し 納 税 者 が 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 の 重 要 な 部 分 を 自 ら 行 っていたため 平 成 1 4 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かの 判 断 において 上 記 5,000 万 円

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1 税 務 訴 訟 資 料 第 258 号 -120( 順 号 10978) 東 京 地 方 裁 判 所 平 成 年 ( ) 第 号 所 得 税 更 正 処 分 取 消 等 請 求 事 件 国 側 当 事 者 国 ( 浅 草 税 務 署 長 ) 平 成 20 年 6 月 27 日 棄 却 控 訴 判 示 事 項 (1) 事 業 所 得 該 当 性 の 判 断 基 準 (2) 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 事 業 所 得 該 当 性 の 判 断 基 準 (3) 所 得 税 基 本 通 達 27-7( 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するかどうかの 判 定 )の 合 理 性 (4) 本 件 個 別 通 達 ( 平 成 15 年 8 月 19 日 付 課 個 5-5 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 税 務 上 の 取 扱 い について( 通 知 ) )の 合 理 性 (5) 本 件 競 走 馬 所 得 は 所 得 税 基 本 通 達 27-7 及 び 本 件 個 別 通 達 の 基 準 に 該 当 するということはで きないから これらに 該 当 することを 理 由 に 事 業 所 得 に 該 当 するということはできないとされた 事 例 (6) 所 得 税 基 本 通 達 27-7 及 び 本 件 個 別 通 達 が 定 める 基 準 が 不 合 理 である 旨 の 納 税 者 の 主 張 が こ れらの 基 準 が 合 理 性 を 有 することは 上 記 (3) 及 び(4)のとおりであり これらが 不 合 理 であることをう かがわせる 事 実 を 認 めることはできないとして 排 斥 された 事 例 (7) 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 所 得 区 分 の 原 則 と 例 外 (8) 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かに 当 たっての 考 慮 要 素 (9) 平 成 14 年 において 本 件 各 競 走 馬 は 相 当 数 出 走 したにもかかわらず 多 くの 賞 金 を 得 ることが できなかったにすぎないから 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 であるか 否 かの 判 断 において 損 失 が 生 じ ていたことを 重 視 すべきではない 旨 の 納 税 者 の 主 張 が 多 数 の 出 走 回 数 にもかかわらず 収 益 を 得 るこ とができないということは いまだ 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 であり 生 活 に 通 常 必 要 でない 動 産 であることの 証 左 ともいい 得 るものであるとして 排 斥 された 事 例 (10) 納 税 者 の 競 走 馬 の 登 録 期 間 保 有 頭 数 出 走 回 数 その 保 有 に 係 る 収 支 管 理 運 営 の 状 況 ( 人 的 物 的 設 備 の 有 無 ) 納 税 者 の 職 業 収 入 状 況 等 の 事 実 を 総 合 的 に 考 慮 し また 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 については 飽 くまで 例 外 的 に その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 によっては 事 業 所 得 であると 認 めることができることとした 所 得 税 法 及 び 同 法 施 行 令 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らすと 納 税 者 の 平 成 14 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 は 社 会 通 念 上 いまだ 事 業 所 得 とまで 認 めることはできないと された 事 例 (11) 本 件 各 事 故 馬 については 納 税 者 に 継 続 して 保 有 する 意 思 があるものとして 保 有 を 継 続 してい るものとして 登 録 期 間 を 加 算 した 上 で 事 業 規 模 等 を 判 断 すべきである 旨 の 納 税 者 の 主 張 が 本 件 各 事 故 馬 は 事 故 により 登 録 を 抹 消 され 出 走 できなくなったものであり その 後 復 帰 して 再 登 録 さ れることなく 平 成 14 年 に 死 亡 し 又 は 処 分 されたことがうかがわれるのであり そうすると 本 件 各 事 故 馬 によってはもはや 継 続 した 収 益 を 得 る 見 込 みはなくなったものというべきであるから 平 成 14 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かの 判 断 において 納 税 者 が 本 件 各 事 故 馬 を 保 有 する 意 思 があったか 否 かという 主 観 的 要 素 を 殊 更 重 視 すべき 理 由 はなく 登 録 抹 消 後 も 本 件 各 事 故 馬 の 登 録 が 継 続 されているものと 取 り 扱 うべき 必 要 性 は 認 められないとして 排 斥 された 事 例 (12) 納 税 者 は 平 成 14 年 9 月 に 銀 行 から5,000 万 円 を 借 り 入 れ これを 種 付 料 や 預 託 料 等 に 充 当 1

2 し 納 税 者 が 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 の 重 要 な 部 分 を 自 ら 行 っていたため 平 成 1 4 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かの 判 断 において 上 記 5,000 万 円 の 借 入 金 を 重 視 すべきとする 旨 の 納 税 者 の 主 張 が 納 税 者 が 上 記 5,000 万 円 を 借 り 入 れたこと 及 び 上 記 5, 000 万 円 の 借 入 金 のうち750 万 円 が 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 種 付 料 に 充 てられたことが 認 められる ものの その 余 の 借 入 金 が 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 のために 充 てられたことをうかがうことはできない として 排 斥 された 事 例 (13) 納 税 者 が 社 団 法 人 H 馬 主 協 会 の 理 事 に 就 任 して 活 動 していたことを 理 由 に 本 件 各 競 走 馬 等 の 管 理 業 務 を 自 ら 行 っていた 旨 の 納 税 者 の 主 張 が 平 成 14 年 に 納 税 者 が 同 社 団 法 人 の 理 事 の 職 に 在 った ことは 認 められるものの そのことを 理 由 に 直 ちに 納 税 者 が 自 ら 本 件 各 競 走 馬 等 の 管 理 業 務 を 行 っ ていたということはできないとして 排 斥 された 事 例 (14) 上 記 (7)~(13)のことからすると 本 件 競 走 馬 所 得 は 事 業 所 得 ということはできず 雑 所 得 で あるとされた 事 例 (15) 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 事 業 所 得 該 当 性 の 判 断 基 準 (16) 平 成 11 年 から 同 13 年 までの 納 税 者 の 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 は いずれの 年 にお いても 損 失 が 生 じたこと 納 税 者 は 同 14 年 において 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 2 頭 しか 保 有 していなか ったところ 子 馬 の 売 却 代 金 の 収 入 があったものの そこから 必 要 経 費 合 計 を 差 し 引 いた 僅 少 の 利 益 しか 生 じなかったこと 納 税 者 は 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 を 有 限 会 社 乙 に 委 託 し それらの 委 託 料 を 株 式 会 社 丙 の 預 金 口 座 に 振 り 込 んだ 競 馬 賞 金 等 の 一 部 から 支 払 っていたことが 認 められ その 他 一 定 の 労 力 を 費 やしていたことがうかがえるものの 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 につ いて 事 業 と 認 めるに 足 りるだけの 大 きな 精 神 的 及 び 肉 体 的 労 力 を 費 やしていたことや 本 件 各 繁 殖 ひ ん 馬 の 保 有 のための 人 的 及 び 物 的 設 備 を 有 していたことを 認 めることはできないこと 納 税 者 は 同 年 当 時 会 社 の 取 締 役 や 監 査 役 を 務 めており これらの 会 社 から 役 員 報 酬 を 得 ていたほか 自 ら 歌 手 として 活 動 し さらに 自 己 所 有 の 不 動 産 の 貸 付 けに 係 る 賃 料 収 入 等 を 得 ていたことが 認 められるこ とからすると 本 件 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 社 会 通 念 上 いまだ 事 業 所 得 とまで 認 めることは できないといわざるを 得 ないとされた 事 例 (17) 所 得 税 基 本 通 達 27-7( 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するかどうかの 判 定 )の 注 書 きやJ 連 合 会 が 作 成 した 個 人 馬 主 が 所 得 税 の 確 定 申 告 に 添 付 する 収 支 明 細 書 の 書 式 を 根 拠 に 本 件 競 走 馬 所 得 と 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 とを 別 個 に 評 価 すべきではない 旨 の 納 税 者 の 主 張 が 同 通 達 の 注 書 きは 競 走 馬 の 生 産 その 他 競 走 馬 の 保 有 に 直 接 関 連 する 事 業 を 営 む 者 が その 事 業 に 関 連 し て 保 有 している 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 を 事 業 所 得 に 該 当 する 旨 規 定 しているのであって 飽 くま で 競 走 馬 の 生 産 等 が 事 業 に 該 当 することを 前 提 とするものであるところ 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 が 事 業 に 該 当 するということができないことから 納 税 者 の 主 張 はその 前 提 を 欠 いているものといわざ るを 得 ず また J 連 合 会 が 作 成 した 個 人 馬 主 が 所 得 税 の 確 定 申 告 に 添 付 する 収 支 明 細 書 の 書 式 によって 本 件 所 得 の 所 得 分 類 が 決 せられるものではないとして 排 斥 された 事 例 (18) 仮 に 本 件 競 走 馬 所 得 と 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 とを 併 せて 評 価 したとしても 本 件 各 競 走 馬 に 係 る 考 慮 要 素 と 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 に 係 る 考 慮 要 素 を 総 合 して 考 慮 すると 本 件 所 得 が 社 会 通 念 上 いまだ 事 業 所 得 とまで 認 めることはできないといわざるを 得 ないとされた 事 例 (19) 上 記 (15)~(18)のことからすると 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 は 事 業 所 得 ということはできず 雑 所 得 であるとされた 事 例 判 決 要 旨 2

3 (1) ある 所 得 が 事 業 所 得 に 当 たるか 否 かは 自 己 の 計 算 と 危 険 において 独 立 して 営 まれ 営 利 性 有 償 性 を 有 し かつ 反 覆 継 続 して 遂 行 する 意 思 と 社 会 的 地 位 とが 客 観 的 に 認 められる 業 務 から 生 ずる 所 得 であるか 否 かによって 判 断 すべきであり( 最 高 裁 昭 和 年 ( ) 第 号 同 56 年 4 月 24 日 第 二 小 法 廷 民 集 35 巻 3 号 672 頁 参 照 ) より 具 体 的 にいえば 営 利 性 及 び 有 償 性 の 有 無 反 復 継 続 性 の 有 無 自 己 の 危 険 と 計 算 においてする 企 画 遂 行 性 の 有 無 その 者 が 費 やした 精 神 的 及 び 肉 体 的 労 力 の 有 無 及 び 程 度 人 的 及 び 物 的 設 備 の 有 無 その 者 の 職 業 経 験 及 び 社 会 的 地 位 等 を 総 合 的 に 考 慮 し 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らし 社 会 通 念 によって 判 断 すべきであると 解 するのが 相 当 である (2) 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 当 たるか 否 かの 判 断 は 上 記 (1)の 諸 要 素 及 びその 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 を 総 合 的 に 考 慮 し 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らし 社 会 通 念 によって 判 断 すべきであると 解 するのが 相 当 である (3) 所 得 税 基 本 通 達 27-7(1)( 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するかどうかの 判 定 )は 登 録 馬 の 登 録 期 間 及 び 保 有 頭 数 を 基 準 としており 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 を 重 視 するものであって ま た 同 通 達 (2)は 登 録 馬 の 登 録 期 間 及 び 保 有 頭 数 並 びに 過 去 の 収 益 の 状 況 を 基 準 としており 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 及 び 収 益 の 状 況 を 重 視 するものであるから 同 通 達 (1) 又 は(2)のいずれかに 該 当 する 場 合 には その 年 の 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 を 事 業 所 得 に 該 当 するものとして 取 り 扱 うとする 同 通 達 の 基 準 は 上 記 (1) 及 び(2)( 事 業 所 得 の 意 義 )に 照 らして 合 理 性 を 有 するということができる (4) 本 件 個 別 通 達 ( 平 成 15 年 8 月 19 日 付 課 個 5-5 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 税 務 上 の 取 扱 い について( 通 知 ) )は その 年 以 前 3 年 間 の 各 年 において 競 馬 賞 金 等 の 収 入 があり その3 年 間 のう ち 年 間 5 回 以 上 (2 歳 馬 については 年 間 3 回 以 上 ) 出 走 している 競 走 馬 を 保 有 する 年 が1 年 以 上 あ る 場 合 には 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 を 事 業 所 得 として 取 り 扱 うこととしているところ これは 競 走 馬 の 出 走 回 数 保 有 期 間 及 び 競 馬 賞 金 等 の 収 入 を 基 準 としており 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 及 び 収 益 の 状 況 を 重 視 するものであるから 上 記 (1) 及 び(2)( 事 業 所 得 の 意 義 )に 照 らして 合 理 性 を 有 するという ことができる (5) (6) 省 略 (7) 所 得 税 法 及 び 同 法 施 行 令 の 改 正 の 経 緯 からすると 所 得 税 法 及 び 同 法 施 行 令 は 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 原 則 として 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 保 有 に 係 る 所 得 として 事 業 所 得 ではないと しつつ 飽 くまで 例 外 的 に その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 によっては 事 業 所 得 であると 認 めることができることとしたものというべきである (8) 所 得 税 法 及 び 同 法 施 行 令 における 上 記 (7)の 規 定 は 競 走 馬 は 通 常 射 こう 的 行 為 の 手 段 としての 性 格 が 強 く 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 であるといえるが それにより 継 続 的 な 収 益 を 得 られる 可 能 性 が 認 められる 場 合 には もはや 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 ということはできず 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 ということができないから その 保 有 を 事 業 であると 認 めることができるとい う 考 えなどに 基 づくものであると 解 するのが 相 当 であり そうすると 競 走 馬 により 継 続 的 な 収 益 を 得 られる 可 能 性 があるか 否 かは 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 であるか 否 かを 判 断 するに 当 た り 重 要 な 考 慮 要 素 であるというべきである (9)~(14) 省 略 (15) 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かを 判 断 するに 当 たっては 上 記 (1)の 諸 要 素 を 総 合 的 に 考 慮 し 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らし 社 会 通 念 によって 判 断 すべきである と 解 するのが 相 当 である 3

