組込みソフト技術者への期待 (ET2011 資料から抜粋 ) 組込み関連製品 W 開発費の割合は年々増加している 2005 年を境に HW と W 開発費の割合は逆転した 組込み関連製品 HW 開発費の割合は年々減少している ( 経済産業省 : 組込みソフトウェア産業実態調査報告書 2005~200

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1 MA によるモデルベース技術者育成の取組み ~ 組込みスキルマネージメント協会 (MA) 活動報告 ~ 組込みスキルマネージメント協会幹事長光井隆浩 東芝ソリューション株式会社製造 産業 社会インフラソリューション事業部副事業部長 ( 組込み事業責任者 ) IPA/EC 組込み総合部会委員 2012/05/11 page 1

2 組込みソフト技術者への期待 (ET2011 資料から抜粋 ) 組込み関連製品 W 開発費の割合は年々増加している 2005 年を境に HW と W 開発費の割合は逆転した 組込み関連製品 HW 開発費の割合は年々減少している ( 経済産業省 : 組込みソフトウェア産業実態調査報告書 2005~2009データに基づき作成 ) 2012/05/11 page 2

3 スキルマネージメントの PDCA サイクル (ET2011 資料から抜粋 ) スキル目標管理シート P 教育履修演習参加指定図書読書報告 OJT 技術報告 D スキル自己申告 (as-is) 上長評価組織目標設定 (to-be) Fit-gap 分析育成計画 PJ A メンバ編成組織編制人事異動パートナ選定新規ドメイン参入 教育の PDCA MA スキルの形式的評価手法開発部会 スキル診断テスト C スキル評価認定授与 MA ET 導入推進部会 2012/05/11 page 3

4 2012/05/11 page 4 P ET によるスキル測定 (ET2011 資料から抜粋 ) 職種プロダクトマネージャープロジェクトマネージャー開発プロセススペシャリスト Q A スペシャリスト規格 法規テストエンジニア製品 1 製品 2 W 境界 W W 境界 W 境界レベル 4 レベル 3 レベル 2 レベル 1 ドメインスペシャリストシステムアーキテクトエンジニアブリッジ E 開発環境専門分野組込みシステム組込みソフトウェア開発組込み関連技術組込みアプリケーション組込み P F 組込みアプリケーション組込み P F 組込み開発組込み開発 O ドライバーR T L デザイナーサーキットデザイナー組込み開発組込み開発組込み開発組込み開発 as-is

5 2012/05/11 page 5 P ET によるスキル測定 (ET2011 資料から抜粋 ) 職種プロダクトマネージャープロジェクトマネージャー開発プロセススペシャリスト Q A スペシャリスト規格 法規テストエンジニア製品 1 製品 2 W 境界 W W 境界 W 境界レベル 4 レベル 3 レベル 2 レベル 1 組込み開発組込み開発組込み開発組込み開発組込み開発 O ドライバーR T L デザイナーサーキットデザイナー開発環境専門分野組込みシステム組込みソフトウェア開発組込み関連技術組込みアプリケーション組込み P F 組込みアプリケーション組込み P F 組込み開発ドメインスペシャリストシステムアーキテクトエンジニアブリッジ E to-be

6 MA によるモデルベース技術者のスキル定義と育成 モデルベース設計検証技術部会 主査有馬仁志 (dpace Japan) 副主査三友雄司 ( 東芝ソリューション ) 副主査穴田啓樹 ( キャッツ ) モデルベース技術者研修環境研究会 主査石井忠俊 ( 東芝ソリューション ) 副主査城下利恵 ( イーソルエンベックス ) 2012/05/11 page 6

7 MA モデルベース設計検証技術部会の活動 ~ モデルベース開発技術者に求められるスキル ~ モデルベース技術者のスキル測定メトリクス 2012/05/11 page 7

8 部会の目的と活動目標 モデルベース設計検証技術部会の目的 モデルベース設計検証技術者に必要なスキルを定義し スキルを測定可能な手法を開発する 活動目標 1 モデルベース開発で必要な設計と検証のスキルを定義コードベース開発技術者と異なる要求スキルと 特定の手法に依存しない応用ドメイン毎に共通的なスキルに着目する 成果物 ET モデルベース設計検証技術 スキル定義 2 モデルベース開発スキル獲得に必要なガイドの作成標準ドキュメントや基本ツール 教材などとスキルとの関係 ET モデルベース設計検証技術 スキル獲得ガイド 3 モデルベース開発スキルのアセスメント手法評価手法の確立 ET モデルベース設計検証技術 スキルアセスメント手法 2012/05/11 page 8

