三 条 市 地 域 防 災 計 画 目 次

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1 三 条 市 地 域 防 災 計 画 風 水 害 等 対 策 編 の 概 要 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 作 成 の 趣 旨 等 この 計 画 は 自 然 災 害 等 に 対 処 するため 市 及 び 防 災 機 関 がその 有 する 機 能 を 有 効 に 発 揮 し て 災 害 予 防 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 を 実 施 し 市 民 の 生 命 等 を 保 護 することを 目 的 として 定 める この 計 画 は 三 条 市 地 域 防 災 計 画 のうち 風 水 害 等 ( 風 水 害 土 砂 災 害 雪 害 大 火 等 )に 関 する 計 画 であり 本 市 におけるこれらの 災 害 対 策 に 関 し 総 合 的 かつ 基 本 的 な 性 格 を 有 するこ とを 定 める 計 画 の 修 正 の 手 続 習 熟 等 について 定 める 第 2 節 防 災 関 係 機 関 等 の 責 務 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 関 係 機 関 と 円 滑 に 連 携 するため 防 災 活 動 の 実 施 主 体 である 関 係 機 関 の 責 務 や 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 について 定 める 第 3 節 三 条 市 の 自 然 的 条 件 防 災 活 動 の 実 施 に 当 たり 考 慮 しておくべき 市 の 地 勢 及 び 気 象 状 況 の 自 然 的 条 件 について 定 め る 第 4 節 三 条 市 の 社 会 的 条 件 防 災 活 動 の 実 施 に 当 たり 考 慮 しておくべき 市 の 人 口 土 地 利 用 産 業 交 通 等 の 社 会 的 条 件 について 定 める 第 5 節 三 条 市 の 災 害 の 特 性 本 市 における 過 去 の 主 な 災 害 と 災 害 の 発 生 傾 向 を 大 雨 台 風 地 震 火 災 土 砂 崩 れ 等 及 び 豪 雪 について 定 める 第 6 節 防 災 対 策 の 推 進 方 向 災 害 時 の 被 害 を 最 小 限 に 抑 える 上 で 重 要 な 役 割 を 果 たす 自 主 防 災 組 織 等 の 育 成 や 市 民 啓 発 等 を 推 進 し 地 域 防 災 力 を 強 化 することについて 定 める 水 害 対 策 として 信 濃 川 五 十 嵐 川 等 の 災 害 復 旧 事 業 新 通 川 等 の 治 水 対 策 排 水 施 設 や 公 共 下 水 道 の 整 備 により 水 防 体 制 を 強 化 することについて 定 める 土 砂 災 害 対 策 として 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 地 区 の 指 定 促 進 を 図 り 山 地 の 段 切 りや 防 止 施 設 の 設 置 等 による 治 山 事 業 を 進 めるとともに 監 視 避 難 体 制 を 強 化 することについて 定 める 雪 害 対 策 として 除 雪 体 制 の 強 化 除 雪 機 械 融 雪 施 設 及 び 雪 崩 防 止 施 設 の 整 備 を 図 ること について 定 める 第 2 章 気 象 注 意 報 警 報 等 の 発 表 受 領 及 び 伝 達 第 1 節 気 象 注 意 報 警 報 等 の 種 類 及 び 発 表 基 準 新 潟 地 方 気 象 台 が 発 表 する 気 象 注 意 報 警 報 等 の 種 類 及 び 発 表 基 準 を 記 載 する 第 2 節 気 象 注 意 報 警 報 等 の 伝 達 体 制 の 整 備 気 象 注 意 報 警 報 等 の 収 受 伝 達 方 法 を 定 める 第 3 節 気 象 注 意 報 警 報 等 を 徹 底 させるための 県 市 報 道 機 関 等 の 協 力 体 制 気 象 注 意 報 警 報 等 を 徹 底 させるための 県 市 報 道 機 関 等 の 協 力 体 制 について 定 める 第 3 章 災 害 予 防 計 画 第 1 節 異 常 降 雨 に 対 する 災 害 予 防 異 常 降 雨 による 水 害 の 予 防 措 置 として 危 険 区 域 の 監 視 体 制 河 川 等 の 構 造 物 等 の 点 検 及 び 操 作 訓 練 並 びに 水 防 資 器 材 の 点 検 配 備 について 定 める - 1 -

2 第 2 節 台 風 に 対 する 災 害 予 防 台 風 の 進 路 等 により 予 想 される 気 象 状 況 とそのときの 予 防 措 置 について 定 める 第 3 節 大 火 のおそれがある 気 象 下 における 災 害 予 防 大 火 のおそれがある 気 象 下 における 予 防 措 置 として 市 長 が 行 う 火 災 警 報 の 発 令 消 防 機 関 と 連 携 して 行 う 警 戒 体 制 の 確 保 等 について 定 める 第 4 節 積 雪 期 に 対 する 災 害 予 防 積 雪 期 における 各 種 災 害 の 予 防 措 置 として その 現 状 と 基 本 方 針 除 雪 対 策 雪 崩 事 故 防 止 電 力 通 信 鉄 道 の 確 保 対 策 等 について 定 める 第 5 節 防 災 教 育 計 画 総 合 的 な 防 災 対 策 を 推 進 していく 上 で 重 要 となる 防 災 関 係 機 関 の 職 員 市 民 等 に 対 する 防 災 教 育 について 定 める 第 6 節 防 災 訓 練 計 画 災 害 発 生 時 の 防 災 活 動 を 的 確 かつ 円 滑 に 実 施 するため 防 災 機 関 と 市 民 との 協 力 体 制 の 確 立 に 重 点 を 置 いた より 実 践 的 な 防 災 訓 練 を 実 施 することについて 定 める 第 7 節 自 主 防 災 組 織 育 成 計 画 自 助 共 助 の 意 識 のもと 地 域 において 防 災 活 動 を 行 う 自 主 防 災 組 織 及 び 事 業 所 の 自 衛 防 災 組 織 の 育 成 指 導 等 について 定 める 第 8 節 ボランティアの 受 入 計 画 災 害 ボランティアの 受 入 れ 等 に 関 する 関 係 機 関 の 支 援 協 力 体 制 について 定 める 第 9 節 防 災 都 市 計 画 災 害 に 強 いまちづくりの 計 画 的 な 推 進 を 図 るため 市 街 地 の 不 燃 化 等 の 促 進 防 災 空 間 の 確 保 等 について 定 める 第 10 節 地 盤 災 害 予 防 計 画 土 砂 災 害 を 主 とする 地 盤 災 害 に 対 する 予 防 措 置 として 危 険 箇 所 の 調 査 及 び 区 域 指 定 の 促 進 その 周 知 警 戒 避 難 体 制 の 確 立 災 害 防 止 施 設 の 整 備 等 について 定 める 第 11 節 集 落 孤 立 対 策 計 画 中 山 間 地 域 等 の 集 落 孤 立 対 策 として 対 象 集 落 の 把 握 通 信 の 確 保 孤 立 した 場 合 への 備 え 積 雪 期 の 対 応 について 定 める 第 12 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 建 築 物 等 の 安 全 性 を 確 保 するための 予 防 措 置 として 防 火 診 断 防 災 改 修 維 持 保 全 対 策 落 下 物 対 策 ブロック 塀 対 策 等 について 定 める 第 13 節 公 共 土 木 施 設 等 災 害 予 防 計 画 公 共 土 木 施 設 である 道 路 橋 梁 河 川 地 すべり 防 止 施 設 治 山 施 設 等 についての 現 状 及 び 災 害 予 防 計 画 について 定 める 第 14 節 防 災 通 信 施 設 災 害 予 防 計 画 災 害 時 の 通 信 手 段 を 確 保 するため 市 警 察 及 び 消 防 の 無 線 通 信 施 設 燕 三 条 FMの 放 送 施 設 について その 安 全 性 確 保 停 電 対 策 施 設 の 充 実 について 定 める 第 15 節 公 衆 通 信 施 設 災 害 予 防 計 画 NTT 東 日 本 が 行 う 電 気 通 信 施 設 に 関 する 設 備 面 の 災 害 予 防 体 制 面 の 整 備 資 機 材 の 確 保 広 報 活 動 広 域 応 援 体 制 整 備 について 定 める 第 16 節 電 気 施 設 災 害 予 防 計 画 東 北 電 力 が 行 う 電 力 施 設 に 関 する 設 備 面 の 災 害 予 防 体 制 面 の 整 備 資 機 材 の 確 保 広 報 活 動 広 域 応 援 体 制 整 備 について 定 める 第 17 節 都 市 ガス 施 設 災 害 予 防 計 画 北 陸 ガス 及 び 栄 ガスが 行 う 都 市 ガス 施 設 に 関 する 設 備 面 の 災 害 予 防 体 制 面 の 整 備 資 機 材 の 確 保 広 報 活 動 広 域 応 援 体 制 整 備 について 定 める - 2 -

3 第 18 節 上 水 道 施 設 災 害 予 防 計 画 上 水 道 施 設 に 関 する 設 備 面 の 災 害 予 防 体 制 面 の 整 備 連 絡 網 の 整 備 資 機 材 の 確 保 広 報 活 動 広 域 応 援 体 制 整 備 について 定 める 第 19 節 下 水 道 施 設 災 害 予 防 計 画 下 水 道 施 設 に 関 する 設 備 面 の 災 害 予 防 体 制 面 の 整 備 訓 練 広 報 二 次 災 害 防 止 について 定 める 第 20 節 鉄 道 施 設 災 害 予 防 計 画 JR 東 日 本 が 行 う 鉄 道 施 設 に 関 する 設 備 面 の 災 害 予 防 体 制 面 の 整 備 資 機 材 の 確 保 広 報 活 動 広 域 応 援 体 制 整 備 について 定 める 第 21 節 危 険 物 等 施 設 災 害 予 防 計 画 危 険 物 高 圧 ガス 火 薬 類 毒 物 劇 物 及 び 放 射 性 物 質 を 取 り 扱 う 施 設 の 安 全 対 策 について 定 める 第 22 節 火 災 予 防 計 画 異 常 乾 燥 下 及 び 強 風 下 における 火 災 等 の 予 防 措 置 として 出 火 防 止 初 期 消 火 体 制 及 び 火 災 拡 大 防 止 体 制 の 強 化 林 野 火 災 予 防 体 制 及 び 広 域 応 援 体 制 の 整 備 について 定 める 第 23 節 救 急 救 助 体 制 の 整 備 迅 速 かつ 適 切 な 救 急 措 置 及 び 救 急 医 療 活 動 を 行 う 体 制 を 整 備 するため 消 防 団 市 消 防 機 関 医 師 会 及 び 日 赤 三 条 市 地 区 それぞれの 対 策 について 定 める 第 24 節 医 療 救 護 体 制 の 整 備 災 害 の 状 況 に 応 じた 適 切 な 医 療 救 護 を 行 う 体 制 を 整 備 するため 救 護 本 部 や 救 護 所 等 の 設 置 体 制 医 療 救 護 班 等 の 派 遣 体 制 医 療 資 器 材 等 の 確 保 について 定 める 第 25 節 避 難 計 画 総 合 的 な 避 難 対 策 の 整 備 推 進 を 図 るため 避 難 所 及 び 避 難 路 の 指 定 避 難 情 報 の 発 令 等 に ついて 定 める 第 26 節 災 害 時 要 援 護 者 の 安 全 確 保 計 画 災 害 時 要 援 護 者 の 安 全 を 確 保 するため 災 害 時 要 援 護 者 の 把 握 情 報 提 供 避 難 誘 導 避 難 所 での 配 慮 保 健 福 祉 対 策 等 について 定 める 介 護 保 険 事 業 者 及 び 社 会 福 祉 施 設 等 における 安 全 確 保 対 策 外 国 人 支 援 対 策 について 定 める 第 27 節 文 教 施 設 における 災 害 予 防 計 画 児 童 生 徒 施 設 利 用 者 等 の 安 全 を 確 保 するため 学 校 等 の 文 教 施 設 の 予 防 対 策 文 化 財 の 予 防 対 策 等 について 定 める 第 28 節 農 地 農 業 用 施 設 等 災 害 予 防 計 画 農 地 農 業 用 施 設 等 の 災 害 の 未 然 防 止 と 被 害 解 消 のため 各 施 設 の 共 通 的 な 災 害 予 防 用 排 水 施 設 及 びため 池 の 災 害 予 防 について 定 める 第 29 節 広 域 応 援 体 制 計 画 大 規 模 災 害 に 対 応 するため 国 県 他 市 町 村 民 間 団 体 等 との 応 援 協 力 体 制 を 整 備 するこ とについて 定 める 第 4 章 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 節 応 急 活 動 体 制 計 画 災 害 時 における 市 の 応 急 活 動 体 制 として 災 害 対 策 本 部 の 組 織 事 務 分 掌 職 員 の 出 動 体 制 等 について 定 める 第 2 節 防 災 関 係 機 関 の 相 互 協 力 体 制 防 災 関 係 機 関 の 相 互 協 力 を 図 るための 応 援 要 請 等 について 定 める 第 3 節 通 信 設 備 運 用 計 画 災 害 時 において 各 防 災 関 係 機 関 が 有 する 有 線 無 線 の 通 信 手 段 を 有 効 に 活 用 するための 運 用 - 3 -

