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1 温室効果ガス総排出量算定方法ガイドライン 平成 27 年 4 月 環境省 地球環境局地球温暖化対策課

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3 目次 1. 目的 総排出量の算定に係る基本的な考え方 算定対象となる温室効果ガス 基本的な算定の考え方 算定方法の解説 算定の対象となる活動の区分 算定の対象となる期間 特定排出者の算定 報告 公表制度の算定排出量との関係 算定対象範囲 排出量の算定期間 排出量の算定方法 ( 算定区分や排出係数等 ) 地方公共団体が特定排出者となる場合の総排出量の算定方法 各温室効果ガスの算定方法 二酸化炭素 (CO 2 )( 施行令第 3 条第 1 項第 1 号 ) メタン (CH 4 )( 施行令第 3 条第 1 項第 2 号 ) 一酸化二窒素 (N 2 O)( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号 ) ハイドロフルオロカーボン (HFC)( 施行令第 3 条第 1 項第 4 号 ) パーフルオロカーボン (PFC)( 施行令第 3 条第 1 項第 5 号 ) 六ふっ化硫黄 (SF 6 )( 施行令第 3 条第 1 項第 6 号 ) 施行令第 3 条第 2 項の適用 基本的な考え方 実測による以外の方法 適用ケースの例 参考資料 1 算定方法の変更の経過参考資料 2 実行計画制度における排出係数等一覧表 ( 施行令第 3 条 ) 参考資料 3 算定 報告 公表制度における排出係数等一覧表

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5 1. 目的 平成 10 年 10 月 9 日に公布された 地球温暖化対策の推進に関する法律 ( 以下 法 という ) は 地球温暖化対策の推進に関する国 地方公共団体 事業者及び国民のそれぞれの責務を明らかにするとともに 各主体の取組を促進するための法的枠組みとして 平成 11 年 4 月 8 日より全面施行された 法は 国 都道府県及び市町村に対して それぞれの事務及び事業に関する温室効果ガスの排出の量の削減並びに吸収作用の保全及び強化のための実行計画を策定 公表するとともに その実施状況 ( 温室効果ガス総排出量を含む ) を公表するよう求めている ( 第 20 条の 1 1 及び第 20 条の 3 2 ) これらの 温室効果ガス総排出量 の算定方法については 政令で定めることとされており ( 第 2 条第 5 項 ) 平成 11 年 4 月 7 日に地球温暖化対策の推進に関する施行令 ( 以下 施行令 という ) が公布 その後 平成 14 年 12 月 26 日 3 及び平成 18 年 3 月 24 日 4 平成 22 年 3 月 3 日 ( 施行日は平成 22 年 4 月 1 日 ) 平成 27 年 4 月 1 日 ( 施行日は同日 ) に改正されている 本ガイドラインは 平成 27 年改正後の施行令に従い 都道府県及び市町村 ( 以下 地方公共団体 という ) を対象に 実行計画に係る温室効果ガス総排出量の算定に関し 具体的な算定の対象 方法 留意事項等を示し 地方公共団体による取組を促進することを目的としている なお 従前のガイドライン ( 平成 23 年 10 月 )( 以下 旧ガイドライン という ) からの変更内容及び平成 27 年改正による平成 22 年改正からの施行令の変更内容については 参考資料 1に解説したので参照されたい ( 政令改正に伴う再算定の要否については 4.1 節を参照 ) < 参考 > 特定排出者の 算定 報告 公表制度 について 平成 17 年の法改正により 温室効果ガスを多量に排出する者 ( 特定排出者 ) に 自らの温室効果ガスの排出量 ( 温室効果ガス算定排出量 ) を算定し 国に報告することなどを義務付けた 算定 報告 公表制度 が導入された ( 平成 18 年 4 月 1 日施行 ) 同制度と実行計画は異なる制度であり ( 根拠条文も異なる ) 温室効果ガスの排出量の算定範囲 算定期間 算定区分にも異なる点がある 本ガイドラインでは 3.3 節において 両者で異なる部分や両方を算定する必要がある場合の排出係数の選定等の考え方について解説した 1 法律制定時点においては第 7 条 ( 平成 14 年 6 月 7 日改正後は第 8 条 ) その後 政府実行計画等については 第 20 条の 2 において策定手続き等を含む規定が整備された ( 平成 17 年 6 月 17 日改正 平成 18 年 4 月 1 日施行 ) 2 法律制定時点においては第 8 条 その後 第 21 条に改正された ( 平成 14 年 6 月 7 日改正 施行日は京都議定書の発効日 ( 平成 17 年 2 月 16 日 )) なお 第 21 条は その後平成 17 年 6 月 17 日に改正され 平成 20 年 6 月 13 日には 第 20 条の 3 に改正されている 3 施行日は京都議定書の発効日 ( 平成 17 年 2 月 16 日 ) となっている 4 施行日は平成 18 年 4 月 1 日 1

6 2. 総排出量の算定に係る基本的な考え方 2.1 算定対象となる温室効果ガス総排出量の算定にあたり 対象とする温室効果ガスは 法第 2 条第 3 項において規定されている次の7 種類の物質である 二酸化炭素 (CO 2 ) メタン (CH 4 ) 一酸化二窒素 (N 2 O) ハイドロフルオロカーボン (HFC) のうち政令で定めるもの パーフルオロカーボン (PFC) のうち政令で定めるもの 六ふっ化硫黄 (SF 6 ) 三ふっ化窒素 (NF 3 ) このうち HFC 及び PFC は物質群であり 法の対象となる具体的な物質名は施行令第 1 条 (HFC 13 物質 ) 及び第 2 条 (PFC 7 物質 ) に掲げられている 2.2 基本的な算定の考え方温室効果ガス総排出量は 上述の 7 種類のガス排出量に 各ガスの地球温暖化係数を乗じ これを合算することにより求められる この地球温暖化係数は 施行令第 4 条に定められており その値は表 -1 に示す通りである 5 各ガスの排出量は 施行令第 3 条第 1 項の各号に基づき 温室効果ガスを排出させる活動の区分 6ごとに排出量を算定し これを合算することにより求められる 活動の区分ごとの排出量の算定方法は次章に詳述するが 原則として 総排出量算定期間 ( 排出量を算定しようとする期間であり 以下 単に 算定期間 という ) における当該活動の量 ( 活動量 ) に 排出係数を乗じることにより得られる 下記に一例を示す 灯油の使用に伴う二酸化炭素の 1 年間の排出量 [kg-co 2 ] = 活動量 灯油の年間消費量 [MJ] 7 排出係数 灯油 1MJ 分当たりの炭素排出量 [0.0185kg-C/MJ] C CO 2 換算係数 (44/12) 5 ここで定められている温暖化係数は 気候変動に関する政府間パネル (IPCC) の第 5 次評価報告書 (2014) に基づいている 6 これらの区分は IPCC の 温室効果ガスの排出 吸収目録作成のためのガイドライン (1996) に示されている活動の区分をもとに 地方公共団体の事務事業の範囲を踏まえて定めている 7 燃料の消費量は発熱量 (MJ: メガジュール ) 単位としている 重量や体積で表した燃料消費量からの換算方法は次章に示す 2

7 牛 ( 肉用牛 ) の体内から排出されるメタンの 1 年間の排出量 [kg-ch 4 ] = 活動量 1 年間飼養した牛の数 [ 頭 ] 牛 1 頭当たりの年間メタン排出量 [66kg-CH 4 / 頭 ] 各区分の活動量については 地方公共団体が 自らの実測 関係事業者からの自主的なデー タの提供等により把握することとなる また 排出係数 ( 及び単位発熱量 ) については 施行令第 3 条第 1 項に示されている係数を 用いることを基本とする ただし これらの係数について 実測等に基づき より適切と認められるものを求めることができるときは 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき 同条第 1 項に 示される係数に替えてこれを用いることができる (3.5 節を参照 ) 表 -1 施行令第 4 条に定める地球温暖化係数一覧 排出係数 温室効果ガス 地球温暖化係数 二酸化炭素 (CO 2 ) 1 メタン (CH 4 ) 25 一酸化二窒素 (N 2 O) 298 トリフルオロメタン (HFC-23) 14,800 ジフルオロメタン (HFC-32) 675 フルオロメタン (HFC-41) 92 1,1,1,2,2 -ペンタフルオロエタン(HFC-125) 3,500 1,1,2,2 -テトラフルオロエタン(HFC-134) 1,100 1,1,1,2 -テトラフルオロエタン(HFC-134a) 1,430 1,1,2 -トリフルオロエタン(HFC-143) 353 1,1,1 -トリフルオロエタン(HFC-143a) 4,470 H F C 1,2 -ジフルオロエタン(HFC-152) 53 1,1 -ジフルオロエタン(HFC-152a) 124 フルオロエタン (HFC-161) 12 1,1,1,2,3,3,3 -ヘプタフルオロプロパン(HFC-227ea) 3,220 1,1,1,2,2,3 -ヘキサフルオロプロパン(HFC-236cb) 1,340 1,1,1,2,3,3 -ヘキサフルオロプロパン(HFC-236ea) 1,370 1,1,1,3,3,3 -ヘキサフルオロプロパン(HFC-236fa) 9,810 1,1,2,2,3 -ペンタフルオロプロパン(HFC-245ca) 693 1,1,1,3,3,- ペンタフルオロプロパン (HFC-245fa) 1,030 1,1,1,3,3,- ペンタフルオロブタン (HFC-365mfc) 794 1,1,1,2,3,4,4,5,5,5 -デカフルオロペンタン(HFC-43-10mee) 1,640 3

8 P F C パーフルオロメタン (PFC-14) 7,390 パーフルオロエタン (PFC-116) 12,200 パーフルオロプロパン (PFC-218) 8,830 パーフルオロブタン (PFC-31-10) 8,860 パーフルオロシクロブタン (PFC-c318) 10,300 パーフルオロペンタン (PFC-41-12) 9,160 パーフルオロヘキサン (PFC-51-14) 9,300 パーフルオロデカリン (PFC ) 7,500 パーフルオロシクロプロパン 17,340 六ふっ化硫黄 (SF 6 ) 22,800 三ふっ化窒素 (NF 3 ) 17,200 4

9 3. 算定方法の解説 3.1 算定の対象となる活動の区分 施行令第 3 条第 1 項では 温室効果ガスの種類ごとに 温室効果ガスが排出される活動の区 分を設定し それぞれの活動の区分ごとに 当該区分に係る排出量の算定方法を規定している 同項で示された活動の区分の概要を表 -2 に示す なお 排出量の削減が困難な区分であると いう理由で排出量の算定対象外とはならないことに留意する必要がある 同項では 地方公共団体の通常の事務 事業を想定して区分が定められているが 温室効果 ガスの排出につながる活動には このほかに表 -3 のようなものがある これらは 通常の地方公共団体の活動としては実績がないと考えられるため 施行令には明示されていないが これ らの活動の実績がある場合には 施行令第 3 条第 1 項各号の末尾に記載されている規定 ( 実測その他適切な方法 ) に基づき これらの活動に伴う排出量を併せて算定することができる 表 -2 施行令第 3 条第 1 項に定められる活動の区分 1. 二酸化炭素 3. 一酸化二窒素 イ燃料の使用ロ他人から供給された電気の使用ハ他人から供給された熱の使用ニ一般廃棄物の焼却ホ産業廃棄物の焼却ヘその他 2. メタン イボイラーにおける燃料の消費ロガス機関 ガソリン機関における燃料の消費ハ家庭用機器における燃料の消費ニ自動車の走行ホ船舶における燃料の消費ヘ家畜の飼養 ( 消化管内発酵 ) ト家畜の飼養 ( ふん尿処理 ) チ水田の耕作リ牛の放牧ヌ農業廃棄物の焼却ル埋立処分した廃棄物の分解ヲ生活排水の処理に伴う排出ワ浄化槽の使用に伴う排出カ一般廃棄物の焼却に伴う排出ヨ産業廃棄物の焼却に伴う排出タその他 イボイラーにおける燃料の消費ロディーゼル機関における燃料の消費ハガス機関 ガソリン機関における燃料の消費ニ家庭用機器における燃料の消費ホ自動車の走行ヘ船舶における燃料の消費ト麻酔剤 ( 笑気ガス ) の使用チ家畜の飼養 ( ふん尿処理 ) リ耕地への合成肥料の施用ヌ耕地への有機肥料の施用ル牛の放牧ヲ農業廃棄物の焼却ワ生活排水の処理に伴う排出カ浄化槽の使用に伴う排出ヨ一般廃棄物の焼却に伴う排出タ産業廃棄物の焼却に伴う排出レその他 4. ハイドロフルオロカーボン (HFC) イ自動車用エアコンディショナーの使用ロ自動車用エアコンディショナーの廃棄ハ噴霧器 消化器の使用または廃棄ニその他 5. パーフルオロカーボン (PFC) イその他 6. 六ふっ化硫黄 (SF6) 5

