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1 日 南 市 地 域 防 災 計 画 平 成 2 6 年 6 月 日 南 市 防 災 会 議

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3 日 南 市 地 域 防 災 計 画 第 1 編 総 論 第 1 章 総 則... 総 -1 第 1 節 計 画 の 目 的... 総 -1 第 2 節 計 画 の 基 本 方 針... 総 -1 第 3 節 計 画 の 構 成... 総 -2 第 4 節 用 語 の 定 義... 総 -2 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱... 総 -3 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱... 総 -3 第 2 節 市 民 及 び 企 業 の 責 務... 総 -18 第 3 章 市 の 概 況... 総 -19 第 1 節 市 の 概 況... 総 -19 第 2 節 既 往 災 害 の 状 況... 総 -23 第 3 節 被 害 想 定... 総 -26 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱... 総 -40 第 1 節 防 災 上 の 課 題... 総 -40 第 2 節 防 災 対 策 の 柱... 総 -43 第 2 編 風 水 害 共 通 対 策 編 第 1 章 災 害 予 防 計 画... 風 共 -1 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり... 風 共 -1 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備... 風 共 -18 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進... 風 共 -55 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画... 風 共 -63 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立... 風 共 -63 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策... 風 共 -79 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保... 風 共 -94 第 4 節 広 報 計 画... 風 共 -102 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ... 風 共 -105 第 6 節 水 防 計 画... 風 共 -111 第 7 節 救 助 救 急 及 び 消 火 活 動... 風 共 -113 第 8 節 医 療 救 護 活 動... 風 共 -116 第 9 節 緊 急 輸 送 のための 交 通 の 確 保... 風 共 -122 第 10 節 避 難 収 容 活 動... 風 共 -127 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保... 風 共 -144

4 第 12 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動... 風 共 -150 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動... 風 共 -155 第 14 節 行 方 不 明 者 等 の 捜 索 遺 体 の 確 認 及 び 埋 葬 に 関 する 活 動... 風 共 -161 第 15 節 社 会 秩 序 の 維 持... 風 共 -163 第 16 節 公 共 施 設 等 の 応 急 復 旧 活 動... 風 共 -164 第 17 節 ライフライン 施 設 の 応 急 復 旧... 風 共 -167 第 18 節 ボランティア 活 動 との 連 携... 風 共 -170 第 19 節 義 援 金 義 援 物 資 の 受 入 れ... 風 共 -173 第 20 節 災 害 救 助 法 の 適 用... 風 共 -176 第 21 節 文 教 対 策... 風 共 -181 第 22 節 貯 木 及 び 在 港 船 舶 対 策 計 画... 風 共 -188 第 23 節 農 林 水 産 関 係 対 策 計 画... 風 共 -190 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画... 風 共 -193 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援... 風 共 -193 第 2 節 被 災 中 小 企 業 の 復 興 その 他 経 済 復 興 の 支 援... 風 共 -204 第 3 節 災 害 復 興... 風 共 -207 第 3 編 地 震 災 害 対 策 編 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画... 震 -1 第 1 節 地 震 防 災 対 策 の 推 進... 震 -1 第 2 節 市 街 地 の 地 震 対 策... 震 -4 第 3 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画... 震 -7 第 4 節 活 動 体 制 の 整 備... 震 -12 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画... 震 -16 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立... 震 -16 第 2 節 救 出 医 療 救 護 活 動... 震 -22 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動... 震 -23 第 3 章 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 計 画... 震 -28 第 1 節 総 則... 震 -28 第 2 節 災 害 予 防 計 画... 震 -43 第 3 節 災 害 応 急 対 策 計 画... 震 -69 第 4 編 津 波 災 害 対 策 編 第 1 章 津 波 災 害 予 防 計 画... 津 -1 第 1 節 津 波 に 強 いまちづくり... 津 -1 第 2 節 迅 速 かつ 円 滑 な 災 害 応 急 対 策 への 備 え... 津 -3 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進... 津 -7

5 第 2 章 津 波 災 害 応 急 対 策 計 画... 津 -12 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立... 津 -12 第 2 節 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保... 津 -15 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動... 津 -23 第 4 節 海 上 災 害 の 応 急 復 旧 対 策... 津 -24 第 5 編 事 故 災 害 対 策 編 第 1 章 基 本 的 考 え 方... 事 故 -1 第 1 節 基 本 的 考 え 方... 事 故 -1 第 2 節 事 故 災 害 発 生 時 の 体 制... 事 故 -2 第 2 章 海 上 災 害 対 策... 事 故 -4 第 1 節 海 上 災 害 予 防 計 画... 事 故 -4 第 2 節 海 上 災 害 応 急 対 策 計 画... 事 故 -6 第 3 節 海 上 災 害 復 旧 計 画... 事 故 -12 第 3 章 航 空 災 害 対 策... 事 故 -14 第 1 節 航 空 災 害 予 防 計 画... 事 故 -14 第 2 節 航 空 災 害 応 急 対 策 計 画... 事 故 -15 第 4 章 鉄 道 災 害 対 策... 事 故 -19 第 1 節 鉄 道 災 害 予 防 計 画... 事 故 -19 第 2 節 鉄 道 災 害 応 急 対 策 計 画... 事 故 -20 第 5 章 危 険 物 等 災 害 対 策... 事 故 -22 第 1 節 危 険 物 等 災 害 予 防 計 画... 事 故 -22 第 2 節 危 険 物 等 災 害 応 急 対 策 計 画... 事 故 -26 第 6 章 林 野 火 災 対 策... 事 故 -33 第 1 節 林 野 火 災 予 防 計 画... 事 故 -33 第 2 節 林 野 火 災 応 急 対 策 計 画... 事 故 -35 第 7 章 火 山 災 害 対 策... 事 故 -38 第 1 節 火 山 災 害 予 防 計 画... 事 故 -38 第 2 節 火 山 災 害 応 急 対 策 計 画... 事 故 -39 第 3 節 火 山 災 害 復 旧 計 画... 事 故 -42 第 8 章 原 子 力 災 害 対 策... 事 故 -43 第 1 節 原 子 力 災 害 予 防 計 画... 事 故 -43 第 2 節 原 子 力 災 害 応 急 対 策 計 画... 事 故 -46 第 3 節 原 子 力 災 害 復 旧 復 興 計 画... 事 故 -48

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7 第 1 編 総 論 第 1 編 総 論

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9 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的 第 2 節 計 画 の 基 本 方 針 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的 日 南 市 地 域 防 災 計 画 ( 以 下 計 画 という )は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 日 南 市 防 災 会 議 が 作 成 する 計 画 であって 日 南 市 ( 以 下 市 又 は 本 市 という ) 県 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 の 防 災 関 係 機 関 が その 有 する 全 機 能 を 有 効 に 発 揮 して 市 域 における 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 を 実 施 することにより 市 の 地 域 並 びに 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 することを 目 的 とする 第 2 節 計 画 の 基 本 方 針 この 計 画 は 市 域 の 防 災 に 関 し 市 県 国 及 びその 他 の 公 共 機 関 等 を 通 じて 必 要 な 体 制 を 確 立 し 責 任 の 所 在 を 明 確 にすると 共 に 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 災 害 復 旧 及 びその 他 の 必 要 な 災 害 対 策 の 基 本 を 定 めることにより 総 合 的 計 画 的 な 防 災 行 政 の 整 備 及 び 推 進 を 図 るものである 計 画 の 策 定 及 び 推 進 に 当 たっては 下 記 の 諸 点 を 基 本 とする 1 人 命 の 安 全 確 保 を 最 優 先 にした 防 災 対 策 の 推 進 人 命 の 安 全 確 保 を 最 優 先 にした 防 災 対 策 を 推 進 する 2 減 災 の 考 え 方 による 効 果 的 な 防 災 対 策 の 推 進 減 災 (げんさい)とは 災 害 時 に 発 生 する 被 害 を 最 小 化 するための 取 組 であり あら かじめ 被 害 の 発 生 を 想 定 した 上 で その 被 害 を 低 減 させようとする 防 災 対 策 である 災 害 時 に 最 も 重 要 な 課 題 について 限 られた 予 算 や 資 源 を 集 中 し 被 害 を 最 小 限 に 抑 える 効 果 的 な 防 災 対 策 を 推 進 する 3 自 助 共 助 公 助 の 役 割 分 担 による 防 災 対 策 の 推 進 災 害 から 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 守 ることは 行 政 の 最 も 重 要 な 役 割 の 一 つであ るが 市 民 や 企 業 が 平 常 時 より 災 害 に 対 して 備 えを 強 化 し 一 旦 災 害 が 発 生 した 場 合 には 自 分 の 身 を 守 り さらにはお 互 いに 助 け 合 うことが 非 常 に 重 要 になっている よって 市 民 企 業 が 自 らを 災 害 から 守 る 自 助 地 域 社 会 が 互 いに 助 け 合 う 共 助 市 をはじめとする 行 政 による 公 助 の 適 切 な 役 割 分 担 に 基 づき 防 災 対 策 を 推 進 する 総 -1

10 第 1 章 総 則 第 3 節 計 画 の 構 成 第 4 節 用 語 の 定 義 第 3 節 計 画 の 構 成 この 計 画 は 市 の 防 災 に 関 する 施 策 や 業 務 について 総 合 的 計 画 的 に 定 めたものであり 以 下 の5 編 及 び 資 料 編 から 構 成 されている 第 1 編 総 論 第 2 編 風 水 害 共 通 対 策 編 第 3 編 地 震 災 害 対 策 編 第 4 編 津 波 災 害 対 策 編 第 5 編 事 故 災 害 対 策 編 第 4 節 用 語 の 定 義 この 計 画 において 次 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は それぞれ 次 に 定 めるところによる 1 防 災 計 画 日 南 市 地 域 防 災 計 画 をいう 2 県 防 災 計 画 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 をいう 3 ( 市 ) 本 部 日 南 市 災 害 対 策 本 部 をいう 防 災 関 係 機 関 の 対 策 本 部 が 関 係 している 場 合 には 市 本 部 としている 4 県 本 部 宮 崎 県 災 害 対 策 本 部 をいう 5 県 地 方 支 部 宮 崎 県 災 害 対 策 本 部 南 那 珂 地 方 支 部 をいう 6 本 部 長 日 南 市 災 害 対 策 本 部 長 をいう 7 県 本 部 長 宮 崎 県 災 害 対 策 本 部 長 をいう 8 県 地 方 支 部 長 宮 崎 県 災 害 対 策 本 部 南 那 珂 地 方 支 部 長 をいう 9 要 配 慮 者 高 齢 者 障 がい 者 乳 幼 児 妊 婦 外 国 人 等 の 災 害 時 に 特 に 配 慮 を 要 する 者 をいう 10 避 難 行 動 要 支 援 者 要 配 慮 者 のうち 災 害 が 発 生 し 又 は 災 害 が 発 生 するおそれがあ る 場 合 に 自 ら 避 難 することが 困 難 な 者 であって その 円 滑 かつ 迅 速 な 避 難 の 確 保 を 図 るために 特 に 支 援 を 要 する 者 をいう 11 緊 急 避 難 場 所 災 害 から 住 民 等 が 緊 急 的 に 避 難 する 場 所 や 施 設 をいう 12 避 難 所 被 災 者 が 一 定 期 間 滞 在 し 避 難 生 活 をする 施 設 をいう 総 -2

11 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 各 機 関 の 実 施 責 任 1 市 市 は 市 の 地 域 並 びに 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため 防 災 の 第 一 次 的 責 任 者 として 県 及 び 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 公 共 的 団 体 市 民 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 する 2 県 県 は 県 の 地 域 並 びに 地 域 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため 災 害 が 市 の 区 域 を 越 えて 広 域 にわたるとき 災 害 の 規 模 が 市 で 処 理 することが 困 難 と 認 めら れるとき あるいは 防 災 活 動 において 統 一 的 処 理 を 必 要 とし 市 町 村 間 の 連 絡 調 整 を 必 要 とするときなどに 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 する また 市 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 の 防 災 活 動 を 援 助 し かつ その 調 整 を 行 う 3 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 は 市 の 地 域 並 びに 市 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 する ため 指 定 公 共 機 関 及 び 他 の 指 定 地 方 行 政 機 関 と 相 互 に 協 力 し 防 災 活 動 を 実 施 すると 共 に 県 及 び 市 の 活 動 が 円 滑 に 行 われるようその 業 務 に 協 力 する 4 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 は その 業 務 の 公 共 性 にかんがみ 自 ら 防 災 活 動 を 実 施 すると 共 に 県 及 び 市 の 活 動 が 円 滑 に 行 われるようその 業 務 に 協 力 する 5 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 は 平 素 から 災 害 予 防 体 制 の 整 備 を 図 ると 共 に 災 害 時 には 災 害 応 急 措 置 を 実 施 する また 市 その 他 防 災 関 係 機 関 の 防 災 活 動 に 協 力 する 総 -3

12 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 2 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 市 ( 災 害 予 防 ) (1) 防 災 会 議 に 係 る 事 務 に 関 すること (2) 市 災 害 対 策 本 部 等 防 災 対 策 組 織 の 整 備 に 関 すること (3) 防 災 施 設 の 整 備 に 関 すること (4) 防 災 に 関 する 教 育 訓 練 に 関 すること (5) 県 及 び 防 災 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること (6) 防 災 に 必 要 な 資 機 材 等 の 整 備 備 蓄 に 関 すること (7) 生 活 必 需 品 応 急 食 料 等 の 備 蓄 に 関 すること (8) 給 水 体 制 の 整 備 に 関 すること (9) 市 域 内 における 公 共 的 団 体 及 び 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 に 関 すること (10) 災 害 危 険 区 域 の 把 握 に 関 すること (11) 各 種 災 害 予 防 事 業 の 推 進 に 関 すること (12) 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (13) 水 防 消 防 等 応 急 対 策 に 関 すること (14) 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 被 害 調 査 に 関 すること (15) 避 難 の 指 示 勧 告 及 び 避 難 者 の 誘 導 並 びに 避 難 所 の 開 設 に 関 すること (16) 災 害 時 における 文 教 保 健 衛 生 に 関 すること (17) 災 害 広 報 に 関 すること (18) 被 災 者 の 救 難 救 助 その 他 の 保 護 に 関 すること (19) 復 旧 資 機 材 の 確 保 に 関 すること (20) 災 害 対 策 要 員 の 確 保 動 員 に 関 すること (21) 災 害 時 における 交 通 輸 送 の 確 保 に 関 すること (22) 関 係 防 災 機 関 が 実 施 する 災 害 対 策 の 調 整 に 関 すること (23) 地 域 安 全 対 策 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (24) 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 林 水 産 用 施 設 等 の 新 設 改 良 及 び 災 害 復 旧 に 関 すること (25) 災 害 弔 慰 金 災 害 障 害 見 舞 金 の 給 付 及 び 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 けに 関 すること (26) 市 民 税 等 公 的 徴 収 金 の 猶 予 減 免 措 置 に 関 すること (27) 義 援 金 品 の 受 領 配 分 に 関 すること 総 -4

13 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 2 県 ( 災 害 予 防 ) (1) 防 災 会 議 に 係 る 事 務 に 関 すること (2) 宮 崎 県 災 害 対 策 本 部 等 防 災 対 策 組 織 の 整 備 に 関 すること (3) 防 災 施 設 の 整 備 に 関 すること (4) 防 災 に 関 する 教 育 訓 練 に 関 すること (5) 国 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること (6) 防 災 に 必 要 な 資 機 材 等 の 整 備 備 蓄 に 関 すること (7) 食 料 飲 料 水 その 他 生 活 必 需 品 の 備 蓄 に 関 すること (8) 危 険 物 施 設 の 保 安 確 保 に 必 要 な 指 導 助 言 に 関 すること (9) 地 下 街 等 の 保 安 確 保 に 必 要 な 指 導 助 言 に 関 すること (10) 防 災 行 政 無 線 通 信 施 設 の 整 備 と 通 信 の 確 保 に 関 すること (11) 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (12) 災 害 予 警 報 等 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 に 関 すること (13) 市 町 村 の 実 施 する 被 災 者 の 救 助 の 応 援 及 び 調 整 に 関 すること (14) 被 災 児 童 生 徒 等 に 対 する 応 急 教 育 の 実 施 に 関 すること (15) 災 害 救 助 法 の 適 用 に 関 すること (16) 災 害 時 の 防 疫 その 他 保 健 衛 生 に 関 すること (17) 水 防 管 理 団 体 の 実 施 する 水 防 活 動 及 び 市 町 村 の 実 施 する 消 防 活 動 に 対 する 指 示 調 整 に 関 すること (18) 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 林 水 産 用 施 設 等 に 対 する 応 急 措 置 に 関 すること (19) 農 産 物 家 畜 林 産 物 及 び 水 産 物 に 対 する 応 急 措 置 に 関 すること (20) 緊 急 通 行 車 両 の 確 認 及 び 確 認 証 明 書 の 交 付 に 関 すること (21) 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 要 請 に 関 すること (22) 港 湾 施 設 及 び 漁 港 施 設 ( 水 域 陸 域 )の 緊 急 点 検 啓 開 応 急 復 旧 措 置 に 関 するこ と (23) 地 域 安 全 対 策 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (24) 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 林 水 産 用 施 設 等 の 新 設 改 良 及 び 災 害 復 旧 に 関 すること (25) 港 湾 施 設 及 び 漁 港 施 設 ( 水 域 陸 域 ) 等 の 新 設 改 良 及 び 災 害 復 旧 に 関 すること (26) 物 価 の 安 定 に 関 すること (27) 義 援 金 品 の 受 領 配 分 に 関 すること (28) 災 害 復 旧 資 材 の 確 保 に 関 すること (29) 災 害 融 資 等 に 関 すること 総 -5

14 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 3 県 警 察 本 部 ( 災 害 予 防 ) (1) 災 害 警 備 計 画 に 関 すること (2) 通 信 確 保 に 関 すること (3) 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること (4) 災 害 装 備 資 機 材 の 整 備 に 関 すること (5) 危 険 物 等 の 保 安 確 保 に 必 要 な 指 導 助 言 に 関 すること (6) 地 下 街 等 の 保 安 確 保 に 必 要 な 指 導 助 言 に 関 すること (7) 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (8) 災 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 に 関 すること (9) 被 害 実 態 の 把 握 に 関 すること (10) 被 災 者 の 救 出 及 び 負 傷 者 等 の 救 護 に 関 すること (11) 行 方 不 明 者 の 調 査 に 関 すること (12) 危 険 箇 所 の 警 戒 及 び 住 民 に 対 する 避 難 指 示 誘 導 に 関 すること (13) 不 法 事 案 等 の 予 防 及 び 取 締 りに 関 すること (14) 被 災 地 避 難 場 所 重 要 施 設 等 の 警 戒 に 関 すること (15) 避 難 路 及 び 緊 急 交 通 路 の 確 保 に 関 すること (16) 交 通 の 混 乱 の 防 止 及 び 交 通 秩 序 の 確 保 に 関 すること (17) 広 報 活 動 に 関 すること (18) 死 体 の 見 分 検 視 に 関 すること [ 指 定 地 方 行 政 機 関 ] 4 九 州 管 区 警 察 局 ( 災 害 予 防 ) (1) 警 備 計 画 等 の 指 導 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (2) 広 域 緊 急 援 助 隊 の 運 用 及 び 広 域 的 な 応 援 の 指 導 調 整 に 関 すること (3) 広 域 的 な 交 通 規 制 の 指 導 調 整 に 関 すること (4) 他 の 管 区 警 察 局 との 連 携 に 関 すること (5) 管 区 内 指 定 地 方 行 政 機 関 との 協 力 及 び 連 絡 調 整 に 関 すること (6) 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 伝 達 の 連 絡 調 整 に 関 すること (7) 警 察 通 信 の 運 用 に 関 すること (8) 津 波 予 報 の 伝 達 に 関 すること 宮 崎 県 情 報 通 信 部 ( 災 害 応 急 対 策 ) 総 -6

15 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 (1) 広 域 緊 急 援 助 隊 の 通 信 運 用 及 び 広 域 的 な 応 援 の 通 信 運 用 指 導 調 整 に 関 すること (2) 他 の 県 情 報 通 信 部 との 連 携 に 関 すること (3) 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 伝 達 の 連 絡 調 整 に 関 すること (4) 警 察 通 信 運 用 に 関 すること 5 九 州 財 務 局 宮 崎 財 務 事 務 所 ( 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 金 融 措 置 に 関 すること (2) 国 有 財 産 等 の 無 償 貸 付 等 の 措 置 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (3) 被 災 施 設 の 復 旧 事 業 費 の 査 定 の 立 会 いに 関 すること (4) 地 方 公 共 団 体 に 対 する 災 害 融 資 に 関 すること 6 九 州 厚 生 局 ( 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 状 況 の 情 報 収 集 通 報 に 関 すること (2) 関 係 職 員 の 現 地 派 遣 に 関 すること (3) 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 7 九 州 農 政 局 ( 災 害 予 防 ) (1) 米 穀 の 備 蓄 に 関 すること (2) 防 災 営 農 体 制 の 指 導 及 び 農 地 防 災 事 業 の 推 進 に 関 すること (3) 農 地 保 全 施 設 の 管 理 体 制 の 強 化 指 導 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (4) 農 業 関 係 被 害 の 調 査 報 告 に 関 すること (5) 災 害 時 における 病 害 虫 の 防 除 及 び 家 畜 の 管 理 等 に 関 すること (6) 応 急 用 食 料 ( 米 穀 及 び 乾 パンを 除 く)の 調 達 供 給 に 関 すること (7) 種 子 及 び 飼 料 の 調 達 供 給 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (8) 農 業 協 同 組 合 等 の 金 融 機 関 に 対 する 融 資 等 の 指 導 に 関 すること (9) 農 地 農 業 用 施 設 の 復 旧 対 策 の 指 導 に 関 すること (10) 農 地 農 業 用 施 設 の 復 旧 事 業 費 の 査 定 に 関 すること (11) 土 地 改 良 機 械 の 緊 急 貸 付 に 関 すること (12) 被 害 農 林 漁 業 者 等 に 対 する 災 害 融 資 に 関 すること (13) 技 術 者 の 緊 急 派 遣 等 に 関 すること 総 -7

16 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 九 州 農 政 局 宮 崎 地 域 センター ( 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 応 急 用 食 料 の 供 給 支 援 に 関 すること 8 九 州 森 林 管 理 局 ( 宮 崎 森 林 管 理 署 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 国 有 保 安 林 治 山 施 設 の 整 備 に 関 すること (2) 林 野 火 災 予 防 体 制 の 整 備 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 林 野 火 災 対 策 の 実 施 に 関 すること (4) 災 害 対 策 用 材 の 供 給 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (5) 復 旧 対 策 用 材 の 供 給 に 関 すること 9 九 州 経 済 産 業 局 ( 災 害 予 防 ) (1) 地 盤 沈 下 の 防 止 に 関 すること (2) 各 取 扱 業 者 に 対 する 予 防 体 制 確 立 の 指 導 等 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 災 害 対 策 物 資 の 適 正 な 価 格 による 円 滑 な 供 給 の 確 保 に 関 すること (4) り 災 事 業 者 の 業 務 の 正 常 な 運 営 確 保 に 関 すること (5) 電 気 ガス 石 油 製 品 等 の 円 滑 な 供 給 確 保 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (6) 生 活 必 需 品 復 旧 資 材 等 の 供 給 の 円 滑 な 確 保 に 関 すること (7) 被 災 中 小 企 業 の 復 旧 資 金 の 確 保 斡 旋 に 関 すること 10 九 州 産 業 保 安 監 督 部 ( 災 害 予 防 ) (1) 電 気 施 設 ガス 火 薬 類 等 危 険 物 等 の 保 安 の 推 進 に 関 すること (2) 各 取 扱 事 業 者 に 対 する 予 防 体 制 確 立 の 指 導 等 に 関 すること (3) 鉱 山 の 保 安 に 関 する 監 督 指 導 に 関 すること (4) その 他 防 災 に 関 し 産 業 保 安 監 督 部 の 所 掌 すべきこと ( 災 害 応 急 対 策 ) (5) 電 気 施 設 ガス 及 び 火 薬 類 等 危 険 物 等 の 保 安 確 保 に 関 すること (6) 鉱 山 における 応 急 対 策 の 監 督 指 導 に 関 すること 総 -8

17 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 11 九 州 運 輸 局 ( 宮 崎 運 輸 支 局 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 交 通 施 設 及 び 設 備 の 整 備 に 関 すること (2) 宿 泊 施 設 等 の 防 災 設 備 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 所 管 事 業 者 等 への 災 害 に 関 する 予 警 報 の 伝 達 指 導 に 関 すること (4) 災 害 時 における 所 管 事 業 に 関 する 情 報 の 収 集 に 関 すること (5) 災 害 時 における 輸 送 機 関 等 の 広 報 宣 伝 指 導 に 関 すること (6) 災 害 時 における 輸 送 分 担 連 絡 輸 送 等 の 調 整 に 関 すること (7) 緊 急 輸 送 命 令 に 関 すること 12 九 州 地 方 整 備 局 宮 崎 港 湾 空 港 整 備 事 務 所 ( 災 害 予 防 ) (1) 港 湾 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (2) 港 湾 港 湾 区 域 内 における 災 害 対 策 の 技 術 指 導 に 関 すること (3) 緊 急 物 資 及 び 人 員 輸 送 活 動 に 関 すること (4) 海 上 の 流 出 油 に 対 する 防 除 措 置 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (5) 港 湾 海 岸 保 全 施 設 等 の 応 急 工 法 の 指 導 に 関 すること 13 大 阪 航 空 局 ( 宮 崎 空 港 事 務 所 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 指 定 地 域 上 空 の 飛 行 規 制 等 の 周 知 徹 底 に 関 すること (2) 航 空 通 信 連 絡 情 報 及 び 航 空 管 制 の 整 備 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 災 害 時 における 航 空 機 輸 送 の 安 全 確 保 に 関 すること (4) 遭 難 航 空 機 の 捜 索 及 び 救 助 活 動 に 関 すること 14 宮 崎 海 上 保 安 部 ( 災 害 予 防 ) (1) 海 上 災 害 に 関 する 防 災 訓 練 及 び 啓 発 指 導 に 関 すること (2) 排 出 油 防 除 資 機 材 の 整 備 及 び 油 防 除 組 織 の 育 成 指 導 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 避 難 の 援 助 及 び 勧 告 並 びに 警 報 等 の 伝 達 に 関 すること (4) 海 難 の 救 助 及 び 危 険 物 等 の 海 上 排 出 対 策 に 関 すること 総 -9

18 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 (5) 人 員 及 び 救 助 物 資 の 緊 急 海 上 輸 送 に 関 すること (6) 海 上 交 通 の 安 全 確 保 及 び 海 上 の 治 安 の 維 持 に 関 すること 15 宮 崎 地 方 気 象 台 ( 災 害 予 防 ) (1) 防 災 気 象 知 識 の 普 及 及 び 指 導 に 関 すること (2) 気 象 災 害 防 止 のための 統 計 調 査 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 気 象 地 象 ( 地 震 にあっては 発 生 した 断 層 運 動 による 地 震 動 に 限 る) 及 び 水 象 の 予 報 警 報 発 表 及 び 通 報 に 関 すること (4) 地 震 情 報 の 発 表 及 び 通 報 に 関 すること (5) 災 害 発 生 時 における 気 象 地 象 水 象 観 測 資 料 の 提 供 に 関 すること 16 九 州 総 合 通 信 局 ( 災 害 予 防 ) (1) 非 常 通 信 体 制 の 整 備 に 関 すること (2) 非 常 通 信 協 議 会 の 育 成 指 導 及 び 実 施 訓 練 等 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 災 害 時 における 電 気 通 信 の 確 保 に 関 すること (4) 非 常 通 信 の 統 制 管 理 に 関 すること (5) 災 害 地 域 における 電 気 通 信 施 設 の 被 害 状 況 の 把 握 に 関 すること (6) 災 害 時 における 移 動 通 信 機 器 及 び 移 動 震 源 車 の 貸 出 しに 関 すること 17 宮 崎 労 働 局 ( 災 害 予 防 ) (1) 事 業 場 における 労 働 災 害 防 止 のための 監 督 指 導 に 関 すること (2) 労 働 災 害 防 止 のための 自 主 的 活 動 の 促 進 と 産 業 安 全 思 想 の 普 及 及 び 高 揚 に 関 するこ と ( 災 害 補 償 対 策 ) (3) 労 働 者 の 業 務 上 の 災 害 補 償 保 険 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (4) 被 災 後 工 場 等 の 産 業 現 場 において 有 害 物 の 漏 えい 建 造 物 の 倒 壊 地 山 の 崩 壊 等 の 二 次 的 災 害 の 防 止 に 関 すること (5) 復 旧 工 事 における 労 働 災 害 の 防 止 に 関 すること 総 -10

19 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 18 九 州 地 方 整 備 局 国 土 交 通 大 臣 が 直 接 管 理 する 河 川 道 路 等 について 下 記 の 措 置 をとる ( 災 害 予 防 ) (1) 気 象 観 測 通 報 についての 協 力 に 関 すること (2) 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 訓 練 等 に 関 すること (3) 災 害 危 険 区 域 の 選 定 又 は 指 導 に 関 すること (4) 防 災 資 機 材 の 備 蓄 整 備 に 関 すること (5) 雨 量 水 位 等 の 観 測 体 制 の 整 備 に 関 すること (6) 道 路 橋 りょう 等 の 耐 震 性 の 向 上 に 関 すること (7) 水 防 警 報 等 の 発 表 及 び 伝 達 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (8) 洪 水 予 報 の 発 表 及 び 伝 達 に 関 すること (9) 水 防 活 動 の 指 導 に 関 すること (10) 災 害 時 における 交 通 規 制 及 び 輸 送 の 確 保 に 関 すること (11) 災 害 広 報 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (12) 被 災 公 共 土 木 施 設 の 復 旧 事 業 の 推 進 に 関 すること (その 他 ) (13) 大 規 模 災 害 時 の 応 援 に 関 する 協 定 書 に 基 づく 適 切 な 緊 急 対 応 の 実 施 に 関 すること 19 自 衛 隊 ( 陸 上 自 衛 隊 航 空 自 衛 隊 海 上 自 衛 隊 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 災 害 派 遣 計 画 の 作 成 に 関 すること (2) 地 域 防 災 計 画 に 係 る 訓 練 の 参 加 協 力 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 災 害 派 遣 による 県 市 町 村 その 他 の 防 災 関 係 機 関 が 実 施 する 災 害 応 急 対 策 の 支 援 協 力 に 関 すること [ 指 定 公 共 機 関 ] 20 日 本 郵 便 株 式 会 社 ( 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 郵 便 事 業 に 係 る 災 害 特 別 事 務 取 扱 及 び 援 護 対 策 に 関 すること (2) 災 害 時 における 郵 便 事 業 運 営 の 確 保 に 関 すること (3) 災 害 時 における 郵 便 局 窓 口 業 務 の 確 保 に 関 すること 総 -11

20 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 21 九 州 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 ( 災 害 予 防 ) (1) 鉄 道 施 設 の 防 火 管 理 に 関 すること (2) 輸 送 施 設 の 整 備 等 安 全 輸 送 の 確 保 に 関 すること (3) 災 害 時 における 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (4) 災 害 時 における 鉄 道 車 両 等 による 救 援 物 資 避 難 者 等 の 緊 急 輸 送 に 関 すること (5) 災 害 時 における 鉄 道 通 信 施 設 の 利 用 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (6) 被 災 鉄 道 施 設 の 復 旧 事 業 の 推 進 に 関 すること 22 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 ( 宮 崎 支 店 ) NTT コミュニケーションズ 株 式 会 社 株 式 会 社 NTT ド コモ( 宮 崎 支 店 ) KDDI 株 式 会 社 ( 災 害 予 防 ) (1) 電 気 通 信 設 備 の 整 備 と 防 災 管 理 に 関 すること (2) 応 急 復 旧 用 通 信 施 設 の 整 備 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 津 波 警 報 気 象 警 報 の 伝 達 に 関 すること (4) 災 害 時 における 重 要 通 信 に 関 すること (5) 災 害 関 係 電 報 電 話 料 金 の 減 免 に 関 すること 23 日 本 銀 行 ( 宮 崎 事 務 所 ) ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 金 融 機 関 に 対 する 緊 急 措 置 の 指 導 に 関 すること 24 日 本 赤 十 字 社 ( 宮 崎 県 支 部 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 災 害 医 療 体 制 の 整 備 に 関 すること (2) 災 害 医 療 用 薬 品 等 の 備 蓄 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 災 害 時 における 医 療 助 産 等 救 護 活 動 の 実 施 に 関 すること (4) 避 難 所 での 活 動 義 援 金 品 の 募 集 配 分 等 の 協 力 に 関 すること 25 日 本 放 送 協 会 ( 宮 崎 放 送 局 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること 総 -12

21 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 (2) 災 害 時 における 放 送 の 確 保 対 策 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 気 象 予 警 報 等 の 放 送 周 知 に 関 すること (4) 避 難 所 等 への 受 信 機 の 貸 与 に 関 すること (5) 社 会 奉 仕 事 業 団 等 による 義 援 金 品 の 募 集 配 分 等 の 協 力 に 関 すること (6) 災 害 時 における 広 報 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (7) 被 災 放 送 施 設 の 復 旧 事 業 の 推 進 に 関 すること 26 日 本 通 運 株 式 会 社 ( 宮 崎 支 店 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (2) 災 害 時 における 救 助 物 資 避 難 者 等 の 緊 急 輸 送 の 協 力 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (3) 復 旧 資 機 材 等 の 輸 送 協 力 に 関 すること 27 九 州 電 力 株 式 会 社 ( 宮 崎 支 店 ) ( 災 害 予 防 ) (1) 電 力 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (2) 災 害 時 における 電 力 の 供 給 確 保 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (3) 被 災 電 力 施 設 の 復 旧 事 業 の 推 進 に 関 すること ( 原 子 力 事 業 に 関 する 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (4) 原 子 力 施 設 における 原 子 力 災 害 の 防 止 に 関 する 措 置 に 関 すること (5) 従 業 員 に 対 する 防 災 に 関 する 教 育 及 び 訓 練 に 関 すること (6) 関 係 機 関 との 情 報 連 絡 体 制 の 整 備 及 び 防 災 上 必 要 な 情 報 の 提 供 に 関 すること (7) 原 子 力 災 害 の 拡 大 の 防 止 や 原 子 力 災 害 の 復 旧 に 関 すること (8) この 計 画 に 基 づき 県 市 町 村 その 他 の 防 災 関 係 機 関 が 実 施 する 対 策 への 協 力 に 関 すること [ 指 定 地 方 公 共 機 関 ] 28 宮 崎 交 通 株 式 会 社 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 被 災 者 のバスによる 輸 送 に 関 すること 総 -13

22 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 (2) 災 害 により 路 線 が 不 通 となった 区 間 の 鉄 道 旅 客 の 代 行 輸 送 に 関 すること (3) 災 害 における 学 校 病 院 及 び 社 会 養 護 施 設 等 の 通 学 通 院 利 用 者 の 臨 時 応 急 輸 送 に 関 すること 29 宮 崎 日 日 新 聞 社 ( 災 害 予 防 ) (1) 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること (2) 災 害 時 における 報 道 の 確 保 対 策 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 気 象 予 警 報 等 の 報 道 周 知 に 関 すること (4) 社 会 奉 仕 事 業 団 等 による 義 援 金 品 の 募 集 配 分 等 の 協 力 に 関 すること (5) 災 害 時 における 広 報 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (6) 被 災 報 道 施 設 の 復 旧 事 業 の 推 進 に 関 すること 30 宮 崎 運 輸 株 式 会 社 センコー 株 式 会 社 宮 崎 県 トラック 協 会 ( 災 害 予 防 ) (1) 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (2) 災 害 時 における 救 助 物 資 避 難 者 等 の 緊 急 輸 送 の 協 力 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (3) 復 旧 資 機 材 等 の 輸 送 協 力 に 関 すること 31 株 式 会 社 宮 崎 放 送 株 式 会 社 テレビ 宮 崎 株 式 会 社 エフエム 宮 崎 ( 災 害 予 防 ) (1) 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること (2) 災 害 時 における 放 送 の 確 保 対 策 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 気 象 予 警 報 等 の 放 送 周 知 に 関 すること (4) 避 難 所 等 への 受 信 機 の 貸 与 に 関 すること (5) 社 会 奉 仕 事 業 団 等 による 義 援 金 品 の 募 集 配 分 等 の 協 力 に 関 すること (6) 災 害 時 における 広 報 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (7) 被 災 放 送 施 設 の 復 旧 事 業 の 推 進 に 関 すること 総 -14

23 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 32 宮 崎 県 医 師 会 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 医 療 救 護 助 産 の 活 動 に 関 すること (2) 負 傷 者 に 対 する 医 療 活 動 に 関 すること 33 宮 崎 県 歯 科 医 師 会 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 歯 科 医 療 の 実 施 に 関 すること (2) 身 元 不 明 遺 体 の 個 体 識 別 の 実 施 に 関 すること 34 宮 崎 県 薬 剤 師 会 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 医 薬 品 の 調 剤 備 蓄 供 給 に 関 すること 35 宮 崎 県 看 護 協 会 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 避 難 所 等 の 避 難 住 民 の 健 康 相 談 及 び 健 康 管 理 の 実 施 に 関 すること 36 LPガス 協 会 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) ガス 供 給 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 に 関 すること (2) 災 害 時 におけるガス 供 給 の 確 保 に 関 すること 37 日 豊 汽 船 株 式 会 社 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 被 災 者 等 の 船 舶 による 輸 送 の 確 保 に 関 すること 38 宮 崎 県 管 工 事 協 同 組 合 連 合 会 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 水 道 管 復 旧 工 事 の 施 工 に 関 すること 39 宮 崎 県 警 備 業 協 会 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 災 害 時 における 道 路 交 通 整 理 の 補 助 に 関 すること 総 -15

24 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 40 一 般 社 団 法 人 宮 崎 県 建 設 業 協 会 (1) 災 害 時 における 応 急 対 策 に 関 すること 41 宮 崎 ケーブルテレビ 株 式 会 社 ビィーティーヴィーケーブルテレビ 株 式 会 社 株 式 会 社 ケーブル メディアワイワイ ( 災 害 予 防 ) (1) 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること (2) 災 害 時 における 放 送 の 確 保 対 策 に 関 すること ( 災 害 応 急 対 策 ) (3) 気 象 予 警 報 等 の 放 送 周 知 に 関 すること (4) 避 難 所 等 への 受 信 機 の 貸 与 に 関 すること (5) 社 会 奉 仕 事 業 団 等 による 義 援 金 品 の 募 集 配 分 等 の 協 力 に 関 すること (6) 災 害 時 における 広 報 に 関 すること ( 災 害 復 旧 ) (7) 被 災 放 送 施 設 の 復 旧 事 業 の 推 進 に 関 すること [ 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 ] 42 土 地 改 良 区 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 土 地 改 良 施 設 の 整 備 に 関 すること (2) 農 地 湛 水 の 防 除 活 動 に 関 すること (3) 農 地 及 び 農 業 施 設 の 被 害 調 査 及 び 復 旧 に 関 すること 43 農 業 協 同 組 合 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 県 市 が 行 う 被 害 状 況 調 査 及 び 応 急 対 策 への 協 力 に 関 すること (2) 農 作 物 災 害 応 急 対 策 の 指 導 に 関 すること (3) 農 業 生 産 資 材 及 び 農 家 生 活 資 材 の 確 保 斡 旋 に 関 すること (4) 被 災 農 家 に 対 する 融 資 斡 旋 に 関 すること 44 森 林 組 合 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 県 市 が 行 う 被 害 状 況 調 査 及 び 応 急 対 策 への 協 力 に 関 すること (2) 被 災 組 合 員 に 対 する 融 資 の 斡 旋 に 関 すること 総 -16

25 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 45 漁 業 協 同 組 合 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 県 市 が 行 う 被 害 状 況 調 査 及 び 応 急 対 策 への 協 力 に 関 すること (2) 被 災 組 合 員 に 対 する 融 資 又 は 融 資 の 斡 旋 に 関 すること 46 商 工 会 議 所 商 工 会 等 商 工 業 関 係 団 体 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 市 が 行 う 商 工 業 関 係 被 害 調 査 及 び 応 急 対 策 への 協 力 に 関 すること (2) 救 助 用 物 資 復 旧 資 材 の 確 保 についての 協 力 に 関 すること 47 各 港 湾 施 設 の 管 理 機 関 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 港 湾 施 設 ( 水 門 護 岸 堤 防 防 潮 壁 等 )の 維 持 管 理 に 関 すること (2) 施 設 の 災 害 復 旧 の 実 施 に 関 すること 48 水 道 用 水 供 給 事 業 者 組 合 営 水 道 事 業 者 及 び 専 用 水 道 管 理 者 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 県 市 が 行 う 被 害 状 況 調 査 及 び 応 急 給 水 への 協 力 に 関 すること (2) 応 急 給 水 活 動 用 資 機 材 及 び 災 害 復 旧 用 資 機 材 の 整 備 に 関 すること 49 金 融 機 関 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 被 災 事 業 者 等 に 対 する 資 金 融 資 に 関 すること 50 病 院 等 医 療 施 設 の 管 理 者 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 避 難 施 設 の 整 備 及 び 避 難 訓 練 の 実 施 に 関 すること (2) 災 害 時 における 収 容 者 の 保 護 及 び 誘 導 に 関 すること (3) 災 害 時 における 病 人 等 の 収 容 及 び 保 護 に 関 すること (4) 災 害 時 における 被 災 負 傷 者 の 治 療 及 び 助 産 に 関 すること 51 社 会 福 祉 施 設 の 管 理 者 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 避 難 施 設 の 整 備 及 び 避 難 訓 練 の 実 施 に 関 すること (2) 災 害 時 における 入 所 者 の 保 護 及 び 誘 導 に 関 すること 総 -17

26 第 2 章 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 1 節 防 災 関 係 機 関 の 実 施 責 任 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 第 2 節 市 民 及 び 企 業 の 責 務 52 学 校 法 人 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 避 難 施 設 の 整 備 及 び 避 難 訓 練 の 実 施 に 関 すること (2) 災 害 時 における 応 急 教 育 対 策 計 画 の 確 立 と 実 施 に 関 すること 53 危 険 物 施 設 及 び 高 圧 ガス 施 設 の 管 理 者 ( 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 ) (1) 安 全 管 理 の 徹 底 に 関 すること (2) 防 護 施 設 の 整 備 に 関 すること 第 2 節 市 民 及 び 企 業 の 責 務 市 民 は 災 害 対 策 基 本 法 に 定 められている 地 方 公 共 団 体 の 住 民 は 自 ら 災 害 に 備 える ための 手 段 を 講 ずると 共 に 自 発 的 な 防 災 活 動 に 参 加 する 等 防 災 に 寄 与 するように 努 めな ければならない という 規 定 に 基 づき 自 らの 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 すると 共 に 地 域 と 連 携 して 市 及 び 各 機 関 が 実 施 する 防 災 活 動 に 協 力 するものとする 企 業 は 災 害 時 における 火 災 危 険 物 毒 劇 物 の 漏 洩 防 止 に 努 めるなど 自 ら 災 害 に 備 えるための 対 策 を 講 ずると 共 に 自 発 的 に 地 域 の 防 災 活 動 への 参 加 に 努 めるものとする また 被 災 後 は 速 やかに 事 業 継 続 に 努 め 地 域 の 再 建 の 一 翼 を 担 うものとする 総 -18

27 第 3 章 市 の 概 況 第 1 節 市 の 概 況 第 3 章 市 の 概 況 第 1 節 市 の 概 況 第 1 市 の 自 然 的 条 件 1 位 置 及 び 面 積 日 南 市 は 宮 崎 県 南 部 に 位 置 し 宮 崎 市 三 股 町 都 城 市 串 間 市 に 接 している 本 市 の 東 側 は 日 向 灘 に 面 し その 海 岸 線 が 日 南 海 岸 国 定 公 園 に 指 定 されている 一 方 北 西 部 の 南 那 珂 山 地 には 標 高 1,000m 級 の 小 松 山 や 男 鈴 山 等 を 有 し 8 割 弱 が 林 野 で 占 められている 本 市 の 面 積 は km 2 であり 林 野 面 積 が 占 める 割 合 は 78.0% 可 住 地 面 積 は 22.0% となっている また 可 住 地 面 積 に 占 める 耕 地 面 積 の 割 合 は 24.4%となっている 位 置 東 経 131 度 09 分 ~131 度 28 分 北 緯 31 度 29 分 ~31 度 46 分 面 積 km 2 2 地 形 地 質 (1) 地 形 市 の 北 部 西 部 南 西 部 は 鰐 塚 山 小 松 山 男 鈴 山 等 の 山 地 が 続 き これらを 源 流 とする 広 渡 川 酒 谷 川 細 田 川 南 郷 川 潟 上 川 等 の 河 川 が 谷 を 削 り 下 流 に 平 野 部 を 形 成 して 日 向 灘 に 注 いでいる 海 岸 線 はリアス 式 海 岸 で 起 伏 に 富 み 重 要 港 湾 の 油 津 港 や 多 くの 漁 港 が 点 在 してい る (2) 地 質 市 北 部 の 南 那 珂 山 地 の 大 部 分 は 主 として 古 第 三 系 の 四 万 十 累 層 群 上 部 層 で 構 成 され その 大 部 分 は 浸 食 に 強 い 砂 岩 からなる 鰐 塚 山 (1,119m) 柳 岳 (968m)を 連 ねる 山 稜 は 狭 長 で 谷 は 深 く 刻 まれ 壮 年 期 の 地 形 を 呈 している 四 万 十 累 層 群 は 砂 岩 と 頁 岩 を 主 とし 塩 基 性 火 山 岩 類 を 伴 う 厚 い 地 向 斜 性 堆 積 物 からなっている なお 本 市 を 覆 う 四 万 十 累 層 群 上 部 は 日 南 層 群 とも 呼 ばれる 酒 谷 川 南 郷 川 沿 いには 始 良 火 砕 流 が 押 し 寄 せ シラス 台 地 が 発 達 している また 南 那 珂 山 地 東 部 には 新 第 三 紀 の 宮 崎 層 群 からなる 独 立 した 傾 動 地 塊 があり 岩 壺 山 (738m)を 最 高 峰 とする 山 稜 は 同 山 塊 の 西 側 に 偏 し 宮 崎 層 群 の 走 向 に 平 行 し て 南 北 に 伸 びる 山 塊 の 東 斜 面 は 緩 く 傾 斜 して 日 向 灘 に 没 している 日 南 海 岸 は 整 然 と 東 傾 斜 する 新 第 三 紀 の 宮 崎 層 群 からなり 山 地 が 海 まで 迫 り 沖 積 低 地 に 乏 しい 総 -19

28 第 3 章 市 の 概 況 第 1 節 市 の 概 況 一 方 油 津 以 南 の 海 岸 は 主 に 地 質 構 造 の 複 雑 な 四 万 十 累 層 群 上 部 からなり 差 別 浸 食 による 屈 曲 の 多 い 海 岸 を 形 成 している 3 気 象 本 市 の 気 象 を 気 象 庁 油 津 特 別 地 域 気 象 観 測 所 ( 以 下 油 津 )の 統 計 データでみると 気 温 は 年 平 均 約 18 降 水 量 は 6 月 と 9 月 が 最 も 多 く 年 平 均 約 2,600mm となっている また 風 速 はおよそ 4.6mで 北 西 から 西 南 西 の 風 向 となっており 年 間 を 通 じ 温 暖 な 気 候 である 表 日 南 市 油 津 の 気 象 データ 平 年 値 ( 統 計 期 間 :1981 年 ~2010 年 ) 要 素 降 水 量 (mm) 気 温 ( ) 風 向 風 速 (m/s) 平 均 最 高 最 低 平 均 最 多 風 向 1 月 北 西 2 月 北 西 3 月 北 西 4 月 北 西 5 月 北 西 6 月 西 南 西 7 月 西 南 西 8 月 西 南 西 9 月 北 東 10 月 北 北 西 11 月 北 北 西 12 月 北 西 年 北 西 出 典 : 気 象 庁 ホームページ 油 津 平 均 値 ( 年 月 ごとの 値 ) 主 な 要 素 より 抜 粋 第 2 市 域 の 社 会 的 条 件 1 人 口 世 帯 数 本 市 ( 旧 3 市 町 の 合 計 )の 人 口 は 平 成 2 年 から 平 成 22 年 までの 21 年 間 で 約 15% 減 少 している 一 方 で 高 齢 化 の 進 行 は 著 しく 平 成 22 年 の 高 齢 化 率 は 31.0%に 達 している また 人 口 の 減 少 に 対 し 世 帯 数 は 平 成 17 年 までは 若 干 の 増 加 傾 向 にあったが 平 成 22 年 にかけては 減 少 に 転 じている 1 世 帯 当 たりの 家 族 構 成 員 数 は 減 少 し 続 けており 核 家 族 化 の 進 行 が 伺 える 総 -20

29 第 3 章 市 の 概 況 第 1 節 市 の 概 況 表 本 市 の 人 口 及 び 推 移 ( 出 典 : 国 勢 調 査 ) 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 旧 日 南 市 51,966 49,178 47,595 45,998 44,227 42,320 旧 北 郷 町 5,862 5,756 5,598 5,359 5,073 4,727 旧 南 郷 町 13,707 13,242 12,616 12,064 11,614 10,642 日 南 市 計 71,535 68,176 65,809 63,421 60,914 57,689 表 本 市 の 65 歳 以 上 人 口 の 割 合 及 び 推 移 ( 出 典 : 国 勢 調 査 ) 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 旧 日 南 市 14.1% 16.9% 20.6% 24.9% 28.4% 30.8% 旧 北 郷 町 17.0% 19.9% 23.2% 27.8% 31.8% 33.9% 旧 南 郷 町 13.0% 16.0% 20.2% 24.1% 27.3% 30.5% 日 南 市 計 14.1% 17.0% 20.8% 25.0% 28.5% 31.0% 表 本 市 の 世 帯 数 及 び 推 移 ( 出 典 : 国 勢 調 査 ) 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 旧 日 南 市 16,815 16,753 17,103 17,546 17,642 17,309 旧 北 郷 町 1,714 1,734 1,778 1,789 1,817 1,703 旧 南 郷 町 3,758 3,864 3,990 4,054 4,171 4,109 日 南 市 計 22,287 22,351 22,871 23,389 23,630 23,121 表 本 市 の 1 世 帯 当 たり 人 員 及 び 推 移 ( 出 典 : 国 勢 調 査 ) 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 12 年 平 成 17 年 平 成 22 年 旧 日 南 市 旧 北 郷 町 旧 南 郷 町 日 南 市 計 産 業 本 市 の 平 成 22 年 産 業 別 就 業 者 の 割 合 は 第 1 次 産 業 が 13.5% 第 2 次 産 業 が 22.2% 第 3 次 産 業 が 64.3%となっている 第 1 次 産 業 の 就 業 者 割 合 は 宮 崎 県 全 体 値 の 11.8% を 1.7 ポイント 上 回 っている 表 本 市 の 平 成 22 年 産 業 別 就 業 人 口 ( 出 典 : 国 勢 調 査 ) 第 1 次 産 業 第 2 次 産 業 第 3 次 産 業 就 業 人 口 計 旧 日 南 市 1,859 4,232 12,449 18,540 旧 北 郷 町 ,020 2,078 旧 南 郷 町 1, ,991 4,971 日 南 市 計 3,454 5,675 16,460 25,589 総 -21

30 第 3 章 市 の 概 況 第 1 節 市 の 概 況 図 本 市 の 平 成 22 年 産 業 別 就 業 者 割 合 13.5% 22.2% 64.3% 就 業 者 割 合 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 第 1 次 産 業 第 2 次 産 業 第 3 次 産 業 3 交 通 本 市 の 主 要 幹 線 道 路 は 国 道 220 号 222 号 448 号 主 要 地 方 道 28 号 ( 日 南 高 岡 線 ) や 主 要 地 方 道 3 号 ( 日 南 志 布 志 線 ) 等 によって 構 成 され これらに 連 結 する 一 般 県 道 広 域 農 道 市 道 等 によって 補 完 されている なお 高 速 道 路 は 東 九 州 自 動 車 道 清 武 ~ 日 南 間 が 新 直 轄 工 事 区 間 として 国 土 交 通 省 により 事 業 進 捗 が 図 られているが 日 南 ~ 志 布 志 間 は 基 本 計 画 のままとなっている 鉄 道 は 南 宮 崎 ~ 志 布 志 を 結 ぶ JR 日 南 線 が 通 っている 港 湾 は 県 南 地 域 の 物 流 拠 点 港 である 重 要 港 湾 の 油 津 港 ( 昭 和 27 年 指 定 ) 及 び 大 島 港 と 外 浦 港 の 地 方 港 湾 がある ( 主 ) 日 南 志 布 志 総 -22

31 第 3 章 市 の 概 況 第 2 節 既 往 災 害 の 状 況 第 2 節 既 往 災 害 の 状 況 1 台 風 本 市 は 宮 崎 県 の 南 部 に 位 置 しており 東 は 日 向 灘 に 面 し 西 は 霧 島 山 系 に 連 なって いる このような 地 理 的 条 件 から 台 風 の 襲 来 が 頻 繁 にあり 多 くの 被 害 が 発 生 している 既 往 災 害 の 状 況 : 資 料 編 参 照 (1) 台 風 の 経 路 宮 崎 県 に 災 害 をもたらす 台 風 は 以 下 の4つの 経 路 のものがあり その 内 最 も 被 害 を 大 きくするものは 九 州 の 南 部 若 しくは 西 部 に 上 陸 し 九 州 を 縦 断 するものである 1 台 風 の 経 路 ア 九 州 南 部 に 上 陸 し 九 州 を 縦 断 イ 九 州 西 部 に 上 陸 し 九 州 を 縦 断 ウ 日 向 灘 を 北 上 エ 九 州 西 方 海 上 を 北 上 (2) 台 風 の 強 さ [ 台 風 による 日 最 大 風 速 の 状 況 ( 油 津 m/s)] 風 速 油 風 向 SE SSE ESE S S ~ 津 年 月 日 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 [ 台 風 による 日 最 大 瞬 間 風 速 の 状 況 ( 油 津 m/s)] 風 速 油 風 向 SSW S S SSW SE ~ 津 年 月 日 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 [ 台 風 による 日 最 大 及 び 日 最 大 1 時 間 降 水 量 の 状 況 ( 油 津 mm)] 日 最 大 ~ 降 水 量 油 津 日 最 大 ~ 1 時 間 降 水 量 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 (3) 高 潮 台 風 災 害 において 風 水 害 と 並 んで 大 きい 被 害 をもたらすのが 高 潮 であり 東 側 が 日 向 灘 に 面 する 長 い 海 岸 線 を 有 している 本 市 では 過 去 において 多 くの 高 潮 被 害 が 発 生 している 本 市 における 高 潮 被 害 は 以 下 の 通 りである 総 -23

32 第 3 章 市 の 概 況 第 2 節 既 往 災 害 の 状 況 [ 本 市 で 観 測 された 高 潮 ( 油 津 )] 台 風 名 S ( 枕 崎 ) S (キジア) S (13 号 ) S (12 号 ) S (9 号 ) S (20 号 ) S (14 号 ) H (16 号 ) 最 低 気 圧 最 大 風 速 最 高 潮 位 潮 位 偏 差 (hpa) (m/s) (cm) (cm) ~ NNW (70) N SE25.1 (340) 93~ NE NSE NNE SE 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 ( 注 ) 1. 最 低 気 圧 : 宮 崎 地 方 気 象 台 観 測 値 2. 最 高 潮 位 基 準 : 油 津 港 平 均 潮 位 下 116cm 3.( )の 数 字 : 目 視 観 測 4. 潮 位 偏 差 = 実 測 潮 位 - 推 算 潮 位 +D (D= 実 測 月 平 均 潮 位 - 推 算 月 平 均 潮 位 ) 2 集 中 豪 雨 等 本 市 では 梅 雨 前 線 や 低 気 圧 による 集 中 豪 雨 による 水 害 被 害 が 多 く 発 生 している 3 地 震 及 び 津 波 既 往 災 害 の 状 況 : 資 料 編 参 照 (1) 地 震 宮 崎 県 付 近 で 発 生 した 地 震 は 以 下 の3つに 大 別 され その 内 日 向 灘 に 震 源 を 持 つ 地 震 が 最 も 多 く 被 害 も 大 きい 1 日 向 灘 に 震 源 を 持 つ 地 震 2 えびの 市 小 林 市 付 近 に 震 源 を 持 つ 地 震 3 鹿 児 島 県 地 方 に 震 源 を 持 つ 地 震 総 -24

33 第 3 章 市 の 概 況 第 2 節 既 往 災 害 の 状 況 地 震 名 西 暦 M (マク ニチュート ) 日 向 灘 日 向 大 隅 日 向 豊 後 肥 後 日 向 灘 宮 崎 県 西 部 日 向 灘 [ 宮 崎 県 の 被 害 地 震 ] 現 象 九 州 で 山 崩 れ 地 裂 け 泥 湧 出 民 屋 はすべて 壊 れ 死 者 多 数 伊 予 で 地 変 同 日 畿 内 に 地 震 被 害 はなかったらしい 日 向 灘 沿 岸 に 被 害 城 の 破 損 潰 家 3,800 戸 と 多 く 死 者 多 数 山 崩 れ 津 波 を 生 じ 宮 崎 県 沿 岸 7ヶ 村 周 囲 7 里 35 町 の 地 が 陥 没 し て 海 となった 日 向 灘 の 地 震 の 中 でも 特 に 被 害 が 大 きかった 延 岡 城 大 分 城 で 被 害 多 く 寺 社 町 屋 の 破 損 が 多 かった 熊 本 領 内 でも 被 害 が 多 く 宇 和 島 で 強 く 感 じた 津 波 があった M6.9 の 地 震 が 続 けて 発 生 し 宮 崎 大 分 では 家 屋 が 小 破 し 土 蔵 が 倒 壊 した 宮 崎 市 付 近 で 被 害 が 大 きく 宮 崎 大 分 鹿 児 島 高 知 岡 山 広 島 熊 本 の 各 県 に 被 害 があった 大 きなやや 深 発 地 震 で 深 さ 約 1 50km 従 来 日 向 灘 とされていたもの 宮 崎 県 で 家 屋 全 壊 4 死 1 鹿 児 島 県 で 家 屋 全 壊 1 室 戸 で 津 波 8 5cm 日 向 灘 大 分 県 沿 岸 で 小 被 害 宮 崎 県 で 死 1 小 津 波 があった 日 向 灘 日 向 灘 えびの 日 向 灘 大 分 宮 崎 熊 本 の 各 県 で 被 害 があり 死 2 家 屋 全 壊 27 九 州 東 岸 四 国 西 岸 に 津 波 があり 波 高 は 最 大 1m 宮 崎 鹿 児 島 両 県 で 死 2 家 屋 全 壊 3 九 州 から 中 部 の 沿 岸 に 津 波 波 高 は 最 高 50cm 2 時 間 ほど 前 にM 5.7 の 前 震 翌 日 にもM 5.6 の 余 震 があった 死 3 傷 42 建 物 全 壊 368 半 壊 636. 山 崩 れが 多 かった 3 月 25 日 にもM 5.7 とM 5.4 の 地 震 があり 建 物 全 壊 18 半 壊 147 高 知 愛 媛 で 被 害 多 く 傷 15 住 家 全 壊 1 半 壊 2 道 路 損 壊 1 8など 小 津 波 があった 日 向 灘 傷 13 山 崖 崩 れ4 小 津 波 があった 日 向 灘 宮 崎 大 分 熊 本 の 各 県 で 被 害 傷 9 建 物 一 部 破 損 319など 弱 い 津 波 があり 延 岡 で18cmを 記 録 した 日 向 灘 死 1 傷 若 干 のほか 建 物 道 路 などに 被 害 があった 日 向 灘 軽 微 な 被 害 小 津 波 があった 日 向 灘 軽 微 な 被 害 小 津 波 があった (2) 津 波 宮 崎 県 東 方 沖 の 日 向 灘 では ほぼ 十 数 年 から 数 十 年 に1 度 の 割 合 で M(マグニチ ュード)7 クラスの 地 震 が 発 生 しており 多 くの 場 合 において 津 波 を 伴 っている 本 市 は 日 向 灘 に 面 して 長 い 海 岸 線 があり 過 去 において 多 くの 津 波 被 害 を 受 けてきた 経 緯 がある 既 往 災 害 の 状 況 : 資 料 編 参 照 総 -25

34 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 第 3 節 被 害 想 定 1 風 水 害 本 市 は 既 往 災 害 の 状 況 をみると 台 風 や 梅 雨 前 線 等 による 集 中 豪 雨 や 局 所 的 で 短 時 間 で 発 生 する 集 中 豪 雨 (ゲリラ 豪 雨 )が 頻 繁 に 発 生 し 人 命 や 家 屋 等 の 被 害 を 受 けてい る よって 本 計 画 の 策 定 に 当 たっては 本 市 の 特 性 及 び 過 去 の 災 害 事 例 等 を 考 慮 しつつ 以 下 の 風 水 害 を 想 定 する (1) 水 害 本 市 の 河 川 は 本 市 西 部 及 び 北 部 の 1,000m 級 の 山 地 から 20~30km の 距 離 を 流 下 し て 日 向 灘 に 注 ぐ 急 しゅんな 河 川 であり 大 雨 が 降 った 場 合 河 川 の 決 壊 内 水 のはん 濫 など 浸 水 被 害 が 発 生 する 可 能 性 が 高 い 過 去 において 台 風 や 集 中 豪 雨 による 多 くの 水 害 が 発 生 しており 本 市 には 河 川 の 災 害 危 険 箇 所 として 48 箇 所 が ため 池 として 21 箇 所 が 把 握 されている このため 水 防 法 に 基 づく 浸 水 想 定 区 域 に 指 定 された 区 域 や 過 去 に 浸 水 被 害 が 発 生 した 区 域 等 を 本 市 において 水 害 の 発 生 する 区 域 として 想 定 す る ハザード ハザードマップ マップ( 洪 水 浸 水 予 想 区 域 ): 資 料 編 参 照 (2) 土 砂 災 害 本 市 は 市 域 の 大 部 分 を 山 地 が 占 めており 山 地 を 流 下 する 河 川 沿 いの 平 坦 地 等 に 集 落 や 市 街 地 が 形 成 されている よって 大 雨 が 降 った 場 合 土 石 流 がけ 崩 れ 地 すべり 等 の 土 砂 災 害 の 発 生 する 確 率 が 高 く 過 去 において 台 風 や 集 中 豪 雨 による 多 く の 土 砂 災 害 が 発 生 している 本 市 には 636 箇 所 の 土 砂 災 害 危 険 箇 所 があり( 急 傾 斜 地 361 箇 所 土 石 流 216 箇 所 地 すべり 59 箇 所 ) そのうち 268 箇 所 が 土 砂 災 害 警 戒 区 域 に 指 定 されている よって 土 砂 災 害 警 戒 区 域 及 び 土 砂 災 害 危 険 箇 所 を 本 市 において 土 砂 災 害 の 発 生 す るおそれのある 区 域 として 想 定 する 水 防 危 険 箇 所 等 : 資 料 編 参 照 (3) 高 潮 本 市 は 日 向 灘 に 面 する 長 い 海 岸 線 を 有 しており 台 風 が 九 州 を 縦 断 するルートを 通 過 した 場 合 高 潮 の 発 生 する 確 率 が 高 い 本 市 には 9 箇 所 の 災 害 危 険 箇 所 があり 過 去 において 台 風 の 来 襲 時 に 高 潮 が 発 生 したケースがあるため 日 向 灘 に 面 する 海 岸 線 を 本 市 において 高 潮 の 発 生 する 地 域 として 想 定 する 水 防 危 険 箇 所 等 : 資 料 編 参 照 総 -26

35 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 2 地 震 津 波 (1) 日 向 灘 地 震 等 による 日 南 市 の 被 害 概 要 平 成 9 年 3 月 及 び 平 成 19 年 3 月 に 公 表 された 宮 崎 県 地 震 被 害 想 定 調 査 による 本 市 の 被 害 想 定 は 以 下 の 通 りである [ 宮 崎 県 地 震 被 害 想 定 調 査 における 想 定 地 震 ] 想 定 する 地 震 日 向 灘 南 部 地 震 日 向 灘 北 部 地 震 えびの- 小 林 地 震 M(マグニチュード) 長 さ(km) 幅 (km) 走 向 θ( ) N15 E N20 E N60 W 傾 斜 δ( ) 総 -27

36 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 [ 震 度 分 布 図 ] [ 液 状 化 危 険 度 分 布 図 ] 総 -28

37 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 [ 津 波 の 高 さ] 地 点 日 向 灘 南 部 地 震 日 向 灘 北 部 地 震 最 大 波 高 (m) 最 大 波 高 (m) 串 間 日 南 宮 崎 日 向 延 岡 [ 津 波 の 遡 上 距 離 ( 日 向 灘 南 部 地 震 )] 遡 上 場 所 遡 上 距 離 (m) 延 岡 市 五 ヶ 瀬 川 河 口 付 近 約 3,360 門 川 町 門 川 湾 付 近 約 960 日 向 市 塩 見 川 河 口 付 近 約 1,920 日 向 市 細 島 港 付 近 約 480 高 鍋 町 小 丸 川 河 口 付 近 約 4,000 佐 土 原 町 一 ツ 瀬 川 河 口 付 近 約 6,400 宮 崎 市 大 淀 川 河 口 付 近 約 2,560 宮 崎 市 清 武 川 河 口 付 近 約 2,560 日 南 市 広 渡 川 河 口 付 近 約 1,760 日 南 市 南 郷 町 外 浦 港 河 口 付 近 約 1,120 串 間 市 市 木 川 河 口 付 近 約 640 串 間 市 本 城 川 河 口 付 近 約 640 串 間 市 福 島 川 河 口 付 近 約 3,040 ハザードマップ ハザードマップ( 津 波 浸 水 予 測 図 ): 資 料 編 参 照 [ 建 物 被 害 ] 日 向 灘 南 部 地 震 : 地 震 動 + 液 状 化 日 向 灘 南 部 地 震 : 地 震 動 日 向 灘 北 部 地 震 : 地 震 動 + 液 状 化 日 向 灘 北 部 地 震 : 地 震 動 えびの- 小 林 地 震 : 地 震 動 + 液 状 化 えびの- 小 林 地 震 : 地 震 動 木 造 被 害 数 ( 棟 ) 非 木 造 被 害 数 ( 棟 ) 合 計 ( 棟 ) 木 造 建 物 非 木 造 建 物 全 壊 半 壊 計 木 造 全 壊 木 造 半 壊 被 害 率 (%) 被 害 率 (%) 大 破 中 破 非 木 造 大 破 非 木 造 中 破 全 壊 半 壊 大 破 中 破 3,251 7,229 1,156 1,023 4,407 8, , ,088 3, 総 -29

38 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 [ 人 的 被 害 ] 日 向 灘 南 部 地 震 日 向 灘 北 部 地 震 えびの- 小 林 地 震 夏 冬 夏 冬 夏 冬 昼 夜 昼 夜 昼 夜 昼 夜 昼 夜 昼 夜 死 者 数 ( 人 ) 重 傷 者 数 ( 人 ) 軽 傷 者 数 ( 人 ) 3,587 3,587 3,724 3, 長 期 避 難 者 数 ( 人 ) 18,808 18,811 19,678 20,265 1,647 1,647 1,654 1, [ 出 火 件 数 ] 日 向 灘 南 部 地 震 日 向 灘 北 部 地 震 えびの- 小 林 地 震 消 防 力 夏 冬 夏 冬 夏 冬 消 火 可 能 件 数 昼 夜 昼 夜 昼 夜 昼 夜 昼 夜 昼 夜 ( 件 ) 炎 上 出 火 数 ( 件 ) 延 焼 出 火 数 ( 件 ) 市 街 地 延 焼 に 至 る 出 火 数 ( 件 ) [ 津 波 建 物 被 害 ] 木 造 建 築 物 ( 棟 ) 非 木 造 建 築 物 ( 棟 ) 床 上 ( 大 破 ) 床 上 ( 中 破 ) 日 向 灘 南 部 地 震 1, 日 向 灘 北 部 地 震 [ 津 波 人 的 被 害 ] 死 者 数 ( 人 ) 重 傷 者 数 ( 人 ) 中 等 傷 者 数 ( 人 ) 日 向 灘 南 部 地 震 日 向 灘 北 部 地 震 上 水 道 施 設 種 別 配 管 延 長 (km) [ライフライン 施 設 被 害 ] 日 向 灘 南 部 地 震 日 向 灘 北 部 地 震 えびの- 小 林 地 震 被 害 箇 所 数 ( 箇 所 ) 被 害 率 ( 箇 所 /km) 被 害 箇 所 数 ( 箇 所 ) 被 害 率 ( 箇 所 /km) 被 害 箇 所 数 ( 箇 所 ) 被 害 率 ( 箇 所 /km) 液 状 化 考 慮 , 液 状 化 考 慮 無 下 水 道 集 落 排 水 総 -30

39 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 支 持 物 数 日 向 灘 南 部 の 地 震 日 向 灘 北 部 の 地 震 えびの- 小 林 地 震 被 害 支 持 物 数 被 害 架 空 線 数 被 害 支 持 物 数 被 害 架 空 線 数 被 害 支 持 物 数 被 害 架 空 線 数 ( 基 ) ( 基 ) ( 条 スパン) ( 基 ) ( 条 スパン) ( 基 ) ( 条 スパン) 電 力 施 設 17, , 通 信 施 設 12, , (2) 南 海 トラフ 地 震 による 日 南 市 の 被 害 概 要 1 地 震 津 波 断 層 モデル 宮 崎 県 地 震 津 波 及 び 被 害 の 想 定 について( 平 成 25 年 10 月 ) では 内 閣 府 南 海 トラフの 巨 大 地 震 モデル 検 討 会 公 表 (2012.8)のうち 宮 崎 県 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす 陸 側 ケース 日 向 灘 を 中 心 に 発 生 した 断 層 破 壊 が 周 辺 の 領 域 に 影 響 して 広 が る 宮 崎 県 が 独 自 に 設 定 したケース の2つのモデルによる 地 震 動 の 想 定 結 果 を 重 ね 合 わせて 最 大 クラスの 地 震 動 を 想 定 している 予 測 手 法 [ 地 震 断 層 モデル] 統 計 的 グリーン 関 数 法 + 震 度 増 幅 内 閣 府 モデル(M9.0) 内 閣 府 (2012)の 陸 側 ケース 1 宮 崎 県 独 自 モデル(M8.9) 宮 崎 県 独 自 に 設 定 したケース 震 源 特 性 サイト 特 性 深 い 地 盤 構 造 ( 予 測 単 位 ) 宮 崎 県 モデル 2( 約 1km 毎 ) 浅 い 地 盤 構 造 ( 予 測 単 位 ) J-SHIS 3モデルを 元 に 再 設 定 ( 約 50m 毎 ) 1 内 閣 府 (2012)では SMGA( 強 振 動 生 成 域 : 強 い 振 動 波 を 発 生 させるところ)を 基 本 東 側 西 側 陸 側 に 設 置 した4ケースがある 2 内 閣 府 (2012)の 全 国 1 次 モデル 微 動 アレイ 観 測 等 により 更 新 3J-SHIS 地 震 ハザードステーション( 総 -31

40 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 また 最 大 クラスの 津 波 については 内 閣 府 南 海 トラフの 巨 大 地 震 モデル 検 討 会 公 表 (2012.8)のうち 宮 崎 県 沿 岸 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす ケース4 11 日 向 灘 を 中 心 に 発 生 した 断 層 破 壊 が 周 辺 の 領 域 に 影 響 して 広 がる 宮 崎 県 が 独 自 に 設 定 したケース の3つのモデルによる 津 波 の 想 定 結 果 を 重 ね 合 わせて 想 定 している [ 津 波 断 層 モデル] 説 明 ケース4(Mw9.1) 内 閣 府 モデル ケース11(Mw9.1) 内 閣 府 が 東 北 地 方 太 平 洋 地 震 を 教 訓 とし あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスの 巨 大 な 地 震 津 波 として 想 定 宮 崎 県 独 自 モデル (Mw9.1) 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 にお いて 複 数 の 震 源 域 が 連 動 して 大 規 模 地 震 となった 現 象 を 踏 まえて 防 災 上 の 観 点 から 日 向 灘 で 発 生 する 地 震 による 断 層 破 壊 が 周 辺 の 一 定 の 領 域 (セグメン ト)まで 広 がった 場 合 の 巨 大 な 地 震 津 波 として 想 定 震 源 域 地 盤 の 鉛 直 方 向 変 動 量 分 布 総 -32

41 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 2 被 害 想 定 の 概 要 [ 震 度 分 布 図 ] 総 -33

42 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 [ 津 波 浸 水 想 定 ] 想 定 備 考 最 大 震 度 震 度 7 津 波 高 ( 最 大 値 ) 津 波 高 ( 最 小 値 ) 14m 9m 津 波 水 位 に 地 殻 変 動 量 を 考 慮 し メートル 以 下 第 2 位 を 四 捨 五 入 し 第 1 位 を 切 り 上 げた 数 値 浸 水 面 積 1,340ha 河 川 等 の 部 分 を 除 いた 陸 域 部 の 浸 水 深 1cm 以 上 の 浸 水 面 積 津 波 到 達 時 間 14 分 海 岸 線 から 沖 合 約 30m 地 点 において 地 震 発 生 直 後 から 水 位 の 変 化 +1mになるまでの 時 間 を 表 示 3 被 害 想 定 [ 想 定 ケース] 被 害 想 定 の 前 提 とする 地 震 動 津 波 想 定 ケース1 想 定 ケース2 内 閣 府 (2012)が 設 定 した 強 震 断 層 モデル( 陸 側 ケース) 及 び 津 波 断 層 モデ ル(ケース11)を 用 いて 宮 崎 県 独 自 に 再 解 析 した 地 震 動 及 び 津 波 浸 水 の 想 定 結 果 に 基 づくケース 宮 崎 県 が 独 自 に 設 定 した 強 震 断 層 モデル 及 び 津 波 断 層 モデルによる 地 震 動 及 び 津 波 浸 水 の 想 定 結 果 に 基 づくケース [ 建 物 被 害 単 位 : 約 ( ) 棟 ] 想 定 液 状 化 揺 れ 急 傾 斜 地 崩 壊 津 波 火 災 合 計 全 壊 半 壊 全 壊 半 壊 全 壊 半 壊 全 壊 半 壊 焼 失 全 壊 半 壊 ケース , , ,800 1, ,600 8,400 ケース ,800 7,900 5, ,200 1, ,000 10,000 冬 18 時 を 想 定 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある -:わ ずか [ 人 的 被 害 ( 死 傷 者 数 ) 単 位 : 約 ( ) 人 ] 想 定 死 者 ( 家 具 ) 建 物 倒 壊 負 傷 者 ( 家 具 ) 急 傾 斜 地 崩 壊 死 者 負 傷 者 死 者 津 波 負 傷 者 死 者 火 災 負 傷 者 フ ロック 塀 他 死 者 負 傷 者 死 者 合 計 負 傷 者 ケース , ,100 1,100 ケース , , ,100 2,800 冬 深 夜 現 状 の 津 波 避 難 ビル 有 を 想 定 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある -:わ ずか 総 -34

43 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 想 定 揺 れによる 建 物 倒 壊 に 伴 う 要 救 助 者 数 [ 人 的 被 害 ( 要 救 助 者 数 ) 単 位 : 約 ( ) 人 ] 津 波 による 要 救 助 者 数 冬 深 夜 夏 12 時 冬 18 時 冬 深 夜 夏 12 時 冬 18 時 冬 深 夜 夏 12 時 冬 18 時 合 計 ケース ケース2 1, , ,200 1,600 1,800 冬 深 夜 現 状 の 津 波 避 難 ビル 有 を 想 定 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある -:わ ずか [ライフライン 被 害 ( 上 水 道 ) 単 位 : 約 ( ) 人 %] 想 定 給 水 人 口 断 水 人 口 被 災 直 後 被 災 1 日 後 被 災 1 週 間 後 被 災 1ヶ 月 後 断 水 率 断 水 人 口 断 水 率 断 水 人 口 断 水 率 断 水 人 口 断 水 率 ケース1 55,000 52, , , , ケース2 55,000 55, , , , 断 水 率 は 給 水 人 口 に 占 める 断 水 人 口 の 割 合 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある -:わ ずか [ライフライン 被 害 ( 下 水 道 ) 単 位 : 約 ( ) 人 %] 想 定 処 理 人 口 支 障 人 口 被 災 直 後 被 災 1 日 後 被 災 1 週 間 後 被 災 1ヶ 月 後 機 能 支 障 率 支 障 人 口 機 能 支 障 率 支 障 人 口 機 能 支 障 率 支 障 人 口 機 能 支 障 率 ケース1 22,000 19, , , ,400 7 ケース2 22,000 21, , , , 機 能 支 障 率 は 処 理 人 口 に 占 める 支 障 人 口 の 割 合 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある [ライフライン 被 害 ( 電 力 ) 単 位 : 約 ( ) 軒 %] 想 定 電 灯 軒 数 停 電 件 数 被 災 直 後 被 災 1 日 後 被 災 1 週 間 後 被 災 1ヶ 月 後 停 電 率 停 電 件 数 停 電 率 停 電 件 数 停 電 率 停 電 件 数 停 電 率 ケース1 30,000 26, , , ,200 7 ケース2 30,000 30, , , , 停 電 率 は 電 灯 軒 数 に 占 める 停 電 軒 数 の 割 合 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある 総 -35

44 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 想 定 回 線 数 [ライフライン 被 害 ( 通 信 固 定 電 話 ) 単 位 : 約 ( ) 回 線 %] 不 通 回 線 数 被 災 直 後 被 災 1 日 後 被 災 1 週 間 後 被 災 1ヶ 月 後 不 通 回 線 率 不 通 回 線 数 不 通 回 線 率 不 通 回 線 数 不 通 回 線 率 不 通 回 線 数 不 通 回 線 率 ケース1 22,000 19, , , ,500 7 ケース2 22,000 22, , , , 不 通 回 線 率 は 回 線 数 に 占 める 不 通 回 線 数 の 割 合 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある [ライフライン 被 害 ( 通 信 携 帯 電 話 ) 単 位 : 約 ( ) 回 線 %] 想 定 停 波 基 地 局 率 被 災 直 後 被 災 1 日 後 被 災 4 日 後 被 災 1 週 間 後 不 通 ランク 停 波 基 地 局 率 不 通 ランク 停 波 基 地 局 率 不 通 ランク 停 波 基 地 局 率 不 通 ランク ケース1 13 A 49 B ケース2 14 A 91 A 44 C 29 - 停 波 基 地 局 率 は 基 地 局 全 体 に 占 める 停 波 した 基 地 局 の 割 合 携 帯 電 話 不 通 ランク A: 非 常 につながりにくい B:つながりにくい C:ややつながりにくい 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある -:わ ずか [ 交 通 施 設 ( 道 路 鉄 道 港 湾 ) 単 位 : 約 ( ) 箇 所 m] 道 路 鉄 道 ( 日 南 線 ) 岸 壁 その 他 係 留 施 設 防 波 堤 想 定 津 波 浸 水 域 被 害 津 波 浸 水 域 外 被 害 津 波 浸 水 域 被 害 津 波 浸 水 域 外 被 害 港 湾 岸 壁 数 被 害 数 その 他 係 留 施 設 数 被 害 数 防 波 堤 延 長 被 災 延 長 ケース 油 津 港 , 外 浦 港 油 津 港 , ケース 外 浦 港 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある [ 交 通 施 設 ( 漁 港 ) 単 位 : 約 ( ) 箇 所 m] 想 定 漁 港 岸 壁 その 他 係 留 施 設 防 波 堤 岸 壁 数 被 害 数 施 設 数 被 害 数 防 波 堤 延 長 被 災 延 長 鶯 巣 漁 港 富 土 漁 港 宮 浦 漁 港 ケース1 鵜 戸 漁 港 夫 婦 浦 漁 港 大 堂 津 漁 港 油 津 漁 港 目 井 津 漁 港 , 総 -36

45 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 想 定 漁 港 岸 壁 その 他 係 留 施 設 防 波 堤 岸 壁 数 被 害 数 施 設 数 被 害 数 防 波 堤 延 長 被 災 延 長 鶯 巣 漁 港 富 土 漁 港 宮 浦 漁 港 ケース2 鵜 戸 漁 港 夫 婦 浦 漁 港 大 堂 津 漁 港 油 津 漁 港 目 井 津 漁 港 ,300 2,300 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある [ 生 活 への 影 響 ( 避 難 者 ) 単 位 : 約 ( ) 人 ] 避 難 者 帰 宅 困 難 者 想 定 避 難 者 被 災 1 日 後 被 災 1 週 間 後 被 災 1ヶ 月 後 避 難 所 避 難 所 外 避 難 者 避 難 所 避 難 所 外 避 難 者 避 難 所 避 難 所 外 就 学 者 通 学 者 数 帰 宅 困 難 者 数 ケース1 17,000 11,000 6,000 17,000 12,000 5,100 15,000 4,400 10,000 24,000 1,500 ケース2 27,000 17,000 9,900 31,000 20,000 11,000 32,000 9,700 23,000 24,000 1,500 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある [その 他 の 被 害 ( 要 配 慮 者 ) 単 位 : 約 ( ) 人 ] 被 災 1 日 後 被 災 1 週 間 後 被 災 1ヶ 月 後 想 定 避 難 者 避 難 所 避 難 所 以 外 避 難 者 避 難 所 避 難 所 以 外 避 難 者 避 難 所 避 難 所 以 外 ケース1 5,200 3,400 1,800 5,100 3,500 1,500 4,400 1,300 3,000 ケース2 8,100 5,200 3,000 9,300 6,100 3,200 9,700 2,900 6,800 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある 属 性 間 での 重 複 がある [ 生 活 への 影 響 ( 物 資 需 要 量 ) 単 位 : 約 ( ) 食 L 枚 ] 想 定 被 災 1 日 後 被 災 1 週 間 後 被 災 1ヶ 月 後 食 糧 飲 料 水 毛 布 食 糧 飲 料 水 毛 布 食 糧 飲 料 水 毛 布 ケース1 40, ,000 16,000 42,000 84,000 19,000 16,000 28,000 7,500 ケース2 62, ,000 35,000 73, ,000 38,000 35,000 67,000 17,000 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある 総 -37

46 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 [ 生 活 への 影 響 ( 医 療 機 能 ) 単 位 : 約 ( ) 人 ] 想 定 人 的 被 害 医 療 需 要 要 転 院 患 者 数 死 者 負 傷 者 重 傷 者 要 入 院 要 外 来 ケース1 2,100 1, ケース2 5,100 2,800 1, ,300 1,400 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある [ 災 害 廃 棄 物 等 単 位 : 約 ( ) 万 トン] 想 定 災 害 廃 棄 物 ( 万 トン) 災 害 廃 棄 物 ( 万 m3) 災 害 廃 棄 物 津 波 堆 積 物 計 災 害 廃 棄 物 津 波 堆 積 物 計 ケース ~70 70~ ~40 60~80 ケース ~70 120~ ~50 110~130 数 値 はある 程 度 の 幅 をもってみる 必 要 がある 四 捨 五 入 の 関 係 で 合 計 が 一 致 しない 場 合 がある (3) 本 市 における 地 震 津 波 被 害 想 定 本 市 では 従 来 日 向 灘 南 部 地 震 を 想 定 地 震 として 被 害 を 想 定 していたが 南 海 トラ フ 地 震 による 地 震 津 波 被 害 も 想 定 し 今 後 の 対 策 の 基 礎 とする なお 南 海 トラフ 地 震 による 被 害 想 定 には2つのケースがあるため 被 害 想 定 には 幅 がある 1 予 想 震 度 ( 日 向 灘 南 部 地 震 ) 市 内 の 大 部 分 で 震 度 6 強 の 揺 れが 想 定 される ( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ) 市 内 の 大 部 分 は 震 度 6 弱 から6 強 市 街 地 部 では 震 度 7の 揺 れが 想 定 される 2 液 状 化 発 生 の 可 能 性 ( 日 向 灘 南 部 地 震 ) 液 状 化 が 発 生 する 危 険 性 はかなり 高 く 特 に 日 向 灘 沿 岸 地 域 河 川 沿 いの 低 地 等 の 軟 弱 地 盤 地 域 では 液 状 化 の 危 険 性 が 高 い ( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ) 日 向 灘 南 部 地 震 と 同 様 の 状 況 が 想 定 される 3 人 的 被 害 ( 日 向 灘 南 部 地 震 ) 建 物 倒 壊 等 による 死 者 が 50~70 人 程 度 重 軽 傷 者 は 3,000 人 程 度 と 想 定 される ( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ) 建 物 倒 壊 等 による 死 者 は 市 全 体 で 約 2,100~5,100 人 ( 建 物 倒 壊 が 約 70~560 人 急 傾 斜 地 崩 壊 が 約 10 人 津 波 が 約 2,000~4,500 人 火 災 が 約 20 人 )と 想 定 され る 要 救 助 者 数 は 揺 れによる 建 物 倒 壊 に 伴 う 場 合 が 約 190~1,700 人 ( 冬 深 夜 ) 津 波 による 場 合 が 約 380~630 人 ( 夏 12 時 )と 想 定 される 総 -38

47 第 3 章 市 の 概 況 第 3 節 被 害 想 定 4 建 物 被 害 ( 日 向 灘 南 部 地 震 ) 木 造 建 物 の 全 壊 率 は 約 8% 全 壊 建 物 数 は 約 2,300 棟 と 想 定 される ( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ) 全 壊 棟 数 は 市 全 体 で 約 4,600~11,000 棟 ( 揺 れが 約 920~7,900 棟 液 状 化 が 約 810 棟 急 傾 斜 地 崩 壊 が 約 60 棟 津 波 が 約 2,200~2,800 棟 )と 想 定 される 5 出 火 件 数 ( 日 向 灘 南 部 地 震 ) 出 火 件 数 は 炎 上 出 火 が 34 件 ( 冬 夜 ) 程 度 と 予 測 される ( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ) 焼 失 件 数 が 約 30~100 棟 ( 冬 18 時 )と 想 定 される 6 ライフライン ( 日 向 灘 南 部 地 震 ) 液 状 化 による 危 険 性 の 高 い 地 域 で 被 害 が 大 きくなることが 予 想 される 水 道 管 電 力 通 信 とも 大 きな 被 害 が 予 想 される ( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ) 被 災 直 後 の 支 障 率 は 上 水 道 が 約 95~100% 下 水 道 が 約 86~98% 電 力 が 約 85 ~97% 固 定 電 話 が 86~98% 携 帯 電 話 が 非 常 につながりにくいと 想 定 される 被 災 1 週 間 後 には それぞれの 支 障 率 は 上 水 道 は 約 50% 以 内 それ 以 外 は 30% 以 内 ( 携 帯 電 話 はつながりにくい 又 はややつながりくにい)にまで 緩 和 されると 想 定 される その 他 道 路 鉄 道 ( 日 南 線 )では 津 波 浸 水 域 の 内 外 で 被 害 が 想 定 され 港 湾 ( 油 津 港 外 浦 港 ) 漁 港 ( 鶯 巣 港 富 土 漁 港 宮 浦 漁 港 )では 岸 壁 その 他 の 係 留 施 設 防 波 堤 で 被 害 が 想 定 される 7 生 活 への 影 響 ( 南 海 トラフ 巨 大 地 震 ) 被 災 1 日 後 の 避 難 者 は 約 17,000~27,000 人 (うち 要 配 慮 者 は 約 5,200~8,100 人 ) 被 災 1ヶ 月 後 の 避 難 者 は 約 15,000~32,000 人 (うち 要 配 慮 者 は 約 4,400~9,700 人 )と 想 定 される 被 災 1 日 後 の 物 資 需 要 量 は 食 糧 約 40,000~62,000 食 飲 料 水 約 126,000~162,000 L 毛 布 約 16,000~35,000 枚 と 想 定 される 医 療 機 能 については 死 者 約 2,100~5,100 人 負 傷 者 約 1,100~2,800 人 重 傷 者 530~1,400 人 が 想 定 されるなか 要 転 院 患 者 数 約 240~380 人 要 入 院 980~ 2,300 人 要 外 来 560~1,400 人 が 想 定 される 総 -39

48 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱 第 1 節 防 災 上 の 課 題 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱 第 1 節 防 災 上 の 課 題 1 本 市 の 特 性 (1) 日 向 灘 に 注 ぐ 広 渡 川 酒 谷 川 細 田 川 南 郷 川 潟 上 川 及 びその 支 流 沿 いに 市 街 地 や 集 落 が 形 成 され 市 域 の 主 要 な 幹 線 道 路 も 当 該 場 所 を 通 っている (2) 市 の 中 心 市 街 地 は 酒 谷 川 沿 いの 飫 肥 市 役 所 周 辺 の 吾 田 油 津 等 に 形 成 されてい る また 市 域 北 部 の 北 郷 地 区 では JR 北 郷 駅 周 辺 の 中 央 伊 十 川 に また 市 域 南 部 の 南 郷 地 区 では 国 道 448 号 や 国 道 220 号 に 沿 う 形 で 目 井 津 中 央 外 浦 に それ ぞれ 市 街 地 が 形 成 されている (3) 市 域 の8 割 弱 を 山 林 が 占 め 土 石 流 危 険 渓 流 や 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 など 土 砂 災 害 の 危 険 箇 所 が 多 い ( 土 砂 災 害 危 険 箇 所 636 箇 所 土 砂 災 害 警 戒 区 域 268 箇 所 ) (4) 平 均 気 温 は 約 18 降 水 量 は 年 平 均 約 2,600mmで 温 暖 で 高 温 多 湿 の 気 候 である (5) 交 通 面 では 南 北 方 向 に 国 道 220 号 及 び 県 道 28 号 ( 日 南 高 岡 線 ) 東 西 方 向 に 国 道 222 号 及 び 県 道 3 号 ( 日 南 志 布 志 線 )が 走 り 宮 崎 市 都 城 市 串 間 市 鹿 児 島 県 等 と 結 ぶ 幹 線 道 路 網 を 形 成 している (6) 広 渡 川 酒 谷 川 細 田 川 潟 上 川 の 沿 川 では 水 害 の 危 険 があり 水 防 法 第 14 条 に 基 づく 浸 水 想 定 区 域 が 指 定 されている なお 広 渡 川 及 び 酒 谷 川 は 洪 水 予 報 河 川 に 指 定 されている (7) 本 市 において 想 定 される 地 震 は 東 南 海 南 海 地 震 を 含 む 南 海 トラフ 地 震 日 向 灘 地 震 及 びえびの- 小 林 地 震 であり 地 震 動 と 津 波 ( 海 洋 型 地 震 の 場 合 )による 被 害 が 予 想 される (8) 火 山 は 西 方 約 60 kmに 霧 島 山 があり 降 灰 被 害 の 発 生 が 考 えられる 2 本 市 において 予 想 される 災 害 (1) 梅 雨 前 線 及 び 台 風 時 期 の 大 雨 による 災 害 1 土 砂 災 害 ( 土 石 流 がけ 崩 れ 地 すべり 等 ) 2 水 害 ( 堤 防 決 壊 河 川 及 び 内 水 はん 濫 ) 3 道 路 被 害 による 集 落 の 孤 立 (2) 地 震 による 災 害 1 建 物 の 倒 壊 及 びそれに 伴 う 人 命 被 害 2 津 波 による 人 命 及 び 港 湾 施 設 等 の 被 害 3 土 砂 災 害 (がけ 崩 れ 等 ) 4 地 震 による 火 災 5 ライフライン 被 害 総 -40

49 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱 第 1 節 防 災 上 の 課 題 (3) 各 種 の 大 規 模 事 故 による 災 害 1 危 険 物 事 故 による 人 命 被 害 2 その 他 大 規 模 事 故 による 人 命 被 害 3 海 上 災 害 による 流 出 油 被 害 3 本 市 における 防 災 上 の 問 題 点 と 課 題 (1) 防 災 上 の 問 題 点 1 河 川 沿 いの 地 域 に 市 街 地 や 集 落 が 形 成 されており 河 川 のはん 濫 による 浸 水 被 害 の 危 険 がある 2 集 落 が 山 すそに 形 成 されている 地 域 が 多 く 風 水 害 時 に 土 石 流 やがけ 崩 れなどの 土 砂 災 害 の 発 生 する 危 険 が 高 い 3 建 築 基 準 法 の 新 耐 震 基 準 施 行 (1981 年 ) 以 前 の 木 造 住 宅 が 多 数 あり 大 規 模 地 震 が 発 生 した 場 合 住 宅 の 倒 壊 による 人 命 被 害 が 発 生 する 危 険 が 高 い 4 日 向 灘 に 沿 って 海 岸 線 が 長 く 海 洋 型 地 震 が 発 生 した 場 合 津 波 による 人 命 被 害 等 が 発 生 する 危 険 が 高 い 5 災 害 時 に 幹 線 道 路 が 被 害 を 受 ける 可 能 性 があり 市 域 の 一 部 が 孤 立 する 危 険 があ る 6 市 域 が 広 く 集 落 が 散 在 しており 大 規 模 災 害 時 において 応 急 対 策 の 迅 速 な 実 施 が 困 難 である (2) 防 災 上 の 課 題 1 広 渡 川 酒 谷 川 細 田 川 潟 上 川 の 浸 水 想 定 区 域 における 避 難 体 制 の 確 立 2 土 砂 災 害 警 戒 区 域 及 び 土 砂 災 害 危 険 箇 所 等 の 土 砂 災 害 の 危 険 が 大 きい 地 区 におけ る 避 難 体 制 の 確 立 3 地 震 時 に 倒 壊 する 危 険 の 高 い 木 造 住 宅 に 対 する 対 策 の 強 化 4 津 波 による 浸 水 が 予 想 される 地 区 における 避 難 体 制 の 確 立 5 災 害 時 に 支 援 を 必 要 とする 人 ( 要 配 慮 者 )に 関 する 避 難 体 制 の 整 備 6 災 害 時 に 孤 立 する 可 能 性 がある 集 落 の 安 全 確 保 対 策 以 上 本 市 における 防 災 上 の 問 題 点 と 課 題 を 踏 まえ 地 域 防 災 計 画 における 防 災 ビジ ョンを 次 ページのように 定 める 総 -41

