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1 自 然 災 害 対 策 ( 地 震 津 波 風 水 害 )

2 節 計 画 の 目 的 節 防 災 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 節 市 民 等 の 責 務 節 南 あわじ 市 の 概 況 節 災 害 履 歴 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴... 9

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4 節 計 画 の 目 的 節 計 画 の 目 的 計 画 の 目 的 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 223 号 ) 42 条 の 規 定 に 基 づき 南 あわじ 市 の 地 域 に 係 る 災 害 対 策 全 般 に 関 し 次 の 事 項 を 定 め もって 合 的 かつ 計 画 的 な 防 災 行 政 の 整 備 及 び 推 進 を 図 り 防 災 体 制 に 万 全 を 期 することを 目 的 とする () 南 あわじ 市 の 地 域 を 管 轄 する 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 その 他 防 災 上 必 要 な 施 設 の 管 理 者 の 処 理 すべき 事 務 (2) 防 災 施 設 の 新 設 又 は 改 良 防 災 のための 調 査 研 究 教 育 及 び 訓 練 その 他 の 災 害 予 防 に 関 する 災 害 予 防 計 画 (3) 地 震 津 波 気 象 に 関 する 予 報 又 は 警 報 の 発 表 及 び 伝 達 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 避 難 消 防 救 助 衛 生 その 他 の 災 害 応 急 対 策 に 関 する 計 画 (4) 災 害 復 旧 に 関 する 計 画 (5) その 他 必 要 な 計 画 2 基 本 方 針 () 災 害 の 発 生 を 完 全 に 防 ぐことは 不 可 能 であるため 人 命 の 保 護 を 最 重 視 し 経 済 的 被 害 を 最 小 化 するとともに 被 害 の 迅 速 な 回 復 を 図 れるよう 減 災 の 考 え 方 を 基 本 とする (2) 災 害 の 規 模 によっては ハード 対 策 だけでは 被 害 を 防 ぎきれない 場 合 もあることから ハード ソフト 対 策 を 組 み 合 わせた 一 体 的 な 災 害 対 策 を 推 進 する (3) 行 政 の 対 策 公 助 には 限 界 があることから 住 民 一 人 ひとりが 自 らの 命 や 財 産 を 守 る 自 助 地 域 において 自 分 たちのまちを 自 分 たちで 守 る 共 助 を 適 切 に 組 み 合 わせた 取 り 組 みを 推 進 する (4) 地 域 住 民 事 業 者 民 間 団 体 行 政 機 関 等 多 様 な 主 体 が 相 互 に 連 携 しながら 防 災 の 取 り 組 みを 推 進 する また 避 難 所 の 設 置 運 営 救 援 物 資 仮 設 住 宅 など あらゆる 対 策 において 男 女 共 同 参 画 の 視 点 から 女 性 の 参 画 を 推 進 し 男 女 のニーズの 違 いや 障 がい 者 高 齢 者 子 育 て 家 庭 等 の 要 配 慮 者 等 のニーズに 配 慮 する (5) 最 新 の 科 学 的 知 見 や 阪 神 淡 路 大 震 災 東 日 本 大 震 災 など 過 去 の 災 害 における 経 験 教 訓 を 継 承 することにより 地 域 における 防 災 減 災 の 知 恵 や 方 法 を 育 み 絶 えず 災 害 対 策 の 改 善 を 図 る 3

5 節 計 画 の 目 的 3 用 語 この 計 画 中 次 の 組 織 名 称 は 災 害 対 策 本 部 の 設 置 の 如 何 により それぞれ 次 のとおり 読 み 替 えるものとする 平 常 時 担 当 班 ( 部 等 ) 災 害 時 担 当 班 ( 部 等 ) 南 あわじ 市 南 あわじ 市 長 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 長 南 あわじ 市 危 機 管 理 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 危 機 管 理 部 南 あわじ 市 企 画 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 企 画 部 南 あわじ 市 務 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 務 部 南 あわじ 市 市 民 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 市 民 部 南 あわじ 市 福 祉 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 福 祉 部 南 あわじ 市 農 商 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 農 商 部 南 あわじ 市 建 設 部 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 建 設 部 南 あわじ 市 会 計 課 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 会 計 課 南 あわじ 市 教 育 委 員 会 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 教 育 委 員 会 南 あわじ 市 消 防 団 南 あわじ 市 災 害 対 策 本 部 消 防 団 4 計 画 の 修 正 この 計 画 は 毎 年 検 討 を 加 え 必 要 があると 認 められるときは 修 正 を 行 う 5 計 画 の 周 知 徹 底 この 計 画 は 南 あわじ 市 職 員 防 災 関 係 施 設 の 管 理 者 その 他 防 災 関 係 機 関 等 に 周 知 し また 特 に 必 要 と 認 めるものについては 市 民 にも 理 解 を 得 るものとする 6 計 画 運 用 市 民 及 び 関 係 機 関 においては 必 要 に 応 じて 細 部 の 活 動 計 画 を 作 成 し この 計 画 の 円 滑 な 運 用 を 図 るものとする 4

6 2 節 防 災 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 2 節 防 災 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 市 県 指 定 地 方 行 政 機 関 等 は 防 災 に 関 し 主 として 次 に 掲 げる 事 務 又 は 業 務 を 処 理 するも のとする 南 あわじ 市 機 関 名 南 あわじ 市 災 害 予 防 対 策 の 推 進 2 災 害 応 急 対 策 の 推 進 3 災 害 復 旧 対 策 の 推 進 事 務 又 は 業 務 2 兵 庫 県 機 関 名 淡 路 県 民 局 淡 路 地 域 地 方 機 関 事 務 又 は 業 務 県 市 その 他 の 防 災 関 係 機 関 の 災 害 応 急 対 策 に 関 する 事 務 又 は 業 務 の 合 調 整 2 市 の 災 害 応 急 対 策 に 関 する 事 務 又 は 業 務 の 支 援 3 災 害 応 急 対 策 に 係 る 組 織 の 設 置 運 営 4 災 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 5 災 害 情 報 の 提 供 と 相 談 活 動 の 実 施 6 被 災 者 の 救 援 救 護 活 動 等 の 実 施 7 交 通 輸 送 対 策 の 実 施 8 公 共 土 木 施 設 ( 所 管 )の 整 備 と 防 災 管 理 及 び 復 旧 9 水 防 力 の 整 備 強 化 0 地 すべり 防 止 施 設 の 整 備 公 共 土 木 施 設 ( 所 管 )の 応 急 対 策 2 水 防 警 報 水 防 指 令 の 発 表 及 び 伝 達 3 社 会 福 祉 施 設 の 被 害 状 況 調 査 応 急 対 策 及 び 復 旧 4 災 害 救 助 法 による 救 助 活 動 に 係 る 事 務 5 防 災 営 農 林 水 産 体 制 の 推 進 6 保 安 林 等 の 整 備 その 他 治 山 事 業 の 推 進 7 災 害 対 策 用 資 機 材 の 調 達 及 びあっせん 8 災 害 時 における 病 害 虫 の 防 除 家 畜 の 衛 生 管 理 に 対 する 指 導 9 農 林 水 産 関 係 施 設 の 復 旧 20 被 災 農 林 漁 業 者 に 対 する 災 害 融 資 2 農 業 林 業 漁 業 用 施 設 等 の 防 災 事 業 の 推 進 22 農 業 林 業 漁 業 用 施 設 等 の 被 害 状 況 調 査 応 急 対 策 及 び 復 旧 23 県 税 の 減 免 措 置 等 24 防 疫 清 掃 等 の 応 急 保 健 衛 生 対 策 25 給 食 支 援 26 保 健 衛 生 施 設 の 復 旧 5