10 イ SF6 が封入された電気機械器具の使用ロ SF6 が封入された電気機械器具の点検ハ SF6 が封入された電気機械器具の廃棄ニその他 表 -3 温室効果ガスの排出につながる活動 ( 表 -2 に明記されないもの ) 1. 二酸化炭素 3. 一酸化二窒素 表 -3 に掲げる以外の燃料の使用 : 例えば 石炭コークス ( ごみ直接溶融炉で用いるなど ) セメントの製造における石灰石の焼成 ( 廃棄物等も原料としたセメントを製造する場合など ) 2. メタン 表 -10 に掲げる以外の自動車 ( 例 : 天然ガス自動車 (CNG 車 )) 自動二輪車 原動機付自転車の走行 航空機 ( ヘリコプターを含む ) の航行に伴う燃料の使用 鉄道の運行に伴う軽油の使用 都市ガスの製造 表 -16 に掲げる以外の廃棄物 ( 下水汚泥 し尿処理汚泥等の各種汚泥 ) の埋立処分 有機性廃棄物 ( 生ごみや下水汚泥等 ) のコンポスト化 ごみ固形燃料 (RDF RPF) の燃料利用 コミュニティ プラント 汲み取り便槽 表 -24 に掲げる以外の自動車 ( 例 : 天然ガス自動車 (CNG 車 )) 自動二輪車 原動機付自転車の走行 航空機 ( ヘリコプターを含む ) の航行に伴う燃料の使用 鉄道の運行に伴う軽油の使用 有機性廃棄物 ( 生ごみや下水汚泥等 ) のコンポスト化 ごみ固形燃料 (RDF RPF) の燃料利用 コミュニティ プラント 汲み取り便槽 耕地における農作物の残さのすき込み 4. ハイドロフルオロカーボン (HFC) HFC が封入された製品 ( 冷蔵庫等 ) の使用 廃棄 5. パーフルオロカーボン (PFC) 6. 六ふっ化硫黄 (SF6) 7. 三ふっ化窒素 (NF3) 三ふっ化窒素の製造 半導体素子等の製造 注 ) 本表では一部の地方公共団体において実際に活動が見込まれる区分のいくつかを例示した 3.4 節の各ガスの排出量の算定方法のうち 実測その他適切な方法に係るそれぞれの節においては さらに詳しく例示している 3.2 算定の対象となる期間地方公共団体の事務 事業に係る温室効果ガスの排出量は 法第 20 条の3 第 10 項の規定により 実行計画に基づく措置の実施の状況の一部として公表しなければならない 実施の状況は同項の規定により毎年 1 回公表する必要がある このため 排出量の算定の対象となる期間は 通常は 1 年間 ( 年度 ) が想定される 3.3 特定排出者の算定 報告 公表制度の算定排出量との関係 算定対象範囲実行計画制度においては 上述のとおり原則として全ての事務及び事業に伴う排出量が対象となり 排出量等に係る裾切りはなく 全ての地方公共団体で策定する義務を負っている 他 6

11 方 算定 報告 公表制度においては 排出量等に係る一定の裾切り 8 がある 算定 報告 公表制度に基づく温室効果ガス算定排出量の算定では 指定管理者制度の対象施設も必ず対象とする等 実行計画における温室効果ガス総排出量と算定の対象範囲 (2.3 節 ) が一部異なるところがあるので 地方公共団体が算定 報告 公表制度の対象となり 特定排出者 ( 事業活動に伴い相当程度多い温室効果ガスの排出をする者 ) となる場合は 算定の対象範囲を揃えておく等 実行計画における温室効果ガス総排出量の算定対象範囲を整理しておく必要がある 排出量の算定期間実行計画制度における総排出量の算定期間は法令では定められていないが 実行計画の実施状況の公表が毎年 1 回義務付けられていることなどから 算定期間を年度単位としている地方公共団体が多いと考えられる ( 暦年とすることもできる ) 一方 算定 報告 公表制度における算定期間は 二酸化炭素 メタン及び一酸化二窒素については年度 代替フロン等 3 ガス (HFCs,PFCs,SF 6 ) については暦年である 排出量の算定方法 ( 算定区分や排出係数等 ) 実行計画制度における総排出量の算定方法は 施行令第 3 条に具体的に定められている 算定 報告 公表制度における算定排出量の算定方法は施行令第 6 条で定められており これに基づき排出係数の具体的な数値等が省令 ( 経済産業省令 環境省令 ) で定められている 排出量を算定するための基本的な考え方 (2.2 節に示したうち 各ガスの排出量は排出量を算定しようとする期間における当該活動の量 ( 活動量 ) に 排出係数を乗じることにより得られることなど ) は基本的に両者で同様である また 算定に用いる排出係数も 同一の検討結果に基づき定められているため 同一の算定区分であれば同一の数値となっている ただし 排出係数が施行令第 3 条ではキログラム単位だが 施行令第 6 条ではトン単位である しかし 両者で算定対象となる区分の範囲や詳細度は異なる 基本的には 後者の方が対象となる事業の範囲が広いために 後者の算定対象の方がより広い範囲について詳細に区分されている 但し 自動車の走行に伴うメタンの排出 ( 自動車排ガス中に含まれる ) については 実行計画制度における総排出量では算定対象となるが 算定 報告 公表制度における算定排出量では算定対象とならない 地方公共団体が特定排出者となる場合の総排出量の算定方法地方公共団体が特定排出者 ( 事業活動に伴い相当程度多い温室効果ガスの排出をする者 ) となる場合は 実行計画制度に基づく温室効果ガス総排出量 ( すなわち 本ガイドラインに基づき算定する総排出量 ) と 算定 報告 公表制度に基づく温室効果ガス算定排出量の両方を算定する義務がある 8 算定 報告 公表制度は エネルギーの使用の合理化に関する法律 ( 省エネルギー法 ) に基づきエネルギーの使用量等の定期報告を行う者 又は 各温室効果ガスの排出量が CO2 換算で年間 3,000 トン以上となる事業者が対象である 後者にあっては事業者が常時使用する従業員数 21 人以上が対象となる 7

12 この場合 節及び 節に示したとおり両制度において算定対象区分等が異なることから 同一の施設について算定した排出量が両者で異なる場合が生じうるが それぞれ異なる制度 ( 目的 ) のために算定した排出量であり 両者で算定対象区分等が異なっていても差し支えない 8

13 3.4 各温室効果ガスの算定方法 二酸化炭素 (CO2)( 施行令第 3 条第 1 項第 1 号 ) 燃料の使用に伴う CO2 の排出 ( 第 1 号イ ) 算定の対象事務 事業において燃料を使用した際に排出された CO 2 の量を算定するもの 燃料の使用 は 例えば 灯油等を暖房用に使用することや ガソリン 軽油等を自動車用の燃料として使用することが想定される 9 施行令では 別表第一において 地方公共団体の通常の事務事業で用いられる燃料を示し これらについて排出係数等を示している これら以外の燃料の使用実績がある場合は 施行令第 3 条第 1 項第 1 号ヘの区分に該当する排出量として算定することができる (P.12< 参考 > 参照 ) なお 木材 木くず 木炭等のバイオマス( 生物体 ) 系の燃料の使用に伴う二酸化炭素の排出については 植物により大気中から吸収され除去されていた二酸化炭素が再び大気中に排出されるものであるため 国際的な取り決め (IPCC ガイドライン ) に基づき排出量には含めないこととされている 算定方法 燃料の種類ごとの使用量に炭素排出係数を乗じて炭素の排出量を算定し これに 44/12 を乗じて CO 2 排出量に変換し 燃料の種類ごとの CO 2 排出量を合算して算定する 排出量 (kg-co 2 ) = 燃料使用量 (MJ) 炭素排出係数 (kg-c/mj) 44/12 (kg-co2/kg-c) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握燃料の種類ごとの使用量は 燃料の使用記録または購入記録 ( 請求書 ) 等を利用して把握することが考えられる 単位は 熱量の単位である MJ( メガジュール ) 10 を用いる 通常 請求書等では 固体燃料はキログラム 液体燃料はリットル 都市ガスは立方メートル LPG ( 液化石油ガス いわゆるプロパンガスのこと ) は立方メートルまたはキログラム LNG ( 液化天然ガスのことであり LPG とは異なる燃料である 家庭や庁舎で用いられている気体燃料は 通常は都市ガスまたは LPG である ) についてはキログラムといった計量単位で使用量が記載されていることが多いため これらを次式により熱量単位に換算する必要がある 9 燃料の使用に伴い メタンや一酸化二窒素も排出される場合がある ただし これらについては 同一の燃料であっても燃焼条件等によって排出の程度が異なるため 燃焼施設の種類等でも区分して算定方法を定めている 二酸化炭素の場合は 燃焼により燃料中に含まれる炭素が概ね全て二酸化炭素として排出されることから 燃料の種類のみで区分を設定している 10 熱量の単位には kcal( キロカロリー ) が用いられることもある 1kcal= MJ として換算する 9

14 燃料使用量 (MJ) = 燃料使用量 (kg, l, Nm 3, m 3 ) 単位発熱量 (MJ/ kg, l, Nm 3, m 3 ) 各燃料の単位発熱量及び炭素排出係数を表 -5 に示す この表の発熱量のうち 都市ガスに ついては 施行令に定められた標準状態 (0,1 気圧 ) の体積 (Nm 3 ) 当たりの値と 参考 として全国の平均的な条件での常温常圧下に換算した値の両方を示している ( 都市ガスの発熱量については 節 1(P.69) も参照されたい ) 表に示された数値は 全国の平均的な数値であるため 自らが実際に使用した燃料の単位発熱量が得られる場合には 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき それらを用いることがで きる 特に 固体燃料の単位発熱量は 同じ燃料でもばらつきが大きいため 実際に使用した燃料の単位発熱量を把握して ( 購入時に把握可能 ) これを使用した方が 一般的に算定結 果が正確となる 都市ガスの使用量及び発熱量について都市ガスの使用量 ( 体積 ) は 請求書等における表示は常温常圧下での値として表示されていることが多いが この場合は これを次式によって標準状態の値に換算する V = 273/(273 + T ) P V V : 標準状態の体積 (Nm 3 ) V: 請求書の体積 (m 3 ) T: 請求書の想定温度 ( ) P: 請求書の想定気圧 ( 気圧 ) 全国で代表的な 15,1.02 気圧での表示の場合には 請求書に記載された体積に を乗ずると標準状態の体積に換算できる 実務においては 総排出量算定の対象組織から活動量の数値の報告を求める場合に 換算係数を乗じた後の数値で報告を依頼することとすると 各対象組織における把握 集計事務が煩雑となることも考えられる このため 請求書等における常温常圧下での体積を 活動量 として把握 集計した後に 単位発熱量に を乗じて燃料使用量 (MJ) に換算し これに炭素排出係数を乗じて排出量を算定すればよい 表 -5 では 参考としてこの場合の数値も示した LPG の使用量について LPG の使用量が請求書等において体積 (m 3 ) で表示されている場合は これを重量に換算する必要がある ブタンとプロパンの割合は供給元から提供を受けるのが原則ですが 不明な場合には 自動車用として通常用いられているブタン 8: プロパン 2 の割合とみなして 液密度を t/kl とすることができる LNG の使用量について LNG の使用量が請求書等において体積 (m 3 ) で表示されている場合は これを重量に換算する必要がある そのために必要となる比容積は供給元に確認することが望ましい 把握が困難な場合には 比容積の値として約 1.40m 3 /kg( 気体状態 ) を参考にすることができる 天然ガス自動車 (CNG 車 ) の燃料について天然ガス自動車 (CNG 車 ) 用の燃料充填ステーションにおいては 原料の天然ガスは 一般家庭でも使われている都市ガスパイプラインから供給を受けるのが一般的とされる このため 排出係数については都市ガスの排出係数で代用できる 一方 近年 液化天然ガス (LNG) をローリーから受け入れ圧縮 気化して充填する L-CNG 方式の設備も出現している このため 特に都市ガスパイプランが整備されていない地域にあっては 燃料充填ステーション ( 燃料供給事業者 ) に燃料 ( 原料 ) の種類や発熱量を確認することが望ましい 10

15 排出係数各燃料の炭素排出係数を表 -5 に示す 11 この係数は 一定の熱量を得る際に排出される CO 2 の量を示し この数値が少ない燃料ほど 温暖化への影響が少ないと言える 表 -5 に示した数値は 全国の平均的な数値であるため 自らが実際に使用した燃料の炭素排出係数が得られる場合には 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき それらを用いることができる 燃料の区分 表 -5 各種燃料の単位発熱量と炭素排出係数 ( 施行令別表第一 ) 燃料使用量の単位 単位発熱量 (MJ/ 単位 ) 炭素排出係数 (kg-c/mj) ( 参考 ) 単位発熱量 炭素排出係数 44/12 (kg-co2/kg, l,nm 3,m 3 ) 一般炭 kg ガソリン l ジェット燃料油 l 灯油 l 軽油 l A 重油 l B 重油 C 重油 l LPG kg LNG kg 都市ガス Nm 都市ガス ( 参考 ) m 注 ) 本表中の 都市ガス ( 参考 ) に示した数値(2.16 kg-co2/m 3 ) は 施行令に示された標準状態での単位発熱量を全国で代表的な条件 ( 温度 15,1.02 気圧 ) の体積あたりに換算して示したもの 11 硫黄分の少ない 特 A 重油 特 C 重油 等はそれぞれ A 重油 C 重油 とみなしてよい 11