4 方 法 等 について 定 める 第 4 節 被 災 状 況 等 収 集 伝 達 計 画 市 及 び 関 係 機 関 の 情 報 の 共 有 化 を 図 るため 被 災 状 況 等 の 情 報 の 収 集 伝 達 方 法 等 について 定 める 第 5 節 広 報 計 画 被 災 者 の 立 場 に 立 った 効 率 的 な 広 報 活 動 を 実 施 するための 実 施 要 領 各 機 関 の 役 割 分 担 放 送 機 関 による 放 送 災 害 発 生 時 の 各 段 階 における 広 報 の 基 準 等 について 定 める 第 6 節 避 難 及 び 避 難 所 計 画 危 険 地 域 にある 市 民 等 の 迅 速 かつ 安 全 な 避 難 の 実 施 並 びに 円 滑 かつ 適 切 な 避 難 所 の 開 設 運 営 について 定 める 第 7 節 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 計 画 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 活 動 を 迅 速 かつ 円 滑 に 行 うため 自 衛 隊 の 活 動 内 容 市 長 の 派 遣 要 請 手 続 受 入 体 制 等 について 定 める 第 8 節 輸 送 計 画 災 害 発 生 時 における 緊 急 輸 送 を 的 確 に 実 施 するため 被 災 地 の 情 報 収 集 伝 達 緊 急 輸 送 路 の 確 保 関 係 機 関 の 輸 送 実 施 体 制 ヘリポート 等 について 定 める 第 9 節 警 備 保 安 及 び 交 通 規 制 計 画 大 規 模 災 害 時 の 治 安 を 維 持 するために 実 施 する 警 備 活 動 に 対 する 関 係 機 関 の 協 力 連 携 三 条 警 察 署 の 警 備 活 動 交 通 対 策 について 定 める 第 10 節 異 常 降 雨 に 対 する 災 害 応 急 対 策 計 画 異 常 降 雨 に 対 する 水 害 対 策 として ダム 管 理 者 のダム 操 作 水 防 作 業 人 員 の 確 保 がけ 崩 れ 等 危 険 箇 所 の 警 戒 避 難 体 制 の 確 立 浸 水 対 策 について 定 める 第 11 節 火 災 対 策 計 画 異 常 乾 燥 下 及 び 強 風 下 において 発 生 した 火 災 に 対 し 市 民 の 初 期 消 火 による 延 焼 防 止 及 び 消 防 機 関 等 の 消 火 活 動 等 について 定 める 積 雪 期 の 火 災 対 策 林 野 火 災 に 対 する 応 急 対 策 について 定 める 第 12 節 救 急 救 助 活 動 計 画 迅 速 かつ 適 切 な 救 急 措 置 及 び 救 急 医 療 活 動 を 行 うため 地 域 住 民 自 主 防 災 組 織 消 防 団 消 防 機 関 警 察 医 療 機 関 等 それぞれの 活 動 及 び 連 携 について 定 める 第 13 節 医 療 救 護 活 動 計 画 災 害 の 状 況 に 応 じた 適 切 な 医 療 救 護 を 行 うための 医 療 救 護 施 設 の 設 置 医 療 救 護 活 動 関 係 機 関 への 応 援 要 請 積 雪 期 の 救 護 活 動 について 定 める 第 14 節 防 疫 及 び 保 健 衛 生 計 画 被 災 地 区 の 保 健 衛 生 対 策 や 消 毒 及 び 感 染 症 の 予 防 のための 措 置 として 保 健 衛 生 対 策 防 疫 対 策 食 品 衛 生 確 保 対 策 栄 養 指 導 対 策 等 について 定 める 第 15 節 こころのケア 対 策 計 画 被 災 者 等 の 精 神 的 健 康 状 態 を 把 握 し 急 性 ストレス 障 害 等 に 適 切 に 対 応 して こころの 健 康 保 持 に 努 めるため 情 報 の 伝 達 方 法 チーム 派 遣 要 請 市 職 員 対 策 等 について 定 める 第 16 節 児 童 生 徒 に 対 するこころのケア 対 策 計 画 被 災 児 童 生 徒 の 精 神 的 健 康 状 態 を 把 握 し 急 性 ストレス 障 害 等 に 適 切 に 対 応 して こころの 健 康 保 持 に 努 めるため 情 報 の 伝 達 方 法 チーム 派 遣 要 請 教 職 員 対 策 等 について 定 める 第 17 節 入 浴 対 策 計 画 被 災 者 の 入 浴 を 支 援 し 衛 生 状 態 の 維 持 と 心 身 の 疲 労 回 復 を 図 るため 公 衆 浴 場 の 再 開 支 援 仮 設 入 浴 施 設 の 整 備 近 隣 市 町 村 への 協 力 要 請 等 について 定 める 第 18 節 廃 棄 物 の 処 理 計 画 災 害 時 におけるごみ 処 理 計 画 し 尿 処 理 計 画 廃 棄 物 処 理 施 設 の 応 急 復 旧 積 雪 期 の 処 理 計 - 4 -

5 画 について 定 める 第 19 節 給 水 計 画 被 災 地 に 必 要 な 飲 料 水 を 供 給 するための 給 水 計 画 実 施 体 制 広 域 応 援 体 制 広 報 体 制 等 に ついて 定 める 第 20 節 食 料 供 給 計 画 被 災 者 の 食 生 活 を 確 保 するための 食 料 の 調 達 供 給 備 蓄 等 について 定 める 第 21 節 生 活 必 需 品 等 供 給 計 画 生 活 を 維 持 するに 必 要 な 被 服 寝 具 その 他 生 活 必 需 品 の 調 達 供 給 備 蓄 等 について 定 める 第 22 節 災 害 時 要 援 護 者 の 応 急 対 策 計 画 災 害 時 要 援 護 者 の 安 全 を 確 保 するため 各 主 体 の 責 務 情 報 提 供 避 難 支 援 避 難 所 での 配 慮 保 健 福 祉 対 策 等 について 定 める 社 会 福 祉 入 ( 通 ) 所 施 設 等 における 対 策 外 国 人 等 に 対 する 対 策 積 雪 期 の 対 応 等 について 定 める 第 23 節 文 教 施 設 における 応 急 対 策 計 画 児 童 生 徒 施 設 利 用 者 等 の 安 全 を 確 保 するため 学 校 等 の 文 教 施 設 の 応 急 対 策 学 校 給 食 の 応 急 対 策 学 校 保 健 安 全 対 策 文 化 財 の 応 急 対 策 等 について 定 める 第 24 節 障 害 物 の 処 理 計 画 災 害 による 落 石 倒 壊 家 屋 その 他 の 障 害 物 を 速 やかに 除 去 するため 障 害 物 の 情 報 収 集 処 理 計 画 の 策 定 障 害 物 処 理 の 実 施 広 域 応 援 体 制 等 について 定 める 第 25 節 遺 体 の 捜 索 処 理 火 葬 計 画 遺 体 の 捜 索 収 容 検 案 処 理 火 葬 広 域 応 援 体 制 等 について 定 める 第 26 節 建 築 物 等 における 応 急 対 策 計 画 建 築 物 等 における 応 急 対 策 として 被 害 状 況 の 把 握 関 係 機 関 への 協 力 要 請 応 急 危 険 度 判 定 の 実 施 等 について 定 める 第 27 節 公 衆 通 信 施 設 応 急 対 策 計 画 NTT 東 日 本 が 行 う 電 気 通 信 施 設 に 関 する 応 急 対 策 計 画 復 旧 計 画 利 用 者 への 広 報 広 域 応 援 体 制 の 整 備 について 定 める 第 28 節 電 気 施 設 応 急 対 策 計 画 東 北 電 力 が 行 う 電 力 施 設 に 関 する 応 急 対 策 計 画 復 旧 計 画 利 用 者 への 広 報 広 域 応 援 体 制 等 について 定 める 第 29 節 都 市 ガス 施 設 応 急 対 策 計 画 北 陸 ガス 及 び 栄 ガスが 行 う 都 市 ガスに 関 する 緊 急 措 置 復 旧 計 画 広 域 応 援 体 制 について 定 める 第 30 節 上 水 道 施 設 応 急 対 策 計 画 上 水 道 施 設 に 関 する 被 害 状 況 の 把 握 実 施 体 制 広 域 応 援 体 制 復 旧 計 画 市 民 への 広 報 恒 久 対 策 について 定 める 第 31 節 下 水 道 施 設 応 急 対 策 計 画 下 水 道 施 設 に 関 する 応 急 対 策 復 旧 計 画 利 用 者 への 協 力 要 請 等 について 定 める 第 32 節 危 険 物 等 施 設 応 急 対 策 計 画 危 険 物 高 圧 ガス 火 薬 類 毒 物 劇 物 及 び 放 射 性 物 質 を 取 り 扱 う 施 設 の 応 急 対 策 市 民 へ の 広 報 等 について 定 める 第 33 節 鉄 道 施 設 応 急 対 策 計 画 JR 東 日 本 が 行 う 鉄 道 施 設 に 関 する 応 急 対 策 市 民 への 広 報 等 について 定 める 第 34 節 道 路 及 び 橋 梁 応 急 対 策 計 画 道 路 機 能 を 確 保 するため 道 路 橋 梁 信 号 機 等 の 交 通 安 全 施 設 に 関 する 応 急 対 策 市 民 へ の 広 報 積 雪 期 の 対 応 について 定 める - 5 -

6 第 35 節 河 川 地 すべり 防 止 施 設 等 応 急 対 策 計 画 河 川 地 すべり 防 止 施 設 等 の 応 急 対 策 市 民 への 広 報 積 雪 期 の 対 応 について 定 める 第 36 節 農 林 業 施 設 等 応 急 対 策 計 画 農 業 生 産 基 盤 施 設 農 作 物 及 び 農 業 用 施 設 家 畜 及 び 家 畜 飼 養 施 設 農 道 及 び 林 道 施 設 並 び に 治 山 施 設 に 関 する 被 害 状 況 把 握 応 急 対 策 復 旧 計 画 について 定 める 第 37 節 商 工 観 光 業 応 急 対 策 計 画 商 工 観 光 業 の 被 災 状 況 の 収 集 伝 達 相 談 窓 口 設 置 等 の 応 急 対 策 について 定 める 第 38 節 応 急 住 宅 対 策 計 画 被 災 者 の 住 宅 を 確 保 するため 被 災 住 宅 調 査 応 急 仮 設 住 宅 の 建 設 被 災 住 宅 の 応 急 修 理 公 営 住 宅 等 の 特 例 使 用 等 について 定 める 第 39 節 義 援 金 品 の 受 入 れ 配 分 計 画 被 災 者 に 対 する 義 援 金 品 について その 受 入 体 制 及 び 配 分 方 法 等 について 定 める 第 40 節 災 害 救 助 法 による 救 助 計 画 災 害 救 助 法 の 適 用 基 準 適 用 手 続 救 助 の 種 類 と 実 施 権 限 等 について 定 める 第 5 章 災 害 復 旧 計 画 第 1 節 民 生 安 定 化 対 策 計 画 被 災 者 の 自 力 復 興 を 促 進 し 安 定 した 生 活 の 早 期 回 復 を 図 るため 生 活 相 談 の 受 付 職 業 あ っせん 生 活 関 連 物 資 の 安 定 供 給 措 置 租 税 の 徴 収 猶 予 措 置 公 共 料 金 の 特 例 措 置 等 について 定 める 第 2 節 融 資 貸 付 その 他 資 金 等 による 支 援 計 画 被 災 者 に 対 する 融 資 貸 付 等 の 金 融 支 援 について 定 める 被 災 者 に 対 する 弔 慰 金 及 び 見 舞 金 について 定 める 第 3 節 災 害 復 旧 の 総 合 対 策 計 画 第 1 節 の 民 生 安 定 化 対 策 により ある 程 度 の 民 生 の 安 定 化 が 図 られた 場 合 に 公 共 施 設 及 び 民 有 施 設 の 災 害 を 早 期 に 復 旧 するための 総 合 的 対 策 を 講 ずるため 被 害 状 況 調 査 及 び 集 計 災 害 復 旧 事 業 計 画 の 策 定 促 進 激 甚 災 害 指 定 の 促 進 災 害 復 旧 事 業 に 係 る 財 源 確 保 等 について 定 める - 6 -

7 三 条 市 地 域 防 災 計 画 ( 風 水 害 等 対 策 編 ) 最 終 案 平 成 19 年 1 月 三 条 市 防 災 会 議

8 三 条 市 地 域 防 災 計 画 ( 風 水 害 等 対 策 編 ) 平 成 年 月 日 発 行 編 集 三 条 市 防 災 会 議 三 条 市 総 務 部 行 政 課

9 風 水 害 等 対 策 編 目 次 第 1 章 総 則 1 第 1 節 計 画 作 成 の 趣 旨 等 3 第 2 節 防 災 関 係 機 関 等 の 責 務 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 4 第 3 節 三 条 市 の 自 然 的 条 件 8 第 4 節 三 条 市 の 社 会 的 条 件 10 第 5 節 三 条 市 の 災 害 の 特 性 12 第 6 節 防 災 対 策 の 推 進 方 向 20 第 2 章 気 象 注 意 報 警 報 等 の 発 表 受 領 及 び 伝 達 21 第 1 節 気 象 注 意 報 警 報 等 の 種 類 及 び 発 表 基 準 23 第 2 節 気 象 注 意 報 警 報 等 の 伝 達 体 制 の 整 備 33 第 3 節 気 象 注 意 報 警 報 等 を 徹 底 させるための 県 市 報 道 機 関 等 の 協 力 体 制 39 第 3 章 災 害 予 防 計 画 41 第 1 節 異 常 降 雨 に 対 する 災 害 予 防 43 第 2 節 台 風 に 対 する 災 害 予 防 44 第 3 節 大 火 のおそれがある 気 象 下 における 災 害 予 防 45 第 4 節 積 雪 期 に 対 する 災 害 予 防 46 第 5 節 防 災 教 育 計 画 51 第 6 節 防 災 訓 練 計 画 55 第 7 節 自 主 防 災 組 織 育 成 計 画 57 第 8 節 ボランティアの 受 入 計 画 60 第 9 節 防 災 都 市 計 画 62 第 10 節 地 盤 災 害 予 防 計 画 65 第 11 節 集 落 孤 立 対 策 計 画 67 第 12 節 建 築 物 等 災 害 予 防 計 画 69 第 13 節 公 共 土 木 施 設 等 災 害 予 防 計 画 70 第 14 節 防 災 通 信 施 設 災 害 予 防 計 画 75 第 15 節 公 衆 通 信 施 設 災 害 予 防 計 画 78 第 16 節 電 気 施 設 災 害 予 防 計 画 81 第 17 節 都 市 ガス 施 設 災 害 予 防 計 画 83 第 18 節 上 水 道 施 設 災 害 予 防 計 画 86 第 19 節 下 水 道 施 設 災 害 予 防 計 画 90 第 20 節 鉄 道 施 設 災 害 予 防 計 画 92 第 21 節 危 険 物 等 施 設 災 害 予 防 計 画 94 第 22 節 火 災 予 防 計 画 97 第 23 節 救 急 救 助 体 制 の 整 備 101 第 24 節 医 療 救 護 体 制 の 整 備 103 第 25 節 避 難 計 画 105 第 26 節 災 害 時 要 援 護 者 の 安 全 確 保 計 画 108 第 27 節 文 教 施 設 における 災 害 予 防 計 画 113 第 28 節 農 地 農 業 用 施 設 等 災 害 予 防 計 画 116 第 29 節 広 域 応 援 体 制 計 画 117