7 2 節 防 災 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 3 警 察 機 関 名 南 あわじ 警 察 署 情 報 収 集 及 び 伝 達 2 人 命 救 助 及 び 避 難 誘 導 3 交 通 応 急 対 策 4 遺 体 の 検 視 等 5 社 会 秩 序 の 維 持 6 警 察 施 設 の 復 旧 事 務 又 は 業 務 4 自 衛 隊 機 関 名 陸 上 自 衛 隊 姫 路 駐 屯 地 ( 3 特 科 隊 3 高 射 特 科 大 隊 ) 事 務 又 は 業 務 人 命 救 助 又 は 財 産 保 護 のための 応 急 対 策 の 支 援 5 指 定 地 方 行 政 機 関 機 関 名 近 畿 地 方 整 備 局 近 畿 財 務 局 神 戸 財 務 事 務 所 近 畿 厚 生 局 五 管 区 海 上 保 安 本 部 神 戸 海 上 保 安 部 徳 島 海 上 保 安 部 事 務 又 は 業 務 公 共 土 木 施 設 ( 直 轄 )の 整 備 と 防 災 管 理 2 水 防 警 報 の 伝 達 ( 指 定 河 川 湖 沼 海 岸 について) 応 急 対 策 の 指 導 3 公 共 土 木 施 設 ( 直 轄 )の 応 急 対 策 4 被 災 公 共 土 木 施 設 ( 直 轄 )の 復 旧 災 害 復 旧 事 業 費 査 定 の 立 会 2 地 方 公 共 団 体 に 対 する 単 独 災 害 復 旧 事 業 ( 起 債 分 )の 査 定 及 び 災 害 融 資 3 金 融 機 関 に 対 する 緊 急 措 置 の 指 示 4 仮 設 住 宅 設 置 可 能 地 の 提 示 5 復 興 住 宅 建 設 等 候 補 地 の 提 示 救 援 等 に 係 る 情 報 の 収 集 及 び 提 供 海 上 災 害 に 関 する 防 災 教 育 訓 練 及 び 海 上 防 災 思 想 の 普 及 啓 発 2 災 害 応 急 資 機 材 の 整 備 保 管 及 び 流 出 油 防 除 対 策 協 議 会 の 指 導 育 成 3 海 上 災 害 に 関 する 警 戒 及 び 警 報 等 の 伝 達 警 戒 4 海 上 及 び 港 湾 施 設 等 臨 海 部 の 被 災 状 況 調 査 5 海 上 における 人 命 救 助 6 避 難 者 救 援 物 資 等 の 緊 急 輸 送 7 係 留 岸 壁 付 近 航 路 及 びその 周 辺 海 域 の 水 深 調 査 8 海 上 における 流 出 油 等 事 故 に 関 する 防 除 措 置 9 船 舶 交 通 の 制 限 禁 止 及 び 整 理 指 導 0 海 上 治 安 の 維 持 海 上 における 特 異 事 象 の 調 査 6

8 2 節 防 災 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 機 関 名 近 畿 農 政 局 ( 神 戸 地 域 セン ター) 近 畿 中 国 森 林 管 理 局 近 畿 合 通 信 局 兵 庫 労 働 局 洲 本 公 共 職 業 安 定 所 近 畿 経 済 産 業 局 中 部 近 畿 産 業 保 安 監 督 部 近 畿 支 部 神 戸 運 輸 監 理 部 大 阪 管 区 気 象 台 ( 神 戸 地 方 気 象 台 ) 近 畿 地 方 環 境 事 務 所 事 務 又 は 業 務 農 地 防 災 事 業 の 推 進 2 農 地 安 全 施 設 等 の 管 理 体 制 の 強 化 3 防 災 営 農 体 制 の 指 導 4 災 害 時 における 病 害 虫 の 防 除 並 びに 家 畜 の 衛 生 管 理 及 び 飼 料 の 受 給 等 に 関 す る 指 導 5 土 地 改 良 機 械 の 緊 急 貸 付 6 農 地 農 業 用 施 設 及 び 海 岸 保 全 施 設 等 の 災 害 復 旧 事 業 の 査 定 及 び 復 旧 事 業 実 施 の 推 進 7 災 害 復 旧 及 び 再 生 産 の 維 持 等 に 必 要 な 資 金 措 置 8 災 害 救 助 用 米 穀 の 備 蓄 供 給 ( 売 却 ) 国 有 保 安 林 治 山 施 設 落 石 防 止 施 設 等 の 整 備 2 国 有 林 における 災 害 予 防 及 び 治 山 施 設 による 災 害 予 防 3 林 野 火 災 予 防 対 策 4 災 害 対 策 用 復 旧 用 材 の 供 給 5 国 有 林 における 荒 廃 地 の 復 旧 非 常 時 の 重 要 通 信 確 保 体 制 の 整 備 2 非 常 通 信 協 議 会 の 指 導 育 成 3 災 害 時 における 通 信 手 段 の 確 保 工 場 事 業 場 における 産 業 災 害 防 止 の 監 督 指 導 2 応 急 労 務 者 の 雇 用 災 害 対 策 用 物 資 の 適 正 な 価 格 による 円 滑 な 供 給 の 確 保 2 事 業 者 ( 商 工 業 等 )の 業 務 の 正 常 な 運 営 の 確 保 3 生 活 必 需 品 復 旧 資 機 材 の 円 滑 な 供 給 の 確 保 4 被 災 中 小 企 業 の 振 興 及 び 復 興 その 他 経 済 復 興 の 支 援 5 生 活 必 需 品 復 旧 資 機 材 の 円 滑 な 供 給 の 確 保 6 ライフライン 施 設 等 の 本 格 復 興 危 険 物 等 の 保 安 確 保 対 策 の 推 進 2 危 険 物 等 の 応 急 対 策 の 指 導 所 管 事 業 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 2 緊 急 海 上 運 輸 確 保 に 係 る 船 舶 運 航 事 業 者 に 対 する 協 力 要 請 3 特 に 必 要 があると 認 める 場 合 の 輸 送 命 令 4 被 災 交 通 施 設 等 に 対 する 本 格 的 な 機 能 復 旧 の 指 導 5 交 通 機 関 利 用 者 への 情 報 提 供 6 被 災 地 方 公 共 団 体 の 復 興 計 画 策 定 に 対 する 協 力 支 援 7 被 災 協 力 事 業 者 に 対 する 支 援 8 所 管 する 交 通 施 設 及 び 設 備 の 整 備 についての 指 導 9 旅 客 輸 送 確 保 に 係 る 代 替 輸 送 迂 回 輸 送 実 施 のための 調 整 0 貨 物 輸 送 確 保 に 係 る 貨 物 運 送 事 業 者 に 対 する 協 力 要 請 道 路 運 送 に 係 る 緊 急 輸 送 命 令 に 関 する 情 報 収 集 気 象 地 象 水 象 に 関 する 観 測 予 報 警 報 及 び 情 報 の 発 表 並 びに 伝 達 2 被 災 地 域 における 災 害 復 興 を 支 援 するための 観 測 データや 地 象 等 合 的 な 情 報 の 適 時 適 切 な 提 供 緊 急 環 境 モニタリングの 実 施 2 地 盤 沈 下 防 災 対 策 地 盤 沈 下 地 域 状 況 の 把 握 3 災 害 廃 棄 物 等 の 処 理 対 策 環 境 配 慮 の 確 保 7

9 2 節 防 災 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 6 常 備 消 防 機 関 名 淡 路 広 域 消 防 事 務 組 合 事 務 又 は 業 務 災 害 予 防 活 動 の 実 施 2 消 防 防 災 活 動 3 人 命 の 救 助 被 災 者 の 応 援 救 助 4 危 険 物 施 設 の 応 急 安 全 対 策 5 被 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 6 市 の 災 害 応 急 対 策 に 関 する 業 務 の 支 援 7 一 部 事 務 組 合 機 関 名 淡 路 広 域 行 政 事 務 組 合 淡 路 広 域 水 道 企 業 団 洲 本 市 南 あわじ 市 衛 生 事 務 組 合 ごみ 処 理 施 設 やまなみ 苑 事 務 又 は 業 務 不 燃 性 ごみ( 粗 大 ごみを 含 む) 処 理 施 設 の 設 置 及 び 経 営 に 関 する 事 務 2 心 身 障 がい 児 通 園 施 設 の 設 置 及 び 運 営 に 関 する 事 務 3 淡 路 食 肉 センターの 管 理 運 営 に 関 する 事 務 4 広 域 的 な 人 材 活 用 及 び 育 成 に 関 する 事 業 水 道 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 2 水 道 施 設 の 応 急 対 策 3 応 急 給 水 清 掃 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 2 清 掃 施 設 の 応 急 対 策 3 ゴミ 災 害 廃 棄 物 の 処 理 8 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 機 関 名 西 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 兵 庫 支 店 KDDI 株 式 会 社 神 戸 支 店 株 式 会 社 NTTドコモ エヌ ティ ティ コミュニケーシ ョンズ 株 式 会 社 ソフトバンクテレコム 株 式 会 社 ソフトバンクモバイル 株 式 会 社 日 本 郵 便 株 式 会 社 ( 南 あわじ 市 内 郵 便 局 ) 日 本 銀 行 ( 神 戸 支 店 ) 日 本 赤 十 字 社 ( 兵 庫 県 支 部 ) 事 務 又 は 業 務 電 気 通 信 設 備 の 整 備 と 防 災 管 理 2 電 気 通 信 の 疎 通 確 保 と 設 備 の 応 急 対 策 の 実 施 3 災 害 時 における 非 常 緊 急 通 信 4 被 災 電 気 通 信 設 備 の 災 害 復 旧 災 害 時 における 郵 便 業 務 の 確 保 並 びに 災 害 特 別 取 扱 いの 実 施 2 被 災 郵 政 業 務 施 設 の 復 旧 3 地 方 公 共 団 体 に 対 する 災 害 復 旧 資 金 の 融 資 金 融 機 関 に 対 する 緊 急 措 置 の 指 導 災 害 時 における 医 療 救 護 2 義 援 金 の 募 集 配 分 8