50 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱 第 1 節 防 災 上 の 課 題 日 南 市 地 域 防 災 計 画 の 防 災 ビジョン ア 自 助 共 助 公 助 を 基 本 行 動 理 念 とした 市 と 住 民 が 一 体 となった 総 合 防 災 体 制 の 構 築 イ 高 齢 社 会 を 見 据 えた 地 域 自 主 防 災 組 織 力 の 育 成 強 化 及 びボランティア 等 との 連 携 を 踏 まえた 要 配 慮 者 への 支 援 体 制 の 整 備 拡 充 ウ 集 中 豪 雨 等 による 河 川 はん 濫 や 土 砂 災 害 及 び 大 規 模 地 震 津 波 の 発 生 を 常 時 想 定 した 関 係 機 関 と 連 携 した 総 合 的 な 防 災 即 応 体 制 の 整 備 拡 充 エ 行 政 市 民 の 防 災 関 連 情 報 の 積 極 的 な 共 有 による 災 害 の 未 然 回 避 や 減 災 に 向 け た 警 戒 避 難 体 制 の 確 立 オ 防 災 初 動 体 制 の 整 備 確 立 カ 消 防 体 制 の 充 実 及 び 広 域 応 援 体 制 の 整 備 拡 充 総 -42

51 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱 第 2 節 防 災 対 策 の 柱 第 2 節 防 災 対 策 の 柱 1 浸 水 想 定 区 域 における 避 難 体 制 等 の 整 備 浸 水 想 定 区 域 については 宮 崎 県 による 浸 水 想 定 区 域 図 の 作 成 市 による 防 災 マップ の 作 成 が 行 われているが 風 水 害 時 における 迅 速 で 安 全 な 避 難 を 確 保 するためには 洪 水 予 報 等 の 住 民 への 伝 達 体 制 の 整 備 避 難 体 制 の 整 備 等 を 進 める 必 要 がある よって 浸 水 想 定 区 域 において 浸 水 被 害 が 予 想 される 場 合 については 明 確 な 基 準 に 基 づいて 住 民 を 早 期 に 安 全 な 場 所 に 避 難 させる (1) 洪 水 予 報 等 の 住 民 への 伝 達 1 避 難 関 連 情 報 に 係 る 基 準 の 明 確 化 ( 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 ) 2 水 害 に 対 して 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 確 保 及 び 住 民 への 周 知 3 情 報 伝 達 手 段 の 整 備 ( 防 災 行 政 無 線 有 線 等 ) (2) 避 難 体 制 の 整 備 1 自 治 会 や 集 落 単 位 での 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 確 保 ( 浸 水 想 定 区 域 外 の 公 共 施 設 等 ) 2 避 難 体 制 の 整 備 ( 自 主 防 災 組 織 による 避 難 誘 導 ) 3 要 配 慮 者 に 対 する 避 難 支 援 体 制 の 整 備 2 土 砂 災 害 警 戒 区 域 における 避 難 体 制 等 の 整 備 土 砂 災 害 警 戒 区 域 に 指 定 された 区 域 については 避 難 体 制 の 整 備 円 滑 な 避 難 に 必 要 な 事 項 の 住 民 への 周 知 等 を 地 域 防 災 計 画 に 定 めることが 必 要 とされている 土 砂 災 害 の 危 険 の 高 い 区 域 については 災 害 時 には 明 確 な 基 準 に 基 づき 住 民 を 早 期 に 安 全 な 場 所 に 避 難 させる (1) 避 難 体 制 の 整 備 1 避 難 関 連 情 報 に 係 る 基 準 の 明 確 化 ( 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 ) 2 土 砂 災 害 に 対 して 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 確 保 及 び 住 民 への 周 知 3 情 報 伝 達 手 段 の 整 備 ( 防 災 行 政 無 線 有 線 等 ) (2) 円 滑 な 避 難 に 必 要 な 事 項 の 住 民 への 周 知 1 自 治 会 単 位 に 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 確 保 ( 土 砂 災 害 の 危 険 性 のない 公 共 施 設 等 ) 及 び 住 民 への 周 知 2 避 難 体 制 の 整 備 ( 自 主 防 災 組 織 による 避 難 誘 導 ) 3 要 配 慮 者 に 対 する 避 難 支 援 体 制 の 整 備 総 -43

52 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱 第 2 節 防 災 対 策 の 柱 3 木 造 住 宅 の 耐 震 対 策 阪 神 淡 路 大 震 災 の 最 大 の 教 訓 は 地 震 による 死 者 の 大 部 分 は 住 宅 の 倒 壊 によって 圧 死 したということである 本 市 周 辺 においても 東 南 海 南 海 地 震 を 含 む 南 海 トラフ 地 震 日 向 灘 地 震 等 の 海 洋 型 地 震 や 内 陸 直 下 型 (えびの- 小 林 地 震 ) 地 震 等 による 大 規 模 な 震 災 が 発 生 する 可 能 性 があり 住 宅 の 耐 震 化 対 策 の 強 化 が 必 要 である 住 宅 の 耐 震 化 を 促 進 するため 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 実 施 を 推 進 する 4 津 波 対 策 の 推 進 南 海 トラフ 地 震 が 発 生 した 場 合 本 市 において 最 大 で 14 メートルの 津 波 が 発 生 すると 予 測 されている 津 波 の 危 険 がある 地 域 については 地 震 が 発 生 した 場 合 に 直 ちに 安 全 な 場 所 に 避 難 する 体 制 を 整 備 することが 求 められている よって 津 波 の 危 険 地 区 ごとに 緊 急 避 難 場 所 や 避 難 路 防 災 行 政 無 線 等 の 整 備 を 推 進 するとともに 津 波 避 難 計 画 及 び 防 災 マップを 活 用 した 住 民 への 津 波 災 害 の 周 知 や 定 期 的 な 防 災 訓 練 の 実 施 など 避 難 体 制 の 整 備 を 推 進 する 5 要 配 慮 者 対 策 の 推 進 大 きな 災 害 が 予 想 される 場 合 には 早 期 避 難 等 により 高 齢 者 や 障 がい 者 など 要 配 慮 者 の 生 命 の 安 全 を 確 保 することが 必 要 である このため 要 配 慮 者 の 安 否 確 認 や 避 難 生 活 環 境 の 整 備 が 重 要 であり 要 配 慮 者 を 継 続 的 にフォローする 体 制 の 整 備 を 推 進 する (1) 情 報 伝 達 1 気 象 情 報 や 避 難 に 関 する 情 報 などを 要 配 慮 者 に 周 知 する 情 報 伝 達 網 の 整 備 2 要 配 慮 者 を 対 象 とした 情 報 伝 達 機 器 の 整 備 (2) 避 難 準 備 情 報 の 活 用 1 避 難 準 備 情 報 に 基 づく 要 配 慮 者 の 早 期 避 難 (3) 避 難 支 援 1 自 主 防 災 組 織 による 要 配 慮 者 の 避 難 支 援 体 制 の 整 備 2 福 祉 ボランティア 等 による 避 難 支 援 体 制 整 備 3 要 配 慮 者 対 策 班 による 要 配 慮 者 の 避 難 支 援 や 救 助 4 要 配 慮 者 避 難 支 援 プラン 作 成 の 推 進 (4) 要 配 慮 者 に 対 する 対 策 の 強 化 1 災 害 時 における 安 否 確 認 体 制 の 整 備 2 緊 急 入 所 や 福 祉 避 難 所 設 置 等 による 要 配 慮 者 の 安 全 な 環 境 の 確 保 3 要 配 慮 者 対 策 班 による 継 続 的 な 支 援 体 制 の 確 立 総 -44

53 第 4 章 防 災 上 の 課 題 と 防 災 対 策 の 柱 第 2 節 防 災 対 策 の 柱 6 孤 立 集 落 対 策 の 推 進 土 砂 災 害 水 害 地 震 津 波 などによって 交 通 が 途 絶 し 孤 立 する 危 険 性 の 高 い 地 区 に ついて 災 害 時 においても 交 通 を 迅 速 に 確 保 する 対 策 を 整 備 し 住 民 の 安 全 を 確 保 する (1) 交 通 の 確 保 1 国 道 県 道 など 市 内 における 幹 線 道 路 網 の 整 備 2 土 砂 災 害 等 から 道 路 を 守 る 施 設 の 整 備 ( 法 面 保 護 等 ) 3 ヘリコプターによる 空 からの 交 通 の 確 保 (ヘリポート) (2) 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 確 保 1 土 砂 災 害 等 に 対 して 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 確 保 2 孤 立 しても 生 活 が 維 持 できる 装 備 の 確 保 ( 備 蓄 非 常 用 電 源 調 理 器 具 等 ) 3 通 信 手 段 の 整 備 ( 防 災 行 政 無 線 インターネット 災 害 時 優 先 電 話 等 ) (3) 自 主 防 災 組 織 の 育 成 1 集 落 独 自 で 避 難 誘 導 できる 自 主 防 災 組 織 の 育 成 2 緊 急 避 難 場 所 や 避 難 所 の 自 主 防 災 組 織 による 管 理 運 営 総 -45

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55 第 2 編 風 水 害 共 通 対 策 編 第 2 編 風 水 害 共 通 対 策 編

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57 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 関 係 課 総 務 課 総 合 戦 略 課 地 域 振 興 課 建 設 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 水 産 林 政 課 農 村 整 備 課 建 築 住 宅 課 生 涯 学 習 スポーツ 課 水 道 課 下 水 道 課 美 化 推 進 課 その 他 全 課 第 1 防 災 組 織 及 び 拠 点 等 の 整 備 [ 施 策 の 体 系 ] 第 1 防 災 組 織 及 び 拠 点 等 の 整 備 1 防 災 地 区 制 の 導 入 2 防 災 拠 点 の 整 備 3 防 災 空 間 の 整 備 1 防 災 地 区 制 の 導 入 災 害 発 生 時 に 効 率 的 でより 安 全 性 の 高 い 防 災 対 策 を 推 進 していくために 防 災 地 区 制 に 基 づく 災 害 に 強 いまちづくりを 長 期 的 な 市 の 目 標 像 として 一 層 の 研 究 に 取 り 組 んで いく ここで 防 災 地 区 制 とは 防 災 拠 点 や 防 災 組 織 等 を 階 層 的 な 視 点 で 捉 えることに よって 各 階 層 で 自 主 的 な 防 災 対 応 を 推 進 していくことで 災 害 に 対 する 予 防 能 力 や 発 災 時 のより 効 果 的 な 防 災 対 応 能 力 向 上 を 図 っていこうとするものである この 防 災 地 区 制 では 自 治 会 を 防 災 の 基 本 単 位 として 学 校 区 単 位 (おおむね 小 中 学 校 区 の 単 位 )をこの 上 位 の 防 災 階 層 と 位 置 づけつつ 体 制 を 包 括 させていき ここで 不 足 するものや 不 十 分 な 点 については さらに 上 位 の 防 災 階 層 にあたる 防 災 圏 (おおむ ね 支 所 単 位 )や 市 全 体 が 補 完 していく 形 として より 効 果 的 な 防 災 体 制 ( 階 層 )を 構 築 していく 防 災 像 を 形 成 していくことを 理 想 としている 風 共 -1

58 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 2 防 災 拠 点 の 整 備 災 害 時 において 市 が 実 施 する 防 災 活 動 拠 点 となる 施 設 等 を 市 の 防 災 拠 点 と 位 置 付 け て 防 災 機 能 の 充 実 を 図 る なお 旧 日 南 振 徳 商 業 高 校 跡 地 に 広 域 避 難 地 ヘリポー ト 自 衛 隊 の 野 営 地 等 で 利 用 できる 防 災 公 園 や 備 蓄 倉 庫 等 を 整 備 し 隣 接 する 日 南 市 総 合 運 動 公 園 や 消 防 本 部 と 一 体 となった 広 域 防 災 拠 点 を 整 備 する また 防 災 拠 点 を 道 路 や 情 報 通 信 網 で 結 び より 災 害 に 強 いまちづくりを 推 進 する (1) 情 報 通 信 拠 点 の 整 備 災 害 発 生 時 において 住 民 への 情 報 伝 達 避 難 所 との 連 絡 調 整 並 びに 県 等 への 報 告 応 援 要 請 など 災 害 に 関 する 情 報 を 統 括 する 施 設 を 情 報 通 信 拠 点 とする 市 役 所 を 情 報 通 信 の 中 心 拠 点 北 郷 南 郷 の 各 総 合 支 所 を 情 報 通 信 の 副 拠 点 防 災 地 区 の 中 心 となる 小 中 学 校 又 は 公 民 館 を 情 報 通 信 の 地 区 拠 点 と 位 置 付 け 各 施 設 の 耐 震 性 能 及 び 風 水 害 への 対 抗 性 を 期 待 できる 施 設 として 情 報 通 信 機 器 整 備 (イン ターネットや 衛 星 携 帯 通 信 施 設 整 備 など)の 整 備 推 進 に 努 める (2) 医 療 救 護 拠 点 の 整 備 市 立 中 部 病 院 を 市 の 医 療 救 護 拠 点 と 位 置 付 け 災 害 時 の 医 療 機 関 相 互 の 連 絡 調 整 医 療 救 護 班 の 支 援 編 成 など 市 の 医 療 救 護 活 動 の 支 援 施 設 として 整 備 に 努 める また 防 災 地 区 の 小 中 学 校 や 公 民 館 を 医 療 救 護 活 動 の 地 区 拠 点 と 位 置 付 け 災 害 時 の 各 地 区 における 必 要 な 医 療 救 護 活 動 を 効 率 的 に 実 施 できるよう 整 備 に 努 める (3) 輸 送 拠 点 の 整 備 日 南 市 総 合 運 動 公 園 を 援 助 物 資 の 集 出 荷 を 担 う 輸 送 中 心 拠 点 北 郷 体 育 館 及 び 南 郷 中 央 公 園 を 輸 送 副 拠 点 各 防 災 地 区 の 小 中 学 校 グラウンド 及 び 体 育 館 を 輸 送 地 区 拠 点 と 位 置 付 け 物 資 の 輸 送 拠 点 としての 必 要 な 機 能 整 備 について 研 究 する なお 宮 崎 県 と 九 州 各 県 との 協 定 により 広 域 港 湾 輸 送 拠 点 に 指 定 されている 油 津 港 についても 有 効 に 機 能 するよう 必 要 な 措 置 に 関 して 港 湾 管 理 者 をはじめとする 関 係 機 関 との 協 議 研 究 を 行 う (4) 食 料 供 給 拠 点 の 整 備 中 央 共 同 調 理 場 等 を 災 害 時 食 料 供 給 拠 点 として 位 置 付 け 災 害 時 において 炊 き 出 し 等 を 行 い 各 避 難 所 に 食 料 を 供 給 する 拠 点 として その 機 能 充 実 に 努 める (5) ボランティア 拠 点 の 整 備 市 域 のボランティア 拠 点 として 災 害 ボランティアセンターを 市 の 中 心 拠 点 として 位 置 付 け 各 防 災 地 区 の 拠 点 候 補 として 地 区 ボランティア 拠 点 等 の 設 置 について 検 討 を 進 める (6) 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 整 備 災 害 時 における 住 民 の 生 命 の 安 全 を 確 保 するため 土 砂 災 害 や 水 害 の 危 険 のない 場 所 に 立 地 する 公 共 施 設 や 公 民 館 及 び 防 災 地 区 の 小 中 学 校 等 を 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 として 指 定 し 活 用 する また 避 難 所 については 安 全 で 快 適 な 避 難 生 活 を 確 保 する ために 必 要 な 設 備 ( 空 調 や 照 明 設 備 毛 布 等 の 寝 具 類 等 ) 等 の 整 備 を 図 る 風 共 -2

59 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり (7) 備 蓄 倉 庫 の 整 備 防 災 地 区 ごとの 備 蓄 倉 庫 の 整 備 推 進 に 努 める また 各 自 治 会 の 集 会 所 公 民 館 等 に 最 低 限 の 防 災 資 機 材 食 料 等 の 備 蓄 に 努 める (8) ヘリポートの 整 備 現 在 指 定 されている 緊 急 時 離 発 着 場 ( 緊 急 時 ヘリポート)の 活 用 に 併 せて これら が 災 害 発 生 時 において 別 の 防 災 対 策 機 能 を 発 揮 しなければならない 事 態 を 想 定 し 支 所 エリア( 各 防 災 圏 )にヘリポート 整 備 を 推 進 し 傷 病 者 の 緊 急 搬 送 等 への 災 害 即 応 対 応 能 力 向 上 に 努 める (9) 救 援 活 動 拠 点 の 整 備 災 害 時 の 広 域 応 援 活 動 を 円 滑 に 受 け 入 れるための 施 設 として 日 南 市 総 合 運 動 公 園 を 自 衛 隊 他 の 都 道 府 県 からの 緊 急 消 防 援 助 隊 警 察 の 広 域 緊 急 援 助 隊 宮 崎 DMAT な どによる 活 動 拠 点 ( 後 方 支 援 拠 点 )と 位 置 付 け さらにこの 活 動 拠 点 を 支 援 する 目 的 として 市 内 にて 複 数 箇 所 の 地 区 拠 点 の 整 備 を 研 究 し その 配 置 に 努 める 3 防 災 空 間 の 整 備 (1) 道 路 空 間 の 整 備 広 域 的 な 防 災 体 制 及 び 地 域 的 な 防 災 体 制 を 確 立 するため 災 害 時 における 交 通 を 速 やかに 確 保 できるよう 道 路 の 計 画 的 な 整 備 に 努 める 県 により 緊 急 輸 送 道 路 に 位 置 付 けられている 道 路 ( 国 道 220 号 222 号 448 号 主 要 地 方 道 日 南 高 岡 線 ) 及 びそれらの 道 路 と 市 の 防 災 拠 点 を 結 ぶ 道 路 を 本 市 における 緊 急 輸 送 道 路 と 位 置 付 け 巡 視 や 道 路 防 災 点 検 による 危 険 箇 所 モニタリングや 老 朽 化 した 管 理 施 設 のアセットマネジメント( 計 画 的 な 維 持 管 理 )などにより 防 災 機 能 の 強 化 に 努 める また その 他 の 道 路 については 災 害 により 緊 急 輸 送 道 路 が 不 通 となった 場 合 の 代 替 経 路 となる 路 線 を 中 心 に 災 害 時 の 緊 急 輸 送 や 応 急 対 策 活 動 等 に 支 障 のないよう 必 要 な 整 備 を 図 る (2) 公 園 緑 地 の 整 備 公 園 緑 地 は 風 水 害 時 においては 地 域 住 民 の 一 時 的 な 緊 急 集 合 場 所 として ま た 震 災 時 においては 避 難 場 所 や 広 域 火 災 に 対 する 有 効 な 防 火 帯 (バッファーゾーン) として 機 能 することが 期 待 されている このため オープンスペースを 有 する 公 園 や 緑 地 等 は 日 南 市 総 合 計 画 と 整 合 性 を 図 りつつ 緊 急 避 難 場 所 等 として より 計 画 的 な 整 備 を 進 める なお 市 街 地 における 有 休 地 や 街 区 公 園 近 隣 公 園 等 は 緊 急 避 難 場 所 として 防 災 機 能 の 向 上 に 努 める 風 共 -3

60 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 第 2 道 路 橋 りょうの 整 備 災 害 時 において 道 路 は 避 難 路 緊 急 物 資 の 輸 送 救 援 活 動 等 の 通 行 路 としての 機 能 ば かりでなく 地 震 時 における 火 災 の 延 焼 を 抑 制 する 機 能 や 風 水 害 時 の 家 屋 倒 壊 連 鎖 など 被 災 範 囲 の 拡 大 を 抑 制 する 機 能 等 も 持 ち 合 せている そのため 市 では 都 市 計 画 道 路 の 長 期 的 なインフラ 整 備 の 観 点 での 計 画 や 主 要 地 区 に おける 区 画 道 路 の 整 備 促 進 について 研 究 推 進 し 災 害 対 応 の 支 障 となる 狭 あい 道 路 等 の 解 消 に 努 める また 道 路 や 橋 りょうの 補 修 や 点 検 等 の 維 持 管 理 (アセットマネジメント)を 適 切 に 行 い 災 害 に 強 い 道 路 や 橋 りょうを 整 備 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 2 道 路 橋 りょうの 整 備 1 危 険 箇 所 の 調 査 2 道 路 の 整 備 等 3 防 災 道 路 の 構 築 4 橋 りょうの 整 備 1 危 険 箇 所 の 調 査 (1) 道 路 橋 りょうの 危 険 箇 所 を 把 握 するため 危 険 箇 所 を 適 宜 計 画 的 に 巡 視 する (2) 災 害 危 険 箇 所 に 変 化 が 見 られるときは 直 ちに 国 や 県 と 連 携 して 道 路 防 災 ドクタ ー 等 の 専 門 家 等 による 調 査 を 行 う 等 必 要 な 措 置 をとる (3) 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 災 害 危 険 箇 所 の 緊 急 調 査 を 行 い 市 本 部 又 は 関 係 機 関 に 緊 急 に 報 告 する 体 制 を 確 立 する 2 道 路 の 整 備 等 (1) 道 路 整 備 計 画 1 市 街 地 等 ア 都 市 計 画 道 路 事 業 の 推 進 に 努 める イ 生 活 道 路 に 対 する 適 切 な 維 持 管 理 と 計 画 的 な 整 備 を 進 めることで 狭 あい 道 路 等 の 解 消 に 努 める ウ 沿 道 緑 化 や 道 路 幅 員 の 確 保 等 に 努 め 避 難 路 としての 防 災 機 能 の 向 上 に 努 める 2 山 地 部 道 路 交 通 の 安 全 と 円 滑 な 運 行 の 確 保 を 図 るため 落 石 等 危 険 箇 所 や 岩 盤 崩 壊 危 険 箇 所 等 に 対 し 防 災 対 策 や 道 路 維 持 管 理 を 計 画 的 に 進 め 安 全 な 道 路 整 備 に 努 める 風 共 -4

61 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 3 防 災 道 路 の 構 築 都 市 計 画 道 路 の 整 備 を 推 進 していくことにより 災 害 発 生 時 における 道 路 交 通 の 確 保 や 地 震 時 の 市 街 地 での 火 災 による 延 焼 遮 断 効 果 を 図 りつつ 都 市 の 総 合 防 災 化 に 努 める (1) 都 市 計 画 道 路 都 市 計 画 道 路 を 整 備 する 場 合 には それぞれの 道 路 で 必 要 とされる 交 通 機 能 や 空 間 機 能 に 応 じた 幅 員 構 成 を 基 本 とし さらに 修 景 緑 化 ( 植 樹 帯 )などの 確 保 により 環 境 空 間 としての 整 備 の 促 進 を 図 り 都 市 防 災 対 策 の 一 環 として 整 備 に 努 める (2) 災 害 時 のための 緊 急 輸 送 道 路 や 安 全 な 避 難 空 間 として 整 備 を 進 める また 市 道 沿 道 の 建 築 物 については 耐 火 耐 震 建 築 物 として 建 設 促 進 を 指 導 していくことにより 風 水 害 や 高 潮 津 波 災 害 への 対 抗 性 も 含 めて 大 規 模 災 害 発 生 時 等 における 有 効 な 防 災 空 間 としての 機 能 を 高 めるように 研 究 に 努 める 4 橋 りょうの 整 備 橋 りょうの 整 備 に 当 たっては 日 頃 より 適 切 な 維 持 管 理 に 努 め 新 設 や 拡 幅 を 行 う 際 には 橋 りょう 基 礎 の 洗 掘 や 耐 震 性 等 に 十 分 配 慮 して 整 備 計 画 を 行 う また 既 設 の 橋 りょうで 老 朽 化 の 進 んでいるもの 耐 荷 力 の 不 足 するもの 及 び 出 水 期 に 流 失 等 のおそれがある 橋 りょうについては 定 期 的 な 巡 視 を 行 いつつ 通 行 規 制 に 関 する 検 討 や 維 持 補 修 ( 橋 脚 基 礎 の 強 化 等 )に 努 めていく 第 3 市 街 地 の 整 備 市 は 既 成 市 街 地 で 各 種 災 害 が 発 生 した 場 合 において 都 市 構 造 的 にぜい 弱 であると 考 えられる 地 域 に 対 して 建 築 物 の 構 造 強 化 や 耐 震 化 不 燃 化 等 の 促 進 等 を 行 い 道 路 公 園 等 の 公 共 施 設 の 整 備 充 実 を 図 るため 面 的 な 整 備 土 地 利 用 規 制 等 について 研 究 し 整 備 促 進 に 努 める [ 施 策 の 体 系 ] 第 3 市 街 地 の 整 備 1 市 街 地 の 面 的 整 備 2 住 宅 市 街 地 の 整 備 3 市 街 地 の 建 築 物 規 制 4 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 地 区 の 防 災 対 策 風 共 -5

62 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 1 市 街 地 の 面 的 整 備 既 成 市 街 地 で 面 的 な 整 備 を 推 進 し 建 築 物 の 耐 震 不 燃 化 と 道 路 公 園 ライフライ ン 等 の 公 共 施 設 の 整 備 を 図 る (1) 地 区 計 画 を 活 用 した 市 街 地 の 整 備 公 共 施 設 の 整 備 された 市 街 地 整 備 を 進 めるため 日 南 市 総 合 計 画 と 整 合 性 を 図 りつ つ 規 制 と 誘 導 によるまちづくり 推 進 手 法 である 地 区 計 画 制 度 を 活 用 する 等 して 災 害 に 強 い 公 共 施 設 が 整 備 された 市 街 地 整 備 を 推 進 する (2) 土 地 区 画 整 理 事 業 による 市 街 地 の 整 備 土 地 区 画 整 理 事 業 の 研 究 推 進 により 道 路 や 公 園 等 の 公 共 施 設 がバランスよく 整 備 された 市 街 地 を 整 備 し 風 水 害 や 地 震 災 害 に 強 いまちを 形 成 する (3) 市 街 地 再 開 発 事 業 による 市 街 地 の 整 備 市 街 地 再 開 発 事 業 の 実 施 により 市 街 地 の 土 地 の 合 理 的 かつ 健 全 に 高 度 利 用 と 都 市 機 能 の 更 新 を 推 進 し 災 害 に 強 いまちを 形 成 する 2 住 宅 市 街 地 の 整 備 既 成 市 街 地 において 漁 港 地 区 などの 木 造 住 宅 が 密 集 している 地 域 に 対 し 住 宅 市 街 地 総 合 整 備 事 業 密 集 住 宅 市 街 地 整 備 促 進 事 業 等 を 活 用 しつつ 防 災 まちづくりの 研 究 を 進 め 建 築 物 の 耐 震 不 燃 化 促 進 と 道 路 公 園 ライフライン 等 の 公 共 施 設 の 整 備 を 図 るように 努 める (1) 住 宅 市 街 地 総 合 整 備 事 業 住 宅 市 街 地 総 合 整 備 事 業 は 既 成 市 街 地 において 快 適 な 居 住 環 境 の 創 出 都 市 機 能 の 更 新 美 しい 市 街 地 景 観 の 形 成 等 を 図 るため 住 宅 等 の 整 備 公 共 施 設 の 整 備 等 を 総 合 的 に 実 施 する 事 業 である (2) 密 集 住 宅 市 街 地 整 備 促 進 事 業 密 集 住 宅 市 街 地 整 備 促 進 事 業 は 既 成 市 街 地 において 密 集 市 街 地 の 整 備 改 善 等 を 図 るため 住 宅 等 の 整 備 公 共 施 設 の 整 備 等 を 総 合 的 に 実 施 する 事 業 である (3) 町 並 み 環 境 整 備 事 業 町 並 み 環 境 整 備 事 業 は 生 活 道 路 等 の 地 区 施 設 が 未 整 備 で 住 宅 等 が 良 好 な 美 観 を 有 していないなど 住 環 境 の 整 備 改 善 を 必 要 とする 区 域 において 住 宅 地 区 施 設 等 の 整 備 改 善 を 行 うことにより 地 区 住 民 の 発 意 と 創 意 を 尊 重 したゆとりとうるおいの ある 住 宅 市 街 地 の 形 成 を 図 る 事 業 である 3 市 街 地 の 建 築 物 規 制 大 火 又 は 大 地 震 時 の 延 焼 火 災 に 備 え 密 集 住 宅 地 において 特 に 防 火 性 の 改 善 を 必 要 と する 地 域 については 準 防 火 地 域 を また 沿 道 型 や 漁 港 を 中 心 とした 湾 奥 狭 あい 地 に 形 成 されている 地 域 等 において 特 に 道 路 等 による 延 焼 遮 断 効 果 を 上 げる 必 要 があると 考 え 風 共 -6

63 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり られる 地 域 に 関 しては 防 火 地 域 の 指 定 について 地 域 特 性 等 を 踏 まえた 安 全 なまちづ くりの 一 環 として 研 究 検 討 を 進 める 4 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 地 区 の 防 災 対 策 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 地 区 について 市 民 の 合 意 形 成 と 地 区 の 景 観 の 保 全 整 備 を 図 り つつ 建 物 の 防 火 耐 震 改 修 等 を 促 進 し 消 火 器 防 火 水 槽 火 災 報 知 設 備 その 他 防 災 資 機 材 の 設 置 に 努 める また 自 主 防 災 体 制 の 充 実 強 化 を 図 るため 定 期 的 に 防 災 訓 練 や 広 報 等 を 実 施 していく 第 4 建 築 物 住 宅 の 安 全 対 策 地 震 台 風 等 による 建 築 物 の 倒 壊 等 の 災 害 や 火 災 の 延 焼 を 防 止 するため 建 築 物 の 耐 震 化 の 促 進 に 努 める [ 施 策 の 体 系 ] 第 4 建 築 物 住 宅 の 安 全 対 策 1 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 2 民 間 建 築 物 の 耐 震 化 3 重 要 施 設 の 耐 震 性 強 化 1 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 公 共 建 築 物 は 災 害 時 における 避 難 場 所 等 として 重 要 なだけでなく 応 急 活 動 や 復 旧 支 援 活 動 の 機 能 が 期 待 される このため 支 援 拠 点 として 機 能 を 果 たすよう 計 画 を 行 う (1) 災 害 時 において 防 災 拠 点 施 設 となる 市 庁 舎 や 避 難 場 所 等 となる 公 民 館 等 その 他 公 共 施 設 の 耐 震 診 断 を 継 続 的 に 実 施 し 耐 震 化 に 努 める (2) 庁 舎 等 の 防 災 拠 点 となる 施 設 については 耐 震 補 強 に 努 め 停 電 時 に 備 えて 必 要 最 低 限 の 非 常 用 電 源 の 確 保 に 努 める 2 民 間 建 築 物 の 耐 震 化 (1) 耐 震 診 断 の 推 進 風 水 害 や 地 震 から 人 命 を 守 るうえで 最 も 有 効 な 対 策 は 倒 壊 しない 住 宅 等 の 建 築 物 を 整 備 すること というのが 阪 神 淡 路 大 震 災 他 の 教 訓 である 昭 和 56 年 以 前 に 建 築 された 建 築 物 については 本 市 で 想 定 される 震 度 7の 地 震 が 発 生 した 場 合 には 倒 壊 する 危 険 性 が 極 め て 高 いことから 人 命 被 害 を 回 避 するうえで 耐 震 診 断 を 実 施 し 耐 震 化 を 行 うよう 啓 発 するこ とが 必 要 である 風 共 -7

64 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 市 は 市 民 に 対 して 住 宅 等 の 構 造 強 化 や 耐 震 性 向 上 の 重 要 性 について 啓 発 し 耐 震 改 修 の 促 進 を 図 る (2) 老 朽 建 築 物 について 揺 れにより 窓 ガラスや 外 装 材 等 が 落 下 し 歩 行 者 に 被 害 を 与 える 恐 れがあるため 落 下 防 止 措 置 の 必 要 性 を 啓 発 する (3) 地 震 発 生 時 に 家 具 等 の 転 倒 による 被 害 を 防 止 するため 住 民 に 対 し 家 具 類 の 安 全 対 策 に 関 する 知 識 の 普 及 を 図 る (4) 風 水 害 や 地 震 によって 塀 が 倒 れると 死 傷 者 が 出 るおそれがあるばかりでなく 発 災 後 の 避 難 や 救 助 消 火 活 動 にも 大 きな 支 障 が 生 じる 可 能 性 があり ブロック 塀 等 の 構 造 強 化 等 の 安 全 対 策 運 動 を 推 進 していく 3 重 要 施 設 の 耐 震 性 強 化 病 院 福 祉 施 設 共 同 住 宅 旅 館 等 の 不 特 定 多 数 が 使 用 する 民 間 の 特 殊 建 築 物 等 に 対 して 地 震 火 災 等 の 災 害 から 人 命 を 保 護 するため 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 必 要 な 改 善 を 要 請 する 第 5 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 土 石 流 危 険 渓 流 急 傾 斜 地 崩 壊 地 すべり 等 の 災 害 発 生 に 備 えると 共 に 災 害 を 未 然 に 防 ぐための 対 策 を 推 進 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 5 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 1 土 石 流 対 策 の 推 進 2 急 傾 斜 地 崩 壊 対 策 の 推 進 3 地 すべり 対 策 の 推 進 4 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 における 対 策 の 推 進 5 山 地 災 害 対 策 の 推 進 6 森 林 整 備 対 策 の 推 進 1 土 石 流 対 策 の 推 進 (1) 砂 防 事 業 の 推 進 集 中 豪 雨 による 土 石 流 等 の 災 害 から 人 家 人 命 を 守 るため 砂 防 事 業 を 推 進 する 1 荒 廃 山 腹 からの 崩 壊 土 砂 の 生 産 と 流 出 を 抑 制 するための 山 腹 工 事 2 上 流 山 地 より 流 出 する 土 砂 を 調 整 し 山 脚 の 固 定 や 浸 食 防 止 をはかる 砂 防 堰 堤 工 事 風 共 -8

65 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 3 渓 床 の 安 定 を 図 り 縦 横 断 浸 食 を 防 止 するための 床 固 工 事 流 路 工 や 護 岸 工 事 4 天 井 川 となった 河 川 の 切 り 下 げによる 洪 水 時 の 被 害 から 人 家 耕 地 を 守 る 護 岸 工 事 5 土 石 流 発 生 危 険 渓 流 における 総 合 土 石 流 対 策 6 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 における 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 土 砂 災 害 警 戒 区 域 の 指 定 並 びに 指 定 区 域 への 早 期 避 難 体 制 の 構 築 支 援 (ソフト 対 策 ) (2) 総 合 土 石 流 対 策 の 推 進 1 土 石 流 に 対 処 するための 砂 防 工 事 の 推 進 2 土 石 流 危 険 渓 流 の 周 知 3 警 戒 避 難 体 制 の 確 立 4 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 防 災 意 識 の 普 及 (3) 土 石 流 危 険 渓 流 の 警 戒 土 石 流 の 発 生 を 予 防 するため 砂 防 事 業 の 促 進 を 図 ると 共 に 行 政 住 民 一 体 となっ て 以 下 に 係 る 状 況 把 握 及 び 警 戒 に 当 たる 1 立 木 の 裂 ける 音 が 聞 こえる 場 合 や 巨 礫 の 流 れが 聞 こえる 場 合 2 渓 流 が 急 激 に 濁 りだした 場 合 や 流 木 等 が 混 じり 始 めた 場 合 3 降 雨 が 続 いているにもかかわらず 渓 流 の 水 位 が 急 に 減 少 し 始 めた 場 合 ( 上 流 に 崩 壊 が 発 生 し 渓 流 が 堰 止 められている 危 険 があるため) 4 渓 流 の 水 位 が 降 雨 量 の 減 少 にもかかわらず 依 然 低 下 しない 場 合 5 渓 流 付 近 の 斜 面 において 落 石 や 斜 面 崩 壊 が 生 じはじめた 場 合 や その 兆 候 が 出 は じめた 場 合 (4) 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 における 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 12 年 法 律 第 57 号 ) に 基 づき 土 砂 災 害 警 戒 区 域 に 指 定 された 地 区 については 防 災 マップ(ハ ザードマップ)を 配 布 して 土 石 流 の 危 険 性 を 周 知 すると 共 に 警 戒 雨 量 に 達 した 場 合 の 通 報 体 制 や 避 難 体 制 等 警 戒 避 難 体 制 を 整 備 する 土 石 流 危 険 渓 流 : 資 料 編 参 照 2 急 傾 斜 地 崩 壊 対 策 の 推 進 がけ 崩 れ 災 害 による 被 害 を 未 然 に 防 止 又 は 軽 減 するために 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 の 崩 壊 防 止 対 策 の 促 進 に 努 めると 共 に がけ 崩 れ 災 害 から 人 命 を 保 護 するため 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 を 図 る (1) 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 工 事 の 着 実 な 実 施 危 険 度 重 要 度 の 高 い 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 を 中 心 として 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 工 事 を 実 施 し 市 域 の 保 全 を 図 る また 防 災 拠 点 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 避 難 路 の 保 全 に 配 慮 する 風 共 -9

66 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり (2) 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 における 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 土 砂 災 害 警 戒 区 域 に 指 定 された 地 区 については 防 災 マップ(ハザードマップ)を 配 布 し てがけ 崩 れの 危 険 性 を 周 知 すると 共 に 警 戒 雨 量 に 達 した 場 合 の 通 報 体 制 や 避 難 体 制 等 警 戒 避 難 体 制 を 整 備 する (3) 急 傾 斜 地 の 周 知 平 素 から 危 険 急 傾 斜 地 に 関 する 資 料 等 について がけ 崩 れによる 被 害 のおそれの ある 住 民 に 対 して 提 供 することにより 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 の 周 知 徹 底 と 防 災 知 識 の 普 及 に 努 める (4) 災 害 危 険 箇 所 の 巡 視 等 1 急 傾 斜 地 危 険 箇 所 を 把 握 するため 適 宜 危 険 箇 所 を 巡 視 する 2 災 害 危 険 箇 所 に 変 化 が 見 られるときは 直 ちに 専 門 家 等 による 調 査 の 実 施 等 の 必 要 な 措 置 を 講 じるものとする 3 大 規 模 地 震 が 発 生 した 場 合 災 害 危 険 箇 所 の 緊 急 調 査 を 行 い 市 本 部 又 は 関 係 機 関 に 緊 急 報 告 する 体 制 を 確 立 する 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 : 資 料 編 参 照 3 地 すべり 対 策 の 推 進 地 すべりによる 被 害 を 除 去 し 又 は 軽 減 するため 地 すべり 防 止 対 策 を 推 進 すると 共 に 緊 急 時 における 警 戒 避 難 体 制 を 確 立 し 住 民 の 安 全 確 保 を 図 る (1) 避 難 体 制 の 確 立 地 すべり 被 害 のおそれのある 地 区 ごとに 避 難 体 制 を 確 立 する 避 難 方 法 について 平 常 時 から 住 民 に 周 知 すると 共 に 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 については 地 すべり 等 によ って 被 害 を 受 けるおそれのない 場 所 で 人 家 等 からできる 限 り 近 距 離 にあること 等 を 考 慮 して 適 切 な 場 所 に 設 置 する 地 すべり 危 険 箇 所 : 資 料 編 参 照 4 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 における 対 策 の 推 進 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 における 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 に 関 する 法 律 第 7 条 の 規 定 に 基 づき 知 事 により 警 戒 区 域 の 指 定 を 受 けた 区 域 については 土 砂 災 害 警 戒 区 域 にお ける 警 戒 避 難 対 策 を 確 立 し 地 域 住 民 の 安 全 を 確 保 する 必 要 がある よって 土 砂 災 害 危 険 区 域 に 居 住 する 住 民 に 対 する 防 災 マップ( 土 砂 災 害 ハザードマップ)の 配 布 土 砂 災 害 危 険 区 域 土 砂 災 害 に 関 する 情 報 及 びその 発 令 基 準 伝 達 方 法 避 難 場 所 等 の 周 知 を 推 進 する また 土 砂 災 害 警 戒 区 域 内 にある 特 に 防 災 上 の 配 慮 を 要 する 者 が 利 用 する 施 設 につい ては 土 砂 災 害 に 関 する 情 報 を 周 知 させる 体 制 を 整 備 する なお 災 害 防 止 の 観 点 から 森 林 法 により 土 砂 流 出 防 備 のため 保 安 林 として 指 定 され ている 区 域 降 水 や 出 水 によるがけ 崩 れや 水 害 等 の 被 害 が 想 定 される 区 域 土 砂 災 害 防 止 法 に 基 づき 土 砂 災 害 特 別 警 戒 区 域 に 指 定 された 区 域 等 については 開 発 を 抑 制 する 風 共 -10

67 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり (1) 土 砂 災 害 警 戒 情 報 等 の 伝 達 方 法 土 砂 災 害 警 戒 区 域 内 にある 自 治 会 及 び 要 配 慮 者 施 設 については 土 砂 災 害 警 戒 情 報 及 び 雨 量 等 の 情 報 を 市 から 各 自 治 会 責 任 者 及 び 要 配 慮 者 施 設 管 理 者 に 伝 達 する 体 制 を 確 立 し 地 域 住 民 及 び 要 配 慮 者 の 迅 速 な 避 難 を 確 保 する ( 防 災 行 政 無 線 防 災 気 象 メ ールにちなん 及 び 緊 急 速 報 メール 電 話 連 絡 網 の 整 備 ) (2) 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 土 砂 災 害 警 戒 区 域 にある 自 治 会 の 土 砂 災 害 時 における 緊 急 避 難 場 所 ( 当 該 避 難 場 所 が 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 にある 場 合 は 最 寄 りの 安 全 な 避 難 場 所 )をあらかじめ 指 定 し 周 知 することにより 緊 急 時 における 円 滑 な 避 難 を 確 保 する なお 避 難 路 及 び 避 難 誘 導 体 制 については 自 治 会 ごとに 順 次 定 める (3) 防 災 マップ(ハザードマップ)の 配 布 土 砂 災 害 警 戒 区 域 内 の 住 民 及 び 要 配 慮 者 施 設 の 管 理 者 等 に 対 し 土 砂 災 害 警 戒 区 域 を 示 したハザードマップを 配 布 し 土 砂 災 害 に 対 する 危 険 性 の 啓 発 に 努 める 土 砂 災 害 警 戒 区 域 : 資 料 編 参 照 要 配 慮 者 施 設 一 覧 : 資 料 編 参 照 5 山 地 災 害 対 策 の 推 進 (1) 治 山 事 業 山 地 災 害 を 防 止 するため 保 安 林 を 対 象 として 山 地 崩 壊 地 及 び 崩 壊 危 険 箇 所 等 に おいて 復 旧 治 山 や 予 防 治 山 事 業 等 により 治 山 施 設 の 整 備 を 進 めると 共 に 森 林 の 維 持 造 成 を 図 るため 防 災 林 造 成 や 保 安 林 改 良 事 業 等 を 実 施 する (2) 災 害 危 険 箇 所 調 査 災 害 危 険 箇 所 を 定 期 的 に 調 査 及 びパトロールを 実 施 し 地 震 又 は 地 盤 災 害 が 発 生 し たときは 緊 急 調 査 等 を 行 う 6 森 林 整 備 対 策 の 推 進 森 林 のもつ 土 砂 流 出 防 止 や 水 源 かん 養 等 の 機 能 の 発 揮 によって 山 地 渓 流 の 荒 廃 洪 水 の 防 止 市 土 の 保 全 森 林 の 保 続 培 養 等 を 図 るため 森 林 整 備 事 業 を 推 進 し 保 育 及 び 間 伐 等 を 適 正 かつ 計 画 的 に 実 施 すると 共 に 皆 伐 後 の 再 造 林 を 促 進 する 風 共 -11

68 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 第 6 海 岸 河 川 ため 池 の 整 備 と 管 理 台 風 集 中 豪 雨 等 による 水 害 高 潮 高 波 等 の 災 害 発 生 に 備 えると 共 に 災 害 を 未 然 に 防 ぐための 対 策 を 推 進 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 6 海 岸 河 川 ため 池 の 整 備 と 管 理 1 海 岸 保 全 対 策 の 推 進 2 河 川 防 災 対 策 の 推 進 3 ため 池 保 全 対 策 の 推 進 1 海 岸 保 全 対 策 の 推 進 本 市 の 海 岸 は 南 北 に 長 く 全 国 有 数 のリアス 式 海 岸 で 日 南 海 岸 国 定 公 園 の 指 定 を 受 け ているが 広 渡 川 などの 河 川 の 河 口 部 油 津 港 などの 港 湾 周 辺 は 高 潮 や 津 波 の 危 険 性 がある 特 に 集 落 のある 入 江 は 地 形 的 に 波 高 が 高 くなりやすく 海 岸 や 河 口 に 近 い 平 地 では 高 潮 の 危 険 性 が 大 きい また 切 り 立 ったがけとなっている 箇 所 では 岩 石 の 風 化 等 に より 落 石 の 危 険 性 もある よって 県 と 連 携 し 高 潮 波 浪 及 び 地 震 津 波 による 被 害 を 防 止 する 事 業 の 推 進 を 図 る 高 波 高 潮 波 浪 等 からの 防 護 海 岸 環 境 の 保 全 適 切 な 海 浜 利 用 を 柱 として 海 岸 の 整 備 保 全 を 推 進 する 海 岸 保 全 区 域 : 資 料 編 参 照 2 河 川 防 災 対 策 の 推 進 本 市 の 河 川 は 広 渡 川 水 系 広 渡 川 及 び 酒 谷 川 細 田 川 水 系 細 田 川 及 び 南 郷 川 潟 上 川 隈 谷 川 贄 波 川 及 びその 支 流 で 構 成 されており 蛇 行 が 激 しいもの 河 積 が 狭 小 なもの 流 路 延 長 が 短 く 急 しゅんなものなど 豪 雨 時 には 堤 防 の 決 壊 や 河 川 のはん 濫 による 洪 水 の 危 険 性 が 高 い 河 川 が 多 い これらの 河 川 の 安 全 性 の 向 上 を 図 ると 共 に 水 防 資 機 材 の 点 検 整 備 等 を 行 い 安 全 の 確 保 に 努 める (1) 河 川 改 修 の 要 請 台 風 や 集 中 豪 雨 による 浸 水 被 害 が 頻 発 していることから 未 改 修 河 川 を 含 めて 河 川 改 修 の 促 進 について 県 へ 要 請 する (2) 危 険 箇 所 の 周 知 と 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 水 防 法 第 15 条 に 基 づき 指 定 された 浸 水 想 定 区 域 における 警 戒 避 難 対 策 を 以 下 のとお りとし 地 域 住 民 の 安 全 な 避 難 を 確 保 する また 防 災 マップ(ハザードマップ)の 配 布 により 住 民 に 対 し 危 険 箇 所 洪 水 予 報 の 伝 達 方 法 避 難 場 所 等 の 周 知 を 徹 底 す る 風 共 -12

69 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり なお 浸 水 想 定 区 域 内 にある 特 に 防 災 上 の 配 慮 を 要 する 者 が 利 用 する 施 設 について は 浸 水 被 害 に 関 する 情 報 を 早 期 に 周 知 させる 体 制 を 整 備 する 1 洪 水 予 報 等 の 伝 達 方 法 浸 水 想 定 区 域 内 にある 自 治 会 及 び 要 配 慮 者 施 設 については 洪 水 予 報 をはじめ 雨 量 や 水 位 等 の 情 報 を 市 から 各 自 治 会 責 任 者 及 び 要 配 慮 者 施 設 の 管 理 者 に 早 期 に 伝 達 する 体 制 を 整 備 し 地 域 住 民 及 び 要 配 慮 者 の 迅 速 で 安 全 な 避 難 を 確 保 する ( 市 ホー ムぺージ 日 南 市 緊 急 情 報 伝 達 システム 防 災 行 政 無 線 防 災 気 象 メールにちなん 又 はファックス 等 の 活 用 ) 2 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 浸 水 想 定 区 域 内 にある 自 治 会 の 風 水 害 時 における 避 難 場 所 等 ( 当 該 避 難 場 所 が 浸 水 想 定 区 域 にある 場 合 には 最 寄 りの 安 全 な 避 難 場 所 )をあらかじめ 指 定 し 周 知 す ることにより 緊 急 時 における 円 滑 な 避 難 を 確 保 する なお 避 難 経 路 及 び 避 難 誘 導 体 制 については 自 治 会 ごとに 順 次 定 める 3 防 災 マップ(ハザードマップ)の 配 布 浸 水 想 定 区 域 の 住 民 及 び 要 配 慮 者 施 設 の 管 理 者 等 に 対 し 浸 水 する 区 域 や 水 深 を 示 した 防 災 マップ(ハザードマップ)を 配 布 し 浸 水 被 害 についての 危 険 性 の 啓 発 に 努 める ハザードマップ ハザードマップ( 洪 水 浸 水 予 想 区 域 ): 資 料 編 参 照 水 防 区 域 : 資 料 編 参 照 要 配 慮 者 施 設 一 覧 : 資 料 編 参 照 3 ため 池 保 全 対 策 の 推 進 市 域 においては 農 業 用 水 の 確 保 のため ため 池 が 各 所 にあるが そのほとんどが 築 造 された 年 代 が 古 く 年 々 老 朽 化 する 傾 向 にあり 近 年 の 兼 業 化 による 管 理 体 制 の 弱 体 化 等 によって 漏 水 拡 大 による 破 堤 等 の 危 険 にさらされるため 池 が 見 受 けられる ひとたび ため 池 決 壊 等 の 事 態 となれば その 被 害 は 農 業 関 係 だけでなく 下 流 域 の 人 命 住 宅 公 共 施 設 など 広 範 に 及 ぶ このため 危 険 性 の 高 いため 池 については 順 次 改 修 補 強 事 業 実 施 に 努 め 維 持 管 理 及 び 保 全 指 導 等 の 徹 底 強 化 を 期 し 災 害 発 生 の 未 然 防 止 を 図 る (1) 改 修 工 事 老 朽 ため 池 の 改 修 については 防 災 上 の 必 要 性 から 早 期 改 修 を 積 極 的 に 推 進 する 必 要 があり 国 県 補 助 事 業 ため 池 等 整 備 事 業 等 で 実 施 を 推 進 する (2) 施 設 の 維 持 管 理 1 巡 視 点 検 による 異 常 の 早 期 発 見 と 緊 急 避 難 体 制 2 草 刈 りの 励 行 3 斜 樋 底 樋 の 排 水 体 制 の 点 検 整 備 4 堤 体 の 応 急 補 強 風 共 -13

70 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 5 余 水 吐 及 び 下 流 放 水 路 障 害 物 の 除 去 6 不 用 貯 水 の 排 除 及 び 事 前 放 流 危 険 ため 池 一 覧 : 資 料 編 参 照 第 7 ライフライン 施 設 の 整 備 市 は 関 係 機 関 と 連 携 しつつ 上 下 水 道 を 始 めとして 電 気 ガス 通 信 などのライ フライン 施 設 の 耐 災 性 及 び 代 替 性 を 確 保 し 災 害 に 強 いライフラインづくりを 推 進 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 7 ライフライン 施 設 の 整 備 1 水 道 施 設 の 整 備 2 下 水 道 施 設 の 整 備 3 廃 棄 物 処 理 施 設 の 整 備 4 電 力 施 設 の 整 備 5 プロパンガス 施 設 の 整 備 6 通 信 施 設 の 整 備 1 水 道 施 設 の 整 備 市 は 水 道 施 設 の 耐 震 化 を 図 り 災 害 による 給 配 水 施 設 の 被 害 軽 減 と 飲 料 水 確 保 を 図 るため 日 頃 から 導 水 管 浄 水 施 設 送 水 管 幹 線 配 水 管 等 の 水 道 施 設 を 整 備 点 検 し 円 滑 な 給 配 水 に 努 める なお 災 害 による 水 道 諸 施 設 の 被 害 の 実 態 に 応 じて 適 切 な 送 水 が 行 えるよう あるい は 甚 大 な 被 害 を 受 けて 一 時 的 に 送 水 不 可 能 になった 場 合 においても 迅 速 な 応 急 処 置 による 給 水 が 可 能 となるよう 応 急 給 水 施 設 及 び 応 急 給 水 資 機 材 の 整 備 を 図 る (1) 浄 水 場 配 水 池 管 路 消 火 栓 等 の 主 要 施 設 の 点 検 と 補 修 改 良 に 努 める (2) 老 朽 管 の 布 設 替 えを 可 能 な 限 り 推 進 し 管 路 の 耐 震 性 の 向 上 に 努 める (3) 各 配 水 系 統 間 の 相 互 連 絡 を 図 る (4) 配 管 水 質 機 械 電 気 等 の 技 術 者 及 び 配 管 給 水 装 置 等 の 作 業 員 の 確 保 を 図 る (5) 復 旧 用 資 機 材 の 備 蓄 を 図 る (6) 水 道 台 帳 や 管 路 網 図 等 の 図 面 について 電 子 化 等 を 含 めた 整 備 を 推 進 していく (7) 応 急 給 水 体 制 の 整 備 を 図 る (8) 緊 急 措 置 訓 練 を 実 施 する (9) 市 民 による 応 急 給 水 体 制 の 育 成 を 図 る 風 共 -14

71 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり (10) 緊 急 時 の 飲 料 水 供 給 施 設 の 整 備 ( 既 存 の 耐 震 性 貯 水 槽 等 の 活 用 ポリタンクの 備 蓄 等 )を 図 る 2 下 水 道 施 設 の 整 備 下 水 道 施 設 は 市 民 の 安 全 で 衛 生 的 な 生 活 に 欠 かせないものである 市 は 災 害 による 被 害 を 最 小 限 にとどめるため 災 害 に 強 い 下 水 道 施 設 の 整 備 に 努 めると 共 に 災 害 時 の 応 急 体 制 を 整 備 する (1) ポンプ 場 及 び 処 理 場 の 整 備 1 ポンプ 場 及 び 処 理 場 施 設 の 耐 震 化 施 設 のネットワーク 化 を 推 進 していく 2 停 電 に 備 え 発 電 機 の 調 達 燃 料 の 確 保 を 推 進 していく (2) 管 路 施 設 の 整 備 面 的 に 広 がる 管 路 施 設 は 災 害 により 閉 塞 陥 没 等 の 被 害 が 生 じやすいため 日 頃 の 点 検 等 による 異 常 の 早 期 発 見 と 補 修 災 害 復 旧 対 策 に 重 点 をおく (3) 資 機 材 の 備 蓄 災 害 により 被 災 した 下 水 道 施 設 を 迅 速 に 応 急 復 旧 ができるよう 復 旧 資 機 材 の 備 蓄 に 努 める (4) 緊 急 時 措 置 訓 練 の 実 施 緊 急 時 措 置 の 迅 速 確 実 な 実 施 を 図 るため 災 害 発 生 を 想 定 して 情 報 収 集 及 び 伝 達 応 急 処 置 等 を 含 んだ 訓 練 実 施 に 努 める 3 廃 棄 物 処 理 施 設 の 整 備 廃 棄 物 処 理 施 設 は 災 害 時 に 発 生 する 大 量 のごみやがれきを 処 理 する 施 設 として 重 要 である 市 は 一 般 廃 棄 物 処 理 施 設 の 整 備 並 びに 災 害 時 収 集 処 理 の 応 急 体 制 を 整 備 す ることにより 廃 棄 物 処 理 に 係 る 防 災 体 制 の 確 立 を 図 る (1) 一 般 廃 棄 物 処 理 施 設 に 関 する 防 災 機 能 の 整 備 1 一 般 廃 棄 物 処 理 施 設 の 耐 震 化 不 燃 堅 ろう 化 2 非 常 用 自 家 発 電 設 備 の 整 備 (2) 廃 棄 物 処 理 に 係 る 災 害 時 応 急 体 制 の 整 備 1 災 害 時 に 必 要 な 仮 設 トイレの 確 保 2 消 毒 剤 や 消 臭 剤 の 備 蓄 並 びに 迅 速 な 調 達 体 制 の 整 備 3 一 般 廃 棄 物 処 理 施 設 の 補 修 に 必 要 な 資 機 材 の 備 蓄 4 収 集 車 両 や 機 器 等 の 整 備 5 災 害 時 における 廃 棄 物 等 の 一 時 保 管 場 所 用 地 の 確 保 6 災 害 時 におけるごみ し 尿 収 集 処 分 計 画 の 作 成 し 尿 処 理 施 設 : 資 料 編 参 照 ごみ 処 理 粗 大 ゴミ 不 燃 物 処 理 施 設 : 資 料 編 参 照 風 共 -15

72 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 4 電 力 施 設 の 整 備 ( 九 州 電 力 株 式 会 社 ) 電 力 供 給 施 設 は 市 民 が 日 常 の 生 活 を 営 む 上 で 欠 くことのできない 施 設 である このため 九 州 電 力 株 式 会 社 は 電 力 供 給 施 設 の 耐 震 化 等 を 進 め 災 害 による 被 害 を 最 小 限 にとどめるよう 災 害 予 防 対 策 を 推 進 する また 大 地 震 発 生 時 の 同 時 多 発 火 災 を 防 ぐため 家 庭 での 防 災 対 策 について 啓 発 活 動 を 実 施 する (1) 電 気 設 備 の 災 害 予 防 電 気 設 備 の 被 害 を 軽 減 し 安 定 した 供 給 電 力 の 確 保 を 図 るため 台 風 洪 水 雷 雪 害 地 震 等 別 に 災 害 予 防 対 策 を 実 施 する 1 風 水 害 対 策 2 雷 害 対 策 3 雪 害 対 策 4 地 震 対 策 5 通 信 設 備 対 策 6 電 気 施 設 予 防 点 検 (2) 災 害 対 策 用 資 材 の 確 保 並 びに 輸 送 力 の 確 保 体 制 の 確 立 1 所 要 資 材 需 給 計 画 の 策 定 2 在 庫 流 用 を 含 む 調 達 保 有 3 輸 送 計 画 の 策 定 4 運 搬 業 者 及 び 道 路 状 況 の 把 握 (3) 防 災 意 識 の 高 揚 及 び 訓 練 職 員 の 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 り 災 害 対 策 を 円 滑 に 推 進 するため 時 宜 に 応 じた 訓 練 を 実 施 する 5 プロパンガス 施 設 の 整 備 ( 県 LPガス 協 会 日 南 支 部 ) 災 害 時 のガス 洩 れ 事 故 等 の 発 生 を 予 防 すると 共 に 災 害 によるガス 洩 れ 事 故 が 発 生 し た 場 合 の 対 策 及 び 情 報 収 集 伝 達 体 制 の 強 化 を 図 るため ガス 施 設 管 理 者 は 以 下 の 災 害 予 防 対 策 を 実 施 する (1) プロパンガスの 転 倒 防 止 (2) マイコンメータ 設 置 指 導 (3) 事 業 者 による 災 害 応 急 対 策 の 体 制 整 備 (4) 広 報 (5) 非 常 参 集 訓 練 (6) 応 急 配 給 体 制 市 は 災 害 時 のプロパンガス 供 給 について 県 LPガス 協 会 日 南 支 部 に 避 難 場 所 等 防 災 関 係 施 設 への 優 先 的 な 供 給 を 行 うようあらかじめ 協 議 しておく 風 共 -16

73 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 災 害 に 強 いまちづくり 6 通 信 施 設 の 整 備 ( 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 ) 電 話 等 電 気 通 信 施 設 は 災 害 時 の 迅 速 かつ 的 確 な 情 報 の 収 集 伝 達 並 びにパニックの 発 生 防 止 及 び 防 災 関 係 機 関 の 応 急 対 策 に 大 きな 役 割 を 果 たす このため 電 話 等 電 気 通 信 施 設 の 耐 震 化 を 図 ると 共 に 施 設 が 被 災 した 場 合 においても 応 急 の 通 信 が 確 保 でき るようバックアップ 通 信 施 設 の 整 備 を 図 るよう 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 は 以 下 の 災 害 予 防 対 策 を 実 施 する (1) 電 気 通 信 施 設 の 整 備 1 電 気 通 信 設 備 等 に 対 する 防 災 設 計 2 通 信 網 の 整 備 (2) 災 害 対 策 用 機 器 及 び 車 両 の 配 備 災 害 発 生 時 において 通 信 を 確 保 し 又 は 災 害 を 迅 速 に 復 旧 するため 予 め 保 管 場 所 及 び 数 量 を 指 定 して 応 急 対 策 用 の 機 器 機 材 及 び 車 両 等 を 配 備 する (3) 災 害 時 措 置 計 画 の 作 成 災 害 時 等 において 通 信 不 能 地 域 をなくし 又 は 重 要 通 信 の 確 保 を 図 るため 伝 送 措 置 交 換 措 置 及 び 運 用 措 置 に 関 する 措 置 計 画 を 作 成 しておくものとする (4) 防 災 用 資 材 及 び 物 資 の 備 蓄 と 移 送 計 画 1 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 を 実 施 するため 緊 急 に 必 要 となる 資 材 及 び 物 資 につ いて あらかじめその 品 名 及 び 数 量 を 定 め 保 管 場 所 を 指 定 し 備 蓄 するように 努 め る 2 災 害 が 発 生 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 災 害 対 策 用 機 器 資 材 及 び 物 資 等 の 輸 送 を 円 滑 に 行 うため 必 要 に 応 じ あらかじめ 輸 送 ルート 確 保 すべき 車 両 の 種 類 及 び 数 量 並 びに 社 外 に 輸 送 を 依 頼 する 場 合 の 連 絡 方 法 等 の 輸 送 計 画 を 定 めておく 風 共 -17

74 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 関 係 課 総 務 課 建 設 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 総 合 戦 略 課 財 務 課 地 域 振 興 課 福 祉 課 長 寿 課 こども 課 健 康 増 進 課 農 政 課 水 道 課 建 築 住 宅 課 学 校 教 育 課 市 立 中 部 病 院 その 他 全 課 第 1 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 市 は 災 害 が 発 生 した 場 合 に 備 え 災 害 応 急 対 策 の 迅 速 かつ 的 確 な 実 施 に 必 要 となる 災 害 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 についてあらかじめ 確 立 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 1 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 1 情 報 収 集 体 制 の 整 備 (1) 気 象 予 警 報 (2) 雨 量 情 報 水 位 情 報 (3) 地 震 ( 津 波 ) 高 潮 情 報 (4) 被 害 情 報 2 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 (1) 災 害 情 報 の 伝 達 (2) 県 及 び 防 災 関 係 機 関 (3) 市 民 (4) 災 害 危 険 区 域 の 住 民 (5) 要 配 慮 者 (6) 外 国 人 (7) 観 光 客 等 (8) 情 報 伝 達 系 統 1 情 報 収 集 体 制 の 整 備 災 害 時 における 情 報 収 集 については 情 報 の 入 手 漏 れを 回 避 するため 複 数 経 路 での 収 集 方 法 を 確 保 する 風 共 -18

75 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 (1) 気 象 予 警 報 気 象 予 警 報 については 宮 崎 地 方 気 象 台 が 発 表 した 情 報 を 県 及 び 気 象 庁 の 防 災 情 報 システム 等 により 収 集 する なお 情 報 収 集 の 漏 れを 回 避 するため テレビやインターネット 等 による 情 報 確 認 隣 接 市 町 の 防 災 部 署 への 確 認 等 を 併 せて 実 施 する (2) 雨 量 情 報 水 位 情 報 雨 量 及 び 水 位 情 報 については 各 観 測 所 のデータを 入 手 すると 共 に 広 渡 川 等 の 水 位 情 報 洪 水 予 警 報 を 県 及 び 気 象 庁 の 防 災 情 報 システム 等 により 収 集 する また イ ンターネットでリアルタイムの 雨 量 水 位 情 報 等 を 併 せて 確 認 する (3) 地 震 ( 津 波 ) 高 潮 情 報 地 震 ( 津 波 ) 高 潮 情 報 については 宮 崎 地 方 気 象 台 が 発 表 した 情 報 を 県 及 び 気 象 庁 の 防 災 情 報 システム 等 により 収 集 する なお 情 報 収 集 の 漏 れを 回 避 するため テレビ インターネット 等 による 情 報 確 認 等 を 併 せて 実 施 する (4) 被 害 情 報 被 害 情 報 については 市 職 員 消 防 団 や 市 民 からの 情 報 収 集 及 び 被 害 調 査 を 基 本 とす る 2 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 災 害 時 における 情 報 伝 達 については 情 報 の 伝 達 漏 れを 回 避 するため 伝 達 ルートの 多 重 化 を 図 る (1) 災 害 情 報 の 伝 達 災 害 時 における 情 報 伝 達 は 以 下 の6つを 基 本 とする 1 県 及 び 防 災 関 係 機 関 への 情 報 伝 達 県 及 び 防 災 関 係 機 関 への 情 報 伝 達 については 県 防 災 情 報 システムで 行 う 2 市 民 への 情 報 伝 達 市 民 への 情 報 伝 達 については 情 報 の 伝 達 漏 れを 回 避 するため 以 下 の 方 法 で 実 施 する ア 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 )による 情 報 伝 達 ( 有 線 電 話 や 携 帯 電 話 ) イ 広 報 車 による 情 報 伝 達 (あらかじめ 広 報 文 を 作 成 する) ウ テレビ ラジオ(NHK 宮 崎 放 送 局 等 )に 情 報 伝 達 依 頼 ( 放 送 依 頼 ) エ インターネット 携 帯 電 話 による 情 報 伝 達 ( 市 ホームページ 防 災 気 象 メール にちなん 等 ) オ 同 報 系 防 災 行 政 無 線 による 情 報 伝 達 カ 防 災 ラジオ キ サイレン 風 共 -19

76 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 3 災 害 危 険 区 域 住 民 への 情 報 伝 達 災 害 危 険 区 域 の 住 民 への 情 報 伝 達 については 市 職 員 による 電 話 等 の 情 報 伝 達 を 実 施 する 4 要 配 慮 者 への 情 報 伝 達 ア 要 配 慮 者 への 情 報 伝 達 については 市 民 への 情 報 伝 達 に 加 え 避 難 支 援 等 関 係 者 及 び 介 護 保 険 事 業 者 による 情 報 伝 達 を 実 施 する イ 電 気 などのライフラインがストップした 場 合 でも 情 報 支 援 が 必 要 な 要 配 慮 者 に 対 して 必 要 情 報 が 伝 達 できる 手 段 を 構 築 する 5 外 国 人 への 情 報 伝 達 6 観 光 客 等 への 情 報 伝 達 日 南 市 防 災 行 政 無 線 設 置 場 所 一 覧 : 資 料 編 参 照 水 防 信 号 : 資 料 編 参 照 (2) 情 報 伝 達 系 統 風 水 害 時 における 情 報 伝 達 系 統 ( 連 絡 網 )をあらかじめ 作 成 し 情 報 伝 達 の 万 全 を 期 す 1 風 水 害 時 における 自 治 会 への 伝 達 系 統 2 災 害 危 険 区 域 ( 水 害 及 び 土 砂 災 害 ) 住 民 への 情 報 伝 達 系 統 3 要 配 慮 者 及 び 避 難 支 援 等 関 係 者 への 情 報 伝 達 系 統 第 2 活 動 体 制 の 整 備 災 害 対 策 の 総 合 的 かつ 円 滑 な 実 施 を 図 るため 市 は 活 動 体 制 を 整 備 し 県 及 び 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 災 害 対 策 に 万 全 を 期 す [ 施 策 の 体 系 ] 第 2 活 動 体 制 の 整 備 1 日 南 市 防 災 会 議 の 設 置 2 日 南 市 災 害 対 策 本 部 の 設 置 3 受 援 体 制 の 整 備 1 日 南 市 防 災 会 議 の 設 置 市 は 防 災 会 議 を 設 置 し 市 地 域 防 災 計 画 を 作 成 し それに 基 づき 県 及 び 防 災 関 係 機 関 との 協 力 体 制 の 整 備 を 図 るものとする 災 害 対 策 基 本 法 により 定 められている 国 県 及 び 市 の 防 災 会 議 と 防 災 計 画 の 体 系 につ いては 次 のとおりである 風 共 -20

77 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 国 中 央 防 災 会 議 防 災 基 本 計 画 県 県 防 災 会 議 県 地 域 防 災 計 画 市 市 防 災 会 議 市 地 域 防 災 計 画 市 は 災 害 対 策 基 本 法 第 16 条 に 基 づき 日 南 市 防 災 会 議 を 設 置 し 地 域 防 災 計 画 の 作 成 及 びその 実 施 促 進 等 を 行 う 日 南 市 防 災 会 議 条 例 : 資 料 編 参 照 日 南 市 防 災 会 議 運 営 要 領 : 資 料 編 参 照 2 日 南 市 災 害 対 策 本 部 の 設 置 市 は 地 域 防 災 計 画 に 基 づき 職 員 の 参 集 応 急 対 策 活 動 を 迅 速 かつ 的 確 に 行 えるよ う 職 員 へ 周 知 する また 本 部 の 運 営 マニュアルを 作 成 するとともに 事 務 分 掌 に 基 づく 各 部 等 の 災 害 対 応 マニュアルを 作 成 し 職 員 に 周 知 徹 底 する (1) 設 置 の 根 拠 災 害 対 策 基 本 法 第 23 条 (2) 所 掌 事 務 地 域 防 災 計 画 の 定 めによる 市 の 区 域 の 災 害 予 防 及 び 災 害 応 急 対 策 の 実 施 (3) 組 織 本 編 第 2 章 第 1 節 第 1 災 害 対 策 組 織 計 画 に 記 載 3 受 援 体 制 の 整 備 市 は 南 海 トラフ 地 震 による 巨 大 な 津 波 で 甚 大 な 被 害 を 受 けた 場 合 を 想 定 し 応 援 の 受 入 窓 口 として 受 援 本 部 を 設 置 する そのため 支 援 可 能 な 自 治 体 との 間 で 受 援 内 容 等 について 協 定 を 締 結 し 以 下 の 取 組 を 行 う (1) 災 害 対 策 業 務 の 標 準 化 共 通 化 過 去 の 被 災 地 における 教 訓 等 を 生 かし 被 災 台 帳 の 作 成 やり 災 証 明 書 の 発 行 等 の 応 急 対 策 時 に 膨 大 に 発 生 する 業 務 を 標 準 化 共 通 化 し マニュアル 等 を 整 備 する (2) 教 育 訓 練 1 防 災 研 修 所 属 での 研 修 では 災 害 危 機 に 対 する 市 職 員 としての 心 構 えや 責 務 災 害 時 に とるべき 対 応 市 の 受 援 体 制 などを 確 認 する 2 図 上 訓 練 図 上 訓 練 では 災 害 時 に 行 うべき 業 務 のうち 受 援 する 業 務 について 検 証 を 行 い 業 務 フローやマニュアルの 確 認 や 見 直 しを 行 う 風 共 -21

78 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 3 共 同 での 防 災 訓 練 支 援 する 自 治 体 と 支 援 される 自 治 体 である 日 南 市 それぞれの 防 災 訓 練 において 避 難 所 訓 練 やボランティア 受 入 物 資 搬 送 など 関 係 機 関 と 連 携 した 訓 練 等 テーマを 決 めて 実 施 する 自 衛 隊 などが 実 施 する 大 規 模 な 訓 練 においても 積 極 的 に 参 加 し 後 方 支 援 として 関 係 部 隊 の 受 入 等 訓 練 などを 実 施 する 4 県 が 実 施 する 総 合 防 災 訓 練 での 検 証 県 が 実 施 する 総 合 防 災 訓 練 に 参 加 し それぞれの 連 携 を 確 認 するとともに 県 と の 調 整 についても 検 証 を 行 う 第 3 救 急 救 助 及 び 消 火 活 動 体 制 の 整 備 災 害 時 における 負 傷 者 等 の 救 急 救 助 活 動 に 万 全 を 期 すため 消 防 本 部 における 救 急 救 助 体 制 の 整 備 を 図 ると 共 に 医 師 会 医 療 機 関 市 民 の 協 力 のもと 救 急 救 助 体 制 の 整 備 に 努 める また 火 災 の 発 生 を 未 然 に 防 止 し 一 旦 火 災 が 発 生 した 場 合 の 被 害 の 軽 減 を 図 るため 火 災 予 防 及 び 消 防 体 制 の 整 備 を 図 り 併 せて 同 時 多 発 火 災 及 び 大 規 模 延 焼 火 災 に 備 える [ 施 策 の 体 系 ] 第 3 救 急 救 助 及 び 消 火 活 動 体 制 の 整 備 1 救 急 救 助 体 制 の 整 備 (1) 救 急 救 助 資 機 材 の 整 備 (2) 救 急 医 療 情 報 通 信 体 制 の 整 備 (3) 要 配 慮 者 に 対 する 救 急 救 助 体 制 の 整 備 (4) 消 防 団 の 救 急 救 助 及 び 消 火 活 動 能 力 向 上 の 推 進 (5) 医 師 会 医 療 機 関 による 救 急 体 制 の 整 備 (6) 市 民 による 救 急 体 制 の 整 備 2 消 火 活 動 体 制 の 整 備 (1) 建 築 物 火 災 予 防 対 策 の 推 進 (2) 林 野 火 災 予 防 対 策 の 推 進 1 救 急 救 助 体 制 の 整 備 消 防 本 部 は 災 害 時 に 集 中 する 多 くの 救 急 救 助 要 請 に 対 応 するため 救 急 救 助 体 制 の 充 実 強 化 を 図 る 風 共 -22

79 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 (1) 救 急 救 助 資 機 材 の 整 備 救 急 救 助 資 機 材 の 備 蓄 を 推 進 すると 共 に 救 急 指 定 病 院 等 との 連 携 のもとに 救 急 救 助 活 動 が 実 施 できるよう 必 要 な 体 制 の 整 備 を 図 る (2) 救 急 医 療 情 報 通 信 体 制 の 整 備 消 防 本 部 救 急 指 定 病 院 医 師 会 等 との 相 互 情 報 通 信 機 能 を 確 保 し 空 きベッド 数 などの 医 療 情 報 を 常 時 把 握 できるよう 体 制 を 整 備 する (3) 要 配 慮 者 に 対 する 救 急 救 助 体 制 の 整 備 要 配 慮 者 の 安 全 確 保 のため 市 は 避 難 計 画 の 検 討 を 行 うと 共 に 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 ) ボランティア 等 に 協 力 を 要 請 し 地 域 ぐるみで 要 配 慮 者 に 対 する 救 急 救 助 体 制 の 整 備 に 努 める なお 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 )は 地 域 内 の 高 齢 者 障 がい 者 外 国 人 などの 要 配 慮 者 を 把 握 しておく (4) 消 防 団 の 救 急 救 助 及 び 消 火 活 動 能 力 向 上 の 推 進 消 防 本 部 は 消 防 団 に 対 して 救 急 救 助 活 動 を 効 率 的 に 実 施 するための 教 育 指 導 を 推 進 し 活 動 能 力 の 向 上 に 努 める (5) 医 師 会 医 療 機 関 による 救 急 体 制 の 整 備 1 救 護 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 には 医 療 機 関 そのものが 被 災 して 医 療 機 能 が 縮 小 す ると 共 に 多 数 の 傷 病 者 が 集 中 して 対 応 しきれないおそれがあるため あらかじめ 医 師 会 日 本 赤 十 字 社 及 び 医 療 関 係 機 関 に 協 力 を 要 請 し 救 護 体 制 の 確 立 に 努 める 2 救 護 所 の 設 置 災 害 の 状 況 に 応 じた 救 護 所 の 設 置 について 検 討 しておく 市 は 保 健 所 医 師 会 及 び 医 療 機 関 と 連 携 し 救 護 所 を 設 置 する 体 制 の 整 備 を 図 る 3 協 力 の 要 請 大 規 模 災 害 が 発 生 し 市 医 師 会 医 療 機 関 等 によっても 対 応 できない 場 合 には 県 近 隣 市 町 等 に 協 力 を 要 請 する 4 医 療 資 機 材 等 の 備 蓄 災 害 発 生 後 緊 急 を 要 する 医 療 資 機 材 等 については 備 蓄 を 推 進 する また 関 係 機 関 や 関 連 業 者 との 協 力 により 医 療 資 機 材 の 調 達 を 図 る (6) 市 民 による 救 急 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 には 多 数 の 傷 病 者 が 集 中 し 医 療 機 関 等 の 救 急 能 力 を はるかに 越 える 事 態 も 予 想 される このため このような 場 合 に 備 え 市 民 自 らが 自 発 的 に 救 急 活 動 を 行 い 一 刻 を 争 う 重 傷 者 等 の 手 当 てを 可 能 な 限 り 行 うことのでき る 体 制 づくりを 進 めるものとし 下 記 の 事 項 について 検 討 する また 地 域 の 応 急 手 当 として 有 効 な AED( 自 動 体 外 式 除 細 動 器 )の 設 置 場 所 を 把 握 す るとともに その 設 置 場 所 を 周 知 する 風 共 -23

80 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 1 応 急 手 当 の 方 法 等 救 急 知 識 の 普 及 啓 発 2 市 民 ボランティア 各 種 団 体 等 への 救 急 活 動 の 協 力 依 頼 3 傷 病 者 多 数 の 場 合 の 搬 送 基 準 の 明 確 化 と 周 知 徹 底 2 消 火 活 動 体 制 の 整 備 (1) 建 築 物 火 災 予 防 対 策 の 推 進 市 街 地 の 建 築 物 特 に 木 造 建 築 物 密 集 地 域 において 大 規 模 地 震 時 等 に 同 時 多 発 的 に 発 生 する 火 災 を 予 防 するため 地 震 時 の 出 火 防 止 初 期 消 火 を 基 本 とした 火 災 の 予 防 対 策 を 行 う 1 予 防 消 防 の 強 化 充 実 ア 防 火 思 想 の 普 及 及 び 火 災 予 防 の 徹 底 (ア) 市 及 び 消 防 本 部 は 春 秋 2 回 の 火 災 予 防 運 動 及 び 文 化 財 防 火 デ- 年 末 特 別 警 戒 林 野 火 災 予 防 運 動 等 を 通 じて 火 災 予 防 思 想 の 普 及 徹 底 を 図 る (イ) 市 及 び 消 防 本 部 は 火 災 警 報 を 発 令 した 場 合 広 報 車 等 を 通 じて 火 災 予 防 を 周 知 徹 底 させる イ 予 防 査 察 体 制 の 充 実 強 化 消 防 本 部 は 次 により 予 防 査 察 体 制 の 強 化 充 実 を 図 る (ア) 春 秋 2 回 の 火 災 予 防 運 動 中 に 予 防 査 察 を 実 施 する (イ) 火 災 警 報 発 令 時 には 火 を 使 用 する 施 設 設 備 及 び 物 品 を 重 点 に 予 防 査 察 を 実 施 する (ウ) その 他 必 要 に 応 じた 特 別 査 察 を 実 施 する ウ 特 定 防 火 対 象 物 に 対 する 火 災 予 防 の 徹 底 消 防 法 第 8 条 の 規 定 により 防 火 管 理 者 を 選 任 しなければならない 防 火 対 象 物 及 び 同 法 第 17 条 の 規 定 により 消 防 用 設 備 を 設 置 することを 義 務 付 けられている 防 火 対 象 物 の 関 係 者 に 対 して 次 の 措 置 をとる (ア) 学 校 病 院 事 業 場 興 行 場 等 多 数 の 者 が 出 入 りし 勤 務 し 又 は 居 住 する 防 火 対 象 物 について 防 火 管 理 の 徹 底 を 期 するため 立 入 検 査 を 励 行 し また 通 報 避 難 防 火 等 の 訓 練 の 実 施 及 び 消 防 計 画 の 作 成 の 指 導 を 強 化 する (イ) 防 火 対 象 物 には 必 ず 防 火 管 理 者 の 選 任 を 期 し その 有 資 格 者 を 養 成 するため 防 火 管 理 者 講 習 の 開 催 また 現 任 防 火 管 理 者 に 対 し 防 火 管 理 者 上 級 講 習 会 を 開 催 する 等 により その 資 質 の 向 上 を 図 ると 共 に 消 防 計 画 の 作 成 消 防 訓 練 の 実 施 自 衛 消 防 組 織 の 充 実 組 織 化 の 促 進 消 防 用 設 備 等 の 整 備 点 検 及 び 火 気 の 使 用 等 について 十 分 な 指 導 を 行 う また 防 火 管 理 者 の 組 織 を 育 成 指 導 し 相 互 の 知 識 及 び 技 術 の 習 得 研 修 の 機 会 を 与 える (ウ) 消 防 法 第 7 条 の 規 定 による 建 築 同 意 制 度 の 効 果 的 な 運 用 を 図 り また 消 防 法 第 17 条 の 14 の 規 定 による 消 防 用 設 備 等 工 事 着 手 の 届 出 の 際 の 指 導 を 強 力 に 行 い 建 築 面 からの 火 災 予 防 の 強 化 を 期 する 風 共 -24

81 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 エ 市 民 皆 消 防 体 制 の 促 進 (ア) 自 主 防 災 組 織 の 育 成 と 組 織 化 を 進 め さらにその 効 率 的 な 運 営 のため 協 議 会 を 結 成 し 消 防 技 術 指 導 や 連 絡 体 制 等 の 円 滑 化 を 図 る (イ) 防 火 思 想 の 普 及 及 び 家 庭 防 火 知 識 の 向 上 を 深 めるため 防 火 教 室 を 開 催 する 2 消 防 力 の 整 備 充 実 消 防 の 組 織 体 制 の 確 立 と 施 設 設 備 の 整 備 を 図 り 消 防 の 化 学 化 及 び 近 代 化 を 促 進 することとし また 消 防 団 員 の 消 防 に 関 する 知 識 及 び 技 術 の 向 上 を 図 るため 消 防 学 校 における 教 養 訓 練 ( 消 防 団 員 に 係 る 初 任 教 養 幹 部 教 養 等 )に 派 遣 する 3 初 期 消 火 体 制 の 確 立 地 震 に 伴 う 火 災 では 市 民 による 初 期 消 火 活 動 が 重 要 であり 次 の 事 項 について 実 施 するよう 努 める ア 家 庭 への 消 火 器 具 の 普 及 イ 消 防 用 設 備 の 耐 震 化 ウ 市 民 及 び 事 業 所 の 初 期 消 火 体 制 の 充 実 強 化 4 予 防 消 防 の 強 化 充 実 火 災 の 複 雑 化 多 様 化 及 び 大 規 模 化 に 対 処 するため 消 防 施 設 整 備 計 画 に 基 づき 消 防 施 設 の 整 備 を 促 進 する ア 化 学 消 防 力 の 整 備 危 険 物 施 設 等 の 増 加 に 伴 い 化 学 消 防 化 機 動 力 の 強 化 等 を 図 るため 化 学 消 防 力 の 充 実 に 努 める イ 化 学 消 火 薬 剤 の 備 蓄 危 険 物 等 の 火 災 に 備 えて 泡 消 火 剤 等 の 化 学 消 火 薬 剤 の 備 蓄 に 努 めるものとする ウ 消 防 無 線 の 充 実 エ 消 防 水 利 の 確 保 特 に 地 震 時 における 消 防 水 利 の 確 保 のために 防 火 水 槽 の 増 設 及 び 耐 震 化 を 図 る (2) 林 野 火 災 予 防 対 策 の 推 進 1 予 防 施 設 の 整 備 ア 消 火 活 動 の 有 効 迅 速 を 図 るため 林 道 整 備 事 業 の 推 進 に 努 める イ 林 野 所 有 者 若 しくは 管 理 者 に 対 し 防 火 線 等 の 整 備 を 指 導 する ウ 防 火 水 槽 及 び 自 然 水 利 利 用 施 設 の 増 強 ヘリポート 補 給 基 地 の 整 備 に 努 める 2 消 防 対 策 消 防 本 部 は 森 林 管 理 署 長 隣 接 市 町 長 等 と 消 防 計 画 に 必 要 な 事 項 について 協 議 し 次 の 事 項 について 計 画 していくように 努 める ア 消 防 方 針 イ 特 別 警 戒 区 域 風 共 -25

82 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 ウ 特 別 警 戒 時 期 エ 特 別 警 戒 実 施 計 画 オ 消 防 分 担 区 域 カ 火 災 防 御 訓 練 キ 出 動 計 画 ク 資 機 材 整 備 計 画 ケ 防 ぎょ 鎮 圧 要 領 3 消 防 資 機 材 の 整 備 林 野 火 災 においては 消 防 自 動 車 の 進 入 や 大 量 放 水 がほとんど 不 可 能 な 場 合 が 多 いので 林 野 所 有 者 又 は 管 理 者 は 早 期 消 火 に 必 要 な 可 搬 式 ポンプや 延 焼 防 止 帯 ( 溝 ) 整 備 のための 掘 削 具 やチェーンソー 等 の 資 機 材 整 備 に 努 める 4 教 育 訓 練 の 実 施 林 野 火 災 の 鎮 圧 要 領 等 の 訓 練 は 林 野 火 災 の 発 生 するおそれのある 地 域 を 所 轄 す る 消 防 職 ( 団 ) 員 に 対 して 次 の 教 育 訓 練 を 行 うよう 努 める ア 火 災 防 ぎょ 訓 練 イ 防 火 線 構 築 訓 練 ウ 部 隊 の 指 揮 訓 練 第 4 医 療 救 護 体 制 の 整 備 災 害 特 に 地 震 災 害 の 場 合 には 建 物 の 倒 壊 等 による 多 数 の 負 傷 者 の 発 生 が 予 想 される そのような 災 害 発 生 に 備 えて 医 療 救 護 体 制 を 整 備 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 4 医 療 救 護 体 制 の 整 備 1 災 害 時 医 療 体 制 の 整 備 2 医 療 施 設 設 備 の 整 備 3 医 薬 品 等 の 確 保 4 緊 急 輸 送 手 段 の 確 保 1 災 害 時 医 療 体 制 の 整 備 (1) 近 隣 市 町 広 域 市 町 との 医 療 救 護 に 関 する 応 援 協 定 の 締 結 に 努 める (2) 応 急 救 護 所 設 置 予 定 場 所 応 急 救 護 所 を 設 置 する 場 合 の 予 定 場 所 を 以 下 の 場 所 とし 災 害 発 生 の 状 況 に 合 わせ 必 要 に 応 じ 設 置 場 所 を 定 める 風 共 -26

83 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 1 集 中 して 負 傷 者 が 出 る 地 域 2 学 校 の 医 務 室 3 緊 急 避 難 場 所 4 市 庁 舎 5 市 関 係 外 部 施 設 6 その 他 災 害 時 に 市 縁 部 に 位 置 する 等 して 応 急 対 応 に 一 定 の 時 間 を 要 すると 考 えられる 救 護 所 の 事 前 設 置 が 必 要 と 考 えられる 場 所 (3) 市 は 地 域 災 害 拠 点 病 院 である 県 立 日 南 病 院 をはじめ 市 立 中 部 病 院 ( 一 社 ) 南 那 珂 医 師 会 関 係 機 関 等 と 災 害 時 における 医 療 体 制 を 確 立 するため 平 素 から 諸 調 整 を 図 るように 努 める 2 医 療 施 設 設 備 の 整 備 (1) 医 療 施 設 の 耐 災 害 化 ( 構 造 耐 震 性 能 の 強 化 )の 推 進 に 努 める (2) 医 療 施 設 で 耐 災 害 化 ( 構 造 耐 震 性 能 の 強 化 )に 課 題 のあるものは 当 該 機 関 にお いて その 改 善 に 努 める (3) 医 療 施 設 の 医 薬 品 各 種 資 機 材 医 療 機 器 等 の 設 置 につき 転 倒 転 落 防 止 を 行 う など 災 害 からの 外 力 に 耐 えられるよう 整 備 に 努 める 市 内 医 療 施 設 一 覧 : 資 料 編 参 照 3 医 薬 品 等 の 確 保 (1) 病 院 等 との 在 庫 協 定 市 内 の 病 院 との 在 庫 協 定 締 結 に 努 めると 共 に 医 師 会 等 関 係 機 関 を 通 じ 医 薬 品 衛 生 材 料 等 の 在 庫 品 積 み 増 しについても 協 力 を 依 頼 する (2) 相 互 応 援 協 定 近 隣 市 町 広 域 市 町 との 医 薬 品 等 供 給 に 関 する 相 互 応 援 協 定 の 締 結 に 努 める (3) 医 薬 品 供 給 業 者 との 協 定 緊 急 な 場 合 の 医 薬 品 等 の 供 給 に 備 えて 医 薬 品 供 給 業 者 と 医 薬 品 等 の 供 給 に 関 する 協 定 の 締 結 に 努 める 4 緊 急 輸 送 手 段 の 確 保 (1) 病 院 付 近 の 道 路 の 整 備 災 害 時 における 負 傷 者 医 薬 品 医 療 資 機 材 医 師 等 の 緊 急 輸 送 を 行 うため 病 院 と 緊 急 輸 送 道 路 を 結 ぶ 道 路 や 橋 りょうの 適 切 な 維 持 管 理 や 幅 員 の 確 保 などの 整 備 に 努 めるほか ヘリコプター 発 着 指 定 地 とを 結 ぶ 道 路 については 通 行 機 能 の 向 上 に 向 け た 道 路 の 整 備 に 努 める (2) 病 院 周 辺 道 路 の 交 通 取 締 り 等 の 強 化 病 院 周 辺 の 主 要 道 路 は 警 察 署 の 協 力 を 得 て 不 法 駐 車 等 の 取 締 りを 厳 しくし 偶 発 的 な 災 害 発 生 に 備 えると 共 に 広 報 等 で 市 民 に 充 分 な 理 解 を 得 るように 努 める 風 共 -27

84 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 5 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 時 に 備 えて 避 難 所 への 誘 導 その 他 緊 急 物 資 資 材 等 の 確 保 及 び 搬 送 のほ か 各 種 災 害 応 急 対 策 の 円 滑 な 活 動 を 確 保 するため 緊 急 輸 送 体 制 の 確 立 を 図 る [ 施 策 の 体 系 ] 第 5 緊 急 輸 送 体 制 の 整 備 1 道 路 整 備 の 基 本 方 針 2 避 難 路 整 備 計 画 3 緊 急 輸 送 道 路 整 備 計 画 4 緊 急 へリポートの 指 定 促 進 5 緊 急 港 湾 の 指 定 6 緊 急 輸 送 体 制 の 確 保 1 道 路 整 備 の 基 本 方 針 (1) 国 県 に 要 請 し 広 域 基 幹 道 路 網 の 災 害 に 強 い 道 路 構 造 や 道 路 施 設 の 耐 震 化 等 に 重 点 をおいた 整 備 を 促 進 する (2) 広 域 的 な 視 点 による 緊 急 輸 送 道 路 指 定 に 向 けた 計 画 と その 道 路 整 備 に 努 める 国 県 の 広 域 基 幹 道 路 網 と 市 の 各 防 災 拠 点 とを 結 ぶ 市 道 については 市 の 緊 急 輸 送 道 路 と しての 機 能 が 確 保 できるよう 中 長 期 的 な 視 点 から 維 持 管 理 や 道 路 の 整 備 に 努 める (3) 避 難 所 をはじめとして 市 内 の 各 防 災 拠 点 を 結 ぶ 道 路 への 耐 災 害 化 について 計 画 促 進 に 努 め 市 道 路 網 のネットワーク 化 を 進 めていく (4) 災 害 時 における 負 傷 者 医 薬 品 医 療 資 機 材 医 師 等 の 緊 急 輸 送 を 行 うため 病 院 と 緊 急 輸 送 道 路 を 結 ぶ 道 路 の 維 持 管 理 と 整 備 推 進 に 努 めるほか ヘリコプター 指 定 発 着 場 所 と 連 絡 する 市 道 の 幅 員 確 保 等 の 整 備 推 進 に 努 める 2 避 難 路 整 備 計 画 災 害 発 生 時 における 緊 急 避 難 場 所 等 への 避 難 及 び 二 次 災 害 等 に 伴 う 避 難 場 所 や 避 難 所 間 の 移 動 等 が 安 全 に 行 われるよう 道 路 改 良 事 業 のほか 都 市 計 画 道 路 の 整 備 推 進 によ り 総 合 的 なネットワーク 化 された 避 難 路 の 整 備 に 努 める 3 緊 急 輸 送 道 路 整 備 計 画 災 害 発 生 時 に 備 え 緊 急 輸 送 道 路 の 道 路 整 備 に 努 めていく 風 共 -28