4 (16)~(19) 省 略 判 原 告 訴 訟 代 理 人 弁 護 士 被 告 代 表 者 法 務 大 臣 処 分 行 政 庁 指 定 代 理 人 決 甲 山 田 二 郎 小 池 信 行 国 鳩 山 邦 夫 浅 草 税 務 署 長 菊 池 秀 男 倉 持 俊 宏 塔 岡 康 彦 千 葉 正 治 角 田 元 幸 江 口 庸 祐 緒 方 砂 保 主 文 1 原 告 の 請 求 をいずれも 棄 却 する 2 訴 訟 費 用 は 原 告 の 負 担 とする 事 実 及 び 理 由 第 1 請 求 浅 草 税 務 署 長 が 原 告 に 対 して 平 成 17 年 12 月 27 日 付 けでした 原 告 の 平 成 14 年 分 所 得 税 の 更 正 及 び 過 少 申 告 加 算 税 賦 課 決 定 (ただし いずれも 同 18 年 5 月 24 日 付 け 異 議 決 定 により 一 部 取 り 消 された 後 のもの)を 取 り 消 す 第 2 事 案 の 概 要 本 件 は 原 告 の 平 成 14 年 分 における 競 走 馬 及 び 繁 殖 用 のひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 であるとして 申 告 した 原 告 が 浅 草 税 務 署 長 から 原 告 の 競 走 馬 及 び 繁 殖 用 のひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 事 業 所 得 ではなく 雑 所 得 であり その 損 失 の 金 額 を 損 益 通 算 するこ とはできないとして 更 正 及 び 過 少 申 告 加 算 税 賦 課 決 定 を 受 けたことから 被 告 に 対 し 上 記 更 正 及 び 過 少 申 告 加 算 税 賦 課 決 定 (ただし いずれも 平 成 18 年 5 月 24 日 付 け 異 議 決 定 により 一 部 取 り 消 された 後 のもの)の 取 消 しを 求 める 事 案 である 1 関 係 法 令 の 定 めと 通 達 (1)ア 昭 和 37 年 法 律 第 44 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 9 条 の3 第 1 項 第 9 条 の 規 定 により 総 所 得 金 額 退 職 所 得 の 金 額 又 は 山 林 所 得 の 金 額 を 計 算 する 場 合 において 同 条 第 1 項 第 3 号 第 4 号 第 7 号 第 8 号 又 は 第 10 号 に 規 定 す る 所 得 の 計 算 上 損 失 ( 主 として 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のための 行 為 として 命 令 で 定 め るものによる 所 得 の 計 算 上 生 じた 損 失 を 除 く )を 生 じたときは 左 の 各 号 に 定 め るところに 従 い これを 他 の 所 得 の 金 額 から 控 除 し 控 除 後 の 同 条 第 1 項 第 1 号 乃 4

5 至 第 5 号 及 び 第 8 号 乃 至 第 10 号 の 所 得 の 金 額 第 6 号 の 所 得 の 金 額 又 は 第 7 号 の 所 得 の 金 額 により それぞれ 総 所 得 金 額 退 職 所 得 の 金 額 又 は 山 林 所 得 の 金 額 を 計 算 するものとする ( 以 下 略 ) イ 昭 和 37 年 政 令 第 94 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 施 行 規 則 7 条 の18 法 第 9 条 の3 第 1 項 に 規 定 する 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のための 行 為 として 命 令 で 定 めるものによる 所 得 は 左 の 各 号 に 掲 げる 行 為 で 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のためのも のと 認 められるものによる 所 得 ( 当 該 各 号 に 規 定 する 資 産 の 譲 渡 による 所 得 を 含 む )とする ただし その 者 が 当 該 所 得 以 外 の 所 得 によつてその 生 計 を 維 持 する ことができるものと 認 められる 場 合 に 限 る 1 競 走 馬 その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 の 所 有 2 及 び3 ( 略 ) (2)ア 昭 和 39 年 法 律 第 20 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 9 条 の3 第 1 項 第 9 条 の 規 定 により 総 所 得 金 額 退 職 所 得 の 金 額 又 は 山 林 所 得 の 金 額 を 計 算 する 場 合 において 同 条 第 1 項 第 3 号 第 4 号 第 7 号 第 8 号 又 は 第 10 号 に 規 定 す る 所 得 の 計 算 上 損 失 ( 主 として 個 人 の 趣 味 若 しくは 娯 楽 のための 行 為 又 は 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 として 命 令 で 定 めるものに 係 る 所 得 の 計 算 上 生 じた 損 失 を 除 く )を 生 じたときは 左 の 各 号 に 定 めるところに 従 い これを 他 の 所 得 の 金 額 か ら 控 除 し 控 除 後 の 同 条 第 1 項 第 1 号 乃 至 第 5 号 及 び 第 8 号 乃 至 第 10 号 の 所 得 の 金 額 第 6 号 の 所 得 の 金 額 又 は 第 7 号 の 所 得 の 金 額 により それぞれ 総 所 得 金 額 退 職 所 得 の 金 額 又 は 山 林 所 得 の 金 額 を 計 算 するものとする ( 以 下 略 ) イ 昭 和 39 年 政 令 第 69 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 施 行 規 則 7 条 の19 法 第 9 条 の3 第 1 項 に 規 定 する 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のための 行 為 として 命 令 で 定 めるものは 主 として 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のためにする 役 務 の 提 供 とし 同 項 に 規 定 する 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 として 命 令 で 定 めるものは 左 の 各 号 に 掲 げる 資 産 その 他 の 資 産 で 主 として 個 人 の 趣 味 娯 楽 又 は 保 養 の 用 に 供 する 目 的 で 所 有 す るものとする 1 競 走 馬 その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 2 及 び3 ( 略 ) (3)ア 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 9 条 の3 (ア) 1 項 第 9 条 の 規 定 により 総 所 得 金 額 退 職 所 得 の 金 額 又 は 山 林 所 得 の 金 額 を 計 算 す る 場 合 において 同 条 第 1 項 第 3 号 第 4 号 第 7 号 第 8 号 又 は 第 10 号 に 規 定 する 所 得 の 計 算 上 損 失 を 生 じたときは 左 の 各 号 に 定 めるところに 従 い これ を 他 の 所 得 の 金 額 から 控 除 し 控 除 後 の 同 条 第 1 項 第 1 号 乃 至 第 5 号 及 び 第 8 号 乃 至 第 10 号 の 所 得 の 金 額 第 6 号 の 所 得 の 金 額 又 は 第 7 号 の 所 得 の 金 額 により それぞれ 総 所 得 金 額 退 職 所 得 の 金 額 又 は 山 林 所 得 の 金 額 を 計 算 するものとする ( 以 下 略 ) (イ) 2 項 前 項 の 場 合 において 同 項 に 規 定 する 損 失 のうちに 主 として 個 人 の 趣 味 若 しく は 娯 楽 のための 行 為 又 は 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 として 命 令 で 定 めるものに 5

6 係 る 所 得 ( 以 下 本 項 において 趣 味 又 は 娯 楽 等 に 係 る 所 得 という )の 計 算 上 生 じ た 損 失 の 金 額 があるときは 命 令 の 定 めるところにより これらの 損 失 の 金 額 は 他 の 趣 味 又 は 娯 楽 等 に 係 る 所 得 ( 命 令 で 定 めるものに 限 る )の 金 額 からその 金 額 の 範 囲 内 においてこれを 控 除 するものとし なお 控 除 しきれない 損 失 の 金 額 が あるときは 当 該 損 失 の 金 額 は ないものとみなす イ 昭 和 40 年 政 令 第 96 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 施 行 規 則 8 条 の2 (ア) 1 項 法 第 9 条 の3 第 2 項 に 規 定 する 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のための 行 為 として 命 令 で 定 めるものは 主 として 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のためにする 役 務 の 提 供 とし 同 項 に 規 定 する 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 として 命 令 で 定 めるものは 左 の 各 号 に 掲 げる 資 産 その 他 の 資 産 で 主 として 個 人 の 趣 味 娯 楽 又 は 保 養 の 用 に 供 する 目 的 で 所 有 するものとする 1 競 走 馬 その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 2 及 び3 ( 略 ) (イ) 2 項 法 第 9 条 の3 第 2 項 に 規 定 する 命 令 で 定 める 趣 味 又 は 娯 楽 等 に 係 る 所 得 は 競 走 馬 の 保 有 又 は 譲 渡 に 係 る 所 得 とする (ウ) 3 項 法 第 9 条 第 1 項 第 8 号 又 は 第 10 号 に 規 定 する 所 得 の 計 算 上 生 じた 損 失 のう ちに 競 走 馬 の 譲 渡 又 は 保 有 に 係 る 損 失 があるときは 当 該 損 失 の 金 額 は それぞ れ 同 項 第 10 号 又 は 第 8 号 に 規 定 する 所 得 の 金 額 のうち 前 項 に 規 定 する 所 得 の 金 額 からこれを 控 除 する ( 以 下 略 ) (4)ア 昭 和 40 年 法 律 第 33 号 による 改 正 後 の 所 得 税 法 62 条 1 項 居 住 者 が 災 害 又 は 盗 難 若 しくは 横 領 により 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 として 政 令 で 定 めるものについて 受 けた 損 失 の 金 額 ( 保 険 金 損 害 賠 償 金 その 他 これらに 類 するものにより 補 てんされる 部 分 の 金 額 を 除 く )は 政 令 で 定 めるところによ り その 者 のその 損 失 を 受 けた 日 の 属 する 年 分 又 はその 翌 年 分 の 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 控 除 すべき 金 額 とみなす イ 昭 和 43 年 法 律 第 21 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 69 条 (ア) 1 項 総 所 得 金 額 退 職 所 得 金 額 又 は 山 林 所 得 金 額 を 計 算 する 場 合 において 不 動 産 所 得 の 金 額 事 業 所 得 の 金 額 山 林 所 得 の 金 額 譲 渡 所 得 の 金 額 又 は 雑 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 があるときは 政 令 で 定 める 順 序 により これを 他 の 各 種 所 得 の 金 額 から 控 除 する (イ) 2 項 前 項 の 場 合 において 同 項 に 規 定 する 損 失 の 金 額 のうちに 主 として 個 人 の 趣 味 若 しくは 娯 楽 のためにする 行 為 又 は 第 62 条 第 1 項 ( 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 災 害 による 損 失 )に 規 定 する 資 産 に 係 る 所 得 の 金 額 ( 以 下 この 項 において 趣 味 又 は 娯 楽 等 に 係 る 所 得 の 金 額 という )の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 があると きは 当 該 損 失 の 金 額 のうち 政 令 で 定 めるものは 政 令 で 定 めるところにより 他 の 6