10 2 節 防 災 機 関 の 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 機 関 名 日 本 放 送 協 会 ( 神 戸 放 送 局 ) 本 州 四 国 連 絡 高 速 道 路 株 式 会 社 日 本 通 運 株 式 会 社 各 支 店 福 山 通 運 株 式 会 社 佐 川 急 便 株 式 会 社 ヤマト 運 輸 株 式 会 社 西 濃 運 輸 株 式 会 社 一 般 社 団 法 人 兵 庫 県 トラック 協 会 淡 路 支 部 関 西 電 力 株 式 会 社 淡 路 営 業 所 淡 路 交 通 株 式 会 社 株 式 会 社 ラジオ 関 西 株 式 会 社 サンテレビジョン 兵 庫 エフエムラジオ 放 送 株 式 会 社 一 般 社 団 法 人 兵 庫 県 医 師 会 一 般 社 団 法 人 兵 庫 県 LPガス 協 会 淡 路 支 部 事 務 又 は 業 務 放 送 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 2 災 害 情 報 の 放 送 3 放 送 施 設 の 応 急 対 策 4 被 災 放 送 施 設 の 復 旧 有 料 道 路 ( 所 管 )の 整 備 と 防 災 管 理 2 有 料 道 路 ( 所 管 )の 応 急 対 策 3 有 料 道 路 ( 所 管 )の 復 旧 災 害 時 における 緊 急 陸 上 輸 送 災 害 時 における 緊 急 陸 上 輸 送 電 力 供 給 施 設 の 整 備 と 防 災 管 理 2 電 力 供 給 施 設 の 応 急 対 策 3 被 災 電 力 供 給 施 設 の 復 旧 災 害 時 における 緊 急 陸 上 輸 送 災 害 情 報 の 放 送 災 害 情 報 の 放 送 災 害 情 報 の 放 送 災 害 時 における 医 療 救 護 利 用 者 への 安 全 に 関 する 定 期 的 な 指 導 2 二 次 災 害 防 止 のためのガスボンベの 安 全 確 認 9

11 3 節 市 民 等 の 責 務 3 節 市 民 等 の 責 務 公 共 的 団 体 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 市 内 の 公 共 的 団 体 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 等 は 主 として 次 に 掲 げる 責 務 を 果 たすも のとする 公 共 的 団 体 名 責 務 社 会 福 祉 法 人 南 あわじ 市 社 会 福 祉 協 議 会 社 会 福 祉 施 設 の 被 害 調 査 要 配 慮 者 の 救 助 救 援 対 策 の 協 力 2 ボランティアセンターの 開 設 運 営 3 生 活 福 祉 資 金 貸 付 の 受 付 淡 路 ブロック 給 食 施 設 協 議 会 市 が 行 う 被 災 者 への 炊 き 出 しへの 協 力 一 般 社 団 法 人 南 あわじ 市 医 師 会 医 師 医 療 機 関 との 連 絡 調 整 2 災 害 時 の 医 療 救 護 検 案 防 疫 心 的 外 傷 後 ストレス 障 害 対 策 の 協 力 南 あわじ 市 歯 科 医 師 会 歯 科 医 師 歯 科 医 療 機 関 との 連 絡 調 整 2 災 害 時 の 歯 科 医 療 救 護 検 案 等 の 協 力 一 般 社 団 法 人 兵 庫 県 薬 剤 師 会 淡 路 支 部 薬 剤 師 との 連 絡 調 整 2 災 害 時 の 医 薬 品 の 供 給 の 協 力 一 般 社 団 法 人 兵 庫 県 病 院 薬 剤 師 会 東 神 戸 支 部 南 あわじ 市 獣 医 師 会 獣 医 師 との 連 絡 調 整 2 避 難 者 の 愛 玩 動 物 対 策 の 協 力 南 あわじ 市 交 通 安 全 協 会 災 害 時 の 警 備 活 動 の 協 力 南 あわじ 市 防 犯 協 会 農 業 協 同 組 合 漁 業 協 同 組 合 被 害 調 査 被 災 者 の 救 助 救 援 対 策 の 協 力 2 被 災 組 合 員 の 応 急 復 旧 対 策 支 援 南 あわじ 市 商 工 会 等 一 般 社 団 法 人 兵 庫 県 建 築 士 事 家 屋 の 被 害 認 定 調 査 務 所 協 会 淡 路 支 部 南 あわじ 市 建 設 業 安 全 安 心 協 力 会 公 共 土 木 施 設 の 応 急 復 旧 対 策 被 災 者 の 救 助 救 援 対 策 の 協 力 兵 庫 県 電 気 工 事 工 業 組 合 淡 路 支 部 兵 庫 県 環 境 事 業 商 工 組 合 淡 路 広 域 管 工 事 業 協 同 組 合 0

12 3 節 市 民 等 の 責 務 公 共 的 団 体 名 責 務 金 融 機 関 被 災 者 被 災 事 業 者 の 再 建 支 援 医 療 施 設 の 管 理 者 防 災 設 備 の 整 備 防 災 訓 練 2 災 害 時 の 傷 病 者 の 救 護 看 護 の 協 力 社 会 福 祉 施 設 の 管 理 者 防 災 設 備 の 整 備 防 災 訓 練 2 要 配 慮 者 の 救 援 協 力 危 険 物 施 設 等 の 管 理 者 防 災 設 備 の 整 備 防 災 訓 練 2 災 害 時 の 危 険 物 の 安 全 措 置 施 設 傷 病 者 の 救 護 看 護 の 協 力 自 治 会 自 主 防 災 組 織 防 災 資 機 材 の 整 備 防 災 訓 練 防 災 活 動 マニュアルの 作 成 2 自 主 防 災 活 動 3 警 報 等 の 収 集 及 び 伝 達 避 難 誘 導 被 災 者 の 救 助 救 援 対 策 の 協 力 2 市 民 事 業 所 市 民 は 自 らの 災 害 に 備 えるための 手 段 を 講 じるとともに 自 発 的 な 防 災 活 動 に 参 加 する 等 防 災 に 寄 与 するよう 努 めるものとする 区 分 責 務 市 民 飲 料 水 食 料 生 活 必 需 品 等 の 備 蓄 ( 最 低 3 日 間 分 可 能 であれば 週 間 分 以 上 ) 防 災 知 識 の 取 得 2 住 宅 の 安 全 措 置 ( 家 具 の 安 全 配 置 固 定 耐 震 化 ) 初 期 消 火 警 報 等 の 収 集 及 び 伝 達 避 難 3 近 隣 の 自 主 防 災 活 動 救 助 救 援 活 動 の 協 力 従 業 員 等 の 飲 料 水 食 料 生 活 必 需 品 等 の 備 蓄 防 災 マニュアルの 作 成 従 業 員 への 知 識 の 普 及 防 災 訓 練 事 業 所 2 警 報 等 の 収 集 及 び 伝 達 利 用 者 等 の 避 難 誘 導 自 衛 消 防 活 動 3 地 域 の 自 主 防 災 活 動 被 災 者 の 救 助 救 援 活 動 の 協 力 4 事 業 所 施 設 の 耐 震 化 及 び 安 全 措 置