10 第 4 章 災 害 応 急 対 策 計 画 121 第 1 節 応 急 活 動 体 制 計 画 123 第 2 節 防 災 関 係 機 関 の 相 互 協 力 体 制 133 第 3 節 通 信 設 備 運 用 計 画 138 第 4 節 被 災 状 況 等 収 集 伝 達 計 画 141 第 5 節 広 報 計 画 148 第 6 節 避 難 及 び 避 難 所 計 画 155 第 7 節 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 計 画 165 第 8 節 輸 送 計 画 170 第 9 節 警 備 保 安 及 び 交 通 規 制 計 画 174 第 10 節 異 常 降 雨 に 対 する 災 害 応 急 対 策 計 画 181 第 11 節 火 災 対 策 計 画 182 第 12 節 救 急 救 助 活 動 計 画 186 第 13 節 医 療 救 護 活 動 計 画 189 第 14 節 防 疫 及 び 保 健 衛 生 計 画 196 第 15 節 こころのケア 対 策 計 画 200 第 16 節 児 童 生 徒 に 対 するこころのケア 対 策 計 画 201 第 17 節 入 浴 対 策 計 画 202 第 18 節 廃 棄 物 の 処 理 計 画 203 第 19 節 給 水 計 画 207 第 20 節 食 料 供 給 計 画 213 第 21 節 生 活 必 需 品 等 供 給 計 画 218 第 22 節 災 害 時 要 援 護 者 の 応 急 対 策 計 画 221 第 23 節 文 教 施 設 における 応 急 対 策 計 画 224 第 24 節 障 害 物 の 処 理 計 画 228 第 25 節 遺 体 の 捜 索 処 理 火 葬 計 画 231 第 26 節 建 築 物 等 における 応 急 対 策 計 画 234 第 27 節 公 衆 通 信 施 設 応 急 対 策 計 画 236 第 28 節 電 気 施 設 応 急 対 策 計 画 239 第 29 節 都 市 ガス 施 設 応 急 対 策 計 画 241 第 30 節 上 水 道 施 設 応 急 対 策 計 画 244 第 31 節 下 水 道 施 設 応 急 対 策 計 画 247 第 32 節 危 険 物 等 施 設 応 急 対 策 計 画 251 第 33 節 鉄 道 施 設 応 急 対 策 計 画 256 第 34 節 道 路 及 び 橋 梁 応 急 対 策 計 画 259 第 35 節 河 川 地 すべり 防 止 施 設 等 応 急 対 策 計 画 261 第 36 節 農 林 業 施 設 等 応 急 対 策 計 画 264 第 37 節 商 工 観 光 業 応 急 対 策 計 画 268 第 38 節 応 急 住 宅 対 策 計 画 270 第 39 節 義 援 金 品 の 受 入 れ 配 分 計 画 274 第 40 節 災 害 救 助 法 による 救 助 計 画 276 第 5 章 災 害 復 旧 計 画 283 第 1 節 民 生 安 定 化 対 策 計 画 285 第 2 節 融 資 貸 付 その 他 資 金 等 による 支 援 計 画 290 第 3 節 災 害 復 旧 の 総 合 対 策 計 画 307

11 第 1 章 総 則 - 1 -

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13 第 1 節 計 画 作 成 の 趣 旨 等 1 計 画 の 目 的 この 計 画 は 市 民 生 活 の 各 分 野 にわたり 重 大 な 影 響 を 及 ぼすおそれのある 自 然 災 害 等 に 対 処 するた め 市 県 指 定 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 の 防 災 機 関 がそ の 有 する 機 能 を 有 効 に 発 揮 して 市 の 地 域 における 災 害 の 予 防 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 を 実 施 するこ とにより 住 民 等 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 することを 目 的 とする 2 計 画 の 性 格 及 び 構 成 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 第 42 条 の 規 定 に 基 づき 三 条 市 防 災 会 議 が 策 定 する 三 条 市 地 域 防 災 計 画 のうち 風 水 害 等 ( 風 水 害 土 砂 災 害 雪 害 大 火 等 の 震 災 を 除 く 災 害 を いう )に 関 する 計 画 であり 本 市 地 域 における 風 水 害 等 の 対 策 に 関 し 総 合 的 かつ 基 本 的 な 性 格 を 有 するものである 三 条 市 地 域 防 災 計 画 は この 風 水 害 等 対 策 編 並 びに 別 冊 の 震 災 対 策 編 及 び 資 料 編 で 構 成 する なお 三 条 市 地 域 防 災 計 画 に 定 めのない 事 項 については 新 潟 県 地 域 防 災 計 画 に 準 ずるものとする 3 関 連 計 画 との 連 携 この 計 画 の 策 定 に 当 たっては 水 防 法 ( 昭 和 24 年 法 律 第 193 号 )に 基 づく 三 条 市 水 防 計 画 と 十 分 な 調 整 を 図 るものとする 4 計 画 の 修 正 この 計 画 は 各 防 災 関 係 機 関 が 作 成 する 実 施 計 画 等 により 具 体 化 を 図 るものとするが 災 害 対 策 基 本 法 第 42 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 毎 年 検 討 を 加 え 必 要 があると 認 めるときはこれを 修 正 するも のとする なお この 計 画 を 修 正 した 場 合 は 速 やかに 防 災 関 係 機 関 その 他 必 要 な 機 関 等 に 通 知 する とともに 災 害 対 策 基 本 法 第 42 条 第 4 項 により その 要 旨 を 公 表 するものとする 5 計 画 の 習 熟 等 市 及 び 防 災 関 係 機 関 等 は 平 素 から 訓 練 研 究 その 他 の 方 法 により この 計 画 及 びこの 計 画 に 関 連 する 他 の 計 画 の 習 熟 並 びに 周 知 に 努 めるとともに この 計 画 に 基 づきより 具 体 的 な 災 害 の 予 防 対 策 応 急 対 策 及 び 復 旧 対 策 の 推 進 体 制 を 整 えるものとする 6 用 語 の 定 義 この 計 画 における 主 な 用 語 の 意 義 は 次 のとおりとする (1) 住 民 等 市 内 に 居 住 する 人 ( 外 国 人 居 住 者 を 含 む ) 旅 行 や 仕 事 などで 市 内 に 滞 在 している 人 市 内 を 車 や 電 車 で 通 過 中 の 人 など 市 内 のすべての 人 のことをいう (2) 災 害 時 要 援 護 者 災 害 時 に 必 要 な 情 報 の 把 握 が 困 難 で 自 らの 行 動 等 に 制 約 のある 高 齢 者 障 が い 者 妊 産 婦 乳 幼 児 外 国 人 等 をいう - 3 -

14 第 2 節 防 災 関 係 機 関 等 の 責 務 と 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 防 災 関 係 機 関 及 び 住 民 等 の 責 務 (1) 三 条 市 市 は 防 災 の 第 一 次 的 責 任 を 有 する 基 礎 的 地 方 公 共 団 体 として 三 条 市 の 地 域 並 びに 住 民 等 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 するため 新 潟 県 警 察 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 他 の 地 方 公 共 団 体 及 び 住 民 等 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 する (2) 新 潟 県 県 は 市 町 村 を 包 含 する 広 域 的 地 方 公 共 団 体 として 大 規 模 災 害 から 新 潟 県 の 地 域 並 びに 住 民 等 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 保 護 するため 政 府 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 他 の 地 方 公 共 団 体 NPO ボランティア 企 業 団 体 及 び 住 民 等 の 協 力 を 得 て 防 災 活 動 を 実 施 するとともに 市 の 防 災 活 動 を 援 助 し かつ その 調 整 を 行 う (3) 警 察 警 察 は 住 民 等 の 生 命 身 体 及 び 財 産 の 保 護 のため 犯 罪 の 予 防 混 乱 の 防 止 交 通 規 制 その 他 秩 序 の 保 持 に 必 要 な 措 置 を 行 う (4) 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 は 大 規 模 災 害 から 三 条 市 の 地 域 並 びに 住 民 等 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 保 護 す るため 指 定 行 政 機 関 及 び 他 の 指 定 地 方 行 政 機 関 と 相 互 に 協 力 し 防 災 活 動 を 実 施 するとともに 県 及 び 市 の 活 動 が 円 滑 に 行 われるよう 勧 告 指 導 助 言 等 の 措 置 を 執 る (5) 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 は その 業 務 の 公 共 性 又 は 公 益 性 にかんがみ 自 ら 防 災 活 動 を 実 施 するとともに 県 及 び 市 の 活 動 が 円 滑 に 行 われるようその 業 務 に 協 力 する (6) 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 は 平 素 から 災 害 予 防 体 制 の 整 備 を 図 るとともに 災 害 時 には 災 害 応 急 措 置 を 実 施 する また 市 県 その 他 防 災 関 係 機 関 の 防 災 活 動 に 協 力 する (7) 住 民 等 ( 住 民 企 業 等 ) 住 民 企 業 等 は 日 ごろから 大 規 模 災 害 に 備 え 市 県 その 他 防 災 関 係 機 関 の 実 施 する 防 災 活 動 に 参 加 協 力 するとともに 自 らの 身 の 安 全 は 自 分 で 守 る 自 分 たちの 地 域 の 安 全 は 自 分 たち で 守 る という 自 助 共 助 の 認 識 の 下 に 積 極 的 に 自 主 防 災 活 動 を 行 うものとする 2 各 機 関 の 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 三 条 市 新 潟 県 警 察 並 びに 三 条 市 の 区 域 を 管 轄 する 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 及 び 市 内 の 公 共 的 団 体 その 他 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 は それぞれの 所 掌 事 務 又 は 業 務 を 通 じて 三 条 市 の 地 域 に 係 る 防 災 に 寄 与 すべきものとし それぞれが 災 害 時 に 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 は 次 のとおりとする なお 次 表 に 記 載 のない 機 関 等 については 新 潟 県 地 域 防 災 計 画 風 水 害 対 策 編 を 参 照 - 4 -

15 機 関 名 三 条 市 三 条 市 消 防 本 部 三 条 市 消 防 署 三 条 市 ( 三 条 栄 下 田 ) 消 防 団 新 潟 県 処 理 すべき 事 務 又 は 業 務 の 大 綱 1 三 条 市 防 災 会 議 に 関 すること 2 市 の 地 域 についての 防 災 に 関 し 関 係 機 関 の 防 災 事 務 又 は 業 務 の 実 施 についての 総 合 調 整 に 関 すること 3 防 災 に 関 する 業 務 施 設 設 備 の 整 備 に 関 すること 4 管 内 における 公 共 的 団 体 及 び 自 主 防 災 組 織 の 育 成 指 導 に 関 するこ と 5 災 害 予 警 報 等 情 報 伝 達 に 関 すること 6 被 災 状 況 に 関 する 情 報 収 集 に 関 すること 7 災 害 広 報 に 関 すること 8 避 難 準 備 情 報 避 難 勧 告 及 び 避 難 指 示 に 関 すること 9 被 災 者 の 救 助 に 関 すること 10 災 害 時 要 援 護 者 に 対 する 相 談 援 護 に 関 すること 11 県 知 事 の 委 任 を 受 けて 行 う 災 害 救 助 法 ( 昭 和 22 年 法 律 第 118 号 ) に 基 づく 被 災 者 の 救 助 に 関 すること 12 災 害 時 の 清 掃 防 疫 その 他 保 健 衛 生 の 応 急 措 置 に 関 すること 13 被 災 児 童 生 徒 等 に 対 する 応 急 の 教 育 に 関 すること 14 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 業 用 施 設 等 に 対 する 応 急 措 置 に 関 する こと 15 農 産 物 家 畜 及 び 林 産 物 に 対 する 応 急 措 置 に 関 すること 16 水 道 事 業 の 災 害 対 策 に 関 すること 17 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 要 請 又 は 要 望 に 関 すること 18 他 市 町 村 に 対 する 応 援 要 請 に 関 すること 1 消 防 活 動 に 関 すること 2 消 防 に 関 する 防 災 施 設 設 備 の 整 備 に 関 すること 1 新 潟 県 防 災 会 議 に 関 すること 2 市 及 び 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 行 政 機 関 の 防 災 事 務 又 は 業 務 の 実 施 についての 総 合 調 整 に 関 すること 3 災 害 予 警 報 等 情 報 伝 達 に 関 すること 4 被 災 状 況 に 関 する 情 報 収 集 に 関 すること 5 災 害 広 報 に 関 すること 6 避 難 の 勧 告 指 示 に 関 すること 7 市 の 実 施 する 被 災 者 の 救 助 の 応 援 及 び 調 整 に 関 すること 8 災 害 救 助 法 に 基 づく 被 災 者 の 救 助 に 関 すること 9 災 害 時 の 防 疫 その 他 保 健 衛 生 の 応 急 措 置 に 関 すること 10 市 の 実 施 する 消 防 活 動 及 び 浸 水 対 策 活 動 に 対 する 指 示 援 助 に 関 すること 11 被 災 児 童 生 徒 等 に 対 する 応 急 の 教 育 に 関 すること 12 被 災 要 援 護 者 に 対 する 相 談 援 護 に 関 すること 13 公 共 土 木 施 設 農 地 及 び 農 業 用 施 設 等 に 対 する 応 急 措 置 に 関 する こと 14 農 産 物 家 畜 林 産 物 及 び 水 産 物 に 対 する 応 急 措 置 に 関 すること - 5 -

