総合演習(技術)

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ゆあはらしない
7 years ago
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1 Windows を利用した動画編集テキスト Ver. 3.0 平成 24 年 8 月 21 日 ~23 日教員免許状更新講習テキスト著作権者 : 熊本県立大学小薗和剛 (2010)

2 デジタルビデオと動画編集実習の目的本時間は, デジタルビデオについて理解を深めると共に操作方法を習得し, デジタルビデオからコンピュータへの画像の取り込む手段を理解し, ビデオ編集ソフトウェアの利用方法を習得するまた, これらの作業と動画編集を行うための構成作業を通してマルチメディアの利用と動画作成手順についての理解を深めることを目的とするデジタルビデオ (DV) とは? 近年, 情報技術の発達により様々な機器のデジタル化が進展していますその中のひとつとしてデジタルビデオ (Digital Video : DV) があげられますそれまで利用されていたベータマックスや S-VHS, Hi8 などはすべてアナログにより画像が記録されていましたが, この DV 方式は撮影した画像をデジタル信号として記録しますデジタル信号で記録することにより, 非常に高画質で劣化が少ない画像を撮影することが可能となりましたまた, コンピュータに取り込む際もデジタル信号ですので非常に取り込みが簡単に行えるという特徴がありますこのような特徴からデジタルビデオは今後, 教材作成, 情報教育, 発表資料の作成等, 学校現場の様々な場面で利用されることが予想されます一方, コンピュータの性能が急速に発達したことにより, コンピュータ上で動画や静止画, 音声などの様々なメディアを利用することが可能となりましたこのようなさまざまなメディアのことをマルチメディアと呼ばれていますデジタルビデオで取り込んだ動画はもとより, 静止画や音声等のメディアを用いてビデオの編集を行うソフトウェアをビデオ編集ソフトと言いますデジタルビデオカメラは, 民生用 HD デジタル VCR 協議会にて決められたフォーマットに基づいて作られたデジタル映像記録再生機器のことです協議会は松下, ソニー, フィリップス, トムソンを幹事会社とし 50 数社が参画していますその名の通りデジタルのビデオカメラで, 民生用としては 1995 年に発売されたビデオカメラ用の DV フォーマットがあります現在発売されている代表的なデジタルビデオを図 1 に示します録画は, 図に示すテープ幅が 6 35mm の mini DV カセットテープで記録を行います色成分と明るさ成分を分けて記録するデジタルコンポーネント方式を用い VHS などのアナログ式に比べ, 色や解像度, 画像の安定性などを改善しています現行テレビ並みの SD フォーマットとハイビジョン用の HD フォーマットがあります録画時間は, 最大 60 分 (SP モード ) 90 分 (LP モード ) で,60 分テープで実売千円程度デジカメの様に静止画記録を対応している機種も多く, メモリースティックや SD カード等, 各社様々なメディアを記録媒体としています画質は, 水平解像度 500 本と Hi-8 や S-VHS よりも解像度が高く,CCD 画素数も 60 万画素位あり有効画素数も, 一般的なデジカメと比べて遜色ありませんさらに, 現在では,100 万画素から 300 万画素以上の製品も登場しています音声は CD を超える DAT と同等のデジタル音声 (16 ビット 48kHz) でアフレコも可能ですまた, 最大の特徴として DV 端子が付いている機種同士でのデジタルダビングの際は画質や音声が劣化しないこと, 多彩なデジタル映像エフェクト機能が手軽にできること ( 対応機種のみ ), パソコンとの親和性が高いこと ( パソコンで DV カメラを操作したり, デジタル入力等 ) などがあげられますデジタルビデオはその手軽さや機能性の高さから現在急速に普及しています -1-