13 4 節 南 あわじ 市 の 概 況 4 節 南 あわじ 市 の 概 況 位 置 と 地 勢 南 あわじ 市 は 淡 路 島 の 南 西 部 に 位 置 し その 面 積 は 島 内 の 約 /3を 占 めている 南 部 西 部 はそれぞれ 紀 伊 水 道 播 磨 灘 に 面 し 北 部 の 先 山 山 地 南 東 部 の 諭 鶴 羽 山 地 西 の 南 辺 寺 山 地 に 囲 まれた 中 央 部 には 三 原 平 野 が 広 がっており 三 原 川 が 播 磨 灘 へと 注 いで いる また 灘 漁 港 沖 合 4kmには 離 島 である 沼 島 を 有 している 本 市 は 神 戸 市 から60km 圏 大 阪 市 から80km 圏 にあって 市 の 中 央 を 走 る 神 戸 淡 路 鳴 門 自 動 車 道 から 本 土 に 通 じる 明 石 海 峡 大 橋 を 経 て 神 戸 へ50 分 大 阪 へ90 分 大 鳴 門 橋 を 経 て 徳 島 へ40 分 で 到 達 できるところに 位 置 し 四 国 地 域 から 見 ると 淡 路 島 及 び 近 畿 の 玄 関 口 に 位 置 することとなる 市 内 の 道 路 網 は 国 道 28 号 や 県 道 福 良 江 井 岩 屋 線 大 谷 鮎 原 神 代 線 洲 本 灘 賀 集 線 洲 本 松 帆 線 阿 万 福 良 湊 線 等 が 幹 線 道 路 を 形 成 しており 洲 本 市 及 び 淡 路 市 と 連 絡 している 2 気 候 本 市 の 気 候 は 瀬 戸 内 式 気 候 区 に 属 し 穏 やかな 気 候 である 過 去 0 年 間 の 平 均 気 温 は6.4 同 じく 年 平 均 降 水 量 は,400.0mmで 冬 期 は 比 較 的 暖 か く 雨 は 夏 場 に 多 く 冬 場 に 少 なくなっている 3 人 口 と 面 積 本 市 の 人 口 は 平 成 22 年 の 国 勢 調 査 によると 人 口 は49,834 人 で 平 成 7 年 に 比 べ 約 4. 6% 減 少 しており この 減 少 傾 向 は 昭 和 25 年 以 降 続 いている 年 齢 階 層 別 に 見 ると 年 少 人 口 (5 歳 未 満 )が2.8% 生 産 年 齢 人 口 (5 歳 以 上 65 歳 未 満 )が57.8% 老 年 人 口 (65 歳 以 上 )が29.3%であり 兵 庫 県 平 均 ( 順 に3.6% 62.9% 22.9%)と 比 較 すると 高 齢 化 が 非 常 に 速 いペースで 進 行 している 本 市 の 面 積 は km2( 平 成 22 年 0 月 日 現 在 国 土 地 理 院 平 成 22 年 全 国 都 道 府 県 市 区 町 村 別 面 積 調 )であり 淡 路 地 域 全 体 の38.5% 兵 庫 県 全 体 の2.7%を 占 めている 昭 和 55 年 昭 和 60 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 2 年 平 成 7 年 平 成 22 年 勢 人 口 57,744 57,690 57,526 56,664 54,979 52,283 49,834 調 年 少 人 口 2,372,883 0,557 9,374 8,249 7,0 6,387 査 (0~4 歳 ) 2.4% 20.6% 8.4% 6.5% 5.0% 3.6% 2.8% 生 産 年 齢 人 口 36,770 36,424 36,452 35,254 33,433 3,24 28,79 (5~64 歳 ) 63.7% 63.% 63.4% 62.2% 60.8% 59.5% 57.8% 老 年 人 口 8,602 9,383 0,57 2,036 3,297 4,058 4,66 人 (65 歳 以 上 ) 4.9% 6.3% 8.3% 2.2% 24.2% 26.9% 29.3% 推 世 帯 数 5,544 5,490 6,07 6,76 7,40 7,044 6,98 移 一 世 帯 当 り 人 平 成 22 年 国 勢 調 査 人 口 49,834 人 の 内 年 齢 不 詳 40 人 が 含 まれている 2

14 4 節 南 あわじ 市 の 概 況 4 土 地 利 用 本 市 における 土 地 利 用 区 分 は 次 のとおりである 土 地 利 用 区 分 ( 平 成 23 年 現 在 ) 田 畑 宅 地 山 林 原 野 雑 種 地 その 他 計

15 5 節 災 害 履 歴 5 節 災 害 履 歴 過 去 の 地 震 兵 庫 県 内 での 地 震 災 害 の 発 生 状 況 本 市 に 影 響 を 及 ぼしたと 思 われる 過 去 の 地 震 災 害 は 次 のとおりである 兵 庫 県 内 のいずれかに 震 度 5 以 上 を 与 えたと 推 定 される 地 震 番 号 発 生 年 月 日 規 模 (マク ニチュート ) 地 震 名 ( 推 古 ) ( 大 宝.3.26) ( 天 平 ) ( 天 長 4.7.2) 6.5~ ( 貞 観 0.7.8) 7.0 播 磨 国 地 震 ( 仁 和 ) 8.0~ ( 承 平 8( 天 慶 ).4.5) ( 嘉 保 3( 永 長 )..24) 8.0~ ( 正 平 ) 8 /4~ ( 天 安 6( 宝 徳 ).4.2) 5 3/4~ ( 明 応 ) 8.2~ ( 永 正 7.8.8) 6.5~ ( 天 正 7..20) 6±/ ( 文 録 5( 慶 長 ).7.3) 7 /2±/ ( 貫 文 2.5.) 7 /4~ ( 宝 永 4.0.4) 8.4 宝 永 地 震 ( 寛 延 4( 宝 暦 ).2.29) 5.5~ ( 嘉 永 7( 安 政 )..4) 8.4 安 政 東 海 地 震 ( 嘉 永 7( 安 政 )..5) 8.4 安 政 南 海 地 震 ( 文 久 4( 元 治 )..28) 6 / ( 明 治 24) 8.0 濃 尾 地 震 ( 大 正 5) ( 大 正 4) 6. 8 北 但 馬 地 震 ( 昭 和 2) 7.3 北 丹 後 地 震 ( 昭 和 8) 7.2 鳥 取 地 震 ( 昭 和 2) 8.0 南 海 地 震 ( 昭 和 24) ( 昭 和 27) 6.8 吉 野 地 震 ( 昭 和 36) ( 昭 和 38) 6.9 越 前 岬 沖 地 震 ( 昭 和 59) 5.6 兵 庫 県 南 西 部 地 震 ( 平 成 7) 7.3 兵 庫 県 南 部 地 震 ( 平 成 2) 7. 3 鳥 取 県 西 部 地 震 ( 平 成 25) 6. 3 ( 注 ) は 県 内 のいずれかに 震 度 6 以 上 を 与 えたと 推 定 される 地 震 は 県 内 のいずれかに 震 度 7 以 上 を 与 えた 地 震 ( 注 2)なお 鎮 増 私 聞 記 によると 42 年 に 播 磨 国 で 大 きな 地 震 が 発 生 したとされている ( 注 3)データは 兵 庫 県 地 域 防 災 計 画 による 4