16 15 緊 急 通 行 車 両 の 確 認 に 関 すること 16 消 防 浸 水 対 策 救 助 その 他 防 災 に 関 する 業 務 施 設 設 備 の 整 備 に 関 すること 17 自 衛 隊 の 災 害 派 遣 要 請 に 関 すること 18 他 の 都 道 府 県 に 対 する 応 援 要 請 に 関 すること 新 潟 県 警 察 本 部 ( 三 条 警 察 署 ) 北 陸 地 方 整 備 局 信 濃 川 河 川 事 務 所 1 避 難 誘 導 被 災 者 の 救 出 その 他 人 命 保 護 に 関 すること 2 交 通 規 制 及 び 緊 急 通 行 路 の 確 保 に 関 すること 3 行 方 不 明 者 調 査 及 び 死 体 の 検 視 に 関 すること 4 犯 罪 の 予 防 取 締 り 混 乱 の 防 止 その 他 秩 序 の 維 持 に 必 要 な 措 置 に 関 すること 1 信 濃 川 中 流 についての 洪 水 予 報 及 び 水 防 警 報 に 関 すること 2 大 河 津 分 水 せきの 洪 水 予 防 水 門 の 操 作 に 関 すること 指 定 地 方 行 政 機 関 北 陸 地 方 整 備 局 信 濃 川 下 流 河 川 事 務 所 北 陸 地 方 整 備 局 新 潟 国 道 事 務 所 長 岡 国 道 事 務 所 新 潟 農 政 事 務 所 地 域 第 三 課 1 信 濃 川 下 流 についての 洪 水 予 報 及 び 水 防 警 報 に 関 すること 2 信 濃 川 下 流 についての 維 持 修 繕 及 び 災 害 復 旧 に 関 すること 一 般 国 道 の 指 定 区 間 の 改 築 管 理 維 持 修 繕 除 雪 及 び 災 害 復 旧 に 関 すること 災 害 時 における 応 急 食 糧 の 緊 急 引 渡 しに 関 すること 指 定 公 共 機 関 三 条 労 働 基 準 監 督 署 日 本 郵 政 公 社 三 条 郵 便 局 東 日 本 旅 客 鉄 道 日 本 貨 物 鉄 道 東 日 本 電 信 電 話 新 潟 支 店 エヌ ティ ティドコモ 新 潟 市 店 日 本 赤 十 字 社 新 潟 県 支 部 三 条 市 地 区 東 北 電 力 新 潟 県 央 営 業 所 1 災 害 時 における 産 業 安 全 確 保 に 関 すること 2 平 常 時 の 産 業 安 全 及 び 防 災 教 育 並 びに 予 防 措 置 に 関 すること 災 害 時 における 郵 便 業 務 の 確 保 及 び 郵 便 貯 金 簡 易 保 険 の 非 常 取 扱 い 等 に 関 すること 災 害 時 における 鉄 道 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 1 電 気 通 信 施 設 の 整 備 及 び 防 災 管 理 に 関 すること 2 災 害 時 における 緊 急 通 話 の 確 保 及 び 被 災 設 備 の 早 期 復 旧 に 関 する こと 1 災 害 時 における 医 療 救 護 に 関 すること 2 災 害 時 における 救 援 物 資 の 配 分 に 関 すること 3 災 害 義 援 金 の 募 集 受 付 及 び 配 分 に 関 すること 4 労 働 奉 仕 班 の 編 成 及 び 派 遣 のあっせん 並 びに 連 絡 調 整 に 関 するこ と 1 電 力 施 設 等 の 防 災 管 理 及 び 災 害 復 旧 に 関 すること 2 災 害 時 における 電 力 の 供 給 の 確 保 に 関 すること 日 本 通 運 三 条 支 店 災 害 時 における 陸 路 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること - 6 -

17 指 定 地 方 公 共 機 関 そ の 他 の 公 共 的 団 体 及 び 防 災 上 重 要 な 施 設 の 管 理 者 三 条 土 地 改 良 区 刈 谷 田 川 土 地 改 良 区 須 頃 郷 土 地 改 良 区 大 島 下 郷 土 地 改 良 区 下 田 土 地 改 良 区 北 陸 ガス 長 岡 支 社 新 潟 運 輸 三 条 支 店 中 越 運 送 三 条 支 店 新 潟 放 送 新 潟 総 合 テレビ テレビ 新 潟 放 送 網 新 潟 テレビ21 エフエムラジオ 新 潟 新 潟 県 民 エフエム 放 送 燕 三 条 エフエム 放 送 新 潟 日 報 社 三 条 支 局 栄 ガス 消 費 生 活 協 同 組 合 新 潟 交 通 西 三 条 営 業 所 越 後 交 通 県 央 観 光 にいがた 南 蒲 農 業 協 同 組 合 社 団 法 人 三 条 市 医 師 会 三 条 商 工 会 議 所 栄 商 工 会 下 田 商 工 会 一 般 診 療 所 病 院 等 一 般 輸 送 事 業 者 一 般 建 設 事 業 者 危 険 物 関 係 施 設 の 管 理 者 自 治 会 長 協 議 会 社 団 法 人 三 条 市 社 会 福 祉 協 議 会 農 道 水 門 水 路 ため 池 等 の 施 設 の 整 備 及 びその 防 災 管 理 並 びに 災 害 復 旧 に 関 すること 1 都 市 ガス 施 設 等 の 防 災 管 理 に 関 すること 2 災 害 時 における 都 市 ガスの 安 定 供 給 に 関 すること 災 害 時 における 陸 路 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 1 気 象 警 報 等 の 放 送 に 関 すること 2 災 害 時 における 広 報 活 動 に 関 すること 災 害 時 における 広 報 活 動 に 関 すること 1 都 市 ガス 施 設 等 の 防 災 管 理 に 関 すること 2 災 害 時 における 都 市 ガスの 安 定 供 給 に 関 すること 災 害 時 における 陸 路 による 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 1 共 同 利 用 施 設 の 災 害 応 急 対 策 及 び 復 旧 に 関 すること 2 被 災 組 合 員 に 対 する 融 資 又 はそのあっせんに 関 すること 災 害 時 における 医 療 救 護 に 関 すること 1 災 害 時 における 物 価 安 定 についての 協 力 徹 底 に 関 すること 2 救 助 用 物 資 復 旧 資 材 の 確 保 についての 協 力 あっせんに 関 する こと 1 災 害 時 における 収 容 患 者 に 対 する 医 療 の 確 保 に 関 すること 2 災 害 時 における 負 傷 者 等 の 医 療 救 護 に 関 すること 災 害 時 における 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 災 害 時 における 応 急 復 旧 についての 協 力 に 関 すること 災 害 時 における 危 険 物 の 保 安 措 置 に 関 すること 災 害 時 における 避 難 情 報 の 伝 達 被 害 情 報 の 収 集 連 絡 通 行 止 め 等 の 応 急 措 置 避 難 行 動 要 支 援 者 の 避 難 誘 導 その 他 市 が 行 う 応 急 対 策 についての 協 力 等 に 関 すること ボランティアセンターの 設 置 に 関 すること - 7 -

18 第 3 節 三 条 市 の 自 然 的 条 件 1 三 条 市 の 地 勢 及 び 風 土 (1) 位 置 及 び 地 勢 本 市 は 新 潟 県 のほぼ 中 央 部 越 後 平 野 の 南 部 に 位 置 し 西 に 燕 市 北 に 加 茂 市 新 潟 市 南 に 長 岡 市 見 附 市 が 隣 接 している 東 部 には 山 岳 地 帯 の 緑 豊 かな 森 林 が 福 島 県 境 まで 伸 び そこを 水 源 とする 五 十 嵐 川 が 市 域 を 横 断 し また 北 西 部 には 信 濃 川 が 流 れ 平 野 部 はこの2 大 河 川 が 形 成 す る 沖 積 平 野 が 広 がり 果 樹 栽 培 や 稲 作 を 中 心 とした 豊 かな 穀 倉 地 帯 が 広 がっている 地 形 は 平 野 部 において 標 高 6.1mから 12.5mと 越 後 平 野 の 中 にあっては 平 均 より 高 い 位 置 に ある 高 低 差 は 少 なく 全 体 として 南 部 から 北 部 へ 緩 やかに 傾 斜 している 山 岳 地 帯 は 急 激 に 傾 斜 度 が 高 くなっており 大 起 伏 丘 陵 地 帯 として 区 分 され 一 部 では 地 すべり 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 区 域 の 指 定 を 受 けている 河 川 の 状 況 は 市 の 西 部 を 蛇 行 しながら 南 から 北 へ 流 れる 信 濃 川 と 東 部 から 西 部 へ 市 を 二 分 し て 貫 流 し 信 濃 川 に 注 ぐ 五 十 嵐 川 のほか 多 数 の 中 小 河 川 がある 平 野 部 の 地 質 は 砂 泥 礫 層 からなる 沖 積 層 に 重 粘 土 が 加 わった 重 層 地 質 となっている 位 置 東 経 北 緯 面 積 km 2 広 ぼ う 東 西 km 南 北 km (2) 気 象 状 況 本 市 の 気 候 は 典 型 的 な 日 本 海 側 気 候 を 呈 し 春 は 移 動 性 高 気 圧 に 覆 われて 安 定 した 晴 れの 日 が 多 いが 梅 雨 期 間 の 後 半 は 前 線 の 影 響 を 受 けやすく 大 雨 のおそれがある 夏 は 高 温 多 湿 で 台 風 の 来 襲 は 少 ないが 台 風 が 日 本 海 を 通 過 するとフェーン 現 象 により 東 の 風 が 吹 き 込 み 高 温 と 乾 燥 をもたらす 秋 は 秋 雨 前 線 が 停 滞 し 台 風 の 北 上 と 重 なると 大 雨 になることが 多 く 9 月 半 ばから 10 月 に 秋 の 長 雨 となることがある 冬 は 西 高 東 低 の 気 圧 配 置 となり 北 西 の 季 節 風 が 強 く 大 陸 の 優 勢 な 高 気 圧 が 日 本 の 南 海 上 に 張 り 出 すと 里 雪 型 となり 大 雪 のおそれがある 特 に 東 部 の 山 沿 いでは 降 雪 量 が 多 くなる また 本 市 の 近 年 の 気 象 状 況 は 次 のとおりである 三 条 市 の 気 象 状 況 ( 平 成 8 年 から 平 成 17 年 三 条 市 消 防 本 部 観 測 ) 平 均 気 温 13.5 最 多 風 向 南 南 西 最 高 気 温 38.9 平 均 風 速 2.5m/s 最 低 気 温 -8.4 瞬 間 最 大 風 速 36.6m/s 平 均 年 間 降 水 量 2,319.9 mm 平 均 年 間 降 雪 量 247 cm (3) 降 雪 期 の 気 象 状 況 シベリア 地 方 から 吹 き 出 す 寒 気 は 日 本 海 をわたるとき 大 量 の 水 蒸 気 が 補 給 され 強 い 雪 雲 と なって 日 本 列 島 に 上 陸 する これらの 雲 は 三 国 山 脈 などの 高 い 山 地 にぶつかり 雪 を 降 らせる この 雪 は 山 沿 いに 多 く 降 ることから 山 雪 と 呼 ばれる また 西 高 東 低 の 気 圧 配 置 がやや 緩 み 海 岸 平 野 部 でも 多 く 降 ることがある この 雪 は 里 雪 と 呼 ばれる 本 県 の 雪 は 高 緯 度 地 方 の 雪 と 異 なり 非 常 に 湿 った 重 い 雪 であり 長 期 にわたって 深 い 積 雪 が 継 続 することが 特 徴 となっている 図 -1は 本 県 の 最 深 積 雪 の 平 年 値 を 示 したものである 上 中 越 の 山 沿 いでは2メートルを 超 え るところもある 近 年 では 1984 年 ( 昭 和 59 年 )に 上 中 越 の 山 沿 いで 積 雪 が5メートルを 超 える 記 録 的 な 大 雪 - 8 -

19 となり 本 市 においても 昭 和 59 年 12 月 30 日 に 最 大 積 雪 量 121 センチメートルが 記 録 された 最 深 積 雪 平 年 値 分 布 資 料 : 新 潟 地 方 気 象 台 - 9 -

20 第 4 節 三 条 市 の 社 会 的 条 件 1 人 口 平 成 17 年 国 勢 調 査 ( 速 報 )よる 本 市 の 人 口 は 104,748 人 ( 世 帯 数 31,197 世 帯 )で 県 人 口 の 4.3% を 占 めている ほぼ 順 調 に 増 加 してきた 本 市 人 口 も 昭 和 60 年 の 調 査 をピークに 毎 回 減 少 している 人 口 密 度 では1km 2 当 たり 242 人 で 新 潟 市 燕 市 見 附 市 長 岡 市 小 千 谷 市 阿 賀 野 市 に 次 いで 県 内 第 7 位 となっている 年 齢 階 層 別 では 年 少 人 口 (0~14 歳 )は 13.8%と 顕 著 に 減 少 し 生 産 年 齢 人 口 (15 歳 ~64 歳 ) も 63.4%と 減 少 傾 向 をたどっている その 一 方 老 年 人 口 (65 歳 以 上 )は 22.8%と 年 々 増 加 が 続 い ており 高 齢 化 が 進 行 している 2 土 地 利 用 本 市 の 土 地 利 用 の 現 況 は 農 地 を 主 体 とし 宅 地 山 林 等 に 利 用 されている 法 的 な 土 地 利 用 規 制 は 全 市 が 都 市 計 画 区 域 に 指 定 されており そのうち 用 途 指 定 地 域 1,384ha 残 る 6,199ha が 農 業 振 興 地 域 となっている 現 在 地 域 の 特 性 を 踏 まえた 調 和 ある 効 率 的 計 画 的 土 地 利 用 の 推 進 を 図 っているところである 平 成 14 年 度 の 地 目 構 成 は 総 面 積 7,579ha のうち 宅 地 1,274.9ha(16.8%) 農 地 2,762.3ha(36.5%) 山 林 1,260.1ha(16.6%) 雑 種 地 142.8ha(1.9%) 池 沼 原 野 25.1ha(0.3%) その 他 2,113.8ha(27.9%) となっている 3 産 業 本 市 は 大 河 信 濃 川 と 清 流 五 十 嵐 川 の 合 流 点 に 位 置 し 長 い 歴 史 と 伝 統 技 術 に 培 われた 我 が 国 有 数 の 金 属 産 業 業 都 市 として 発 展 してきた また 信 濃 川 と 五 十 嵐 川 が 形 成 する 平 野 部 では 桃 梨 を 始 めとする 果 樹 栽 培 や 稲 作 などの 農 業 も 盛 んである 今 後 三 条 市 では 技 術 の 高 度 化 高 付 加 価 値 製 品 の 開 発 新 分 野 新 事 業 への 進 出 を 促 進 すると ともに 地 域 の 産 業 資 源 を 活 用 しながら 商 工 業 や 農 林 業 観 光 業 が 連 携 し 産 地 ブランドの 構 築 や 新 たなビジネスへの 展 開 に 取 り 組 むことが 求 められている さらには 時 代 の 変 化 に 対 応 できる 産 業 を 創 出 するまちづくりを 目 指 し 国 際 化 高 度 情 報 化 に 対 応 するとともに 地 球 環 境 に 調 和 した 産 業 の 育 成 発 展 に 積 極 的 に 取 り 組 む 必 要 がある こうした 状 況 下 で 本 市 は 産 業 基 盤 の 保 全 を 図 るため 事 業 所 等 とともに 防 災 に 取 り 組 む 必 要 が ある 4 交 通 上 越 新 幹 線 北 陸 ( 関 越 ) 自 動 車 道 の 高 速 交 通 体 系 が 整 備 され 燕 三 条 駅 三 条 燕 インターチェン ジが 開 設 している そのため 地 理 的 優 位 性 を 活 かし 開 発 効 果 を 吸 収 し 得 る 総 合 交 通 体 系 の 確 立 を 目 指 して 整 備 を 進 めている 主 要 広 域 幹 線 道 路 には 新 潟 市 や 長 岡 市 さらには 首 都 圏 関 西 圏 とを 結 ぶ 国 道 8 号 燕 市 や 下 田 地 区 将 来 的 には 福 島 県 いわき 市 とを 結 ぶ 国 道 289 号 加 茂 市 新 潟 市 方 面 と 長 岡 市 小 千 谷 市 方 面 とを 結 ぶ 国 道 403 号 見 附 市 長 岡 市 とをつなぐ 県 道 長 岡 見 附 三 条 線 がある 現 在 国 道 8 号 の 拡 幅 整 備 国 道 289 号 の 県 境 区 間 の 開 設 及 びバイパス 計 画 国 道 403 号 のバイパス 計 画 等 が 進 められて いる また これらの 広 域 幹 線 の 整 備 に 対 応 して 主 要 都 市 幹 線 である 南 北 縦 貫 道 路 等 の 都 市 計 画 道 路 の 整 備 も 推 進 中 である