85 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 なお 本 市 域 の 緊 急 輸 送 道 路 を 次 のとおり 指 定 するように 中 長 期 的 な 視 点 から 計 画 していくことにより その 整 備 に 努 める (1) 第 1 次 緊 急 輸 送 道 路 ( 県 指 定 ) 広 域 的 な 輸 送 物 資 を 運 ぶ 広 域 幹 線 道 路 (2) 第 2 次 緊 急 輸 送 道 路 ( 県 指 定 ) 市 役 所 応 援 拠 点 ( 警 察 消 防 自 衛 隊 等 ) 医 療 拠 点 ( 病 院 等 ) 及 び 集 積 拠 点 と 第 1 次 緊 急 輸 送 道 路 を 結 ぶ 道 路 (3) 第 3 次 緊 急 輸 送 道 路 ( 市 が 指 定 ) 市 が 指 定 した 防 災 拠 点 と 第 1 次 及 び 第 2 次 緊 急 輸 送 道 路 とを 結 ぶ 道 路 緊 急 輸 送 道 路 一 覧 : 資 料 編 参 照 4 緊 急 ヘリポートの 指 定 促 進 (1) 災 害 による 交 通 途 絶 や 緊 急 を 要 する 場 合 に 備 え 緊 急 ヘリポート 追 加 指 定 を 研 究 する (2) 緊 急 ヘリポート 周 辺 のアクセス 道 路 を 緊 急 輸 送 道 路 と 位 置 づけ 整 備 促 進 する 緊 急 ヘリポート 一 覧 : 資 料 編 参 照 5 緊 急 輸 送 体 制 の 確 保 (1) 車 両 船 舶 の 確 保 1 市 有 車 両 で 緊 急 時 に 使 用 可 能 な 車 両 を 把 握 する 2 災 害 対 策 基 本 法 第 76 条 の 定 めによる 緊 急 通 行 車 両 の 指 定 を 行 う 3 災 害 時 に 使 用 する 車 両 について 緊 急 通 行 車 両 の 事 前 届 出 を 県 公 安 委 員 会 に 提 出 する 4 平 常 時 に 車 両 船 舶 の 提 供 について 関 連 業 者 と 協 議 し 災 害 時 の 車 両 船 舶 の 確 保 に 努 める 5 道 路 の 被 害 が 著 しい 場 合 を 想 定 し バイク 自 転 車 の 確 保 を 図 る (2) 輸 送 拠 点 の 指 定 等 1 物 資 の 受 入 れ 保 管 配 送 のための 集 積 拠 点 をあらかじめ 指 定 し 整 備 を 図 る 2 緊 急 輸 送 の 車 両 のための 拠 点 を 検 討 し 指 定 する 3 配 車 車 両 管 理 を 一 元 化 し 効 率 を 高 めるための 体 制 を 整 備 する 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 : 資 料 編 参 照 緊 急 通 行 車 両 を 示 す 標 章 : 資 料 編 参 照 風 共 -29

86 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 6 避 難 体 制 の 整 備 [ 施 策 の 体 系 ] 第 6 避 難 体 制 の 整 備 1 避 難 計 画 の 策 定 と 避 難 対 象 地 域 の 指 定 2 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 避 難 路 の 指 定 確 保 3 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 等 の 広 報 と 周 知 4 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 指 定 変 更 及 び 解 除 5 避 難 勧 告 等 の 発 令 6 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 7 学 校 病 院 社 会 福 祉 施 設 などにおける 避 難 対 策 8 避 難 所 運 営 体 制 の 整 備 9 応 急 仮 設 住 宅 の 供 用 体 制 の 整 備 1 避 難 計 画 の 策 定 と 避 難 対 象 地 域 の 指 定 (1) 避 難 計 画 の 策 定 市 は 次 の 点 に 留 意 して 避 難 計 画 を 策 定 するとともに 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 管 理 責 任 予 定 者 等 関 係 者 を 対 象 とした 研 修 を 実 施 する 1 避 難 勧 告 又 は 指 示 を 行 う 基 準 及 び 伝 達 方 法 2 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 名 称 所 在 地 対 象 地 区 及 び 対 象 人 口 3 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 への 経 路 及 び 避 難 誘 導 方 法 4 避 難 所 ( 福 祉 避 難 所 を 含 む) 開 設 に 伴 う 被 災 者 救 護 措 置 に 関 する 事 項 ア 飲 料 水 の 供 給 イ 炊 き 出 しその 他 による 食 品 の 供 給 ウ 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 の 給 与 エ 負 傷 者 に 対 する 応 急 救 護 オ 要 配 慮 者 に 対 する 介 助 等 の 対 応 5 避 難 所 の 管 理 に 関 する 事 項 ア 避 難 収 容 中 の 秩 序 保 持 イ 避 難 者 に 対 する 災 害 情 報 の 伝 達 ウ 避 難 者 に 対 する 応 急 対 策 実 施 状 況 の 周 知 徹 底 エ 避 難 者 に 対 する 各 種 相 談 業 務 6 災 害 時 における 広 報 風 共 -30

87 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 ア 広 報 車 による 周 知 イ 避 難 誘 導 員 による 現 地 広 報 ウ 住 民 組 織 を 通 じた 広 報 (2) 避 難 対 象 地 域 の 指 定 市 は 地 域 の 実 情 から 判 断 し 洪 水 津 波 による 浸 水 がけ 崩 れ 火 災 の 延 焼 拡 大 等 の 危 険 性 が 高 く 避 難 対 策 を 推 進 する 必 要 がある 地 域 を 避 難 対 象 地 域 に 指 定 し 避 難 収 容 体 制 の 整 備 を 推 進 する 2 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 避 難 路 の 指 定 確 保 (1) 避 難 施 設 整 備 計 画 の 作 成 市 は 夜 間 昼 間 の 人 口 分 布 及 び 道 路 緊 急 避 難 場 所 や 避 難 所 としての 活 用 可 能 な 公 共 施 設 等 の 整 備 状 況 を 勘 案 し 緊 急 避 難 場 所 や 避 難 所 避 難 路 等 の 避 難 施 設 の 整 備 に 関 する 計 画 を 作 成 する (2) 緊 急 避 難 場 所 の 指 定 市 は 延 焼 火 災 がけ 崩 れ 洪 水 津 波 等 及 び 建 物 倒 壊 等 から 避 難 者 の 生 命 を 保 護 するため 次 の 指 定 基 準 に 従 って 災 害 の 種 類 ごとに 緊 急 避 難 場 所 の 指 定 を 行 う 1 管 理 条 件 災 害 が 切 迫 した 状 況 において 速 やかに 居 住 者 等 に 当 該 緊 急 避 難 場 所 が 開 設 され る 管 理 体 制 を 有 していること 2 立 地 条 件 異 常 な 現 象 による 災 害 発 生 のおそれがない 区 域 ( 安 全 区 域 ) 内 に 当 該 緊 急 避 難 場 所 が 立 地 していること 3 構 造 条 件 当 該 緊 急 避 難 場 所 が 上 記 の 安 全 区 域 外 に 立 地 している 場 合 には 異 常 な 現 象 に 対 して 安 全 な 構 造 であるほか このうち 洪 水 津 波 等 については その 水 位 よりも 上 に 避 難 上 有 効 なスペースなどがあること 4 その 他 地 震 を 対 象 とする 緊 急 避 難 場 所 の 指 定 基 準 は 上 記 の 管 理 条 件 に 加 えて 以 下 の 条 件 を 満 たすこと ア 当 該 施 設 が 地 震 に 対 して 安 全 な 構 造 であること イ 場 所 その 周 辺 に 地 震 発 生 時 に 人 の 生 命 身 体 に 危 険 を 及 ぼすおそれのある 建 築 物 や 工 作 物 等 がないこと (3) 避 難 所 の 指 定 市 は 居 住 場 所 を 確 保 できなくなった 被 災 者 に 対 しての 応 急 的 な 収 容 保 護 を 目 的 と して 避 難 所 を 次 の 基 準 により 指 定 する 1 被 災 者 等 を 滞 在 させるために 必 要 かつ 適 切 な 規 模 を 有 するものであること( 収 容 人 は 有 効 面 積 に 対 しておおむね 一 人 当 たり2m2で 算 出 ) 風 共 -31

88 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 2 速 やかに 被 災 者 等 を 受 け 入 れ 又 は 生 活 関 連 物 資 を 被 災 者 等 に 配 布 することが 可 能 な 構 造 又 は 設 備 を 有 するものであること 3 想 定 される 災 害 による 影 響 が 比 較 的 少 ない 場 所 に 立 地 していること 4 車 両 その 他 の 運 搬 手 段 による 物 資 の 輸 送 等 が 比 較 的 容 易 な 場 所 にあること 5 人 口 密 集 地 域 においては 管 内 の 公 共 施 設 のみでは 避 難 所 を 量 的 に 確 保 すること が 困 難 な 場 合 があることから 次 により 避 難 所 の 確 保 を 図 るものとする ア 隣 接 する 市 町 村 の 公 共 施 設 等 の 利 用 イ 企 業 や 個 人 が 保 有 する 施 設 等 の 利 用 6 避 難 所 の 利 用 関 係 を 明 確 にするため 当 該 施 設 の 管 理 ( 所 有 ) 者 の 理 解 同 意 を 得 て 指 定 するとともに 物 資 の 備 蓄 災 害 時 の 利 用 関 係 費 用 負 担 等 について 明 確 にするものとする (4) 避 難 所 の 安 全 性 確 保 と 設 備 の 整 備 市 は 平 常 時 より 建 物 の 耐 震 診 断 を 積 極 的 に 推 進 していくものとし 避 難 所 に 指 定 されている 学 校 施 設 等 で 昭 和 56 年 度 以 前 に 建 築 された 建 物 については 耐 震 診 断 を 実 施 し 必 要 に 応 じて 補 強 や 耐 力 度 調 査 による 改 築 に 努 める また 避 難 所 は 安 全 性 と 一 定 期 間 の 居 住 環 境 が 必 要 であり 以 下 に 示 すような 設 備 を 確 保 するものとし 条 件 を 満 たさない 場 合 は 必 要 な 整 備 を 推 進 するように 努 め る 優 先 電 話 衛 星 携 帯 電 話 防 災 行 政 無 線 ファックス テレビ ラジオ 等 非 常 用 電 源 整 備 トイレ( 仮 設 トイレ 洋 式 トイレ) 給 水 施 設 高 齢 者 障 がい 者 に 対 応 したスロープ 車 椅 子 対 応 トイレ 等 負 傷 者 を 一 時 的 に 収 容 するための 救 護 設 備 要 配 慮 者 に 対 応 可 能 な 福 祉 避 難 室 空 調 設 備 照 明 設 備 緊 急 救 護 用 の 資 機 材 カセットコンロ 等 の 調 理 器 具 寝 具 (マット 簡 易 ベッドを 含 む)や 給 湯 に 必 要 な 資 機 材 男 女 双 方 の 視 点 に 配 慮 したプライバシーを 確 保 する 設 備 (パーティション) 等 伝 達 事 項 の 掲 示 板 (5) 福 祉 避 難 所 の 整 備 市 は 要 配 慮 者 の 避 難 生 活 を 支 えるものとして 福 祉 避 難 所 を 整 備 する 福 祉 避 難 所 はデイサービスセンター 等 を 充 てることを 原 則 とするが それでも 不 足 する 場 合 に おいては ホテル 旅 館 等 の 借 上 げ 措 置 で 対 応 する 風 共 -32

89 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 (6) 避 難 路 の 確 保 市 は 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 に 至 る 避 難 路 を 確 保 するため 従 来 の 街 路 事 業 等 に 防 災 性 を 付 与 し 整 備 の 推 進 を 図 るとともに 沿 道 の 不 燃 化 緑 地 の 整 備 地 下 埋 設 物 の 耐 震 化 危 険 物 の 除 去 消 防 水 利 の 確 保 等 の 対 策 を 講 じる また 市 職 員 警 察 官 消 防 吏 員 その 他 避 難 の 措 置 の 実 施 者 は 迅 速 かつ 安 全 な 避 難 ができるよう 通 行 の 支 障 となる 行 為 を 排 除 し 避 難 路 の 通 行 確 保 に 努 める (7) 繁 華 街 観 光 地 における 避 難 場 所 等 の 確 保 市 は 多 数 の 人 が 集 まる 繁 華 街 観 光 地 においては 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 及 び 避 難 路 を 確 保 するとともに 避 難 誘 導 のためのわかりやすい 避 難 標 識 の 設 置 に 努 める 3 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 等 の 広 報 と 周 知 市 は 住 民 が 的 確 な 避 難 行 動 をとることができるようにするため 緊 急 避 難 場 所 や 避 難 所 避 難 路 災 害 危 険 地 域 等 について 以 下 の 方 法 で 市 民 に 対 して 広 報 し 周 知 を 図 る 1 防 災 マップの 配 布 2 防 災 訓 練 等 の 実 施 3 緊 急 避 難 場 所 等 を 示 す 標 識 の 整 備 4 市 の 広 報 5 その 他 風 水 害 時 の 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 : 資 料 編 参 照 地 震 時 の 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 : 資 料 編 参 照 津 波 時 の 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 : 資 料 編 参 照 避 難 所 標 識 : 資 料 編 参 照 4 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 指 定 変 更 及 び 解 除 (1) 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 指 定 市 長 は 地 域 人 口 と 他 の 避 難 場 所 等 との 関 係 及 び 当 該 場 所 の 現 況 等 から 当 該 場 所 が 緊 急 避 難 場 所 又 は 避 難 所 として 適 当 であると 認 めるときは 防 災 会 議 の 承 認 を 得 て 指 定 する (2) 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 の 変 更 及 び 解 除 緊 急 避 難 場 所 又 は 避 難 所 の 周 辺 の 状 況 が 変 化 し 収 容 人 員 避 難 対 象 地 域 を 変 更 す る 必 要 がある 場 合 あるいは 緊 急 避 難 場 所 等 として 適 さなくなった 場 合 は 指 定 の 場 合 と 同 様 の 手 続 によってこれを 変 更 し 又 は 解 除 する 5 避 難 勧 告 等 の 発 令 避 難 勧 告 等 の 情 報 を 的 確 に 発 令 するシステムを 整 備 し 災 害 時 における 迅 速 かつ 円 滑 な 避 難 を 確 保 することにより 人 命 被 害 の 回 避 を 図 る (1) 避 難 についての 基 本 的 考 え 方 自 然 による 災 害 は 完 全 に 抑 止 できないため 早 期 の 避 難 により 人 命 を 第 一 に 守 る 風 共 -33

90 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 (2) 避 難 情 報 の 種 類 1 風 水 害 時 における 避 難 情 報 風 水 害 時 における 避 難 情 報 を 以 下 の3つとし 的 確 な 避 難 を 確 保 する [ 風 水 害 時 における 避 難 情 報 区 分 と 発 令 時 の 状 況 など] 区 分 発 令 時 の 状 況 住 民 の 避 難 に 対 する 行 動 要 配 慮 者 特 に 避 難 行 動 に 時 間 を 要 要 配 慮 者 特 に 避 難 行 動 に 時 間 を 要 する 者 は 避 難 する 者 が 避 難 行 動 を 開 始 しなけれ 地 域 の 指 定 された 避 難 場 所 避 難 所 への 避 難 準 備 ばならない 段 階 であり 災 害 の 発 生 行 動 を 開 始 する 情 報 する 可 能 性 が 高 まった 状 況 避 難 に 時 間 を 要 しない 者 は 避 難 準 備 を 行 う 避 難 通 常 の 避 難 行 動 ができる 者 が 避 難 行 動 を 開 始 しなければならない 段 通 常 の 避 難 行 動 がとれる 者 は 指 定 された 避 難 場 所 への 避 難 行 動 を 開 始 する 勧 告 階 であり 災 害 の 発 生 する 可 能 性 が 明 らかに 高 まった 状 況 前 兆 現 象 や 現 在 の 切 迫 した 状 況 か 避 難 勧 告 等 の 発 令 後 で 避 難 中 の 住 民 は 直 ち ら 災 害 が 発 生 する 危 険 性 が 非 常 に に 避 難 行 動 を 完 了 避 難 高 いと 判 断 された 状 況 未 だ 避 難 していない 対 象 住 民 は 直 ちに 避 難 指 示 災 害 が 発 生 した 状 況 行 動 に 移 ると 共 に そのいとまがない 場 合 は 生 命 を 守 る 最 低 限 の 行 動 をとる 2 地 震 時 における 避 難 情 報 地 震 時 における 避 難 情 報 については 地 震 による 火 災 の 発 生 等 二 次 災 害 等 の 危 険 がある 場 合 において 発 令 するものとし 以 下 の2 種 類 とする ア 避 難 勧 告 イ 避 難 指 示 (3) 避 難 が 必 要 な 地 域 についての 住 民 への 周 知 水 害 及 び 土 砂 災 害 の 危 険 がある 区 域 ( 避 難 対 象 区 域 )を 明 確 にし 当 該 地 域 に 居 住 する 住 民 に 対 してハザードマップにより 周 知 を 図 ると 共 に 避 難 勧 告 等 の 基 準 避 難 場 所 等 について 徹 底 を 図 る [ 避 難 が 必 要 な 災 害 の 種 別 と 避 難 対 象 区 域 ] 災 害 の 種 別 避 難 対 象 区 域 備 考 土 砂 災 害 ( 特 別 ) 警 戒 区 域 に 指 定 された 区 域 土 砂 災 害 土 石 流 危 険 渓 流 の 危 険 箇 所 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 ( 区 域 ) 地 すべり 危 険 箇 所 ( 防 止 区 域 ) 水 害 河 川 の 浸 水 想 定 区 域 に 指 定 された 区 域 深 さ 0.5m 以 上 の 浸 水 深 の 区 域 風 共 -34

91 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 (4) 避 難 勧 告 等 の 基 準 1 土 砂 災 害 等 の 避 難 基 準 土 砂 災 害 の 避 難 基 準 を 大 雨 警 報 及 び 宮 崎 県 と 宮 崎 地 方 気 象 台 が 共 同 で 発 表 する 宮 崎 県 土 砂 災 害 警 戒 情 報 により 設 定 する [ 大 雨 警 報 及 び 宮 崎 県 土 砂 災 害 警 戒 情 報 に 基 づく 基 準 ] 区 分 大 雨 警 報 及 び 宮 崎 県 土 砂 災 害 警 戒 情 報 次 の 警 報 が 発 せられ 避 難 の 準 備 を 要 すると 判 断 されたとき 避 難 準 備 情 報 発 令 ( 大 雨 警 報 暴 風 警 報 洪 水 警 報 津 波 警 報 波 浪 警 報 高 潮 警 報 ) 県 総 合 河 川 砂 防 情 報 システム 及 び 気 象 庁 防 災 情 報 提 供 システムによ り 2 時 間 後 に 土 砂 災 害 の 危 険 度 が 高 まると 予 想 された 場 合 避 難 勧 告 発 令 避 難 指 示 発 令 土 砂 災 害 等 により 著 しい 危 険 が 切 迫 しているとき 宮 崎 県 土 砂 災 害 警 戒 情 報 が 本 市 に 発 表 された 場 合 県 総 合 河 川 砂 防 情 報 システム 及 び 気 象 庁 防 災 情 報 提 供 システムによ り 1 時 間 後 に 土 砂 災 害 の 危 険 度 が 高 まると 予 想 された 場 合 近 隣 で 前 兆 現 象 ( 湧 き 水 地 下 水 が 濁 り 始 めた 量 が 変 化 した 時 等 ) が 発 見 された 場 合 県 総 合 河 川 砂 防 情 報 システムにより 市 内 各 雨 量 観 測 所 で 土 砂 災 害 が 起 きる 雨 量 に 達 した 場 合 近 隣 で 土 砂 災 害 が 発 生 した 場 合 避 難 勧 告 等 の 発 令 については その 地 域 の 特 性 や 前 兆 現 象 及 び 気 象 状 況 に 応 じて 人 の 生 命 又 は 財 産 を 保 護 し 被 害 の 拡 大 を 防 止 するために 特 に 必 要 があると 認 められる 場 合 上 記 の 避 難 基 準 に 達 していない 場 合 においても 避 難 の 勧 告 等 を 行 うものとする なお 避 難 基 準 に 加 えて 県 総 合 河 川 砂 防 情 報 システムや 気 象 庁 防 災 情 報 提 供 システムによる 気 象 情 報 及 びその 他 の 現 地 等 の 状 況 を 総 合 的 に 判 断 して 決 定 する 2 水 害 の 避 難 基 準 水 害 の 避 難 基 準 を 河 川 の 水 位 に 基 づき 設 定 する [ 洪 水 予 報 河 川 における 水 位 の 変 化 に 応 じた 対 応 の 関 係 図 ] 風 共 -35

92 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 [ 洪 水 予 報 河 川 ( 広 渡 川 及 び 酒 谷 川 )の 水 位 に 基 づく 基 準 ] 区 分 基 準 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 はん 濫 注 意 情 報 が 発 表 され 基 準 地 点 の 水 位 がはん 濫 注 意 水 位 を 超 え さらに 上 昇 するおそれがある 場 合 はん 濫 警 戒 情 報 が 発 表 され 基 準 地 点 の 水 位 が 一 定 時 間 後 にはん 濫 危 険 水 位 に 到 達 することが 見 込 まれる 場 合 あるいは 避 難 判 断 水 位 に 達 した 場 合 破 堤 につながるような 漏 水 等 が 発 見 された 場 合 はん 濫 危 険 情 報 が 発 表 され 基 準 地 点 の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 に 到 達 した 場 合 はん 濫 発 生 情 報 が 発 表 され 洪 水 予 報 区 間 内 ではん 濫 が 発 生 した 場 合 堤 防 が 決 壊 した 場 合 又 は 破 堤 につながるような 大 量 の 漏 水 や 亀 裂 等 が 発 見 され た 場 合 洪 水 予 報 河 川 とは 洪 水 により 国 民 経 済 上 重 大 又 は 相 当 な 損 害 が 生 ずるおそれのある 河 川 に ついて 国 土 交 通 大 臣 又 は 都 道 府 県 知 事 が 気 象 庁 長 官 と 共 同 して 一 般 住 民 に 洪 水 の 生 じる おそれがあることを 周 知 する 洪 水 予 報 を 行 うこととしている 河 川 をいう [ 水 位 周 知 河 川 ( 細 田 川 及 び 潟 上 川 )の 水 位 に 基 づく 基 準 ] 区 分 基 準 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 大 雨 警 報 等 が 出 され 降 雨 が 続 き 河 川 の 水 位 がはん 濫 注 意 水 位 を 超 え さらに 上 昇 するおそれがある 場 合 大 雨 警 報 等 が 出 され 降 雨 が 続 き 河 川 の 水 位 が 避 難 判 断 水 位 に 達 した 場 合 破 堤 につながるような 漏 水 等 が 発 見 された 場 合 大 雨 警 報 が 出 され 降 雨 が 続 き 河 川 の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 に 達 した 場 合 堤 防 が 決 壊 した 場 合 又 は 破 堤 につながるような 大 量 の 漏 水 や 亀 裂 等 が 発 見 され た 場 合 水 位 周 知 河 川 とは 平 成 17 年 の 水 防 法 改 正 により 洪 水 予 報 河 川 以 外 の 河 川 で 洪 水 により 国 民 経 済 上 重 大 又 は 相 当 な 損 害 を 生 ずるおそれのある 河 川 として 国 土 交 通 大 臣 又 は 都 道 府 県 知 事 が 指 定 したものについては 避 難 の 一 つの 目 安 となる 避 難 判 断 水 位 ( 特 別 警 戒 水 位 ) を 定 め 水 位 がこれに 到 達 した 時 には その 旨 を 一 般 住 民 へ 周 知 することとしている 河 川 を いう [ 基 準 のない 二 級 河 川 等 の 基 準 ] 区 分 基 準 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 大 雨 警 報 等 が 出 され 降 雨 が 続 き 河 川 の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 ( 河 川 計 画 高 水 位 )の6 割 の 水 位 に 達 した 場 合 近 隣 で 浸 水 の 危 険 が 高 い 場 合 大 雨 警 報 等 が 出 され 降 雨 が 続 き 河 川 の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 ( 河 川 計 画 高 水 位 )の7 割 の 水 位 に 達 した 場 合 近 隣 で 浸 水 が 拡 大 している 場 合 大 雨 警 報 が 出 され 降 雨 が 続 き 河 川 の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 ( 河 川 計 画 高 水 位 )の8 割 の 水 位 に 達 した 場 合 近 隣 で 浸 水 が 床 上 に 及 んでいる 場 合 3 高 潮 高 潮 の 避 難 基 準 を 高 潮 警 報 及 び 潮 位 に 基 づき 設 定 する 風 共 -36

93 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 [ 高 潮 の 避 難 基 準 ] 区 分 基 準 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 高 潮 警 報 が 発 令 された 場 合 高 潮 警 報 が 発 令 され さらに 潮 位 の 上 昇 が 予 想 される 場 合 高 潮 警 報 が 発 令 され さらに 潮 位 の 上 昇 が 予 想 され 危 険 性 が 一 層 高 まると 判 断 される 場 合 高 潮 警 報 とは 潮 位 1.8m 以 上 が 予 想 される 場 合 をいう 6 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 迅 速 かつ 安 全 な 避 難 を 確 保 するため 避 難 誘 導 体 制 の 整 備 を 図 る (1) 避 難 路 の 指 定 市 は 災 害 時 における 円 滑 な 避 難 を 確 保 するため あらかじめ 避 難 路 の 指 定 につい て 研 究 し 以 下 により 住 民 への 周 知 を 図 る 1 標 識 案 内 板 の 計 画 的 整 備 2 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 及 び 避 難 路 を 表 示 した 防 災 マップ 作 成 (2) 避 難 誘 導 体 制 の 確 立 災 害 時 の 避 難 誘 導 に 当 たっては 警 察 消 防 自 主 防 災 組 織 の 協 力 により 避 難 ル ートの 要 所 に 誘 導 員 を 配 置 して 高 齢 者 障 がい 者 観 光 客 等 にも 配 慮 した 避 難 誘 導 体 制 を 確 立 する 7 学 校 病 院 社 会 福 祉 施 設 などにおける 避 難 対 策 学 校 病 院 社 会 福 祉 施 設 等 集 団 退 避 を 必 要 とする 施 設 にあっては 日 頃 から 市 消 防 本 部 及 び 警 察 署 等 の 関 係 機 関 と 協 議 の 上 以 下 の 事 項 を 盛 り 込 んだ 避 難 計 画 を 作 成 し 速 やかに 避 難 できるようにする また 関 係 機 関 との 連 携 を 密 にし 安 全 確 保 に 努 めるものとする (1) 避 難 実 施 責 任 者 (2) 避 難 の 時 期 ( 事 前 避 難 の 実 施 等 ) (3) 避 難 の 順 位 (4) 避 難 誘 導 責 任 者 補 助 者 (5) 避 難 誘 導 の 要 領 処 置 (6) 避 難 者 の 確 認 方 法 (7) 家 族 等 への 引 き 渡 し 方 法 (8) 登 下 校 時 の 安 全 確 保 ( 緊 急 通 学 路 の 指 定 ) (9) 通 学 路 周 辺 の 危 険 箇 所 の 把 握 8 避 難 所 運 営 体 制 の 整 備 災 害 時 における 避 難 所 の 円 滑 な 運 営 を 確 保 するため 避 難 所 運 営 体 制 の 整 備 を 図 る 風 共 -37

94 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 (1) 市 の 対 策 災 害 時 における 避 難 所 の 円 滑 な 運 営 を 確 保 するため 避 難 所 の 管 理 運 営 体 制 及 び 要 員 の 派 遣 方 法 をあらかじめ 定 めておく (2) 避 難 住 民 による 自 主 的 な 管 理 円 滑 な 避 難 所 の 運 営 を 確 保 するため 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 ) 等 の 避 難 住 民 による 運 営 を 中 心 に 据 えると 共 に ボランティアに 協 力 を 求 める 運 営 に 必 要 な 事 項 については あらかじめ 作 成 する 避 難 所 運 営 マニュアル に 基 づき 市 と 自 主 防 災 組 織 等 の 組 織 が 協 議 しながら 決 定 していく また 避 難 所 となる 施 設 の 管 理 者 は 避 難 所 の 管 理 運 営 に 協 力 し 運 営 を 支 援 する なお 避 難 所 運 営 マニュアルについては 以 下 の 事 項 を 記 述 する 1 避 難 住 民 による 自 治 組 織 とその 運 営 に 係 る 事 項 ア 組 織 体 制 について イ 仮 設 トイレ 炊 事 場 救 護 所 等 の 設 置 について ウ 要 配 慮 者 に 対 する 対 応 について エ 水 食 料 その 他 の 物 資 の 配 給 方 法 について オ 避 難 所 の 備 蓄 物 資 及 び 資 機 材 の 整 備 状 況 と 使 用 上 の 留 意 事 項 2 避 難 住 民 に 対 する 情 報 伝 達 に 係 る 事 項 ア 避 難 所 における 情 報 通 信 機 器 の 整 備 状 況 イ 情 報 収 集 と 避 難 所 内 における 広 報 の 方 法 について ウ 防 災 機 関 等 に 報 告 すべき 内 容 及 び 連 絡 体 制 について 3 その 他 避 難 所 の 自 主 的 な 運 営 に 必 要 な 事 項 9 応 急 仮 設 住 宅 の 供 用 体 制 の 整 備 災 害 のために 住 家 を 滅 失 した 被 災 者 は 避 難 所 に 収 容 され 保 護 を 受 けることとなるが 避 難 所 は 災 害 直 後 の 応 急 的 かつ 一 時 的 なものである (1) 建 設 用 地 の 選 定 市 は 次 の 事 項 に 留 意 し あらかじめ 応 急 仮 設 住 宅 の 必 要 量 を 考 慮 のうえ 建 設 用 地 を 選 定 し 確 保 しておくものとする 1 建 設 用 地 の 条 件 ア 原 則 として 公 有 地 国 有 地 企 業 等 の 民 有 地 の 順 に 選 定 すること イ 企 業 等 の 民 有 地 についても 公 租 公 課 等 の 免 除 を 前 提 として 原 則 とし 無 償 で 提 供 を 受 けられる 土 地 とすること 2 立 地 条 件 の 配 慮 上 下 水 道 ガス 電 気 等 の 生 活 関 連 設 備 の 整 備 状 況 医 療 関 係 学 校 商 店 交 通 地 域 的 なつながり 騒 音 防 火 等 の 面 を 総 合 的 に 考 慮 し できる 限 り 住 宅 地 と しての 立 地 条 件 の 適 した 場 所 に 建 設 すること 風 共 -38

95 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 3 利 害 関 係 の 明 確 化 当 該 用 地 の 所 有 者 と 設 置 期 間 や 費 用 負 担 のあり 方 等 用 地 利 用 関 係 について 明 確 にしておくこと (2) 建 設 業 団 体 等 との 協 定 市 は 必 要 に 応 じてあらかじめ 建 設 事 業 者 団 体 等 と 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 及 び 建 設 資 材 の 提 供 等 に 関 する 協 定 を 締 結 するものとする [ 風 水 害 土 砂 災 害 時 における 避 難 フロー] 風 水 害 土 砂 災 害 の 危 険 避 難 が 必 要 な 状 況 の 発 生 避 難 準 備 情 報 の 発 令 又 は 自 主 避 難 避 難 が 必 要 な 状 況 の 進 展 避 難 勧 告 指 示 の 発 令 又 は 自 主 避 難 緊 急 避 難 場 所 に 避 難 風 水 害 土 砂 災 害 の 発 生 風 水 害 土 砂 災 害 危 険 性 の 終 息 No 自 宅 に 被 害 有 り YES 避 難 所 に 収 容 帰 宅 YES 自 宅 修 理 済 No 避 難 生 活 の 長 期 化 応 急 仮 設 住 宅 へ 入 居 風 共 -39

96 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 [ 地 震 時 における 避 難 フロー] 大 規 模 地 震 発 生 避 難 が 必 要 な 状 況 の 発 生 避 難 勧 告 指 示 の 発 令 又 は 自 主 避 難 緊 急 避 難 場 所 へ 避 難 No 緊 急 避 難 場 所 の 危 険 性 有 YES 避 難 勧 告 又 は 自 主 避 難 緊 急 避 難 場 所 を 移 動 せず 別 の 緊 急 避 難 場 所 へ 移 動 自 宅 被 害 有 YES No 避 難 所 へ 収 容 帰 宅 YES 自 宅 修 理 済 No 避 難 生 活 の 長 期 化 応 急 仮 設 住 宅 へ 入 居 風 共 -40

97 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 7 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 等 の 調 達 備 蓄 供 給 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 において 多 くの 被 災 者 のために 食 料 品 生 活 必 需 品 等 の 物 資 確 保 と 遅 滞 ない 供 給 が 不 可 欠 である このため 市 は 市 内 各 所 において 非 常 食 料 資 機 材 等 を 備 蓄 するための 倉 庫 を 整 備 し 必 要 量 の 備 蓄 を 行 う また 併 せて 流 通 備 蓄 や 各 家 庭 における 備 蓄 県 への 要 請 他 市 町 への 応 援 要 請 等 を 検 討 し 物 資 の 総 合 的 な 確 保 体 制 の 確 立 を 図 る [ 施 策 の 体 系 ] 第 7 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 等 の 調 達 備 蓄 供 給 体 制 の 整 備 1 物 資 確 保 対 策 2 確 保 すべき 物 資 の 種 類 3 備 蓄 品 の 管 理 1 物 資 確 保 対 策 広 域 交 通 及 び 市 内 交 通 網 に 大 きな 被 害 が 生 じ 補 給 ルートが 遮 断 されることに 備 えて 次 の 対 策 を 行 う (1) 物 資 の 確 保 1 市 の 備 蓄 市 は 食 料 生 活 必 需 品 等 について 備 蓄 目 標 を 定 め 計 画 的 な 備 蓄 管 理 を 推 進 す る 2 市 民 の 備 蓄 市 は 市 民 に 対 し 災 害 発 生 後 3 日 分 程 度 の 食 料 飲 料 水 生 活 必 需 物 資 を 各 家 庭 で 備 蓄 に 努 めるよう 広 報 防 災 パンフレット 防 災 に 関 する 各 種 イベントや 地 域 住 民 が 参 加 した 防 災 訓 練 の 実 施 等 を 通 じて 指 導 啓 発 を 行 う 市 民 は その 備 蓄 に 努 めるものとする 3 流 通 備 蓄 市 内 外 の 商 品 販 売 業 者 との 災 害 時 における 協 定 締 結 を 促 進 し 在 庫 の 積 み 増 し 緊 急 手 配 による 調 達 等 による 協 力 体 制 整 備 に 努 める 4 県 備 蓄 緊 急 時 においては 県 への 要 請 を 速 やかに 行 い 県 による 物 資 調 達 に 関 する 協 力 を 得 るほか 県 を 通 じ 他 県 も 含 めた 広 域 での 他 市 町 への 協 力 要 請 を 行 う なお 米 穀 の 買 い 受 けを 円 滑 に 行 えるよう 県 農 産 園 芸 課 農 林 水 産 省 生 産 局 等 との 連 絡 協 力 体 制 の 整 備 を 図 っておくものとする 風 共 -41

98 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 5 その 他 県 外 を 含 め 広 域 の 市 町 と 物 資 その 他 についての 相 互 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 す る 食 料 品 生 活 必 需 品 等 備 蓄 状 況 : 資 料 編 参 照 (2) 補 給 ルートの 確 保 1 国 県 に 要 請 して 広 域 道 路 網 ( 緊 急 輸 送 道 路 )の 耐 震 化 や 通 行 機 能 の 確 保 に 重 点 をおいた 整 備 を 促 進 する 2 備 蓄 倉 庫 収 容 避 難 所 港 湾 ( 輸 送 拠 点 )を 含 めた 市 内 の 各 防 災 拠 点 を 結 ぶ 道 路 交 通 網 の 整 備 拡 充 に 努 める( 代 替 性 の 確 保 に 努 める) 2 確 保 すべき 物 資 の 種 類 多 数 の 避 難 者 を 収 容 し 生 活 支 援 を 行 うために 必 要 な 主 要 物 資 及 び 資 機 材 は 次 のと おりである これらの 中 で 備 蓄 を 要 するものは 人 の 生 存 に 最 低 限 必 要 であり 貯 蔵 性 のあるものとする また 女 性 や 子 ども 等 の 要 配 慮 者 にも 配 慮 した 物 資 の 調 達 及 び 供 給 に 努 める なお 供 給 の 長 期 化 に 供 え 食 品 メニューの 多 様 化 適 温 食 の 提 供 栄 養 バランスの 確 保 高 齢 者 乳 幼 児 食 事 制 限 のある 者 病 弱 者 等 に 配 慮 した 品 目 ( 食 材 の 柔 らかい 物 ミルク 等 )についても 供 給 備 蓄 に 努 める (1) 災 害 時 において 緊 急 に 必 要 な 物 資 1 食 料 等 乾 パン アルファー 米 ( 缶 詰 ) 粉 ミルク 離 乳 食 用 品 缶 詰 その 他 2 飲 料 等 水 (ペットボトル) 茶 その 他 3 生 活 必 需 品 寝 具 : 毛 布 マット 枕 その 他 衣 服 : 作 業 着 婦 人 服 子 供 服 肌 着 靴 下 その 他 日 用 品 : 紙 おむつ おむつカバー 生 理 用 品 ちり 紙 (ティシュペーパー) タ オル 石 鹸 歯 ブラシ 歯 みがき 粉 ひげ 剃 り ビニール 袋 ゴム 長 靴 バケツ 洗 剤 ロープ その 他 炊 事 道 具 : 鍋 缶 切 り 包 丁 まな 板 その 他 食 器 :ほ 乳 ビン 紙 皿 割 り 箸 紙 コップ 携 帯 ポリ 容 器 その 他 光 熱 材 料 :ローソク 懐 中 電 灯 乾 電 池 ライター(マッチ) カセットコンロ 等 4 医 薬 品 等 救 急 セット 医 薬 品 (2) 資 機 材 等 1 応 急 給 水 用 資 機 材 の 備 蓄 給 水 タンク 給 水 容 器 造 水 機 水 質 検 査 機 器 試 薬 塩 素 消 毒 薬 等 風 共 -42

99 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 2 生 活 関 連 資 機 材 簡 易 トイレ 発 電 機 投 光 器 簡 易 風 呂 等 3 その 他 スコップ のこぎり ハンマー バール シート 担 架 車 イス 等 3 備 蓄 品 の 管 理 備 蓄 品 の 管 理 は 担 当 部 局 において 実 施 し 適 宜 補 充 更 新 するものとする また 備 蓄 品 の 増 減 等 備 蓄 数 量 を 変 更 したときは その 内 容 を 総 務 課 へ 報 告 する 第 8 被 災 者 等 への 的 確 な 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 災 害 時 に 市 民 の 安 全 を 守 るためには 災 害 時 における 緊 密 な 情 報 連 絡 を 確 保 することが 必 要 であり 平 常 時 よりソフト ハード 両 面 で 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 を 図 る [ 施 策 の 体 系 ] 第 8 被 災 者 等 への 的 確 な 情 報 伝 達 体 制 の 整 備 1 市 防 災 行 政 無 線 整 備 等 の 推 進 2 広 報 体 制 の 整 備 3 被 災 者 の 問 い 合 わせへの 対 応 1 市 防 災 行 政 無 線 整 備 等 の 推 進 災 害 情 報 を 迅 速 かつ 的 確 に 伝 達 するためには 情 報 伝 達 手 段 の 質 的 量 的 な 整 備 が 必 要 であり 以 下 の 整 備 を 検 討 する (1) 防 災 行 政 無 線 の 整 備 充 実 大 規 模 災 害 により 電 話 回 線 が 錯 そう 又 は 途 絶 した 場 合 の 情 報 伝 達 手 段 として 同 報 系 防 災 行 政 無 線 のデジタル 化 を 始 めとした 整 備 充 実 に 努 める 特 に 要 配 慮 者 土 砂 災 害 危 険 区 域 内 の 居 住 者 等 を 対 象 とした 戸 別 受 信 機 の 設 置 を 併 せて 検 討 する 1 移 動 系 無 線 や 衛 星 携 帯 電 話 機 の 拡 充 整 備 大 規 模 災 害 の 場 合 多 くの 地 域 で 同 時 多 発 的 に 被 害 が 発 生 する 事 態 が 想 定 される よって 多 くの 被 災 現 場 と 本 部 との 間 の 連 絡 を 迅 速 かつ 確 実 に 確 保 するものとし て 移 動 系 無 線 や 衛 星 携 帯 電 話 機 などの 量 的 な 拡 充 等 を 計 画 的 に 推 進 する 2 同 報 系 防 災 行 政 無 線 の 整 備 拡 充 津 波 発 生 時 等 における 避 難 や 災 害 時 における 要 配 慮 者 等 の 避 難 など 住 民 の 迅 速 な 避 難 を 確 保 するため 同 報 系 防 災 行 政 無 線 の 拡 充 ( 屋 外 スピーカー 等 の 増 設 )を 推 進 する 風 共 -43

100 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 3 消 防 無 線 の 整 備 大 規 模 災 害 時 における 他 の 消 防 本 部 との 緊 密 な 連 絡 の 確 保 災 害 現 場 と 消 防 本 部 等 の 迅 速 かつ 的 確 な 連 絡 の 確 保 を 図 る 日 南 市 防 災 行 政 無 線 設 置 場 所 一 覧 : 資 料 編 参 照 (2) 情 報 伝 達 手 段 の 多 重 化 多 様 化 市 民 に 対 する 情 報 伝 達 漏 れを 回 避 するため 情 報 伝 達 手 段 の 多 重 化 多 様 化 を 計 画 的 に 推 進 していくこととし 以 下 の 情 報 伝 達 手 段 の 整 備 を 検 討 する 1 無 線 関 係 メール 配 信 ( 市 防 災 気 象 メールにちなん) 災 害 伝 言 板 サービス 2 市 の 防 災 ホームページによる 情 報 発 信 ( 音 声 化 の 検 討 ) 3 ファックス( 聴 覚 障 がい 者 を 中 心 としたファックス 送 信 体 制 の 整 備 ) 4 防 災 ラジオ 5 その 他 テレビ ラジオ(コミュニティ FM 放 送 を 含 む)などの 報 道 メデイアやケ ーブルテレビ 回 線 などと 連 携 した 体 制 整 備 2 広 報 体 制 の 整 備 災 害 発 生 時 において 報 道 機 関 からの 取 材 要 請 に 対 して 適 切 な 情 報 提 供 を 行 うこと 及 び 本 部 から 報 道 要 請 を 迅 速 に 行 うことは 災 害 対 策 を 円 滑 に 進 めるうえで 重 要 になって いる よって あらかじめ 対 応 方 針 を 定 めることにより 災 害 時 の 備 えに 万 全 を 期 すも のとする (1) 広 報 窓 口 の 一 本 化 取 材 に 対 する 対 応 窓 口 を 広 報 班 に 一 本 化 し 災 害 対 策 業 務 及 び 情 報 の 混 乱 等 を 防 ぐ (2) 放 送 要 請 窓 口 等 の 明 確 化 災 害 時 における 報 道 機 関 に 対 する 放 送 要 請 の 窓 口 を 広 報 班 に 一 本 化 すると 共 に 要 請 文 書 の 案 文 をあらかじめ 作 成 しておくことにより 速 やかな 報 道 要 請 を 実 現 する 3 被 災 者 の 問 い 合 わせへの 対 応 災 害 発 生 時 において 住 民 等 から 多 数 寄 せられる 問 い 合 わせ 要 望 意 見 等 に 的 確 に 対 応 することは 災 害 対 策 を 円 滑 に 実 施 するうえで 重 要 となっている よって 以 下 の 対 策 により 被 災 者 の 問 い 合 わせ 等 への 対 応 に 万 全 を 期 すものとする (1) 相 談 窓 口 の 設 置 住 民 からの 相 談 窓 口 を 地 域 対 策 班 に 設 置 し 専 属 の 職 員 を 配 置 して 住 民 のニーズを 正 確 に 把 握 する (2) インターネットによる 情 報 提 供 災 害 に 関 する 情 報 や 地 域 に 密 着 した 情 報 をインターネットや 市 防 災 気 象 メールに ちなんで 住 民 に 提 供 する 風 共 -44

101 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 9 資 機 材 等 の 整 備 災 害 応 急 対 策 を 円 滑 に 実 施 するため 災 害 対 策 用 資 機 材 等 の 整 備 に 努 め 随 時 点 検 を 行 い 保 管 に 万 全 を 期 す [ 施 策 の 体 系 ] 第 9 資 機 材 等 の 整 備 1 水 防 用 資 機 材 の 整 備 2 消 防 用 資 機 材 の 整 備 3 救 急 救 助 用 資 機 材 の 整 備 4 医 療 用 資 機 材 の 整 備 5 給 水 用 資 機 材 の 整 備 6 その 他 の 資 機 材 の 整 備 1 水 防 用 資 機 材 の 整 備 速 やかな 水 防 活 動 が 行 えるよう 災 害 箇 所 及 び 予 想 される 災 害 の 種 類 に 対 応 して 水 防 資 機 材 等 の 整 備 拡 充 を 図 る 2 消 防 用 資 機 材 の 整 備 大 規 模 な 地 震 による 同 時 多 発 火 災 中 高 層 ビル 火 災 危 険 物 施 設 火 災 等 の 発 生 に 備 え 消 防 用 資 機 材 の 整 備 拡 充 に 努 める 3 救 急 救 助 用 資 機 材 の 整 備 大 規 模 地 震 による 家 屋 の 倒 壊 集 中 豪 雨 等 による 土 砂 災 害 の 発 生 に 備 え 救 助 用 資 機 材 の 整 備 拡 充 に 努 める 4 医 療 用 資 機 材 の 整 備 医 師 会 薬 剤 師 会 及 び 医 薬 品 会 社 と 連 携 し 初 動 救 護 活 動 に 必 要 な 医 薬 品 医 療 用 資 機 材 の 確 保 に 努 める 5 給 水 用 資 機 材 の 整 備 給 水 タンク 車 給 水 タンク 給 水 ポリタンク 給 水 袋 造 水 機 等 について 計 画 的 な 整 備 拡 充 に 努 める 6 その 他 の 資 機 材 の 整 備 その 他 仮 設 トイレなど 災 害 時 に 必 要 となる 資 機 材 について 計 画 的 な 整 備 拡 充 に 努 める 資 機 材 備 蓄 一 覧 : 資 料 編 参 照 風 共 -45

102 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 10 要 配 慮 者 支 援 体 制 の 整 備 高 齢 者 障 がい 者 乳 幼 児 妊 婦 外 国 人 等 の 災 害 時 に 特 に 配 慮 を 要 する 要 配 慮 者 に 対 して 市 福 祉 関 係 機 関 地 域 住 民 等 が 災 害 時 に 果 たすべき 避 難 支 援 等 に 関 する 計 画 を 定 め 災 害 による 要 配 慮 者 の 被 害 の 防 止 を 図 る なお 要 配 慮 者 の 支 援 については 障 害 の 種 別 等 によって 対 応 が 異 なるため 具 体 的 な 対 応 等 については 日 南 市 要 配 慮 者 支 援 マニュアル 等 を 策 定 し 対 応 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 10 要 配 慮 者 支 援 体 制 の 整 備 1 要 配 慮 者 支 援 の 実 施 体 制 の 整 備 2 避 難 行 動 要 支 援 者 の 名 簿 の 作 成 3 要 配 慮 者 等 に 対 する 支 援 計 画 1 要 配 慮 者 支 援 の 実 施 体 制 の 整 備 要 配 慮 者 の 支 援 は 日 南 市 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 計 画 に 基 づき 以 下 の 機 関 組 織 等 が 相 互 に 連 携 して 実 施 する (1) 市 市 は 日 南 市 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 計 画 に 基 づき 関 係 機 関 や 団 体 等 と 連 携 し て 要 配 慮 者 に 対 する 避 難 支 援 計 画 の 具 体 化 を 推 進 する また 併 せて 要 配 慮 者 の 支 援 に 必 要 な 施 設 資 機 材 等 の 整 備 を 推 進 する なお 災 害 時 における 要 配 慮 者 支 援 を 系 統 的 に 進 めるため 横 断 的 な 組 織 として 長 寿 課 長 を 班 長 とする 要 配 慮 者 対 策 班 を 設 置 する (2) 民 生 委 員 児 童 委 員 及 び 介 護 保 険 事 業 者 等 の 福 祉 関 係 者 民 生 委 員 児 童 委 員 及 び 介 護 保 険 事 業 者 等 の 福 祉 関 係 者 は 日 南 市 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 計 画 に 基 づき 他 の 団 体 等 とも 協 力 して 災 害 時 における 要 配 慮 者 支 援 に 協 力 する (3) 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 ) 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 )は 日 南 市 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 計 画 に 基 づき 地 域 住 民 福 祉 関 係 団 体 等 と 協 力 して 災 害 時 における 地 区 ごとの 要 配 慮 者 の 支 援 体 制 を 整 備 する 2 避 難 行 動 要 支 援 者 の 名 簿 の 作 成 市 は 避 難 行 動 要 支 援 者 に 関 し 次 の 事 項 に 留 意 し 体 制 を 整 備 する (1) 平 常 時 より 避 難 行 動 要 支 援 者 に 関 する 情 報 を 把 握 し 当 該 名 簿 の 作 成 を 行 う (2) 避 難 行 動 要 支 援 者 の 状 況 は 常 に 変 化 しうることから その 把 握 に 努 め 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 を 更 新 する 期 間 等 をあらかじめ 構 築 し 名 簿 情 報 を 最 新 の 状 態 に 保 つ 風 共 -46

103 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 (3) 災 害 発 生 時 には 避 難 行 動 要 支 援 者 本 人 の 同 意 の 有 無 にかかわらず 当 該 名 簿 を 効 果 的 に 利 用 し 避 難 支 援 等 が 行 われるよう 努 める 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 に 記 載 する 事 項 氏 名 生 年 月 日 性 別 住 所 又 は 居 所 電 話 番 号 その 他 の 連 絡 先 避 難 支 援 等 を 必 要 とする 理 由 その 他 市 長 が 必 要 と 認 める 事 項 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 利 用 提 供 等 情 報 の 収 集 名 簿 情 報 の 利 用 名 簿 情 報 の 提 供 名 簿 情 報 を 提 供 す る 場 合 に おける 配 慮 秘 密 保 持 義 務 市 は 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 作 成 に 必 要 な 限 度 で その 保 有 する 要 配 慮 者 の 氏 名 その 他 の 要 配 慮 者 に 関 する 情 報 を その 保 有 に 当 たって 特 定 された 利 用 の 目 的 以 外 の 目 的 のために 内 部 で 利 用 することができる 市 は 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 の 作 成 のため 必 要 があると 認 める 時 は 県 知 事 その 他 の 者 に 対 し 要 配 慮 者 に 関 する 情 報 の 提 供 を 求 めることができる 市 は 避 難 支 援 等 の 実 施 に 必 要 な 限 度 で 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 に 記 載 し 又 は 記 録 された 名 簿 情 報 を その 保 有 に 当 たって 特 定 された 利 用 の 目 的 以 外 の 目 的 のために 内 部 で 利 用 することができる 市 は 災 害 の 発 生 に 備 え 避 難 支 援 等 の 実 施 に 必 要 な 限 度 で 消 防 機 関 県 警 察 民 生 委 員 法 ( 昭 和 23 年 法 律 第 198 号 )に 定 める 民 生 委 員 社 会 福 祉 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 四 45 号 ) 第 109 条 第 1 項 に 規 定 する 市 社 会 福 祉 協 議 会 自 主 防 災 組 織 その 他 の 避 難 支 援 等 の 実 施 に 携 わる 関 係 者 ( 避 難 支 援 等 関 係 者 )に 対 し 名 簿 情 報 を 提 供 するものとする ただし 本 市 の 条 例 に 特 別 の 定 めがある 場 合 を 除 き 名 簿 情 報 を 提 供 することについて 本 人 ( 当 該 名 簿 情 報 によって 識 別 される 特 定 の 個 人 をいう )の 同 意 が 得 られない 場 合 は この 限 りでない 市 は 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 避 難 行 動 要 支 援 者 の 生 命 又 は 身 体 を 災 害 から 保 護 するために 特 に 必 要 があると 認 め るときは 避 難 支 援 等 の 実 施 に 必 要 な 限 度 で 避 難 支 援 等 関 係 者 その 他 の 者 に 対 し 名 簿 情 報 を 提 供 することができる この 場 合 においては 名 簿 情 報 を 提 供 することについて 本 人 の 同 意 を 得 ることを 要 しない 市 は 名 簿 情 報 を 提 供 するときは 名 簿 情 報 の 提 供 を 受 ける 者 に 対 して 名 簿 情 報 の 漏 えいの 防 止 のために 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 求 めることその 他 の 当 該 名 簿 情 報 に 係 る 避 難 行 動 要 支 援 者 及 び 第 三 者 の 権 利 利 益 を 保 護 する ために 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 努 めなければならない 名 簿 情 報 の 提 供 を 受 けた 者 (その 者 が 法 人 の 場 合 は その 役 員 ) 若 しくは その 職 員 その 他 の 当 該 名 簿 情 報 を 利 用 して 避 難 支 援 等 の 実 施 に 携 わる 者 又 はこれらの 者 であった 者 は 正 当 な 理 由 がなく 当 該 名 簿 情 報 に 係 る 避 難 行 動 要 支 援 者 に 関 して 知 り 得 た 秘 密 を 漏 らしてはならない 風 共 -47

104 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 3 要 配 慮 者 等 に 対 する 支 援 計 画 (1) 防 災 知 識 の 普 及 要 配 慮 者 避 難 行 動 要 支 援 者 及 びその 家 族 に 対 して パンフレット 等 を 配 布 すると 共 に 地 域 の 防 災 訓 練 等 への 積 極 的 な 参 加 を 呼 びかけ 災 害 に 対 する 基 礎 的 な 知 識 の 理 解 を 高 めるように 努 める また 宿 泊 施 設 及 び 観 光 ボランティア 等 の 防 災 教 育 に 努 め 観 光 客 に 対 する 防 災 サ ービスを 支 障 なく 提 供 できるように 指 導 する (2) 避 難 支 援 システムの 整 備 1 個 別 の 支 援 計 画 の 作 成 自 主 防 災 組 織 等 は 作 成 した 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 に 基 づき 避 難 行 動 要 支 援 者 一 人 ひとりに 対 応 した 個 別 の 避 難 支 援 計 画 を 作 成 する 2 要 配 慮 者 支 援 協 議 会 ( 仮 称 ) の 設 置 社 会 福 祉 協 議 会 と 連 携 して 民 生 委 員 児 童 委 員 及 び 福 祉 サービス 提 供 者 障 が い 者 団 体 等 で 構 成 された 要 配 慮 者 支 援 協 議 会 ( 仮 称 ) を 設 置 し その 協 力 を 得 て 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 支 援 計 画 を 作 成 する 3 緊 急 通 報 システム 等 の 整 備 独 居 老 人 寝 たきり 老 人 等 の 安 全 確 保 のため 緊 急 通 報 システムの 整 備 やその 円 滑 な 運 用 に 努 めると 共 に 在 宅 者 の 安 全 性 を 高 めるため 火 災 警 報 器 等 の 設 置 を 推 進 する 4 避 難 行 動 要 支 援 者 への 情 報 伝 達 体 制 の 確 立 自 治 会 ( 自 主 防 災 組 織 )を 通 じた 伝 達 避 難 支 援 等 関 係 者 による 伝 達 介 護 保 険 事 業 者 による 伝 達 等 複 数 の 情 報 伝 達 系 統 を 確 立 する また 個 々の 避 難 行 動 要 支 援 者 の 状 況 に 適 した 災 害 情 報 の 伝 達 手 段 を 検 討 する 5 安 否 確 認 体 制 の 確 立 災 害 発 生 時 における 避 難 行 動 に 困 難 のある 避 難 行 動 要 支 援 者 等 の 安 否 確 認 体 制 を 定 め 災 害 時 における 生 命 の 安 全 を 確 保 する 6 生 活 支 援 体 制 及 び 健 康 管 理 体 制 の 構 築 避 難 所 での 要 配 慮 者 の 生 活 を 支 援 する 体 制 を 整 備 する また 避 難 所 における 要 配 慮 者 の 体 調 管 理 を 図 るため 保 健 師 看 護 師 等 による 巡 回 を 実 施 し 健 康 状 態 の 把 握 に 努 める 7 避 難 所 における 要 配 慮 者 相 談 窓 口 の 設 置 避 難 所 に 要 配 慮 者 相 談 窓 口 を 設 置 し 要 配 慮 者 の 避 難 所 におけるニーズ( 要 望 )を 的 確 に 把 握 する (3) 避 難 に 必 要 な 施 設 整 備 1 高 齢 者 障 がい 者 等 に 配 慮 したまちづくりの 推 進 ア 避 難 路 の 整 備 及 び 確 保 風 共 -48

105 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 社 会 福 祉 施 設 等 や 避 難 場 所 等 に 至 るまでの 避 難 路 を 点 検 巡 視 し 避 難 する 際 に 障 害 となる 箇 所 を 改 善 すること 等 により 避 難 路 の 安 全 確 保 に 努 める イ 避 難 所 のバリアフリー 化 の 推 進 避 難 所 となる 施 設 については 施 設 利 用 や 移 動 さらには 情 報 伝 達 について 利 用 者 の 立 場 に 立 ったバリアフリー 化 に 努 める ウ 避 難 標 識 の 整 備 避 難 所 への 誘 導 標 識 等 に 外 国 語 や 絵 (イラスト)による 標 示 音 や 点 字 情 報 を 付 け 加 えるなどして 誘 導 標 識 の 整 備 と 機 能 向 上 に 努 める 2 福 祉 避 難 所 の 整 備 特 別 な 介 護 の 必 要 な 要 配 慮 者 が 社 会 福 祉 施 設 へ 緊 急 入 所 できない 場 合 に 備 えて 福 祉 避 難 所 を 整 備 する なお 福 祉 避 難 所 については デイサービスセンター 等 の 福 祉 施 設 において 確 保 することとし あらかじめ 市 が 当 該 施 設 の 管 理 者 と 災 害 時 における 施 設 使 用 について 確 認 し その 確 保 に 努 める 3 福 祉 避 難 室 の 整 備 福 祉 避 難 所 への 入 所 ができない 場 合 に 備 えて 避 難 所 ( 小 学 校 等 )に 福 祉 避 難 室 を 整 備 し 要 配 慮 者 のニーズに 対 応 する なお 福 祉 避 難 室 については 保 健 室 や 特 別 教 室 等 を 当 てることとする 4 緊 急 入 所 体 調 の 悪 い 要 配 慮 者 については 福 祉 施 設 への 緊 急 入 所 措 置 をとり 要 配 慮 者 の 体 調 管 理 に 万 全 を 期 す (4) 外 国 人 に 対 する 防 災 対 策 の 充 実 市 は 災 害 時 における 外 国 人 の 安 否 確 認 等 を 迅 速 に 行 い 円 滑 な 支 援 ができるよう 平 常 時 から 外 国 人 の 人 数 や 所 在 地 等 を 把 握 するように 努 める また 外 国 人 が 日 常 生 活 の 中 で 抱 える 様 々な 問 題 について 身 近 なところで 気 軽 に 相 談 し 適 切 なアドバイスを 受 けられるよう 外 国 人 相 談 窓 口 を 充 実 するなど 災 害 時 に 対 応 できる 体 制 づくりに 努 める なお 生 活 情 報 や 防 災 情 報 などの 日 常 生 活 に 係 る 行 政 情 報 を 外 国 人 に 周 知 するため 広 報 誌 やガイドブック ラジオ インターネット 通 信 等 の 各 種 の 広 報 媒 体 をはじめ ホテル 旅 館 及 び 観 光 地 外 国 人 との 交 流 機 会 や 受 入 機 関 等 を 利 用 して 多 様 な 言 語 や ひらがな 等 の 分 かりやすい 言 葉 文 字 による 情 報 提 供 を 行 う 日 南 市 災 害 時 要 援 護 者 避 難 支 援 計 画 : 資 料 編 参 照 風 共 -49

106 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 11 二 次 災 害 防 止 体 制 の 整 備 災 害 には 連 鎖 性 があり 豪 雨 や 地 震 の 直 後 等 に 発 生 する 土 砂 災 害 を 始 めとして 同 時 多 発 火 災 や 特 殊 施 設 災 害 等 極 めて 危 険 な 二 次 災 害 が 発 生 する 可 能 性 が 高 い これらの 二 次 災 害 に 備 えて 災 害 危 険 箇 所 の 緊 急 調 査 等 を 行 う 等 被 害 の 軽 減 に 努 める ことが 重 要 であり 有 効 な 二 次 災 害 防 止 活 動 を 行 うための 体 制 を 日 頃 から 整 備 しておく [ 施 策 の 体 系 ] 第 11 二 次 災 害 防 止 体 制 の 整 備 1 土 砂 災 害 防 止 体 制 の 整 備 2 建 築 物 災 害 防 止 体 制 の 整 備 3 危 険 物 等 災 害 防 止 体 制 の 整 備 4 宅 地 災 害 防 止 体 制 の 整 備 1 土 砂 災 害 防 止 体 制 の 整 備 大 規 模 な 風 水 害 や 震 災 時 等 においては その 後 の 地 盤 の 緩 み 等 による 土 石 流 斜 面 崩 壊 地 すべり 等 の 土 砂 災 害 が 発 生 する 危 険 がある 市 は 災 害 が 発 生 する 危 険 のある 箇 所 についてあらかじめ 把 握 しておくと 共 に 緊 急 に 点 検 を 実 施 できる 体 制 を 整 備 し 二 次 災 害 の 防 止 を 図 る また 深 層 崩 壊 の 発 生 が 想 定 される 危 険 な 渓 流 ( 小 流 域 )について 詳 細 調 査 を 実 施 している 国 土 交 通 省 と 情 報 共 有 を 行 う 体 制 を 整 備 する (1) 二 次 災 害 の 危 険 箇 所 の 把 握 大 規 模 災 害 時 における 二 次 災 害 として 土 砂 災 害 の 発 生 する 危 険 のある 箇 所 をあらか じめ 以 下 のような 資 料 として 整 理 しておき 円 滑 な 二 次 災 害 防 止 活 動 実 施 の 備 えとす る 1 土 砂 災 害 危 険 箇 所 の 地 区 別 一 覧 の 作 成 2 土 砂 災 害 危 険 箇 所 の 地 区 別 位 置 図 の 作 成 (2) 二 次 災 害 危 険 箇 所 に 関 する 点 検 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 時 における 土 砂 災 害 危 険 箇 所 の 点 検 体 制 について 以 下 のような 資 料 を あらかじめ 検 討 や 策 定 をしておくことで 迅 速 かつ 円 滑 な 点 検 活 動 を 実 施 できるよう に 努 める 1 土 砂 災 害 危 険 箇 所 点 検 体 制 の 作 成 2 土 砂 災 害 危 険 箇 所 の 点 検 に 必 要 な 資 機 材 等 の 調 達 先 の 明 確 化 風 共 -50

107 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 2 建 築 物 災 害 防 止 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 特 に 地 震 時 等 における 住 宅 等 の 被 災 程 度 及 び 安 全 性 を 確 認 するものとし て 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 を 円 滑 に 実 施 できる 体 制 を 整 備 しておき 建 築 物 に 係 る 二 次 災 害 の 防 止 を 図 る (1) 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 実 施 マニュアルの 作 成 市 は 大 規 模 な 地 震 等 の 発 生 時 における 日 南 市 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 実 施 マ ニュアル をあらかじめ 作 成 しておき 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 の 円 滑 な 実 施 に 努 める 3 危 険 物 等 災 害 防 止 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 特 に 地 震 時 における 危 険 物 等 施 設 の 安 全 性 を 確 認 し 危 険 物 による 有 毒 ガスの 発 生 など 危 険 物 等 による 災 害 を 防 止 する 体 制 を 整 備 しておき 危 険 物 に 係 る 二 次 災 害 の 防 止 に 努 める (1) 危 険 物 等 施 設 の 把 握 大 規 模 地 震 時 における 危 険 物 等 による 二 次 災 害 の 発 生 する 危 険 箇 所 について あら かじめ 以 下 のような 資 料 として 整 理 しておき 円 滑 な 二 次 災 害 防 止 活 動 の 実 施 に 努 め る 1 危 険 物 等 施 設 の 地 区 別 一 覧 の 作 成 2 危 険 物 等 施 設 の 地 区 別 位 置 図 の 作 成 (2) 危 険 物 等 施 設 に 関 する 点 検 体 制 の 整 備 大 規 模 地 震 が 発 生 した 場 合 における 危 険 物 等 施 設 の 点 検 体 制 つにいて あらかじめ 以 下 のような 資 料 を 作 成 することを 検 討 しておき 迅 速 かつ 円 滑 な 点 検 活 動 の 実 施 に 努 める 1 施 設 管 理 者 への 危 険 物 等 施 設 点 検 マニュアル 作 成 に 関 する 指 導 資 料 2 危 険 物 等 施 設 点 検 体 制 の 作 成 3 危 険 物 等 施 設 の 点 検 に 必 要 な 資 機 材 等 の 整 備 及 び 調 達 先 の 明 確 化 4 宅 地 災 害 防 止 体 制 の 整 備 大 規 模 災 害 特 に 地 震 時 における 宅 地 等 の 被 災 程 度 及 び 安 全 性 を 確 認 するものとして 被 災 宅 地 応 急 危 険 度 判 定 の 円 滑 な 実 施 体 制 を 整 備 し 宅 地 に 係 る 二 次 災 害 防 止 に 努 める (1) 被 災 宅 地 応 急 危 険 度 判 定 実 施 マニュアルの 作 成 市 は 大 規 模 地 震 発 生 時 における 日 南 市 被 災 宅 地 応 急 危 険 度 判 定 実 施 マニュアル をあらかじめ 作 成 しておき 被 災 宅 地 応 急 危 険 度 判 定 が 円 滑 に 実 施 できるように 努 め る 風 共 -51

108 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 12 防 災 訓 練 の 実 施 市 は 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づき 災 害 発 生 を 未 然 に 防 止 し また 災 害 による 被 害 を 最 小 限 に 留 め 市 域 における 防 災 活 動 を 円 滑 に 実 施 していくよう 各 機 関 及 び 市 民 との 協 力 体 制 の 確 立 に 重 点 をおく 総 合 防 災 訓 練 並 びに 各 応 急 対 策 計 画 に 習 熟 するための 個 別 訓 練 を 実 施 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 12 防 災 訓 練 の 実 施 1 総 合 防 災 訓 練 2 水 防 訓 練 3 消 防 訓 練 4 避 難 救 助 訓 練 5 通 信 連 絡 訓 練 6 非 常 召 集 自 主 参 集 訓 練 7 地 震 津 波 避 難 対 策 訓 練 8 地 域 別 訓 練 9 そ の 他 1 総 合 防 災 訓 練 本 市 の 地 域 防 災 計 画 に 習 熟 するため 関 係 防 災 機 関 相 互 の 緊 密 な 協 力 体 制 のもと 市 民 と 一 体 となって 総 合 的 な 防 災 訓 練 を 適 宜 実 施 する 2 水 防 訓 練 水 防 活 動 の 完 全 な 習 熟 を 目 的 として 市 水 防 計 画 の 定 めるところにより 訓 練 演 習 を 行 う 3 消 防 訓 練 現 有 消 防 力 の 合 理 的 運 用 及 び 的 確 な 防 ぎょ 活 動 に 万 全 を 期 するため 消 防 技 術 の 徹 底 及 び 習 熟 を 目 的 とした 訓 練 を 行 う 消 防 計 画 に 基 づく 消 防 活 動 の 円 滑 な 遂 行 を 図 るため 消 防 に 関 する 様 々な 訓 練 を 実 施 するほか 必 要 に 応 じて 大 火 災 を 想 定 し 他 市 町 と 合 同 して 消 防 訓 練 等 を 実 施 するよう に 努 める 風 共 -52

109 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 4 避 難 救 助 訓 練 避 難 救 助 訓 練 は 居 住 者 通 行 者 等 の 協 力 を 得 て 誘 導 指 示 勧 告 等 が 迅 速 に 行 わ れるよう 実 施 するものとする 更 に 自 力 避 難 不 可 能 な 場 合 を 想 定 し これに 対 する 救 出 等 についての 訓 練 も 実 施 する この 場 合 孤 立 者 負 傷 者 でき 者 等 の 救 助 救 出 医 療 物 資 の 輸 送 給 水 炊 出 しに 重 点 をおく 5 通 信 連 絡 訓 練 正 常 通 信 から 災 害 通 信 への 迅 速 円 滑 な 切 換 え 有 線 途 絶 時 の 連 絡 確 保 通 信 内 容 の 確 実 な 伝 達 機 器 の 応 急 修 理 等 について 訓 練 を 実 施 するものとする 6 非 常 召 集 自 主 参 集 訓 練 防 災 関 係 機 関 は 休 日 夜 間 等 勤 務 時 間 外 において 非 常 召 集 自 主 参 集 による 職 員 の 配 備 を 迅 速 に 行 うため 災 害 を 想 定 し 情 報 の 伝 達 連 絡 非 常 召 集 について 訓 練 を 実 施 するものとする 7 地 震 津 波 避 難 対 策 訓 練 緊 急 地 震 速 報 を 取 り 入 れた 地 震 発 生 時 の 対 応 行 動 訓 練 や 津 波 が 発 生 した 場 合 に 迅 速 に 安 全 な 場 所 へ 避 難 する 訓 練 を 計 画 実 施 し 津 波 発 生 時 の 避 難 行 動 に 万 全 を 期 す 8 地 域 別 訓 練 自 主 防 災 組 織 等 市 民 を 主 体 とする 地 域 特 性 に 応 じた 地 域 別 の 訓 練 を 実 施 する 9 その 他 このほか 情 報 道 路 緊 急 輸 送 応 援 要 請 配 送 拠 点 医 療 救 護 救 命 救 助 上 水 道 下 水 道 清 掃 土 砂 災 害 学 校 衛 生 防 疫 等 についての 防 災 訓 練 を 行 う これら は 単 独 又 は 総 合 防 災 訓 練 の 中 に 組 み 入 れて 行 う 風 共 -53

110 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 2 節 防 災 体 制 の 整 備 第 13 業 務 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 基 礎 的 な 自 治 体 として 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため 災 害 応 急 対 策 業 務 や 住 民 生 活 に 密 着 した 業 務 を 継 続 して 実 施 するための 業 務 継 続 計 画 (BCP)を 策 定 するものとする なお この 計 画 は 訓 練 や 検 証 を 行 いながら 必 要 に 応 じて 見 直 しを 図 るものとする 業 務 継 続 計 画 策 定 のための 主 な 検 討 項 目 業 務 継 続 計 画 の 検 討 体 制 業 務 継 続 体 制 の 検 討 業 務 継 続 体 制 の 向 上 全 庁 的 な 検 討 体 制 の 構 築 国 県 関 係 機 関 等 との 連 携 調 整 等 検 討 の 対 象 及 び 実 施 体 制 被 害 状 況 の 想 定 非 常 時 優 先 業 務 の 選 定 必 要 資 源 に 関 する 分 析 と 対 策 非 常 時 の 対 応 教 育 訓 練 等 点 検 是 正 風 共 -54

111 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 関 係 課 総 務 課 学 校 教 育 課 消 防 本 部 総 合 戦 略 課 地 域 振 興 課 福 祉 課 長 寿 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 その 他 全 課 第 1 防 災 知 識 の 普 及 市 民 自 らが 災 害 のメカニズムを 理 解 し かつ 自 分 の 生 命 財 産 自 分 達 のまちは 自 分 達 で 守 るという 責 務 を 自 覚 して 防 災 知 識 と 技 術 を 身 に 付 けることが 防 災 の 基 本 で ある このため 市 は 自 らの 防 災 力 の 向 上 を 図 ると 共 に 市 民 の 災 害 対 応 力 ( 防 災 上 の 基 礎 技 術 )の 向 上 を 図 り 発 災 時 において 的 確 な 防 災 活 動 が 実 施 できるよう 指 導 育 成 に 努 める [ 施 策 の 体 系 ] 第 1 防 災 知 識 の 普 及 1 防 災 教 育 すべき 基 本 的 な 内 容 2 児 童 生 徒 等 に 対 する 防 災 教 育 3 市 職 員 に 対 する 防 災 教 育 4 防 火 管 理 者 危 険 物 取 扱 者 に 対 する 特 別 講 習 5 林 野 火 災 予 防 の 徹 底 1 防 災 教 育 すべき 基 本 的 な 内 容 (1) 地 域 防 災 計 画 災 害 対 策 基 本 法 第 42 条 第 4 項 に 基 づく 日 南 市 地 域 防 災 計 画 の 要 旨 を 教 育 する (2) 災 害 予 防 知 識 災 害 による 被 害 の 軽 減 又 は 防 止 は 防 災 知 識 を 普 及 徹 底 することによって 達 成 され ることを 踏 まえ 例 えば 火 災 の 予 防 あるいは 台 風 時 における 家 屋 の 保 全 方 法 等 の 防 災 知 識 を 啓 発 する (3) 災 害 時 の 心 得 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 各 世 帯 で 承 知 しておくべ き 事 項 を 教 育 する 風 共 -55

112 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 1 気 象 予 警 報 の 種 類 と 対 策 2 避 難 する 場 合 の 携 帯 品 ( 救 急 箱 懐 中 電 灯 ラジオ 乾 電 池 等 ) 3 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 と 避 難 路 4 要 配 慮 者 や 男 女 双 方 の 視 点 ( 男 女 のニーズの 違 い 等 )への 配 慮 5 その 他 被 災 世 帯 が 心 得 ておくべき 事 項 ( 食 料 飲 料 水 携 帯 トイレ トイレッ トペーパー 等 の 備 蓄 等 ) (4) 防 災 広 報 1 広 報 紙 パンフレットによる 広 報 2 ビデオ スライド 等 による 広 報 3 出 前 講 座 など 巡 回 による 広 報 4 ポスター 作 文 標 語 等 の 募 集 による 広 報 5 インターネットによる 防 災 知 識 の 広 報 6 講 演 会 講 習 会 シンポジウム 等 による 広 報 (5) 実 施 期 間 防 災 知 識 の 普 及 は 災 害 が 発 生 し 易 い 時 期 又 は 全 国 的 に 実 施 される 災 害 予 防 運 動 期 間 等 を 考 慮 して 実 施 するものとする スケジュール 区 分 スケジュール 風 水 害 予 防 に 関 する 事 項 水 防 月 間 5 月 1 日 ~5 月 31 日 土 砂 災 害 予 防 に 関 する 事 項 土 砂 災 害 防 止 月 間 6 月 1 日 ~6 月 30 日 がけ 崩 れ 防 災 週 間 6 月 1 日 ~6 月 7 日 春 季 火 災 予 防 運 動 3 月 1 日 ~3 月 7 日 火 災 予 防 に 関 する 事 項 秋 季 火 災 予 防 運 動 11 月 9 日 ~11 月 15 日 年 末 特 別 警 戒 12 月 1 日 ~12 月 31 日 林 野 火 災 予 防 運 動 1 月 30 日 ~2 月 5 日 災 害 全 般 に 関 する 事 項 防 災 週 間 防 災 の 日 津 波 防 災 の 日 防 災 とボランティア 週 間 防 災 とボランティアの 日 8 月 30 日 ~9 月 5 日 9 月 1 日 11 月 5 日 1 月 15 日 ~1 月 21 日 1 月 17 日 道 路 災 害 予 防 に 関 する 事 項 道 路 防 災 週 間 8 月 25 日 ~8 月 31 日 風 共 -56

113 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 2 児 童 生 徒 等 に 対 する 防 災 教 育 (1) 児 童 生 徒 に 対 する 防 災 教 育 教 育 機 関 においては 地 域 や 学 校 の 実 情 及 び 児 童 生 徒 の 発 達 の 段 階 に 応 じた 体 系 的 な 防 災 教 育 を 行 うとともに 自 ら 考 えさせる 体 験 的 な 活 動 や 実 践 的 な 避 難 訓 練 を 取 り 入 れながら 災 害 発 生 時 に 適 切 な 判 断 や 行 動 選 択 ができるよう 危 険 予 測 危 険 回 避 能 力 の 向 上 に 努 める また 防 災 教 育 に 関 するモデル 校 を 選 定 し 視 聴 覚 教 材 等 を 活 用 しつつ 先 導 的 な 防 災 教 育 を 実 施 するとともに 教 材 や 教 育 プログラムの 検 証 を 行 うことにより 効 果 的 な 防 災 教 育 のあり 方 を 検 討 する (2) 教 職 員 に 対 する 防 災 教 育 教 職 員 に 対 しては 実 践 的 な 防 災 教 育 や 防 災 管 理 等 のあり 方 について 研 修 や 訓 練 を 実 施 する このため 教 職 員 向 けの 参 考 資 料 の 作 成 と 活 用 また 管 理 職 や 防 災 教 育 担 当 者 等 の 研 修 会 等 を 通 じて 指 導 者 の 資 質 の 向 上 を 図 る 3 市 職 員 に 対 する 防 災 教 育 (1) 防 災 教 育 の 内 容 1 想 定 地 震 に 伴 い 発 生 すると 予 想 される 地 震 動 及 び 津 波 に 関 する 知 識 2 地 震 津 波 に 関 する 一 般 的 な 知 識 3 地 震 が 発 生 した 場 合 に 具 体 的 にとるべき 行 動 に 関 する 知 識 4 職 員 等 が 果 たすべき 役 割 5 地 震 防 災 対 策 として 現 在 講 じられている 対 策 に 関 する 知 識 6 今 後 地 震 対 策 として 取 り 組 む 必 要 のある 課 題 (2) 防 災 教 育 研 修 応 急 対 策 を 実 施 する 職 員 は 災 害 に 関 する 豊 富 な 知 識 と 適 切 な 判 断 力 が 要 求 されるた め 以 下 のような 防 災 教 育 研 修 に 努 める 1 応 急 対 策 活 動 の 習 熟 被 災 者 救 援 活 動 情 報 収 集 活 動 応 急 復 旧 活 動 等 の 現 場 活 動 に 従 事 する 職 員 に 対 しては 現 場 での 活 動 を 示 した 応 急 計 画 (マニュアル)により 対 策 の 周 知 徹 底 を 図 る 2 研 修 会 及 び 講 演 会 の 開 催 災 害 に 関 する 学 識 経 験 者 防 災 機 関 の 担 当 者 災 害 を 被 った 自 治 体 の 担 当 者 等 を 講 師 として 招 き 研 修 会 講 演 会 を 開 催 する また 様 々な 防 災 関 連 の 研 修 セミナー 等 に 積 極 的 に 参 加 するとともに 総 合 防 災 訓 練 等 を 通 じて 防 災 担 当 職 員 の 災 害 対 応 能 力 の 向 上 に 努 める 風 共 -57

114 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 4 防 火 管 理 者 危 険 物 取 扱 者 に 対 する 特 別 講 習 防 災 知 識 の 普 及 によって 被 害 を 最 小 限 度 にとどめ 得 る 場 合 が 多 く 特 に 火 災 は 防 火 知 識 の 欠 如 によって 起 こる 場 合 が 多 いため 防 火 管 理 者 には 火 災 予 防 を 重 点 とした 講 習 会 を 危 険 物 取 扱 者 には 危 険 物 の 保 安 基 準 に 関 する 高 度 な 知 識 と 技 術 を 養 成 するた めの 特 別 講 習 を 行 うよう 努 める 5 林 野 火 災 予 防 の 徹 底 林 野 火 災 は 消 火 が 困 難 であり ひとたび 発 生 すると 大 火 災 になるおそれが 大 きい そ の 原 因 は 入 山 者 等 の 不 注 意 によることが 多 く 啓 発 活 動 によって 防 止 が 可 能 である そこでハイカー 等 の 入 山 者 森 林 所 有 者 及 び 林 内 での 作 業 者 を 対 象 に 重 点 事 項 の 徹 底 を 図 り 林 野 火 災 予 防 に 努 める 林 野 火 災 予 防 運 動 は 県 下 の 林 野 火 災 発 生 状 況 等 を 勘 案 し 林 野 火 災 が 多 発 すること が 予 想 される 時 期 についても 実 施 する 第 2 自 主 防 災 組 織 等 の 育 成 強 化 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 には 通 信 交 通 の 途 絶 等 の 悪 条 件 が 重 なり 地 域 ごとに 充 分 に 即 応 できない 事 態 が 予 想 されるため 被 害 の 防 止 又 は 軽 減 を 図 るためには 市 民 の 自 らの 防 災 活 動 が 必 要 となる したがって 市 及 び 関 係 機 関 は 平 素 から 地 域 単 位 又 は 事 業 所 単 位 での 自 主 的 な 防 災 組 織 の 育 成 と 整 備 を 推 進 する [ 施 策 の 体 系 ] 第 2 自 主 防 災 組 織 等 の 育 成 強 化 1 市 民 等 の 自 主 防 災 組 織 の 育 成 2 自 主 防 災 組 織 の 設 置 育 成 3 事 業 所 防 災 活 動 の 推 進 1 市 民 等 の 自 主 防 災 組 織 の 育 成 (1) 自 主 防 災 組 織 の 設 置 促 進 災 害 対 策 基 本 法 第 5 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 市 民 が 自 ら 行 う 防 災 活 動 を 組 織 化 し 自 主 防 災 組 織 を 設 置 し その 育 成 強 化 に 努 める また これらの 組 織 と 消 防 団 との 連 携 を 通 じて 地 域 コミュニティによる 防 災 体 制 の 充 実 を 図 る 日 南 市 自 主 防 災 組 織 : 資 料 編 参 照 風 共 -58

115 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 (2) 自 主 防 災 組 織 の 活 動 自 主 防 災 組 織 においては 次 の 活 動 を 行 うよう 努 める 1 平 常 時 の 活 動 ア 自 分 達 のまちは 自 分 達 で 守 る という 意 識 高 揚 イ 防 災 知 識 及 び 防 災 技 術 の 習 得 ウ 市 民 に 対 する 防 災 知 識 技 術 の 普 及 活 動 (パンフレット ポスター 作 成 及 び 講 習 会 等 の 開 催 支 援 ) エ 要 配 慮 者 との 交 流 オ 市 の 行 う 防 災 活 動 への 参 加 協 力 カ 市 民 の 行 う 防 災 活 動 への 参 加 協 力 キ 防 災 訓 練 の 実 施 又 は 参 加 ク 火 気 使 用 設 備 器 具 等 の 点 検 ケ 防 災 資 機 材 の 整 備 及 び 備 蓄 コ 発 災 時 の 具 体 的 な 役 割 と 活 動 指 針 の 準 備 サ 要 配 慮 者 の 所 在 把 握 シ 地 域 内 の 危 険 箇 所 の 把 握 ス 自 主 防 災 組 織 相 互 間 の 連 携 セ 他 の 災 害 ボランティア 組 織 自 治 会 消 防 団 及 び 関 係 団 体 との 相 互 間 の 連 携 ソ 防 災 用 資 機 材 の 整 備 点 検 タ 防 災 に 関 する 調 査 研 究 チ 自 主 防 災 組 織 における 地 区 防 災 計 画 の 作 成 ツ その 他 の 防 災 対 策 2 災 害 時 の 活 動 ア 他 の 自 主 防 災 組 織 ボランティア 組 織 自 治 会 消 防 団 及 び 関 係 団 体 との 相 互 間 の 区 域 分 担 役 割 分 担 の 調 整 イ 災 害 に 対 する 警 戒 活 動 ウ 地 域 内 の 災 害 情 報 被 害 情 報 の 収 集 伝 達 の 協 力 と 市 への 報 告 エ 出 火 防 止 初 期 消 火 活 動 オ 浸 水 排 除 堤 防 補 強 修 復 活 動 の 協 力 カ 負 傷 者 の 救 出 応 急 手 当 搬 送 キ 避 難 指 示 勧 告 の 場 合 の 住 民 への 伝 達 避 難 した 後 の 確 認 等 ク 要 配 慮 者 の 救 出 避 難 支 援 等 への 協 力 ケ 避 難 誘 導 避 難 所 の 開 設 と 運 営 の 協 力 コ 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 に 収 容 されていない 被 害 者 への 救 援 活 動 サ 炊 出 し 配 送 配 給 給 水 等 の 実 施 と 協 力 シ 救 援 物 資 の 早 期 分 類 と 分 配 ス その 他 災 害 応 急 対 策 活 動 風 共 -59

116 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 2 自 主 防 災 組 織 の 設 置 育 成 (1) 設 置 育 成 の 基 本 原 則 自 主 防 災 組 織 の 設 置 育 成 は あくまでも 市 民 が 連 帯 協 調 して 災 害 を 未 然 に 防 止 し 又 は 被 害 を 軽 減 するために 地 域 の 実 情 に 応 じて 自 主 的 に 設 置 運 営 することを 基 本 とする また 組 織 化 に 当 たっては 女 性 の 参 画 に 努 めることはもとより 多 様 な 世 代 が 参 加 できるよう 環 境 の 整 備 等 を 促 進 する (2) 育 成 自 主 防 災 組 織 の 設 置 を 促 進 するため 広 報 資 料 の 作 成 防 火 指 導 防 災 訓 練 等 の 防 災 行 事 及 び 講 習 会 等 を 実 施 し 育 成 を 図 る また 防 災 士 養 成 研 修 の 実 施 等 により 自 主 防 災 組 織 の 核 となるリーダーを 育 成 する 研 修 には 要 配 慮 者 や 男 女 共 同 参 画 の 視 点 からの 防 災 対 策 を 盛 り 込 むよう 配 慮 する (3) 既 存 組 織 の 活 用 現 在 市 民 が 自 主 的 に 防 災 活 動 を 行 っている 組 織 がある 場 合 新 しい 自 主 防 災 組 織 へ 発 展 していくよう 積 極 的 に 指 導 する (4) 規 約 自 主 防 災 組 織 は 地 域 の 規 模 態 様 により その 内 容 が 異 なるものであるが それ ぞれの 組 織 において 規 約 及 び 事 業 計 画 等 を 定 めておくものとする (5) 地 区 防 災 計 画 自 主 防 災 組 織 等 は 地 震 津 波 災 害 風 水 害 火 災 その 他 の 災 害 が 発 生 又 は 発 生 す るおそれがある 場 合 において 本 部 と 連 携 して 災 害 を 防 止 若 しくは 軽 減 し 又 は 火 災 その 他 の 災 害 の 予 防 を 図 るため 防 災 訓 練 や 防 災 活 動 に 必 要 な 物 資 及 び 資 材 の 備 蓄 等 を 定 めた 地 区 防 災 計 画 を 作 成 する 市 は 一 定 の 地 区 内 の 居 住 者 及 び 当 該 地 区 に 事 業 所 を 有 する 事 業 者 が 共 同 して 作 成 する 地 区 防 災 計 画 を 地 域 防 災 計 画 に 定 める (6) 資 機 材 の 整 備 市 は 国 県 の 制 度 を 活 用 し 緊 急 時 の 救 助 に 使 用 する 資 機 材 を 自 主 防 災 組 織 単 位 で 配 置 するよう 努 める 3 事 業 所 防 災 活 動 の 推 進 市 は 事 業 所 が 取 り 組 む 防 災 体 制 の 充 実 強 化 や 地 域 の 自 主 防 災 組 織 と 協 力 連 携 で きる 体 制 の 整 備 に 資 する 情 報 提 供 等 を 行 う また 企 業 を 地 域 コミュニティの 一 員 としてとらえ 地 域 の 防 災 訓 練 等 への 積 極 的 参 加 の 呼 びかけ 防 災 に 関 するアドバイスを 行 う なお 南 海 トラフ 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づき 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 地 域 に 指 定 されたため その 地 域 内 における 不 特 定 かつ 多 数 の 者 が 出 入 りする 施 設 の 管 理 者 による 対 策 計 画 の 策 定 を 促 進 する 風 共 -60

117 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 第 3 ボランティアの 環 境 整 備 災 害 ボランティアは 自 主 的 任 意 的 無 報 酬 を 原 則 とし 善 意 をもって 他 人 の 窮 状 に 対 して 奉 仕 する 社 会 貢 献 活 動 であり 我 国 においても 1995 年 の 阪 神 淡 路 大 震 災 を 契 機 に 急 速 にその 気 運 が 高 まってきている 災 害 時 には 被 災 者 へのきめ 細 かな 支 援 をはじめ 様 々 な 災 害 ボランティアが 重 要 な 応 急 活 動 を 担 っている こうした 災 害 時 のボランティア 活 動 を 支 援 するため その 自 主 性 を 尊 重 しつつ 以 下 の 取 組 を 進 める [ 施 策 の 体 系 ] 第 3 ボランティアの 環 境 整 備 1 災 害 ボランティアとの 連 携 体 制 の 整 備 2 災 害 ボランティアコーディネーター 等 の 育 成 3 災 害 ボランティア 活 動 環 境 の 整 備 4 専 門 ボランティアとの 連 携 体 制 の 構 築 1 災 害 ボランティアとの 連 携 体 制 の 整 備 市 は 社 会 福 祉 協 議 会 日 本 赤 十 字 社 等 やボランティア 団 体 との 連 携 を 図 り 平 常 時 におけるボランティア 意 識 の 醸 成 啓 発 研 修 登 録 制 度 の 実 施 等 に 努 めると 共 に 災 害 時 におけるボランティア 活 動 の 調 整 を 行 う 体 制 災 害 ボランティアと 市 市 民 が 連 携 協 働 して 災 害 対 策 に 当 たる 体 制 等 の 整 備 を 進 める 2 災 害 ボランティアコーディネーター 等 の 育 成 市 は 県 社 会 福 祉 協 議 会 等 との 連 携 を 図 り 災 害 時 を 想 定 した 災 害 ボランティアコ ーディネーター ボランティアリーダーの 育 成 を 推 進 する 3 災 害 ボランティア 活 動 環 境 の 整 備 市 は 災 害 時 のボランティアの 活 動 拠 点 として 必 要 に 応 じてボランティアセンター を 日 南 市 総 合 運 動 公 園 等 に 設 けるものとする また 県 と 協 力 してボランティア 保 険 制 度 の 活 用 促 進 を 図 る 4 専 門 ボランティアとの 連 携 体 制 の 構 築 市 は 県 と 連 携 して 建 築 士 会 や 通 訳 ボランティアグループ 等 の 関 係 団 体 と 災 害 時 にお ける 連 携 体 制 を 構 築 する また 市 域 のボランティア 活 動 やボランティア 団 体 を 掌 握 し 次 に 掲 げるような 提 供 可 能 な 技 能 等 の 登 録 について 検 討 する 風 共 -61

118 第 1 章 災 害 予 防 計 画 第 3 節 市 民 の 防 災 活 動 の 促 進 救 急 救 助 医 療 介 護 建 築 物 宅 地 の 応 急 危 険 度 判 定 通 訳 ( 外 国 語 手 話 ) 通 信 技 術 ボランティアコーディネーター 第 4 災 害 教 訓 の 伝 承 市 は 過 去 に 起 こった 大 災 害 の 教 訓 や 災 害 文 化 を 確 実 に 後 世 に 伝 えていくため 大 災 害 に 関 する 調 査 分 析 結 果 や 映 像 を 含 めた 各 種 資 料 を 広 く 収 集 整 理 し 適 切 に 保 存 する こ れらは 広 く 住 民 が 閲 覧 できるよう 公 開 するとともに 災 害 に 関 する 石 碑 やモニュメント 等 の 持 つ 意 味 を 正 しく 後 世 に 伝 えていく また こうした 取 組 により 災 害 教 訓 の 伝 承 の 重 要 性 について 住 民 啓 発 を 行 う 風 共 -62

119 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 課 財 務 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 総 務 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 第 1 災 害 対 策 組 織 計 画 1 災 害 対 策 組 織 の 設 置 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 市 は 必 要 に 応 じて 災 害 対 策 組 織 を 設 置 し 防 災 関 係 機 関 と 緊 密 に 連 携 し 災 害 予 防 被 害 の 防 止 軽 減 災 害 応 急 対 策 を 実 施 する 日 南 市 災 害 対 策 本 部 条 例 : 資 料 編 参 照 日 南 市 災 害 対 策 本 部 規 程 : 資 料 編 参 照 2 災 害 対 策 組 織 の 種 別 災 害 の 発 生 状 況 等 に 応 じて 設 置 する 災 害 対 策 組 織 は 以 下 の 種 別 とする (1) 情 報 連 絡 本 部 ( 本 部 長 : 危 機 管 理 室 長 ) (2) 災 害 警 戒 本 部 ( 本 部 長 : 総 務 課 長 ) (3) 災 害 対 策 本 部 ( 本 部 長 : 市 長 ) 3 本 部 会 議 災 害 警 戒 本 部 及 び 災 害 対 策 本 部 には 災 害 対 策 に 関 する 重 要 な 事 項 を 協 議 するため 本 部 員 ( 各 対 策 部 長 )により 構 成 される 本 部 会 議 を 設 置 し 災 害 対 策 に 係 る 重 要 事 項 について 協 議 し 決 定 する (1) 配 備 体 制 の 決 定 (2) 各 対 策 部 又 は 各 班 の 活 動 調 整 (3) 避 難 準 備 情 報 の 発 表 避 難 勧 告 又 は 指 示 の 発 令 等 に 係 る 意 思 決 定 (4) 関 係 機 関 との 活 動 調 整 (5) 県 又 は 関 係 機 関 への 応 援 要 請 に 係 る 意 思 決 定 (6) 住 民 への 広 報 事 項 の 決 定 風 共 -63