16 5 節 災 害 履 歴 2 兵 庫 県 での 津 波 の 状 況 兵 庫 県 で 観 測 された 津 波 の 主 なものは 次 のとおりである 発 生 年 月 日 地 震 名 震 源 津 波 ( 最 大 波 高 ) 昭 和 2 年 2 月 2 日 南 海 地 震 紀 伊 半 島 沖 福 良 町 250cm 灘 村 50cm 沼 島 村 50cm 由 良 町 00cm 阿 萬 町 50cm 志 筑 町 00cm 2 昭 和 27 年 月 4 日 カムチャッカ 沖 カムチャッカ 半 島 南 東 沖 洲 本 9cm 3 昭 和 35 年 5 月 23 日 チリ 地 震 南 米 チリ 南 部 沖 神 戸 56cm 洲 本 59cm 4 昭 和 38 年 0 月 3 日 エトロフ 島 沖 地 震 北 海 道 東 方 神 戸 0cm 洲 本 3cm 5 昭 和 39 年 3 月 28 日 アラスカ 地 震 アラスカ 湾 神 戸 23cm 洲 本 4cm 6 昭 和 40 年 2 月 4 日 アリューシャン 地 震 アリューシャン 中 部 神 戸 8cm 洲 本 4cm 7 昭 和 43 年 4 月 日 日 向 灘 地 震 日 向 灘 神 戸 cm 洲 本 5cm 8 昭 和 58 年 5 月 26 日 日 本 海 中 部 地 震 秋 田 青 森 県 沖 津 居 山 08cm 9 平 成 5 年 7 月 2 目 北 海 道 南 西 沖 地 震 北 海 道 南 西 沖 ( 参 考 ) 京 都 府 舞 鶴 70cm 0 平 成 7 年 月 7 日 兵 庫 県 南 部 地 震 大 阪 湾 神 戸 6cm 平 成 6 年 9 月 5 日 なし 三 重 県 南 東 沖 神 戸 5cm 2 平 成 2 年 月 4 日 なし インドネシア パプアニューギニア 神 戸 5cm 3 平 成 22 年 2 月 27 日 なし チリ 中 部 沿 岸 神 戸 2cm 洲 本 9cm 3 兵 庫 県 南 部 地 震 () 地 震 の 発 生 状 況 兵 庫 県 南 部 地 震 は 平 成 7 年 月 7 日 午 前 5 時 46 分 に 発 生 したマグニチュード7.3の 地 震 で 場 所 によっては 震 度 7を 記 録 するなど この 地 域 としては 昭 和 27 年 に 記 録 した 震 度 4をはるかに 上 回 る 大 きな 地 震 であった 震 源 地 大 阪 湾 北 緯 34 度 36 分 東 経 35 度 02 分 震 源 の 深 さ 6km 各 地 の 震 度 7( 神 戸 市 芦 屋 市 西 宮 市 宝 塚 市 北 淡 町 一 宮 町 津 名 町 の 一 部 ) 6( 神 戸 洲 本 ) 5( 豊 岡 ) 4( 姫 路 など) マグニチュード 7.3 最 大 加 速 度 88gal( 南 北 成 分 神 戸 地 方 気 象 台 ) (2) 市 内 被 害 概 要 重 傷 3 人 軽 傷 5 人 全 壊 家 屋 8 世 帯 半 壊 家 屋 420 世 帯 一 部 損 壊 家 屋,658 世 帯 5

17 5 節 災 害 履 歴 2 南 あわじ 市 の 風 水 害 履 歴 概 況 発 生 年 月 日 名 称 種 類 災 害 の 概 況 昭 和 8 年 9 月 4 日 昭 和 9 年 9 月 2 日 昭 和 3 年 7 月 3 日 ~ 5 日 昭 和 20 年 9 月 7 日 ~ 8 日 昭 和 25 年 9 月 3 日 昭 和 26 年 0 月 5 日 台 風 高 潮 台 風 は 東 シナ 海 より 日 本 海 を 北 東 に 進 んだ このた め 淡 路 島 では 夕 刻 北 西 の 暴 風 となり 高 波 のため 西 浦 海 岸 は 被 害 を 受 けた 室 戸 台 風 梅 雨 前 線 豪 雨 風 水 害 高 潮 水 害 土 砂 災 害 台 風 は 室 戸 岬 に 上 陸 淡 路 島 を 経 て 神 戸 市 をかすめ 京 都 付 近 を 通 過 し 日 本 海 に 抜 けた 洲 本 測 候 所 の 観 測 では 最 低 気 圧 94.3hpa 最 大 風 速 26m/sを 記 録 した 市 内 での 被 害 家 屋 は,648 世 帯 に 達 した この 台 風 は 淡 路 島 で 方 向 をしばしば 転 換 したため 島 内 各 地 の 被 害 は 倍 加 沿 岸 地 帯 は 高 潮 を 受 け 多 大 な 被 害 を 受 けた 3 日 から5 日 にかけて 島 内 各 地 で 豪 雨 があり 山 腹 の 崩 壊 河 川 の 氾 濫 等 被 害 が 著 しく 島 内 で ため 池 の 決 壊 は 約,500 箇 所 に 達 した 橋 りょうはほとんどが 流 失 し 全 島 の 交 通 が 一 時 途 絶 した 洲 本 での 期 間 降 水 量 (3 日 0 時 ~5 日 4 時 )は 359.4mmを 記 録 した 枕 崎 台 風 風 水 害 台 風 は 九 州 南 西 部 に 上 陸 し その 後 進 路 を 北 東 にと り 瀬 戸 内 海 から 中 国 地 方 を 縦 断 した 期 間 降 水 量 (5 日 0 時 ~9 日 0 時 )は 福 良 7mmで 雨 量 は 少 なかったが 風 害 により 島 内 各 地 に 被 害 が 出 た 松 帆 では 家 屋 浸 水 50 戸 田 流 失 0 町 歩 同 冠 水 300 町 歩 灘 では 防 波 堤 決 壊 箇 所 海 岸 決 壊 5 箇 所 ジェーン 台 風 風 水 害 高 潮 台 風 は 3 日 午 前 0 時 東 方 20kmの 海 上 から 北 東 進 し 2 時 淡 路 島 南 方 を 通 過 5 時 に 若 狭 湾 に 抜 けた この 間 高 潮 が 襲 来 し 電 信 電 話 網 は 島 全 域 で 切 断 され 孤 立 状 態 となった 洲 本 測 候 所 の 観 測 では 最 低 気 圧 963.4hpa 最 大 風 速 3.3m/sを 記 録 した ルース 台 風 風 水 害 台 風 は 鹿 児 島 県 北 西 部 に 上 陸 後 中 国 地 方 西 部 を 経 て 松 山 付 近 に 達 し その 後 分 裂 この 間 長 時 間 にわ たり 強 風 が 吹 き 海 岸 部 に 甚 大 な 被 害 をもたらした 昭 和 27 年 7 月 0 日 ~ 日 昭 和 34 年 9 月 26 日 梅 雨 前 線 豪 雨 水 害 間 欠 的 な 土 砂 降 りのため 洲 本 で 期 間 降 水 量 (0 日 0 時 ~ 日 0 時 )209.6mm 時 間 降 水 量 の49.5mmを 記 録 した 和 歌 山 県 紀 ノ 川 の 大 洪 水 により 流 木 の 山 が 全 島 の 海 岸 に 押 し 寄 せた 伊 勢 湾 台 風 風 水 害 台 風 は 潮 岬 西 方 に 上 陸 し 奈 良 県 三 重 県 岐 阜 県 北 方 を 通 過 日 本 海 に 抜 けた 最 低 気 圧 959.4hpa 最 大 瞬 間 風 速 49.2m/sを 記 録 した 降 雨 状 況 は 淡 路 島 の 南 部 では 全 般 に200 mm 以 上 に 達 した 特 に 海 岸 線 の 被 害 が 甚 大 昭 和 36 年 6 月 24 日 ~ 28 日 梅 雨 前 線 豪 雨 水 害 梅 雨 前 線 の 停 滞 と 台 風 6 号 の 影 響 により 5 日 間 にわたり 数 回 の 豪 雨 があり 降 水 量 は 洲 本 で542.0mm 日 降 水 量 88.mm 時 間 降 水 量 53.8mmを 記 録 した 浸 水 家 屋 が 多 数 に のぼり 田 植 え 後 の 苗 が 流 出 するなど 農 作 物 の 被 害 も 甚 大 であった 6