9 活動のすすめ方 モデルベース設計検証技術者のためのスキル基準 独立行政法人情報処理推進機構の モデルベース設計検証技術者スキル体系化調査 の結果を活用 1 スキル基準に対する共通要件 2 ドメイン固有要件 3 スキル基準案の策定 4 スキル基準の実証評価 5 運用と改良 モデルベース開発スキル獲得のためのガイドライン各社保有の既存カリキュラムの活用を前提とし不足部分を補完する形で整備 1 各社固有の既存カリキュラムの収集と整理 (JMAAB,CAT,dPACEなど) 2 不足部分など調査結果の分析とアプローチ方法の検討 3 不足部分を埋めるアクション 4 設計検証方法の分類とガイドの開発 5 ガイドの運用と実施テスト 6 運用と改良 モデルベース設計検証技術者のスキルアセスメント スキルの形式的評価手法開発部会 の成果を活用 1 スキルのアセスメントに関する手法の洗い出し 2 アセスメントの評価文言の開発 3 アセスメントの実証実験 4 運用と改良 2012/05/11 page 9

10 活動スケジュール (3 ヵ年計画 ) 2010 年度 2011 年度 2012 年度 は各工程の成果物 全体の流れ ET2010 EEC ET2011 EEC ET2012 IPAスキル体系化調査 IPAスキル体系化調査 スキル体系化ドキュメント スキル基準に対するスキル基準に対する共通要件共通要件 ドメイン固有要件ドメイン固有要件 モデルベース技術者スキル基準の策定モデルベース技術者スキル基準の策定 スキル核得のためのガイドラインの策定とスキル核得のためのガイドラインの策定とスキルアセスメントの確立スキルアセスメントの確立 モデルベース設計検証技術に必要なスキルを提示 IPA 調査へのフィードバック スキル基準案 スキル基準 スキル基準に対するスキル基準に対する共通要件共通要件 ドメイン固有要件ドメイン固有要件 スキル基準案の策定スキル基準案の策定 スキル基準のスキル基準の実証評価実証評価 運用と改良運用と改良 モデルベース開発スキル獲得に必要なガイドの作成 カリキュラム調査結果 方針策定 方針策定 ガイドライン案 ガイドライン 各社固有の既存カリキュラムの各社固有の既存カリキュラムの収集と整理収集と整理 不足部分など調査結果の不足部分など調査結果の分析とアプローチ方法の検討分析とアプローチ方法の検討 不足部分を埋めるアクション不足部分を埋めるアクション 設計検証方法の分類と設計検証方法の分類とガイドの開発ガイドの開発 ガイドの運用とガイドの運用と実施テスト実施テスト 運用と改良運用と改良 モデルベース設計検証技術のアセスメント アセスメントに関する調査結果 アセスメント案 アセスメント結果 スキルのアセスメントスキルのアセスメントに関する手法の洗い出しに関する手法の洗い出し アセスメントのアセスメントの評価文言の開発評価文言の開発 アセスメントのアセスメントの実証実験実証実験 運用と改良運用と改良 2012/05/11 page 10

11 活動実績と今後の予定 活動の 3 本柱 MBD 技術者のスキル定義 MBD スキル獲得のためのガイドライン MBD スキルアセスメント IPA スキル体系化調査 最終報告を踏まえたスキル定義 ET のフレームワークを利用したスキル定義テンプレート IPA の定義したモデリングの 7 要素に対応するスキルのリストアップとマッピング いくつかのドメインへの試験適用と精査 スキル基準の策定 第 2 ステップ ( スキル獲得ガイドライン ) 第 3 ステップ ( アセスメント ) への方針検討 2012/05/11 page 11

12 MA モデルベース技術者研修環境研究会の活動 ~ モデルベース開発技術者に求められるスキル ~ モデルベース技術者の育成カリキュラム 2012/05/11 page 12

13 モデルベース技術者育成の狙い 課題 : モデルベース設計においても 理論と実装のギャップが存在狙い : モデルベース設計を鳥瞰的に捉えられる技術者の育成が重要 要件定義 制御モデル構造設計 ( 理論モデル開発 ) モデルベース設計の範囲 組込みモデル構造設計 ( 実装モデル開発 ) システム試験 検証のフロントローディング 組合せ試験 組合せ試験 システム試験 品質認定 システム設計 ( 例 :OEM) 理論から実装への橋渡しが必要自動コード実装の範囲 実装設計 ( 例 : サフ ライヤ ) コード自動生成 コード試験 2012/05/11 page 13

14 東芝ソリューションにおけるモデルベース教育の例 理論アルゴリズムの設計 機能アルゴリズムの設計 制御モデル+ 制御対象モデル (MIL) 制御対象モデル imulink imulink 制御 + 制御対象 実装 HW/W ECU ロボット システム総合試験 実装アルゴリズムの設計 制御対象モデルの誤差を考慮した設計 制御モデル + 制御対象 (IL) 制御 + 制御対象モデル (HIL) ECU 試験 ミドルウェアの設計 プロトタイプ W シミュレータ ロボット 実装 HW/W ECU HIL 用シミュレータ Visualpec for Embedded M-RADHIP ターゲットデバイスの性能を考慮した設計 デバイスドライバの設計 制御 +PU モデル + 制御モデル (PIL) 実装 W 実装 HW 制御対象モデル I RTL im imulink MIL :Model in the Loop imulation IL :oftware in the Loop imulation PIL :Processor in the Loop imulation HIL : Hardware in the Loop imulation I :Instruction et imulator ECU :Electronic Control Unit Visualpec for Embedded Visualpec は東芝ソリューション株式会社の登録商標です imulink は The Mathworks 社の登録商標です 2012/05/11 page 14