120 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 4 災 害 対 策 組 織 の 設 置 及 び 解 散 基 準 (1) 設 置 基 準 情 報 連 絡 本 部 災 害 警 戒 本 部 及 び 災 害 対 策 本 部 は 次 の 基 準 に 基 づき 設 置 する 防 災 体 制 災 害 の 種 別 災 害 の 程 度 等 情 報 連 絡 本 部 市 域 に 大 雨 警 報 又 は 洪 水 警 報 が 発 令 されたとき 風 水 害 災 害 の 発 生 が 予 想 されるとき 気 象 状 況 等 により 災 害 の 発 生 に 関 する 情 報 連 絡 が 必 要 となったとき 危 機 管 理 室 長 が 必 要 と 認 めたとき 地 震 市 域 で 震 度 4が 観 測 されたとき 津 波 宮 崎 県 沿 岸 部 に 津 波 注 意 報 が 発 令 されたとき 災 害 警 戒 本 部 市 域 に 局 地 的 な 災 害 が 発 生 し その 対 策 を 要 するとき 風 水 害 暴 風 域 を 伴 う 台 風 が 本 市 を 直 撃 することが 明 らかなとき 総 務 課 長 が 必 要 と 認 めたとき 地 震 市 域 で 震 度 5 弱 が 観 測 されたとき 津 波 宮 崎 県 沿 岸 部 に 津 波 警 報 が 発 令 されたとき 災 害 対 策 本 部 市 域 の 広 範 囲 にわたり 市 民 の 生 命 財 産 に 被 害 を 及 ぼす 災 害 が 発 生 した 風 水 害 とき 市 長 が 必 要 と 認 めたとき 地 震 市 域 で 震 度 5 強 が 観 測 されたとき 津 波 宮 崎 県 沿 岸 部 に 大 津 波 警 報 が 発 令 されたとき (2) 解 散 基 準 情 報 連 絡 本 部 災 害 警 戒 本 部 及 び 災 害 対 策 本 部 は 以 下 の 基 準 により 解 散 する 組 織 名 称 災 害 の 種 別 解 散 基 準 情 報 連 絡 本 部 災 害 警 戒 本 部 災 害 対 策 本 部 災 害 全 般 災 害 全 般 災 害 の 危 険 が 解 消 したとき 情 報 連 絡 本 部 にあっては 災 害 警 戒 本 部 に 又 は 災 害 警 戒 本 部 にあっては 災 害 対 策 本 部 に 移 行 したとき 災 害 の 危 険 が 解 消 したとき 災 害 応 急 対 策 が 一 応 終 了 したとき 災 害 の 発 生 の 危 険 性 が 軽 減 し 災 害 警 戒 本 部 又 は 情 報 連 絡 本 部 に 移 行 し たとき 5 災 害 対 策 本 部 の 設 置 場 所 災 害 対 策 本 部 は 市 役 所 本 館 2 階 に 設 置 する ただし 本 部 が 被 災 してその 機 能 を 果 たしえない 場 合 には 以 下 の 施 設 を 代 替 場 所 と する 第 1 候 補 日 南 市 保 健 福 祉 総 合 センター 第 2 候 補 日 南 市 文 化 センター 風 共 -64

121 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 6 災 害 対 策 本 部 地 方 支 部 の 設 置 地 方 における 災 害 予 防 及 び 災 害 応 急 対 策 の 推 進 を 図 るため 災 害 対 策 本 部 地 方 支 部 を 設 置 する 災 害 対 策 本 部 では 災 害 の 態 様 規 模 に 応 じて 北 郷 町 総 合 支 所 あるいは 南 郷 町 総 合 支 所 に 災 害 対 策 本 部 の 出 先 機 関 を 置 くが 状 況 に 応 じてさらに 地 方 支 部 を 開 設 する なお 災 害 対 策 本 部 地 方 支 部 の 業 務 を 行 う 要 員 については 該 当 地 区 の 総 合 支 所 又 は 本 部 から 派 遣 する 名 称 所 在 地 所 管 区 域 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 日 南 市 北 郷 町 郷 之 原 乙 1477 番 地 北 郷 地 区 全 域 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 日 南 市 南 郷 町 南 町 8 番 地 南 郷 地 区 全 域 細 田 支 部 日 南 市 大 字 毛 吉 田 1018 番 地 細 田 地 区 全 域 鵜 戸 支 部 日 南 市 大 字 宮 浦 2434 番 地 鵜 戸 地 区 全 域 酒 谷 支 部 日 南 市 大 字 酒 谷 乙 4557 番 地 酒 谷 地 区 全 域 7 現 地 災 害 対 策 本 部 特 定 の 地 域 に 被 災 が 集 中 し 本 部 長 が 局 地 的 な 対 応 が 必 要 と 判 断 した 場 合 には 当 該 地 域 に 現 地 災 害 対 策 本 部 を 設 置 する 現 地 災 害 対 策 本 部 の 体 制 等 については 当 該 災 害 の 規 模 等 に 応 じ その 都 度 決 定 する 8 意 思 決 定 権 者 代 理 順 位 災 害 対 策 本 部 等 の 設 置 に 当 たり 意 思 決 定 権 者 ( 本 部 長 )が 不 在 又 は 連 絡 が 不 能 であ り 特 に 緊 急 に 意 思 決 定 を 必 要 とする 場 合 においては 次 の 順 位 により 所 定 の 決 定 権 者 に 代 わって 意 思 決 定 を 行 う なお この 場 合 において 代 理 で 意 思 決 定 を 行 った 者 は 速 やかに 所 定 の 決 定 権 者 にこれを 報 告 する (1) 災 害 対 策 本 部 設 置 前 市 長 代 理 順 位 1 位 代 理 順 位 2 位 代 理 順 位 3 位 副 市 長 教 育 長 総 務 課 長 危 機 管 理 室 長 (2) 災 害 対 策 本 部 設 置 後 代 理 順 位 1 位 代 理 順 位 2 位 代 理 順 位 3 位 本 部 長 副 本 部 長 総 務 対 策 部 長 総 務 班 長 9 災 害 対 策 本 部 設 置 の 周 知 (1) 本 部 設 置 の 周 知 本 部 を 設 置 したときは 以 下 により 関 係 者 及 び 関 係 機 関 等 に 周 知 する 風 共 -65

122 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 通 知 先 通 知 方 法 担 当 部 班 本 部 構 成 員 庁 内 放 送 防 災 行 政 無 線 電 話 メール 口 頭 総 務 対 策 部 総 務 班 防 災 関 係 機 関 防 災 行 政 無 線 電 話 口 頭 総 務 対 策 部 総 務 班 一 般 市 民 防 災 行 政 無 線 電 話 口 頭 広 報 車 総 務 対 策 部 広 報 班 報 道 機 関 電 話 口 頭 総 務 対 策 部 広 報 班 隣 接 市 町 電 話 文 書 総 務 対 策 部 総 務 班 (2) 職 員 への 周 知 部 長 及 び 班 長 は 本 部 設 置 の 通 知 を 受 けた 場 合 所 属 職 員 に 周 知 を 徹 底 する 10 災 害 対 策 本 部 の 機 能 の 代 替 激 甚 な 災 害 により 本 部 の 機 能 確 保 が 困 難 である 場 合 は 災 害 発 生 直 後 における 情 報 収 集 伝 達 防 災 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 等 の 初 動 対 応 を 消 防 本 部 で 行 うこととし 緊 急 的 な 災 害 対 策 本 部 機 能 の 確 保 を 図 る 11 本 部 連 絡 員 (1) 本 部 連 絡 員 の 配 置 1 災 害 対 策 本 部 が 設 置 された 場 合 本 部 の 各 部 に 正 副 2 名 の 本 部 連 絡 員 を 配 置 する 2 本 部 連 絡 員 の1 名 は 本 部 に 常 駐 し 本 部 長 の 命 を 受 け 本 部 と 各 部 の 連 絡 調 整 及 び 災 害 に 関 する 情 報 収 集 に 当 たる 12 その 他 災 害 対 策 本 部 の 運 営 に 必 要 な 事 項 (1) 本 部 施 設 の 整 備 災 害 対 策 本 部 が 設 置 された 場 合 本 部 員 等 は 以 下 の 設 備 等 を 速 やかに 整 備 する 1 停 電 時 対 策 として バッテリーランプ 非 常 用 電 源 ラジオ 懐 中 電 灯 等 の 準 備 及 び 非 常 用 発 電 機 の 整 備 2 電 話 の 整 備 3 放 送 施 設 の 整 備 4 防 災 行 政 無 線 施 設 の 整 備 5 水 防 消 防 及 び 救 出 に 係 る 資 機 材 の 整 備 (2) 自 動 車 の 確 保 本 部 の 業 務 遂 行 に 必 要 な 自 動 車 の 確 保 等 については 総 務 対 策 部 財 産 管 理 班 が 以 下 により 行 う 1 総 務 対 策 部 財 産 管 理 班 は 市 有 自 動 車 の 掌 握 と 確 保 を 速 やかに 実 施 する 2 各 部 は 市 有 自 動 車 が 必 要 な 場 合 には 総 務 対 策 部 財 産 管 理 班 に 配 車 を 要 請 する 風 共 -66

123 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 3 総 務 対 策 部 財 産 管 理 班 は 各 部 から 配 車 要 請 を 受 けた 場 合 において 保 有 数 必 要 性 等 を 考 慮 して 迅 速 に 必 要 な 配 車 を 実 施 する 4 市 有 自 動 車 以 外 の 自 動 車 を 必 要 とする 場 合 には 各 部 は 総 務 対 策 部 財 産 管 理 班 を 通 じて 関 係 機 関 に 要 請 又 は 民 間 の 自 動 車 を 借 り 上 げ 自 動 車 の 確 保 を 図 るものとす る (3) その 他 本 部 の 運 営 に 関 するその 他 の 事 項 については 日 南 市 災 害 対 策 本 部 運 営 要 領 によ る 風 共 -67

124 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 13 災 害 対 策 本 部 の 組 織 系 統 図 日 南 市 災 害 対 策 本 部 本 部 長 市 長 副 本 部 長 副 市 長 副 本 部 長 副 市 長 副 本 部 長 教 育 長 部 班 班 長 副 班 長 総 務 対 策 部 総 務 班 危 機 管 理 室 長 総 合 戦 略 係 長 部 長 総 務 課 長 広 報 班 秘 書 広 報 主 査 副 部 長 総 合 戦 略 課 長 情 報 班 情 報 統 計 係 長 人 事 班 職 員 課 長 財 政 班 財 務 課 長 監 査 委 員 事 務 局 長 財 産 管 理 班 契 約 管 財 担 当 監 税 務 班 税 務 課 長 議 会 対 策 班 議 会 事 務 局 長 出 納 班 会 計 管 理 者 市 民 対 策 部 地 域 対 策 班 協 働 担 当 監 市 民 生 活 係 長 部 長 市 民 生 活 課 長 食 糧 供 給 班 国 保 年 金 課 長 副 部 長 地 域 振 興 課 長 医 務 防 疫 班 健 康 増 進 課 長 中 部 病 院 事 務 局 長 清 掃 班 美 化 推 進 課 長 福 祉 対 策 部 救 援 班 管 理 係 長 部 長 福 祉 課 長 高 齢 者 対 策 班 高 齢 者 支 援 係 長 副 部 長 長 寿 課 長 児 童 福 祉 班 こども 課 長 要 配 慮 者 対 策 班 介 護 保 険 係 長 産 業 経 済 対 策 部 農 業 対 策 班 農 業 委 員 会 事 務 局 長 部 長 農 政 課 長 農 地 整 備 班 農 村 整 備 課 長 副 部 長 商 工 観 光 課 長 水 産 業 林 業 対 策 班 水 産 林 政 課 長 商 工 観 光 班 マーケティング 推 進 室 長 農 業 振 興 係 長 建 設 対 策 部 土 木 対 策 班 建 設 係 長 部 長 建 設 課 長 住 宅 対 策 班 建 築 営 繕 係 長 副 部 長 建 築 住 宅 課 長 給 水 班 水 道 課 長 下 水 道 班 下 水 道 課 長 教 育 対 策 部 学 校 教 育 班 学 校 教 育 担 当 監 管 理 係 長 部 長 学 校 教 育 課 長 文 化 施 設 班 文 化 財 担 当 監 副 部 長 生 涯 学 習 スポーツ 課 長 体 育 施 設 班 スポーツ 推 進 係 長 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 総 務 市 民 班 総 務 市 民 係 長 部 長 支 所 長 福 祉 保 健 班 福 祉 保 健 係 長 副 部 長 産 業 経 済 担 当 監 産 業 経 済 班 産 業 経 済 係 長 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 総 務 市 民 班 総 務 市 民 係 長 部 長 支 所 長 福 祉 保 健 班 福 祉 保 健 係 長 副 部 長 産 業 経 済 担 当 監 産 業 経 済 班 産 業 経 済 係 長 消 防 対 策 部 消 防 本 部 班 警 防 課 長 総 務 課 長 予 防 課 長 部 長 消 防 長 消 防 団 班 消 防 団 副 団 長 副 部 長 消 防 次 長 副 部 長 消 防 団 長 水 防 本 部 庶 務 班 総 務 課 長 水 防 管 理 者 市 長 現 場 指 導 警 備 班 警 防 課 長 本 部 長 消 防 長 情 報 連 絡 調 査 班 予 防 課 長 副 本 部 長 消 防 団 長 資 材 班 消 防 団 副 団 長 副 本 部 長 市 総 務 課 長 輸 送 班 消 防 団 副 団 長 副 本 部 長 消 防 次 長 風 共 -68

125 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 14 日 南 市 災 害 対 策 本 部 設 置 各 部 班 の 任 務 分 担 部 名 班 名 事 務 分 掌 総 務 対 策 部 総 務 班 広 報 班 1 本 部 会 議 に 関 すること 2 災 害 対 策 本 部 に 関 すること 3 総 合 的 災 害 対 策 の 樹 立 及 び 各 部 各 班 との 連 絡 調 整 及 び 応 援 に 関 すること 4 防 災 会 議 及 びその 他 の 関 係 諸 機 関 との 連 絡 に 関 すること 5 関 係 機 関 に 対 する 協 力 要 請 に 関 すること 6 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 に 関 すること 7 災 害 記 録 に 関 すること 8 災 害 関 係 文 書 の 受 理 配 布 発 送 に 関 すること 9 防 災 行 政 無 線 に 関 すること 10 気 象 情 報 等 の 把 握 及 び 伝 達 に 関 すること 11 避 難 の 勧 告 指 示 及 び 伝 達 に 関 すること 12 避 難 所 の 開 設 及 び 運 営 管 理 に 関 すること 13 警 戒 区 域 の 設 定 に 関 すること 14 本 部 の 庶 務 に 関 すること 15 市 民 に 対 する 防 災 知 識 の 普 及 に 関 すること 16 他 の 部 の 所 管 に 属 さないこと 17 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 1 本 部 長 の 秘 書 に 関 すること 2 本 部 長 及 び 副 本 部 長 の 災 害 視 察 に 関 すること 3 災 害 見 舞 及 び 視 察 者 の 応 接 に 関 すること 4 災 害 見 舞 金 等 の 礼 状 の 発 送 に 関 すること 5 災 害 広 報 に 関 すること 6 報 道 機 関 との 連 絡 に 関 すること 7 被 害 状 況 写 真 の 撮 影 収 集 記 録 に 関 すること 8 避 難 の 広 報 伝 達 に 関 すること 情 報 班 1 電 算 システムの 復 旧 に 関 すること 2 インターネットによる 情 報 発 信 に 関 すること 人 事 班 1 災 害 関 係 職 員 の 動 員 及 び 職 員 の 派 遣 に 関 すること 2 職 員 の 災 害 補 償 に 関 すること 3 県 等 の 職 員 の 派 遣 応 援 に 関 すること 財 政 班 1 災 害 対 策 の 予 算 及 び 資 金 に 関 すること 財 産 管 理 班 税 務 班 1 通 信 施 設 に 関 すること 2 災 害 用 非 常 物 資 の 輸 送 に 関 すること 3 避 難 者 の 輸 送 に 関 すること 4 災 害 時 の 車 両 の 確 保 及 び 配 車 並 びに 輸 送 に 関 すること 5 非 常 電 話 に 関 すること 6 緊 急 車 両 の 登 録 に 関 すること 7 市 有 財 産 の 災 害 対 策 及 び 被 害 状 況 の 収 集 に 関 すること 8 災 害 に 対 する 用 度 の 調 整 に 関 すること 1 家 屋 の 被 害 調 査 に 関 すること 2 被 災 世 帯 名 簿 の 作 成 に 関 すること 3 被 災 者 に 対 する 租 税 の 徴 収 猶 予 及 び 減 免 に 関 すること 4 り 災 証 明 の 発 行 に 関 すること 議 会 対 策 班 1 議 会 関 係 者 との 連 絡 調 整 に 関 すること 出 納 班 1 義 援 金 及 び 見 舞 金 の 受 付 及 び 保 管 に 関 すること 2 災 害 に 関 する 諸 支 出 に 関 すること 風 共 -69

126 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 部 名 班 名 事 務 分 掌 市 民 対 策 部 福 祉 対 策 部 地 域 対 策 班 食 糧 供 給 班 医 務 防 疫 班 清 掃 班 救 援 班 高 齢 者 対 策 班 1 各 支 所 管 内 における 災 害 の 予 防 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 2 支 所 自 主 防 災 組 織 ( 自 治 会 長 )からの 情 報 収 集 伝 達 に 関 すること 3 支 所 自 主 防 災 組 織 ( 自 治 会 長 )への 情 報 収 集 伝 達 に 関 すること 4 罹 災 者 の 相 談 に 関 すること 5 災 害 相 談 窓 口 の 設 置 に 関 すること 6 公 害 の 調 査 及 び 対 策 に 関 すること 7 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 1 救 助 用 主 食 の 調 達 に 関 すること 2 災 害 時 における 主 食 等 の 応 急 配 給 に 関 すること 3 被 災 者 への 炊 出 し 及 び 食 品 の 給 与 に 関 すること 4 行 方 不 明 者 の 受 付 及 び 捜 査 計 画 に 関 すること 1 衛 生 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 災 害 時 の 医 務 助 産 及 び 救 護 所 の 設 置 に 関 すること 3 医 療 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 4 救 急 医 薬 品 衛 生 材 料 等 の 確 保 及 び 配 布 に 関 すること 5 災 害 時 の 防 疫 全 般 に 関 すること 6 災 害 における 食 品 飲 料 水 等 の 衛 生 監 視 及 び 消 毒 に 関 すること 7 災 害 時 の 感 染 症 対 策 に 関 すること 8 防 疫 用 薬 剤 資 機 材 等 の 確 保 及 び 配 分 に 関 すること 9 保 健 師 等 の 配 置 に 関 すること 1 清 掃 作 業 関 係 の 統 括 に 関 すること 2 災 害 時 における 非 常 清 掃 に 関 すること 3 仮 設 トイレの 調 達 及 びし 尿 処 理 に 関 すること 4 その 他 清 掃 及 び 廃 棄 物 の 災 害 対 策 に 関 すること 1 被 服 寝 具 等 の 生 活 必 需 品 の 支 給 に 関 すること 2 所 管 する 社 会 福 祉 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 3 義 援 物 資 等 の 受 付 に 関 すること 4 生 業 資 金 更 生 資 金 等 の 貸 付 に 関 すること 5 民 間 団 体 等 各 種 ボランティアの 協 力 要 請 及 び 受 入 に 関 すること 6 日 本 赤 十 字 社 日 南 市 社 会 福 祉 協 議 会 等 との 連 絡 調 整 に 関 すること 7 救 援 物 資 の 保 管 及 び 義 援 金 の 配 給 に 関 すること 8 遺 体 の 収 容 及 び 埋 火 葬 に 関 すること 9 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 1 所 管 する 社 会 福 祉 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 要 配 慮 者 に 対 する 居 住 状 況 の 把 握 及 び 介 護 支 援 に 関 すること 3 介 護 支 援 に 関 すること 児 童 福 祉 班 1 所 管 する 社 会 福 祉 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 罹 災 母 子 世 帯 に 対 する 母 子 福 祉 資 金 の 貸 付 に 関 すること 要 配 慮 者 対 策 班 1 要 配 慮 者 の 避 難 支 援 に 関 すること 風 共 -70

127 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 部 名 班 名 事 務 分 掌 産 業 経 済 対 策 部 農 業 対 策 班 1 農 政 全 般 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 被 災 農 家 の 経 営 指 導 及 び 融 資 に 関 すること 3 被 災 農 業 施 設 等 の 応 急 対 策 及 び 復 旧 に 関 すること 4 農 産 物 の 災 害 対 策 に 関 すること 5 応 急 用 農 作 物 の 種 苗 の 補 給 に 関 すること 6 農 作 物 の 病 害 虫 の 予 防 に 関 すること 7 農 業 災 害 補 償 に 関 すること 8 果 樹 園 芸 農 作 物 などの 災 害 対 策 に 関 すること 9 園 芸 農 作 物 等 の 種 苗 及 び 施 設 対 策 に 関 すること 10 家 畜 及 び 家 禽 の 被 害 対 策 に 関 すること 11 家 畜 飼 料 の 補 給 に 関 すること 12 畜 産 融 資 に 関 すること 13 家 畜 の 伝 染 病 予 防 及 び 防 疫 に 関 すること 14 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 農 地 整 備 班 1 農 地 及 び 農 業 用 施 設 の 災 害 対 策 全 般 に 関 すること 2 農 地 及 び 農 業 用 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 に 関 すること 水 産 業 林 業 対 策 班 商 工 観 光 班 1 水 産 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 応 急 復 旧 資 材 の 確 保 及 び 斡 旋 に 関 すること 3 被 災 水 産 業 者 金 融 措 置 及 び 経 営 指 導 に 関 すること 4 林 野 関 係 の 災 害 対 策 に 関 すること 5 林 道 の 災 害 対 策 に 関 すること 6 林 道 の 災 害 融 資 に 関 すること 7 貯 木 流 木 の 災 害 対 策 に 関 すること 8 林 産 物 及 び 林 産 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 9 治 水 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 10 林 業 関 係 の 被 害 状 況 の 収 集 に 関 すること 1 商 工 業 者 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 応 急 復 旧 資 材 の 確 保 及 び 斡 旋 に 関 すること 3 被 災 商 工 業 者 に 対 する 金 融 措 置 及 び 経 営 指 導 に 関 すること 4 災 害 に 関 連 した 失 業 者 の 対 策 に 関 すること 5 観 光 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 6 観 光 施 設 等 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 7 観 光 客 等 に 対 する 避 難 誘 導 に 関 すること 風 共 -71

128 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 部 名 班 名 事 務 分 掌 建 設 対 策 部 教 育 対 策 部 土 木 対 策 班 住 宅 対 策 班 給 水 班 1 土 木 建 設 関 係 全 般 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 土 木 復 旧 事 業 の 総 括 に 関 すること 3 応 急 対 策 に 必 要 な 労 務 の 調 達 に 関 すること 4 都 市 施 設 の 災 害 対 策 及 び 被 害 調 査 に 関 すること 5 道 路 及 び 橋 梁 の 災 害 復 旧 に 関 すること 6 災 害 時 における 道 路 及 び 橋 梁 の 使 用 に 関 すること 7 港 湾 施 設 及 び 漁 港 施 設 ( 水 域 陸 域 )の 被 害 緊 急 点 検 応 急 復 旧 措 置 の 状 況 等 の 情 報 収 集 報 告 並 びに 災 害 復 旧 に 関 すること 8 高 潮 対 策 に 関 すること 9 河 川 堤 防 暗 渠 水 路 及 び 樋 官 の 災 害 復 旧 に 関 すること 10 地 すべり 対 策 に 関 すること 11 障 害 物 の 除 去 に 関 すること 12 河 川 水 位 潮 位 の 観 測 並 びに 収 集 情 報 の 分 析 及 び 伝 達 に 関 すること 13 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 1 公 営 住 宅 の 被 害 調 査 応 急 対 策 及 び 復 旧 に 関 すること 2 建 築 物 の 災 害 防 止 に 関 すること 3 災 害 住 宅 の 建 築 に 関 すること 4 応 急 仮 設 住 宅 の 設 置 及 び 資 材 の 調 達 に 関 すること 5 建 築 物 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 6 被 災 住 宅 復 興 資 金 に 関 すること 7 被 災 者 の 公 営 住 宅 への 入 居 に 関 すること 1 給 水 及 び 給 水 施 設 の 応 急 対 策 に 関 すること 2 応 急 資 機 材 の 調 達 及 び 確 保 に 関 すること 3 水 道 施 設 の 災 害 復 旧 に 関 すること 下 水 道 班 1 下 水 道 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 2 下 水 道 施 設 の 災 害 復 旧 に 関 すること 学 校 教 育 班 文 化 施 設 班 体 育 施 設 班 1 学 校 教 育 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 2 学 校 教 育 施 設 の 被 害 調 査 及 び 報 告 に 関 すること 3 教 育 関 係 義 援 金 の 受 付 に 関 すること 4 通 学 路 の 被 害 調 査 に 関 すること 5 教 育 備 品 の 被 害 調 査 及 び 復 旧 措 置 に 関 すること 6 児 童 生 徒 の 避 難 に 関 すること 7 被 災 学 校 の 応 急 教 育 に 関 すること 8 教 職 員 の 動 員 に 関 すること 9 被 災 学 校 の 保 健 衛 生 に 関 すること 10 被 災 児 童 生 徒 の 教 科 書 学 用 品 等 の 被 害 調 査 及 び 調 達 斡 旋 に 関 すること 11 災 害 時 の 学 校 給 食 に 関 すること 12 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 1 社 会 教 育 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 2 社 会 教 育 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 3 文 化 財 の 被 害 調 査 応 急 対 策 及 び 復 旧 に 関 すること 4 公 民 館 等 における 避 難 所 業 務 の 支 援 に 関 すること 5 災 害 時 の 施 設 利 用 者 の 避 難 誘 導 に 関 すること 6 図 書 館 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 7 図 書 館 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 8 災 害 時 の 施 設 利 用 者 の 避 難 誘 導 に 関 すること 1 社 会 体 育 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 2 社 会 体 育 施 設 の 被 害 調 査 及 び 報 告 に 関 すること 3 災 害 時 の 施 設 利 用 者 の 避 難 誘 導 に 関 すること 風 共 -72

129 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 部 名 班 名 事 務 分 掌 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 総 務 市 民 班 福 祉 保 健 班 産 業 経 済 班 1 本 庁 の 関 係 各 対 策 部 との 連 絡 調 整 に 関 すること 2 所 管 区 域 の 情 報 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 3 所 管 区 域 の 災 害 記 録 に 関 すること 4 防 災 行 政 無 線 に 関 すること 5 気 象 情 報 等 の 把 握 及 び 伝 達 に 関 すること 6 避 難 の 勧 告 指 示 の 発 令 に 伴 う 所 管 区 域 内 住 民 に 対 する 伝 達 に 関 すること 7 所 管 区 域 の 避 難 所 の 開 設 及 び 管 理 運 営 に 関 すること 8 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 9 所 管 区 域 の 自 主 防 災 組 織 ( 自 治 会 長 )からの 情 報 収 集 伝 達 に 関 すること 10 所 管 区 域 の 自 主 防 災 組 織 ( 自 治 会 長 )への 情 報 収 集 伝 達 に 関 すること 11 罹 災 者 の 相 談 に 関 すること 12 所 管 区 域 のし 尿 処 理 に 関 すること 13 所 管 区 域 の 清 掃 及 び 廃 棄 物 の 災 害 対 策 に 関 すること 14 その 他 必 要 な 災 害 事 務 に 関 すること 1 所 管 区 域 の 要 配 慮 者 に 対 する 居 住 状 況 の 把 握 及 び 介 護 支 援 に 関 すること 2 所 管 区 域 の 防 疫 に 関 すること 3 所 管 区 域 の 感 染 症 対 策 に 関 すること 4 その 他 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 1 所 管 区 域 の 被 災 農 業 施 設 等 の 応 急 対 策 に 関 すること 2 所 管 区 域 の 農 作 物 の 災 害 対 策 に 関 すること 3 所 管 区 域 の 家 畜 の 防 疫 に 関 すること 4 所 管 区 域 の 林 野 関 係 の 災 害 対 策 に 関 すること 5 所 管 区 域 の 水 産 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 6 所 管 区 域 の 商 工 業 者 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 7 所 管 区 域 の 観 光 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 8 所 管 区 域 の 観 光 施 設 等 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 9 その 他 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 風 共 -73

130 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 部 名 班 名 事 務 分 掌 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 総 務 市 民 班 福 祉 保 健 班 産 業 経 済 班 消 防 本 部 班 消 防 団 班 庶 務 班 現 場 指 導 警 備 班 情 報 連 絡 調 査 班 資 材 班 輸 送 班 1 本 庁 の 関 係 各 対 策 部 との 連 絡 調 整 に 関 すること 2 所 管 区 域 の 情 報 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 3 所 管 区 域 の 災 害 記 録 に 関 すること 4 防 災 行 政 無 線 に 関 すること 5 気 象 情 報 等 の 把 握 及 び 伝 達 に 関 すること 6 避 難 の 勧 告 指 示 の 発 令 に 伴 う 所 管 区 域 内 住 民 に 対 する 伝 達 に 関 すること 7 所 管 区 域 の 避 難 所 の 開 設 及 び 管 理 運 営 に 関 すること 8 部 内 の 連 絡 調 整 に 関 すること 9 所 管 区 域 の 自 主 防 災 組 織 ( 自 治 会 長 )からの 情 報 収 集 伝 達 に 関 すること 10 所 管 区 域 の 自 主 防 災 組 織 ( 自 治 会 長 )への 情 報 収 集 伝 達 に 関 すること 11 罹 災 者 の 相 談 に 関 すること 12 所 管 区 域 のし 尿 処 理 に 関 すること 13 所 管 区 域 の 清 掃 及 び 廃 棄 物 の 災 害 対 策 に 関 すること 14 その 他 必 要 な 災 害 事 務 に 関 すること 1 所 管 区 域 の 要 配 慮 者 に 対 する 居 住 状 況 の 把 握 及 び 介 護 支 援 に 関 すること 2 所 管 区 域 の 防 疫 に 関 すること 3 所 管 区 域 の 感 染 症 対 策 に 関 すること 4 その 他 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 1 所 管 区 域 の 被 災 農 業 施 設 等 の 応 急 対 策 に 関 すること 2 所 管 区 域 の 農 作 物 の 災 害 対 策 に 関 すること 3 所 管 区 域 の 家 畜 の 防 疫 に 関 すること 4 所 管 区 域 の 林 野 関 係 の 災 害 対 策 に 関 すること 5 所 管 区 域 の 水 産 施 設 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 6 所 管 区 域 の 商 工 業 者 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 7 所 管 区 域 の 観 光 施 設 の 災 害 対 策 に 関 すること 8 所 管 区 域 の 観 光 施 設 等 の 被 害 状 況 の 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 9 その 他 災 害 応 急 対 策 に 関 すること 1 災 害 気 象 通 信 業 務 に 関 すること 2 火 災 地 震 その 他 の 災 害 の 防 御 に 関 すること 3 避 難 及 び 救 出 に 関 すること 4 行 方 不 明 者 の 捜 査 に 関 すること 5 災 害 地 域 の 警 備 に 対 する 協 力 に 関 すること 6 現 場 作 業 及 び 現 場 作 業 の 指 揮 監 督 に 関 すること 7 罹 災 証 明 書 等 の 発 行 に 関 すること 1 各 班 の 分 掌 事 務 は 水 防 計 画 の 第 2 章 水 防 組 織 等 の 定 めるところによる 風 共 -74

131 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 第 2 動 員 配 備 計 画 1 配 備 基 準 市 は 災 害 発 生 時 において 迅 速 かつ 的 確 な 初 動 対 応 を 実 施 するため 本 部 等 の 設 置 に 伴 い 以 下 の 配 備 体 制 を 確 立 して 応 急 対 策 業 務 を 迅 速 に 遂 行 する 配 備 の 種 別 予 備 配 備 警 戒 配 備 非 常 配 備 特 別 非 常 配 備 配 備 の 内 容 情 報 連 絡 本 部 に 指 名 された 者 が 配 備 につく (15 名 程 度 ) 災 害 警 戒 本 部 要 員 に 指 名 さ れたものは 待 機 体 制 をとる 災 害 警 戒 本 部 要 員 に 指 名 さ れた 職 員 は 配 備 につく (50 名 程 度 ) その 他 の 職 員 は 待 機 体 制 を とる 災 害 対 策 本 部 非 常 配 備 要 員 に 指 名 された 職 員 は 配 備 に つく (100 名 程 度 ) その 他 の 職 員 は 必 要 に 応 じ て 配 備 につける 体 制 をとる 全 職 員 が 災 害 対 策 本 部 特 別 非 常 配 備 につく 配 備 の 基 準 ( 風 水 害 ) 市 域 に 大 雨 警 報 又 は 洪 水 警 報 等 が 発 令 されたとき 災 害 の 発 生 が 予 想 されるとき 気 象 状 況 等 により 災 害 の 発 生 に 関 する 情 報 連 絡 が 必 要 と なったとき 危 機 管 理 室 長 が 必 要 と 認 めたとき ( 地 震 ) 市 域 で 震 度 4が 観 測 されたとき ( 津 波 ) 宮 崎 県 沿 岸 部 に 津 波 注 意 報 が 発 令 されたとき ( 風 水 害 ) 市 域 に 局 地 的 な 災 害 が 発 生 し その 対 策 を 要 するとき 暴 風 域 を 伴 う 台 風 が 本 市 を 直 撃 することが 明 らかなとき 総 務 課 長 が 必 要 と 認 めたとき ( 地 震 ) 市 域 で 震 度 5 弱 が 観 測 されたとき ( 津 波 ) 宮 崎 県 沿 岸 部 に 津 波 警 報 が 発 令 されたとき ( 風 水 害 ) 市 域 の 広 範 囲 にわたり 市 民 の 生 命 財 産 に 被 害 を 及 ぼす 災 害 が 発 生 したとき 市 長 が 必 要 と 認 めたとき ( 地 震 ) 市 域 で 震 度 5 強 が 観 測 されたとき ( 津 波 ) 宮 崎 県 沿 岸 部 に 大 津 波 警 報 が 発 令 されたとき ( 風 水 害 ) 市 域 に 災 害 救 助 法 の 適 用 を 要 する 大 規 模 な 災 害 が 発 生 又 は 発 生 すると 予 想 されるとき 市 長 が 必 要 と 認 めたとき ( 地 震 ) 市 域 で 震 度 6 弱 以 上 が 観 測 されたとき ( 津 波 ) 宮 崎 県 沿 岸 部 に 大 津 波 警 報 が 発 令 されたとき 災 害 時 の 動 員 計 画 : 資 料 編 参 照 風 共 -75

132 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 2 配 備 の 決 定 (1) 予 備 配 備 の 決 定 危 機 管 理 室 長 は 災 害 が 発 生 するおそれがある 場 合 において 総 務 課 長 と 協 議 の 上 予 備 配 備 を 決 定 し 関 係 職 員 及 び 各 課 長 に 通 知 する (2) 警 戒 配 備 非 常 配 備 等 の 決 定 総 務 課 長 は 災 害 が 発 生 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 市 長 に 報 告 の 上 指 示 を 受 けて 警 戒 配 備 非 常 配 備 等 の 区 分 を 決 定 し 各 課 長 室 長 に 通 知 する また 各 課 長 室 長 は 関 係 職 員 に 通 知 する 3 警 戒 配 備 非 常 配 備 等 の 連 絡 系 統 (1) 勤 務 時 間 内 の 連 絡 系 統 危 機 管 理 室 長 ( 情 報 連 絡 本 部 ) 関 係 機 関 報 告 動 員 要 請 通 知 報 告 指 示 動 員 要 請 動 員 指 令 市 長 総 務 課 長 各 課 長 各 課 員 副 市 長 教 育 長 報 告 指 示 通 報 消 防 次 長 消 防 本 部 員 消 防 長 消 防 署 長 消 防 署 員 消 防 団 長 副 団 長 分 団 長 消 防 団 員 (2) 勤 務 時 間 外 の 連 絡 系 統 警 備 員 連 絡 報 告 指 示 危 機 管 理 室 長 ( 情 報 連 絡 本 部 ) 報 告 動 員 要 請 関 係 機 関 市 長 総 務 課 長 各 課 長 各 係 長 通 知 動 員 要 請 動 員 指 令 各 課 員 副 市 長 教 育 長 報 告 指 示 通 報 消 防 次 長 消 防 本 部 員 消 防 長 消 防 署 長 消 防 署 員 消 防 団 長 副 団 長 分 団 長 消 防 団 員 風 共 -76

133 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 4 職 員 の 動 員 (1) 動 員 の 方 法 職 員 の 動 員 は 本 部 長 の 配 備 決 定 に 基 づき 次 の 系 統 で 伝 達 する 1 市 長 が 決 定 した 配 備 体 制 に 基 づき 総 務 課 長 は 危 機 管 理 室 長 及 び 危 機 管 理 室 職 員 に 指 示 して 速 やかに 各 課 長 室 長 に 伝 達 する 2 各 課 長 室 長 は 市 長 が 決 定 した 配 備 体 制 及 び 動 員 について 速 やかに 所 属 の 各 係 長 に 対 して 系 統 図 に 基 づいて 伝 達 する 3 各 係 長 は 市 長 が 決 定 した 配 備 体 制 及 び 動 員 について 速 やかに 課 の 所 属 職 員 に 伝 達 する (2) 動 員 の 伝 達 方 法 1 勤 務 時 間 庁 内 放 送 及 び 電 話 等 による 2 勤 務 時 間 外 勤 務 時 間 外 における 伝 達 は 危 機 管 理 室 長 が 危 機 管 理 室 職 員 に 指 示 し 関 係 課 長 室 長 及 び 関 係 職 員 に 電 話 等 で 連 絡 を 行 う また 各 部 各 班 においては あらかじめ 定 めた 連 絡 方 法 ( 日 南 市 緊 急 情 報 伝 達 網 等 )により 伝 達 する (3) 参 集 報 告 1 各 班 各 班 長 は 班 員 の 配 備 状 況 を 各 部 長 に 報 告 する 2 各 部 各 部 長 は 部 内 の 配 備 状 況 を 把 握 し 総 務 対 策 部 総 務 班 に 報 告 する 3 総 務 対 策 部 総 務 班 総 務 対 策 部 総 務 班 は 各 部 の 状 況 をとりまとめ 本 部 長 に 報 告 する (4) 職 員 の 応 援 各 班 における 災 害 応 急 対 策 実 施 に 当 たって 職 員 が 不 足 するときは 次 の 方 法 により 他 の 部 班 から 応 援 する 1 応 援 の 方 法 本 部 の 各 班 で 職 員 の 応 援 を 受 けようとするときは 本 部 に 次 の 応 援 条 件 を 示 して 要 請 する ア 作 業 の 内 容 イ 作 業 場 所 ウ 応 援 の 職 種 並 びに 人 員 エ 携 帯 品 その 他 必 要 事 項 風 共 -77

134 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 2 応 援 の 順 位 本 部 における 応 援 は 次 の 順 位 による ア 応 援 を 要 請 する 班 の 所 属 する 部 内 で 余 裕 のある 班 から 応 援 する イ 上 記 の 応 援 でなお 不 足 するときは 他 の 部 から 応 援 する ウ 本 部 の 全 体 をもって 当 たっても なお 不 足 するときには 他 市 町 県 又 は 国 の 職 員 の 応 援 を 要 請 する 災 害 時 の 動 員 計 画 : 資 料 編 参 照 風 共 -78

135 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 課 建 設 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 総 務 対 策 部 建 設 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 第 1 災 害 未 然 防 止 対 策 風 水 害 は 予 見 可 能 な 災 害 であり 早 期 避 難 によって 人 的 被 害 を 回 避 することができる よって 市 は 災 害 未 然 防 止 対 策 を 的 確 に 実 施 し 市 民 の 安 全 に 万 全 を 期 すものとする 1 風 水 害 発 生 直 前 の 体 制 (1) 情 報 連 絡 本 部 体 制 情 報 連 絡 本 部 は 気 象 情 報 の 確 認 等 以 下 の 業 務 を 行 い 災 害 の 未 然 防 止 対 策 を 実 施 する 1 気 象 情 報 の 把 握 2 雨 量 河 川 の 水 位 土 砂 災 害 など 被 害 の 発 生 状 況 の 確 認 3 県 等 防 災 関 係 機 関 との 情 報 連 絡 4 風 水 害 の 危 険 が 強 まった 場 合 の 措 置 ア 災 害 警 戒 本 部 又 は 災 害 対 策 本 部 に 移 行 するための 業 務 を 行 う イ 必 要 な 場 合 は 避 難 地 区 住 民 に 対 して 避 難 準 備 情 報 を 発 令 する ウ その 他 災 害 未 然 防 止 のため 必 要 な 事 項 を 実 施 する (2) 災 害 警 戒 本 部 体 制 災 害 警 戒 本 部 は 気 象 情 報 の 確 認 被 害 状 況 の 把 握 等 以 下 の 業 務 を 行 い 災 害 の 未 然 防 止 対 策 を 実 施 する 1 気 象 情 報 の 把 握 及 び 市 民 への 伝 達 2 雨 量 河 川 の 水 位 土 砂 災 害 など 被 害 の 発 生 状 況 の 確 認 及 び 必 要 な 応 急 処 置 3 県 等 防 災 関 係 機 関 との 情 報 連 絡 4 風 水 害 の 危 険 が 迫 った 場 合 の 措 置 ア 災 害 対 策 本 部 に 移 行 するための 業 務 及 び 職 員 の 動 員 を 行 う イ 必 要 な 場 合 は 避 難 地 区 住 民 に 対 して 避 難 勧 告 等 を 発 令 する ウ その 他 災 害 未 然 防 止 のため 必 要 な 事 項 を 実 施 する 風 共 -79

136 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 第 2 気 象 予 警 報 伝 達 計 画 気 象 予 警 報 等 その 他 災 害 に 関 する 情 報 は 防 災 関 係 機 関 の 有 機 的 連 携 のもとに 迅 速 か つ 的 確 に 伝 達 し その 周 知 徹 底 を 図 る 1 特 別 警 報 警 報 注 意 報 の 種 別 及 び 発 表 基 準 等 (1) 特 別 警 報 警 報 注 意 報 大 雨 や 強 風 などの 気 象 現 象 によって 災 害 が 起 こるおそれのあるときには 注 意 報 が 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれのあるときには 警 報 が 重 大 な 災 害 が 起 こるおそ れが 著 しく 大 きい 場 合 には 特 別 警 報 が 県 内 の 市 町 村 ごと( 日 南 市 )に 発 表 され る また 大 雨 や 洪 水 などの 警 報 等 が 発 表 された 場 合 のテレビやラジオによる 放 送 など では 重 要 な 内 容 を 簡 潔 かつ 効 果 的 に 伝 えられるよう これまでどおり 市 町 村 等 をま とめた 地 域 の 名 称 日 南 串 間 地 区 を 用 いる 場 合 がある [ 特 別 警 報 警 報 注 意 報 の 概 要 ] 種 類 概 要 特 別 警 報 警 報 注 意 報 大 雨 大 雪 暴 風 暴 風 雪 波 浪 高 潮 が 特 に 異 常 であるためによって 重 大 な 災 害 の 起 こるおそれが 著 しく 大 きい 場 合 その 旨 を 警 告 して 行 う 予 報 大 雨 洪 水 大 雪 暴 風 暴 風 雪 波 浪 高 潮 によって 重 大 な 災 害 の 起 こる おそれがある 場 合 その 旨 を 警 告 して 行 う 予 報 大 雨 洪 水 大 雪 強 風 風 雪 波 浪 高 潮 等 によって 災 害 が 起 こるおそれ がある 場 合 に その 旨 を 注 意 して 行 う 予 報 特 別 警 報 特 別 警 報 警 報 注 意 報 の 種 類 大 雨 特 別 警 報 大 雪 特 別 警 報 暴 風 特 別 警 報 暴 風 雪 特 別 警 報 波 浪 特 別 警 報 高 潮 特 別 警 報 [ 特 別 警 報 警 報 注 意 報 の 種 類 と 概 要 ] 概 大 雨 が 特 に 異 常 であるため 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれが 著 しく 大 きいときに 発 表 される 大 雨 特 別 警 報 には 大 雨 特 別 警 報 ( 土 砂 災 害 ) 大 雨 特 別 警 報 ( 浸 水 害 ) 大 雨 特 別 警 報 ( 土 砂 災 害 浸 水 害 )のよう に 特 に 警 戒 すべき 事 項 が 明 記 される 大 雪 が 特 に 異 常 であるため 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれが 著 しく 大 きいときに 発 表 される 暴 風 により 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれが 著 しく 大 きいときに 発 表 される 雪 を 伴 う 暴 風 が 特 に 異 常 であるため 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれが 著 しく 大 きいときに 発 表 される 暴 風 による 重 大 な 災 害 に 加 えて 雪 を 伴 うことによる 視 程 障 害 などによる 重 大 な 災 害 のおそれにつ いても 警 戒 を 呼 びかける 高 い 波 が 特 に 異 常 であるため 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれが 著 しく 大 きいときに 発 表 される 台 風 や 低 気 圧 等 による 海 面 の 異 常 な 上 昇 が 特 に 異 常 であるため 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれが 著 しく 大 きいときに 発 表 される 要 風 共 -80

137 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 警 報 注 意 報 特 別 警 報 警 報 注 意 報 の 種 類 大 雨 警 報 洪 水 警 報 大 雪 警 報 暴 風 警 報 暴 風 雪 警 報 波 浪 警 報 高 潮 警 報 大 雨 注 意 報 洪 水 注 意 報 大 雪 注 意 報 強 風 注 意 報 風 雪 注 意 報 波 浪 注 意 報 高 潮 注 意 報 濃 霧 注 意 報 雷 注 意 報 乾 燥 注 意 報 概 大 雨 による 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 大 雨 警 報 には 大 雨 警 報 ( 土 砂 災 害 ) 大 雨 警 報 ( 浸 水 害 ) 大 雨 警 報 ( 土 砂 災 害 浸 水 害 )のように 特 に 警 戒 すべき 事 項 が 明 記 される 大 雨 長 雨 融 雪 などにより 河 川 が 増 水 し 重 大 な 災 害 が 発 生 するお それがあると 予 想 されたときに 発 表 される 対 象 となる 重 大 な 災 害 と して 河 川 の 増 水 や 氾 濫 堤 防 の 損 傷 や 決 壊 による 重 大 な 災 害 があげ られる 大 雪 により 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 暴 風 により 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 雪 を 伴 う 暴 風 により 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 され たときに 発 表 される 暴 風 による 重 大 な 災 害 に 加 えて 雪 を 伴 う ことによる 視 程 障 害 などによる 重 大 な 災 害 のおそれについても 警 戒 を 呼 びかける 高 い 波 により 重 大 な 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたとき に 発 表 される 台 風 や 低 気 圧 等 による 海 面 の 異 常 な 上 昇 により 重 大 な 災 害 が 発 生 す るおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 大 雨 による 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 さ れる 大 雨 長 雨 融 雪 などにより 河 川 が 増 水 し 災 害 が 発 生 するおそれが あると 予 想 されたときに 発 表 される 大 雪 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 さ れる 強 風 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 さ れる 雪 を 伴 う 強 風 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたとき に 発 表 される 強 風 による 災 害 に 加 えて 雪 を 伴 うことによる 視 程 障 害 などによる 災 害 のおそれについても 注 意 を 呼 びかける 高 い 波 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 台 風 や 低 気 圧 等 による 海 面 の 異 常 な 上 昇 により 災 害 が 発 生 するおそ れがあると 予 想 されたときに 発 表 される 濃 い 霧 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 落 雷 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 さ れる また 発 達 した 雷 雲 の 下 で 発 生 することの 多 い 竜 巻 等 の 突 風 や ひょう による 災 害 についての 注 意 喚 起 が 付 加 されることもある 急 な 強 い 雨 への 注 意 についても 雷 注 意 報 で 呼 びかけられる 空 気 の 乾 燥 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 具 体 的 には 火 災 の 危 険 が 大 きい 気 象 条 件 を 予 想 した 場 合 に 発 表 される 要 風 共 -81

138 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 注 意 報 特 別 警 報 警 報 注 意 報 の 種 類 なだれ 注 意 報 着 氷 注 意 報 着 雪 注 意 報 融 雪 注 意 報 霜 注 意 報 概 なだれ により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 著 しい 着 氷 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 具 体 的 には 通 信 線 や 送 電 線 船 体 などへの 被 害 が 起 こ るおそれのあるときに 発 表 される 著 しい 着 雪 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 される 具 体 的 には 通 信 線 や 送 電 線 船 体 などへの 被 害 が 起 こ るおそれのあるときに 発 表 される 融 雪 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 さ れる 具 体 的 には 浸 水 土 砂 災 害 などの 災 害 が 発 生 するおそれがあ るときに 発 表 される 霜 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 され る 具 体 的 には 早 霜 や 晩 霜 により 農 作 物 への 被 害 が 起 こるおそれの あるときに 発 表 される 低 温 により 災 害 が 発 生 するおそれがあると 予 想 されたときに 発 表 さ れる 具 体 的 には 低 温 のために 農 作 物 などに 著 しい 被 害 が 発 生 した 低 温 注 意 報 り 冬 季 の 水 道 管 凍 結 や 破 裂 による 著 しい 被 害 の 起 こるおそれがある ときに 発 表 される 地 面 現 象 及 び 浸 水 警 報 注 意 報 は その 警 報 及 び 注 意 報 事 項 を 気 象 警 報 及 び 気 象 注 意 報 に 含 めて 行 う 地 面 現 象 の 特 別 警 報 は 大 雨 特 別 警 報 に 含 めて 大 雨 特 別 警 報 ( 土 砂 災 害 ) として 発 表 する 要 [ 特 別 警 報 発 表 基 準 一 覧 表 ] 種 類 発 表 基 準 台 風 や 集 中 豪 雨 により 数 十 年 に 一 度 の 降 雨 量 となる 大 雨 が 予 想 され 若 しくは 大 雨 数 十 年 に 一 度 の 強 度 の 台 風 や 同 程 度 の 温 帯 低 気 圧 により 大 雨 になると 予 想 され る 場 合 暴 風 高 潮 波 浪 暴 風 雪 大 雪 津 波 火 山 噴 火 数 十 年 に 一 度 の 強 度 の 台 風 や 同 程 度 の 温 帯 低 気 圧 により 暴 風 が 吹 くと 予 想 される 場 合 高 潮 になると 予 想 される 場 合 高 波 になると 予 想 される 場 合 数 十 年 に 一 度 の 強 度 の 台 風 や 同 程 度 の 温 帯 低 気 圧 により 雪 を 伴 う 暴 風 が 吹 くと 予 想 される 場 合 数 十 年 に 一 度 の 降 雨 量 となる 大 雪 が 予 想 される 場 合 高 いところで3メートルを 超 える 津 波 が 予 想 される 場 合 ( 大 津 波 警 報 を 特 別 警 報 に 位 置 づける) 居 住 地 域 に 重 大 な 被 害 を 及 ぼす 噴 火 が 予 想 される 場 合 ( 噴 火 警 報 ( 居 住 地 域 ) を 特 別 警 報 に 位 置 づける) 地 震 震 度 6 弱 以 上 の 大 きさの 地 震 動 が 予 想 される 場 合 ( 地 震 動 ) ( 緊 急 地 震 速 報 ( 震 度 6 弱 以 上 )を 特 別 警 報 に 位 置 づける) 噴 火 警 報 レベルを 運 用 している 火 山 では 噴 火 警 報 ( 居 住 地 域 ) ( 噴 火 警 戒 レベル4 または5)を 噴 火 警 戒 レベルを 運 用 していない 火 山 では 噴 火 警 報 ( 居 住 地 域 ) (キ ーワード: 居 住 地 域 厳 重 警 戒 )を 特 別 警 報 に 位 置 づける 風 共 -82

139 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 [ 警 報 注 意 報 発 表 基 準 一 覧 表 同 解 説 ] 平 成 24 年 5 月 29 日 現 在 府 県 予 報 区 宮 崎 県 日 南 市 一 次 細 分 区 域 南 部 平 野 部 市 町 村 等 をまとめた 地 域 日 南 串 間 地 区 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く 1 時 間 雨 量 60mm 大 雨 ( 浸 水 害 ) 雨 量 基 準 日 南 市 北 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 80mm 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 60mm ( 土 砂 災 害 ) 土 壌 雨 量 指 数 基 準 171 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く 1 時 間 雨 量 60mm 雨 量 基 準 日 南 市 北 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 80mm 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 60mm 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く 細 田 川 流 域 =9 南 郷 川 流 域 =10 流 域 雨 量 指 数 基 準 日 南 市 北 郷 町 に 限 る - 洪 水 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 南 郷 川 流 域 =17 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く - 警 報 日 南 市 北 郷 町 に 限 る - 複 合 基 準 1 時 間 雨 量 30mm かつ 流 域 雨 量 指 数 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 南 郷 川 流 域 =11 指 定 河 川 洪 水 予 報 による 基 準 広 渡 川 水 系 広 渡 川 [ 東 郷 橋 谷 之 城 橋 ] 広 渡 川 水 系 酒 谷 川 [ 東 光 寺 橋 本 町 橋 ] 暴 風 平 均 風 速 陸 上 20m/s 海 上 20m/s 暴 風 雪 平 均 風 速 陸 上 20m/s 雪 を 伴 う 海 上 20m/s 雪 を 伴 う 大 雪 降 雪 の 深 さ 平 地 24 時 間 降 雪 の 深 さ 10cm 山 地 24 時 間 降 雪 の 深 さ 30cm 波 浪 有 義 波 高 6.0m 高 潮 潮 位 1.8m 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く 1 時 間 雨 量 40mm 大 雨 雨 量 基 準 日 南 市 北 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 40mm 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 40mm 土 壌 雨 量 指 数 基 準 117 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く 1 時 間 雨 量 40mm 雨 量 基 準 日 南 市 北 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 40mm 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 1 時 間 雨 量 40mm 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く 細 田 川 流 域 =7 南 郷 川 流 域 =8 流 域 雨 量 指 数 基 準 日 南 市 北 郷 町 に 限 る - 洪 水 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 南 郷 川 流 域 =14 日 南 市 北 郷 町 南 郷 町 を 除 く - 日 南 市 北 郷 町 に 限 る - 複 合 基 準 1 時 間 雨 量 20mm かつ 流 域 雨 量 指 数 日 南 市 南 郷 町 に 限 る 南 郷 川 流 域 =11 指 定 河 川 洪 水 予 報 による 基 準 広 渡 川 水 系 広 渡 川 [ 東 郷 橋 谷 之 城 橋 ] 広 渡 川 水 系 酒 谷 川 [ 東 光 寺 橋 本 町 橋 ] 強 風 平 均 風 速 陸 上 10m/s 海 上 10m/s 注 意 報 陸 上 10m/s 雪 を 伴 う 風 雪 平 均 風 速 海 上 10m/s 雪 を 伴 う 大 雪 降 雪 の 深 さ 平 地 24 時 間 降 雪 の 深 さ 5cm 山 地 24 時 間 降 雪 の 深 さ 10cm 波 浪 有 義 波 高 2.5m 高 潮 潮 位 1.4m 雷 落 雷 等 により 被 害 が 予 想 される 場 合 融 雪 濃 霧 視 程 陸 上 100m 海 上 500m 乾 燥 最 小 湿 度 40%で 実 行 湿 度 65% 積 雪 の 深 さ 100cm 以 上 で 次 のいずれか なだれ 1 気 温 3 以 上 の 好 天 2 低 気 圧 等 による 降 雨 3 降 雪 の 深 さ 30cm 以 上 夏 季 : 平 年 より 平 均 気 温 が 4 以 上 低 い 日 が 3 日 続 いた 後 さらに 2 日 以 上 続 くと 予 低 温 想 される 場 合 冬 季 : 平 野 部 で 最 低 気 温 -5 以 下 山 沿 いで 最 低 気 温 -8 以 下 霜 11 月 20 日 までの 早 霜 3 月 20 日 以 降 の 晩 霜 最 低 気 温 4 以 下 着 氷 着 雪 記 録 的 短 時 間 大 雨 情 報 1 時 間 雨 量 120mm 風 共 -83

140 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 < 市 町 村 等 版 警 報 注 意 報 基 準 一 覧 表 の 解 説 > (1) 警 報 とは 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれのある 旨 を 警 告 して 行 う 予 報 であり 注 意 報 とは 災 害 が 起 こるおそれのある 旨 を 注 意 して 行 う 予 報 である 警 報 注 意 報 は 気 象 要 素 が 本 表 の 基 準 に 達 すると 予 想 される 当 該 市 町 村 等 に 対 して 発 表 する (2) 大 雨 洪 水 大 雪 高 潮 波 浪 の 警 報 注 意 報 暴 風 警 報 暴 風 雪 警 報 強 風 注 意 報 風 雪 注 意 報 濃 霧 注 意 報 には 表 中 の 欄 で 基 準 として 用 いる 気 象 要 素 を 示 す また 記 録 的 短 時 間 大 雨 情 報 には 表 中 の 欄 で 基 準 を 示 す (3) 大 雨 洪 水 大 雪 高 潮 波 浪 の 警 報 注 意 報 暴 風 警 報 暴 風 雪 警 報 強 風 注 意 報 風 雪 注 意 報 および 記 録 的 短 時 間 大 雨 情 報 では 基 準 における 以 上 の 以 上 を 省 略 した また 乾 燥 注 意 報 濃 霧 注 意 報 では 基 準 における 以 下 の 以 下 を 省 略 した なお 上 記 以 外 の 注 意 報 では 基 準 の 表 記 が 多 岐 にわたるため 省 略 は 行 っていない (4) 表 中 において 発 表 官 署 が 警 報 注 意 報 の 本 文 中 で 用 いる 平 地 山 地 等 の 地 域 名 で 基 準 値 を 記 述 する 場 合 がある (5) 表 中 において 対 象 の 市 町 村 等 で 現 象 が 発 現 しない 警 報 注 意 報 についてはその 欄 を 斜 線 で また 現 象 による 災 害 がきわめて 稀 であり 災 害 との 関 係 が 不 明 確 であるため 具 体 的 な 基 準 を 定 めていない 警 報 注 意 報 についてはその 欄 を 空 白 で 大 雨 及 び 洪 水 警 報 注 意 報 の 雨 量 基 準 土 壌 雨 量 指 数 基 準 流 域 雨 量 指 数 基 準 複 合 基 準 のうち 基 準 を 定 めていないもの または 洪 水 警 報 注 意 報 の 基 準 となる 洪 水 予 報 指 定 河 川 がない 場 合 についてはその 欄 を - で それぞれ 示 している (6) 大 雨 及 び 洪 水 の 欄 中 においては 平 坦 地 平 坦 地 以 外 等 の 地 域 名 で 基 準 値 を 記 述 する 場 合 がある 平 坦 地 平 坦 地 以 外 等 の 地 域 は( kijun/index_h.html)を 参 照 (7) 大 雨 警 報 については 雨 量 基 準 に 到 達 することが 予 想 される 場 合 は 大 雨 警 報 ( 浸 水 害 ) 土 壌 雨 量 指 数 基 準 に 到 達 すると 予 想 される 場 合 は 大 雨 警 報 ( 土 砂 災 害 ) 両 基 準 に 到 達 す ると 予 想 される 場 合 は 大 雨 警 報 ( 土 砂 災 害 浸 水 害 ) として 発 表 するため 大 雨 警 報 の 欄 中 ( 浸 水 害 )は 大 雨 警 報 ( 浸 水 害 ) ( 土 砂 災 害 )は 大 雨 警 報 ( 土 砂 災 害 ) の 基 準 をそれぞれ 示 している (8) 土 壌 雨 量 指 数 基 準 値 は 1 km 四 方 毎 に 設 定 しているが 本 表 には 市 町 村 等 の 域 内 における 基 準 値 の 最 低 値 を 示 している 1 km 四 方 毎 の 基 準 値 については( ishou/know/kijun/index_shisu.html)を 参 照 のこと (9) 洪 水 の 欄 中 川 流 域 =9 は 川 流 域 の 流 域 雨 量 指 数 9 以 上 を 意 味 する (10) 洪 水 の 欄 中 指 定 河 川 洪 水 予 報 による 基 準 の 川 [ ] は 洪 水 警 報 において は 指 定 河 川 である 川 に 発 表 された 洪 水 予 報 において 基 準 観 測 点 ではん 濫 警 戒 情 報 または はん 濫 危 険 情 報 の 発 表 基 準 を 満 たしている 場 合 に 洪 水 警 報 を 発 表 する ことを 洪 水 注 意 報 においては 同 じく 基 準 観 測 点 ではん 濫 注 意 情 報 の 発 表 基 準 を 満 たしてい る 場 合 に 洪 水 注 意 報 を 発 表 する ことを 意 味 する (11) 高 潮 警 報 注 意 報 の 潮 位 は 一 般 に 高 さを 示 す 標 高 で 表 す 標 高 の 基 準 面 として 東 京 湾 平 均 海 面 (TP)を 用 いるが 島 嶼 部 など 一 部 では 国 土 地 理 院 による 高 さの 基 準 面 あるい は MSL( 平 均 潮 位 ) 等 を 用 いる (12) 地 震 や 火 山 の 噴 火 等 不 測 の 事 態 により 気 象 災 害 にかかわる 諸 条 件 が 変 化 し 通 常 の 基 準 を 適 用 することが 適 切 でない 状 態 となることがある このような 場 合 は 非 常 措 置 として 基 風 共 -84

141 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 準 のみにとらわれない 警 報 注 意 報 の 運 用 を 行 うことがある また このような 状 態 がある 程 度 長 期 間 継 続 すると 考 えられる 場 合 には 特 定 の 警 報 注 意 報 について 対 象 地 域 を 必 要 最 小 限 の 範 囲 に 限 定 して 暫 定 基 準 を 設 定 し 通 常 より 低 い 基 準 で 運 用 することがある (2) 宮 崎 県 気 象 情 報 気 象 の 予 報 等 について 特 別 警 報 警 報 注 意 報 に 先 立 って 注 意 を 喚 起 する 場 合 や 特 別 警 報 警 報 注 意 報 が 発 表 された 後 の 経 過 や 予 想 防 災 上 の 注 意 を 解 説 する 場 合 等 に 発 表 する (3) 土 砂 災 害 警 戒 情 報 宮 崎 県 と 宮 崎 地 方 気 象 台 が 共 同 で 発 表 する 情 報 で 大 雨 警 報 ( 土 砂 災 害 ) 発 表 中 に 大 雨 による 土 砂 災 害 発 生 の 危 険 度 が 高 まった 時 市 町 村 長 が 避 難 勧 告 等 を 発 令 する 際 の 判 断 や 住 民 の 自 主 避 難 の 参 考 となるよう 市 町 村 ごとに 発 表 する 土 砂 災 害 警 戒 情 報 に 加 え 大 雨 特 別 警 報 ( 土 砂 災 害 )が 発 表 されているときは 避 難 勧 告 等 の 対 象 地 区 の 範 囲 が 十 分 であるかどうかなど 既 に 実 施 済 みの 措 置 の 内 容 を 再 度 確 認 し その 結 果 必 要 に 応 じて 避 難 勧 告 の 対 象 地 域 の 拡 大 等 の 更 なる 措 置 を 検 討 する (4) 記 録 的 短 時 間 大 雨 情 報 県 内 で 数 年 に 一 度 程 度 しか 発 生 しないような 猛 烈 な 短 時 間 の 大 雨 を 観 測 ( 地 上 の 雨 量 計 による 観 測 ) 又 は 解 析 ( 気 象 レーダーと 地 上 の 雨 量 計 を 組 み 合 わせた 分 析 )したと きに 府 県 気 象 情 報 の 一 種 として 発 表 する 宮 崎 県 の 発 表 基 準 は 1 時 間 120 ミリ 以 上 を 観 測 又 は 解 析 したときである (5) 竜 巻 注 意 情 報 積 乱 雲 の 下 で 発 生 する 竜 巻 ダウンバースト 等 による 激 しい 突 風 に 対 して 注 意 を 呼 びかける 情 報 で 雷 注 意 報 が 発 表 されている 状 況 下 において 竜 巻 等 の 激 しい 突 風 の 発 生 しやすい 気 象 状 況 になっている 時 に 都 道 府 県 単 位 で 発 表 する この 情 報 の 有 効 期 間 は 発 表 から 1 時 間 である 風 共 -85

142 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 宮 崎 県 の 細 分 区 域 一 次 細 分 区 域 ほ く ぶ へ い や ぶ 北 部 平 野 部 ほ く ぶ や ま ぞ い 北 部 山 沿 な ん ぶ へ い や ぶ 南 部 平 野 部 な ん ぶ や ま ぞ い 南 部 山 沿 市 町 村 等 を まとめた 地 域 のべおか ひゅうが ち く 延 岡 日 向 地 区 さ い と たかなべ ち く 西 都 高 鍋 地 区 た か ち ほ ち く 高 千 穂 地 区 し い ば み さ と ち く 椎 葉 美 郷 地 区 みやざき ち く 宮 崎 地 区 にちなん く し ま ち く 日 南 串 間 地 区 こばやし ち く 小 林 えびの 地 区 みやこのじょう ち く 都 城 地 区 の べ お か し ひ ゅ う が し かどかわちょう 延 岡 市 日 向 市 門 川 町 二 次 細 分 区 域 さ い と し たかなべちょう しんとみちょう きじょうちょう かわみなみちょう つ の ち ょ う 西 都 市 高 鍋 町 新 富 町 木 城 町 川 南 町 都 農 町 た か ち ほ ち ょ う ひ の か げ ち ょ う ご か せ ち ょ う 高 千 穂 町 日 之 影 町 五 ヶ 瀬 町 に し め ら そ ん みさとちょう もろつかそん し い ば そ ん 西 米 良 村 美 郷 町 諸 塚 村 椎 葉 村 み や ざ き し くにとみちょう あやちょう 宮 崎 市 国 富 町 綾 町 に ち な ん し く し ま し 日 南 市 串 間 市 こ ば や し し し たかはるちょう 小 林 市 えびの 市 高 原 町 みやこのじょうし みまたちょう 都 城 市 三 股 町 風 共 -86

143 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 第 3 洪 水 予 報 水 防 警 報 等 1 洪 水 予 報 (1) 指 定 河 川 洪 水 予 報 河 川 の 増 水 やはん 濫 などに 対 する 水 防 活 動 のため 気 象 庁 は 国 土 交 通 省 又 は 県 機 関 と 共 同 して あらかじめ 指 定 した 河 川 について 区 間 を 決 めて 水 位 又 は 流 量 を 示 した 洪 水 の 予 報 を 行 う 指 定 河 川 洪 水 予 報 の 標 題 には はん 濫 注 意 情 報 はん 濫 警 戒 情 報 はん 濫 危 険 情 報 はん 濫 発 生 情 報 の4つがあり 河 川 名 を 付 して 川 はん 濫 注 意 情 報 川 はん 濫 警 戒 情 報 のように 発 表 する はん 濫 注 意 情 報 が 洪 水 注 意 報 に 相 当 し はん 濫 警 戒 情 報 はん 濫 危 険 情 報 はん 濫 発 生 情 報 が 洪 水 警 報 に 相 当 する (2) 広 渡 川 水 系 洪 水 予 報 水 防 法 第 11 条 及 び 気 象 業 務 法 第 14 条 の2 第 3 項 に 基 づき 宮 崎 県 ( 日 南 土 木 事 務 所 )と 気 象 庁 ( 宮 崎 地 方 気 象 台 )が 共 同 して 行 う 広 渡 川 酒 谷 川 洪 水 予 報 は 次 のと おりである 1 予 報 実 施 区 域 広 渡 川 左 岸 : 宮 崎 県 日 南 市 北 郷 町 郷 之 原 甲 字 下 村 甲 3713 番 3 地 先 から 海 まで 右 岸 : 宮 崎 県 日 南 市 北 郷 町 郷 之 原 甲 字 壱 町 田 甲 3871 番 1 地 先 から 海 まで 酒 谷 川 左 岸 : 宮 崎 県 日 南 市 大 字 酒 谷 字 上 床 乙 237 番 地 先 から 広 渡 川 への 合 流 点 まで 右 岸 : 宮 崎 県 日 南 市 大 字 酒 谷 字 種 子 田 乙 1853 番 の 4 地 先 から 広 渡 川 への 合 流 点 まで 2 基 準 地 点 東 郷 橋 観 測 所 谷 之 城 橋 観 測 所 東 光 寺 橋 観 測 所 本 町 橋 観 測 所 3 洪 水 予 報 の 種 類 ア 洪 水 注 意 報 イ 洪 水 警 報 4 標 題 ア 広 渡 川 水 系 広 渡 川 はん 濫 注 意 情 報 広 渡 川 水 系 酒 谷 川 はん 濫 注 意 情 報 イ 広 渡 川 水 系 広 渡 川 はん 濫 警 戒 情 報 広 渡 川 水 系 酒 谷 川 はん 濫 警 戒 情 報 ウ 広 渡 川 水 系 広 渡 川 はん 濫 危 険 情 報 広 渡 川 水 系 酒 谷 川 はん 濫 危 険 情 報 エ 広 渡 川 水 系 広 渡 川 はん 濫 発 生 情 報 広 渡 川 水 系 酒 谷 川 はん 濫 発 生 情 報 広 渡 川 水 系 広 渡 川 及 び 酒 谷 川 の 洪 水 予 報 : 資 料 編 参 照 5 洪 水 予 報 の 発 表 基 準 ア はん 濫 注 意 情 報 ( 洪 水 注 意 報 ) 基 準 地 点 の 水 位 が 一 定 時 間 後 にはん 濫 注 意 水 位 ( 警 戒 水 位 )に 達 し さらに 水 位 の 上 昇 が 見 込 まれるときに 発 表 する 風 共 -87

144 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 イ はん 濫 警 戒 情 報 ( 洪 水 警 報 ) 基 準 地 点 の 水 位 が 一 定 時 間 後 にはん 濫 危 険 水 位 に 到 達 することが 見 込 まれると き あるいは 避 難 判 断 水 位 に 達 し さらに 水 位 の 上 昇 が 見 込 まれるときに 発 表 す る ウ はん 濫 危 険 情 報 ( 洪 水 警 報 ) 基 準 地 点 の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 に 達 したときに 発 表 する エ はん 濫 発 生 情 報 ( 洪 水 警 報 ) 6 伝 達 系 統 洪 水 予 報 区 間 内 ではん 濫 が 発 生 したときに 発 表 する 日 南 土 木 事 務 所 宮 崎 県 河 川 課 国 土 交 通 省 宮 崎 河 川 国 道 事 務 所 国 土 交 通 省 九 州 地 方 整 備 局 日 南 市 宮 崎 地 方 気 象 台 福 岡 管 区 気 象 台 九 州 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 宮 崎 県 危 機 管 理 局 危 機 管 理 課 報 道 機 関 日 南 市 総 務 省 消 防 庁 宮 崎 県 警 本 部 宮 崎 海 上 保 安 部 日 南 警 察 署 陸 上 自 衛 隊 ( 第 43 普 通 科 連 隊 本 部 ) 2 水 防 警 報 (1) 水 防 警 報 を 行 う 河 川 及 び 海 岸 国 土 交 通 大 臣 及 び 知 事 が 水 防 警 報 を 行 う 河 川 海 岸 及 びその 区 域 は 県 水 防 計 画 書 に 記 載 のとおりである (2) 水 防 警 報 を 発 する 基 準 1 水 防 警 報 発 令 の 基 準 水 防 警 報 発 令 の 基 準 は 対 象 水 位 観 測 所 の 水 位 がはん 濫 注 意 水 位 に 達 するか 又 ははん 濫 注 意 水 位 を 超 えるおそれがあるとき 又 は 津 波 高 潮 の 発 生 が 予 想 される ときであり 国 土 交 通 省 九 州 地 方 整 備 局 長 若 しくは 県 知 事 が 水 防 警 報 の 発 令 を 行 う 水 防 警 報 に 関 する 基 準 等 については 県 水 防 計 画 書 に 示 しているとおりである 風 共 -88

145 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 2 水 防 警 報 の 段 階 河 川 及 び 海 岸 に 係 る 水 防 警 報 発 令 の 段 階 を 次 のとおり 定 める ア 河 川 待 機 : 出 水 あるいは 水 位 の 再 上 昇 が 懸 念 される 場 合 に 状 況 に 応 じ 直 ちに 水 防 機 関 が 出 動 できるように 待 機 する 必 要 がある 旨 を 警 告 し 又 は 水 防 機 関 の 出 動 期 間 が 長 引 くような 場 合 において 出 動 人 員 を 減 じても 差 し 支 え ないが 水 防 活 動 をやめることはできない 旨 を 警 告 するもの 準 備 : 水 防 資 器 材 の 整 備 点 検 水 門 等 の 開 閉 準 備 堤 防 の 巡 視 及 び 直 ちに 出 動 できるよう 準 備 をする 旨 を 警 告 するもの 出 動 : 水 防 団 員 が 出 動 する 必 要 のある 旨 を 警 告 するもの 警 戒 : 水 位 滞 水 時 間 その 他 水 防 活 動 上 必 要 な 状 況 を 明 示 すると 共 に 越 水 漏 水 法 崩 亀 裂 その 他 河 川 状 況 により 警 戒 を 必 要 とする 事 項 を 指 摘 して 警 告 するもの 解 除 : 水 防 活 動 を 必 要 とする 出 水 状 況 が 解 除 した 旨 を 通 知 すると 共 に 一 連 の 水 防 警 報 を 終 了 する 旨 を 通 知 するもの イ 海 岸 ( 高 潮 時 ) 準 備 : 気 象 に 関 する 情 報 注 意 報 警 報 により 高 潮 の 危 険 が 予 想 されるとき 出 動 : 潮 位 が 異 常 を 示 し 高 潮 のおそれがあると 予 想 され あるいは 台 風 が 本 県 若 しくはその 近 くを 通 過 するおそれがあるとき 解 除 : 潮 位 が 警 戒 を 要 する 水 位 以 下 に 減 じ 水 防 作 業 の 必 要 がなくなったとき ウ 河 川 及 び 海 岸 ( 津 波 時 ) 準 備 : 津 波 警 報 が 発 表 される 等 必 要 と 認 めるとき 出 動 : 津 波 注 意 報 が 解 除 される 等 水 防 作 業 が 安 全 に 行 える 状 態 で かつ 必 要 と 認 めるとき 解 除 : 巡 視 等 により 被 害 が 確 認 されなかったとき または 応 急 復 旧 等 が 終 了 し たとき 等 水 防 作 業 を 必 要 とする 河 川 状 況 が 解 消 したと 認 めるとき 3 水 防 警 報 の 発 表 担 当 者 及 び 受 領 者 ア 河 川 水 系 名 河 川 名 発 報 担 当 者 受 報 担 当 者 広 渡 川 広 渡 川 酒 谷 川 県 日 南 土 木 事 務 所 長 日 南 市 長 細 田 川 細 田 川 潟 上 川 潟 上 川 イ 海 岸 海 岸 名 発 報 担 当 者 受 報 担 当 者 日 南 市 沿 岸 油 津 港 湾 事 務 所 長 日 南 市 長 風 共 -89

146 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 4 水 防 信 号 水 防 法 第 20 条 の 規 定 による 水 防 信 号 は 資 料 編 のとおりである 水 防 信 号 : 資 料 編 参 照 3 土 砂 災 害 警 戒 情 報 災 害 対 策 基 本 法 及 び 気 象 業 務 法 に 基 づき 大 雨 による 土 砂 災 害 の 危 険 度 が 高 まった 場 合 に 県 は 宮 崎 地 方 気 象 台 と 共 同 して 市 町 村 単 位 で 発 表 する 4 土 砂 災 害 緊 急 情 報 深 層 崩 壊 など 大 規 模 な 土 砂 災 害 が 緊 迫 している 状 況 において 市 町 村 が 適 切 に 住 民 の 避 難 勧 告 の 判 断 等 を 行 えるよう 特 に 高 度 な 技 術 を 要 する 土 砂 災 害 については 国 土 交 通 省 が その 他 の 土 砂 災 害 については 県 が 被 害 の 想 定 される 区 域 時 期 の 情 報 を 提 供 する 第 4 警 報 等 の 伝 達 系 統 気 象 警 報 等 は 次 の 組 織 図 に 示 す 経 路 によって 伝 達 する 風 共 -90

147 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 風 共 -91 福 岡 管 区 気 象 台 宮 崎 県 気 象 情 報 処 理 システム ( 危 機 管 理 局 ) 総 合 情 報 ネットワーク 知 事 副 知 事 危 機 管 理 局 長 総 合 戦 略 課 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 又 は 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 油 津 漁 業 無 線 局 漁 船 船 舶 J R 九 州 県 警 察 本 部 国 土 交 通 省 宮 崎 河 川 国 道 事 務 所 日 南 市 駅 区 営 業 所 交 番 駐 在 所 日 南 市 各 出 張 所 教 育 庁 自 衛 隊 各 出 先 機 関 企 業 局 宮 崎 海 上 保 安 部 警 察 署 J R 九 州 鹿 児 島 支 社 漁 船 船 舶 学 校 < 庁 内 放 送 > 地 域 住 民 宮 崎 地 方 気 象 台 気 象 庁 消 防 庁 日 南 市 U M K テ レ ビ 宮 崎 エ フ エ ム 宮 崎 N H K 宮 崎 放 送 局 庁 内 関 係 課 各 消 防 本 部 注 ) 二 重 線 で 囲 まれている 機 関 は 気 象 業 務 法 施 行 令 第 8 条 第 1 号 の 規 定 に 基 づく 法 定 伝 達 先 注 ) 二 重 線 の 経 路 は 特 別 警 報 が 発 表 された 際 に 通 知 もしくは 周 知 の 措 置 が 義 務 付 けられている 伝 達 経 路

148 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 第 5 避 難 誘 導 の 実 施 1 警 戒 活 動 等 の 実 施 市 は 風 水 害 発 生 のおそれがある 場 合 には 河 川 管 理 者 水 防 団 等 と 連 携 を 図 りなが ら 気 象 情 報 等 に 十 分 注 意 し 浸 水 区 域 や 土 砂 災 害 危 険 箇 所 の 警 戒 活 動 を 行 い 危 険 があ る 場 合 又 は 危 険 が 予 測 される 場 合 は 住 民 に 対 して 早 めに 避 難 準 備 情 報 の 発 令 や 避 難 勧 告 避 難 指 示 の 発 令 等 を 行 うとともに 避 難 誘 導 活 動 を 実 施 する 2 要 避 難 状 況 の 早 期 把 握 市 は 災 害 の 兆 候 がある 場 合 必 要 と 認 められる 地 域 の 居 住 者 滞 在 者 その 他 の 者 に 対 し 避 難 準 備 情 報 の 発 令 や 避 難 勧 告 避 難 指 示 の 発 令 等 をはじめ 迅 速 確 実 な 避 難 対 策 に 着 手 できるよう 避 難 を 要 する 地 域 の 実 態 の 早 期 把 握 に 努 める なお 避 難 を 開 始 するための 避 難 準 備 情 報 の 提 供 を 行 う 場 合 は 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 も 活 用 しつつ 災 害 時 において 避 難 に 支 援 を 要 する 高 齢 者 等 が 円 滑 に 避 難 できるよう 配 慮 する 3 避 難 対 策 の 必 要 性 の 早 期 判 断 避 難 を 要 する 状 況 は 発 生 した 災 害 の 状 況 により 大 きく 異 なるため 各 種 の 情 報 収 集 を 踏 まえ 避 難 の 要 否 を 判 断 する (1) 河 川 災 害 のおそれのある 箇 所 市 は 気 象 降 雨 状 況 によって 河 川 出 水 による 浸 水 等 の 被 害 が 生 ずることが 予 想 される 場 合 当 該 地 域 の 住 民 が 適 切 な 避 難 活 動 が 実 施 できるよう 警 報 発 表 以 降 着 手 する 警 戒 活 動 により 地 域 の 状 況 を 的 確 に 把 握 し 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 の 伝 達 及 び 注 意 喚 起 広 報 を 早 期 に 実 施 し 住 民 の 避 難 活 動 を 補 完 する (2) 土 砂 災 害 のおそれのある 箇 所 市 は 土 砂 災 害 の 危 険 性 が 高 い 地 域 における 警 戒 活 動 により 状 況 を 把 握 するほか 土 砂 災 害 警 戒 情 報 等 も 活 用 して 避 難 の 必 要 性 を 判 断 し 必 要 な 対 策 を 講 ずる 4 早 期 自 主 避 難 の 実 施 市 は 風 水 害 発 生 のおそれがある 浸 水 危 険 区 域 や 土 砂 災 害 発 生 のおそれのある 箇 所 の 住 民 に 対 して 台 風 襲 来 時 や 豪 雨 時 に 下 記 のような 状 況 あるいは 兆 候 が 見 られたときは 自 主 判 断 による 避 難 が 速 やかに 実 施 されるよう 関 係 住 民 を 誘 導 する (1) 浸 水 危 険 区 域 河 川 がはん 濫 注 意 水 位 を 突 破 し なお 水 位 が 上 昇 する 状 況 で 過 去 の 災 害 履 歴 等 か ら 判 断 し 浸 水 の 危 険 性 が 高 まった 場 合 風 共 -92

149 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 災 害 発 生 直 前 の 対 策 (2) 土 砂 災 害 発 生 の 兆 候 1 立 木 の 裂 ける 音 が 聞 こえる 場 合 や 巨 礫 の 流 下 する 音 が 聞 こえる 場 合 2 渓 流 の 流 水 が 急 激 に 濁 りだした 場 合 や 流 木 等 がまざりはじめた 場 合 3 降 雨 が 続 いているにもかかわらず 渓 流 の 水 位 が 急 激 に 減 少 しはじめた 場 合 ( 上 流 に 崩 壊 が 発 生 し 流 れが 止 められている 恐 れがあるため) 4 渓 流 の 水 位 が 降 雨 量 の 減 少 にもかかわらず 低 下 しない 場 合 5 がけ 地 において 落 石 や 崩 壊 が 生 じはじめた 場 合 6 その 他 5 屋 外 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 の 指 示 状 況 によっては 屋 外 を 移 動 して 避 難 所 等 へ 避 難 するよりも 屋 内 に 留 まる 方 が 安 全 で あると 市 が 認 める 場 合 は 必 要 と 求 める 地 域 の 居 住 者 等 に 対 し 屋 内 での 避 難 等 の 安 全 確 保 措 置 を 指 示 する 風 共 -93

150 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 その 他 全 課 災 害 対 策 本 部 体 制 全 対 策 部 水 防 本 部 第 1 災 害 情 報 の 収 集 連 絡 1 被 害 状 況 の 調 査 市 は 市 内 において 災 害 が 発 生 した 場 合 その 被 災 状 況 を 把 握 するために 被 害 状 況 調 査 を 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 する (1) 被 害 状 況 調 査 は 関 係 機 関 消 防 団 自 治 会 等 の 協 力 のもとで 実 施 する 特 に 初 期 の 状 況 は 自 治 会 等 を 通 じて 直 ちに 本 部 に 通 報 されるよう 体 制 を 整 えておく また 職 員 が 庁 舎 等 に 参 集 する 途 中 で 収 集 できる 情 報 を 活 用 する (2) 地 震 が 発 生 し 被 害 が 想 定 されるときは 直 ちに 被 害 状 況 調 査 を 実 施 する (3) 被 害 が 甚 大 なため 市 本 部 において 被 災 状 況 等 の 把 握 及 び 被 害 状 況 調 査 が 不 可 能 な とき あるいは 被 害 状 況 調 査 に 専 門 的 な 技 術 を 必 要 とするときは 県 本 部 に 応 援 を 求 めて 実 施 する (4) 被 災 状 況 の 把 握 被 害 状 況 調 査 については 警 察 県 及 び 他 の 関 係 機 関 との 密 接 な 連 絡 を 講 じるものとする (5) 最 終 的 には おおむね 被 害 状 況 即 報 に 準 じた 総 括 表 にまとめておくものとする 2 被 害 情 報 収 集 (1) 災 害 報 告 の 取 扱 要 領 1 報 告 すべき 災 害 ア 災 害 の 定 義 災 害 とは 暴 風 竜 巻 豪 雨 洪 水 崖 崩 れ 土 石 流 高 潮 地 震 津 波 噴 火 地 滑 りその 他 異 常 な 自 然 現 象 又 は 大 規 模 な 火 災 事 故 等 災 害 対 策 基 本 法 第 2 条 第 1 号 に 規 定 する 原 因 により 発 生 する 災 害 をいう イ 報 告 すべき 災 害 市 本 部 は ア 災 害 の 定 義 に 定 めるところの 災 害 により 被 害 が 発 生 した 場 合 には 速 やかに 県 に 報 告 する なお 通 信 途 絶 等 により 県 本 部 又 は 県 地 方 支 部 と 連 絡 が 取 れない 場 合 は 総 務 省 消 防 庁 に 報 告 するものとし 県 本 部 又 は 県 地 方 支 部 との 連 絡 が 確 保 でき 次 第 速 やかに 報 告 する 風 共 -94

151 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 (2) 情 報 の 収 集 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 総 務 班 及 び 地 域 対 策 班 は 直 ちに 災 害 状 況 に 応 じた 的 確 な 応 急 対 策 を 実 施 するため あらゆる 情 報 媒 体 を 活 用 し て 情 報 の 収 集 に 当 たる また 情 報 を 入 手 した 各 班 は 総 務 班 に 速 やかにその 情 報 を 報 告 する 3 現 地 被 害 状 況 調 査 (1) 地 域 における 被 害 市 内 で 災 害 が 発 生 し 被 害 にあった 地 域 については 各 地 区 の 調 査 員 が 各 自 治 会 長 に 被 害 状 況 について 確 認 を 行 い 総 務 班 へ 報 告 する 地 域 対 策 班 及 び 総 合 支 所 対 策 部 は その 必 要 性 に 応 じて 調 査 隊 を 編 成 し 被 害 状 況 の 詳 細 を 精 査 する 被 害 状 況 調 査 は 住 民 生 活 に 影 響 のあるところを 中 心 に 調 査 する (2) 公 共 施 設 等 の 被 害 土 木 農 林 上 下 水 道 等 の 公 共 施 設 については 所 管 する 部 署 がその 被 害 状 況 調 査 を 実 施 する なお 各 地 区 の 調 査 員 が 公 共 施 設 被 害 等 を 発 見 した 場 合 には 所 属 部 署 に 速 やかに 連 絡 する (3) 地 域 からの 情 報 住 民 や 自 治 会 等 から 地 域 の 被 害 状 況 の 通 報 があった 場 合 には 各 地 区 の 調 査 員 が 現 地 調 査 を 実 施 する (4) 被 害 状 況 記 録 写 真 被 害 状 況 調 査 に 当 たっては 必 ず 被 害 状 況 の 写 真 撮 影 を 行 う 被 害 状 況 写 真 は 災 害 の 分 析 活 動 内 容 の 検 討 にとって 貴 重 な 資 料 となり かつ 記 録 保 存 のため 重 要 なものであるため 被 害 状 況 が 明 瞭 にわかるよう 撮 影 し 撮 影 年 月 日 時 刻 場 所 被 害 者 氏 名 等 を 記 入 しておく 4 被 害 の 取 りまとめ (1) 地 域 における 被 害 地 域 における 被 害 については 各 地 区 の 調 査 員 が 総 務 班 又 は 総 合 支 所 対 策 部 に 報 告 し 総 務 班 はその 被 害 状 況 を 取 りまとめる (2) 公 共 施 設 等 の 被 害 土 木 農 林 上 下 水 道 等 の 公 共 施 設 の 被 害 報 告 については 施 設 を 所 管 する 部 署 が 総 務 班 に 報 告 する 5 建 物 被 害 調 査 災 害 等 により 建 物 が 被 災 した 場 合 建 物 被 害 調 査 を 実 施 する なお 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 については 別 途 実 施 するものとし この 調 査 結 果 はその 基 礎 資 料 として 活 用 する 風 共 -95

152 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 (1) 建 物 被 害 調 査 の 実 施 部 署 建 物 被 害 調 査 は 税 務 班 が 実 施 する (2) 被 害 調 査 の 内 容 1 概 括 的 な 被 害 調 査 概 括 的 な 被 害 調 査 は 災 害 発 生 直 後 において どの 地 域 にどれくらいの 建 物 被 害 が 発 生 しているかを 把 握 するために 行 う この 調 査 結 果 は 災 害 応 急 対 策 の 実 施 内 容 建 物 の 本 格 的 な 被 害 調 査 及 び 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 等 の 基 礎 資 料 として 活 用 する 2 本 格 的 な 被 害 調 査 本 格 的 な 被 害 調 査 は 被 害 状 況 判 定 基 準 に 基 づき 実 施 するもので 災 害 救 助 法 の 適 用 被 災 者 への 救 助 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 の 発 行 等 の 基 礎 資 料 とする ア 被 害 を 受 けた 建 物 について 被 災 の 程 度 被 害 額 等 の 調 査 を 行 う イ 被 害 の 判 定 等 については 災 害 に 係 る 住 家 の 被 害 認 定 基 準 運 用 指 針 災 害 に 係 る 住 家 の 被 害 認 定 基 準 運 用 指 針 参 考 資 料 等 により 判 定 する ただし 大 規 模 建 築 物 等 に 係 る 調 査 については 建 築 士 等 専 門 的 知 識 を 有 する 者 の 応 援 による 調 査 で 判 定 する ウ イの 基 準 により 判 定 した 結 果 を 被 災 者 台 帳 に 記 入 し 整 理 する エ 建 物 と 併 せ 被 災 した 家 族 従 業 員 等 の 被 災 状 況 も 調 査 する 被 害 状 況 判 定 基 準 : 資 料 編 参 照 (3) 被 害 報 告 被 害 状 況 を 取 りまとめ 総 務 班 に 報 告 する (4) 被 害 報 告 用 紙 被 害 報 告 は 被 害 概 況 即 報 ( 第 4 号 様 式 (その1))による 被 害 概 況 即 報 ( 第 4 号 様 式 (その その1)): 資 料 編 参 照 (5) 被 害 情 報 の 共 有 被 害 調 査 の 内 容 は 災 害 救 助 法 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 に 基 づき り 災 ( 罹 災 ) 証 明 担 当 部 署 等 に 伝 達 して 情 報 の 共 有 を 図 る 6 公 共 施 設 等 被 害 調 査 (1) 公 共 施 設 公 共 施 設 に 係 る 被 害 調 査 は 所 管 する 部 署 が 実 施 し 施 設 等 の 被 害 額 等 を 把 握 する (2) 農 林 水 産 商 工 業 に 関 する 施 設 等 農 林 水 産 商 工 業 に 関 する 施 設 等 に 係 る 被 害 調 査 は 施 設 を 所 管 する 部 署 が 実 施 する ものとし 経 済 的 な 被 害 額 等 について 把 握 する 風 共 -96

153 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 (3) ライフライン 等 ライフライン 等 に 関 する 施 設 等 の 被 害 調 査 は それぞれライフライン 事 業 者 が 実 施 し 被 害 の 程 度 を 把 握 する 市 は ライフラインに 係 る 被 害 の 状 況 について ライフ ライン 事 業 者 から 情 報 を 得 るものとする (4) 被 害 報 告 等 建 物 被 害 調 査 と 同 じ 7 その 他 被 害 が 甚 大 なため 市 本 部 において 被 害 状 況 等 の 収 集 及 び 調 査 が 困 難 なとき あるい は 調 査 が 専 門 的 な 技 術 を 必 要 とするときには 県 本 部 に 応 援 を 求 めて 実 施 する 8 被 害 報 告 市 内 で 災 害 が 発 生 した 場 合 には 災 害 の 状 況 に 応 じた 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 対 策 を 的 確 に 実 施 するため 収 集 した 被 害 報 告 を 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 する (1) 被 害 即 報 及 び 被 害 報 告 要 領 1 被 害 報 告 の 種 類 被 害 報 告 の 種 類 は 次 のとおりとする ア 被 害 即 報 (ア) 電 話 連 絡 地 震 が 発 生 し 市 内 で 震 度 5 強 以 上 を 記 録 した 場 合 又 は 消 防 機 関 への 通 報 が 殺 到 した 場 合 電 話 で 連 絡 する (イ) 被 害 概 況 即 報 災 害 の 当 初 の 段 階 で 被 害 状 況 が 十 分 に 把 握 できていない 場 合 に 被 害 概 況 即 報 により 概 況 を 報 告 する 被 害 概 況 即 報 ( 第 4 号 様 式 (その その1)): 資 料 編 参 照 (ウ) 被 害 状 況 即 報 被 害 状 況 の 欄 に 報 告 の 時 点 で 判 明 している 最 新 の 数 値 を 記 入 し 被 害 状 況 即 報 により 報 告 する 被 害 状 況 即 報 ( 第 4 号 様 式 (その その2)): 資 料 編 参 照 イ 被 害 確 定 報 告 (ア) 災 害 確 定 報 告 災 害 報 告 取 扱 要 領 に 基 づき 応 急 対 策 終 了 後 20 日 以 内 に 被 害 状 況 即 報 ( 第 4 号 様 式 (その2))により 報 告 する 風 共 -97

