IEEJ:2008 年 1 月掲載 最近の地球温暖化 将来枠組みを巡る動向と今後 2007 年 12 月 6 日 ( 財 ) 日本エネルギー経済研究所第 37 回エネルギー懇談会発表資料 ( 財 ) 日本エネルギー経済研究所工藤拓毅 0

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1 最近の地球温暖化 将来枠組みを巡る動向と今後 2007 年 12 月 6 日 ( 財 ) 日本エネルギー経済研究所第 37 回エネルギー懇談会発表資料 ( 財 ) 日本エネルギー経済研究所工藤拓毅 (kudo@tky.ieej.or.jp) 0

2 UNFCCC 地球温暖化問題検討の流れ 問題意識の共有 京都議定書 実施措置の端緒制度の課題認識 時間的要素 気候変動の影響を考慮すれば 年には 世界全体の温室効果ガス排出量 / 大気中の濃度を にする必要がある 科学的コンセンサス IPCC 第 4 次評価報告書 政治的コンセンサス G8 サミット各種関連会議 責任分担 それぞれの国 地域 主体は GHG 濃度目標達成のために 国際的な制度へ合意する 量的要素 適応的要素 気候変動の影響に対して 国際社会はいかに取り組むか 枠組の要素 市場の活用 1

3 目的達成には広範な参加を実現する枠組みの模索が必要 究極目標に向けた適合性 広範な国 ( 主要排出国 ) の参加 枠組みの公平性 2

4 EU の将来枠組に向けた姿勢 エネルギーと気候政策に対する包括的アプローチ 2020 年に先進国は 1990 年比で 30% 削減 2020 年に EU は自主的に少なくても 20% 削減 2020 年以降は主要途上国は削減目標 2050 年には世界全体で 50% 以上削減 実現可能性は今後の議論 2020 年までに EU のエネルギー効率を 20% 改善 2020 年までに再生可能エネルギーのシェアを 20% に拡大 国際交渉を視野に入れた戦略的目標 炭素回収 貯留の産業使用を促進するための戦略を構築 EU-ETSを強化 拡充 自動車 民間航空などの運輸部門からの排出制限 住宅 商業ビルなどからのCO2 排出の削減 気候 エネルギー及び運輸部門の研究に関する予算の拡大 3

5 西部 5 州イニシアティブカリフォルニア州 :2020 年に 1990 年レベルに 2050 年に 80% 削減オレゴン州およびニューメキシコ州でも目標を設定 米国の最近の動向 10 CO % 米国大手企業 10 社と環境 NGO による提言 (USCAP) 議会は早期に Cap &Trade 技術開発 省エネなどの要素を盛り込んだ気候変動対策法案を制定すべき GHG 濃度 ppm を目標とし 5 年間で現状の % の排出レベル 10 年間で % 15 年で 70-90% 2050 年には 60-80% をめざす ICAP 欧州との市場に関する協議の場 10 20%

6 提案された国内 CAP の水準 EU の交渉水準 ( 出所 )PEW センター 5

7 日本提案 Cool Earth 50 世界全体の排出量を現状に比して 2050 年までに半減する その実現に向けての 革新的技術 とそれを中核とする 低炭素社会づくり という長期ビジョンの提唱 2013 年以降の温暖化対策の国際的な枠組の構築に向けた 3 原則の提唱主要排出国が全て参加し 京都議定書を超え 世界全体での排出削減につながること 各国の事情に配慮した柔軟かつ多様性のある枠組とすること省エネなどの技術を活かし 環境保全と経済発展とを両立すること 我が国として 京都議定書の目標達成を確実にするため 国民運動を展開する 6

8 実際の将来枠組みの検討 UNFCCC 温暖化対策の更なる強化を模索 京都議定書の内容 目標の検討 地球温暖化対策の枠組みのあり方に関する 対話 G8 プロセス APP エネルギー / 温暖化問題を一体化して検討する 技術開発 普及 部門別の視点 省エネ目標 協力 途上国参加 7

9 気候変動に関する総論 行動計画に合意 気候変動の危機意識と長期的取り組みの必要性を共有 エネルギーと環境問題を 一体化 して取り組む 省エネ 新エネ導入や技術開発の促進など 個別 具体的な取り組み に主眼 IEA で各国の効率指標 ベストプラクティスの分析を行う 2008 年の G8 洞爺湖サミットで報告 8