16 < 参考 > 前頁表 -5 に示すもの以外に 産業部門を中心に国内での使用実態のある燃料がある これらの単位発熱量及び炭素排出係数について 1 算定 報告 公表制度において特定排出者が算定排出量を報告するために使用する数値 ( 施行令第 6 条に基づき省令で定められている数値 ) 及び 2 我が国全体の温室効果ガス排出の実態を報告する 温室効果ガス排出吸収目録 ( インベントリ ) の作成にあたって使用している数値を参考に示す これらについても 使用実態があれば 表 -5 に示す燃料と同様の方法で CO2 排出量を算定し 施行令第 3 条第 1 項第 1 号ヘの区分に該当する排出量とすることができる 燃料の区分 出典 燃料使用量の単位 単位発熱量 (MJ/ kg, l,nm 3 ) 炭素排出係数 (kg-c/mj) ( 参考 ) 単位発熱量 炭素排出係数 44/12 (kg-co2/kg, l,nm 3 ) 原料炭 1 kg 無煙炭 1 kg コークス 1 kg 練炭 豆炭 2 kg 原油 1 l NGL 1 l ナフサ 1 l 潤滑油 2 l 石油コークス 1 kg 天然ガス ( 国産 ) 1 Nm コークス炉ガス 1 Nm 高炉ガス 1 Nm 転炉ガス 1 Nm 製油所ガス 2 Nm 出典 1: 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令 別表第一出典 2: 平成 17 年度温室効果ガス排出量算定方法検討会 温室効果ガス排出量算定に関する検討結果 ( 案 ) エネルギー 工業プロセス分科会報告書 ( エネルギー ( 燃料の燃焼 CO2) 分野 ) に示されているうち 2002 年度の値表注 1) いずれの出典についても 単位を変更 ( 桁を換算 ) して掲載した 表注 2) 上表に示した燃料の区分は 施行令第 6 条 ( 特定排出者の事業活動に伴う温室効果ガスの排出量の算定に関する省令 別表第一 ) やインベントリにおいて算定対象としている燃料の区分のうちの一部である 12

17 他人から供給された電気の使用に伴う CO2 の排出 ( 第 1 号ロ ) 算定の対象法第 2 条第 4 項の規定により 温室効果ガスの排出 の定義に 他人から供給された電気を使用すること が含まれているため 他人から供給された電気の使用に伴い排出された CO 2 の量を算定するもの 実際には 使用した電気が発電された際に 発電所で排出された CO 2 の量を算定する なお 自ら発電して使用した電気はここでの算定の対象にはならない 12 算定方法算定期間内に購入 使用した電力量に 排出係数を乗じて算定する 電気を供給する事業者により単位発電量当たりの CO 2 の排出量が異なることから 電気の使用量は電気事業者ごとに区分して集計し 対応する排出係数をそれぞれ乗じて排出量を算定し 最後にそれらを合算する 排出量 (kg-co 2 ) = 電気使用量 (kwh) 排出係数 (kg-co2/kwh) ( 電気事業者の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握 kwh で表した電気の使用量は 電気を供給する事業者からの請求書等により把握すること ができる 前述のとおり 電気事業者ごとに区分して集計することが望ましい ( なお 地方 公共団体以外の者との共用施設における電気使用量の把握方法については p.5 も参照 ) 電気の使用量が定額制の場合について街灯などについて 電気事業者との契約種別が定額制 ( 定額電灯 等 ) で電気使用量によらず電気料金が定額である契約については 電気使用量が請求書等に明記されていないため 電気使用量は推計により把握する 例えば ワット数が同一の電灯に関する年間電気使用量の推計方法としては 1 灯のワット数 [W] 1 灯あたりの平均使用時間 [ 時間 / 年 ] 電灯数として推計できる ここで 平均使用時間については 季節 天候による変動が想定されることから 春分日及び秋分日における使用時間とすること等が考えられる 排出係数より実態に即した算定を可能とし 温暖化対策を行った供給者の努力を反映するためには できるだけ供給者ごとに排出係数を定めることが適当であることから 一般電気事業者と特定規模電気事業者 (PPS) の排出係数については 環境大臣及び経済産業大臣において 個別事業者別の係数等の情報を収集するとともに その内容を確認し 公表することとしている 12 自ら燃料または廃棄物を使用して発電した際に排出された二酸化炭素の量は 燃料の使用あるいは廃棄物の焼却に伴う排出として 施行令第 3 条第 1 項第 1 号イまたはニなどで算定される 13

18 自らが消費している電気の排出係数がわからない場合は 代替値を一般的に使用できる排出係数として用いることができる 地方公共団体が施行令第 3 条第 2 項の規定により自ら排出係数を把握する場合には下式により算定する 排出係数 = 当該事業者が発電する際に排出した二酸化炭素の量 (kg-co 2 ) 当該事業者が供給した電気の量 (kwh)( 需要端 ) 当該事業者が発電する際に排出した二酸化炭素の量(kg-CO 2 ) は 水力 風力等自然エネルギーを用いて発電している場合はゼロとみなすことができる 火力の場合は 使用した燃料の量を把握し 施行令第 3 条第 1 項第 1 号イに基づき 該当する燃料の使用に伴う排出量として算定することができる なお 自ら排出係数を把握する場合については 節 ( 例 2) も参照されたい < 参考 > 電気供給者がコージェネレーション ( 熱電併給システム ) によって電気を生産している場合の排出係数の考え方は 算定 報告 公表制度における考え方にならうものとする 14

19 他人から供給された熱の使用に伴う CO2 の排出 ( 第 1 号ハ ) 算定の対象法第 2 条第 4 項の規定により 温室効果ガスの排出 の定義に 他人から供給された熱 ( 燃料または電気を熱源とするものに限る ) を使用すること が含まれているため 他人から供給された熱の使用に伴い排出された二酸化炭素の量を算定するもの 実際には 使用した熱が生産された際に その熱の生産施設で排出された二酸化炭素の量を算定する なお 自らボイラー等を用いて発生させ使用した熱はここでの算定の対象にはならない 13 算定方法算定は 熱を供給する事業者から供給を受け使用した熱量 ( 単位 : メガジュール ) に排出係数を乗じることにより行う 排出量 (kg-co 2 ) = 熱使用量 (MJ) 排出係数 (kg-co2/mj) 活動量の把握方法熱を供給する事業者から供給を受けて使用した熱の量は 熱を供給する事業者からの請求書等により把握することができる 排出係数排出係数は 1MJ の使用した熱量を生産等する際に排出された CO 2 の量として算定され その値は 0.057kg-CO2/MJ である この排出係数は 熱を供給する事業者ごとに見れば 熱の生産形態や供給形態等が異なるため それぞれ異なった数値となるが 施行令では全国の平均的な数値を示している なお 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき より適切な係数を求めることができる場合には これを用いることができる 個別の熱供給事業者ごとの排出係数は 次の式により算定することができる k = X/Q k : 排出係数 (kg-co 2 /MJ) X : 熱を供給する事業者が熱を生産した際に排出した二酸化炭素の量 (kg-co 2 ) Q : 当該事業者が供給した熱の量 (MJ) X は 熱を供給する事業者が熱を生産した際に使用した燃料及び電気の量をもとに 施行令第 3 条第 1 項第 1 項イ及びロに示される算定方法を用いて算定することができる なお 法第 2 条第 4 項で 他人から供給された熱は燃料または電気を熱源とするものに限 13 自ら熱を発生させ使用した際に排出された二酸化炭素の量は 燃料の使用に伴う排出として 施行令第 3 条第 1 項第 1 号イで算定される 15

20 るとされていることから 例えば 熱を供給する事業者が廃棄物の焼却施設で発生した熱を 利用している場合は 当該施設から廃棄物の焼却に伴い排出される二酸化炭素の量は X t には含まれない < 参考 > 電気供給者がコージェネレーション ( 熱電併給システム ) によって電気を生産している場合の排出係数の考え方は 算定 報告 公表制度における考え方にならうものとする 16

21 一般廃棄物の焼却に伴う CO2 の排出 ( 第 1 号ニ ) 算定の対象 地方公共団体の施設において一般廃棄物を焼却する際に排出される CO 2 の量を算定するも の ただし 食物くず ( 生ごみ ) や紙くず等のバイオマス ( 生物体 ) 起源の廃棄物の焼却に伴う排出は 植物により大気中から一度吸収された二酸化炭素が再び大気中に排出されるものでありカーボンバランスは一定であると考えられ 国際的な取り決め (IPCC ガイドライン ) に基づき排出量には含めないこととされている 従って ここで算定の対象となる一般廃棄物は 焼却される化石燃料由来のごみ ( プラスチックごみ ) となる 算定方法 一般廃棄物であるプラスチックごみの焼却量 ( 単位 : トン ) に炭素排出係数を乗じ これに 44/12 を乗じて二酸化炭素排出量に換算する 排出量 (kg-co 2 ) = プラスチックごみ焼却量 (t) 炭素排出係数 (kg-c/t) 44/12 (kg-co2/kg-c) 活動量の把握方法一般廃棄物であるプラスチックごみの焼却量 ( 乾重量 ) を把握する必要がある 焼却される一般廃棄物中の廃プラスチック類の比率は 廃プラスチック類を可燃ごみと不燃ごみのいずれに区分 ( または混合ごみとして一括 ) するか また 資源ごみ ( ペットボトル及びその他プラスチック製容器包装等 ) の分別有無や分別の方法などにより 地方公共団体によって大きく異なるのが実情である このため 廃プラスチック類の比率は地方公共団体ごとに独自に把握することが望ましい なお ごみの焼却量は水分を含んだ湿重量として把握されている場合が多いことに留意する必要がある 焼却ごみ中の廃プラスチック類の比率を推計するための方法としては ごみ焼却施設でごみを貯留するピット中のごみ組成分析結果を利用する方法 ( ごみ焼却施設においては 通常 ごみを貯留するピット中のごみの物理組成が年に 4 回以上分析されている ) と 排出段階におけるごみ組成分析結果を利用する方法がある 排出係数排出係数を表 -6 に示す 排出係数は 平均的なプラスチックごみに含まれる炭素の量をもとに それが燃焼によりほぼ全量排出されるとして算定される 表 -6 一般廃棄物の焼却に伴う炭素排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 1 号ニ ) 廃プラスチック類の区分 排出係数 (kg-c/t) ( 参考 ) 炭素排出係数 44/12 (kg-co2/ t) 廃プラスチック類 ( 合成繊維の廃棄物に限る ) 624 2,288 廃プラスチック類 ( 合成繊維の廃棄物を除く ) 754 2,765 廃棄物を原材料とする固形燃料 ( 古紙又は廃プラスチック類を主たる原材料とするもの及び動物性の廃棄物又は植物性の廃棄物のみを原材料とするものを除く )

22 < 参考 > プラスチックごみ焼却量 ( 乾重 ) は 次式によって推計できる 以下に 廃プラスチック類比率を推 計するための 2 種類の方法について説明する プラスチックごみ焼却量 ( 乾重 ) (t) = ごみ焼却量 ( 湿重 ) (t) 焼却ごみ中廃プラスチック類比率 ( 湿重ベース ) (%) (100%- プラスチックごみ水分含有率 ) 廃プラスチック類の水分率が把握できない場合には 我が国の温室効果ガス排出量算定において用いられている水分率である 20%( 環境省廃棄物 リサイクル対策部 平成 16 年度廃棄物の広域移動対策検討調査及び廃棄物等循環利用量実態調査報告書 ( 廃棄物等循環利用量実態調査編 ) による ) を用いることができる (1) ごみ焼却施設のピット中のごみ組成分析結果を利用する方法ごみ焼却施設の維持管理においては関係通知で示された分析 検査項目を含む各種のデータが把握されていることが一般的であり これにはごみピット中のごみの組成種類分析も含まれる よって このデータを焼却ごみ中の廃プラスチック類の比率を設定するために活用できる 具体的には ごみ質については年 4 回以上分析することとされている また ごみの組成種類分析については 以下の6 種類が標準とされている :1 紙 布類 2ビニール 合成樹脂 ゴム 皮革類 3 木 竹 ワラ類 4ちゅう芥類 ( 動植物性残渣 卵殻 貝殻を含む ) 5 不燃物類 6その他 ( 孔眼寸法約 5mm のふるいを通過したもの ) よって これらの組成種類のうち ビニール 合成樹脂 ゴム 皮革類 の重量比を焼却ごみ中の廃プラスチック類比率として適用してよい 年間 ( 年度 ) を算定期間とする場合には 当該年度に実施された各分析の重量比の平均値を用いることが考えられる ただし 上記通知では 水分率については焼却施設のごみピットから採取した試料 ( ごみ ) 全体について把握することとされていることから 各組成種類の水分率までは分析されていない場合がある この場合には ごみ質の分析においてプラスチックごみの水分率を新たに把握する必要があるが 把握が困難な場合には 上記の数値 (20%) を用いることができる 一方 乾重ベースでのプラスチック類の比率が把握されている場合には 焼却ごみ量 [ 湿重量 ] (100% - 焼却ごみ全体の水分率 ) ( 廃プラスチック類の比率 [ 乾重ベース ]) により 焼却されるプラスチックごみの量を推計することができる (2) 排出段階に着目したごみ組成分析結果を利用する方法家庭等から排出された段階 ( 収集ステーション等 ) のごみを組成分析に供し その結果に基づき焼却ごみ中の廃プラスチック比率を推計する方法も考えられる 容器包装のリサイクル等が進展する中で 排出段階のごみ組成を調査しているケースは増えてきていると考えられる しかし ごみ焼却施設では 家庭から収集されるごみに加えて 事業系ごみや粗大ごみ 資源ごみ等の破砕 選別施設における処理残渣が焼却される場合もあるほか 収集ごみ以外に直接に搬入されるごみを処理している場合もある このため これらの各種のごみ種類について それぞれの組成を把握した上で 焼却ごみ中の廃プラスチック類の比率を推計することが容易ではない場合 ( 施設 ) も多いことに留意する必要がある なお この方法には 排出量の算定に必要なデータを得るにとどまらず プラスチックごみの由来が明らかとなることで 実行計画の進行管理の点検評価の充実あるいは効果的な地球温暖化対策の立案等に資する利点があると考えられる 18