18 5 節 災 害 履 歴 昭 和 36 年 9 月 6 日 2 室 戸 台 風 風 水 害 高 潮 台 風 は6 日 朝 に 室 戸 岬 に 上 陸 北 東 方 に 進 路 を 取 り 淡 路 島 を 縦 断 して 日 本 海 に 抜 けた 最 低 気 圧 934.7hpa 最 大 瞬 間 風 速 49.4m/s 日 降 水 量 07.9mmが 記 録 された 島 におけ る 被 害 は 死 者 行 方 不 明 者 3 名 負 傷 者 25 名 全 壊 流 失 家 屋 207 戸 床 上 浸 水 5,75 戸 床 下 浸 水 8,768 戸 に 及 び 緑 町 を 除 く 市 9 町 に 災 害 救 助 法 が 適 用 された 昭 和 40 年 9 月 0 日 ~ 7 日 台 風 23 号 台 風 24 号 梅 雨 前 線 豪 雨 風 水 害 高 潮 台 風 23 号 は 四 国 剣 山 を 越 えて 0 日 播 磨 灘 から 姫 路 付 近 に 上 陸 した 後 北 上 2 時 頃 日 本 海 に 通 り 抜 けた 3 日 間 の 雨 量 は44mm 瞬 間 最 大 風 速 57.0m/sは 洲 本 測 候 所 開 設 以 来 の 記 録 であった さらに 9 日 に 発 生 した 台 風 24 号 は 北 上 するにつれ 本 邦 南 岸 沿 いに 停 滞 していた 秋 雨 前 線 を 刺 激 し 豪 雨 をもた らしつつ 7 日 夕 刻 志 摩 半 島 東 部 に 上 陸 本 土 を 縦 断 し た 昭 和 46 年 8 月 30 日 ~ 3 日 台 風 23 号 風 水 害 台 風 は 高 知 県 南 国 市 に 上 陸 後 播 磨 灘 から 淡 路 島 北 部 を 東 進 し 紀 伊 半 島 を 横 断 東 海 方 面 に 抜 けた 兵 庫 県 は30 日 昼 過 ぎから 風 雨 が 次 に 強 まり 県 南 部 では 夕 方 から 暴 風 となっ た 降 水 量 は 台 風 の 中 心 が 通 過 した 淡 路 島 の 南 部 で300mm 特 に 淡 路 島 の 南 部 では 三 原 川 支 流 の 大 日 川 が 決 壊 したため,500 戸 が 床 下 浸 水 し 耕 地 600haが 冠 水 した 日 最 大 降 水 量 は 市 297mm(30 日 )を 記 録 した 昭 和 49 年 7 月 6 日 ~ 7 日 台 風 8 号 梅 雨 前 線 大 雨 水 害 朝 鮮 半 島 から 日 本 海 に 入 った 台 風 の 影 響 を 受 け 梅 雨 前 線 が 活 発 化 し 大 雨 となり 県 南 部 に 大 きな 被 害 をもたら した 福 良 で 時 間 降 水 量 の 最 大 は93.5mm 0 分 間 降 水 量 の 最 大 25.0mmを 記 録 した 昭 和 54 年 9 月 30 日 ~ 0 月 日 台 風 6 号 水 害 台 風 は 高 知 県 室 戸 市 付 近 に 上 陸 後 北 東 に 進 み 徳 島 付 近 を 通 り 淡 路 島 を 直 撃 島 を 中 心 に 局 地 的 な 被 害 をもたら した 時 間 降 水 量 は 最 大 で 南 淡 0mmを 記 録 した 平 成 6 年 8 月 7 日 ~ 20 日 8 月 30 日 ~ 3 日 9 月 7 日 ~ 8 日 9 月 29 日 ~ 30 日 0 月 20 日 ~ 2 日 大 雨 台 風 6 号 台 風 8 号 台 風 2 号 台 風 23 号 水 害 高 潮 8 月 7 日 に 灘 で 雨 量 294mmの 集 中 豪 雨 により 大 規 模 な 土 砂 災 害 が 発 生 し 灘 地 区 一 帯 に 大 きな 被 害 をもたらした また この 年 は 台 風 が 多 数 (0 回 ) 日 本 列 島 に 上 陸 する 異 常 な 年 であり 台 風 6 8 号 は 沿 岸 部 に 高 潮 被 害 をもたら した 台 風 23 号 は 足 摺 岬 付 近 に 上 陸 し 淡 路 島 の 南 を 通 過 島 内 全 域 に 集 中 豪 雨 が 降 り 浸 水 被 害 をもたらした 洲 本 特 別 地 域 気 象 観 測 所 での 日 降 水 量 (20 日 0 時 ~24 時 )は309mm 時 間 最 大 降 雨 は72mmを 記 録 した ( 参 考 ) 緑 北 富 士 ダム 雨 量 476mm 日 降 水 量 (9 日 8 時 ~20 日 8 時 ) 426mm 時 間 最 大 降 雨 72mm 日 降 水 量 (9 日 9 時 ~20 日 9 時 )373mm 時 間 最 大 降 雨 89mm 7

19 5 節 災 害 履 歴 平 成 2 年 月 日 平 成 23 年 7 月 9 日 平 成 23 年 9 月 9 日 平 成 23 年 0 月 22 日 平 成 24 年 6 月 9 日 平 成 24 年 9 月 30 日 平 成 24 年 0 月 7 日 平 成 25 年 9 月 4 日 大 雨 水 害 前 線 を 伴 った 低 気 圧 が 西 日 本 南 岸 を 通 過 したため 兵 庫 県 では 淡 路 島 を 中 心 に 大 雨 となった 沼 島 で 床 下 0 棟 山 崖 崩 れ 黒 岩 で 土 砂 崩 れ( 県 道 洲 本 灘 賀 集 線 が 通 行 止 ) 洲 本 で 期 間 降 水 量 22.5mm(0 日 ~ 日 ) 最 大 日 降 水 量 43.0mm( 日 ) 最 大 時 間 降 水 量 56.5mm( 日 2 時 44 分 )を 記 録 した 台 風 6 号 風 水 害 台 風 による 大 雨 の 影 響 で 洲 本 市 で 件 南 あわじ 市 で 29 件 が 床 下 浸 水 となった 南 あわじ 市 では 高 波 による 道 路 冠 水 が 発 生 するなど 県 内 8 箇 所 で 道 路 が 通 行 止 南 部 の 沿 岸 部 を 中 心 に5 箇 所 で 樹 木 が 倒 壊 南 淡 で 期 間 降 水 量 204.0mm(8 日 ~20 日 ) 最 大 日 降 水 量 77.5mm(9 日 )を 記 録 した 台 風 5 号 風 水 害 西 日 本 には 前 線 が 停 滞 しており これに 台 風 の 影 響 が 重 なり 兵 庫 県 内 各 地 で 大 雨 となった 南 あわじ 市 では 電 線 が 切 断 洲 本 で 期 間 降 水 量 4.0mm(9 日 ~22 日 ) 最 大 日 降 水 量 323.0mm(20 日 )を 記 録 した 大 雨 雷 風 水 害 落 雷 害 淡 路 島 を 中 心 に 大 雨 となり 22 日 の 降 水 量 は 洲 本 で93.0 mm 南 淡 で09.5mmに 達 した 南 あわじ 市 で 床 下 浸 水 棟 榎 列 の 三 原 川 沿 いの 市 道 で は 路 肩 が 約 60mにわたり 崩 壊 し 通 行 止 になった 落 雷 により 淡 路 島 3 市 で00 世 帯 が 停 電 した 台 風 4 号 風 水 害 台 風 4 号 の 影 響 で 局 地 的 に 大 雨 強 風 となり 南 あわじ 市 では090 軒 が 停 電 となった 洲 本 で 最 低 海 面 気 圧 980.6hPa(9 日 ) 台 風 7 号 強 風 害 海 上 波 浪 害 台 風 7 号 が 西 日 本 の 南 海 上 を 北 東 に 進 み 和 歌 山 県 潮 岬 付 近 を 通 過 し 愛 知 県 東 部 に 上 陸 した 神 戸 淡 路 鳴 門 自 動 車 道 洲 本 IC~ 鳴 戸 IC 間 が 通 行 止 沼 島 汽 船 : 沼 島 土 生 間 が 終 日 欠 航 南 あわじ 市 で070 棟 が 停 電 した 大 雨 風 水 害 気 圧 の 谷 や 南 からの 湿 った 空 気 の 影 響 で 雷 を 伴 った 大 雨 が 降 り 南 あわじ 市 では 棟 が 床 下 浸 水 し 箇 所 で 道 路 冠 水 があった 洲 本 で 期 間 降 水 量 99.5mm(7 日 ) 最 大 日 降 水 量 99.5 mm(7 日 ) 最 大 時 間 降 水 量 48.0mm(7 日 ) 大 雨 風 水 害 台 風 7 号 から 変 わった 低 気 圧 や 停 滞 前 線 の 影 響 により 大 雨 となった 兵 庫 県 内 で 床 上 浸 水 2 棟 床 下 浸 水 63 棟 南 あわじ 市 では 土 砂 崩 れが 発 生 した ( 注 ) 神 戸 地 方 気 象 台 参 照 8