21 災 害 に 強 い 町 づくりを 進 めるために 道 路 網 の 整 備 は 必 須 の 条 件 であるので 今 後 はこれら 幹 線 道 路 の 整 備 について 積 極 的 に 国 県 に 要 望 し 早 期 完 成 を 図 るとともに 市 道 など 生 活 道 路 の 整 備 を 計 画 的 に 実 施 しながら 災 害 時 の 避 難 路 確 保 に 努 める 必 要 がある 5 防 災 をめぐる 社 会 構 造 の 変 化 と 対 応 (1) 都 市 化 の 進 展 に 伴 い 人 口 の 集 中 危 険 地 域 への 居 住 者 の 拡 大 高 層 ビルの 発 達 等 が 見 られる これらの 対 応 として 市 街 地 開 発 事 業 等 による 災 害 に 強 い 都 市 構 造 の 形 成 を 図 るとともに 防 災 に 配 慮 した 土 地 利 用 への 誘 導 危 険 地 域 等 の 情 報 公 開 高 層 ビルの 安 全 確 保 対 策 等 を 講 じる 必 要 が ある (2) 高 齢 者 (とりわけ 独 居 老 人 ) 障 がい 者 外 国 人 等 の 災 害 時 要 援 護 者 の 増 加 が 見 られる これについては 防 災 知 識 の 普 及 災 害 時 の 情 報 提 供 避 難 誘 導 等 防 災 の 様 々な 場 面 において 災 害 時 要 援 護 者 に 配 慮 したきめ 細 かな 対 策 を 他 の 福 祉 施 策 との 連 携 の 下 に 行 う 必 要 がある この 一 貫 として 災 害 時 要 援 護 者 関 連 の 施 設 の 災 害 に 対 する 安 全 性 の 向 上 を 図 る 必 要 がある (3) ライフライン コンピュータ 情 報 通 信 ネットワーク 交 通 ネットワーク 等 への 依 存 度 の 増 加 が 見 られるが これらの 災 害 発 生 時 の 被 害 は 日 常 生 活 産 業 活 動 に 深 刻 な 影 響 をもたらす このた め これらの 施 設 の 耐 震 化 等 を 進 めるとともに 補 完 的 機 能 の 充 実 が 必 要 である (4) 住 民 意 識 及 び 生 活 環 境 として 近 隣 扶 助 の 意 識 の 低 下 が 見 られる このため コミュニティ 自 主 防 災 組 織 等 の 強 化 とともに 多 くの 住 民 参 加 による 定 期 的 な 防 災 訓 練 防 災 意 識 の 徹 底 等 を 図 る 必 要 がある

22 第 5 節 三 条 市 の 災 害 の 特 性 1 過 去 の 主 な 災 害 過 去 本 市 で 被 害 を 受 けた 災 害 の 種 類 は その 発 生 原 因 により 水 害 ( 豪 雨 ) 台 風 地 震 火 災 土 砂 崩 れ( 地 すべり) 豪 雪 等 に 大 別 できる 2 災 害 の 発 生 傾 向 (1) 大 雨 による 災 害 本 市 では 発 達 した 低 気 圧 が 日 本 海 を 東 進 して 新 潟 県 を 通 過 したときや 台 風 等 の 影 響 により 大 雨 の 降 ることが 多 い また 梅 雨 前 線 の 活 動 が 活 性 化 した 場 合 や 梅 雨 末 期 に 前 線 が 北 上 するとき も 大 雨 をもたらす 傾 向 がある 過 去 における 集 中 豪 雨 ( 短 時 間 異 常 豪 雨 )では その 都 度 小 河 川 が 氾 濫 し 低 地 では 住 宅 等 の 床 上 床 下 浸 水 や 田 畑 の 冠 水 等 家 屋 や 農 林 関 係 にも 大 きな 被 害 を 受 け てきた また 水 害 は 時 期 的 に7 月 と8 月 に 集 中 しており 1 時 間 雨 量 が 50 mm 前 後 になると 床 下 浸 水 が 発 生 し 1 日 雨 量 が 200 mmを 超 えると 大 規 模 な 水 害 に 発 展 する 危 険 性 が 高 くなる 五 十 嵐 川 については 安 全 性 が 低 く 上 流 のダムによる 洪 水 調 節 を 行 っても 降 雨 の 状 況 によっ ては 堤 防 の 決 壊 や 漏 水 が 発 生 することがある さらに 信 濃 川 の 水 位 が 上 昇 すると 五 十 嵐 川 下 流 部 の 水 が 信 濃 川 に 流 出 しにくくなり その 影 響 で 五 十 嵐 川 の 水 位 も 上 昇 し 氾 濫 するおそれがあ る このような 状 況 の 中 で 平 成 16 年 の7 13 新 潟 豪 雨 災 害 では 五 十 嵐 川 の 左 岸 堤 防 が 諏 訪 地 内 で 破 堤 し 甚 大 な 被 害 を 受 けた この 水 害 により 五 十 嵐 川 信 濃 川 などにおいて 緊 急 的 対 策 と して 災 害 復 旧 事 業 を 実 施 しているところである 水 害 ( 豪 雨 )の 記 録 名 称 発 生 年 月 日 被 害 の 概 要 備 考 昭 和 36 年 集 中 豪 雨 昭 和 36 年 8 月 5 日 五 十 嵐 川 の 増 水 と 局 地 的 な 集 中 豪 雨 とが 重 なり 短 時 間 に 全 市 の 80%が 冠 水 し 交 通 機 関 が 途 絶 した この 豪 雨 により 住 宅 や 農 林 関 係 に 大 きな 被 害 を 受 け 多 数 の 死 傷 者 ( 死 者 2 人 負 傷 者 510 人 )が 出 た また 御 蔵 橋 新 大 橋 渡 瀬 橋 が 流 失 し 五 十 嵐 川 堤 防 補 強 のため 自 衛 隊 に 出 動 を 要 請 し た ( 旧 三 条 市 ) 三 条 市 水 害 対 策 本 部 設 置 災 害 救 助 法 適 用 刈 谷 田 川 堤 防 が 決 壊 し 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 栄 町 ) 水 害 対 策 本 部 設 置 災 害 救 助 法 適 用 住 宅 が 全 半 壊 による 被 害 を 受 けた また 負 傷 者 が 出 た ( 旧 下 田 村 ) 昭 和 39 年 水 害 昭 和 39 年 7 月 7 日 五 十 嵐 川 右 岸 の 中 新 地 区 で 堤 防 が 約 200m にわたって 決 壊 したため 自 衛 隊 に 災 害 出 動 を 要 請 するとともに 大 崎 地 区 の 一 部 に 避 難 命 令 が 発 令 された また 嵐 南 地 区 では 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 三 条 市 ) 三 条 市 水 害 対 策 本 部 設 置

23 刈 谷 田 川 堤 防 が 決 壊 し 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 栄 町 ) 住 宅 が 全 半 壊 床 上 浸 水 による 被 害 を 受 け た ( 旧 下 田 村 ) 水 害 対 策 本 部 設 置 災 害 救 助 法 適 用 昭 和 42 年 水 害 昭 和 42 年 8 月 28 日 ~29 日 被 害 は 特 に 保 内 地 区 に 集 中 し 同 地 区 の 小 河 川 の 氾 濫 により 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 し た また 田 畑 も 冠 水 により 被 害 を 受 けた ( 旧 三 条 市 ) 三 条 市 水 害 対 策 本 部 設 置 災 害 救 助 法 適 用 昭 和 44 年 水 害 昭 和 44 年 8 月 12 日 被 害 は 特 に 保 内 地 区 に 集 中 し 林 道 が 至 る 所 で 崩 壊 したほか 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 三 条 市 ) 多 数 の 住 宅 が 床 上 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 下 田 村 ) 三 条 市 水 害 対 策 本 部 設 置 昭 和 45 年 水 害 昭 和 45 年 7 月 17 日 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 栄 町 ) 昭 和 46 年 水 害 昭 和 46 年 7 月 18 日 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 栄 町 ) 昭 和 51 年 水 害 昭 和 51 年 8 月 14 日 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 栄 町 ) 昭 和 53 年 水 害 昭 和 53 年 6 月 26 日 ~29 日 市 内 の 中 小 河 川 が 至 る 所 で 氾 濫 し 特 に 嵐 南 地 区 で 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 した また 土 木 施 設 農 林 関 係 も 大 きな 被 害 を 受 けた ( 旧 三 条 市 ) 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた また 耕 地 の 大 半 が 冠 水 した ( 旧 栄 町 ) 三 条 市 水 害 対 策 本 部 設 置 災 害 救 助 法 適 用 昭 和 54 年 水 害 昭 和 62 年 集 中 豪 雨 平 成 7 年 水 害 昭 和 54 年 7 月 28 日 昭 和 62 年 7 月 28 日 平 成 7 年 7 月 17 日 7 月 21 日 ~22 日 被 害 は 特 に 保 内 井 栗 地 区 に 集 中 し 小 河 川 の 氾 濫 により 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 し た ( 旧 三 条 市 ) 短 時 間 の 異 常 豪 雨 により 五 十 嵐 川 が 急 激 に 増 水 し 嵐 南 地 区 の 一 部 で 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 した また 商 工 業 関 係 にも 大 きな 被 害 が 発 生 した ( 旧 三 条 市 ) 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 による 被 害 を 受 けた ( 旧 栄 町 ) 林 道 が 至 る 所 で 崩 壊 したほか 小 河 川 の 氾 濫 により 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 した また 田 畑 も 冠 水 により 被 害 を 受 けた ( 旧 三 条 市 )

24 平 成 9 年 集 中 豪 雨 平 成 11 年 集 中 豪 雨 平 成 9 年 8 月 30 日 平 成 11 年 7 月 21 日 短 時 間 の 異 常 豪 雨 により 小 河 川 が 氾 濫 し 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 した ( 旧 三 条 市 ) 短 時 間 の 異 常 豪 雨 により 小 河 川 が 氾 濫 し 多 数 の 住 宅 が 床 上 床 下 浸 水 した ( 旧 三 条 市 ) 7 13 新 潟 豪 雨 災 害 平 成 16 年 7 月 13 日 新 潟 県 中 越 地 方 を 中 心 とした 地 域 を 大 規 模 な 集 中 豪 雨 が 襲 い 五 十 嵐 川 や 刈 谷 田 川 など6 河 川 で 11 か 所 が 破 堤 し また 各 地 でがけ 崩 れ などが 多 数 発 生 した 五 十 嵐 川 では 笠 堀 ダム 観 測 所 で 24 時 間 雨 量 474mm を 記 録 し 午 後 1 時 15 分 に 諏 訪 地 内 の 左 岸 堤 防 が 117mにわたり 破 堤 した また 両 岸 の 至 る 所 で 越 水 し 市 街 地 が 浸 水 するなど 浸 水 面 積 1,320ha にも 及 ぶ 甚 大 な 被 害 となった 被 害 状 況 死 者 9 人 重 傷 者 1 人 住 宅 等 の 被 害 10,935 棟 被 害 世 帯 7,511 世 帯 被 害 総 額 289 億 円 避 難 所 90 か 所 避 難 者 9,557 名 対 策 本 部 設 置 災 害 救 助 法 適 用 (2) 台 風 による 災 害 台 風 は 低 緯 度 の 海 域 で 発 生 し 一 般 に 東 から 西 へ 時 速 約 20 kmの 速 度 で 進 む 11 月 から5 月 に 発 生 する 台 風 の 多 くは このまま 南 シナ 海 や 中 国 大 陸 へ 向 かうが 6 月 から 10 月 に 発 生 する 台 風 の 幾 つかは 北 寄 りに 進 んで 偏 西 風 帯 に 入 ると 東 へ 転 向 し 速 度 を 増 しながら 北 東 に 進 み 日 本 に 上 陸 することがある 過 去 本 市 に 最 も 大 きな 被 害 をもたらした 台 風 は 昭 和 36 年 9 月 16 日 の 第 2 室 戸 台 風 であった が 新 潟 県 内 が 影 響 を 受 けた 台 風 をコース 別 に 分 類 すると4つに 大 別 され 雨 や 風 の 一 般 的 な 特 徴 を 示 すと 次 のようになる ア Aコース 新 潟 県 から 離 れて 日 本 海 を 通 過 する( 昭 和 30 年 台 風 22 号 ) 台 風 の 勢 力 が 大 きい 時 は 南 西 の 強 風 弱 い 時 には 南 寄 りの 風 となり フェーン 現 象 を 生 じ 気 温 が 高 くなる また 前 線 が 新 潟 県 を 離 れていれば 大 雨 の 心 配 はない イ Bコース 新 潟 県 のすぐ 西 を 通 過 する( 昭 和 36 年 第 2 室 戸 台 風 ) 最 大 風 速 は 台 風 の 中 心 が 通 過 後 に 起 きる また 弱 風 状 態 から 急 に 吹 き 出 す 時 もあり 警 戒 を 要 する 風 向 は 南 西 から 西 南 西 が 多 く 雨 量 は 前 線 が 停 滞 している 場 合 を 除 けば 比 較 的 少 ない ウ Cコース 新 潟 県 を 縦 断 して 北 東 に 進 む( 昭 和 40 年 台 風 24 号 ) 雨 風 ともに 強 いが 新 潟 県 に 達 したころには 弱 まることが 多 い しかし 余 り 弱 まらずに 接 近 する 時 は 特 に 警 戒 を 要 する 最 大 風 速 は 台 風 が 通 過 する 直 前 に 現 れるが 台 風 の 中 心 が 酒 田 市 付 近 に 達 した 後 強 い 吹 き 返 しの 強 風 が 起 きることがあるので 注 意 が 必 要 である 雨 量 は 中 越 地 方 が 多 くなり 100~200 mmに 達 する エ Dコース 新 潟 県 の 東 を 北 上 する( 昭 和 33 年 台 風 22 号 )