154 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 2 被 害 即 報 及 び 被 害 確 定 報 告 要 領 ア 被 害 即 報 (ア) 被 害 即 報 は 災 害 の 総 合 的 な 応 急 対 策 をたてる 基 礎 となるものであり 人 的 被 害 及 び 住 宅 被 害 を 優 先 して 即 報 する なお 火 災 災 害 及 びその 他 の 事 故 について 即 報 すべき 基 準 は 被 害 状 況 判 定 基 準 のとおりとする (イ) 被 害 即 報 の 内 容 は 被 害 状 況 等 の 概 要 である (ウ) 消 防 庁 火 災 災 害 等 即 報 要 領 即 報 基 準 に 揚 げる 火 災 災 害 及 びその 他 の 事 故 を 覚 知 したときは それぞれの 被 害 即 報 様 式 により 即 報 する なお 原 則 として 被 害 を 覚 知 後 30 分 以 内 で 可 能 な 限 り 早 く わかる 範 囲 で 第 一 報 を 行 う 消 防 庁 火 災 災 害 等 即 報 要 領 即 報 基 準 : 資 料 編 参 照 (エ) 市 本 部 及 び 消 防 本 部 は 消 防 庁 火 災 災 害 等 即 報 要 領 直 接 即 報 基 準 ( 消 防 庁 及 び 県 への 報 告 )に 掲 げる 火 災 災 害 及 びその 他 の 事 故 を 覚 知 したときは 原 則 として 覚 知 後 30 分 以 内 で 可 能 な 限 り 第 一 報 を 県 本 部 国 ( 総 務 省 消 防 庁 )へ 所 定 の 被 害 即 報 様 式 に 基 づいて 報 告 する この 場 合 において 消 防 庁 長 官 から 要 請 があった 場 合 には 第 一 報 後 の 報 告 についても 引 き 続 き 消 防 庁 に 対 して 行 う 消 防 庁 火 災 災 害 等 即 報 要 領 直 接 即 報 基 準 : 資 料 編 参 照 (オ) 被 害 即 報 事 項 は 管 内 の 警 察 署 ( 交 番 駐 在 所 等 を 含 む)をはじめ 関 係 機 関 と 十 分 に 連 絡 を 取 り 合 う (カ) 被 害 即 報 事 項 は 判 明 した 事 項 から 順 次 防 災 情 報 処 理 システムもしくは 電 話 ファックス 等 によって 即 報 するもので 即 報 が2 以 上 にわたるときは 先 報 と の 関 連 を 把 握 するために 一 連 の 番 号 を 付 して 報 告 現 時 を 明 らかにする 風 共 -98

155 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 イ 伝 達 系 統 被 害 即 報 の 伝 達 系 統 については 次 図 の 情 報 収 集 伝 達 の 流 れのとおりとする [ 情 報 収 集 伝 達 の 流 れ 図 ] 住 民 公 共 的 団 体 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 日 南 市 災 害 対 策 本 部 総 務 課 消 防 本 部 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 警 察 署 県 に 報 告 できない 場 合 ( ) 消 防 機 関 に 119 番 通 報 が 殺 到 した 場 合 県 災 害 対 策 地 方 支 部 ( 農 林 振 興 局 ) 宮 崎 県 災 害 対 策 本 部 ( 危 機 管 理 局 ) 宮 崎 県 警 察 本 部 ( )は 県 災 害 対 策 本 部 が 設 置 されない 場 合 を 示 す 国 ( 総 務 省 消 防 庁 ) [ 消 防 庁 連 絡 先 ] 平 日 夜 間 休 日 NTT 回 線 NTT 回 線 (FAX) (FAX) 消 防 防 災 無 線 消 防 防 災 無 線 (FAX) (FAX) 地 域 衛 星 通 信 ネットワーク 地 域 衛 星 通 信 ネットワーク TN TN TN (FAX) TN (FAX) (ア) 市 本 部 からの 報 告 市 本 部 から 県 本 部 への 報 告 は 県 防 災 情 報 処 理 システムによる 報 告 経 路 を 基 本 とする ただし システムが 使 用 不 可 能 な 場 合 又 は 県 からの 指 示 があった 場 合 には 県 地 方 支 部 を 通 じて 県 本 部 へ 報 告 する 通 信 の 途 絶 等 のため 市 本 部 から 県 地 方 支 部 又 は 県 本 部 への 報 告 が 不 可 能 な 場 合 には 市 本 部 から 直 接 消 防 庁 へ 報 告 し 県 本 部 等 への 通 信 が 回 復 した 段 階 において 速 やかに 県 本 部 等 へ 報 告 を 行 う また 火 災 の 多 発 や 多 数 の 死 傷 者 が 発 生 し 消 防 機 関 への 通 報 が 殺 到 してい る 場 合 には 市 本 部 は 直 ちにその 状 況 を 電 話 にて 消 防 庁 及 び 県 本 部 等 へ 報 告 す る 風 共 -99

156 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 ウ 被 害 確 定 報 告 (ア) 被 害 確 定 報 告 は 災 害 復 旧 の 基 礎 となることから 正 確 な 調 査 により 報 告 を 要 するものであるが 状 況 に 応 じて 災 害 被 害 状 況 報 告 災 害 確 定 報 告 と 段 階 別 に 行 う (イ) 被 害 確 定 報 告 は 災 害 応 急 対 策 を 終 了 した 後 県 防 災 情 報 処 理 システムにより 20 日 以 内 に 行 う ただし システムが 使 用 不 可 能 な 場 合 又 は 県 からの 指 示 があ った 場 合 は 災 害 確 定 報 告 ( 第 1 号 様 式 ) により 報 告 する (ウ) 土 木 農 林 衛 生 救 護 等 直 接 県 担 当 部 署 に 報 告 を 必 要 とする 場 合 は 当 該 関 係 部 署 から 直 接 報 告 する (エ) 税 務 班 は 建 物 等 の 被 害 の 程 度 被 害 額 を 把 握 するため 関 係 部 署 と 連 携 し 情 報 の 収 集 に 当 たる (オ) 報 告 の 詳 細 は 県 の 示 す 災 害 報 告 に 関 する 要 領 等 による (カ) 被 害 情 報 の 収 集 調 査 については 警 察 及 びその 他 の 関 係 機 関 と 十 分 連 絡 をとる 第 2 通 信 手 段 の 確 保 災 害 発 生 後 における 迅 速 で 的 確 な 応 急 対 策 を 実 施 するためには 災 害 による 被 害 状 況 等 を 迅 速 的 確 に 伝 達 する 通 信 手 段 の 確 保 が 不 可 欠 であり 災 害 発 生 後 においては 速 やかに 通 信 手 段 の 確 保 を 図 る また 通 信 手 段 の 確 保 が 困 難 な 状 況 を 想 定 して 多 様 な 通 信 手 段 の 活 用 を 図 る 1 市 防 災 行 政 無 線 の 整 備 運 用 災 害 発 生 後 速 やかに 市 防 災 行 政 無 線 の 状 況 を 点 検 し 機 能 確 認 を 行 う なお 支 障 が 生 じている 場 合 は 担 当 職 員 が 必 要 に 応 じて 専 門 業 者 の 協 力 を 求 めて 速 やかに 復 旧 するものとする 2 県 総 合 情 報 ネットワークの 活 用 災 害 時 において 応 急 活 動 を 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 するため 県 と 市 や 防 災 関 係 機 関 等 との 間 で 開 設 している 不 通 のおそれが 少 ない 県 総 合 情 報 ネットワークを 活 用 する 3 代 替 通 信 機 能 の 確 保 応 急 対 策 実 施 上 必 要 な 情 報 通 信 が 著 しく 困 難 であり 対 策 に 支 障 が 生 じる 場 合 は 次 の 代 替 手 段 を 用 いる (1) NTT の 災 害 時 優 先 電 話 災 害 発 生 時 において 通 信 の 輻 輳 (ふくそう) 時 に 優 先 的 に 通 話 可 能 とする 災 害 時 優 先 電 話 を 活 用 する なお あらかじめ 優 先 電 話 の 取 扱 いについて NTT 西 日 本 宮 崎 支 店 へ 依 頼 しておく 風 共 -100

157 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 発 災 直 後 の 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 通 信 の 確 保 (2) NTT の 非 常 緊 急 通 話 の 利 用 震 災 時 において 加 入 電 話 が 輻 輳 し 通 話 が 不 能 もしくは 困 難 な 場 合 で 応 急 対 策 等 のため 必 要 があるときは 非 常 緊 急 通 話 又 は 電 報 を 利 用 する なお あらかじめ NTT に 電 話 番 号 を 登 録 しておく (3) 携 帯 電 話 又 は 衛 星 携 帯 電 話 の 使 用 迅 速 かつ 的 確 な 応 急 対 策 活 動 を 実 施 するために 携 帯 電 話 ( 携 帯 メール 含 む) 又 は 衛 星 携 帯 電 話 を 活 用 する (4) 非 常 無 線 通 信 の 活 用 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 有 線 通 信 を 利 用 することが できない 又 はこれを 利 用 することが 著 しく 困 難 なときには 警 察 消 防 水 防 交 通 電 気 等 の 非 常 通 信 協 議 会 構 成 機 関 の 自 営 通 信 回 線 等 を 活 用 する (5) 他 機 関 の 通 信 設 備 の 利 用 公 衆 電 気 通 信 施 設 の 利 用 が 不 可 能 となり かつ 通 信 が 緊 急 を 要 する 場 合 は 他 の 機 関 が 設 置 する 有 線 電 気 通 信 設 備 又 は 無 線 通 信 設 備 を 利 用 する 使 用 できる 主 な 機 関 は 県 ( 総 合 情 報 ネットワーク) 警 察 九 州 地 方 整 備 局 宮 崎 地 方 気 象 台 宮 崎 海 上 保 安 部 大 阪 航 空 局 九 州 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 九 州 電 力 株 式 会 社 宮 崎 ガス 株 式 会 社 であり 事 前 に 協 議 しておく (6) 防 災 相 互 通 信 用 無 線 電 話 の 活 用 災 害 の 現 場 等 において 災 害 応 急 対 策 のため 他 の 防 災 関 係 機 関 と 相 互 の 連 絡 を 行 う 場 合 防 災 相 互 通 信 用 無 線 電 話 を 活 用 する ( 保 有 機 関 は 宮 崎 県 県 内 24 市 町 村 県 警 察 本 部 宮 崎 海 上 保 安 部 自 衛 隊 宮 崎 市 消 防 局 ) (7) 放 送 機 能 の 利 用 緊 急 を 要 する 場 合 で 他 の 有 線 電 気 通 信 設 備 または 無 線 設 備 による 通 信 ができない 場 合 または 著 しく 困 難 な 場 合 においては あらかじめ 協 議 して 定 めた 手 続 きによ り 災 害 に 関 する 通 知 要 請 伝 達 予 警 報 等 の 放 送 を NHK 宮 崎 放 送 局 ( 株 ) 宮 崎 放 送 ( 株 )テレビ 宮 崎 及 び( 株 )エフエム 宮 崎 に 県 知 事 を 通 じて 要 請 する (8) 総 合 通 信 局 の 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 の 利 用 九 州 総 合 通 信 局 が 備 蓄 する 災 害 対 策 用 移 動 通 信 機 器 ( 簡 易 無 線 局 MCA 用 無 線 機 衛 星 携 帯 電 話 )について 災 害 時 や 災 害 復 旧 時 の 通 信 手 段 として 貸 し 出 しを 要 請 する (9) 使 送 による 通 信 連 絡 の 確 保 有 線 通 信 及 び 無 線 通 信 が 利 用 不 能 もしくは 困 難 な 場 合 使 送 により 通 信 を 確 保 する ものとする (10) 自 衛 隊 の 通 信 支 援 自 衛 隊 による 通 信 支 援 の 必 要 が 生 じたときは 自 衛 隊 派 遣 要 請 の 手 続 きに 基 づき 要 請 手 続 きを 行 う 風 共 -101

158 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 4 節 広 報 計 画 第 4 節 広 報 計 画 災 害 時 において 被 災 地 や 隣 接 地 域 の 住 民 に 対 し 正 確 な 情 報 を 速 やかに 提 供 すると 共 に 被 災 地 住 民 の 状 況 や 要 望 事 項 を 把 握 するため 広 報 活 動 を 速 やかに 実 施 する [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 課 総 合 戦 略 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 総 務 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 第 1 広 報 体 制 の 整 備 1 運 用 体 制 の 整 備 市 は 次 により 広 報 運 用 体 制 を 整 備 する (1) 広 報 重 点 地 区 ( 各 災 害 危 険 地 区 ) (2) 地 区 住 民 並 びに 要 配 慮 者 の 把 握 (3) 専 任 の 広 報 担 当 者 の 配 置 (4) 広 報 文 案 の 作 成 (5) 広 報 優 先 順 位 の 検 討 (6) 伝 達 ルートの 確 立 ( 多 ルート 化 ) 2 広 報 手 段 市 は 次 の 広 報 手 段 の 整 備 拡 充 を 図 り 住 民 に 対 する 災 害 広 報 を 実 施 する (1) テレビ(ケーブルテレビ) ラジオ 等 (2) 同 報 系 防 災 行 政 無 線 防 災 ラジオ (3) 広 報 車 消 防 車 等 (4) 市 防 災 気 象 メールにちなんを 活 用 した 災 害 情 報 のメール 配 信 (5) 市 ホームページ (6) 臨 時 広 報 の 配 布 避 難 所 への 掲 示 風 共 -102

159 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 4 節 広 報 計 画 第 2 広 報 要 領 市 は 被 災 地 や 隣 接 地 域 の 住 民 に 対 し 正 確 な 情 報 を 速 やかに 提 供 するため 以 下 の 内 容 等 について 広 報 活 動 を 実 施 する また 報 道 機 関 との 連 絡 調 整 を 緊 密 にし 適 時 に 的 確 な 情 報 提 供 を 図 ると 共 に 報 道 機 関 との 協 力 体 制 を 確 立 し 被 災 者 の 立 場 に 立 った 報 道 が 行 われるよう 努 める 広 報 活 動 は 広 報 班 が 担 当 する 1 広 報 の 内 容 災 害 の 広 報 は 警 戒 段 階 避 難 段 階 救 援 段 階 復 旧 段 階 の 各 段 階 に 応 じて 市 民 に 必 要 な 情 報 を 提 供 する (1) 災 害 時 における 市 民 の 心 構 え (2) 災 害 に 係 る 雨 量 水 位 等 の 気 象 情 報 及 び 災 害 危 険 箇 所 等 に 関 する 状 況 (3) 被 害 状 況 ( 一 般 的 な 被 害 状 況 のほか 安 否 情 報 も 含 む) (4) 災 害 応 急 対 策 の 実 施 状 況 (5) 避 難 の 準 備 指 示 及 び 勧 告 並 びに 避 難 先 の 指 示 等 (6) 電 気 電 話 水 道 等 の 供 給 状 況 復 旧 の 見 通 し (7) 災 害 復 旧 の 見 通 し (8) 交 通 規 制 及 び 交 通 機 関 の 運 行 状 況 (9) その 他 ( 給 食 給 水 生 活 必 需 品 等 の 供 与 状 況 ゴミの 収 集 運 搬 等 生 活 関 連 情 報 等 ) 必 要 な 事 項 (10) 災 害 の 補 償 や 融 資 に 関 すること 2 広 報 の 方 法 (1) 市 民 に 対 する 広 報 広 報 は 広 報 内 容 方 法 を 的 確 に 判 断 して 効 果 的 に 行 う なお 要 配 慮 者 や 日 本 語 を 十 分 理 解 できない 外 国 人 に 対 しては 社 会 福 祉 協 議 会 ボランティア 等 の 協 力 を 得 て 広 報 活 動 を 行 う 1 防 災 行 政 無 線 等 第 1の2 広 報 手 段 による 広 報 2 県 防 災 救 急 ヘリコプター(あおぞら) 警 察 ヘリコプターによる 広 報 3 広 報 車 ハンドマイクによる 広 報 4 自 治 会 市 民 団 体 の 協 力 による 広 報 5 避 難 所 等 における 派 遣 職 員 による 広 報 6 チラシ 等 の 印 刷 物 による 広 報 7 看 板 掲 示 板 による 周 知 8 テレビ ラジオ 新 聞 等 の 報 道 機 関 (メディア)の 協 力 による 広 報 9 携 帯 電 話 ( 緊 急 速 報 メールを 含 む) インターネット 風 共 -103

160 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 4 節 広 報 計 画 (2) 具 体 的 な 広 報 体 制 市 民 に 対 する 具 体 的 な 広 報 については 原 則 として 次 の 方 法 により 実 施 する 1 防 災 行 政 無 線 等 による 市 全 域 や 地 域 限 定 的 な 広 報 2 広 報 車 による 巡 回 広 報 3 災 害 危 険 箇 所 情 報 などの 自 治 会 の 長 に 対 して 電 話 等 で 行 う 広 報 4 避 難 指 示 等 の 避 難 誘 導 員 による 戸 別 訪 問 による 広 報 5 緊 急 一 斉 的 なものや 広 範 囲 にわたる 広 報 が 必 要 なもので 報 道 機 関 等 を 通 じたも の (3) 広 報 資 料 のとりまとめ 1 各 機 関 でとりまとめた 資 料 を 最 大 限 に 活 用 し 災 害 現 場 の 現 地 取 材 も 行 う 2 災 害 写 真 の 撮 影 ア 現 場 に 写 真 撮 影 員 を 派 遣 して 被 害 写 真 を 撮 影 する イ 他 の 機 関 が 撮 影 した 写 真 の 収 集 にも 努 める ウ 災 害 写 真 は 速 やかに 引 伸 し 掲 示 するなど 速 報 に 用 いるほか 他 の 機 関 から 依 頼 があった 場 合 は 必 要 に 応 じて 提 供 する 3 報 道 機 関 を 活 用 した 広 報 広 報 班 は 必 要 に 応 じ 災 害 の 状 況 や 応 急 活 動 の 実 施 状 況 等 を 報 道 機 関 に 発 表 する 報 道 機 関 に 対 する 情 報 の 提 供 は 情 報 内 容 の 一 元 化 を 図 るため 広 報 班 においてすべて 行 う なお 情 報 等 の 提 供 発 表 に 際 しては 出 来 るだけ 日 時 場 所 目 的 等 を 前 もって 各 報 道 機 関 に 周 知 して 発 表 する また 定 期 的 な 発 表 に 努 める 第 3 相 談 窓 口 の 設 置 地 域 対 策 班 は 災 害 に 関 して 寄 せられる 相 談 照 会 苦 情 に 応 じるため 相 談 窓 口 を 速 やかに 設 置 し 住 民 要 望 等 の 把 握 に 努 める また 相 談 窓 口 で 寄 せられた 相 談 照 会 苦 情 等 の 情 報 については 関 係 機 関 へ 適 宜 伝 達 し 迅 速 な 処 理 を 求 める なお 障 がい 者 や 外 国 人 に 対 しては 社 会 福 祉 協 議 会 ボランティア 等 の 協 力 を 得 て 相 談 に 応 じることとする 風 共 -104

161 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 福 祉 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 福 祉 対 策 部 第 1 県 他 自 治 体 への 応 援 要 請 受 入 れ 1 応 援 の 要 請 (1) 連 絡 体 制 の 確 保 本 部 長 ( 市 長 )は 応 援 要 請 が 予 測 される 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがあ る 場 合 には 迅 速 的 確 にその 状 況 を 把 握 し 県 他 市 町 村 等 に 通 報 するほか 必 要 な 情 報 交 換 を 行 うものとする (2) 県 への 応 援 要 請 1 本 部 長 ( 市 長 )は 被 害 の 状 況 等 により 応 援 の 要 請 が 必 要 であると 判 断 した 場 合 には 知 事 ( 危 機 管 理 局 )に 応 援 ( 職 員 の 派 遣 を 含 む 以 下 同 じ)を 要 請 するもの とする 2 本 部 長 ( 市 長 )が 県 本 部 長 に 応 援 又 は 応 援 の 斡 旋 (あっせん)を 求 める 場 合 には 県 本 部 ( 危 機 管 理 局 )に 対 して 次 にあげる 事 項 について 口 頭 又 は 電 話 を 持 って 要 請 し 後 日 文 書 により 改 めて 処 理 するものとする ア 災 害 の 状 況 及 び 応 援 を 求 める 理 由 イ 応 援 を 希 望 する 機 関 名 ウ 応 援 を 希 望 する 人 員 物 資 等 エ 応 援 を 必 要 とする 場 所 オ 応 援 を 必 要 とする 活 動 内 容 宮 崎 県 市 町 村 防 災 相 互 応 援 協 定 : 資 料 編 参 照 (3) 他 市 町 村 等 への 応 援 要 請 災 害 対 策 基 本 法 第 67 条 に 基 づき 他 の 市 町 村 長 に 対 して 応 援 要 請 を 行 う また 本 部 長 ( 市 長 )は 災 害 応 援 に 関 する 協 定 を 締 結 した 自 治 体 や 団 体 等 に 対 して 応 援 要 請 を 行 う 災 害 時 における 民 間 等 との 応 援 協 定 締 結 状 況 : 資 料 編 参 照 防 災 関 係 機 関 連 絡 窓 口 : 資 料 編 参 照 風 共 -105

162 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ 1 応 援 要 請 の 内 容 ア 物 資 等 の 提 供 及 び 斡 旋 (あっせん) 並 びに 人 員 の 派 遣 イ 食 料 飲 料 水 生 活 必 需 品 医 薬 品 その 他 供 給 に 必 要 な 資 機 材 の 提 供 及 び 斡 旋 (あっせん) ウ 被 災 者 の 救 出 医 療 防 疫 施 設 の 応 急 復 旧 等 に 必 要 な 資 機 材 及 び 物 資 の 提 供 及 び 斡 旋 (あっせん) エ 救 援 及 び 救 急 活 動 に 必 要 な 車 両 舟 艇 等 の 提 供 及 び 斡 旋 (あっせん) オ 前 記 に 掲 げるもののほか 特 に 必 要 な 事 項 2 応 援 要 請 等 の 手 続 き 応 援 を 受 けようとする 場 合 は 無 線 等 により 次 の 事 項 を 明 らかにして 要 請 し 後 日 速 やかに 応 援 要 請 書 を 送 付 するものとする ア 被 害 の 状 況 イ 物 資 資 機 材 の 搬 入 を 要 請 する 場 合 物 資 等 の 品 目 数 量 搬 入 場 所 輸 送 手 段 交 通 情 報 等 ウ 人 員 の 派 遣 を 要 請 する 場 合 職 種 人 員 派 遣 場 所 活 動 内 容 派 遣 期 間 輸 送 手 段 交 通 情 報 等 (4) 物 資 等 の 受 入 体 制 の 確 保 1 連 絡 窓 口 の 明 確 化 等 本 部 長 ( 市 長 )は 県 他 市 町 村 等 との 連 絡 を 速 やかに 行 うための 連 絡 窓 口 を 定 める 2 物 資 等 の 受 入 体 制 の 整 備 本 部 長 ( 市 長 )は 国 及 び 関 係 都 道 府 県 市 町 村 等 からの 物 資 の 応 援 を 速 やかに 受 け 入 れるための 体 制 を 確 保 する また ボランティア 等 の 人 的 な 応 援 についても あらかじめ 受 入 体 制 を 確 保 しておく なお 県 内 の 他 市 町 村 が 被 災 した 場 合 の 支 援 にも 備 え 物 資 等 の 受 入 体 制 の 確 保 について 検 討 する 第 2 大 規 模 災 害 時 の 受 援 体 制 1 受 援 本 部 の 設 置 南 海 トラフ 地 震 による 巨 大 津 波 で 甚 大 な 被 害 を 受 けた 場 合 は 自 治 体 企 業 NPO 等 の 多 くの 応 援 が 予 想 されるため これらの 受 入 れの 窓 口 として 受 援 本 部 を 設 置 する 受 援 本 部 は 外 部 からの 問 合 せに 一 元 的 に 対 応 し 必 要 な 事 務 を 各 対 策 部 に 引 き 継 ぐ 役 割 を 担 う (1) 受 援 本 部 の 構 成 本 部 長 : 課 長 級 職 員 事 務 局 :3~4 名 ( 危 機 管 理 部 門 1 名 含 む) 風 共 -106

163 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ (2) 受 援 本 部 の 役 割 1 一 元 的 な 総 合 窓 口 と 関 係 部 局 への 取 次 ぎ 2 支 援 自 治 体 関 係 機 関 の 現 地 対 策 本 部 との 連 絡 調 整 3 関 係 各 部 からの 要 請 に 基 づく 応 援 要 請 4 被 災 状 況 及 び 応 援 に 対 するニーズの 情 報 提 供 情 報 発 信 2 現 場 対 応 環 境 の 整 備 受 援 本 部 は 活 動 拠 点 として 執 務 スペースを 確 保 するとともに 被 災 地 の 地 図 (フリ ガナ 付 )や 資 料 資 機 材 業 務 フローマニュアルを 準 備 提 供 し 活 動 体 制 を 整 備 する 3 災 害 ボランティアの 受 入 れ 市 は 災 害 発 生 後 市 社 会 福 祉 協 議 会 に 災 害 ボランティア 情 報 センター を 設 置 す る 災 害 ボランティア 情 報 センターは 本 部 と 連 携 し 被 害 状 況 やボランティア 等 に 関 する 情 報 の 収 集 提 供 を 行 うとともに 現 地 支 援 のためのボランティアの 受 入 れを 行 う 第 3 自 衛 隊 派 遣 要 請 受 入 れ 災 害 時 における 自 衛 隊 の 派 遣 要 請 を 行 う 場 合 には 必 要 事 項 を 明 確 にして 円 滑 な 支 援 を 受 けられるようにする 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 を 要 請 できる 範 囲 については 原 則 として 人 命 及 び 財 産 の 救 援 のため 必 要 があり かつ その 事 態 がやむを 得 ないと 認 めるものであり ほかに 要 員 を 確 保 する 組 織 等 がない 場 合 とする 1 派 遣 要 請 の 内 容 (1) 被 害 状 況 の 把 握 車 両 航 空 機 等 を 用 いた 災 害 状 況 に 適 した 手 段 による 情 報 収 集 活 動 (2) 避 難 者 の 援 助 避 難 者 の 誘 導 輸 送 等 (3) 避 難 者 等 の 捜 索 救 助 行 方 不 明 者 負 傷 者 等 の 捜 索 救 助 (4) 水 防 活 動 堤 防 護 岸 等 の 決 壊 に 対 し 土 のう 作 成 運 搬 積 み 込 み 等 (5) 消 防 活 動 利 用 可 能 な 消 防 車 等 その 他 防 火 用 具 による 消 防 機 関 への 協 力 (6) 道 路 又 は 水 路 の 啓 開 道 路 もしくは 水 路 が 損 壊 し 又 は 障 害 物 がある 場 合 の 啓 開 除 去 風 共 -107

164 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ (7) 応 急 医 療 救 護 及 び 防 疫 被 災 者 に 対 する 応 急 医 療 救 護 及 び 防 疫 (8) 通 信 支 援 災 害 派 遣 部 隊 の 通 信 連 絡 に 支 障 をきたさない 限 度 で 実 施 (9) 人 員 及 び 物 資 の 緊 急 輸 送 救 急 患 者 医 師 その 他 救 援 活 動 に 必 要 な 人 員 及 び 救 援 物 資 の 緊 急 輸 送 ただし 航 空 機 による 輸 送 は 特 に 緊 急 を 要 する 場 合 に 限 る (10) 炊 飯 及 び 給 水 給 湯 炊 飯 及 び 給 水 給 湯 の 支 援 (11) 救 援 物 資 の 無 償 貸 付 又 は 譲 与 防 衛 省 の 管 理 に 属 する 物 品 の 無 償 貸 付 及 び 譲 与 等 に 関 する 総 理 府 令 に 基 づき 被 災 者 に 対 し 生 活 必 需 品 等 の 無 償 貸 与 又 は 救 じゅつ 品 の 譲 与 (12) 危 険 物 の 保 安 及 び 除 去 能 力 上 可 能 なものについて 火 薬 類 爆 発 物 等 危 険 物 の 保 安 措 置 及 び 除 去 (13)その 他 その 他 臨 機 の 必 要 に 対 し 自 衛 隊 の 能 力 で 対 処 可 能 なものについては 所 要 の 処 置 をとることとする 2 派 遣 要 請 手 続 [ 自 衛 隊 派 遣 要 請 の 流 れ] 日 南 警 察 署 等 協 議 通 報 本 部 長 ( 市 長 ) 要 求 知 事 知 事 に 要 求 できない 場 合 直 接 の 通 知 要 請 陸 上 自 衛 隊 第 43 普 通 科 連 隊 長 航 空 自 衛 隊 新 田 原 基 地 司 令 海 上 自 衛 隊 呉 地 方 総 監 海 上 自 衛 隊 鹿 屋 航 空 基 地 隊 第 1 航 空 群 司 令 (1) 派 遣 要 請 の 申 し 入 れは 本 部 長 ( 市 長 )が 知 事 に 行 うものとする (2) 急 迫 した 事 態 により 知 事 への 要 請 ができない 場 合 本 部 長 ( 市 長 )は 直 接 自 衛 隊 に 対 して 派 遣 要 求 の 通 知 をすることができる 自 衛 隊 は 災 害 状 況 の 通 知 を 受 け その 事 態 に 照 らし 特 に 緊 急 を 要 する 場 合 には 自 主 的 判 断 に 基 づき 部 隊 を 派 遣 することが できる 本 部 長 ( 市 長 )は 派 遣 要 請 を 通 知 した 旨 を 知 事 へ 速 やかに 報 告 することと する 風 共 -108

165 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ (3) 派 遣 要 請 の 申 し 入 れは 原 則 として 文 書 によるものとし 次 の 事 項 を 記 載 する 1 災 害 の 状 況 及 び 派 遣 を 要 請 する 理 由 2 派 遣 を 希 望 する 期 間 3 派 遣 を 希 望 する 区 域 及 び 活 動 内 容 4 要 請 責 任 者 の 役 職 氏 名 5 特 殊 携 行 装 備 又 は 作 業 の 種 類 6 派 遣 地 への 最 適 経 路 7 連 絡 場 所 現 場 責 任 者 氏 名 及 び 標 識 又 は 誘 導 地 点 等 8 その 他 参 考 になるべき 事 項 ただし 文 書 をもってしては 時 期 を 失 するおそれがある 場 合 には 前 記 各 記 載 事 項 を 口 頭 又 は 電 話 等 により 申 し 入 れ 事 後 速 やかに 文 書 を 提 出 するものとする (4) 要 請 文 書 のあて 先 要 請 文 書 のあて 先 は 次 のとおりとする 自 衛 隊 災 害 派 遣 要 求 様 式 : 資 料 編 参 照 要 請 先 所 在 地 電 話 等 陸 上 自 衛 隊 第 43 普 通 科 連 隊 長 航 空 自 衛 隊 新 田 原 基 地 司 令 海 上 自 衛 隊 呉 地 方 総 監 海 上 自 衛 隊 鹿 屋 航 空 基 地 隊 第 1 航 空 群 司 令 都 城 市 久 保 原 町 1 街 区 12 号 児 湯 郡 新 富 町 大 字 新 田 広 島 県 呉 市 幸 町 8-1 鹿 児 島 県 鹿 屋 市 西 原 3 丁 目 11-2 同 上 0986(23) (35) (22) (43) 派 遣 部 隊 の 受 入 体 制 自 衛 隊 の 派 遣 が 決 定 された 場 合 直 ちにその 旨 を 関 係 機 関 に 連 絡 すると 共 に その 受 入 体 制 について 次 の 事 項 に 留 意 し 派 遣 部 隊 の 活 動 が 十 分 行 えるよう 努 める (1) 出 動 時 における 県 警 察 本 部 への 協 力 要 請 出 動 時 に 際 しては 県 警 察 本 部 へ 派 遣 部 隊 が 優 先 通 行 できるよう 要 請 する (2) 自 衛 隊 の 受 入 担 当 自 衛 隊 の 受 入 市 本 部 と 自 衛 隊 の 間 における 総 合 調 整 は 総 務 班 が 当 たる (3) 自 衛 隊 の 本 部 事 務 室 の 設 置 自 衛 隊 との 緊 密 な 連 携 を 図 るため 自 衛 隊 の 本 部 事 務 室 を 市 役 所 内 に 設 ける 必 要 に 応 じて 本 部 会 議 に 参 加 を 要 請 する (4) 派 遣 部 隊 の 宿 泊 施 設 又 は 設 営 適 地 の 準 備 派 遣 部 隊 の 宿 泊 野 営 適 地 として 日 南 市 総 合 運 動 公 園 を 充 てる (5) 派 遣 部 隊 に 必 要 な 資 機 材 の 準 備 応 急 復 旧 に 必 要 な 資 機 材 等 については できる 限 り 市 本 部 で 準 備 するよう 努 める 風 共 -109

166 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 5 節 応 援 要 請 受 入 れ (6) ヘリポートの 確 保 派 遣 部 隊 のヘリポートについては 日 南 市 総 合 運 動 公 園 等 とするが 被 害 の 状 況 に 応 じて 他 の 指 定 ヘリポートも 活 用 し 対 応 する 4 派 遣 部 隊 等 の 撤 収 要 請 本 部 長 ( 市 長 )は 作 業 の 進 捗 状 況 を 把 握 した 上 で 派 遣 要 請 の 目 的 を 達 成 したとき 又 は 必 要 がなくなったと 判 断 したときには 派 遣 部 隊 その 他 の 関 係 機 関 と 協 議 の 上 速 やかに 口 頭 又 は 電 話 により 知 事 に 対 して 撤 収 の 要 請 を 依 頼 する なお 事 後 速 やかに 依 頼 文 書 を 提 出 する 自 衛 隊 災 害 派 遣 部 隊 の 撤 収 要 求 様 式 : 資 料 編 参 照 第 4 海 上 保 安 庁 への 支 援 要 請 本 部 長 ( 市 長 )は 災 害 応 急 対 策 を 円 滑 に 実 施 するため その 必 要 があると 認 められる ときは 知 事 に 対 し 海 上 保 安 庁 への 支 援 要 請 について 依 頼 する 1 支 援 要 請 事 項 (1) 傷 病 者 医 師 避 難 者 等 又 は 救 援 物 資 等 の 緊 急 輸 送 (2) 巡 視 船 を 活 用 した 医 療 活 動 場 所 及 び 災 害 応 急 対 策 従 事 者 への 宿 泊 場 所 の 提 供 (3) その 他 市 が 行 う 災 害 応 急 対 策 活 動 の 支 援 2 支 援 要 請 の 依 頼 手 続 き 本 部 長 ( 市 長 )は 災 害 応 急 対 策 を 円 滑 に 実 施 するため 必 要 があるときは 知 事 に 対 し 海 上 保 安 庁 の 支 援 について 支 援 要 請 事 項 等 を 明 示 した 文 書 をもって 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 依 頼 する ただし 緊 急 を 要 するときは 電 話 等 をもって 行 い 事 後 速 やかに 文 書 をもって 措 置 する また 事 態 が 急 迫 し 知 事 に 要 請 を 依 頼 するいとまがない 場 合 又 は 知 事 を 通 じて 要 請 することが 困 難 な 場 合 においては 直 接 最 寄 りの 海 上 保 安 庁 の 事 務 所 ( 宮 崎 海 上 保 安 部 : 油 津 港 湾 合 同 庁 舎 ) 又 は 沖 合 に 配 備 された 海 上 保 安 庁 の 巡 視 船 艇 若 しくは 航 空 機 を 通 じて 要 請 するものとし 知 事 に 対 してもその 旨 を 速 やかに 連 絡 する 要 請 先 は 次 のとおりとする 要 請 先 所 在 地 電 話 等 第 十 管 区 海 上 保 安 本 部 鹿 児 島 市 東 郡 元 町 4 宮 崎 海 上 保 安 部 鹿 児 島 航 空 基 地 日 南 市 油 津 霧 島 市 溝 辺 町 麓 字 曲 迫 ( 昼 間 )0992(50)9800 ( 夜 間 )0992(50)9801 ~ (22) (58)2541 風 共 -110

167 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 6 節 水 防 計 画 第 6 節 水 防 計 画 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 建 設 課 消 防 本 部 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 建 設 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 第 1 水 防 計 画 の 目 的 市 域 において 洪 水 津 波 又 は 高 潮 に 際 して 水 災 を 警 戒 し これを 防 ぎょし 被 害 を 軽 減 して 市 民 生 命 及 び 財 産 を 守 ることを 目 的 とする なお 水 防 計 画 の 策 定 にあたっては 津 波 発 生 時 等 危 険 を 伴 う 水 防 活 動 に 従 事 する 者 の 安 全 確 保 に 配 慮 する 第 2 水 防 組 織 日 南 市 水 防 計 画 による なお 水 害 に 関 し 市 災 害 対 策 本 部 が 設 置 された 場 合 には 水 防 本 部 は 市 災 害 対 策 本 部 に 吸 収 される 第 3 配 備 体 制 日 南 市 水 防 計 画 による 第 4 水 防 活 動 市 長 ( 水 防 管 理 者 )は 市 域 において 洪 水 津 波 又 は 高 潮 による 水 害 が 予 想 される 場 合 には 市 水 防 計 画 に 基 づき 迅 速 に 次 の 水 防 活 動 を 実 施 する (1) 各 水 防 区 域 内 の 監 視 警 戒 及 び 水 防 施 設 の 管 理 者 への 連 絡 通 報 (2) 水 防 に 必 要 な 資 機 材 の 点 検 整 備 (3) 水 閘 門 ( 農 業 用 も 含 む) せき 堤 等 の 遅 延 のない 操 作 及 び 樋 門 等 の 管 理 者 に 対 する 閉 鎖 の 応 援 市 長 ( 水 防 管 理 者 )は 出 動 命 令 を 出 した 水 防 区 域 の 監 視 及 び 警 戒 を 厳 重 にし 既 往 の 被 害 箇 所 重 要 箇 所 を 中 心 に 巡 回 し 下 記 の 異 常 を 発 見 したときは 直 ちに 水 防 作 業 を 開 始 する 風 共 -111

168 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 6 節 水 防 計 画 (1) 堤 防 の 亀 裂 がけ 崩 れ 沈 下 等 (2) 堤 防 の 溢 水 状 況 (3) 水 閘 門 等 の 水 漏 れ (4) 橋 りょう 等 構 造 物 の 異 常 風 共 -112

169 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 7 節 救 助 救 急 及 び 消 火 活 動 第 7 節 救 助 救 急 及 び 消 火 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 消 防 本 部 市 立 中 部 病 院 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 市 立 中 部 病 院 第 1 救 急 救 助 活 動 市 は 住 民 の 生 命 を 地 震 台 風 その 他 の 災 害 時 から 保 護 するため 救 急 救 助 の 機 能 を 最 大 限 に 活 用 して 被 害 の 軽 減 を 図 る なお 災 害 時 には 集 中 的 な 救 急 救 助 活 動 が 予 想 されるため 以 下 の 要 領 で 救 急 救 助 活 動 を 効 果 的 に 実 施 する 1 人 命 救 助 の 原 則 (1) 人 命 救 助 は 火 災 防 ぎょ 行 動 より 優 先 するが 両 者 は 原 則 として 併 用 行 動 をとる (2) 救 急 救 助 活 動 は 人 的 被 害 規 模 の 大 きい 現 場 を 優 先 して 実 施 する (3) 負 傷 者 が 多 い 場 合 は 幼 児 高 齢 者 及 び 重 症 者 を 優 先 して 救 助 する 2 実 施 体 制 被 災 者 の 救 出 は 消 防 署 が 中 心 となって 行 うものとし 消 防 団 あるいは 派 遣 された 自 衛 隊 や 日 本 赤 十 字 奉 仕 団 との 連 携 のもとで 作 業 を 進 める なお 必 要 に 応 じて 県 外 の 消 防 機 関 に 応 援 を 求 める 3 救 出 方 法 被 災 者 の 救 出 は 災 害 の 状 況 と 被 災 者 の 疾 病 傷 病 の 程 度 を 勘 案 し 関 係 機 関 及 び 各 部 との 緊 密 な 連 携 のもとに 行 う 特 に 災 害 発 生 直 後 には 地 域 の 自 主 防 災 組 織 がそれら 機 関 の 救 助 活 動 に 協 力 すると 共 に 自 主 的 に 救 助 活 動 を 行 う また 山 間 部 や 交 通 の 途 絶 等 で 目 的 地 への 到 達 が 困 難 な 場 合 においては 県 防 災 救 急 ヘリコプター(あおぞら)の 出 動 を 要 請 するなど 迅 速 かつ 的 確 な 措 置 を 講 じる (1) 被 災 者 が 少 ない 場 合 消 防 署 長 の 指 揮 により 救 出 作 業 に 当 たり 負 傷 者 をただちに 救 護 所 又 は 病 院 へ 搬 送 し その 他 の 被 災 者 を 最 寄 りの 避 難 所 へ 誘 導 する (2) 被 災 者 が 多 い 場 合 被 災 者 救 出 本 部 を 設 置 し 消 防 署 長 の 指 揮 下 で 救 出 作 業 を 行 う 市 内 の 病 院 の 応 援 協 力 のもとに 傷 病 者 の 重 傷 度 の 判 定 を 行 うと 共 に 応 急 処 置 を 実 施 する 二 次 救 護 等 の 必 要 な 重 症 者 については 後 方 医 療 施 設 に 移 送 する 風 共 -113

170 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 7 節 救 助 救 急 及 び 消 火 活 動 (3) 非 常 時 における 救 急 応 援 要 請 人 的 被 害 が 大 きく 救 急 救 助 活 動 が 消 防 本 部 及 び 市 内 関 係 機 関 の 総 力 をあげても 措 置 不 能 と 判 断 した 場 合 は 関 係 機 関 及 び 緊 急 指 定 病 院 等 に 連 絡 して 応 援 を 求 める (4) 救 急 救 助 隊 への 協 力 人 的 被 害 が 大 きく 救 急 救 助 活 動 が 消 防 署 をもって 措 置 できない 場 合 は 消 防 団 員 の 協 力 を 求 める (5) 孤 立 時 での 救 急 救 助 対 策 孤 立 時 での 救 急 救 助 は 消 防 団 員 が 中 心 となって 地 域 の 協 力 を 得 て 応 急 的 な 救 助 隊 を 編 成 して 実 施 する (6) 医 療 救 護 関 係 機 関 との 連 携 医 療 救 護 関 係 機 関 と 連 携 を 図 りながら 人 命 救 助 を 実 施 する (7) その 他 消 防 等 防 災 機 関 のみでは 被 災 者 の 救 出 が 困 難 なときは 自 衛 隊 及 び 近 隣 市 町 村 県 外 の 消 防 機 関 等 に 対 し 応 援 を 要 請 する 第 2 消 火 活 動 住 民 の 生 命 を 地 震 風 水 害 等 の 非 常 時 から 保 護 するため 消 防 の 機 能 を 最 大 限 に 活 用 し 被 害 の 軽 減 を 図 る 1 情 報 収 集 伝 達 (1) 被 害 状 況 の 把 握 119 番 通 報 駆 け 込 み 通 報 参 集 職 員 からの 情 報 消 防 団 員 及 び 自 主 防 災 組 織 等 から の 情 報 などを 総 合 し 被 害 の 状 況 を 把 握 し 初 動 体 制 を 整 える (2) 災 害 状 況 の 報 告 消 防 長 は 災 害 の 状 況 を 本 部 長 ( 市 長 ) また 場 合 によっては 知 事 に 対 して 報 告 する と 共 に 応 援 要 請 等 の 手 続 きが 遅 れないよう 努 める 2 応 援 派 遣 要 請 市 は 自 らの 消 防 力 で 十 分 な 活 動 が 困 難 である 場 合 においては 消 防 相 互 応 援 協 定 に 基 づき 他 の 消 防 本 部 に 対 して 応 援 を 要 請 する また 消 防 相 互 応 援 協 定 に 基 づく 応 援 をも ってしても 対 応 できない 時 には 知 事 に 対 し 電 話 等 により 他 都 道 府 県 への 応 援 要 請 を 依 頼 する 日 南 市 消 防 本 部 消 防 署 組 織 : 資 料 編 参 照 日 南 市 消 防 団 組 織 : 資 料 編 参 照 宮 崎 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 書 : 資 料 編 参 照 風 共 -114

171 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 7 節 救 助 救 急 及 び 消 火 活 動 3 応 援 隊 との 連 携 災 害 被 害 が 大 きい 場 合 被 災 地 域 のみでの 対 応 が 困 難 であるため 他 地 域 からの 応 援 隊 との 連 携 をいかにとって 対 応 するかが 鍵 となる 早 期 に 指 揮 系 統 情 報 伝 達 方 法 を 明 確 にし 混 乱 なく 効 率 的 な 対 策 活 動 を 行 う 応 援 隊 の 受 入 れは 宮 崎 県 消 防 広 域 応 援 基 本 計 画 宮 崎 県 緊 急 消 防 救 助 受 援 計 画 に 基 づいて 行 う 4 消 防 用 緊 急 通 行 車 両 の 通 行 の 確 保 警 察 官 がその 場 にいない 場 合 において 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 著 しい 支 障 が 生 じるお それがあると 認 めるときは 消 防 吏 員 は 災 害 対 策 基 本 法 第 76 条 の3 第 4 項 に 基 づき 消 防 用 緊 急 通 行 車 両 の 円 滑 な 通 行 を 確 保 するため 車 両 等 の 道 路 外 への 移 動 等 必 要 な 措 置 命 令 強 制 措 置 を 行 うことができる 緊 急 通 行 車 両 確 認 証 明 書 : 資 料 編 参 照 緊 急 通 行 車 両 を 示 す 標 章 : 資 料 編 参 照 風 共 -115

172 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 8 節 医 療 救 護 活 動 第 8 節 医 療 救 護 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 財 務 課 健 康 増 進 課 消 防 本 部 市 立 中 部 病 院 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 市 民 対 策 部 消 防 本 部 市 立 中 部 病 院 第 1 市 域 における 医 療 救 護 体 制 風 水 害 や 地 震 などの 自 然 災 害 や 事 故 災 害 のため 被 災 地 の 住 民 が 医 療 及 び 助 産 の 手 段 を 失 ったとき 県 及 び( 一 社 ) 南 那 珂 医 師 会 と 連 携 し 応 急 的 に 医 療 助 産 を 施 し 被 災 者 の 保 護 を 図 る 1 医 療 救 護 活 動 (1) 地 震 などの 自 然 災 害 や 大 規 模 事 故 等 の 災 害 現 場 等 において 県 は 急 性 期 ( 災 害 発 生 時 ~72 時 間 )の 救 命 処 置 を 行 う 災 害 派 遣 医 療 チーム( 以 下 宮 崎 DMAT)の 派 遣 の 必 要 があると 認 めるときは 宮 崎 県 災 害 派 遣 医 療 チーム 運 営 要 綱 に 基 づき 宮 崎 DMAT 指 定 病 院 ( 以 下 指 定 病 院 )に 対 して 宮 崎 DMAT の 派 遣 を 要 請 する また 市 長 及 び 消 防 長 は 次 のすべてに 該 当 する 場 合 においては 宮 崎 県 災 害 派 遣 医 療 チーム 運 営 要 綱 に 基 づき 指 定 病 院 の 長 に 対 して 宮 崎 DMAT の 派 遣 要 請 をすること ができる なお 派 遣 要 請 または 派 遣 を 受 けた 場 合 市 長 及 び 消 防 長 は 可 能 な 限 り 速 やかに 県 に 報 告 を 行 い 承 認 を 得 るものとする 1 災 害 事 故 等 により 20 名 以 上 の 重 症 中 等 症 の 傷 病 者 が 発 生 し または 発 生 する ことが 予 想 される 場 合 2 通 信 ケーブルの 切 断 通 信 の 利 用 制 限 通 信 機 の 故 障 その 他 の 理 由 により 県 との 連 絡 ができない 場 合 3 災 害 等 の 現 場 における 救 命 措 置 の 遅 れが 被 災 した 傷 病 者 の 生 命 身 体 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼすと 判 断 される 場 合 (2) 市 本 部 は ( 一 社 ) 南 那 珂 医 師 会 と 連 携 し 災 害 の 状 況 に 応 じた 適 切 な 医 療 救 護 活 動 を 実 施 する また 市 本 部 だけでは 必 要 な 医 療 及 び 助 産 が 確 保 できないときは 隣 接 する 市 町 及 び 相 互 応 援 協 定 締 結 市 町 や 県 に 応 援 を 要 請 する (3) ( 一 社 ) 南 那 珂 医 師 会 は 災 害 時 において 市 本 部 から 医 療 救 護 班 の 派 遣 要 請 を 受 けた 場 合 には 社 団 法 人 南 那 珂 医 師 会 災 害 医 療 計 画 に 基 づいて 災 害 現 場 に 医 療 救 護 班 を 派 遣 し 救 急 医 療 活 動 を 実 施 する ( 一 社 ) 南 那 珂 医 師 会 災 害 医 療 計 画 : 資 料 編 参 照 風 共 -116

173 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 8 節 医 療 救 護 活 動 (4) 県 は 市 本 部 から 医 療 救 護 班 に 関 して 派 遣 を 要 請 された 場 合 には 宮 崎 県 災 害 医 療 活 動 マニュアル( 平 成 24 年 4 月 )に 基 づき 速 やかに 医 療 救 護 班 を 編 成 して 派 遣 する 医 療 救 護 班 は 災 害 現 場 で 速 やかに 救 急 医 療 活 動 を 実 施 する (5) 実 施 体 制 1 医 療 救 護 の 実 施 体 制 医 務 防 疫 班 は ( 一 社 ) 南 那 珂 医 師 会 に 医 療 救 護 班 の 派 遣 を 要 請 し 医 療 チームに よる 被 災 現 場 及 び 救 護 所 ( 避 難 所 等 に 設 置 )での 医 療 助 産 活 動 に 当 たる なお 医 療 救 護 の 実 施 に 当 たっては 日 南 保 健 所 及 び 県 立 日 南 病 院 の 協 力 を 得 ながら 市 内 及 び 近 隣 市 町 の 病 院 にも 協 力 を 求 める 2 医 療 救 護 班 の 編 成 医 療 救 護 班 の 人 員 構 成 は 医 師 1 人 看 護 師 2~3 人 ( 必 要 に 応 じ 助 産 師 1 人 を 加 配 )とし 必 要 に 応 じて 事 務 員 ( 保 健 師 を 含 む)を 追 加 する なお 医 師 を 医 療 救 護 班 の 責 任 者 とする 3 医 療 救 護 所 の 設 置 被 災 現 場 避 難 所 及 び 被 災 地 内 の 医 療 施 設 等 に 必 要 に 応 じて 医 療 救 護 所 を 設 置 し 医 療 及 び 助 産 を 必 要 とする 者 に 対 して 迅 速 かつ 適 切 に 医 療 救 護 や 助 産 活 動 を 行 う なお 医 療 救 護 所 の 設 置 予 定 場 所 については おおむね 次 の 場 所 とし 災 害 の 発 生 状 況 に 合 わせつつ 必 要 に 応 じその 設 置 場 所 を 定 める ア 集 中 して 負 傷 者 が 出 ている 地 域 イ 避 難 所 ウ 市 の 公 共 施 設 等 エ その 他 医 療 救 護 所 の 設 置 が 必 要 な 場 所 4 医 療 救 護 班 の 派 遣 要 請 被 害 の 程 度 が 深 刻 で 本 市 における 医 療 救 護 体 制 のみでは 応 急 医 療 対 策 の 実 施 が 不 十 分 と 判 断 される 場 合 には 県 地 方 支 部 を 通 じ 県 本 部 に 対 して 医 療 救 護 班 の 派 遣 要 請 を 行 う 風 共 -117

174 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 8 節 医 療 救 護 活 動 医 療 救 護 の 組 織 体 制 初 動 期 ( 災 害 発 生 ~2 週 間 ) 県 本 部 市 本 部 派 遣 要 請 派 遣 要 請 急 性 期 ( 災 害 発 生 ~72 時 間 ) 指 定 病 院 ( 長 ) 災 害 派 遣 医 療 チーム ( 宮 崎 DMAT) 県 地 方 支 部 ( 日 南 保 健 所 ) 医 務 防 疫 班 ( 社 ) 南 那 珂 医 師 会 市 立 中 部 病 院 地 域 災 害 拠 点 病 院 ( 県 立 日 南 病 院 ) 日 赤 宮 崎 県 支 部 国 立 病 院 機 構 病 院 医 師 1 看 護 師 2~3 事 務 員 2 派 遣 要 請 医 療 救 護 班 救 護 所 設 置 連 携 派 遣 要 請 医 師 1 看 護 師 2~3 事 務 員 2 2 病 院 等 の 被 災 状 況 等 の 把 握 医 務 防 疫 班 は 消 防 本 部 等 と 連 携 し 消 防 無 線 携 帯 電 話 ( 一 般 携 帯 電 話 衛 星 携 帯 電 話 ) 防 災 行 政 無 線 自 動 二 輪 車 や 徒 歩 等 あらゆる 手 段 を 用 い 病 院 等 の 被 災 状 況 等 を 把 握 する 市 内 医 療 施 設 一 覧 : 資 料 編 参 照 (1) 重 症 及 び 人 工 透 析 等 の 継 続 的 な 治 療 を 要 する 患 者 の 受 入 可 能 限 度 の 確 認 1 患 者 受 入 に 当 たっての 不 足 医 療 資 器 材 及 び 不 足 医 療 従 事 者 ( 医 師 看 護 師 等 ) 等 (2) 医 療 救 護 班 の 派 遣 体 制 の 確 認 1 派 遣 可 能 医 療 救 護 班 数 2 派 遣 可 能 医 療 従 事 者 数 3 救 護 活 動 に 要 する 不 足 医 薬 品 等 の 医 療 資 器 材 4 不 足 医 療 従 事 者 ( 医 師 看 護 師 等 ) 等 (3) 施 設 設 備 の 損 壊 ライフラインの 途 絶 等 による 診 療 機 能 の 停 止 又 は 低 下 している 病 院 等 の 確 認 1 簡 易 な 修 繕 等 により 原 状 復 旧 が 可 能 な 病 院 等 (ア) 重 症 及 び 人 工 透 析 等 継 続 治 療 を 要 する 入 院 患 者 の 実 態 確 認 ( 一 時 的 な 搬 送 ) (イ) 原 状 復 帰 に 要 する 修 繕 等 2 修 繕 等 が 不 可 能 な 病 院 等 ( 当 分 の 間 診 療 機 能 の 回 復 の 目 処 が 立 たない 病 院 等 ) (ア) 入 院 患 者 の 実 態 風 共 -118

175 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 8 節 医 療 救 護 活 動 第 2 宮 崎 DMAT による 医 療 救 護 活 動 1 活 動 内 容 (1) 災 害 現 場 での 医 療 情 報 の 収 集 と 伝 達 (2) 災 害 現 場 でのトリアージ 救 命 処 置 搬 送 支 援 (3) 被 災 地 内 の 病 院 におけるトリアージ 救 命 処 置 搬 送 支 援 (4) 広 域 搬 送 拠 点 におけるトリアージ 救 命 処 置 搬 送 支 援 (5) その 他 災 害 現 場 における 救 命 活 動 に 必 要 な 措 置 宮 崎 県 災 害 派 遣 医 療 チーム 要 綱 : 資 料 編 参 照 第 3 医 療 救 護 班 による 医 療 救 護 活 動 1 医 療 救 護 班 (( 一 社 ) 南 那 珂 医 師 会 による 医 療 救 護 班 編 制 を 含 む)の 業 務 (1) 傷 病 者 に 対 する 応 急 処 置 (2) 後 方 医 療 機 関 への 搬 送 の 要 否 及 び 優 先 順 位 の 決 定 (トリアージ) (3) 搬 送 困 難 な 患 者 及 び 軽 症 患 者 の 医 療 (4) 死 亡 の 確 認 及 び 遺 体 の 検 案 への 協 力 ( 死 因 その 他 の 医 学 的 検 査 ) (5) 市 本 部 との 連 絡 と 調 整 (6) 助 産 活 動 ( 状 況 により 実 施 ) 2 トリアージ 人 員 医 薬 品 医 療 材 料 等 を 勘 案 のうえ 治 療 の 優 先 順 位 を 決 定 し 効 率 的 な 治 療 を 実 現 するため 次 のようなトリアージを 実 施 する [トリアージの 内 容 ] 順 位 分 類 識 別 色 傷 病 等 の 状 態 第 1 順 位 最 優 先 治 療 群 ( 重 症 群 ) 赤 色 (Ⅰ) 直 ちに 処 置 を 行 えば 救 命 が 可 能 な 者 第 2 順 位 非 緊 急 治 療 群 ( 中 等 症 群 ) 黄 色 (Ⅱ) 多 少 治 療 の 時 間 が 遅 れても 生 命 には 危 険 がない 者 基 本 的 には バイタルサインが 安 定 している 者 第 3 順 位 軽 処 置 群 ( 軽 症 群 ) 緑 色 (Ⅲ) 上 記 以 外 の 軽 易 な 傷 病 であり ほとんど 専 門 医 によ る 治 療 を 必 要 としない 者 第 4 順 位 不 処 置 群 ( 死 亡 群 ) 黒 色 (0) 既 に 死 亡 している 者 又 は 直 ちに 処 置 を 行 っても 救 命 が 不 可 能 と 考 えられる 者 3 医 療 救 護 の 対 象 範 囲 等 (1) 対 象 者 医 療 を 必 要 とする 状 態 にあり かつ 災 害 のため 医 療 の 手 段 を 失 ったものであること 風 共 -119

176 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 8 節 医 療 救 護 活 動 (2) 範 囲 応 急 的 なものは 次 のとおりとする 1 診 察 2 薬 剤 又 は 治 療 材 料 の 支 給 3 処 置 手 術 その 他 治 療 及 び 施 術 4 病 院 又 は 診 療 所 への 収 容 5 看 護 4 助 産 救 護 の 対 象 範 囲 等 (1) 対 象 者 災 害 救 助 法 による 助 産 基 準 に 準 じて 災 害 発 生 の 日 以 前 又 は 以 後 7 日 以 内 に 分 べん した 者 で 災 害 のため 助 産 の 手 段 を 失 ったもの (2) 範 囲 1 分 べん 介 助 2 分 べん 前 及 び 分 べん 後 の 処 置 3 脱 脂 綿 ガーゼ その 他 衛 生 材 料 の 支 給 第 4 搬 送 体 制 の 確 保 医 療 救 護 活 動 を 適 切 に 進 めるため 搬 送 体 制 を 速 やかに 確 立 し 傷 病 者 の 搬 送 医 療 救 護 スタッフの 搬 送 医 薬 品 等 の 医 療 用 物 資 の 搬 送 を 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 する 1 傷 病 者 の 搬 送 病 院 での 治 療 が 必 要 な 傷 病 者 については 地 域 災 害 及 び 基 幹 災 害 拠 点 病 院 である 県 立 日 南 病 院 又 は 市 内 のその 他 の 病 院 に 搬 送 する (1) 市 内 病 院 への 搬 送 市 内 の 病 院 への 搬 送 は 自 動 車 による 搬 送 を 基 本 とし 市 有 自 動 車 消 防 本 部 の 自 動 車 及 びタクシー 等 により 行 う なお 道 路 の 被 害 等 により 自 動 車 搬 送 ができない 場 合 には 県 防 災 救 急 ヘリコプタ ー(あおぞら) 及 びドクターヘリによる 搬 送 とする (2) 宮 崎 市 内 の 病 院 への 搬 送 宮 崎 市 内 の 病 院 への 搬 送 は 自 動 車 による 搬 送 を 基 本 とし 市 有 自 動 車 消 防 本 部 の 自 動 車 及 びタクシー 等 により 行 う また 傷 病 者 の 数 や 状 況 によっては 船 舶 によ る 搬 送 を 活 用 することとする その 場 合 油 津 港 等 を 利 用 して 海 運 会 社 の 船 舶 を 調 達 することとする なお 道 路 の 被 害 等 により 自 動 車 搬 送 ができない 場 合 には 県 防 災 救 急 ヘリコプタ ー(あおぞら) 及 びドクターヘリによる 搬 送 とする 風 共 -120

177 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 8 節 医 療 救 護 活 動 2 医 療 救 護 スタッフの 搬 送 (1) 市 内 における 医 療 救 護 スタッフの 搬 送 市 内 における 医 療 救 護 スタッフの 搬 送 は 自 動 車 による 搬 送 とする なお 道 路 の 被 害 等 により 自 動 車 搬 送 ができない 地 区 への 搬 送 については 県 防 災 救 急 ヘリコプター(あおぞら)による 搬 送 とする (2) 市 外 からの 医 療 救 護 スタッフの 搬 送 自 動 車 による 搬 送 と 鉄 道 船 舶 等 の 輸 送 手 段 と 自 動 車 を 組 み 合 わせた 搬 送 による 3 医 薬 品 等 の 医 療 用 物 資 の 搬 送 医 療 物 資 の 供 給 元 が 車 両 により 搬 送 する 道 路 の 被 害 や 被 災 者 の 避 難 等 で 陸 路 が 混 乱 した 場 合 には 自 衛 隊 等 関 係 機 関 と 連 携 を 図 り 船 舶 ヘリコプターを 活 用 して 行 う 第 5 医 薬 品 等 の 供 給 医 療 及 び 助 産 に 必 要 な 医 薬 品 及 び 医 療 器 材 の 調 達 については 市 内 の 主 要 薬 局 薬 店 より 調 達 する また 日 南 保 健 所 を 通 じ 宮 崎 県 医 薬 品 卸 協 会 等 に 協 力 を 要 請 する また 市 内 で の 調 達 で 不 足 する 場 合 については 宮 崎 県 災 害 医 療 活 動 マニュアル( 平 成 24 年 4 月 )に 基 づき 県 に 対 して 医 薬 品 の 供 給 を 要 請 する なお 輸 血 用 血 液 製 剤 については 宮 崎 県 赤 十 字 血 液 センターに 供 給 を 要 請 する 第 6 医 療 情 報 の 確 保 市 は 災 害 時 に 医 療 施 設 の 診 療 状 況 等 に 関 する 情 報 について みやざき 医 療 ナビ 等 によ り 迅 速 に 把 握 し 宮 崎 県 災 害 医 療 活 動 マニュアル( 平 成 24 年 4 月 )に 基 づき 応 援 の 派 遣 等 必 要 な 対 策 を 講 ずるものとする 第 7 重 大 事 故 等 突 発 的 災 害 発 生 時 の 救 急 医 療 対 策 本 部 は 災 害 の 発 見 者 等 から 通 報 を 受 けた 場 合 は 日 時 場 所 状 況 等 を 保 健 所 長 及 び 知 事 ( 危 機 管 理 局 )へ 報 告 する また 直 ちにその 規 模 や 内 容 等 を 検 討 し 必 要 な 場 合 は 日 赤 地 区 長 分 区 長 及 び 南 那 珂 医 師 会 長 へ 医 療 救 護 班 の 出 動 を 要 請 する 風 共 -121

178 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 9 節 緊 急 輸 送 のための 交 通 の 確 保 第 9 節 緊 急 輸 送 のための 交 通 の 確 保 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 財 務 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 第 1 緊 急 輸 送 車 両 の 確 保 災 害 時 における 被 災 者 の 避 難 及 び 応 急 対 策 に 必 要 な 要 員 物 資 等 の 迅 速 な 輸 送 を 確 保 す るため 緊 急 輸 送 車 両 を 確 保 し 迅 速 に 緊 急 輸 送 を 実 施 する 1 緊 急 輸 送 車 両 の 確 保 財 産 管 理 班 は 以 下 により 災 ( 罹 災 ) 害 時 における 緊 急 輸 送 用 車 両 を 確 保 し 車 両 に よる 緊 急 輸 送 体 制 を 確 立 する ただし 公 共 施 設 の 応 急 復 旧 作 業 に 係 る 必 要 車 両 の 調 達 及 び 運 用 は 応 急 復 旧 対 策 を 実 施 する 各 部 各 班 において 実 施 し その 結 果 を 財 産 管 理 班 に 報 告 するものとする (1) 市 有 自 動 車 の 確 保 (2) 市 内 のレンタカーの 調 達 (3) ( 社 ) 宮 崎 県 トラック 協 会 所 有 自 動 車 の 調 達 (4) 市 内 タクシー 業 者 所 有 自 動 車 の 調 達 (5) 市 内 輸 送 業 者 所 有 自 動 車 の 調 達 緊 急 輸 送 車 両 の 確 保 体 制 緊 急 輸 送 手 段 の 確 保 緊 急 車 両 指 定 県 防 災 救 急 ヘリコプター(あおぞら) 手 配 市 本 部 財 産 管 理 班 市 有 車 両 の 配 車 各 部 各 班 民 間 保 有 車 両 の 借 り 上 げ 調 達 関 係 機 関 及 び 関 係 団 体 応 援 宮 崎 県 トラック 協 会 災 害 対 策 本 部 出 動 要 請 指 定 輸 送 業 者 風 共 -122

179 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 9 節 緊 急 輸 送 のための 交 通 の 確 保 第 2 輸 送 体 制 の 確 立 1 緊 急 輸 送 ネットワークの 確 立 市 は 災 害 時 において 県 が 指 定 する 緊 急 輸 送 道 路 救 援 物 資 の 受 入 場 所 となる 輸 送 拠 点 市 庁 舎 市 内 の 避 難 所 ヘリポート 等 を 結 んだ 緊 急 輸 送 ネットワークを 確 立 する [ 緊 急 輸 送 ネットワークのイメージ] 県 内 又 は 県 外 救 援 物 資 の 流 れ 重 病 重 傷 者 等 ヘリコプ タ を 用 いる 場 合 の 流 れ ヘ リ ポート 広 域 港 湾 輸 送 拠 点 ( 油 津 港 ) 広 域 陸 上 輸 送 拠 点 県 の 備 蓄 倉 庫 市 輸 送 拠 点 ( 日 南 市 総 合 運 動 公 園 ) 避 難 所 避 難 所 避 難 所 避 難 所 避 難 所 及 び 被 災 住 民 2 輸 送 の 範 囲 と 優 先 順 位 (1) 輸 送 の 範 囲 災 害 時 における 輸 送 は 次 に 定 める 範 囲 とし その 他 の 移 動 及 び 搬 送 については 市 内 の 交 通 秩 序 の 回 復 と 効 率 的 な 輸 送 体 制 を 確 保 するために 極 力 控 える 1 被 災 者 の 避 難 及 び 救 出 2 給 水 3 救 護 活 動 における 救 護 員 患 者 医 薬 品 等 の 搬 送 風 共 -123

180 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 9 節 緊 急 輸 送 のための 交 通 の 確 保 4 食 料 生 活 必 需 品 等 の 生 活 物 資 の 搬 送 5 公 共 施 設 の 応 急 復 旧 要 員 等 の 搬 送 6 遺 体 の 移 送 (2) 輸 送 対 象 の 優 先 順 位 1 災 害 発 生 後 24 時 間 程 度 まで ア 救 助 救 急 活 動 医 療 活 動 の 従 事 者 医 薬 品 等 人 命 救 助 に 要 する 要 員 及 び 物 資 イ 消 防 水 防 活 動 等 災 害 の 拡 大 防 止 のための 要 員 物 資 ウ 情 報 通 信 電 力 ガス 水 道 施 設 保 安 要 員 等 の 初 動 の 応 急 対 策 に 必 要 な 要 員 及 び 物 資 エ 後 方 医 療 機 関 へ 搬 送 する 負 傷 者 等 オ 緊 急 輸 送 に 必 要 な 輸 送 施 設 や 輸 送 拠 点 の 応 急 復 旧 交 通 規 制 等 に 必 要 な 要 員 及 び 物 資 2 災 害 発 生 後 3 日 程 度 まで 上 記 1の 事 項 に 加 えて ア 食 料 飲 料 水 等 生 命 の 維 持 に 必 要 な 物 資 イ 傷 病 者 及 び 被 災 者 の 被 災 地 域 外 への 移 送 3 災 害 発 生 後 4 日 目 以 降 上 記 2の 事 項 に 加 えて ア 災 害 復 旧 に 必 要 な 要 員 及 び 物 資 イ 生 活 必 需 品 3 輸 送 拠 点 及 び 方 法 (1) 地 域 内 輸 送 拠 点 1 日 南 市 輸 送 中 心 拠 点 日 南 市 総 合 運 動 公 園 を 援 助 物 資 の 集 出 荷 を 担 う 輸 送 中 心 拠 点 とし 市 外 からの 救 援 物 資 の 集 積 場 所 とする 2 日 南 市 輸 送 副 拠 点 北 郷 体 育 館 及 び 南 郷 中 央 公 園 を 援 助 物 資 の 集 出 荷 を 担 う 輸 送 副 拠 点 とし 市 外 及 び 輸 送 中 心 拠 点 からの 救 援 物 資 地 域 ( 北 郷 地 域 及 び 南 郷 地 域 ) 集 積 場 所 とする 3 輸 送 地 区 拠 点 各 防 災 地 区 の 小 中 学 校 グラウンド( 跡 地 を 含 む)を 輸 送 地 区 拠 点 とし 輸 送 中 心 拠 点 及 び 輸 送 副 拠 点 からの 救 援 物 資 地 区 集 積 場 所 とする (2) 広 域 港 湾 輸 送 拠 点 油 津 港 ( 油 津 漁 港 を 含 む)を 広 域 港 湾 輸 送 拠 点 として 位 置 づけ 海 上 輸 送 による 救 援 物 資 の 集 積 場 所 とする 風 共 -124

181 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 9 節 緊 急 輸 送 のための 交 通 の 確 保 (3) 緊 急 輸 送 道 路 市 の 輸 送 拠 点 及 び 県 指 定 の 緊 急 輸 送 道 路 と 避 難 所 等 の 市 防 災 拠 点 を 結 ぶ 道 路 を 市 の 緊 急 輸 送 優 先 道 路 と 位 置 付 ける (4) 輸 送 の 方 法 輸 送 拠 点 や 避 難 所 への 輸 送 人 員 等 の 輸 送 については 鉄 道 車 両 船 艇 ヘリコ プター 等 により 輸 送 する 緊 急 ヘリポート 一 覧 : 資 料 編 参 照 宮 崎 県 防 災 救 急 ヘリコプター 緊 急 運 航 要 領 : 資 料 編 参 照 (5) 避 難 所 等 に 対 する 救 援 物 資 の 輸 送 市 は 県 本 部 から 配 送 された 救 援 物 資 を 仕 分 し 宮 崎 県 トラック 協 会 等 の 協 力 を 得 て 各 避 難 所 病 院 及 び 社 会 福 祉 施 設 等 に 搬 送 し 被 災 者 に 配 布 する (6) 航 空 交 通 の 確 保 1 必 要 な 場 合 県 防 災 救 急 ヘリコプター(あおぞら)の 支 援 を 要 請 する 2 県 本 部 ( 危 機 管 理 局 )を 通 じて 自 衛 隊 に 対 し 航 空 機 による 人 員 及 び 物 資 の 輸 送 について 支 援 を 要 請 する 3 県 本 部 ( 危 機 管 理 局 )を 通 じて 国 及 び 他 県 に 対 して 応 援 要 請 を 行 う 4 赤 十 字 飛 行 隊 派 遣 要 請 計 画 に 基 づき 赤 十 字 飛 行 隊 に 対 して 応 援 要 請 を 行 う (7) 緊 急 輸 送 用 機 器 及 び 要 員 の 確 保 1 車 両 及 び 陸 上 輸 送 要 員 の 確 保 市 が 実 施 する 緊 急 輸 送 を 確 保 するため 以 下 により 車 両 及 び 陸 上 輸 送 要 員 を 確 保 する ア 自 動 車 等 の 輸 送 力 は 民 間 事 業 者 宮 崎 県 トラック 協 会 宮 崎 県 バス 協 会 等 に 支 援 を 依 頼 する イ 市 が 所 有 する 車 両 が 調 達 不 可 能 となった 場 合 には 次 の 輸 送 条 件 を 示 し 県 地 方 本 部 に 応 援 を 要 請 する (ア) 輸 送 区 間 又 は 借 上 期 間 (イ) 輸 送 量 又 は 車 両 の 台 数 等 (ウ) 集 合 の 場 所 及 び 日 時 (エ) その 他 の 条 件 ウ 緊 急 輸 送 力 の 確 保 のため 事 業 所 等 の 所 有 する 車 について 事 前 に 出 動 要 請 計 画 を 策 定 しておく 2 鉄 道 輸 送 の 確 保 市 が 実 施 する 緊 急 輸 送 のため 鉄 道 を 用 いる 場 合 は それぞれの 実 施 機 関 において 九 州 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 と 協 議 して 行 う 緊 急 輸 送 の 要 請 は 最 寄 りの 駅 長 を 通 じて 行 い 九 州 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 は 防 災 関 係 機 関 等 からの 要 請 で 緊 急 輸 送 の 必 要 がある と 認 めるときは その 輸 送 に 万 全 を 期 す 風 共 -125

182 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 9 節 緊 急 輸 送 のための 交 通 の 確 保 3 空 中 輸 送 交 通 途 絶 による 孤 立 地 帯 への 輸 送 は 航 空 機 ( 主 にヘリコプター)によるものとす る 4 海 上 輸 送 離 島 や 交 通 途 絶 による 孤 立 地 帯 への 輸 送 は 状 況 に 応 じて 市 保 有 船 等 を 確 保 して 行 うものとし 実 施 に 当 たっては 九 州 運 輸 局 宮 崎 海 上 保 安 部 宮 崎 県 ( 油 津 港 湾 事 務 所 ) 等 の 関 係 機 関 と 協 議 して 行 う 5 人 夫 による 輸 送 車 両 及 びその 他 による 輸 送 が 不 可 能 なときは 人 力 により 輸 送 する 第 3 燃 料 の 確 保 市 の 緊 急 輸 送 に 必 要 な 燃 料 の 調 達 は 市 内 の 業 者 から 行 うものとし 事 前 に 災 害 時 にお ける 燃 料 の 確 保 について 協 定 を 締 結 しておくものとする 風 共 -126

183 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 第 10 節 避 難 収 容 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 課 福 祉 課 長 寿 課 学 校 教 育 課 建 設 課 消 防 本 部 市 立 中 部 病 院 その 他 全 課 総 務 対 策 部 市 民 対 策 部 福 祉 対 策 部 建 設 対 策 部 教 育 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 市 立 中 部 病 院 その 他 全 対 策 部 第 1 避 難 準 備 情 報 及 び 避 難 勧 告 指 示 等 の 伝 達 市 長 は 水 害 や 土 砂 災 害 等 の 災 害 が 発 生 するおそれがある 場 合 で 住 民 の 生 命 身 体 に 危 険 が 及 ぶおそれがあると 認 めるときは 災 害 危 険 区 域 の 住 民 に 対 して あらかじめ 避 難 準 備 情 報 を 発 令 すると 共 に より 危 険 な 状 況 が 進 展 した 場 合 において 避 難 勧 告 を 行 い そ の 周 知 徹 底 を 図 る さらに 事 態 が 切 迫 している 場 合 等 の 緊 急 の 場 合 においては 直 ちに 避 難 指 示 を 行 う また 大 雨 等 によりすでに 浸 水 が 始 まり 足 元 が 見 えない 状 況 や 竜 巻 のように 災 害 の 性 質 や 発 災 時 の 状 況 によっては あらかじめ 指 定 した 緊 急 避 難 場 所 や 避 難 所 等 の 屋 外 に 避 難 することでかえって 危 険 が 及 ぶおそれがあるため 状 況 に 応 じて 自 宅 等 の 屋 内 や 近 隣 の 建 物 の2 階 以 上 に 避 難 して 身 の 安 全 を 確 保 する 屋 内 での 待 避 その 他 屋 内 における 避 難 のた めの 安 全 確 保 に 関 する 措 置 ( 以 下 屋 内 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 という) をとるよう 指 示 す る なお 国 や 県 に 必 要 な 助 言 を 求 められるよう 連 絡 窓 口 連 絡 方 法 を 取 り 決 め 共 有 す る 1 避 難 対 象 地 区 災 害 の 発 生 により 人 命 の 危 険 が 予 想 される 次 に 掲 げる 地 区 (1) 河 川 の 氾 濫 等 により 人 命 住 家 に 被 害 の 発 生 が 予 想 される 地 区 (2) 土 砂 災 害 等 により 人 命 住 家 に 被 害 の 発 生 が 予 想 される 地 区 (3) 津 波 により 人 命 住 家 に 被 害 の 発 生 が 予 想 される 地 区 (4) その 他 避 難 を 必 要 とする 地 区 風 共 -127

184 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 2 避 難 準 備 情 報 及 び 避 難 の 勧 告 及 び 指 示 (1) 実 施 責 任 者 措 置 実 施 の 基 準 は 次 のとおりである 事 項 区 分 実 施 責 任 者 措 置 実 施 の 基 準 避 難 準 備 市 長 情 報 避 勧 難 告 避 難 の 指 示 等 本 部 長 ( 市 長 ) 災 害 対 策 基 本 法 60 条 知 事 及 びその 命 を 受 け た 職 員 水 防 法 29 条 地 すべり 等 防 止 法 25 条 水 防 管 理 者 水 防 法 29 条 本 部 長 ( 市 長 ) 災 害 対 策 基 本 法 60 条 警 察 官 災 害 対 策 基 本 法 61 条 警 察 官 職 務 執 行 法 4 条 自 衛 官 自 衛 隊 法 94 条 要 配 慮 者 等 に 対 する 避 難 情 報 の 発 表 立 退 きの 勧 告 及 び 立 退 き 先 の 指 示 屋 内 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 立 退 きの 指 示 立 退 きの 指 示 立 退 き 及 び 立 退 き 先 の 指 示 屋 内 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 立 退 きの 指 示 警 告 屋 内 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 避 難 について 必 要 な 措 置 要 配 慮 者 が 避 難 を 開 始 しなければならな い 段 階 で 人 的 被 害 が 発 生 する 可 能 性 が 高 まったとき 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 特 別 の 必 要 があると 認 め られるとき 洪 水 地 すべりにより 著 しい 危 険 が 切 迫 していると 認 められるとき 洪 水 により 著 しい 危 険 が 切 迫 していると 認 められるとき 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 特 別 の 必 要 があると 認 め られるとき 本 部 長 ( 市 長 )が 避 難 のための 立 退 き 等 を 指 示 することができないとき 本 部 長 ( 市 長 )から 要 求 があったとき 重 大 な 被 害 が 切 迫 したと 認 めるときは 警 告 を 発 し 又 は 特 に 急 を 要 する 場 合 に おいて 危 害 を 受 けるおそれのある 者 に 対 し 必 要 な 限 度 で 避 難 の 措 置 をとる 災 害 により 危 険 な 事 態 が 生 じた 場 合 にお いて 警 察 官 がその 場 にいない 場 合 に 限 り 災 害 派 遣 を 命 じられた 部 隊 等 の 自 衛 官 は 避 難 について 必 要 な 措 置 をとる 知 事 は 本 部 長 ( 市 長 )がその 全 部 又 は 大 部 分 の 事 務 を 行 うこ 知 事 による 避 難 の 指 示 の 代 行 とができないときは 避 難 のための 立 退 き 及 び 指 示 に 関 する 措 置 屋 内 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 の 全 部 又 は 一 部 を 代 行 する 避 難 準 備 情 報 及 び 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 あるいは 自 主 避 難 が 行 われたときは 関 係 機 関 は 相 互 に 連 絡 を 行 う 屋 内 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 は 津 波 は 除 く (2) 避 難 準 備 情 報 及 び 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 屋 内 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 について は 次 の 内 容 を 示 して 行 う 1 避 難 対 象 地 域 2 避 難 先 3 避 難 理 由 4 避 難 経 路 5 避 難 時 の 注 意 事 項 等 ア 火 気 危 険 物 等 の 始 末 イ 家 屋 の 補 強 及 び 家 財 の 整 理 風 共 -128

185 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 ウ 携 帯 品 エ その 他 (3) 避 難 準 備 情 報 及 び 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 を 行 ったものは 必 要 な 事 項 を 関 係 機 関 へ 通 知 する 1 本 部 長 ( 市 長 )から 知 事 への 報 告 は 県 防 災 情 報 処 理 システムでの 報 告 を 基 本 と し 避 難 準 備 情 報 の 発 令 についても 同 様 に 報 告 する 2 県 防 災 情 報 処 理 システムが 使 用 不 可 能 な 場 合 又 は 県 からの 別 途 指 示 があった 場 合 には 県 地 方 本 部 を 通 じ 県 本 部 へ 報 告 する 3 避 難 勧 告 等 が 洪 水 等 によって 行 われた 場 合 には このことを 上 下 流 の 水 防 管 理 者 へ 連 絡 する ア 市 長 ( 本 部 長 )の 措 置 市 長 県 知 事 イ 警 察 官 の 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づく 措 置 警 察 官 警 察 署 長 市 長 ( 本 部 長 ) 県 知 事 ウ 警 察 官 職 務 執 行 法 に 基 づく 措 置 警 察 官 警 察 署 長 県 警 察 本 部 長 県 知 事 市 長 ( 本 部 長 ) エ 自 衛 官 の 措 置 自 衛 官 市 長 ( 本 部 長 ) 県 知 事 (4) 市 長 ( 本 部 長 )は 自 ら 避 難 準 備 情 報 及 び 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 屋 内 での 待 避 等 の 安 全 確 保 措 置 を 行 った 場 合 あるいは 他 の 機 関 からその 旨 の 通 知 を 受 けた 場 合 には 速 やかにその 内 容 を 住 民 に 対 し 周 知 する なお 避 難 の 必 要 がなくなった 場 合 につい ても 同 様 とする 3 警 戒 区 域 の 設 定 等 住 民 の 保 護 を 目 的 として 警 戒 区 域 を 設 定 し 応 急 対 策 に 従 事 する 者 以 外 の 立 入 禁 止 退 去 を 命 ずる 場 合 は 次 の 基 準 により 行 う 風 共 -129

186 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 [ 警 戒 区 域 の 設 定 内 容 について] 設 定 権 者 災 害 の 種 類 内 容 ( 要 件 ) 根 拠 市 長 ( 市 本 部 長 ) 警 察 官 自 衛 官 消 防 吏 員 又 は 消 防 団 員 水 防 団 長 水 防 団 員 又 は 消 防 機 関 に 属 する 者 災 害 全 般 災 害 全 般 災 害 全 般 火 災 を 除 く 災 害 全 般 知 事 による 応 急 措 置 の 代 行 災 害 が 発 生 し 又 は 災 害 が 発 生 しようとしている 場 合 において 人 の 生 命 又 は 身 体 に 対 する 危 険 を 防 止 するため 特 に 必 要 があると 認 めるとき 同 上 の 場 合 において 本 部 長 若 しくはその 委 任 を 受 けた 市 本 部 の 吏 員 が 現 場 にいないとき 又 はこ れらのものから 要 求 があったとき 人 の 生 命 若 しくは 身 体 に 危 険 を 及 ぼし 又 は 財 産 に 重 大 な 損 害 を 及 ぼすおそれのある 天 災 等 危 険 な 事 態 がある 場 合 本 部 長 等 警 察 官 及 び 海 上 保 安 官 がその 場 にいな い 場 合 に 限 る 災 害 の 現 場 において 消 防 活 動 の 確 保 を 主 目 的 に 設 定 する 災 害 対 策 基 本 法 第 63 条 災 害 対 策 基 本 法 第 63 条 警 察 官 職 務 執 行 法 第 4 条 災 害 対 策 基 本 法 第 63 条 消 防 法 第 36 条 に お い て 準 用 す る 同 法 第 28 条 洪 水 水 防 上 緊 急 に 必 要 がある 場 所 において 水 防 法 第 21 条 本 部 長 がその 全 部 又 は 大 部 分 の 事 務 を 行 うこと ができないときは 警 戒 区 域 の 設 定 等 の 措 置 の 全 災 害 対 策 基 本 法 第 73 条 部 又 は 一 部 を 代 行 する 警 察 官 は 消 防 法 第 28 条 第 36 条 水 防 法 第 21 条 の 規 定 によっても 第 一 次 的 な 設 定 権 者 が 現 場 にいないか 又 は 要 求 があったときは 警 戒 区 域 を 設 定 できる 4 避 難 者 の 確 認 (1) 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 を 発 した 地 域 に 対 しては 避 難 終 了 後 速 やかに 警 察 官 消 防 職 団 員 市 職 員 等 によるパトロールを 行 い 立 退 きに 遅 れた 者 等 の 有 無 を 確 認 する (2) 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 に 従 わない 者 については 避 難 の 説 得 に 努 め 状 況 に 応 じた 措 置 をとる (3) 市 は 警 察 署 消 防 署 民 生 委 員 児 童 委 員 及 び 自 治 会 等 の 協 力 を 得 て 在 宅 サー ビス 利 用 者 一 人 暮 らし 高 齢 者 高 齢 者 世 帯 障 がい 者 難 病 患 者 等 の 要 配 慮 者 の 把 握 に 努 め 名 簿 を 利 用 して 住 居 に 取 り 残 された 者 の 迅 速 な 発 見 避 難 所 等 への 移 送 社 会 福 祉 施 設 等 への 緊 急 入 所 等 の 処 置 をとる 5 避 難 情 報 の 伝 達 災 害 により 多 大 な 被 害 を 受 ける 場 合 又 は 受 けるおそれがある 場 合 において 市 長 ( 本 部 長 )は 住 民 に 避 難 準 備 勧 告 並 びに 避 難 指 示 を 行 い 住 民 にその 情 報 を 速 やかに 伝 達 する 風 共 -130

187 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 (1) 避 難 情 報 の 種 類 [ 避 難 情 報 の 種 類 と 住 民 の 避 難 行 動 ] 発 令 等 順 位 発 令 等 時 の 状 況 住 民 の 避 難 行 動 避 難 準 備 情 報 ( 要 配 慮 者 等 に 対 す る 避 難 情 報 ) 自 主 避 難 避 難 勧 告 避 難 指 示 要 配 慮 者 等 特 に 避 難 行 動 に 時 間 を 要 する 者 が 避 難 行 動 を 開 始 しなければな らない 段 階 であり 災 害 の 発 生 する 可 能 性 が 高 まった 状 況 災 害 の 発 生 する 可 能 性 が 高 まった 状 況 周 辺 の 危 険 性 により 住 民 自 らの 判 断 に より 避 難 を 必 要 とした 場 合 通 常 の 避 難 行 動 ができる 者 が 避 難 行 動 を 開 始 しなければならない 段 階 であ り 災 害 の 発 生 する 可 能 性 が 明 らかに 高 まった 状 況 前 兆 現 象 の 発 生 や 現 在 の 切 迫 した 状 況 から 災 害 が 発 生 する 危 険 性 が 非 常 に 高 いと 判 断 された 状 況 災 害 が 発 生 した 状 況 要 配 慮 者 等 特 に 避 難 行 動 に 時 間 を 要 する 者 は 地 域 の 指 定 された 緊 急 避 難 場 所 等 への 避 難 行 動 を 開 始 す る 時 間 を 要 しない 者 は 避 難 準 備 する 地 域 の 指 定 さたれ 緊 急 避 難 場 所 等 への 避 難 行 動 を 開 始 する 親 戚 知 人 宅 等 に 避 難 を 行 う 通 常 の 避 難 行 動 ができる 者 は 指 定 された 緊 急 避 難 場 所 等 への 避 難 行 動 を 開 始 する 避 難 勧 告 等 の 発 令 後 で 避 難 中 の 住 民 は 直 ちに 避 難 行 動 を 完 了 する 未 だ 避 難 していない 対 象 住 民 は 直 ちに 避 難 行 動 に 移 ると 共 に そのい とまがない 場 合 は 生 命 を 守 る 最 低 限 の 行 動 をとる (2) 情 報 伝 達 手 段 避 難 準 備 勧 告 及 び 避 難 指 示 については 次 の 情 報 伝 達 手 段 により 住 民 に 周 知 を 行 う 1 自 治 会 自 主 防 災 組 織 消 防 団 組 織 による 伝 達 2 防 災 行 政 無 線 等 による 伝 達 3 ファックスによる 伝 達 4 広 報 車 による 伝 達 5 ラジオ テレビ 携 帯 電 話 ( 緊 急 速 報 メール) 等 による 伝 達 6 市 ホームページ(インターネット)による 伝 達 7 サイレン 警 鐘 拡 声 器 による 伝 達 (3) 情 報 伝 達 内 容 避 難 情 報 は その 状 況 を 住 民 に 的 確 に 伝 えることによって 迅 速 な 避 難 行 動 に 移 れ ることから 下 記 の 事 項 について 解 りやすく 簡 潔 に 伝 える 1 堤 防 決 壊 や 河 川 のはん 濫 のおそれがあることや 1 時 間 後 に 浸 水 や 道 路 冠 水 の おそれがあること など 河 川 や 堤 防 等 の 状 況 発 災 が 予 想 される 時 期 予 想 される 被 害 の 状 況 等 について 説 明 を 含 めること 2 住 民 がいつまでに どのような 行 動 をとるべきかを 併 せて 伝 えること 風 共 -131

188 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 伝 達 内 容 の 例 情 報 の 種 類 内 容 避 難 準 備 情 報 の 一 例 避 難 勧 告 の 一 例 避 難 指 示 の 一 例 地 区 において 土 砂 災 害 の 発 生 する 危 険 が 高 いので( 川 の 付 近 の 水 位 が 高 くなり 危 険 な 状 況 ですので) 地 区 の 皆 さんは 避 難 準 備 をし てください また 高 齢 者 の 方 等 移 動 に 時 間 を 要 する 方 は 避 難 場 所 に 移 動 を 始 めてください < 土 砂 災 害 > 昨 日 から 非 常 に 多 くの 降 雨 となり 地 区 においては 土 砂 災 害 の 発 生 す る 危 険 が 高 いため 地 区 の 住 民 の 皆 さんは に 避 難 するよう 勧 告 しますので 移 動 してください < 河 川 洪 水 > 川 の 水 位 が 避 難 判 断 水 位 を 超 え 危 険 な 状 態 ですので 地 区 の 皆 さ んは に 避 難 するよう 勧 告 しますので 移 動 してください < 地 震 > ただ 今 震 度 の 非 常 に 強 い 地 震 が 発 生 しました 住 宅 の 倒 壊 等 で 地 域 に 大 きな 被 害 が 発 生 したようですので 火 の 元 を 確 認 のうえ 指 定 された 避 難 場 所 に 避 難 するよう 勧 告 しますので 移 動 してください < 土 砂 災 害 > 昨 日 から 非 常 に 多 くの 降 雨 となり 地 区 においては 土 砂 災 害 の 発 生 す る 危 険 が 非 常 に 高 いため 地 区 の 住 民 の 皆 さんは に 避 難 を 完 了 するよう 避 難 指 示 します また 移 動 が 不 可 能 な 場 合 は とりあえず 安 全 な 場 所 に 大 至 急 移 動 してください < 河 川 洪 水 > 川 の 水 位 がはん 濫 危 険 水 位 を 超 え 大 変 危 険 な 状 況 ですので 地 区 の 皆 さんは に 避 難 を 完 了 するよう 避 難 指 示 します また 移 動 が 不 可 能 な 場 合 は とりあえず 安 全 な 場 所 に 大 至 急 移 動 してください < 地 震 > ただ 今 震 度 の 非 常 に 強 い 地 震 が 発 生 しました 住 宅 の 倒 壊 等 で 地 域 に 大 きな 被 害 が 発 生 したようですので 火 の 元 を 確 認 のうえ 指 定 された 避 難 場 所 に 避 難 を 完 了 するよう 避 難 指 示 します 避 難 場 所 に 移 動 できない 場 合 は 居 る 場 所 を 知 人 等 に 連 絡 をしてください (4) 報 道 機 関 に 対 する 放 送 要 請 1 災 害 放 送 市 は 災 害 情 報 を 住 民 に 伝 達 するため より 効 果 的 な 手 段 として NHK 宮 崎 放 送 局 に 対 して 放 送 を 行 うことを 求 めることができる この 際 要 配 慮 者 に 対 する 情 報 提 供 について 特 に 配 慮 するものとし 聴 覚 障 が い 者 のために 手 話 放 送 及 び 文 字 放 送 等 を 要 請 する 放 送 要 請 を 行 う 場 合 市 は 要 請 理 由 放 送 事 項 希 望 する 放 送 日 時 等 を 明 示 し 前 記 放 送 局 は 要 請 のあった 事 項 について 放 送 の 形 式 内 容 時 刻 等 をその 都 度 決 定 し 放 送 する 風 共 -132

