1 章 総 則 第 1 節 2 見 直 し 方 針 (1) 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 の 反 映 東 日 本 大 震 災 は 大 津 波 が 襲 来 した 沿 岸 部 を 中 心 に 県 に 甚 大 な 被 害 をもたらした 町 は 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ これま

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1 1 章 総 則 第 1 節 第 1 章 総 則 第 1 節 目 的 第 1 計 画 の 趣 旨 地 震 の 予 知 は 現 段 階 では 非 常 に 難 しい 状 況 にあり また 地 震 がもたらす 被 害 内 容 は 建 物 の 倒 壊 や 人 的 被 害 道 路 橋 りょうの 損 壊 のほか 地 すべり 火 災 堤 防 等 の 決 壊 による 水 害 等 広 範 囲 かつ 同 時 多 発 する 複 合 災 害 となるため その 応 急 対 策 は 非 常 に 困 難 なものとな る この 計 画 は 町 民 生 活 に 重 大 な 影 響 を 及 ぼすおそれのある 大 規 模 地 震 災 害 に 対 処 するため 加 美 町 と 宮 城 県 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 ( 以 下 防 災 関 係 機 関 という )が 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 等 を 定 めることにより 地 震 防 災 対 策 を 総 合 的 かつ 計 画 的 に 推 進 し 町 土 並 びに 町 民 の 生 命 身 体 財 産 を 地 震 災 害 から 保 護 し ま た 被 害 を 軽 減 することを 目 的 とする なお この 計 画 は 大 規 模 地 震 災 害 に 対 処 することを 前 提 に 策 定 したものであるが 大 規 模 地 震 災 害 に 至 らない 場 合 にあってもこの 計 画 を 準 用 しながら 対 処 する 第 2 計 画 の 性 格 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づき 加 美 町 地 域 防 災 計 画 の (Ⅰ) 地 震 災 害 対 策 編 として 加 美 町 防 災 会 議 が 策 定 する 計 画 であり 本 町 の 地 域 における 地 震 防 災 対 策 に 関 し て 総 合 的 かつ 基 本 的 な 性 格 を 有 するものである また この 計 画 は 防 災 関 係 機 関 がとるべき 地 震 防 災 対 策 の 基 本 的 事 項 及 びこれら 関 係 機 関 相 互 の 緊 密 な 連 絡 調 整 を 図 るために 必 要 な 基 本 的 大 綱 を 示 すものであり 防 災 関 係 機 関 はこ の 計 画 に 基 づき 具 体 的 な 計 画 を 定 め その 推 進 を 図 るものとする 加 美 町 では 地 震 災 害 の 特 殊 性 を 考 え 住 民 自 らが 災 害 から 守 る 自 助 地 域 社 会 がお 互 いを 守 る 共 助 そして 国 や 県 各 市 町 村 等 行 政 の 施 策 としての 公 助 が 適 切 に 役 割 分 担 されている 防 災 協 働 社 会 の 形 成 による 減 災 の 観 点 にたち ソフト 対 策 とハード 対 策 のとりう る 手 段 を 組 み 合 わせ 地 域 の 特 性 等 を 踏 まえつつ 一 体 的 に 取 り 組 んでいく 体 制 や 仕 組 みを 構 築 することにより 地 震 防 災 対 策 を 推 進 する 第 3 計 画 の 修 正 及 び 習 熟 1 修 正 の 概 要 この 計 画 は 毎 年 検 討 を 行 い 必 要 があると 認 めるときは 修 正 を 行 い 地 震 防 災 対 策 に 万 全 を 期 するものである 今 回 の 修 正 においては 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 による 地 震 対 策 を 盛 り 込 ん だ 修 正 を 加 えた また 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 所 属 職 員 に 対 し 平 常 時 から 災 害 時 の 役 割 を 踏 まえた 実 践 的 な 教 育 訓 練 等 を 実 施 し 本 計 画 の 習 熟 に 務 め 地 震 災 害 への 対 応 能 力 を 高 める - 1 -

2 1 章 総 則 第 1 節 2 見 直 し 方 針 (1) 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 の 反 映 東 日 本 大 震 災 は 大 津 波 が 襲 来 した 沿 岸 部 を 中 心 に 県 に 甚 大 な 被 害 をもたらした 町 は 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ これまで 実 施 してきた 防 災 対 策 の 一 層 の 強 化 を 図 り 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 地 震 災 害 から 守 り 安 全 安 心 に 暮 らせる 町 土 づくりを 進 め る (2) 県 の 検 証 結 果 等 の 反 映 東 日 本 大 震 災 の 主 な 特 徴 としては 津 波 による 被 害 が 甚 大 被 災 地 域 が 広 大 中 長 期 にわたる 災 害 対 応 が 挙 げられており 大 震 災 から 得 られた 教 訓 や 課 題 のほか 県 がまとめ た 宮 城 県 の6か 月 間 の 災 害 対 応 とその 検 証 の 結 果 を 踏 まえ 幅 広 く 検 討 し 町 の 実 情 に 見 合 った 修 正 可 能 なものから 見 直 すものとした (3) 国 の 防 災 基 本 計 画 の 見 直 し 内 容 の 反 映 国 の 防 災 基 本 計 画 の 見 直 し 及 び 宮 城 県 地 域 防 災 計 画 の 見 直 し 並 びに 地 方 都 市 地 震 防 災 調 査 会 報 告 を 踏 まえ その 修 正 内 容 を 検 討 し 修 正 可 能 なものから 本 計 画 の 見 直 しに 反 映 した 本 計 画 策 定 時 点 でも 国 等 において 様 々な 観 点 から 原 因 分 析 や 対 策 等 にかかる 検 討 が 行 わ れており 国 等 の 検 討 結 果 等 を 受 けて 見 直 す 必 要 があるものについては 今 後 引 き 続 き 見 直 しを 図 る 第 4 計 画 の 構 成 1 本 計 画 は 本 編 と 資 料 編 で 構 成 する 2 本 編 の 構 成 は 次 のとおりとする 第 1 章 総 則 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 章 災 害 応 急 対 策 第 4 章 災 害 復 旧 復 興 対 策 第 5 基 本 方 針 大 規 模 災 害 は 時 として 人 知 を 超 えた 猛 威 をふるい 多 くの 人 命 を 奪 うとともに 町 土 及 び 住 民 の 財 産 に 甚 大 な 被 害 を 与 えてきた 災 害 の 発 生 を 完 全 に 防 ぐことは 不 可 能 であるが 衆 知 を 集 めて 効 果 的 な 災 害 対 策 を 講 じるとともに 一 人 ひとりの 自 覚 及 び 努 力 を 促 すことによっ て できるだけその 被 害 を 軽 減 していくことを 目 指 す 1 減 災 に 向 けた 対 策 の 推 進 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ 同 震 災 クラスの 地 震 を 想 定 した 防 災 体 制 の 確 立 を 図 るととも に そういった 最 大 クラスの 地 震 に 対 しては 被 害 の 最 小 化 を 主 眼 とする 減 災 の 考 え 方 に 基 づき 対 策 を 講 じることが 重 要 である そのため 耐 震 化 等 のハード 対 策 によって 地 震 による 被 害 をできるだけ 軽 減 するとともに それを 超 える 地 震 に 対 しては 防 災 教 育 の 徹 底 など ソフト 対 策 により 人 命 が 失 われないこ とを 最 重 視 し また 経 済 的 被 害 ができるだけ 少 なくなるよう さまざまな 対 策 を 組 み 合 わせ て 災 害 に 備 えなければならない - 2 -

3 1 章 総 則 第 1 節 2 災 害 応 急 対 策, 災 害 復 旧 復 興 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 うための 体 制 整 備 地 震 による 被 害 を 軽 減 するためには 地 震 が 発 生 した 場 合 に 迅 速 かつ 円 滑 に 災 害 応 急 対 策 災 害 復 旧 災 害 復 興 を 実 施 するための 備 えを 十 分 に 行 う 必 要 がある そのため 避 難 勧 告 等 の 情 報 伝 達 体 制 や 地 震 観 測 体 制 の 充 実 強 化 を 図 るとともに 具 体 的 かつ 実 践 的 なハザードマップの 整 備, 防 災 教 育, 防 災 訓 練 の 充 実, 避 難 場 所 や 避 難 路 避 難 階 段 の 整 備 などのまちづくりと 一 体 となった 地 域 防 災 力 の 向 上 に 努 める 必 要 がある 3 大 規 模 災 害 時 における 広 域 応 援 体 制 の 充 実 強 化 東 日 本 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ 想 定 外 の 大 規 模 災 害 が 起 きても 行 政 防 災 機 関 が 的 確 に 対 応 できる 体 制 を 整 えなければならない そのため 近 隣 市 町 村 のみならず, 都 道 府 県 の 区 域 を 越 えた 地 方 公 共 団 体 間 における 相 互 応 援 協 定 の 締 結 などにより 広 域 応 援 について 円 滑 に 実 施 できる 体 制 となっているほか 災 害 に 備 え 多 種 多 様 な 団 体 との 災 害 時 の 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 する 必 要 がある 4 被 災 者 等 への 適 時 的 確 な 情 報 伝 達 大 規 模 地 震 発 生 時 においては 地 震 及 び 津 波 の 被 害 余 震 の 状 況 二 次 災 害 の 危 険 性 に 関 す る 情 報 安 否 情 報 ライフラインや 交 通 施 設 等 の 公 共 施 設 等 の 復 旧 状 況 医 療 機 関 などの 生 活 関 連 情 報 それぞれの 機 関 が 講 じている 施 策 に 関 する 情 報 交 通 規 制 被 災 者 生 活 支 援 に 関 する 情 報 等 多 様 な 情 報 に 関 し 流 言 飛 語 等 あいまいで 不 確 実 な 内 容 での 情 報 が 広 まること により 社 会 的 混 乱 が 生 じる 問 題 がある これを 防 止 し 民 心 の 安 定 を 図 るとともに 被 災 地 の 住 民 等 の 適 切 な 判 断 と 行 動 を 助 け 住 民 等 の 安 全 を 確 保 するためには 正 確 かつわかりやすい 情 報 の 速 やかな 公 表 と 伝 達 広 報 活 動 が 重 要 である 5 自 助 共 助 による 取 組 の 強 化 大 規 模 災 害 時 に 住 民 の 命 を 守 ることは 行 政 による 応 急 活 動 だけでは 困 難 であり 住 民 一 人 ひとりが 防 災 に 対 する 意 識 を 高 め 住 民 事 業 者 自 らがそれぞれ 事 前 の 対 策 で 被 害 を 減 らす とともに 行 政 も 後 押 しすることが 必 要 である そのため 県 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 はもとより 自 らの 身 の 安 全 は 自 らが 守 る との 観 点 から 住 民 事 業 者 等 様 々な 主 体 による 自 助 共 助 の 取 組 を 強 化 するとともに 住 民 等 の 協 働 により 組 織 団 体 が 積 極 的 に 地 域 を 守 るような 社 会 の 構 築 を 推 進 する 6 二 次 災 害 の 防 止 大 規 模 地 震 の 発 生 時 においては 余 震 又 は 降 雨 等 による 水 害 土 砂 災 害 余 震 による 建 築 物 構 造 物 の 倒 壊 地 盤 沈 下 による 浸 水 等 二 次 災 害 発 生 の 可 能 性 が 高 まる これを 防 止 するため 二 次 災 害 を 防 止 する 体 制 の 整 備 や 資 機 材 の 備 蓄 を 行 うとともに 迅 速 かつ 円 滑 な 応 急 対 策 を 実 施 するための 通 信 施 設 等 及 び 二 次 災 害 を 防 止 するための 国 土 保 全 施 設 等 に 加 え 被 災 者 の 生 活 確 保 のため ライフライン 及 び 公 共 施 設 の 応 急 復 旧 を 迅 速 に 行 う 必 要 がある - 3 -

4 1 章 総 則 第 1 節 7 迅 速 かつ 適 切 な 災 害 廃 棄 物 処 理 大 規 模 地 震 発 生 時 においては 大 量 の 災 害 廃 棄 物 が 発 生 し 救 助 活 動 や 応 急 対 策 活 動 等 に 著 しい 支 障 を 与 える そのため 災 害 廃 棄 物 の 発 生 を 抑 制 するため 建 築 物 の 耐 震 化 等 に 努 めるとともに 大 量 の 災 害 廃 棄 物 の 発 生 に 備 え 広 域 処 理 体 制 を 確 立 する 必 要 がある 8 要 配 慮 者 への 対 応 高 齢 者 障 害 者 乳 幼 児 妊 産 婦 アレルギー 等 の 慢 性 疾 患 を 有 する 者 等 特 に 災 害 時 に 特 に 配 慮 を 要 する 者 ( 以 下 要 配 慮 者 という)については 避 難 に 関 する 情 報 伝 達 避 難 時 の 支 援 孤 立 集 落 や 孤 立 地 区 での 二 次 災 害 避 難 所 等 での 健 康 維 持 など 様 々な 過 程 において 多 く の 問 題 が 介 在 している そのため 平 常 時 から 要 配 慮 者 に 関 する 情 報 の 把 握 及 び 関 係 者 との 共 有 を 図 り 要 配 慮 者 の 避 難 対 策 の 充 実 強 化 防 災 医 療 保 健 福 祉 等 の 各 専 門 分 野 の 連 携 による 支 援 体 制 の 整 備 や 方 策 の 検 討 情 報 伝 達 物 資 避 難 場 所 や 応 急 仮 設 住 宅 等 における 配 慮 等 が 必 要 であ る 9 携 帯 電 話 インターネット 等 の 情 報 通 信 ネットワークの 耐 災 化 補 完 的 機 能 の 充 実 大 規 模 地 震 災 害 時 においては 情 報 伝 達 を 確 実 に 行 うことが 重 要 となる 災 害 時 における 情 報 通 信 の 重 要 性 に 鑑 み 緊 急 速 報 メールが 有 する 一 斉 同 報 機 能 を 活 用 して 広 く 普 及 している 携 帯 電 話 で 避 難 勧 告 を 伝 達 するなど 携 帯 電 話 インターネットの 情 報 通 信 ネットワークを 活 用 し 伝 達 手 段 の 耐 災 化 多 重 化 多 様 化 を 図 る 必 要 がある 10 複 合 災 害 の 考 慮 災 害 対 応 においては 最 新 の 科 学 的 知 見 を 総 動 員 し 起 こり 得 る 災 害 及 びその 災 害 によって 引 き 起 こされる 被 害 を 的 確 に 想 定 し それに 対 する 可 能 な 限 りの 備 えを 行 わなければならな い その 際 一 つの 災 害 が 他 の 災 害 を 誘 発 し それぞれが 原 因 となり あるいは 結 果 となって 全 体 としての 災 害 を 大 きくすることを 意 識 し より 厳 しい 事 態 を 想 定 した 対 策 を 講 じる 必 要 があ る 11 多 様 な 主 体 の 参 画 による 防 災 体 制 の 確 立 地 域 における 生 活 者 の 多 様 な 視 点 を 反 映 した 防 災 対 策 の 実 施 により 地 域 の 防 災 力 向 上 を 図 る ため 地 方 防 災 会 議 の 委 員 への 任 命 など 防 災 に 関 する 政 策 方 針 決 定 過 程 及 び 防 災 の 現 場 に おける 女 性 や 高 齢 者 障 害 者 などの 参 画 を 拡 大 し 男 女 共 同 参 画 その 他 の 多 様 な 視 点 を 取 り 入 れた 防 災 体 制 を 確 立 する 必 要 がある 資 料 編 P 災 害 対 策 基 本 法 - 4 -

5 1 章 総 則 第 2 節 第 2 節 防 災 に 関 する 組 織 と 実 施 責 任 第 1 組 織 1 防 災 会 議 加 美 町 防 災 会 議 は 町 長 を 会 長 として 災 害 対 策 基 本 法 第 16 条 の 規 定 に 基 づき 加 美 町 防 災 会 議 条 例 第 3 条 第 5 項 に 規 定 する 機 関 の 長 等 を 委 員 として 組 織 し 町 の 防 災 に 関 する 計 画 を 作 成 その 実 施 の 推 進 を 図 るとともに 災 害 情 報 の 収 集 関 係 機 関 相 互 の 連 絡 調 整 等 並 び に 防 災 に 関 する 重 要 事 項 を 審 議 することを 所 掌 事 務 とする 2 災 害 対 策 本 部 等 町 で 災 害 が 発 生 し または 災 害 が 発 生 するおそれがあるときには 災 害 対 策 基 本 法 に 基 づく 災 害 対 策 本 部 並 びに 各 防 災 関 係 機 関 の 防 災 組 織 により 応 急 対 策 を 実 施 する 町 の 防 災 組 織 体 制 は 災 害 警 戒 配 備 体 制 及 び 災 害 対 策 本 部 体 制 とする また 局 地 災 害 に 対 処 するために 特 に 必 要 と 認 めるときは 災 害 対 策 本 部 内 に 現 地 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し 応 急 対 策 を 行 う 資 料 編 P 加 美 町 防 災 会 議 条 例 資 料 編 P 加 美 町 防 災 会 議 規 定 資 料 編 P 加 美 町 防 災 会 議 の 構 成 機 関 委 員 名 第 2 実 施 責 任 1 加 美 町 町 は 防 災 の 第 一 次 的 責 任 を 有 する 基 礎 的 地 方 公 共 団 体 として その 地 域 並 びに 地 域 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため 県 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 等 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 する 2 宮 城 県 県 は 市 町 村 を 包 括 する 広 域 的 地 方 公 共 団 体 として 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 及 び 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 するとともに 市 町 村 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 等 が 処 理 する 防 災 に 関 する 事 務 または 業 務 を 援 助 し かつその 総 合 調 整 を 行 う 3 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 は 指 定 行 政 機 関 及 び 他 の 指 定 地 方 行 政 機 関 と 相 互 に 協 力 して 防 災 活 動 を 実 施 するとともに 加 美 町 の 活 動 が 潤 滑 に 行 われるよう 支 援 協 力 指 導 助 言 する 4 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 は 自 ら 防 災 活 動 を 実 施 するとともに 加 美 町 の 活 動 が 潤 滑 に 行 われるように 協 力 する 5 公 共 的 団 体 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 等 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 等 は 平 素 から 災 害 予 防 体 制 の 整 備 を 図 るととも に 災 害 時 には 防 災 対 策 業 務 を 行 い 町 その 他 の 防 災 関 係 機 関 の 防 災 活 動 に 協 力 する - 5 -

6 1 章 総 則 第 2 節 6 町 民 町 民 一 人 ひとりは 自 らの 身 の 安 全 は 自 ら 守 る ということを 基 本 に 地 震 に 関 する 知 識 災 害 に 対 する 平 素 の 心 得 や 災 害 発 生 時 の 心 得 など 平 常 時 から 地 域 家 庭 職 場 等 で 地 震 災 害 から 身 を 守 るために 積 極 的 な 取 組 に 努 める また 1 週 間 分 の 食 料 や 生 活 物 資 の 備 蓄 非 常 持 出 品 の 準 備 等 家 庭 での 備 え 及 び 全 対 策 に 努 める 町 民 は 自 主 防 災 組 織 や 防 災 訓 練 への 参 加 自 発 的 な 被 災 者 の 救 助 救 急 活 動 への 協 力 な ど それぞれの 立 場 において 防 災 減 災 に 寄 与 するよう 努 める また 過 去 の 災 害 から 得 られた 教 訓 の 伝 承 や 災 害 の 未 然 防 止 被 害 の 拡 大 防 止 及 び 災 害 の 復 旧 に 寄 与 するよう 努 める 7 企 業 企 業 は 災 害 時 の 企 業 の 果 たす 役 割 を 十 分 に 認 識 し 防 災 体 制 の 整 備 防 災 訓 練 の 実 施 事 業 所 の 耐 震 化 などに 加 え 災 害 時 の 緊 急 時 に 重 要 業 務 の 継 続 早 期 復 旧 を 達 するための 事 業 継 続 計 画 (BCP)を 策 定 運 用 するよう 努 めることにより 予 想 被 害 からの 事 業 復 旧 の 手 順 化 取 引 先 とのサプライチェーンの 確 保 を 行 うなど 事 業 継 続 力 の 向 上 に 努 める また 災 害 発 生 時 における 帰 宅 困 難 者 対 策 として 従 業 員 等 を 一 定 期 間 事 業 所 等 内 に 留 めて おくことができるよう 平 常 時 からの 積 極 的 な 広 報 や 必 要 な 物 資 の 備 蓄 等 に 努 める 町 の 責 務 災 害 対 策 基 本 法 第 5 条 市 町 村 は 基 本 理 念 にのっとり 基 礎 的 な 地 方 公 共 団 体 として 当 該 市 町 村 の 地 域 並 びに 当 該 市 町 村 の 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため 関 係 機 関 及 び 他 の 地 方 公 共 団 体 の 協 力 を 得 て 当 該 市 町 村 の 地 域 に 係 る 防 災 に 関 する 計 画 を 作 成 し 及 び 法 令 に 基 づきこれを 実 施 する 責 務 を 有 する 消 防 組 織 法 第 6 条 市 町 村 は 当 該 市 町 村 の 区 域 における 消 防 を 十 分 に 果 たすべき 責 任 を 有 する 水 防 法 第 3 条 市 町 村 は その 区 域 における 水 防 を 十 分 に 果 たすべき 責 任 を 有 する - 6 -

7 1 章 総 則 第 3 節 第 3 節 防 災 関 係 機 関 の 処 理 すべき 事 務 業 務 の 大 綱 加 美 町 その 他 防 災 関 係 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 宮 城 県 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 は 防 災 に 関 し 密 接 な 関 係 を 有 し その 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 は おおむね 次 のとおり とする 1 町 町 の 機 関 機 関 の 名 称 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 町 防 災 会 議 及 び 災 害 対 策 本 部 等 に 関 する 事 務 2 防 災 に 関 する 組 織 の 整 備 及 び 住 民 の 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 3 防 災 に 関 する 施 設 設 備 の 整 備 4 防 災 訓 練 並 びに 教 育 及 び 広 報 の 実 施 5 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 広 報 並 びに 被 害 状 況 の 調 査 県 等 への 報 告 6 避 難 の 勧 告 指 示 及 び 避 難 所 等 の 開 設 7 避 難 対 策 消 防 水 防 活 動 等 防 災 対 策 の 実 施 8 被 災 者 に 対 する 救 助 及 び 救 護 並 びに 復 興 援 助 9 食 料 水 その 他 生 活 関 連 物 資 の 備 蓄 及 び 確 保 加 美 町 10 清 掃 防 疫 その 他 保 健 衛 生 の 実 施 11 危 険 物 施 設 等 の 保 安 対 策 及 び 被 害 拡 大 防 止 のための 応 急 対 策 12 町 立 小 中 学 校 幼 稚 園 保 育 所 の 応 急 教 育 対 策 13 ボランティアによる 防 災 活 動 に 対 する 支 援 14 自 主 防 災 組 織 の 育 成 15 防 災 上 必 要 な 物 資 及 び 資 機 材 の 備 蓄 整 備 16 災 害 時 における 相 互 応 援 17 被 災 建 築 物 応 急 危 険 度 判 定 被 災 宅 地 危 険 度 判 定 業 務 に 関 する 事 務 18 その 他 災 害 発 生 時 の 防 ぎょ 又 は 被 害 の 拡 大 防 止 措 置 1 町 立 学 校 施 設 等 の 災 害 対 策 2 町 立 学 校 等 児 童 生 徒 の 安 全 対 策 加 美 町 教 育 委 員 会 3 町 立 学 校 等 の 応 急 教 育 4 社 会 教 育 施 設 等 所 管 施 設 及 び 文 化 財 の 災 害 対 策 1 水 害 火 災 予 防 活 動 2 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 3 消 防 施 設 の 整 備 点 検 等 管 理 加 美 町 消 防 団 4 警 戒 活 動 5 消 防 活 動 6 水 防 活 動 7 住 民 の 避 難 誘 導 及 び 避 難 所 等 の 管 理 1 災 害 警 備 活 動 加 美 町 防 犯 指 導 隊 2 交 通 規 制 及 び 交 通 秩 序 の 確 保 交 通 安 全 指 導 隊 3 避 難 所 等 の 巡 回 警 備 - 7 -

8 1 章 総 則 第 3 節 2 消 防 警 察 機 関 の 名 称 大 崎 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 加 美 消 防 署 西 部 分 署 加 美 警 察 署 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 水 害 火 災 その 他 災 害 の 予 防 活 動 2 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 3 消 防 施 設 の 整 備 点 検 等 4 警 戒 活 動 5 消 防 活 動 6 水 防 活 動 7 救 急 救 護 活 動 1 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 2 被 災 者 の 救 出 及 び 負 傷 者 の 救 護 3 行 方 不 明 者 の 捜 索 4 死 体 の 検 案 ( 検 視 検 分 ) 5 交 通 規 制 緊 急 交 通 路 の 確 保 及 び 交 通 秩 序 の 維 持 6 犯 罪 の 予 防 その 他 社 会 秩 序 の 維 持 7 避 難 誘 導 及 び 避 難 場 所 等 の 警 戒 8 危 険 個 所 の 警 戒 9 災 害 警 備 に 関 する 広 報 活 動 3 一 部 事 務 組 合 機 関 の 名 称 大 崎 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 加 美 郡 保 健 医 療 福 祉 行 政 事 務 組 合 公 立 加 美 病 院 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 廃 棄 物 処 理 対 策 2 死 体 等 の 火 葬 対 策 1 医 療 救 護 活 動 2 防 疫 及 び 保 健 衛 生 の 指 導 協 力 4 自 衛 隊 機 関 の 名 称 自 衛 隊 ( 陸 上 自 衛 隊 第 22 普 通 科 連 隊 ) 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 災 害 発 生 時 における 人 命 及 び 財 産 保 護 のための 救 援 活 動 2 災 害 時 における 応 急 復 旧 活 動 3 災 害 時 における 応 急 医 療 救 護 防 疫 活 動 - 8 -

9 1 章 総 則 第 3 節 5 宮 城 県 の 機 関 機 関 の 名 称 宮 城 県 宮 城 県 北 部 地 方 振 興 事 務 所 宮 城 県 北 部 県 税 事 務 所 宮 城 県 北 部 土 木 事 務 所 宮 城 県 大 崎 地 方 ダム 総 合 事 務 所 ( 漆 沢 タ ム 管 理 事 務 所 ) 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 防 災 に 関 する 施 設 設 備 の 整 備 2 通 信 体 制 の 整 備 強 化 3 防 災 訓 練 並 びに 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 広 報 の 実 施 4 情 報 の 収 集 伝 達 及 び 広 報 5 自 衛 隊 への 災 害 派 遣 要 請 6 防 災 に 関 する 物 資 資 機 材 の 備 蓄 及 び 供 給 の 促 進 7 公 共 施 設 の 防 災 措 置 8 交 通 及 び 緊 急 輸 送 の 確 保 9 災 害 救 助 に 関 する 物 資 の 備 蓄 整 備 及 び 被 災 者 に 対 する 救 助 並 びに 救 護 救 援 10 危 険 物 施 設 等 の 保 安 対 策 及 び 被 害 拡 大 防 止 のための 応 急 措 置 11 保 健 衛 生 文 教 対 策 12 ボランティア 活 動 に 対 する 支 援 13 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 等 が 実 施 する 防 災 事 務 または 業 務 の 調 整 14 その 他 災 害 発 生 の 防 ぎょ 又 は 拡 大 防 止 措 置 1 通 信 対 策 2 情 報 収 集 及 び 広 報 対 策 3 相 互 応 援 対 策 4 消 防 対 策 5 市 町 村 との 連 絡 調 整 6 労 務 供 給 対 策 7 中 小 企 業 の 経 営 相 談 対 策 その 他 商 工 労 政 対 策 等 8 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 対 策 9 県 民 相 談 及 び 復 興 意 欲 の 振 興 対 策 10 高 圧 ガスの 保 安 対 策 11 物 品 の 調 達 12 食 料 供 給 対 策 13 農 林 業 対 策 14 土 地 改 良 事 業 対 策 15 その 他 の 対 策 1 県 税 の 減 免 措 置 1 住 宅 対 策 2 交 通 施 設 道 路 の 障 害 物 の 除 去 対 策 3 水 防 対 策 4 その 他 土 木 建 築 関 係 対 策 1 ダム 施 設 等 の 整 備 及 び 防 災 管 理 2 ダム 施 設 における 通 信 及 び 災 害 復 旧 対 策 - 9 -

10 1 章 総 則 第 3 節 機 関 の 名 称 宮 城 県 北 部 家 畜 保 健 衛 生 所 宮 城 県 北 部 保 健 福 祉 事 務 所 宮 城 県 北 部 教 育 事 務 所 宮 城 県 大 崎 広 域 水 道 事 務 所 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 家 畜 の 防 疫 対 策 2 家 畜 の 保 健 環 境 対 策 1 災 害 救 助 法 に 基 づく 救 助 事 務 2 医 療 救 護 対 策 3 防 疫 対 策 4 給 水 対 策 5 廃 棄 物 処 理 対 策 6 その 他 保 健 環 境 対 策 7 その 他 生 活 福 祉 対 策 1 文 教 対 策 2 文 化 財 の 保 護 対 策 1 広 域 水 道 及 び 工 業 用 水 道 対 策 2 供 水 施 設 等 の 整 備 及 び 防 災 管 理 3 災 害 時 における 供 水 施 設 の 応 急 復 旧 対 策 6 指 定 地 方 行 政 機 関 機 関 の 名 称 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 森 林 防 災 治 山 治 水 による 災 害 防 除 東 北 森 林 管 理 局 2 保 安 林 保 安 施 設 地 すべり 防 止 施 設 等 の 整 備 及 びその 防 災 管 理 宮 城 北 部 3 山 火 事 防 止 対 策 森 林 管 理 署 4 災 害 時 復 旧 用 材 ( 国 有 林 材 )に 関 する 協 力 5 国 有 林 道 の 管 理 東 北 農 政 局 災 害 時 における 主 要 食 料 等 の 需 給 対 策 大 崎 地 域 センター 1 気 象 地 象 水 象 の 観 測 及 びその 成 果 の 収 集 発 表 2 気 象 業 務 に 必 要 な 観 測 体 制 の 充 実 及 び 予 報 通 信 等 の 施 設 や 設 備 の 整 備 3 気 象 地 象 ( 地 震 にあっては 発 生 した 断 層 運 動 による 地 震 動 に 限 る) 水 象 の 予 報 特 別 警 報 警 報 注 意 報 並 びに 台 風 大 雨 竜 巻 等 突 風 に 関 する 情 報 等 の 防 災 機 関 への 伝 達 及 び 防 災 機 関 や 報 道 機 関 を 通 じた 住 民 への 周 知 仙 台 管 区 気 象 台 4 気 象 庁 が 発 表 する 緊 急 地 震 速 報 ( 警 報 )について 緊 急 地 震 速 報 の 利 用 の 心 得 などの 周 知 広 報 5 町 が 行 う 避 難 勧 告 等 の 判 断 伝 達 マニュアルやハザードマップ 等 の 作 成 に 関 する 技 術 的 な 支 援 協 力 6 災 害 の 発 生 が 予 想 されるときや 災 害 発 生 時 における 県 や 町 に 対 す る 気 象 状 況 の 推 移 やその 予 想 の 解 説 等 7 県 や 町 その 他 の 防 災 関 係 機 関 と 連 携 した 防 災 気 象 情 報 の 理 解 促 進 防 災 知 識 の 普 及 啓 発 活 動