23 産業廃棄物の焼却に伴う CO2 の排出 ( 第 1 号ホ ) 算定の対象地方公共団体が産業廃棄物を焼却している場合 この焼却の際に排出される CO 2 の量を算定するもの ただし 汚泥や動物のふん尿等のバイオマス ( 生物体 ) 起源の廃棄物の焼却に伴う排出は 国際的な取り決め (IPCC ガイドライン ) に基づき排出量には含めないこととされている 従って ここでの算定の対象は 化石燃料由来の産業廃棄物の燃焼に限られる 算定方法焼却した廃油 廃プラスチック類の量にそれぞれの炭素排出係数を乗じ これらに 44/12 を乗して二酸化炭素排出量に換算し これらを合算することにより算定する 排出量 (kg-co 2 ) = 廃棄物焼却量 (t) 炭素排出係数 (kg-c/t) 44/12(kg-CO2/kg-C) ( 廃棄物の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法活動量は 地方公共団体により焼却された廃油の量 ( 単位 : トン ) 及び地方公共団体により焼却された産業廃棄物の廃プラスチック類の量 ( 単位 : トン ) である これらについて 実績値を集計していない場合には 推計により求めることになる 例えば 焼却した産業廃棄物の量に廃油または廃プラスチック類の平均的な割合を乗じることによりそれぞれ算定することができる 平均的な割合は サンプル調査等により把握することが考えられる 排出係数廃油 廃プラスチック類の焼却に係る排出係数を表 -7 に示す これらの数値は それぞれに含有される炭素の量により設定される 表 -7 産業廃棄物の焼却に伴う炭素排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 1 号ホ ) 産業廃棄物の区分 炭素排出係数 (kg-c/t) ( 参考 ) 炭素排出係数 44/12 (kg-co2/t) 廃油 796 2,919 廃プラスチック類 697 2,556 表注 ) 温室効果ガス排出吸収目録 ( インベントリ ) で用いられている廃プラスチック類の排出係数は 2,554kg-CO2/t であるが 施行令第 3 条に基づく計算では 2,556 kg-co2/t となる なお 算定 報告 公表制度においては 合成繊維と廃ゴムタイヤについて区別した排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて 施行令第 3 条第 2 項を適用し これらを区別した詳細な算定を行うことも可能である 19

24 その他実測等により得られる排出量 ( 第 1 号ヘ ) 算定の対象施行令第 3 条第 1 項第 1 号イ~ホに掲げるもの以外で 二酸化炭素を発生させる人為的活動 ( バイオマス由来のものを除く ) がある場合に算定する 特定排出者の算定 報告 公表制度や我が国の温室効果ガス排出吸収目録では 施行令第 3 条第 1 項第 1 号イ~ホに掲げるもの以外では 以下のような活動からの二酸化炭素の排出を対象としている < 燃料の燃焼 > 施行令別表第一 ( 表 -5) に掲げる以外の燃料の使用 (P.12< 参考 > 参照 ) < 燃料からの漏出 > 油田及びガス田の試掘 原油及び天然ガスの生産 輸送 油田における通気弁からの排出 < 工業プロセス> セメントの製造 生石灰の製造 ソーダ石灰ガラス 鉄鋼の製造 ソーダ灰の製造 使用 ドライアイスの使用等 こうした活動を地方公共団体が事務事業として行っている場合には これらに伴う CO 2 排出量を把握する 把握の方法は実測が望ましいが 実測が困難である場合には 既存の知見 ( 原単位 ) を用い 活動量から推計することもできる 算定 報告 公表制度における排出係数等の一覧は巻末 ( 参考資料 3) に掲載しているので 参考にされたい 20

25 3.4.2 メタン (CH4)( 施行令第 3 条第 1 項第 2 号 ) ボイラーにおける燃料の使用に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号イ ) 算定の対象ボイラーにおいて 木材や木炭を燃料として使用した際に燃料中の炭素の一部が不完全燃焼して排出されるメタンの量を算定するもの なお ボイラーで石油 ガスなどの化石燃料を使用する場合には算定の対象外である ここではボイラーの形式等は問わない 算定方法ボイラーで使用した木材 木炭の量 ( 発熱量 ) に排出係数を乗じて それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 )= 燃料消費量 (GJ) 排出係数 (kg-ch4/gj) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法ボイラーで使用した木材 木炭の量は 燃料の使用または購入の記録 ボイラーの運転記録等を整理して把握することが考えられる 単位は 熱量の単位である GJ( ギガジュール ) 14 を用いる 木材 木炭の使用量はキログラム ( またはトン ) 単位で記載されていることが多いため これらを次式により熱量単位に換算する必要がある 燃料使用量 (GJ) = 燃料使用量 (kg) 単位発熱量 (GJ/ kg) 標準的な単位発熱量を表 -8 に示す 自らが実際に使用した燃料の単位発熱量が得られる場 合には 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき それらを用いることができる 排出係数 排出係数を表 -8 に示す 排出係数は ボイラーで木材 木炭を燃焼させて 1GJ の熱を発生させた際に排出されるメタンの量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -8 ボイラーにおける燃料の燃焼に伴うメタンの排出係数 ( 施行令別表第二 ) 燃料の区分 単位発熱量 (GJ/kg) 排出係数 (kg-ch 4 /GJ) ( 参考 ) 単位発熱量 排出係数 (kg-ch4/kg) 木材 木炭 GJ は 1MJ の 1000 倍の値である 1kcal は GJ( ) に相当する 21

26 ガス機関またはガソリン機関 ( 定置式 ) における燃料の使用に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ロ ) 算定の対象航空機 自動車及び船舶以外で用いられる定置式のガス機関またはガソリン機関 15で燃料を使用した際に排出されるメタンの量を算定するもの 算定方法定置式のガス機関またはガソリン機関で使用した LPG 都市ガスの量( 発熱量 ) に排出係数を乗じて それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 )= 燃料消費量 (GJ) 排出係数 (kg-ch4/gj) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法定置式のガス機関またはガソリン機関で使用した LPG 都市ガスの量は 燃料の使用または購入の記録 ガス機関またはガソリン機関の運転記録等を整理して把握することが考えられる 単位は 熱量の単位である GJ( ギガジュール ) を用いる LPG 都市ガスの使用量を kg Nm 3 または m 3 単位 (P. 10 参照 ) から熱量単位に換算する方法は次式による 燃料使用量 (GJ) = 燃料使用量 (kg, Nm 3, m 3 ) 単位発熱量 (GJ/ kg, Nm 3, m 3 ) 標準的な単位発熱量を表 -9 に示す 自らが実際に使用した燃料の単位発熱量が得られる場 合には 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき それらを用いることができる 排出係数排出係数を表 -9 に示す 排出係数は 定置式のガス機関またはガソリン機関で燃料を燃焼させて 1GJ の熱を発生させた際に排出されるメタンの量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 15 定置式のガス機関 ( ガスエンジン ) またはガソリン機関 ( ガソリンエンジン ) とは 非常用発電機 コージェネレーションシステム等の自家発電施設等の可搬式でない内燃機関を指す したがって 例えば ガスエンジンを動力とするガス冷房機であれば ガス機関 に該当する 22

27 表 -9 ガス機関またはガソリン機関 ( 定置式 ) における燃料の燃焼に伴うメタンの排出係数 燃料の区分 単位 ( 施行令別表第三 ) 単位発熱量 (GJ/kg) ( 参考 ) 排出係数単位発熱量 (kg-ch 4 /GJ) 排出係数 (kg-ch4/kg) LPG kg 都市ガス Nm 都市ガス ( 参考 ) m < 参考 > 定置式のガス機関またはガソリン機関において LPG または都市ガス以外の燃料を使用している場合は 施行令第 3 条第 1 項第 2 号タ及び第 3 号レに該当する量として排出量を算定し 総排出量に含めることができる この場合 排出量は実測が原則となるが 上記と同様 燃料使用量にその燃料の単位発熱量を乗じてギガジュール単位に換算し これに 0.054(kg-CH4/GJ) 及び (kg-N2O/GJ) を乗じることにより算出することもできる 23

28 家庭用機器における燃料の使用に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ハ ) 算定の対象こんろ 湯沸器 ストーブ等の家庭用機器で燃料を使用した際に排出されるメタンの量を算定するもの 小規模の出張所等で 家庭用のこんろ 瞬間湯沸器 ストーブ ファンヒーター等を使用している場合に算定対象となる ボイラー等による給湯 空調システムは対象としない また 熱源に電気を使用するものは対象としない 算定方法こんろ 湯沸器 ストーブ等の家庭用機器で使用した灯油 LPG 及び都市ガスの量に それぞれの単位発熱量を乗じ さらに排出係数を乗じて それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 )= 燃料消費量 (GJ) 排出係数 (kg-ch4/gj) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法家庭用機器で使用した灯油 LPG 都市ガスの量は 燃料の使用または購入の記録等を整理して把握することが考えられる 単位は 熱量の単位である GJ( ギガジュール ) を用いる 灯油 LPG 都市ガスの使用量を l,kg,nm 3 または m 3 単位から熱量単位に換算する方法は次式による 燃料使用量 (GJ) = 燃料使用量 (l,kg, Nm 3, m 3 ) 単位発熱量 (GJ/ l,kg, Nm 3, m 3 ) 標準的な単位発熱量を表 -10 に示す 自らが実際に使用した燃料の単位発熱量が得られる 場合には 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき それらを用いることができる 排出係数排出係数を表 -10 に示す 排出係数は 家庭用機器で燃料を燃焼させて 1GJ の熱を発生させた際に排出されるメタンの量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -10 家庭用機器における燃料の燃焼に伴うメタンの排出係数 ( 施行令別表第四 ) 燃料の区分 単位 単位発熱量 (GJ/l,kg,Nm 3,m 3 ) 排出係数 (kg-ch 4 /GJ) ( 参考 ) 単位発熱量 排出係数 (kg-ch4/l,kg,nm 3,m 3 ) 灯油 l ( ) LPG kg ( ) 都市ガス Nm ( ) 都市ガス ( 参考 ) m ( ) 24

29 自動車の走行に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ニ ) 算定の対象 自動車の走行に伴い排出されるメタンの量を算定するもの 算定方法使用している自動車の種類 ( 表 -11 参照 ) ごとの総走行距離に 自動車の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 ) = 総走行距離 (km) 排出係数 (kg-ch4/km) ( 自動車の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法自動車の種類ごとの総走行距離は 公用車の走行記録等を整理して把握することが考えられる 単位はキロメートルを用いる 走行距離の把握方法について公用車は 自動車管理規則 などにより走行距離が把握されている場合が多いと考えられるが 集計が難しい場合 例えば 燃料の使用量を集計し 次の換算式により走行距離を求めることもできる 走行距離 (km)= 燃料の使用量 (l) 平均的な燃費 (km/l) ここで用いる平均的な燃費については 実際の使用条件を勘案した値を用いることが望ましい 排出係数排出係数を表 -11 に示す これらの値は 自動車が 1km 走行する際に排出されるメタンの量として設定され 自動車の種類毎の過去の実測例に基づく 表 -11 自動車の走行に係るメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ニ ) 自動車の区分 排出係数 ( 単位 :kg-ch 4 /km) ガソリン LPG を燃料とする普通 小型乗用車 ( 定員 10 名以下 ) ( ) ガソリンを燃料とする乗用車 ( 定員 11 名以上 ) ( ) ガソリンを燃料とする軽乗用車 ( ) ガソリンを燃料とする普通貨物車 ( ) ガソリンを燃料とする小型貨物車 ( ) ガソリンを燃料とする軽貨物車 ( ) ガソリンを燃料とする特種用途車 ( ) 軽油を燃料とする普通 小型乗用車 ( 定員 10 名以下 ) ( ) 軽油を燃料とする乗用車 ( 定員 11 名以上 ) ( ) 軽油を燃料とする普通貨物車 ( ) 軽油を燃料とする小型貨物車 ( ) 軽油を燃料とする特種用途車 ( ) 25