3 図 1 代表的なデジタルビデオの種類と MiniDV カセットデジタルビデオの各部名称及び規格デジタルビデオによって撮影された動画情報はどうやってコンピュータに取り込むのでしょうか? 今までのビデオカメラであれば, 図 2 に示す NTSC や S 端子と呼ばれる家庭用のテレビやビデオデッキ等に装備されている一般的なコネクタを用いて, 情報のやり取りを行っていましたこの方式でコンピュータに情報を取り込む場合, ビデオキャプチャカードと呼ばれる拡張カードを装備する必要が図 2 NTSC 端子 ( 左 ) および S 端子 ( 右 ) のコネクタ外観写真ありますしかし, この方式はアナログ信号をコンピュータに取り込むため画像の劣化等が生じる問題がありますデジタルビデオは, デジタルで録画した情報をコンピュータに取り込む際に DV 端子と呼ばれるコネクタを用いていますこの DV 端子は当初, 米国 Apple 社によって FireWire と呼ばれる通信規格として開発されましたその後, 電気電子関係では国際的に最大の米国電気電子学会 Institute of Electrical and Electronic Engineers (IEEE: アイトリプルイー ) によって標準化が進み,1995 年に IEEE1394 規格として策定されましたこの規格はホストとなるコンピュータを必要とせず, 機器同士の通信が可能になっていますそのため, デジタルビデオカメラで撮影した画像をデジタルビデオデッキにダビングするといった使用が可能であり, デジタル家電への搭載が進められています一般的には IEEE1394 と呼ばれていますが,Apple 社が FireWire と呼称しているほか Sony 社は i Link( アイリンク ) と呼んでいます図 3,4 に FireWire と i Link のコネクタ部とロゴを示します図 3 と図 4 に示したコネクタは, その形状や大きさが違うことがわかります図 3 のコネクタは 6 ピンコネクタと呼ばれる形状のコネクタで主にパソコン側のコネクタとなります右の図 4 のコネクタは 4 ピンコネクタと呼ばれており, デジタルビデオやノートパソコン等に装備されていますコネクタに対応したケーブルも用意されており, その写真を図 5 に示します -2-

4 図 3 FireWire のコネクタ部 ( 左 ) とロゴ ( 右 ) 図 4 i.link のコネクタ部 ( 左 ) とロゴ ( 右 ) 図 5 IEEE1394 ケーブル写真 ( 左 :6 ピン, 右 :4 ピン ) 最近発売されているコンピュータには, このようなコネクタを装備したものが増えていますが, それ以前のコンピュータもしくはコネクタの装備がオプションとして用意されていないコンピュータについては, 別途コネクタを装備する必要があります図 6 に IEEE1394 の拡張カードを示します左の写真がデスクトップ用の拡張カードで, 右がノート用の拡張カードになります図 6 IEEE1394 拡張カード ( 左 : デスクトップ用, 右 : ノート用 ) デジタル映像の利用デジタルビデオの映像を教材として利用するには, 次の手順が考えられますそれぞれの手順について説明を行います構成撮影する内容を構想する段階です絵コンテを描きながら構成を考えていきます絵コンテは, 各シーンやカット毎に手書きの絵を描いて, 構成をより具体的に表現するものです撮影教材として利用する被写体を撮影する段階ですどのような教材を作成するかを充分考慮した上で撮影を行うことが大切です特に, 授業風景を撮影する等の二度と同じような現象が撮影できない場合は, カメラの位置や音声の取り込みなどに充分配慮する必要があります取り込み撮影された映像を, コンピュータへ取り込む段階ですここで注意しなければならないのは, 取り込みを行うコンピュータのハードディスクに充分な空き容量があるかをチェックしておかなけれ -3-

5 ばならないことです空き容量が不足していると, 取り込みを行っている途中でエラーが出ますまた, 取り込みには DV 端子を利用すると, 画像の劣化が無く, 非常に綺麗な画像の取り込みを行うことができます編集取り込みを行った映像に様々な効果を付加する段階ですタイトルを付けたり, エフェクトをかけたり, 他の映像をつなげたりすることができますこの編集を行うことで, 見やすく, より効果的な教材を作成することができます圧縮保存取り込んだ映像を利用しやすくするため, 映像の容量を少なくする段階です取り込まれた映像は, 一般的に AVI と呼ばれる形式で保存されていますこの形式は,Windows が映像を扱う際の標準的なものです AVI 形式は映像が圧縮されていないため, 原画と同様のクオリティを持っていますが, その反面, 非常に大きなディスク容量を必要とする欠点があります教材として利用するためには, 映像の容量を小さくして配信しやすくする必要があります映像の主な形式としては次のものがあげられます AVI 形式 Windows 標準の映像形式です圧縮を行わないので綺麗な映像になりますが, 非常に大量の保存領域を必要とします MPEG (Motion Picture Experts Group) 形式この形式は現在,3つのタイプがあります先ず,MPEG1 と呼ばれるタイプで,MPEG 形式の最初の規格となりますコンピュータ等で利用する場合は, この形式が多く使われるようです次に, MPEG2 と呼ばれるタイプは家庭用の DVD 等の圧縮形式として利用されています最後に,MPEG4 と呼ばれるタイプは, 携帯電話等の情報端末へ動画を配信する際に利用される規格ですそれぞれのタイプで圧縮率が変化します Windows Media 形式この形式は, ここ数年で利用されるようになってきたものです主に,Windows Media Player と呼ばれる Windows 標準の動画プレイヤーで再生することが可能ですこの形式は, 圧縮率の割りに綺麗な画像であることが特徴です Real Media 形式これは,Real Networks 社の Real Player と呼ばれるプレイヤー上で再生可能な映像形式です上記の Windows Media や下記の Quick Time もそうなのですが, ストリーミング配信と呼ばれる特殊な配信形式に対応していますまた, 圧縮率も可変することが可能です Quick Time 形式この形式は, 主に Macintosh で利用されていますストリーミング配信や圧縮率の可変等にも対応しています MPEG4 規格はこの形式を発展させたものです配布編集圧縮を行った映像を教材として利用する段階です配布の方式として考えられるのは, ホームページなどを利用したインターネットの利用,DVD や CD-ROM,MO 等の大容量メディアによる配布, コンピュータ内部のハードディスク等に保存しておき, 利用者がその都度読み出して視聴する方式等があげられます -4-

