の整備を検討したが 当面は学部の整備に専念するとの理由から 専攻の再編等については本格的な整備を先送りとし カリキュラムの一部変更等により学部卒業者の受け入れに対応してきた しかしながら平成 0 年度に学部を4 学部 8 学科に再編したことにより 現行の大学院組織のままでは新課程卒業者の大学院進学への対応が十分とは言えず 旧工学部 6 学科を基礎とした大学院組織を新しい教育体系と整合性が取れるよう整備する必要性がある 特に現在ある電気工学専攻と応用電子工学専攻では 教育研究の基盤となる学士課程に設置されている学部学科との連携が複雑化し 上記 専攻に接続する学科が3 学部 4 学科に跨っていることから 大学院における研究の連携に支障が生じている状況にある このことから平成 17 年の大学院教育に関する中央教育審議会の答申に示された大学院教育における質の保証を担保し 今後の認証評価においても十分に対応ができる大学院教育体系を整備し 学士課程との緊密な連動および教育体系の整備を図り より明確な研究教育体制を整えて社会からの期待に沿える高度専門技術者の養成を目的に大学院修士課程の改組を行うこととした 具体的な内容は 図 1 で示すように修士課程の電気工学専攻 応用電子工学専攻の 専攻を廃止し 新たに電気電子工学専攻 情報工学専攻 医療工学専攻の3 専攻を設置して 入学定員 1 名を 18 名に また収容定員 4 名を 36 名に増員する なお 現行の機械システム工学専攻 土木工学専攻 建築工学専攻については 特に改組しないこととする 上記改組に伴い入学定員が増加となるが 学生確保の見通しは 表 1 の既存電気工学専攻と応用電子工学専攻における過去 5 年間の修士課程入学者数と 表 の既存 専攻の基礎学科となる4 学科の卒業者数で示したとおり この期間における両専攻の入学者数は 年度によってばらつきがあるものの平均 19.4 名であり 両専攻の入学定員 1 名を越える入学者数となっている また この間の大学院進学率は 学科卒業生に対する比率でおおよそ.5 から 7.6% であった このように年度による増減が見られるが 総じて両専攻においてはこれまで経常的に入学定員を上回る入学生を受け入れている このような背景から 新たに開設する3 専攻の入学定員は 既存の 専攻で募集していた入学定員 6 名を3 専攻共に踏襲することとした なお 各専攻とも教育指導については 十分に指導できる体制であること また今回の改組に併せて社会人入学のニーズに対応すべく 修士課程の長期履修制度を導入することで社会人 ( 有職者 ) の就労と就学の両立を支援する体制を進めており 学生確保について十分な見通しがあると判断した なお 今回の修士課程の改組に関連し 平成 6 年度開設に向けて 現行の後期博士課程についても改編を計画している -1-
2 図 1 既設の修士課程との関係 修士課程計 電気電子工学専攻 6 名 電気工学専攻 6 名 新廃止情報工学専攻 6 名 設応用電子工学専攻 6 名 医療工学専攻 6 名 合 機械システム工学専攻 7 名 変更建築工学専攻 6 名 なし土木工学専攻 6 名 機械システム工学専攻 7 名 建築工学専攻 6 名 土木工学専攻 6 名 総収容定員 6 名 総収容定員 74 名 内は入学定員数 表 1 過去 5 年間の大学院修士課程入学者数 ( 該当 専攻分 ) 専 攻 名 平成 19 年度 平成 0 年度 平成 1 年度 平成 年度 平成 3 年度 電気工学専攻 応用電子工学専攻 合計 表 既存電気工学専攻ならびに応用電子工学専攻の基礎となる学科の卒業者数 学 科 名 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 0 年度 平成 1 年度 平成 年度 情報デザイン学科 医療福祉工学科 情報ネットワーク工学科 電気電子工学科
3 電気電子工学専攻 () 設置の趣旨及び必要性現代社会で日常生活が快適に過ごせるのは くまなく張り巡らされた電力網によって 水力 火力 原子力等で発電した電気エネルギーの恩恵を受けているからであり またこの電気エネルギーの存在無くして 日本を含む先進国の今日の高度な社会の発展を語ることはできない この観点から 我々現代人は 1870~80 年代に蓄音機 電球 発電機などを発明し さらに発電から送配電までの事業化に成功したトーマス エジソン ( 電気工学の始祖 ) の偉業に敬意を払うべきである また 化石燃料の将来的な枯渇と地球温暖化対策として注目されている新エネルギー源に太陽光発電や風力発電などがあるが この利用促進には高効率太陽光電池の開発や電力需給の自動調整機能を有する電力網の開発 ( スマ-トグリッド ) などが必須となっている 一方 今日のあらゆる電気電子情報機器に欠かせない半導体は その源流を遡ると真空管 ( ベルが発明した電話機の長距離の送受話を可能にした信号の増幅装置 ) に至るが この電子回路 ( 電子工学 =エレクトロニクス ) の分野はその後 IC LSI 超 LSIという流れで発展し 現在ではその副産物の代表的なものとしてパーソナルコンピュータ (PC) に至り 今や世界的な通信網であるインタ-ネットを介して 企業 家庭 個人がその所在にかかわらずPCを利用して情報を交換している また この流れとともに急速な発展を見せたのが アナログ情報からデジタル情報への移行 ( 音楽 CD 映像 DVDおよびネットワ-ク経由による音楽映像情報の配信など ) デジタルカメラに代表される種々の情報機器やデジタル家電の登場 種々の記録媒体(F D MD CD DVD HDD) の登場とそれを利用した大規模な情報の蓄積などがあり 現代人はこれらによって多大な恩恵を受けており さらに自動車 航空機 鉄道などでもアナログ技術からデジタル技術への急速な技術革新が進んでいる このように高度に発展した現代社会を支えているのが電気エネルギーと種々のエレクトロニクス応用機器であり その学問領域は電気工学と電子工学である 電気工学 ( 電気エネルギー ) は 社会を支える基盤工学としての位置づけが主であり 仮に化石燃料が枯渇しても 原子力 水力 太陽光 風力発電などで人々に電力を供給しつづける必要があり また急速に開発が進む電気自動車用蓄電池の開発とも関連するなど 普遍的な学問領域である 一方 電子工学 ( エレクトロニクス応用機器 ) は 我が国の 大産業である電気電子機器製造分野と自動車製造分野 ( 最近では エンジン制御 制動 車載通信 衝突防止 オートクルーズ カ-ナビなど 高度な電子機器や制御用コンピュ-タ (ECU) が数多く搭載されている ) に直接的な関連を持ち その技術水準は世界のトップに位置づけられるが 最近では国を挙げて教育や産業育成に取り組む韓国 台湾 中国の台頭も目覚ましく 不断の技術革新が必要な学問領域である さらに MRI X 線 CT 超音波診断装置などの高度な医療機器は 電気工学と電子工学の最先端技術の集大成( 学問領域では生体電子工学 ) で実現しており 医療分野への貢献度も測り知れず この領域も不断 -3-
4 の技術革新が必要である 上記で概観したように 電気工学および電子工学分野における先端的かつ独創的な研究開発の必要性は 我が国の産業界が国際競争力を維持 向上させるために今後ますます増大し さらに境界的および学際的な領域の開拓 関連領域の協力などによって多大な成果が期待される この電気工学と電子工学に関連する従前の本学大学院の修士課程は 平成 年度開設の電気工学専攻と応用電子工学専攻であるが 平成 13 年度の6 学科から8 学科への改組および平成 0 年度の4 学部 8 学科への改組を経た今日では 学部 ( 学科 ) と大学院の連続性が悪くなっていた このため 4 学部 8 学科の完成年次 ( 平成 3 年度末 ) に合わせて 学部 ( 学科 ) と大学院の連続性を改善するために 従前の電気工学専攻と応用電子工学専攻の 専攻を新たに電気電子工学専攻 情報工学専攻 医療工学専攻の3 専攻に改組再編し 平成 4 年度から新たに発足させようとするものである 学問領域としての電気工学と電子工学の歴史的背景および現代社会との関連は上述したが 新たな3 専攻の中で電気電子工学専攻が扱う具体的な教育研究分野は エレクトロニクス系 電力エネルギー系 電気電子物性系 物理数学系 の4つに大別される エレクトロニクス系 では 生体電子工学 電気電子計測 画像エレクトロニクス 電子システム 電気電子センサ工学 