7 趣 味 又 は 娯 楽 等 に 係 る 所 得 の 金 額 から 控 除 するものとし 当 該 政 令 で 定 めるもの 以 外 のもの 及 び 当 該 控 除 をしてもなお 控 除 しきれないものは 生 じなかつたもの とみなす ウ 昭 和 49 年 政 令 第 75 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 施 行 令 178 条 1 項 法 第 62 条 第 1 項 ( 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 災 害 による 損 失 )に 規 定 する 政 令 で 定 めるものは 次 に 掲 げる 資 産 とする 1 競 走 馬 その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 2 及 び3 ( 略 ) エ 昭 和 43 年 政 令 第 95 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 施 行 令 200 条 (ア) 1 項 法 第 69 条 第 2 項 ( 損 益 通 算 の 対 象 とならない 損 失 )に 規 定 する 政 令 で 定 める 損 失 の 金 額 は 競 走 馬 の 譲 渡 又 は 保 有 に 係 る 譲 渡 所 得 の 金 額 又 は 雑 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 とする (イ) 2 項 譲 渡 所 得 の 金 額 又 は 雑 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 のうちに 競 走 馬 の 譲 渡 又 は 保 有 に 係 る 損 失 の 金 額 がある 場 合 には 当 該 損 失 の 金 額 は それぞれ 競 走 馬 の 保 有 又 は 譲 渡 に 係 る 雑 所 得 の 金 額 又 は 譲 渡 所 得 の 金 額 から 控 除 する ( 以 下 略 ) (5)ア 昭 和 43 年 法 律 第 21 号 による 改 正 後 の 所 得 税 法 69 条 (ア) 1 項 総 所 得 金 額 退 職 所 得 金 額 又 は 山 林 所 得 金 額 を 計 算 する 場 合 において 不 動 産 所 得 の 金 額 事 業 所 得 の 金 額 山 林 所 得 の 金 額 又 は 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じ た 損 失 の 金 額 があるときは 政 令 で 定 める 順 序 により これを 他 の 各 種 所 得 の 金 額 から 控 除 する (イ) 2 項 前 項 の 場 合 において 同 項 に 規 定 する 損 失 の 金 額 のうちに 第 62 条 第 1 項 ( 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 災 害 による 損 失 )に 規 定 する 資 産 に 係 る 所 得 の 金 額 ( 以 下 この 項 において 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 に 係 る 所 得 の 金 額 という ) の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 があるときは 当 該 損 失 の 金 額 のうち 政 令 で 定 めるも のは 政 令 で 定 めるところにより 他 の 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 に 係 る 所 得 の 金 額 から 控 除 するものとし 当 該 政 令 で 定 めるもの 以 外 のもの 及 び 当 該 控 除 をして もなお 控 除 しきれないものは 生 じなかつたものとみなす イ 昭 和 49 年 政 令 第 75 号 による 改 正 前 の 所 得 税 法 施 行 令 200 条 (ア) 1 項 法 第 69 条 第 2 項 ( 損 益 通 算 の 対 象 とならない 損 失 )に 規 定 する 政 令 で 定 める 損 失 の 金 額 は 競 走 馬 の 譲 渡 に 係 る 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 と する (イ) 2 項 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 のうちに 競 走 馬 の 譲 渡 に 係 る 損 失 の 金 額 がある 場 合 には 当 該 損 失 の 金 額 は 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 雑 所 得 の 金 額 か 7

8 ら 控 除 する (6)ア 昭 和 49 年 政 令 第 75 号 による 改 正 後 の 所 得 税 法 施 行 令 178 条 1 項 法 第 62 条 第 1 項 ( 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 災 害 による 損 失 )に 規 定 する 政 令 で 定 めるものは 次 に 掲 げる 資 産 とする 1 競 走 馬 (その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 に 照 らし 事 業 と 認 められるものの 用 に 供 されるものを 除 く )その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 2 及 び3 ( 略 ) イ 昭 和 49 年 政 令 第 75 号 による 改 正 後 の 所 得 税 法 施 行 令 200 条 (ア) 1 項 法 第 69 条 第 2 項 ( 損 益 通 算 の 対 象 とならない 損 失 )に 規 定 する 政 令 で 定 める 損 失 の 金 額 は 第 178 条 第 1 項 第 1 号 ( 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 災 害 による 損 失 額 の 計 算 等 )に 規 定 する 競 走 馬 の 譲 渡 に 係 る 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 とする (イ) 2 項 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 のうちに 前 項 に 規 定 する 競 走 馬 の 譲 渡 に 係 る 損 失 の 金 額 がある 場 合 には 当 該 損 失 の 金 額 は 当 該 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 雑 所 得 の 金 額 から 控 除 する (7) 所 得 税 基 本 通 達 27-7( 以 下 本 件 基 本 通 達 という ) その 年 の 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するかどうかは その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 を 総 合 勘 案 して 判 定 するのであるが 次 の(1) 又 は(2)のいずれ かに 該 当 する 場 合 には その 年 の 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 事 業 所 得 に 該 当 するも のとする (1) その 年 において 競 馬 法 第 14 条 馬 の 登 録 ( 同 法 第 22 条 準 用 規 定 にお いて 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 による 登 録 を 受 けている 競 走 馬 ( 以 下 この 項 に おいて 登 録 馬 という )でその 年 における 登 録 期 間 が6 月 以 上 であるものを5 頭 以 上 保 有 している 場 合 (2) 次 のイ 及 びロの 事 実 のいずれにも 該 当 する 場 合 イ その 年 以 前 3 年 以 内 の 各 年 において 登 録 馬 (その 年 における 登 録 期 間 が6 月 以 上 であるものに 限 る )を2 頭 以 上 保 有 していること ロ その 年 の 前 年 以 前 3 年 以 内 の 各 年 のうちに 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 金 額 が 黒 字 の 金 額 である 年 が1 年 以 上 あること ( 注 ) 競 走 馬 の 生 産 その 他 競 走 馬 の 保 有 に 直 接 関 連 する 事 業 を 営 む 者 がその 事 業 に 関 連 して 保 有 している 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 事 業 所 得 に 該 当 する 2 前 提 事 実 本 件 の 前 提 となる 事 実 は 次 のとおりである なお 証 拠 若 しくは 弁 論 の 全 趣 旨 によ り 容 易 に 認 めることのできる 事 実 又 は 当 裁 判 所 に 顕 著 な 事 実 は その 旨 付 記 しており それ 以 外 の 事 実 は 当 事 者 間 に 争 いがない (1)ア 原 告 は 平 成 14 年 当 時 株 式 会 社 A B 株 式 会 社 及 びC 株 式 会 社 の 各 取 締 役 有 限 会 社 Dの 監 査 役 並 びに 株 式 会 社 Eの 代 表 取 締 役 を 務 めており 有 限 会 社 D 及 び 株 式 会 社 Eを 除 く 各 社 から 役 員 報 酬 を 得 ていたほか 自 ら 歌 手 として 活 動 し さ 8

9 らに 自 己 所 有 の 不 動 産 の 貸 付 けに 係 る 賃 料 収 入 等 を 得 ていた イ 原 告 は 平 成 8 年 4 月 24 日 付 けでFが 行 う 登 録 を 受 け また 同 14 年 5 月 25 日 付 けでG 協 会 が 行 う 登 録 を 受 けた ( 乙 4 6) (2)ア 原 告 は 平 成 11 年 から 同 14 年 までにおいて 別 紙 4の 登 録 馬 名 欄 記 載 のとおり 競 走 馬 を 保 有 していた 以 下 これらの 競 走 馬 を 併 せて 本 件 各 競 走 馬 という ) イ 原 告 は 平 成 11 年 から 同 14 年 までにおいて 別 紙 7の 繁 殖 牝 馬 名 欄 記 載 のとおり 繁 殖 用 のひん 馬 を 保 有 していた( 以 下 これらの 繁 殖 用 のひん 馬 を 併 せて 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 といい 本 件 各 競 走 馬 と 併 せて 本 件 各 競 走 馬 等 とい う )を 保 有 していた (3)ア 原 告 は 浅 草 税 務 署 長 に 対 し 平 成 15 年 3 月 17 日 平 成 14 年 分 の 所 得 税 の 確 定 申 告 に 当 たり 同 14 年 における 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 ( 以 下 本 件 競 走 馬 所 得 という ) 及 び 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 ( 以 下 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 といい 本 件 競 走 馬 所 得 と 併 せて 本 件 所 得 という )を 事 業 所 得 とし その 計 算 上 生 じた 損 害 を 他 の 各 所 得 ( 不 動 産 所 得 給 与 所 得 及 び 雑 所 得 ) の 金 額 と 損 益 通 算 して 総 所 得 金 額 を 計 算 した 平 成 14 年 分 の 所 得 税 の 確 定 申 告 書 ( 以 下 本 件 確 定 申 告 書 という )を 提 出 し また 同 16 年 1 月 30 日 平 成 14 年 分 の 所 得 税 の 修 正 申 告 書 ( 以 下 本 件 修 正 申 告 書 という )を 提 出 した ( 甲 1 乙 9 弁 論 の 全 趣 旨 ) イ 原 告 の 平 成 14 年 分 の 所 得 税 に 係 る 平 成 17 年 12 月 27 日 付 け 更 正 及 び 過 少 申 告 加 算 税 賦 課 決 定 (ただし いずれも 同 18 年 5 月 24 日 付 け 異 議 決 定 により 一 部 取 り 消 された 後 のもの 以 下 上 記 更 正 を 本 件 更 正 上 記 過 少 申 告 加 算 税 賦 課 決 定 を 本 件 賦 課 決 定 といい 本 件 更 正 と 本 件 賦 課 決 定 を 併 せて 本 件 更 正 等 という )の 経 緯 は 別 紙 1のとおりである ウ 原 告 は 国 税 不 服 審 判 所 長 に 対 し 平 成 18 年 6 月 23 日 本 件 更 正 等 につい て 審 査 請 求 をしたが 国 税 不 服 審 判 所 長 は 同 年 12 月 26 日 付 けで 同 審 査 請 求 を 棄 却 する 旨 の 裁 決 をした (4) 原 告 は 平 成 19 年 5 月 18 日 本 件 訴 えを 提 起 した ( 当 裁 判 所 に 顕 著 な 事 実 ) 3 争 点 原 告 の 本 件 所 得 は 雑 所 得 であるか 4 当 事 者 の 主 張 ( 被 告 の 主 張 ) (1)ア ある 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かの 判 定 に 当 たっては まず 本 件 基 本 通 達 に 定 める 基 準 に 該 当 するか 否 かを 一 応 の 基 準 として 判 断 すべき であり それに 該 当 する 場 合 には その 年 の 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 事 業 所 得 に 該 当 すると 解 される ただし 本 件 基 本 通 達 に 定 める 基 準 に 該 当 しない 場 合 であっても 個 別 具 体 的 な 事 実 関 係 を 前 提 に 総 合 的 に 判 断 した 結 果 事 業 所 得 に 該 当 する 場 合 があり その 一 般 的 な 判 断 基 準 としては 所 得 税 法 27 条 1 項 を 受 けた 同 法 施 行 令 63 条 12 号 所 定 の 対 価 を 得 て 継 続 的 に 行 う 事 業 に 該 当 するか 否 か 特 に 本 件 のように 競 走 9

10 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 であれば それが 同 法 施 行 令 178 条 1 項 1 号 が 定 めるように その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 に 照 らし て 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かによ って 判 断 すべきである イ 原 告 は 平 成 14 年 においては 競 馬 法 14 条 の 規 定 による 登 録 を 受 けている 原 告 の 競 走 馬 で 同 年 における 登 録 期 間 が6 月 以 上 であるものは2 頭 保 有 していたに すぎず 本 件 基 本 通 達 (1) 所 定 の 5 頭 以 上 保 有 している 場 合 に 該 当 しない また 原 告 は 平 成 12 年 及 び 同 13 年 においては 登 録 期 間 が6 月 以 上 の 競 走 馬 を 保 有 していなかったのであるから 本 件 基 本 通 達 (2)イ 所 定 の その 年 以 前 3 年 以 内 の 各 年 において 登 録 馬 (その 年 における 登 録 期 間 が6 月 以 上 のものに 限 る )を2 頭 以 上 保 有 していること に 該 当 しない したがって 原 告 の 平 成 14 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 は 本 件 基 本 通 達 の 基 準 によ っては 事 業 所 得 とは 認 められない ウ(ア) 原 告 の 平 成 14 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 が 本 件 基 本 通 達 の 基 準 によっては 事 業 所 得 とは 認 められない 場 合 には その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 に 照 ら し て 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かについて 検 討 する 必 要 があるところ 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 問 題 となっている 本 件 において それが 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かを 判 断 するに 当 たっては 競 走 馬 という 資 産 を 保 有 し その 出 走 によって 得 る 収 得 賞 金 を 基 本 的 な 所 得 とするという 性 質 にかんがみ 1 競 走 馬 の 保 有 規 模 及 び 出 走 回 数 2 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 益 ( 特 に 収 得 賞 金 )の 状 況 3 事 業 所 や 経 済 的 組 織 体 の 有 無 4 本 業 であるか 否 か 5 相 当 程 度 の 期 間 継 続 して 安 定 した 収 益 を 得 られる 可 能 性 の 有 無 等 の 各 要 素 を 中 心 に 検 討 して それが 社 会 通 念 上 事 業 と 認 めるに 足 りる 程 度 の 社 会 的 客 観 性 が 認 められるか 否 かによって 判 断 すべき である (イ) 原 告 の 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 については その 規 模 及 び 出 走 回 数 収 益 の 状 況 事 業 所 や 経 済 組 織 体 の 有 無 本 業 であるか 否 か 並 びに 相 当 程 度 の 期 間 継 続 し て 安 定 した 収 益 を 得 られる 可 能 性 を 総 合 勘 案 すると いまだ 事 業 としての 社 会 的 客 観 性 を 有 していたとまでいえず 原 告 の 本 件 競 走 馬 所 得 を 事 業 所 得 として 認 め ることは 到 底 できない エ 原 告 の 平 成 14 年 における 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 についてみると 社 会 通 念 上 原 告 の 本 件 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 により 相 当 程 度 の 期 間 継 続 して 安 定 した 収 益 を 得 られ る 可 能 性 を 有 していたと 認 めることはできない また 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 を 包 括 して 考 慮 しても 原 告 の 同 年 分 における 本 件 所 得 は 社 会 通 念 上 いまだ 事 業 と 認 めるに 足 りる 程 度 の 社 会 的 客 観 性 を 備 えたものとはいえない オ(ア) 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 趣 味 的 射 こう 的 性 格 といった 特 殊 性 や それを 踏 ま えて 所 得 税 法 施 行 令 178 条 1 項 1 号 が 原 則 として 損 益 通 算 を 認 めないとし つつ 例 外 的 に 除 外 するという 規 定 方 式 になっていることにかんがみれば 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 収 益 の 見 込 みが 不 確 実 で 損 失 の 危 険 が 大 きいという 意 味 において 投 機 性 の 極 めて 強 いものであり 相 当 程 度 の 期 間 継 続 して 安 定 した 収 益 を 得 られる 可 能 性 は 一 般 的 に 低 く 本 来 事 業 になじみ 難 い 性 格 を 有 するもので ある 10