189 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 2 緊 急 警 報 放 送 市 は 災 害 に 関 して 次 の 事 項 を 緊 急 に 住 民 に 周 知 徹 底 をする 必 要 がある 場 合 には 県 本 部 を 経 由 して( 市 本 部 と 県 本 部 との 間 が 通 信 途 絶 等 特 別 の 事 情 がある 場 合 は 直 接 放 送 局 に 要 請 を 行 う) NHK 宮 崎 放 送 局 に 放 送 を 求 めることができる ア 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれのある 場 合 で 多 くの 人 命 財 産 を 保 護 す るため 避 難 勧 告 及 び 避 難 指 示 等 を 行 う イ 災 害 に 関 する 重 要 な 情 報 の 伝 達 並 びに 予 想 される 災 害 の 事 態 ( 態 様 ) 及 びこれ に 対 してとるべき 処 置 ウ 災 害 時 における 混 乱 を 防 止 するための 指 示 等 を 行 う エ その 他 特 に 必 要 と 認 める 事 項 3 ポータルサイト サーバー 運 営 事 業 者 による 情 報 提 供 市 は インターネットを 利 用 して 不 特 定 多 数 の 者 に 情 報 を 提 供 するポータルサイ ト サーバー 運 営 事 業 者 に 対 し 避 難 勧 告 指 示 等 に 関 する 情 報 をトップページに 掲 載 するなど 情 報 提 供 の 協 力 を 求 めることができる 第 2 避 難 誘 導 の 実 施 災 害 が 発 生 するおそれがある 場 合 又 は 災 害 が 発 生 した 場 合 に 避 難 者 の 生 命 身 体 を 守 るため 避 難 誘 導 を 実 施 する 特 に 要 配 慮 者 の 避 難 誘 導 には 留 意 する 1 住 民 の 避 難 誘 導 住 民 の 避 難 誘 導 は 警 察 署 消 防 本 部 消 防 団 自 治 会 及 び 自 主 防 災 組 織 等 が 協 力 し て 行 い 次 の 事 項 に 配 慮 する (1) 避 難 の 際 は 火 気 危 険 物 等 の 始 末 を 完 全 に 行 う (2) 避 難 者 は 運 転 免 許 証 など 身 分 を 証 明 できるもの 食 料 飲 料 水 ( 水 筒 等 ) 手 拭 毛 布 等 の 日 用 品 携 帯 ラジオ 懐 中 電 灯 救 急 薬 品 等 平 素 から 非 常 持 出 品 として 準 備 している 必 要 最 小 限 の 品 物 を 携 行 する (3) 服 装 は 軽 装 とするが 素 足 長 靴 無 帽 は 避 け 最 小 限 の 肌 着 等 の 着 替 えや 防 寒 雨 具 を 携 行 する (4) 家 具 類 等 大 量 の 荷 物 は 持 ち 出 さない (5) 移 送 の 方 法 ア 車 両 による 移 送 孤 立 家 屋 または 避 難 途 中 に 危 険 がある 場 合 あるいは 高 齢 者 障 がい 者 妊 婦 乳 幼 児 傷 病 者 等 通 常 の 手 段 では 避 難 できない 住 民 については 車 両 を 利 用 して 移 送 する 風 共 -133

190 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 イ 航 空 機 による 移 送 車 両 による 移 送 が 困 難 な 場 合 は ヘリコプターによる 移 送 を 検 討 し 県 本 部 に 県 防 災 救 急 ヘリコプター(あおぞら)の 出 動 又 は 赤 十 字 飛 行 隊 等 の 出 動 を 要 請 する ウ 船 舶 による 移 送 車 両 による 移 送 が 困 難 な 場 合 には 船 舶 による 移 送 を 検 討 し 県 本 部 及 び 海 上 保 安 部 等 に 船 舶 の 出 動 を 要 請 する 2 保 育 園 幼 稚 園 小 中 学 校 病 院 駅 等 の 避 難 誘 導 (1) 学 校 ( 保 育 園 幼 稚 園 小 中 学 校 の 児 童 生 徒 等 の 集 団 避 難 ) 1 避 難 誘 導 ア 園 長 学 校 長 は あらかじめ 定 めている 避 難 計 画 に 基 づいて 状 況 に 応 じて 教 職 員 に 適 切 な 緊 急 避 難 の 指 示 を 行 う イ 各 教 職 員 は 園 長 学 校 長 の 指 示 を 的 確 に 把 握 し 校 舎 配 置 別 又 は 学 年 別 等 を 考 慮 しつつ あらかじめ 定 められた 避 難 順 序 に 従 って 迅 速 かつ 確 実 に 校 外 の 安 全 な 緊 急 避 難 場 所 等 に 誘 導 する 2 避 難 指 示 の 周 知 ア 園 長 学 校 長 は 職 員 及 び 児 童 等 に 対 する 避 難 指 示 を サイレン 又 はマイク 等 により 周 知 徹 底 を 図 る イ 園 長 学 校 長 は 児 童 等 に 対 する 避 難 指 示 を 行 ったときは 直 ちに 市 本 部 警 察 消 防 署 等 にその 旨 を 連 絡 する 3 移 送 方 法 適 宣 班 を 編 成 し 各 教 職 員 は 引 率 責 任 者 としてできるだけ 警 察 官 消 防 職 員 等 の 協 力 を 得 ながら 次 の 事 項 に 留 意 しつつ 安 全 かつ 効 率 的 に 移 送 行 動 を 行 う ア 危 険 な 橋 りょう 堤 防 その 他 崖 崩 れや 土 石 流 河 川 による 浸 水 等 新 たに 災 害 発 生 のおそれがある 場 所 や 区 域 を 避 けて 安 全 な 道 路 を 選 定 する イ 引 率 責 任 者 は メガホン 携 帯 マイクを 所 持 する ウ 感 電 水 没 等 の 事 故 防 止 を 図 る エ 浸 水 地 域 等 をやむなく 移 送 するときは ロープ 等 を 利 用 する (2) 病 院 1 避 難 誘 導 病 院 長 若 しくは 病 院 の 管 理 者 は あらかじめ 患 者 を 移 送 患 者 と 徒 歩 患 者 とに 区 分 し 徒 歩 患 者 については 適 当 な 人 数 ごとに 編 成 させ 移 送 患 者 は 医 師 看 護 師 そ の 他 職 員 が 引 率 して 病 院 の 空 地 又 は 野 外 の 仮 設 避 難 場 所 その 他 の 安 全 な 場 所 に 誘 導 する 2 避 難 指 示 の 周 知 病 院 長 等 は 病 院 のサイレン マイク 放 送 等 により 避 難 指 示 の 周 知 を 図 る 風 共 -134

191 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 3 移 送 方 法 ア 病 院 長 等 は 入 院 患 者 を 院 外 の 安 全 な 医 療 機 関 等 に 避 難 させる 必 要 があると 認 めるときは 医 師 看 護 師 職 員 等 を 引 率 責 任 者 として 消 防 職 員 等 の 協 力 を 得 て 患 者 の 移 送 を 行 う イ 病 院 長 等 は 院 外 への 患 者 移 送 について 自 力 をもって 行 うことが 不 可 能 な 場 合 には 市 本 部 消 防 署 等 の 車 両 の 応 援 を 得 て 行 う 4 緊 急 避 難 場 所 等 の 確 保 病 院 長 等 は 災 害 時 における 患 者 の 緊 急 避 難 場 所 等 についてあらかじめ 定 めてお くと 共 に 移 送 に 必 要 な 医 療 品 食 料 衣 類 担 架 車 両 手 押 し 車 等 を 備 蓄 して おく (3) 駅 等 1 避 難 誘 導 ア 駅 長 等 は 災 害 時 において 運 行 の 停 休 止 等 により 輸 送 中 の 交 通 機 関 利 用 者 ( 乗 客 )に 対 する 避 難 措 置 の 必 要 が 生 じた 場 合 においては 駅 施 設 内 の 安 全 な 場 所 に 乗 客 を 誘 導 する イ 駅 長 等 は 駅 施 設 内 に 安 全 な 場 所 がない 場 合 には 直 ちに 本 部 長 ( 市 長 ) 警 察 署 に 連 絡 し その 指 示 に 従 い 緊 急 避 難 場 所 等 へ 交 通 機 関 利 用 者 ( 乗 客 )を 安 全 に 誘 導 する 2 移 送 方 法 駅 長 等 は 災 害 の 状 況 により 乗 客 の 移 送 について 自 力 をもって 行 うことが 不 可 能 な 場 合 には 市 有 自 動 車 等 の 車 両 等 の 応 援 を 得 て 行 う (4) 大 型 商 業 施 設 事 業 所 等 の 避 難 対 策 1 避 難 誘 導 ア 大 型 商 業 施 設 等 多 数 の 者 が 出 入 りし 勤 務 し 又 は 居 住 している 施 設 の 管 理 者 は 誘 導 責 任 者 により 施 設 内 にいる 者 をあらかじめ 定 められた 非 常 口 非 常 階 段 等 の 避 難 施 設 を 利 用 し 施 設 又 は 施 設 外 の 安 全 な 場 所 へ 誘 導 する イ 管 理 者 は 施 設 内 等 に 安 全 な 場 所 がない 場 合 においては 直 ちに 市 本 部 警 察 署 に 連 絡 し その 指 示 に 従 って 適 切 な 緊 急 避 難 場 所 等 へ 誘 導 すると 共 に 管 理 者 において 誘 導 が 不 可 能 な 場 合 においては 市 本 部 の 応 援 を 得 て 行 う 2 移 送 方 法 管 理 者 は 災 害 の 状 況 により 出 入 者 勤 務 者 等 の 移 送 について 自 力 をもって 行 うことが 不 可 能 な 場 合 には 市 本 部 等 に 応 援 要 請 を 行 う 3 避 難 場 所 等 の 確 保 管 理 者 は 災 害 時 における 出 入 者 勤 務 者 等 の 避 難 場 所 をあらかじめ 定 めておく と 共 に 避 難 に 必 要 な 非 常 口 非 常 階 段 救 助 袋 等 を 整 備 しておく 風 共 -135

192 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 (5) 社 会 福 祉 施 設 の 避 難 対 策 1 避 難 誘 導 施 設 長 ( 施 設 の 管 理 者 )は あらゆる 災 害 に 対 処 できるように 施 設 ごとにあら かじめ 避 難 計 画 を 作 成 しておき これに 基 づき 迅 速 かつ 適 切 に 避 難 誘 導 を 実 施 する 2 移 送 方 法 施 設 長 は 避 難 場 所 から 他 の 安 全 な 施 設 へ 移 送 する 必 要 があると 認 めるときは 消 防 警 察 等 関 係 機 関 と 連 携 を 密 にし 消 防 警 察 等 の 協 力 のもとに 移 送 を 行 う 3 避 難 路 の 選 定 (1) 避 難 路 は 緊 急 時 の 混 乱 を 避 けるために できるだけ 車 両 用 徒 歩 用 に 区 分 して 選 定 する (2) 避 難 路 は できるだけ 河 川 等 のはん 濫 による 浸 水 や 土 石 流 が 予 想 される 箇 所 道 路 冠 水 や 路 肩 崩 壊 のおそれのある 箇 所 あるいは 土 砂 災 害 危 険 箇 所 等 を 避 けて 設 定 する (3) 避 難 路 には 市 職 員 及 び 消 防 団 員 等 を 配 置 する (4) 必 要 に 応 じて 誘 導 標 識 誘 導 灯 誘 導 柵 を 設 ける (5) 避 難 路 上 の 障 害 物 等 を 除 去 する 第 3 避 難 所 の 開 設 運 営 被 災 者 が 安 全 に 安 心 して 過 ごすことができる 避 難 所 を 速 やかに 開 設 し 適 切 に 管 理 運 営 する また 要 配 慮 者 の 状 況 に 配 慮 して 運 営 する 風 共 -136

193 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 [ 避 難 所 開 設 運 営 フロー] 災 害 発 生 被 害 状 況 の 把 握 住 居 を 喪 失 した 住 民 有 YES 避 難 所 開 設 の 決 定 ( 本 部 長 ) NO 避 難 所 開 設 不 要 災 害 発 生 のおそれがある 時 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 避 難 指 示 が 発 令 された 時 避 難 所 開 設 の 周 知 伝 達 被 災 地 域 住 民 避 難 所 開 設 責 任 者 避 難 所 施 設 管 理 者 避 難 所 開 設 避 難 所 の 管 理 運 営 名 簿 作 成 運 営 委 員 会 の 組 織 相 談 窓 口 の 設 置 必 要 物 資 の 調 達 等 福 祉 避 難 室 等 の 設 置 1 避 難 所 の 開 設 (1) 避 難 所 の 開 設 本 部 は 避 難 が 行 われたときは 指 定 する 職 員 を 避 難 所 責 任 者 ( 原 則 として 男 女 双 方 を 配 置 )とし 直 ちに 避 難 所 を 開 設 する また 県 本 部 に 次 の 事 項 を 通 知 すると 共 に 速 やかに 被 災 者 に 避 難 所 開 設 を 周 知 する 1 避 難 所 開 設 日 時 場 所 及 び 施 設 名 2 収 容 状 況 及 び 収 容 人 員 3 開 設 期 間 の 見 込 み 4 その 他 参 考 となる 事 項 風 水 害 時 の 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 : 資 料 編 参 照 風 共 -137

194 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 (2) 避 難 所 の 運 営 1 避 難 所 の 管 理 避 難 所 を 開 設 したときは 直 ちに 避 難 所 に 担 当 職 員 を 派 遣 し 避 難 者 の 把 握 と 保 護 及 び 避 難 所 の 秩 序 保 持 等 の 管 理 を 行 う 本 部 は 避 難 所 における 生 活 環 境 に 注 意 を 払 い 良 好 な 環 境 を 維 持 するものとする また 必 要 に 応 じ 簡 易 パーティション を 設 置 する 等 して プライバシーの 確 保 女 性 や 子 育 て 家 庭 のニーズ 男 女 のニー ズの 違 い 等 男 女 双 方 の 視 点 等 に 配 慮 し 運 営 する なお 避 難 所 の 運 営 には 女 性 の 参 画 を 推 進 する 2 管 理 様 式 避 難 所 責 任 者 は 被 災 者 の 出 入 を 確 実 に 把 握 し 一 定 時 間 ごとに 本 部 へ 報 告 する 3 給 水 給 食 等 の 実 施 避 難 者 に 対 し 世 帯 人 員 や 不 足 状 況 に 応 じて 公 平 に 給 水 給 食 を 実 施 すると 共 に 生 活 必 需 品 等 の 供 与 貸 与 を 行 う 4 健 康 対 策 避 難 者 の 健 康 保 持 のため 市 本 部 県 本 部 県 地 方 本 部 及 び 医 療 機 関 が 連 携 して 健 康 相 談 健 康 教 育 を 行 うと 共 に 必 要 な 保 健 医 療 福 祉 のサービスが 確 保 され るように 調 整 する 5 要 配 慮 者 に 対 する 配 慮 避 難 所 においては 障 がい 者 高 齢 者 乳 幼 児 妊 産 婦 等 の 要 配 慮 者 に 十 分 配 慮 するものとし 給 食 健 康 診 断 等 において 十 分 な 対 策 を 行 うと 共 に 避 難 所 内 の 諸 施 設 及 び 設 備 においても 要 配 慮 者 等 が 容 易 に 施 設 利 用 できるように 適 切 な 対 策 を 行 う また 女 性 専 用 の 物 干 し 場 更 衣 室 授 乳 室 の 設 置 や 生 理 用 品 女 性 用 下 着 の 女 性 による 配 布 避 難 所 における 安 全 性 の 確 保 など 女 性 や 子 育 て 家 庭 のニーズに 配 慮 する ア 授 乳 室 や 男 女 別 のトイレ 物 干 し 場 更 衣 室 休 養 スペースの 設 置 イ 生 理 用 品 や 下 着 等 の 女 性 用 品 については 女 性 の 担 当 者 が 配 布 したり 女 性 用 スペースや 女 性 トイレに 常 備 しておくなど 配 布 方 法 を 工 夫 する ウ 仮 設 トイレを 設 置 する 場 合 は 男 性 に 比 べ 女 性 の 方 が 混 みやすいことから 女 性 用 トイレの 数 を 多 めにする エ 女 性 や 子 どもに 対 する 暴 力 を 予 防 するため トイレ 更 衣 室 入 浴 設 備 等 の 設 置 場 所 は 昼 夜 を 問 わず 安 心 して 使 用 できる 場 所 を 選 び 照 明 を 付 ける オ 男 女 双 方 に 対 する 相 談 窓 口 を 整 備 し 男 女 共 同 参 画 センター 等 の 相 談 機 関 等 と 連 携 を 図 りながら 相 談 窓 口 の 周 知 広 報 に 努 める カ 避 難 スペースの 割 り 振 りについては 家 族 構 成 や 性 別 等 に 配 慮 する 風 共 -138

195 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 (3) 野 外 収 容 施 設 の 設 置 災 害 の 規 模 が 大 きく 既 存 の 避 難 施 設 被 害 が 甚 大 であるか あるいは 被 災 者 が 多 数 のため 既 存 避 難 施 設 の 収 容 能 力 を 超 えている 場 合 には 屋 外 に 仮 設 避 難 所 を 設 置 する (4) 開 設 期 間 災 害 救 助 法 による 避 難 所 の 開 設 期 間 は 災 害 発 生 の 日 から 7 日 以 内 である このた め 延 長 する 必 要 がある 場 合 には 本 部 長 ( 市 長 )は 県 本 部 長 の 事 前 承 認 ( 厚 生 労 働 大 臣 の 承 認 を 含 む)を 受 けなければならない 2 住 民 による 自 主 的 運 営 市 は 避 難 所 での 生 活 が 長 期 化 する 場 合 には 被 災 前 の 地 域 社 会 の 組 織 やボランティ アの 協 力 を 得 て 自 治 組 織 を 育 成 するなどにより 避 難 者 による 避 難 所 の 自 主 的 な 運 営 が 行 われるよう 努 める また 避 難 者 の 自 主 的 な 生 活 ルールづくりが 女 性 子 ども 若 者 高 齢 者 障 害 者 等 の 多 様 な 主 体 の 意 見 を 踏 まえたものとなるよう 支 援 する あわせて 班 を 組 織 して 活 動 する 際 には 特 定 の 活 動 ( 食 事 つくりやその 片 付 け 清 掃 など)が 片 方 の 性 に 偏 るなど 性 別 や 年 齢 等 により 役 割 を 固 定 化 することがないよう 班 の 責 任 者 には 男 女 両 方 が 配 置 されるよう 配 慮 する 3 指 定 避 難 所 以 外 の 被 災 者 への 支 援 市 は やむを 得 ず 避 難 所 に 滞 在 することができない 被 災 者 に 対 しても 食 料 等 必 要 な 物 資 の 配 布 保 健 師 等 による 巡 回 健 康 相 談 の 実 施 等 の 保 健 サービスの 提 供 正 確 な 情 報 の 伝 達 等 により 生 活 環 境 の 確 保 が 図 られるよう 努 める 第 4 被 災 者 の 把 握 1 避 難 所 における 被 災 者 の 把 握 避 難 所 において 避 難 者 名 簿 を 作 成 すると 共 に 避 難 者 の 被 災 状 況 について 聴 き 取 り 調 査 等 を 実 施 して 被 災 者 の 実 態 確 認 を 行 う (1) 世 帯 主 の 氏 名 年 齢 性 別 住 所 電 話 番 号 (2) 家 族 の 氏 名 年 齢 性 別 学 童 の 学 年 (3) 親 族 の 連 絡 先 (4) 住 家 被 害 の 状 況 や 人 的 被 害 の 状 況 (5) 食 料 飲 料 水 被 服 や 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 の 必 要 性 の 状 況 (6) 支 援 の 必 要 性 ( 健 康 状 態 保 育 や 介 護 を 要 する 状 況 等 ) (7) 外 部 からの 問 合 せに 対 する 情 報 開 示 の 可 否 (8) その 他 必 要 とする 項 目 風 共 -139

196 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 なお 避 難 者 の 中 には 配 偶 者 等 からの 暴 力 ストーカー 行 為 児 童 虐 待 等 の 被 害 を 受 け 加 害 者 から 追 跡 されて 危 害 を 受 ける 恐 れのある 者 が 含 まれることも 想 定 されるこ とから 加 害 者 等 に 居 所 等 が 知 られることのないよう 当 該 避 難 所 の 個 人 情 報 の 管 理 を 徹 底 する 2 在 宅 被 災 者 の 把 握 (1) 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 を 行 った 地 域 において 住 民 が 避 難 した 後 に 速 やかに 警 察 官 消 防 職 員 や 消 防 団 員 等 によるパトロールを 行 い 被 災 者 の 確 認 及 び 避 難 をしてい ない 住 民 の 有 無 等 について 確 認 を 行 う (2) 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 に 従 わない 住 民 には 避 難 するよう 説 得 に 努 める 第 5 避 難 生 活 環 境 の 確 保 避 難 所 は 安 全 性 と 一 定 の 居 住 環 境 が 必 要 であり 以 下 の 設 備 等 の 整 備 に 努 め 常 に 良 好 な 避 難 生 活 環 境 を 確 保 する また 食 事 供 与 の 状 況 トイレの 設 置 状 況 等 の 把 握 に 努 めるとともに 避 難 者 に 対 する プライバシーの 確 保 状 況 簡 易 ベッド 等 の 活 用 状 況 入 浴 施 設 設 置 の 有 無 及 び 利 用 頻 度 洗 濯 等 の 頻 度 医 師 保 健 師 看 護 師 管 理 栄 養 士 等 による 巡 回 の 頻 度 暑 さ 寒 さ 対 策 の 必 要 性 食 料 の 確 保 配 食 等 の 状 況 ごみ 処 理 の 状 況 など 避 難 者 の 健 康 管 理 や 避 難 所 の 衛 生 状 態 の 把 握 に 努 め 必 要 な 措 置 を 講 ずるよう 努 める (1) 被 災 者 の 収 容 に 必 要 な 面 積 の 確 保 十 分 な 面 積 を 確 保 できない 場 合 は 他 の 避 難 所 又 は 臨 時 の 避 難 所 等 を 確 保 する (2) 通 信 設 備 の 確 保 有 線 電 話 防 災 行 政 無 線 ファックス テレビ 等 通 信 設 備 や 回 線 を 確 保 する (3) 非 常 用 電 源 の 確 保 避 難 生 活 には 電 気 が 不 可 欠 であるため 非 常 用 電 源 を 確 保 する (4) トイレ( 仮 設 トイレを 含 む)の 確 保 避 難 生 活 に 不 可 欠 なトイレ( 仮 設 トイレを 含 む)を 確 保 する (5) 給 水 設 備 の 確 保 等 避 難 者 の 給 水 のため 給 水 設 備 を 確 保 する (6) 高 齢 者 障 がい 者 に 対 応 した 設 備 等 の 確 保 高 齢 者 障 がい 者 等 が 円 滑 に 生 活 できるようスロープや 手 すりなどのバリアフリー 機 能 を 有 する 設 備 を 確 保 する (7) 救 護 設 備 等 の 確 保 避 難 中 の 負 傷 や 病 気 に 対 応 するため 担 架 など 救 護 設 備 等 を 確 保 する 風 共 -140

197 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 (8) 福 祉 避 難 室 の 確 保 高 齢 者 障 がい 者 等 のうち 特 別 な 介 護 や 支 援 が 必 要 される 要 配 慮 者 に 対 応 するた めの 福 祉 避 難 室 の 確 保 に 努 める (9) 調 理 器 具 の 確 保 避 難 生 活 において 温 かい 食 事 ができるように 携 帯 コンロなどの 調 理 器 具 を 確 保 する (10) 避 難 生 活 に 必 要 な 物 資 の 確 保 寝 具 畳 マット カーペットなど 避 難 生 活 に 必 要 な 物 資 を 確 保 する (11)プライバシーの 確 保 男 女 のニーズ 男 女 双 方 の 視 点 に 配 慮 してプライバシーを 確 保 する 第 6 要 配 慮 者 等 への 配 慮 1 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 支 援 等 地 域 住 民 や 自 主 防 災 組 織 等 と 連 携 して 自 力 で 避 難 することが 困 難 な 避 難 行 動 要 支 援 者 を 適 切 に 避 難 誘 導 する (1) 避 難 支 援 市 は 地 域 住 民 や 自 主 防 災 組 織 民 生 委 員 や 児 童 委 員 等 と 連 携 して 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 支 援 を 実 施 し 速 やかな 避 難 の 完 了 をめざす (2) 安 否 確 認 の 実 施 市 は 地 域 住 民 や 自 主 防 災 組 織 民 生 委 員 や 児 童 委 員 等 の 協 力 により 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 等 に 基 づく 避 難 行 動 要 支 援 者 の 安 否 確 認 を 速 やかに 実 施 する また 外 国 人 については 警 察 自 主 防 災 組 織 語 学 ボランティア 等 の 協 力 を 得 て 安 否 の 確 認 を 行 う (3) 避 難 所 での 対 策 避 難 所 責 任 者 は 要 配 慮 者 の 状 況 を 常 に 把 握 し 保 健 福 祉 サービスの 提 供 食 べや すい 食 品 の 供 給 情 報 の 伝 達 等 生 活 支 援 に 当 たる (4) 避 難 行 動 要 支 援 者 に 対 する 安 全 確 保 対 策 1 要 員 の 確 保 市 は 避 難 行 動 要 支 援 者 に 対 する 膨 大 な 関 連 業 務 が 発 生 することが 予 想 されるこ とから 高 齢 者 障 がい 者 等 への 支 援 対 策 を 円 滑 に 実 施 できる 要 員 の 確 保 に 努 める 2 安 否 確 認 救 助 活 動 市 は 保 健 医 療 サービスや 福 祉 サービスを 受 けている 利 用 者 名 簿 等 を 活 用 し 民 生 児 童 委 員 自 主 防 災 組 織 福 祉 団 体 ボランティア 組 織 等 の 協 力 を 得 て 居 宅 に 取 り 残 された 避 難 行 動 要 支 援 者 の 安 否 確 認 救 助 活 動 を 実 施 する 風 共 -141

198 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 3 搬 送 体 制 の 確 保 市 は 避 難 行 動 要 支 援 者 の 搬 送 手 段 として 自 主 防 災 組 織 等 の 協 力 を 得 るととも に 救 急 自 動 車 や 社 会 福 祉 施 設 所 有 の 自 動 車 により 行 う 4 要 配 慮 者 の 状 況 調 査 及 び 情 報 の 提 供 市 は 民 生 児 童 委 員 ホームヘルパー 及 びボランティア 等 の 協 力 を 得 てチーム を 編 成 し 在 宅 や 避 難 所 等 で 生 活 する 要 配 慮 者 に 対 するニーズ 把 握 など 状 況 調 査 を 実 施 するとともに 保 健 福 祉 サービス 等 の 情 報 を 随 時 提 供 する 5 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 等 の 確 保 並 びに 配 布 を 行 う 際 の 要 配 慮 者 への 配 慮 市 は 要 配 慮 者 に 配 慮 した 食 料 飲 料 水 生 活 必 需 品 等 を 確 保 する また 配 布 場 所 や 配 布 時 間 を 別 に 設 けるなど 要 配 慮 者 に 配 慮 した 配 布 を 行 う 6 保 健 福 祉 巡 回 サービス 市 は 医 師 民 生 児 童 委 員 ホームヘルパー 保 健 師 など 地 域 ケアシステムの 在 宅 ケアチーム 員 等 によりチームを 編 成 し 住 宅 避 難 所 等 で 生 活 する 要 配 慮 者 に 対 し 巡 回 により 介 護 サービス メンタルヘルスケアなど 各 種 保 健 福 祉 サービス を 実 施 する 7 保 健 福 祉 相 談 窓 口 の 開 設 市 は 災 害 発 生 後 必 要 に 応 じて 速 やかに 保 健 福 祉 相 談 窓 口 を 開 設 し 総 合 的 な 相 談 に 応 じる 8 避 難 所 における 要 配 慮 者 に 対 する 支 援 対 策 市 は 車 椅 子 携 帯 便 器 おむつ 移 動 介 助 を 行 う 者 (ガイドヘルパー)の 派 遣 等 要 配 慮 者 の 要 望 を 把 握 する 為 避 難 所 等 に 要 援 護 者 のための 相 談 窓 口 を 設 置 す る 2 社 会 福 祉 施 設 への 緊 急 入 所 措 置 市 は 災 害 により 在 宅 生 活 が 困 難 と 判 断 される 寝 たきり 等 の 高 齢 者 や 障 がい 者 等 を 支 援 するため 社 会 福 祉 施 設 への 緊 急 入 所 の 手 続 きを 迅 速 に 進 める 3 福 祉 避 難 所 等 の 収 容 措 置 介 護 の 程 度 等 から 一 般 の 避 難 所 への 収 容 が 適 切 でないと 判 断 される 要 配 慮 者 について 社 会 福 祉 施 設 への 緊 急 入 所 できない 要 配 慮 者 を 収 容 するため あらかじめ 指 定 した 福 祉 避 難 所 への 収 容 措 置 を 速 やかに 実 施 する 福 祉 避 難 所 への 収 容 をできない 場 合 に 備 えて 避 難 所 ( 小 学 校 等 )に 福 祉 避 難 室 を 確 保 して 要 配 慮 者 を 収 容 する 民 間 の 社 会 福 祉 施 設 等 を 福 祉 避 難 所 として 指 定 する 際 は 市 と 当 該 施 設 管 理 者 との 間 で 十 分 調 整 し 福 祉 避 難 所 の 指 定 に 関 する 協 定 書 を 締 結 する また 福 祉 避 難 所 には 要 配 慮 者 の 避 難 生 活 を 支 援 するため 生 活 相 談 員 を 配 置 する 風 共 -142

199 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 10 節 避 難 収 容 活 動 4 外 国 人 に 対 する 安 全 確 保 対 策 (1) 外 国 人 の 避 難 誘 導 市 は 語 学 ボランティアの 協 力 を 得 て 広 報 車 や 防 災 行 政 無 線 などを 活 用 して 多 言 語 等 による 広 報 を 実 施 し 外 国 人 の 安 全 かつ 速 やかな 避 難 誘 導 を 行 う (2) 安 否 確 認 救 助 活 動 市 は 警 察 自 主 防 災 組 織 語 学 ボランティア 等 の 協 力 を 得 て 外 国 人 の 安 否 の 確 認 や 救 助 活 動 を 行 う (3) 情 報 の 提 供 市 は 避 難 所 や 在 宅 の 外 国 人 の 安 全 な 生 活 を 支 援 確 保 するため 語 学 ボランティ アの 協 力 を 得 て 外 国 人 に 配 慮 した 継 続 的 な 生 活 情 報 の 提 供 や チラシ 情 報 誌 などの 発 行 配 布 を 行 う また 外 国 人 に 適 正 な 情 報 を 伝 達 するため テレビ ラジオ インターネット 通 信 等 を 活 用 して 多 言 語 等 による 情 報 提 供 に 努 める (4) 外 国 人 相 談 窓 口 の 開 設 市 は 外 国 人 のための 相 談 窓 口 を 設 置 し 生 活 相 談 に 応 じる 第 7 広 域 一 時 滞 在 市 は 災 害 の 規 模 被 災 者 の 避 難 収 容 状 況 避 難 の 長 期 化 等 に 鑑 み 市 域 外 への 広 域 的 な 避 難 及 び 応 急 仮 設 住 宅 等 への 収 容 が 必 要 であると 判 断 した 場 合 は 当 該 市 町 村 に 直 接 協 議 し 他 の 都 道 府 県 の 市 町 村 への 受 入 れについては 県 に 対 し 当 該 他 の 都 道 府 県 との 協 議 を 求 める 第 8 被 災 者 の 安 否 確 認 被 災 者 の 安 否 について 照 会 があった 時 は 被 災 者 等 の 権 利 利 益 を 不 当 に 侵 害 することの ないよう 配 慮 しつつ 消 防 救 助 等 人 命 に 関 わるような 災 害 発 生 直 後 の 緊 急 性 の 高 い 応 急 措 置 に 支 障 を 及 ぼさない 範 囲 で 可 能 な 限 り 安 否 確 認 情 報 を 回 答 するよう 努 める この 場 合 において 安 否 確 認 の 適 切 な 提 供 のために 必 要 と 認 めるときは 警 察 等 と 協 力 して 被 災 者 に 関 する 情 報 の 収 集 に 努 める なお 被 災 者 の 中 に 配 偶 者 からの 暴 力 等 を 受 け 加 害 者 から 追 跡 されて 危 害 を 受 ける 恐 れがある 者 等 が 含 まれる 場 合 は その 加 害 者 等 に 居 所 が 知 られることがないよう 当 該 被 災 者 の 個 人 情 報 の 管 理 を 徹 底 するよう 努 める 風 共 -143

200 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 税 務 課 建 築 住 宅 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 建 設 対 策 部 第 1 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 市 は 日 常 生 活 の 基 盤 である 住 宅 に 重 大 な 被 害 を 受 けた 者 に 対 して 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 には 応 急 仮 設 住 宅 を 建 設 し 救 済 措 置 をとる 1 応 急 仮 設 住 宅 建 設 の 実 施 手 順 (1) 住 宅 に 関 する 被 害 状 況 の 把 握 税 務 班 は 住 宅 の 被 害 状 況 について 調 査 を 行 う なお 被 害 調 査 に 当 たっては 市 民 からの 情 報 を 参 考 にしつつ 行 う (2) 被 害 状 況 の 報 告 税 務 班 は 住 宅 被 害 の 状 況 について 把 握 し これをとりまとめた 上 で 本 部 に 速 やかに 報 告 する (3) 住 宅 の 応 急 危 険 度 判 定 市 民 の 安 全 確 保 を 図 るため 住 宅 対 策 班 は 県 建 築 住 宅 課 や 県 地 方 支 部 ( 県 土 木 事 務 所 ) 並 びに 応 急 危 険 度 判 定 士 と 連 携 して 住 宅 の 応 急 危 険 度 判 定 を 速 やかに 実 施 す る (4) 応 急 仮 設 住 宅 建 設 戸 数 の 算 定 総 務 班 は 住 宅 の 被 災 状 況 及 び 被 災 者 の 意 向 調 査 から 応 急 仮 設 住 宅 の 必 要 建 設 戸 数 を 算 定 する また 併 せて 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 用 地 の 確 保 に 努 める ( 建 設 用 地 につい ては 平 常 時 において 候 補 地 の 選 定 及 び 確 保 に 努 める ) (5) 応 急 仮 設 住 宅 建 設 計 画 の 作 成 建 設 戸 数 及 び 建 設 用 地 が 確 定 した 段 階 で 県 と 協 議 の 上 で これを 支 援 する 形 で 応 急 仮 設 住 宅 建 設 計 画 の 速 やかな 策 定 に 努 める( 実 施 主 体 は 県 ) (6) 入 居 者 の 選 定 住 宅 対 策 班 は 応 急 仮 設 住 宅 建 設 計 画 の 作 成 を 支 援 することと 並 行 して 入 居 者 の 選 定 を 実 施 する なお 選 定 にあたっては 被 災 状 況 を 考 慮 のうえ 公 平 公 正 に 行 う と 共 に 要 配 慮 者 に 配 慮 して 行 うものとする 風 共 -144

201 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保 (7) 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 県 は 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 には 応 急 仮 設 住 宅 建 設 計 画 に 基 づき 応 急 仮 設 住 宅 を 迅 速 に 建 設 する なお 建 設 にあたってはバリアフリー 機 能 をできるだけ 確 保 するものとする (8) 応 急 仮 設 住 宅 への 入 居 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 後 選 定 した 被 災 者 の 入 居 を 速 やかに 実 施 する (9) 公 営 住 宅 等 の 活 用 被 災 者 の 住 宅 確 保 にあたっては 応 急 仮 設 住 宅 への 入 居 に 加 え 公 営 住 宅 の 空 家 活 用 を 推 進 する [ 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 フロー] 災 害 発 生 被 害 状 況 の 把 握 被 害 状 況 の 報 告 ( 災 害 対 策 本 部 ) 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 市 民 の 意 向 調 査 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 戸 数 算 定 入 居 者 の 選 定 応 急 仮 設 住 宅 計 画 建 設 計 画 の 作 成 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 入 居 風 共 -145

202 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保 2 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 (1) 建 設 の 実 施 1 実 施 者 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 は 特 別 な 事 情 がある 場 合 を 除 き 県 が 実 施 する 2 対 象 者 ア 入 居 対 象 者 住 家 に 被 害 を 受 け 居 住 する 住 家 がない 被 災 者 のうち 次 の3つの 要 件 を 満 た す 者 とする (ア) 居 住 していた 住 家 が 焼 失 倒 壊 して 居 住 不 能 の 状 態 にある 者 (イ) 相 当 期 間 滞 在 することができる 親 類 知 人 等 の 居 宅 がない 者 (ウ) 住 宅 を 賃 借 し 又 は 購 入 する 資 力 がない 者 イ 災 害 救 助 法 の 適 用 による 応 急 仮 設 住 宅 に 収 容 される 者 災 害 により 住 家 が 全 壊 または 全 焼 し 居 住 する 住 家 がない 者 であって 自 ら の 資 力 では 住 宅 を 得 ることができない 者 ウ 要 配 慮 者 への 配 慮 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 に 当 たっては 高 齢 者 や 障 がい 者 等 の 要 配 慮 者 に 配 慮 した 構 造 のものとするように 努 める エ 着 工 及 び 供 与 の 期 間 災 害 発 生 の 日 から 20 日 以 内 に 着 工 するものとし その 供 与 の 期 間 は 完 成 の 日 から2 年 以 内 とする (2) 建 設 地 の 選 定 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 地 は 市 が 提 供 するものとする 用 地 は 市 有 地 であり 被 災 地 に 近 い 場 所 を 原 則 とするが 災 害 発 生 地 区 の 状 況 及 び 電 気 水 道 ガス 等 のライフラ インの 整 備 状 況 等 を 考 慮 して 決 定 する (3) 入 居 者 の 選 定 入 居 者 の 選 定 は 県 からの 委 任 を 受 け 市 が 実 施 し その 選 定 に 当 たっては 十 分 な 調 査 を 行 い 必 要 に 応 じて 民 生 委 員 や 児 童 委 員 の 意 見 を 聴 取 する 等 被 災 者 の 資 力 そ の 他 生 活 条 件 を 参 考 にした 上 で 行 う その 際 次 のいずれかに 該 当 する 者 を 優 先 的 に 選 定 する 1 生 活 保 護 法 の 被 保 護 者 及 び 要 保 護 者 2 特 定 の 資 産 を 持 たない 失 業 者 一 人 親 世 帯 高 齢 者 病 弱 者 及 び 障 がい 者 勤 労 者 及 び 小 規 模 企 業 者 3 上 記 に 準 ずる 経 済 的 な 弱 者 (4) 入 居 者 への 配 慮 高 齢 者 障 がい 者 等 が 生 活 する 応 急 仮 設 住 宅 には 保 健 師 ケースワーカー ホー ムヘルパー 及 び 手 話 通 訳 者 等 を 派 遣 し それら 要 配 慮 者 の 日 常 生 活 機 能 の 確 保 健 康 維 持 及 び 精 神 的 安 定 に 努 める 風 共 -146

203 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保 (5) 応 急 仮 設 住 宅 の 管 理 管 理 者 は 常 に 入 居 者 の 実 態 を 把 握 して 保 健 医 療 福 祉 住 宅 就 職 相 談 等 の 各 種 サービスの 提 供 に 努 めるものとし 応 急 仮 設 住 宅 に 管 理 人 を 置 く 場 合 には 男 女 両 方 を 配 置 する また 応 急 仮 設 住 宅 の 入 居 者 名 簿 は 世 帯 単 位 とともに 個 人 単 位 でも 作 成 すること とし 氏 名 性 別 年 齢 支 援 の 必 要 性 ( 健 康 状 態 保 育 や 介 護 を 要 する 状 況 等 ) 外 部 からの 問 合 せに 対 する 情 報 の 開 示 の 可 否 等 を 記 載 する 個 人 情 報 の 取 扱 及 び 管 理 に は 十 分 に 注 意 する (6) 地 域 社 会 づくり 1 応 急 仮 設 住 宅 入 居 者 が 地 域 内 で 孤 立 しないよう 周 辺 住 民 との 交 流 等 が 図 られる よう 配 慮 する 2 大 規 模 な 応 急 仮 設 住 宅 団 地 を 設 置 した 場 合 には 団 地 内 の 地 域 社 会 づくりを 進 め るために 自 治 会 などの 育 成 を 図 り 自 治 会 長 や 副 会 長 等 の 役 員 に 女 性 の 参 画 を 進 め る 3 自 治 会 では 女 性 子 ども 若 者 高 齢 者 障 がい 者 等 の 多 様 な 意 見 を 踏 まえた ルール 作 りを 行 う 4 応 急 仮 設 住 宅 における 生 活 の 長 期 化 が 想 定 される 場 合 には 一 定 戸 数 以 上 の 住 宅 においては 自 治 会 活 動 などの 地 域 社 会 づくりの 拠 点 としての 集 会 施 設 の 設 置 に 配 慮 する 5 高 齢 者 や 単 身 入 居 者 等 の 孤 立 しがちな 者 に 対 しては 自 治 会 を 中 心 に 民 生 児 童 委 員 やボランティア 等 の 連 携 体 制 (ネットワーク)による 見 守 り 活 動 が 行 われる よう 配 慮 する (7) 応 急 仮 設 住 宅 からの 退 去 応 急 仮 設 住 宅 は 被 災 者 に 一 時 居 住 場 所 を 与 えるための 仮 設 建 築 物 であって その 目 的 が 達 成 されたときは 撤 去 されるべき 性 格 のものである このため 市 は 入 居 者 にこの 趣 旨 を 徹 底 させると 共 に 住 宅 の 斡 旋 等 を 積 極 的 に 行 う 第 2 一 時 的 住 宅 の 提 供 1 公 営 住 宅 等 の 活 用 (1) 公 営 住 宅 等 への 一 時 的 な 入 居 の 斡 旋 (あっせん) 手 続 は 住 宅 対 策 班 が 行 う (2) 入 居 の 対 象 者 は 原 則 として 応 急 仮 設 住 宅 への 入 居 の 基 準 に 準 じる 2 協 力 の 要 請 住 宅 対 策 班 は 必 要 に 応 じて 民 間 賃 貸 住 宅 の 借 り 上 げ 又 は 他 市 町 への 公 営 住 宅 提 供 の 協 力 要 請 を 行 う 市 営 住 宅 一 覧 : 資 料 編 参 照 風 共 -147

204 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保 第 3 被 災 住 宅 の 応 急 修 理 1 住 宅 の 応 急 修 理 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 の 住 宅 の 応 急 修 理 については 次 による (1) 実 施 責 任 者 知 事 から 委 任 された 場 合 本 部 長 ( 市 長 )が 実 施 する (2) 対 象 者 住 家 が 半 壊 又 は 半 焼 し 当 面 の 日 常 生 活 を 営 むことができない 被 災 者 のうち 自 ら の 資 力 により 応 急 修 理 をすることができない 者 とする (3) 応 急 修 理 内 容 応 急 修 理 は 被 災 家 屋 の 居 室 炊 事 場 便 所 等 の 最 低 限 日 常 生 活 に 欠 くことのでき ない 部 分 について 行 う (4) 実 施 期 間 応 急 修 理 は 原 則 として 災 害 発 生 の 日 から1か 月 以 内 に 完 了 する 2 住 宅 関 連 の 障 害 物 の 除 去 住 宅 又 はその 周 辺 等 の 日 常 生 活 に 欠 くことのできない 場 所 にたい 積 した 土 砂 廃 材 等 を 除 去 する 応 急 対 策 を 行 い 日 常 生 活 の 回 復 を 図 る なお 災 害 救 助 法 適 用 以 前 の 応 急 対 策 については 下 記 による (1) 対 象 者 住 宅 又 はその 周 辺 等 の 日 常 生 活 に 欠 くことのできない 場 所 に 障 害 物 が 存 在 するため 一 時 的 に 居 住 できない 状 態 にあり かつ 自 らの 資 力 では 当 該 障 害 物 を 除 去 するこ とができない 者 を 対 象 とする (2) 実 施 労 力 または 機 械 力 が 不 足 する 場 合 には 県 関 係 機 関 及 び 他 の 市 町 等 に 対 して 協 力 を 要 請 する (3) 実 施 期 間 実 施 期 間 は 災 害 発 生 の 日 から 10 日 以 内 を 原 則 とする 風 共 -148

205 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 11 節 応 急 住 宅 の 確 保 [ 住 宅 の 応 急 修 理 フロー] 災 害 発 生 被 害 状 況 の 把 握 被 害 状 況 の 報 告 ( 災 害 対 策 本 部 ) 半 壊 半 焼 の 住 宅 NO 災 害 救 助 法 適 用 の 有 無 YES 住 宅 所 有 者 が 応 急 修 理 YES 自 分 の 資 力 で 修 理 可 能 修 理 対 象 者 の 選 定 応 急 修 理 NO 生 活 保 護 法 の 被 保 護 者 等 特 定 の 資 産 のない 一 人 親 世 帯 高 齢 者 障 がい 者 等 上 記 に 準 ずる 経 済 的 弱 者 応 急 修 理 の 内 容 : 居 室 炊 事 場 便 所 等 ( 最 低 限 の 日 常 生 活 に 不 可 欠 な 部 分 ) 修 理 戸 数 は 半 壊 ( 焼 ) 世 帯 の3 割 以 内 実 施 期 間 : 発 災 から1か 月 以 内 風 共 -149

206 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 12 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動 第 12 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 市 民 生 活 課 福 祉 課 水 道 課 その 他 全 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 市 民 対 策 部 建 設 対 策 部 その 他 全 対 策 部 第 1 食 料 の 供 給 災 害 により 被 災 し 食 料 を 失 った 市 民 のため 備 蓄 食 料 の 配 給 炊 き 出 し 業 者 の 手 配 等 を 行 うものとする なお 災 害 規 模 が 著 しく 大 きい 場 合 は 食 料 集 積 地 を 設 け ここで 食 料 等 を 扱 うものと する また 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 においては その 費 用 の 範 囲 及 び 実 施 期 間 につ いては 災 害 救 助 法 の 定 めるところによる 1 対 象 者 食 料 の 供 給 については おおむね 次 の 者 を 対 象 とする (1) 避 難 指 示 等 に 基 づき 避 難 所 に 収 容 された 者 (2) 住 家 が 被 害 ( 全 半 焼 全 半 壊 )を 受 けたため 炊 事 の 不 可 能 な 者 (3) 住 家 に 被 害 を 受 けたため 一 時 的 に 縁 故 先 等 へ 避 難 する 者 (4) 旅 行 者 市 内 通 過 者 等 で 他 に 食 料 を 得 る 手 段 のない 者 (5) 災 害 応 急 対 策 活 動 の 従 事 者 (6) 米 穀 の 供 給 機 構 が 混 乱 し 通 常 の 供 給 を 受 けることが 不 可 能 となった 者 2 食 料 供 給 の 内 容 緊 急 時 には 備 蓄 食 料 を 配 分 すると 共 に 市 と 災 害 時 の 応 援 協 定 を 締 結 しているホテ ル 旅 館 に 食 料 供 給 要 請 を 行 い 主 食 として 米 穀 パン 等 の 他 弁 当 等 を 購 入 してこれ を 配 給 する また 必 要 に 応 じて 副 食 や 調 味 料 等 を 支 給 すると 共 に 入 院 患 者 乳 幼 児 高 齢 者 等 で 特 別 な 食 料 を 必 要 とする 者 についても 配 慮 する 3 食 料 の 確 保 (1) 食 料 供 給 の 必 要 量 の 把 握 を 行 い その 確 保 に 努 める (2) 食 料 の 不 足 が 見 込 まれる 場 合 には 応 援 協 定 企 業 及 び 農 業 協 同 組 合 等 に 支 援 協 力 を 要 請 し 確 保 する 風 共 -150

207 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 12 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動 (3) 市 内 での 調 達 が 困 難 な 場 合 は 他 の 市 町 自 衛 隊 等 へ 要 請 する (4) 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 等 においては 県 に 対 して 食 料 供 給 を 要 請 する 4 食 料 供 給 活 動 の 実 施 (1) 備 蓄 食 料 の 配 分 災 害 の 程 度 避 難 者 の 状 況 等 により 緊 急 に 食 料 の 配 給 が 必 要 な 場 合 には 車 両 手 配 を 行 うと 共 に 必 要 な 職 員 を 直 ちに 備 蓄 倉 庫 等 の 備 蓄 食 料 保 管 場 所 及 び 避 難 場 所 に 派 遣 する 併 せて 消 防 団 自 治 会 自 主 防 災 組 織 災 害 ボランティア 等 に 協 力 を 依 頼 して 備 蓄 食 料 の 配 送 及 び 避 難 者 や 被 災 者 へ 配 給 を 行 う なお 備 蓄 食 料 が 不 足 するときは 相 互 応 援 協 定 市 近 隣 の 市 町 県 等 に 支 援 を 要 請 すると 共 に 政 府 所 有 の 米 穀 乾 パン 等 の 調 達 を 併 せて 要 請 する 災 害 救 助 法 又 は 国 民 保 護 法 が 発 動 された 場 合 における 災 害 救 助 用 米 穀 等 の 緊 急 引 渡 要 領 : 資 料 編 参 照 (2) 保 管 食 料 は 原 則 として 食 料 集 積 地 又 は 避 難 所 等 に 保 管 する (3) 輸 送 調 達 した 食 料 の 輸 送 は 原 則 として 調 達 先 の 業 者 に 依 頼 する 調 達 先 の 業 者 が 輸 送 困 難 な 場 合 は 市 が 輸 送 を 行 う (4) 配 給 の 方 法 避 難 所 における 食 料 の 配 給 は 避 難 所 の 開 設 責 任 者 が 自 治 会 等 の 協 力 を 得 て 実 施 する また 配 給 に 当 たっては 乳 幼 児 に 適 した 粉 ミルク 高 齢 者 障 がい 者 等 に 適 した 食 品 を 優 先 的 に 調 達 して これを 供 与 する なお 必 要 量 の 食 品 が 確 保 できない 場 合 には 公 平 な 配 給 という 立 場 から 追 加 調 達 等 を 行 って 必 要 量 を 確 保 した 後 で 配 給 を 行 う 数 量 が 確 保 できないときには 住 宅 を 失 う 等 により 生 活 必 需 品 に 困 窮 する 世 帯 や 要 配 慮 者 を 優 先 させる 等 の 措 置 をと る (5) 炊 出 し 避 難 が 行 われたときは 炊 出 しを 実 施 するものとし 自 治 会 や 自 主 防 災 組 織 災 害 ボランティア 等 に 協 力 を 依 頼 し 食 料 供 給 拠 点 避 難 所 又 はその 近 くの 公 民 館 自 治 会 館 等 の 調 理 施 設 や 機 能 を 有 する 適 当 な 場 所 にて 行 う なお 炊 出 しは 衛 生 面 につい て 十 分 に 留 意 して 行 う 風 共 -151

208 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 12 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動 第 2 飲 料 水 の 供 給 及 び 給 水 の 実 施 飲 料 水 は 生 命 の 維 持 にとって 食 料 以 上 に 重 要 といえるものである このため 災 害 に よる 水 道 施 設 の 破 損 又 は 汚 染 のために 飲 料 水 の 確 保 ができなくなった 市 民 に 対 して 速 や かに 給 水 活 動 を 行 う なお 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 においては その 費 用 の 範 囲 及 び 実 施 期 間 については 災 害 救 助 法 の 定 めるところによる 1 飲 料 水 等 の 確 保 取 水 送 配 水 施 設 が 破 損 又 は 汚 染 された 場 合 には 次 の 方 法 で 飲 料 水 等 を 確 保 する (1) 浄 水 の 確 保 1 非 常 用 発 電 装 置 により 水 源 井 から 水 を 確 保 する 2 井 戸 プール 耐 震 性 貯 水 槽 等 の 水 をろ 水 機 によりろ 過 し これに 減 菌 剤 を 投 入 して 飲 料 水 として 適 合 基 準 を 満 たすものを 飲 料 水 として 利 用 する 3 市 民 に 理 解 を 求 め 市 民 1 人 1 日 当 たり 約 3リットルを 目 安 に 3 日 分 程 度 に 相 当 する 飲 料 水 を 市 民 の 備 蓄 により 確 保 する 4 福 祉 施 設 等 ( 入 居 施 設 ) 医 療 機 関 等 においても 必 要 な 飲 料 水 の 備 蓄 に 努 める 2 給 水 計 画 災 害 が 発 生 した 場 合 応 急 給 水 の 実 施 が 必 要 な 地 域 及 び 給 水 必 要 量 を 把 握 し 給 水 の 対 象 地 域 給 水 場 所 給 水 時 間 等 を 内 容 とする 給 水 計 画 を 策 定 し 応 急 給 水 を 実 施 する 3 給 水 の 準 備 (1) 給 水 の 広 報 給 水 時 間 給 水 場 所 等 を 市 民 に 広 報 する (2) 給 水 地 点 の 設 定 給 水 地 点 は 避 難 所 又 は 被 災 地 区 周 辺 の 便 利 の 良 い 場 所 に 設 定 する (3) 給 水 用 資 機 材 の 確 保 給 水 タンク 車 等 が 不 足 する 場 合 には 県 自 衛 隊 又 は 他 の 市 町 に 対 して 協 力 を 要 請 する 水 袋 等 の 備 蓄 資 機 材 が 不 足 する 場 合 には 業 者 から 調 達 する 4 給 水 の 方 法 (1) 給 水 基 準 宮 崎 県 水 道 事 業 者 災 害 時 相 互 応 援 に 関 する 覚 書 : 資 料 編 参 照 発 災 後 の 期 間 応 急 給 水 量 (1 人 1 日 あたり) 発 災 後 3 日 間 3 リットル 発 災 後 4 日 ~10 日 20 リットル 発 災 後 11 日 ~21 日 100 リットル 復 興 期 22 日 ~ 250 リットル 風 共 -152

209 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 12 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動 (2) 方 法 応 急 給 水 の 方 法 は 運 搬 給 水 と 仮 設 給 水 栓 給 水 とする なお 運 搬 給 水 とは 給 水 拠 点 等 の 水 を 利 用 して 給 水 車 等 であらかじめ 指 定 した 給 水 ポイントや 避 難 所 等 への 給 水 とし 仮 設 給 水 栓 給 水 については 通 水 可 能 な 配 水 管 の 消 火 栓 上 に 適 宜 仮 設 給 水 栓 を 設 置 して 給 水 するものである (3) 特 別 措 置 病 院 社 会 福 祉 施 設 等 に 対 しては 特 別 給 水 を 実 施 し 医 療 活 動 に 支 障 のないよう 努 め 必 要 に 応 じて 貯 水 槽 の 設 置 や 仮 設 配 管 を 行 う 第 3 生 活 必 需 品 の 供 給 災 害 発 生 時 には 速 やかに 生 活 必 需 品 供 給 計 画 を 確 立 し 被 災 者 に 対 する 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 の 給 与 及 び 物 資 の 供 給 を 行 うことにより 被 災 者 の 生 活 の 安 定 を 図 る 1 実 施 市 が 主 体 となって 実 施 するものとするが 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 は 被 災 者 に 対 する 給 与 の 実 施 は 市 長 が 知 事 の 委 任 を 受 けて 実 施 する 2 供 給 対 象 者 避 難 所 に 収 容 された 者 及 び 災 害 で 被 害 を 受 け 日 常 生 活 を 営 むことが 困 難 な 者 とする 3 物 資 の 購 入 救 援 班 は 市 県 等 の 備 蓄 物 資 を 使 用 すると 共 に 農 業 協 同 組 合 生 活 協 同 組 合 大 規 模 量 販 店 市 内 業 者 等 に 対 して 協 力 を 要 請 する 生 活 必 需 品 は 次 に 掲 げるもののうちで 災 害 の 状 況 により 必 要 と 認 められるものと する (1) 寝 具 ( 毛 布 等 ) (2) 日 用 品 雑 貨 ( 石 鹸 タオル 歯 ブラシ 歯 磨 き 粉 トイレットペーパー 簡 易 トイ レ ゴミ 袋 軍 手 バケツ 洗 剤 洗 濯 ロープ 洗 濯 バサミ 蚊 取 線 香 携 帯 ラジオ 老 眼 鏡 雨 具 ポリタンク ティシュペーパー ウェットティシュ 等 ) (3) 様 々なサイズの 衣 料 品 ( 作 業 着 下 着 靴 下 運 動 靴 等 ) (4) 炊 事 用 具 ( 鍋 釜 やかん 包 丁 缶 切 等 ) (5) 食 器 ( 箸 スプーン 皿 茶 碗 紙 コップ ほ 乳 びん 等 ) (6) 光 熱 材 料 (ローソク マッチ 懐 中 電 灯 乾 電 池 LP ガス 容 器 一 式 コンロ 等 付 属 器 具 卓 上 ガスコンロ 等 ) (7) 車 椅 子 松 葉 杖 補 聴 器 白 杖 ストマ 装 具 などの 補 装 具 類 風 共 -153

210 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 12 節 食 料 飲 料 水 及 び 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 活 動 (8) 女 性 や 乳 幼 児 等 に 対 して 必 要 と 思 われる 物 資 ( 生 理 用 品 紙 おむつ 用 品 粉 ミルク 用 品 離 乳 食 用 品 抱 っこ 紐 授 乳 用 ポンチョ 等 ) (9) その 他 (ビニールシート 等 ) 4 供 給 及 び 配 分 救 援 班 は 避 難 所 の 責 任 者 ( 施 設 管 理 者 ) 又 は 自 治 会 長 等 の 協 力 を 得 て 迅 速 かつ 的 確 に 供 給 を 行 う 風 共 -154

211 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 健 康 増 進 課 美 化 推 進 課 建 設 課 災 害 対 策 本 部 体 制 市 民 対 策 部 建 設 対 策 部 災 害 発 生 時 においては 慢 性 疾 患 患 者 の 救 護 及 び 感 染 症 患 者 の 早 期 発 見 等 が 必 要 となる そこで 市 は 保 健 活 動 検 病 調 査 予 防 宣 伝 及 び 感 染 症 まんえんのおそれを 生 じた 非 衛 生 的 な 生 活 環 境 を 改 善 するための 消 毒 並 びに 防 疫 活 動 等 を 迅 速 に 行 い 病 弱 者 救 済 と 被 災 地 における 飲 食 等 に 起 因 する 病 害 発 生 の 防 止 感 染 症 発 生 と 流 行 病 の 未 然 防 止 に 万 全 を 期 し 市 民 生 活 の 安 定 を 図 る また 動 物 愛 護 及 び 被 災 者 支 援 の 観 点 から 飼 い 主 不 明 や 負 傷 した 愛 護 動 物 の 保 護 同 行 避 難 時 の 適 切 な 飼 育 指 導 を 行 う 第 1 保 健 衛 生 対 策 の 実 施 1 救 護 所 の 設 置 等 避 難 所 においては 生 活 環 境 の 激 変 に 伴 い 被 災 者 が 心 身 双 方 の 健 康 に 不 調 を 来 す 可 能 性 が 高 いため 常 に 良 好 な 衛 生 状 態 を 保 つように 努 めるとともに 健 康 状 態 を 十 分 把 握 し 必 要 に 応 じ 救 護 所 等 を 設 ける その 際 個 室 やパーテションを 活 用 し プライバシーが 確 保 されたスペースで 診 療 等 が 行 えるよう 配 慮 する 特 に 高 齢 者 障 がい 者 等 要 配 慮 者 の 心 身 双 方 の 健 康 状 態 には 特 段 の 配 慮 を 行 い 必 要 に 応 じ 福 祉 施 設 等 への 入 所 介 護 職 員 等 の 派 遣 車 椅 子 等 の 手 配 等 を 福 祉 事 業 者 ボ ランティア 団 体 等 の 協 力 を 得 つつ 計 画 的 に 実 施 する 2 保 健 活 動 (1) 実 施 者 1 災 害 発 生 時 における 保 健 活 動 については 医 務 防 疫 班 が 保 健 所 の 指 導 指 示 に 基 づき 実 施 する 2 市 独 自 での 処 理 が 不 能 である 場 合 には 隣 接 市 町 県 国 その 他 関 係 機 関 の 応 援 を 得 て 実 施 する (2) 巡 回 健 康 相 談 医 務 防 疫 班 は 保 健 所 と 連 携 し 次 の 保 健 活 動 を 実 施 する 風 共 -155

212 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動 1 避 難 所 や 被 災 家 庭 において 被 災 者 の 健 康 管 理 を 行 うため 保 健 師 による 巡 回 健 康 相 談 や 家 庭 訪 問 を 実 施 する 2 仮 設 住 宅 入 居 者 が 生 活 環 境 の 変 化 に 適 応 し 健 康 で 自 立 した 生 活 ができるように 訪 問 指 導 健 康 相 談 等 を 実 施 する 3 保 健 所 と 連 携 して 慢 性 疾 患 患 者 等 への 対 応 を 行 う 4 市 は 災 害 発 生 時 における 保 健 活 動 の 実 施 にあたって 必 要 な 場 合 には 保 健 師 の 派 遣 について 保 健 所 長 に 要 請 する 5 保 健 師 の 活 動 ア 救 護 活 動 を 行 う イ 入 院 入 所 の 必 要 な 者 について 関 係 機 関 と 連 絡 調 整 を 行 う 災 害 直 後 の 初 動 期 ウ 市 本 部 避 難 所 の 代 表 者 との 連 携 のもとに 避 難 者 避 難 所 (~7 日 目 ) の 現 状 把 握 情 報 提 供 及 び 関 係 機 関 やボランティアの 連 絡 調 整 を 行 う 避 難 者 が 定 着 しはじめる ア 救 護 活 動 時 期 イ 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 (8 日 目 ~15 日 目 ) ウ 保 健 予 防 活 動 避 難 所 が 一 時 的 な 滞 在 施 ア 保 健 予 防 活 動 設 として 確 立 する 時 期 イ 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 (16 日 目 ~1カ 月 ) ウ 避 難 者 の 健 康 状 態 調 査 と 要 配 慮 者 と 要 指 導 者 の 把 握 ア 保 健 予 防 活 動 避 難 所 が 生 活 の 場 として イ 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 定 着 した 時 期 ウ 避 難 所 巡 回 健 康 相 談 (2カ 月 目 ~) エ 健 康 教 育 オ 健 康 診 査 活 動 (3) 巡 回 栄 養 相 談 市 は 保 健 所 と 連 携 し 次 の 巡 回 栄 養 相 談 活 動 を 実 施 する 1 避 難 所 や 仮 設 住 宅 給 食 施 設 等 を 巡 回 して 被 災 者 の 栄 養 状 態 の 把 握 栄 養 状 態 を 改 善 するための 栄 養 士 による 巡 回 栄 養 相 談 等 を 実 施 する 2 避 難 所 解 消 後 における 被 災 者 の 食 の 自 立 が 困 難 な 場 合 には 巡 回 栄 養 相 談 を 継 続 する 等 と 共 に 小 グループ 単 位 で 栄 養 健 康 教 育 を 実 施 する 等 して 被 災 者 の 栄 養 バラ ンスの 適 正 化 について 支 援 する 3 巡 回 栄 養 相 談 の 実 施 に 当 たり 県 と 連 携 して 要 配 慮 者 など 被 災 者 の 栄 養 状 態 の 把 握 に 努 める 4 在 宅 慢 性 疾 患 患 者 に 対 する 栄 養 指 導 を 実 施 する 風 共 -156

213 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動 3 メンタルヘルスケア (1) メンタルヘルスケアの 実 施 市 は 県 による 保 健 所 への 心 の 相 談 所 設 置 に 協 力 し 被 災 者 に 対 するメンタル ヘルスケアの 実 施 を 推 進 する (2) 心 のケアに 対 する 知 識 の 普 及 被 災 者 の 心 理 的 ケアに 対 応 するため 市 は 県 と 連 携 して 心 のケア や P.T.S.D. (ポスト トラウマティック ストレス デザスター) 等 に 対 するパンフレットを 被 災 者 に 配 布 すると 共 に 心 のケア に 対 する 相 談 窓 口 を 継 続 的 に 設 置 する 第 2 防 疫 食 品 衛 生 対 策 の 実 施 1 災 害 時 食 品 衛 生 環 境 衛 生 対 策 (1) 食 品 衛 生 指 導 班 の 編 成 市 は 災 害 の 状 況 により 必 要 と 認 めたときは 県 に 食 品 衛 生 指 導 班 の 編 成 を 要 請 する 食 品 衛 生 指 導 班 は 災 害 の 規 模 に 応 じて 食 品 衛 生 監 視 員 をもって 構 成 する (2) 食 品 衛 生 指 導 班 は 次 の 活 動 を 行 う 1 食 品 衛 生 監 視 員 を 食 品 の 流 通 拠 点 に 派 遣 し 食 品 の 配 送 等 における 衛 生 確 保 状 況 の 把 握 と 監 視 指 導 を 実 施 する 2 食 品 衛 生 監 視 員 を 避 難 所 等 に 派 遣 し 食 品 の 衛 生 的 取 扱 い 加 熱 処 理 加 熱 調 理 食 用 不 適 食 品 の 廃 棄 及 び 器 具 容 器 等 の 消 毒 等 について 必 要 に 応 じ 指 導 する 3 食 品 関 係 営 業 施 設 の 実 態 調 査 を 実 施 し 施 設 の 構 造 食 品 取 扱 設 備 給 水 につい て 必 要 に 応 じ 衛 生 上 の 改 善 を 指 導 する 4 食 品 衛 生 協 会 の 食 品 衛 生 指 導 員 に 対 し 食 品 関 係 営 業 施 設 の 食 品 の 衛 生 的 取 扱 い について 相 談 及 び 指 導 を 要 請 する 5 食 中 毒 患 者 が 発 生 した 場 合 食 品 衛 生 監 視 員 に 検 査 を 実 施 させて 食 中 毒 の 発 生 原 因 となった 食 品 及 び 施 設 の 状 況 把 握 を 行 い 被 害 の 拡 大 及 び 再 発 防 止 に 努 める 2 防 疫 活 動 (1) 実 施 者 1 市 は 災 害 発 生 時 における 検 病 検 査 防 疫 等 について 保 健 所 の 指 導 や 指 示 に 基 づいて 実 施 する 2 市 独 自 で 処 理 が 不 可 能 な 場 合 には 隣 接 市 町 県 国 その 他 関 係 機 関 に 応 援 を 要 請 して 実 施 する 3 県 本 部 は 被 災 等 の 状 況 市 の 処 理 能 力 を 勘 案 しつつ 予 防 接 種 法 第 6 条 による 代 執 行 を 行 う 風 共 -157

214 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動 (2) 市 が 行 う 防 疫 活 動 の 種 別 と 方 法 1 保 健 所 と 連 携 して 検 病 調 査 及 び 予 防 宣 伝 を 実 施 する 2 家 屋 道 路 等 の 消 毒 を 行 う 3 そ 族 昆 虫 害 虫 等 の 駆 除 を 行 うものとする 4 臨 時 予 防 接 種 の 実 施 を 県 本 部 に 要 請 する 5 県 防 疫 職 員 の 指 導 のもとに 避 難 所 等 における 防 疫 活 動 を 実 施 する 6 感 染 症 患 者 又 は 病 原 体 保 有 者 が 発 生 したときには 感 染 症 指 定 医 療 機 関 への 入 院 を 勧 告 する (3) 県 の 措 置 1 被 災 地 の 衛 生 状 態 の 維 持 消 毒 そ 族 昆 虫 害 虫 等 の 駆 除 検 病 調 査 その 他 防 疫 措 置 の 指 導 を 行 うものとする 2 災 害 の 規 模 態 様 等 に 応 じた 範 囲 並 びに 期 間 を 定 めて 感 染 症 の 病 原 体 に 汚 染 さ れた 場 所 の 消 毒 に 関 する 指 示 そ 族 昆 虫 害 虫 等 の 駆 除 に 関 する 命 令 家 庭 用 水 供 給 の 指 示 等 を 行 うものとする 3 被 災 地 集 団 避 難 所 等 における 検 病 調 査 結 果 に 基 づく 健 康 診 断 を 実 施 する (4) 報 告 記 録 整 備 市 及 び 県 本 部 は 災 害 状 況 報 告 書 防 疫 活 動 状 況 報 告 書 等 必 要 関 係 書 類 を 整 備 し ておく (5) 防 疫 及 び 保 健 衛 生 器 材 の 調 達 1 市 は 防 疫 及 び 保 健 衛 生 器 材 を 迅 速 に 調 達 する また 防 疫 及 び 保 健 衛 生 器 材 の 調 達 についてあらかじめ 計 画 を 確 立 しておくものとする 2 調 達 計 画 ア 医 薬 品 取 扱 業 者 への 依 頼 イ 不 足 器 材 についての 県 本 部 への 支 援 要 請 第 3 愛 護 動 物 の 救 援 の 実 施 1 愛 護 動 物 の 飼 育 場 所 の 設 置 市 は 被 災 地 の 避 難 所 に 愛 護 動 物 を 同 行 して 避 難 することが 予 想 されるため 避 難 所 とは 別 に 愛 護 動 物 の 飼 育 場 所 を 設 置 し 避 難 所 の 生 活 環 境 の 悪 化 を 防 止 する なお 避 難 所 等 における 愛 護 動 物 の 飼 育 について 適 切 な 指 導 等 を 行 う 2 被 災 地 における 愛 護 動 物 の 保 護 等 市 は 県 が 実 施 する 負 傷 した 愛 護 動 物 の 保 護 愛 護 動 物 による 危 害 の 防 止 及 び 被 災 者 の 飼 育 に 係 る 負 担 軽 減 への 対 応 について 獣 医 師 会 等 関 係 団 体 や 動 物 愛 護 ボランティア 等 とともに 協 力 する 風 共 -158

215 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動 第 4 し 尿 ゴミ がれきの 処 理 1 し 尿 処 理 (1) 初 期 対 応 1 上 下 水 道 電 気 等 ライフラインの 被 害 状 況 と 復 旧 見 込 みを 勘 案 し 避 難 所 をはじ め 被 災 地 域 におけるし 尿 の 収 集 処 理 見 込 み 量 及 び 仮 設 トイレの 必 要 数 を 把 握 する 2 し 尿 処 理 施 設 の 被 害 状 況 と 復 旧 見 込 みを 把 握 する 3 被 災 者 の 生 活 に 支 障 が 生 じることのないように 高 齢 者 障 がい 者 に 配 慮 しつつ 速 やかに 仮 設 トイレを 設 置 する (2) 処 理 活 動 1 速 やかに し 尿 の 収 集 処 理 体 制 を 確 保 し 円 滑 な 収 集 に 努 める 2 消 毒 剤 消 臭 剤 等 及 び 散 布 機 器 を 確 保 し 仮 設 トイレの 衛 生 状 態 を 保 つ 3 必 要 に 応 じて 県 近 隣 市 町 関 係 団 体 に 応 援 を 要 請 する 4 下 水 道 普 及 地 域 については 被 災 状 況 を 把 握 できるまで 水 洗 便 所 を 使 用 せずに 仮 設 トイレを 使 用 するよう 広 報 する し 尿 処 理 施 設 : 資 料 編 参 照 2 ごみ 処 理 (1) 初 期 対 応 1 避 難 所 をはじめ 被 災 地 域 におけるごみの 収 集 処 理 見 込 み 量 を 把 握 する 2 ごみ 処 理 施 設 の 被 害 状 況 と 復 旧 見 込 みを 把 握 する (2) 処 理 活 動 1 被 災 地 の 生 活 に 支 障 が 生 じないように ごみの 収 集 処 理 を 適 切 に 行 う 2 必 要 に 応 じて 仮 置 場 一 時 保 管 場 所 を 設 置 する 3 災 害 時 には 通 常 のごみ 収 集 を 中 止 する 4 生 活 ごみはできるだけ 各 家 庭 に 留 め 置 くよう 市 民 に 広 報 を 行 う 5 消 毒 剤 消 臭 剤 等 及 び 散 布 機 器 を 確 保 し ごみの 仮 置 場 や 一 時 保 管 場 所 の 衛 生 状 態 を 保 つ 6 必 要 に 応 じて 県 近 隣 市 町 関 係 団 体 に 応 援 を 要 請 する ごみ 処 理 粗 大 ゴミ 不 燃 物 処 理 施 設 : 資 料 編 参 照 3 がれき 処 理 (1) 初 期 対 応 1 がれきの 発 生 量 を 把 握 する 2 がれきの 選 別 保 管 焼 却 等 のために 長 期 間 の 仮 置 きが 可 能 な 場 所 を 確 保 すると 共 に がれきの 最 終 処 分 までの 処 理 ルートの 確 保 を 図 る (2) 処 理 活 動 1 がれき 処 理 については 危 険 なもの 通 行 上 支 障 のあるもの 等 を 優 先 的 に 収 集 し 運 搬 する 風 共 -159

216 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 13 節 保 健 衛 生 防 疫 ゴミ がれき 処 理 等 に 関 する 活 動 2 がれきの 適 正 な 分 別 処 理 処 分 を 行 うと 共 に 可 能 な 限 り 木 材 やコンクリート 等 についてはリサイクルに 努 める 3 アスベスト 等 の 有 害 廃 棄 物 による 環 境 汚 染 の 未 然 防 止 に 努 めると 共 に 市 民 及 び 作 業 者 の 健 康 管 理 及 び 安 全 管 理 に 十 分 配 慮 する 4 必 要 に 応 じて 県 近 隣 市 町 関 係 団 体 に 応 援 を 要 請 する ごみ 処 理 粗 大 ゴミ 不 燃 物 処 理 施 設 : 資 料 編 参 照 風 共 -160

217 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 14 節 行 方 不 明 者 等 の 捜 索 遺 体 の 確 認 及 び 埋 葬 に 関 する 活 動 第 14 節 行 方 不 明 者 等 の 捜 索 遺 体 の 確 認 及 び 埋 葬 に 関 する 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 市 民 生 活 課 福 祉 課 美 化 推 進 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 市 民 対 策 部 福 祉 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 消 防 本 部 第 1 行 方 不 明 者 及 び 遺 体 の 捜 索 行 方 不 明 又 は 死 亡 者 が 発 生 したときには 市 は 警 察 署 と 緊 密 な 連 携 を 保 ちつつ その 捜 索 及 び 収 容 を 行 う 1 行 方 不 明 の 捜 索 (1) 行 方 不 明 の 捜 索 は 市 が 警 察 署 と 緊 密 な 連 携 を 保 ちつつ 迅 速 に 行 う (2) 遺 体 が 流 失 等 により 他 市 町 に 漂 着 していると 認 められる 場 合 には 県 地 方 本 部 及 び 遺 体 の 漂 着 が 予 想 される 市 町 に 通 報 し 広 域 の 捜 索 を 行 う (3) 市 は 身 元 不 明 遺 体 の 写 真 撮 影 を 行 う 他 人 相 着 衣 所 持 品 特 徴 等 の 掲 示 又 は 手 配 を 行 い その 身 元 を 確 認 する (4) 市 は 行 方 不 明 者 を 発 見 するため 受 付 所 を 設 け 届 出 の 受 理 手 配 等 の 適 正 を 期 すと 共 に 情 報 の 入 手 に 努 め 捜 索 に 当 たる 2 遺 体 の 検 視 及 び 処 理 (1) 市 は 遺 体 を 発 見 した 場 合 には 速 やかに 警 察 官 に 連 絡 し 警 察 官 は 医 師 の 立 会 の もとで 検 視 を 行 う (2) 遺 族 が 混 乱 期 で 遺 体 識 別 等 のための 洗 浄 縫 合 消 毒 の 処 置 遺 体 の 一 時 保 存 あ るいは 検 索 を 行 うことが 出 来 ない 場 合 には 現 場 において 仮 設 収 容 所 等 を 設 けて 処 理 器 具 資 材 等 搬 入 の 上 で 遺 体 の 洗 浄 縫 合 消 毒 等 について 処 理 する 3 遺 体 の 収 容 (1) 医 師 立 会 のもとに 警 察 官 の 検 視 を 終 えた 遺 体 は 市 が 関 係 機 関 等 の 協 力 を 得 て そ の 収 容 引 渡 しに 当 たる (2) 遺 体 が 多 数 ある 場 合 は 近 接 の 公 共 施 設 を 利 用 して 遺 体 を 収 容 し 検 視 引 渡 等 を 行 う なお 遺 体 収 容 等 のための 適 切 な 建 物 がない 場 合 は 天 幕 幕 張 り 等 の 施 設 を 設 ける 風 共 -161

218 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 14 節 行 方 不 明 者 等 の 捜 索 遺 体 の 確 認 及 び 埋 葬 に 関 する 活 動 (3) 検 視 後 遺 体 を 毛 布 に 包 み 担 架 でもって 搬 送 車 で 遺 体 収 容 所 に 搬 送 し 収 容 する (4) 遺 体 は 遺 体 収 容 所 に 到 着 順 に 仮 安 置 する (5) 仮 安 置 した 遺 体 を 医 師 と 看 護 師 の 指 示 を 得 て 洗 浄 縫 合 及 び 消 毒 等 の 処 理 を 行 う (6) 遺 品 を 整 理 のうえ ドライアイス 等 を 入 れて 納 棺 する (7) 遺 体 は 遺 体 処 理 票 及 び 遺 留 品 処 理 票 の 整 理 の 上 で 納 棺 し 遺 体 検 案 書 と 共 に 引 渡 す (8) 性 別 推 定 年 齢 及 び 遺 品 等 を 遺 体 処 理 台 帳 に 記 載 して 収 容 所 に 提 出 する (9) 身 元 の 確 定 した 遺 体 については 遺 族 に 引 き 渡 す (10) 身 元 が 明 らかでない 遺 体 は 行 旅 死 亡 人 として 取 り 扱 う 4 遺 体 の 処 理 に 関 わる 手 続 等 収 容 棺 及 び 納 棺 に 際 して 必 要 な 物 品 は 市 内 外 の 業 者 から 調 達 する 5 行 方 不 明 者 に 対 する 措 置 行 方 不 明 者 の 届 出 のあった 際 は 住 所 氏 名 年 齢 性 別 身 長 着 衣 その 他 必 要 事 項 を 聴 取 し 記 録 する 6 災 害 救 助 法 による 基 準 災 害 救 助 法 が 適 用 された 場 合 の 遺 体 の 捜 索 処 理 は 基 準 により 処 理 する 第 2 遺 体 の 埋 葬 死 亡 者 については 検 視 の 上 遺 族 等 が 遺 体 の 埋 葬 を 行 うことが 困 難 な 場 合 又 は 遺 族 が いない 場 合 には 市 は 火 葬 を 実 施 する 1 遺 体 の 火 葬 遺 体 は 火 葬 場 に 移 送 し 火 葬 台 帳 に 記 載 の 上 火 葬 に 付 する 市 単 独 で 対 応 不 可 能 な 場 合 は 県 本 部 に 対 して 応 援 を 要 請 する また 市 は 火 葬 を 円 滑 に 実 施 するため 次 の 事 務 を 行 う (1) 死 亡 者 数 の 把 握 (2) 火 葬 計 画 の 作 成 (3) 遺 体 搬 入 車 両 及 び 搬 入 路 の 把 握 確 保 (4) 燃 料 ドライアイス 及 び 棺 等 資 材 の 在 庫 状 況 の 把 握 確 保 (5) 火 葬 のための 関 係 者 に 対 する 協 力 要 請 (6) 相 談 窓 口 の 設 置 及 び 住 民 への 情 報 提 供 火 葬 場 : 資 料 編 参 照 風 共 -162

219 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 15 節 社 会 秩 序 の 維 持 第 15 節 社 会 秩 序 の 維 持 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 地 域 振 興 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 第 1 社 会 秩 序 の 維 持 災 害 時 における 市 内 の 社 会 秩 序 維 持 を 図 るために 必 要 な 場 合 において 本 部 長 ( 市 長 ) は 以 下 の 措 置 をとる 1 警 察 への 要 請 災 害 時 における 市 内 の 社 会 秩 序 維 持 を 図 るため 市 長 は 必 要 な 場 合 日 南 警 察 署 長 を 通 じて 警 察 本 部 長 に 警 察 官 の 出 動 を 要 請 する 2 協 力 要 請 警 察 署 に 協 力 を 求 めるときは 日 南 警 察 署 長 に 対 して 要 請 する 3 相 互 協 力 市 は 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 当 たり 市 と 警 察 相 互 の 協 力 が 必 要 な 事 項 については 日 南 警 察 署 長 に 連 絡 し 協 力 関 係 の 保 持 に 努 める 4 自 主 的 警 備 活 動 被 災 地 の 盗 難 火 災 等 の 二 次 災 害 を 防 止 するため 必 要 な 場 合 市 は 警 察 消 防 団 等 と 連 携 し 防 犯 等 を 行 う 自 主 防 災 組 織 の 立 ち 上 げ 及 び 地 域 住 民 組 織 による 巡 回 社 会 秩 序 の 維 持 に 努 める 第 2 帰 宅 困 難 者 対 策 市 は 帰 宅 困 難 者 の 不 安 を 取 り 除 き 社 会 的 混 乱 を 防 止 するため 関 係 機 関 と 連 携 し 一 時 避 難 場 所 に 関 する 情 報 鉄 道 等 の 交 通 の 運 行 状 況 に 関 する 情 報 等 を 迅 速 に 提 供 するほ か 帰 宅 困 難 者 の 徒 歩 帰 宅 等 を 支 援 するため 食 料 水 休 憩 場 所 の 提 供 や 必 要 な 救 護 情 報 提 供 を 行 う 拠 点 の 確 保 を 図 る また 女 性 専 用 スペースを 設 けるなど できる 限 り 性 別 や 年 齢 等 多 様 な 主 体 のニーズ に 配 慮 する 風 共 -163

220 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 16 節 公 共 施 設 等 の 応 急 復 旧 活 動 第 16 節 公 共 施 設 等 の 応 急 復 旧 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 課 建 設 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 総 務 対 策 部 建 設 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 第 1 通 信 施 設 等 の 応 急 復 旧 通 信 設 備 に 災 害 が 発 生 した 場 合 において 施 設 の 応 急 復 旧 に 努 め 機 能 の 確 保 に 努 める 1 県 防 災 行 政 無 線 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 には 通 信 施 設 に 対 する 防 護 策 の 強 化 を 図 り 万 一 通 信 施 設 が 被 災 した 場 合 には 被 災 実 態 を 早 期 に 把 握 し 的 確 かつ 臨 機 の 措 置 を 行 うと 共 に 障 害 の 早 期 復 旧 に 努 め 県 本 部 と 市 本 部 及 び 防 災 関 係 機 関 相 互 間 の 通 信 回 線 を 確 保 する (1) 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 には 次 の 措 置 を 行 う 1 要 員 の 確 保 2 非 常 用 電 源 用 燃 料 の 確 保 3 機 器 動 作 状 態 の 監 視 の 強 化 4 車 載 型 地 球 局 の 配 置 5 通 信 局 舎 機 器 等 の 保 護 強 化 (2) 通 信 施 設 が 被 災 した 場 合 には 次 の 措 置 を 行 う 1 車 載 型 地 球 局 による 臨 時 通 信 回 線 の 設 定 2 職 員 による 仮 復 旧 の 実 施 2 NTT 災 害 優 先 電 話 の 活 用 通 信 施 設 が 被 災 した 場 合 は 被 害 を 早 急 に 把 握 し 早 急 に 復 旧 するよう 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 宮 崎 支 店 に 要 請 する また 災 害 時 の 優 先 電 話 を 活 用 し 情 報 収 集 及 び 伝 達 に 使 用 する 3 市 防 災 行 政 無 線 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 には 通 信 施 設 の 防 護 策 の 強 化 を 図 るため 以 下 の 処 置 を とると 共 に 被 災 した 場 合 は 被 災 実 体 を 早 期 に 把 握 し その 早 期 復 旧 を 行 う 風 共 -164

221 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 16 節 公 共 施 設 等 の 応 急 復 旧 活 動 (1) 要 員 の 確 保 (2) 非 常 用 電 源 用 燃 料 の 確 保 (3) 機 器 動 作 状 態 の 監 視 の 強 化 (4) 局 舎 機 器 等 の 保 護 強 化 (5) 職 員 による 仮 復 旧 の 実 施 第 2 公 共 施 設 等 の 応 急 復 旧 1 道 路 橋 りょう 道 路 管 理 者 は 災 害 が 発 生 した 場 合 それぞれ 所 管 の 道 路 橋 りょうについて 被 害 状 況 を 速 やかに 把 握 し 応 急 措 置 を 行 う (1) 災 害 時 の 応 急 措 置 1 被 害 状 況 等 の 調 査 土 木 対 策 班 は 災 害 が 発 生 した 場 合 には 道 路 の 被 害 状 況 道 路 上 の 障 害 物 の 状 況 等 を 調 査 し その 状 況 を 本 部 長 ( 市 長 )に 直 ちに 報 告 する 2 交 通 規 制 迂 回 路 の 設 定 土 木 対 策 班 は 通 行 が 危 険 な 路 線 区 間 を 確 認 した 場 合 には 直 ちに 警 察 署 へ 通 報 し 通 行 止 め 道 路 通 行 規 制 等 の 措 置 を 講 ずる また 迂 回 路 がある 場 合 には これを 利 用 し 交 通 を 確 保 する 3 被 害 の 報 告 市 が 管 理 する 道 路 に 被 害 が 発 生 した 場 合 には 直 ちに 県 地 方 支 部 に 報 告 する 4 道 路 管 理 者 への 通 報 本 部 長 ( 市 長 )は 市 道 以 外 の 道 路 が 損 壊 等 によって 通 行 に 支 障 をきたす 場 合 に は その 道 路 管 理 者 に 通 報 し 応 急 復 旧 の 実 施 について 要 請 を 行 う (2) 応 急 復 旧 対 策 1 道 路 の 応 急 復 旧 土 木 対 策 班 は 被 害 を 受 けた 市 道 について 重 要 度 が 高 い 順 に 次 のとおり 応 急 復 旧 を 実 施 する なお 市 道 以 外 の 道 路 について 事 態 が 緊 急 を 要 し 当 該 道 路 管 理 者 による 応 急 復 旧 を 待 ついとまがない 場 合 には 必 要 最 小 限 度 の 範 囲 で 応 急 復 旧 を 実 施 する ア 排 土 作 業 又 は 盛 土 作 業 イ 仮 舗 装 作 業 ウ 障 害 物 の 除 去 エ 仮 道 仮 橋 等 の 設 置 2 資 機 材 人 員 の 確 保 復 旧 工 事 の 資 機 材 人 員 については 市 内 の 建 設 業 者 等 の 協 力 を 得 て 確 保 する 風 共 -165

222 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 16 節 公 共 施 設 等 の 応 急 復 旧 活 動 3 応 援 派 遣 要 請 本 部 長 ( 市 長 )は 被 害 が 甚 大 であり 市 単 独 での 応 急 復 旧 工 事 が 困 難 な 場 合 に は 国 県 等 に 応 援 を 要 請 する 2 河 川 施 設 (1) 河 川 施 設 の 応 急 対 策 災 害 により 河 川 施 設 が 破 壊 崩 壊 等 の 被 害 を 受 けた 場 合 河 川 管 理 者 と 連 携 し 施 設 の 応 急 復 旧 に 努 め 被 害 が 拡 大 しない 措 置 を 講 ずる その 際 施 設 の 重 要 度 必 要 資 機 材 の 入 手 可 能 性 工 期 等 を 考 慮 し 優 先 順 位 を 定 めて 実 施 する 1 河 川 施 設 の 緊 急 点 検 堤 防 護 岸 は 見 回 りを 行 い 決 壊 口 災 害 復 旧 未 着 手 箇 所 その 他 の 危 険 箇 所 の 緊 急 点 検 を 実 施 する 2 復 旧 計 画 の 樹 立 堤 防 及 び 護 岸 については 洪 水 による 被 害 が 増 大 するおそれがある 区 間 や 洗 掘 箇 所 の 補 強 クラック 等 による 増 破 を 防 ぐため 速 やかに 復 旧 計 画 を 樹 立 し 復 旧 に 当 たる 3 住 民 への 広 報 被 害 の 状 況 災 害 の 危 険 性 復 旧 状 況 避 難 情 報 等 について 報 道 機 関 広 報 車 等 により 住 民 に 広 報 する (2) 排 水 対 策 1 水 門 及 び 排 水 機 等 の 破 損 については 二 次 災 害 の 危 険 性 を 考 慮 し 速 やかに 対 処 す る 2 排 水 機 による 常 時 排 水 地 帯 については 可 搬 ポンプを 確 保 し 優 先 的 に 排 水 を 行 う (3) 関 係 機 関 との 連 携 河 川 施 設 等 は 上 流 域 から 下 流 域 までの 一 貫 した 流 域 管 理 対 策 が 望 まれるため 国 県 の 管 理 部 署 やダム 施 設 管 理 者 等 と 相 互 に 連 携 しつつ 応 急 措 置 を 講 じる 風 共 -166

223 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 17 節 ライフライン 施 設 の 応 急 復 旧 第 17 節 ライフライン 施 設 の 応 急 復 旧 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 水 道 課 下 水 道 課 災 害 対 策 本 部 体 制 建 設 対 策 部 第 1 水 道 下 水 道 施 設 の 応 急 対 策 1 水 道 施 設 の 応 急 対 策 災 害 の 発 生 により 水 道 施 設 に 被 害 が 生 じた 場 合 には 応 急 復 旧 を 速 やかに 実 施 し 水 道 水 の 供 給 を 維 持 することに 努 める (1) 事 前 対 策 1 給 水 班 は 被 害 想 定 をもとに あらかじめ 管 類 弁 類 等 被 災 施 設 の 復 旧 に 必 要 な 資 材 を 調 達 できるよう 近 隣 水 道 事 業 体 と 調 整 を 取 りつつ 備 蓄 する 2 給 水 班 は 関 係 事 業 者 及 び 他 の 水 道 事 業 体 等 と 事 前 に 協 議 調 整 ( 相 互 応 援 体 制 の 整 備 等 )し 被 災 時 の 人 員 等 の 確 保 を 図 る 3 給 水 班 は 水 道 管 路 図 等 の 整 備 を 行 うと 共 に 分 散 保 管 を 行 う (2) 応 急 復 旧 対 策 1 給 水 班 は 被 災 施 設 の 給 水 能 力 を 保 持 することを 前 提 として 取 水 導 水 浄 水 施 設 の 機 能 の 確 保 を 行 うと 共 に 浄 水 場 から 主 要 配 水 池 に 至 る 送 水 管 の 復 旧 及 び 基 幹 配 水 管 の 復 旧 を 最 優 先 して 行 う その 後 病 院 避 難 所 等 への 給 水 が 早 急 に 行 わ れるよう 考 慮 しながら 順 次 配 水 支 管 小 管 給 水 装 置 等 の 復 旧 を 行 い 断 水 区 域 を 解 消 する 2 給 水 班 は 復 旧 後 の 施 設 の 使 用 開 始 に 当 たって 水 質 の 保 全 に 留 意 して 管 内 の 清 掃 塩 素 消 毒 を 十 分 に 行 う 3 給 水 班 は 道 路 管 理 者 の 許 可 を 得 て 管 路 等 の 地 下 埋 設 施 設 の 被 災 状 況 応 急 対 策 計 画 等 について 下 水 道 班 等 の 他 の 地 下 埋 設 施 設 管 理 者 とも 相 互 に 連 絡 調 整 を 図 る また 給 水 班 は 復 旧 後 の 施 設 の 使 用 開 始 に 当 たっては 下 水 道 班 と 調 整 連 絡 を 行 う 風 共 -167

224 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 17 節 ライフライン 施 設 の 応 急 復 旧 2 下 水 道 施 設 の 応 急 対 策 下 水 道 施 設 の 災 害 復 旧 は 他 の 公 共 土 木 施 設 の 復 旧 と 同 様 に 社 会 全 体 の 復 旧 活 動 や 住 民 生 活 に 与 える 影 響 が 大 きいため 施 設 の 被 害 状 況 を 迅 速 かつ 的 確 に 把 握 し 復 旧 計 画 に 基 づいて 関 係 機 関 との 調 整 を 図 りつつ 広 報 班 や 清 掃 班 と 連 携 して 速 やかな 復 旧 作 業 に 努 める (1) 応 急 措 置 1 汚 水 処 理 施 設 の 防 護 2 利 用 者 への 損 害 状 況 注 意 事 項 等 の 広 報 3 汚 水 処 理 (マンホールトイレ 等 の 設 置 )に 関 する 調 整 4 施 設 の 応 急 復 旧 計 画 の 策 定 ( 優 先 処 理 の 検 討 ) (2) 下 水 道 施 設 の 応 急 対 策 1 汚 水 処 理 対 策 災 害 により 被 害 を 受 けた 下 水 道 施 設 は 速 やかに 復 旧 することとするが 水 洗 ト イレ 等 が 使 用 不 可 能 になった 場 合 に 対 処 するため 必 要 により 共 同 の 仮 設 トイレを 設 ける 等 の 対 策 を 講 ずる また 下 水 処 理 施 設 による 受 入 についても 計 画 的 な 処 理 に 努 める 2 管 路 ア 管 路 の 被 害 に 対 しては 汚 水 の 流 下 に 支 障 のないよう 迅 速 に 応 急 措 置 を 講 じ ると 共 に 本 復 旧 方 針 について 検 討 立 案 する イ 工 事 施 工 中 の 箇 所 については 業 者 に 被 害 を 最 小 限 にとどめるように 指 揮 監 督 すると 共 に 状 況 に 応 じ 現 場 要 員 資 機 材 の 補 給 を 行 う ウ 可 般 式 ポンプ 等 の 資 機 材 は 所 要 量 を 整 備 調 達 して 応 急 対 策 にあたる 3 ポンプ 場 及 び 処 理 場 ア 停 電 のためポンプ 場 及 び 処 理 場 機 能 が 停 止 した 場 合 には ディーゼル 発 電 機 等 によってポンプ 及 び 処 理 施 設 等 の 臨 時 運 転 を 行 い 機 能 停 止 による 排 水 及 び 処 理 不 能 事 態 がおこらないようにする イ 特 に 防 護 の 必 要 のあるものに 対 しては 洪 水 その 他 の 被 害 に 備 え 所 要 の 資 機 材 を 調 達 して 応 急 復 旧 を 行 う 第 2 電 力 通 信 施 設 の 応 急 対 策 1 電 力 施 設 応 急 対 策 計 画 九 州 電 力 株 式 会 社 ( 宮 崎 支 店 )は 電 力 施 設 を 災 害 から 防 護 するため 各 種 施 策 を 行 うと 共 に 災 害 が 発 生 した 場 合 には 応 急 復 旧 作 業 により 電 力 の 供 給 確 保 に 努 める (1) 災 害 情 報 の 収 集 等 非 常 災 害 対 策 組 織 による 情 報 の 収 集 を 実 施 すると 共 に 状 況 について 市 本 部 へ 速 や かに 連 絡 する 風 共 -168