11 1 章 総 則 第 3 節 7 指 定 公 共 機 関 機 関 の 名 称 東 北 電 力 ( 株 ) 古 川 営 業 所 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 宮 城 事 業 部 中 新 田 小 野 田 西 小 野 田 加 美 鳴 瀬 宮 崎 賀 美 石 郵 便 局 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 加 美 町 分 区 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 電 力 供 給 施 設 の 防 災 対 策 2 災 害 時 における 電 力 供 給 の 確 保 1 災 害 に 強 く 信 頼 性 の 高 い 通 信 設 備 の 構 築 2 電 気 通 信 システムの 信 頼 性 向 上 3 災 害 時 に 重 要 通 信 を 疎 通 させるための 通 信 ふくそうの 緩 和 及 び 通 信 手 段 の 確 保 4 災 害 を 受 けた 通 信 設 備 の 早 期 復 旧 5 災 害 復 旧 及 び 被 災 地 における 情 報 流 通 について 国 県 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 との 連 携 1 災 害 時 の 業 務 運 営 の 確 保 2 災 害 時 の 事 業 に 係 る 災 害 特 別 事 務 取 扱 及 び 救 護 対 策 3 管 理 施 設 用 地 の 提 供 4 緊 急 物 資 の 仕 分 け 配 送 等 1 災 害 時 における 医 療 助 産 その 他 救 助 の 実 施 2 防 災 ボランティア 等 の 協 力 奉 仕 者 の 連 絡 調 整 3 義 援 金 品 等 の 募 集 及 び 配 分 8 指 定 地 方 公 共 機 関 機 関 の 名 称 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 災 害 時 における 医 療 救 護 活 動 加 美 郡 医 師 会 2 防 疫 及 び 保 健 衛 生 の 指 導 及 び 協 力 1 災 害 時 における 緊 急 避 難 輸 送 ミヤコーバス 2 災 害 時 におけるバス 路 線 状 況 の 情 報 収 集 及 び 伝 達 ( 株 ) 古 川 営 業 所 3 災 害 非 常 時 における 無 線 通 信 による 情 報 伝 達 社 団 法 人 宮 城 県 トラック 協 会 災 害 時 における 緊 急 物 資 のトラック 輸 送 大 崎 支 部 社 団 法 人 宮 城 県 エルピーガス 協 会 液 化 石 油 ガスの 災 害 防 止 及 び 災 害 時 の 液 化 石 油 ガスの 供 給 確 保 大 崎 第 三 支 部 9 公 共 的 機 関 等 機 関 の 名 称 加 美 よつば 農 業 協 同 組 合 ( 中 新 田 小 野 田 宮 崎 各 支 店 ) 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 農 作 物 家 畜 等 の 被 害 調 査 及 び 被 害 応 急 対 策 2 被 害 時 における 種 もみ その 他 営 農 資 材 家 畜 飼 料 等 の 需 給 対 策 及 び 病 害 虫 防 除 の 指 導 3 食 料 の 確 保 4 災 害 に 伴 う 営 農 資 金 の 貸 付 及 びあっせん

12 1 章 総 則 第 3 節 機 関 の 名 称 宮 城 県 農 業 共 済 組 合 ( 六 の 国 支 所 ) 加 美 商 工 会 鳴 瀬 川 土 地 改 良 区 加 美 郡 西 部 土 地 改 良 区 大 崎 土 地 改 良 区 大 崎 森 林 組 合 加 美 町 社 会 福 祉 協 議 会 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 被 災 水 稲 麦 果 樹 等 の 被 害 調 査 及 び 共 済 金 の 支 払 い 業 務 2 被 災 家 畜 家 屋 農 業 用 施 設 等 の 被 害 調 査 及 び 共 済 金 の 支 払 い 業 務 3 家 畜 の 防 疫 業 務 1 商 工 災 害 対 策 及 び 被 災 商 工 業 者 の 経 営 対 策 2 災 害 時 における 応 急 復 旧 資 材 生 活 関 連 資 材 の 確 保 1 灌 がい 排 水 施 設 の 防 護 対 策 2 農 地 保 全 または 利 用 上 必 要 な 施 設 等 の 災 害 応 急 対 策 1 森 林 の 被 害 調 査 及 び 応 急 復 旧 対 策 2 災 害 時 における 資 材 等 の 需 給 対 策 及 び 病 害 虫 防 除 の 指 導 3 林 野 火 災 対 策 4 災 害 に 伴 う 資 金 の 貸 付 及 びあっせん 1 災 害 時 における 災 害 ボランティアセンターの 設 置 と 被 災 者 ニーズ の 把 握 2 ボランティアの 養 成 及 び 関 係 団 体 との 育 成 支 援 3 災 害 ボランティア 団 体 等 のネットワーク 構 築 4 災 害 義 援 金 の 募 集

13 1 章 総 則 第 4 節 第 4 節 加 美 町 の 概 況 第 1 位 置 本 町 は 仙 台 市 の 北 部 大 崎 市 古 川 の 西 部 に 位 置 し 東 端 はひとめぼれ ササニシキで 有 名 な 米 どころ 大 崎 平 野 の 西 端 を 形 成 西 端 は 山 形 県 との 境 を 成 す 奥 羽 山 脈 である 奥 羽 山 脈 の 支 脈 船 形 山 から 発 する 清 流 鳴 瀬 川 が 町 を 西 から 東 へ 貫 流 している 町 の 東 部 は 広 大 な 水 田 地 帯 が 広 がる 加 美 町 の 中 心 部 となっている 中 央 部 は 鳴 瀬 川 沿 いの 段 丘 が 水 田 と 集 落 に 利 用 され 鳴 瀬 川 右 岸 に 位 置 する 薬 莱 山 は 加 美 富 士 と 呼 ばれ 周 辺 はリゾ ート 地 帯 として 通 年 にわたって 大 いに 賑 わいを 見 せている 主 要 な 道 路 は 町 の 東 部 を 南 北 に 走 る 国 道 457 号 と 東 西 に 横 断 する 国 道 347 号 があ り 両 道 路 が 交 差 する 中 新 田 地 区 は 人 口 商 業 工 業 が 集 積 し 中 心 市 街 地 を 形 成 している また 東 北 縦 貫 自 動 車 道 古 川 ICや 東 北 新 幹 線 古 川 駅 JR 陸 羽 東 線 西 古 川 駅 も 隣 接 するな ど 比 較 的 交 通 の 便 に 恵 まれている 第 2 地 勢 1 地 形 本 町 は 西 部 の 奥 羽 山 脈 から 丘 陵 地 帯 を 経 て 東 部 の 江 合 川 及 び 鳴 瀬 川 により 形 成 された 沖 積 平 野 である 大 崎 平 野 の 平 坦 地 へと 変 化 する 北 部 は 奥 羽 山 脈 の 張 出 しとそれに 続 く 丘 陵 地 で 南 部 は 船 形 山 地 となっている 地 積 は 東 西 32km 南 北 28km 面 積 は460.82km2である 標 高 は 船 形 山 の1,500mを 最 高 地 点 とする 山 脈 が500mから1,000mの 標 高 となっている 丘 陵 地 の 標 高 は400mから100m 程 度 である 町 西 部 の 小 野 田 地 区 の 河 岸 段 丘 平 坦 地 は 西 端 の150mから 東 端 の40mまで 下 がって 大 崎 平 野 に 続 き 東 端 の 標 高 は20mとなっ ている 土 地 利 用 及 び 標 高 区 分 ( 土 地 利 用 : 宮 城 県 国 土 利 用 計 画 標 高 区 分 : 内 閣 府 : 土 地 分 類 ) 地 目 面 積 ha 構 成 比 % 標 高 区 分 面 積 km2 構 成 比 % 総 地 積 46, ~100m 田 5, ~200m 畑 1, ~400m 宅 地 ~600m 森 林 33, ~800m 原 野 ~1,000m 水 面 等 1, ,000~1,500m 道 路 1, ,500m 以 上 その 他 2,

14 1 章 総 則 第 4 節 2 地 質 地 質 は 西 部 山 地 及 び 丘 陵 地 は 新 第 三 系 中 新 世 を 基 盤 とし 表 層 は 火 成 岩 類 で 覆 われている 段 丘 は 第 四 系 の 河 岸 段 丘 堆 積 物 である 礫 砂 から 成 り 河 岸 平 野 は 更 新 世 の 沖 積 平 野 堆 積 物 である 礫 砂 粘 土 から 成 っている 3 河 川 町 の 河 川 は 1 級 河 川 鳴 瀬 川 水 系 に 属 し 18 河 川 が 指 定 河 川 となっている 鳴 瀬 川 は 船 形 山 地 北 斜 面 から 発 し 朝 日 沢 唐 府 沢 筒 砂 子 川 大 滝 川 等 を 合 わせて 東 流 し 小 野 田 段 丘 の 北 側 を 流 れる 田 川 が 二 ツ 石 川 烏 川 等 を 合 わせて 東 流 の 後 中 新 田 市 街 地 で 鳴 瀬 川 と 合 流 している また 町 北 東 丘 陵 地 から 多 田 川 が 東 南 に 流 下 し 大 崎 市 で 鳴 瀬 川 と 合 流 している 町 内 には 鳴 瀬 川 に 漆 沢 ダム 及 び 二 ツ 石 川 に 二 ツ 石 ダムが 完 成 している 4 道 路 国 道 347 号 が 東 西 を 457 号 が 南 北 をそれぞれ 縦 貫 し 町 東 部 の 中 新 田 地 区 でクロスし ている 国 道 457 号 は 県 の 基 幹 道 路 である 国 道 4 号 の 代 替 道 路 の 機 能 を 併 せもつ 重 要 路 線 となって いる 国 道 347 号 は 冬 期 には 県 境 区 間 11.3kmが11 月 下 旬 から4 月 下 旬 まで 冬 期 閉 鎖 となっているが 今 後 改 良 整 備 の 促 進 が 図 られ 平 成 28 年 度 より 通 年 での 通 行 が 可 能 と なる 予 定 である 一 般 県 道 は 8 路 線 ( 柳 沢 中 新 田 線 西 古 川 停 車 場 下 狼 塚 線 中 新 田 三 本 木 線 岩 出 山 宮 崎 線 小 野 田 三 本 木 線 鳥 屋 ケ 崎 小 野 田 線 最 上 小 野 田 線 鳴 子 小 野 田 線 )となっている 本 町 の 西 部 は 豪 雪 地 帯 に 指 定 されており 北 部 土 木 事 務 所 では 除 雪 対 象 路 線 のうち 緊 急 確 保 路 線 第 1 種 路 線 として 国 道 347 号 ( 字 宇 津 野 まで) 457 号 一 般 県 道 柳 沢 中 新 田 線 最 上 小 野 田 線 ( 宮 崎 字 湯 の 倉 まで)を 指 定 している 町 道 は740.3kmで 改 良 済 み585.2km(79.0%) 舗 装 済 511.8km (69.1%)となっており 今 後 は 幅 員 の 狭 い 生 活 道 路 や 集 落 道 路 の 整 備 が 必 要 である 農 道 は206.1kmあり うち 加 美 広 域 農 道 が 町 中 央 部 を 南 北 に 結 んでいる 林 道 ( 民 有 林 )は49 路 線 124.0kmとなっている 第 3 気 象 本 町 の 気 象 状 況 を 見 ると 3 月 から5 月 にかけて 大 陸 からの 季 節 風 が 奥 羽 山 脈 に 遮 られフェ ーン 現 象 を 起 し 火 災 が 発 生 しやすい 時 期 となる 5 月 から7 月 にかけては 梅 雨 前 線 が 停 滞 して 降 雨 量 が 増 え 8 月 から9 月 にかけては 台 風 に 見 舞 われる 11 月 から3 月 までは 降 雪 積 雪 があり 空 気 が 乾 燥 する 第 4 人 口 産 業 の 推 移 1 人 口 と 世 帯 平 成 27 年 10 月 1 日 の 国 勢 調 査 による 町 の 人 口 は 23,741 人 ( 男 11,573 人 女 12,168 人 )で 県 内 では21 位 であり 平 成 22 年 の 国 勢 調 査 人 口 に 対 し7% 1,786 人 の 減 少 となっている

15 1 章 総 則 第 4 節 人 口 世 帯 数 資 料 : 国 勢 調 査 単 位 : 人 世 帯 年 総 数 男 女 世 帯 数 世 帯 当 たり 人 口 ,246 15,780 7, ,109 15,740 7, 平 成 2 30,184 14,662 15,522 7, ,466 14,366 15,100 7, ,330 13,834 14,496 7, ,212 13,268 13,944 7, ,527 12,397 13,130 7, ,741 11,573 12,168 7, ( 平 成 27 年 の 数 値 は 国 勢 調 査 速 報 値 データ) 2 年 齢 層 別 人 口 年 齢 層 別 人 口 でみると 15 歳 未 満 の 年 少 人 口 は 減 少 し 15 歳 から64 歳 までの 生 産 年 齢 人 口 も 減 少 傾 向 にある 65 歳 以 上 の 老 年 人 口 は 増 加 している 平 成 22 年 の 国 勢 調 査 では 高 齢 化 率 が29.8%であったが 平 成 26 年 の 住 民 基 本 台 帳 で は30.6%となり 高 齢 化 が 進 行 している また 高 齢 化 の 進 展 は 一 方 で 高 齢 者 のみの 世 帯 や 高 齢 者 の 単 身 世 帯 の 増 加 ともなってお り 防 災 上 では 要 配 慮 者 の 増 加 という 側 面 もあり 災 害 時 だけでなく 平 常 時 からの 防 災 対 策 の 推 進 を 図 る 年 齢 別 人 口 の 推 移 ( 資 料 国 勢 調 査 町 民 課 単 位 : 人 ) 区 分 15 歳 未 満 15~64 歳 65 歳 以 上 昭 和 55 年 6,558 (21.2%) 20,619 (66.6%) 3,769 (12.2%) 60 年 6,440 (20.8%) 20,099 (65.2%) 4,310 (14.0%) 平 成 2 年 5,812 (19.3%) 19,281 (63.9%) 5,087 (16.8%) 7 年 4,964 (17.0%) 18,264 (62.6%) 6,238 (21.4%) 12 年 4,044 (14.3%) 17,059 (60.2%) 7,221 (25.5%) 17 年 3,471 (12.7%) 16,078 (59.1%) 7,663 (28.2%) 22 年 3,054 (12.1%) 14,669 (58.1%) 7,520 (29.8%) 26 年 2,943 (11.6%) 14,664 (57.8%) 7,772 (30.6%)

16 1 章 総 則 第 4 節 3 産 業 別 人 口 産 業 別 人 口 でみると 第 1 次 産 業 人 口 が 減 少 第 2 次 及 び 第 3 次 産 業 人 口 が 増 加 してきてい る 昭 和 50 年 には 第 1 次 産 業 が41%で1 位 第 2 次 及 び 第 3 次 はそれぞれ30%であっ たが 55 年 には 第 2 次 産 業 が38%で1 位 となり 第 1 次 産 業 は28%で 第 3 位 に 平 成 7 年 では 第 1 次 産 業 人 口 が20%を 割 り 込 み 平 成 22 年 には 第 3 次 産 業 が53%で1 位 となり 町 の 産 業 構 造 が 急 激 に 変 化 してきている 就 業 者 数 ( 資 料 : 国 勢 調 査 単 位 : 人 %) 年 度 総 数 第 1 次 産 業 第 2 次 産 業 第 3 次 産 業 50 年 16,137 6,680 (41.4%) 55 年 16,147 4,459 (27.6%) 60 年 16,258 4,993 (30.7%) 平 成 2 年 16,079 4,118 (25.6%) 7 年 15,502 2,951 (19.1%) 12 年 14,656 2,562 (17.5%) 17 年 13,828 2,177 (15.7%) 22 年 12,331 1,840 (14.9%) 4,680 (29.0%) 6,165 (38.2%) 5,794 (35.6%) 6,304 (39.2%) 6,424 (41.4%) 5,837 (39.8%) 4,973 (36.0%) 3,961 (32.1%) 4,777 (29.6%) 5,523 (34.2%) 5,471 (33.7%) 5,657 (35.2%) 6,127 (39.5%) 6,257 (42.7%) 6,674 (48.3%) 6,530 (53.0%) 4 身 体 障 害 者 手 帳 所 持 者 身 体 障 害 者 は 災 害 時 の 避 難 において また 避 難 所 での 生 活 において 困 難 に 直 面 すると 考 えられる さらに 障 害 の 程 度 や 内 容 も 日 々 変 化 していく 防 災 上 はもちろんとして 日 常 における 地 域 社 会 コミュニティのケアが 重 要 である また 障 害 者 手 帳 をもたない 災 害 要 配 慮 者 にも 十 分 な 配 慮 が 必 要 である 身 体 障 害 者 手 帳 所 持 者 数 ( 平 成 28 年 3 月 31 日 現 在 保 健 福 祉 課 ) 視 覚 障 害 者 聴 覚 平 衡 心 臓 等 音 声 言 語 肢 体 不 自 由 機 能 障 害 内 部 障 害 そしゃく 障 害 合 計 78 (52) 111 (54) 681 (348) 332 (274) 14 ( 8) 1,216 (736) 単 位 : 人 ( ) 内 は1~3 級 該 当 者 数

17 1 章 総 則 第 4 節 5 地 区 別 人 口 等 各 地 区 の 人 口 は 大 きく 異 なっており 商 業 地 域 ではまとまって 居 住 しているが 農 業 地 域 で は 小 さな 居 住 集 団 を 形 成 しており 防 災 対 策 はそれぞれの 地 区 の 実 情 に 適 切 に 対 応 すること が 必 要 である 地 区 別 人 口 高 齢 者 割 合 世 帯 数 ( 平 成 27 年 10 月 1 日 現 在 ) 地 区 名 人 口 うち65 歳 以 上 高 齢 者 割 合 世 帯 数 1 世 帯 当 たり ( 人 ) ( 人 ) (%) ( 世 帯 ) 人 口 ( 人 ) 中 新 田 7,863 2, , 鳴 瀬 2, 広 原 2, 東 小 野 田 鹿 原 4,379 1, , 西 小 野 田 2, 宮 崎 3,041 1, 賀 美 石 2, 計 24,509 8, ,

18 第 1 章 総 則 第 5 節 第 5 節 地 震 災 害 の 概 況 第 1 地 盤 宮 城 県 に 影 響 を 与 える 地 震 は 過 去 の 記 録 からみると 岩 手 県 沖 宮 城 県 沖 福 島 県 沖 及 び 県 内 陸 部 を 震 源 とする 地 震 で 中 でも 昭 和 53 年 6 月 12 日 に 発 生 した 宮 城 県 沖 地 震 及 び 平 成 23 年 3 月 11 日 に 発 生 した 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 の 記 憶 は 鮮 明 である また 平 成 20 年 6 月 14 日 に 岩 手 県 内 陸 南 部 で 発 生 した 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 の 記 憶 も 新 しい 地 震 による 被 害 は 地 盤 との 関 連 が 非 常 に 強 いため 地 盤 の 状 況 を 把 握 しておく 必 要 がある 宮 城 県 の 地 盤 は 奥 羽 山 脈 地 帯 北 上 山 地 地 帯 阿 武 隈 山 地 地 帯 及 びそれらに 取 り 囲 ま れる 中 央 低 地 帯 によって 構 成 される. 本 町 は 西 部 から 中 央 部 は 奥 羽 山 脈 地 帯 とそれに 続 く 低 山 地 と 丘 陵 地 帯 東 部 が 低 地 帯 にある 地 盤 の 特 徴 は 次 のようなものである (1) 奥 羽 山 脈 地 帯 は 標 高 1,000m 前 後 の 山 岳 地 帯 で 第 四 紀 火 山 が 連 なってい る この 地 帯 は 中 世 代 白 亜 紀 の 花 崗 岩 類 を 基 盤 とし 新 第 三 紀 の 緑 色 凝 灰 岩 類 及 び 第 四 紀 の 火 山 岩 類 が 分 布 する 新 第 三 系 の 溶 岩 及 び 凝 灰 岩 は 熱 水 変 質 を 受 けたため ほ とんどが 緑 色 に 変 化 している 火 山 の 噴 火 や 地 すべりにより 形 成 された 湖 沼 が 点 在 しており 地 すべり 地 形 が 分 布 し ている また 山 地 の 河 川 は 急 勾 配 で 深 い 谷 を 形 成 している (2) 中 央 低 地 帯 は 鮮 新 統 の 層 で 主 に 砂 岩 を 含 み 他 の 地 層 の 直 接 の 基 盤 となっている 小 野 田 河 岸 段 丘 は 洪 積 層 河 岸 平 野 の 中 新 田 地 区 及 び 鳴 瀬 地 区 は 沖 積 層 で 鳴 瀬 川 の 自 然 堤 防 堆 積 物 及 びその 後 背 湿 地 性 の 堆 積 物 から 成 り 自 然 堤 防 堆 積 物 は 主 に 砂 礫 によ り 成 り 立 っており 自 然 堤 防 上 には 集 落 地 が 形 成 されてきた 大 崎 平 野 は 縄 文 海 進 時 代 には 東 部 の 北 上 高 地 と 西 部 の 奥 羽 山 脈 に 囲 まれた 入 り 江 で あり 海 水 面 が 低 下 して 陸 地 となったものである その 後 大 崎 平 野 西 部 地 区 は 江 合 川 及 び 鳴 瀬 川 により 河 岸 平 野 を 形 成 した 大 崎 平 野 は 沖 積 平 野 とも 言 われ 砂 質 土 で 地 下 水 位 が 高 く 地 震 による 液 状 化 現 象 が 起 きやすい 第 2 過 去 の 地 震 災 害 近 年 町 が 経 験 した 大 規 模 地 震 は 次 のとおりで 町 の 被 害 は 軽 徴 なものにとどまってい る

19 第 1 章 総 則 第 5 節 名 称 発 生 年 月 日 震 源 地 規 模 被 害 状 況 宮 城 県 北 部 地 震 昭 和 37 年 4 月 30 日 宮 城 県 北 部 M6.5 軽 微 な 被 害 宮 城 県 沖 地 震 昭 和 53 年 6 月 12 日 宮 城 県 沖 M7.4 負 傷 1 名 住 宅 一 部 損 壊 48 棟 宮 城 県 沖 地 震 平 成 15 年 5 月 26 日 宮 城 県 気 仙 沼 沖 M7.0 軽 傷 者 3 名 火 災 1 件 町 有 施 設 被 害 34 施 設 道 路 の 亀 裂 破 損 29 路 線 ため 池 水 路 破 損 6 施 設 屋 根 瓦 崩 壊 塀 の 倒 壊 95 戸 岩 手 宮 城 内 陸 地 震 平 成 20 年 6 月 14 日 岩 手 県 内 陸 M7.2 重 傷 者 2 名 軽 傷 者 4 名 フ ロック 塀 等 倒 壊 4 箇 所 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 平 成 23 年 3 月 11 日 三 陸 沖 M9.0 軽 傷 者 33 名 家 屋 全 壊 8 棟 半 壊 4 棟 一 部 損 壊 749 棟 町 内 全 域 停 電 電 話 不 通 第 3 地 震 被 害 想 定 県 では これまで 被 害 想 定 調 査 に 基 づき 地 域 防 災 計 画 の 修 正 を 実 施 してきたが 東 日 本 大 震 災 では 国 内 観 測 史 上 最 大 のマグニチュード 9.0という 巨 大 地 震 とそれにより 引 き 起 こされた 巨 大 津 波 により 甚 大 な 被 害 が 発 生 した このため 今 後 の 地 震 対 策 において 想 定 される 地 震 を 新 たに 設 定 し その 対 策 に 努 める こととしている 1 想 定 される 地 震 の 設 定 と 対 策 の 基 本 的 考 え 方 県 は 地 震 災 害 対 策 の 検 討 に 当 たり 科 学 的 知 見 を 踏 まえ あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスの 地 震 を 想 定 し その 想 定 結 果 に 基 づき 対 策 を 推 進 することとしている 今 後 被 害 の 全 体 像 の 明 確 化 及 び 広 域 的 な 防 災 対 策 の 立 案 の 基 礎 とするため 具 体 的 な 被 害 を 算 定 する 被 害 想 定 を 行 い 減 災 目 標 を 設 定 する 予 定 である その 際 今 後 の 防 災 対 策 の 推 進 による 被 害 軽 減 効 果 をできるだけ 定 量 的 に 示 すことがで きるよう 検 討 するとともに 地 域 性 の 考 慮 複 数 の 被 害 シナリオの 検 討 等 に 留 意 する 必 要 がある また 自 然 現 象 は 大 きな 不 確 定 要 素 を 伴 うことから 想 定 やシナリオには 一 定 の 限 界 が あることに 留 意 する 必 要 がある

20 第 1 章 総 則 第 5 節 2 想 定 される 地 震 の 考 え 方 想 定 される 地 震 動 は 構 造 物 施 設 等 の 供 用 期 間 中 に 数 度 発 生 する 確 率 を 持 つ 一 般 的 な 地 震 動 と 発 生 確 率 は 低 いが 内 陸 直 下 型 又 は 海 溝 型 巨 大 地 震 に 起 因 する 高 レベルの 地 震 動 とする この 場 合 構 造 物 施 設 等 は 一 般 的 な 地 震 動 に 際 しては 機 能 に 重 大 な 支 障 が 生 じないこ と また 高 レベルの 地 震 動 に 際 しても 人 命 に 重 大 な 影 響 を 与 えないことを 基 本 的 な 目 標 とする さらに 重 要 度 が 高 い 構 造 物 施 設 等 については 高 レベルの 地 震 動 に 際 して 他 の 構 造 物 施 設 等 に 比 べ 耐 震 性 能 に 余 裕 を 持 たせることを 目 標 とする 3 地 震 被 害 想 定 について 県 では 過 去 の 地 震 被 害 に 鑑 み 有 効 な 地 震 対 策 を 講 じるため 昭 和 59 年 度 ~61 年 度 の 第 一 次 から 平 成 14 年 度 ~15 年 度 の 第 三 次 まで 三 度 の 宮 城 県 地 震 被 害 想 定 調 査 を 行 っている 第 三 次 被 害 想 定 調 査 から8 年 が 経 過 した 平 成 23 年 度 に 沿 岸 部 の 土 地 利 用 状 況 や 構 造 物 の 整 備 状 況 の 変 化 を 踏 まえ 第 四 次 被 害 想 定 調 査 を 実 施 していたが 平 成 23 年 3 月 1 1 日 に 東 日 本 大 震 災 が 発 生 し 当 初 想 定 していた 以 上 の 被 害 が 発 生 した 被 害 想 定 調 査 の 対 象 となるべき 沿 岸 部 のライフライン 固 定 資 産 養 殖 施 設 海 岸 構 造 物 社 会 資 本 などが 毀 損 し これらに 基 づく 被 害 想 定 調 査 の 実 施 が 出 来 なくなり 中 断 す ることとなった 次 期 被 害 想 定 調 査 については 被 災 市 町 において 復 興 に 向 けたまちづくりがある 程 度 進 展 した 段 階 で 実 施 することとしている 4 町 地 域 防 災 計 画 の 見 直 しに 係 る 地 震 の 想 定 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 によって 東 北 地 方 は 東 に 最 大 5.3mずれており その 結 果 内 陸 部 の 断 層 が 大 きく 動 く 可 能 性 が 高 まっていると 想 定 されることなどから どこでも 発 生 が 想 定 される 大 規 模 地 震 に 対 して 事 前 の 備 えや 災 害 時 の 円 滑 な 対 応 など 様 々な 対 策 の 充 実 を 図 ることが 喫 緊 の 課 題 となっている したがって 町 においては 予 断 を 持 たず 最 大 震 度 7という 最 悪 のシナリオを 想 定 し て 本 計 画 を 見 直 すこととする