リモートセンシング 衛星通信工学を扱い 電力エネルギー系 では エネルギー変換工学 電力システム工学 制御応用工学 超電導 高磁界工学を扱い 電気電子物性系 では 電気電子物性 電子デバイス 集積化システム 薄膜応用工学 ナノエレクトロニクスを扱い 物理数学系 では 固体量子論 量子統計学 応用数学を扱う これらの最新分野について技術的および理論的両面から教育研究を進める このために各分野に学術的権威と第一線の若手研究者を揃え 次世代の先端的 長期的テーマに挑戦し 関連分野の学問的資産と英知を結集し より豊かな社会を実現するための最先端の技術開発をめざすなかで 高度な専門的業務に従事し得る技術者および研究者を育成することは 真の科学技術創造立国を標榜する我が国にとって極めて重要と考える 電気電子工学専攻は 創生工学部電気デジタルシステム工学科での4 年間の一貫した教育を基盤とし より高度で深い電気電子工学の学識を身につけたうえで 創造的な工学的アプローチにより 電気電子工学と関連する諸問題を解決できる能力を有する高度専門技術者および研究者となる人材の養成を目的とする 上記の目的から 電気電子工学専攻の養成する人材は 現代社会の基盤を支えるエネルギー関連の高度専門技術者 種々のエレクトロニクス応用機器を開発する高度専門技術者 電気電子関連の素材およびデバイスを開発する高度専門技術者 また知識基盤社会を形成する我が国の各分野で今後の日本や地域をリードできる高度で知的な素養と社会性を兼ね備えた技術者 あるいは研究機関や大学等における研究者としての一段階目である なお 修士課程修了後の進路としては 電力会社 総合電機メーカー 家電系電機メーカー -4-
5 強電系および弱電系電気機器製造 電気設備工事 空調冷暖房設備工事 電子情報機器製造 精密機器製造 医用電子機器製造 電気電子素材メーカー 電子部品製造 電子回路設計 自動車および輸送機関連の電子部品製造などにおける開発 専門技術者 もしくは研究機関 大学等における研究者等が考えられる また 科学技術の著しい進歩に伴い 大学卒業後の年月の経過で新たな専門知識 技術の習得が難しくなっていること 実社会での基礎的および創造的な研究の必要性の高まりなどを考慮して 本専攻は開かれた大学院として 積極的に社会人を受け入れる長期履修制度を取り入れる計画である (3) 修士課程の設置構想 設置する課程は 標準修業年限を 年とする修士課程 ( 定員 6 名 収容定員 1 名 ) である (4) 研究科 専攻等の名称及び学位の名称電気電子工学専攻は 創生工学部電気デジタルシステム工学科の教育理念を基盤としつつ 電気電子工学が扱う幅広い分野で さらに深く学ぶことを目標にする専攻である 従って 専攻の名称を電気電子工学専攻 (Division of Electrical and Electronic Engineering) とする 本専攻の英語の名称 Electrical and Electronic Engineering は 国際的にも広く通用しており 本専攻のめざすものと一致し適切であると考える 学位の名称は 設置の趣旨と照らし合わせた結果 既設の工学研究科の中に設置されることから 修士 ( 工学 ) とする (5) 教育課程編成の考え方及び特色電気電子工学専攻の基盤となる創生工学部電気デジタルシステム工学科の教育課程は 大きくエネルギーシステムコース科目 デジタルテクノロジーコース科目 コ-ス共通科目に分類されるが 多様な教育履歴の入学生に的を絞った教育をするために デジタルテクノロジーコースではエレクトロニクスの一分野であるデジタル回路とVLSIデザインに特化した科目群に重点を置いている 一方 修士課程修了後に予測される進路は () 設置の趣旨及び必要性 で述べたように非常に広範囲であり 特にエレクトロニクス関連分野は裾野が広く また発展性もある なお 学部の電気デジタルシステム工学科でも就職に関しては 現段階で非常に広範囲な産業からの求人がある このため本専攻の修士課程では本来の電子工学 ( エレクトロニクス ) が担うより広い分野の授業科目を多数用意し その先端的なエレクトロニクスの領域を教授する 具体的な教育研究分野は エレクトロニクス系 電力エネルギー系 電気電子物性系 物理数学系 の4つに大 -5-
6 別し これらの専門知識の教授を目的として以下の特論科目群を開設する まず エレクトロニクス系 では いわゆるエレクトロニクス関連科目として 電気電子計測 画像エレクトロニクス 電子システム 電気電子センサ工学を開設し さらに先端的な色彩の強い生体電子工学 リモートセンシング 衛星通信工学も開設する 電力エネルギー系 では 電気エネルギー関連科目として エネルギー変換工学 電力システム工学 制御応用工学を開設し さらに先端的な色彩の強い超電導 高磁界工学も開設する 電気電子物性系 では 電気電子素材 デバイス関連科目として 電気電子物性 電子デバイス 集積化システム 薄膜応用工学を開設し さらに先端的な色彩の強いナノエレクトロニクスも開設する そして物理と数学は 電気電子工学と密接な学問領域にあることから 物理数学系 科目として 固体量子論 量子統計学 応用数学を開設する (6) 教員組織の編成の考え方及び特色電気電子工学専攻の指導教員は 発足予定の平成 4 年 4 月時点で創生工学部電気デジタルシステム工学科に所属する教員を中心に14 名で組織する その職位は 教授 11 名 准教授 3 名であり 保有する学位は 工学博士 5 名 理学博士 1 名 博士 ( 工学 )5 名 博士 ( 理学 )3 名である 年齢構成は 55 歳以上のベテラン教員が5 名 54~45 歳の中堅教員が6 名 44 歳以下の若手教員が3 名となっており 今後教育研究の中核なる中堅層が厚く 教員構成としてのバランスがとれている なお14 名のうち 従前の電気工学専攻の所属教員が4 名 応用電子工学専攻の所属教員が8 名 新任教員が 名である また 教育研究分野との関連では エレクトロニクス系 の教員が4 名 電力エネルギー系 の教員が 名 電気電子物性系 の教員が4 名 物理数学系 の教員が4 名という構成である ここで 電力エネルギー系 の教員が他の専門分野に比べて手薄なことから 将来的に1 名の増員を計画する (7) 教育方法 履修指導 研究指導の方法及び修了要件電気電子工学専攻は エレクトロニクス系 電力エネルギー系 電気電子物性系 の主要 3 分野と 物理数学系 の計 4 分野からなるが 各分野における教育は それぞれの特徴を維持しながらも 大きく電気電子工学全般についての体系的な教育を実施する これにより電気電子系技術者としての基本的なスキルを獲得し しかも それぞれの分野における深い専門性を有するユニークな人材の育成を目標とする 資料 : 履修モデル-1a 1b 1c 各教員が担当する履修科目は 小人数制の授業を採用することで 教員との対話を重視した教育を実践する また セメスター制の採用により 半期ごとに成績を評価 フィードバックし -6-
7 学生の資質向上の程度と状況を検証する 修士論文の指導科目に位置づけられる電気電子工学特論ゼミナールは 標準修業年限の 年を通じて開設される科目である この科目は 研究に対する姿勢や方法を日常的に指導するもので 修学期間全体を通じて定期的な研究の成果発表を計画させるとともに 学会での積極的な研究発表の奨励により 本専攻が目標とする人材の養成を着実に実行するためのものである なお 社会人などが標準修業年限を越えて課程の履修を計画する場合には 修学期間に併せて履修が出来るように考慮する 本課程の修了要件は修得単位合計 30 単位以上とし その内訳は 電気電子工学特別実験 4 単位と電気電子工学特論ゼミナール8 単位の計 1 単位を修得したうえで その他 19 科目の特論 (1 科目 単位 ) から18 単位以上 (9 科目以上 ) を修得する必要がある なお 学生の履修計画については 指導教員の指導の下で 修士の研究題目との関連性が得られるように 複数の科目を通した体系的な履修とし それに加えて関連分野の基礎的素養の涵養を図るように配慮されている これに加えて修士論文を提出し審査および試験に合格しなければならない なお 修士論文については 本学大学院学位規定に基づき 修士課程に 年間以上在学し 指導教員の指導と承認のもとで作成し 指定期間に研究科長へ提出する この修士論文は 当該研究科で承認された主査 (1 名 ) と副査 (1~ 名 ) からなる審査委員によって審査される この際 修士論文審査会を開催し 論文内容の発表と質疑応答 ( 口頭試問 ) を行う この審査は論文提出後 概ね1カ月以内に終了させ その結果については当該研究科委員会に報告し承認を受けなければならない 承認後の修士論文は 本学図書館で蔵書し閲覧を可能とする -7-