25 雨 が 多 くなることがあり 台 風 の 勢 力 が 大 きい 時 には 風 も 強 くなる 北 寄 りの 風 となり 上 中 越 地 方 で 雨 が 降 りやすく 100~200 mm( 前 線 があると 150~200 mm)に 達 することがあり 最 大 風 速 は 新 潟 県 の 南 東 を 通 過 する 時 に 現 れる 台 風 の 記 録 名 称 発 生 年 月 日 被 害 の 概 要 備 考 第 2 室 戸 台 風 昭 和 36 年 9 月 16 日 四 国 に 上 陸 した 台 風 は 兵 庫 県 を 通 過 し 富 山 県 から 日 本 海 に 抜 けた その 後 佐 渡 付 近 を 通 過 したため 本 市 も 台 風 圏 内 に 入 り 瞬 間 最 大 風 速 46mを 記 録 した このため 大 島 小 学 校 が 倒 壊 するなど 学 校 住 家 等 が 全 市 にわたっ て 大 きな 被 害 を 受 けた ( 旧 三 条 市 ) 災 害 対 策 本 部 設 置 重 軽 傷 者 24 名 住 宅 全 半 壊 101 棟 ( 旧 栄 町 ) 災 害 救 助 法 適 用 負 傷 者 15 名 住 宅 等 全 半 壊 3,155 棟 ( 旧 下 田 村 ) 台 風 第 19 号 平 成 3 年 9 月 28 日 日 本 海 を 北 上 した 台 風 が 能 登 沖 を 通 過 した 午 前 2 時 ころから 本 市 でも 風 が 強 く 吹 き 始 め 秋 田 県 沖 に 達 したころには 吹 き 返 しの 風 が 強 くなり 午 前 5 時 ころ 瞬 間 最 大 風 速 34mを 記 録 した このため 全 市 的 に 建 物 等 が 風 によ る 被 害 を 受 け 特 に 果 実 等 の 農 林 関 係 が 大 きな 被 害 を 受 けた 新 潟 県 に 影 響 する 台 風 のコース

26 大 きさの 階 級 分 け 強 さの 階 級 分 け 風 速 15m/s 以 上 の 半 径 最 大 風 速 大 型 :( 大 きい) 500km 以 上 ~800km 未 満 強 い 33m/s(64 ノット) 以 上 ~ 44m/s(85 ノット) 未 満 超 大 型 : ( 非 常 に 大 きい) 800km 以 上 非 常 に 強 い 44m/s(85 ノット) 以 上 ~ 54m/s(105 ノット) 未 満 猛 烈 な 54m/s(105 ノット) 以 上 (3) 地 震 による 災 害 地 震 は 一 般 に 予 知 することが 非 常 に 困 難 であり その 被 害 は 地 震 動 による 建 造 物 の 損 壊 のみに とどまらず がけ 崩 れ 地 すべり 雪 崩 等 を 誘 発 し さらに 下 図 の 要 因 が 伴 い 火 災 の 同 時 多 発 に よる 大 火 危 険 性 をも 含 んでいる 地 震 は このような 二 次 災 害 をも 含 んだ 複 合 的 広 域 的 な 被 害 を もらたすところにその 大 きな 特 徴 がある 過 去 本 市 に 直 接 大 きな 被 害 をもたらした 地 震 は 記 録 によると 1828 年 ( 文 政 11 年 )に 現 在 の 栄 町 北 部 を 震 源 地 とする 越 後 三 条 地 震 ( 現 在 の 三 条 市 域 内 444 人 死 亡 )があるが 被 害 の 大 きい 地 区 では 住 家 の 約 7 割 が 倒 壊 又 は 焼 失 し 人 口 の 約 7%の 住 人 が 家 屋 の 下 敷 きや 焼 死 するという 大 地 震 だった また 近 年 では 平 成 16 年 10 月 23 日 に 発 生 した 中 越 大 震 災 により 住 家 の 損 壊 などの 被 害 が あった なお 本 市 の 市 街 地 では 木 造 家 屋 の 密 集 地 や 狭 い 道 路 公 園 緑 地 の 不 足 等 の 要 因 が 重 なり 地 震 発 生 時 の 同 時 多 発 火 災 等 による 被 害 拡 大 が 予 想 される 地 震 火 災 発 生 の 要 因 図 火 気 や 可 燃 物 の 転 倒 落 下 混 触 や 異 常 燃 焼 空 だ き 等 により 着 火 する 建 物 内 に 広 がる 隣 室 隣 棟 へ 延 焼 する さらに 延 焼 して 大 火 にな る 地 震 の 建 物 などが 被 害 を 受 け 人 も 行 動 の 自 由 を 失 う 初 期 消 火 活 動 が 困 難 になる 大 火 災 に 伴 う 火 災 旋 風 など 異 常 気 象 発 生 特 に 倒 壊 や 屋 根 瓦 モルタル 塗 ガラス 窓 の 落 下 により 隣 の 火 災 や 飛 火 で 着 火 しやすくなる 交 通 通 信 水 道 が 被 害 を 受 ける 出 動 困 難 水 利 不 足 消 防 隊 の 消 火 活 動 が 阻 害 される

27 地 震 の 記 録 名 称 発 生 年 月 日 被 害 の 概 要 越 後 三 条 地 震 (M6.9) 新 潟 地 震 (M7.5) 中 越 大 震 災 (M6.8) 1828 年 12 月 18 日 ( 文 政 11 年 ) 昭 和 39 年 6 月 16 日 平 成 16 年 10 月 23 日 三 条 見 附 長 岡 を 中 心 に 全 壊 9,808 戸 半 壊 7,276 戸 焼 失 1,204 戸 死 者 1,443 人 ( 現 市 域 内 444 人 )の 被 害 を 受 けた 粟 島 付 近 を 震 源 地 とし 新 潟 県 を 中 心 に 県 内 で 全 壊 1,960 戸 半 壊 6,640 戸 焼 損 346 棟 浸 水 15,297 戸 の 大 きな 被 害 をもたらした また 旧 三 条 市 では2 人 旧 下 田 村 では 38 人 が 負 傷 した 中 越 地 方 を 震 源 地 とし 県 内 で 避 難 者 約 10 万 人 住 宅 損 壊 約 12 万 棟 など 甚 大 な 被 害 をもたらした (4) 火 災 による 災 害 過 去 においては 当 時 の 三 条 町 を 焼 き 尽 くすような 大 火 が 幾 度 も 発 生 し その 都 度 住 民 は 大 きな 被 害 を 受 けてきた 大 火 となった 要 因 は 主 に 出 火 場 所 が 風 上 で 建 物 のほとんどが 木 造 で 密 集 し ており また 消 防 の 組 織 や 装 備 も 現 在 と 比 較 にならないわずか5 組 の 消 防 組 ( 人 員 250 人 雲 竜 水 5 個 水 桶 500 個 程 度 )で 消 防 の 水 利 も 自 然 水 利 が 主 だったため 消 火 活 動 もままならない 状 態 であったことが 挙 げられる その 後 は 大 火 と 称 するほどの 火 災 もなく 今 日 に 至 っているが 最 近 の 家 庭 や 事 業 所 等 で 使 用 す るエネルギーの 多 様 化 建 物 の 複 雑 化 及 び 高 層 化 が 気 象 条 件 と 相 まって 大 火 に 発 展 する 危 険 性 は 高 い 特 に 現 市 街 地 では 木 造 老 朽 家 屋 の 密 集 狭 い 道 路 公 園 緑 地 のオープンスペースの 不 足 等 により 火 災 による 災 害 の 潜 在 的 危 険 性 が 高 いと 言 える 火 災 の 記 録 名 称 発 生 年 月 日 焼 損 面 積 (m2) 罹 災 棟 数 ( 棟 ) 北 四 日 町 火 災 昭 和 21 年 7 月 30 日 不 明 38 一 ノ 門 綿 屋 火 災 昭 和 24 年 5 月 31 日 不 明 19 二 ノ 町 火 災 昭 和 31 年 5 月 17 日 1, 居 島 火 災 昭 和 34 年 8 月 26 日 2, 新 保 工 場 火 災 昭 和 37 年 1 月 22 日 4,435 4 下 田 島 材 木 店 火 災 昭 和 37 年 4 月 18 日 2, 田 町 火 災 昭 和 39 年 5 月 3 日 1, 上 田 島 工 場 火 災 昭 和 41 年 5 月 28 日 2, 田 町 火 災 昭 和 48 年 8 月 16 日 1, 南 四 日 町 アパート 火 災 昭 和 5 9 年 4 月 3 日 2, 西 裏 館 一 丁 目 火 災 昭 和 59 年 6 月 5 日 西 裏 館 二 丁 目 火 災 昭 和 63 年 4 月 16 日 島 田 二 丁 目 地 内 火 災 平 成 7 年 3 月 24 日 東 裏 館 一 丁 目 地 内 火 災 平 成 9 年 3 月 23 日

28 (5) 土 砂 崩 れ 及 び 地 すべりによる 災 害 本 市 の 山 間 部 は 南 東 部 に 連 なる 加 茂 新 津 丘 陵 の 延 長 と 下 田 丘 陵 によって 構 成 され その 中 央 部 を 五 十 嵐 川 が 流 下 している きふく せんしんとう 本 地 域 に 見 られる 地 形 は 岩 相 高 度 起 伏 量 傾 斜 分 布 等 の 特 徴 により 主 として 鮮 新 統 ( 一 しいや 部 に 椎 谷 層 が 分 布 ) 及 び 第 四 系 からなり 起 伏 量 が 小 さく 標 高 200m 前 後 の 頂 部 を 持 つ 背 面 のそろ った 丘 陵 に その 縁 辺 部 である 永 明 寺 山 や 道 心 坂 付 近 の 一 段 高 度 が 低 く 粗 大 な 風 化 した 礫 層 からな る 台 地 に 平 野 との 接 合 部 に 断 続 的 に 発 達 する 数 段 の 河 岸 段 丘 に そして 信 濃 川 五 十 嵐 川 が 埋 積 した 低 地 に 区 分 できる しゅうきょく 本 地 域 には 北 東 から 南 西 方 向 に 軸 を 持 つ 褶 曲 はいしゃ 及 び 断 層 創 造 が 発 達 し 五 十 嵐 川 左 岸 では 下 田 地 区 大 浦 から 見 附 市 本 明 に 至 る 大 浦 背 斜 ( 3) 栄 地 区 吉 野 屋 を 通 る 吉 野 屋 背 斜 ( 3)が 発 達 し これら こうしゃ の 間 には 軸 が 南 に 沈 下 する 石 地 向 斜 ( 3)が 発 達 する また 麻 布 及 び 石 地 斜 軸 の 東 側 に 断 層 が 推 定 されている ( 3,4) また 本 地 域 に 見 られる 地 質 層 序 は 下 位 から 大 浦 背 斜 の 中 軸 部 及 び 五 十 嵐 川 右 岸 に 砂 岩 泥 岩 互 層 と 塊 状 泥 岩 からなる 椎 谷 層 ( 3,4) 塊 状 灰 色 泥 岩 からなり 一 部 に 砂 岩 凝 灰 岩 を 狭 在 する 西 山 層 ( 3,4) 石 地 向 斜 軸 部 及 び 五 十 嵐 川 右 岸 の 麻 布 から 加 茂 市 下 条 にかけて 帯 状 に 砂 質 泥 岩 微 細 泥 岩 か らなる 灰 爪 層 ( 3,4) 麻 布 から 加 茂 市 下 条 にかけて 帯 状 に 塊 状 砂 岩 層 砂 礫 層 の 互 層 からなる 魚 沼 層 ( 3,4)が 分 布 する これらを 不 整 合 に 覆 って 粗 大 で 風 化 した 礫 を 主 体 に 上 部 は 赤 色 土 化 している 旧 期 の 段 丘 堆 積 物 が 永 明 寺 山 などに 断 片 的 に 分 布 し 平 野 の 接 合 部 には 一 段 低 い 部 分 に 新 期 の 段 丘 堆 積 物 がある 栄 地 区 の 境 界 部 の 丘 陵 では 古 い 大 規 模 な 地 すべり 地 形 が 数 多 く 確 認 されており ( 2) その 縁 辺 で 起 こる 二 次 三 次 の 地 すべりに 注 意 する 必 要 がある また 長 嶺 の 南 側 や 麻 布 団 地 の 東 側 に 段 丘 の 変 化 が 見 られる ( 3,4) このようなことから 無 秩 序 な 造 成 が 行 われた 場 合 は 急 傾 斜 地 での 土 砂 災 害 の 危 険 が 十 分 に 予 想 される れき 参 考 文 献 1 加 茂 団 体 研 究 グループ(1990) 新 潟 平 野 東 縁 加 茂 地 域 の 第 四 系 地 球 科 学 (41.4) 2 高 浜 信 行 山 崎 興 輔 (1987) 古 期 初 生 的 地 滑 りの 研 究 (1) 栄 初 生 的 地 滑 りの 事 例 新 潟 大 災 害 研 年 報 9 3 津 田 禾 粒 白 井 健 裕 長 谷 川 美 行 (1976) 土 地 分 類 基 本 調 査 三 条 表 層 地 質 の 部 新 潟 県 4 津 田 禾 粒 白 井 健 裕 長 谷 川 美 行 新 川 公 (1984) 土 地 分 類 基 本 調 査 加 茂 表 層 地 質 の 部 新 潟 県 山 間 部 の 地 質 図 ( 資 料 編 3-8 山 間 部 の 地 質 図 参 照 )