30 < 参考 > 自動車の区分の適用について 1 バスバスは 表 -11 に示したうち乗用車の排出係数を適用する ( 表 -11 の 乗用車 とは 施行令における 人の運送の用に供する 自動車のこと ) 2 特種用途車 と 特殊自動車 の違い 特種用途車 とは 国土交通省の 自動車の用途等の区分について ( 依命通達 ) ( 昭和 35 年自動車交通局長通達 ) の一部改正 ( 平成 13 年 4 月 6 日付け 自動車交通局長通達 ) の区分により示された自動車のことで 散水車 霊きゅう車 各種作業車 塵芥車等を指す 特殊自動車 とは 道路運送車両法施行規則 別表第 1 により定められた 大型特殊自動車 及び 小型特殊自動車 のことで ショベル ローダ フォークリフト 農耕トラクタ等を指し 特種用途車とは異なる 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ニの (7) (12) 等の その他特種の用途に供するもの とは 特種用途車 を指す 特殊自動車 から排出されるメタン 一酸化二窒素については 施行令には定めはなく 我が国の温室効果ガス排出吸収目録 ( インベントリ ) においても算定対象としていない なお 地方公共団体において 施行令第 3 条第 2 項に基づき 独自に排出係数を設定することは可能である 3 ハイブリッド自動車ハイブリッド自動車は 道路運送車両法上 普通 小型自動車の規定を準用しており 当面 当該ハイブリッド自動車の燃料 ( ガソリン 軽油 ) 用途 ( 普通 小型乗用車 ( 定員 10 名以下 ) 等 ) に応じた自動車の区分による排出係数を適用して算定する なお 地方公共団体において 施行令第 3 条第 2 項に基づき 独自に排出係数を設定することも可能である 4 電気自動車電気自動車については 走行形態上 メタン及び一酸化二窒素を排出しないため 本区分の算定対象外である なお 電気の使用に伴う二酸化炭素の排出については算定対象となるため 施設において使用した量と重複計上とならないように留意した上で 電気の使用量を把握する必要がある 5 天然ガス自動車 (CNG 車 ) 及びその他の燃料の自動車 CNG 車については 現在 施行令には定めがないが 我が国のインベントリの算定対象となっている このため 施行令第 3 条第 2 項の規定を適用してメタン及び一酸化二窒素の排出量を算定する場合 インベントリにおいて使用されている排出係数 ( 下表に示す ) を用いることができる メタノール自動車 エタノール自動車 燃料電池車からの排出については 施行令には定めはなく インベントリの算定にも含まれていない なお 地方公共団体において 施行令第 3 条第 2 項に基づき 独自に排出係数を設定することは可能である CNG 車の区分 排出係数 ( 平均値 ) メタン (kgch4/km) 一酸化二窒素 (kgn2o/km) 小型貨物 ( 及び乗用 軽乗用 軽貨物 ) 普通貨物 特種用途 バス 出典 : 温室効果ガス排出量算定に関する検討結果( 案 ) 運輸分科会報告書 ( 平成 17 年度温室効果 ガス排出量算定方法検討会第 3 回会合資料 ) より引用し g を kg 単位とした 26

31 船舶の航行に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ホ ) 算定の対象国内の港の間を船舶が航行する際に排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体が船舶を所有し航行させている場合に算定対象とする 算定方法船舶で使用した燃料の種類 ( 表 -12 参照 ) ごとの量に 燃料の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 ) = 燃料消費量 (kl) 排出係数 (kg-ch4/ kl) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法船舶で使用した燃料の量を 燃料種ごとにキロリットル (kl) 単位で把握する 燃料の使用または購入の記録等を整理して把握することが考えられる 排出係数排出係数を表 -12 に示す これらの値は 船舶で1kl の燃料が使用された際に排出されるメタンの量として設定され 過去の実測例に基づく 表 -12 船舶の航行に係るメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ホ ) 燃料の区分 排出係数 ( 単位 :kg-ch 4 /kl) 軽油 0.25 A 重油 0.26 B 重油 C 重油

32 家畜の消化管内発酵 ( 反すう等 ) に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ヘ ) 算定の対象家畜が反すう等をすることにより その体内から排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体が事務 事業に関連して 例えば 農業試験場や直営農場等で家畜 ( 牛 馬 めん羊 山羊 豚 ) を飼養している場合 ( 畜産振興の目的で農家から有償で牛等を受け入れ飼育しているような場合を含む なお 算定 報告 公表制度においては 水牛の排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて 水牛も算定対象に含めること ( 第 1 項第 2 号タ ) も可能である 算定方法算定期間に飼養していた家畜の種類 ( 表 -13 参照 ) ごとの平均的な頭数に 家畜の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 16 排出量 (kg-ch 4 ) = 平均的な飼養頭数 ( 頭 ) 排出係数 (kg-ch4/ 頭 ) ( 家畜の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法家畜の平均的な飼養頭数は 飼養記録等を集計して把握することが考えられる なお 平均的な飼養頭数 とは 算定期間において通常 飼養されていた頭数のことであり 算定期間中に飼養頭数が大幅に増減していなければ 17 算定期間内の代表的なある時点( 例えば 年度初めや年度末等 ) での飼養頭数を 平均的な飼養頭数 と見なしても差し支えない 排出係数排出係数を表 -13 に示す これらの値は 家畜の種類ごとに それらが反すう等をすることによりその体内から 1 頭当たり 1 年間に排出されるメタンの量として設定され 過去の実測例に基づく 表 -13 家畜の消化管内発酵に係る排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ヘ ) 家畜の区分牛馬めん羊山羊豚 排出係数 ( 単位 :kg-ch 4 / 頭 ) なお 算定 報告 公表制度においては 乳用牛と肉用牛を区別した排出係数が省令で定 められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて 乳用牛と肉用牛を区別した詳細な算 定 ( 施行令第 3 条第 2 項 ) も可能である 16 排出係数は 1 年間の排出量として設定されているため 算定期間が 1 年でない場合には さらに算定期間の 1 年間に対する比率 (( 算定期間 ( 年 )/(1 年間 )) を乗じる必要がある 例えば 半年間の排出量を算定しようとする場合は排出量 = 飼養頭数 排出係数 1/2 となる 17 例えば 年度当初に 100 頭の牛を飼養しており 半年後に飼養をやめてしまった場合などは 当該年度の平均飼養頭数は 50 頭とみなす 同様に 例えば 牧場での受入期間が 4 月から 9 月の場合についても当該年度の平均飼養頭数は受入頭数の半分とみなす 28

33 家畜のふん尿の処理等に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ト ) 算定の対象家畜が排せつするふん尿の処理等に伴い排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体が事務 事業に関連して 例えば 農業試験場や直営農場等で家畜 ( 牛 馬 めん羊 山羊 豚 鶏 ) を飼養している場合 ( 畜産振興の目的で農家から有償で牛等を受け入れ飼育しているような場合を含む なお 算定 報告 公表制度においては 水牛の排出係数が省令で定められている 第 2 号ヘと同様 これを用いて 水牛も算定対象に含めること ( 第 1 項第 2 号タ ) も可能である 算定方法算定期間に飼養していた家畜の種類 ( 表 -14 参照 ) ごとの平均的な頭羽数に 家畜の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 18 排出量 (kg-ch 4 ) = 平均的な飼養頭羽数 ( 頭 羽 ) 排出係数 (kg-ch4/ 頭 羽 ) ( 家畜の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法家畜の平均的な飼養頭数は 飼養記録等を集計して把握することが考えられる なお 平均的な飼養頭数 とは 算定期間において通常 飼養されていた頭数のことであり 算定期間中に飼養頭数が大幅に増減していなければ 19 算定期間内の代表的なある時点( 例えば 年度初めや年度末等 ) での飼養頭数を 平均的な飼養頭数 と見なしても差し支えない 牛 馬 めん羊 山羊 豚については 活動量は第 2 号ヘと共通である 排出係数排出係数を表 -14 に示す これらの値は 家畜の種類ごとに それらが 1 頭羽当たり 1 年間に排せつするふん尿を処理等する際に排出されるメタンの量として設定され 過去の実測例に基づく 表 -14 家畜のふん尿処理に係るメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ト ) 家畜の区分牛馬めん羊山羊豚鶏 排出係数 ( 単位 :kg-ch 4 / 頭, 羽 ) なお 算定 報告 公表制度においては 牛 豚及び鶏についてふん尿の処理方法に応じた詳細な排出係数が省令で定められており これによりふん尿の管理方法の実態や高度化に応じた排出量を算定することができる (3.5.3 節 ( 例 3) も参照 ) ただし この排出係数については 活動量の把握方法が上記とは異なっていることに留意する必要がある 18 排出係数は 1 年間の排出量として設定されていることに留意する必要がある ( 脚注 16 参照 ) 19 年度途中に飼養をやめてしまった場合 牧場での受入期間が 4 月から 9 月の場合などについては脚注 17 参照 29

34 水田からの CH4 の排出 ( 第 2 号チ ) 算定の対象水田に水を張ることにより嫌気条件下で発生し 大気中に排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体が事務 事業に関連して 例えば 農業試験場や直営農場等の水田で耕作を行っている場合に対象となる なお 嫌気条件下で発生し 排出されるメタンの量を算定するものであるため 例えば 陸稲を栽培する場合や 水田用地であっても休耕等により耕作しない ( 水を張らない ) 場合は 算定の対象とはならない 算定方法算定期間内に耕作した ( 水を張った ) 水田の面積に排出係数を乗じることにより算定する 20 排出量 (kg-ch 4 ) = 水田耕作面積 (m 2 ) 排出係数 (kg-ch4/m 2 ) 活動量の把握方法活動量は 算定期間内に稲を栽培するために耕作した ( 水を張った ) 水田の面積であり 各試験場等の管理記録等を集計して把握することが考えられる 排出係数排出係数は 耕作された 1 平方メートルの水田から排出されるメタンの量 ( 単位 : キログラム ) として設定され その値は 0.016kg-CH4/m 2 である なお 算定 報告 公表制度においては 間欠灌漑水田と常時湛水田を区別した排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて 両者を区別した詳細な算定 ( 施行令第 3 条第 2 項 ) も可能である 20 排出係数は 1 年間の排出量として設定されているため 算定期間が 1 年でない場合には さらに算定期間の 1 年間に対する比率 (( 算定期間 ( 年 )/(1 年間 )) を乗じる必要がある 例えば 年間の排出量を算定しようとする場合は排出量 = 水田耕作面積 排出係数 1/2 となる 30

35 放牧地における牛のふん尿からの CH4 の排出 ( 第 2 号リ ) 算定の対象放牧地の土壌に直接排泄された牛のふん尿から大気中に排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体が牛の放牧場を保有している場合 ( 畜産振興の目的で農家から有償で牛を受け入れ飼育しているような場合を含む 算定方法 算定期間に放牧した牛の平均的頭数に排出係数を乗じることにより算定する 21 排出量 (kg-ch 4 ) = 平均的な放牧頭数 ( 頭 ) 排出係数 (kg-ch4/ 頭 ) 活動量の把握方法牛の平均的な放牧頭数は 飼養記録等を集計して把握することが考えられる なお 平均的な放牧頭数 とは 算定期間において 通年平均で放牧されていた頭数のことであり 1 年間のうち 放牧期間とそうでない期間がある場合には 放牧日数 22を把握して 以下の式により平均的な放牧頭数を算出する 平均放牧頭数 ( 頭 )= 飼養頭数 ( 頭 ) 年間放牧日数 ( 日 )/ 365( 日 ) 排出係数排出係数は 放牧された牛 1 頭が 1 年間に排泄するふん尿から発生するメタンの量 ( 単位 : キログラム ) として設定され その値は 1.3kg-CH4/ 頭である 21 排出係数は 1 年間の排出量として設定されているため 算定期間が 1 年でない場合には さらに算定期間の 1 年間に対する比率 (( 算定期間 ( 年 )/(1 年間 )) を乗じる必要がある 例えば 年間の排出量を算定しようとする場合は排出量 = 飼養頭数 排出係数 1/2 となる 22 我が国全体の排出量の算定では 全国の代表的な放牧日数として 191 日間 (4 月下旬から 10 月まで ) を用いている 31