8 情報工学専攻 () 設置の趣旨及び必要性情報工学は情報を工学的手法によりさまざまな形で利用する総合的な学問分野である 情報の生成 情報の伝達 情報の収集 情報の蓄積 情報の処理などの分野があり それぞれ大きな発展を遂げてきた たとえば 世界中で時々刻々発生している膨大な情報を利用した検索連動型ビジネスやロングテール型電子商取引 (EC) などの新しいビジネス 国税の電子申告 (e-tax) や電子私書箱 ( 仮称 ) 構想など電子政府を実現する国レベルの取り組み 電子マネーや電子クーポン 携帯電話を活用した新しいライフスタイルの創出など 情報工学により高度情報化社会はめざましく進展している 携帯端末の高度化とネットワークの高速化は いつでも どこでも 誰とでも さらにはどんなデータでも扱うことができるようになってきた また 近年 画像や文章 音楽 動画などのデジタルメディアを介したコンテンツが身の回りに溢れており デジタルメディアをとおして人と人とを結ぶコミュニケーションがより重要になっている この中でも映像の3D 表現が普及しつつある現在 感性情報の取り込みもまさに必須な状況となっている 人工知能 ロボットの分野では 産業用ロボットから災害救助 介護やエンターテイメントなどのより人間に近い環境での活躍が期待されており 着々と普及への道を歩んでいる このように情報工学が社会の高度化に果たした役割は計り知れず 今後もその基礎研究をとおして 新しいアルゴリズムの創出や機器 装置の開発 コンテンツの創造によりさまざまな社会分野での画期的成果が期待されている 先端技術の水準維持のためには不断の技術革新が必要であるが さらに境界的および学際的な領域の開拓 関連領域の協力などによりこれまでになかった新たな展開が期待できると考えられる 以上述べたことからもわかるように 情報工学は社会の高度化 利便性向上に直接的に貢献し得る極めて重要 不可欠で しかも魅力的な学問 研究分野である この分野にあるいろいろな課題についての研究を行い 情報の生成 伝達 収集 蓄積 処理の水準を高めることができる高度な専門的業務に従事し得る技術者および研究者の養成は 我が国にとって極めて重要である 情報工学専攻は 創生工学部情報フロンティア工学科および未来デザイン学部メディアデザイン学科と人間社会学科での4 年間の一貫した教育を基盤とし より高度で深い情報工学の学識を身につけたうえで 創造的な工学的アプローチにより 情報工学と関連する諸問題を解決できる能力を有する高度専門技術者および研究者となる人材の養成を目的とする 上記の目的から 情報工学専攻で養成する人材は 社会の高度化に整合した各種ネットワークの設計 構築 運用の知識を持つモバイルユビキタス関連の高度専門技術者 知能処理 情報処理技術の実践力を身につけたコンピュータシステム関連の高度専門技術者 社会の仕組みまで理解した深い視点を持ち 感受性豊かでかつ論理的に組み立てることができるコンテンツクリエイト関連の高度専門技術者 また知識基盤社会を形成する我が国の各分野で今後の日本や地域をリ -8-
9 ードできる高度で知的な素養と社会性を兼ね備えた技術者 あるいは研究機関や大学等における研究者としての一段階目である なお 修士課程修了後の進路としては ネットワーク運営企業 ネットワーク機器開発企業 システムインテグレーション企業 ロボット開発企業 ソフトウェア開発企業 ゲーム機器開発企業 コンテンツ開発企業と多様で多彩な分野における開発 専門技術者 もしくは研究機関 大学等における研究者等が考えられる 以下に具体的な技術者像の代表例を示す 1) インターネット モバイルネットワークをソフト ハード両面で理解したうえで デジタル情報処理 情報セキュリティ 情報数学 ソフトウェアなどに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究やネットワーク機器の研究開発ができる高度専門技術者 ) ソフトウェア開発について深く理解したうえで 知能情報 シミュレーション メディア処理 感性情報などに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究やロボット ゲーム機器の研究開発ができる高度専門技術者 3) 感性情報について深く理解したうえで ゲームプログラミング 視覚メッセージ Web デザイン ソフトウェア 知能情報 メディア処理などに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究およびゲームやWebコンテンツの研究開発ができる高度専門技術者また 科学技術の著しい進歩に伴い 大学卒業後の年月の経過で新たな専門知識 技術の習得が難しくなっていること 実社会での基礎的および創造的な研究の必要性の高まりなどを考慮して 本専攻は開かれた大学院として 積極的に社会人を受け入れる長期履修制度を取り入れる計画である (3) 修士課程の設置構想 設置する課程は 標準修業年限を 年とする修士課程 ( 定員 6 名 収容定員 1 名 ) である (4) 研究科 専攻等の名称及び学位の名称情報工学専攻は 創生工学部情報フロンティア工学科および未来デザイン学部メディアデザイン学科の教育理念を引き継ぎ 情報工学が扱う分野でさらに深く学ぶことを目標とする専攻である 従って 専攻の名称を情報工学専攻 (Division of Information Engineering) とする 本専攻の英語の名称 Information Engineeringは 国際的にも広く用いられており 本専攻のめざすものと一致しており 適切であると考える 学位の名称は 設置の趣旨と照らし合わせた結果 既設の工学研究科の中に設置されることか -9-
10 ら 修士 ( 工学 ) とする (5) 教育課程編成の考え方及び特色情報工学専攻の教育研究体系は 創生工学部情報フロンティア工学科および未来デザイン学部メディアデザイン学科で教授する専門分野を専門性と共通性をもとに再編し 以下の系列にグループ化する 具体的には インターネット モバイル情報ネットワーク 情報セキュリティ を中心とする モバイルユビキタス系分野 と ソフトウェア情報工学 知能情報工学 ロボティクスデザイン を中心とする 知能 ソフトウェア系分野 そして 感性情報工学 ゲームプログラミング 視覚メッセージ デザイン を中心とする デザイン コミュニケーション系分野 からなるカリキュラム群で編成する 上記の教育課程編成にあたって 各分野の専門知識の教授を目的とする特論科目群を開設するとともに 他の分野の科目群をも履修し視野を広げることができるよう勘案する (6) 教員組織の編成の考え方及び特色情報工学専攻の指導教員は 発足予定の平成 4 年 4 月時点で創生工学部情報フロンティア工学科および未来デザイン学部メディアデザイン学科に所属する教員を中心に18 名で組織する その職位は 教授 1 名 准教授 6 名であり その保有学位は 工学博士 ( 博士 ( 工学 ) 博士( 経営学 ) 博士 ( 教育学 ) Ph.D. を含む )18 名である 年齢構成は 55 歳以上のベテラン教員が5 名 54~45 歳の中堅教員が7 名 44 歳以下の若手教員が6 名となっており 今後教育研究の中核なる中堅 若手層が厚く 教員構成としてのバランスがとれている なお18 名は 従前の電気工学専攻の所属教員である また 教育研究分野との関連では モバイルユビキタス系 の教員が8 名 知能 ソフトウェア系 の教員が5 名 デザイン コミュニケーション系 の教員が5 名という構成である (7) 教育方法 履修指導 研究指導の方法及び修了要件情報工学専攻はモバイルユビキタス系 知能 ソフトウェア系とデザイン コミュニケーション系の3 分野からなり 各分野における教育はそれぞれの特徴を維持しながらも 大きく情報工学全般についての体系的な教育を実施する これにより技術者としての基本的なスキルを獲得し しかも それぞれの分野における深い専門性を有するユニークな人材の育成を目標としている これを踏まえ 分野ごとの履修モデルでは 専門分野と隣接分野を複合的に学習できるように構成されている 資料 : 履修モデル a b c 各教員が担当する履修科目は 小人数制の授業を採用することで 教員との対話を重視した教育を実践する 履修等の選択に際しては 指導教員が本人の研究内容および進路等の希望を考慮 -10-