6 デジタルビデオの活用とデジタル映像の編集今回の実習では,Microsoft 社が提供するムービーメーカーを用いて演習を行いますこのムービーメーカーは Microsoft 社が Windows OS の標準機能として WindowsXP SP2 より提供を開始しました演習は次の手順に沿って実施しますビデオの取り込みムービーの編集ムービーの完了ビデオの取り込みデジタルビデオを利用して映像を撮影した後, ムービーメーカーへの動画取り込みを説明しますまた, 既に用意してある動画ファイルの活用についても説明を行いますムービーの編集取り込んだ動画の順序や長さ等を変更して, 説明用のテロップや切り替わり時の効果等の付加について説明を行いますムービーの完了作成した動画を圧縮する作業を行い,CD-ROM 等のメディアに保存する手順の説明を行います次の図 8 はムービーメーカーを起動した画面を示しています画面は大きく分けて 4 つの領域に分かれており, それぞれの領域には次のような役割がありますムービー作業領域この領域には様々な作業を行うためのメニューが用意されていますメニューを上から順に実行していくことで動画の編集をスムーズに行うことが出来ますコレクション領域この領域はムービーの編集を行うための素材を一時的に置くためのものですこの領域に素材を置き, ドラッグアンドドロップで下のストーリーボードタイムライン領域に動画や音声のメディアを配置していきますプレビュー領域コレクション領域に置かれたメディアや編集中のムービーを見るための領域ですストーリーボードタイムライン領域ストーリーボードはムービーの大まかな流れやメディア間の効果等を分かりやすく表示するためのボードですタイムラインは登録したメディアの時間を調整したり, 再生のタイミング等を編集するために用意されていますタイムライン上では動画や静止画だけでなく, 音声の編集も可能となりますこれにより, 画像に合わせて好きな音楽を挿入したりすることが出来ます一般的に動画を編集するためのソフトウェアには, 上記に説明したような領域が用意されており, それぞれの領域を利用して動画の編集を行います -5-

7 図 7 ムービーメーカーの起動方法ムービー作業領域コレクション領域プレビュー領域プレビュー領域ストーリーボード / タイムライン領域図 8 ムービーメーカーの画面構成 -6-

ビデオの取り込みムービーの編集ムービーの完了デジタルビデオから動画を取り込むムービー作業領域のビデオの取り込みの右側にあるボタンを一度クリックすると図 9 のようなメニューが表示されます図 9 メディアの取り込みメニューメディアの取り込みメニューには次のようなメニューが用意されていますデジタルビデオ等の機器からビデオを取り込む場合は, デジタルビデオカメラからを,