21 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 1 節 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 1 節 総 則 第 1 東 日 本 大 震 災 の 主 な 特 徴 東 日 本 大 震 災 での 地 震 は マグニチュード9.0 の 規 模 の 巨 大 な 地 震 が 複 数 の 領 域 を 連 動 させた 広 範 囲 の 震 源 域 をもつ 地 震 として 発 生 したものであり 栗 原 市 の 最 大 震 度 7をは じめ 県 内 のほとんどで 震 度 6 弱 以 上 の 強 い 揺 れを 記 録 するとともに 巨 大 な 津 波 を 引 き 起 こしたが 本 町 においては 震 度 5 強 であり 被 害 状 況 は 軽 傷 者 33 名 全 壊 8 棟 大 規 模 半 壊 5 棟 半 壊 30 棟 一 部 損 壊 749 棟 と 比 較 的 軽 微 であった 地 震 の 揺 れによる 建 物 被 害 は 地 震 動 の 周 期 特 性 等 により 地 震 規 模 を 考 えるとそれほど 大 きくなかったものの 東 北 地 方 から 関 東 地 方 にかけて 埋 立 地 や 旧 河 道 などで 液 状 化 に 伴 う 家 屋 被 害 が 発 生 するなど 広 範 囲 に 渡 って 多 数 の 建 築 物 において 全 壊 半 壊 一 部 損 壊 等 の 被 害 があった また ライフラインや 交 通 施 設 に 甚 大 な 被 害 をもたらした 長 周 期 地 震 動 による 被 害 につ いても 超 高 層 ビルの 天 井 材 の 落 下 やエレベータの 損 傷 等 の 被 害 が 震 源 から 遠 く 離 れた 地 域 においても 報 告 されている 今 回 従 前 の 想 定 を 超 えた 規 模 の 地 震 や 被 害 が 発 生 したことを 重 く 受 け 止 め これまでの 想 定 の 考 え 方 を 根 本 的 に 見 直 すとともに 主 に 以 下 のような 問 題 点 を 踏 まえ 災 害 予 防 対 策 を 充 実 強 化 していく 必 要 がある 1 行 政 機 能 の 喪 失 東 日 本 大 震 災 において 地 震 及 び 地 震 に 伴 い 発 生 した 大 津 波 により 県 の 沿 岸 15 市 町 の うち10 市 町 で 災 害 対 応 の 中 心 となる 市 町 庁 舎 が 被 災 し そのうち7 市 町 で 本 庁 舎 や 支 所 の 移 転 を 余 儀 なくされた 2 大 規 模 広 域 災 害 東 日 本 大 震 災 発 生 時 においては 被 害 が 甚 大 で 広 範 囲 に 渡 ったことから 全 国 の 都 道 府 県 市 町 村 により 相 互 応 援 協 定 に 基 づく 被 災 地 に 対 する 人 的 支 援 物 的 支 援 が 実 施 された が 事 前 の 計 画 や 訓 練 などの 不 足 や 交 通 手 段 や 宿 泊 先 の 確 保 等 多 くの 課 題 も 見 られた 3 物 資 の 不 足 東 日 本 大 震 災 においては 物 資 を 備 蓄 していた 指 定 避 難 所 や 倉 庫 が 津 波 の 被 害 に 遭 った 多 数 の 孤 立 集 落 や 孤 立 地 区 が 発 生 し 発 災 直 後 は 飲 料 水 粉 ミルク 紙 おむつ 等 の 枯 渇 も 見 られた 4 不 十 分 な 要 配 慮 者 対 策 県 内 では 高 齢 者 障 害 者 等 の 要 配 慮 者 について 要 配 慮 者 支 援 計 画 が 策 定 された 直 後 あるいは 未 策 定 という 市 町 村 が 多 く 福 祉 避 難 所 が 被 災 し 利 用 できなくなるなど 要 配 慮 者 への 対 策 が 十 分 とは 言 えなかった

22 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 1 節 5 地 域 防 災 力 の 不 足 沿 岸 地 域 では 従 来 から 一 定 の 津 波 対 策 が 行 われてきたが 東 日 本 大 震 災 での 被 害 を 受 け 改 めて 自 助 共 助 の 必 要 性 防 災 教 育 の 重 要 性 が 再 認 識 されている 6 地 震 の 揺 れによる 被 害 拡 大 建 築 物 交 通 インフラ ライフラインの 被 害 が 被 害 拡 大 と 応 急 対 策 活 動 の 阻 害 の 要 因 と なっていた 7 避 難 指 示 等 の 住 民 への 情 報 途 絶 東 日 本 大 震 災 では 地 震 による 広 域 的 な 停 電 市 町 村 の 庁 舎 や 防 災 行 政 無 線 自 体 の 被 災 防 災 行 政 無 線 の 内 容 が 聞 こえづらかったなど 避 難 に 関 する 情 報 伝 達 において 多 くの 問 題 があった 第 2 基 本 的 な 考 え 方 地 震 から 地 域 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 守 り 安 全 安 心 に 暮 らせる 町 土 づくり 実 現 の ため 本 町 及 び 防 災 関 係 機 関 等 は あらゆる 可 能 性 を 考 慮 した 最 大 クラスの 地 震 に 対 し 被 害 の 最 小 化 を 主 眼 とする 減 災 の 考 え 方 に 基 づき 建 築 物 交 通 インフラやライフライン 等 の 耐 震 化 といったハード 対 策 と 防 災 活 動 等 のソフト 対 策 とを 組 み 合 わせた 地 震 災 害 予 防 対 策 を, 総 力 を 挙 げて 講 じるものである 第 3 想 定 される 地 震 の 考 え 方 地 震 対 策 を 講 じるに 当 たり, 科 学 的 知 見 を 踏 まえ, 以 下 の 地 震 を 想 定 する 1 発 生 確 率 は 低 いが 海 溝 型 巨 大 地 震 に 起 因 する 高 レベルの 地 震 動 ( 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 ) 2 構 造 物 施 設 等 の 供 用 期 間 中 に 数 度 程 度 発 生 する 確 率 を 持 つ 地 震 動 ( 宮 城 県 沖 地 震 (プレート 境 界 型 ) プレート 内 部 で 生 じるスラブ 内 地 震 ) 3 発 生 確 率 は 低 いが 内 陸 直 下 型 地 震 に 起 因 する 高 レベルの 地 震 動 ( 長 町 - 利 府 線 断 層 帯 の 地 震 ) 構 造 物 施 設 等 は 宮 城 県 沖 地 震 ( 単 独 連 動 )やプレート 内 部 で 生 じるスラブ 内 地 震 ク ラスの 地 震 動 に 際 しては 機 能 に 重 大 な 支 障 が 生 じないこと また 東 北 地 方 太 平 洋 沖 地 震 や 長 町 - 利 府 線 断 層 帯 の 地 震 クラスの 高 レベルの 地 震 動 に 際 しても 人 命 に 重 大 な 影 響 を 与 え ないことを 基 本 的 な 目 標 とする また 未 知 の 断 層 による 直 下 型 地 震 の 可 能 性 も 考 慮 することが 必 要 であり 最 悪 のケース として 最 大 震 度 7を 想 定 すべきである さらに 構 造 物 施 設 等 のうち いったん 被 災 した 場 合 に 生 じる 機 能 支 障 が 災 害 応 急 対 応 活 動 等 にとって 著 しい 妨 げとなるおそれがあるもの 広 域 における 経 済 活 動 に 対 し 著 しい 影 響 を 及 ぼすおそれがあるもの 多 数 の 人 数 を 収 容 する 建 築 物 等 については 重 要 度 を 考 慮 し 高 レベルの 地 震 動 に 際 しても 他 の 構 造 物 施 設 等 に 比 べ 耐 震 性 能 に 余 裕 を 持 たせること を 目 標 とする なお 本 計 画 は 最 新 の 知 見 により 来 るべき 災 害 について 一 定 の 条 件 の 想 定 の 下 に 作 成 す るものであるが 自 然 現 象 は 大 きな 不 確 定 要 素 を 伴 うことから 想 定 には 限 界 があることに 留 意 する スラブ 内 地 震 沈 み 込 むプレート(スラブ)の 内 部 で 発 生 する 地 震

23 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 1 節 第 4 災 害 予 防 対 策 の 推 進 地 震 は 自 然 現 象 であり 発 生 を 防 止 することは 不 可 能 である しかし 地 震 がもたらす 被 害 については 平 常 時 から 予 防 策 を 講 じておくことにより 人 的 物 的 被 害 や 二 次 災 害 によ る 被 害 をより 軽 減 すること( 減 災 )は 可 能 である 被 害 を 最 小 限 に 止 めるためには 個 々の 建 築 物 の 耐 震 不 燃 化 の 推 進 に 加 え 防 災 基 盤 や 施 設 の 整 備 災 害 対 策 組 織 の 充 実 及 び 地 震 対 策 に 関 する 知 識 の 普 及 等 が 必 要 である その 予 防 対 策 を 次 のとおり 実 施 する

24 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 2 節 第 2 節 地 震 に 強 いまちの 形 成 主 な 実 施 機 関 建 設 課 総 務 課 危 機 管 理 室 農 林 課 教 育 委 員 会 第 1 目 的 町 は 社 会 的 条 件 自 然 的 条 件 を 総 合 的 に 勘 案 し 危 険 度 緊 急 性 の 高 いものから 優 先 的 に 計 画 を 定 め 地 震 防 災 対 策 事 業 を 実 施 していくとともに その 進 行 管 理 に 努 め 地 震 に 強 いまちづくりを 推 進 する 第 2 基 本 的 な 考 え 方 町 は 地 震 に 強 いまちの 形 成 に 当 たり 建 築 物 土 木 構 造 物 通 信 施 設 ライフライン 施 設 防 災 関 連 施 設 等 の 構 造 物 施 設 等 の 耐 震 性 を 確 保 する その 場 合 の 耐 震 設 計 の 方 法 は, 以 下 を 基 本 とする (1) 発 生 確 率 は 低 いが 海 溝 型 巨 大 地 震 に 起 因 する 高 レベルの 地 震 動 供 用 期 間 中 に1~2 度 程 度 発 生 する 確 率 を 持 つ 一 般 的 な 地 震 動 発 生 確 率 は 低 いが 内 陸 直 下 型 地 震 に 起 因 す る 高 レベルの 地 震 動 を 考 慮 の 対 象 とする (2) 高 レベルの 地 震 動 に 際 しても 人 命 に 重 大 な 影 響 を 与 えないこと かつ 一 般 的 な 地 震 動 に 際 しては 機 能 に 重 大 な 支 障 が 生 じないことを 基 本 的 な 目 標 として 設 計 する (3) 以 下 のような 構 造 物 施 設 等 については 重 要 度 を 考 慮 し 高 レベルの 地 震 動 に 際 し ても 他 の 構 造 物 施 設 等 に 比 べ 耐 震 性 能 に 余 裕 を 持 たせることを 目 標 とする イ いったん 被 災 した 場 合 に 生 じる 機 能 支 障 が 災 害 応 急 対 策 活 動 等 にとって 著 しい 妨 げ となるおそれがあるもの ロ 東 北 地 方, 国 レベルの 広 域 における 経 済 活 動 等 に 対 し, 著 しい 影 響 を 及 ぼすおそれ があるもの ハ 多 数 の 人 々を 収 容 する 建 築 物 等 なお 耐 震 性 の 確 保 には 個 々の 構 造 物 施 設 等 の 耐 震 設 計 のほか 代 替 性 確 保 多 重 化 等 により 総 合 的 にシステムの 機 能 を 確 保 することによる 方 策 も 含 まれる 大 規 模 地 震 に 対 する 防 災 能 力 を 高 めるためには 個 々の 建 造 物 の 耐 震 化 不 燃 化 の 推 進 とともに 都 市 基 盤 の 整 備 が 重 要 であり 市 街 地 の 面 的 整 備 や 避 難 場 所 避 難 路 防 火 水 槽 防 災 拠 点 等 の 防 災 基 盤 を 計 画 的 着 実 に 整 備 し 地 震 に 強 い 安 全 なまちづくり を 推 進 する 第 3 地 震 に 強 い 都 市 構 造 の 形 成 町 は 避 難 路 避 難 地 延 焼 遮 断 帯 防 災 活 動 拠 点 ともなる 幹 線 道 路 都 市 公 園 河 川 等 の 骨 格 的 な 都 市 基 盤 施 設 及 び 防 災 安 全 街 区 の 整 備 危 険 な 密 集 市 街 地 の 解 消 等 を 図 るため の 防 災 街 区 の 整 備 を 推 進 するとともに 市 街 地 開 発 事 業 等 の 推 進 を 図 り 建 築 物 や 公 共 施 設 の 耐 震 不 燃 化 等 により 地 震 に 強 い 都 市 構 造 の 形 成 を 図 る

25 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 2 節 事 業 の 実 施 に 当 たっては 効 率 的 効 果 的 に 行 われるよう 配 慮 する 第 4 揺 れに 強 いまちづくりの 推 進 1 建 築 物 の 耐 震 化 町 は 詳 細 なハザードマップの 作 成 公 表 による 耐 震 化 の 必 要 性 の 周 知 住 宅 建 築 物 の 耐 震 診 断 や 改 修 の 促 進 等 により 建 築 物 の 耐 震 化 を 推 進 する また 庁 舎 学 校 病 院 公 民 館 駅 等 様 々な 応 急 対 策 活 動 や 避 難 所 となりうる 公 共 施 設 の 耐 震 化 については 数 値 目 標 を 設 定 するなど その 耐 震 化 の 促 進 を 図 る 2 耐 震 化 を 促 進 するための 環 境 整 備 町 は 住 民 や 所 有 者 等 が 耐 震 化 の 必 要 性 を 認 識 するために 建 築 物 やその 耐 震 性 に 関 する 情 報 の 開 示 提 供 を 充 実 させるとともに 耐 震 改 修 に 関 するアドバイス 等 のサービス 強 化 や わかりやすいマニュアル 策 定 等 耐 震 化 の 促 進 支 援 策 の 充 実 を 図 るよう 努 める 3 火 災 対 策 出 火 の 要 因 ともなっている 揺 れによる 建 築 物 の 被 害 を 軽 減 するために 町 は 建 築 物 の 耐 震 化 を 促 進 する また 円 滑 迅 速 な 避 難 の 確 保 火 災 による 延 焼 遮 断 遅 延 を 図 るため 避 難 場 所 避 難 路 等 の 整 備 周 辺 建 築 物 の 不 燃 化 等 を 促 進 する さらに 消 防 用 設 備 等 の 設 置 普 及 を 通 じ 防 火 管 理 対 策 の 一 層 の 確 立 に 努 めるとともに 耐 震 性 貯 水 槽 等 の 消 防 水 利 の 整 備 計 画 的 な 配 置 の 推 進 を 図 る 資 料 編 P 防 火 水 槽 及 び 消 火 栓 の 設 置 状 況 4 居 住 空 間 内 外 の 安 全 確 保 対 策 町 は 家 具 等 の 転 倒 防 止 やガラス 飛 散 防 止 措 置 の 効 果 に 関 する 知 識 の 普 及 家 具 の 適 切 な 固 定 を 促 す 住 宅 供 給 の 促 進 等 により 居 住 空 間 内 の 安 全 確 保 対 策 を 推 進 する また 液 状 化 対 策 宅 地 造 成 地 安 全 確 保 対 策 土 砂 災 害 対 策 屋 外 転 倒 物 落 下 物 の 発 生 防 止 対 策 の 推 進 等 により 居 住 空 間 外 の 安 全 確 保 対 策 を 推 進 する 5 長 寿 命 化 計 画 の 作 成 町 は 老 朽 化 した 社 会 資 本 について 長 寿 命 化 計 画 の 作 成 実 施 等 により その 適 切 な 維 持 管 理 に 努 める

26 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 節 第 3 節 地 盤 にかかる 施 設 等 の 災 害 対 策 主 な 実 施 機 関 宮 城 県 ( 環 境 生 活 部 農 林 水 産 部 土 木 部 ) 東 北 森 林 管 理 局 建 設 課 農 林 課 危 機 管 理 室 第 1 目 的 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 地 震 に 伴 う 土 砂 災 害 を 未 然 に 防 止 し 被 害 の 軽 減 を 図 るための 危 険 箇 所 の 実 態 を 把 握 し 危 険 箇 所 における 災 害 防 止 策 を 講 じるとともに 住 民 に 対 して 災 害 の 防 止 について 啓 発 及 び 指 導 を 行 う 第 2 土 砂 災 害 防 止 対 策 の 推 進 県 は 土 砂 災 害 危 険 箇 所 及 び 土 砂 災 害 を 被 るおそれのある 箇 所 の 崩 壊 による 災 害 を 未 然 に 防 止 し その 被 害 の 軽 減 を 図 るため 被 害 の 発 生 するおそれのある 地 域 を 把 握 し 土 砂 災 害 警 戒 区 域 土 砂 災 害 特 別 警 戒 区 域 の 指 定 に 努 める 町 は 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 土 砂 災 害 危 険 箇 所 を 地 域 防 災 計 画 に 掲 載 するとともに ハザ ードマップの 作 成 広 報 紙 パンフレットの 配 布 説 明 会 の 開 催 により 周 辺 住 民 に 対 し 周 知 徹 底 を 図 り 円 滑 な 警 戒 避 難 が 行 われるよう 努 める 資 料 編 P 土 砂 災 害 警 戒 区 域 等 指 定 箇 所 資 料 編 P 土 石 流 危 険 渓 流 第 3 地 すべり 等 防 止 事 業 国 及 び 県 は 地 すべり 等 防 止 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 30 号 )に 基 づき 現 に 地 すべりが 発 生 している 地 域 又 は 地 すべりのおそれが 極 めて 大 きい 地 域 で 公 共 の 利 害 に 密 接 な 関 係 を 有 する 地 域 を 地 すべり 防 止 区 域 として 指 定 し 活 動 の 著 しい 地 区 の 防 止 工 事 を 重 点 的 に 実 施 するなど 災 害 防 止 に 必 要 な 諸 対 策 を 実 施 する 町 における 地 すべり 防 止 区 域 は1 箇 所 36.8haが 指 定 され 地 すべり 危 険 箇 所 は 10 箇 所 指 定 されている 資 料 編 P 地 すべり 危 険 地 区 第 4 急 傾 斜 地 崩 壊 防 止 施 設 急 傾 斜 地 の 崩 壊 による 災 害 の 防 止 に 関 する 法 律 ( 昭 和 44 年 法 律 第 57 号 )に 基 づき 県 が 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 に 指 定 し 区 域 内 の 立 木 竹 の 伐 採 土 石 の 採 取 又 は 集 積 などの 行 為 を 制 限 し 防 災 体 制 の 確 立 を 図 るとともに 危 険 度 の 高 い 箇 所 から 積 極 的 に 防 止 工 事 を 実 施 す る 本 町 における 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 は 11か 所 指 定 されている 資 料 編 P 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所

27 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 節 第 5 砂 防 設 備 本 町 における 砂 防 法 ( 明 治 30 年 法 律 第 29 号 )に 基 づく 砂 防 指 定 地 は83 箇 所 ( 約 ha)となっている しかし 近 年 の 異 常 気 象 の 頻 発 や 土 地 利 用 の 変 遷 などを 考 慮 した 場 合 引 き 続 き 危 険 渓 流 の 把 握 に 努 め 県 へ 要 望 すると 共 に 土 砂 災 害 の 発 生 の 恐 れがある 場 合 には 警 戒 避 難 体 制 の 整 備 を 図 る 資 料 編 P 砂 防 指 定 地 第 6 治 山 施 設 山 地 に 起 因 する 災 害 から 町 民 の 生 命 財 産 の 保 全 を 図 り くらしの 安 全 性 を 確 保 するた め 国 及 び 県 は 山 腹 崩 壊 危 険 地 などの 荒 廃 危 険 山 地 に 土 留 工 落 石 防 止 柵 等 の 治 山 施 設 を 設 置 するとともに 保 安 林 のもつ 防 災 機 能 を 維 持 強 化 させるため 森 林 の 整 備 を 効 果 的 に 実 施 する 国 及 び 県 は 地 震 後 には 必 要 に 応 じて 既 設 治 山 施 設 について 点 検 を 実 施 する 資 料 編 P 崩 壊 土 砂 流 出 危 険 地 区 資 料 編 P 山 腹 崩 壊 危 険 地 区 第 7 雪 崩 危 険 箇 所 町 の 西 部 山 沿 いの 小 野 田 地 区 宮 崎 地 区 は 豪 雪 地 帯 に 指 定 されており 雪 崩 危 険 箇 所 (Ⅰ) として 次 の4 箇 所 が 指 定 されている 箇 所 名 位 置 保 全 対 象 施 設 人 家 戸 数 公 共 的 建 物 公 共 施 設 宇 津 野 漆 沢 字 宇 津 野 12 - 国 道 320m 根 岸 谷 地 森 字 根 岸 18 寺 院 (1) 神 社 (1) 町 道 200m 漆 沢 1 漆 沢 字 宿 11 神 社 (1) 旧 校 舎 (1) 町 道 690m 漆 沢 2 漆 沢 字 宿 10 神 社 (1) 町 道 110m 資 料 編 P 雪 崩 危 険 箇 所 調 査 区 域 第 8 農 業 施 設 等 町 は 県 と 連 携 し 次 により 災 害 に 強 い 農 村 づくりを 推 進 する 1 農 業 農 村 における 基 盤 整 備 の 推 進 農 業 施 設 の 耐 震 性 の 確 保 防 災 上 の 機 能 も 有 する 基 幹 的 な 農 村 基 盤 施 設 の 整 備 防 災 に 配 慮 した 土 地 利 用 への 誘 導 等 により 地 震 に 強 い 農 村 構 造 の 形 成 を 図 るため みやぎ 農 業 農 村 整 備 基 本 計 画 等 に 基 づき 農 業 農 村 整 備 事 業 等 を 推 進 する 2 農 業 施 設 の 耐 震 性 の 改 善 新 築 増 改 築 される 農 業 施 設 について 宮 城 県 地 震 地 盤 図 等 を 参 考 にしながら 耐 震 基 準 に 基 づいた 整 備 の 促 進 防 火 性 の 向 上 給 水 給 電 施 設 の 充 実 等 を 図 る

28 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 3 節 第 9 液 状 化 対 策 の 推 進 1 液 状 化 対 策 等 の 実 施 町 は 防 災 上 特 に 重 要 な 施 設 の 設 置 に 当 たっては 地 盤 改 良 等 の 液 状 化 対 策 を 実 施 する 2 液 状 化 ハザードマップの 作 成 町 は 県 が 実 施 した 地 震 被 害 想 定 において 液 状 化 発 生 の 可 能 性 を 予 測 した 結 果 に 基 づき 液 状 化 ハザードマップを 作 成 するとともに 町 民 及 び 建 築 物 の 施 工 主 等 への 周 知 に 努 める 第 10 各 種 データの 保 存 町 は 道 路 橋 りょう 等 の 所 管 施 設 が 被 災 した 際 に 円 滑 な 応 急 復 旧 あるいは 改 良 復 旧 等 が 施 行 できるよう 施 設 台 帳 等 の 各 種 データの 整 備 保 存 重 要 な 公 共 土 木 施 設 等 の 資 料 整 備 に 努 める

29 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 4 節 第 4 節 河 川 保 全 施 設 の 整 備 主 な 実 施 機 関 建 設 課 農 林 課 大 崎 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 各 土 地 改 良 区 第 1 目 的 地 震 に 伴 う 河 川 ダム 農 地 等 の 被 害 を 防 止 するため 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 関 係 施 設 の 耐 震 性 の 強 化 等 を 図 る 第 2 河 川 管 理 施 設 本 町 における 河 川 等 の 状 況 は 一 級 河 川 鳴 瀬 川 水 系 の18 河 川 が 指 定 され 県 が 管 理 し ている 一 級 河 川 以 外 の 小 河 川 水 路 等 は 各 土 地 改 良 区 の 管 理 下 の 農 業 水 路 となっている 町 が 直 接 管 理 する 準 用 河 川 はない 地 震 による 堤 防 の 決 壊 がもたらす 浸 水 被 害 を 防 止 するため 各 河 川 管 理 者 に 対 し 堤 防 の 耐 震 性 確 保 のために 必 要 な 改 修 嵩 上 げ 等 について 要 請 するとともに 雨 量 や 河 川 水 位 情 報 の 収 集 体 制 を 整 備 し 二 次 災 害 の 防 止 や 水 防 活 動 等 に 万 全 を 期 す 資 料 編 P 河 川 表 1 維 持 管 理 の 実 施 町 は 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 震 災 による 治 水 上 の 二 次 災 害 の 拡 大 を 防 ぐため 日 常 におけ る 維 持 管 理 と 機 能 の 点 検 等 に 努 力 する 2 計 画 的 な 耐 震 対 策 の 推 進 町 は 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 施 設 の 耐 震 対 策 については 充 分 に 診 断 を 実 施 し 計 画 的 に 推 進 する 3 応 急 復 旧 及 び 水 防 活 動 の 体 制 整 備 町 は 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 施 設 が 被 災 し 治 水 機 能 が 損 なわれ 二 次 災 害 が 発 生 するおそ れのある 場 合 に 備 え 施 設 の 応 急 復 旧 工 事 の 実 施 と 必 要 に 応 じては 水 防 活 動 等 の 応 急 措 置 を 行 う 体 制 をあらかじめ 構 築 する 4 防 災 拠 点 等 の 整 備 町 は 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 出 水 時 には 水 防 活 動 の 拠 点 となり 地 震 時 等 においては 避 難 場 所 救 援 活 動 の 拠 点 となる 防 災 拠 点 の 整 備 を 推 進 する 第 3 ダム 施 設 ダム 管 理 者 は ダム 情 報 の 迅 速 かつ 正 確 な 収 集 と 伝 達 を 目 的 とした ダム 総 合 情 報 システ ム を 運 用 しながら 初 動 体 制 の 強 化 を 図 るとともに ダム 施 設 の 定 期 点 検 や 維 持 修 繕 工 事 により 防 災 対 策 に 万 全 を 期 す

30 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 4 節 なお ダム 建 設 に 当 たっては 法 令 等 に 基 づき 十 分 な 耐 震 構 造 で 設 計 施 工 を 行 う 第 4 農 地 農 業 施 設 1 農 地 防 災 事 業 の 推 進 町 は 県 と 連 携 し 洪 水 土 砂 災 害 湛 水 等 に 対 して 農 地 農 業 施 設 等 を 防 護 するため 防 災 ため 池 等 の 整 備 を 進 めるほか 農 業 用 用 排 水 施 設 の 整 備 老 朽 ため 池 の 補 強 低 湿 地 地 域 における 排 水 対 策 降 雨 等 による 農 地 の 浸 食 対 策 等 について みやぎ 農 業 農 村 整 備 基 本 計 画 等 に 則 し 総 合 的 に 農 地 防 災 事 業 を 推 進 し 災 害 の 発 生 防 止 を 図 る 2 緊 急 防 災 用 水 量 の 確 保 町 は 県 と 連 携 し 既 存 のため 池 の 貯 水 量 に 緊 急 防 災 用 水 量 を 付 加 させるために ため 池 の 浚 渫 又 は 嵩 上 げ 等 を 行 うとともに 緊 急 時 の 消 防 水 利 や 生 活 用 水 を 確 保 するため 水 路 や 遊 水 池 を 整 備 し 地 域 の 総 合 的 な 防 災 安 全 度 を 高 める 3 ため 池 の 点 検 及 び 改 修 町 は 県 と 連 携 し 地 震 による 破 損 等 で 決 壊 した 場 合 に 大 きな 被 害 をもたらすおそれのあ るため 池 について 定 期 的 な 点 検 を 行 い 必 要 な 耐 震 改 修 を 図 る 資 料 編 P ため 池 等 一 覧 表

31 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 5 節 第 5 節 交 通 施 設 の 災 害 対 策 主 な 実 施 機 関 建 設 課 農 林 課 第 1 目 的 道 路 等 は 地 域 の 経 済 活 動 等 あらゆる 社 会 活 動 を 支 える 重 要 な 施 設 である これらの 施 設 が 被 災 した 場 合 には 住 民 の 避 難 救 助 活 動 物 資 の 輸 送 などの 各 種 の 応 急 対 策 活 動 を 著 し く 阻 害 する よって 道 路 等 の 交 通 施 設 の 整 備 や 補 強 補 修 等 に 当 たっては 基 準 に 基 づい た 耐 震 対 策 の 実 施 による 安 全 確 保 とともに, 未 整 備 部 分 の 解 消 等 ネットワークの 充 実 施 設 機 能 の 代 替 性 の 確 保 他 の 交 通 施 設 との 間 の 連 携 の 強 化 等 により 大 規 模 災 害 発 生 時 の 輸 送 手 段 の 確 保 等 に 努 める 第 2 道 路 施 設 道 路 管 理 者 は 地 震 直 後 の 道 路 網 断 絶 による 避 難 行 動 や 初 動 活 動 の 阻 害 を 防 ぐため 防 災 点 検 及 び 震 災 点 検 等 で 対 応 が 必 要 とされた 箇 所 について 緊 急 輸 送 道 路 や 緊 急 性 が 高 い 路 線 及 び 箇 所 から 順 次 補 強 及 び 整 備 を 実 施 する 1 道 路 (1) 耐 震 性 の 強 化 道 路 法 面 の 崩 壊 路 面 の 損 壊 道 路 施 設 の 変 状 や 破 壊 等 の 被 害 が 想 定 される 危 険 箇 所 に ついて 防 災 工 事 等 を 実 施 するとともに 道 路 の 改 築 や 新 設 に 当 たっては 耐 震 基 準 に 基 づ いた 整 備 を 図 る (2) 避 難 路 避 難 階 段 の 整 備 住 民 が 徒 歩 で 確 実 に 安 全 な 場 所 に 避 難 できるよう 地 震 の 揺 れを 考 慮 した 避 難 路 避 難 階 段 を 整 備 し その 周 知 に 努 めるとともに その 安 全 性 の 点 検 及 び 避 難 時 間 短 縮 のための 工 夫 改 善 に 努 める なお 避 難 路 の 整 備 に 当 たっては 地 震 の 揺 れによる 段 差 の 発 生 避 難 車 両 の 増 加 停 電 時 の 信 号 滅 灯 などによる 交 通 渋 滞 や 事 故 の 発 生 等 を 十 分 考 慮 するとともに 地 震 によ る 落 橋 土 砂 災 害 等 の 影 響 により 避 難 路 等 が 寸 断 されないよう 橋 梁 の 耐 震 対 策 を 実 施 す るなど 安 全 性 の 確 保 を 図 る (3) 信 頼 性 の 高 い 道 路 網 の 形 成 緊 急 輸 送 ルートの 確 保 を 早 期 に 確 実 に 図 るため 主 要 な 市 街 地 等 と 高 速 道 路 のアクセ ス 強 化 等 ネットワーク 機 能 の 向 上 道 路 情 報 ネットワークシステム 道 路 防 災 対 策 等 を 通 じて 安 全 性 信 頼 性 の 高 い 道 路 網 の 整 備 を 図 る (4) 道 路 管 理 者 間 の 情 報 共 有 化 通 行 止 めや 迂 回 路 の 設 置 地 盤 沈 下 による 冠 水 対 策 等 については 国 県 及 び 他 市 町 村 との 情 報 の 共 有 化 を 図 る

32 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 5 節 2 橋 梁 落 橋 変 状 等 の 被 害 が 想 定 される 道 路 橋 については 橋 梁 補 強 工 事 を 実 施 し 耐 震 性 を 高 め る 3 避 難 誘 導 標 識 の 整 備 町 は 他 の 道 路 管 理 者 と 調 整 の 上 いつでも 誰 でも 安 全 かつ 迅 速 に 避 難 を 行 うことを 支 援 するための 避 難 誘 導 標 識 の 整 備 に 努 める