11 し適宜助言と指導を行う また セメスター制の採用により 半期ごとに成績を評価 フィードバックし 学生の資質向上の程度と状況を検証する 修士論文を指導する情報工学特論ゼミナールは 標準修業年限の 年を通じて開設される科目である この科目は 研究に対する姿勢や方法を日常的に指導する目的で 修学期間全体を通じて定期的に研究成果を発表する機会を設けるとともに 学会での積極的な研究発表を奨励することにより 目標とする人材の養成が着実に実行できるようにするためのものである なお 社会人などが標準修業年限を越えて課程の履修を計画する場合には 修学期間に併せて履修が出来るように考慮する 本課程を修了するためには 情報工学特別実験 4 単位 情報工学特論ゼミナール8 単位の合計 1 単位を修得したうえで 選択科目から18 単位以上を修得し 総計 30 単位以上を修得する必要がある なお 学生の履修計画については 指導教員の指導のもとで 修士の研究題目との関連性が得られるように 複数の科目を通した体系的な履修とし それに加えて関連分野の基礎的素養の涵養を図るように配慮されている これに加えて修士論文を提出し 審査および試験に合格しなければならない 修士論文については 北海道工業大学大学院学位規定に基づき修士課程に 年間以上在学し指導教員の指導と承認のもとに作成されたものを定められた期間に研究科長に提出する 提出された修士論文は当該研究科で承認された主査 (1 名 ) と副査 (1~ 名 ) よりなる審査委員によって審査される この際 修士論文審査会を開催し修士論文内容の発表 質疑応答 ( 口頭試問 ) を行う 修士論文の審査は論文提出後 概ね1カ月以内に終了させ その結果については当該研究科委員会に報告し承認されなければならない 承認された修士論文は本学図書館で閲覧を可能とする -11-
12 医療工学専攻 () 設置の趣旨及び必要性現代医療は さまざまな科学技術の進歩をその基礎として飛躍的な発展を遂げてきた この飛躍を支え伸展させた工学技術は 単に医療機器の開発という技術的な面ばかりでなく 生体計測 生体情報の処理 生体メカニズムの解析や 生体制御に関する理論的体系などを提供することによって 医学 医療の発展に大きく貢献してきた 医療工学 ( いわゆる生体医工学 ) は こうした医学 生物学と工学の複合 融合領域ないしは学際領域に位置する学問として発展してきており 現在ではその成果である診断機器や医療材料 医療情報システムが無ければ近代医療は成り立たない状況に至っている また これまで職人的な色彩の強かった義肢 義足や装具を製作し これを利用者に適合させるための技術である義肢装具技術は 平成 18 年本学医療福祉工学科に我が国最初の四年制大学における義肢装具士養成課程が開設されたことから学問体系の整理と教育研究の礎が整った この義肢装具学分野も現代医療の一翼を担うものであり 医療工学の一分野として将来大きな飛躍が期待される領域であるといえる このように生体医工学が医療の高度化に果たした役割は計り知れず 今後もその基礎研究をとおして 新しい材料や機器 装置を開発することでさまざまな医療分野での画期的成果が期待されている 同様に義肢装具学を包含するリハビリテーション工学分野でも生体医工学の知識技術体系ならびにこの応用が貢献すると期待されているが 加えて工学におけるさまざまな分野たとえば 機械工学や建築工学さらに環境工学などさまざまな分野との連携でこれまでになかった新たな展開が期待できると考える 以上述べたことからもわかるように 医療工学 ( 生体医工学 ) は 人類の健康と福祉に直接的に貢献し得る極めて重要 不可欠で しかも魅力的な学問 研究分野であり この分野にあるいろいろな課題についての研究を行い 医療およびリハビリテーション医学の水準を高めることができる研究者 高度専門技術者の養成は我が国にとって極めて重要である 医療工学専攻は 医療工学部医療福祉工学科での4 年間の一貫した教育を基盤とし より高度で深い医用工学 臨床工学そして義肢装具学の学識を身につけたうえで 高度で創造的な工学的アプローチにより 医療工学の諸問題を解決できる能力を有する高度専門技術者および研究者となる人材の養成を目的とする 上記の目的から 医療工学専攻で養成する人材は 医用機器の開発ならびにこれら機器が臨床の場で使用される場合に高度な知識を持って 医師を中心とした医療チームの中で機器類に関する専門家として指導的な役割を果たす高度専門医療技術者と高齢化社会や介護負担の軽減 ノーマライゼーションの普及に欠かせない福祉用具や支援機器の開発 ならびに理学療法士などとの連携の中でこれら用具の製作 適合に指導的な役割を果たし得る高度専門技術者とこれら機器用具の開発技術者を養成する 特に修士課程である医療工学専攻で養成しようとする人材は 知識 -1-
13 基盤社会を形成する我が国の各分野で今後の日本や地域をリードできる高度で知的な素養と社会性を兼ね備えた技術者 あるいは研究機関や大学等における研究者としての一段階目である また これら高度専門技術者に求められる基本的な資質と生命科学に貢献する科学技術発展の一翼を担う人材として涵養すべき素地として科学研究に関する倫理感の醸成をめざす このような教育研究課程の中で 医用工学ならびに臨床工学分野そしてリハビリテーション工学分野で活躍する高度専門技術者ならびに臨床専門職の育成を行う 本専攻で育成された人材は 医用機器製造開発企業 福祉支援機器 スポーツやリハビリテーション機材製造開発企業 そして病院や義肢装具製作所等の臨床の場と多様で多彩な分野での活躍が期待される 以下に具体的な技術者像を示す 1) 臨床医学と生命科学倫理を履修したうえで 生体制御工学 医用機器学 生体機能学 生体情報工学などに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究や医療機器の研究開発ができる研究者および高度専門技術者 または これらのスキルを涵養し チーム医療の中で先導的役割を果たす高度専門医療技術者 ) 臨床医学と生命科学倫理を履修したうえで リハビリテーション工学分野におけるさまざまで高度な専門知識と研究開発手法を習得し さらに福祉支援工学 福祉機器学 生体機能支援工学などの知識と研究開発手法を習得した研究者および高度専門技術者とこれらのスキルをチーム医療の場で活かし リハビリテーション医療において先導的な役割を果たす高度専門医療技術者なお 大学院課程修了後の進路としては 医用機器 福祉支援機器 スポーツ科学ならびに義肢装具 リハビリテーションなどの医療関連産業における開発 専門技術者 もしくは病院等における専門医療技術者 研究機関 大学等における研究者等が考えられる また 科学技術の著しい進歩に伴い 大学卒業後の年月の経過で新たな専門知識 技術の習得が難しくなっていること 実社会での基礎的および創造的な研究の必要性の高まりなどを考慮して 本専攻は開かれた大学院として 積極的に社会人を受け入れる長期履修制度を取り入れる計画である (3) 修士課程の設置構想 設置する課程は 標準修業年限を 年とする修士課程 ( 定員 6 名 収容定員 1 名 ) である (4) 研究科 専攻等の名称及び学位の名称医療工学専攻は 医療工学部医療福祉工学科の教育理念を引き継ぎ 医療福祉工学をさらに深く学ぶことを目標とする専攻である 従って 専攻の名称を医療工学専攻 (Division of Biomedical Engineering) とする 本専攻の英語の名称 Biomedical Engineeringは 国際的にも広く用いら -13-