11 (イ) また 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 についても そもそも 種 ぼ 馬 との 交 配 が 成 功 するか 否 か 自 体 が 偶 然 性 に 依 拠 している 上 子 馬 を 含 めた 競 走 馬 の 取 引 価 額 については 不 動 産 等 のように 客 観 的 な 評 価 基 準 が 確 立 されておらず 買 主 の 勘 や 好 み 等 の 主 観 的 な 要 素 や 売 主 と 買 主 との 駆 け 引 きによって 左 右 される 一 面 があり 他 方 繁 殖 ひん 馬 自 体 についても 出 産 は 母 体 への 負 担 が 大 きく 出 産 の 際 に 死 亡 することもあることなどのリスクを 負 うから 投 機 性 が 極 めて 強 いと いえる (ウ) そうすると 趣 味 的 射 こう 的 であり 本 来 事 業 になじみ 難 い 性 格 の 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するというためには その 保 有 規 模 ( 保 有 頭 数 や 保 有 期 間 等 ) 出 走 実 績 収 益 状 況 等 から 見 て 相 当 程 度 の 期 間 継 続 し て 安 定 した 収 益 を 得 られる 可 能 性 が 十 分 認 められるものでなければならない 本 件 基 本 通 達 及 び 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 税 務 上 の 取 扱 いについて( 通 知 ) ( 平 成 15 年 8 月 19 日 付 け 課 個 5-5 以 下 本 件 個 別 通 達 という )も これと 同 様 の 観 点 に 基 づくものである (2)ア 賞 金 等 の 収 入 を 得 る 可 能 性 を 完 全 に 失 った 事 故 馬 について 保 有 している 競 走 馬 の 頭 数 に 含 めて 登 録 馬 の 保 有 期 間 として 加 算 し 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かを 判 断 する 要 素 とすることは 不 合 理 である イ 本 件 個 別 通 達 は 平 成 15 年 分 の 所 得 税 の 確 定 申 告 から 適 用 されるものである から 平 成 14 年 分 における 本 件 競 走 馬 所 得 の 事 業 所 得 該 当 性 の 判 断 には 何 らかか わりはないが その 点 を 措 き 本 件 個 別 通 達 の 基 準 を 本 件 に 当 てはめたとしても 原 告 は 平 成 13 年 において 競 馬 賞 金 等 の 収 入 がないから その 年 以 前 3 年 間 の 各 年 において 競 馬 賞 金 等 の 収 入 があ る 場 合 に 該 当 せず 本 件 個 別 通 達 の 要 件 を 満 たさない (3) 被 告 が 主 張 する 本 件 更 正 等 の 根 拠 及 び 適 法 性 は 別 紙 2のとおりである ( 原 告 の 主 張 ) (1)ア 原 告 は 平 成 14 年 において 年 間 を 通 算 すると 本 件 各 競 走 馬 16 頭 及 び 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 2 頭 を 所 有 していたところ 本 件 各 競 走 馬 の 出 走 回 数 が 延 べ38 回 在 きゅう 期 間 が 通 算 69 箇 月 競 馬 賞 金 等 が 約 2080 万 9000 円 繁 殖 ひん 馬 が 出 産 した 子 馬 の 売 却 代 金 が1000 万 円 であることなど 原 告 の 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 の 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 を 総 合 的 に 考 慮 すると 原 告 の 平 成 14 年 分 の 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 所 得 は 事 業 所 得 に 該 当 するものである これに 対 し 本 件 更 正 等 は 本 件 基 本 通 達 を 形 式 的 かつ 機 械 的 に 適 用 したにすぎ ず 総 合 的 な 考 慮 を 欠 いているから 違 法 である イ 原 告 が 保 有 する 本 件 各 競 走 馬 等 の 頭 数 が 多 いこと 本 件 各 競 走 馬 の 出 走 回 数 が 多 いこと 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 経 営 管 理 の 状 況 平 成 15 年 分 以 降 は 事 業 所 得 とし て 認 められていること 原 告 の 個 人 馬 主 としての 高 い 実 績 が 評 価 され 社 団 法 人 H 協 会 の 会 長 の 要 職 に 在 ることなどを 総 合 勘 案 すると 原 告 の 平 成 14 年 分 の 競 走 馬 等 の 経 営 状 況 は 事 業 性 を 有 していたものであり その 保 有 に 係 る 所 得 は 事 業 所 得 に 区 分 されるべきものである ウ 事 業 を 行 う 個 人 がその 事 業 に 関 して 損 失 を 出 すケースは 珍 しいことではなく 11

12 事 業 に 関 して 利 益 を 出 すか 損 失 を 出 すかは 結 果 論 であり このことをもって 原 告 の 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 について 事 業 所 得 であることを 否 定 する 要 素 に 挙 げているのは 不 適 切 である 原 告 は 平 成 14 年 12 月 末 日 時 点 で 本 件 各 競 走 馬 を10 頭 保 有 していたのであるから 社 会 通 念 上 相 当 程 度 の 期 間 にわたって 継 続 して 安 定 した 収 益 を 得 ていたというべきである 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 益 に 損 失 が 生 じているのは 本 件 各 競 走 馬 がかなりの 回 数 出 走 したものの 多 くの 賞 金 を 稼 ぐことができなかったこと 年 の 途 中 で 数 頭 の 競 走 馬 が 事 故 により 出 走 でき なかったことによるものであり 不 測 の 事 態 が 招 来 したものである エ 原 告 は 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 の 重 要 な 部 分 を 自 ら 行 ってお り 平 成 14 年 9 月 9 日 には 個 人 で 株 式 会 社 I 銀 行 から5000 万 円 を 借 り 入 れ て 種 付 料 や 預 託 料 等 に 充 当 している また 原 告 は 同 12 年 2 月 には 社 団 法 人 H 協 会 の 監 事 に 就 任 し その 後 同 協 会 の 常 務 理 事 に 就 任 して 活 動 しており この ことからも 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 のすべてを 株 式 会 社 Eを 介 し て 行 ってきたということはできない (2)ア 原 告 は 平 成 14 年 に 競 走 馬 の 事 故 によりEから5 頭 分 の 見 舞 金 を 得 ていると ころ( 以 下 上 記 5 頭 を 併 せて 本 件 各 事 故 馬 という ) 競 走 馬 が 事 故 による 能 力 喪 失 及 び 廃 馬 等 の 特 殊 な 原 因 により 退 きゅうを 余 儀 なくされた 場 合 には これ らの 競 走 馬 を 継 続 して 保 有 する 意 思 があるものと 認 め 例 外 として 保 有 を 継 続 し ていることとして 競 走 馬 の 保 有 期 間 に 加 算 した 上 で 事 業 規 模 等 を 総 合 勘 案 すべき である イ 原 告 が 保 有 していた 本 件 各 事 故 馬 5 頭 は いずれも 平 成 14 年 中 に 事 故 に 遭 う までは 競 走 馬 として 登 録 されており 走 ることができる 状 態 にあったものであるか ら 少 なくとも 同 年 1 月 から 事 故 に 遭 うまでの 期 間 については これを 原 告 が 保 有 している 競 走 馬 の 頭 数 に 含 めて 登 録 馬 の 保 有 期 間 として 加 算 し 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かを 判 断 する 要 素 とすべきである ウ 本 件 基 本 通 達 の 注 書 き 及 びJ 連 合 会 が 作 成 した 個 人 馬 主 が 所 得 税 の 確 定 申 告 に 添 付 する 収 支 明 細 書 によれば 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 と 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 とを 一 体 として 計 算 すべきであり これらを 個 別 に 評 価 すべきではない エ 原 告 は 平 成 14 年 において 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 2 頭 を 保 有 していたが その うち Kが 出 産 した 子 馬 の 売 却 代 金 は1000 万 円 であり 経 費 を 控 除 しても 約 7 9 万 円 の 利 益 が 生 じたことも 原 告 の 平 成 14 年 における 事 業 性 及 び 収 益 性 の 判 断 に 当 たって 考 慮 されるべきである オ 前 述 のとおり 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かは 総 合 勘 案 して 判 断 すべきところ 本 件 更 正 等 においては 本 件 各 事 故 馬 や 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 についての 判 断 が 十 分 に 尽 くされておらず 違 法 である (3)ア 本 件 個 別 通 達 は その 年 以 前 3 年 間 の 各 年 において 競 馬 賞 金 等 の 収 入 があり その3 年 間 のうち 年 間 5 回 以 上 (2 歳 馬 については 年 間 3 回 以 上 ) 出 走 している 競 走 馬 を 保 有 する 年 が1 年 以 上 ある 場 合 には 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 を 事 業 所 得 として 取 り 扱 うこととしているところ 本 件 個 別 通 達 は 従 前 からの 取 扱 いを 明 確 にしているものであるから 平 成 15 年 分 以 前 の 同 14 年 分 についても 適 用 される 12

13 べきである イ また 原 告 は 本 件 個 別 通 達 所 定 の 競 馬 賞 金 等 の 収 入 の 基 準 を 形 式 的 には 満 たし ていないが 保 有 頭 数 出 走 回 数 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 経 営 管 理 の 状 況 を 考 慮 する と 平 成 14 年 の 原 告 の 経 営 状 況 は 事 業 性 を 有 しているというべきである 第 3 争 点 に 対 する 判 断 1 前 記 前 提 事 実 のほか 証 拠 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によると 以 下 の 事 実 を 認 めることがで きる( 認 定 根 拠 は 各 事 実 の 後 に 付 記 することとする ) (1) 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 状 況 ア 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 状 況 (ア) 原 告 が 平 成 11 年 から 同 14 年 までにおいて 保 有 していた 競 走 馬 の 延 べ 頭 数 は 別 紙 4の 登 録 馬 名 欄 記 載 のとおり 同 11 年 は2 頭 同 12 年 は1 頭 同 13 年 は5 頭 同 14 年 は16 頭 であった 同 11 年 から 同 13 年 までにおい て 原 告 が 保 有 していた 競 走 馬 は すべてFに 登 録 されており また 同 14 年 に おいて 原 告 が 保 有 していた 競 走 馬 は 16 頭 のうち10 頭 がFに 登 録 されており 6 頭 がG 協 会 に 登 録 されていた ( 前 記 前 提 事 実 乙 3 4) (イ) 本 件 各 競 走 馬 の 登 録 期 間 は 別 紙 4の 各 年 中 の 登 録 期 間 欄 及 び 別 紙 5の 登 録 期 間 欄 各 記 載 のとおりである 本 件 各 競 走 馬 のうち 1 年 を 通 して 登 録 されていた 競 走 馬 は 平 成 11 年 から 同 13 年 までにおいてはなく 同 14 年 に おいては1 頭 であった また 本 件 各 競 走 馬 のうち 6 箇 月 以 上 継 続 して 登 録 さ れていた 競 走 馬 は 同 11 年 においては1 頭 同 12 年 及 び 同 13 年 においては なく 同 14 年 においては2 頭 であった ( 乙 3 4) (ウ) 平 成 14 年 において 原 告 が 保 有 していた 本 件 各 競 走 馬 延 べ16 頭 のうち 別 紙 5のとおり 本 件 各 事 故 馬 5 頭 が 事 故 により 登 録 を 抹 消 され 出 走 できなくな った そして 本 件 各 事 故 馬 は 平 成 14 年 中 に 復 帰 して 再 登 録 されたことはな く 本 件 競 走 馬 等 決 算 書 に 添 付 されている 平 成 14 年 分 競 走 馬 等 の 収 支 明 細 書 ( 付 表 1)2. 死 亡 殺 処 分 による 損 益 の 計 算 と 題 する 表 には 死 亡 又 は 殺 処 分 された 競 走 馬 として 記 載 されている ( 甲 8 乙 9 10) (エ) 本 件 各 競 走 馬 の 出 走 回 数 は 別 紙 4の 出 走 回 数 欄 及 び 別 紙 5の 出 走 回 数 合 計 欄 各 記 載 のとおりである 本 件 各 競 走 馬 のうち 年 間 5 回 以 上 出 走 した 3 歳 馬 以 上 の 競 走 馬 は 平 成 11 年 から 同 13 年 までにおいてはなく 同 14 年 においては5 頭 であった また 本 件 各 競 走 馬 のうち 年 間 3 回 以 上 出 走 した2 歳 馬 は 同 11 年 から 同 14 年 までにおいてはなかった 同 14 年 において 原 告 が 保 有 していた 本 件 各 競 走 馬 延 べ16 頭 のうち 別 紙 5のとおり 7 頭 の 競 走 馬 は 一 度 も 出 走 せず それらの 獲 得 賞 金 はなかった ( 乙 ) イ 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 状 況 (ア) 原 告 は 平 成 11 年 から 同 13 年 までにおいて 別 紙 7の 繁 殖 牝 馬 名 欄 記 載 のとおり 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 を 保 有 していた ( 前 記 前 提 事 実 ) (イ) 原 告 は 平 成 14 年 において 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 2 頭 (L K)を 保 有 して いた ( 前 記 前 提 事 実 ) (ウ) 原 告 は 株 式 会 社 Eに 対 し 平 成 14 年 6 月 1 日 付 けで Kが 同 年 に 出 産 し 13