33 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 6 節 第 6 節 建 築 物 等 の 耐 震 化 対 策 主 な 実 施 機 関 建 設 課 総 務 課 教 育 委 員 会 宮 城 県 第 1 目 的 地 震 による 建 築 物 等 の 損 壊 消 失 を 軽 減 するため 耐 震 化 不 燃 化 等 必 要 な 事 業 を 推 進 す る 第 2 公 共 建 築 物 1 公 共 建 築 物 全 般 の 対 策 (1) 町 有 建 築 物 の 耐 震 性 不 燃 性 の 確 保 町 は 役 場 庁 舎 消 防 署 小 中 学 校 等 防 災 上 重 要 な 公 共 建 築 物 について 一 層 の 耐 震 性 不 燃 性 の 確 保 に 努 める 特 に 本 町 庁 舎 等 防 災 拠 点 となる 重 要 度 が 高 い 公 共 の 構 造 物 施 設 等 については 高 レベ ルの 地 震 に 対 しても 機 能 を 維 持 できるように 耐 震 性 の 高 い 建 造 物 にすべきである (2) 停 電 対 策 の 強 化 町 は 地 震 時 の 停 電 に 備 え バッテリー 無 停 電 電 源 装 置 自 家 発 電 設 備 等 の 整 備 に 努 める (3) 活 断 層 の 回 避 町 は 公 共 建 築 物 等 については 活 断 層 直 近 を 避 けた 場 所 に 立 地 するよう 整 備 するもの とし 立 地 する 場 合 には 地 質 調 査 などに 基 づき 活 断 層 直 上 を 回 避 する 2 教 育 施 設 町 は 災 害 時 における 児 童 生 徒 等 及 び 教 職 員 の 安 全 の 確 保 を 図 るため 次 の 対 策 を 講 じ る (1) 校 舎 等 の 耐 震 性 の 強 化 校 舎 等 の 耐 震 性 の 強 化 を 図 るとともに 教 育 施 設 としての 機 能 向 上 を 基 本 に 防 災 機 能 の 整 備 拡 充 に 努 める (2) 設 備 備 品 等 の 安 全 管 理 設 備 ( 照 明 設 備 等 ) 及 び 備 品 (ロッカー 実 験 実 習 機 器 等 ) 等 の 設 置 に 当 たっては 転 倒 落 下 等 の 防 止 について その 安 全 性 を 強 化 するとともに 災 害 時 において 児 童 生 徒 等 及 び 教 職 員 の 避 難 通 路 が 確 保 できるよう 設 置 場 所 等 について 十 分 配 慮 する (3) 水 泳 プールの 防 災 機 能 等 の 整 備 災 害 時 における 防 火 用 水 及 び 飲 料 水 を 確 保 するため 引 き 続 き 水 泳 プールの 耐 震 性 の 強 化 を 図 るとともに 浄 水 機 能 の 整 備 を 計 画 的 に 進 める 3 耐 震 診 断 の 実 施 及 び 公 表 町 は 公 共 建 築 物 の 耐 震 診 断 の 実 施 状 況 や 実 施 結 果 をもとに 耐 震 性 に 係 るリストの 作 成 及 び 公 表 に 努 める

34 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 6 節 第 3 一 般 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 1 新 築 増 改 築 の 建 築 物 県 は 新 築 増 改 築 される 一 定 規 模 以 上 の 建 築 物 に 対 し 建 築 基 準 法 第 12 条 の 規 定 に 基 づく 建 築 工 事 施 工 状 況 報 告 により 建 築 工 事 の 質 の 向 上 を 図 る また 宮 城 県 地 震 地 盤 図 等 を 参 考 にしながら 建 築 予 定 地 盤 の 特 性 を 事 前 指 導 し 建 築 物 の 耐 震 性 能 の 向 上 を 図 る 2 既 存 の 建 築 物 (1) 県 は 耐 震 関 係 規 定 に 係 る 既 存 不 適 格 建 築 物 ( 昭 和 56 年 5 月 31 日 以 前 の 建 築 基 準 法 の 適 用 を 受 ける 建 築 物 )について 耐 震 改 修 促 進 計 画 等 を 策 定 し 建 築 物 の 耐 震 改 修 の 促 進 に 関 する 法 律 ( 平 成 7 年 10 月 27 日 公 布 同 年 12 月 25 日 施 行 )に 基 づき 所 有 者 に 対 し 耐 震 診 断 耐 震 改 修 工 事 の 普 及 啓 発 及 び 指 導 助 言 指 示 を 行 う (2) 町 は 一 般 住 宅 等 について 耐 震 性 の 強 化 を 図 るため 加 美 町 耐 震 改 修 促 進 計 画 に 基 づき 県 と 協 力 して 耐 震 診 断 の 普 及 や 耐 震 改 修 工 事 を 促 進 するための 支 援 事 業 を 行 う 町 は 木 造 住 宅 に 対 し 木 造 住 宅 耐 震 診 断 助 成 事 業 及 び 木 造 住 宅 耐 震 改 修 工 事 助 成 事 業 を 実 施 し 耐 震 化 促 進 に 努 める 第 4 ブロック 塀 等 の 安 全 対 策 町 及 び 県 は 災 害 時 におけるブロック 塀 石 塀 の 倒 壊 による 通 行 人 等 の 第 三 者 への 被 害 を 防 止 することを 目 的 に 通 学 路 のブロック 塀 を 対 象 に その 安 全 性 の 確 保 のための 啓 発 や 倒 壊 が 懸 念 されるものに 対 しては 改 善 指 導 を 行 う また 通 学 路 及 び 避 難 道 路 沿 いの 住 民 や 施 設 管 理 者 は 日 頃 の 点 検 を 心 掛 け 必 要 に 応 じ て 補 強 撤 去 等 を 行 う 新 たに 設 置 する 場 合 においては 施 工 設 置 基 準 を 遵 守 し ブロック 塀 の 転 倒 防 止 策 を 図 る 第 5 落 下 物 防 止 対 策 1 調 査 及 び 改 善 指 導 県 は 市 街 地 の 沿 道 に 存 する 階 数 三 以 上 の 窓 ガラスや 外 装 材 等 二 次 部 材 の 落 下 のおそれ のある 建 築 物 について 安 全 確 保 を 図 るため 調 査 と 改 善 指 導 を 行 う 2 天 井 の 脱 落 防 止 等 の 対 策 強 化 施 設 管 理 者 は 日 頃 からの 点 検 や 必 要 に 応 じて 補 強 を 行 うとともに 新 たに 設 置 する 場 合 には 施 工 設 置 基 準 を 遵 守 するなど 天 井 材 等 の 非 構 造 部 材 の 脱 落 防 止 対 策 を 図 る 第 6 建 物 内 の 安 全 対 策 町 及 び 県 は 家 具 の 転 倒 落 下 物 ガラスの 飛 散 による 負 傷 等 の 被 害 を 軽 減 するための 対 策 について 普 及 啓 発 に 努 めるとともに 個 人 住 宅 に 対 する 被 害 防 止 対 策 を 支 援 する

35 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 7 節 第 7 節 ライフライン 施 設 等 の 予 防 対 策 主 な 実 施 機 関 上 下 水 道 課 宮 城 県 エルピーガス 協 会 東 日 本 電 信 電 話 東 北 電 力 第 1 目 的 上 下 水 道 電 気 電 話 等 のライフライン 施 設 は 生 活 及 び 都 市 機 能 の 根 幹 を 成 している これらの 施 設 が 被 害 を 受 けた 場 合 には 生 活 の 維 持 が 困 難 になるとともに 防 災 活 動 に 支 障 をきたすため 設 置 事 業 者 に 対 し 施 設 の 耐 震 性 の 確 保 液 状 化 対 策 拠 点 の 分 散 代 替 施 設 の 確 保 系 統 の 多 重 化 等 及 び 応 急 復 旧 体 制 の 充 実 について 要 請 を 行 うとともに 支 援 を 行 う また 町 は 上 下 水 道 電 気 電 話 等 のライフライン 復 旧 車 輌 等 の 駐 車 場 の 確 保 を 図 る 第 2 水 道 施 設 1 水 道 施 設 の 耐 震 性 強 化 (1) 上 下 水 道 課 は 既 設 水 道 施 設 の 耐 震 性 強 化 及 び 消 防 水 利 を 考 慮 した 管 径 の 確 保 に 努 める とともに 配 水 管 の 相 互 連 結 に 努 め 緊 急 遮 断 弁 による 緊 急 給 水 体 制 を 整 備 する 特 に 避 難 所 となる 施 設 や 医 療 機 関 等 重 要 な 施 設 への 配 水 管 の 耐 震 性 強 化 及 び 液 状 化 対 策 を 優 先 的 に 実 施 する (2) 災 害 時 の 水 道 施 設 の 被 害 に 直 ちに 対 処 できるよう 初 動 体 制 や 応 援 体 制 及 び 応 急 給 水 応 急 復 旧 について 行 動 計 画 を 策 定 するとともに 応 急 復 旧 用 資 機 材 の 備 蓄 に 努 める (3) 上 下 水 道 課 は 水 道 管 の 破 損 等 による 二 次 災 害 を 軽 減 させるための 措 置 を 講 じる (4) 災 害 時 の 応 急 給 水 のための 給 水 車 給 水 タンク また 給 水 用 具 として 非 常 用 飲 料 水 袋 等 の 資 機 材 の 整 備 強 化 を 行 う 2 復 旧 用 資 機 材 の 整 備 上 下 水 道 課 は 水 道 施 設 が 被 災 した 場 合 に 直 ちに 応 急 対 策 に 着 手 できるよう 復 旧 用 資 機 材 を 計 画 的 に 整 備 する 3 管 路 図 等 の 整 備 上 下 水 道 課 は 震 災 時 において 適 切 な 対 応 がとれるよう 日 頃 から 管 路 図 等 の 整 備 を 図 り 施 設 の 現 況 把 握 に 努 める 4 危 機 管 理 体 制 の 確 立 (1) 上 下 水 道 課 は 日 常 の 維 持 管 理 業 務 を 着 実 に 行 うことはもとより 震 災 時 における 水 道 施 設 の 被 災 予 測 を 踏 まえた 緊 急 時 の 指 揮 命 令 系 統 初 動 体 制 通 信 手 段 相 互 応 援 体 制 及 び 応 急 給 水 応 急 復 旧 活 動 等 に 関 する 行 動 計 画 及 びマニュアルを 作 成 する (2) 上 下 水 道 課 は 県 知 事 から 水 道 用 水 の 緊 急 応 援 の 指 示 ( 水 道 法 第 40 条 )があった 場 合 等 を 想 定 し 県 の 行 動 計 画 と 整 合 性 のある 行 動 指 針 を 作 成 する

36 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 7 節 第 3 下 水 道 施 設 下 水 道 事 業 の 拡 大 に 伴 い 下 水 道 施 設 の 被 災 は 町 民 生 活 に 大 きな 影 響 を 与 えることにな る 上 下 水 道 課 は 下 水 道 浄 化 センター 及 び 処 理 施 設 等 の 管 理 強 化 に 努 めるとともに 管 路 等 の 耐 震 性 の 向 上 や 液 状 化 対 策 を 行 う また 災 害 時 における 復 旧 用 資 機 材 の 調 達 被 災 時 の 応 援 体 制 について 他 の 関 係 機 関 団 体 との 連 絡 協 力 体 制 を 整 備 する 下 水 道 普 及 率 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 町 上 下 水 道 課 ) 区 分 行 政 区 人 口 処 理 区 域 人 口 水 洗 化 人 口 普 及 率 水 洗 化 率 加 美 町 25,571 人 17,381 人 13,121 人 68.0% 75.5% 1 下 水 道 施 設 計 画 上 下 水 道 課 は 下 水 道 施 設 の 新 設 改 築 更 新 に 当 たっては 耐 震 性 の 向 上 や 液 状 化 対 策 を 計 画 的 に 推 進 する 2 下 水 道 施 設 維 持 管 理 上 下 水 道 課 は 下 水 道 台 帳 の 整 理 保 管 に 万 全 を 期 すとともに 下 水 道 施 設 を 定 期 的 に 点 検 し 常 時 施 設 及 び 機 能 状 態 の 把 握 に 努 める 3 下 水 道 防 災 体 制 上 下 水 道 課 は 復 旧 活 動 を 円 滑 に 実 施 するため 被 災 予 測 を 踏 まえた 汚 水 処 理 対 策 マニュ アルの 充 実 災 害 対 策 資 材 の 確 保 及 び 他 機 関 との 連 絡 協 力 体 制 の 整 備 に 努 める 第 4 液 化 石 油 ガス 施 設 (1) 液 化 石 油 ガス 販 売 業 者 は 液 化 石 油 ガスの 保 安 の 確 保 及 び 取 引 の 適 正 化 に 関 する 法 律 ( 昭 和 42 年 法 律 第 149 号 ) 及 び 県 が 毎 年 定 める 液 化 石 油 販 ガス 販 売 事 業 者 等 保 安 対 策 指 針 に 基 づき 地 震 災 害 によって 被 災 した 家 屋 等 から 液 化 石 油 ガス 施 設 による 災 害 が 発 生 しないよう 常 日 頃 から 消 費 者 に 対 し 次 の 対 策 を 講 じるとともに 緊 急 時 の 連 絡 体 制 及 び 緊 急 資 機 材 の 整 備 を 行 う 消 費 者 全 戸 へのガス 漏 れ 警 報 機 ヒューズコック S 型 メーター 等 安 全 器 具 の 設 置 とそ の 期 限 管 理 チェーン 止 等 による 転 倒 落 下 防 止 等 耐 震 性 の 確 保 ガス 放 出 防 止 装 置 等 の 設 置 各 設 備 の 安 全 点 検 の 着 実 な 実 施 (2)( 社 ) 宮 城 県 エルピーガス 協 会 大 崎 第 三 支 部 は 保 安 啓 蒙 の 一 環 として 災 害 発 生 時 の 際 の 対 処 方 法 の 周 知 徹 底 を 行 う また 災 害 時 における 保 安 業 務 を 含 めた 様 々な 役 割 の 担 い 手 として 自 家 発 電 設 備 衛 星 通 信 設 備 LPガス 自 動 車 等 を 備 えた 各 地 域 の 災 害 対 応 の 拠 点 となる 中 核 充 てん 所 の 整 備 に 努 める さらに 町 は 非 常 時 における 事 業 者 との 情 報 の 共 有 化 に 努 める 第 5 電 力 施 設 町 には 鳴 瀬 川 に 東 北 電 力 ( 株 )の 漆 沢 発 電 所 ( 漆 沢 ダム) 門 沢 発 電 所 青 木 原 地 区 に は 変 電 設 備 があり 各 地 に 高 圧 送 電 している

37 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 7 節 東 北 電 力 ( 株 ) 宮 城 支 店 は 送 電 用 鉄 塔 及 び 送 電 線 等 電 力 施 設 の 耐 震 性 の 確 保 液 状 化 対 策 及 び 迅 速 な 応 急 復 旧 体 制 の 確 立 に 努 める また 電 柱 倒 壊 等 に 伴 う 電 力 事 故 の 際 の 住 民 への 周 知 避 難 等 の 広 報 体 制 を 充 実 させる さらに 町 は 非 常 時 における 事 業 者 との 情 報 の 共 有 化 に 努 める 第 6 電 信 電 話 施 設 東 日 本 電 信 電 話 ( 株 ) 宮 城 事 業 部 は 災 害 時 における 通 信 機 能 の 果 たす 役 割 の 大 きさか ら 施 設 の 耐 震 化 を 推 進 するとともに 応 急 通 信 を 可 能 にする 代 替 設 備 の 整 備 に 努 める 特 に 大 規 模 災 害 時 に 避 難 所 となる 学 校 等 の 指 定 避 難 所 には 災 害 時 優 先 通 話 が 可 能 とな る 特 設 公 衆 電 話 を 設 置 する また 迅 速 な 応 急 復 旧 のため 復 旧 用 資 機 材 及 び 人 員 の 確 保 等 応 急 体 制 の 確 立 に 努 める さらに 町 は 非 常 時 における 事 業 者 との 情 報 の 共 有 化 に 努 める

38 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 8 節 第 8 節 危 険 物 施 設 等 の 予 防 対 策 主 な 実 施 機 関 加 美 消 防 署 総 務 課 加 美 警 察 署 各 施 設 管 理 者 等 第 1 目 的 大 規 模 地 震 や 液 状 化 現 象 等 が 発 生 したときは 危 険 物 施 設 等 からの 火 災 発 生 や 危 険 物 の 流 出 等 により 周 辺 地 域 に 多 大 な 被 害 を 及 ぼすことが 予 想 される このため 各 施 設 の 自 主 保 安 体 制 の 充 実 強 化 について 指 導 を 徹 底 する 等 地 震 対 策 と 防 災 教 育 や 防 災 訓 練 の 積 極 的 実 施 を 推 進 する 町 長 ( 総 務 課 )は 危 険 物 施 設 等 の 保 安 上 必 要 があると 認 めたときは 施 設 の 管 理 者 及 び 加 美 消 防 署 加 美 警 察 署 県 に 連 絡 し 必 要 な 措 置 について 要 請 する また 非 常 時 における 事 業 者 との 情 報 の 共 有 化 に 努 める 第 2 各 施 設 の 予 防 対 策 各 施 設 管 理 者 は 緊 急 停 止 措 置 貯 蔵 タンク 等 の 緊 急 遮 断 弁 の 設 置 について 検 討 するとと もに 応 急 措 置 又 は 代 替 措 置 により 機 能 を 速 やかに 回 復 することができるように 計 画 を 策 定 する 第 3 危 険 物 施 設 石 油 タンク 貯 蔵 所 給 油 取 扱 所 等 危 険 物 施 設 では 地 震 災 害 時 に 火 災 や 危 険 物 の 流 出 有 毒 ガス 等 の 遺 漏 などの 発 生 が 予 想 されるため 危 険 物 施 設 等 の 管 理 者 は 施 設 の 安 全 管 理 及 び 耐 震 化 に 努 めるとともに 定 期 自 主 検 査 及 び 防 災 訓 練 の 実 施 防 災 資 機 材 の 確 保 を 行 う 加 美 消 防 署 は 危 険 物 を 使 用 する 施 設 の 管 理 者 に 対 し 法 令 上 の 基 準 の 遵 守 施 設 設 備 等 の 耐 震 化 に 関 する 指 導 の 徹 底 自 主 保 安 体 制 の 充 実 強 化 自 衛 消 防 組 織 等 による 訓 練 等 について 指 導 する 第 4 高 圧 ガス 施 設 高 圧 ガス 貯 蔵 所 等 の 事 業 者 は 法 令 の 耐 震 基 準 を 遵 守 し 平 常 時 から 高 圧 ガス 施 設 の 保 守 管 理 を 行 う また 自 衛 消 防 組 織 等 による 訓 練 及 び 緊 急 時 連 絡 体 制 を 整 備 し 併 せて 事 業 者 間 の 相 互 応 援 体 制 の 整 備 について 一 層 推 進 する 第 5 火 薬 類 製 造 施 設 等 火 薬 類 の 製 造 取 扱 事 業 者 は 火 薬 類 取 締 法 に 基 づき 地 震 による 火 薬 製 造 施 設 保 管 庫 等 に 火 災 が 発 生 しないよう 次 の 対 策 を 講 じるとともに 緊 急 時 の 連 絡 体 制 の 整 備 を 行 う (1) 定 期 自 主 検 査 保 安 教 育 の 実 施 (2) 製 造 施 設 火 薬 庫 等 の 維 持 点 検

39 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 8 節 第 6 毒 物 劇 物 貯 蔵 施 設 毒 物 劇 物 等 を 取 扱 う 施 設 の 管 理 者 は 保 管 施 設 の 耐 震 性 及 び 安 全 性 の 確 保 に 努 めると ともに 災 害 時 における 応 急 対 策 教 育 及 び 訓 練 関 係 機 関 との 連 絡 体 制 について 整 備 を 行 う 資 料 編 P 危 険 物 取 扱 施 設 等 一 覧

40 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 8 節 第 9 節 防 災 知 識 の 普 及 主 な 実 施 機 関 関 総 務 課 危 機 管 理 室 農 林 課 建 設 課 商 工 観 光 課 教 育 委 員 会 防 災 関 係 機 第 1 目 的 自 らの 身 の 安 全 は 自 らが 守 るのが 防 災 の 基 本 であり 住 民 はその 自 覚 を 持 ち 平 常 時 よ り 災 害 に 対 する 備 えを 心 がけるとともに 発 災 時 には 自 らの 身 の 安 全 を 守 るよう 行 動 する ことが 重 要 である また 災 害 時 には 近 隣 の 負 傷 者 災 害 時 要 援 護 者 を 助 ける 避 難 場 所 で 自 ら 活 動 する あるいは 国 公 共 機 関 地 方 公 共 団 体 等 が 行 っている 防 災 活 動 に 協 力 するなど 防 災 への 寄 与 に 努 めることが 求 められる このため 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 所 属 職 員 に 対 し マニュアル 等 の 作 成 配 布 防 災 訓 練 を 通 じて 自 らが 行 うべき 役 割 等 について 習 熟 する 機 会 を 積 極 的 かつ 継 続 的 に 与 えるな ど 防 災 知 識 の 普 及 に 努 める また 住 民 が 自 らを 災 害 から 守 る 自 助 地 域 社 会 がお 互 いを 守 る 共 助 という 防 災 の 基 本 を 中 心 に 防 災 教 育 講 習 会 等 の 事 業 を 実 施 しながらその 普 及 啓 発 に 努 め 自 主 防 災 思 想 の 普 及 徹 底 を 図 る 第 2 防 災 知 識 の 普 及 徹 底 1 職 員 に 対 する 防 災 教 育 地 震 災 害 時 において 町 は 災 害 対 策 の 中 枢 を 担 う 機 関 であり その 役 割 は 多 岐 にわたっ ている 職 員 は 防 災 活 動 の 主 体 的 役 割 を 果 たすことになるが 職 員 も 被 災 者 となる 可 能 性 もある ため 初 動 段 階 では 限 られた 人 数 での 対 応 に 迫 られる また 職 員 は 所 掌 事 務 に 関 する 災 害 予 防 応 急 対 策 の 実 施 に 際 して 相 応 の 知 識 が 要 求 さ れるため 職 員 に 対 する 関 係 マニュアルの 作 成 配 布 研 修 会 等 を 通 じ 所 掌 事 務 を 熟 知 さ せる 防 災 関 係 機 関 は 各 々 必 要 な 施 策 を 講 じ 職 員 の 防 災 関 係 意 識 の 向 上 に 努 める 防 災 教 育 は 各 課 各 機 関 にて 行 い その 内 容 は 少 なくとも 次 の 事 項 を 含 むものとする (1) 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 伴 い 発 生 すると 予 想 される 地 震 動 に 関 する 知 識 (2) 地 震 に 関 する 一 般 的 な 知 識 (3) 地 震 が 発 生 した 場 合 に 具 体 的 にとるべき 行 動 に 関 する 知 識 (4) 職 員 等 が 果 たすべき 役 割 (5) 地 震 防 災 対 策 として 現 在 講 じられている 対 策 に 関 する 知 識 (6) 今 後 地 震 対 策 として 取 り 組 む 必 要 のある 課 題 (7) 家 庭 及 び 地 域 における 防 災 対 策

41 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 8 節 2 住 民 に 対 する 防 災 知 識 の 普 及 (1) 防 災 関 連 行 事 の 実 施 イ 総 合 防 災 訓 練, 講 演 会 等 の 実 施 防 災 意 識 の 向 上 を 図 るため 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 防 災 訓 練 防 災 に 関 する 講 演 会 等 を 実 施 する 実 施 に 際 しては 広 報 紙 パンフレットその 他 町 が 発 行 する 刊 行 物 広 報 車 等 の 巡 回 等 により 広 く 周 知 させるとともに 地 域 住 民 の 積 極 的 な 参 加 を 呼 びかける ロ 防 災 とボランティア 関 連 行 事 の 実 施 火 災 予 防 運 動 や 防 災 の 日 防 災 とボランテイアの 日 など 防 災 関 係 行 事 の 際 には パン フレット 等 の 配 布 や 講 習 会 を 実 施 し 防 災 知 識 の 周 知 徹 底 を 行 う (2)ハザードマップ 等 の 活 用 町 は 住 民 等 の 防 災 意 識 の 向 上 及 び 防 災 対 策 に 係 る 地 域 の 合 意 形 成 の 促 進 のため 防 災 に 関 する 様 々な 動 向 や 各 種 データをハザードマップ 等 の 形 で 分 かりやすく 発 信 する (3) 普 及 啓 発 の 実 施 町 は 教 育 機 関 民 間 団 体 等 との 密 接 な 連 携 の 下 以 下 の 事 項 について 防 災 に 関 する テキストやマニュアルの 配 布 広 報 誌 パンフレット 新 聞 広 告 及 びインターネット(ホ ームページ エリアメール ソーシャル ネットワーキング サービス(SNS) 等 ) 等 の 多 種 多 様 な 広 報 媒 体 の 活 用 や 有 識 者 による 防 災 をテーマとした 研 修 や 講 演 会 講 習 会 シ ンポジウム 座 談 会 実 地 研 修 等 の 開 催 等 により 普 及 啓 発 を 図 る 住 民 等 への 普 及 啓 発 を 図 る 事 項 1 地 震 発 生 時 及 び 緊 急 地 震 速 報 を 見 聞 きしたときにとるべき 身 を 守 る 行 動 2 日 本 海 溝 千 島 海 溝 周 辺 海 溝 型 地 震 に 伴 い 発 生 すると 予 想 される 地 震 動 に 関 する 知 識 3 地 震 に 関 する 一 般 的 な 知 識 4 災 害 危 険 性 に 関 する 情 報 気 象 予 警 報 及 び 災 害 情 報 の 種 類 と 内 容 過 去 の 災 害 の 概 要 及 び 地 震 大 火 等 災 害 時 における 心 構 え 各 地 域 における 避 難 対 象 地 区 孤 立 する 可 能 性 のある 地 域 内 集 落 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 等 に 関 する 知 識 5 避 難 行 動 に 関 する 知 識 自 らの 地 域 はみんなで 守 る という 社 会 の 一 員 としての 自 覚 自 ら 率 先 して 避 難 行 動 を 取 ることが 他 の 地 域 住 民 の 避 難 を 促 すこと 各 地 域 における 避 難 地 及 び 避 難 路 に 関 する 知 識 など 6 家 庭 内 での 予 防 安 全 対 策 1 週 間 分 の 食 料 飲 料 水 携 帯 トイレ トイレットペーパー 等 の 備 蓄 非 常 持 出 品 ( 救 急 箱 懐 中 電 灯 ラジオ 乾 電 池 等 )の 準 備 負 傷 の 防 止 や 避 難 路 の 確 保 の 観 点 からの 家 具 ブロック 塀 等 の 転 倒 防 止 対 策 出 火 防 止 等 の 対 策 の 内 容

42 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 8 節 災 害 時 の 家 族 内 の 連 絡 行 動 ルールを 事 前 に 決 めること 7 災 害 時 にとるべき 行 動 地 震 が 発 生 した 場 合 の 出 火 防 止 初 期 消 火 応 急 救 護 避 難 場 所 防 災 施 設 設 備 等 地 域 防 災 計 画 の 内 容 の 実 行 近 隣 の 人 々と 協 力 して 行 う 救 助 活 動 その 他 避 難 勧 告 等 の 発 令 時 にとるべき 行 動 避 難 場 所 での 行 動 8 その 他 正 確 な 情 報 入 手 の 方 法 防 災 関 係 機 関 が 講 じる 災 害 応 急 対 策 等 の 内 容 住 居 の 耐 震 診 断 と 必 要 な 耐 震 改 修 の 実 施 災 害 時 の 家 族 内 の 連 絡 体 制 の 確 保 帰 宅 困 難 者 の 発 生 を 抑 制 するための むやみに 移 動 しないこと など (4) 災 害 時 要 配 慮 者 及 び 観 光 客 等 への 配 慮 イ 災 害 時 要 援 護 者 への 配 慮 町 は 防 災 知 識 等 の 普 及 に 当 たり 障 害 者 高 齢 者 の 常 備 品 等 の 点 検 介 護 者 の 役 割 の 確 認 等 要 配 慮 者 に 配 慮 し 地 域 において 要 配 慮 者 を 支 援 する 体 制 が 整 備 されるよう 努 めるとともに 被 災 時 の 男 女 のニーズの 違 い 等 男 女 双 方 の 視 点 に 十 分 配 慮 する ロ 観 光 客 等 への 対 応 町 及 び 施 設 管 理 者 は 避 難 場 所 を 示 す 標 識 や 看 板 の 設 置 や 表 示 をするなど 広 報 に 努 める また 現 地 の 地 理 に 不 安 な 観 光 客 に 対 して 施 設 従 事 者 や 町 民 が 声 掛 けをするこ との 必 要 性 について 積 極 的 に 啓 発 する (5) 災 害 時 の 連 絡 方 法 の 普 及 イ 災 害 時 通 信 手 段 の 利 用 推 進 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 宮 城 支 店 は 災 害 時 の 連 絡 方 法 として 公 衆 電 話 等 の 活 用 災 害 用 伝 言 ダイヤル(171)や 災 害 用 伝 言 板 (web171)の 利 用 推 進 を 図 り 町 は その 仕 組 みや 利 用 方 法 等 の 周 知 に 努 める ロ 災 害 時 通 信 方 法 の 普 及 促 進 携 帯 電 話 事 業 者 各 社 は 災 害 用 伝 言 板 サービス 災 害 用 音 声 お 届 けサービス 無 線 L AN スポットにおけるwi-fi 接 続 サービスなどの 普 及 を 促 進 し 町 は その 仕 組 みや 利 用 方 法 等 の 周 知 に 努 める (6) 相 談 窓 口 の 設 置 町 は 地 震 対 策 の 実 施 上 の 相 談 を 受 けるため 必 要 な 窓 口 を 設 置 するとともに その 旨 周 知 徹 底 を 図 る 資 料 編 P 災 害 伝 言 サービス