14 れており 本専攻のめざすものと一致しており 適切であると考える 学位の名称は 設置の趣 旨と照らし合わせた結果 既設の工学研究科の中に設置されることから 修士 ( 工学 ) とする (5) 教育課程編成の考え方及び特色医療工学専攻の教育研究体系は 医療工学部医療福祉工学科で教授する専門分野を専門性と共通性をもとに再編し 以下の系列にグループ化する 具体的には 生体制御工学 医用機器学 病態病理学 を中心とする 医用工学および臨床工学系 と リハビリテーション工学 福祉支援工学 生体機能支援工学 を中心とする リハビリテーション工学系 そして専門領域に関わらず将来的に研究者の必須のスキルとなると想定される 科学研究倫理に関する知識 ディベートスキル プレゼンテーションスキル などを教授する共通系の3 分野からなるカリキュラム群で編成する 上記の教育課程編成にあたって 各分野の専門知識の教授を目的とする特論科目群を開設するとともに 修学期間中に共通分野科目群を履修できるよう勘案する 特に医用工学や臨床工学 そしてリハビリテーション工学分野は ともに医学と工学ならびにその周辺分野を研究対象とすることを十分に考慮し 専門分野と共通分野に固執することなく また工学研究科に属する他専攻の科目についても研究の傾向から履修できるように 科目体系を創案する さらに就労しながら就学する社会人に対しても 十分に対応できるよう各科目の教授進行順や開設時期などを考慮して修学科目群と履修モデルを考えた また 必要に応じて外部の有識者 臨床家 さらに医療機器関連分野において永年にわたって研究開発に携わってきた専門技術者を特別講師として招き 基礎研究から応用研究までの目的論と開発戦略に基づいたスキルの伝授をめざした講義についても計画している なお 近年の研究倫理観醸成が生命科学の研究分野では必須の要件であるとの考え方から 科学技術倫理特論では研究者 技術者として必要な倫理について教授する (6) 教員組織の編成の考え方及び特色医療工学専攻の指導教員は 発足予定の平成 4 年 4 月時点で医療工学部医療福祉工学科の教員を中心に13 名で組織する その職位は 教授 9 名 准教授 3 名であり その保有学位は 工学博士 ( 博士 ( 工学 ) を含む )9 名 医学博士 名 博士 ( 理学 )1 名 工学修士 1 名であり 教育研究領域 年齢構成等のバランスを考慮して配置した 年齢構成は 55 歳以上のベテラン教員が 4 名 54~45 歳の中堅教員が5 名 44 歳以下の若手教員が3 名となっており 今後教育研究の中核なる中堅層が厚く 教員構成としてのバランスがとれている なお1 名は 従前の応用電子工学専攻の所属教員である また 教育研究分野との関連では 医用工学および臨床工学系 の教員が8 名 リハビリテーション工学系 の教員が4 名という構成である -14-
15 なお 専攻に所属する教員に限らず語学スキルやディベートスキルなどについては 本学で他 の所属に属する教員の協力も仰ぐ予定である (7) 教育方法 履修指導 研究指導の方法及び修了要件医療工学専攻は 医用工学および臨床工学系とリハビリテーション工学系の 分野からなるが 各分野における教育は それぞれの特徴を維持しながらも 大きく医療工学全般についての体系的な教育を実施する これにより 技術者としての基本的なスキルを獲得し しかも それぞれの分野における深い専門性を有するユニークな人材の育成を目標としている これを踏まえ分野ごとの履修モデルでは 専門分野と共通分野を総合的に学習できるように構成されている 履修モデル : 資料 3a 3b 各教員が担当する履修科目は 小人数制の授業を採用することで 教員との対話を重視した教育を実践する 履修等の選択に際しては 指導教員が特別研究の内容 本人の進路等の希望を考慮し適宜助言と指導を行う また セメスター制の採用により 半期ごとに成績を評価 フィードバックし 学生の資質向上の程度と状況を検証する 修士論文を指導する医療工学特論ゼミナールは 標準修業年限の 年を通じて開設される科目である 本科目は研究に対する姿勢や方法を日常的に指導する目的で 修学期間全体を通じて定期的に研究成果を発表する機会を設けるとともに 学会での積極的な研究発表を奨励することにより 目標とする人材の養成が着実に実行できるようにする なお 社会人などが標準修業年限を越えて課程の履修を計画する場合には 修学期間に併せて履修が出来るように考慮する 本課程の修了要件は修得単位合計 30 単位以上とし その内訳は 医療工学特別実験 4 単位 医療工学特論ゼミナール8 単位ならびに科学技術倫理特論の合計 14 単位を修得したうえで 選択科目から16 単位以上を修得する必要がある なお 学生の履修計画については 指導教員の指導のもとで 修士の研究題目との関連性が得られるように 複数の科目をとおした体系的な履修とし それに加えて関連分野の基礎的素養の涵養を図るように配慮されている これに加えて 修士論文を提出し 審査および試験に合格しなければならない 修士論文については 北海道工業大学大学院学位規定に基づき修士課程に 年間以上在学し指導教員の指導と承認のもとに作成されたものを定められた期間に研究科長に提出する 提出された修士論文は当該研究科で承認された主査 (1 名 ) と副査 (1~ 名 ) よりなる審査委員によって審査される この際 修士論文審査会を開催し修士論文内容の発表 質疑応答 ( 口頭試問 ) を行う 修士論文の審査は論文提出後 概ね1カ月以内に終了させ その結果については当該研究科委員会に報告し承認されなければならない 承認された修士論文は本学図書館で閲覧を可能とする -15-
16 (8) 施設 設備等の整備計画 1 校舎等施設の整備計画今回の届出では組織の編成上従来の 専攻で行ってきた研究指導を新 3 専攻に改組するもので 現有の施設 設備を充当することから拡充する計画はない 大学院学生の講義室は 各専攻が専用に保有しているが 研究室 実験 実習室等は既設の施設を活用する計画である 屋内運動場としての体育館 ( 昭和 45 年建築 ) は 課外活動でのクラブ数が増え使用頻度も高く面積的に狭い状況にあり また耐震補強の問題もあることから平成 3 年度中に新体育館を竣工する予定となっている また 教育施設の環境整備として 平成 年度から既存校舎に身障者用トイレおよびスロープ設置等の整備事業に取り組んでいる 図書等の資料および図書館の整備計画本学の蔵書の内訳は 和書約 9 万 4 千冊 洋書約 1 万 6 千冊 雑誌約 1,500 種類 視聴覚資料約 1,400 本を所蔵しており 約 5 割が理工系図書で 理工系の図書 雑誌を中心に収集 整備しており 毎年 4,000 冊程の図書購入を進めて整備する 館内には 319 席の閲覧席 ギャラリー AV 視聴室 グループ学習室 ( 室 ) 学習支援室 PCプラザ 丸善書店また発表会 講演会に利用できるAVホール (83 名収容 ) があり 多目的施設としての機能を備えている PCプラザは学内 LAN( 授業支援システム ) にアクセスできるため 授業終了後も自習室として活用されている 図書の選書にあたっては メディアセンター運営委員会を中心に教員 学生からの要望を集約し 既設専攻と新設専攻の各専門分野のバランスに配慮しながら各分野の専門性 必要性を考慮した書籍を選定し体系的に整備を行う予定である また電子ジャーナルの購入にも重点を置いて充実を図る計画である 図書資料の検索システム (OPAC) が稼動しており 学内の所蔵資料の検索を一元的に行っている 施設設備の環境整備として 平成 年度に入館管理システム 自動貸出返却装置の設置 図書館玄関の自動ドア改修および出入り口にスロープを設置した 今後は館内の閲覧室入口のバリアフリー化および身障者用トイレの設置を計画している 3 大学院学生の研究室の考え方各専攻の指導教員は学部学科の教員が兼任していることから 基本的には基礎となる学部学科の研究室および実験室等既設の施設を活用する考えである 実験 実習等でのデータ分析などの調査研究に係るパソコンについては 大学院学生個々に配備されている (9) 既設の修士課程との関係 以下に既設の修士課程と新設の修士課程との関係を図示する 既設の電気工学専攻修士課程と -16-