225 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 17 節 ライフライン 施 設 の 応 急 復 旧 (2) 広 報 伝 達 等 1 関 係 官 公 庁 に 対 する 迅 速 な 状 況 報 告 2 広 報 宣 伝 車 新 聞 その 他 の 報 道 機 関 等 広 報 媒 体 を 活 用 した 住 民 への 広 報 3 2 次 災 害 事 故 防 止 のため 電 気 施 設 電 気 機 器 使 用 上 の 注 意 並 びに 復 旧 の 見 通 し 等 の 広 報 宣 伝 (3) 応 急 復 旧 施 設 設 備 の 応 急 復 旧 に 当 たっては 各 事 業 者 が 定 めた 応 急 復 旧 計 画 に 従 い 迅 速 に 対 処 する 2 通 信 施 設 応 急 対 策 計 画 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 ( 宮 崎 支 店 )は 通 信 施 設 が 被 災 した 場 合 には 応 急 復 旧 作 業 を 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 し 早 期 に 通 信 の 機 能 回 復 を 図 る (1) 応 急 対 策 の 基 本 災 害 が 発 生 した 場 合 は 次 の 応 急 対 策 を 実 施 する また 災 害 の 規 模 状 況 により 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し 情 報 の 収 集 伝 達 応 急 対 策 及 び 復 旧 対 策 等 の 総 合 調 整 を 図 り 速 やかに 応 急 対 策 がとれる 体 制 を 確 立 する 1 通 信 用 電 源 の 確 保 ( 非 常 用 電 源 設 備 移 動 電 源 車 等 の 出 動 ) 2 通 信 の 確 保 ( 衛 星 通 信 移 動 無 線 車 非 常 用 移 動 電 話 局 装 置 等 の 災 害 対 策 機 器 の 出 動 ) 3 特 設 公 衆 電 話 の 設 置 4 輻 輳 (ふくそう) 対 策 ( 発 信 規 制 災 害 時 伝 言 ダイヤル 等 の 運 用 ) (2) 通 信 確 保 のための 応 急 措 置 事 項 最 小 限 の 通 信 を 確 保 するため 次 のとおり 応 急 措 置 を 講 じる 1 所 管 通 信 用 建 物 及 び 電 気 通 信 設 備 に 対 する 応 急 措 置 2 臨 時 電 話 等 受 付 所 の 開 設 3 特 設 公 衆 電 話 等 の 開 設 4 通 信 の 利 用 制 限 5 利 用 者 への 周 知 6 非 常 緊 急 通 話 の 取 扱 い (3) 復 旧 計 画 の 方 針 災 害 により 被 災 した 通 信 回 路 の 復 旧 にあたっては 電 気 通 信 設 備 等 の 機 能 形 態 を 被 災 前 の 状 態 に 復 するが 早 期 復 旧 を 前 提 に 被 害 再 発 を 防 止 できる 改 良 工 事 が 可 能 で あれば 設 備 拡 張 や 改 良 工 事 等 を 盛 り 込 んだ 復 旧 工 事 を 行 う 風 共 -169

226 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 18 節 ボランティア 活 動 との 連 携 第 18 節 ボランティア 活 動 との 連 携 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 福 祉 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 福 祉 対 策 部 第 1 ボランティアの 受 入 れ 災 害 時 におけるボランティア 活 動 の 重 要 性 を 考 慮 し 市 は 被 災 者 の 救 援 等 を 行 うため の 自 発 的 なボランティア 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 市 社 会 福 祉 協 議 会 等 関 係 団 体 と 連 携 し 必 要 な 措 置 をとる [ボランティア 受 入 れの 流 れ] 災 害 の 発 生 ボランティア 受 入 れの 決 定 ( 災 害 対 策 本 部 ) 災 害 ボランティアセンターの 開 設 ( 市 社 会 福 祉 協 議 会 ) 調 整 機 関 の 設 置 ボランティア 情 報 の 管 理 ボランティアの 募 集 1 災 害 ボランティアの 支 援 に 関 する 計 画 (1) 受 入 れ 窓 口 の 開 設 ホ ランティア 派 遣 要 請 ホ ランティア 派 遣 県 災 害 ボランティアセンター ホ ランティア 派 遣 要 請 専 門 ボランティアの 派 遣 災 害 ボランティアの 受 入 れや 活 動 方 針 の 決 定 人 員 の 派 遣 等 については 災 害 ボラン ティアで 組 織 する 調 整 機 関 の 自 主 性 を 尊 重 するものとする 救 援 班 は 災 害 ボランテ ィア 調 整 機 関 と 連 携 を 図 ると 共 に その 活 動 に 対 して 情 報 の 提 供 や 調 整 支 援 を 行 う 窓 口 を 開 設 する (2) 活 動 拠 点 の 提 供 市 は 市 社 会 福 祉 協 議 会 の 協 力 を 得 て 災 害 ボランティアの 活 動 の 拠 点 となる 災 害 ボランティアセンターを 日 南 市 総 合 運 動 公 園 等 に 設 置 する なお 災 害 ボランティアセンターは 次 の 業 務 を 行 う 風 共 -170

227 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 18 節 ボランティア 活 動 との 連 携 1 ボランティアニーズの 把 握 及 び 情 報 提 供 2 派 遣 の 要 請 ( 要 否 を 含 む) 等 の 現 地 ボランティアセンターとの 連 携 3 ボランティアの 受 入 受 付 4 活 動 に 関 する 事 前 研 修 ( 活 動 形 態 宿 泊 内 容 等 ) 5 地 区 内 のボランティア 活 動 情 報 の 集 約 管 理 6 本 部 との 連 絡 調 整 7 その 他 の 外 部 ボランティア 組 織 や 地 元 ボランティアとのネットワークを 形 成 し 活 動 を 支 援 する (3) 市 は 災 害 ボランティアの 必 要 な 数 支 援 業 務 の 内 容 受 付 体 制 災 害 ボランティ アセンターの 設 置 場 所 等 の 受 入 体 制 について 県 災 害 ボランティアセンターと 緊 密 な 連 携 をとる また 県 と 連 携 を 図 り ボランティア 保 険 の 加 入 を 促 進 するため 必 要 に 応 じて 保 険 加 入 の 受 付 窓 口 を 設 置 する 2 災 害 ボランティア 等 への 啓 発 市 は 民 間 支 援 団 体 やボランティア 等 が 被 災 地 において 支 援 を 行 う 際 は 次 に 掲 げる 事 項 をはじめとして 女 性 に 対 する 暴 力 等 の 予 防 に 関 する 注 意 喚 起 男 女 共 同 参 画 の 視 点 からの 支 援 のあり 方 等 について 周 知 伝 達 するよう 努 める (1) 被 災 地 では 基 本 的 に 2 人 以 上 で 行 動 する (2) 被 災 者 宅 を 訪 問 する 場 合 等 は 男 女 のペアとすることが 望 ましい (3) 被 災 者 は 同 性 でないと 把 握 できない 悩 みを 抱 えている 場 合 を 想 定 する (4) 女 性 に 対 する 暴 力 等 を 予 防 する( 防 犯 ブザーの 携 帯 等 ) 3 災 害 ボランティアの 活 動 災 害 ボランティアは おおむね 次 のような 内 容 に 対 するサポート 業 務 を 行 う 活 動 項 目 活 動 内 容 等 炊 出 し 炊 出 しのための 物 資 の 調 達 必 要 数 量 の 把 握 ( 食 糧 供 給 ) 調 理 分 配 物 資 の 搬 送 仕 分 け 避 難 所 での 救 援 活 動 市 内 外 からの 物 資 の 搬 送 及 び 搬 入 作 業 物 資 の 数 量 品 目 種 類 等 の 整 理 把 握 必 要 物 資 数 量 の 把 握 及 び 本 部 への 連 絡 避 難 者 への 公 平 適 正 な 配 布 輸 送 手 段 要 員 等 の 計 画 確 保 指 定 施 設 緊 急 的 に 設 営 した 施 設 等 での 活 動 避 難 者 の 実 態 把 握 負 傷 者 高 齢 者 等 の 介 助 避 難 所 生 活 から 自 立 するための 支 援 活 動 避 難 者 の 自 立 のための 情 報 提 供 援 助 避 難 所 生 活 のコミュニティづく りの 支 援 指 導 問 合 せ 等 への 対 応 在 宅 居 住 被 災 者 への 支 援 風 共 -171

228 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 18 節 ボランティア 活 動 との 連 携 活 動 項 目 活 動 内 容 等 医 療 活 動 の 補 助 救 護 所 での 必 要 な 物 資 の 搬 送 活 動 医 療 機 関 等 への 連 絡 情 報 伝 達 広 報 情 報 収 集 ( 調 査 活 動 ) 募 金 活 動 避 難 所 内 及 び 災 害 発 生 地 域 での 被 災 者 に 伝 達 すべき 情 報 の 連 絡 広 報 広 報 紙 の 配 布 等 外 国 語 による 外 国 人 への 情 報 伝 達 広 報 広 報 紙 の 配 布 等 災 害 発 生 地 域 被 害 実 態 不 足 品 調 査 その 他 緊 急 的 に 必 要 な 措 置 物 資 等 の 調 査 避 難 所 内 及 び 災 害 発 生 地 域 での 各 種 情 報 の 収 集 及 び 本 部 への 連 絡 義 援 金 の 受 付 整 理 団 体 内 の 呼 びかけ 第 2 ボランティアの 派 遣 要 請 1 専 門 ボランティアの 派 遣 要 請 救 援 班 は 各 班 から 専 門 的 技 能 を 有 するボランティアの 要 請 があったときは 活 動 内 容 期 間 派 遣 場 所 等 を 明 らかにした 上 で 県 災 害 ボランティアセンター 関 係 団 体 等 に 対 してボランティアの 派 遣 を 要 請 する (1) 医 療 助 産 分 野 (2) 障 がい 者 高 齢 者 福 祉 分 野 (ケースワーカー カウンセラー) (3) 建 築 分 野 ( 被 災 建 築 物 危 険 度 判 定 士 ) (4) 語 学 分 野 (5) 輸 送 分 野 (6) 情 報 通 信 分 野 (7) その 他 専 門 的 な 技 能 を 有 する 分 野 2 災 害 ボランティアコーディネーターの 活 動 支 援 及 び 派 遣 要 請 市 は 平 時 より 災 害 時 に 各 部 署 において 災 害 ボランティアを 指 示 統 括 できる 者 を 登 録 者 の 中 から 募 り 災 害 ボランティアコーディネーターとしての 活 動 を 支 援 する なお 災 害 ボランティアコーディネーターがいない 場 合 は 県 災 害 ボランティアセンターに 対 して 派 遣 を 要 請 する 第 3 災 害 救 援 ボランティアセンターとの 連 携 市 は 市 災 害 ボランティアセンターを 設 置 した 上 で 災 害 時 に 県 が 設 置 する 災 害 救 援 ボ ランティアセンターと 緊 密 な 連 携 を 確 保 し 市 の 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 必 要 な 災 害 ボラン ティアの 速 やかな 派 遣 等 の 実 現 に 努 める 風 共 -172

229 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 19 節 義 援 金 義 援 物 資 の 受 入 れ 第 19 節 義 援 金 義 援 物 資 の 受 入 れ [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 財 務 課 福 祉 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 福 祉 対 策 部 第 1 義 援 金 の 受 入 れ 配 分 市 内 外 から 被 害 者 に 寄 贈 される 義 援 金 について 募 集 の 便 宜 を 図 ると 共 に その 受 入 れ 管 理 を 行 い 被 災 者 への 公 平 な 配 分 を 行 う 1 義 援 金 の 募 集 義 援 金 の 募 集 について 市 は 被 災 地 の 状 況 を 十 分 考 慮 しながら 県 他 の 被 災 市 町 日 本 赤 十 字 社 及 び 県 共 同 募 金 会 等 の 関 係 団 体 により 協 議 会 を 結 成 し 義 援 金 の 募 集 を 行 う これと 共 に 市 独 自 でも 補 足 的 に 義 援 金 の 募 集 を 行 う 2 義 援 金 の 受 付 義 援 金 の 受 付 に 当 たって 市 は 県 他 市 町 及 び 関 係 機 関 と 共 に 必 要 に 応 じて 受 付 窓 口 を 開 設 し 受 付 を 行 う 義 援 金 を 受 付 けた 場 合 において その 都 度 県 の 機 関 へ 引 継 を 行 うものとし それが 難 しい 場 合 には 金 融 機 関 等 へ 預 け 入 れる 等 安 全 な 方 法 で 保 管 を 行 う また 受 付 に 当 たっては 寄 託 者 に 対 して 受 領 書 を 発 行 すると 共 に 授 受 について 必 要 な 記 録 を 整 備 す る 3 義 援 金 の 配 分 協 議 会 は 各 市 町 の 被 害 状 況 義 援 金 の 集 積 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 被 災 者 等 に 対 する 配 分 方 針 を 決 定 し この 方 針 に 基 づき 各 市 町 に 配 分 を 行 う 市 は 被 災 者 の 状 況 等 の 調 査 を 行 い 協 議 会 の 方 針 に 準 じて 被 災 者 に 対 し 配 分 を 行 う なお 配 分 の 対 象 としては 死 者 ( 遺 族 ) 災 害 により 障 がい 者 となった 者 重 傷 者 住 家 を 失 った 世 帯 住 家 を 半 壊 又 は 半 焼 した 世 帯 床 上 浸 水 等 の 被 害 を 受 けた 世 帯 等 災 害 の 状 況 に 応 じて 協 議 会 で 協 議 の 上 決 定 する 風 共 -173

230 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 19 節 義 援 金 義 援 物 資 の 受 入 れ 4 記 録 等 (1) 義 援 金 の 募 集 実 施 機 関 は 義 援 金 拠 出 者 名 簿 義 援 金 引 継 書 義 援 金 受 領 書 現 金 出 納 簿 義 援 金 受 払 簿 を 備 え 付 け 受 付 から 引 継 ぎ 又 は 配 分 までの 状 況 を 記 録 する (2) 義 援 金 の 募 集 に 要 する 経 費 は それぞれの 募 集 実 施 機 関 において 負 担 する ただし 募 集 実 施 機 関 で 負 担 ができない 場 合 には 義 援 金 の 一 部 をこの 経 費 に 充 当 して 差 し 支 えないものとするが 経 費 の 証 拠 記 録 は 整 備 保 管 しておく 義 援 金 義 援 物 資 関 係 書 式 : 資 料 編 参 照 第 2 義 援 物 資 の 受 入 れ 配 分 市 内 外 から 被 害 者 に 寄 贈 される 義 援 物 資 について 募 集 の 便 宜 を 図 ると 共 に その 受 入 れ 管 理 を 行 い 迅 速 に 仕 分 け 等 を 行 って 公 平 性 に 配 慮 しつつ 速 やかに 配 分 を 行 う 1 義 援 物 資 の 募 集 災 害 発 生 後 速 やかに 被 災 地 の 状 況 を 把 握 し 必 要 とする 物 資 がある 場 合 には 関 係 機 関 の 協 力 のもと 義 援 物 資 の 拠 出 を 以 下 により 広 報 等 で 呼 びかける (1) 被 災 地 において 必 要 とする 物 資 (2) 被 災 地 において 不 要 である 物 資 (3) 当 面 必 要 でない 物 資 (4) 義 援 物 資 送 付 の 際 の 仕 分 けの 徹 底 周 知 (5) 応 援 協 定 を 結 ぶ 自 治 体 企 業 等 からの 大 口 の 物 資 調 達 を 基 本 とし 個 人 からの 小 口 の 義 援 物 資 については 原 則 として 受 け 取 らないこととし 義 援 金 での 支 援 に 理 解 を 求 めること 2 義 援 物 資 の 受 付 (1) 市 は 県 と 共 に 必 要 に 応 じて 義 援 物 資 の 受 付 窓 口 を 設 け 義 援 物 資 の 受 付 を 行 う その 際 大 量 の 義 援 物 資 が 予 想 される 場 合 には 集 積 拠 点 等 においてボランティア 等 の 協 力 により 仕 分 けを 行 う (2) 市 において 物 資 の 搬 入 集 積 及 び 仕 分 け 等 が 困 難 な 場 合 には 県 及 び 他 の 市 町 に 協 力 を 要 請 するものとする 3 義 援 物 資 の 配 分 義 援 物 資 は 他 の 救 援 物 資 等 とあわせて できる 限 り 早 く 配 分 を 行 う 配 分 に 当 たっ ては 公 平 を 原 則 とするが その 性 格 上 公 平 に 配 分 することが 困 難 である 場 合 が 多 い この 場 合 被 害 の 大 きい 者 や 要 配 慮 者 を 優 先 として 配 分 する 風 共 -174

231 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 19 節 義 援 金 義 援 物 資 の 受 入 れ 4 記 録 等 (1) 義 援 物 資 の 募 集 実 施 機 関 は 義 援 物 資 拠 出 者 名 簿 義 援 物 資 引 継 書 等 を 備 え 付 け 受 付 から 引 継 ぎ 又 は 配 分 までの 状 況 を 記 録 する (2) 義 援 物 資 の 募 集 に 要 する 経 費 は それぞれの 募 集 実 施 機 関 において 負 担 する ただし 募 集 実 施 機 関 で 負 担 ができない 場 合 においては 義 援 金 の 一 部 をこの 経 費 に 充 当 して 差 し 支 えないものとするが 経 費 の 証 拠 記 録 は 整 備 保 管 しておく 義 援 金 義 援 物 資 関 係 書 式 : 資 料 編 参 照 風 共 -175

232 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 20 節 災 害 救 助 法 の 適 用 第 20 節 災 害 救 助 法 の 適 用 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 税 務 課 福 祉 課 消 防 本 部 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 福 祉 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 第 1 災 害 救 助 法 の 適 用 災 害 救 助 法 の 適 用 については 同 法 同 法 施 行 令 等 の 定 めるところによるものであり その 内 容 は 次 のとおりである 1 災 害 救 助 法 の 適 用 基 準 市 内 の 住 宅 滅 失 世 帯 数 (1 号 適 用 ) 県 内 の 住 宅 滅 失 世 帯 数 かつ 市 内 の 住 宅 滅 失 世 帯 数 (2 号 適 用 ) 県 内 の 住 宅 滅 失 世 帯 数 かつ 市 内 の 住 宅 滅 失 世 帯 数 (3 号 適 用 ) [ 災 害 救 助 法 の 適 用 基 準 ] 指 標 滅 失 世 帯 災 害 が 隔 絶 した 地 域 に 発 生 したものである 等 被 災 者 の 救 護 を 著 しく 困 難 とする 特 別 の 事 情 がある 場 合 で かつ 市 域 で 多 数 の 住 宅 が 滅 失 (3 号 適 用 ) 多 数 の 者 が 生 命 又 は 身 体 に 危 害 を 受 け 又 は 受 けるおそれが 生 じたとき(4 号 適 用 ) 80 世 帯 以 上 1,500 世 帯 以 上 40 世 帯 以 上 7,000 世 帯 以 上 多 数 の 世 帯 2 災 害 救 助 法 の 適 用 申 請 市 長 は 前 記 1 適 用 基 準 のいずれかに 該 当 し 又 は 該 当 する 見 込 みがある 場 合 は 直 ちに 災 害 発 生 の 日 時 及 び 場 所 災 害 の 要 因 被 害 状 況 既 にとった 救 助 措 置 と 今 後 の 救 助 措 置 の 見 込 みを 知 事 に 報 告 すると 共 に 被 災 者 が 現 に 救 助 を 要 する 状 態 にある 場 合 は あわせて 災 害 救 助 法 の 適 用 を 申 請 しなければならない 災 害 の 事 態 が 急 迫 して 知 事 による 救 助 の 実 施 を 待 つことができないときは 市 長 は 災 害 救 助 法 による 救 助 に 着 手 すると 共 に その 状 況 を 直 ちに 知 事 に 報 告 しその 後 の 処 置 に 関 して 知 事 の 指 示 を 受 けなければならない 風 共 -176

233 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 20 節 災 害 救 助 法 の 適 用 3 災 害 救 助 法 による 救 助 の 種 類 と 実 施 (1) 災 害 救 助 法 による 救 助 の 種 類 は 次 のとおりである 1 避 難 所 の 設 置 及 び 応 急 仮 設 住 宅 の 供 与 2 炊 出 しその 他 による 食 品 及 び 飲 料 水 の 供 与 3 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 の 給 与 又 は 貸 与 4 医 療 及 び 助 産 5 災 害 にかかった 者 の 救 助 6 災 害 にかかった 住 宅 の 応 急 修 理 7 学 用 品 の 給 与 8 埋 葬 9 遺 体 の 捜 索 及 び 処 理 10 災 害 によって 住 居 又 はその 周 辺 に 運 ばれた 土 石 竹 木 等 で 日 常 生 活 に 著 しい 支 障 を 及 ぼしているものの 除 去 11 その 他 (2) 救 助 の 実 施 者 1 知 事 は 救 助 を 迅 速 的 確 に 行 うため 必 要 があると 認 めるときは 救 助 の 実 施 に 関 するその 職 権 の 一 部 を 本 部 長 ( 市 長 )に 委 任 するものとし 委 任 を 受 けた 本 部 長 は 委 任 された 事 項 については 実 施 責 任 者 となる 2 県 知 事 により 市 長 に 事 前 に 委 任 されている 救 助 の 種 類 ア 避 難 所 及 び 応 急 仮 設 住 宅 の 供 与 イ 炊 き 出 し その 他 による 食 品 の 給 与 及 び 飲 料 水 の 供 給 ウ 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 の 給 与 又 は 貸 与 エ 医 療 及 び 助 産 オ 被 災 者 の 救 出 カ 被 災 した 住 宅 の 応 急 修 理 キ 学 用 品 の 供 与 ク 埋 葬 ケ 死 体 の 捜 索 及 び 処 理 コ 災 害 によって 住 居 又 はその 周 辺 に 運 ばれた 土 石 竹 林 等 で 日 常 生 活 に 著 しい 支 障 を 及 ぼしているものの 除 去 4 災 害 救 助 法 による 救 助 の 程 度 方 法 及 び 期 間 並 びに 実 費 弁 償 の 基 準 災 害 救 助 法 による 救 助 の 程 度 方 法 及 び 期 間 並 びに 実 費 弁 償 の 基 準 については 資 料 編 救 助 の 程 度 方 法 及 び 期 間 並 びに 実 費 弁 償 の 基 準 による また 救 助 期 間 につい ては やむを 得 ない 特 別 の 事 情 があるときには 応 急 救 助 に 必 要 な 範 囲 内 において 厚 生 労 働 大 臣 の 承 認 を 得 て 延 長 することがある 災 害 救 助 法 による 救 助 の 程 度 方 法 及 び 期 間 並 びに 実 費 弁 償 の 基 準 : 資 料 編 参 照 風 共 -177

234 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 20 節 災 害 救 助 法 の 適 用 5 救 助 の 実 施 状 況 及 び 報 告 法 に 基 づく 救 助 の 実 施 状 況 を 毎 日 記 録 整 理 すると 共 に その 状 況 を 知 事 に 報 告 する 第 2 被 害 状 況 の 調 査 税 務 班 は 災 害 救 助 法 の 適 用 申 請 をする 必 要 がある 災 害 が 発 生 した 場 合 住 宅 の 被 害 状 況 を 速 やかに 調 査 する 第 3 被 害 の 認 定 税 務 班 は 被 害 状 況 の 調 査 結 果 に 基 づき 住 宅 の 被 害 認 定 を 速 やかに 実 施 する 1 住 宅 の 被 害 認 定 住 宅 に 関 する 被 害 の 認 定 は 以 下 の 認 定 基 準 により 実 施 する 被 害 の 区 分 住 家 全 壊 ( 全 焼 全 流 失 ) 住 家 半 壊 ( 半 焼 ) 住 家 の 床 上 浸 水 土 砂 の 堆 積 等 2 住 宅 の 滅 失 等 の 算 定 認 定 基 準 住 宅 の 損 壊 焼 失 若 しくは 流 出 した 部 分 の 床 面 積 が その 住 宅 の 延 べ 床 面 積 の 70% 以 上 に 達 した 程 度 のもの 又 は 住 宅 の 主 要 構 造 部 の 被 害 額 がその 住 宅 の 時 価 50% 以 上 に 達 した 程 度 のもの 住 宅 の 損 傷 又 は 焼 失 した 部 分 の 床 面 積 が その 住 宅 の 延 べ 床 面 積 20% 以 上 70% 未 満 のもの 又 は 住 宅 の 主 要 構 造 部 の 被 害 額 がその 住 宅 の 20% 以 上 50% 未 満 のもの 上 記 に 該 当 しない 場 合 であって 浸 水 がその 住 宅 の 床 上 に 達 した 程 度 のもの 又 は 土 砂 竹 木 等 の 堆 積 等 により 一 時 的 に 居 住 することがで きない 状 態 となったもの 被 害 状 況 判 定 基 準 : 資 料 編 参 照 住 宅 が 滅 失 した 世 帯 の 数 の 算 定 に 当 たって 全 壊 全 焼 流 失 等 住 宅 が 滅 失 した 世 帯 は 生 活 を 一 にする 実 際 の 生 活 単 位 をもって1 世 帯 とするものであるが 住 宅 が 半 壊 又 は 半 焼 した 世 帯 は2 世 帯 をもって 住 宅 が 床 上 浸 水 土 砂 のたい 積 等 により 一 時 的 に 居 住 することができない 状 態 となった 世 帯 は3 世 帯 をもって それぞれ 住 宅 が 滅 失 した1 世 帯 とみなす 被 害 程 度 全 壊 ( 全 焼 流 失 ) 半 壊 ( 半 焼 ) 床 上 浸 水 滅 失 世 帯 1 世 帯 1/2 世 帯 1/3 世 帯 風 共 -178

235 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 20 節 災 害 救 助 法 の 適 用 第 4 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 の 発 行 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 は 災 害 救 助 法 による 各 種 施 策 や 市 税 の 減 免 を 実 施 するに 当 たって 必 要 とされる 家 屋 の 被 害 程 度 について 被 災 者 の 応 急 的 かつ 一 時 的 な 救 済 を 目 的 として 市 長 及 び 消 防 長 が 確 認 できる 範 囲 の 被 害 について 証 明 するものである 1 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 の 対 象 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 は 災 害 対 策 基 本 法 第 2 条 第 1 項 に 規 定 する 災 害 により 被 害 を 受 け た 家 屋 について 次 の 項 目 の 証 明 を 行 うものである なお 家 屋 以 外 のものがり 災 ( 罹 災 )した 場 合 において 証 明 の 発 行 が 必 要 な 場 合 に は 本 部 長 ( 市 長 )が 行 うり 災 ( 罹 災 ) 証 明 で 対 応 する (1) 全 壊 大 規 模 半 壊 半 壊 一 部 損 壊 床 上 浸 水 床 下 浸 水 (2) 火 災 による 全 焼 半 焼 水 損 2 被 害 家 屋 調 査 被 害 家 屋 調 査 は 税 務 班 が 実 施 する 調 査 員 が 不 足 する 場 合 は 他 の 職 員 の 応 援 を 求 め るものとする なお 市 職 員 のみでは 対 応 できないと 判 断 した 場 合 には 近 隣 市 町 及 び 民 間 団 体 へ 協 力 を 要 請 する 初 回 被 害 家 屋 調 査 は 災 害 発 生 後 おおむね1か 月 以 内 に 実 施 する なお 再 調 査 は 判 定 に 不 服 のある 家 屋 について 被 災 者 の 申 し 出 に 基 づき 実 施 する なお 災 害 時 にり 災 証 明 書 の 交 付 が 遅 延 なく 行 われるよう 平 時 より 被 害 家 屋 の 調 査 の 担 当 者 の 育 成 他 の 市 町 村 や 民 間 団 体 との 応 援 協 定 の 締 結 を 計 画 的 に 進 めるなどり 災 証 明 の 交 付 に 必 要 な 業 務 の 実 施 体 制 を 確 立 する 被 害 調 査 報 告 書 : 資 料 編 参 照 3 り 災 ( 罹 災 ) 台 帳 の 作 成 固 定 資 産 税 課 税 台 帳 を 基 に り 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 の 発 行 に 必 要 な 被 害 情 報 等 を 入 力 し り 災 ( 罹 災 ) 台 帳 を 作 成 する 4 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 の 発 行 市 は り 災 ( 罹 災 ) 台 帳 に 基 づき 申 請 のあった 被 災 者 に 対 して 被 災 家 屋 のり 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 を 発 行 する り 災 証 明 願 : 資 料 編 参 照 5 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 に 関 する 広 報 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 の 発 行 及 び 再 調 査 の 受 付 を 円 滑 に 行 うため り 災 証 明 に 関 する 相 談 窓 口 を 設 置 すると 共 に 市 広 報 紙 等 により 被 災 者 へ 周 知 を 図 る 風 共 -179

236 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 20 節 災 害 救 助 法 の 適 用 [り 災 証 明 書 の 発 行 の 流 れ] 災 害 発 生 被 害 家 屋 調 査 り 災 証 明 書 発 行 の 実 施 方 針 の 確 認 被 害 家 屋 調 査 調 査 実 施 計 画 の 作 成 調 査 準 備 り 災 証 明 書 の 発 行 り 災 証 明 書 の 発 行 の 準 備 会 場 相 談 窓 口 の 設 置 受 付 発 行 体 制 の 確 保 等 被 害 家 屋 調 査 り 災 証 明 書 等 に 関 する 広 報 被 害 家 屋 調 査 の 実 施 ( 外 観 目 視 調 査 ) り 災 台 帳 の 作 成 突 合 り 災 証 明 書 の 申 請 受 付 り 災 証 明 書 の 発 行 被 害 家 屋 再 調 査 再 調 査 の 準 備 再 調 査 の 実 施 ( 立 ち 入 り 調 査 ) 再 調 査 の 申 し 出 受 付 変 更 なし 判 定 修 正 り 災 証 明 書 の 修 正 発 行 り 災 台 帳 の 修 正 風 共 -180

237 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 21 節 文 教 対 策 第 21 節 文 教 対 策 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 こども 課 学 校 教 育 課 生 涯 学 習 スポーツ 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 福 祉 対 策 部 教 育 対 策 部 第 1 学 校 教 育 対 策 学 校 教 育 班 は 災 害 が 発 生 した 場 合 には 教 職 員 と 連 携 し 児 童 生 徒 の 安 全 を 最 優 先 に 確 保 する また 災 害 発 生 直 後 における 教 員 の 確 保 文 教 施 設 の 応 急 復 旧 教 科 書 学 用 品 の 応 急 処 理 等 の 措 置 を 速 やかに 実 施 する 1 計 画 の 内 容 (1) 学 校 における 防 災 体 制 風 水 害 地 震 火 災 等 の 非 常 時 に 備 え 学 校 長 は 学 校 の 実 状 や 児 童 生 徒 の 実 態 に 応 じた 防 災 マニュアルをあらかじめ 作 成 しておき 毎 年 所 要 の 見 直 しを 行 う また 市 内 保 育 園 も 学 校 の 対 策 に 準 じた 防 災 体 制 による 対 応 を 行 う 1 関 係 情 報 の 収 集 気 象 の 状 況 によって 災 害 の 発 生 が 予 想 される 場 合 には 気 象 情 報 や 防 災 上 の 注 意 事 項 に 関 する 報 道 に 留 意 する (2) 児 童 生 徒 の 安 全 確 保 措 置 1 大 雨 警 報 等 の 発 令 時 等 における 措 置 大 雨 警 報 等 が 発 令 され 災 害 発 生 のおそれがある 場 合 には 次 により 災 害 に 備 え る ア 臨 時 休 業 登 校 前 においては 児 童 生 徒 は 自 宅 待 機 とし 大 雨 警 報 や 暴 風 警 報 等 が 発 令 中 の 場 合 には 天 候 の 推 移 を 検 討 した 上 で 臨 時 休 業 の 検 討 を 行 う イ 終 業 時 刻 の 繰 上 げ 繰 下 げ 児 童 生 徒 が 学 校 の 管 理 下 にあって 大 雨 警 報 等 が 発 令 された 場 合 には 下 校 の 措 置 をとる その 際 児 童 生 徒 の 通 学 距 離 下 校 時 間 通 学 路 の 諸 状 況 を 勘 案 の 上 適 切 な 措 置 をとる 風 共 -181

238 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 21 節 文 教 対 策 2 大 雨 警 報 等 発 令 前 における 特 例 措 置 登 校 時 刻 における 大 雨 警 報 等 の 発 令 が 必 至 で 天 候 悪 化 が 確 実 であると 判 断 される 場 合 においては 学 校 長 は 市 教 育 委 員 会 と 協 議 の 上 で 臨 時 休 業 等 の 措 置 をとる また 学 校 の 管 理 下 にあって 大 雨 警 報 等 の 発 令 が 必 至 と 判 断 される 場 合 におい ても 事 前 に 下 校 の 措 置 をとる 3 大 雨 警 報 等 解 除 後 の 措 置 登 校 時 刻 前 までに 大 雨 警 報 等 が 解 除 された 場 合 においても 通 学 途 上 において 災 害 等 の 危 険 が 予 測 される 場 合 においては 学 校 長 は 市 教 育 委 員 会 と 協 議 の 上 で 児 童 生 徒 を 自 宅 待 機 させ 必 要 に 応 じ 始 業 時 刻 の 繰 下 げ 又 は 臨 時 休 業 等 の 措 置 をとる 4 始 業 時 刻 以 前 の 休 業 及 び 始 業 時 刻 の 繰 下 げの 伝 達 登 校 前 時 点 で 大 雨 警 報 等 が 発 令 中 の 場 合 においては 学 校 長 の 判 断 による 休 業 又 は 始 業 時 刻 の 繰 下 げ 等 の 措 置 は 始 業 時 刻 以 前 は 非 常 連 絡 網 等 を 使 った 電 話 網 等 を 活 用 し 伝 達 する (3) 学 校 長 の 措 置 1 学 校 長 は 学 校 の 立 地 条 件 等 を 考 慮 し 常 に 災 害 時 における 応 急 の 教 育 計 画 を 作 成 すると 共 に 危 険 等 発 生 時 対 処 要 領 ( 危 機 管 理 マニュアル)を 作 成 し 職 員 に 周 知 する また 児 童 生 徒 の 避 難 訓 練 の 実 施 及 び 災 害 時 における 登 下 校 対 策 等 の 措 置 を 講 じる 2 学 校 長 は 常 に 気 象 状 況 に 注 意 し 災 害 発 生 のおそれがある 場 合 には 次 の 事 項 に 留 意 して 応 急 教 育 体 制 に 備 える ア 防 災 に 関 わる 施 設 設 備 の 計 画 的 な 点 検 整 備 イ 学 校 行 事 会 議 出 張 等 の 中 止 ウ 災 害 時 の 事 前 指 導 及 び 事 後 処 理 保 護 者 との 連 絡 方 法 の 検 討 エ 市 教 育 委 員 会 警 察 署 消 防 機 関 及 び 保 護 者 への 連 絡 網 の 確 認 オ 時 間 外 における 所 属 職 員 の 所 在 確 認 と 非 常 召 集 方 法 の 周 知 (4) 応 急 教 育 実 施 の 予 定 場 所 及 び 教 員 の 確 保 措 置 市 教 育 委 員 会 はあらかじめ 災 害 の 程 度 に 応 じ おおむね 次 表 のような 方 法 により 学 校 授 業 が 災 害 のため 中 断 することのないように 応 急 教 育 の 実 施 予 定 場 所 の 選 定 その 他 災 害 により 教 職 員 に 欠 員 が 生 じた 場 合 の 措 置 対 策 他 について 教 職 員 住 民 に 対 し 周 知 徹 底 を 図 る [ 応 急 教 育 の 予 定 場 所 や 教 員 確 保 の 措 置 について] 災 害 の 程 度 応 急 教 育 の 予 定 場 所 教 員 確 保 の 措 置 学 校 の 一 部 の 校 舎 が 災 害 を 受 けた 程 度 の 場 合 学 校 の 校 舎 の 全 部 が 災 害 を 受 けた 場 合 特 別 教 室 屋 外 施 設 等 を 利 用 する 被 災 し 勤 務 できない 者 が 少 二 部 授 業 等 授 業 の 実 施 方 法 につ 数 の 場 合 は 学 校 内 におい いて 柔 軟 に 対 応 する て 対 応 する 公 民 館 等 公 共 施 設 を 利 用 する 管 内 の 学 校 間 において 対 応 隣 接 学 校 の 校 舎 を 利 用 する する 風 共 -182

239 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 21 節 文 教 対 策 災 害 の 程 度 応 急 教 育 の 予 定 場 所 教 員 確 保 の 措 置 特 定 の 地 区 全 体 につい 住 民 避 難 先 の 最 寄 りの 災 害 を 受 け 隣 接 学 校 より 可 能 な 範 囲 内 て 相 当 大 きな 被 害 を 受 けたとき なかった 学 校 公 民 館 等 公 共 施 設 を 利 用 する において 応 援 を 受 ける 被 災 し 勤 務 できない 者 が 多 避 難 先 の 最 寄 りの 学 校 公 民 館 等 県 内 大 部 分 ( 広 域 な 範 公 共 施 設 を 利 用 する 囲 )について 大 規 模 災 市 内 に 適 当 な 施 設 のない 場 合 は 害 を 受 けた 場 合 県 教 育 委 員 会 に 施 設 の 斡 旋 (あっ せん)を 要 請 する 数 のため 前 記 の 方 法 によ っても 授 業 の 実 施 が 困 難 な 場 合 は 県 教 育 委 員 会 に 派 遣 を 要 請 する (5) 応 急 教 育 対 策 1 被 災 状 況 調 査 の 実 施 学 校 教 育 班 は 応 急 対 策 等 の 方 針 を 決 定 するために 次 の 項 目 について 被 災 状 況 を 速 やかに 収 集 し 市 教 育 委 員 会 及 び 市 本 部 に 報 告 する ア 学 校 施 設 の 被 災 状 況 イ 教 職 員 の 被 災 状 況 ウ 児 童 生 徒 の 被 災 状 況 2 教 育 施 設 の 応 急 復 旧 対 策 学 校 の 応 急 復 旧 対 策 は 次 に 定 める 内 容 に 即 して 実 施 する なお 学 校 施 設 以 外 の 教 育 施 設 については 速 やかに 平 常 業 務 を 行 えるような 応 急 措 置 をとる ア 校 舎 運 動 場 の 応 急 復 旧 軽 易 な 校 舎 等 の 被 害 については 早 期 に 応 急 修 理 を 行 い 通 学 の 危 険 がなくな った 場 合 には 直 ちに 授 業 を 再 開 できるようにする ただし 教 室 に 不 足 が 生 じ た 場 合 においては 特 別 教 室 を 転 用 するなどの 措 置 を 講 じる 運 動 場 の 被 害 につ いては 危 険 のない 程 度 に 応 急 修 理 し 校 舎 の 復 旧 完 了 を 待 って 復 旧 する また いずれも 被 害 が 甚 だしく 応 急 修 理 では 使 用 に 耐 えないと 判 断 されたと きは 一 時 学 校 を 閉 鎖 する イ 備 品 関 係 の 応 急 復 旧 破 損 又 は 冠 水 等 によって 使 用 不 能 になった 児 童 生 徒 用 の 机 椅 子 の 補 充 は 被 災 していない 市 内 の 学 校 等 から 余 剰 のものを 集 め 授 業 に 支 障 のないようにする ウ 学 校 施 設 の 緊 急 使 用 避 難 所 又 は 災 害 対 策 関 連 施 設 の 設 置 等 で 体 育 館 等 を 使 用 するときは 施 設 の 被 害 程 度 を 考 慮 し 市 本 部 及 び 防 災 機 関 とよく 協 議 した 上 で 決 定 する 3 応 急 教 育 の 実 施 応 急 教 育 の 実 施 については 被 害 状 況 に 応 じ 教 育 の 実 施 場 所 実 施 方 法 及 び 児 童 生 徒 への 連 絡 方 法 等 を 考 慮 の 上 学 校 教 育 班 において 事 態 に 即 応 した 措 置 をとる 風 共 -183

240 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 21 節 文 教 対 策 ア 学 校 施 設 の 確 保 学 校 施 設 の 著 しい 被 害 多 数 の 避 難 者 収 容 又 は 通 学 路 の 遮 断 等 によって 通 常 の 授 業 を 行 うことができないときは 被 害 等 のない 最 寄 りの 学 校 又 は 他 の 公 共 施 設 において 授 業 を 行 うなどの 措 置 をとる イ 教 職 員 の 確 保 応 急 教 育 を 実 施 するに 当 たって 学 校 教 育 班 は 必 要 な 教 職 員 の 確 保 を 行 う 災 害 により 教 職 員 の 多 くが 被 災 し 応 急 教 育 の 実 施 に 支 障 がある 場 合 には 県 教 育 委 員 会 との 協 議 の 上 次 の 方 法 によって 教 職 員 を 確 保 する (ア) 学 校 教 育 班 は 各 学 校 の 教 員 不 足 数 の 状 況 により 一 時 的 な 教 員 組 織 の 編 成 を 検 討 し 出 務 等 を 指 示 する (イ) 教 員 免 許 状 所 持 者 で 現 職 にない 者 の 一 覧 表 を 学 校 教 育 班 に 備 え 必 要 に 応 じ て 派 遣 する (ウ) 応 急 教 育 の 方 法 被 害 の 程 度 に 応 じて 教 育 の 場 所 を 公 民 館 等 に 変 更 し 又 は 学 校 が 避 難 所 等 として 学 校 教 育 の 目 的 外 に 使 用 される 場 合 や 教 科 書 学 用 品 等 の 損 失 が 生 じ ることもあるため 次 の 点 に 留 意 して 応 急 教 育 を 実 施 する a 教 科 書 学 用 品 を 損 失 した 児 童 生 徒 のみが 負 担 にならないよう 措 置 する b 授 業 が 不 可 能 になる 事 態 が 予 想 される 場 合 勉 学 の 方 法 量 等 をあらかじめ 通 知 する c 授 業 が 不 可 能 な 事 態 が 長 期 にわたる 時 は 連 絡 の 方 法 組 織 (PTA 子 ども 会 等 )の 整 備 を 工 夫 する (6) 教 科 書 の 確 保 1 市 教 育 委 員 会 は 教 科 書 の 喪 失 き 損 の 状 況 を 速 やかに 調 査 して 県 教 育 委 員 会 に 報 告 すると 共 に 教 科 書 取 扱 店 に 連 絡 する 2 教 科 書 の 支 給 は 各 学 校 が 損 失 状 況 を 把 握 した 上 で 取 次 店 に 発 注 して 行 う 文 房 具 及 び 通 学 用 品 等 の 支 給 は 学 校 教 育 班 が 各 学 校 からの 損 失 状 況 報 告 に 基 づいて 一 括 発 注 して 行 う (7) 給 食 等 の 借 置 1 災 害 状 況 により 応 急 給 食 が 実 施 できるようにする 2 給 食 の 中 止 ア 災 害 が 広 範 囲 にわたり 災 害 救 助 のため 学 校 給 食 施 設 を 使 用 したとき イ 給 食 施 設 が 被 害 を 受 け 給 食 実 施 が 不 可 能 となり 応 急 復 旧 が 完 了 するまでの 期 間 ウ 感 染 症 その 他 の 危 険 が 発 生 し 又 は 発 生 が 予 想 されるとき エ 給 食 物 資 の 調 達 が 困 難 なとき オ その 他 給 食 の 実 施 が 外 因 的 な 事 情 により 不 可 能 なとき 又 は 給 食 の 実 施 が 適 当 でないと 認 められるとき 風 共 -184

241 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 21 節 文 教 対 策 (8) 就 学 援 助 等 1 学 校 納 付 金 等 の 減 免 被 災 した 児 童 生 徒 に 対 して 納 付 金 等 の 減 額 免 除 貸 付 等 を 行 う その 減 免 額 については 被 害 の 程 度 及 び 実 情 に 応 じて 決 定 する 2 就 学 援 助 学 校 教 育 班 は 学 校 長 から 就 学 援 助 を 必 要 とする 児 童 生 徒 の 報 告 があった 場 合 に は 被 害 の 程 度 及 び 実 情 に 応 じて 就 学 援 助 を 行 う (9) 避 難 所 開 設 時 の 対 応 学 校 において 避 難 所 が 開 設 される 場 合 には 学 校 長 は 次 の 措 置 を 講 じる 1 避 難 場 所 の 開 設 等 に 協 力 し 学 校 等 の 管 理 に 必 要 な 職 員 を 確 保 して 万 全 の 体 制 を 確 立 する この 際 には 次 の 点 に 留 意 する ア 授 業 中 に 発 災 した 場 合 においては 児 童 生 徒 の 安 全 確 保 を 最 優 先 とした 上 で 学 校 施 設 等 の 使 用 方 法 について 本 部 と 協 議 する イ 各 学 校 の 実 状 に 応 じた 避 難 所 開 設 時 用 のマニュアルを 作 成 し その 事 務 分 掌 に ついて 明 らかにしておき 職 員 に 周 知 する ウ 学 校 は 平 素 より 市 教 育 委 員 会 との 情 報 交 換 連 絡 を 行 っておく エ 学 校 へ 避 難 をしてくる 被 災 者 は 児 童 生 徒 の 保 護 者 も 含 めた 地 域 住 民 が 大 半 で あると 予 想 されることから 避 難 所 の 運 営 組 織 のあり 方 について 避 難 者 による 自 治 的 な 運 営 ができるように 学 校 地 域 保 護 者 間 で 十 分 な 意 志 疎 通 を 図 ってお く 2 高 校 生 については 安 全 が 確 保 できた 段 階 で 地 域 と 連 携 しながら 可 能 な 範 囲 で 各 種 の 災 害 応 急 活 動 に 参 加 させることについても 検 討 する (10) 避 難 等 に 係 る 防 災 体 制 1 通 信 機 器 の 確 保 緊 急 時 に 対 応 できる 通 信 機 器 ( 携 帯 電 話 等 )を 確 保 するように 努 める 2 巡 回 引 率 体 制 の 確 立 職 員 による 巡 回 引 率 体 制 を 確 立 し 保 護 者 の 協 力 を 得 る 3 防 災 マップの 作 成 通 学 路 等 の 危 険 箇 所 地 域 の 避 難 場 所 等 を 明 らかにした 防 災 マップを 作 成 して 関 係 機 関 に 周 知 する 4 職 員 への 周 知 徹 底 各 学 校 については 防 災 体 制 について 校 内 研 修 等 を 位 置 づけるなどして 職 員 への 周 知 徹 底 を 図 る (11) 心 の 健 康 への 支 援 健 康 相 談 等 を 実 施 するなど 児 童 生 徒 の 心 の 健 康 の 保 持 に 努 めるとともに これまで の 自 然 災 害 の 経 験 を 生 かした 指 導 を 行 う 風 共 -185

242 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 21 節 文 教 対 策 第 2 保 育 対 策 1 事 前 措 置 福 祉 対 策 部 長 は 災 害 発 生 のおそれがある 場 合 において 休 園 措 置 について 検 討 し 保 育 所 長 を 通 じて 保 護 者 へ 伝 達 する また 民 間 の 保 育 所 及 び 幼 稚 園 に 対 して 災 害 情 報 等 の 伝 達 を 行 う 2 災 害 発 生 直 後 の 体 制 (1) 保 育 所 長 は 状 況 に 応 じて 緊 急 避 難 の 措 置 を 講 ずる この 場 合 園 児 の 安 全 確 保 を 第 一 とし 園 において 保 護 者 に 確 実 に 引 渡 す (2) 保 育 所 長 は 災 害 の 規 模 園 児 職 員 及 び 施 設 設 備 等 の 被 害 状 況 を 把 握 し 速 や かに 児 童 福 祉 班 に 報 告 する (3) 勤 務 時 間 外 に 災 害 が 発 生 した 場 合 職 員 は 所 属 の 保 育 所 に 参 集 し 市 が 行 う 災 害 応 急 復 旧 対 策 に 協 力 する 保 育 所 長 は 応 急 保 育 の 実 施 及 び 保 育 所 管 理 等 のための 体 制 を 確 立 する (4) 保 育 所 長 は 状 況 に 応 じ 臨 時 の 保 育 編 成 を 行 い 速 やかに 園 児 及 び 保 護 者 に 周 知 す る (5) 本 部 長 ( 市 長 )は 児 童 福 祉 班 を 通 じて 保 育 所 長 に 対 して 適 切 な 緊 急 対 策 を 指 示 する (6) 児 童 福 祉 班 は 民 間 の 保 育 所 及 び 幼 稚 園 に 対 し 災 害 情 報 や 避 難 情 報 等 を 伝 達 する また 必 要 に 応 じて 被 害 状 況 等 の 情 報 提 供 を 求 める 3 応 急 保 育 の 実 施 災 害 が 発 生 した 場 合 には 市 内 の 保 育 所 に 臨 時 保 育 所 を 開 設 して 応 急 保 育 を 実 施 す る 保 育 士 は 臨 時 保 育 所 に 充 てられた 保 育 士 がこれにあたる (1) 保 育 所 長 は 職 員 を 掌 握 して 保 育 所 の 整 理 を 行 い 園 児 の 被 災 状 況 を 把 握 した 上 で 児 童 福 祉 班 に 連 絡 して 復 旧 作 業 に 努 める (2) 児 童 福 祉 班 は 情 報 指 令 の 伝 達 について 十 分 な 措 置 を 講 ずる (3) 受 入 れ 可 能 な 園 児 は 保 育 所 において 保 育 する また 被 災 により 通 園 できない 園 児 については 地 域 毎 に 実 情 を 把 握 するよう 努 める (4) 衛 生 管 理 には 十 分 注 意 する 第 3 社 会 教 育 施 設 等 対 策 地 区 公 民 館 等 の 施 設 管 理 者 は 被 災 状 況 の 把 握 に 努 めると 共 に 被 災 施 設 の 応 急 修 理 を 速 やかに 実 施 する なお 施 設 の 被 災 状 況 については 的 確 に 文 化 施 設 班 に 報 告 する 風 共 -186

243 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 21 節 文 教 対 策 第 4 文 化 財 保 護 対 策 文 化 施 設 班 は 災 害 が 発 生 した 場 合 には 文 化 財 等 の 被 害 を 最 小 限 に 抑 えるように 迅 速 な 応 急 対 策 を 実 施 する 万 一 文 化 財 に 破 損 等 が 生 じた 場 合 には 管 理 者 より 被 災 状 況 報 告 を 届 出 させ この 報 告 を 関 係 機 関 に 報 告 すると 共 に 関 係 機 関 の 指 導 のもとで 復 旧 計 画 を 策 定 する なお 災 害 が 発 生 した 場 合 速 やかに 以 下 の 措 置 をとる (1) 文 化 財 管 理 者 に 対 し 被 災 状 況 に 係 る 情 報 を 速 やかに 収 集 し 状 況 に 応 じた 応 急 対 策 を 指 導 すると 共 に 必 要 に 応 じ 係 員 を 現 地 に 派 遣 する (2) 被 災 状 況 調 査 の 実 施 を 行 う (3) 被 害 の 著 しい 場 合 には 管 理 者 及 び 県 教 育 委 員 会 と 協 議 しながら 移 設 可 能 な 文 化 財 を 一 時 的 に 安 全 な 場 所 に 保 管 する (4) 文 化 財 の 移 設 若 しくは 破 損 等 が 生 じた 場 合 には 関 係 機 関 ( 国 県 )に 対 し 事 後 報 告 を 行 う 文 化 財 一 覧 : 資 料 編 参 照 風 共 -187

244 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 22 節 貯 木 及 び 在 港 船 舶 対 策 計 画 第 22 節 貯 木 及 び 在 港 船 舶 対 策 計 画 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 水 産 林 政 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 産 業 経 済 対 策 部 第 1 貯 木 対 策 1 山 元 貯 木 場 における 流 木 対 策 本 部 長 ( 市 長 )は 関 係 機 関 と 連 携 して 山 元 貯 木 場 における 流 木 対 策 措 置 を 以 下 の 方 法 により 講 ずる (1) 災 害 の 発 生 するおそれがある 場 合 は 災 害 に 関 する 情 報 を 木 材 所 有 者 等 に 伝 達 して 災 害 回 避 の 事 前 措 置 等 について 指 導 する (2) 台 風 等 の 災 害 時 における 木 材 の 流 出 対 策 として 木 材 の 流 出 予 防 措 置 等 に 必 要 な 資 材 等 の 準 備 をあらかじめ 木 材 所 有 者 等 に 指 導 する (3) 木 材 が 流 出 するおそれがある 場 合 には 木 材 を 安 全 な 場 所 に 搬 出 又 は 確 実 に 固 縛 す るよう 木 材 所 有 者 に 指 導 又 は 勧 告 する (4) 搬 出 不 可 能 な 木 材 で かつ それが 流 出 するおそれがある 場 合 には その 所 有 者 等 に 対 して 流 木 防 止 処 置 を 施 すよう 指 導 又 は 勧 告 する 2 港 湾 内 貯 木 場 における 災 害 対 策 本 部 長 ( 市 長 )は 関 係 機 関 と 連 携 して 港 湾 内 貯 木 場 における 流 木 対 策 措 置 につい て 以 下 の 方 法 により 講 ずる (1) 災 害 の 発 生 するおそれがある 場 合 は 災 害 に 関 する 情 報 を 港 湾 内 貯 木 場 の 木 材 所 有 者 等 に 伝 達 して 災 害 回 避 の 事 前 措 置 等 について 指 導 する (2) 貯 木 に 際 しては 災 害 防 止 のために その 収 容 能 力 を 超 えないようにする 適 切 な 対 策 を 講 ずるよう 指 導 する (3) 台 風 高 潮 及 び 津 波 等 の 発 生 時 における 木 材 の 流 動 に 対 処 するために 流 動 予 防 措 置 の 方 法 及 び 予 防 措 置 に 必 要 な 資 材 等 の 確 保 について あらかじめ 木 材 所 有 者 等 に 指 導 する (4) 陸 上 にあたり 流 出 するおそれがある 木 材 又 は 漁 船 については 速 やかに 移 動 又 は 確 実 に 固 縛 するよう その 所 有 者 に 指 導 又 は 勧 告 する 風 共 -188

245 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 22 節 貯 木 及 び 在 港 船 舶 対 策 計 画 第 2 在 港 船 舶 対 策 市 海 上 保 安 部 等 関 係 機 関 は 船 舶 の 被 害 防 止 対 策 として 次 の 措 置 をとる (1) 災 害 の 発 生 するおそれがある 場 合 には 災 害 情 報 等 を 関 係 機 関 に 周 知 する (2) 港 内 に 停 泊 している 船 舶 に 対 しては 安 全 な 停 泊 地 に 移 動 又 は 港 内 での 停 泊 方 法 につ いて 指 導 する (3) 岸 壁 係 留 船 舶 は 離 岸 して 錨 泊 させるが 離 岸 できない 場 合 においては 岸 壁 に 乗 り 上 げない 措 置 を 指 導 する (4) 荷 役 中 の 船 舶 は 作 業 を 中 止 させる (5) 港 内 又 はその 周 辺 において 漂 流 物 沈 殿 物 等 の 交 通 を 阻 害 する 障 害 物 が 発 生 した 場 合 は その 所 有 者 に 除 去 を 命 ずる また 他 の 船 舶 に 対 しては 障 害 物 情 報 として 通 報 す る 風 共 -189

246 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 23 節 農 林 水 産 関 係 対 策 計 画 第 23 節 農 林 水 産 関 係 対 策 計 画 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 農 政 課 農 村 整 備 課 水 産 林 政 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 災 害 対 策 本 部 体 制 産 業 経 済 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 第 1 農 林 水 産 物 の 事 前 及 び 事 後 対 策 1 事 前 対 策 農 業 対 策 班 水 産 業 林 業 対 策 班 は 台 風 等 により 農 林 水 産 物 に 甚 大 な 被 害 を 及 ぼす おそれがあるときは 直 ちに 事 前 対 策 を 樹 立 し 農 林 漁 業 者 に 周 知 徹 底 を 図 ると 共 に 県 等 関 係 機 関 と 連 携 して 事 前 対 策 の 指 導 を 行 う 2 事 後 対 策 台 風 等 の 発 生 により 農 林 水 産 物 に 甚 大 な 被 害 を 受 けたときは 直 ちに 事 後 対 策 を 樹 立 し 農 林 漁 業 者 に 周 知 徹 底 を 図 ると 共 に 県 等 関 係 機 関 と 連 携 して 事 後 対 策 の 指 導 を 行 う 第 2 農 産 業 対 策 1 事 前 対 策 農 業 対 策 班 は 台 風 等 により 被 害 を 生 じるおそれがあるときは 農 業 改 良 普 及 センタ ー 及 び 農 業 協 同 組 合 と 連 携 して 農 家 に 対 し 事 前 対 策 を 指 導 する 2 応 急 対 策 (1) 災 害 によって 農 作 物 の 播 き 直 し 又 は 植 え 替 えをする 場 合 には 農 業 協 同 組 合 に 対 し 種 苗 の 確 保 を 要 請 すると 共 に 県 にその 旨 を 報 告 する (2) 緊 急 に 病 害 虫 防 除 の 実 施 が 必 要 な 場 合 には 農 業 改 良 普 及 センター 農 業 協 同 組 合 と 連 携 して 防 除 対 策 を 指 導 する (3) 緊 急 的 に 農 薬 を 必 要 とする 場 合 には 県 を 通 じ 宮 崎 県 経 済 農 業 協 同 組 合 連 合 会 及 び 宮 崎 県 農 薬 卸 商 業 協 同 組 合 に 対 し 緊 急 供 給 を 依 頼 する 風 共 -190

247 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 23 節 農 林 水 産 関 係 対 策 計 画 第 3 畜 産 業 対 策 1 事 前 対 策 農 業 対 策 班 は 台 風 等 により 被 害 を 生 じるおそれがあるときには 施 設 の 安 全 措 置 家 畜 の 避 難 をするように 指 導 する 2 応 急 対 策 (1) がけ 崩 れ 浸 水 等 の 危 険 がある 場 合 には 家 畜 を 避 難 させるよう 指 導 する (2) 家 畜 に 伝 染 病 の 疑 いがある 場 合 には 県 の 家 畜 防 疫 班 及 び 畜 舎 消 毒 班 並 びに 家 畜 衛 生 班 の 派 遣 を 要 請 する また 家 畜 の 診 療 が 得 られない 場 合 には 県 に 診 療 班 の 派 遣 を 要 請 する (3) 飼 料 の 確 保 が 困 難 となった 場 合 には 農 業 団 体 や 飼 料 業 者 に 対 して 必 要 数 量 の 確 保 及 び 供 給 を 依 頼 すると 共 に 県 に 斡 旋 (あっせん)を 依 頼 する 第 4 林 産 業 対 策 1 事 前 対 策 水 産 業 林 業 対 策 班 は 台 風 等 により 被 害 を 生 じるおそれがあるときには 森 林 組 合 等 と 連 絡 をとり 林 家 に 対 して 事 前 対 策 を 指 導 する 2 応 急 対 策 市 は 災 害 時 において 被 災 立 木 竹 による 二 次 災 害 防 止 と 林 道 機 能 の 確 保 及 び 林 産 物 の 被 害 を 軽 減 するために 次 のとおり 県 と 協 議 の 上 で 被 災 立 木 竹 の 除 去 病 害 虫 の 防 除 林 業 用 種 苗 の 供 給 に 努 める (1) 被 災 立 木 竹 の 除 去 土 砂 の 除 去 被 災 立 木 竹 による 二 次 災 害 防 止 のため 公 共 的 施 設 及 び 人 家 に 災 害 を 及 ぼすおそれ のある 木 竹 の 除 去 に 努 める また 被 災 立 木 竹 による 遮 断 林 道 の 機 能 回 復 に 努 める (2) 病 虫 害 の 防 除 被 災 立 木 竹 は 菌 による 腐 朽 や 害 虫 の 食 害 を 受 けやすいため 健 全 木 竹 への 被 害 まん えんを 防 ぐため 枯 損 倒 伏 折 損 等 の 木 竹 については 速 やかに 林 外 へ 搬 出 するほか 焼 却 又 は 薬 剤 処 理 等 により 病 害 虫 の 防 除 に 努 める (3) 林 業 用 種 苗 の 確 保 林 業 用 種 苗 の 被 害 を 最 小 限 にくい 止 めるため 市 は 森 林 組 合 等 と 協 力 して 対 策 の 技 術 指 導 を 行 うと 共 に 必 要 に 応 じて 助 成 を 行 い 林 業 用 種 苗 の 確 保 に 努 める 風 共 -191

248 第 2 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 23 節 農 林 水 産 関 係 対 策 計 画 第 5 水 産 業 対 策 1 事 前 対 策 水 産 業 林 業 対 策 班 は 台 風 等 により 被 害 が 発 生 するおそれがあるときは 漁 業 協 同 組 合 等 と 連 絡 をとり 漁 業 施 設 漁 船 等 の 安 全 対 策 を 指 導 する 2 応 急 対 策 (1) 水 産 養 殖 用 種 苗 並 びに 飼 料 等 の 確 保 災 害 により 水 産 養 殖 種 苗 あるいは 飼 料 等 の 供 給 補 給 の 必 要 を 生 じた 場 合 は その 生 産 を 確 保 するため 県 に 斡 旋 (あっせん)を 要 請 する (2) 病 虫 害 の 防 疫 指 導 災 害 により 水 産 養 殖 物 に 病 害 虫 発 生 のおそれがある 場 合 県 水 産 試 験 機 関 に 対 し 防 疫 対 策 についての 指 導 を 要 請 する 風 共 -192

249 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 税 務 課 地 域 振 興 課 福 祉 課 こども 課 国 民 年 金 課 建 築 住 宅 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 総 務 対 策 部 市 民 対 策 部 福 祉 対 策 部 建 設 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 第 1 被 災 者 への 相 談 窓 口 の 設 置 災 害 によって 被 害 を 受 けた 市 民 が 早 期 に 生 活 の 安 定 を 図 れるように 支 援 する その 実 施 に 当 たっては 相 談 窓 口 を 設 置 して 被 災 者 への 各 種 援 助 助 成 制 度 の 周 知 徹 底 を 図 るなど 可 能 な 限 り 細 やかな 対 応 に 努 める 第 2 生 活 確 保 資 金 の 融 資 等 1 災 害 弔 慰 金 等 及 び 災 害 援 護 資 金 の 給 貸 与 市 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 する 条 例 に 基 づく 自 然 災 害 により 死 亡 した 場 合 遺 族 に 対 して 災 害 弔 慰 金 を 支 給 すると 共 に 身 体 又 は 精 神 に 障 がいが 残 った 場 合 には その 者 に 対 し 災 害 障 害 見 舞 金 を 支 給 する 日 南 市 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 する 条 例 : 資 料 編 参 照 日 南 市 災 害 弔 慰 金 の 支 給 等 に 関 する 条 例 施 行 規 則 : 資 料 編 参 照 風 共 -193

250 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 [ 災 害 弔 慰 金 の 支 給 ] 対 象 災 害 支 給 額 遺 族 の 範 囲 1 市 町 村 において 住 家 が5 世 帯 以 上 滅 失 した 災 害 都 道 府 県 内 において 住 居 が5 世 帯 以 上 滅 失 した 市 町 村 が 3 以 上 ある 場 合 の 災 害 自 然 災 害 都 道 府 県 内 において 災 害 救 助 法 が 適 用 された 市 町 村 が1 以 上 ある 場 合 の 災 害 災 害 救 助 法 が 適 用 された 市 町 村 をその 区 域 内 に 含 む 都 道 府 県 が2 以 上 ある 場 合 の 災 害 1 生 計 維 持 者 500 万 円 2その 他 の 者 250 万 円 配 偶 者 子 父 母 孫 祖 父 母 兄 弟 姉 妹 ( 兄 弟 姉 妹 については 死 亡 した 者 の 死 亡 当 時 における 配 偶 者 子 父 母 孫 又 は 祖 父 母 のいずれもが 存 しない 場 合 で 死 亡 した 者 の 死 亡 当 時 その 者 と 同 居 し 又 は 生 計 を 同 じくし ていた 者 が 対 象 となる) [ 災 害 障 がい 見 舞 金 の 支 給 ] 対 象 災 害 支 給 額 障 がいの 程 度 1 市 町 村 において 住 家 が5 世 帯 以 上 滅 失 した 災 害 都 道 府 県 内 において 住 居 が5 世 帯 以 上 滅 失 した 市 町 村 が 3 以 上 ある 場 合 の 災 害 自 然 災 害 都 道 府 県 内 において 災 害 救 助 法 が 適 用 された 市 町 村 が1 以 上 ある 場 合 の 災 害 災 害 救 助 法 が 適 用 された 市 町 村 をその 区 域 内 に 含 む 都 道 府 県 が2 以 上 ある 場 合 の 災 害 1 生 計 維 持 者 250 万 円 2その 他 の 者 125 万 円 1 両 眼 が 失 明 したもの 2 咀 嚼 (そしゃく) 及 び 言 語 の 機 能 を 廃 したもの 3 神 経 系 統 の 機 能 又 は 精 神 に 著 しい 障 害 を 残 し 常 に 介 護 を 要 するもの 4 胸 腹 部 臓 器 の 機 能 に 著 しい 障 害 を 残 し 常 に 介 護 を 要 するもの 5 両 上 肢 をひじ 関 節 以 上 で 失 ったもの 6 両 上 肢 の 用 を 全 廃 したもの 7 両 下 肢 をひざ 関 節 以 上 で 失 ったもの 8 両 下 肢 の 用 を 全 廃 したもの 9 精 神 又 は 身 体 の 障 がいが 重 複 する 場 合 における 当 該 重 複 する 障 害 の 程 度 が 前 各 項 と 同 程 度 以 上 と 認 められるもの 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 第 2 編 共 通 対 策 編 第 4 節 1 災 害 弔 慰 金 等 の 支 給 風 共 -194

251 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 対 象 災 害 貸 付 限 度 額 貸 付 条 件 [ 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 け] 自 然 災 害 県 内 において 災 害 救 助 法 が 適 用 された 市 町 村 が1 以 上 ある 場 合 の 災 害 1 世 帯 主 の1か 月 以 上 の 負 傷 150 万 円 250 万 円 2 家 財 の 1/3 以 上 の 損 害 150 万 円 270 万 円 (350) 350 万 円 3 住 居 の 半 壊 170 万 円 (250) 4 住 居 の 全 壊 250 万 円 (350) 5 住 居 の 全 体 が 滅 失 若 しくは 流 失 350 万 円 特 別 の 事 情 がある 場 合 には( ) 内 の 額 とする 重 複 する 場 合 には 50 万 円 を 調 整 する 世 帯 人 員 ( 市 民 税 における 総 所 得 金 額 ) 1 人 220 万 円 2 人 430 万 円 所 得 制 限 3 人 620 万 円 4 人 730 万 円 5 人 以 上 (1 人 増 すごとに730 万 円 に30 万 円 を 加 えた 額 ) ただし その 世 帯 の 住 居 が 滅 失 した 場 合 にあって は 1,270 万 円 とする 利 率 年 3%( 据 置 期 間 は 無 利 子 ) 据 置 期 間 3 年 ( 特 別 の 事 情 がある 場 合 は 5 年 ) 償 還 期 限 10 年 ( 据 置 期 間 を 含 む) 償 還 方 法 年 賦 又 は 半 年 賦 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 第 2 編 共 通 対 策 編 第 4 節 2 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 2 生 活 福 祉 資 金 の 災 害 援 護 資 金 貸 付 生 活 福 祉 資 金 貸 付 制 度 要 綱 に 基 づき 災 害 により 被 害 を 受 けた 低 所 得 世 帯 に 対 し 災 害 を 受 けたことによる 困 窮 から 速 やかな 自 立 更 生 を 促 すため 生 活 福 祉 資 金 の 貸 付 け を 行 う [ 生 活 福 祉 資 金 の 災 害 援 護 資 金 貸 付 け] 資 金 名 生 活 福 祉 資 金 ( 福 祉 資 金 福 祉 費 )の 災 害 臨 時 経 費 住 宅 経 費 実 施 主 体 県 社 会 福 祉 協 議 会 ( 窓 口 は 日 南 市 社 会 福 祉 協 議 会 ) 対 象 災 害 災 害 弔 意 金 の 支 給 等 に 関 する 法 律 に 基 づく 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 対 象 とならな い 小 規 模 な 災 害 や 火 災 等 自 然 災 害 以 外 の 災 害 災 害 を 受 けた 低 所 得 者 障 害 者 世 帯 高 齢 世 帯 対 象 世 帯 低 所 得 者 とは 概 ね 市 町 村 民 税 非 課 税 程 度 または 世 帯 の 全 収 入 が 生 活 保 護 法 に 定 める 最 低 生 活 費 の 1.5 倍 以 内 程 度 貸 付 限 度 額 1 災 害 臨 時 経 費 150 万 円 以 内 2 住 宅 経 費 250 万 円 以 内 風 共 -195

252 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 貸 付 利 率 連 帯 保 証 人 を 立 てた 場 合 は 無 利 子 連 帯 保 証 人 を 立 てない 場 合 は 年 1.5% 据 置 期 間 6 ヶ 月 以 内 償 還 期 限 7 年 以 内 償 還 方 法 月 賦 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 第 2 編 共 通 対 策 編 第 4 節 3 生 活 福 祉 資 金 の 災 害 援 護 資 金 の 貸 付 3 母 子 寡 婦 福 祉 資 金 の 貸 付 母 子 及 び 寡 婦 福 祉 法 に 基 づき 災 害 による 被 害 を 受 けた 母 子 家 庭 及 び 寡 婦 に 対 し その 経 済 的 自 立 と 生 活 意 欲 の 助 長 促 進 を 図 るため 母 子 寡 婦 福 祉 資 金 の 貸 付 けを 行 う [ 母 子 寡 婦 福 祉 資 金 の 貸 付 ] 資 金 名 母 子 寡 婦 福 祉 資 金 貸 付 の 住 宅 資 金 実 施 主 体 県 ( 窓 口 は 市 福 祉 事 務 所 ) 貸 付 対 象 者 貸 付 限 度 額 貸 付 利 率 据 置 期 間 償 還 期 間 母 子 家 庭 の 母 又 は 寡 婦 200 万 円 以 内 保 証 人 有 り 無 利 子 貸 付 の 日 から 7 か 月 据 置 期 間 経 過 後 6 年 以 内 償 還 方 法 年 賦 半 年 賦 月 賦 出 典 : 宮 崎 県 地 域 防 災 計 画 第 2 編 共 通 対 策 編 第 4 節 4 母 子 寡 婦 福 祉 資 金 の 貸 付 4 被 災 者 生 活 支 援 制 度 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 に 基 づき 自 然 災 害 により 生 活 基 盤 に 著 しい 被 害 を 受 けた 世 帯 に 対 して 県 が 相 互 扶 助 の 観 点 から 拠 出 した 基 金 を 活 用 し 被 災 者 生 活 再 建 支 援 金 を 支 給 することにより 被 災 者 の 自 立 した 生 活 の 開 始 を 支 援 する (1) 対 象 となる 災 害 暴 風 豪 雨 豪 雪 洪 水 地 震 津 波 その 他 の 異 常 な 自 然 現 象 により 生 ずる 被 害 で あり 対 象 基 準 については 次 のとおりである 1 被 害 救 助 法 施 行 令 第 1 条 第 1 項 第 1 号 又 は 2 号 のいずれかに 該 当 する 被 害 ( 同 条 第 2 項 のみなし 規 定 により 該 当 することとなるものを 含 む)が 発 生 した 市 内 におけ る 災 害 2 市 内 における 住 宅 全 壊 の 世 帯 数 が 10 以 上 である 災 害 3 県 内 における 住 宅 全 壊 の 世 帯 数 が 100 以 上 である 災 害 4 上 記 の1 項 から3 項 に 規 定 する 市 町 又 は 都 道 府 県 の 区 域 に 隣 接 する 場 合 で 市 内 における 全 壊 世 帯 数 が 5 以 上 である 災 害 ( 市 の 人 口 が 10 万 人 未 満 である 場 合 に 適 用 ) 風 共 -196

253 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 (2) 被 害 の 認 定 被 害 の 認 定 は 参 考 に 揚 げる 災 害 の 被 害 認 定 基 準 に 基 づき 市 は 適 正 かつ 迅 速 に 行 うものとする ただし 大 規 模 半 壊 については 損 壊 部 分 が 延 べ 床 面 積 の 50% 以 上 70% 未 満 又 は 損 害 割 合 ( 経 済 的 被 害 )が 40% 以 上 50% 未 満 とする (3) 支 給 対 象 世 帯 1 住 宅 が 全 壊 した 世 帯 2 住 宅 が 半 壊 又 は 住 宅 の 敷 地 に 被 害 が 生 じ その 住 宅 をやむを 得 ず 解 体 した 世 帯 3 災 害 による 危 険 な 状 態 が 継 続 し 住 宅 に 居 住 不 能 な 状 態 が 長 期 間 継 続 している 世 帯 4 住 宅 が 半 壊 し 大 規 模 な 補 修 を 行 わなければ 居 住 することが 困 難 な 世 帯 (4) 支 援 金 の 支 給 額 支 給 額 は 以 下 の 2 つの 支 援 金 ( 基 礎 支 援 金 加 算 支 援 金 )の 合 計 額 となる ( 世 帯 人 数 が 1 人 の 場 合 は 各 該 当 欄 の 金 額 の 3/4 の 額 ) 1 住 宅 の 被 害 程 度 に 応 じて 支 給 する 支 援 金 ( 基 礎 支 援 金 ) 住 宅 の 全 壊 解 体 長 期 避 難 大 規 模 半 壊 被 害 程 度 ((3) 項 1に 該 当 )((3) 項 2に 該 当 )((3) 項 3に 該 当 )((3) 項 4に 該 当 ) 支 給 額 100 万 円 100 万 円 100 万 円 50 万 円 2 住 宅 の 再 建 方 法 に 応 じて 支 給 する 支 援 金 ( 加 算 支 援 金 ) 住 宅 の 建 設 購 入 補 修 賃 借 ( 公 営 住 宅 以 外 ) 再 建 方 法 支 給 額 200 万 円 100 万 円 50 万 円 (5) 支 給 申 請 ( いったん 住 宅 を 賃 借 した 後 自 ら 居 住 する 住 宅 を 建 設 購 入 ( 又 は 補 修 ) する 場 合 には 合 計 で 200( 又 は 100) 万 円 ) 市 は 支 援 金 支 給 の 申 請 を 受 けた 場 合 速 やかに 申 請 書 類 の 審 査 当 該 申 請 に 係 る 被 害 の 認 定 を 行 う 県 は 市 から 申 請 書 類 の 送 付 があった 場 合 これを 審 査 の 上 支 給 の 当 否 を 決 定 する 被 災 者 生 活 再 建 支 援 金 の 支 給 手 順 被 災 者 申 請 市 住 宅 の 被 害 認 定 報 告 申 請 受 付 確 認 書 類 送 付 県 被 害 認 定 まとめ 対 象 災 害 の 公 示 書 類 送 付 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 人 申 請 受 理 審 査 支 給 額 の 決 定 書 類 送 付 国 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 等 等 支 給 等 事 務 委 託 支 援 金 の 支 給 被 災 者 生 活 再 建 支 援 法 : 資 料 編 参 照 風 共 -197

254 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 5 宮 崎 県 市 町 村 災 害 時 安 心 基 金 支 援 金 の 支 給 宮 崎 県 市 町 村 災 害 時 安 心 基 金 支 援 金 交 付 要 綱 ( 平 成 19 年 7 月 23 日 公 益 財 団 法 人 宮 崎 県 市 町 村 振 興 協 会 )に 基 づき 災 害 により 住 家 に 著 しい 被 害 を 受 けた 被 災 者 の 生 活 を 支 援 するため 市 を 介 して 宮 崎 県 市 町 村 災 害 時 安 心 基 金 支 援 金 を 支 給 する [ 宮 崎 県 市 町 村 災 害 時 安 心 基 金 支 援 金 の 支 給 ] 区 分 支 給 の 内 容 等 実 施 主 体 対 象 災 害 支 援 金 の 額 公 益 財 団 法 人 宮 崎 県 市 町 村 振 興 協 会 自 然 災 害 により 全 壊 半 壊 又 は 床 上 浸 水 の 住 家 被 害 があった 市 町 村 (1 世 帯 でも 床 上 浸 水 以 上 の 住 家 被 害 のあった 市 町 村 ) (1) 住 家 の 全 壊 世 帯 20 万 円 (2) 住 家 の 半 壊 世 帯 15 万 円 (3) 床 上 浸 水 世 帯 10 万 円 第 3 市 税 の 減 免 等 1 市 税 の 減 免 (1) 市 民 税 の 減 免 日 南 市 税 条 例 の 規 定 に 基 づき 風 水 害 その 他 これに 類 する 災 害 を 受 け 家 財 道 具 に 甚 大 な 損 失 を 被 った 者 に 対 して 必 要 があると 認 められるものに 対 して 市 民 税 を 減 免 する (2) 固 定 資 産 税 の 減 免 日 南 市 税 条 例 の 規 定 に 基 づき 市 の 全 部 又 は 一 部 にわたる 災 害 により 著 しく 価 値 を 減 じた 固 定 資 産 については 必 要 があると 認 められるものは その 所 有 者 に 対 し 課 す る 固 定 資 産 税 を 減 免 する 日 南 市 税 減 免 の 基 準 に 関 する 規 則 : 資 料 編 参 照 (3) 国 民 健 康 保 険 税 の 減 免 日 南 市 国 民 健 康 保 険 税 条 例 の 規 定 に 基 づき 不 慮 の 災 害 により 生 活 の 基 盤 となる 資 産 に 甚 大 な 損 害 を 被 った 者 のうち 特 に 必 要 があると 求 めるものに 対 し 保 険 税 を 減 免 することができる 日 南 市 国 民 健 康 保 険 税 条 例 ( 抜 粋 ): 資 料 編 参 照 日 南 市 国 民 健 康 保 険 税 減 免 に 関 する 規 則 : 資 料 編 参 照 2 県 税 の 減 免 等 の 措 置 (1) 県 税 の 申 告 申 請 納 付 納 入 等 の 期 限 の 延 長 (2) 県 税 の 徴 収 猶 予 (1 年 以 内 やむを 得 ない 場 合 は2 年 ) (3) 滞 納 処 分 の 執 行 の 停 止 等 (4) 県 税 の 減 免 被 災 した 納 税 義 務 者 は 次 の 各 税 目 について 減 免 される 風 共 -198

255 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 1 個 人 事 業 税 2 不 動 産 取 得 税 3 自 動 車 税 4 特 別 地 方 消 費 税 5 軽 油 引 取 税 3 国 税 の 減 免 等 の 措 置 (1) 被 災 者 に 対 する 国 税 の 申 告 申 請 請 求 届 出 その 他 書 類 の 提 出 納 付 又 は 徴 収 に 関 する 期 限 の 延 長 (2) 被 災 者 に 対 する 所 得 税 の 減 免 及 び 徴 収 猶 予 (3) 被 災 者 の 給 与 所 得 に 対 する 源 泉 所 得 税 の 徴 収 猶 予 1 納 期 限 未 到 来 の 場 合 の 徴 収 猶 予 2 通 常 の 場 合 の 徴 収 猶 予 3 災 害 減 免 法 に 基 づく 徴 収 猶 予 等 第 4 雇 用 の 確 保 (1) 就 職 の 斡 旋 (あっせん) 被 災 により 他 に 転 職 を 希 望 するものに 対 しては 公 共 職 業 安 定 所 と 連 携 し 積 極 的 に 就 職 の 斡 旋 (あっせん)を 行 う (2) 職 業 訓 練 の 実 施 就 職 を 開 拓 するため 職 業 訓 練 校 において 職 業 訓 練 を 実 施 するように 努 める 第 5 災 害 公 営 住 宅 の 建 設 住 宅 資 金 の 融 資 公 営 住 宅 法 ( 最 終 改 正 平 成 19 年 法 律 第 52 号 )に 基 づき 自 力 で 住 宅 を 建 設 できない 被 災 者 に 対 する 恒 久 的 な 住 宅 確 保 のため 市 は 災 害 公 営 住 宅 の 建 設 及 び 既 設 公 営 住 宅 の 復 旧 を 行 う また 住 宅 の 建 設 又 は 補 修 を 行 う 者 に 対 しては 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 災 害 復 興 住 宅 資 金 融 資 を 受 けられるようにする 1 災 害 公 営 住 宅 の 建 設 条 件 災 害 により 滅 失 した 住 宅 に 居 住 していた 低 額 所 得 者 等 に 賃 貸 するため 市 は 次 に 該 当 する 場 合 において 国 の 補 助 を 受 けて 災 害 公 営 住 宅 の 建 設 を 行 う (1) 暴 風 雨 洪 水 その 他 の 異 常 な 天 然 現 象 により 住 宅 が 滅 失 した 場 合 ( 公 営 住 宅 法 第 8 条 第 1 項 第 1 号 ) 風 共 -199

256 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 1 被 災 地 全 域 の 滅 失 戸 数 が 500 戸 以 上 2 一 市 町 村 の 区 域 内 の 滅 失 戸 数 が 200 戸 以 上 ( 激 甚 災 害 は 別 途 適 用 条 件 あり) 3 滅 失 戸 数 が 一 市 町 村 の 区 域 内 の 住 宅 戸 数 の 一 割 以 上 (2) 火 災 による 場 合 ( 公 営 住 宅 法 第 8 条 第 1 項 第 2 号 ) 1 被 災 地 全 域 の 滅 失 戸 数 が 200 戸 以 上 2 滅 失 戸 数 が 一 市 町 村 の 区 域 内 の 住 宅 戸 数 の 一 割 以 上 2 災 害 公 営 住 宅 の 入 居 者 資 格 災 害 公 営 住 宅 の 入 居 者 は 次 の(1)~(4)に 示 す 条 件 に 該 当 する 者 とする (1) 災 害 により 滅 失 した 住 宅 に 居 住 していた 者 であること (2) 現 に 同 居 し または 同 居 しようとする 親 族 があること (3) その 者 の 収 入 が 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 6 条 第 5 項 第 2 号 に 規 定 する 金 額 を 越 えないこ と (4) 現 に 住 宅 に 困 窮 していることが 明 らかなものであること [ 公 営 住 宅 法 第 23 条 による 入 居 者 の 条 件 について] ア 現 に 同 居 し 又 は 同 居 しようとする 親 族 がある(ただし 公 営 住 宅 法 施 行 令 第 6 条 第 6 項 各 号 に 規 定 する 老 人 身 体 障 がい 者 その 他 の 特 に 居 住 の 安 定 を 図 る 必 要 があるものを 除 く)こと( 公 営 住 宅 法 第 23 条 第 1 号 ) イ 災 害 により 滅 失 した 住 宅 に 居 住 していた 者 で その 者 の 収 入 が 公 営 住 宅 施 工 令 第 6 条 第 5 項 第 2 号 で 定 める 金 額 以 下 であること( 公 営 住 宅 法 第 23 条 第 2 号 ロ) ウ 現 に 住 宅 に 困 窮 していることが 明 らかな 者 であること( 公 営 住 宅 法 第 23 条 第 3 号 ) 3 災 害 公 営 住 宅 の 建 設 戸 数 ( 公 営 住 宅 法 第 10 条 第 1 項 ) 災 害 公 営 住 宅 の 建 設 戸 数 は 被 災 滅 失 住 宅 戸 数 の3 割 以 内 とする ただし 激 甚 災 害 においては 被 災 滅 失 住 宅 戸 数 の5 割 以 内 とする 4 住 宅 復 興 資 金 の 融 資 火 災 地 震 暴 風 雨 等 の 災 害 により 住 宅 に 被 害 を 受 けた 者 に 対 し 住 宅 金 融 支 援 機 構 の 規 定 により 災 害 復 興 住 宅 資 金 の 融 資 を 適 用 し 建 設 又 は 補 修 に 要 する 資 金 の 貸 付 けを 行 う (1) 資 金 の 種 類 1 災 害 復 興 住 宅 建 設 資 金 2 補 修 資 金 風 共 -200

257 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 (2) 市 の 措 置 1 災 害 復 興 住 宅 資 金 県 及 び 市 は 災 害 地 の 住 宅 被 害 状 況 を 遅 滞 なく 調 査 し 住 宅 金 融 支 援 機 構 南 九 州 支 店 に 報 告 を 行 い 災 害 復 興 住 宅 資 金 の 融 資 について 支 援 要 請 を 行 う 県 及 び 市 は 災 害 復 興 住 宅 資 金 貸 付 けを 住 宅 支 援 機 構 が 決 定 した 場 合 には 借 入 れ 手 続 の 指 導 融 資 希 望 者 住 宅 の 被 害 状 況 や 被 害 率 の 調 査 及 び 全 壊 大 規 模 半 壊 並 びに 半 壊 した 旨 のり 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 発 行 等 を 早 期 に 行 い 災 害 復 興 資 金 の 円 滑 な 借 入 れ 促 進 を 図 れるように 努 める ア 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 及 び 10 万 円 以 上 の 被 害 を 受 けた 住 宅 補 修 イ 親 孝 行 ローン ウ 地 すべり 等 関 連 住 宅 融 資 ( 地 すべり 関 連 住 宅 土 砂 災 害 関 連 住 宅 密 集 市 街 地 関 連 住 宅 の 移 転 や 代 替 え 住 宅 の 建 設 又 は 購 入 ) 2 マイホーム 新 築 資 金 ( 特 別 貸 付 ) 災 害 により 滅 失 した 住 宅 を 当 時 所 有 し 又 は 使 用 していたり 災 ( 罹 災 ) 者 (り 災 ( 罹 災 )の 日 から1 年 を 経 過 しない 場 合 のみ)は マイホーム 新 築 資 金 の 特 別 融 資 を 受 ける 事 ができるため 県 及 び 市 は り 災 ( 罹 災 ) 者 に 対 して 当 該 資 金 が 円 滑 に 行 われるよう 制 度 の 周 知 を 図 ると 共 に 借 入 れ 手 続 きに 相 談 にのる 等 の 支 援 を 行 う ただし マイホーム 新 築 融 資 の 対 象 となる 住 宅 は 下 記 の 通 りである ア 住 宅 部 分 の 床 面 積 が 80~280 m2であること イ 敷 地 面 積 が 100 m2 以 上 であること ウ 建 設 費 が 公 庫 で 定 められている 限 度 額 以 内 であること 住 宅 融 資 額 :750 万 円 ~1,590 万 円 土 地 融 資 額 :210 万 円 ~340 万 円 エ 公 庫 の 建 設 基 準 に 当 てはまる 住 宅 であること( 下 記 に 主 な 技 術 基 準 を 示 す) (ア) 一 般 の 交 通 の 用 に 供 する 道 に2m 以 上 接 していること (イ) 原 則 として2 以 上 の 居 住 区 ( 就 寝 室 居 間 食 事 室 など) 台 所 トイレ 浴 室 を 設 けること (ウ) 住 宅 の 構 造 区 分 が 木 造 ( 耐 久 性 )の 場 合 は 一 戸 建 てまたは 連 続 建 てとする こと (エ) 住 宅 の 外 壁 天 井 裏 床 下 などに 所 定 の 厚 さの 断 熱 材 を 施 行 すること (オ) 土 台 が 木 造 の 場 合 は 基 礎 の 高 さを 一 定 以 上 とし 土 台 は 柱 と 同 寸 法 以 上 で 耐 久 性 の 高 い 樹 種 などにすること (カ) 台 所 の 給 排 水 などの 配 管 設 備 の 点 検 のために 床 下 点 検 口 などを 設 置 すること 風 共 -201

258 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 [ア 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 及 び 10 万 円 以 上 の 被 害 を 受 けた 住 宅 補 修 の 制 度 ] 資 金 名 及 び 融 資 窓 口 融 資 対 象 融 資 制 限 資 金 使 途 融 資 限 度 額 融 資 金 利 据 置 期 間 返 済 期 間 災 害 復 興 住 宅 融 資 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 自 然 災 害 により 被 害 が 生 じた 住 宅 所 有 者 で 地 方 公 共 団 体 から 全 壊 大 規 模 半 壊 又 は 半 壊 した 旨 の り 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 を 交 付 された 方 住 宅 の 補 修 住 宅 に 10 万 円 以 上 の 被 害 を 受 け り 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 の 発 行 を 受 けた 方 年 収 に 占 める 全 借 り 入 れ 金 額 の 割 合 が 年 収 400 万 円 を 基 準 に 400 万 円 以 下 の 方 は 30% 以 下 400 万 円 以 上 の 方 は 35% 以 下 であること 住 宅 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 資 金 又 は 住 宅 補 修 資 金 建 設 新 築 購 入 資 金 :1,400 万 円 ~1,460 万 円 リユース( 中 古 ) 購 入 資 金 :950 万 円 ~1,460 万 円 (+ 土 地 融 資 額 :380 万 円 ( 整 地 資 金 ),+970 万 円 ( 土 地 取 得 資 金 )) 住 宅 の 補 修 :590 万 円 から 640 万 円 (+380 万 円 ( 整 地 資 金 )) 特 例 加 算 額 :450 万 円 ( 補 修 資 金 の 場 合 を 除 く) 2.0%~2.9% 申 し 込 み 受 付 期 間 内 ( 原 則 り 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 に 記 載 されたり 災 ( 罹 災 ) 日 から2 年 間 ) 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 :25 年 ~35 年 住 宅 の 補 修 :20 年 [イ 親 孝 行 ローンの 制 度 ] 資 金 名 及 び 融 資 窓 口 融 資 対 象 融 資 制 限 資 金 使 途 融 資 限 度 額 災 害 復 興 住 宅 融 資 のうちの 親 孝 行 ローン り 災 ( 罹 災 )した 親 ( 満 60 才 以 上 の 父 母 祖 父 母 )が 住 むための 住 宅 を 建 設 購 入 又 は 補 修 する 場 合 で 下 記 の 対 象 者 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 自 然 災 害 により 被 害 が 生 じた 住 宅 所 有 者 で 地 方 公 共 団 体 から 全 壊 大 規 模 半 壊 又 は 半 壊 した 旨 の り 災 ( 罹 災 ) 証 明 書 を 交 付 された 方 住 宅 の 補 修 住 宅 に 10 万 円 以 上 の 被 害 を 受 け り 災 証 明 書 の 発 行 を 受 けた 方 災 害 復 興 住 宅 融 資 制 度 の 適 用 される 災 害 り 災 ( 罹 災 )した 親 が 居 住 していた 住 宅 の 所 在 地 と 同 一 市 区 町 村 であること 年 収 に 占 める 全 借 り 入 れ 金 額 の 割 合 が 年 収 400 万 円 を 基 準 に 400 万 円 以 下 の 方 は 30% 以 下 400 万 円 以 上 の 方 は 35% 以 下 であること 住 宅 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 資 金 又 は 住 宅 補 修 資 金 建 設 新 築 購 入 資 金 :1,400 万 円 ~1,460 万 円 リユース( 中 古 ) 購 入 資 金 :950 万 円 ~1,460 万 円 (+ 土 地 融 資 額 :380 万 円 ( 整 地 資 金 ),+970 万 円 ( 土 地 取 得 資 金 )) 住 宅 の 補 修 :590 万 円 から 640 万 円 (+380 万 円 ( 整 地 資 金 )) 特 例 加 算 額 :450 万 円 ( 補 修 資 金 の 場 合 を 除 く) 風 共 -202