20 6 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴 6 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴 地 震 津 波 発 生 の 危 険 性 地 震 発 生 の 危 険 性 () 海 洋 性 巨 大 地 震 - 南 海 地 震 紀 伊 水 道 沖 では M8を 超 える 南 海 地 震 が 繰 り 返 し 発 生 し 古 文 書 等 で 684 年 887 年 099 年 36 年 605 年 707 年 854 年 946 年 に 起 きたことが 知 られている こうした 意 味 で 比 較 的 発 生 のサイクルがわかっている 地 震 である 前 回 946 年 に 発 生 した 南 海 地 震 からは 既 に 65 年 以 上 経 過 しており 前 回 の 規 模 が 比 較 的 小 さかったことから 次 回 の 発 生 時 期 については 比 較 的 早 まるのではないかという 意 見 もあり 発 生 時 には 広 範 囲 に 及 ぶことも 予 想 される また 南 海 地 震 が 起 きる 直 前 若 しくは 2 年 程 度 前 に 震 源 より 東 の 海 上 で 大 地 震 が 発 生 す る 場 合 がある (2) 内 陸 部 地 震 内 陸 部 の 地 震 いわゆる 直 下 型 地 震 の 原 因 となる 活 断 層 は 地 質 時 代 後 半 に 発 生 又 は 動 いた 断 層 で 今 後 も 活 動 すると 考 えられる 断 層 であるが その 多 くは 過 去 の 活 動 状 況 がよ くわかっていない 日 本 列 島 は この 時 代 に 際 立 った 地 殻 変 動 を 受 け それが 今 なお 続 いており 特 に 中 部 地 方 から 近 畿 地 方 にかけては 東 西 方 向 の 歪 み 力 を 受 けて おびただしい 数 の 活 断 層 が 分 布 している なかでも 兵 庫 県 内 には 六 甲 - 淡 路 島 断 層 帯 有 馬 - 高 槻 断 層 帯 山 崎 断 層 帯 中 央 構 造 線 断 層 帯 また 県 外 にも 上 町 断 層 など 多 くの 活 断 層 が 分 布 しており 兵 庫 県 で の 強 い 揺 れが 想 定 される 995 年 の 兵 庫 県 南 部 地 震 により こうした 活 断 層 の 危 険 性 に ついて 一 般 に 強 く 認 識 されることとなった 六 甲 - 淡 路 島 断 層 帯 六 甲 - 淡 路 島 断 層 帯 は 六 甲 山 地 から 淡 路 島 北 部 に 至 る 主 部 と 淡 路 島 中 部 の 洲 本 市 か ら 南 あわじ 市 に 至 る 先 山 断 層 帯 の 称 であり 活 動 度 B 級 (0.~mm/ 年 )の 断 層 だ けでも 野 島 断 層 東 浦 断 層 仮 屋 断 層 須 磨 断 層 横 尾 山 断 層 会 下 山 断 層 和 田 岬 断 層 諏 訪 山 断 層 布 引 断 層 五 助 橋 断 層 大 月 断 層 芦 屋 断 層 甲 陽 断 層 など 多 数 存 在 する これらは 過 去 に 大 きな 地 震 を 起 こしたという 文 献 上 の 記 録 は 確 認 されていな いが 野 島 断 層 をはじめ 少 なくとも 一 部 の 断 層 は 995 年 の 兵 庫 県 南 部 地 震 の 震 源 となったことにより これまで 蓄 積 されてきたエネルギ-が 解 放 されたと 考 えられる 一 方 六 甲 - 淡 路 島 断 層 帯 のうち 今 回 動 かなかった 断 層 については 将 来 今 回 の 地 震 のサイクルとは 別 に あるいは 有 馬 - 高 槻 断 層 帯 と 連 動 して 動 く 可 能 性 も 否 定 できな い なお 最 近 のトレンチ 調 査 で 野 島 断 層 は 約 2000 年 前 東 浦 断 層 は 596 年 の 慶 長 伏 見 地 震 の 際 に 活 動 した 可 能 性 が 指 摘 されている 2 有 馬 - 高 槻 断 層 帯 有 馬 - 高 槻 断 層 帯 は 神 戸 阪 神 地 域 の 北 部 から 京 都 府 まで 東 西 に 走 る 断 層 である 活 動 度 はB 級 (0.~mm/ 年 )で 最 近 のトレンチ 調 査 により 596 年 の 慶 長 伏 見 地 震 の 震 源 断 層 であった 可 能 性 が 指 摘 されている 9

21 6 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴 3 山 崎 断 層 帯 山 崎 断 層 帯 は 県 南 西 部 の 播 磨 地 域 から 岡 山 県 に 至 る 断 層 で 968 年 に 活 断 層 であ ることが 発 見 されて 以 来 微 小 地 震 の 集 中 現 象 と 合 わせて 注 目 されるようになった 活 動 度 はB 級 で 県 が 実 施 した 調 査 結 果 では 山 崎 断 層 帯 の 最 新 の 活 動 時 期 は 播 磨 国 地 震 (868 年 )に 相 当 することや 活 動 周 期 は 千 数 百 年 から 二 千 数 百 年 であること 等 の 可 能 性 が 明 らかとなっている 4 中 央 構 造 線 断 層 帯 中 央 構 造 線 断 層 帯 は 奈 良 県 香 芝 市 から 五 條 市 和 歌 山 市 淡 路 島 の 南 あわじ 市 の 南 方 海 域 を 経 て 徳 島 県 鳴 門 市 から 愛 媛 県 伊 予 市 まで 四 国 北 部 をほぼ 東 西 に 横 断 し 伊 予 灘 に 達 する 日 本 で 最 も 長 い 延 長 を 持 つ 活 断 層 で 活 動 度 も 高 いが 伊 予 灘 から 紀 伊 半 島 ま での 間 の 地 域 では 文 献 上 地 震 の 発 生 の 記 録 が 確 認 されていない 最 近 のトレンチ 調 査 によって 徳 島 県 付 近 では 596 年 の 慶 長 伏 見 地 震 の 際 に 活 動 した 可 能 性 が 指 摘 されて いるが この 付 近 の 地 盤 のずれる 速 度 から 考 えてM8クラスの 地 震 が 発 生 して 不 思 議 で はない 5 その 他 の 断 層 その 他 活 断 層 の 存 在 する 場 所 や 歴 史 上 大 地 震 の 記 録 がある 場 所 については 将 来 大 地 震 の 発 生 する 可 能 性 がある 日 本 海 沿 岸 では 過 去 に 北 但 馬 地 震 や 北 丹 後 地 震 ( 京 都 府 )が 起 き 震 度 6を 記 録 している また 近 隣 府 県 にも 生 駒 断 層 帯 上 町 断 層 帯 三 峠 京 都 西 山 断 層 帯 など 多 くの 活 断 層 が 分 布 している 2 津 波 の 危 険 性 本 市 沿 岸 域 に 津 波 による 被 害 をもたらす 地 震 としては 太 平 洋 沿 岸 側 の 紀 伊 半 島 四 国 沖 の 南 海 トラフ 近 傍 を 震 源 とする 南 海 地 震 が 代 表 的 な 地 震 であるが 南 米 太 平 洋 沿 岸 沖 等 の 地 震 により 津 波 を 観 測 しており 過 去 の 被 害 が 比 較 的 小 規 模 なものであるといえども 本 市 に とって 津 波 災 害 にも 十 分 に 注 意 していく 必 要 がある 津 波 は 紀 伊 半 島 南 端 から 紀 伊 水 道 を 北 上 し 紀 淡 海 峡 及 び 鳴 門 海 峡 を 抜 けて 大 阪 湾 沿 岸 や 播 磨 灘 へ 到 達 する 両 海 峡 により 津 波 の 波 高 は 減 少 すると 考 えられるが 近 代 港 湾 を 襲 う 最 初 の 地 震 津 波 であり 船 舶 の 座 礁 流 出 等 二 次 的 な 被 害 にも 注 意 する 必 要 がある また 淡 路 島 沿 岸 部 については 特 に 太 平 洋 に 面 した 南 部 地 域 沿 岸 部 は 津 波 がダイレ クトに 入 ってくるため 津 波 が 高 くなる 可 能 性 があり 重 点 的 な 対 策 が 必 要 である 3 活 断 層 と 地 震 災 害 断 層 の 活 動 状 況 等 については まだ 解 明 されていない 点 が 多 く 現 段 階 では 時 間 場 所 及 び 規 模 を 特 定 して 地 震 の 発 生 を 予 知 することは 不 可 能 である 例 えば 特 定 の 地 点 をトレ ンチ 調 査 等 により 調 べたとしても <> 文 献 記 録 のない 時 代 については 活 動 時 期 の 厳 密 な 特 定 が 難 しいこと <2> 活 動 周 期 が 必 ずしも 一 定 であるとは 断 定 できないことから そこから 直 ちに 得 られる 知 見 だけでは かなりの 幅 を 持 った 予 測 にとどまらざるを 得 ない また 活 断 層 と 被 害 の 関 係 についても 十 分 に 判 明 しているとは 言 い 難 い そのため 様 々な 観 点 から 調 査 研 究 を 積 み 上 げ データを 集 積 し 活 断 層 の 活 動 の 傾 向 や 実 態 をより 詳 しく 解 明 するために 長 期 的 視 点 に 立 った 取 り 組 みが 必 要 となる 県 をはじめ 20