14 た 子 馬 1 頭 を1000 万 円 で 売 却 した ( 乙 8 9) (2) 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 収 支 ア 本 件 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 平 成 11 年 から 同 14 年 までの 原 告 の 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 は 別 紙 6 のとおりである ( 甲 1 8 弁 論 の 全 趣 旨 ) (ア) 平 成 11 年 分 平 成 11 年 においては 合 計 1492 万 1100 円 の 収 入 があり 経 費 合 計 8 84 万 1556 円 廃 馬 除 却 損 219 万 7861 円 及 び 消 費 税 額 151 万 円 を 差 し 引 いた 結 果 237 万 0983 円 の 利 益 が 生 じた (イ) 平 成 12 年 分 平 成 12 年 においては 合 計 91 万 1300 円 の 収 入 があったが 経 費 合 計 2 52 万 4766 円 を 差 し 引 いた 結 果 161 万 3466 円 の 損 失 が 生 じた (ウ) 平 成 13 年 分 平 成 13 年 においては 補 助 金 6 万 3600 円 の 収 入 があったが そこから 経 費 合 計 1448 万 6778 円 を 差 し 引 いた 結 果 1442 万 3178 円 の 損 失 が 生 じた (エ) 平 成 14 年 分 平 成 14 年 においては 合 計 3285 万 5200 円 の 収 入 があったが 経 費 合 計 4004 万 8421 円 廃 馬 除 却 損 4092 万 8247 円 及 び 消 費 税 額 73 万 3418 円 を 差 し 引 いた 結 果 4885 万 4886 円 の 損 失 が 生 じた イ 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 平 成 11 年 から 同 14 年 までの 原 告 の 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 は 別 紙 7のとおりである ( 甲 1 8 弁 論 の 全 趣 旨 ) (ア) 平 成 11 年 分 平 成 11 年 においては 子 馬 5 頭 の 売 却 代 金 合 計 2333 万 1387 円 の 収 入 があったが 経 費 合 計 3131 万 6492 円 を 差 し 引 いた 結 果 798 万 円 の 損 失 が 生 じた (イ) 平 成 12 年 分 平 成 12 年 においては 子 馬 4 頭 の 売 却 代 金 合 計 1921 万 4165 円 の 収 入 があったが 経 費 合 計 2013 万 1021 円 を 差 し 引 いた 結 果 91 万 6856 円 の 損 失 が 生 じた (ウ) 平 成 13 年 分 平 成 13 年 においては 収 入 がなく 経 費 合 計 額 である183 万 1816 円 の 損 失 が 生 じた (エ) 平 成 14 年 分 平 成 14 年 においては 子 馬 の 売 却 代 金 1000 万 円 の 収 入 があり 経 費 合 計 920 万 9748 円 を 差 し 引 いた 結 果 79 万 0252 円 の 利 益 が 生 じた ウ 原 告 の 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 収 支 平 成 11 年 から 同 14 年 までの 原 告 の 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 収 支 は 別 紙 8のと おりである ( 甲 1 8 弁 論 の 全 趣 旨 ) 14

15 (ア) 平 成 11 年 分 平 成 11 年 においては 上 記 ア(ア) 及 びイ(ア)のほかに 必 要 経 費 492 万 円 が 生 じたことから 1053 万 9122 円 の 損 失 が 生 じた (イ) 平 成 12 年 分 平 成 12 年 においては 上 記 ア(イ) 及 びイ(イ)のほかに 種 付 料 収 入 115 万 円 及 び 必 要 経 費 35 万 1680 円 が 生 じたことから 173 万 2002 円 の 損 失 が 生 じた (ウ) 平 成 13 年 分 平 成 13 年 においては 上 記 ア(ウ) 及 びイ(ウ)のとおり 1625 万 4994 円 の 損 失 が 生 じた (エ) 平 成 14 年 分 平 成 14 年 においては 上 記 ア(エ) 及 びイ(エ)のとおり 4806 万 4634 円 の 損 失 が 生 じた 2 争 点 について (1) 事 業 所 得 の 意 義 ア 所 得 税 法 27 条 1 項 は 事 業 所 得 とは 農 業 漁 業 製 造 業 卸 売 業 小 売 業 サービス 業 その 他 の 事 業 で 政 令 で 定 めるものから 生 ずる 所 得 をいう 旨 規 定 し これ を 受 けて 同 法 施 行 令 63 条 は 同 法 27 条 1 項 に 規 定 する 政 令 で 定 める 事 業 は 対 価 を 得 て 継 続 的 に 行 う 事 業 をいう 旨 規 定 している( 同 法 施 行 令 63 条 12 号 参 判 示 (1) 照 ) そして ある 所 得 が 事 業 所 得 に 当 たるか 否 かは 自 己 の 計 算 と 危 険 において 独 立 して 営 まれ 営 利 性 有 償 性 を 有 し かつ 反 覆 継 続 して 遂 行 する 意 思 と 社 会 的 地 位 とが 客 観 的 に 認 められる 業 務 から 生 ずる 所 得 であるか 否 によって 判 断 すべき であり( 最 高 裁 昭 和 年 ( ) 第 号 同 56 年 4 月 24 日 第 二 小 法 廷 民 集 35 巻 3 号 672 頁 参 照 ) より 具 体 的 にいえば 営 利 性 及 び 有 償 性 の 有 無 反 復 継 続 性 の 有 無 自 己 の 危 険 と 計 算 においてする 企 画 遂 行 性 の 有 無 その 者 が 費 やし た 精 神 的 及 び 肉 体 的 労 力 の 有 無 及 び 程 度 人 的 及 び 物 的 設 備 の 有 無 その 者 の 職 業 経 験 及 び 社 会 的 地 位 等 を 総 合 的 に 考 慮 し 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らし 社 会 通 念 によって 判 断 すべきであると 解 するのが 相 当 である イ ところで 前 記 関 係 法 令 の 定 めのとおり 所 得 税 法 69 条 2 項 ( 昭 和 43 年 法 律 第 21 号 による 改 正 後 のもの)は 同 条 1 項 の 場 合 において 同 項 に 規 定 する 損 失 の 金 額 のうちに62 条 1 項 所 定 の 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 に 係 る 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 があるときは 当 該 損 失 の 金 額 のうち 政 令 で 定 めるものは 政 令 で 定 めるところにより 他 の 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 に 係 る 所 得 の 金 額 から 控 除 するものとし 当 該 政 令 で 定 めるもの 以 外 のもの 及 び 当 該 控 除 をしてもなお 控 除 しきれないものは 生 じなかったものとみなす 旨 規 定 し これを 受 けて 同 法 施 行 令 178 条 1 項 ( 昭 和 49 年 政 令 第 75 号 による 改 正 後 のもの)は 同 法 62 条 1 項 所 定 の 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 として 競 走 馬 (その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 に 照 らし 事 業 と 認 められるものの 用 に 供 されるものを 除 く )その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 を 規 定 しており 事 業 と 認 められるか 否 かの 考 慮 要 素 として その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 を 挙 げている 15

16 判 示 (2) 判 示 (3) 判 示 (4) 以 上 のことからすると 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 当 たるか 否 かの 判 断 は 上 記 ア 及 びイの 諸 要 素 を 総 合 的 に 考 慮 し 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 ら し 社 会 通 念 によって 判 断 すべきであると 解 するのが 相 当 である (2) 本 件 基 本 通 達 及 び 本 件 個 別 通 達 の 各 該 当 性 ア 本 件 基 本 通 達 該 当 性 (ア) 本 件 基 本 通 達 は 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するかどうかは その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 を 総 合 勘 案 して 判 定 するのであるが 1その 年 において 競 馬 法 14 条 ( 同 法 22 条 において 準 用 する 場 合 を 含 む )の 規 定 による 登 録 を 受 けている 競 走 馬 ( 以 下 登 録 馬 という )でその 年 における 登 録 期 間 が6 箇 月 以 上 であるものを5 頭 以 上 保 有 している 場 合 又 は 2(i)その 年 以 前 3 年 以 内 の 各 年 において 登 録 馬 (その 年 における 登 録 期 間 が6 箇 月 以 上 であるものに 限 る )を2 頭 以 上 保 有 し かつ (ⅱ)その 年 の 前 年 以 前 3 年 以 内 の 各 年 のうちに 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 金 額 が 黒 字 の 金 額 である 年 が1 年 以 上 あること のいずれかに 該 当 する 場 合 には その 年 の 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 事 業 所 得 に 該 当 するものとする 旨 規 定 している そして 上 記 1は 登 録 馬 の 登 録 期 間 及 び 保 有 頭 数 を 基 準 としており 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 を 重 視 するものであって また 上 記 2は 登 録 馬 の 登 録 期 間 及 び 保 有 頭 数 並 びに 過 去 の 収 益 の 状 況 を 基 準 としており 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 及 び 収 益 の 状 況 を 重 視 するものであるから 上 記 1 又 は2のいずれかに 該 当 する 場 合 に は その 年 の 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 を 事 業 所 得 に 該 当 するものとして 取 り 扱 う とする 本 件 基 本 通 達 の 基 準 は 前 記 (1)に 照 らして 合 理 性 を 有 するということが できる そこで まず 本 件 競 走 馬 所 得 が 本 件 基 本 通 達 が 定 める 上 記 1 又 は2のいずれ かに 該 当 するか 否 か 検 討 する (イ) 前 記 1(1)ア(イ)のとおり 本 件 各 競 走 馬 のうち 平 成 14 年 における 登 録 期 間 が6 箇 月 以 上 であるものは2 頭 であるから 本 件 競 走 馬 所 得 が 本 件 基 本 通 達 の 前 記 1の 基 準 を 満 たしているということはできない (ウ) また 前 記 1(1)ア(イ)のとおり 本 件 各 競 走 馬 のうち 平 成 12 年 及 び 同 13 年 において 登 録 期 間 が6 箇 月 以 上 であるものはなかったのであるから 本 件 競 走 馬 所 得 が 本 件 基 本 通 達 の 前 記 2の 基 準 を 満 たしているということもできな い (エ) したがって 本 件 競 走 馬 所 得 は 本 件 基 本 通 達 の 前 記 1 及 び2のいずれの 基 準 も 満 たしていないといわざるを 得 ない イ 本 件 個 別 通 達 該 当 性 本 件 個 別 通 達 は その 年 以 前 3 年 間 の 各 年 において 競 馬 賞 金 等 の 収 入 があり そ の3 年 間 のうち 年 間 5 回 以 上 (2 歳 馬 については 年 間 3 回 以 上 ) 出 走 している 競 走 馬 を 保 有 する 年 が1 年 以 上 ある 場 合 には 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 を 事 業 所 得 と して 取 り 扱 うこととしているところ これは 競 走 馬 の 出 走 回 数 保 有 期 間 及 び 競 馬 賞 金 等 の 収 入 を 基 準 としており 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 及 び 収 益 の 状 況 を 重 視 するも のであるから 前 記 (1)に 照 らして 合 理 性 を 有 するということができる 16