43 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 9 節 3 地 域 での 防 災 知 識 の 普 及 (1)ハザードマップの 整 備 イ ハザードマップの 作 成 周 知 町 は 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 箇 所 等 を 踏 まえて 避 難 場 所 避 難 路 等 を 示 すハザードマップ 等 の 整 備 を 行 い 住 民 等 に 対 し 周 知 を 図 る ロ ハザードマップの 有 効 活 用 町 は ハザードマップが 住 民 等 の 避 難 に 有 効 に 活 用 されるよう その 内 容 を 十 分 検 討 する (2) 日 常 生 活 の 中 での 情 報 掲 示 町 は 避 難 場 所 や 避 難 路 避 難 階 段 の 位 置 等 を 町 の 至 る 所 に 示 すことや 蓄 光 石 やライ トを 活 用 して 夜 間 でも 分 かりやすく 誘 導 できるよう 表 示 するなど 住 民 が 日 常 の 生 活 の 中 で 常 に 地 震 災 害 の 危 険 性 を 認 知 し 円 滑 な 避 難 ができるような 取 組 を 行 う (3) 観 光 客 等 の 一 時 滞 在 者 への 周 知 町 は 観 光 地 観 光 施 設 といった 観 光 客 等 の 一 時 滞 在 者 が 多 く 見 込 まれる 箇 所 や 車 両 の 多 い 道 路 の 沿 道 等 において 避 難 場 所 や 避 難 路 の 位 置 や 方 向 を 示 すなど 一 時 滞 在 者 や 通 行 者 も 地 震 災 害 の 危 険 性 を 認 知 し 円 滑 な 避 難 ができるような 整 備 を 行 う 4 ドライバーへの 啓 発 (1) 地 域 の 状 況 に 応 じた 避 難 方 法 の 周 知 町 は 警 察 と 連 携 し 運 転 免 許 の 取 得 時 や 運 転 免 許 証 の 更 新 時 等 において 地 域 の 状 況 に 応 じた 避 難 方 法 についての 周 知 に 努 める (2) 運 転 中 における 発 災 時 の 対 応 の 周 知 町 は 通 行 中 の 車 両 も 可 能 な 限 り 道 路 外 へ 駐 車 すること やむを 得 ず 道 路 に 駐 車 して 避 難 する 場 合 には 緊 急 車 両 等 の 通 行 の 妨 げとならないよう 配 慮 し ドアロックはせずにエ ンジンキーは 付 けたままとすること 等 も 併 せて 周 知 に 努 める 5 社 会 教 育 施 設 や 防 災 拠 点 の 活 用 町 は 公 民 館 等 の 社 会 教 育 施 設 を 活 用 するなど 地 域 コミュニティにおける 多 様 な 主 体 の 関 わりの 中 で 防 災 に 関 する 教 育 の 普 及 推 進 を 図 る また 防 災 拠 点 に 防 災 教 育 の 機 能 を 有 する 設 備 を 整 備 し 平 常 時 から 防 災 教 育 を 行 うため の 拠 点 としての 活 用 に 努 める 第 3 学 校 等 教 育 機 関 における 防 災 教 育 1 学 校 等 教 育 機 関 学 校 等 教 育 機 関 は 町 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 住 んでいる 地 域 の 特 徴 や 過 去 の 地 震 の 教 訓 等 を 踏 まえた 継 続 的 な 防 災 教 育 に 努 める 2 防 災 教 育 防 災 教 育 においては みやぎ 学 校 安 全 基 本 指 針 に 基 づき 自 然 災 害 等 の 危 険 を 回 避 す る 力 と 他 者 や 社 会 の 安 全 に 貢 献 できる 心 の 育 成 に 努 める 3 児 童 生 徒 等 及 び 指 導 者 に 対 する 防 災 教 育 (1) 児 童 生 徒 等 に 対 する 防 災 教 育 イ 学 校 等 においては 地 域 の 実 情 を 踏 まえた 学 校 安 全 計 画 等 を 策 定 し 児 童 生 徒 等 の 発 達 段 階 に 応 じた 防 災 教 育 を 行 い 防 災 に 関 する 知 識 の 普 及 啓 発 防 災 意 識 の 内 面 化 を 図

44 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 9 節 る ロ 地 理 的 要 件 など 地 域 の 実 情 に 応 じ 地 震 等 様 々な 災 害 を 想 定 した 防 災 教 育 を 行 う ハ 災 害 時 に 一 人 ひとりがどのように 行 動 すべきかなどを 自 ら 考 え 学 習 させる 自 主 的 に 行 動 することができるための 防 災 教 育 や 学 校 と 地 域 合 同 の 避 難 訓 練 や 避 難 所 開 設 訓 練 への 参 加 等 を 通 じた 地 域 と 連 携 した 実 践 的 な 防 災 教 育 を 中 心 とした 指 導 を 行 う 実 施 に 当 たって 登 下 校 園 時 など 校 園 外 も 含 めたあらゆる 場 面 を 想 定 しつつ 授 業 等 による 指 導 や 避 難 訓 練 等 の 体 験 的 学 習 の 充 実 に 努 める (2) 指 導 者 に 対 する 防 災 教 育 指 導 のための 手 引 書 等 の 作 成 配 布 及 び 避 難 救 助 等 に 関 する 研 修 会 を 通 して 指 導 者 への 防 災 教 育 を 行 い 資 質 向 上 を 図 る 4 地 域 住 民 に 対 する 防 災 意 識 の 啓 発 普 及 教 育 委 員 会 及 び 社 会 教 育 関 係 機 関 は 住 民 向 けの 各 種 講 座 で 防 災 に 関 する 内 容 を 取 り 入 れ 地 域 住 民 に 対 する 防 災 意 識 の 啓 発 普 及 を 図 る 5 防 災 担 当 主 任 等 町 及 び 教 育 委 員 会 は 防 災 教 育 及 び 防 災 体 制 の 充 実 のために 県 内 全 ての 公 立 学 校 に 防 災 主 任 を 配 置 するとともに 地 域 の 拠 点 となる 学 校 には 市 町 村 単 位 で 防 災 担 当 主 幹 教 諭 を 配 置 し 防 災 教 育 計 画 の 立 案 実 践 及 び 校 内 研 修 の 企 画 実 施 を 行 い 防 災 教 育 の 推 進 や 学 校 の 防 災 機 能 の 整 備 を 図 る 6 防 災 に 関 する 教 育 の 充 実 町 及 び 教 育 委 員 会 は みやぎ 学 校 安 全 基 本 指 針 を 基 にして 学 校 における 体 系 的 な 防 災 教 育 に 関 する 指 導 内 容 の 整 理 防 災 意 識 の 向 上 に 向 けた 学 校 教 育 の 現 場 における 取 組 方 針 や 指 導 の 手 引 き 等 の 整 備 防 災 教 育 のための 指 導 時 間 の 確 保 など 防 災 に 関 する 教 育 の 充 実 に 努 める 7 防 災 教 育 及 び 防 災 体 制 の 推 進 町 及 び 教 育 委 員 会 は 各 学 校 等 において 防 災 主 任 防 災 担 当 主 幹 教 諭 を 中 心 に 学 校 防 災 計 画 や 学 校 防 災 マニュアルの 策 定 が 行 われるよう 促 すとともに 児 童 生 徒 等 への 防 災 意 識 の 内 面 化 や 校 内 研 修 の 企 画 実 施 など 防 災 教 育 及 び 防 災 体 制 の 推 進 について 積 極 的 に 支 援 を 行 う 8 地 震 防 災 上 必 要 な 知 識 の 普 及 町 及 び 教 育 委 員 会 は 生 涯 学 習 内 容 の 中 に 防 災 関 係 の 事 項 を 取 り 上 げるほか 防 災 関 連 の 講 座 等 を 実 施 し 地 震 防 災 上 必 要 な 知 識 の 普 及 に 努 める 第 4 企 業 防 災 の 推 進 町 及 び 加 美 消 防 署 は 事 業 所 に 対 し 自 らの 財 産 の 保 護 や 従 業 員 利 用 者 の 安 全 確 保 を 主 な 内 容 として 定 期 的 に 防 災 教 育 を 行 うよう 指 導 するとともに 防 災 訓 練 等 への 参 加 につい て 呼 びかけを 行 う 事 業 所 における 震 災 対 策 として おおむね 次 の 事 項 について 指 導 する 倒 れたり 落 下 するおそれのある 看 板 ガラス 窓 などはできるだけ 早 く 改 修 するととも に 機 械 類 事 務 機 ロッカー 等 は 動 かないように 壁 や 床 に 固 定 する 消 火 や 避 難 のための 施 設 や 設 備 は 常 時 使 用 できるよう 点 検 整 備 する

45 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 9 節 救 急 医 療 品 や 食 料 品 等 の 非 常 用 品 をあらかじめ 準 備 する 事 業 所 間 の 情 報 伝 達 体 制 消 火 活 動 の 応 援 協 力 体 制 を 整 備 する 従 業 員 に 対 し 屋 内 消 火 栓 及 び 消 火 器 の 使 用 方 法 利 用 者 の 避 難 誘 導 等 について 訓 練 を 行 う 地 域 で 事 業 活 動 を 営 む 地 域 の 一 員 として 地 域 に 貢 献 する 事 業 継 続 計 画 (BCP)の 作 成 に 努 める 第 5 住 民 の 取 り 組 み 地 域 住 民 は 過 去 の 災 害 から 得 られた 教 訓 の 伝 承 に 努 め また 自 らも 災 害 に 備 える 手 段 を 講 じるとともに 自 発 的 な 防 災 活 動 に 参 加 し 防 災 意 識 の 向 上 を 図 る また 自 助 共 助 の 意 識 を 持 ち 一 人 ひとりが 平 常 時 より 災 害 に 対 する 備 えを 心 がけ るとともに 発 災 時 には 自 らの 身 の 安 全 を 守 るよう 行 動 し 災 害 時 には 初 期 消 火 近 隣 の 負 傷 者 を 救 助 するなど 防 災 への 寄 与 に 努 める 1 食 料 飲 料 水 等 の 備 蓄 概 ね1 週 間 分 に 相 当 する 量 の 食 料 及 び 飲 料 水 等 の 備 蓄 非 常 持 出 や 定 期 的 な 点 検 玄 関 や 寝 室 への 配 置 などに 努 める 2 家 具 等 の 転 倒 対 策 家 具 ブロック 塀 等 の 転 倒 防 止 対 策 や 寝 室 等 における 家 具 の 配 置 の 見 直 しなどに 努 める 3 家 族 内 連 絡 体 制 の 構 築 発 災 当 初 の 安 否 確 認 等 による 輻 そうを 回 避 するため 災 害 用 伝 言 板 や 災 害 用 伝 言 ダイヤ ル(171) SNS 等 の 利 用 など 複 数 の 手 段 による 災 害 時 の 家 族 内 の 連 絡 体 制 の 確 保 に 努 め る 4 防 災 訓 練 への 参 加 地 域 で 実 施 する 防 災 訓 練 への 積 極 的 参 加 により 初 期 消 火 など 初 歩 的 な 技 術 の 習 得 や 地 域 内 での 顔 の 見 える 関 係 の 構 築 に 努 める 5 防 災 関 連 設 備 等 の 準 備 非 常 用 持 出 袋 の 準 備 消 火 器 等 消 火 資 機 材 や 住 宅 用 火 災 警 報 器 の 設 置 その 他 防 災 関 連 設 備 等 の 整 備 に 努 める 第 6 防 災 指 導 員 の 養 成 町 は 地 域 防 災 力 の 向 上 を 目 指 し, 地 域 社 会 において リーダーとして 活 躍 する 者 を 養 成 するための 講 習 等 を 開 設 し その 活 動 の 推 進 を 図 る なお 地 域 の 防 災 力 向 上 のためには 女 性 の 参 画 が 重 要 であることから 講 習 等 への 女 性 の 積 極 的 な 参 加 を 促 す 1 目 的 自 治 会 町 内 会 自 主 防 災 組 織 のリーダーや 事 業 所 において 積 極 的 に 震 災 対 策 を 推 進 する 者 など 地 域 の 防 災 の 担 い 手 が 防 災 に 関 する 体 系 的 実 戦 的 な 知 識 技 術 を 習 得 する 2 主 な 講 座 内 容 地 震 災 害 等 に 関 する 基 礎 知 識 地 震 津 波 に 備 えた 防 災 手 法 防 災 ボランティア 被 災 の 形 態 と 災 害 リスク 震 災 対 策 と 地 域 連 携 事 業 継 続 計 画 関 連 等

46 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 10 節 第 10 節 地 震 防 災 訓 練 の 実 施 主 な 実 施 機 関 加 美 町 全 職 員 消 防 団 加 美 消 防 署 加 美 警 察 署 自 主 防 災 組 織 その 他 防 災 関 係 機 関 第 1 目 的 的 確 な 防 災 活 動 を 行 うためには 防 災 に 関 する 知 識 の 普 及 とともに 実 践 的 な 防 災 訓 練 の 積 み 重 ねが 大 きな 役 割 を 発 揮 する 各 防 災 関 係 機 関 は 地 震 発 生 時 に 町 県 関 係 機 関 及 び 地 域 住 民 等 が 連 携 を 図 りながら 初 動 応 急 対 策 が 速 やかに 実 施 できるよう また 防 災 意 識 の 普 及 高 揚 を 図 ることを 目 的 として 地 震 防 災 訓 練 を 行 う 第 2 防 災 訓 練 の 実 施 とフィードバック 1 定 期 的 な 実 施 町 は 定 期 的 な 防 災 訓 練 を 夜 間 等 様 々な 条 件 に 配 慮 し 居 住 地 職 場 学 校 等 において きめ 細 かく 実 施 又 は 行 うよう 指 導 し 訓 練 のシナリオに 緊 急 地 震 速 報 を 取 り 入 れるなど 住 民 にとるべき 身 を 守 る 行 動 や 地 震 発 生 時 の 避 難 行 動 基 本 的 な 防 災 用 資 機 材 の 操 作 方 法 等 の 習 熟 を 図 る 2 地 域 の 実 情 に 応 じた 内 容 町 は 防 災 訓 練 を 少 なくとも 年 1 回 以 上 実 施 し 住 民 が 食 材 を 持 ち 寄 って 炊 き 出 し 訓 練 を 行 うなど 地 域 の 実 情 に 応 じた 内 容 とする また 避 難 行 動 に 支 障 をきたすと 考 えられる 冬 期 における 実 施 についても 配 慮 する 3 目 的 及 び 内 容 の 明 確 な 設 定 町 は 防 災 訓 練 を 行 うに 当 たり 訓 練 の 目 的 を 具 体 的 に 設 定 し 訓 練 内 容 を 明 確 にした 上 で 地 震 及 び 被 害 の 想 定 を 明 らかにするとともに あらかじめ 設 定 した 訓 練 効 果 が 得 られる よう 訓 練 参 加 者 使 用 する 器 材 及 び 実 施 時 間 等 の 訓 練 環 境 などについて 具 体 的 な 設 定 を 行 い 参 加 者 自 身 の 判 断 も 求 められる 内 容 を 盛 り 込 むなど 実 践 的 なものとなるよう 工 夫 する 4 課 題 の 発 見 町 は 災 害 対 応 業 務 に 習 熟 するための 訓 練 に 加 え 訓 練 シナリオに 緊 急 地 震 速 報 を 取 り 入 れるなどにより 対 応 行 動 の 習 熟 に 努 めるなど 課 題 を 発 見 するための 訓 練 の 実 施 にも 努 め る 5 フィードバック 町 は 訓 練 後 には 訓 練 成 果 を 取 りまとめ 課 題 等 を 明 らかにし 必 要 に 応 じ 体 制 等 の 改 善 を 行 うとともに 次 回 の 訓 練 に 反 映 させるよう 努 める

47 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 10 節 第 3 総 合 防 災 訓 練 地 震 災 害 時 には 広 範 囲 にわたりさまざまな 応 急 対 策 を 同 時 に 実 施 する 必 要 があるため 町 及 び 県 防 災 関 係 機 関 関 係 機 関 団 体 事 業 所 住 民 等 による 密 接 な 連 携 が 重 要 である 的 確 な 防 災 活 動 の 実 施 と 連 携 また 住 民 に 対 する 防 災 知 識 の 普 及 及 び 防 災 活 動 能 力 を 高 めるため 総 合 防 災 訓 練 を 実 施 する 総 合 防 災 訓 練 は 8 月 の 最 終 日 曜 日 を 中 心 として 年 1 回 以 上 実 施 する 訓 練 は 人 口 密 集 地 や 防 災 活 動 が 困 難 な 区 域 等 地 域 の 実 情 を 考 慮 しながら 開 催 し 地 域 住 民 の 参 加 はもとより 自 衛 隊 等 防 災 関 係 機 関 本 町 と 災 害 協 定 を 締 結 している 市 ( 山 形 市 及 び 市 川 市 )の 職 員 自 主 防 災 組 織 ボランティア 団 体 等 の 参 加 も 得 ながら 災 害 時 要 援 護 者 への 支 援 男 女 共 同 参 画 への 配 慮 など 重 点 訓 練 項 目 を 明 らかにして 多 くの 住 民 が 参 加 す る 実 践 的 な 訓 練 とするとともに 訓 練 実 施 後 は 訓 練 結 果 について 事 後 検 討 を 行 う 訓 練 内 容 は 次 の 個 別 訓 練 について 調 整 を 取 りながら 総 合 的 に 実 施 する 災 害 対 策 本 部 運 用 訓 練 職 員 招 集 訓 練 通 信 情 報 訓 練 広 報 訓 練 火 災 防 ぎょ 訓 練 緊 急 輸 送 訓 練 公 共 施 設 復 旧 訓 練 ガス 漏 洩 事 故 処 理 訓 練 避 難 訓 練 救 出 救 護 訓 練 警 備 交 通 規 制 訓 練 避 難 所 運 営 訓 練 炊 き 出 し 給 水 訓 練 水 害 防 止 訓 練 自 衛 隊 災 害 派 遣 等 応 援 要 請 訓 練 その 他 第 4 住 民 自 主 防 災 組 織 事 業 所 等 の 訓 練 地 震 災 害 では 建 造 物 の 倒 壊 や 火 災 等 が 同 時 多 発 するため 通 常 の 行 政 の 対 応 能 力 を 超 え ることが 予 想 される 近 年 の 地 震 災 害 対 策 の 例 を 見 ても 付 近 住 民 による 初 期 活 動 が 極 めて 重 要 であり 有 効 で ある 住 民 自 主 防 災 組 織 及 び 事 業 所 等 は 自 らの 身 は 自 らで 守 る 自 らの 地 域 はみんなで 守 る という 基 本 を 忘 れず 行 政 区 単 位 で 住 民 等 の 工 夫 を 取 り 入 れながら 地 域 レベルでの 防 災 訓 練 の 実 施 に 努 める また 避 難 所 の 主 副 の 責 任 者 を 男 女 各 1 名 が 務 めるなど 男 女 双 方 の 視 点 による 運 営 が 図 られるよう 日 頃 から 訓 練 に 努 めるとともに 要 配 慮 者 対 策 も 考 慮 し 適 切 な 活 動 ができる よう 各 種 訓 練 を 行 う 町 及 び 加 美 消 防 署 等 は 住 民 等 が 行 う 訓 練 について 積 極 的 に 協 力 支 援 する 訓 練 内 容 は 初 期 消 火 訓 練 避 難 訓 練 避 難 所 設 置 訓 練 応 急 救 護 訓 練 炊 き 出 し 訓 練 等 を 中 心 に 適 宜 実 行 し あわせて 地 域 の 連 帯 と 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 るものとする

48 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 10 節 第 5 防 災 関 係 機 関 等 の 防 災 訓 練 防 災 関 係 機 関 は 災 害 時 における 自 らの 役 割 を 中 心 に 少 なくとも 年 1 回 以 上 定 期 的 に 防 災 訓 練 を 行 い あるいは 町 の 実 施 する 訓 練 に 積 極 的 に 参 加 することとし 訓 練 実 施 に 際 して は 次 の 事 項 に 配 慮 する 1 実 践 的 かつ 効 果 的 な 訓 練 の 推 進 訓 練 実 施 において 重 要 となる 状 況 設 定 及 び 被 害 想 定 並 びに 応 急 対 策 として 講 じるべき 事 項 (シナリオ)については 過 去 の 大 震 災 の 教 訓 を 踏 まえ より 実 践 的 かつ 起 こり 得 る 最 悪 の 事 態 を 想 定 して 作 成 し 訓 練 を 行 う 2 防 災 関 係 機 関 の 多 数 参 加 連 携 する 訓 練 の 実 施 大 規 模 地 震 の 発 生 時 に 防 災 活 動 の 主 体 となる 防 災 関 係 機 関 は それぞれの 防 災 に 関 する 計 画 に 従 い 訓 練 を 実 施 し 相 互 に 参 加 しあうことを 通 じて 非 常 時 における 組 織 間 の 意 思 の 伝 達 等 を 円 滑 化 し 防 災 活 動 能 力 の 向 上 に 努 める 組 織 を 超 えた 防 災 対 策 を 推 進 していくた めには 各 主 体 単 独 による 訓 練 だけでなく できる 限 り 多 くの 機 関 と 連 携 し 訓 練 の 実 施 を 通 じて 相 互 の 補 完 性 を 高 めていく 3 災 害 被 害 を 軽 減 する 防 災 訓 練 の 工 夫 充 実 住 民 が 積 極 的 に 防 災 訓 練 に 参 加 することや 自 らの 災 害 に 対 する 準 備 を 充 実 させること ができるような 訓 練 内 容 の 工 夫 充 実 に 努 める 4 男 女 共 同 参 画 及 び 要 配 慮 者 の 視 点 に 立 った 訓 練 の 実 施 訓 練 の 実 施 に 当 たっては 男 女 共 同 参 画 の 視 点 を 取 り 入 れ 女 性 の 積 極 的 な 参 加 が 得 られ るよう 努 めるとともに 要 配 慮 者 の 視 点 に 立 ち 要 配 慮 者 本 人 の 参 加 を 得 て 避 難 所 への 避 難 誘 導 訓 練 等 を 行 うことなどに 努 める 5 訓 練 の 客 観 的 な 分 析 評 価 の 実 施 訓 練 終 了 後 には 参 加 者 の 意 見 交 換 訓 練 見 学 者 等 からの 意 見 聴 取 等 を 通 じ 訓 練 の 客 観 的 な 分 析 評 価 を 行 い 課 題 等 を 明 らかにした 上 で 必 要 に 応 じ 訓 練 のあり 方 防 災 マニュア ル 等 の 見 直 し 等 を 行 い 実 効 性 のある 防 災 組 織 体 制 等 の 維 持 整 備 を 図 る 第 6 通 信 関 係 機 関 の 非 常 通 信 訓 練 町 と 東 北 総 合 通 信 局 県 他 市 町 村 及 び 非 常 通 信 協 議 会 を 構 成 する 各 機 関 は 災 害 時 にお ける 防 災 関 係 機 関 相 互 の 通 信 連 絡 を 迅 速 かつ 確 実 に 行 うため 原 則 として 年 1 回 以 上 非 常 通 信 訓 練 を 実 施 する 第 7 学 校 等 の 防 災 訓 練 1 地 震 災 害 を 想 定 し 地 域 保 護 者 と 連 携 した 防 災 訓 練 を 実 施 する 2 校 園 外 活 動 ( 自 然 体 験 学 習 校 外 学 習 を 含 む) 等 で 海 浜 部 を 利 用 する 場 合 は 事 前 に 津 波 防 災 学 習 を 実 施 するとともに 避 難 訓 練 の 実 施 に 努 める 3 避 難 訓 練 を 実 施 する 際 には 障 害 のある 児 童 生 徒 等 も 円 滑 に 避 難 することができるよう

49 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 10 節 配 慮 する 4 学 校 等 が 避 難 場 所 や 避 難 所 となることを 想 定 し 町 は 学 校 等 と 連 携 して 避 難 所 運 営 訓 練 を 実 施 する 第 8 企 業 等 の 防 災 訓 練 1 企 業 等 は 大 規 模 な 地 震 発 生 を 想 定 し 避 難 行 動 や 基 本 的 な 防 災 用 資 機 材 の 操 作 方 法 等 の 習 熟 のための 防 災 訓 練 を 実 施 する 2 避 難 場 所 として 指 定 されている 場 合 は 地 震 発 生 の 際 に 企 業 が 一 時 的 な 避 難 場 所 となる ことを 想 定 し 避 難 場 所 の 運 営 訓 練 を 実 施 する 3 災 害 発 生 時 に 備 え 周 辺 自 治 体 及 び 各 自 治 会 地 域 住 民 の 方 々 並 びに 各 企 業 事 務 所 等 に よる 防 災 被 害 軽 減 のため 地 域 で 助 け 合 う 共 助 の 体 制 を 構 築 するための 合 同 訓 練 の 実 施 に 努 める ( 訓 練 内 容 ) 避 難 訓 練 消 火 訓 練 救 急 救 命 訓 練 災 害 発 生 時 の 安 否 確 認 方 法 災 害 発 生 時 の 対 応 ( 帰 宅 抑 制 事 態 帰 宅 方 法 自 宅 待 機 等 ) 災 害 時 の 危 険 物 有 害 物 の 漏 洩 等 の 対 処 訓 練 災 害 救 助 訓 練 市 町 村 自 治 会 他 企 業 との 合 同 防 災 訓 練 施 設 設 備 使 用 不 能 の 場 合 の 対 応 訓 練

50 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 11 節 第 11 節 地 域 における 防 災 体 制 主 な 実 施 機 関 自 主 防 災 組 織 危 機 管 理 室 加 美 警 察 署 教 育 委 員 会 事 業 所 等 第 1 目 的 大 規 模 地 震 が 発 生 した 場 合 の 被 害 を 最 小 限 に 止 めるためには 地 域 住 民 事 業 所 等 が 連 携 し 迅 速 かつ 的 確 な 行 動 をとることが 不 可 欠 である このため 町 は 地 域 住 民 及 び 事 業 所 による 自 主 防 災 組 織 等 の 育 成 強 化 を 図 り 消 防 団 と これらの 組 織 との 連 携 等 を 通 じて 地 域 コミュニティにおける 防 災 体 制 の 充 実 を 図 る また 研 修 の 実 施 等 による 防 災 リーダーの 育 成 多 様 な 世 代 が 参 加 できるような 環 境 の 整 備 等 により これらの 組 織 活 動 の 日 常 化 や 防 災 訓 練 等 の 実 施 を 促 進 する 第 2 地 域 における 自 主 防 災 組 織 の 果 たすべき 役 割 1 自 主 防 災 組 織 の 必 要 性 大 規 模 地 震 発 生 時 には 消 火 被 災 者 の 救 出 救 護 及 び 避 難 誘 導 等 広 範 囲 な 対 応 が 必 要 とな るが これらすべての 面 において 行 政 が 対 応 することは 極 めて 困 難 となる 地 震 による 被 害 の 防 止 又 は 軽 減 を 図 るためには 住 民 の 自 主 的 な 防 災 活 動 として 出 火 防 止 初 期 消 火 被 災 者 の 救 出 救 護 避 難 等 を 行 うことが 必 要 であり 特 に 要 配 慮 者 の 所 在 を 把 握 し 救 出 救 護 体 制 を 整 備 するなどの 配 慮 が 必 要 である 2 自 主 防 災 組 織 の 活 動 に 当 たって 大 規 模 地 震 発 生 時 における 多 様 な 活 動 を 実 施 するには 住 民 自 らが 自 らの 身 地 域 は 自 らで 守 る という 意 識 の 下 に 行 動 することが 必 要 である また 住 民 自 身 の 地 震 に 対 する 知 識 や 防 災 資 機 材 の 円 滑 な 活 用 が 自 主 防 災 組 織 の 活 動 を 支 えることとなる 第 3 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 1 町 の 役 割 町 は 災 害 対 策 基 本 法 第 5 条 第 2 項 の 規 定 に 基 づき 自 主 防 災 組 織 育 成 の 主 体 として 位 置 付 けられており その 組 織 化 に 積 極 的 に 取 り 組 まなければならない (1) 町 は 自 治 会 町 内 会 等 に 対 する 指 導 助 言 を 積 極 的 に 行 い 組 織 率 の 向 上 と 実 効 ある 自 主 防 災 組 織 の 育 成 に 努 める (2) 町 は 県 と 連 携 し 自 主 防 災 組 織 のリーダー 等 を 育 成 するために 研 修 会 講 習 会 等 を 開 催 するとともに 多 様 な 世 代 が 参 加 できるような 環 境 の 整 備 を 行 い これらの 組 織 の 日 常 化 訓 練 の 実 施 を 促 す その 際 女 性 の 参 画 の 推 進 に 努 める (3) 自 主 防 災 組 織 の 円 滑 な 活 動 を 期 するため 平 常 時 においては 自 主 防 災 組 織 の 研 修 訓 練 の 場 となり 災 害 時 においては 避 難, 備 蓄 等 の 機 能 を 有 する 活 動 の 拠 点 となる 施 設 の 整 備 を 図 るとともに 消 火, 救 助, 救 護 のための 防 災 資 機 材 の 配 備 について 考 慮 する (4) 町 は 地 域 の 自 主 防 災 組 織 と 消 防 団 との 連 携 等 を 通 じて 地 域 コミュニティの 防 災 体 制 の

51 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 11 節 充 実 を 図 るため 防 災 関 係 機 関 と 協 力 し 町 の 自 主 防 災 組 織 連 絡 協 議 会 等 の 設 置 について 検 討 する 2 自 主 防 災 組 織 の 状 況 現 在 町 の 自 主 防 災 組 織 として 行 政 区 を 中 心 とする 自 主 防 災 組 織 が 結 成 されているほ か 主 婦 を 中 心 とした 婦 人 防 火 クラブが 結 成 され 初 期 消 火 訓 練 や 応 急 救 護 訓 練 炊 き 出 し 訓 練 等 を 行 い 防 災 知 識 の 習 得 に 努 めている また 幼 稚 園 児 等 による 幼 年 消 防 クラブが5クラブ 結 成 され 避 難 訓 練 を 行 うとともに 火 災 予 防 について 学 んでいる 自 主 防 災 組 織 等 地 区 名 自 主 防 災 組 織 婦 人 防 火 クラブ 幼 年 消 防 クラブ 計 中 新 田 地 区 小 野 田 地 区 宮 崎 地 区 計 資 料 編 P 自 主 防 災 組 織 第 4 自 主 防 災 組 織 の 活 動 1 平 常 時 の 活 動 (1) 訓 練 の 実 施 等 イ 防 災 訓 練 への 参 加 災 害 が 発 生 したとき 適 切 な 措 置 をとることができるよう 町 及 び 県 等 が 実 施 する 防 災 訓 練 へ 参 加 する ロ 防 災 知 織 の 普 及 災 害 の 発 生 を 防 止 し 被 害 の 軽 減 を 図 るためには 住 民 一 人 ひとりの 日 頃 の 備 え 及 び 災 害 時 の 的 確 な 行 動 が 大 切 であることから 集 会 等 を 利 用 して 防 災 に 対 する 正 しい 知 識 の 普 及 を 図 る ハ 消 火 訓 練 の 実 施 火 災 の 拡 大 延 焼 を 防 ぐため 消 防 用 機 器 を 使 用 して 消 火 に 必 要 な 技 術 等 を 取 得 す る ニ 避 難 訓 練 の 実 施 避 難 場 所 まで 迅 速 かつ 安 全 に 避 難 できるよう 実 施 する ホ 救 出 救 護 訓 練 の 実 施 家 屋 の 倒 壊 やがけ 崩 れ 等 により 下 敷 きになった 者 などの 救 出 活 動 及 び 負 傷 者 などに 対 する 応 急 手 当 の 方 法 等 を 習 得 する (2) 防 災 点 検 の 実 施 災 害 が 発 生 したときに 被 害 の 拡 大 の 原 因 となるものが 多 く 考 えられるため 自 主 防 災 組 織 として 定 期 的 に 地 域 における 防 災 点 検 を 実 施 する (3) 防 災 用 資 機 材 の 整 備 点 検 自 主 防 災 組 織 が 災 害 時 に 速 やかな 応 急 活 動 を 実 施 するため 活 動 に 必 要 な 資 機 材 を