36 農業活動に伴う殻またはわらの焼却による CH4 の排出 ( 第 2 号ヌ ) 算定の対象農業活動に伴い殻またはわらを焼却した際に排出されたメタンの量を算定するもの 地方公共団体が事務 事業に関連して 例えば 農業試験場や直営農場等で焼却処理した殻またはわらが対象となる なお 算定 報告 公表制度においては 各種の植物性のもの ( 農業廃棄物 ) を焼却した場合の排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて これらも算定対象に含めること ( 第 1 項第 2 号タ ) も可能である 算定方法算定期間内に焼却した殻またはわらの量に 対応する排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 ) = 焼却量 (kg) 排出係数 (kg-ch4/kg) ( 殻 わらについてそれぞれ算定して合算 ) 活動量の把握方法活動量は 農業活動に伴い焼却した殻またはわらの量とされているが 直接集計することが困難な場合には 他の類似事例の実測値を用いて推計することが望ましい 排出係数排出係数を表 -15 に示す 排出係数は 1kg の殻またはわらを焼却させた際に排出されるメタンの量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -15 農業活動に伴う殻またはわらの焼却によるメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 2 号ヌ ) 植物性のものの区分 排出係数 (kg-ch 4 /kg) 殻 わら

37 廃棄物の埋立処分場からの CH4 の排出 ( 第 2 号ル ) 算定の対象焼却されずに埋立処分された廃棄物が分解する際に排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体が管理する廃棄物処分場において 食物くず ( 厨芥類のこと 産業廃棄物にあっては 動植物性残さ 及び 家畜の死体 に相当する 紙くず 繊維くずまたは木くずを焼却せずに埋立処分している または過去に埋立処分していた場合に対象となる なお 施行令には定めはないが 算定 報告 公表制度においては各種の汚泥 ( 下水汚泥 し尿処理汚泥 浄水汚泥 製造業に係る有機性汚泥 ) も算定対象としている これらについても 施行令第 3 条第 1 項第 2 号タを適用し 算定対象に含めることができる 算定方法算定期間に焼却せずに埋立処分した廃棄物の量 ( 単位 : トン ) に 廃棄物の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 ) = 廃棄物の埋立処分量 (t) 排出係数 (kg-ch4/t) ( 廃棄物の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法複数の区分の廃棄物 ( 例 : 不燃ごみと粗大ごみ不燃残渣 ) を埋め立てている場合には 廃棄物の区分ごとに 埋立量と平均的な組成率を乗じる 平均的な組成率は 廃棄物の組成調査を実施している場合には その結果をもとに設定することが望ましい 実施していない場合には 例えば 我が国のインベントリで設定している各組成の比率 ( 表 -16 参照 ) を用いることができる なお この数値は 直接埋立量に乗じることに注意する必要がある また 繊維くずの量は 生物分解を受けない合成繊維の埋立量を除き 天然繊維くずに限定することが望ましい 繊維くずの組成率は判明しているが そのうち天然繊維くずの割合が不明な場合には 表 -16 に示した 天然繊維くず割合 を用いてよい ここで 排出量の算定のために求める食物くず等の直接埋立処分量は乾重量であるが 通常の廃棄物処分量や組成率のデータは水分を含む湿重量ベースとなっていることが多いので注意が必要である 例えば 直接埋立処分量 組成率のデータがいずれも湿重量ベースの場合は 以下の式により乾重量ベースの処分量を求める X 年度の食物くずの直接埋立処分量 ( 乾重 ) = X 年度の廃棄物の直接埋立処分量 ( 湿重 ) 食物くずの組成率 ( 湿重ベース ) 1 - 食物くずに含まれる水分の比率 注 ) 水分の比率が不明な場合 我が国のインベントリで用いられている比率を用いることができる ( 一般廃棄物の場合は次のとおり食物くず :75% 紙くず :20% 繊維くず :20% 木くず :45%) 33

38 表 -16 インベントリで設定している一般廃棄物の直接埋立量の組成率 ( 湿ベース %) 厨芥類 ( 食物くず ) 紙 ( 紙くず ) 繊維 天然繊維くず割合 繊維のうち天然繊維 ( 繊維くず ) 木竹草類等 ( 木くず ) 22.7% 23.3% 2.1% 47.8% 1.0% 4.4% 注 1) 本比率は平成 14 年度のデータである 注 2) 本比率は一般廃棄物の直接埋立量 ( 焼却残さの埋立処分量などは含まない ) の湿重量に乗じる 注 3) 本比率は湿重ベースである 排出量を算定するためには さらに水分率を控除する必要がある 出典 : 平成 17 年度温室効果ガス排出量算定方法検討会 温室効果ガス排出量算定に関する検討結果 ( 案 ) 廃棄物分科会報告書 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部 廃棄物の広域移動対策検討調査及び廃棄物等循環利用量実態調査報告書 ( 廃棄物等循環利用実態調査編 ) 及び 日本の廃棄物処理 より算出 34

39 排出係数排出係数を表 -17 に示す 平成 18 年の施行令の改正により 紙くずと繊維くずについて 異なる排出係数が示されるようになったため留意する必要がある これらの値は 1 トンの廃棄物 ( 乾重量 ) が分解する際に排出されるメタンの量として廃棄物の種類ごとに設定され 過去の国内の実測例に基づいている 表 -17 廃棄物の埋立処分場からのメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 2 号ル ) 廃棄物の区分 排出係数 (kg-ch 4 /t) 食物くず 145 紙くず 136 繊維くず 150 木くず 151 なお この数値は嫌気性埋立に対応したものであり 我が国のインベントリにおいては 準好気性埋立処分場に対しては メタン補正係数として 0.5 をこれらに乗じた値を適用して いる (3.5.2 節 2(P.69) を参照 ) 35

40 下水またはし尿の処理に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ヲ ) 算定の対象下水の終末処理場 ( 下水道法第 2 条第 6 号に規定する終末処理場 ) で下水を またはし尿処理施設 ( 廃棄物処理法第 8 条第 1 項に規定するし尿処理施設 ) でし尿を処理する際に排出されるメタンの量を算定するもの なお し尿の処理量には 生し尿のほか 浄化槽汚泥を含む 算定方法算定期間内に下水終末処理場で処理した下水またはし尿処理施設で処理した下水等の量に排出係数を乗じることにより算定する 排出量 (kg-ch 4 ) = 下水またはし尿の処理量 (m 3 ) 排出係数 (kg-ch4/m 3 ) ( 終末処理場及びし尿処理施設について別々に算定して合算 ) 活動量の把握方法 終末処理場において処理した下水の量及びし尿処理施設において処理したし尿の量は 処理に係る記録等から求めることができる 排出係数 排出係数を表 -18 に示す これらの値は 1m 3 の下水またはし尿を処理する際に排出されるメタンの量として設定され 国内での実測例に基づく 表 -18 下水またはし尿の処理に伴うメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 2 号ヲ ) 施設の区分 排出係数 (kg-ch 4 /m 3 ) 終末処理場 し尿処理施設 なお 算定 報告 公表制度においては し尿処理施設について各種の処理方式 ( 嫌気性消化 好気性消化 高負荷生物学的脱窒素処理 その他の生物学的脱窒素処理 膜分離処理 その他 ) を区別した排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて 両者を区別した詳細な算定 ( 施行令第 3 条第 2 項 ) も可能である 36

41 浄化槽によるし尿及び雑排水の処理に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ワ ) 算定の対象浄化槽でし尿及び雑排水を処理する際に排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体の保有する施設内に浄化槽が設置されている場合に対象となる ( 下記 < 参考 >も参照 ) なお 農業集落排水施設は 浄化槽法に基づく浄化槽であることから 地方公共団体の管理する農業集落排水施設での処理量も本区分で算定する 漁業集落排水施設や林業集落排水施設についても同様とする 算定方法 設置されている浄化槽の処理対象人員に排出係数を乗じることにより算定する 23 排出量 (kg-ch 4 ) = 処理対象人員 ( 人 ) 排出係数 (kg-ch4/ 人 ) 活動量の把握方法処理対象人員とは 算定対象となる浄化槽を通常利用している人数を指す 庁舎に設置されている浄化槽の場合には その庁舎の職員数を処理対象人員とみなして差し支えない 排出係数排出係数は 1 人当たり 1 年分のし尿及び雑排水を処理する際に排出されるメタンの量として設定され その値は 国内での実測例に基づき 0.59kg-CH4/ 人である < 参考 > 改正浄化槽法 ( 平成 13 年 4 月 1 日施行 ) では 浄化槽は合併処理浄化槽をさすが 改正後においても既設単独処理浄化槽については浄化槽法上の浄化槽とみなすものとしている 施行令第 3 条では 浄化槽法第 2 条第 1 号に規定する浄化槽を算定対象としており 合併処理浄化槽及び既設単独処理浄化槽の両方を一括して対象とした排出係数 (0.59kg-CH4/ 人 0.023kg- N2O/ 人 ) が定められている 算定 報告 公表制度においては 両者で区別した排出係数 ( 合併処理浄化槽 ( 省令別表第 11 第 2 項 )0.2kg-CH4/ 人 0.02kg- N2O/ 人 単独処理浄化槽 ( 同第 3 項 )1.1 kg-ch4/ 人 0.026kg- N2O/ 人 ) が定められている また コミュニティ プラント ( 管渠収集 )( 同表第 1 項 ) 及びくみ取便所の便槽 ( 同表第 4 項 ) も排出係数 ( いずれも 0.20kg-CH4/ 人 それぞれ 及び 0.020kg- N2O/ 人 ) が定められている 実行計画制度における総排出量の算定においても 施行令第 3 条第 2 項を適用することで両者を区別した算定を行い また 施行令第 3 条第 1 項第 2 号タ及び第 3 号レ ( 実測その他適切な方法によるその他の区分 ) を適用することでコミュニティ プラント及びくみ取便所の便槽についても算定に含めることができる 23 排出係数は 1 年間の排出量として設定されているため 算定期間が 1 年でない場合には さらに算定期間の 1 年間に対する比率 (( 算定期間 ( 年 )/(1 年間 )) を乗じる必要がある 例えば 年間の排出量を算定しようとする場合は排出量 = 処理対象人員 排出係数 1/2 となる 37

42 一般廃棄物の焼却に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号カ ) 算定の対象一般廃棄物を焼却する際に排出されるメタンの量を算定するもの メタンの排出量は 焼却される廃棄物の種類 焼却時の燃焼条件等に依存するため ここでは 全国の平均的な組成の一般廃棄物を想定し 焼却施設の種類で区分して算定する なお し尿処理施設で発生した汚泥を焼却している場合には し尿を処理して発生した汚泥が一般廃棄物であることから 当面 本区分の対象とする なお 施行令第 3 条第 2 号タの規定により 地方公共団体が実測等により算定することも可能である 算定方法算定期間中に焼却した施設の区分 ( 表 -19 参照 ) ごとの一般廃棄物の量に 施設の区分ごとに定められた排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 ) = 一般廃棄物の焼却量 (t) 排出係数 (kg-ch4/t) ( 焼却施設の区分ごとに別々に算定して合算 ) 活動量の把握方法一般廃棄物の焼却量は 各焼却施設における一般廃棄物の焼却量に係る記録を集計すること等により把握することができる なお ここでは 二酸化炭素排出量の算定とは異なり 一般廃棄物の全量 ( プラスチックに限らない ) を 湿重量で把握する 排出係数排出係数を表 -19 示す これらの値は 焼却施設の種類ごとに それぞれの施設で1トンの一般廃棄物を焼却した際に排出されるメタンの量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -19 一般廃棄物の焼却に伴うメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 2 号カ ) 焼却施設の区分 排出係数 (kg-ch 4 /t) 連続燃焼式焼却施設 ( ) 准連続燃焼式焼却施設 ( ) バッチ燃焼式焼却施設 ( ) 38

43 産業廃棄物の焼却に伴う CH4 の排出 ( 第 2 号ヨ ) 算定の対象産業廃棄物を焼却する際に排出されるメタンの量を算定するもの 地方公共団体が産業廃棄物 ( 廃油 汚泥 ) の焼却を行っている場合に対象となる 産業廃棄物であっても 紙くず 木くず 廃プラスチック類の焼却時には メタンは排出されないものとして取り扱う なお メタンの排出量は 焼却する廃棄物の種類 燃焼の条件等に依存するが 産業廃棄物はその種類により組成が大きく異なるため 産業廃棄物の種類で区分して算定する 算定方法産業廃棄物の種類 ( 表 -20 参照 ) で区分し それぞれの産業廃棄物の焼却量に 産業廃棄物の種類ごとに定められた排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-ch 4 )= 産業廃棄物 ( 廃油 汚泥 ) の焼却量 (t) 排出係数 (kg-ch4/t) ( 廃棄物の区分ごとに別々に算定して合算 ) 活動量の把握方法地方公共団体が焼却した産業廃棄物の量 ( 湿重量 ) を 焼却施設の受入記録等から把握する これらについて実績値を集計していない場合には 推計により求めることになる 例えば 地方公共団体が自ら焼却した産業廃棄物の量にそれぞれの種類ごとの平均的な組成率 (%) を乗じることにより推計することができる なお 本項における 汚泥 は 下水汚泥を含む ( 産業廃棄物の焼却に伴う N2O の排出 ( 第 3 号タ ) においては 下水汚泥とその他の汚泥を区別して算定する ) 排出係数 排出係数を表 -20 に示す これらの値は 1 トンの当該産業廃棄物を焼却した際に排出されるメタンの量として 過去の国内の実測例に基づいて設定されている 表 -20 産業廃棄物の焼却に伴うメタンの排出係数 ( 施行令第 3 条第 2 号ヨ ) 産業廃棄物の区分 排出係数 (kg-ch 4 /t) 廃油 ( ) 汚泥 ( ) 39