8 ビデオの取り込みムービーの編集ムービーの完了デジタルビデオから動画を取り込むムービー作業領域のビデオの取り込みの右側にあるボタンを一度クリックすると図 9 のようなメニューが表示されます図 9 メディアの取り込みメニューメディアの取り込みメニューには次のようなメニューが用意されていますデジタルビデオ等の機器からビデオを取り込む場合は, デジタルビデオカメラからを, 既にコンピュータ内に存在するビデオファイルを読み出すには, ビデオ, 静止画ファイルを読み込むには画像, 最後に音楽ファイルを読み込む場合には, オーディオまたは音楽を選択すると, それぞれの場合にファイルの取り込みが行われますデジタルビデオからビデオデータを取り込む場合は, ビデオデバイスからの取り込みを選択してクリックしてください次の図 10 に示すようなウィザードが表示されて, デジタルビデオ等の機器からビデオの取り込みが開始されますビデオの取り込みウィザードが開始されると, ビデオを取り込むためのデバイスの選択を行います利用可能なデバイスが表示されますので, 取り込みを行う機器を選択して [ 次へ ] ボタンをクリックしてください図 10 キャプチャデバイスの選択 -7-

図 11 ビデオファイルの名前と保存場所機器の選択を行った後は, 図 11 に示すように取り込んだビデオのファイル名と保存先の選択を行いますファイル名は各自任意のファイル名を入力します保存先は初期の選択場所として, 舞いドキュメント内のマイビデオが選択されています設定を行った後 [ 次へ ] ボタンをクリックします保存先等の選択を行ったら, 図 12

9 図 11 ビデオファイルの名前と保存場所機器の選択を行った後は, 図 11 に示すように取り込んだビデオのファイル名と保存先の選択を行いますファイル名は各自任意のファイル名を入力します保存先は初期の選択場所として, 舞いドキュメント内のマイビデオが選択されています設定を行った後 [ 次へ ] ボタンをクリックします保存先等の選択を行ったら, 図 12 に示すようにビデオの取り込み設定を選択します左の図では,[ コンピュータの最高の品質で再生 ] が選択されています特に変更をすることはありませんので,[ 次へ ] ボタンをクリックしてください図 12 ビデオ設定次に, ビデオデバイスからの取り込み方法を選択します図 13 に示す通り取り込み方法として [ テープ全体を自動で取り込む ] と [ テープの一部を手動で取り込む ] 場合の二通りがありますが,[ テープの一部を手動で取り込む ] を選択して,[ 次へ ] をクリックしてください図 13 取り込み方法 -8-

10 各設定が終了すると, 図 14 のようなビデオ取り込み画面が表示されます左側の部分に取り込むためのメニューが用意されており, 右側にはデジタルビデオの現在のプレビューと, 再生や巻き戻し等のボタンが用意されています取り込みを行う場合は, 再生等のボタンを用いて取り込み位置を大まかに確定し, 取り込図 14 ビデオの取り込みみの開始ボタンをクリックしてください取り込みを終了または中断する場合は,[ 取り込みの停止 ] ボタンをクリックしてくださいこれ以上取り込みを行わない場合は,[ 完了 ] ボタンをクリックすることで, ビデオデバイスより取り込んだ動画をコレクション領域に登録を行います取り込まれた画像は, 次の図 15 に示すようにコレクション領域にクリップとして登録されますコレクション領域には, 動画の他に静止画や音声ファイル等の登録も行うことが可能です登録されたクリップは, 右のプレビュー画面にて確認を行うことが出来ます図 15 コレクション領域にクリップが登録されている図 -9-

ビデオの取り込みムービーの編集ムービーの完了ストーリーボードへのクリップ登録コレクション領域に取り込んだクリップの編集を行います

11 ファイルから画像や音楽を取り込む既にコンピュータ内に用意されているファイルをコレクションに登録する場合は, 下の図 16 のように取り込みを行うメディアのメニューをクリックして, ファイルを選択します図 16 保存ファイルの取り込みビデオの取り込みムービーの編集ムービーの完了ストーリーボードへのクリップ登録コレクション領域に取り込んだクリップの編集を行いますクリップは, アプリケーション下部のストーリーボードタイムライン領域にドラッグアンドドロップ可能で, その様子を下の図 17 に示します図 17 クリップのドラッグアンドドロップ -10-

ストーリーボード上部 [ ストーリーボード ] の右側にある下矢印をクリックして [ タイムライン ] を選択すると, クリップを時間で編集するためのタイムラインが表示されますまた, 反対に [ ストーリーボード ] を選択するとストーリーボードが表示されます図 18 ストーリーボードとタイムラインの表示切り替えストーリーボードは, ムービー全体の大まかなレイアウトを編集し,