10 G8 ハイリゲンダムサミット 宣言文での合意事項 ( 気候変動 ) 2050 年に世界全体で GHGs 排出量を半減することを検討する (will consider seriously the decision made by the EU, Canada and Japan) G8 はフォーラムをつくって 枠組のあり方について議論を行う ( 年後半に米国が開催の意向 ) UNFCCC の場で検討 (2007 年バリで前進 2008 年ポーランドで新たな枠組の概要議論 2009 年に新たな枠組みの合意という道筋をつける ) 新たな枠組は 主要な大排出国を含む ものという要件を示す ( 確認 ) 9

11 最近の動向 国連気候変動に関するハイレベル会合 (9 月 24 日 NY) ポスト京都議定書の交渉の場として国連が最もふさわしいことを確認長期目標の重要性に関する賛同する意見 エネルギー安全保障と気候変動に関する主要国会議 (9 月 日 ワシントン DC) 2008 年までに長期目標について合意し 2009 年の国連における国際的合意に貢献する意向が示された米国により 技術開発の促進についての強い意志表明 途上国支援に向けた基金の創設構想が提起された 10

12 - クリーン開発と気候変動に関するアジア 太平洋パートナーシップ (APP( APP) ) ー 米国が中心となり 豪 韓 中 印 日の 6 ヶ国によるエネルギー安全保障 気候変動解決に向けた協定に合意 (2005 年 7 月 28 日 ) 気候変動枠組条約 と整合的なエネルギー技術開発や普及 移転を促進する環境を整える エネルギー需要増 ( 安全保障 ) 多くの環境問題解決にも貢献する様な取り組み 京都議定書の 代替 ではなく 補完 各国が参加しやすいイシューの選択 ( 具体的な事業化の推進 ) 米国の狙いは 気候変動を巡り先進国と途上国の対立構図となっている 189 ヶ国の国連プロセスではなく エネルギー問題に焦点を当てて少数の主要排出国で官民を交えた真のパートナーシップを築き 大きな成果を上げようというもの 11

13 途上国参加に向けた働きかけ APEC 首脳会合 (9 月 8~9 日 豪州 ) APEC 加盟国全体で 2030 年までに 2005 年比でエネルギー効率を 25% 改善する ( 各国の目標は柔軟に検討 ) ことで合意 2020 年までに域内の森林面積を 少なくとも 2,000 万 ha 増加させる 東アジア首脳会議 (2007 年 11 月 ) 気候変動 エネルギー及び環境に関するシンガポール宣言 全ての国が気候変動への取組において役割を果たし 先進国は引き続き主要な役割を果たすべき 大気中の温暖化ガスの濃度を長期的に安定化させる共通目標にコミット 2009 年までに自主的なエネルギー効率目標を策定 2020 年までに森林面積を 1,500 万 ha 以上増加させるとの願望としての目標達成のために努力 12

14 各プロセスの役割と相互関係 長期的国際的合意をリード エネルギー / 温暖化の観点からの合意形成調整 UNFCCC 先進国 途上国の相互理解促進国連での活動を補完する成果 (= 枠組みデザインに影響 ) 米国主導ハイレベル会合 G8 プロセス 効率指標 客観的データによる交渉 検討機会の提示 相互補完関係枠組みデザイン調整 途上国との省エネ協力 win-win 型取り組みの取り組みとして位置づけ APP エネルギー / 温暖化の観点からのプロジェクト等の実行協力 13

15 今後の国際交渉の展開可能性 UNFCCC 京都議定書 COP ( ダイアログ ) バリ会合 1 継続 2 代替 新枠組 ( 議定書 ) 補完 G8 ハイリゲンダム ハイレベル会合 ( 米国主導 ) 洞爺湖 大統領選 新枠組 統合 独立 補完的取組 APP 省エネ協力 地域 業界 新枠組 お問合わせ :report@tky.ieej.or.jp 14

参考資料 1 約束草案関連資料 中央環境審議会地球環境部会 2020 年以降の地球温暖化対策検討小委員会 産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会約束草案検討ワーキンググループ合同会合事務局 平成 27 年 4 月 30 日

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