259 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 1 節 被 災 者 の 生 活 再 建 支 援 融 資 金 利 据 置 期 間 返 済 期 間 2.0%~2.9% 申 し 込 み 受 付 期 間 内 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 :25 年 ~35 年 住 宅 の 補 修 :20 年 [ウ 地 すべり 等 関 連 住 宅 融 資 ( 地 すべり 関 連 住 宅 土 砂 災 害 関 連 住 宅 密 集 市 街 地 関 連 住 宅 の 移 転 や 代 替 え 住 宅 の 建 設 又 は 購 入 )の 制 度 ] 資 金 名 及 び 融 資 窓 口 融 資 対 象 融 資 制 限 資 金 使 途 融 資 限 度 額 融 資 金 利 据 置 期 間 返 済 期 間 地 すべり 等 関 連 住 宅 融 資 地 すべり 等 防 止 法 などの 関 連 事 業 計 画 または 勧 告 に 基 づいて 住 宅 を 移 転 又 は 除 去 する 際 の 当 該 家 屋 の 所 有 者 賃 借 人 又 は 居 住 者 で 地 方 公 共 団 体 から 次 の 移 転 等 を 要 することを 証 明 する 書 類 の 発 行 を 受 けた 方 地 すべり 関 連 住 宅 の 申 込 者 : 市 長 の 証 明 書 土 砂 災 害 関 連 住 宅 の 申 込 者 : 勧 告 書 の 写 し 密 集 市 街 地 関 連 住 宅 の 申 込 者 : 勧 告 書 の 写 し 年 収 に 占 める 全 借 り 入 れ 金 額 の 割 合 が 年 収 400 万 円 を 基 準 に 400 万 円 以 下 の 方 は 30% 以 下 400 万 円 以 上 の 方 は 35% 以 下 であること 住 宅 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 資 金 又 は 住 宅 補 修 資 金 建 設 新 築 購 入 資 金 :1,400 万 円 ~1,460 万 円 リユース( 中 古 ) 購 入 資 金 :950 万 円 ~1,460 万 円 (+970 万 円 ( 土 地 取 得 資 金 )) 特 例 加 算 額 :450 万 円 2.3%~3.4% 申 し 込 み 受 付 期 間 内 で 関 連 事 業 計 画 の 公 表 の 日 又 は 勧 告 の 日 から2 年 以 内 建 設 及 び 新 築 リユース( 中 古 ) 購 入 :25 年 ~35 年 風 共 -203

260 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 2 節 被 災 中 小 企 業 の 復 興 その 他 経 済 復 興 の 支 援 第 2 節 被 災 中 小 企 業 の 復 興 その 他 経 済 復 興 の 支 援 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 農 政 課 水 産 林 政 課 商 工 観 光 課 災 害 対 策 本 部 体 制 産 業 経 済 対 策 部 第 1 風 評 被 害 対 策 1 計 画 方 針 被 災 後 の 産 業 の 復 興 を 図 るために 農 産 物 や 水 産 物 の 安 全 性 観 光 地 としての 安 全 性 快 適 性 等 について 市 内 外 に 向 けて 情 報 を 発 信 することにより 風 評 被 害 による 産 業 への 打 撃 を 防 止 する 対 策 を 進 める 2 風 評 被 害 対 策 災 害 後 の 風 評 被 害 の 実 態 を 把 握 して 必 要 に 応 じ 風 評 被 害 対 策 会 議 を 開 催 のうえで 風 評 被 害 を 早 期 に 解 決 する 第 2 中 小 企 業 の 復 興 支 援 1 計 画 方 針 被 災 した 中 小 企 業 の 再 建 を 促 進 するための 資 金 対 策 として 一 般 金 融 機 関 ( 普 通 銀 行 信 用 金 庫 信 用 組 合 ) 及 び 日 本 政 策 金 融 公 庫 の 融 資 並 びに 信 用 保 証 協 会 による 融 資 の 保 証 等 が 迅 速 かつ 円 滑 に 行 われるように 市 は 次 の 措 置 を 実 施 し 県 及 び 国 に 対 して 要 望 す る 2 中 小 企 業 復 興 支 援 対 策 (1) 資 金 需 要 の 把 握 連 絡 通 報 中 小 企 業 関 係 の 被 害 状 況 について 調 査 し 再 建 のための 資 金 需 要 について 速 やかに 把 握 する また 関 係 機 関 に 緊 急 に 連 絡 を 行 い その 状 況 について 通 報 する (2) 資 金 貸 付 けの 簡 易 迅 速 化 条 件 の 緩 和 等 の 措 置 被 災 地 を 管 轄 する 金 融 機 関 に 対 し 被 害 の 状 況 に 応 じて 貸 付 手 続 きの 簡 易 迅 速 化 並 びに 貸 付 け 条 件 の 緩 和 等 について 特 別 の 取 扱 いを 実 施 するように 要 請 する 風 共 -204

261 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 2 節 被 災 中 小 企 業 の 復 興 その 他 経 済 復 興 の 支 援 (3) 中 小 企 業 者 に 対 する 金 融 制 度 の 周 知 市 は 中 小 企 業 関 係 団 体 を 通 じて 国 県 並 びに 日 本 政 策 金 融 公 庫 等 が 行 う 金 融 の 特 別 措 置 について 中 小 企 業 者 に 対 して 周 知 徹 底 を 図 る (4) 融 資 の 弾 力 的 運 用 市 は 県 と 連 携 して 関 係 金 融 機 関 に 対 し 融 資 の 円 滑 化 及 び 既 往 貸 付 金 の 返 済 猶 予 などについて 弾 力 的 な 対 応 を 要 請 すると 共 に 経 済 変 動 災 害 対 策 貸 付 け セーフ ティネット 貸 付 け による 融 資 が 円 滑 に 行 われるように 必 要 な 措 置 をとる [ 日 本 政 策 金 融 公 庫 の 融 資 制 度 ] 1 経 済 変 動 災 害 対 策 貸 付 けの 融 資 条 件 等 (H 現 在 ) 資 金 名 経 済 変 動 災 害 対 策 貸 付 け 融 資 対 象 災 害 復 旧 事 業 の 再 建 等 を 行 う 中 小 企 業 者 及 び 組 合 資 金 使 途 設 備 資 金 運 転 資 金 融 資 限 度 額 5 千 万 円 ( 組 合 8 千 万 円 ) 3 千 万 円 ( 組 合 8 千 万 円 ) 利 率 1.8%~2.3%( 別 途 保 証 料 0.4%~1.5%) 据 置 期 間 18 月 以 内 24 月 以 内 償 還 期 間 10 年 以 内 7 年 以 内 2 セーフティネット 貸 付 けの 融 資 条 件 等 (H 現 在 ) 資 金 名 セーフティネット 貸 付 け 融 資 対 象 セーフティネット 保 証 4 号 ( 突 発 的 災 害 ( 自 然 災 害 等 ))の 要 件 に 該 当 する 中 小 企 業 者 及 び 組 合 資 金 使 途 設 備 資 金 運 転 資 金 融 資 限 度 額 5 千 万 円 ( 組 合 8 千 万 円 ) 3 千 万 円 ( 組 合 8 千 万 円 ) 利 率 1.6%~2.1%( 別 途 保 証 料 0.55%) 据 置 期 間 18 月 以 内 12 月 以 内 償 還 期 間 10 年 以 内 7 年 以 内 第 3 農 林 水 産 業 の 復 興 支 援 1 計 画 方 針 災 害 により 被 害 を 受 けた 農 林 漁 業 者 又 は 団 体 に 対 し 復 旧 を 促 進 し 農 林 漁 業 の 生 産 力 の 維 持 増 進 と 経 営 の 安 定 を 図 るため 天 災 融 資 法 日 本 政 策 金 融 公 庫 資 金 等 による 融 資 を 促 進 する また 農 業 共 済 団 体 や 漁 業 共 催 団 体 は 農 業 災 害 補 償 法 や 漁 業 災 害 補 償 法 に 基 づく 農 業 共 済 や 漁 業 共 済 の 災 害 補 償 業 務 を 円 滑 に 実 施 する 風 共 -205

262 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 2 節 被 災 中 小 企 業 の 復 興 その 他 経 済 復 興 の 支 援 2 農 林 漁 業 復 旧 資 金 の 貸 付 (1) 資 金 等 の 種 類 被 災 農 業 者 天 災 資 金 [ 経 営 資 金 ]( 農 協 等 ) 天 災 資 金 [ 事 業 資 金 ]( 信 連 ) 災 害 資 金 ( 農 協 等 ) 被 災 林 業 者 農 林 漁 業 セーフティネット 資 金 ( 公 庫 ) 被 災 漁 業 者 被 災 組 合 農 業 近 代 化 資 金 [1 号 資 金 4 号 資 金 ] ( 農 協 等 ) みやざき 農 業 振 興 資 金 [ 施 設 災 害 復 旧 対 策 ]( 農 協 等 ) 農 林 漁 業 施 設 資 金 ( 公 庫 ) 農 業 基 盤 整 備 資 金 ( 公 庫 ) 共 同 利 用 施 設 林 業 基 盤 整 備 資 金 ( 公 庫 ) 漁 業 基 盤 整 備 資 金 ( 公 庫 ) 漁 船 資 金 ( 公 庫 ) 沿 岸 漁 業 経 営 安 定 資 金 ( 公 庫 ) (2) 県 及 び 市 の 措 置 1 県 及 び 市 は 関 係 行 政 機 関 と 連 携 をとり 被 害 の 状 況 復 旧 のための 資 金 需 要 等 の 的 確 な 把 握 に 努 め 融 資 要 件 等 に 該 当 するときには 各 資 金 の 融 資 について 借 入 手 続 の 指 導 等 を 行 う 2 農 業 災 害 補 償 法 や 漁 業 災 害 補 償 法 に 基 づく 農 漁 業 共 済 について 災 害 時 において 農 業 共 済 団 体 や 漁 業 共 済 団 体 等 が 災 害 補 償 業 務 を 迅 速 かつ 適 正 に 行 い また 仮 払 い による 共 済 金 の 早 期 支 払 いができるように 措 置 する 風 共 -206

263 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 3 節 災 害 復 興 第 3 節 災 害 復 興 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 総 合 戦 略 課 その 他 全 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 その 他 全 対 策 部 第 1 災 害 復 興 計 画 の 策 定 1 復 旧 復 興 の 基 本 的 方 向 の 決 定 (1) 基 本 方 針 地 域 の 復 旧 復 興 の 推 進 に 際 して 被 災 地 の 詳 細 な 状 況 把 握 を 行 うと 共 に 地 域 住 民 の 意 向 等 を 反 映 した 基 本 方 針 を 策 定 する (2) 地 域 の 被 災 状 況 の 迅 速 な 把 握 迅 速 かつ 計 画 的 な 地 域 の 復 旧 復 興 を 進 めるためには 長 期 的 な 展 望 の 上 に 立 った 復 旧 復 興 の 基 本 方 向 の 決 定 復 興 計 画 を 策 定 する 必 要 がある このため 市 は その 基 礎 資 料 となる 被 災 地 の 詳 細 な 情 報 を 関 係 機 関 との 緊 密 な 連 携 を 図 りながら 収 集 し 整 理 分 析 を 行 う (3) 地 域 住 民 の 意 向 の 把 握 市 は 被 災 した 住 民 等 関 係 者 との 話 合 いの 場 を 設 定 して 住 民 意 向 の 適 正 な 把 握 を 行 い 復 旧 復 興 の 方 向 に 対 する 理 解 の 増 進 と 合 意 の 形 成 に 努 める その 際 は 男 女 共 同 参 画 の 観 点 から 復 旧 復 興 のあらゆる 場 組 織 に 女 性 の 参 画 を 促 進 するとともに 障 がい 者 高 齢 者 等 の 要 配 慮 者 の 参 画 も 促 進 する (4) 基 本 方 針 の 策 定 市 は 復 旧 復 興 の 基 本 方 針 の 策 定 に 当 たり 県 や 関 係 機 関 等 との 緊 密 な 意 志 疎 通 を 図 りつつ 地 域 の 実 情 や 住 民 の 意 向 等 を 踏 まえた 統 一 的 かつ 整 合 性 のとれた 基 本 方 針 を 策 定 する 2 復 旧 復 興 計 画 の 策 定 (1) 基 本 方 針 風 水 害 や 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 には 復 旧 復 興 に 向 けた 具 体 的 な 指 針 手 順 基 本 目 標 等 を 検 討 し 速 やかに 復 旧 復 興 計 画 を 策 定 すると 共 に 計 画 推 進 のための 体 制 整 備 住 民 への 計 画 内 容 の 周 知 情 報 提 供 等 を 行 う 風 共 -207

264 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 3 節 災 害 復 興 (2) 復 旧 復 興 に 向 けた 指 針 の 策 定 市 は 県 や 関 係 機 関 等 との 緊 密 な 連 携 を 図 り 地 域 の 復 旧 復 興 に 向 けた 基 本 方 向 を 具 体 化 するための 指 針 を 策 定 する (3) 計 画 推 進 のための 体 制 の 整 備 復 旧 復 興 計 画 に 基 づき 効 果 的 に 各 事 業 を 遂 行 するため 市 が 中 心 となり 国 県 関 係 機 関 等 の 事 業 推 進 体 制 の 確 立 に 努 める その 際 マンパワーの 動 員 等 の 体 制 復 旧 復 興 事 業 のための 資 機 材 の 確 保 地 域 との 窓 口 ボランティアとの 連 携 のあり 方 を 確 立 する (4) 国 県 他 の 団 体 への 協 力 要 請 復 旧 復 興 には 多 大 な 費 用 を 要 することから 必 要 に 応 じ 県 や 国 に 財 政 措 置 を 要 請 する また 復 旧 復 興 対 策 の 推 進 のため 必 要 に 応 じ 県 や 国 他 の 団 体 等 に 対 して 職 員 の 派 遣 その 他 の 協 力 を 求 める (5) 地 域 住 民 への 情 報 提 供 地 域 復 興 の 主 体 は 住 民 であり 市 は 定 期 的 に 住 民 との 話 合 い 等 の 機 会 を 設 定 して 十 分 な 意 志 疎 通 を 図 ると 共 に 復 興 計 画 に 関 する 情 報 提 供 広 報 及 び 啓 発 活 動 等 を 行 い 計 画 内 容 の 周 知 徹 底 を 図 る 3 災 害 復 興 本 部 等 の 設 置 (1) 災 害 復 興 本 部 の 設 置 災 害 対 策 本 部 と 連 携 を 図 りながら 将 来 目 標 に 向 かっての 復 興 計 画 策 定 の 事 務 局 と なる 災 害 復 興 本 部 を 庁 内 に 設 置 する (2) 復 興 計 画 策 定 委 員 会 の 設 置 市 民 が 安 心 して 暮 らせる 安 全 で 災 害 に 強 いまちづくりを 目 指 し 災 害 復 興 の 基 本 方 針 などを 検 討 するため 必 要 に 応 じて 復 興 計 画 策 定 委 員 会 を 関 係 機 関 の 代 表 者 により 設 置 する 第 2 災 害 復 旧 事 業 1 災 害 復 旧 の 計 画 方 針 災 害 復 旧 計 画 は 災 害 発 生 後 被 災 した 施 設 の 原 形 復 旧 にあわせて 再 度 災 害 の 発 生 を 防 止 するため 必 要 な 施 設 の 設 計 又 は 改 良 を 行 う 等 将 来 の 災 害 に 備 える 事 業 計 画 を 樹 立 し 早 期 復 旧 を 目 標 にその 実 施 を 図 るものとする 2 災 害 復 旧 事 業 の 種 類 (1) 公 共 土 木 施 設 災 害 復 旧 事 業 1 河 川 災 害 復 旧 事 業 風 共 -208

265 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 3 節 災 害 復 興 2 砂 防 設 備 復 旧 事 業 3 林 地 荒 廃 防 止 施 設 災 害 復 旧 事 業 4 道 路 災 害 復 旧 事 業 5 地 すべり 防 止 施 設 災 害 復 旧 事 業 6 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 施 設 災 害 復 旧 事 業 7 港 湾 災 害 復 旧 事 業 8 漁 港 災 害 復 旧 事 業 9 下 水 道 災 害 復 旧 事 業 10 公 園 災 害 復 旧 事 業 (2) 農 林 水 産 業 施 設 災 害 復 旧 事 業 (3) 都 市 災 害 復 旧 事 業 (4) 水 道 災 害 復 旧 事 業 (5) 住 宅 災 害 復 旧 事 業 (6) 社 会 福 祉 施 設 災 害 復 旧 事 業 (7) 公 立 医 療 施 設 病 院 等 災 害 復 旧 事 業 (8) 学 校 教 育 施 設 災 害 復 旧 事 業 (9) 社 会 教 育 施 設 災 害 復 旧 事 業 (10)その 他 の 災 害 復 旧 事 業 3 復 旧 事 業 の 方 針 (1) 復 旧 事 業 実 施 体 制 災 害 により 被 害 を 受 けた 施 設 の 復 旧 を 迅 速 に 行 うため 指 定 地 方 行 政 機 関 県 市 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 は 復 旧 事 業 を 早 期 に 実 施 するため その 実 施 に 必 要 となる 職 員 の 配 備 職 員 の 応 援 派 遣 等 活 動 体 制 について 必 要 な 措 置 をとる (2) 災 害 復 旧 事 業 計 画 被 災 施 設 の 復 旧 事 業 計 画 を 速 やかに 作 成 し 国 又 は 県 が 費 用 の 全 部 又 は 一 部 を 負 担 し あるいは 補 助 するものは 復 旧 事 業 費 の 決 定 及 び 決 定 を 受 けるための 査 定 計 画 を 策 定 し 査 定 の 実 施 が 速 やかに 行 えるように 努 める (3) 緊 急 調 査 の 促 進 被 災 施 設 の 災 害 の 程 度 により 緊 急 の 場 合 に 応 じて 公 共 土 木 施 設 災 害 復 旧 費 国 庫 負 担 法 その 他 に 規 定 する 緊 急 査 定 が 実 施 されるように 必 要 な 措 置 を 講 じて 復 旧 工 事 が 迅 速 に 行 われるよう 努 める (4) 災 害 復 旧 事 業 期 間 の 短 縮 復 旧 事 業 計 画 の 樹 立 に 当 たっては 災 害 地 の 状 況 被 害 の 発 生 原 因 等 を 考 慮 して 再 度 災 害 の 防 止 及 び 速 やかな 効 果 があがるよう 関 係 機 関 は 十 分 連 絡 調 整 を 図 り 事 業 期 間 の 短 縮 に 努 める 風 共 -209

266 第 3 章 災 害 復 旧 復 興 計 画 第 3 節 災 害 復 興 (5) 復 旧 事 業 の 促 進 復 旧 事 業 の 決 定 したものについては 速 やかに 実 施 できるように 措 置 し 復 旧 事 業 の 実 施 効 率 をあげるように 努 める 第 3 災 害 復 旧 事 業 に 伴 う 財 政 援 助 災 害 復 旧 事 業 費 の 決 定 は 知 事 市 長 の 報 告 資 料 及 び 実 施 調 査 に 基 づき 決 定 されるが 法 律 又 は 予 算 の 範 囲 内 において 国 が 全 部 又 は 一 部 を 負 担 し 若 しくは 補 助 して 行 う 災 害 復 旧 事 業 並 びに 激 甚 災 害 に 対 処 するための 特 別 の 財 政 援 助 等 に 関 する 法 律 に 基 づいて 援 助 さ れる 1 法 律 により 一 部 負 担 又 は 補 助 されるもの (1) 公 共 土 木 施 設 災 害 復 旧 費 国 庫 負 担 法 (2) 公 立 学 校 施 設 災 害 復 旧 費 国 庫 負 担 法 (3) 公 営 住 宅 法 (4) 土 地 区 画 整 理 法 (5) 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 (6) 廃 棄 物 の 処 理 及 び 清 掃 に 関 する 法 律 (7) 予 防 接 種 法 (8) 都 市 災 害 復 旧 は 都 市 災 害 復 旧 事 業 国 庫 補 助 に 関 する 基 本 方 針 に 基 づき 予 算 の 範 囲 内 で 事 業 費 の 2 分 の1を 国 庫 補 助 する (9) 農 林 水 産 施 設 災 害 復 旧 費 国 庫 負 担 の 暫 定 措 置 に 関 する 法 律 2 激 甚 災 害 に 係 る 財 政 援 助 措 置 災 害 対 策 基 本 法 に 規 定 する 著 しい 激 甚 である 災 害 ( 激 甚 災 害 )が 発 生 した 場 合 には 市 は 災 害 の 状 況 を 速 やかに 調 査 し その 実 状 を 把 握 して 早 期 に 激 甚 災 害 の 指 定 が 受 けら れるよう 措 置 し 公 共 施 設 の 災 害 復 旧 事 業 が 迅 速 かつ 円 滑 に 実 施 できるよう 措 置 するも のとする 3 災 害 復 旧 資 金 計 画 災 害 復 旧 計 画 の 実 施 に 必 要 な 資 金 需 要 額 を 速 やかに 把 握 し それぞれ 負 担 を 要 する 財 源 を 確 保 するため 起 債 その 他 所 要 の 措 置 を 講 ずる 等 災 害 復 旧 事 業 の 早 期 実 施 に 努 める (1) 災 害 復 旧 経 費 の 資 金 需 要 額 の 把 握 (2) 歳 入 欠 陥 債 災 害 対 策 債 災 害 復 旧 事 業 債 について 調 査 し 事 業 執 行 に 万 全 を 期 す る (3) 普 通 交 付 税 の 繰 上 交 付 及 び 特 別 交 付 を 国 に 要 請 する (4) 一 時 借 入 金 及 び 起 債 の 前 借 等 により 災 害 関 係 経 費 を 確 保 する 風 共 -210

267 第 3 編 地 震 災 害 対 策 編 第 3 編 地 震 災 害 対 策 編

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269 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 1 節 地 震 防 災 対 策 の 推 進 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 1 節 地 震 防 災 対 策 の 推 進 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 関 係 課 その 他 全 課 第 1 地 震 防 災 対 策 事 業 の 推 進 地 震 防 災 対 策 特 別 措 置 法 ( 平 成 7 年 法 律 第 111 号 )に 基 づき 県 は 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 に 関 するものについて 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 を 作 成 し 防 災 対 策 に 資 する 施 設 整 備 を 推 進 することになっており 県 では 第 四 次 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 ( 平 成 23 年 度 ~ 平 成 27 年 度 )を 策 定 し 施 設 整 備 等 の 計 画 的 な 推 進 を 図 っている 市 は 県 計 画 に 基 づき 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 を 促 進 するため 地 震 防 災 緊 急 事 業 五 箇 年 計 画 における 事 業 の 推 進 を 図 る [ 施 策 の 体 系 ] 第 1 地 震 防 災 対 策 事 業 の 推 進 1 五 箇 年 計 画 の 対 象 施 設 等 2 地 域 防 災 拠 点 施 設 等 の 整 備 1 五 箇 年 計 画 の 対 象 施 設 等 五 箇 年 計 画 に 定 めることにより 平 成 23 年 度 から 平 成 27 年 度 までの 期 間 において 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 は 法 律 第 3 条 第 1 項 各 号 に 掲 げる 次 の 施 設 等 であ る (1) 避 難 地 地 震 災 害 時 において 避 難 者 の 一 時 的 な 安 全 を 確 保 する 場 所 (2) 避 難 路 地 震 災 害 時 における 避 難 者 の 安 全 な 避 難 ルートの 確 保 を 図 る 道 路 (3) 消 防 用 施 設 地 震 災 害 時 における 火 災 の 初 期 消 火 延 焼 防 止 等 の 被 害 の 軽 減 を 図 るため 防 火 水 槽 等 の 消 防 水 利 消 防 ポンプ 自 動 車 や 救 助 工 作 車 等 の 消 防 車 両 等 震 -1

270 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 1 節 地 震 防 災 対 策 の 推 進 (4) 緊 急 輸 送 道 路 地 震 災 害 時 における 救 急 救 助 消 火 負 傷 者 の 搬 送 避 難 及 び 収 容 救 援 物 資 の 搬 送 情 報 の 収 集 伝 達 並 びにその 他 の 応 急 対 策 を 円 滑 に 行 うために 緊 急 の 輸 送 を 確 保 するための 道 路 (5) 電 線 共 同 溝 等 地 震 災 害 時 における 都 市 ライフラインの 確 保 を 図 るための 共 同 溝 (6) 市 立 小 中 学 校 の 地 震 防 災 上 の 改 築 補 強 地 震 災 害 時 の 児 童 生 徒 の 安 全 及 び 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 等 となる 小 中 学 校 の 耐 震 構 造 化 (7) 公 的 建 造 物 昭 和 56 年 以 前 に 建 築 された 公 共 施 設 のうちで 避 難 所 に 指 定 され かつ 地 震 防 災 上 改 築 若 しくは 補 強 が 必 要 と 判 断 された 建 造 物 (8) 飲 料 水 電 源 確 保 施 設 地 震 災 害 時 において 地 域 住 民 等 の 安 全 を 確 保 する 飲 料 水 等 の 生 活 用 水 の 確 保 に 必 要 な 施 設 設 備 2 地 域 防 災 拠 点 施 設 等 の 整 備 市 は 地 域 における 防 災 拠 点 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 について 計 画 的 な 耐 震 診 断 耐 震 改 修 等 を 講 ずるほか 防 災 拠 点 等 の 管 理 者 に 対 して 同 様 の 措 置 を 講 ずるよう 指 導 要 請 する また 地 域 に 必 要 な 地 域 防 災 拠 点 等 の 整 備 促 進 について 積 極 的 に 取 り 組 む (1) 地 域 防 災 拠 点 施 設 の 整 備 市 は 地 震 災 害 発 生 時 における 本 部 等 の 防 災 活 動 の 拠 点 としての 機 能 及 び 平 常 時 に おける 防 災 に 関 する 広 報 教 育 及 び 訓 練 等 のコミュニティ 活 動 の 場 としての 機 能 を 果 たす 地 域 の 防 災 拠 点 施 設 にふさわしい 設 備 等 を 備 えた 施 設 等 の 積 極 的 な 整 備 に 努 める 地 域 防 災 拠 点 施 設 の 設 置 については 地 域 の 防 災 活 動 状 況 を 勘 案 した 区 域 ( 防 災 地 区 )ごとに 当 該 区 域 の 防 災 拠 点 として 配 置 する (2) 防 災 拠 点 以 外 に 定 めるべき 防 災 上 重 要 な 施 設 防 災 拠 点 以 外 に 定 めるべき 防 災 上 重 要 な 施 設 は おおむね 次 のとおりとする 1 市 総 合 支 所 ( 北 郷 南 郷 ) その 他 支 所 消 防 団 自 主 防 災 組 織 災 害 ボランティ ア 活 動 拠 点 となる 施 設 設 備 等 2 市 が 指 定 する 避 難 場 所 及 び 避 難 所 又 は 救 護 所 となる 施 設 3 市 の 区 域 内 の 医 療 機 関 福 祉 施 設 備 蓄 倉 庫 その 他 の 防 災 拠 点 となるべき 施 設 等 4 市 の 区 域 内 の 水 源 施 設 電 源 施 設 その 他 のエネルギー 施 設 等 震 -2

271 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 1 節 地 震 防 災 対 策 の 推 進 (3) 備 蓄 拠 点 の 整 備 市 は 災 害 時 における 被 災 者 の 安 全 な 生 活 の 確 保 に 必 要 な 生 活 関 連 物 資 等 の 確 保 対 策 の 一 環 として 備 蓄 拠 点 を 整 備 し 計 画 的 な 推 進 を 図 る また 保 管 場 所 について は 被 災 者 の 避 難 生 活 も 考 慮 し 避 難 場 所 等 に 指 定 されている 学 校 公 民 館 等 のスペ ースを 活 用 する (4) 市 の 事 業 計 画 市 の 事 業 計 画 については 別 に 定 めることとする 第 2 減 災 計 画 の 実 施 本 市 では 日 向 灘 南 部 地 震 日 向 灘 北 部 地 震 えびの- 小 林 地 震 東 南 海 南 海 地 震 を 含 む 南 海 トラフ 地 震 によって 甚 大 な 人 的 被 害 建 物 被 害 土 木 施 設 被 害 ライフライン 被 害 等 が 発 生 する 危 険 性 がある 国 の 防 災 基 本 計 画 及 び 新 宮 崎 県 地 震 減 災 計 画 を 踏 まえて 本 市 における 地 震 被 害 を 半 減 させることを 本 市 の 減 災 目 標 として 県 及 び 防 災 関 係 機 関 住 民 等 と 一 体 となって 地 震 防 災 対 策 を 効 果 的 に 実 施 する 震 -3

272 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 2 節 市 街 地 の 地 震 対 策 第 2 節 市 街 地 の 地 震 対 策 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 総 合 戦 略 課 消 防 本 部 関 係 課 建 設 課 建 築 住 宅 課 生 涯 学 習 スポーツ 課 第 1 防 災 のための 市 街 地 整 備 [ 施 策 の 体 系 ] 第 1 防 災 のための 市 街 地 整 備 1 防 災 都 市 づくり 計 画 の 策 定 2 市 街 地 の 面 的 整 備 の 推 進 3 道 路 公 園 等 の 都 市 施 設 整 備 の 推 進 に 向 けた 研 究 1 防 災 都 市 づくり 計 画 の 策 定 市 は 地 震 津 波 に 強 い 都 市 づくりを 計 画 的 に 推 進 するため 防 災 都 市 づくり 計 画 を 策 定 する 防 災 都 市 づくり 計 画 には 主 に 以 下 の 内 容 を 定 める (1) 都 市 づくりにおいて 考 慮 する 災 害 リスク (2) 災 害 リスクを 考 慮 した 都 市 の 課 題 (3) 防 災 都 市 づくりの 基 本 方 針 (4) 防 災 都 市 づくりの 具 体 的 施 策 2 市 街 地 の 面 的 整 備 の 推 進 既 成 市 街 地 で 木 造 住 宅 が 密 集 している 地 域 公 共 施 設 が 不 足 している 地 域 等 災 害 に 対 して 構 造 的 にぜい 弱 な 地 域 については 市 の 総 合 計 画 と 整 合 性 を 図 りつつ 防 災 都 市 づくり 計 画 に 基 づき 面 的 な 整 備 等 を 促 進 することによって 建 築 物 の 耐 震 不 燃 化 及 び 道 路 公 園 等 の 公 共 施 設 の 整 備 に 努 める (1) 地 区 計 画 を 活 用 した 市 街 地 の 整 備 (2) 土 地 区 画 整 理 事 業 (3) 市 街 地 再 開 発 事 業 (4) 住 宅 市 街 地 総 合 整 備 事 業 (5) 密 集 住 宅 市 街 地 整 備 促 進 事 業 震 -4

273 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 2 節 市 街 地 の 地 震 対 策 3 道 路 公 園 等 の 都 市 施 設 整 備 の 推 進 に 向 けた 研 究 都 市 計 画 道 路 及 び 都 市 公 園 の 整 備 を 計 画 的 に 推 進 していくことにより 市 街 地 の 延 焼 遮 断 効 果 や 災 害 時 における 道 路 交 通 の 確 保 を 図 り 都 市 の 防 災 化 を 推 進 する (1) 都 市 計 画 道 路 の 整 備 推 進 市 街 地 をおおむね 500m 間 隔 の 街 区 に 区 分 する 都 市 計 画 道 路 として 計 画 的 に 整 備 し それぞれの 道 路 に 必 要 とされる 交 通 機 能 や 空 間 機 能 に 応 じた 幅 員 構 成 と 修 景 緑 化 ( 植 樹 帯 ) 等 によって 延 焼 遮 断 効 果 を 高 め 都 市 防 火 対 策 を 推 進 するように 市 総 合 計 画 とも 整 合 性 を 図 りつつ 研 究 を 進 めていく (2) 緊 急 輸 送 道 路 及 び 避 難 路 の 整 備 推 進 災 害 時 のための 緊 急 輸 送 道 路 や 避 難 路 を 指 定 し これを 整 備 していくと 共 に 沿 道 に 耐 震 耐 火 建 築 物 を 整 備 することにより 延 焼 遮 断 効 果 を 高 め 大 火 災 等 の 場 合 にお ける 避 難 効 果 を 高 めるように 道 路 整 備 のあり 方 について 研 究 を 進 める (3) 都 市 計 画 公 園 の 整 備 推 進 都 市 公 園 は 災 害 時 における 緊 急 避 難 場 所 火 災 時 における 延 焼 を 防 止 するための オープンスペースとして 防 災 上 重 要 な 役 割 を 持 つ よって 防 災 効 果 の 高 い 都 市 公 園 と 緑 道 等 によるネットワーク 化 を 推 進 していくことにより 市 街 地 大 火 災 の 防 止 と 市 民 の 安 全 確 保 を 図 るように 計 画 的 な 公 園 整 備 に 努 める 第 2 建 物 の 防 火 対 策 [ 施 策 の 体 系 ] 第 2 建 物 の 防 火 対 策 1 市 街 地 建 築 物 の 防 火 対 策 の 推 進 2 歴 史 的 街 なみの 防 災 性 向 上 の 推 進 1 市 街 地 建 築 物 の 防 火 対 策 の 推 進 大 火 又 は 地 震 の 場 合 の 延 焼 火 災 に 備 えて 密 集 住 宅 地 で 特 に 防 火 性 の 改 善 を 必 要 と する 地 域 については 準 防 火 地 域 を また 沿 道 型 の 商 業 地 域 で 特 に 道 路 による 延 焼 遮 断 効 果 を 上 げる 必 要 がある 地 域 については 防 火 地 域 の 指 定 に 向 けた 対 策 研 究 を 進 めて いく 2 歴 史 的 街 なみの 防 災 性 向 上 の 推 進 重 要 伝 統 的 建 造 物 群 保 存 地 区 に 指 定 されている 歴 史 的 街 並 みを 災 害 から 守 るため 次 の 施 策 を 推 進 する 震 -5

274 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 2 節 市 街 地 の 地 震 対 策 (1) 延 焼 遮 断 帯 となる 道 路 河 川 等 の 整 備 市 街 地 を 流 れる 河 川 水 路 堀 などを 延 焼 遮 断 帯 として 有 効 活 用 すると 共 に 延 焼 遮 断 帯 となる 公 園 や 都 市 計 画 道 路 等 の 整 備 を 推 進 する (2) 建 物 対 策 歴 史 的 建 築 物 の 建 替 えにあたっては 歴 史 的 な 街 並 みと 調 和 を 図 りつつ 建 築 物 の 不 燃 化 を 推 進 する (3) 消 防 水 利 の 確 保 火 災 から 歴 史 的 建 築 物 を 守 るため 消 防 水 利 の 確 保 に 努 める 1 消 火 栓 防 火 水 槽 の 整 備 2 河 川 水 路 等 自 然 水 利 の 活 用 (4) 狭 あい 道 路 用 消 防 機 器 の 整 備 歴 史 的 街 並 みで 消 防 活 動 が 困 難 となる 狭 あい 道 路 が 多 い 地 区 に 対 しては 初 期 消 火 活 動 に 必 要 となる 消 防 用 機 器 の 整 備 を 推 進 する (5) 消 防 設 備 等 の 整 備 災 害 の 発 生 に 備 え 消 防 設 備 等 を 各 戸 又 は 自 治 会 ごとの 設 置 に 努 める (6) 市 民 に 対 する 防 災 火 災 予 防 対 策 の 周 知 徹 底 市 民 に 対 して 防 災 火 災 予 防 対 策 の 周 知 徹 底 を 図 る 震 -6

275 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 3 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 第 3 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 建 築 住 宅 課 生 涯 学 習 スポーツ 課 消 防 本 部 関 係 課 その 他 全 課 第 1 建 築 物 等 の 耐 震 化 [ 施 策 の 体 系 ] 第 1 建 築 物 等 の 耐 震 化 1 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 2 民 間 建 築 物 の 耐 震 化 3 重 要 施 設 の 耐 震 性 強 化 4 高 層 建 築 物 災 害 予 防 対 策 5 工 事 中 の 建 築 物 に 対 する 指 導 1 公 共 建 築 物 の 耐 震 化 公 共 建 築 物 は 災 害 時 における 緊 急 避 難 場 所 避 難 所 等 として 重 要 なだけでなく 応 急 活 動 や 復 旧 支 援 活 動 の 機 能 が 期 待 される このため 支 援 拠 点 として 機 能 を 果 たすよ う 計 画 を 行 う 既 存 の 公 共 建 築 物 で 庁 舎 等 の 防 災 拠 点 となる 施 設 については 耐 震 化 を 計 画 的 に 進 め ると 共 に 停 電 時 に 備 えて 非 常 用 電 源 の 確 保 に 努 める (1) 防 災 中 枢 施 設 ( 市 役 所 等 ) (2) 消 防 施 設 ( 消 防 本 部 消 防 署 等 ) (3) 医 療 施 設 ( 救 急 施 設 総 合 病 院 等 ) (4) 避 難 施 設 ( 公 民 館 小 学 校 中 学 校 等 ) (5) 要 配 慮 者 施 設 ( 社 会 福 祉 施 設 等 ) 震 -7

276 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 3 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 2 民 間 建 築 物 の 耐 震 化 (1) 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 の 促 進 地 震 から 人 命 を 守 る 上 で 最 も 有 効 な 対 策 については 倒 壊 しない 住 宅 等 の 建 築 物 を 整 備 すること というのが 阪 神 淡 路 大 震 災 の 教 訓 である 昭 和 56 年 以 前 に 建 築 された 建 築 物 に ついては 本 市 で 想 定 される 震 度 7の 地 震 が 発 生 した 場 合 に 倒 壊 する 危 険 性 が 極 めて 高 い ことから 市 は 県 や 建 築 関 係 団 体 と 連 携 し 次 の 取 組 を 推 進 する 1 耐 震 診 断 を 行 う 建 築 技 術 者 の 養 成 2 広 報 活 動 等 建 築 技 術 者 及 び 建 築 物 所 有 者 等 を 対 象 に 既 存 建 築 物 の 耐 震 化 に 関 する 意 識 の 啓 発 を 目 的 とした 講 習 会 等 を 開 催 するとともに 広 報 活 動 を 行 う 3 所 有 者 等 への 指 導 等 現 行 の 耐 震 基 準 に 適 合 しない 建 築 物 の 所 有 者 等 を 対 象 とし 耐 震 診 断 を 行 い 必 要 に 応 じ 耐 震 改 修 に 努 めるように 指 導 する 4 木 造 住 宅 の 耐 震 化 に 対 する 支 援 等 木 造 住 宅 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 に 対 する 補 助 制 度 の 活 用 促 進 や 国 の 耐 震 改 修 促 進 税 制 の 周 知 を 行 うとともに 建 築 士 等 の 第 三 者 によるアドバイス 等 の 促 進 事 業 者 情 報 などの 情 報 提 供 を 行 う (2) 建 築 物 の 落 下 物 対 策 の 推 進 市 は 地 震 時 に 建 築 物 の 窓 ガラス 看 板 等 落 下 物 による 危 険 を 防 止 するため 次 の 対 策 を 講 じる 1 繁 華 街 等 の 道 路 沿 いにある 3 階 建 以 上 の 建 築 物 を 対 象 に 落 下 物 の 実 態 把 握 に 努 め る 2 実 態 調 査 の 結 果 落 下 の 恐 れのある 建 築 物 について その 所 有 者 または 管 理 者 に 対 し 修 繕 を 指 導 する 3 建 築 物 の 所 有 者 又 は 管 理 者 に 対 し 窓 ガラス 看 板 等 の 落 下 物 防 止 対 策 の 重 要 性 について 啓 発 を 行 う (3) 家 具 等 の 転 倒 防 止 対 策 の 推 進 地 震 発 生 時 に 家 具 等 の 転 倒 による 被 害 を 防 止 するため 住 民 に 対 して 家 具 類 の 安 全 対 策 に 関 する 知 識 の 普 及 を 図 る (4) ブロック 塀 の 倒 壊 防 止 対 策 の 推 進 地 震 によって 塀 が 倒 れると 死 傷 者 が 出 るおそれがあるばかりでなく 地 震 後 の 避 難 や 救 助 消 火 活 動 にも 大 きな 支 障 が 生 じる 可 能 性 があり ブロック 塀 等 の 安 全 対 策 の 実 施 を 推 進 する (5) 建 築 物 の 地 震 対 策 の 促 進 天 井 材 の 落 下 などの 非 構 造 部 材 による 被 害 の 軽 減 や エレベーター 内 閉 じ 込 め 防 止 対 策 等 についても 必 要 な 助 言 等 を 行 い 施 設 管 理 者 等 の 対 策 を 促 進 する 震 -8

277 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 3 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 3 重 要 施 設 の 耐 震 性 強 化 (1) 耐 震 性 が 義 務 付 けられた 建 築 物 の 所 有 者 等 による 施 設 の 耐 震 化 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 に 基 づき 耐 震 診 断 が 義 務 付 けられた 建 築 物 の 所 有 者 等 は 耐 震 診 断 の 結 果 補 強 が 必 要 と 判 定 された 場 合 は 耐 震 補 強 工 事 を 計 画 的 に 推 進 する (2) 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 建 築 物 等 の 所 有 者 等 による 施 設 の 耐 震 化 耐 震 改 修 促 進 法 に 基 づき 防 災 上 重 要 な 建 築 物 不 特 定 多 数 の 者 又 は 避 難 弱 者 が 利 用 する 建 築 物 危 険 物 貯 蔵 施 設 並 びに 倒 壊 により 避 難 路 の 幅 員 の 半 分 以 上 を 塞 ぐ 高 さの 建 築 物 で 一 定 規 模 かつ 地 震 に 対 する 安 全 性 が 明 らかでないもの( 耐 震 診 断 が 義 務 付 けられた 建 築 物 を 除 く 以 下 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 という )の 所 有 者 等 は 耐 震 診 断 を 行 い 必 要 に 応 じ 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 める 市 は 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 の 耐 震 診 断 及 び 耐 震 改 修 について 必 要 な 指 導 及 び 助 言 を 行 う また 特 定 既 存 耐 震 不 適 格 建 築 物 以 外 の 建 築 物 で 地 震 に 対 する 安 全 性 が 明 らかでないもの についても その 所 有 者 等 は 耐 震 診 断 を 行 い 必 要 に 応 じ 耐 震 改 修 を 行 うよう 努 める 4 高 層 建 築 物 災 害 予 防 対 策 (1) 建 築 基 準 法 消 防 法 の 規 定 に 基 づく 査 察 を 強 化 し 構 造 設 備 等 の 設 置 及 び 維 持 状 況 で 不 備 なものについては 所 有 者 等 に 対 し 必 要 な 改 善 使 用 停 止 等 の 措 置 を 命 ず る (2) 建 物 の 所 有 者 管 理 者 及 び 占 有 者 に 対 し 消 防 計 画 の 作 成 避 難 誘 導 訓 練 の 実 施 施 設 の 点 検 整 備 火 気 使 用 の 監 督 等 管 理 上 必 要 な 業 務 の 実 施 を 指 導 する (3) 実 態 調 査 に 基 づき ビル 落 下 物 等 ( 窓 ガラス 屋 外 広 告 物 )の 改 修 を 指 導 し 住 民 及 び 通 行 人 の 安 全 確 保 を 図 る 5 工 事 中 の 建 築 物 に 対 する 指 導 工 事 中 の 建 築 物 については 落 下 物 の 防 止 工 事 現 場 の 危 険 防 止 等 について 指 導 する 第 2 震 災 対 策 の 普 及 啓 発 [ 施 策 の 体 系 ] 第 2 震 災 対 策 の 普 及 啓 発 1 震 災 対 策 の 普 及 啓 発 2 液 状 化 対 策 の 推 進 震 -9

278 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 3 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 1 震 災 対 策 の 普 及 啓 発 民 間 の 建 築 物 について 防 災 上 の 観 点 から 建 築 物 の 耐 震 化 に 関 する 重 要 性 を 広 報 し その 周 知 徹 底 を 図 る (1) 落 下 物 防 止 対 策 の 指 導 (2) 住 宅 等 の 耐 震 診 断 耐 震 補 強 の 推 進 (3) ブロック 塀 等 の 安 全 対 策 の 推 進 2 液 状 化 対 策 の 推 進 市 は 建 築 物 の 液 状 化 対 策 として 主 に 液 状 化 現 象 の 発 生 そのものを 阻 止 するための 対 策 と 液 状 化 現 象 の 発 生 を 前 提 とした 構 造 的 な 対 策 の 推 進 に 努 める (1) 液 状 化 現 象 の 発 生 そのものを 防 止 するための 対 策 1 地 盤 改 良 工 事 (2) 液 状 化 現 象 の 発 生 を 前 提 とした 構 造 的 な 対 策 1 木 造 建 築 物 ア 基 礎 を 一 体 の 鉄 筋 コンクリート 造 とする 方 法 イ アンカーボトルの 適 正 施 工 ウ 上 部 構 造 部 分 の 剛 性 を 持 たせる エ 荷 重 偏 在 となる 建 築 計 画 を 避 ける オ 屋 根 等 の 重 量 を 軽 くする 2 鉄 筋 コンクリート 造 等 建 築 物 ア 支 持 杭 基 礎 工 法 イ 地 階 を 設 ける 方 法 ウ 面 的 に 広 がりのある 建 築 計 画 とする エ 地 中 梁 等 基 礎 部 分 の 耐 力 及 び 剛 性 を 高 める 3 コンクリートブロック 塀 ア 法 令 等 の 技 術 基 準 を 正 しく 履 行 する イ 基 礎 を 底 盤 幅 の 大 きい 逆 T 字 形 の 鉄 筋 コンクリート 造 りとし 丈 を 大 きく 根 入 れを 深 くする 第 3 ため 池 の 整 備 と 管 理 ため 池 は 施 工 基 準 が 定 められていない 明 治 以 前 に 築 設 されたものが 多 いことから 市 は 受 益 者 の 協 力 のもとに ため 池 に 係 る 諸 元 等 の 詳 細 情 報 の 整 備 を 行 い 地 震 時 に 緊 急 点 検 を 要 するため 池 を 決 定 し 耐 震 事 業 化 を 進 める また ため 池 等 の 決 壊 等 に 係 るハザードマップの 作 成 も 進 めていく 震 -10

279 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 3 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 第 4 下 水 道 施 設 の 整 備 処 理 場 ポンプ 場 幹 線 管 渠 等 の 根 本 的 施 設 については 下 水 道 が 有 すべき 機 能 を 確 保 できるよう 既 設 においては 段 階 的 に 新 設 においては 建 設 当 初 の 段 階 から 耐 震 対 策 を 講 じるものとし 耐 震 対 策 が 十 分 整 わない 状 況 下 で 被 災 した 場 合 等 においても 最 低 限 の 目 的 を 達 成 するため 暫 定 的 対 応 に 直 ちに 着 手 できるよう 下 水 道 BCP 策 定 等 を 行 い 対 応 を 図 る 第 5 文 化 財 災 害 予 防 計 画 文 化 財 は 貴 重 な 国 民 的 財 産 であり 文 化 財 保 存 のためには 万 全 の 配 慮 が 必 要 である このため 市 は 文 化 財 の 現 況 を 正 確 に 把 握 し 予 想 される 災 害 に 対 して 予 防 対 策 を 計 画 して 施 設 の 整 備 を 推 進 し 保 護 思 想 の 普 及 訓 練 及 び 現 地 指 導 を 強 化 する なお 文 化 財 の 所 有 者 又 は 施 設 の 管 理 者 は 良 好 な 文 化 財 環 境 の 維 持 管 理 に 当 たるものとする (1) 立 入 検 査 文 化 財 保 護 対 象 物 について 定 期 的 あるいは 随 時 に 立 入 検 査 を 実 施 し 防 災 に 関 す る 指 導 を 行 う (2) 保 護 思 想 の 普 及 及 び 訓 練 文 化 財 保 護 強 調 週 間 文 化 財 保 護 月 間 文 化 財 防 火 デー 等 の 行 事 を 通 じて 文 化 財 所 有 者 市 民 ( 特 に 文 化 財 付 近 の 一 般 家 庭 ) 見 学 者 等 に 対 して 文 化 財 愛 護 思 想 の 高 揚 を 図 るため 啓 発 活 動 を 展 開 する (3) 自 主 防 火 管 理 体 制 の 強 化 防 火 管 理 者 等 に 対 し 地 震 対 策 及 び 防 火 管 理 体 制 の 確 立 を 指 導 すると 共 に 防 火 研 修 会 講 演 会 等 を 通 じ 防 火 管 理 業 務 が 適 切 に 実 行 されるよう 指 導 する (4) 文 化 財 防 火 施 設 の 整 備 拡 充 文 化 財 保 護 対 象 物 に 対 して 警 備 設 備 消 火 設 備 避 雷 設 備 防 火 壁 消 防 隊 進 入 道 路 保 存 庫 等 防 災 施 設 の 設 置 及 び 改 修 を 啓 発 する (5) 自 衛 消 防 隊 等 の 育 成 指 導 自 衛 消 防 隊 を 育 成 し 自 主 警 備 体 制 の 強 化 を 図 ると 共 に 付 近 住 民 等 による 自 衛 組 織 の 結 成 について 指 導 する (6) 火 気 の 使 用 制 限 区 域 の 設 定 文 化 財 保 護 対 象 物 の 建 造 物 付 近 を たき 火 又 は 喫 煙 を 制 限 する 区 域 に 指 定 し 市 民 に 周 知 すると 共 に 指 定 区 域 内 に 禁 止 の 立 て 札 による 掲 示 を 行 い 出 火 防 止 を 図 る 文 化 財 一 覧 : 資 料 編 参 照 震 -11

280 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 4 節 活 動 体 制 の 整 備 第 4 節 活 動 体 制 の 整 備 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 地 域 振 興 課 健 康 増 進 課 消 防 本 部 関 係 課 その 他 全 課 第 1 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 [ 施 策 の 体 系 ] 第 1 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 1 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 2 緊 急 地 震 速 報 の 活 用 3 地 震 情 報 の 種 類 とその 内 容 4 地 震 活 動 に 関 する 解 説 情 報 等 1 情 報 の 収 集 連 絡 体 制 の 整 備 (1) 県 総 合 情 報 ネットワークの 充 実 維 持 管 理 県 が 平 成 5 年 度 から 整 備 を 進 めてきた 総 合 情 報 ネットワークは 県 と 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 を 結 ぶもので 災 害 に 強 いネットワークである 市 は 県 と 連 携 し この 総 合 情 報 ネットワークをより 効 果 的 に 運 用 できるよう ネットワークの 充 実 と 維 持 管 理 に 努 め 防 災 対 策 の 推 進 を 図 る (2) 市 防 災 行 政 無 線 の 整 備 充 実 災 害 時 における 情 報 伝 達 を 円 滑 に 行 うため 市 防 災 行 政 無 線 の 整 備 充 実 を 図 る 1 移 動 系 通 信 機 器 の 充 実 大 規 模 災 害 時 における 被 災 現 場 と 本 部 との 間 の 情 報 連 絡 を 確 実 に 確 保 するため 衛 星 携 帯 機 器 や 無 線 機 等 の 移 動 系 無 線 機 器 の 質 的 量 的 充 実 を 図 る 2 同 報 系 防 災 行 政 無 線 の 充 実 要 配 慮 者 等 への 情 報 伝 達 を 円 滑 に 行 うため 同 報 系 防 災 行 政 無 線 の 戸 別 受 信 機 の 拡 充 を 図 る 日 南 市 防 災 行 政 無 線 設 置 場 所 一 覧 : 資 料 編 参 照 (3) 代 替 手 段 の 整 備 地 震 により 情 報 伝 達 手 段 の 機 能 が 損 なわれる 事 態 を 想 定 し 設 備 の 代 替 手 段 の 整 備 を 検 討 しておく 震 -12

281 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 4 節 活 動 体 制 の 整 備 (4) 多 様 な 情 報 手 段 の 整 備 被 災 者 等 への 情 報 伝 達 手 段 として 防 災 行 政 無 線 に 加 え 有 線 系 や 携 帯 電 話 を 含 む 多 様 な 情 報 手 段 の 整 備 に 努 める 2 緊 急 地 震 速 報 の 活 用 (1) 緊 急 地 震 速 報 の 周 知 緊 急 地 震 速 報 は 気 象 庁 より 発 表 されるもので テレビやラジオ 等 を 通 じて 放 送 さ れる 地 震 への 速 やかな 対 応 を 確 保 するものとして 速 報 の 内 容 受 信 の 方 法 やその 後 の 対 応 などについて 住 民 への 周 知 を 図 る (2) 緊 急 地 震 速 報 の 内 容 1 緊 急 地 震 速 報 の 発 表 等 気 象 庁 は 震 度 5 弱 以 上 の 揺 れが 予 想 された 場 合 に 震 度 4 以 上 が 予 想 される 地 域 に 対 し 緊 急 地 震 速 報 ( 警 報 )を 発 表 する 日 本 放 送 協 会 (NHK)は テレビ ラ ジオを 通 じて 住 民 に 提 供 する なお 震 度 6 弱 以 上 の 揺 れを 予 想 した 緊 急 地 震 速 報 ( 警 報 )は 地 震 動 特 別 警 報 に 位 置 づけられる 緊 急 地 震 速 報 で 用 いる 府 県 予 報 区 の 名 称 宮 崎 [ 緊 急 地 震 速 報 で 用 いる 区 域 の 名 称 ] 緊 急 地 震 速 報 で 用 いる 市 町 村 名 区 域 の 名 称 宮 崎 県 北 部 平 野 部 宮 崎 県 北 部 山 沿 い 宮 崎 県 南 部 平 野 部 延 岡 市 日 向 市 西 都 市 児 湯 郡 の 一 部 ( 高 鍋 町 新 富 町 川 南 町 都 農 町 木 城 町 ) 東 臼 杵 郡 の 一 部 ( 門 川 町 ) 児 湯 郡 の 一 部 ( 西 米 良 村 ) 東 臼 杵 郡 の 一 部 ( 美 郷 町 諸 塚 村 椎 葉 村 ) 西 臼 杵 郡 [ 高 千 穂 町 日 之 影 町 五 ヶ 瀬 町 ] 宮 崎 市 日 南 市 串 間 市 東 諸 県 郡 [ 国 富 町 綾 町 ] 宮 崎 県 南 部 都 城 市 小 林 市 えびの 市 北 諸 県 郡 [ 三 股 町 ] 西 諸 県 郡 山 沿 い [ 高 原 町 ] 注 ) 緊 急 地 震 速 報 ( 警 報 )は 地 震 発 生 直 後 に 震 源 に 近 い 観 測 点 で 観 測 された 地 震 波 を 解 析 することにより 地 震 による 強 い 揺 れが 来 る 前 に これから 強 い 揺 れが 来 ることを 知 らせる 警 報 である このため 震 源 付 近 では 強 い 揺 れの 到 達 に 間 に 合 わない 2 緊 急 地 震 速 報 の 伝 達 気 象 庁 は 緊 急 地 震 速 報 を 発 表 し 日 本 放 送 協 会 (NHK)に 伝 達 する また テレ ビ ラジオ 携 帯 電 話 ( 緊 急 速 報 メール 機 能 ) 全 国 瞬 時 警 報 システム(J-ALERT) 経 由 による 市 区 町 村 の 防 災 行 政 無 線 等 を 通 して 住 民 に 伝 達 する 3 緊 急 地 震 速 報 を 見 聞 きした 場 合 に 取 るべき 行 動 緊 急 地 震 速 報 が 発 表 されてから 強 い 揺 れが 来 るまではわずかな 時 間 しかないため 緊 急 地 震 速 報 を 見 聞 きしたときは まずは 自 分 の 身 の 安 全 を 守 る 行 動 をとる 必 要 が ある 震 -13

282 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 4 節 活 動 体 制 の 整 備 4 普 及 啓 発 の 推 進 宮 崎 地 方 気 象 台 は 県 市 町 村 その 他 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 緊 急 地 震 速 報 の 特 性 や 住 民 や 施 設 管 理 者 等 が 緊 急 地 震 速 報 を 受 信 したときの 適 切 な 対 応 行 動 など 緊 急 地 震 速 報 についての 普 及 啓 発 に 努 める (3) 緊 急 地 震 速 報 への 対 応 本 市 に 大 きな 影 響 を 及 ぼすと 考 えられる 南 海 トラフ 地 震 は 海 洋 型 の 地 震 であり 緊 急 地 震 速 報 の 果 たす 役 割 は 大 きいものがある なお 震 源 から 本 市 までの 距 離 が 短 いことも 想 定 され 地 震 の 発 生 から 緊 急 地 震 速 報 の 発 表 までの 時 間 は 非 常 に 短 いこと も 考 えられる よって 不 特 定 多 数 の 者 が 利 用 する 市 庁 舎 や 学 校 公 共 施 設 等 について 直 接 的 に 緊 急 地 震 速 報 を 受 信 して 知 らせる 設 備 の 整 備 を 推 進 し 各 自 が 緊 急 地 震 速 報 に 対 応 し て 行 動 することが 必 要 である 3 地 震 情 報 の 種 類 とその 内 容 地 震 情 報 の 種 類 震 度 速 報 震 源 に 関 する 情 報 震 源 震 度 に 関 する 情 報 各 地 の 震 度 に 関 する 情 報 発 表 基 準 [ 地 震 情 報 の 種 類 と 内 容 ] 内 容 震 度 3 以 上 地 震 発 生 約 1 分 半 後 に 震 度 3 以 上 を 観 測 した 地 域 名 ( 全 国 を 188 地 域 に 区 分 )と 地 震 の 揺 れの 発 現 時 刻 を 速 報 震 度 3 以 上 ( 津 波 警 報 注 意 報 を 発 表 した 場 合 は 発 表 しな い) 以 下 のいずれかを 満 たし た 場 合 震 度 3 以 上 津 波 警 報 または 注 意 報 発 表 時 若 干 の 海 面 変 動 が 予 想 される 場 合 緊 急 地 震 速 報 ( 警 報 ) を 発 表 した 場 合 地 震 の 発 生 場 所 ( 震 源 )やその 規 模 (マグニチュ ード)を 発 表 津 波 の 心 配 がない または 若 干 の 海 面 変 動 が あるかもしれないが 被 害 の 心 配 はない 旨 を 付 加 地 震 の 発 生 場 所 ( 震 源 )やその 規 模 (マグニチュ ード) 震 度 3 以 上 の 地 域 名 と 市 町 村 名 を 発 表 震 度 5 弱 以 上 と 考 えられる 地 域 で 震 度 を 入 手 し ていない 地 点 がある 場 合 は その 市 町 村 名 を 発 表 震 度 1 以 上 震 度 1 以 上 を 観 測 した 地 点 のほか 地 震 の 発 生 場 所 ( 震 源 )やその 規 模 (マグニチュード)を 発 表 震 度 5 弱 以 上 と 考 えられる 地 域 で 震 度 を 入 手 し ていない 地 点 がある 場 合 は その 地 点 名 を 発 表 震 -14

283 第 1 章 地 震 災 害 予 防 計 画 第 4 節 活 動 体 制 の 整 備 地 震 情 報 の 種 類 遠 地 地 震 に 関 する 情 報 その 他 の 情 報 推 計 震 度 分 布 図 発 表 基 準 国 外 で 発 生 した 地 震 につ いて 以 下 のいずれかを 満 たした 場 合 等 マグニチュード 7.0 以 上 都 市 部 など 著 しい 被 害 が 発 生 する 可 能 性 があ る 地 域 で 規 模 の 大 きな 地 震 を 観 測 した 場 合 顕 著 な 地 震 の 震 源 要 素 を 更 新 した 場 合 や 地 震 が 多 発 した 場 合 など 内 容 地 震 の 発 生 時 刻 発 生 場 所 ( 震 源 ) 及 びその 規 模 (マグニチュード)を 概 ね 30 分 以 内 に 発 表 日 本 や 国 外 への 津 波 の 影 響 に 関 しても 記 述 して 発 表 顕 著 な 地 震 の 震 源 要 素 更 新 のお 知 らせや 地 震 が 多 発 した 場 合 の 震 度 1 以 上 を 観 測 した 地 震 回 数 情 報 等 を 発 表 震 度 5 弱 以 上 観 測 した 各 地 の 震 度 データをもとに 1km 四 方 ご とに 推 計 した 震 度 ( 震 度 4 以 上 )を 図 情 報 として 発 表 4 地 震 活 動 に 関 する 解 説 情 報 等 地 震 情 報 以 外 に 地 震 活 動 の 状 況 等 を 知 らせるため 宮 崎 地 方 気 象 台 が 関 係 地 方 公 共 団 体 報 道 機 関 等 に 提 供 し ホームページ 等 で 発 表 している 資 料 として 次 のものがある (1) 地 震 解 説 資 料 ( 速 報 版 ) 宮 崎 県 の 沿 岸 に 対 し 大 津 波 警 報 津 波 警 報 津 波 注 意 報 が 発 表 された 時 や 宮 崎 県 内 で 震 度 4 以 上 の 揺 れを 観 測 した 時 などに 防 災 等 に 係 る 初 動 対 応 の 利 用 に 資 するよう 地 震 発 生 後 おおむね 30 分 を 目 処 に 大 津 波 警 報 津 波 警 報 津 波 注 意 報 並 びに 地 震 に 関 する 情 報 を 掲 載 した 地 震 解 説 資 料 ( 速 報 版 )を 発 表 する (2) 地 震 解 説 資 料 宮 崎 県 の 沿 岸 に 対 し 大 津 波 警 報 津 波 警 報 津 波 注 意 報 が 発 表 された 時 や 宮 崎 県 内 で 震 度 5 弱 以 上 の 揺 れを 観 測 した 時 などに 防 災 等 に 係 る 活 動 の 利 用 に 資 するよう 緊 急 地 震 速 報 大 津 波 警 報 津 波 警 報 津 波 注 意 報 並 びに 地 震 及 び 津 波 に 関 する 情 報 や 関 連 資 料 を 編 集 した 資 料 を 発 表 する 震 -15

284 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 課 財 務 課 福 祉 課 長 寿 課 健 康 推 進 課 建 設 課 学 校 教 育 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 市 立 中 部 病 院 総 務 対 策 部 市 民 対 策 部 福 祉 対 策 部 建 設 対 策 部 教 育 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 第 1 地 震 災 害 時 の 活 動 体 制 市 域 において 震 度 4 以 上 の 地 震 が 発 生 した 場 合 震 度 に 応 じて 必 要 な 体 制 を 確 立 し 災 害 応 急 対 策 に 万 全 を 期 すこととする 1 地 震 災 害 発 生 時 の 体 制 と 災 害 対 策 本 部 の 設 置 基 準 市 域 において 以 下 の 地 震 が 発 生 した 場 合 以 下 の 体 制 を 速 やかに 確 立 のうえ 災 害 応 急 対 策 活 動 に 当 たる (1) 市 域 において 震 度 4の 地 震 が 発 生 した 場 合 には 情 報 連 絡 本 部 体 制 を 確 立 して 情 報 収 集 に 当 たる (2) 市 域 において 震 度 5 弱 の 地 震 が 発 生 した 場 合 には 災 害 警 戒 本 部 体 制 を 確 立 し 情 報 収 集 及 び 応 急 対 策 に 当 たる (3) 市 域 において 震 度 5 強 以 上 の 地 震 が 発 生 した 場 合 には 災 害 対 策 本 部 体 制 を 確 立 し て 災 害 応 急 対 策 活 動 に 当 たる (4) 災 害 対 策 本 部 が 設 置 されるまでの 間 の 初 期 応 急 対 策 活 動 を 補 完 し かつ 迅 速 な 対 策 機 能 の 確 立 を 図 るための 配 備 体 制 である 緊 急 初 動 体 制 ( 災 害 対 策 本 部 と 同 じ 組 織 構 成 ) によって 応 急 災 害 対 策 を 実 施 する なお 緊 急 初 動 体 制 は 災 害 対 策 本 部 が 設 置 されたときに 自 動 的 に 廃 止 する 震 -16

285 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 [ 震 度 別 の 体 制 ] 地 震 発 生 震 度 4 情 報 連 絡 本 部 体 制 震 度 5 弱 災 害 警 戒 本 部 体 制 震 度 5 強 以 上 緊 急 初 動 体 制 災 害 対 策 本 部 体 制 第 2 地 震 災 害 時 の 配 備 体 制 震 度 別 の 配 備 体 制 及 び 配 備 基 準 は 以 下 による 配 備 の 種 別 予 備 配 備 警 戒 配 備 非 常 配 備 特 別 非 常 配 備 配 備 の 内 容 情 報 連 絡 本 部 に 指 名 された 者 が 配 備 につく (15 名 程 度 ) 災 害 警 戒 本 部 要 員 に 指 名 されたもの は 待 機 体 制 をとる 災 害 警 戒 本 部 要 員 に 指 名 された 職 員 は 配 備 につく (50 名 程 度 ) その 他 の 職 員 は 待 機 体 制 をとる 災 害 対 策 本 部 非 常 配 備 要 員 に 指 名 さ れた 職 員 は 配 備 につく (100 名 程 度 ) その 他 の 職 員 は 必 要 に 応 じて 配 備 に つける 体 制 をとる 全 職 員 が 災 害 対 策 本 部 特 別 非 常 配 備 につく 配 備 の 基 準 市 域 で 震 度 4が 観 測 されたとき 市 域 で 震 度 5 弱 が 観 測 されたとき 市 域 で 震 度 5 強 が 観 測 されたとき 市 域 で 震 度 6 弱 以 上 が 観 測 されたとき 震 -17

286 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 第 3 地 震 災 害 時 の 配 備 指 令 1 自 主 参 集 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 における 配 備 は 自 主 参 集 を 原 則 とする 2 情 報 連 絡 本 部 体 制 及 び 災 害 警 戒 本 部 体 制 における 配 備 指 令 情 報 連 絡 本 部 体 制 及 び 災 害 警 戒 本 部 体 制 の 配 備 の 場 合 は 自 主 参 集 を 原 則 としつつ 総 務 課 長 又 は 危 機 管 理 室 長 から 各 課 長 を 通 じて 配 備 指 令 を 行 う (1) 情 報 連 絡 本 部 体 制 震 度 4の 地 震 が 発 生 して 被 害 状 況 及 び 情 報 の 把 握 のために 危 機 管 理 室 長 が 必 要 と 認 めるときは 情 報 連 絡 本 部 体 制 をとる (2) 災 害 警 戒 本 部 体 制 震 度 5 弱 の 地 震 が 発 生 して 市 域 に 災 害 の 発 生 が 予 測 され 被 害 状 況 及 び 情 報 の 把 握 が 必 要 なときは 総 務 課 長 が 災 害 警 戒 本 部 体 制 をとる 第 4 緊 急 初 動 体 制 市 域 での 震 度 5 強 以 上 の 地 震 の 発 生 又 は 災 害 発 生 直 後 においては 災 害 対 策 本 部 体 制 と 同 じ 部 からなる 緊 急 初 動 体 制 をとる 緊 急 初 動 体 制 は 災 害 直 後 の 緊 急 業 務 として 部 ごとに 参 集 した 職 員 から 緊 急 初 動 体 制 における 各 部 の 主 な 任 務 を 実 施 するものとする なお 緊 急 初 動 体 制 は 原 則 として 災 害 発 生 後 24 時 間 の 体 制 とし それ 以 降 は 通 常 の 災 害 対 策 本 部 体 制 に 移 行 する 震 -18

287 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 1 緊 急 初 動 体 制 における 活 動 内 容 地 震 発 生 地 震 情 報 収 集 震 度 5 強 以 上 参 集 震 度 計 宮 崎 地 方 気 象 台 テレ ビ ラジオ 等 のメディア あらかじめ 決 められた 場 所 へ 自 主 参 集 被 害 状 況 を 確 認 しながら 参 集 初 動 期 の 活 動 緊 急 初 動 体 制 庁 舎 2 階 会 議 室 総 合 支 所 各 所 属 部 署 本 部 体 制 が 整 った 段 階 で 移 行 災 害 対 策 本 部 の 設 置 被 害 の 調 査 市 役 所 本 館 2 階 に 設 置 必 要 に 応 じ 緊 急 調 査 実 施 被 災 情 報 の 収 集 緊 急 避 難 場 所 等 1 職 員 の 情 報 2 消 防 の 情 報 3 警 察 情 報 4ライフライン 関 係 の 情 報 5マスコミ 情 報 等 6 自 治 会 等 の 情 報 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 要 請 広 域 応 援 要 請 ( 消 防 行 政 ) 救 出 救 護 活 動 震 度 6 弱 : 派 遣 要 請 検 討 震 度 6 強 以 上 : 派 遣 要 請 救 出 は 消 防 自 主 防 災 組 織 警 察 市 職 員 が 実 施 避 難 所 の 開 設 運 営 消 防 活 動 ( 火 災 救 急 ) 各 部 門 別 応 急 対 策 の 実 施 震 -19

288 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 2 緊 急 初 動 体 制 における 各 部 の 主 な 任 務 部 名 総 務 対 策 部 市 民 対 策 部 福 祉 対 策 部 任 務 分 担 災 害 時 における 緊 急 初 動 活 動 の 総 合 調 整 県 への 情 報 伝 達 災 害 対 策 本 部 の 設 置 参 集 職 員 の 確 認 応 援 部 隊 の 受 入 対 策 県 協 定 市 自 衛 隊 等 への 応 援 要 請 防 災 関 係 機 関 市 民 等 からの 情 報 の 収 集 被 害 状 況 の 調 査 未 調 査 地 区 に 関 する 情 報 収 集 の 指 示 参 集 職 員 地 域 対 策 班 支 所 等 からの 情 報 収 集 災 害 対 策 本 部 の 設 置 支 援 来 庁 者 及 び 職 員 の 安 全 確 保 負 傷 者 の 救 護 庁 舎 の 被 害 状 況 の 把 握 緊 急 初 動 活 動 に 従 事 する 職 員 の 飲 料 水 食 料 の 確 保 被 害 に 関 する 情 報 等 の 整 理 及 び 事 務 局 及 び 各 部 への 報 告 被 害 情 報 の 地 図 への 転 記 災 害 についての 市 民 企 業 等 に 対 する 応 対 市 民 等 から 得 た 情 報 の 報 告 書 への 整 理 と 事 務 局 への 提 出 報 道 機 関 防 災 関 係 機 関 等 への 対 応 広 報 等 についての 報 道 機 関 への 協 力 要 請 テレビ ラジオ 新 聞 報 道 等 からの 情 報 の 収 集 整 理 避 難 所 の 開 設 運 営 避 難 所 における 情 報 収 集 避 難 所 における 広 報 避 難 状 況 の 集 約 等 に 関 する 業 務 避 難 所 開 設 に 関 する 指 示 及 び 連 絡 調 整 被 災 住 民 の 安 否 に 関 する 情 報 の 整 理 被 災 者 の 人 命 救 助 被 災 地 での 避 難 場 所 への 誘 導 活 動 の 実 施 避 難 者 の 確 認 及 び 安 否 情 報 の 収 集 警 察 消 防 との 避 難 誘 導 における 連 携 の 確 保 災 害 に 関 する 市 民 相 談 窓 口 の 設 置 要 配 慮 者 の 安 否 確 認 の 指 示 依 頼 要 配 慮 者 の 安 否 確 認 のとりまとめ 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 支 援 の 指 示 依 頼 福 祉 避 難 所 の 開 設 福 祉 ボランティアとの 調 整 要 配 慮 者 の 必 需 物 資 の 調 達 確 保 緊 急 入 所 等 の 手 配 医 療 救 護 所 の 設 置 県 本 部 及 び 県 地 方 本 部 ( 保 健 所 )との 連 絡 調 整 地 元 医 師 会 との 調 整 災 害 拠 点 病 院 等 との 連 絡 調 整 医 薬 品 等 の 調 達 負 傷 者 等 の 搬 送 の 手 配 医 療 機 関 救 助 機 関 に 対 する 要 請 所 管 施 設 の 施 設 入 所 者 等 の 安 否 確 認 仮 設 トイレの 調 達 と 設 置 震 -20

289 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 活 動 体 制 の 確 立 部 名 産 業 経 済 対 策 部 建 設 対 策 部 総 合 支 所 対 策 部 教 育 対 策 部 消 防 対 策 部 任 務 分 担 物 資 集 積 拠 点 の 開 設 救 援 物 資 の 調 達 仮 設 トイレの 調 達 と 設 置 ため 池 の 被 害 調 査 上 水 道 施 設 の 被 害 調 査 浄 水 の 確 保 に 関 する 業 務 被 災 地 での 給 水 活 動 の 実 施 下 水 道 の 被 害 調 査 被 災 箇 所 に 対 する 応 急 措 置 上 下 水 道 の 被 災 に 関 する 情 報 の 住 民 への 広 報 道 路 公 園 の 被 害 調 査 道 路 関 係 情 報 の 収 集 通 行 不 能 箇 所 に 関 する 応 急 措 置 の 実 施 河 川 の 被 害 調 査 建 設 業 者 に 対 する 応 援 要 請 及 び 建 設 機 械 の 借 上 げ 公 共 建 築 物 の 被 害 調 査 公 共 建 築 物 の 応 急 措 置 住 宅 等 の 被 害 調 査 災 害 時 における 緊 急 輸 送 道 路 の 確 保 に 関 する 業 務 交 通 確 保 に 関 する 警 察 との 連 絡 調 整 防 災 パトロール 被 災 地 区 における 避 難 誘 導 管 内 防 災 拠 点 との 連 携 管 内 避 難 所 との 連 携 地 区 の 被 災 状 況 の 収 集 整 理 及 び 本 部 への 伝 達 地 震 発 生 直 後 における 学 校 等 の 被 害 状 況 調 査 地 震 発 生 直 後 における 児 童 生 徒 の 安 否 確 認 避 難 所 開 設 への 協 力 避 難 及 び 救 出 行 方 不 明 者 の 捜 索 火 災 地 震 その 他 の 災 害 の 防 御 震 -21

290 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 2 節 救 出 医 療 救 護 活 動 第 2 節 救 出 医 療 救 護 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 財 務 課 健 康 増 進 課 消 防 本 部 市 立 中 部 病 院 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 対 策 部 市 民 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 市 立 中 部 病 院 第 1 救 出 活 動 市 は 災 害 による 被 災 者 の 人 命 救 助 を 最 優 先 とした 活 動 を 実 施 するため 市 民 関 係 防 災 機 関 との 協 力 体 制 を 構 築 し 迅 速 で 的 確 な 救 出 活 動 を 実 施 する 1 救 出 活 動 の 実 施 (1) 被 災 直 後 においては 消 防 本 部 班 及 び 消 防 団 班 が 警 察 署 と 連 携 して 救 出 活 動 を 行 う ものとするが 必 要 に 応 じ 自 主 防 災 組 織 に 対 して 協 力 を 求 める (2) 消 防 本 部 班 及 び 消 防 団 班 は 警 察 署 等 関 係 機 関 と 相 互 に 緊 密 な 連 携 を 図 り 協 力 し て 救 出 に 当 たるものとするが 必 要 に 応 じ 県 自 衛 隊 隣 接 消 防 機 関 等 に 協 力 を 要 請 する (3) 情 報 収 集 の 実 施 と 分 析 を 行 い 救 命 が 高 いと 判 断 したところから 救 出 活 動 に 当 たり 重 傷 者 から 順 次 搬 送 を 実 施 する (4) 救 出 活 動 では 二 次 災 害 の 予 防 措 置 の 徹 底 を 図 り 実 施 する (5) 消 防 本 部 班 救 急 隊 消 防 団 班 自 主 防 災 組 織 等 の 相 互 協 力 により 迅 速 な 救 出 活 動 を 実 施 する (6) 救 出 活 動 に 必 要 な 資 機 材 は 市 の 備 蓄 倉 庫 に 備 蓄 しておくものとし 必 要 な 重 機 等 については 土 木 対 策 班 が 建 設 業 者 に 要 請 して 調 達 する 2 応 援 要 請 消 防 本 部 班 ( 市 )は 救 出 活 動 が 困 難 と 判 断 されたときは 県 本 部 に 可 能 な 限 りの 情 報 を 明 らかにして 救 出 活 動 の 応 援 を 要 請 するものとする 震 -22

291 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 災 害 対 策 本 部 体 制 総 務 課 建 設 課 建 築 住 宅 課 北 郷 町 総 合 支 所 南 郷 町 総 合 支 所 消 防 本 部 総 務 対 策 部 建 設 対 策 部 北 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 南 郷 町 総 合 支 所 対 策 部 消 防 対 策 部 水 防 本 部 第 1 二 次 災 害 の 防 止 活 動 1 土 砂 災 害 応 急 対 策 計 画 地 震 が 発 生 した 場 合 において 土 石 流 危 険 渓 流 及 び 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 あるいは 国 土 交 通 省 が 調 査 を 行 っている 深 層 崩 壊 が 想 定 される 渓 流 ( 小 流 域 ) 等 では 土 石 流 斜 面 崩 壊 崩 落 が 発 生 し 被 災 者 が 避 難 時 にこれらの 土 砂 災 害 に 巻 き 込 まれるおそれがあ る 従 って 災 害 発 生 後 被 害 の 状 況 把 握 を 行 うと 共 に 住 民 の 安 全 確 保 や 施 設 の 復 旧 を 行 うなど 二 次 災 害 の 防 止 対 策 を 実 施 するものとする また 国 や 県 が 提 供 する 土 砂 災 害 緊 急 情 報 ( 被 害 が 想 定 される 区 域 や 時 期 )をもとに 住 民 の 避 難 等 の 対 策 を 適 切 に 行 う (1) 応 急 対 策 計 画 市 は 地 震 による 被 害 を 最 小 限 に 留 めるため 消 防 本 部 及 び 消 防 団 の 応 急 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 配 慮 し 被 災 地 やその 周 辺 等 の 巡 視 を 強 化 すると 共 に 各 関 係 機 関 と 協 力 し 被 災 箇 所 の 早 期 応 急 復 旧 を 図 る 1 危 険 箇 所 の 警 戒 巡 視 活 動 ア 実 施 体 制 土 木 対 策 班 及 び 消 防 機 関 は 斜 面 の 崩 壊 崩 落 等 による 二 次 災 害 から 住 民 を 守 るため 災 害 発 生 後 直 ちに 危 険 箇 所 の 現 地 パトロールを 実 施 し 危 険 箇 所 の 把 握 と 警 戒 に 努 める なお 必 要 に 応 じて 県 地 方 本 部 等 に 応 援 協 力 情 報 提 供 等 を 依 頼 する イ 巡 視 の 優 先 順 位 巡 視 は 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 地 すべり 危 険 箇 所 土 石 流 危 険 渓 流 土 砂 災 害 警 戒 区 域 山 地 災 害 危 険 地 及 びその 他 の 箇 所 について 次 の 順 位 で 行 う (ア) 住 宅 地 周 辺 の 危 険 箇 所 (イ) 緊 急 輸 送 道 路 沿 道 の 危 険 箇 所 (ウ) 住 宅 地 から 避 難 所 までの 避 難 ルート 沿 道 の 危 険 箇 所 (エ) その 他 の 危 険 箇 所 (オ) 危 険 箇 所 以 外 で 必 要 な 場 所 震 -23

292 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動 2 被 害 発 見 時 の 措 置 ア 被 害 発 見 者 (ア) 巡 視 の 際 に 被 害 を 発 見 した 者 は 現 場 にロープを 張 るなどの 処 置 を 行 うと 共 に 速 やかに 周 辺 の 状 況 を 確 認 の 上 直 ちに 本 部 に 通 報 し 次 の 指 示 を 待 つ (イ) 本 部 の 指 示 を 受 けるまでに 消 防 本 部 警 察 署 等 の 関 係 機 関 から 交 通 規 制 等 の 実 施 の 協 力 要 請 があった 場 合 は その 指 示 に 従 う イ 広 報 連 絡 を 受 けた 後 に 本 部 長 ( 市 長 )が 交 通 規 制 等 の 実 施 を 決 定 した 場 合 におい ては これを 受 けた 広 報 班 は 被 害 にあった 施 設 の 管 理 者 県 消 防 本 部 警 察 署 等 関 係 機 関 に 速 やかに 連 絡 すると 共 に 住 民 等 に 対 する 広 報 活 動 を 実 施 する ウ 避 難 誘 導 避 難 誘 導 の 際 避 難 路 に 関 する 被 害 情 報 等 を 得 た 場 合 には 警 察 署 及 び 消 防 本 部 の 指 示 に 従 って 避 難 行 動 を 実 施 する また 特 に 指 示 がなくとも 状 況 を 的 確 に 判 断 し 避 難 経 路 を 変 更 する 等 して 迅 速 な 避 難 誘 導 に 心 がける なお 避 難 経 路 を 変 える 場 合 においては できる 限 り 前 もって 警 察 署 及 び 消 防 本 部 にその 旨 を 連 絡 する (2) 二 次 災 害 予 防 1 二 次 災 害 が 生 じないように 点 検 巡 視 を 強 化 すると 共 に 二 次 災 害 のおそれのある 場 合 においては 住 民 の 避 難 等 の 対 策 を 適 切 に 行 う 2 震 災 後 の 降 雨 等 による 地 すべり がけ 崩 れ 土 石 流 等 の 二 次 災 害 の 危 険 性 が 高 い 地 域 については 住 民 に 対 して 警 戒 や 避 難 勧 告 等 を 周 知 すると 共 に ブルーシート がけ 土 のう 積 み 等 の 応 急 対 策 を 実 施 する (3) 危 険 箇 所 の 応 急 対 策 土 石 流 や 土 砂 の 崩 壊 崩 落 等 によって 被 害 を 受 けた 施 設 については 県 施 設 管 理 者 及 びその 他 関 係 機 関 の 協 力 のもと 迅 速 な 応 急 対 策 を 行 う (4) 土 石 流 危 険 渓 流 周 辺 及 び 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 等 における 応 急 対 策 土 石 流 危 険 渓 流 周 辺 及 び 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 等 における 土 砂 災 害 から 人 命 を 守 る ため 危 険 箇 所 を 発 見 した 場 合 は 避 難 対 策 を 行 う 2 道 路 災 害 応 急 対 策 計 画 地 震 による 落 石 土 砂 崩 壊 等 により 被 害 を 受 けた 道 路 施 設 交 通 安 全 施 設 等 について は 速 やかな 復 旧 に 努 め 早 期 の 交 通 機 能 の 確 保 を 図 るものとする なお 応 急 対 策 及 び 復 旧 に 当 たっては 優 先 順 位 を 設 定 し 道 路 管 理 者 間 で 密 な 連 携 を 図 りつつ 行 う 震 -24

293 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動 3 河 川 災 害 応 急 対 策 計 画 地 震 により 河 川 管 理 施 設 等 が 破 堤 等 の 被 害 を 受 けたときには 河 川 管 理 施 設 等 の 管 理 者 は 二 次 災 害 の 発 生 を 防 止 し 施 設 の 応 急 復 旧 を 行 う 4 ダム 施 設 応 急 対 策 計 画 ダムの 管 理 者 は ダムに 設 置 した 観 測 点 において 気 象 庁 震 度 4 以 上 の 地 震 が 発 生 した 場 合 において 速 やかに 必 要 な 箇 所 について 臨 時 点 検 を 行 い その 結 果 ダムの 安 全 管 理 上 必 要 があると 認 めた 場 合 には 応 急 措 置 を 行 い ダム 機 能 の 安 全 を 確 保 する (1) 臨 時 点 検 震 度 4 以 上 の 地 震 が 発 生 した 場 合 には 臨 時 点 検 を 行 い 所 要 の 事 項 を 電 話 等 によ って 即 報 する 1 一 次 点 検 ( 地 震 発 生 直 後 ) 堤 体 及 び 取 付 部 周 辺 地 山 放 流 設 備 電 気 通 信 設 備 及 びその 他 の 目 視 による 外 観 点 検 を 行 う 2 二 次 点 検 ( 一 時 点 検 終 了 後 ) 一 次 点 検 に 引 き 続 き 詳 細 な 外 観 点 検 と 漏 水 量 変 位 量 等 の 計 測 項 目 及 び 放 流 警 報 設 備 に 関 する 項 目 を 加 えた 点 検 を 行 う (2) 応 急 対 策 臨 時 点 検 の 結 果 で 漏 水 量 変 形 等 のダム 本 体 の 挙 動 に 異 常 が 生 じ かつ 急 速 に 変 状 の 増 加 傾 向 を 示 す 場 合 には 臨 機 に 止 水 措 置 貯 水 位 の 制 限 等 の 応 急 措 置 を 行 う この 場 合 ダム 管 理 者 から 関 係 機 関 及 び 一 般 住 民 への 連 絡 通 報 については 各 ダ ムの 操 作 規 則 により 行 う 第 2 被 災 建 築 物 等 の 応 急 危 険 度 判 定 災 害 発 生 時 には 二 次 災 害 を 防 止 するため 被 災 建 築 物 等 の 応 急 危 険 度 判 定 を 実 施 し 避 難 応 急 修 理 その 他 必 要 な 処 置 を 行 うよう 指 導 する 1 災 害 発 生 以 前 ( 平 常 時 )における 対 策 住 宅 対 策 班 は 平 常 時 において 大 規 模 な 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 の 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 実 施 マニュアルを 次 の 事 項 により あらかじめ 整 備 しておく なお 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 実 施 マニュアルには 想 定 される 地 震 の 規 模 建 築 物 の 被 害 等 を 推 定 し 優 先 的 に 判 定 を 実 施 する 施 設 区 域 及 び 判 定 士 の 受 入 体 制 等 の 震 前 判 定 計 画 を 含 むものとする また 判 定 活 動 に 必 要 な 判 定 業 務 用 品 は 建 築 物 の 被 害 想 定 に 応 じて 配 備 する 震 -25

294 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動 (1) 判 定 士 の 確 保 方 法 (2) 判 定 士 の 受 入 れ 施 設 (3) 判 定 実 施 の 準 備 (4) その 他 2 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 (1) 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 手 順 1 建 築 物 に 関 する 被 害 状 況 の 把 握 建 築 物 の 被 害 調 査 マニュアル 等 に 基 づき 短 時 間 で 効 率 的 に 被 害 状 況 を 調 査 する なお 被 害 調 査 にあたっては 市 民 からの 情 報 を 参 考 にする 2 被 災 建 築 物 に 対 する 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 準 備 県 と 連 携 して 被 災 建 築 物 に 係 る 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 を 準 備 する ア 応 急 危 険 度 判 定 士 の 確 保 県 に 応 急 危 険 度 判 定 士 の 確 保 を 要 請 する イ 応 急 危 険 度 判 定 士 の 受 入 れ 施 設 の 確 保 ウ 作 業 実 施 のための 準 備 次 の 事 項 を 準 備 する (ア) 担 当 区 域 の 配 分 (イ) 判 定 に 必 要 な 資 料 の 準 備 (ウ) 判 定 作 業 に 必 要 な 資 機 材 の 確 保 (エ) 判 定 統 一 のための 打 合 せ 実 施 3 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 市 は 専 門 ボランティア( 建 築 士 ) 等 の 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 士 と 協 力 し 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 を 実 施 する なお 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 につ いては 全 国 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 協 議 会 が 定 めた 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 マニュアル に 基 づいて 実 施 する 4 判 定 結 果 の 表 示 等 ア 応 急 危 険 度 判 定 結 果 の 表 示 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 の 結 果 を 危 険 要 注 意 調 査 済 に 区 分 し 3 色 の 判 定 ステッカー( 危 険 : 赤 色 要 注 意 : 黄 色 調 査 済 : 緑 色 )に 対 処 方 法 を 記 載 した 上 で 建 物 の 見 やすい 場 所 に 貼 る イ 応 急 危 険 度 判 定 結 果 の 周 知 危 険 又 は 要 注 意 と 判 定 された 建 築 物 については 二 次 災 害 防 止 の 観 点 から 判 定 結 果 の 意 味 を 市 民 に 周 知 する 5 危 険 と 判 定 された 所 有 者 等 への 対 応 応 急 危 険 度 判 定 によって 危 険 と 判 定 された 建 築 物 の 所 有 者 管 理 者 に 対 して は 相 談 に 応 じ その 修 理 復 旧 等 の 促 進 を 図 る 震 -26

295 第 2 章 地 震 災 害 応 急 対 策 計 画 第 3 節 二 次 災 害 の 防 止 活 動 [ 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 実 施 フロー] 建 築 物 被 害 の 発 生 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 実 施 の 決 定 県 担 当 部 局 との 協 議 被 災 建 築 物 の 危 険 度 判 定 実 施 準 備 応 急 危 険 度 判 定 士 の 確 保 判 定 士 受 入 れ 施 設 の 確 保 判 定 実 施 の 準 備 1 判 定 士 名 簿 2 担 当 区 域 割 3 資 料 準 備 4 判 定 に 必 要 な 資 機 材 5 判 定 打 合 せ 会 議 危 険 度 判 定 の 実 施 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 マニュアル 等 判 定 結 果 の 表 示 危 険 赤 要 注 意 黄 調 査 済 緑 判 定 結 果 の 周 知 被 災 建 築 物 の 所 有 者 等 への 対 応 震 -27

296 第 3 章 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 計 画 第 1 節 総 則 第 3 章 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 計 画 第 1 節 総 則 [ 市 の 体 制 ] 主 な 担 当 課 総 務 課 関 係 課 その 他 全 課 第 1 計 画 の 方 針 宮 崎 県 地 震 津 波 及 び 被 害 の 想 定 について によると 本 市 域 内 は 南 海 トラフ 地 震 が 発 生 した 場 合 最 大 で 震 度 7が 想 定 され また 津 波 により 30cm 以 上 の 浸 水 が 地 震 発 生 から 30 分 以 内 に 生 じる 地 域 でもあるため 南 海 トラフ 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 の 推 進 に 関 する 特 別 措 置 法 ( 平 成 25 年 12 月 施 行 ) 第 3 条 第 1 項 に 基 づき 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 地 域 及 び 南 海 トラフ 地 震 津 波 避 難 対 策 特 別 強 化 地 域 に 指 定 された このため 南 海 トラフ 地 震 対 策 を 充 実 させることにより 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 保 護 することを 目 的 として 同 法 第 5 条 に 基 づき 南 海 トラフ 地 震 に 関 し 地 震 防 災 上 緊 急 に 整 備 すべき 施 設 等 の 整 備 に 関 する 事 項 津 波 からの 防 護 及 び 円 滑 な 避 難 の 確 保 並 びに 迅 速 な 救 助 に 関 する 事 項 防 災 訓 練 に 関 する 事 項 関 係 者 との 連 帯 協 力 の 確 保 に 関 する 事 項 等 を 定 めた 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 計 画 を 定 めるものとする また この 推 進 計 画 の 中 では 津 波 避 難 対 策 緊 急 事 業 計 画 の 基 本 となるべき 事 項 を 定 める なお 本 計 画 は 社 会 環 境 の 変 化 施 設 整 備 の 強 化 等 に 応 じ 絶 えず 見 直 しを 行 い 実 態 に 即 したものとしておかなければならないとされている したがって 本 市 においても 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 基 本 計 画 ( 中 央 防 災 会 議 平 成 26 年 3 月 )の 修 正 他 の 機 関 の 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 計 画 の 修 正 が 行 われた 場 合 はもとより 社 会 環 境 の 変 化 施 設 整 備 の 強 化 等 に 応 じて 検 討 を 加 え 必 要 があるときはこれを 修 正 する 震 -28

297 第 3 章 南 海 トラフ 地 震 防 災 対 策 推 進 計 画 第 1 節 総 則 第 2 災 害 想 定 1 南 海 トラフ 地 震 による 被 害 概 要 (1) 地 震 津 波 断 層 モデル 宮 崎 県 地 震 津 波 及 び 被 害 の 想 定 について( 平 成 25 年 10 月 ) では 内 閣 府 南 海 トラフの 巨 大 地 震 モデル 検 討 会 公 表 (2012.8)のうち 宮 崎 県 に 大 きな 影 響 を 及 ぼ す 陸 側 ケース 日 向 灘 を 中 心 に 発 生 した 断 層 破 壊 が 周 辺 の 領 域 に 影 響 して 広 がる 宮 崎 県 が 独 自 に 設 定 したケース の2つのモデルによる 地 震 動 の 想 定 結 果 を 重 ね 合 わせ て 最 大 クラスの 地 震 動 を 想 定 している 予 測 手 法 [ 地 震 断 層 モデル] 統 計 的 グリーン 関 数 法 + 震 度 増 幅 内 閣 府 モデル(M9.0) 内 閣 府 (2012)の 陸 側 ケース 1 宮 崎 県 独 自 モデル(M8.9) 宮 崎 県 独 自 に 設 定 したケース 震 源 特 性 サイト 特 性 深 い 地 盤 構 造 ( 予 測 単 位 ) 宮 崎 県 モデル 2( 約 1km 毎 ) 浅 い 地 盤 構 造 ( 予 測 単 位 ) J-SHIS 3モデルを 元 に 再 設 定 ( 約 50m 毎 ) 1 内 閣 府 (2012)では SMGA( 強 振 動 生 成 域 : 強 い 振 動 波 を 発 生 させるところ)を 基 本 東 側 西 側 陸 側 に 設 置 した4ケースがある 2 内 閣 府 (2012)の 全 国 1 次 モデル 微 動 アレイ 観 測 等 により 更 新 3J-SHIS 地 震 ハザードステーション( また 最 大 クラスの 津 波 については 内 閣 府 南 海 トラフの 巨 大 地 震 モデル 検 討 会 公 表 (2012.8)のうち 宮 崎 県 沿 岸 に 大 きな 影 響 を 及 ぼす ケース4 11 日 向 灘 を 中 心 に 発 生 した 断 層 破 壊 が 周 辺 の 領 域 に 影 響 して 広 がる 宮 崎 県 が 独 自 に 設 定 したケー ス の3つのモデルによる 津 波 の 想 定 結 果 を 重 ね 合 わせて 想 定 している 震 -29