17 応用電子工学専攻修士課程は 平成 3 年 4 月に募集を停止し 在学生がいなくなった時点で 廃 止する 新設の電気電子工学専攻修士課程は 既設の電気工学専攻修士課程の 電力エネルギー分野 と 電気物性分野 および既設の応用電子工学専攻修士課程の エレクトロニクス分野 と 電子物性 分野 を受け継ぎ その教育研究領域を エレクトロニクス系 電力エネルギー系 電気電子 物性系 物理数学系 の 4 つに大別し これに対応したさまざまな研究テーマをもって学生の研 究マインド 研究能力 そして高度技術力の醸成をめざす 新設の情報工学専攻は 既設の電気工学専攻の情報工学分野を受け継ぎ また学部の情報フロ ンティア工学科とメディアデザイン学科の教育体系を勘案し その教育研究分野を モバイルユビ キタス系 知能 ソフトウェア系 デザイン コミュニケ - ション系 の 3 つに大別し これ に対応したさまざまな研究テーマをもって学生の研究マインド 研究能力 そして高度技術力の 醸成をめざす 新設の医療工学専攻は 既設の応用電子工学専攻において進められてきた医用電子工学分野 臨床工学分野そしてリハビリテーション工学分野を主体とし その教育研究分野を 医用工学およ び臨床工学系 リハビリテ - ション工学系 に大別し これに対応したさまざまな研究テーマを もって学生の研究マインド 研究能力 そして高度技術力の醸成をめざす 既設の修士課程との関係 (10) 入学者選抜の概要 変更なし 現状を勘案すると 本学大学院工学研究科への入学者数は決して多くはなく また 現状では 本学出身者がほとんどとなっている そのため学士課程での十分な進学指導により 本大学院の 場合 アドミッション ポリシーの公表が有効に機能するとは考えていない 教育指針を提示することで その内容を十分に理解し意欲のあることが最小限の受入方針である 修士課程電気工学専攻 応用電子工学専攻 機械システム工学専攻 建築工学専攻 土木工学専攻 廃止 電気電子工学専攻 情報工学専攻 医療工学専攻 機械システム工学専攻 建築工学専攻 土木工学専攻 アドミッション ポリシーについて特段の規程はないが 志願者には本工学研究科の教育目的 新設 -17-
18 また 入学者選抜試験の際の面接時には 専門領域への関心度 課題解決への意欲 自ら積極的に取り組む姿勢を中心に 志願者に対する総合的な判定を実施している 上記のことから 今後 特に社会人入学者の増加を期待する場合 より明確な教育方針とアドミッションポリシーの公表が必要になると考える 電気電子工学専攻( 修士課程 ) 入試の方法は 他の既設の専攻と同じく 一般入試 [ 前期 後期 ] および推薦入試により行う 一般入試では 筆記試験として指定専門科目 (9 科目から 科目選択 ) および外国語 ( 英語 ) を課し さらに面接を行い これらの成績を総合して選抜する ここで指定専門科目は 基盤となる学部の電気デジタルシステム工学科に配当されている専門科目の体系から 工業数学 電気磁気学 電気回路 コンピュータ工学 エネルギー工学 電気電子計測 半導体及び電子材料 デジタル回路 デジタル信号処理 の9 科目とする これらの専門科目は 修士課程進学後に学ぶ4つの教育分野とも連動するものである 外国語 ( 英語 ) については 電気電子工学分野も他の分野と同様に 英語論文をもとに研究を進めたり 課程修了後に企業などで英語の技術資料やマニアルを読み書きするうえで必須となっており 今や欠くことはできない 推薦入試では 本学学部からの進学希望者で人物 学力とも優秀な者を対象とし さらに修士課程における適性を判断するために指導教員 ( 予定者 ) から推薦書の提出を受け 筆記試験を課さずに面接を行い それらを総合的に判定し選抜する なお 先に述べたように 本専攻は社会人を積極的に受け入れる方針であり その社会人入試選抜にあたっては 小論文および口述試験により総合的に判定する 情報工学専攻( 修士課程 ) 入試の方法は 他の既設の専攻と同じく 一般入試 [ 前期 後期 ] および推薦入試により行う 一般入試では 筆記試験として指定専門科目 (9 科目から 科目選択 ) および外国語 ( 英語 ) を課し さらに面接を行い これらの成績を総合して選抜する ここで指定専門科目は 基盤となる創生工学部情報フロンティア工学科および未来デザイン学部メディアデザイン学科に配当されている専門科目の体系から 工業数学 情報数学 コンピュ-タ基礎 デジタル情報通信 ワイヤレス通信 ユビキタスネットワーク 知能情報 プログラミング 情報メディア処理 ( もしくは映像 音声デザイン ) の9 科目とする これらの専門科目は 修士課程進学後に学ぶ3つの教育分野とも連動するものである 外国語 ( 英語 ) については 情報工学分野も他の分野と同様に 英語論文をもとに研究を進めたり 課程修了後に企業などで英語の技術資料やマニアルを読み書きするうえで必須となっており 今や欠くことはできない 推薦入試では 本学学部からの進学希望者で人物 学力とも優秀な者を対象とし さらに修士課程における適性を判断するために指導教員 ( 予定者 ) から推薦書の提出を受け 筆記試験 -18-
19 を課さずに面接を行い それらを総合的に判定し選抜する なお 先に述べたように 本専攻は社会人を積極的に受け入れる方針であり その社会人入試選抜にあたっては 小論文および口述試験により総合的に判定する 医療工学専攻( 修士課程 ) 入試の方法は 他の既設の専攻と同じく 一般入試 [ 前期 後期 ] および推薦入試により行う 一般入試では 筆記試験として指定専門科目 (9 科目から 科目選択 ) および外国語 ( 英語 ) を課し さらに面接を行い これらの成績を総合して選抜する ここで指定専門科目は 基盤となる学部の医療福祉工学科に配当されている専門科目の体系から 解剖生理学 医用工学概論 生体機能代行装置学 生体計測装置学 臨床免疫学 リハビリテーション医学 義肢学 装具学 義肢装具概論 の9 科目とする これらの専門科目は 修士課程進学後に学ぶつの教育分野とも連動するものである 外国語 ( 英語 ) については 医療工学分野も他の分野と同様に 英語論文をもとに研究を進めたり 課程修了後に医療施設 企業などで英語の技術資料やマニアルを読み書きするうえで必須となっており 今や欠くことはできない 推薦入試では 本学学部からの進学希望者で人物 学力とも優秀な者を対象とし さらに修士課程における適性を判断するために指導教員 ( 予定者 ) から推薦書の提出を受け 筆記試験を課さずに面接を行い それらを総合的に判定し選抜する なお 先に述べたように 本専攻は社会人を積極的に受け入れる方針であり その社会人入試選抜にあたっては 小論文および口述試験により総合的に判定する 入学者選抜の方法等次のとおり入学者選抜を実施している (1) 修士課程推薦入学試験出願資格 : 本学の学部を卒業見込みの者で卒業研究指導教員の推薦受けた者選考方法 : 書類審査および面接試験により総合的に判定する () 修士課程一般入学試験出願資格 :1 大学を卒業した者および当該入試選抜年度の前年度末に卒業見込みの者 学位授与機構から学士の学位を授与された者および当該入試選抜年度の前年度末に授与される見込みの者 3 文部科学大臣の指定した者 4 本学大学院が上記 13の者と同等以上の学力があると認めた者選考方法 : 外国語 ( 英語 ) 専門科目( 各専攻が指定する科目の中から選択 ) および面接試験により総合的に判定する (3) 修士課程社会人入学試験出願資格 : 技術者 教員 研究者等で官公庁 学校 企業等に 年以上勤務した者で次 -19-
20 のいずれかに該当する者 1 大学を卒業した者 学位授与機構から学士の学位を授与された者 3 文部科学大臣の指定した者 4 本学大学院が上記 13の者と同等以上の学力があると認めた者選考方法 : 小論文および口述試験により総合的に判定する (11) 管理運営本大学院学則第 34 条に基づき 北海道工業大学大学院研究科委員会 を設置して 研究科委員会規程に従って大学院の管理運営を行っている 研究科委員会は 学長を委員長とし本大学院担当教授を委員として組織され 会議は毎月 1 回を定例として学長が必要と認めたときは臨時に開催し 大学院に関する次の事項を審議する (1) 試験 入学 休学 退学 除籍 賞罰 その他学生身分に関する事項 () 研究指導 学位論文および学位に関する事項 (3) 本研究科の教育課程に関する事項 (4) その他大学院に関する重要事項また 研究科委員会の下部組織として 研究科長を議長として各専攻主任 事務局長をもって構成する専攻主任会議を置き 専攻主任会議は 大学院に関する管理 運営の大綱および各専攻間の連絡調整 研究科委員会に付議する議案の調整 その他研究科長が諮問する重要事項について審議を行う なお 教授会と研究科委員会の相互関係は 学部教育担当および大学院教育担当の全教員が構成員となって開催されるため 適切に審議され全学の方針が明確にされ周知徹底が図られている また 教授会および研究科委員会には事務局長および各課長の事務職員が出席するため 教員組織と事務組織の連携が図られスムーズな管理運営が行われている (1) 自己点検 評価本学の学則第 1 条の第 および3 項の規定に基づき 大学の基本姿勢の質的向上と大学運営全般の改善 改革を資するため 自己点検 評価委員会 を組織し 北海道工業大学自己点検 評価規程 を設けた その下部組織として委員会の職務を支援するための 自己点検 評価委員会幹事会 を設置し 自己点検 評価の実施体制を整えている 自己点検 評価委員会は 学長を委員長とする副学長 幹事会幹事長 同副幹事長 学科主任教授 高等教育支援センター長 事務局長で構成し 本学の基本姿勢 ( 建学の精神 基本理念 -0-