12 ストーリーボード上部 [ ストーリーボード ] の右側にある下矢印をクリックして [ タイムライン ] を選択すると, クリップを時間で編集するためのタイムラインが表示されますまた, 反対に [ ストーリーボード ] を選択するとストーリーボードが表示されます図 18 ストーリーボードとタイムラインの表示切り替えストーリーボードは, ムービー全体の大まかなレイアウトを編集し, タイムラインでは, 各クリップの再生時間やクリップ間の同期を取るなどの細かな作業を行いますプロジェクトの保存コレクションへのクリップ登録やストーリーボードへのクリップ貼り付け等の作業内容をファイルへ保存することが出来ますこのようなムービー編集の作業をプロジェクトと呼びますメニューの [ ファイル ] から [ プロジェクトの保存 ] を選択してください下の図のような保存先の指定が表示されます図 19 プロジェクトの保存ウィンドウタイムライン上での編集タイムライン上では, クリップの再生時間を短縮したり, 動画や静止画に合わせて音楽を挿入するなどの編集が可能です下の図 20 はタイムライン上にオーディオファイルを配置した様子を示しています -11-

クリップの前後どちらかを切り取る作業のことをトリミングと言います動画だけでなくオーディオファイルもトリミング作業により, 短くすることができます図 21 タイムライン上でのクリップ長さの変更 ( トリミング作業 ) 図 22

13 図 20 ストーリーボードへの音楽ファイルの登録上記図 20 のようにオーディオファイルをストーリーボードに配置するか, 図 18 のようにタイムラインを選択すると, ビデオ編集がタイムラインに変更されますタイムラインに変更した状態で, クリップの右端もしくは左端にマウスを持って行くと, マウスの形が, のように変わりますその状態で, マウスを左右どちらかに動かすと, クリップの長さを変更することができますこのように, クリップの前後どちらかを切り取る作業のことをトリミングと言います動画だけでなくオーディオファイルもトリミング作業により, 短くすることができます図 21 タイムライン上でのクリップ長さの変更 ( トリミング作業 ) 図 22 オーディオファイルのトリミング作業また, 動画やオーディオのクリップの中ほどにマウスを移動すると, マウスのカーソルが手の形になりますその状態でマウスを左右に移動すると, クリップの入れ替え, フェードインやフェードアウト, 位置を移動等の操作をすることができます -12-

14 図 23 クリップの入れ替え図 24 クリップのフェードインフェードアウトビデオ特殊効果の設定図 25 オーディオファイルの移動作業ムービーメーカーにはクリップに様々な特殊効果を設定することが可能です下の図 26 はその様子を示しています [ 編集 ] メニューから [ 特殊効果 ] を選択すると, それまでコレクション領域が表示されていた部分に,[ ビデオ特殊効果 ] が表示されます様々な特殊効果が表示されますので, 希望する特殊効果をストーリーボードのクリップのサムネイルが表示されている部分の左下の星マークにドラッグアンドドロップしてください簡単にクリップに対して特殊効果を設定することが可能です図 26 ビデオ特殊効果の設定 -13-

ビデオ切り替え効果の設定クリップとクリップの切り替わり時に, 視聴者にインパクトを与えるための切り替え効果を設定することが可能です次の図 27 はクリップ間に切り替え効果を設定する様子を示しています [ 編集 ] メニューから [ 切り替え効果 ] を選択しますコレクションが表示されていた領域にビデオ切り替え効果が表示されます様々な切り替え効果が表示されますので,

15 ビデオ切り替え効果の設定クリップとクリップの切り替わり時に, 視聴者にインパクトを与えるための切り替え効果を設定することが可能です次の図 27 はクリップ間に切り替え効果を設定する様子を示しています [ 編集 ] メニューから [ 切り替え効果 ] を選択しますコレクションが表示されていた領域にビデオ切り替え効果が表示されます様々な切り替え効果が表示されますので, 希望する切り替え効果をストーリーボード上のクリップ間に準備されている切り替え領域にドラッグアンドドロップしますこれにより, よりインパクトのあるムービーの作成が可能となります図 27 ビデオ切り替え効果の表示タイトルまたはクレジットの作成ムービーの最初や途中に挿入されるタイトル, ムービーの最後に表示されるクレジットなどの作成を行うことが出来ますムービー作業領域から [ タイトルまたはクレジットの作成 ] を選択しますムービー作業領域とコレクション領域が表示されていた部分に,[ タイトルはどこに追加しますか?] と表示され, 幾つかの項目が選択可能となりますその様子を下の図 28 に表示します図 28 タイトルの追加メニュー -14-