17 判 示 (5) 判 示 (6) そこで 本 件 競 走 馬 取 得 が 本 件 個 別 通 達 が 定 める 上 記 基 準 に 該 当 するか 否 か 検 討 すると 前 記 1(2)ア(ウ)のとおり 原 告 は 平 成 13 年 には 本 件 個 別 通 達 が 定 め る 競 馬 賞 金 等 の 収 入 がなかったのであるから 本 件 個 別 通 達 が 定 める 上 記 基 準 に 該 当 するということはできない ウ 小 括 以 上 のとおり 本 件 競 走 馬 所 得 は 本 件 基 本 通 達 の 前 記 1 及 び2の 基 準 並 びに 本 件 個 別 通 達 の 前 記 基 準 に 該 当 するということはできないから これらに 該 当 するこ とを 理 由 に 事 業 所 得 に 該 当 するということはできない なお 原 告 は 本 件 基 本 通 達 及 び 本 件 個 別 通 達 が 定 める 基 準 が 不 合 理 である 旨 主 張 するが これらが 合 理 性 を 有 することは 前 示 のとおりであり これらが 不 合 理 で あることをうかがわせる 事 実 を 認 めることはできないから 原 告 の 主 張 を 採 用 する ことはできない (3) 本 件 競 走 馬 所 得 の 事 業 所 得 該 当 性 ア 前 示 のとおり 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 に 当 たるか 否 かの 判 断 は 本 件 基 本 通 達 及 び 本 件 個 別 通 達 の 各 該 当 性 のみならず 前 記 (1)ア 及 びイの 諸 要 素 を 総 合 的 に 考 慮 し 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らし 社 会 通 念 によって 判 断 すべ きであると 解 するのが 相 当 であるから 以 下 この 点 について 検 討 する イ 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 (ア) 前 記 関 係 法 令 の 定 めのとおり 所 得 税 法 等 は 競 走 馬 その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 に 係 る 所 得 を 個 人 の 趣 味 又 は 娯 楽 のための 行 為 あるいは 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 に 係 る 所 得 であるとして 損 益 通 算 を 認 めない 旨 規 定 していたが その 後 競 走 馬 その 他 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 を 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 として 損 益 通 算 の 対 象 から 除 外 した 上 譲 渡 所 得 又 は 雑 所 得 の 計 算 上 生 じた 損 失 のうちに 競 走 馬 の 譲 渡 又 は 保 有 に 係 る 損 失 がある 場 合 には 当 該 損 失 の 金 額 は 競 走 馬 の 保 有 又 は 譲 渡 に 係 る 雑 所 得 又 は 譲 渡 所 得 から 控 除 することができる 旨 規 定 し 更 にその 後 雑 所 得 の 計 算 上 生 じた 損 失 に ついては 損 益 通 算 が 認 められなくなったことに 伴 い 譲 渡 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 のうちに 競 走 馬 の 譲 渡 に 係 る 損 失 の 金 額 がある 場 合 には 当 該 損 失 の 金 額 は 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 雑 所 得 の 金 額 から 控 除 することができる 旨 規 定 した このように 昭 和 49 年 政 令 第 75 号 による 改 正 前 においては 競 走 馬 につい ては その 保 有 状 況 のいかんを 問 わず すべて 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 と されていたため その 保 有 に 係 る 所 得 はすべて 雑 所 得 とされ 損 益 通 算 の 対 象 と はならず その 譲 渡 に 係 る 損 失 がある 場 合 には 当 該 損 失 の 金 額 は 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 雑 所 得 の 金 額 からのみ 控 除 することができるものとされていた (イ) しかし 昭 和 49 年 政 令 第 75 号 による 改 正 により 競 走 馬 のうち その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 に 照 らし 事 業 と 認 められるものの 用 に 供 されるも の については 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 から 除 外 されることになった 結 果 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 は 原 則 として 損 益 通 算 の 対 象 とならないが 例 外 的 に その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 に 17

18 判 示 (7) 照 らし 事 業 と 認 められるものの 用 に 供 されるものの 保 有 に 係 る 所 得 の 金 額 の 計 算 上 生 じた 損 失 の 金 額 は 損 益 通 算 の 対 象 となり 得 ることが 認 められるに 至 った ものである( 以 上 につき 乙 12 参 照 ) (ウ) 以 上 のような 改 正 の 経 緯 からすると 所 得 税 法 及 び 同 法 施 行 令 は 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 原 則 として 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 保 有 に 係 る 所 得 として 事 業 所 得 ではないとしつつ 飽 くまで 例 外 的 に その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 によっては 事 業 所 得 であると 認 めることができることとしたもの というべきである ウ 考 慮 要 素 及 びそれに 対 する 評 価 等 (ア)a 前 記 認 定 事 実 のとおり 原 告 が 平 成 11 年 から 同 13 年 まで 保 有 していた 本 件 各 競 走 馬 は いずれもFに 登 録 されていたものであるが その 延 べ 頭 数 は 同 11 年 は2 頭 同 12 年 は1 頭 同 13 年 は5 頭 であり その 登 録 期 間 は 同 11 年 の1 頭 (M)を 除 き いずれも6 箇 月 を 下 回 るものであった b 前 記 認 定 事 実 のとおり 原 告 が 平 成 14 年 に 保 有 していた 本 件 各 競 走 馬 は いずれもF 又 はG 協 会 に 登 録 されていたものであるが その 延 べ 頭 数 は16 頭 であるところ そのうち 1 年 を 通 して 登 録 されていたものは1 頭 (N)だけ であり 6 箇 月 以 上 継 続 して 登 録 されていたものは2 頭 (N O)だけであっ て 同 年 9 月 以 降 に 登 録 されたものが10 頭 を 占 めていた そして 本 件 各 競 走 馬 16 頭 のうち 本 件 各 事 故 馬 5 頭 (P O Q R S)が 事 故 により 同 年 中 にその 登 録 を 抹 消 されている また 前 記 認 定 事 実 のとおり 本 件 各 競 走 馬 16 頭 の 平 成 14 年 における 出 走 回 数 は 延 べ38 回 であるが そのうち 半 数 の19 回 は 同 年 9 月 以 降 の4 箇 月 間 に 集 中 しており 本 件 各 競 走 馬 のうち7 頭 (S T U V W X Y) は 同 年 中 に 一 度 も 出 走 しなかった c 競 走 馬 の 登 録 期 間 及 び 保 有 頭 数 並 びに 出 走 回 数 は 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 や 反 復 継 続 性 の 有 無 等 を 基 礎 付 ける 事 実 であると 解 されるところ 確 かに 原 告 の 平 成 14 年 における 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 頭 数 は 延 べ16 頭 と 多 いものの そ のうち10 頭 は 同 年 9 月 以 降 に 登 録 されたものであり 6 箇 月 以 上 継 続 して 登 録 されていたものは2 頭 にすぎず そのうち 本 件 各 事 故 馬 5 頭 は 事 故 により 同 年 中 にその 登 録 を 抹 消 されていること 同 年 における 本 件 各 競 走 馬 16 頭 の 出 走 回 数 は 延 べ38 回 であるが そのうち 半 数 の19 回 は 同 年 9 月 以 降 の4 箇 月 間 に 集 中 しており 7 頭 は 同 年 中 に 一 度 も 出 走 していないことからすると 1 年 間 を 通 して 見 た 場 合 に 同 年 における 競 走 馬 の 保 有 の 規 模 や 反 復 継 続 性 の 有 無 の 判 断 において 本 件 各 競 走 馬 の 登 録 期 間 及 び 保 有 頭 数 並 びに 出 走 回 数 が 決 定 的 な 要 素 となるとまではいい 難 い そして この 判 断 は 前 記 aの 同 11 年 から 同 13 年 までの 本 件 各 競 走 馬 の 登 録 期 間 及 び 保 有 頭 数 を 考 慮 したとして も 左 右 されるものではない また 出 走 回 数 は 収 益 の 状 況 等 を 判 断 するための 前 提 となる 事 実 でもある と 解 されるが 実 際 の 収 益 の 結 果 を 措 いて 出 走 回 数 だけをもって 収 益 の 状 況 を 判 断 することができないことは 当 然 である そして 前 記 認 定 事 実 のとおり 18

19 判 示 (8) 判 示 (9) 平 成 14 年 における 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 益 は 4885 万 4886 円 の 多 額 の 損 失 が 生 じていることが 認 められるのであるから 収 益 の 状 況 の 判 断 において 上 記 出 走 回 数 を 重 視 することはできない (イ)a 前 記 認 定 事 実 のとおり 平 成 11 年 から 同 13 年 までの 原 告 の 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 は 同 11 年 に237 万 0983 円 の 利 益 が 生 じたものの 同 12 年 には161 万 3466 円 の 損 失 が 生 じ 同 13 年 には1442 万 円 の 損 失 が 生 じており 同 14 年 の 原 告 の 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 は 4885 万 4886 円 の 損 失 が 生 じていた b ところで 前 示 のとおり 所 得 税 法 及 び 同 法 施 行 令 は 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 は 原 則 として 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 の 保 有 に 係 る 所 得 として 事 業 所 得 ではないとしつつ 例 外 的 に その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 によっては 事 業 所 得 であると 認 めることができる 旨 規 定 しているところ これ は 競 走 馬 は 通 常 射 こう 的 行 為 の 手 段 としての 性 格 が 強 く 生 活 に 通 常 必 要 でない 資 産 であるといえるが それにより 継 続 的 な 収 益 を 得 られる 可 能 性 が 認 められる 場 合 には もはや 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 ということはで きず 生 活 に 通 常 必 要 でない 動 産 ということができないから その 保 有 を 事 業 であると 認 めることができるという 考 えなどに 基 づくものであると 解 す るのが 相 当 である そうすると 競 走 馬 により 継 続 的 な 収 益 を 得 られる 可 能 性 があるか 否 かは 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 が 事 業 所 得 であるか 否 かを 判 断 するに 当 たり 重 要 な 考 慮 要 素 であるというべきである c そこで 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 についてみると 平 成 11 年 には 利 益 が 生 じたものの 同 12 年 及 び 同 13 年 には 損 失 が 生 じており 同 14 年 には 約 5000 万 円 もの 多 額 の 損 失 が 生 じていたのであるから 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 であるか 否 かの 判 断 において 継 続 的 な 収 益 を 得 られる 可 能 性 が あったということを 考 慮 要 素 とすることは 困 難 である d この 点 につき 原 告 は 平 成 14 年 において 本 件 各 競 走 馬 は 相 当 数 出 走 したにもかかわらず 多 くの 賞 金 を 得 ることができなかったにすぎないから 損 失 が 生 じていたことを 重 視 すべきではない 旨 主 張 しているものと 解 される が 多 数 の 出 走 回 数 にもかかわらず 収 益 を 得 ることができないということは いまだ 射 こう 的 行 為 の 手 段 となる 動 産 であり 生 活 に 通 常 必 要 でない 動 産 であることの 証 左 ともいい 得 るものであるから 原 告 の 主 張 をにわかに 採 用 す ることはできない (ウ) 証 拠 ( 甲 8から13まで 乙 8 9) 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によれば 原 告 は 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 をきゅう 舎 ( 調 教 師 )に 委 託 しており それらの 委 託 料 を 原 告 が 株 式 会 社 Eの 預 金 口 座 に 振 り 込 んだ 競 馬 賞 金 等 の 一 部 から 支 払 っていたことが 認 められるところ 本 件 各 競 走 馬 の 管 理 及 び 運 営 につい て 調 教 師 と 打 ち 合 わせをしていたことなど 一 定 の 労 力 を 費 やしていたことはう かがえるものの 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 について 事 業 と 認 めるに 足 りるだけの 大 き な 精 神 的 及 び 肉 体 的 労 力 を 費 やしたとまで 認 めることはできない 19