21 教育目的等 ) 教育研究組織 教育課程 学生への対応 教員 職員 管理運営 財務 教育研究環境 社会との連携 社会的責務 等に関する事項について 3 年ごとに自己点検 評価を行う また6 年ごとに自己点検 評価結果について認証評価機関による評価を受ける 本学では 平成 0 年度に学校教育法に基づく認証評価を受け 日本高等教育評価機構から大学評価基準を満たしていると認定されたが 認証評価結果の要措置事項に対する改善 改革に取り組んでおり その結果を取りまとめて自己点検 評価年次報告書としてホームページに掲載し広く社会に公表している また ファカルティ ディベロップメント委員会 (FD) が行う 学生による授業改善のためのアンケート の結果を踏まえ 教育手段等を改善し学生の理解度の向上のため実施している アンケートは平成 11 年度からセメスターごとに実施し 集計結果を学内専用サイトに掲載して全学生 教職員に公表している 参考資料 : 資料 -1 自己点検 評価規程資料 - 大学の基本姿勢資料 -3 北海道工業大学における 成績評価と質の保証 のための基本フレーム資料 -4 ファカルティ ディベロップメント規程 (13) 情報の公表法令による 教育研究活動等に関する情報公表 の義務化を受けて 本学のホームページに 情報公表 の専用サイトを設置し 大学の運営や教育研究等の諸事業について 公的な教育機関として社会的説明責任を果たすとともに 公正かつ透明性の高い運営を実現し 教育研究活動の質的向上を図ることを目的として情報公表に努めている その他のサイトにおいても大学機関別認証評価報告書や自己評価報告書 組織の改編に伴う設置届出書および設置計画履行状況報告書など積極的に公表している また 学内の行事や出来事などをリアルタイムにトピックスとして配信し 大学の取り組みや教育活動を広く社会に対して情報提供に努めている 情報公表 専用サイトの掲載事項は次のとおりである 大学の教育研究上の目的 ( 大学の基本姿勢 創部の趣旨 大学院の教育目的等 ) 教育研究上の基本組織 教員組織 教員数ならびに各教員が有する学位および業績 入学者に関する受入方針および入学者数 収容定員 在学者数 卒業 修了者数 卒業 修了者の進路 就職データ ( 就職 求人状況 ) 授業科目 授業の方法 年間の授業計画 学修の成果に係る評価 卒業 修了の認定基準 -1-
22 校地 校舎等の施設 設備 学生の教育研究環境 授業料等大学が徴収する費用 学生の修学 進路選択等に係る支援体制 財務 経営 ( 事業報告 ) (14) 教員の資質の維持向上の方策本学大学院工学研究科は 平成 18 年度から19 年度にかけて 専攻ごとの基本姿勢 ( 専攻の存在意義 教育目的 教育指針 修士課程各年次と博士課程の各段階での教育 学習目標 ) および研究科内共通の 成績評価の基本フレーム を構築 策定するため 研究的 In Service 志向のFD 活動を集中的に行ってきた その成果 ( 専攻ごとの基本姿勢と研究科内の成績評価の標準化 ) をとおして 大学教員の大学院教育に対する共通認識が強化されてきたと考える しかし近年 ゆとり教育世代の入学により 学士課程の構築に関心が移っており 相対的に大学院の機能強化への関心は停滞気味である この様な背景を踏まえ 平成 17 年 9 月の中央教育審議会答申や平成 18 年 3 月の学校教育法の改正等を考慮し 教育と研究指導を複数指導教員間の協力分担により均衡がとれるように努め さらに教員の担当時間に関しては 学士課程教育と併せた担当コマ数によって年度単位で管理するよう配慮している しかし 教育のユニバーサル化とともに学士課程教育に要する時間が増大 教員の負担が限界に達しつつあり 周辺業務の効率化が必須な状況となりつつあり このようなことからも今回の専攻新設を契機にさらなる改善と研究科内ファカルティ ディベロップメント (FD) さらにスタッフ ディベロップメント (SD) を推進する必要があると考えている 参考資料 : 資料 -5 平成 年度 FD SD 実施状況 --
23 履修モデル : 電気電子工学専攻 資料 1 1a 分野 エレクトロニクス系に開講されている 7 科目の履修および電気電子物性系と物理数学系科目の履修をとおして エレクトロニクスとその関連分野に精通した高度専門技術者を育成する履修モデル 授業科目 授業を行う年次 単位数 1 年次 年次 前期後期前期後期 エ 生体電子工学特論 レ電気電子計測特論 クト画像エレクトロニクス特論 ロ 衛星通信工学特論 ニ電気電子センサ工学特論 クスリモートセンシング特論 系 電子システム特論 電 エネルギー変換工学特論 ギ力超電導 高磁界工学特論 エ系ネ電力システム工学特論 ル 制御応用工学特論 電気電子物性特論 電物電子デバイス特論 気性集積化システム特論 電系子薄膜応用工学特論 ナノエレクトロニクス特論 数固体量子論特論 物学量子統計特論 理系応用数学特論 実習 電気電子工学特別実験 演習 電気電子工学特論ゼミナール 計 30 単位以上 備 研究分野がエレクトロニクス系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 エレクトロニクス系の 7 科目 (14 単位 ) を中心に履修し 他の分野から 科目 (4 単位 ) 以上と電気電子工学特別実験 (4 単位 ) 電気電子工学特論ゼミナール (8 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること 考 1b 電力エネルギ - 系に開講されている 4 科目の履修及びエレクトロニクス系 電気電子物性系 物理数学系科目の履修をとおして 電気 電力工学とその関連分野に精通した高度専門技術者を育成する履修モデル 分野授業科目 前期後期前期後期 電 エネルギー変換工学特論 ギ力超電導 高磁界工学特論 エ系ネ電力システム工学特論 ル 制御応用工学特論 エ 生体電子工学特論 レ電気電子計測特論 クト画像エレクトロニクス特論 ロ 衛星通信工学特論 ニ電気電子センサ工学特論 クスリモートセンシング特論 系 電子システム特論 電気電子物性特論 電物電子デバイス特論 気性集積化システム特論 電系子薄膜応用工学特論 ナノエレクトロニクス特論 数固体量子論特論 物学量子統計特論 理系応用数学特論 実習 電気電子工学特別実験 演習 電気電子工学特論ゼミナール 計 授業を行う年次 単位数 1 年次 年次 30 単位以上 備 研究分野が電力エネルギー系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 電力エネルギー系の 4 科目 (8 単位 ) を中心に履修し 他の分野から 5 科目 (10 単位 ) 以上と電気電子工学特別実験 (4 単位 ) 電気電子工学特論ゼミナール (8 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること 考 - 3 -
24 1c 分野 電気電子物性系に開講されている 5 科目の履修及びエレクトロニクス系 物理数学系科目の履修を通して 電気電子物性とその関連分野に精通した高度専門技術者を育成する履修モデル 授業科目 授業を行う年次 単位数 1 年次 年次 前期後期前期後期 電気電子物性特論 電物電子デバイス特論 気性集積化システム特論 電系子薄膜応用工学特論 ナノエレクトロニクス特論 エ 生体電子工学特論 レ電気電子計測特論 クト画像エレクトロニクス特論 ロ 衛星通信工学特論 ニ電気電子センサ工学特論 クスリモートセンシング特論 系 電子システム特論 ギ電 エネルギー変換工学特論 力超電導 高磁界工学特論 系エネ電力システム工学特論 ル 制御応用工学特論 数固体量子論特論 物学量子統計特論 理系応用数学特論 実習 電気電子工学特別実験 演習 電気電子工学特論ゼミナール 計 30 単位以上 備 研究分野が電気電子物性系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 電気電子物性系の 5 科目 (10 単位 ) を中心に履修し 他の分野から 4 科目 (8 単位 ) 以上と電気電子工学特別実験 (4 単位 ) 電気電子工学特論ゼミナール (8 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること 考 - 4 -