52 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 11 節 組 織 として 整 備 することに 努 め また 整 備 した 資 機 材 については 日 頃 から 点 検 を 実 施 し 非 常 時 の 早 急 な 使 用 に 耐 えるように 保 管 する (4) 避 難 行 動 要 支 援 者 の 情 報 把 握 共 有 要 配 慮 者 のうち 災 害 時 に 自 ら 避 難 することが 困 難 な 者 であって その 円 滑 かつ 迅 速 な 避 難 の 確 保 を 図 るために 特 に 支 援 を 必 要 とする 者 ( 以 下 避 難 行 動 要 支 援 者 という ) を 適 切 に 避 難 誘 導 し 安 否 確 認 を 行 うため 地 域 住 民 や 民 生 委 員 等 の 協 力 を 得 ながら 避 難 行 動 要 支 援 者 の 了 解 を 得 た 上 で 平 常 時 より 避 難 行 動 要 支 援 者 に 関 する 情 報 の 把 握 及 び 関 係 者 との 共 有 に 努 める 2 地 震 発 生 時 の 活 動 (1) 情 報 の 収 集 伝 達 自 主 防 災 組 織 は 地 域 内 に 発 生 した 被 害 の 状 況 を 迅 速 かつ 正 確 に 把 握 して 町 へ 報 告 す るとともに 防 災 関 係 機 関 の 提 供 する 情 報 を 伝 達 して 住 民 の 不 安 を 解 消 し 的 確 な 応 急 活 動 を 実 施 するため あらかじめ 次 の 事 項 を 決 める イ 地 域 内 の 被 害 情 報 の 収 集 方 法 ロ 連 絡 をとる 防 災 関 係 機 関 ハ 防 災 関 係 機 関 との 連 絡 方 法 ニ 防 災 関 係 機 関 の 情 報 を 地 域 住 民 に 伝 達 する 責 任 者 及 びルート (2) 出 火 防 止 及 び 初 期 消 火 家 庭 に 対 しては 火 の 元 の 始 末 など 出 火 防 止 のための 措 置 を 講 じるように 呼 びかける とともに 火 災 が 発 生 した 場 合 消 火 器 水 バケツ 小 型 動 力 ポンプ 等 を 活 用 し 隣 近 所 が 相 互 に 協 力 して 初 期 消 火 に 努 める (3) 救 出 救 護 活 動 の 実 施 崖 崩 れ 建 物 の 倒 壊 等 により 下 敷 きになった 者 等 の 負 傷 者 が 発 生 したときは 自 らの 安 全 を 確 保 しつつ 救 出 用 資 機 材 を 使 用 して 速 やかに 救 出 活 動 を 実 施 する また 自 主 防 災 組 織 をもってしても 救 出 できない 者 については 防 災 関 係 機 関 の 活 動 に 委 ねることになるので 防 災 関 係 機 関 による 救 出 活 動 の 円 滑 な 実 施 に 必 要 な 情 報 の 提 供 等 を 行 う さらに 負 傷 者 に 対 しては 応 急 手 当 を 実 施 するとともに 医 師 の 介 護 を 必 要 とする 者 が あるときは 救 護 所 等 へ 搬 送 する このため 地 域 ごとに 災 害 時 に 利 用 できる 病 院 等 医 療 機 関 を 確 認 しておく (4) 避 難 の 実 施 避 難 勧 告 又 は 避 難 指 示 が 発 令 された 場 合 には 住 民 に 対 して 周 知 徹 底 を 図 り 迅 速 かつ 円 滑 に 避 難 場 所 に 誘 導 する 避 難 の 実 施 に 当 たっては 次 の 点 に 留 意 する イ 避 難 誘 導 責 任 者 は 次 のような 危 険 がないかを 確 認 しながら 実 施 する (イ) 市 街 地 火 災 落 下 物 危 険 物 (ロ) 山 間 部 起 伏 の 多 いところ 崖 崩 れ 地 すべり (ハ) 河 川 決 壊 氾 濫 ロ 円 滑 な 避 難 行 動 がとれるよう 荷 物 はあらかじめ 必 要 最 小 限 度 のものを 用 意 して おく ハ 避 難 行 動 要 支 援 者 に 対 しては 地 域 住 民 の 協 力 のもとに 避 難 させる

53 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 11 節 (5) 給 食 救 援 物 資 の 配 布 及 びその 協 力 自 主 防 災 組 織 としても 炊 き 出 しを 行 うほか 町 が 実 施 する 給 水 救 援 物 資 の 配 布 活 動 に 協 力 する 3 自 主 防 犯 組 織 に 対 する 警 察 の 支 援 加 美 警 察 署 は 地 域 住 民 による 地 域 安 全 活 動 の 中 核 となる 自 主 防 犯 組 織 に 対 して 防 犯 診 断 等 訓 練 の 実 施 防 犯 パトロール 等 地 域 安 全 活 動 の 諸 活 動 に 使 用 する 資 機 材 の 整 備 等 に 関 し 助 成 支 援 を 行 う 第 5 住 民 及 び 事 業 者 による 地 区 内 の 防 災 活 動 の 推 進 町 内 の 一 定 の 地 区 内 の 住 民 及 び 当 該 地 区 に 事 業 所 を 有 する 事 業 者 は 当 該 地 区 における 防 災 力 の 向 上 を 図 るため 共 同 して 防 災 訓 練 の 実 施 物 資 等 の 備 蓄 高 齢 者 等 の 避 難 支 援 体 制 の 構 築 等 自 発 的 な 防 災 活 動 の 推 進 に 努 める この 場 合 必 要 に 応 じて 当 該 地 区 におけ る 自 発 的 な 防 災 活 動 に 関 する 計 画 を 作 成 し これを 地 区 防 災 計 画 の 素 案 として 町 の 防 災 会 議 に 提 案 するなど 町 と 連 携 して 防 災 活 動 を 行 う 町 は 地 域 防 災 計 画 に 地 区 防 災 計 画 を 位 置 付 けるよう 町 内 の 一 定 の 地 区 内 の 住 民 及 び 当 該 地 区 に 事 業 所 を 有 する 事 業 者 から 提 案 を 受 け 必 要 があると 認 めるときは 町 の 地 域 防 災 計 画 に 地 区 防 災 計 画 を 定 める < 自 主 防 災 組 織 の 活 動 班 編 成 > [ 地 域 ] 情 報 班 ( 情 報 の 収 集 伝 達 ) 消 火 班 ( 初 期 消 火 ) 行 政 区 長 救 護 班 ( 救 出 負 傷 者 の 救 護 ) 避 難 誘 導 班 ( 災 害 弱 者 を 含 む 避 難 ) 給 食 班 ( 炊 出 し 給 水 活 動 ) [ 学 校 幼 稚 園 保 育 所 ] 非 常 搬 出 班 ( 非 常 持 ち 出 し 品 書 類 等 の 搬 出 ) 校 長 避 難 誘 導 班 ( 園 児 児 童 生 徒 の 避 難 誘 導 ) 園 長 消 火 班 ( 消 火 機 器 材 による 消 火 作 業 ) 所 長 応 急 救 護 班 ( 救 出 負 傷 者 の 救 護 及 び 救 護 連 絡 ) 通 報 連 絡 班 ( 消 防 署 役 場 教 育 委 員 会 等 への 連 絡 ) [ 事 業 所 等 ] 情 報 連 絡 係 ( 消 防 署 等 への 連 絡 ) 消 火 係 ( 消 火 機 器 材 による 消 火 作 業 ) 事 業 主 避 難 誘 導 係 ( 避 難 誘 導 ) 救 護 係 ( 救 出 負 傷 者 等 の 救 護 及 び 救 護 連 絡 ) 危 険 物 処 理 係 ( 液 化 石 油 ガス 灯 油 等 可 燃 物 の 処 理 )

54 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 12 節 第 12 節 ボランティアの 受 入 れ 主 な 実 施 機 関 町 社 会 福 祉 協 議 会 保 健 福 祉 課 総 務 課 商 工 観 光 課 ほか 第 1 目 的 災 害 においては 救 出 避 難 二 次 災 害 防 止 活 動 のため 多 くの 労 力 を 必 要 とする 一 方 町 職 員 等 防 災 関 係 機 関 の 職 員 も 被 災 者 となり 防 災 対 応 能 力 が 著 しく 低 下 することが 予 想 され る 東 日 本 大 震 災 及 び 近 年 の 各 種 災 害 において ボランティアは 救 援 活 動 等 で 大 きな 役 割 を 果 たした このため 今 後 地 域 団 体 やNPO 等 ( 以 下 ボランティア 関 係 団 体 という )は 社 会 のために 自 らの 時 間 と 技 術 を 自 発 的 かつ 無 報 酬 で 提 供 する という 崇 高 なボランティア 精 神 に 基 づきながら 民 間 レベルでの 横 断 的 な 連 携 を 図 りつつ 組 織 的 な 活 動 ができるよう 努 める 一 方 行 政 機 関 等 及 び 防 災 関 係 機 関 は そのような 民 間 側 の 活 動 に 対 して 側 面 から 積 極 的 に 支 援 していくとともに 自 らも 専 門 的 知 識 や 技 術 を 有 したボランティアの 育 成 等 に 努 め る さらに 災 害 時 におけるボランティア 活 動 の 実 効 性 を 確 保 するため 町 社 会 福 祉 協 議 会 と 協 力 しつつ 民 間 団 体 等 と 行 政 機 関 との 間 で ボランティアの 受 入 れや 登 録 等 に 関 する 機 能 分 担 をあらかじめ 十 分 調 整 する 第 2 ボランティアの 役 割 ボランティアの 役 割 の 主 なものは 次 のとおりである 1 生 活 支 援 に 関 する 業 務 (1) 避 難 所 の 運 営 補 助 (2) 炊 き 出 し, 食 料 等 の 配 布 (3) 救 援 物 資 等 の 仕 分 け, 輸 送 (4) 高 齢 者, 障 害 者 等 の 介 護 補 助 (5) 清 掃 活 動 (6)その 他 被 災 地 での 軽 作 業 2 専 門 的 な 知 識 を 要 する 業 務 (1) 救 護 所 等 での 医 療, 看 護, 保 健 予 防 (2) 被 災 建 築 物 の 応 急 危 険 度 判 定 (3) 被 災 宅 地 の 危 険 度 判 定 (4) 外 国 人 のための 通 訳 (5) 被 災 者 へのメンタルヘルスケア

55 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 12 節 (6) 高 齢 者, 障 害 者 等 への 介 護 (7)アマチュア 無 線 等 を 利 用 した 情 報 通 信 事 務 (8) 公 共 土 木 施 設 の 調 査 等 (9)その 他 専 門 的 な 技 術 知 識 が 必 要 な 業 務 第 3 災 害 ボランティア 活 動 の 環 境 整 備 町 は 日 本 赤 十 字 社 社 会 福 祉 協 議 会 等 やボランティア 関 係 団 体 との 連 携 を 図 り 災 害 時 において 災 害 ボランティア 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう その 活 動 環 境 の 整 備 を 図 る その 際 平 常 時 の 登 録 研 修 制 度 災 害 時 における 災 害 ボランティア 活 動 の 受 入 れや 調 整 を 行 う 体 制 災 害 ボランティア 活 動 の 拠 点 の 確 保 活 動 上 の 安 全 確 保 被 災 者 二 ーズ 等 の 情 報 提 供 方 策 等 について 環 境 整 備 を 推 進 する 第 4 ボランティア 関 係 団 体 との 連 携 ボランティア 組 織 として 町 には ボランティア 友 の 会 ( 事 務 局 : 加 美 町 社 会 福 祉 協 議 会 )があり 全 県 的 には NPO 法 人 みやぎ 災 害 救 援 ボランティアセンター ( 事 務 局 : 宮 城 県 社 会 福 祉 会 館 内 )がある NPO 法 人 みやぎ 災 害 救 援 ボランティアセンターは 阪 神 淡 路 大 震 災 を 教 訓 に 各 種 団 体 学 校 企 業 社 会 福 祉 法 人 社 会 福 祉 協 議 会 個 人 等 が 大 同 団 結 し 平 成 8 年 に 設 置 さ れた 組 織 で 当 面 災 害 ボランティアの 受 付 登 録 企 業 団 体 との 協 定 コーディネータ の 育 成 を 行 い 災 害 時 には 救 援 救 助 を 行 うこととしているほか 今 後 県 社 会 福 祉 協 議 会 が 行 う 福 祉 救 援 ボランテイア 活 動 マニュアルの 策 定 に 協 力 するとともに 災 害 ボランティ アの 活 動 システムの 構 築 等 について 行 政 機 関 等 との 連 携 も 含 め 検 討 していくこととして いる こうしたボランティア 組 織 は 災 害 対 策 について 専 門 的 な 知 識 を 持 つとともに 他 のボ ランティア 関 係 団 体 等 との 交 流 があり 災 害 時 には 非 常 に 大 きな 力 を 発 揮 している 平 常 時 から 町 社 会 福 祉 協 議 会 を 通 じ 行 政 と 各 種 ボランティア 組 織 との 連 携 を 強 化 する 資 料 編 P 災 害 ボランティアセンター 設 置 運 営 資 料 編 P 加 美 町 ボランティア 友 の 会 会 則 名 簿 第 5 受 入 れ 体 制 等 の 整 備 1 ボランティアの 受 入 れ 体 制 づくり 社 会 福 祉 協 議 会 は 厚 生 労 働 省 防 災 業 務 計 画 において 災 害 時 はボランティア 活 動 の 第 一 線 の 拠 点 として 被 災 者 ニーズの 把 握 や 具 体 的 活 動 内 容 の 指 示 必 要 な 物 資 の 提 供 等 を 行 う こととされている ボランティアの 受 け 入 れは 社 会 福 祉 協 議 会 及 びNPO 等 連 携 団 体 が 中 心 となって 速 や かに 災 害 ボランティアセンターが 立 ち 上 げられるよう 平 時 から 行 政 関 係 団 体 等 の 協 力 も 得 ながら 次 のような 準 備 取 り 組 みを 行 う (1)ボランティアコーディネーターの 養 成 災 害 が 発 生 した 場 合 ボランティアが 直 ぐに 活 動 できるように 被 災 者 地 域 住 民 行 政 機 関 とボランティアを 的 確 に 結 びつける 調 整 役 として 平 時 から 災 害 ボランティアコ

56 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 12 節 ーディネーターを 養 成 する また 地 域 の 災 害 ボランティア 活 動 等 に 積 極 的 に 携 わるための 相 談 や 情 報 提 供 等 養 成 後 のフォローアップに 努 めるとともに 県 と 協 力 し 災 害 ボランティアコーディネーター としての 経 験 や 能 力 を 持 つ 人 材 の 確 保 育 成 及 び 連 携 強 化 に 努 める (2)ボランティア 受 入 れ 拠 点 の 整 備 災 害 ボランティアセンターの 設 置 場 所 の 決 定 責 任 者 の 決 定 や 担 当 者 の 役 割 分 担 地 域 住 民 との 連 携 通 信 手 段 の 確 保 や 情 報 の 受 発 信 のルートの 検 討 資 機 材 のリストアップと 調 達 方 法 の 確 認,ボランティアの 受 入 れ 手 順 確 認 や 書 式 の 作 成 活 動 資 金 の 確 保 など 具 体 的 な 準 備 を 行 うとともに 必 要 な 訓 練 を 行 う (3) 受 入 れ 体 制 の 整 備 社 会 福 祉 協 議 会 は ボランティアに 対 するニーズと 活 動 とのマッチングについて あら かじめ 災 害 時 に 想 定 されるボランティア 業 務 の 整 理 を 行 うとともに 必 要 とされるボラ ンティアの 活 動 内 容 をホームページ 等 で 情 報 発 信 するための 環 境 整 備 やボランティアの 事 前 登 録 制 度 の 活 用 などにより ボランティア 受 入 のための 体 制 を 構 築 するよう 努 める (4) 災 害 ボランティア 関 係 団 体 とのネットワークの 整 備 災 害 ボランティア 活 動 支 援 体 制 に 関 する 定 期 的 な 検 討 情 報 交 換 等 を 行 う 場 として 行 政 機 関 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 NPO ボランティア 団 体 等 とのネットワークを 構 築 する (5) 赤 十 字 防 災 ボランティア の 受 け 入 れ 体 制 の 整 備 大 規 模 地 震 災 害 時 等 においては 行 政 等 の 救 護 機 関 だけによらず 自 主 的 できめ 細 かな ボランティア 活 動 が 必 要 となってくる 場 合 がある 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 では 災 害 発 生 後 災 害 の 規 模 等 を 考 慮 した 上 で, 赤 十 字 防 災 ボランティアセンターの 設 置 を 決 定 する 本 町 においては 大 規 模 災 害 発 生 時 に 日 本 赤 十 字 社 宮 城 支 部 との 調 整 の 下 に 災 害 救 援 活 動 を 行 うために 登 録 された 赤 十 字 防 災 ボランティア の 受 け 入 れ 体 制 を 整 備 する 2 行 政 の 支 援 (1)NPO 等 との 連 携 町 は 災 害 ボランティアの 受 け 入 れに 必 要 な 環 境 整 備 やリーダーの 養 成 などの 体 制 づ くりを 社 会 福 祉 協 議 会 NPO 支 援 組 織 等 と 連 携 して 実 施 するとともに 必 要 な 活 動 支 援 を 行 う また 災 害 時 に 活 動 が 期 待 されるボランティア 関 係 団 体 との 協 働 を 視 野 に 入 れ 必 要 な 調 整 支 援 を 行 う (2)ボランティアの 育 成 等 町 社 会 福 祉 協 議 会 は 平 常 時 からボランティアの 育 成 及 び 受 入 れ 活 動 体 制 の 整 備 を 行 うこととし 町 はこれに 協 力 する 町 社 会 福 祉 協 議 会 は 1 月 17 日 の 防 災 ボランティアの 日 6 月 12 日 の 県 民 防 災 の 日 9 月 1 日 の 防 災 の 日 等 の 機 会 を 利 用 し 住 民 及 び 中 学 高 校 生 企 業 等 に 対 して 広 報 誌 やパンフレット 等 を 配 布 し ボランティア 養 成 講 習 会 等 の 周 知 を 図 り ボラ ンティアの 育 成 に 努 め 保 健 福 祉 課 はこれに 協 力 する

57 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 12 節 3 活 動 体 制 の 整 備 町 社 会 福 祉 協 議 会 は 災 害 時 のボランティア 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 町 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 ボランティア 団 体 等 と 連 携 し ボランティアの 災 害 時 の 補 償 など 安 心 して 活 動 できる 環 境 の 整 備 ボランティアリーダーの 養 成 活 動 拠 点 の 整 備 防 災 活 動 用 資 機 材 等 の 整 備 を 行 う また 平 常 時 より 福 祉 等 のボランティアを 行 っている 者 を 中 心 に 災 害 時 のボランティア 登 録 制 度 の 検 討 を 行 う 4 受 入 れ 窓 口 災 害 時 におけるボランティアの 受 入 れ 窓 口 は 社 会 福 祉 協 議 会 に 一 元 化 して 行 う 必 要 に 応 じ 加 美 町 災 害 ボランティアセンター を 設 置 し その 受 入 れ 体 制 を 整 備 する ボランティアの 登 録 は 一 般 ボランティア 組 織 化 されたボランティア 単 純 労 役 の 提 供 専 門 技 術 の 提 供 等 に 分 けて 行 い 活 動 の 内 容 不 足 人 員 ボランティア 活 動 期 間 等 によ り 調 整 しながら 適 切 な 人 員 配 備 に 努 める 5 ボランティアニーズの 提 供 災 害 時 においては 町 は 被 災 者 が 必 要 としている 活 動 内 容 や 住 民 の 要 望 等 についての 情 報 を 受 入 れ 窓 口 等 に 積 極 的 に 提 供 するとともに 町 社 会 福 祉 協 議 会 及 びボランティア 活 動 団 体 等 と 密 接 に 連 携 支 援 し 迅 速 な 応 急 活 動 等 を 実 施 する

58 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 13 節 第 13 節 企 業 等 の 防 災 対 策 の 推 進 主 な 実 施 機 関 ひと しごと 支 援 室 総 務 課 危 機 管 理 室 企 業 等 第 1 目 的 企 業 等 は 自 ら 防 災 組 織 を 結 成 するなどして 防 災 訓 練 に 努 めるほか 地 域 と 連 携 した 実 践 的 な 訓 練 を 実 施 し 地 域 防 災 力 の 向 上 に 寄 与 する 第 2 企 業 等 の 役 割 1 企 業 等 の 活 動 (1) 企 業 等 の 防 災 上 の 位 置 づけ 企 業 等 は 直 接 の 防 災 関 係 機 関 ではないが 地 震 発 生 の 際 には 組 織 自 らが 被 害 を 受 ける おそれがあることから 企 業 各 々の 防 災 知 識 等 の 普 及 は 重 要 である また 災 害 時 の 企 業 の 果 たす 役 割 ( 生 命 の 安 全 確 保 二 次 災 害 の 防 止 事 業 の 継 続 地 域 貢 献 地 域 との 共 生 )を 十 分 に 認 識 し 防 災 活 動 を 推 進 する 必 要 がある (2) 事 業 継 続 上 の 取 組 の 実 施 企 業 等 は 災 害 時 に 重 要 業 務 を 継 続 するための 事 業 継 続 計 画 (BCP)を 策 定 運 用 す るよう 努 める また 防 災 体 制 の 整 備, 防 災 訓 練 の 実 施 事 業 所 の 耐 震 化 予 想 被 害 からの 事 業 復 旧 計 画 策 定 各 計 画 の 点 検 見 直 し 燃 料 電 力 等 の 重 要 なライフラインの 供 給 不 足 への 対 応 の 手 順 化 引 先 とのサプライチェーンの 確 保 等 を 行 うなど 事 業 継 続 上 の 取 組 の 継 続 的 な 実 施 力 の 向 上 に 努 める (3) 事 業 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 事 業 継 続 計 画 (BCP)においては 災 害 発 生 後 の 緊 急 時 対 応 ( 人 命 救 助 安 否 安 全 確 認 等 )と 復 旧 対 応 ( 片 付 け 施 設 設 備 復 旧 等 )を 峻 別 し 規 定 するとともに 平 常 時 から 継 続 して 対 応 すべき 業 務 についても 配 慮 したものとする 2 町 及 び 防 災 関 係 機 関 の 役 割 (1) 防 災 に 関 するアドバイスの 実 施 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 企 業 を 地 域 コミュニティの 一 員 としてとらえ 地 域 の 防 災 訓 練 等 への 積 極 的 参 加 を 呼 びかけ 防 災 に 関 するアドバイスを 行 う (2) 企 業 防 災 の 取 組 支 援 町 は 企 業 防 災 の 取 組 に 資 する 情 報 の 提 供 等 を 進 めるとともに 企 業 防 災 分 野 の 進 展 に 伴 って 増 大 することになる 事 業 継 続 計 画 (BCP) 策 定 等 に 向 けた 企 業 からのニーズへの 対 応 に 取 り 組 む (3) 企 業 の 防 災 力 向 上 対 策 町 は 企 業 のトップから 一 般 職 員 に 至 る 職 員 の 防 災 意 識 の 高 揚 を 図 るとともに 優 良 企

59 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 13 節 業 表 彰 企 業 の 防 災 に 係 る 取 組 の 積 極 的 評 価 等 により 企 業 の 防 災 力 向 上 の 促 進 を 図 る 第 3 企 業 等 の 防 災 組 織 企 業 等 は 従 業 員 利 用 者 等 の 安 全 を 守 るとともに 地 域 における 災 害 が 拡 大 することの ないよう 的 確 な 防 災 活 動 を 行 う 必 要 がある 特 に 大 規 模 な 地 震 災 害 が 発 生 した 場 合 には 行 政 や 地 域 住 民 のみならず 企 業 等 におけ る 組 織 的 な 応 急 活 動 が 災 害 の 拡 大 を 防 ぐ 上 で 重 要 である このため 企 業 等 は 自 衛 消 防 組 織 等 を 編 成 し 関 係 地 域 の 自 主 防 災 組 織 と 連 携 を 図 りな がら 地 域 の 安 全 の 確 保 に 積 極 的 に 努 める 企 業 等 における 防 災 対 策 及 び 防 災 活 動 は おおむね 次 の 事 項 について それぞれの 実 情 に 応 じて 行 う 1 防 災 訓 練 2 従 業 員 等 の 防 災 教 育 3 情 報 の 収 集 伝 達 体 制 の 確 立 4 火 災 その 他 災 害 予 防 対 策 5 避 難 対 策 の 確 立 6 応 急 救 護 7 飲 料 水 食 料 生 活 必 需 品 など 災 害 時 に 必 要 な 物 資 の 確 保 8 施 設 耐 震 化 の 推 進 9 施 設 の 地 域 避 難 所 としての 提 供 10 地 元 消 防 団 との 連 携 協 力 11 コンピュータシステム 及 びデータのバックアップ 12 大 型 の 什 器 備 品 の 固 定

60 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 14 節 第 14 節 情 報 通 信 網 の 整 備 主 な 実 施 機 関 総 務 課 危 機 管 理 室 各 支 所 企 画 財 政 課 第 1 目 的 大 規 模 震 災 時 には 固 定 一 般 回 線 や 携 帯 電 話 が 不 通 あるいは 発 信 規 制 やふくそうといっ た 事 態 が 予 想 されることから 本 町 は 県 及 び 防 災 関 係 機 関 と 協 力 して 情 報 の 収 集 伝 達 手 段 の 複 数 化 ネットワークの 多 ルート 化 やシステムのIT 化 を 積 極 的 に 進 めるとともに 防 災 通 信 網 の 確 保 整 備 充 実 及 び 施 設 の 耐 震 化 や 通 信 専 用 の 非 常 電 源 の 確 保 サーバの 負 荷 分 散 を 図 り 災 害 発 生 時 の 応 急 対 策 を 迅 速 に 推 進 する 第 2 情 報 通 信 網 の 整 備 1 情 報 伝 達 ルートの 多 重 化 町 は 県 及 び 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 災 害 時 における 緊 急 情 報 連 絡 を 確 保 するため 無 線 通 信 ネットワークの 整 備 拡 充 の 推 進 及 び 相 互 接 続 等 によるネットワーク 間 の 連 携 の 確 保 を 図 るとともに 有 無 線 系 地 上 系 衛 星 系 等 による 伝 送 路 の 多 ルート 化 及 び 関 連 装 置 の 二 重 化 を 推 進 する 特 に 消 防 団 員 等 を 含 む 地 域 の 防 災 関 係 者 への 確 実 かつ 迅 速 な 情 報 伝 達 手 段 の 充 実 を 図 るよう 努 める 2 町 防 災 行 政 無 線 の 整 備 拡 充 (1) 町 防 災 行 政 無 線 等 の 導 入 町 は 大 規 模 災 害 時 における 住 民 等 への 情 報 提 供 や 被 害 情 報 等 の 収 集 伝 達 手 段 として 必 要 に 応 じ 同 報 無 線 や 町 防 災 行 政 無 線 等 の 導 入 に 努 める (2) 全 国 瞬 時 警 報 システムの 活 用 町 は 防 災 行 政 無 線 設 備 を 整 備 しており 消 防 庁 より 伝 達 される 土 砂 災 害 警 戒 情 報 や 竜 巻 注 意 情 報 等 の 防 災 情 報 を 自 動 受 信 する 全 国 瞬 時 警 報 システム(J-ALERT)からの 災 害 情 報 を 速 やかに 住 民 へ 周 知 するよう 努 める (3) 町 防 災 行 政 無 線 等 の 整 備 災 害 時 における 通 信 設 備 として 役 場 庁 舎 を 基 地 局 とする 市 町 村 防 災 行 政 無 線 は 非 常 に 有 効 であるため 設 備 の 拡 充 を 行 う また 災 害 の 状 況 により 町 の 災 害 対 策 本 部 の 設 置 場 所 の 変 更 等 を 考 慮 し 移 動 基 地 局 設 備 の 拡 充 を 行 う 資 料 編 P 加 美 町 防 災 行 政 無 線 局 一 覧 資 料 編 P 防 災 無 線 専 用 番 号 表 (4) 県 防 災 行 政 無 線 等 の 整 備 県 及 び 他 の 市 町 村 防 災 関 係 機 関 との 災 害 情 報 通 信 のため 県 防 災 行 政 無 線 があり 現 在