20 判 示 (10) 判 示 (11) 判 示 (12) (エ)a 前 記 (ウ)のとおり 原 告 は 本 件 各 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 をき ゅう 舎 ( 調 教 師 )に 委 託 していることが 認 められる b もっとも 原 告 が 主 張 するとおり 登 録 を 受 けている 競 走 馬 の 管 理 等 はき ゅう 舎 に 委 託 する 必 要 があることがうかがえるから そのこと 自 体 を 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 であるか 否 かを 判 断 するに 当 たって 否 定 的 要 素 として 考 慮 することは 相 当 ではないが その 反 面 事 業 所 得 であることを 積 極 的 に 裏 付 け るだけの 人 的 及 び 物 的 設 備 を 有 していた 事 実 を 認 めることはできない (オ) 前 記 前 提 事 実 のとおり 原 告 は 平 成 14 年 当 時 株 式 会 社 A B 株 式 会 社 及 びC 株 式 会 社 の 各 取 締 役 有 限 会 社 Dの 監 査 役 並 びに 株 式 会 社 Eの 代 表 取 締 役 を 務 めており 有 限 会 社 D 及 び 株 式 会 社 Eを 除 く 各 社 から 役 員 報 酬 を 得 ていた ほか 自 ら 歌 手 として 活 動 し さらに 自 己 所 有 の 不 動 産 の 貸 付 けに 係 る 賃 料 収 入 等 を 得 ていた エ 判 断 以 上 のような 事 実 を 総 合 的 に 考 慮 し また 前 記 イのとおり 競 走 馬 の 保 有 に 係 る 所 得 については 飽 くまで 例 外 的 に その 規 模 収 益 の 状 況 その 他 の 事 情 に よっては 事 業 所 得 であると 認 めることができることとした 所 得 税 法 及 び 同 法 施 行 令 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らすと 平 成 14 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 は 社 会 通 念 上 いま だ 事 業 所 得 とまで 認 めることはできないといわざるを 得 ない オ 原 告 の 主 張 について (ア)a これに 対 し 原 告 は 本 件 各 事 故 馬 については 原 告 に 継 続 して 保 有 する 意 思 があるものとして 保 有 を 継 続 しているものとして 登 録 期 間 を 加 算 した 上 で 事 業 規 模 等 を 判 断 すべきである 旨 主 張 しているものと 解 される b しかし 前 記 認 定 事 実 のとおり 本 件 各 事 故 馬 は 別 紙 5のとおり 事 故 により 登 録 を 抹 消 され 出 走 できなくなったものであり その 後 復 帰 して 再 登 録 されることなく 平 成 14 年 に 死 亡 し 又 は 処 分 されたことがうかがわれ る そうすると 本 件 各 事 故 馬 によってはもはや 継 続 した 収 益 を 得 る 見 込 みはな くなったものというべきであるから 平 成 14 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かの 判 断 において 原 告 が 本 件 各 事 故 馬 を 保 有 する 意 思 があ ったか 否 かという 主 観 的 要 素 を 殊 更 重 視 すべき 理 由 はなく 登 録 抹 消 後 も 本 件 各 事 故 馬 の 登 録 が 継 続 されているものとして 取 り 扱 うべき 必 要 性 は 認 められ ない したがって 原 告 の 前 記 主 張 を 採 用 することはできない (イ)a また 原 告 は 平 成 14 年 9 月 9 日 に 当 時 の 株 式 会 社 I 銀 行 から5000 万 円 を 借 り 入 れ これを 種 付 料 や 預 託 料 等 に 充 当 したとして 原 告 が 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 の 重 要 な 部 分 を 自 ら 行 っていた 旨 主 張 して いる b しかし 証 拠 ( 乙 21の1 21の の1 23の2)によ れば 原 告 が 上 記 5000 万 円 を 借 り 入 れたこと 及 び 上 記 5000 万 円 の 借 入 金 のうち750 万 円 が 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 種 付 料 に 充 てられたことが 認 め 20

21 判 示 (13) 判 示 (14) 判 示 (15) 判 示 (16) 判 示 (17) られるものの その 余 の 借 入 金 が 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 のために 充 てられたこ とをうかがうことはできない したがって 平 成 14 年 分 の 本 件 競 走 馬 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かの 判 断 において 上 記 5000 万 円 の 借 入 金 を 重 視 すべきとする 原 告 の 主 張 をに わかに 採 用 することはできない (ウ)a さらに 原 告 は 社 団 法 人 H 協 会 の 理 事 に 就 任 して 活 動 していたことを 理 由 に 本 件 各 競 走 馬 等 の 管 理 業 務 を 自 ら 行 っていた 旨 主 張 する b しかし 証 拠 ( 乙 24)によれば 平 成 14 年 に 原 告 が 同 社 団 法 人 の 理 事 の 職 に 在 ったことは 認 められるものの そのことを 理 由 に 直 ちに 原 告 が 自 ら 本 件 各 競 走 馬 等 の 管 理 業 務 を 行 っていたということはできないから 原 告 の 主 張 をにわかに 採 用 することはできない カ 小 括 以 上 のことからすると 本 件 競 走 馬 所 得 は 事 業 所 得 であるということはできず 雑 所 得 であるというべきである (4) 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 の 事 業 所 得 該 当 性 ア 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 否 かを 判 断 するに 当 たっては 前 記 (1)アの 諸 要 素 を 総 合 的 に 考 慮 し 所 得 税 法 等 の 趣 旨 及 び 目 的 に 照 らし 社 会 通 念 によって 判 断 すべきであると 解 するのが 相 当 である イ そこで 検 討 すると 前 記 認 定 事 実 のとおり 平 成 11 年 から 同 13 年 までの 原 告 の 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 収 支 は 同 11 年 に798 万 5105 円 の 損 失 が 生 じ 同 12 年 に91 万 6856 円 の 損 失 が 生 じ 同 13 年 に183 万 1816 円 の 損 失 が 生 じたこと 原 告 は 同 14 年 において 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 2 頭 しか 保 有 していなかったところ 子 馬 の 売 却 代 金 1000 万 円 の 収 入 があったものの そこ から 経 費 合 計 920 万 9748 円 を 差 し 引 いた79 万 0252 円 の 利 益 しか 生 じ なかったこと 証 拠 ( 甲 8 乙 8 9) 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によれば 原 告 は 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 に 係 る 管 理 及 び 運 営 を 有 限 会 社 Dに 委 託 し それらの 委 託 料 を 株 式 会 社 Eの 預 金 口 座 に 振 り 込 んた 競 馬 賞 金 等 の 一 部 から 支 払 っていたことが 認 められ その 他 一 定 の 労 力 を 費 やしていたことがうかがえるものの 本 件 各 繁 殖 ひ ん 馬 の 保 有 について 事 業 と 認 めるに 足 りるだけの 大 きな 精 神 的 及 び 肉 体 的 労 力 を 費 やしていたことや 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 のための 人 的 及 び 物 的 設 備 を 有 して いたことを 認 めることはできないこと 前 記 前 提 事 実 のとおり 原 告 は 同 年 当 時 会 社 の 取 締 役 や 監 査 役 を 務 めており これらの 会 社 から 役 員 報 酬 を 得 ていたほか 自 ら 歌 手 として 活 動 し さらに 自 己 所 有 の 不 動 産 の 貸 付 けに 係 る 賃 料 収 入 等 を 得 ていたことが 認 められることからすると 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 は 社 会 通 念 上 いま だ 事 業 所 得 とまで 認 めることはできないといわざるを 得 ない ウ(ア) この 点 につき 原 告 は 本 件 基 本 通 達 の 注 書 きやJ 連 合 会 が 作 成 した 個 人 馬 主 が 所 得 税 の 確 定 申 告 に 添 付 する 収 支 明 細 書 の 書 式 を 根 拠 に 本 件 競 走 馬 所 得 と 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 とを 別 個 に 評 価 すべきではない 旨 主 張 する (イ) しかし 本 件 基 本 通 達 の 注 書 きは 競 走 馬 の 生 産 その 他 競 走 馬 の 保 有 に 直 接 関 連 する 事 業 を 営 む 者 が その 事 業 に 関 連 して 保 有 している 競 走 馬 の 保 有 に 21

22 係 る 所 得 を 事 業 所 得 に 該 当 する 旨 規 定 しているのであって 飽 くまで 競 走 馬 の 生 産 等 が 事 業 に 該 当 することを 前 提 とするものであるところ 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 の 保 有 が 事 業 に 該 当 するということができないことは 前 示 のとおりであるから 原 告 の 主 張 はその 前 提 を 欠 いているといわざるを 得 ない また J 連 合 会 が 作 成 した 個 人 馬 主 が 所 得 税 の 確 定 申 告 に 添 付 する 収 支 明 細 書 の 書 式 によって 本 件 所 得 の 所 得 分 類 が 決 せられるものではないから これを 根 拠 とする 原 告 の 主 張 を 採 用 することはできない 判 示 (18) (ウ) なお 仮 に 本 件 競 走 馬 所 得 と 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 とを 併 せて 評 価 したとし ても 前 記 (3)ウの 本 件 各 競 走 馬 に 係 る 考 慮 要 素 と 前 記 イの 本 件 各 繁 殖 ひん 馬 に 係 る 考 慮 要 素 を 総 合 して 考 慮 すると 本 件 所 得 が 社 会 通 念 上 いまだ 事 業 所 得 とま で 認 めることはできないといわざるを 得 ない 判 示 (19) エ 以 上 のとおり 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 は 事 業 所 得 ということはできず 雑 所 得 で あるというべきである (5) 本 件 所 得 の 事 業 所 得 該 当 性 以 上 のとおり 本 件 競 走 馬 所 得 及 び 本 件 繁 殖 ひん 馬 所 得 は いずれも 事 業 所 得 とい うことはできず 雑 所 得 であるというべきであるから 本 件 所 得 は 雑 所 得 であるとい うべきである 3 本 件 更 正 等 の 適 法 性 (1) 本 件 更 正 の 適 法 性 以 上 述 べたところ 及 び 弁 論 の 全 趣 旨 によれば 原 告 の 平 成 14 年 分 の 総 所 得 金 額 及 び 納 付 すべき 税 額 は いずれも 別 紙 2 記 載 第 1の 被 告 の 主 張 のとおりであると 認 めら れる そうすると 本 件 更 正 における 平 成 14 年 分 の 総 所 得 金 額 及 び 納 付 すべき 税 額 は これと 同 額 であるから 本 件 更 正 は 適 法 である (2) 本 件 賦 課 決 定 の 適 法 性 前 記 (1)のとおり 本 件 更 正 は 適 法 であるところ 原 告 は 本 件 更 正 により 納 付 す べき 税 額 の 計 算 の 基 礎 となった 事 実 のうち 本 件 減 額 更 正 により 減 少 した 税 額 に 相 当 する 部 分 及 び 青 色 申 告 の 承 認 が 取 り 消 されたことにより 青 色 申 告 特 別 控 除 が 認 めら れなくなったことによる 部 分 を 除 き 本 件 更 正 前 の 税 額 の 計 算 の 基 礎 とされていなか ったことについて 通 則 法 65 条 4 項 に 規 定 する 正 当 な 理 由 があると 認 めること はできない したがって 過 少 申 告 加 算 税 の 額 は いずれも 別 紙 2 記 載 第 2の 被 告 の 主 張 のとお りである そうすると 本 件 賦 課 決 定 における 過 少 申 告 加 算 税 は これと 同 額 である から 本 件 賦 課 決 定 は 適 法 である 第 4 結 論 よって 原 告 の 請 求 は 理 由 がないから これらをいずれも 棄 却 することとし 訴 訟 費 用 の 負 担 につき 行 政 事 件 訴 訟 法 7 条 民 訴 法 61 条 を 適 用 して 主 文 のとおり 判 決 する 東 京 地 方 裁 判 所 民 事 第 38 部 裁 判 長 裁 判 官 杉 原 則 彦 裁 判 官 松 下 貴 彦 22

23 裁 判 官 島 田 尚 人 23

24 別 紙 1 本 件 更 正 処 分 等 の 経 緯 ( 平 成 14 年 分 ) ( 単 位 : 円 ) 区 分 項 目 確 定 申 告 更 正 処 分 修 正 申 告 更 正 処 分 等 異 議 申 立 て 異 議 決 定 審 査 請 求 審 査 裁 決 年 月 日 平 成 15 年 3 月 17 日 平 成 15 年 5 月 30 日 平 成 16 年 1 月 30 日 平 成 17 年 12 月 27 日 平 成 18 年 2 月 24 日 平 成 18 年 5 月 24 日 平 成 18 年 6 月 23 日 平 成 18 年 12 月 26 日 総 所 得 金 額 9,176,673 9,176,673 9,390,024 58,807,449 12,781,306 53,389,895 12,781,306 事 業 所 得 の 金 額 48,038,734 48,038,734 48,038, ,562, ,562,642 内 不 動 産 所 得 の 金 額 46,001,227 46,001,227 46,001,227 50,224,098 50,224,098 44,806,544 50,224,098 訳 給 与 所 得 の 金 額 8,370,000 8,370,000 8,583,351 8,583,351 8,583,351 8,583,351 8,583,351 雑 所 得 の 金 額 2,844,180 2,844,180 2,844, ,536, ,536,499 商 品 先 物 取 引 に 係 る 雑 所 得 等 の 金 額 5,359,800 5,359,800 5,359,800 5,359,800 5,359,800 5,359,800 5,359,800 所 得 控 除 の 額 の 合 計 額 3,788,488 3,788,488 3,788,488 3,788,488 3,788,488 3,788,488 3,788,488 課 税 総 所 得 金 額 5,388,000 5,388,000 5,601,000 55,018,000 8,992,000 49,601,000 8,992,000 商 品 先 物 取 引 に 係 る 課 税 雑 所 得 等 の 金 額 5,359,000 5,359,000 5,359,000 5,359,000 5,359,000 5,359,000 5,359,000 課 税 総 所 得 金 額 に 対 する 税 額 747, , ,200 17,866,660 15,862,370 商 品 先 物 取 引 に 係 る 課 税 雑 所 得 等 の 金 額 に 対 す る 税 額 1,071,800 1,071,800 1,071,800 1,071,800 1,071,800 定 率 減 税 額 250, , , , ,000 棄 却 源 泉 徴 収 税 額 1,884,525 2,586,925 2,598,151 2,598,151 2,598,151 申 告 納 税 税 額 315,125 1,017, ,151 16,090,300 14,086,000 予 定 納 税 額 11,683,600 11,683,600 11,683,600 11,683,600 11,683,600 納 付 す べ き 税 額 11,998,725 12,701,125 12,669,751 4,406,700 2,402,400 過 少 申 告 加 算 税 2,365,000 2,029,000 ( 注 1) 事 業 所 得 の 金 額 欄 の は 損 失 の 金 額 を 表 す ( 注 2) 申 告 納 税 額 欄 及 び 納 付 すべき 税 額 欄 の は 還 付 金 の 額 に 相 当 する 税 額 を 表 す 24