22 6 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴 防 災 関 係 機 関 は そうした 共 通 認 識 の 下 可 能 な 限 りの 防 災 対 策 の 充 実 に 努 めるとともに 市 民 一 人 ひとりも 地 震 に 対 する 備 えを 怠 らないことが 何 よりも 肝 要 である 2 地 震 の 被 害 想 定 南 海 トラフを 震 源 とする 地 震 について 兵 庫 県 では 国 が 実 施 した 被 害 想 定 を 踏 まえつつ 地 震 動 による 防 潮 堤 等 の 沈 下 などを 考 慮 した 県 独 自 の 津 波 浸 水 シミュレーションを 実 施 し 県 独 自 の 浸 水 想 定 を 基 礎 にするなど 地 域 特 性 を 考 慮 した 被 害 想 定 が 行 われた( 兵 庫 県 南 海 ト ラフ 巨 大 地 震 津 波 被 害 想 定 平 成 26 年 6 月 ) 被 害 想 定 の 条 件 () 主 な 計 算 条 件 想 定 するシーン 発 災 季 節 時 刻 特 徴 冬 の 早 朝 5 時 多 くの 人 が 自 宅 で 就 寝 中 に 被 災 家 屋 倒 壊 による 人 的 被 害 発 生 の 危 険 性 が 高 く 津 波 からの 避 難 が 遅 れる 可 能 性 がある 夏 の 昼 間 2 時 木 造 建 物 内 の 滞 留 人 口 が 一 日 の 中 で 最 も 少 ない 時 間 帯 就 業 中 や 在 校 中 の 人 が 多 く 海 水 浴 客 等 海 浜 利 用 客 も 存 在 する 冬 の 夕 方 8 時 最 も 火 気 の 使 用 が 多 く 火 災 の 危 険 が 高 まる 季 節 時 間 帯 2 地 震 動 国 の 検 討 会 が 設 定 した 地 震 動 のケースの 中 で 兵 庫 県 内 各 市 町 の 最 大 震 度 が 最 も 大 き くなる 陸 側 ケース を 採 用 する この 地 震 によって 予 想 される 震 度 は 市 全 域 で 震 度 6 弱 から7となる 3 津 波 兵 庫 県 独 自 の 津 波 浸 水 シミュレーション 結 果 のうち ケース( 越 流 時 破 堤 門 扉 開 放 )を 採 用 する 2

23 6 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴 (2) 被 害 想 定 結 果 建 物 被 害 全 壊 ( 棟 ) (うち 揺 れ) 項 目 冬 の 早 朝 5 時 発 災 夏 の 昼 間 2 時 発 災 冬 の 夕 方 8 時 発 災,260 (0,229),255 (0,229),267 (0,229) 半 壊 ( 棟 ) 2,355 2,357 2,352 人 的 被 害 死 者 ( 人 ) (うち 津 波 ),774 (,94),473 (,7),664 (,82) 負 傷 者 ( 人 ) 3,496 2,625 2,890 ライフライン 被 害 上 水 道 ( 断 水 人 口 ) 最 大 33,223 人 断 水 率 68.0% 下 水 道 ( 支 障 人 口 ) 最 大 0,979 人 支 障 率 35.6% 電 力 ( 停 電 軒 数 ) 最 大 2,054 軒 停 電 率 9.3% 固 定 電 話 ( 不 通 回 線 数 ) 最 大 4,764 回 線 不 通 回 線 率 34.% 携 帯 電 話 ( 不 通 ランク) 生 活 への 影 響 避 難 所 生 活 者 (ピーク 時 人 ) ランクA ( 停 電 率 と 不 通 回 線 率 の 少 なくとも 一 方 が50%を 超 える 場 合 ) 9,029 8,800 8,864 孤 立 可 能 性 のある 集 落 5 集 落 ( 漁 業 集 落 : 土 生 仁 頃 中 西 沼 島 ( 東 泊 北 中 南 ) 福 良 ( 向 谷 原 田 十 軒 家 鳰 ) 阿 那 賀 ( 伊 毘 本 村 丸 山 ) 津 井 ) 対 策 必 要 量 医 療 機 能 ( 入 院 需 要 量 ) 応 急 仮 設 住 宅 ( 戸 ) 4,558 4,558 4,559 災 害 廃 棄 物 (トン) 約 40 万 直 接 被 害 額 ( 兵 庫 県 全 体 ) 約 5.6 兆 円 約 5.5 兆 円 約 5.6 兆 円 資 料 8-2 南 海 トラフ 巨 大 地 震 想 定 震 源 断 層 域 8-3 南 海 トラフ 巨 大 地 震 における 強 震 動 生 成 域 の 設 定 ケースと 震 度 分 布 8-4 地 表 震 度 8-5 液 状 化 危 険 度 8-6 最 大 加 速 度 8-7 最 大 浸 水 深 分 布 図 ( 津 波 ) 8- 都 市 圏 活 断 層 図 六 甲 淡 路 島 断 層 帯 とその 周 辺 22

24 6 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴 3 風 水 害 の 被 害 想 定 南 あわじ 市 の 自 然 条 件 地 域 特 性 と 既 往 災 害 から 明 らかとなった 被 害 特 性 を 踏 まえた 上 で 風 水 害 による 被 害 の 様 相 を 想 定 する 洪 水 害 洪 水 害 は 河 川 の 溢 水 破 堤 等 による 外 水 氾 濫 と 堤 内 地 の 排 水 不 良 による 内 水 氾 濫 に 大 別 できる 近 年 ダム 整 備 河 川 改 修 下 水 道 整 備 等 により 洪 水 による 被 害 は 著 しく 減 少 しているが 都 市 化 の 進 展 に 伴 い 洪 水 調 節 機 能 を 有 している 山 林 農 地 等 の 自 然 的 土 地 利 用 が 転 用 され 保 水 機 能 の 低 下 や 洪 水 流 速 が 早 まることに 伴 う 新 たな 危 険 性 が 生 じ 経 済 社 会 基 盤 の 集 中 に 伴 う 被 害 量 及 び 被 害 額 が 増 大 している また 市 内 には 多 数 のため 池 が 分 布 しているため 大 雨 時 には 特 に 警 戒 を 要 する これらの 洪 水 害 により 人 的 物 的 被 害 が 生 じることはもと より 交 通 の 遮 断 や 農 作 物 の 冠 水 感 染 症 の 蔓 延 等 の 二 次 的 被 害 が 生 じるおそれがある 2 土 砂 災 害 土 砂 災 害 は 土 石 流 地 すべり 及 び 斜 面 崩 壊 に 大 別 できる 山 崩 れや 崖 崩 れなどの 斜 面 崩 壊 地 すべりについては 山 地 丘 陵 地 台 地 部 と 平 地 部 の 境 界 部 分 において 発 生 しやすく 背 後 に 急 斜 面 を 有 する 宅 地 は 十 分 な 注 意 を 要 する 3 高 潮 災 害 高 潮 は 主 に 台 風 に 伴 って 発 生 しており その 発 生 時 期 については 台 風 が 対 馬 海 峡 を 通 過 する 場 合 は 日 本 海 南 部 に 達 した 頃 にあらわれ 九 州 及 び 四 国 を 縦 断 する 場 合 は 中 国 地 方 に 上 陸 した 頃 にあらわれる 傾 向 がある 特 に 秋 の 大 潮 期 には 厳 重 な 警 戒 が 必 要 であり 松 帆 湊 津 井 阿 那 賀 丸 山 伊 毘 志 知 福 良 阿 万 及 び 沼 島 地 区 は 被 害 の 危 険 性 が 大 き い 地 域 である 23

25 6 節 災 害 の 危 険 性 と 被 害 の 特 徴 24