29 土 砂 崩 れ 及 び 地 すべりの 記 録 名 称 発 生 年 月 日 被 害 の 概 要 備 考 西 大 崎 地 内 ( 通 称 : 八 幡 山 ) 土 砂 崩 れ 昭 和 60 年 7 月 4 日 7 月 13 日 長 雨 により 団 地 北 側 で2 回 にわたって 土 砂 崩 れが 発 生 し 付 近 の 住 宅 5 棟 が 土 砂 の 下 敷 きになった このため 延 べ 22 世 帯 に 避 難 勧 告 を 発 令 した 土 砂 くずれ 対 策 本 部 設 置 如 法 寺 団 地 裏 山 地 すべり 昭 和 60 年 11 月 13 日 長 雨 により 如 法 寺 団 地 裏 山 で 地 すべり が 発 生 し 住 民 3 人 が 押 し 流 された 住 宅 の 下 敷 きになり 救 助 された また 6 世 帯 に 避 難 勧 告 を 発 令 した (6) 豪 雪 による 災 害 新 潟 県 は 名 立 たる 豪 雪 県 と 言 われている その 原 因 は 山 形 福 島 群 馬 長 野 富 山 の 各 県 に 接 する 県 境 のすべてが 標 高 2,000m 級 の 山 に 囲 まれて その 半 円 形 のお 椀 形 の 開 口 部 が 広 く 日 本 海 に 面 しているという 地 形 による 季 節 風 の 卓 越 する 冬 型 の 気 圧 配 置 では 主 として 日 本 海 上 で 生 成 された 雪 片 が 西 寄 りの 季 節 風 に よって 内 陸 に 運 ばれる 効 果 と 山 の 斜 面 での 強 制 上 昇 による 降 雪 が 相 まって 新 潟 県 の 降 雪 は 山 沿 い 山 間 部 が 中 心 ( 山 雪 )となる また 反 面 西 高 東 低 の 気 圧 配 置 が 弱 まって 日 本 海 が 気 圧 の 谷 に なり 下 層 では 南 寄 りの 風 になるような 時 には 南 から 運 ばれる 多 湿 な 暖 気 が 北 側 の 寒 気 と 接 する 付 近 で 海 岸 平 野 部 でも 思 わぬ 大 雪 ( 里 雪 )をもたらすことがある 本 市 においてもこれらの 大 雪 で 交 通 障 害 家 屋 及 び 施 設 の 倒 壊 等 による 被 害 を 受 けてきた 豪 雪 の 記 録 名 称 発 生 年 月 日 被 害 の 概 要 備 考 36 年 豪 雪 昭 和 35 年 12 月 30 日 ~36 年 1 月 15 日 大 陸 からの 寒 気 が 南 下 し 数 日 のうちに 積 雪 が 2.1mに 達 し 69 年 ぶりの 大 雪 となり 全 市 で 大 がかりな 除 雪 を 実 施 した 雪 害 対 策 本 部 設 置 38 年 豪 雪 昭 和 38 年 1 月 23 日 ~2 月 10 日 1 月 になって 降 り 続 いた 雪 は 1 月 23 日 に 積 雪 が 4.25mに 達 するかつてない 大 雪 と なった このため 全 市 で 交 通 機 関 が 全 面 スト ップした この 大 雪 により 災 害 救 助 法 ( 激 甚 災 害 )が 適 用 され 自 衛 隊 5 隊 が 来 条 し 除 雪 に 当 たった 雪 害 対 策 本 部 設 置 災 害 救 助 法 適 用 ( 激 甚 災 害 )

30 第 6 節 防 災 対 策 の 推 進 方 向 1 自 主 防 災 組 織 の 育 成 等 による 地 域 防 災 力 の 強 化 災 害 時 の 被 害 を 最 小 限 にするためには 公 的 機 関 による 防 災 活 動 だけでなく 地 域 住 民 の 自 発 的 な 防 災 活 動 が 重 要 であり 地 域 住 民 の 防 災 活 動 は 組 織 的 な 活 動 により 最 大 限 の 効 果 が 期 待 できるもの である このため 市 は 消 防 力 の 整 備 と 救 助 体 制 の 強 化 を 図 るとともに 自 治 会 における 防 災 への 取 組 住 民 の 連 帯 意 識 に 基 づく 自 主 防 災 組 織 及 び 事 業 所 等 における 自 衛 防 災 組 織 の 育 成 整 備 を 推 進 し 地 域 防 災 力 の 強 化 に 努 めるものとする また 住 民 参 加 による 防 災 訓 練 の 実 施 や 広 報 等 の 啓 発 活 動 を 積 極 的 に 行 い 住 民 等 の 防 災 意 識 の 高 揚 に 努 めるものとする 2 水 害 対 策 本 市 の 過 去 の 災 害 を 振 り 返 ると 水 害 が 多 い これは 信 濃 川 の 河 道 に 対 し 直 角 に 五 十 嵐 川 が 接 続 し ていることから 降 雨 期 には 五 十 嵐 川 の 水 が 信 濃 川 に 流 出 せず ひいては 内 水 が 五 十 嵐 川 に 流 出 しな いため 小 河 川 が 氾 濫 し 低 地 では 住 宅 等 の 床 上 床 下 浸 水 や 田 畑 の 冠 水 等 の 被 害 を 受 けてきた このような 水 害 が 起 きてきた 中 で 平 成 16 年 の7 13 新 潟 豪 雨 災 害 では 五 十 嵐 川 の 左 岸 堤 防 が 諏 訪 地 内 で 破 堤 し 甚 大 な 被 害 を 受 けた この 水 害 により 信 濃 川 五 十 嵐 川 刈 谷 田 川 大 平 川 など において 緊 急 的 対 策 として 災 害 復 旧 事 業 を 実 施 しているところである 今 後 水 害 から 住 民 等 を 守 るためには 治 水 安 全 度 の 低 い 新 通 川 島 田 川 貝 喰 川 中 ノ 口 川 布 施 谷 川 等 の 治 水 対 策 を 関 係 機 関 に 要 望 し 内 水 対 策 として 中 小 河 川 の 改 修 と 連 携 しながら 排 水 施 設 の 整 備 や 公 共 下 水 道 の 整 備 を 行 い 水 防 体 制 の 強 化 に 努 めるものとする 3 地 すべり がけ 崩 れ 等 災 害 対 策 本 市 南 東 部 の 丘 陵 地 一 帯 には 地 すべり 土 石 流 急 傾 斜 地 崩 壊 等 の 危 険 箇 所 が 各 地 に 点 在 してい る 過 去 にも 土 砂 崩 れ 等 が 発 生 し 住 民 や 家 屋 山 林 等 に 大 きな 被 害 を 受 けた 今 後 も 急 傾 斜 地 崩 壊 危 険 地 区 の 指 定 促 進 を 図 り 山 地 の 段 切 りや 防 止 施 設 の 設 置 等 治 山 事 業 を 進 め 土 砂 崩 れ 等 の 未 然 防 止 に 努 めるとともに 降 雨 時 における 通 報 巡 視 体 制 の 強 化 を 図 り 避 難 体 制 の 確 立 及 び 強 化 に 努 め るものとする 4 雪 害 対 策 雪 による 障 害 は 産 業 経 済 の 振 興 と 市 民 生 活 の 安 定 に 重 大 な 影 響 を 与 えることから 雪 害 を 克 服 し 冬 期 間 の 交 通 を 確 保 するため 市 は 除 雪 体 制 の 強 化 除 雪 機 械 及 び 融 雪 施 設 の 整 備 を 推 進 するものと する また 雪 崩 災 害 を 防 止 するため 雪 崩 発 生 危 険 箇 所 の 把 握 に 努 め 関 係 住 民 等 に 周 知 するとともに 計 画 的 な 雪 崩 防 止 施 設 の 整 備 を 図 るものとする

31 第 2 章 気 象 注 意 報 警 報 等 の 発 表 受 領 及 び 伝 達

32 - 22 -

33 第 1 節 気 象 注 意 報 警 報 等 の 種 類 及 び 発 表 基 準 1 気 象 業 務 法 ( 昭 和 27 年 法 律 第 162 号 )に 定 める 注 意 報 警 報 等 (1) 新 潟 地 方 気 象 台 が 各 区 域 (29 頁 図 及 び 30 頁 の 表 を 参 照 )を 対 象 に 発 表 する 気 象 注 意 報 警 報 等 の 種 類 及 び 発 表 基 準 は 次 のとおりである 注 意 報 種 類 発 表 基 準 風 雪 注 意 報 風 雪 による 被 害 が 予 想 される 場 合 具 体 的 には 平 均 風 速 が 陸 上 で 上 中 下 越 では4 月 ~9 月 12m/s 10 月 ~3 月 15m/s 佐 渡 では 年 間 を 通 して 13 m/s 海 上 では 年 間 を 通 して 上 中 下 越 佐 渡 とも 15 m/sを 超 え かつ 雪 を 伴 うと 予 想 される 場 合 である 一 般 の 利 用 に 適 合 す 気 象 注 意 報 強 風 注 意 報 大 雨 注 意 報 強 風 による 被 害 が 予 想 される 場 合 具 体 的 には 平 均 風 速 が 陸 上 で 上 中 下 越 では4 月 ~9 月 12m/s 10 月 ~3 月 15m/s 佐 渡 では 年 間 を 通 して 13 m/s 海 上 では 年 間 を 通 して 上 中 下 越 佐 渡 とも 15 m/sを 超 えると 予 想 される 場 合 である 大 雨 による 被 害 が 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である ( 中 下 越 の 平 地 と 佐 渡 ) 1 時 間 で 20 mm 3 時 間 で 35 mm のいずれかを 超 える 降 雨 があると 24 時 間 で 70 mm 予 想 される 場 合 ( 中 下 越 の 山 沿 いと 上 越 ) 1 時 間 で 30 mm 3 時 間 で 45 mm のいずれかを 超 える 降 雨 があると 24 時 間 で 80 mm 予 想 される 場 合 る も の 大 雪 注 意 報 大 雪 による 被 害 が 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 上 中 下 越 24 時 間 の 降 雪 の 深 さが 下 越 海 岸 地 方 で 20 cm 中 越 上 越 海 岸 地 方 で 30 cm のいずれかを 超 えると 平 野 部 で 40 cm 予 想 される 場 合 山 沿 いで 60 cm 佐 渡 24 時 間 の 降 雪 の 深 さが 25 cmを 超 えると 予 想 される 場 合 濃 霧 注 意 報 濃 霧 のため 交 通 機 関 等 に 著 しい 支 障 を 及 ぼすおそれのあ る 場 合 具 体 的 には 濃 霧 のため 視 程 が 陸 上 で 100m 以 下 又 は 海 上 で 500m 以 下 になると 予 想 される 場 合 である

34 種 類 発 表 基 準 雷 注 意 報 落 雷 等 により 被 害 が 予 想 される 場 合 乾 燥 注 意 報 空 気 が 乾 燥 し 火 災 の 危 険 が 大 きいと 予 想 される 場 合 具 体 的 には 気 象 官 署 の 値 で 最 小 湿 度 が 40% 以 下 で 実 効 湿 度 が 65% 以 下 になると 予 想 される 場 合 である なだれが 発 生 して 被 害 があると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 1 降 雪 の 深 さが 50 cm 以 上 で 気 温 の 変 化 が 大 きいと 予 想 される 場 合 2 積 雪 が 50 cm 以 上 で 日 最 高 気 温 が 8 以 上 又 は 24 時 間 で 20 mm 以 上 の 降 雨 があると 予 想 される 場 合 着 氷 ( 雪 )が 著 しく 通 信 線 や 送 電 線 等 に 被 害 が 起 こると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 着 雪 については 気 温 が 0 付 近 で 並 以 上 の 雪 が 数 時 間 以 上 続 くと 予 想 される 場 合 霜 により 農 作 物 に 著 しい 被 害 が 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 上 中 下 越 の 海 岸 地 方 平 野 部 では4 月 5 日 ~5 月 31 日 に 山 沿 いでは4 月 25 日 ~6 月 15 日 に 日 最 低 気 温 が 3 以 下 佐 渡 では4 月 5 日 ~5 月 31 日 に 日 最 低 気 温 が4 以 下 と 予 想 される 場 合 (なお 対 象 期 間 は 農 作 物 の 生 育 状 況 によって 変 更 することがある ) 低 温 のため 農 作 物 に 著 しい 被 害 が 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 5 月 ~9 月 : 日 平 均 気 温 が 平 年 より3 以 上 低 い 日 が3 日 以 上 継 続 すると 予 想 される 場 合 11 月 ~4 月 : 日 最 低 気 温 が 上 中 下 越 の 海 岸 地 方 で- 4 以 下 平 野 部 で-7 以 下 山 沿 いで -10 以 下 佐 渡 で-4 以 下 となること が 予 想 される 場 合 融 雪 に 伴 う 洪 水 山 くずれ 地 すべり 等 によって 災 害 が 起 こるおそれがある 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である 1 積 雪 地 域 の 日 平 均 気 温 が 10 以 上 と 予 想 される 場 合 2 積 雪 地 域 の 日 平 均 気 温 が7 以 上 と 予 想 され かつ 平 均 風 速 5m/s 以 上 か 日 降 水 量 20 mm 以 上 が 予 想 さ れる 場 合 な だ れ 注 意 報 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の 気 象 注 意 報 着 氷 ( 雪 ) 注 意 報 霜 注 意 報 低 温 注 意 報 融 雪 注 意 報 高 潮 注 意 報 高 潮 注 意 報 台 風 等 による 海 面 の 異 常 上 昇 によって 災 害 が 起 こるお それがある 場 合 具 体 的 には 潮 位 が 東 京 湾 平 均 海 面 上 1.0m( 新 潟 西 港 検 査 潮 基 準 面 上 1.58m)を 超 えると 予 想 される 場 合 であ る