44 その他実測等により得られる排出量 ( 第 2 号タ ) 算定の対象施行令第 3 条第 1 項第 2 号イ~ヨに掲げるもの以外で メタンを発生させる人為的活動がある場合に算定する 特定排出者の算定 報告 公表制度や我が国の温室効果ガス排出吸収目録では 施行令第 3 条第 1 項第 2 号イ~ヨに掲げるもの以外では 以下のような活動からのメタンの排出を対象としている < 燃料の燃焼 > ボイラー, ディーゼル機関, ガス ガソリン機関以外の各種炉における燃料 電気の使用 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ニ ( 表 -10) 以外に掲げる自動車 ( 例 : 天然ガス自動車 (CNG 車 )) 自動二輪車 原動機付自転車の走行(P.26< 参考 > 参照 ) 航空機 ( ヘリコプターを含む ) の航行に伴う燃料の使用 鉄道の運行に伴う軽油の使用 < 燃料からの漏出 > 油田及びガス田の試掘 原油及び天然ガスの生産 輸送 油田における通気弁からの排出 都市ガスの製造 < 廃棄物 排水の処理 > 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ルに掲げる以外の廃棄物 ( 各種汚泥 ) の埋立処分 有機性廃棄物 ( 生ごみや下水汚泥等 ) のコンポスト化 ごみ固形燃料 (RDF RPF) の燃料利用 25 施行令第 3 条第 1 項第 2 号ヲ ワに掲げる以外の生活 商業排水処理 ( コミュニティ プラント 汲み取り便槽 ) 生活排水の自然界における分解 ( 未処理のまま公共用水域に排出される生活排水 ) < 工業プロセス> カーボンブラック等化学製品の製造 < 農業 > 農業廃棄物 ( とうもろこし 豆類 根菜類及びさとうきびに係るもの ) の野焼き 施行令第 3 条における排出係数は 燃焼に用いる空気中に既に CH4 が存在することを考慮した吸気補正を行った値が設定されている 一方 我が国の温室効果ガス排出吸収目録では 現在 吸気補正を行わない係数によって排出量を算定している このため 実測による場合 及び 同目録の算定方法の検討結果において示されている知見を参照する場合には この点に留意する必要がある なお 施行令第 6 条における算定 報告 公表制度の排出係数は吸気補正を行った数値であるため 実行計画制度における総排出量の算定にそのまま用いることができる 25 脚注 24 を参照 40

45 こうした活動を地方公共団体が事務事業として行っている場合には これらに伴うメタン排出量を把握する 把握の方法は実測が望ましいが 実測が困難である場合には 既存の知見 ( 原単位 ) を用い 活動量から推計することもできる 算定 報告 公表制度における排出係数等の一覧は巻末 ( 参考資料 -3) に掲載しているので 参考にされたい 41

46 3.4.3 一酸化二窒素 (N2O)( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号 ) ボイラーにおける燃料の使用に伴う N2O の排出 ( 第 3 号イ ) 算定の対象ボイラー ( 流動床ボイラーを除く ) において 一般炭や木材 木炭 B 重油 C 重油を燃料として使用した際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの なお ボイラーで A 重油や気体燃料を使用する場合には 一酸化二窒素は排出されないものとして取り扱う また 算定 報告 公表制度においては 流動床ボイラーの排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて 流動床ボイラーについても算定対象に含めること ( 第 1 項第 3 号レ ) も可能である 算定方法ボイラーで使用した燃料の種類ごとの量に 対応する排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-n 2 O) = 燃料消費量 (GJ) 排出係数 (kg- N2O/GJ) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法ボイラーで使用した一般炭 木材 木炭 B 重油 C 重油の量は 燃料の使用または購入の記録 ボイラーの運転記録等を整理して把握することが考えられる 単位は 熱量の単位である GJ( ギガジュール ) を用いる 重量 体積から熱量への換算は 次式による 燃料使用量 (GJ) = 燃料使用量 (kg, l) 単位発熱量 (GJ/ kg, l) 標準的な単位発熱量を表 -21 に示す 自らが実際に使用した燃料の単位発熱量が得られる場合には 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき それらを用いることができる 排出係数排出係数を表 -21 に示す 排出係数は ボイラーで一般炭 木材 木炭 B 重油 C 重油を燃焼させて 1GJ の熱を発生させた際に排出される一酸化二窒素の量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -21 ボイラーにおける燃料の燃焼に伴う一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令別表第五 ) 燃料の区分 単位 単位発熱量 (GJ/kg,l) 排出係数 (kg-n 2 O/GJ) ( 参考 ) 単位発熱量 排出係数 (kg-n2o/kg,l) 一般炭 kg ( ) 木材 kg ( ) ( ) 木炭 kg ( ) B 重油 C 重油 l ( ) ( ) 42

47 ディーゼル機関における燃料の使用に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ロ ) 算定の対象自動車 鉄道車両及び船舶以外で用いられる定置式のディーゼル機関で燃料を使用した際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 算定方法当該ディーゼル機関で使用した燃料の種類ごとの量に 燃料の種類ごとに定められる排出係数を乗じて それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-n 2 O)= 燃料消費量 (GJ) 排出係数 (kg-n2o /GJ) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法活動量は 定置式のディーゼル機関で使用した燃料の種類ごとの量であり 燃料の使用または購入の記録等を整理して把握することが考えられる 単位は 熱量の単位である GJ( ギガジュール ) を用いる 重量 体積から熱量への換算は 次式による (LPG 都市ガスの計量単位については P. 10 参照 ) 燃料使用量 (GJ) = 燃料使用量 (kg, l, Nm 3, m 3 ) 単位発熱量 (GJ/ kg, l, Nm 3, m 3 ) 標準的な単位発熱量を表 -22 に示す 自らが実際に使用した燃料の単位発熱量が得られる場合には 施行令第 3 条第 2 項の規定に基づき それらを用いることができる 排出係数 排出係数を表 -22 に示す 排出係数は 使用される燃料の種類ごとに設定され ディーゼル機関で燃料を燃焼させて 1GJ の熱を発生させた際に排出される一酸化二窒素の量として設 定される 表 -22 ディーゼル機関における燃料の燃焼に伴う一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令別表第六 ) ( 参考 ) 単位発熱量排出係数燃料の区分単位単位発熱量 排出係数 (GJ/l,kg, Nm 3, m 3 ) (kg-n 2 O/GJ) (kg-n2o/l,kg,nm 3,m 3 ) 灯油 l ( ) 軽油 l ( ) A 重油 l ( ) B 重油 C 重油 l ( ) LPG kg ( ) 都市ガス Nm ( ) 都市ガス ( 参考 ) m ( ) 43

48 ガス機関またはガソリン機関 ( 定置式 ) における燃料の使用に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ハ ) 算定の対象航空機 自動車及び船舶以外で用いられる定置式のガス機関またはガソリン機関 26で燃料を使用した際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 算定方法当該ガス機関またはガソリン機関で使用した燃料の種類ごとの量に 燃料の種類ごとに定められる排出係数を乗じて それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-n 2 O)= 燃料消費量 (GJ) 排出係数 (kg-n2o /GJ) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ロ ) と同一であり 節 (P.22) を参照のこと 排出係数排出係数を表 -23 に示す 排出係数は 使用される燃料の種類ごとに設定され 定置式のガス機関またはガソリン機関で燃料を燃焼させて 1GJ の熱を発生させた際に排出される一酸化二窒素の量として設定される なお LPG または都市ガス以外の燃料を使用している場合については 節 (p.22) を参照のこと 表 -23 ガス ガソリン機関における燃料の燃焼に伴う一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令別表第三 ) 燃料の区分 単位 ( 参考 ) 単位発熱量排出係数単位発熱量 排出係数 (GJ/kg, Nm 3, m 3 )(kg-n 2 O/GJ) (kg-n2o/kg,nm 3,m 3 ) LPG Kg ( ) 都市ガス Nm ( ) ( ) 都市ガス ( 参考 ) m ( ) 26 脚注 15 参照 44

49 家庭用機器における燃料の使用に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ニ ) 算定の対象こんろ 湯沸器 ストーブ等の家庭用機器で燃料を使用した際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 小規模の出張所等で 家庭用のこんろ 瞬間湯沸器 ストーブ ファンヒーター等を使用している場合に算定対象となる ボイラー等による給湯 空調システムは対象としない また 熱源に電気を使用するものは対象としない 算定方法こんろ 湯沸器 ストーブ等の家庭用機器で使用した灯油 LPG 及び都市ガスの量に排出係数を乗じて それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-n 2 O)= 燃料消費量 (GJ) 排出係数 (kg-n2o /GJ) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ハ ) と同一であり 節 (P.24) を参照のこと 排出係数 排出係数を表 -24 に示す 排出係数は 家庭用機器で燃料を燃焼させて 1GJ の熱を発生させた際に排出される一酸化二窒素の量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -24 家庭用機器における燃料の燃焼に伴う一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令別表第四 ) 燃料の区分 単位 単位発熱量 (GJ/l,kg,Nm 3,m 3 ) 排出係数 (kg-n 2 O/GJ) ( 参考 ) 単位発熱量 排出係数 (kg-n2o/l,kg,nm 3,m 3 ) 灯油 l ( ) ( ) LPG kg ( ) 都市ガス Nm ( ) ( ) 都市ガス ( 参考 ) m ( ) 45

50 自動車の走行に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ホ ) 算定の対象 自動車の走行に伴い排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 算定方法使用している自動車の種類 ( 表 -25 参照 ) ごとの総走行距離に 自動車の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg- N 2 O) = 総走行距離 (km) 排出係数 (kg-n2o/km) ( 自動車の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ニ ) と同一であり 節 (P.25) を参照のこと 排出係数排出係数を表 -25 に示す これらの値は 自動車が 1km 走行する際に排出される一酸化二窒素の量として 過去の実測値をもとに 自動車の種類ごとに設定される なお 自動車の区分の適用については 節 < 参考 >(P.26) を参照されたい 表 -25 自動車の走行に係る一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号ホ ) 自動車の区分 排出係数 ( 単位 :kg-n 2 O/km) ガソリン LPG を燃料とする普通 小型乗用車 ( 定員 10 名以下 ) ( ) ガソリンを燃料とする乗用車 ( 定員 11 名以上 ) ( ) ガソリンを燃料とする軽乗用車 ( ) ガソリンを燃料とする普通貨物車 ( ) ガソリンを燃料とする小型貨物車 ( ) ガソリンを燃料とする軽貨物車 ( ) ガソリンを燃料とする特種用途車 ( ) 軽油を燃料とする普通 小型乗用車 ( 定員 10 名以下 ) ( ) 軽油を燃料とする乗用車 ( 定員 11 名以上 ) ( ) 軽油を燃料とする普通貨物車 ( ) 軽油を燃料とする小型貨物車 ( ) 軽油を燃料とする特種用途車 ( ) 46

51 船舶の航行に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ヘ ) 算定の対象国内の港の間を船舶が航行する際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 地方公共団体が船舶を所有し航行させている場合に算定対象とする 算定方法船舶で使用した燃料の種類 ( 表 -26 参照 ) ごとの量に 燃料の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-n 2 O) = 燃料消費量 (kl) 排出係数 (kg-n2o/ kl) ( 燃料の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ホ ) と同一であり 節 (P.27) を参照のこと 排出係数 排出係数を表 -26 に示す これらの値は 船舶で1kl の燃料が使用された際に排出される一酸化二窒素の量として 燃料の種類ごとに設定される 表 -26 船舶の航行に係る一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号ヘ ) 燃料の区分 排出係数 ( 単位 :kg-n 2 O/kl) 軽油 A 重油 B 重油 C 重油

52 麻酔剤 ( 笑気ガス ) に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ト ) 算定の対象 麻酔剤の使用により排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 算定方法 医療用ガスとして使用される一酸化二窒素は 全量が大気中に放出されると想定する 排出量 (kg-n 2 O) = 使用した一酸化二窒素の量 (kg-n2o) 活動量の把握方法活動量は 地方公共団体が経営する病院で麻酔剤 ( 笑気ガス ) として使用された一酸化二窒素の量であり 麻酔剤の購入の記録等を集計して把握することが考えられる 排出された一酸化二窒素を回収 破壊している場合は 回収量を差し引いて算定する 48