61 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 14 節 総 合 防 災 情 報 システム(MIDORI) により 気 象 情 報 の 提 供 や 被 害 状 況 の 報 告 行 政 連 絡 等 が 行 われている このシステムに 平 成 8 年 度 に 震 度 情 報 ネットワークシステ ムが 整 備 されたことで 本 町 役 場 敷 地 内 また 各 支 所 敷 地 内 にある 震 度 計 の 情 報 が 瞬 時 に 県 及 び 消 防 庁 に 伝 達 され 大 規 模 災 害 時 等 における 初 動 体 制 や 応 援 体 制 の 迅 速 化 が 進 ん でいる また 県 町 消 防 機 関 等 との 緊 急 情 報 連 絡 体 制 を 強 化 するため 地 域 衛 星 通 信 ネット ワークシステム 事 業 により 衛 星 系 及 び 地 上 系 の 防 災 行 政 無 線 を 平 成 12 年 に 整 備 運 用 している 3 職 員 参 集 等 防 災 システムの 整 備 町 は 災 害 時 における 迅 速 な 災 害 情 報 収 集 体 制 を 図 るため 県 で 整 備 した 震 度 情 報 ネット ワークシステム 等 を 利 用 し 町 職 員 が 緊 急 的 に 自 主 参 集 できるシステムの 構 築 を 検 討 する とともに 発 災 初 動 時 における 情 報 収 集 連 絡 体 制 の 確 立 に 努 める 4 地 域 住 民 等 に 対 する 通 信 手 段 の 整 備 (1) 地 域 住 民 等 からの 情 報 収 集 体 制 の 整 備 町 は 県 と 連 携 して 災 害 発 生 時 の 被 災 状 況 や 問 題 発 生 状 況 を 幅 広 く 迅 速 に 把 握 するた め 衛 星 携 帯 電 話 衛 星 通 信, 電 子 メール 防 災 行 政 無 線 等 の 通 信 手 段 を 活 用 し 民 間 企 業 報 道 機 関 住 民 等 からの 情 報 等 の 多 様 な 災 害 関 連 情 報 等 の 収 集 体 制 の 整 備 に 努 める (2) 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 町 は 災 害 時 の 情 報 伝 達 手 段 として 防 災 行 政 無 線 のみならず 県 が 計 画 する 公 共 情 報 コモンズを 介 し NHK 民 報 放 送 CATV 大 崎 市 のコミュニティFM 等 のメディア への 情 報 配 信 や 活 用 への 働 きかけ 携 帯 電 話 ( 緊 急 速 報 メール 機 能 を 含 む )のエリアメ ール データ 放 送 等 のほか 各 種 ボランティアの 協 力 等 について 検 討 し 災 害 時 における 多 様 な 通 信 連 絡 手 段 の 整 備 充 実 に 努 める (3) 要 配 慮 者 への 配 慮 町 は 各 種 福 祉 関 連 団 体 と 協 同 し 高 齢 者 でも 扱 える 携 帯 端 末 (ワンタッチボタン G PS 機 能 付 ) デジタルサイネージ( 情 報 が 常 に 流 れているもの)の 他 聴 覚 障 害 者 向 け の 文 字 情 報 によるラジオ 放 送 視 覚 障 害 者 向 けの 受 信 メールを 読 み 上 げる 携 帯 電 話 肢 体 不 自 由 者 向 けのフリーハンド 用 機 器 を 備 えた 携 帯 電 話 等 要 配 慮 者 個 々の 特 性 に 配 慮 し た 通 信 手 段 の 普 及 に 努 める 5 孤 立 想 定 地 域 の 通 信 手 段 の 確 保 町 は 地 震 による 道 路 寸 断 時 に 孤 立 が 予 想 される 地 域 において 災 害 時 優 先 電 話 衛 星 携 帯 電 話 等 の 公 衆 通 信 網 のみならず 町 防 災 行 政 無 線 簡 易 無 線 機 等 の 多 様 な 通 信 手 段 の 確 保 に 努 め 防 災 訓 練 等 を 通 じ 通 信 機 器 や 非 常 用 電 源 の 使 用 方 法 の 習 熟 に 努 める 6 非 常 用 電 源 の 確 保 町 は 非 常 災 害 時 の 通 信 の 確 保 を 図 るため 通 信 専 用 のバッテリー 等 の 非 常 用 電 源 設 備 を 整 備 するとともに 燃 料 の 確 保 が 困 難 な 場 合 を 考 慮 し 非 常 用 の 燃 料 確 保 に 努 める また 無 線 設 備 や 非 常 用 電 源 設 備 の 保 守 点 検 の 実 施 と 的 確 な 操 作 の 徹 底 専 門 的 な 知 見 技 術 を 基 に 耐 震 性 のある 堅 固 な 場 所 への 設 置 等 に 努 める 7 大 容 量 データ 処 理 への 対 応 町 は 災 害 時 における 画 像 等 の 大 容 量 データの 通 信 を 可 能 とするため 通 信 ネットワーク の 体 系 的 な 整 備 に 努 めるとともに 大 量 のデータ 処 理 によるサーバ 負 荷 の 軽 減 のため サー

62 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 14 節 バの 分 散 を 図 るよう 努 める なお サーバについては データのバックアップや 非 常 用 電 源 設 備 の 確 保 を 図 るととも に 耐 震 性 のある 堅 固 な 場 所 への 設 置 に 努 める 第 3 その 他 通 信 網 の 整 備 インターネットを 活 用 し 情 報 の 収 集 伝 達 が 可 能 になるなど 通 信 メディアの 発 達 は 著 しいものがある パソコン 通 信 大 崎 市 のコミュニティFM エリアメール 等 多 様 な 通 信 メディアについて 検 討 し 応 急 物 資 の 調 達 や 避 難 に 関 する 情 報 ボランティア 情 報 等 災 害 対 策 での 有 効 的 な 利 用 を 図 る 第 4 代 替 設 備 の 整 備 災 害 情 報 の 管 理 や 災 害 対 策 に 必 要 な 住 民 情 報 及 び 災 害 対 策 本 部 の 設 置 場 所 等 はすべて 役 場 を 中 心 とするが 庁 舎 及 び 設 備 の 老 朽 化 を 考 慮 し 通 信 設 備 等 の 複 合 化 及 び 多 ルート 化 また 各 種 データの 保 管 等 について 検 討 を 行 う また 新 しい 通 信 システム 等 の 導 入 により 設 備 の 操 作 等 も 専 門 的 複 雑 化 することが 予 想 されるため 町 職 員 に 対 しては 通 信 設 備 の 使 用 方 法 等 について 日 頃 から 研 修 する 機 会 を 設 け その 習 熟 を 図 る また 災 害 時 の 停 電 に 備 え 無 停 電 電 源 装 置 直 流 電 源 装 置 非 常 用 発 電 設 備 等 の 整 備 を 行 う 県 総 合 防 災 情 報 システム(MIDORI)イメージ 図 地 震 計 公 衆 (INS) 回 線 宮 城 県 ( 情 報 管 理 室 危 機 管 理 センター) 仙 台 管 区 気 象 台 L-ADESS アメダス 観 測 情 報 河 川 水 位 雨 量 観 測 MIRAI ( 河 川 流 域 情 報 システム) 河 川 水 位 観 測 情 報 雨 量 観 測 情 報 水 防 警 報 専 用 LAN 総 合 防 災 情 報 システム MIDORI 専 用 回 線 天 気 予 報 気 象 予 警 報 送 信 受 信 装 置 (ハ ソコン) みやぎハイハ ーウエフ 無 線 TEL FAX 電 話 回 線 気 象 庁 MIDORI 地 域 衛 星 震 度 表 端 末 通 信 端 末 示 装 置 消 防 庁 加 美 町 ( 震 度 4 以 上 ) ( 総 務 課 )

63 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 15 節 第 15 節 職 員 の 配 備 体 制 主 な 実 施 機 関 加 美 町 全 職 員 防 災 関 係 機 関 第 1 目 的 町 内 において 地 震 により 災 害 が 発 生 し または 発 生 するおそれがある 場 合 には 町 県 及 び 防 災 関 係 機 関 は その 機 能 の 全 てを 挙 げて 迅 速 に 災 害 応 急 対 策 を 推 進 するため また 優 先 度 の 高 い 通 常 業 務 の 継 続 のため 災 害 の 規 模 に 応 じて 必 要 な 職 員 を 配 備 動 員 し その 活 動 体 制 に 万 全 を 期 す このため 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 県 と 連 携 しつつ 平 常 時 から 組 織 ごとの 配 備 動 員 計 画 や 業 務 継 続 計 画 について 定 める なお 休 日 夜 間 等 の 勤 務 時 間 外 の 参 集 体 制 についても 本 節 において 同 様 に 定 める 第 2 町 の 配 備 体 制 1 災 害 対 策 本 部 (1) 災 害 対 策 本 部 の 組 織 運 用 町 災 害 対 策 本 部 の 組 織 は 加 美 町 災 害 対 策 本 部 条 例 及 び 加 美 町 災 害 対 策 本 部 要 綱 に 基 づき 策 定 したマニュアルを 活 用 し 町 災 害 対 策 本 部 の 体 制 運 用 を 行 う 本 部 会 議 本 部 長 副 本 部 長 町 長 副 町 長 本 部 員 教 育 長 総 務 課 長 保 健 福 祉 課 長 町 民 課 長 建 設 課 長 農 林 課 長 上 下 水 道 課 長 各 支 所 長 消 防 団 長 その 他 町 長 が 認 めるもの 各 支 所 役 場 各 施 設 現 地 災 害 対 策 本 部

64 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 15 節 (2) 指 揮 命 令 系 統 町 長 が 不 在 等 により 災 害 対 策 本 部 長 として 指 揮 を 執 れない 場 合 副 町 長 総 務 課 長 の 順 に 指 揮 を 執 る 各 課 所 又 は 館 長 が 指 揮 を 執 れない 場 合 課 長 補 佐 副 所 館 長 がこれ に 代 わる 各 活 動 体 制 の 発 令 者 及 び 代 決 者 体 制 発 令 者 代 決 者 1 代 決 者 2 警 戒 配 備 (0 号 配 備 ) 危 機 管 理 室 長 危 機 管 理 室 長 補 佐 危 機 管 理 室 消 防 係 長 警 戒 本 部 (1 号 配 備 ) 総 務 課 長 危 機 管 理 室 長 危 機 管 理 室 長 補 佐 特 別 警 戒 本 部 (2 号 配 備 ) 副 町 長 総 務 課 長 危 機 管 理 室 長 災 害 対 策 本 部 (3 号 配 備 ) 町 長 副 町 長 総 務 課 長 (3) 災 害 対 策 本 部 の 設 置 及 び 廃 止 町 災 害 対 策 本 部 は 町 内 に 相 当 規 模 以 上 の 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 において 町 長 が 必 要 と 認 めたときに 設 置 (ただし 町 内 で 震 度 6 弱 以 上 を 観 測 する 地 震 が 発 生 したときは 自 動 的 に 設 置 する)し 災 害 の 危 機 が 解 消 し 又 は 災 害 に 対 する 応 急 対 策 がおおむね 完 了 したと 町 長 が 認 めたときに 廃 止 する そのために 平 常 時 から 自 動 設 置 となる 場 合 と 町 長 が 必 要 と 認 めた 場 合 における 指 示 系 統 をあらかじめ 周 知 してお く なお 設 置 又 は 廃 止 した 場 合 は その 旨 を 直 ちに 公 表 するとともに 町 災 害 対 策 本 部 の 標 識 を 町 災 害 対 策 本 部 事 務 局 前 に 掲 示 又 は 撤 去 する (4) 本 部 の 運 営 次 の 組 織 を 運 営 するに 当 たって 平 常 時 から 各 組 織 の 構 成 メンバー 設 置 する 際 の 連 絡 系 統 等 についてあらかじめ 周 知 しておく イ 本 部 会 議 本 部 長 は 本 部 長 副 本 部 長 及 び 本 部 員 で 構 成 する 本 部 会 議 を 開 催 し 災 害 予 防 及 び 災 害 応 急 対 策 に 関 する 重 要 事 項 を 協 議 決 定 する ロ 部 部 は 本 庁 における 災 害 対 策 活 動 組 織 として 本 部 会 議 の 決 定 した 方 針 に 基 づき 災 害 対 策 業 務 を 行 う ハ 現 地 災 害 対 策 本 部 本 部 長 は 局 地 災 害 の 応 急 対 策 を 強 力 に 推 進 するため 特 に 必 要 があると 認 めるとき 町 災 害 対 策 本 部 に 現 地 災 害 対 策 本 部 を 設 置 し 災 害 地 にあって 当 該 災 害 対 策 本 部 の 事 務 の 一 部 を 行 う 二 非 常 ( 緊 急 ) 災 害 現 地 対 策 本 部 との 連 携 町 災 害 対 策 本 部 は 県 国 が 非 常 ( 緊 急 ) 災 害 現 地 対 策 本 部 を 設 置 したときは 当 該 現 地 対 策 本 部 と 密 接 な 連 携 を 図 り 適 切 な 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 努 める

65 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 15 節 2 警 戒 本 部 特 別 警 戒 本 部 町 内 で 震 度 5 強 を 観 測 し かつ 被 害 が 発 生 した 時 には 警 戒 本 部 を 設 置 する また 震 度 6 弱 を 観 測 した 時 には 特 別 警 戒 本 部 を 自 動 的 に 設 置 し 災 害 応 急 対 策 を 実 施 す る (1) 警 戒 本 部 特 別 警 戒 本 部 の 組 織 運 用 警 戒 本 部 特 別 警 戒 本 部 の 組 織 は 加 美 町 災 害 対 策 本 部 条 例 及 び 加 美 町 災 害 対 策 本 部 要 綱 に 基 づき 策 定 したマニュアルを 活 用 し 体 制 運 用 を 行 う (2) 指 揮 命 令 系 統 職 員 の 動 員 基 準 は 町 長 または 副 町 長 が 配 備 体 制 を 決 定 するほか 震 度 階 級 等 に 応 じ た 動 員 基 準 を 明 確 にすることにより 招 集 を 簡 略 化 する 副 町 長 が 警 戒 配 備 の 必 要 性 を 認 めた 場 合 の 配 備 は 総 務 課 長 は 副 町 長 から 警 戒 配 備 の 指 示 を 受 け 課 長 等 に 連 絡 する 課 長 等 は 必 要 人 員 を 招 集 確 保 する また 町 内 で 震 度 5 弱 の 地 震 が 観 測 されたときは 本 部 員 ( 1)が 所 属 する 課 等 の 係 長 等 以 上 ( 2)の 職 員 は 自 主 的 に 出 勤 することを 原 則 とし この 場 合 には 課 長 等 か らの 招 集 連 絡 等 は 行 わない その 他 の 職 員 は 必 要 に 応 じて 課 長 等 が 連 絡 し 招 集 する ( 1) 本 部 員 : 教 育 長 総 務 課 長 小 野 田 支 所 長 宮 崎 支 所 長 保 健 福 祉 課 長 建 設 課 長 農 林 課 長 町 民 課 長 上 下 水 道 課 長 ( 2) 係 長 等 以 上 課 長 園 長 参 事 副 館 長 係 長 所 長 室 長 課 長 補 佐 副 所 長 主 査 館 長 専 門 監 室 長 補 佐 次 長 主 任 支 所 長 事 務 局 長 副 参 事 主 幹 (3) 警 戒 本 部 の 設 置 及 び 廃 止 警 戒 本 部 が 設 置 された 場 合 は 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 連 絡 及 び 応 急 対 策 を 実 施 す る また 設 置 したときは 県 及 び 防 災 関 係 機 関 住 民 に 報 告 周 知 する なお 被 害 等 が 発 生 している 場 合 は 被 害 状 況 の 変 化 により 特 別 警 戒 本 部 の 設 置 に 移 行 できる 態 勢 を 想 定 しておくこととする 警 戒 本 部 は 災 害 の 危 機 が 解 消 し 又 は 災 害 に 対 する 応 急 対 策 がおおむね 完 了 したと 副 町 長 が 認 めたときに 廃 止 する 3 町 職 員 の 動 員 配 備 警 戒 配 備 及 び 特 別 警 戒 配 備 に 関 する 職 員 の 動 員 については 次 のとおりである (1) 勤 務 時 間 内 の 職 員 の 動 員 勤 務 時 間 内 の 職 員 の 動 員 は 自 主 的 に 災 害 警 戒 本 部 等 の 設 置 を 認 識 することとする が 情 報 伝 達 の 確 実 性 を 確 保 するため その 伝 達 方 法 については 庁 内 放 送 口 頭 電 話 連 絡 メールによるものとする (2) 勤 務 時 間 外 の 自 主 配 備 休 日 夜 間 等 勤 務 時 間 外 に 上 記 配 備 本 部 設 置 等 に 該 当 する 災 害 等 が 発 生 し あるい は 発 生 するおそれがある 場 合 各 々 所 定 の 人 員 は 自 主 的 に 登 庁 し 配 備 につく

66 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 15 節 (3) 配 備 体 制 町 職 員 の 配 備 体 制 の 基 準 及 び 内 容 をあらかじめ 定 めておくとともに 基 準 に 対 応 し た 所 要 の 職 員 の 配 備 を 定 めておく 配 備 基 準 配 備 体 制 基 準 参 集 職 員 の 範 囲 本 部 の 設 置 1 大 雨 洪 水 等 の 警 報 が 発 表 されたとき 本 部 員 ( 1) 2 町 内 で 震 度 5 弱 の 地 震 が 観 測 されたとき が 所 属 する 課 警 戒 配 備 (0 号 配 備 ) [ 発 令 者 : 危 機 管 理 室 長 ] 3 大 雨 洪 水 等 の 注 意 報 が 発 表 され 災 害 の 発 生 が 予 想 されるとき 又 は 災 害 が 発 生 したとき 4 近 隣 の 活 火 山 に 噴 火 警 報 ( 火 口 周 辺 ) ( 警 戒 事 項 : 火 口 周 辺 危 険 ) 又 は( 警 戒 事 項 : 入 山 危 険 )が 発 表 され 等 の 係 長 等 以 上 の 職 員 なし たとき 5 その 他 危 機 管 理 室 長 が 必 要 と 認 めたとき 1 県 内 で 震 度 5 強 の 地 震 が 観 測 され 被 害 が 発 生 し 全 ての 課 所 たとき 館 教 育 委 員 会 2 台 風 による 災 害 が 予 想 されるとき の 係 長 等 以 上 警 戒 本 部 (1 号 配 備 ) 本 部 長 : 総 務 課 長 3 大 雨 洪 水 等 の 警 報 が 発 表 され 広 範 囲 にわたる 災 害 の 発 生 が 予 想 される 時 又 は 被 害 が 発 生 したとき 4 大 雨 暴 風 暴 風 雪 大 雪 特 別 警 報 が 発 表 されたと き 所 要 人 員 は 課 長 等 が 召 集 警 戒 本 部 の 設 置 5 近 隣 の 活 火 山 に 特 別 警 報 噴 火 警 報 ( 居 住 地 域 )( 警 戒 事 項 : 居 住 地 域 厳 重 警 戒 )が 発 表 されたとき 6 その 他 特 に 総 務 課 長 が 必 要 と 認 めたとき 特 別 警 戒 本 部 1 町 内 で 震 度 6 弱 の 地 震 が 観 測 されたとき 特 別 警 戒 本 部 (2 号 配 備 ) 2 その 他 特 に 副 町 長 が 必 要 と 認 めたとき の 設 置 本 部 長 : 副 町 長 召 集 免 除 者 を 1 町 内 で 震 度 6 弱 以 上 の 地 震 が 観 測 されたとき 災 害 対 策 本 部 除 く 全 職 員 2 大 雨 等 の 特 別 警 報 が 発 表 されたとき 災 害 対 策 本 部 (3 号 配 備 ) 3 災 害 が 発 生 し 又 は 災 害 が 発 生 するおそれがある の 設 置 本 部 長 : 町 長 場 合 において 町 長 が 必 要 と 認 めたとき ( 1) 本 部 員 : 教 育 長 総 務 課 長 小 野 田 支 所 長 宮 崎 支 所 長 保 健 福 祉 課 長 建 設 課 長 農 林 課 長 町 民 課 長 上 下 水 道 課 長 4 水 防 本 部 水 防 本 部 は 水 防 法 ( 昭 和 24 年 法 律 第 193 条 ) 第 7 条 の 規 定 に 基 づき 町 が 定 めた 加 美 町 水 防 計 画 により 洪 水 等 による 水 害 を 警 戒 し 防 ぎょするため 設 置 し 水 防 応 急 対 策 を 実 施 する ただし 町 災 害 対 策 本 部 が 設 置 されたときは その 組 織 に 統 合 される

67 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 15 節 第 3 防 災 関 係 機 関 等 の 配 備 体 制 1 防 災 関 係 機 関 の 体 制 整 備 地 震 による 災 害 が 発 生 し 又 は 発 生 するおそれがある 場 合 防 災 関 係 機 関 は 必 要 な 職 員 を 動 員 し 町 と 相 互 に 協 力 の 上 総 合 的 な 防 災 対 策 の 推 進 を 図 るため 法 令 防 災 業 務 計 画 県 地 域 防 災 計 画 町 地 域 防 災 計 画 等 の 定 めるところにより その 所 掌 事 務 に 関 する 災 害 応 急 対 策 を 速 やかに 実 施 できる 体 制 を 整 備 する 2 町 災 害 対 策 本 部 への 要 員 派 遣 体 制 の 整 備 防 災 関 係 機 関 は 各 防 災 関 係 機 関 間 の 連 携 を 確 保 するため 必 要 に 応 じて 町 災 害 対 策 本 部 への 要 員 の 派 遣 について あらかじめ 定 めておく 3 災 害 時 要 援 護 者 関 連 施 設 の 体 制 整 備 病 院 不 特 定 多 数 の 集 客 施 設 老 人 ホーム 等 災 害 時 要 援 護 者 収 容 施 設 公 営 住 宅 教 育 施 設 等 の 管 理 者 大 規 模 地 震 災 害 に 備 えて 職 員 の 緊 急 配 備 体 制 を 整 備 する 第 4 防 災 担 当 職 員 の 育 成 町 及 び 防 災 関 係 機 関 等 は 専 門 的 知 見 を 有 する 防 災 担 当 職 員 の 確 保 及 び 育 成 について 検 討 する 第 5 人 材 確 保 対 策 町 は 発 災 後 の 円 滑 な 応 急 対 応 復 旧 復 興 のため 退 職 者 ( 自 衛 隊 等 の 国 の 機 関 の 退 職 者 も 含 む)の 活 用 等 の 人 材 確 保 方 策 をあらかじめ 整 えるように 努 める 第 6 マニュアルの 作 成 町 及 び 防 災 関 係 機 関 等 は 災 害 発 生 時 に 講 ずべき 対 策 等 を 体 系 的 に 整 理 した 応 急 活 動 の ためのマニュアルを 作 成 し 職 員 に 周 知 するとともに 定 期 的 に 訓 練 を 行 い 活 動 手 順 使 用 する 資 機 材 や 装 備 の 使 用 方 法 等 の 習 熟 他 の 職 員 機 関 等 との 連 携 等 について 徹 底 を 図 る 第 7 業 務 継 続 計 画 (BCP) 1 業 務 継 続 性 の 確 保 (1) 業 務 継 続 計 画 (BCP)の 策 定 町 及 び 防 災 関 係 機 関 地 震 発 生 時 の 災 害 応 急 対 策 等 の 実 施 や 優 先 度 の 高 い 通 常 業 務 の 継 続 のため 災 害 時 に 必 要 となる 人 員 や 資 機 材 等 を 必 要 な 場 所 に 的 確 に 投 入 するための 事 前 の 準 備 体 制 と 事 後 の 対 応 力 の 強 化 を 図 る 必 要 があることから 業 務 継 続 計 画 (BC P)の 策 定 等 により 業 務 継 続 性 の 確 保 を 図 る (2) 業 務 継 続 体 制 の 確 保 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 実 効 性 ある 業 務 継 続 体 制 を 確 保 するため 食 料 等 必 要 な 資 源 の 継 続 的 な 確 保 定 期 的 な 教 育 訓 練 点 検 等 の 実 施 訓 練 等 を 通 じた 経 験 の 蓄 積 や 状 況 の 変 化 等 に 応 じた 体 制 の 見 直 し 代 替 施 設 等 の 検 討 などを 行 う (3) 業 務 継 続 体 制 の 検 証 町 は 定 期 的 に 防 災 訓 練 や 業 務 継 続 体 制 の 点 検 評 価 及 び 検 証 を 行 い 必 要 に 応 じて 業 務 継 続 計 画 の 見 直 しを 行 う

68 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 15 節 2 電 源 及 び 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 対 策 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は それぞれの 機 関 の 主 要 な 施 設 設 備 において 自 家 発 電 設 備 等 の 整 備 を 図 り 十 分 な 期 間 の 発 電 を 可 能 とするための 燃 料 の 備 蓄 や 通 信 途 絶 時 に 備 えた 衛 星 携 帯 電 話 の 整 備 等 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 に 努 める 3 データ 管 理 の 徹 底 東 日 本 大 震 災 時 に 住 民 基 本 台 帳 ネットワークシステムの 本 人 確 認 の 情 報 が 役 立 ったこ とを 踏 まえ 町 は 復 興 の 円 滑 化 のため 戸 籍 住 民 基 本 台 帳 不 動 産 登 記 地 籍 公 共 施 設 地 下 埋 設 物 等 の 情 報 及 び 測 量 図 面 等 データの 整 備 保 存 並 びにバックアップ 体 制 の 強 化 等 による 重 要 データの 消 失 を 防 止 するとともに これらを 扱 う 情 報 システムを 継 続 的 に 維 持 稼 働 させることができるよう 整 備 保 全 を 図 る 4 職 員 のメンタルヘルスケア 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 災 害 への 対 応 が 長 期 に 渡 ることを 鑑 み 職 員 のメンタルチェック をきめ 細 かに 行 えるよう 予 め 体 制 を 検 討 する

69 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 16 節 第 16 節 防 災 拠 点 等 の 整 備 充 実 主 な 実 施 機 関 総 務 課 危 機 管 理 室 建 設 課 教 育 委 員 会 第 1 目 的 震 災 時 における 防 災 対 策 を 推 進 する 上 で 重 要 となる 防 災 拠 点 等 について 早 急 に 整 備 拡 充 を 図 る また 災 害 時 に 必 要 となる 防 災 物 資 資 機 材 等 の 整 備 については 防 災 活 動 拠 点 と 関 連 づ けて 整 備 拡 充 を 図 る 第 2 防 災 拠 点 の 整 備 及 び 連 携 1 町 は 庁 舎 の 耐 震 化 及 び 大 規 模 地 震 災 害 時 の 災 害 対 策 本 部 機 能 の 代 替 性 の 確 保 に 努 める また 災 害 現 場 での 災 害 応 急 活 動 が 迅 速 かつ 円 滑 に 実 施 されるように 行 政 区 単 位 で 集 会 所 公 民 館 等 のコミュニティ 防 災 活 動 拠 点 の 整 備 充 実 にも 努 める 2 防 災 関 係 機 関 は 災 害 対 策 を 講 じる 上 で 重 要 となる 拠 点 の 耐 震 化 を 図 るとともに 迅 速 かつ 的 確 な 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 必 要 となる 防 災 活 動 拠 点 の 整 備 充 実 に 努 める 第 3 防 災 拠 点 機 能 の 確 保 充 実 1 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は それぞれの 機 関 の 防 災 中 枢 機 能 を 果 たす 施 設 設 備 の 充 実 及 び 災 害 に 対 する 安 全 性 の 確 保 総 合 的 な 防 災 機 能 を 有 する 拠 点 街 区 の 整 備 推 進 に 努 めると ともに 保 有 する 施 設 設 備 について 代 替 エネルギーシステムの 活 用 を 含 め 自 家 発 電 設 備 LPガス 災 害 用 バルク 燃 料 貯 蔵 設 備 等 の 整 備 や 十 分 な 期 間 の 発 電 が 可 能 となるよう な 燃 料 の 備 蓄 等 を 行 い 平 常 時 から 点 検 訓 練 等 に 努 める また 町 内 のガソリンスタンド 等 と 災 害 協 定 を 締 結 して 非 常 時 における 燃 料 の 優 先 的 な 確 保 に 努 める 2 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 防 災 拠 点 施 設 において 物 資 の 供 給 が 相 当 困 難 な 場 合 を 想 定 し た 食 料 飲 料 水 燃 料 等 の 適 切 な 備 蓄 調 達 輸 送 体 制 の 整 備 通 信 途 絶 時 に 備 えた 衛 星 携 帯 電 話 等 の 非 常 用 通 信 手 段 の 確 保 を 図 る 3 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 庁 舎 等 の 防 災 拠 点 について 被 災 した 場 合 の 代 替 拠 点 等 バック アップ 対 策 について 検 討 する また これらの 代 替 施 設 においても 最 低 限 必 要 な 対 応 ができるよう 衛 星 携 帯 電 話 等 の 通 信 設 備 の 設 置 や 非 常 用 発 電 機 の 燃 料 確 保 の 方 法 について 検 討 する 4 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 災 害 時 に 地 域 住 民 が 避 難 してくることも 想 定 し 食 料 飲 料 水 物 資 医 薬 品 などの 備 蓄 を 行 うとともに 避 難 してくる 住 民 への 支 援 策 を 検 討 するよう 努 める 5 町 は 県 及 び 防 災 関 係 機 関 等 と 機 関 相 互 の 応 援 が 円 滑 に 行 えるよう 警 察 消 防 自 衛 隊 等 の 部 隊 の 展 開 宿 営 の 拠 点 ヘリポート 物 資 搬 送 設 備 等 の 救 援 活 動 拠 点 の 確 保 に 努 める

70 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 16 節 とともに 候 補 地 のリスト 化 を 図 る 資 料 編 P 臨 時 ヘリポートの 適 地 場 所 第 4 防 災 用 資 機 材 等 の 整 備 充 実 1 町 が 整 備 する 資 機 材 (1) 防 災 用 資 機 材 応 急 活 動 用 資 機 材 の 整 備 充 実 について 防 災 活 動 拠 点 の 整 備 と 関 連 づけて 整 備 充 実 を 図 る また 災 害 時 の 自 主 防 災 組 織 の 円 滑 な 活 動 に 必 要 な 防 災 資 機 材 の 整 備 充 実 にも 努 める (2) 水 防 用 資 機 材 地 震 災 害 時 における 水 防 用 資 機 材 の 充 実 強 化 を 図 るとともに 二 次 災 害 等 被 害 の 拡 大 防 止 に 資 する 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図 る (3) 防 災 特 殊 車 両 等 災 害 対 策 に 必 要 な 車 両 等 の 整 備 充 実 を 図 る (4) 化 学 消 火 薬 剤 等 化 学 消 火 薬 剤 等 の 備 蓄 に 努 める なお 関 係 機 関 団 体 等 が 保 持 している 防 災 用 資 機 材 についても 災 害 時 に 速 やかに 調 達 活 用 できるよう 施 設 の 相 互 利 用 も 含 め 協 定 を 締 結 し あらかじめ 連 携 応 援 体 制 の 整 備 に 努 める 2 防 災 関 係 機 関 迅 速 かつ 的 確 な 災 害 応 急 対 策 の 実 施 に 当 たり 必 要 となる 防 災 用 資 機 材 の 整 備 充 実 を 図 る 第 5 防 災 用 資 機 材 の 確 保 対 策 1 地 域 内 での 確 保 対 策 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 燃 料 発 電 機 建 設 機 械 等 の 応 急 復 旧 活 動 時 に 有 用 な 資 機 材 が 地 域 内 で 確 保 できるよう 努 めるとともに 地 域 内 の 備 蓄 量 供 給 事 業 者 の 保 有 量 を 把 握 した 上 で 不 足 が 懸 念 される 場 合 には 関 係 機 関 や 民 間 事 業 者 との 連 携 に 努 める 2 備 蓄 困 難 な 資 機 材 の 確 保 対 策 町 は 支 援 物 資 を 取 り 扱 う 業 者 一 覧 の 作 成 や 仮 設 トイレ ハウスなどの 備 蓄 困 難 な 資 機 材 に 対 するメーカー 等 との 災 害 協 定 の 締 結 を 行 い 備 蓄 困 難 な 資 機 材 が 確 保 できるように 努 める 3 防 災 用 備 蓄 拠 点 の 整 備 町 は スーパー ホームセンター コンビニエンスストア 生 活 協 同 組 合 等 の 小 売 業 に 係 る 流 通 業 者 及 び 物 流 業 者 と 協 定 を 締 結 し 緊 急 用 物 資 の 備 蓄 拠 点 の 確 保 及 び 物 流 体 制 の 構 築 を 図 る 4 救 助 用 重 機 の 確 保 対 策 町 は 都 市 部 における 地 震 災 害 において 倒 壊 建 築 物 からの 人 命 救 助 に 建 設 用 大 型 重 機 が 必 要 となるため 地 元 建 設 業 者 等 と 協 定 を 締 結 し 災 害 時 におけるこれら 大 型 重 機 の 確 保 に 努 める また 農 業 用 の 重 機 についても 農 業 経 営 者 等 からの 確 保 に 努 める