25 履修モデル : 情報工学専攻 a インターネット モバイルネットワークをソフト ハード両面で理解したうえで デジタル情報処理 情報セキュリティ 情報数学 ソフトウェアなどに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究やネットワーク機器の研究開発ができる高度専門技術者を育成する履修モデル 授業を行う年次 単位数分野授業科目 1 年次 年次備考 前期後期前期後期 ケーショモ デジタル情報処理特論 バ 情報セキュリティ特論 イル 情報伝送システム特論 ユ インターネット特論 ビモバイル情報ネットワーク特論 キタメディア処理特論 ス 情報数学特論 系 数値解析特論 ソ ソフトウェア情報工学特論 Ⅰ フ知ソフトウェア情報工学特論 Ⅱ ト系能知能情報工学特論 ウェ ロボティクスデザイン特論 ア シミュレーション特論 デザゲームプログラミング特論 イン感性情報工学特論 コ視覚メッセージ デザイン特論 ンミュニ系 Webデザイン特論 実習 情報工学特別実験 演習 情報工学特論ゼミナール 計 30 単位以上 研究分野がモバイルユビキタス系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 モバイルユビキタス系の 8 科目 (16 単位 ) を中心に履修し 他の分野から 1 科目 ( 単位 ) 以上と情報工学特別実験 (4 単位 ) 情報工学特論ゼミナール (8 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること b ソフトウェア開発について深く理解したうえで 知能情報 シミュレーション メディア処理 感性情報などに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究やゲーム機器の研究開発ができる高度専門技術者を育成する履修モデル 分野授業科目 授業を行う年次 単位数 1 年次 年次 前期後期前期後期 ケーショソ ソフトウェア情報工学特論 Ⅰ フ知ソフトウェア情報工学特論 Ⅱ ト系能知能情報工学特論 ウェ ロボティクスデザイン特論 ア シミュレーション特論 モ デジタル情報処理特論 バ 情報セキュリティ特論 イル 情報伝送システム特論 ユ インターネット特論 ビモバイル情報ネットワーク特論 キタメディア処理特論 ス 情報数学特論 系 数値解析特論 デザゲームプログラミング特論 イン感性情報工学特論 コ視覚メッセージ デザイン特論 ンミュニ系 Webデザイン特論 実習 情報工学特別実験 演習 情報工学特論ゼミナール 計 30 単位以上 備 考 研究分野が知能 ソフトウェア系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 知能 ソフトウェア系の 5 科目 (10 単位 ) を中心に履修し 他の分野から 3 科目 (6 単位 ) 以上と情報工学特別実験 (4 単位 ) 情報工学特論ゼミナール (8 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること - 5 -
26 c 感性情報について深く理解したうえで ゲームプログラミング 視覚メッセージ ソフトウェア 知能情報 メディア処理などに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究およびゲームや Web コンテンツの研究開発ができる高度専門技術者を育成する履修モデル 分野授業科目 デザイン コ 授業を行う年次 単位数 1 年次 年次 前期後期前期後期 ケーショ視覚メッセージ デザイン特論 ンミュニ系 Webデザイン特論 ゲームプログラミング特論 感性情報工学特論 モ デジタル情報処理特論 バ 情報セキュリティ特論 イル 情報伝送システム特論 ユ インターネット特論 ビモバイル情報ネットワーク特論 キタメディア処理特論 ス 情報数学特論 系 数値解析特論 ソ ソフトウェア情報工学特論 Ⅰ フ知ソフトウェア情報工学特論 Ⅱ ト系能知能情報工学特論 ウェ ロボティクスデザイン特論 ア シミュレーション特論 実習 情報工学特別実験 演習 情報工学特論ゼミナール 計 30 単位以上 備 考 研究分野がデザイン コミュニケーション系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 デザイン コミュニケーション系の 4 科目 (8 単位 ) を中心に履修し 他の分野から 6 科目 (1 単位 ) 以上と情報工学特別実験 (4 単位 ) 情報工学特論ゼミナール (8 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること - 6 -
27 履修モデル : 医療工学専攻 3a 授業を行う年次 単位数分野授業科目 1 年次 年次 医用工学および臨床工学系 リハビ工リ学テー系ション 共通 生体制御工学 医用機器学 生体機能学 生体情報工学などに関する高度な専門知識と工学的研究開発手法を習得し 関連する基礎研究や医療機器の研究開発ができる研究者および専門技術者 また これらのスキルを涵養し チーム医療の中で先導的役割を果たす高度専門医療技術者を育成する履修モデル 生体制御工学特論 感染制御学特論 生体機能学特論 Ⅰ 生体機能学特論 Ⅱ 生体情報工学特論 Ⅰ 生体情報工学特論 Ⅱ 人間機能情報工学特論 医用計測特論 医用機器学特論 リハビリテ-ション工学特論 Ⅰ リハビリテ-ション工学特論 Ⅱ 福祉支援工学特論 Ⅰ 福祉支援工学特論 Ⅱ 福祉機器工学特論 生体機能支援工学特論 臨床医学特論 科学技術倫理特論 前期後期前期後期 実習 医療工学特別実験 演習 医療工学特論ゼミナール 計 30 単位以上 備 研究分野が医用工学および臨床工学系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 医用工学および臨床工学系の 9 科目 (18 単位 ) を中心に履修し 医療工学特別実験 (4 単位 ) 医療工学特論ゼミナール (8 単位 ) 科学技術論理特論 ( 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること また 本専攻で開講されているリハビリテーション工学系の科目についても履修することが望ましい 考 3b 分野 リハビ工リ学テー系ション 医用工学および臨床工学系 共通 リハビリテーション工学と医用工学 臨床工学におけるさまざまで高度な専門知識と研究開発手法を習得し さらに福祉支援工学 福祉機器学 生体機能支援工学などの知識と研究開発手法を習得した研究者および高度専門技術者とこれらのスキルをチーム医療の場で活かし リハビリテーション医療において先導的な役割を果たす高度専門医療技術者を育成する履修モデル 授業科目 リハビリテ-ション工学特論 Ⅰ リハビリテ-ション工学特論 Ⅱ 福祉支援工学特論 Ⅰ 福祉支援工学特論 Ⅱ 福祉機器工学特論 生体機能支援工学特論 生体制御工学特論 感染制御学特論 生体機能学特論 Ⅰ 生体機能学特論 Ⅱ 生体情報工学特論 Ⅰ 生体情報工学特論 Ⅱ 人間機能情報工学特論 医用計測特論 医用機器学特論 臨床医学特論 科学技術倫理特論 授業を行う年次 単位数 1 年次 年次 前期後期前期後期 実習 医療工学特別実験 演習 医療工学特論ゼミナール 計 30 単位以上 備 研究分野がリハビリテーション工学系の場合 体系的な履修となるよう指導教員の指導の下 リハビリテーション工学系の 6 科目 (1 単位 ) を中心に履修し 他の分野から 科目 (4 単位 ) 以上と医療工学特別実験 (4 単位 ) 医療工学特論ゼミナール (8 単位 ) 科学技術論理特論 ( 単位 ) と併せて 30 単位以上になるよう計画すること 考
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