15 研究会の目的と活動目標 モデルベース技術者研修環境研究会の目的 モデルベース技術者を育成するカリキュラムと実習環境を開発し 研修を提供できる環境を実現する 活動目標 ツールに依存しない研修環境の開発 モデルベース技術者が習得すべき基礎知識を提供 ツールを使った実践スキルの研修環境の事例を提供 モデルの設計 検証 モデルによる実証を重視した研修環境を開発 研修環境の拡張の枠組みを準備 新規対象範囲に適用するための仕組みを提供 受講企業に対応した研修のカスタマイズの仕組みを提供 環境のカスタマイズに対応する仕組みの提供 会員や研修実施者のためのプロモーション MA 提供のモデルベース技術者向け ET と連携 研修実施者への研修環境の有償提供 研修受講者への研修マップの展開 成果物 モータ制御の研修環境 新規対象範囲に適用するためのカスタマイズガイド 新規ツール採用のためのカスタマイズガイド 受講企業に対応したカスタマイズガイド 拡張フレームワーク 研究会員が実施する各コースを研修マップとして Web で公開 MA モデルベース教育カリキュラムの業界標準化 2012/05/11 page 15

16 活動のすすめ方 活動目的 モデルベース技術者の育成 ( スキル向上 ) 手段 モデルベース技術の研修教材を研究 開発 試行 改善する まずは モータ制御を題材に取り上げる 研究会の会員が研修教材を使って各自教育を行う 当面のゴール 2012 年度上期に 開発 持ち帰り評価 改訂方針検討を一回行う 2012 年度下期に 上記を踏まえて 教材拡充を行う 2012/05/11 page 16

17 活動スケジュール (3 ヵ年計画 ) は各工程の成果物 期間 2012 年度 2013 年度 2014 年度 活動名 EEC2012 ET2012 EEC2013 ET2013 EEC2014 ET2014 ツールに依存しない研修環境の開発 試行開発試行開発 ( モータ制御 ) ( モータ制御 ) 習得すべき基礎知識 ( 試行版 ) 本格開発研修環境の拡充本格開発研修環境の拡充 ( モータ制御 ) ( 対象範囲の追加 ) 研修環境の体系化 ( モータ制御 ) ( 対象範囲の追加 ) 研修環境の体系化 習得すべき基礎知識 ( 本格版 ) 追加した対象範囲の 実践スキルの研修環境 研修環境 モデルベース技術者向け研修体系図 研修環境の拡張の枠組みを準備 新規対象範囲用の新規対象範囲用の仕組み整備仕組み整備 環境カスタマイズ用環境カスタマイズ用の仕組み整備の仕組み整備 研修カスタマイズ用の仕組み整備研修カスタマイズ用の仕組み整備 新規対象範囲に適用するためのカスタマイズガイド 新規ツール採用のためのカスタマイズガイド 受講企業に対応したカスタマイズガイド 拡張フレームワーク 会員や研修実施者のためのプロモーション MA 提供のモデルベース技術者向け ET と連携 MA 提供のモデルベース技術者向けETと連携 研修実施者への研修環境の有償提供 研修受講者への研修マップの展開 2012/05/11 page 17

18 今後の活動予定 試行教材の開発 第一階層 : 習得すべき基礎知識の研修環境 ツールに依存しない研修環境を目指す 第二階層 : 実践スキルの研修環境 ツールを使った研修環境の事例作成 ( ツールも事例の位置づけで選ぶ ) 会員による研修の試行実施 持ち帰って試行実施 評価 フィードバックを持ち寄って改訂方針検討 本格教材の開発 2012/05/11 page 18

19 本活動に参画されることのメリット 研究会メンバのメリット 成果物の利用が優遇される ( 利用開始時期 利用料など ) 研修カリキュラムの内容について 自社の意見を反映できる 作成した成果物のビジネススキームなどに対して自社の意見を反映できる モデルベース技術者研修環境の業界標準の策定に関与できる 企業イメージアップ 人材育成に積極的に取り組んでいる企業 モデルベース技術に関する知見の高い企業 業界活動を通しての社会貢献ができる企業 参加メンバは MA 会員であり 以下のいずれかに該当していること 本活動に関する知見の提供や分担された作業を遂行可能である 当部会の主旨に賛同し 積極的に活動に参加できる モデルベース開発を導入または 検討している モデルベース開発に関する研修を実施または提供している MA への加入と 研究会参加希望者を募集します 2012/05/11 page 19

20 ご清聴ありがとうございました /05/11 page 20

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