71 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 17 節 第 17 節 相 互 応 援 体 制 の 整 備 主 な 実 施 機 関 総 務 課 危 機 管 理 室 保 健 福 祉 課 第 1 目 的 大 規 模 地 震 災 害 時 には その 業 務 量 と 時 間 的 制 約 等 により 町 の 防 災 対 応 能 力 では 迅 速 かつ 的 確 な 応 急 対 策 の 実 施 が 困 難 となる 場 合 があることから 迅 速 かつ 的 確 な 防 災 対 策 を 実 施 するに 当 たって 被 災 していない 地 域 の 機 関 等 の 協 力 が 必 要 となる このため 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 県 や 他 の 地 方 公 共 団 体 等 との 広 域 的 相 互 応 援 体 制 の 整 備 充 実 を 図 る 相 互 応 援 協 定 の 締 結 に 当 たっては 近 隣 の 地 方 公 共 団 体 に 加 えて 大 規 模 な 地 震 災 害 等 に よる 同 時 被 災 を 避 ける 観 点 から 遠 方 に 所 在 する 地 方 公 共 団 体 との 間 の 協 定 締 結 も 考 慮 す るとともに 多 種 多 様 な 団 体 との 災 害 時 の 応 援 協 定 の 締 結 を 推 進 する 第 2 相 互 応 援 体 制 の 整 備 1 受 入 れ 体 制 の 整 備 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 災 害 の 規 模 や 披 災 地 のニーズに 応 じて 円 滑 に 県 他 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 から 応 援 を 受 けることができるよう 地 域 防 災 計 画 等 に 応 援 計 画 や 受 援 計 画 を それぞれ 位 置 付 け 応 援 先 受 援 先 の 指 定 応 援 受 援 に 関 する 連 絡 要 請 の 手 順 災 害 対 策 本 部 との 役 割 分 担 連 絡 調 整 体 制 応 援 機 関 の 活 動 拠 点 応 援 要 員 の 集 合 配 置 体 制 や 資 機 材 等 の 集 積 輸 送 体 制 等 について 必 要 な 準 備 を 整 える 2 協 定 の 締 結 人 の 生 命 を 守 るための 災 害 応 急 対 策 は 時 間 との 競 争 であるため 町 及 び 防 災 関 係 機 関 等 は 平 素 から 関 係 機 関 間 で 協 定 を 締 結 するなど 計 画 の 具 体 化 及 び 連 携 の 強 化 を 推 進 し 災 害 発 生 時 に 各 実 施 主 体 が 迅 速 かつ 効 果 的 に 対 応 できるよう 努 める 3 外 部 専 門 家 による 支 援 体 制 の 構 築 町 及 び 防 災 関 係 機 関 は 緊 急 時 に 外 部 の 専 門 家 等 の 意 見 支 援 を 活 用 できるような 仕 組 み を 平 常 時 から 構 築 することに 努 める 第 3 市 町 村 間 の 応 援 協 定 1 相 互 応 援 協 定 の 締 結 等 町 の 行 政 機 能 の 喪 失 又 は 著 しい 低 下 への 対 策 も 含 め 市 町 村 間 相 互 の 応 援 協 力 活 動 等 が 円 滑 に 行 われるように 町 は 必 要 に 応 じて 事 前 に 災 害 時 の 相 互 応 援 に 関 する 協 定 を 締 結 す るなど その 体 制 を 整 備 する 相 互 応 援 協 定 を 締 結 する 場 合 次 の 事 項 に 留 意 し 実 践 的 な 内 容 にする (1) 連 絡 体 制 の 確 保

72 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 17 節 イ 災 害 時 における 連 絡 担 当 部 局 の 選 定 ロ 夜 間 における 連 絡 体 制 の 確 保 (2) 円 滑 な 応 援 要 請 イ 主 な 応 援 要 請 事 項 の 選 定 ロ 被 害 情 報 等 の 応 援 実 施 に 必 要 となる 情 報 の 伝 達 2 県 内 全 市 町 村 間 の 相 互 応 援 協 定 町 県 及 び 他 市 町 村 は 災 害 時 における 宮 城 県 市 町 村 相 互 応 援 協 定 に 基 づき 平 常 時 から 連 携 強 化 を 図 り 相 互 応 援 体 制 の 確 立 に 努 める 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 に 宮 城 県 内 の 市 町 村 消 防 の 一 部 事 務 組 合 が その 行 政 区 域 を 越 えて 人 命 の 救 助 と 被 害 の 軽 減 を 図 ることを 目 的 に 締 結 ( 平 成 4 年 4 月 1 日 実 施 )し た 町 は 県 及 び 他 市 町 村 と 調 整 の 上 市 町 村 の 相 互 応 援 が 円 滑 に 進 むよう 配 慮 する 応 援 活 動 の 対 象 は 次 のとおりである 地 震 風 水 害 山 林 地 域 での 林 野 火 災 大 災 害 高 層 建 築 物 の 火 災 航 空 機 事 故 列 車 事 故 等 の 大 規 模 または 特 殊 な 救 急 救 助 事 故 3 遠 方 の 市 町 村 間 の 相 互 応 援 協 定 町 は 相 互 応 援 協 定 の 締 結 に 当 たり 近 隣 の 市 町 村 に 加 え 大 規 模 な 災 害 等 による 同 時 被 災 を 避 ける 観 点 から 遠 方 に 所 在 する 山 形 県 山 形 市 千 葉 県 市 川 市 及 び 山 形 県 尾 花 沢 市 との 間 に 協 定 を 締 結 している 4 訓 練 及 び 情 報 交 換 の 実 施 相 互 応 援 体 制 の 強 化 充 実 に 資 するため 必 要 に 応 じ 協 定 締 結 市 町 村 間 での 平 常 時 におけ る 訓 練 及 び 災 害 時 の 具 体 の 応 援 等 に 係 る 情 報 交 換 を 行 う 5 後 方 支 援 体 制 の 構 築 町 は 必 要 に 応 じ 被 災 時 に 周 辺 市 町 村 が 後 方 支 援 を 担 える 体 制 となるよう あらかじめ 相 互 に 協 定 を 結 び それぞれにおいて, 後 方 支 援 基 地 として 位 置 付 けるなど 必 要 な 準 備 を 整 える 第 4 県 による 応 援 の 受 入 れ 体 制 の 構 築 1 県 による 応 援 受 入 れ 体 制 の 確 立 (1) 受 入 れ 体 制 の 構 築 県 は 被 災 による 市 町 村 機 能 の 低 下 などにより 情 報 収 集 や 救 助 活 動 に 支 障 をきたす 場 合 等 を 想 定 し 各 地 方 振 興 事 務 所 地 域 事 務 所 職 員 を 中 心 とした 被 災 地 への 派 遣 など 独 自 の 情 報 収 集 体 制 を 構 築 する 必 要 があることなどから 災 害 対 策 本 部 地 方 支 部 や 地 域 部 現 地 災 害 対 策 本 部 の 円 滑 かつ 効 果 的 な 運 用 方 法 等 について 検 討 するとともに 防 災 資 機 材 の 備 蓄 他 の 市 町 村 都 道 府 県 等 からの 人 的 物 的 支 援 の 受 入 れ 等 の 支 援 体 制 を 構 築 す る 町 は 県 による 応 援 の 受 入 れ 体 制 を 整 備 する (2) 大 規 模 災 害 発 生 時 等 の 対 応 県 は 市 町 村 からの 要 請 に 応 じ 各 種 の 支 援 を 実 施 するほか 大 規 模 な 災 害 の 発 生 等 によ り 必 要 と 認 める 場 合 には 市 町 村 からの 応 援 要 請 を 待 たずに 必 要 な 支 援 を 行 う

73 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 17 節 町 は 県 による 支 援 の 受 入 れ 体 制 を 整 備 する 2 連 携 体 制 の 構 築 町 は 県 への 応 援 要 求 が 迅 速 に 行 えるよう あらかじめ 県 と 要 請 の 手 順 連 絡 調 整 窓 口 連 絡 の 方 法 を 取 り 決 めておくとともに 連 絡 先 の 共 有 を 徹 底 しておくなど 必 要 な 準 備 を 整 える 3 応 援 体 制 の 強 化 町 県 及 び 他 市 町 村 は 大 規 模 災 害 が 発 生 した 際 の 被 災 市 町 村 への 応 援 を 迅 速 かつ 的 確 に 実 施 できるよう 県 市 町 村 合 同 での 総 合 防 災 訓 練 などにおいて 応 援 体 制 を 検 証 し さらな る 連 携 の 強 化 を 図 る 第 5 消 防 機 関 における 消 防 相 互 応 援 体 制 等 の 整 備 大 規 模 地 震 災 害 時 には 被 災 地 の 地 方 公 共 団 体 だけで 全 ての 対 策 を 実 施 することは 困 難 であり 隣 接 する 地 方 公 共 団 体 もまた 同 時 に 大 きな 被 害 を 受 ける 可 能 性 があるため 県 内 外 の 地 方 公 共 団 体 間 の 広 域 的 な 消 防 相 互 応 援 体 制 の 拡 充 を 図 る 必 要 がある 1 大 崎 地 方 消 防 相 互 応 援 協 定 消 防 組 織 法 第 39 条 に 基 づく 消 防 の 相 互 応 援 協 定 で 大 崎 地 方 1 市 4 町 で 締 結 している ( 昭 和 41 年 9 月 1 日 締 結 ) 応 援 の 要 請 は 町 長 が 電 話 等 により 直 接 他 の 市 町 村 長 に 要 請 を 行 う 要 請 を 受 けた 市 町 村 長 は 速 やかに 応 援 隊 を 派 遣 するものとし 災 害 の 状 況 等 により 派 遣 できないときは その 旨 を 遅 滞 なく 連 絡 する ア 応 援 要 請 を 行 うときは 次 の 事 項 を 明 らかにして 要 請 する 災 害 の 種 別 災 害 発 生 場 所 所 要 人 員 及 び 必 要 資 機 材 等 応 援 隊 引 受 場 所 その 他 イ 応 援 隊 を 派 遣 する 場 合 は 次 の 事 項 を 要 請 先 の 市 町 村 に 通 報 する 出 動 時 刻 出 動 人 員 及 び 機 材 数 到 着 予 定 時 刻 応 援 を 要 請 した 町 長 または 消 防 団 長 は 応 援 隊 の 引 受 場 所 に 誘 導 員 を 待 機 させ 迅 速 な 誘 導 を 行 うとともに 応 援 隊 の 指 揮 をとる 資 料 編 P 古 川 地 方 消 防 相 互 応 援 協 定 書 2 災 害 時 における 宮 城 県 市 町 村 相 互 応 援 協 定 等 県 においては 宮 城 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 宮 城 県 広 域 航 空 消 防 応 援 協 定 及 び 宮 城 県 防 災 ヘリコプターを 使 用 した 大 規 模 特 殊 災 害 時 における 広 域 航 空 消 防 応 援 に 関 する 協 定 を 締 結 し 県 内 における 広 域 応 援 体 制 の 整 備 を 推 進 しているところであり 町 は 大 規 模 災 害 時 等 において 県 との 連 携 を 進 める

74 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 17 節 (1) 県 に 対 する 応 援 要 請 宮 城 県 内 の 市 町 村 において 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 第 2 条 第 1 号 に 規 定 する 災 害 が 発 生 し 被 災 市 町 村 が 個 別 に 締 結 している 相 互 応 援 協 定 に 基 づく 応 援 の みでは 十 分 な 応 急 措 置 及 び 応 急 対 策 並 びに 復 旧 対 策 等 を 実 施 することが 困 難 な 場 合 に おいて 町 は 県 に 対 して 応 援 要 請 を 行 う ( 平 成 16 年 7 月 26 日 締 結 平 成 16 年 8 月 1 日 施 行 ) 応 援 の 内 容 は 次 のとおり ア 物 資 資 機 材 の 提 供 に 関 する 応 援 イ 職 員 の 派 遣 に 関 する 応 援 ウ 前 各 号 に 掲 げるもののほか 特 に 要 請 のあった 事 項 (2) 宮 城 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 大 規 模 災 害 が 発 生 した 場 合 に 宮 城 県 内 の 市 町 村 消 防 の 一 部 事 務 組 合 が その 行 政 区 域 を 越 えて 人 命 の 救 助 と 被 害 の 軽 減 を 図 ることを 目 的 に 締 結 ( 平 成 4 年 4 月 1 日 実 施 ) 応 援 活 動 の 対 象 は 次 のとおり 地 震 風 水 害 山 林 地 域 での 林 野 火 災 大 災 害 高 層 建 築 物 の 火 災 航 空 機 事 故 列 車 事 故 等 の 大 規 模 または 特 殊 な 救 急 救 助 事 故 資 料 編 P 宮 城 県 広 域 消 防 相 互 応 援 協 定 書 (3) 宮 城 県 が 締 結 している 応 援 協 定 等 県 は 広 域 的 な 地 方 公 共 団 体 間 の 消 防 相 互 応 援 体 制 を 確 立 するため 次 の 応 援 協 定 を 締 結 している イ 宮 城 県 広 域 航 空 消 防 応 援 協 定 ロ 宮 城 県 内 航 空 消 防 応 援 協 定 ハ 大 規 模 災 害 時 の 北 海 道 東 北 8 道 県 相 互 応 援 に 関 する 協 定 ニ 全 国 都 道 府 県 における 災 害 時 の 広 域 応 援 に 関 する 協 定 資 料 編 P 宮 城 県 広 域 航 空 消 防 応 援 協 定 書 資 料 編 P 宮 城 県 内 航 空 消 防 応 援 協 定 (4) 緊 急 消 防 援 助 隊 災 害 発 生 初 期 の 救 援 活 動 を 迅 速 に 行 うため 各 都 道 府 県 に 設 置 された 全 国 規 模 の 組 織 で 総 務 省 消 防 庁 長 官 の 要 請 に 基 づき 出 動 する 宮 城 県 の 代 表 消 防 機 関 は 仙 台 市 消 防 局 で 大 崎 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 から 宮 城 県 隊 指 揮 隊 1 隊 消 火 隊 5 隊 救 助 隊 1 隊 救 急 隊 2 隊 特 殊 装 備 小 隊 1 隊 及 び 後 方 支 援 隊 1 隊 合 計 11 隊 が 登 録 されている

75 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 17 節 3 その 他 の 応 援 協 定 等 (1) 災 害 時 における 加 美 町 と 中 新 田 古 川 郵 便 局 の 協 力 に 関 する 協 定 町 と 郵 便 局 が 災 害 時 に 相 互 協 力 することに 合 意 しており その 内 容 は 次 のとおり イ 連 絡 責 任 者 町 : 危 機 管 理 室 長 郵 便 局 : 中 新 田 郵 便 局 長 ロ 郵 便 局 が 実 施 する 事 項 災 害 救 助 法 の 適 用 時 における 郵 便 為 替 貯 金 及 び 簡 易 保 険 の 郵 便 事 業 にかかる 災 害 特 別 事 務 取 扱 い 及 び 援 護 対 策 郵 便 局 ネットワークを 活 用 した 広 報 活 動 ハ 町 と 郵 便 局 が 実 施 する 事 項 それぞれが 収 集 した 被 災 町 民 の 避 難 連 絡 先 及 び 被 災 状 況 に 関 する 情 報 の 相 互 提 供 及 び 確 認 二 災 害 時 の 協 力 要 請 緊 急 車 両 として 郵 便 局 の 車 両 の 提 供 避 難 所 における 臨 時 の 郵 便 差 出 箱 の 設 置 資 料 編 P 災 害 発 生 時 における 加 美 町 と 中 新 田 郵 便 局 及 び 古 川 郵 便 局 の 協 力 に 関 する 協 定 書 (2) 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 災 害 時 相 互 応 援 計 画 水 道 災 害 が 発 生 した 場 合 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 内 の 被 災 事 業 体 が 速 やかに 給 水 能 力 を 回 復 できるよう 県 支 部 会 員 相 互 間 で 応 援 活 動 を 行 う ( 応 援 活 動 の 内 容 ) 応 急 給 水 応 急 復 旧 応 急 用 資 材 の 提 供 漏 水 調 査 工 事 業 者 のあっせん 等 資 料 編 P 日 本 水 道 協 会 宮 城 県 支 部 災 害 時 相 互 応 援 計 画 (3) 災 害 時 におけるLPガス 等 供 給 協 力 に 関 する 協 定 宮 城 県 大 崎 地 区 LPガス 協 議 会 及 び 一 般 社 団 法 人 宮 城 県 LPガス 協 会 は 災 害 時 にお けるLPガスの 供 給 及 びこれに 付 随 する 資 機 材 の 調 達 確 保 に 関 し 町 の 要 請 に 対 して 優 先 的 に 協 力 を 行 う 資 料 編 P 災 害 時 におけるLPガス 等 供 給 協 力 に 関 する 協 定 書 第 6 医 療 相 互 応 援 体 制 の 整 備 県 は 医 療 の 応 援 について 近 隣 都 道 府 県 間 における 協 定 の 締 結 を 促 進 する 等 医 療 活 動 相 互 応 援 体 制 を 整 備 するとともに 災 害 派 遣 医 療 チーム(DMAT)の 充 実 強 化 や 実 践 的 な 訓 練 等 を 通 じて 救 急 医 療 活 動 等 の 支 援 体 制 の 整 備 に 努 めているところであり 町 は 大 規 模 災 害 時 に 県 との 連 携 を 進 める

76 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 17 節 第 7 救 援 活 動 拠 点 の 確 保 町 及 び 県 は 機 関 相 互 の 応 援 が 円 滑 に 行 えるよう 警 察 消 防 自 衛 隊 等 の 部 隊 の 展 開 宿 営 の 拠 点 ヘリポート 物 資 搬 送 設 備 等 の 救 援 活 動 拠 点 の 確 保 に 努 めるとともに 候 補 地 のリスト 化 を 図 る それぞれの 候 補 地 は 以 下 の 通 りである 1. 警 察 : バッハホール 2. 消 防 : 中 新 田 体 育 館 駐 車 場 3. 自 衛 隊 : さわざくら 公 園 4.ヘ リ ポ ー ト : あゆの 里 運 動 公 園 ( 芝 生 広 場 ) 5. 物 資 搬 送 設 備 : 中 新 田 体 育 館 第 8 関 係 団 体 との 連 携 強 化 町 は 他 市 町 村 等 関 係 機 関 間 や 平 常 時 から 町 内 に 立 地 する 企 業 団 体 等 との 間 で 応 援 協 定 の 締 結 を 進 めるとともに あらかじめ 応 援 部 隊 の 活 動 拠 点 を 確 保 し, 訓 練 を 実 施 するな ど 日 頃 から 連 携 強 化 を 進 めることにより 災 害 発 生 時 に 各 主 体 が 迅 速 かつ 効 果 的 な 災 害 応 急 対 策 等 が 行 える 体 制 の 整 備 に 努 める また 民 間 事 業 者 に 委 託 可 能 な 災 害 対 策 に 係 る 業 務 ( 支 援 物 資 の 管 理 輸 送 等 )について は ヤマト 運 輸 との 間 で 協 定 を 締 結 しており 今 後 とも 民 間 事 業 者 のノウハウや 能 力 等 の 活 用 を 図 る

77 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 18 節 第 18 節 医 療 救 護 体 制 の 整 備 主 な 実 施 機 関 総 務 課 保 健 福 祉 課 各 福 祉 センター 公 立 加 美 病 院 教 育 委 員 会 各 こども 園 保 育 所 大 崎 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 第 1 目 的 大 規 模 地 震 災 害 時 には 同 時 に 多 数 の 負 傷 者 の 発 生 が 予 想 され また 医 療 機 関 の 被 災 ライフラインの 機 能 停 止 交 通 通 信 網 の 混 乱 等 により 十 分 な 診 療 提 供 体 制 が 確 保 できない 可 能 性 があり 迅 速 な 医 療 救 護 が 要 求 される このため 本 町 は 医 療 関 係 機 関 と 緊 密 な 連 携 を 図 りながら 住 民 の 生 命 と 健 康 を 守 るた め 医 療 救 護 体 制 の 整 備 に 努 める 第 2 医 療 救 護 体 制 の 整 備 1 町 の 役 割 (1) 医 療 救 護 活 動 の 担 当 部 門 の 設 置 イ 町 は 震 災 が 発 生 したときに 円 滑 な 医 療 救 護 活 動 を 実 施 するために 町 災 害 対 策 本 部 内 に 医 療 救 護 を 担 当 する 部 門 を 設 けること 及 び 責 任 者 をあらかじめ 決 めておく ロ 町 は 病 院 救 護 所 の 被 害 状 況 や 傷 病 者 の 受 入 れ 情 報 の 収 集 方 法 をあらかじめ 定 め ておく ハ 町 は 医 療 救 護 体 制 について 県 が 設 置 した 県 地 域 災 害 医 療 支 部 への 連 絡 方 法 につい てあらかじめ 決 めておく (2) 医 療 救 護 所 の 指 定 イ 町 は 加 美 郡 医 師 会 等 と 緊 急 時 の 医 療 協 定 の 締 結 を 進 め 町 内 の 医 療 機 関 の 協 力 を 得 ながら 医 療 救 護 にあたることとし あらかじめ 初 期 医 療 救 護 に 相 当 する 応 急 処 置 等 を 行 うための 医 療 救 護 所 として 公 立 加 美 病 院 を 指 定 する 公 立 加 美 病 院 には 緊 急 的 措 置 が 必 要 な 重 篤 患 者 と 軽 症 患 者 を 選 択 するトリアージ ポストを 置 き 重 症 患 者 等 の 処 置 及 び 収 容 を 行 う 病 院 をあらかじめ 指 定 しておく また 被 害 の 規 模 によっては 知 事 及 び 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 に 対 し 医 療 救 護 班 の 派 遣 要 請 を 行 い 救 護 体 制 を 充 実 する ロ 災 害 時 の 拠 点 病 院 災 害 時 の 拠 点 病 院 として 県 では 基 幹 災 害 拠 点 病 院 として 国 立 病 院 機 構 仙 台 医 療 センターを 指 定 し 大 崎 地 域 災 害 医 療 支 部 における 地 域 災 害 拠 点 病 院 として 大 崎 市 民 病 院 が 指 定 されている

78 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 18 節 名 称 所 在 地 電 話 番 号 病 床 数 大 崎 市 民 病 院 大 崎 市 古 川 穂 波 3 丁 目 8 番 1 号 床 資 料 編 P 医 療 機 関 等 一 覧 ハ 要 配 慮 者 が 避 難 する 福 祉 避 難 所 町 は 障 害 者 などの 要 配 慮 者 が 避 難 する 福 祉 避 難 所 あるいは 福 祉 施 設 において 医 療 救 護 の 支 援 が 必 要 となるときは 大 崎 地 域 災 害 医 療 支 部 に 医 療 救 護 班 の 派 遣 を 要 請 することとし 要 請 と 受 入 れに 係 る 計 画 を 事 前 に 策 定 しておく (3) 地 域 医 療 関 係 機 関 との 連 携 体 制 町 は 加 美 郡 医 師 会 等 と 活 動 体 制 や 内 容 について 事 前 に 協 議 しておくとともに 必 要 に 応 じ 協 定 を 締 結 しておく (4) 医 療 救 護 班 の 編 成 イ 町 は 必 要 に 応 じ 地 域 の 実 情 に 合 わせた 医 療 救 護 班 を 編 成 する 編 成 にあたって は 公 立 加 美 病 院 を 中 心 に 加 美 郡 医 師 会 等 医 療 機 関 の 協 力 を 得 る 町 独 自 で 医 療 救 護 班 編 成 が 困 難 な 場 合 は 県 保 健 福 祉 事 務 所 ( 大 崎 地 域 災 害 医 療 連 絡 会 議 )の 協 力 のもと 広 域 圏 で 編 成 する ロ 町 及 び 周 辺 市 町 村 等 で 編 成 された 医 療 救 護 班 については 北 部 保 健 福 祉 事 務 所 ( 保 健 所 )へ 報 告 する 変 更 した 場 合 も 同 様 とする (5) 応 急 救 護 設 備 の 整 備 と 点 検 町 は 震 災 が 発 生 した 場 合 直 ちに 医 療 救 護 活 動 が 円 滑 に 開 始 できるよう 応 急 救 護 設 備 等 の 整 備 に 努 めるとともに 定 期 的 に 点 検 を 行 う 2 在 宅 要 医 療 患 者 の 医 療 救 護 体 制 イ 町 は 加 美 郡 医 師 会 公 立 加 美 病 院 等 医 療 機 関 の 協 力 を 得 て 人 工 透 析 人 工 呼 吸 器 使 用 在 宅 酸 素 療 法 インスリン 治 療 結 核 その 他 在 宅 で 薬 剤 治 療 医 療 処 置 を 必 要 とする 在 宅 要 医 療 患 者 の 災 害 時 医 療 について 必 要 な 医 療 が 確 保 できるように 医 療 体 制 を 整 備 する ロ 医 療 機 関 は 自 院 で 診 療 を 行 っている 在 宅 要 医 療 患 者 の 台 帳 の 整 備 に 努 めるとともに 災 害 時 の 対 応 について 市 町 村 及 び 患 者 に 周 知 する 被 災 により 診 療 が 困 難 となる 場 合 に 備 え 他 の 医 療 機 関 との 協 力 体 制 を 確 立 しておく 第 3 情 報 連 絡 体 制 の 整 備 1 災 害 時 情 報 伝 達 手 段 の 確 保 町 は 災 害 時 の 情 報 連 絡 体 制 を 確 保 するため 衛 星 電 話 災 害 時 優 先 電 話 等 の 複 数 の 通 信 手 段 の 整 備 に 努 める 2 医 療 救 護 活 動 に 関 する 情 報 連 絡 体 制 (1) 情 報 の 収 集 把 握 保 健 福 祉 課 及 び 各 福 祉 センターは 地 震 発 生 後 早 期 に 町 内 の 医 療 機 関 の 稼 動 状 況 及 び 医 薬 品 の 状 況 ライフラインの 状 況 等 について 把 握 し 総 務 課 及 び 大 崎 地 域 広 域 行 政 事 務 組 合 消 防 本 部 県 その 他 関 係 機 関 と 情 報 共 有 を 図 る

79 第 2 章 災 害 予 防 対 策 第 18 節 (2) 情 報 の 共 有 イ 保 健 福 祉 課 及 び 各 福 祉 センターは 総 務 課 とともに 負 傷 者 数 の 把 握 に 努 め 必 要 と 認 められるときは 速 やかに 知 事 加 美 郡 医 師 会 公 立 加 美 病 院 日 本 赤 十 字 社 宮 城 県 支 部 に 対 し 応 援 医 師 団 及 び 救 護 に 必 要 な 医 療 機 材 の 手 配 医 薬 品 等 の 確 保 要 請 を 行 う また 平 常 時 から 災 害 時 における 関 係 機 関 との 連 絡 体 制 について 整 備 を 行 う ロ 町 は 地 域 災 害 医 療 支 部 を 通 じて 県 災 害 医 療 本 部 ほか 関 係 機 関 と 情 報 を 共 有 するよ うに 努 める (3) 宮 城 県 救 急 医 療 情 報 システム( 災 害 モード)による 連 絡 体 制 医 療 機 関 の 被 災 状 況 及 び 傷 病 者 の 受 入 れの 可 否 などの 把 握 は 宮 城 県 救 急 医 療 情 報 シ ステム( 災 害 モード)により 行 う 宮 城 県 救 急 医 療 情 報 システム 平 常 時 の 救 急 医 療 活 動 への 情 報 支 援 とともに 災 害 時 における 情 報 の 混 乱 を 防 止 し 速 やかな 情 報 伝 達 と 救 急 救 命 活 動 救 急 医 療 活 動 を 支 援 することを 目 的 に 運 用 している 平 成 19 年 度 に 災 害 モードを 導 入 大 規 模 災 害 発 生 時 は 災 害 モードに 切 り 替 わる 第 4 医 薬 品 等 及 び 輸 血 用 血 液 の 備 蓄 供 給 体 制 1 医 薬 品 衛 生 材 料 医 療 用 品 及 び 医 療 器 具 の 整 備 町 は 宮 城 県 薬 剤 師 会 支 部 と 発 災 時 の 医 薬 品 供 給 に 関 する 協 定 を 締 結 するなどにより 医 療 救 護 所 で 使 用 する 医 薬 品 等 の 確 保 に 努 める 保 健 福 祉 課 及 び 各 福 祉 センターは 救 護 活 動 に 必 要 と 認 められる 救 急 医 療 器 材 医 薬 品 目 数 量 等 について 検 討 し 備 蓄 に 努 めるとともに 定 期 的 に 点 検 補 充 を 行 う また 不 足 する 医 薬 品 等 は 町 内 の 医 薬 関 係 業 者 等 に 確 保 を 依 頼 するとともに 必 要 に 応