次の図は [ ムービーの最初にタイトルを追加する ] を選択した場合に表示される画面です図 29 ムービーの最初にタイトルを挿入左の図 29 はムービーの最初にタイトルを挿入するためのウィンドウを示していますタイトルのテキストを入力すると, 右側のプレビュー領域に入力したタイトルが表示されます

タイトルの追加 ] をクリックしてください図 30 エンドクレジットの挿入ビデオの取り込みムービーの編集ムービーの完了ムービーの完了これまでに, デジタルビデオやファイルからのビデオの取り込み作業, 様々な特殊効果を設定するムービーの編集を行ってきましたが,

16 次の図は [ ムービーの最初にタイトルを追加する ] を選択した場合に表示される画面です図 29 ムービーの最初にタイトルを挿入左の図 29 はムービーの最初にタイトルを挿入するためのウィンドウを示していますタイトルのテキストを入力すると, 右側のプレビュー領域に入力したタイトルが表示されますタイトルと同様にサブタイトルを入力します入力が完了したら,[ タイトルの追加 ] をクリックしてください左の図 30 はムービーの最後にエンドクレジットを挿入する説明を示していますクレジットのテキストを入力すると, 右側のプレビュー領域に入力されたクレジットが表示されます入力が完了したら,[ タイトルの追加 ] をクリックしてください図 30 エンドクレジットの挿入ビデオの取り込みムービーの編集ムービーの完了ムービーの完了これまでに, デジタルビデオやファイルからのビデオの取り込み作業, 様々な特殊効果を設定するムービーの編集を行ってきましたが, 作成したムービーは最終的に配布を行うための保存を行う必要があります保存には, コンピュータに保存する他に, 配布を考えて CD に保存する場合, また, ネットワーク上で利用することを考慮して電子メールや Web に送信する場合, 編集を行ったムービーを再利用するために DV カメラに送信することも可能です図 31 ムービーの完了メニュー -15-

コンピュータの最高の品質で再生 ] にチェックが入っていることを確認して [ 次へ ] ボタンをクリックします図 33 ムービーの設定

17 次の図 32 からは, コンピュータに保存する方法を説明しますはじめに, 保存するファイル名を入力しますその後, [ 次へ ] ボタンをクリックします図 32 発行するムービーファイルの設定次に保存するムービーの設定画面が表示されますので, [ コンピュータの最高の品質で再生 ] にチェックが入っていることを確認して [ 次へ ] ボタンをクリックします図 33 ムービーの設定ムービーの発行が開始されますので, 書き込みが終了するまで待ちますもし, 途中で中断したい場合は [ キャンセル ] ボタンをクリックしてムービーの発行を中断してください図 34 ムービーの発行 -16-

18 発行が終了したら, 左の図 35 のように表示されますもし, 発行したムービーを確認したい場合は,[ 完了をクリックしたときに, ムービーを再生する ] にチェックを付けます最後に, [ 完了 ] ボタンをクリックして発行を終了してください図 35 ムービーの発行ウィザードの完了図 36 で,[ 完了をクリックしたときに, ムービーを再生する ] にチェックを付けていた場合,Windows メディアプレイヤーが起動して, 発行されたムービーを確認することができます図 36 発行したムービーの確認その他の操作ナレーションの挿入コンピュータに付属のマイクを利用してナレーションを吹き込むことができます図 37 のように, [ タイムライン ] から,[ タイムラインのナレーション ] を選択してください [ ナレーションの開始 ] ボタンをクリックすると, マイクを使って録音することができます -17-

19 図 37 ナレーションの録音手順録音を終わりたいときには, 図 38 に表示されている [ ナレーションの停止 ] ボタンをクリックして録音を終了しますこのとき, 録音したナレーションをファイルとして保存しますので, ファイル名を入力して [ 保存 ] ボタンをクリックして終了します図 38 録音の終了録音が終了すると, 図 39 のように自動的にタイムラインに録音した音声がファイルとして挿入されます図 39 ナレーション挿入の様子 -18-

スライド 1

スライド 1 メディア編集ソフトマイクロソフト Windows ムービーメーカー &DVD メーカー操作手順書 2010 7 22 Win Vista ムービーメーカー Ver.6 の起動 1 目次マイクロソフトムービーメーカーのインターフェース =GUI の各部名称 : P3 1 設定保存場所保存間隔 : P4 2-1 新規プロジェクト新たに映像音楽タイトルなどにリンクを関連づけるため編集の名前を付けます