25 別 紙 2 被 告 が 主 張 する 原 告 の 税 額 等 第 1 本 件 更 正 の 根 拠 及 び 適 法 性 1 本 件 更 正 の 根 拠 (1) 総 所 得 金 額 5338 万 9895 円 上 記 金 額 は アからエまでの 各 金 額 の 合 計 額 である ア 事 業 所 得 の 金 額 0 円 原 告 の 本 件 各 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 各 所 得 はいずれも 雑 所 得 に 該 当 するため 事 業 所 得 の 金 額 は 零 円 になる イ 不 動 産 所 得 の 金 額 4480 万 6544 円 上 記 金 額 は 次 の(ア)から(イ)の 金 額 を 差 し 引 いた 金 額 である (ア) 総 収 入 金 額 5958 万 8373 円 上 記 金 額 は 次 のaからfまでの 賃 貸 料 収 入 の 合 計 額 である a 株 式 会 社 Z 708 万 9194 円 b 株 式 会 社 Z( 株 式 会 社 a) 48 万 2258 円 c 株 式 会 社 b 4065 万 7500 円 d 株 式 会 社 b( 株 式 会 社 a) 679 万 4921 円 e 株 式 会 社 d 4500 円 f 有 限 会 社 D 456 万 円 (イ) 必 要 経 費 1478 万 1829 円 上 記 金 額 は 次 のaからfまでの 金 額 の 合 計 額 である a 租 税 公 課 517 万 8968 円 上 記 金 額 は 固 定 資 産 税 278 万 4700 円 事 業 税 234 万 2800 円 及 び 消 費 税 等 5 万 1468 円 の 合 計 額 である b 損 害 保 険 料 15 万 6600 円 上 記 金 額 は 原 告 が 平 成 15 年 3 月 17 日 に 本 件 確 定 申 告 書 とともに 浅 草 税 務 署 長 に 提 出 した 平 成 14 年 分 所 得 税 青 色 申 告 決 算 書 ( 不 動 産 所 得 用 )( 以 下 本 件 不 動 産 決 算 書 という )に 記 載 した 損 害 保 険 料 の 金 額 と 同 額 である c 修 繕 費 14 万 9183 円 上 記 金 額 は 原 告 が 本 件 不 動 産 決 算 書 に 記 載 した 修 繕 費 の 金 額 と 同 額 である d 減 価 償 却 費 556 万 9741 円 上 記 金 額 は 原 告 が 本 件 不 動 産 決 算 書 に 記 載 した 減 価 償 却 費 の 金 額 と 同 額 である e 管 理 費 320 万 1497 円 上 記 金 額 は 原 告 が 本 件 不 動 産 決 算 書 に 記 載 した 管 理 費 の 金 額 と 同 額 である f 支 払 手 数 料 52 万 5840 円 上 記 金 額 は 原 告 が 本 件 不 動 産 決 算 書 に 記 載 した 支 払 手 数 料 の 金 額 87 万 3394 円 か ら 必 要 経 費 とならない 登 記 費 用 の 金 額 34 万 7554 円 を 差 し 引 いた 金 額 である ウ 給 与 所 得 の 金 額 858 万 3351 円 25

26 上 記 金 額 は 原 告 が 平 成 16 年 1 月 30 日 に 浅 草 税 務 署 長 に 提 出 した 本 件 修 正 申 告 書 に 記 載 した 給 与 所 得 の 金 額 と 同 額 である エ 雑 所 得 の 金 額 0 円 上 記 金 額 は 次 の(ア)から(イ)の 金 額 を 差 し 引 いた 後 の 雑 所 得 の 金 額 が 4462 万 円 ( は 損 失 の 金 額 を 表 す )となるところ 当 該 雑 所 得 の 損 失 の 金 額 は 所 得 税 法 69 条 1 項 の 規 定 により 他 の 各 種 所 得 の 金 額 と 通 算 できないため 零 円 となる (ア) 総 収 入 金 額 4691 万 3257 円 上 記 金 額 は 次 のaからeまでの 収 入 金 額 の 合 計 額 である a 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 収 入 金 額 4285 万 5200 円 上 記 金 額 は 別 紙 3 競 走 馬 等 に 係 る 収 支 状 況 一 覧 表 ( 平 成 14 年 分 ) の 被 告 主 張 額 欄 の 収 入 金 額 合 計 ( 順 号 23)の 金 額 であり 原 告 が 本 件 確 定 申 告 書 とともに 浅 草 税 務 署 長 に 提 出 した 平 成 14 年 分 所 得 税 青 色 申 告 決 算 書 ( 一 般 用 )( 以 下 本 件 競 走 馬 等 決 算 書 という )に 収 入 金 額 として 記 載 した 金 額 と 同 額 である b 印 税 (B 株 式 会 社 ) 182 万 9306 円 c プロモート 料 (B 株 式 会 社 ) 29 万 2033 円 d 音 楽 著 作 権 使 用 料 ( 社 団 法 人 e 協 会 ) 192 万 8918 円 e 還 付 加 算 金 7800 円 (イ) 必 要 経 費 9153 万 9006 円 上 記 金 額 は 次 のaからdまでの 金 額 の 合 計 額 である a 競 走 馬 等 の 保 有 に 係 る 必 要 経 費 9091 万 9834 円 上 記 金 額 は 別 紙 3 競 走 馬 等 に 係 る 収 支 状 況 一 覧 表 ( 平 成 14 年 分 ) の 被 告 主 張 額 欄 の 必 要 経 費 合 計 ( 順 号 51)の 金 額 である b 印 税 収 入 等 に 係 る 消 費 税 等 額 9 万 6414 円 c 財 団 法 人 f 協 会 の 事 業 に 係 る 手 数 料 49 万 8758 円 d e 協 会 会 費 2 万 4000 円 (2) 商 品 先 物 取 引 に 係 る 雑 所 得 等 の 金 額 535 万 9800 円 上 記 金 額 は 原 告 が 本 件 修 正 申 告 書 に 商 品 先 物 取 引 に 係 る 雑 所 得 等 として 記 載 した 金 額 と 同 額 である (3) 所 得 控 除 の 額 の 合 計 額 378 万 8488 円 上 記 金 額 は 原 告 が 本 件 修 正 申 告 書 に 記 載 した 所 得 控 除 の 額 の 合 計 額 と 同 額 である (4) 課 税 総 所 得 金 額 4960 万 1000 円 上 記 金 額 は 前 記 (1)の 総 所 得 金 額 5338 万 9895 円 から 前 記 (3)の 所 得 控 除 の 額 の 合 計 額 378 万 8488 円 を 控 除 した 後 の 金 額 (ただし 国 税 通 則 法 ( 以 下 通 則 法 という )11 8 条 1 項 の 規 定 により1000 円 未 満 の 端 数 金 額 を 切 り 捨 てた 後 のもの )である (5) 商 品 先 物 取 引 に 係 る 課 税 雑 所 得 等 の 金 額 535 万 9000 円 上 記 金 額 は 前 記 (2)の 商 品 先 物 取 引 に 係 る 雑 所 得 等 の 金 額 535 万 9000 円 (ただし 通 則 法 118 条 1 項 の 規 定 により1000 円 未 満 の 端 数 金 額 を 切 り 捨 てた 後 のもの )である (6) 納 付 すべき 税 額 240 万 2400 円 上 記 金 額 は 次 のア 及 びイの 金 額 の 合 計 額 からウからオまでの 各 金 額 を 差 し 引 いた 後 の 金 額 (ただし 通 則 法 119 条 1 項 の 規 定 により100 円 未 満 の 端 数 金 額 を 切 り 捨 てた 後 のもの ) 26

27 である ア 課 税 総 所 得 金 額 に 対 する 税 額 1586 万 2370 円 上 記 金 額 は 前 記 (4)の 課 税 総 所 得 金 額 4960 万 1000 円 に 所 得 税 法 89 条 1 項 の 税 率 ( 経 済 社 会 の 変 化 等 に 対 応 して 早 急 に 講 ずべき 所 得 税 及 び 法 人 税 の 負 担 軽 減 措 置 に 関 する 法 律 ( 平 成 11 年 法 律 第 8 号 平 成 17 年 法 律 第 21 号 改 正 前 のもの 以 下 負 担 軽 減 法 とい う )4 条 の 特 例 を 適 用 したもの )を 乗 じて 算 出 した 金 額 である イ 商 品 先 物 取 引 に 係 る 課 税 雑 所 得 等 の 金 額 に 対 する 税 額 107 万 1800 円 上 記 金 額 は 前 記 (5)の 商 品 先 物 取 引 に 係 る 課 税 雑 所 得 等 の 金 額 535 万 9000 円 に 租 税 特 別 措 置 法 41 条 の14( 平 成 15 年 法 律 第 8 号 改 正 前 のもの ) 第 1 項 に 規 定 する 税 率 (1 00 分 の20)を 乗 じて 算 出 した 金 額 である ウ 定 率 減 税 額 25 万 円 上 記 金 額 は 負 担 軽 減 措 置 法 6 条 2 項 の 規 定 により 算 出 した 金 額 である エ 源 泉 徴 収 税 額 259 万 8151 円 上 記 金 額 は 原 告 が 本 件 修 正 申 告 書 に 源 泉 徴 収 税 額 として 記 載 した 金 額 と 同 額 である オ 予 定 納 税 額 1168 万 3600 円 上 記 金 額 は 原 告 の 平 成 14 年 分 の 所 得 税 に 係 る 第 1 期 及 び 第 2 期 の 予 定 納 税 額 の 合 計 金 額 である 2 本 件 更 正 の 適 法 性 被 告 が 本 訴 において 主 張 する 原 告 の 平 成 14 年 分 の 納 付 すべき 税 額 は 前 記 1(6)に 記 載 した とおり 240 万 2400 円 であるところ この 金 額 は 本 件 更 正 における 納 付 すべき 税 額 と 同 額 で あるから 本 件 更 正 は 適 法 である 第 2 本 件 賦 課 決 定 の 根 拠 及 び 適 法 性 1 本 件 賦 課 決 定 の 根 拠 過 少 申 告 加 算 税 202 万 9000 円 上 記 金 額 は 本 件 更 正 により 原 告 が 新 たに 納 付 すべきこととなった 税 額 1507 万 2151 円 の うち 平 成 15 年 5 月 30 日 付 けの 減 額 更 正 ( 以 下 本 件 減 額 更 正 という )により 減 少 した 税 額 に 相 当 する 部 分 及 び 青 色 申 告 の 承 認 が 取 り 消 されたことで 青 色 申 告 特 別 控 除 が 認 められなくな ったことによる 部 分 の 金 額 78 万 1026 円 は 通 則 法 65 条 4 項 の 正 当 な 理 由 があると 認 めら れる 事 実 に 基 づく 税 額 に 該 当 することから 上 記 1507 万 2151 円 から78 万 1026 円 を 控 除 した 後 の1429 万 円 ( 通 則 法 118 条 3 項 の 規 定 により 1 万 円 未 満 の 端 数 を 切 り 捨 てた 後 のもの 以 下 同 じ )を 基 礎 として これに 同 法 65 条 1 項 の 規 定 に 基 づき100 分 の10の 割 合 を 乗 じて 算 出 した 金 額 142 万 9000 円 と 同 条 2 項 の 規 定 に 基 づき 期 限 内 申 告 税 額 に 相 当 する 金 額 228 万 3026 円 を 超 える 部 分 に 相 当 する 税 額 1200 万 円 に100 分 の5の 割 合 を 乗 じ て 算 出 した 金 額 60 万 円 との 合 計 額 である 2 本 件 賦 課 決 定 処 分 の 適 法 性 前 記 第 1のとおり 本 件 更 正 は 適 法 であるところ 本 件 更 正 により 新 たに 納 付 すべき 税 額 の 計 算 の 基 礎 となった 事 実 のうち 本 件 減 額 更 正 により 減 少 した 税 額 に 相 当 する 部 分 及 び 青 色 申 告 の 承 認 が 取 り 消 されたことで 青 色 申 告 特 別 控 除 が 認 められなくなったことによる 部 分 の 金 額 78 万 円 を 除 き 本 件 更 正 前 における 税 額 の 計 算 の 基 礎 とされなかったことについて 通 則 法 65 条 4 項 にいう 正 当 な 理 由 があるとは 認 められない 27

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