53 家畜のふん尿の処理等に伴う N2O の排出 ( 第 3 号チ ) 算定の対象家畜が排せつするふん尿の処理等に伴い排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 地方公共団体が事務 事業に関連して 例えば 農業試験場や直営農場等で家畜 ( 牛 豚 鶏 ) を飼養している場合 ( 畜産振興の目的で農家から有償で牛等を受け入れ飼育しているような場合を含む なお 算定 報告 公表制度においては めん羊 山羊または馬 水牛の排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて これらの家畜も算定対象に含めること ( 第 1 項第 3 号レ ) も可能である 算定方法算定期間に飼養していた家畜の種類 ( 表 -27 参照 ) ごとの平均的な頭羽数に 家畜の種類ごとに定められる排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 28 排出量 (kg-n 2 O) = 平均的な飼養頭羽数 ( 頭 羽 ) 排出係数 (kg-n2o/ 頭 羽 ) ( 家畜の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ト ) と同一であり 節 (P.29) を参照のこと ただし 牛 豚及び鶏が本区分での把握対象となる 排出係数排出係数を表 -27 に示す これらの値は 家畜の種類ごとに それらが 1 頭羽当たり 1 年間に排せつするふん尿を処理等する際に排出される一酸化二窒素の量 ( 単位 : キログラム ) として設定されている 表 -27 家畜のふん尿処理に係る一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号チ ) 家畜の区分 排出係数 ( 単位 :kg-n 2 O/ 頭, 羽 ) 牛 1.61 豚 0.56 鶏 なお 算定 報告 公表制度においては 牛 豚及び鶏についてふん尿の処理方法に応じた詳細な排出係数が省令で定められており これによりふん尿の管理方法の実態や高度化に応じた排出量を算定することができる (3.5.3 節 ( 例 3) も参照 ) ただし この排出係数については 活動量の把握方法が上記とは異なっていることに留意する必要がある 28 排出係数は 1 年間の排出量として設定されているため 算定期間が 1 年でない場合には さらに算定期間の 1 年間に対する比率 (( 算定期間 ( 年 )/(1 年間 )) を乗じる必要がある 例えば 年間の排出量を算定しようとする場合は排出量 = 飼養頭数 排出係数 1/2 となる 49

54 耕地に使用された化学肥料からの N2O の排出 ( 第 3 号リ ) 算定の対象窒素を含んだ化学肥料を畑や水田で使用することにより排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 地方公共団体が事務 事業に関連して 例えば 農業試験場や直営農場等の畑や水田で耕作を行っている場合に対象となる なお 施行令の平成 14 年改正以前においては 畑を対象に使用された肥料 ( 化学肥料以外も含む ) からの排出を算定対象としていたが これは現在の本区分の算定対象とは異なるため 留意する必要がある ( 改正以前から本区分について算定していた場合には 節も参照 ) 算定方法算定基礎期間に耕地で使用した化学肥料に含まれる窒素の量に排出係数を乗じることにより算定する 排出量 (kg-n 2 O) = 化学肥料に含まれる窒素の量 (t-n) 排出係数 (kg-n2o/t-n) ( 耕地の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法活動量は 算定期間内に耕地で使用された化学肥料に含まれる窒素の量であり 各試験場等の管理記録等を集計して把握することが考えられる 排出係数排出係数を表 -28 に示す これらの値は 耕地の種類ごとに 使用された化学肥料に含まれていた 1 トンの窒素のうち 化学変化等により一酸化二窒素として排出される量 ( 直接的な大気への排出の他に間接排出 ( アンモニア等として揮発したものが大気沈降により発生した量及び硝酸として溶脱 流出した窒素から微生物の作用により発生した量 ) を含む ) として設定されている このため 算定 報告 公表制度において省令で定められている耕地における栽培のための肥料の使用についての 13 農作物の排出係数 ( 化学肥料とそれ以外を区別しておらず 間接排出分が含まれていない ) とは異なることに留意が必要である 表 -28 耕地に使用された化学肥料からの一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号リ ) 耕地の区分 排出係数 ( 単位 :kg-n 2 O/t-N) 畑 9.74 水田

55 耕地に使用された化学肥料以外の肥料からの N2O の排出 ( 第 3 号ヌ ) 算定の対象農作物の栽培に使用される肥料 ( 化学肥料を除く ) から排出される一酸化二窒素の量を算定するもの なお 算定 報告 公表制度においては 耕地における栽培のための肥料の使用について 13 農作物の排出係数 ( 化学肥料とそれ以外を区別していない ) が省令で定められており これをそのまま用いて下記以外の農作物 ( 麦等 ) についても排出量を算定することができる ただし 施行令第 3 条第 1 項第 3 号ヌとしては化学肥料以外のみを対象とする必要があることに留意する必要がある ( その理由は 節を参照 ) また 同制度においては 耕地における肥料としての農作物残さの使用についての排出係数も省令で定めているが これに対応する施行令第 3 条第 1 項第 3 号の区分はない これを算定する場合は第 3 条第 1 項第 3 号レとして 本区分とは別途に算定する 算定方法農作物の種類 ( 表 -29 参照 ) ごとの量に 栽培に使用された肥料に含まれる窒素の量に排出係数を乗じることにより算定する 排出量 (kg-n 2 O) = 肥料に含まれる窒素の量 (t-n) 排出係数 (kg-n2o/ t-n) ( 農作物の種類ごとに算定して合算 ) 活動量の把握方法農作物の栽培のために使用された肥料 ( 化学肥料を除く ) に含まれる窒素の量を 作物種ごとに把握する 各試験場等の管理記録等を集計して把握することが考えられる 排出係数排出係数を表 -29 に示す これらの値は 農作物の栽培で1トンの窒素が使用された際に排出される一酸化二窒素の量 ( 第 3 号リとは異なり間接排出は含まない ) として 作物の種類ごとに設定される 表 -29 農作物の栽培に使用された肥料からの一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号ヌ ) 農作物の区分排出係数 ( 単位 :kg-n 2 O/t-N) 野菜 9.74 水稲 4.87 果樹 9.74 茶樹 45.6 ばれいしょ 9.74 飼料作物

56 放牧地における牛のふん尿からの N2O の排出 ( 第 3 号ル ) 算定の対象放牧地の土壌に直接排泄された牛のふん尿から大気中に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 地方公共団体が牛の放牧場を保有している場合 ( 畜産振興の目的で農家から有償で牛を受け入れ飼育しているような場合を含む なお 算定 報告 公表制度においては めん羊 山羊または馬 水牛の排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて これらの家畜も算定対象に含めること ( 第 1 項第 3 号レ ) も可能である 算定方法算定期間に放牧した牛の平均的頭数に排出係数を乗じることにより算定する 29 排出量 (kg-n 2 O) = 平均的な放牧頭数 ( 頭 ) 排出係数 (kg-n2o/ 頭 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号リ ) と同一であり 節 (P.31) を参照のこと 排出係数 排出係数は 放牧された牛 1 頭が 1 年間に排泄するふん尿から発生する一酸化二窒素の量として設定され その値は 0.18kg-N2O/ 頭である 29 排出係数は 1 年間の排出量として設定されているため 算定期間が 1 年でない場合には さらに算定期間の 1 年間に対する比率 (( 算定期間 ( 年 )/(1 年間 )) を乗じる必要がある 例えば 年間の排出量を算定しようとする場合は排出量 = 飼養頭数 排出係数 1/2 となる 52

57 農業活動に伴う殻またはわらの焼却による N2O の排出 ( 第 3 号ヲ ) 算定の対象農業活動に伴い殻またはわらを焼却した際に排出された一酸化二窒素の量を算定するもの 地方公共団体が事務 事業に関連して 例えば 農業試験場や直営農場等で焼却処理した殻またはわらが対象となる なお 算定 報告 公表制度においては 各種の植物性のもの ( 農業廃棄物 ) を焼却した場合の排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて これらも算定対象に含めること ( 第 1 項第 3 号レ ) も可能である 算定方法算定期間内に焼却した殻またはわらの量に 対応する排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-n 2 O) = 焼却量 (kg) 排出係数 (kg-n2o/kg) ( 殻 わらについてそれぞれ算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ヌ ) と同一であり 節 (P.32) を参照のこと 排出係数 排出係数を表 -30 に示す 排出係数は 1kg の殻またはわらを焼却させた際に排出される一酸化二窒素の量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -30 農業活動に伴う殻またはわらの焼却による一酸化二窒素の排出係数 植物性のものの区分 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号ヲ ) 排出係数 (kg-n 2 O/kg) 殻 ( ) わら ( ) 53

58 下水またはし尿の処理に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ワ ) 算定の対象下水の終末処理場 ( 下水道法第 2 条第 6 号に規定する終末処理場 ) で下水を またはし尿処理施設 ( 廃棄物処理法第 8 条第 1 項に規定するし尿処理施設 ) でし尿を処理する際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの なお し尿の処理量には 生し尿のほか 浄化槽汚泥を含む 算定方法算定期間内に下水終末処理場で処理した下水またはし尿処理施設で処理した下水等の量に排出係数を乗じることにより算定する 排出量 (kg-n 2 O) = 下水またはし尿の処理量 (m 3 ) 排出係数 (kg-n2o/m 3 ) ( 終末処理場及びし尿処理施設について別々に算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ヲ ) と同一であり 節 (P.36) を参照のこと 排出係数 排出係数を表 -31 に示す これらの値は 1m 3 の下水またはし尿を処理する際に排出される一酸化二窒素の量として設定され 国内での実測例に基づく 表 -31 下水またはし尿の処理に伴う一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号ワ ) 施設の区分 排出係数 (kg-n 2 O/m 3 ) 終末処理場 ( ) し尿処理施設 ( ) なお 算定 報告 公表制度においては し尿処理施設について各種の処理方式 ( 嫌気性消化 好気性消化 高負荷生物学的脱窒素処理 その他の生物学的脱窒素処理 膜分離処理 その他 ) を区別した排出係数が省令で定められている この排出係数 ( 参考資料 3) を用いて 両者を区別した詳細な算定 ( 施行令第 3 条第 2 項 ) も可能である ただし この排出係数については 活動量の把握方法が上記とは異なっていること ( 処理されたし尿に含まれる窒素の量を把握する必要がある ) に留意する必要がある 54

59 浄化槽によるし尿及び雑排水の処理に伴う N2O の排出 ( 第 3 号カ ) 算定の対象浄化槽でし尿及び雑排水を処理する際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 地方公共団体の保有する施設内に浄化槽が設置されている場合に対象となる ( 浄化槽の区分 コミュニティ プラント及びくみ取便所の便槽を対象とした一酸化二窒素の排出量の算定については 節 < 参考 >(P.37) を参照されたい ) なお 農業集落排水施設は 浄化槽法に基づく浄化槽であることから 地方公共団体の管理する農業集落排水施設での処理量も本区分で算定する 漁業集落排水施設や林業集落排水施設についても同様とする 算定方法 設置されている浄化槽の処理対象人員に排出係数を乗じることにより算定する 30 排出量 (kg-n 2 O) = 対象処理人員 ( 人 ) 排出係数 (kg-n2o/ 人 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号ワ ) と同一であり 節 (P.37) を参照のこと 排出係数排出係数は 1 人当たり 1 年分のし尿及び雑排水を処理する際に排出される一酸化二窒素の量として その値は 国内での実測例に基づき 0.023kg-N2O/ 人である 30 排出係数は 1 年間の排出量として設定されているため 算定期間が 1 年でない場合には さらに算定期間の 1 年間に対する比率 (( 算定期間 ( 年 )/(1 年間 )) を乗じる必要がある 例えば 年間の排出量を算定しようとする場合は排出量 = 処理対象人員 排出係数 1/2 となる 55

60 一般廃棄物の焼却に伴う N2O の排出 ( 第 3 号ヨ ) 算定の対象一般廃棄物を焼却する際に排出される一酸化二窒素の量を算定するもの 一酸化二窒素の排出量は 焼却される廃棄物の種類 焼却時の燃焼条件等に依存するため ここでは 全国の平均的な組成の一般廃棄物を想定し 焼却施設の種類で区分して算定する 算定方法算定期間中に焼却した施設の区分 ( 表 -32 参照 ) ごとの一般廃棄物の量に 施設の区分ごとに定められた排出係数をそれぞれ乗じ それらを合算することにより算定する 排出量 (kg-n 2 O) = 一般廃棄物の焼却量 (t) 排出係数 (kg-n2o/t) ( 焼却施設の区分ごとに別々に算定して合算 ) 活動量の把握方法 CH 4 の排出 ( 第 2 号カ ) と同一であり 節 (P.38) を参照のこと 排出係数排出係数を表 -32 に示す これらの値は 焼却施設の種類ごとに それぞれの施設で1トンの一般廃棄物を焼却した際に排出される一酸化二窒素の量として設定され 過去の国内での実測例に基づく 表 -32 一般廃棄物の焼却に伴う一酸化二窒素の排出係数 ( 施行令第 3 条第 1 項第 3 号ヨ ) 焼却施設の区分 排出係数 (kg-n 2 O/t) 連続燃焼式焼却施設 ( ) 准連続燃焼式焼却施設 ( ) バッチ燃焼式焼却施設 ( ) 56

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