35 種 類 発 表 基 準 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の 波 浪 注 意 報 波 浪 注 意 報 洪 水 注 意 報 洪 水 注 意 報 風 浪 うねり 等 によって 災 害 が 起 こるおそれがある 場 合 具 体 的 には 有 義 波 高 が 2.5mを 超 えると 予 想 される 場 合 である 洪 水 によって 災 害 が 起 こるおそれがある 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である ( 中 下 越 の 平 地 と 佐 渡 ) 1 時 間 で 20 mm 3 時 間 で 35 mm のいずれかを 超 える 降 雨 がある 24 時 間 で 70 mm と 予 想 される 場 合 ( 中 下 越 の 山 沿 いと 上 越 ) 1 時 間 で 30 mm 3 時 間 で 45 mm のいずれかを 超 える 降 雨 がある 24 時 間 で 80 mm と 予 想 される 場 合 水 防 活 動 の 利 用 に 適 合 す る も の 水 防 活 動 用 気 象 注 意 報 水 防 活 動 用 高 潮 注 意 報 水 防 活 動 用 洪 水 注 意 報 指 定 河 川 の 洪 水 注 意 報 大 雨 注 意 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 大 雨 注 意 報 と 同 じ 高 潮 注 意 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 高 潮 注 意 報 と 同 じ 洪 水 注 意 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 洪 水 注 意 報 と 同 じ 信 濃 川 中 流 洪 水 注 意 報 信 濃 川 下 流 洪 水 注 意 報 阿 賀 野 川 洪 水 注 意 報 関 川 洪 水 注 意 報 荒 川 洪 水 注 意 報 洪 水 予 報 基 準 地 点 の 水 位 が 警 戒 水 位 を 超 えるおそれがあ る 場 合

36 警 報 種 類 発 表 基 準 暴 風 警 報 暴 風 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 平 均 風 速 が 陸 上 で 20m/s 又 は 海 上 で 25m/sを 超 えると 予 想 される 場 合 である 暴 風 雪 警 報 暴 風 雪 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 平 均 風 速 が 陸 上 で 20m/s 又 は 海 上 で 25m /sを 超 え かつ 雪 を 伴 うと 予 想 される 場 合 である 一 般 の 利 用 に 適 気 象 警 報 大 雨 警 報 大 雨 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である ( 中 下 越 の 平 地 と 佐 渡 ) 1 時 間 40 mm 以 上 の 激 しい 雨 が 予 想 され かつ 総 降 水 量 が 100 mmを 超 えると 予 想 される 場 合 又 は 3 時 間 で 70 mm のいずれかを 超 える 降 雨 がある 24 時 間 で 140 mm と 予 想 される 場 合 ( 中 下 越 の 山 沿 いと 上 越 ) 1 時 間 50 mm 以 上 の 非 常 に 激 しい 雨 が 予 想 され かつ 総 降 水 量 が 100 mmを 超 えると 予 想 される 場 合 又 は 3 時 間 で 80 mm のいずれかを 超 える 降 雨 がある 24 時 間 で 140 mm と 予 想 される 場 合 合 す る も の 大 雪 警 報 大 雪 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 であ る 上 中 下 越 24 時 間 の 降 雪 の 深 さが 海 岸 地 方 で 50 cm 平 野 部 で 70 cm のいずれかを 超 えると 予 想 さ 山 沿 いで 100 cm れる 場 合 佐 渡 24 時 間 の 降 雪 の 深 さが 50 cmを 超 えると 予 想 され る 場 合 高 潮 警 報 高 潮 警 報 波 浪 警 報 波 浪 警 報 台 風 等 による 海 面 の 異 常 上 昇 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 潮 位 が 東 京 湾 平 均 海 面 上 1.2mを 超 えると 予 想 される 場 合 である ( 新 潟 西 港 検 潮 基 準 面 上 1.78m 以 上 ) 風 浪 うねり 等 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれが あると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 有 義 波 高 が 5.5mを 超 えると 予 想 される 場 合 である

37 一 般 の 利 用 に 適 合 す る も の 種 類 発 表 基 準 洪 水 警 報 洪 水 警 報 洪 水 によって 重 大 な 災 害 が 起 こるおそれがあると 予 想 される 場 合 具 体 的 には 次 の 条 件 に 該 当 する 場 合 である ( 中 下 越 の 平 野 と 佐 渡 ) 1 時 間 40 mm 以 上 の 激 しい 雨 が 予 想 され しかも 総 降 水 量 が 100 mmを 超 えると 予 想 される 場 合 又 は 3 時 間 で 70 mm のいずれかを 超 える 降 雨 があると 24 時 間 で 140 mm 予 想 される 場 合 ( 中 下 越 の 山 沿 いと 上 越 ) 1 時 間 50 mm 以 上 の 非 常 に 激 しい 雨 が 予 想 され しか も 総 降 水 量 が 100 mmを 超 えると 予 想 される 場 合 又 は 3 時 間 で 80 mm のいずれかを 超 える 降 雨 がある 24 時 間 で 140 mm 予 想 される 場 合 水 防 活 動 の 利 用 に 適 合 す る も の 水 防 活 動 用 気 象 警 報 水 防 活 動 用 高 潮 警 報 水 防 活 動 用 洪 水 警 報 指 定 河 川 の 洪 水 警 報 大 雨 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 大 雨 警 報 と 同 じ 高 潮 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 高 潮 警 報 と 同 じ 洪 水 警 報 一 般 の 利 用 に 適 合 する 高 潮 警 報 と 同 じ 信 濃 川 中 流 洪 水 警 報 信 濃 川 下 流 洪 水 警 報 阿 賀 野 川 洪 水 警 報 関 川 洪 水 警 報 荒 川 洪 水 警 報 いっ 水 氾 濫 等 により 国 民 経 済 上 重 大 な 損 害 を 生 じる おそれがある 場 合 ( 注 ) 1 発 表 基 準 欄 に 記 載 した 数 値 は 新 潟 県 における 過 去 の 災 害 発 生 頻 度 と 気 象 条 件 との 関 係 を 調 査 して 決 めたものであり 気 象 要 素 によって 災 害 発 生 を 予 想 する 際 の 具 体 的 な 目 安 である 2 水 防 活 動 の 利 用 に 適 合 する 注 意 報 警 報 は 一 般 の 注 意 報 警 報 のうち 水 防 に 関 するものを 用 いて 行 い 水 防 活 動 の 用 語 は 用 いない また 指 定 河 川 を 対 象 とする 洪 水 予 報 ( 信 濃 川 下 流 洪 水 注 意 報 及 び 洪 水 警 報 阿 賀 野 川 洪 水 注 意 報 及 び 洪 水 警 報 関 川 洪 水 注 意 報 及 び 洪 水 警 報 荒 川 洪 水 注 意 報 及 び 洪 水 警 報 )は それ ぞれ 北 陸 地 方 整 備 局 ( 信 濃 川 河 川 事 務 所 信 濃 川 下 流 河 川 事 務 所 阿 賀 野 川 河 川 事 務 所 高 田 河 川 国 道 事 務 所 羽 越 河 川 国 道 事 務 所 )と 新 潟 地 方 気 象 台 が 共 同 で 発 表 する 3 同 時 に 二 つ 以 上 の 注 意 報 又 は 警 報 を 行 う 場 合 は 標 題 にそれらの 注 意 報 又 は 警 報 の 種 類 を 併 記 した 一 つの 注 意 報 文 又 は 警 報 文 を 作 成 する 4 一 つ 又 は 二 つ 以 上 の 注 意 報 警 報 が 行 われた 後 において 一 つ 又 は 二 つ 以 上 の 注 意 報 警 報 を 行 った 場 合 は 前 に 行 われた 注 意 報 警 報 は 後 で 行 った 注 意 報 警 報 に 切 り 替 えられたもの とし 注 意 報 警 報 の 必 要 がなくなった 場 合 は これを 解 除 する

38 (2) 気 象 情 報 は 気 象 等 の 予 報 に 関 係 のある 台 風 その 他 の 異 常 気 象 等 についての 情 報 を 具 体 的 かつ 速 やかに 発 表 するものであり 異 常 気 象 の 起 こる 可 能 性 が 高 まった 場 合 や 注 意 報 又 は 警 報 で 表 現 できない 事 項 を 補 足 し 実 況 資 料 及 び 防 災 に 対 する 注 意 事 項 を 含 め 新 潟 地 方 気 象 台 及 び 相 川 測 候 所 が 必 要 に 応 じて 発 表 する また 指 定 河 川 を 対 象 とする 洪 水 情 報 ( 信 濃 川 中 流 洪 水 情 報 信 濃 川 下 流 洪 水 情 報 阿 賀 野 川 洪 水 情 報 関 川 洪 水 情 報 荒 川 洪 水 情 報 )は それぞれ 北 陸 地 方 整 備 局 ( 信 濃 川 河 川 事 務 所 信 濃 川 下 流 河 川 事 務 所 阿 賀 野 川 河 川 事 務 所 高 田 河 川 国 道 事 務 所 羽 越 河 川 国 道 事 務 所 )と 新 潟 地 方 気 象 台 が 共 同 で 発 表 する (3) 地 方 海 上 警 報 は 新 潟 地 方 気 象 台 が 担 当 海 域 ( 日 本 海 中 部 )の 海 上 を 対 象 として 発 表 する (4) 航 空 機 の 利 用 に 適 合 する 警 報 は 新 潟 航 空 測 候 所 が 発 表 する (5) 新 潟 地 方 鉄 道 気 象 通 報 及 び 電 力 気 象 通 報 は 新 潟 地 方 気 象 台 が 発 表 する

39 新 潟 県 注 意 報 警 報 対 象 区 域 図 太 実 線 : 上 中 下 越 境 界 地 形 による 区 分 平 地 海 岸 平 野 部 山 沿 い 海 抜 高 度 200mまで 200m 以 上 ( 注 ) 地 形 による 区 分 は 上 中 下 越 に 適 用 また 沿 岸 の 海 域 とは 海 岸 線 からおおむね 20 カイリ( 約 37km の 海 域 をいう)

40 新 潟 県 注 意 報 警 報 対 象 区 域 別 市 町 村 一 覧 表 上 越 上 越 東 頚 城 地 域 上 越 市 ( 妙 高 地 域 の 区 域 を 除 く) 妙 高 地 域 上 越 市 ( 板 倉 区 中 郷 区 に 限 る) 妙 高 市 糸 魚 川 地 域 糸 魚 川 市 三 条 地 域 三 条 市 加 茂 市 南 蒲 原 郡 ( 田 上 町 ) 長 岡 地 域 長 岡 市 見 附 市 小 千 谷 市 三 島 郡 ( 出 雲 崎 町 ) 北 魚 沼 郡 ( 川 口 町 ) 中 越 柏 崎 地 域 柏 崎 市 刈 羽 郡 ( 刈 羽 村 ) 魚 沼 北 部 地 域 魚 沼 市 魚 沼 南 部 地 域 南 魚 沼 市 南 魚 沼 郡 ( 湯 沢 町 ) 十 日 町 地 域 十 日 町 市 中 魚 沼 郡 ( 津 南 町 ) 岩 船 地 域 村 上 市 岩 船 郡 ( 山 北 町 荒 川 町 朝 日 村 神 林 村 関 川 村 粟 島 浦 村 ) 下 越 新 発 田 地 域 新 発 田 市 胎 内 市 北 蒲 原 郡 ( 聖 籠 町 ) 新 潟 地 域 新 潟 市 燕 市 阿 賀 野 市 西 蒲 原 郡 ( 弥 彦 村 ) 五 泉 地 域 五 泉 市 東 蒲 原 郡 ( 阿 賀 町 ) 佐 渡 佐 渡 市 2 水 防 法 に 定 める 水 防 警 報 (1) 次 に 掲 げる 河 川 については 国 土 交 通 大 臣 又 は 新 潟 県 知 事 がそれぞれ 水 防 警 報 を 発 するものとし 各 河 川 ごとにそれぞれ 定 めた 河 川 事 務 所 長 又 は 地 域 整 備 局 長 又 は 地 域 整 備 局 支 局 長 が 直 接 これを 発 表 する 河 川 名 区 域 発 表 者 信 濃 川 下 流 五 十 嵐 川 中 ノ 口 川 刈 谷 田 川 左 岸 燕 市 大 川 津 字 辰 新 野 手 川 欠 跡 1062 番 の 6 右 岸 長 岡 市 中 条 新 田 字 丸 山 1546 番 の2 左 岸 三 条 市 大 字 大 谷 右 岸 左 岸 燕 市 道 金 字 中 曽 根 1071 番 地 先 右 岸 燕 市 道 金 字 榎 島 2915 番 の5 地 先 左 岸 長 岡 市 大 字 栃 堀 右 岸 から 海 まで 信 濃 川 下 流 河 川 事 務 所 長 から 信 濃 川 合 流 点 まで 三 条 地 域 振 興 局 長 から 信 濃 川 合 流 点 まで 新 潟 地 域 振 興 局 巻 支 局 長 から 信 濃 川 合 流 点 まで 長 岡 地 域 振 興 局 長 (2) 水 防 警 報 は 各 河 川 の 水 位 の 状 況 に 応 じて 水 防 活 動 の 必 要 が 予 測 され 又 は 現 に 水 防 活 動 を 必 要 とするときにこれを 行 うものとし おおむね 次 の 段 階 により 必 要 な 警 報 を 発 表 する 第 1 段 階 準 備 水 防 に 関 する 情 報 連 絡 水 防 資 器 材 の 整 備 点 検 水 門 開 閉 の 準 備 水 防 機 関 に 出 動 の 準 備 を 通 知 するもの