Microsoft PowerPoint - Module_pub_ _v1.02.ppt

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1 HA=HP Serviceguard モジュラーパッケージ 日本ヒューレット パッカード株式会社 ESS プリセールス統括本部 BCS ソリューション本部 2009 年 7 月 22 日 ver Hewlett-Packard Development Company, L.P. ここに記載されている情報は予告なしに変更されることがあります

2 モジュラーパッケージとは Serviceguard から導入された新パッケージ方式 使用する機能 ( モジュール ) だけをパッケージに組み込むことで 構成がシンプルになります 使用するモジュールボリュームグループの操作ファイルシステムの操作仮想 IP アドレスの操作 使用しないモジュールアクセス制御の設定イベント監視の設定依存関係の設定 パッケージ 監視サービスの設定 2

3 モジュラーパッケージとは モジュール単位で必要な機能だけを構成可能です 使用しない機能 ( モジュール ) を選択しないことで構成がシンプルになります 3 Serviceguard Manager (2.00) パッケージ詳細情報画面

4 選択可能なモジュール モジュール名 sg/failover sg/multi_node sg/sgerac sg/acp sg/dependency sg/external sg/dev sg/external_pre sg/filesystem 説明 基本モジュールの 1 つスタンバイノードへフェイルオーバーするタイプのパッケージ 基本モジュールの 1 つマルチノードパッケージ 基本モジュールの 1 つ Oracle RAC 用パッケージ パッケージのアクセス制御機能 パッケージ間の依存関係機能 外部スクリプト ( アプリケーション起動 停止 ) 呼び出し機能 外部スクリプトに環境変数を渡す機能 起動時の最初 停止時の最後に実施する外部スクリプト呼び出し機能 ( 起動前や停止後の確認などの使用を想定 ) ファイルシステムの fsck マウント アンマウント機能 基本モジュールは 3 つのうちのいずれかを選択します 4

5 選択可能なモジュール モジュール名 sg/monitor_subnet sg/package_ip sg/resource sg/service sg/volume_group sg/weight 説明 サブネット ( ネットワーク ) を監視する機能 仮想 IP アドレスを使用する機能 ( フェイルオーバーパッケージのみ ) EMS (Event Monitoring Service ) を使用する監視機能 アプリケーション監視サービス設定機能 共有ディスクをアクティブ ディアクティブする機能 重みづけ を設定し 動作ノードを調整させる機能 他に 全てを含む sg/all も選択可能です この場合は sg/failover が基本モジュールとして選択されます 5

6 これまでのパッケージ ( レガシーパッケージ ) は パッケージ設定ファイル 制御スクリプトに全てを記載 パッケージ設定ファイルボリュームグループの操作ファイルシステムの操作仮想 IP アドレスの操作監視サービスの設定 全ての機能を記載しているため スクリプトファイルの大きさは約 2,000 行にもなります パッケージ毎にこのファイルが存在します アクセス制御の設定 パッケージ イベント監視の設定 依存関係の設定 6 パッケージ制御スクリプト

7 モジュラーパッケージとレガシーパッケージ レガシーパッケージ モジュラーパッケージ pkg1 DB パッケージ設定ファイル pkg1.conf パッケージ制御ファイル control.sh パッケージ毎に 2,000 行を超えるスクリプト pkg1 DB VG 操作 FS 操作 仮想 IP の各項目の実行関数が含まれる パッケージ設定ファイル pkg1.conf 使用モジュール登録 pkg2 App 共通関数としてモジュール化 /etc/cmcluster/modules パッケージ設定ファイル pkg2.conf 使用モジュール登録 7

8 モジュラーパッケージとレガシーパッケージ 比較項目 対応 Serviceguard 対応 ECMT (Enterprise Cluster Master Toolkit) 対応 Serviceguard Manager メンテナンスモード対応 次スライド参照 ユーザアプリ登録可能箇所 ユーザアプリ実装方法 モジュラーパッケージ 以降 (Serviceguard バンドル ) Serviceguard 以降 実施前と監視処理前の 2 箇所 外部スクリプトを用意して その中に処理を書き込む /etc/cmcluster/examples にサンプルあり レガシーパッケージ 全て 全て 全て 無し 監視処理前の 1 箇所のみ run/halt ファンクション部分 run/halt ファンクションに処理を書き込む または外部スクリプトを呼び出すように記述する 8

9 モジュラーパッケージとレガシーパッケージ 比較項目 パッケージ操作方法 パッケージログファイル cmviewcl コマンドの表示 Serviceguard Manager の表示 フェイルオーバー時間 その他 モジュラーパッケージ Style に modular と表示 それ以外は共通 使用モジュール一覧も表示 ユーザーが用意する外部スクリプトだけを理解するということのメリットとデメリット Serviceguard Manager 使用者に受け入れやすい cmmakepkg コマンドがモジュールの引数が多くて長くなる 方式による差は無し レガシーパッケージ cmrunpkg/cmhaltpkg など ( 共通 ) パラメーターでログファイル指定可能 ( 共通 ) Style に legacy と表示 それ以外は共通 ( 従来の方式 ) と表示 長いですが 1 スクリプトなので そのファイルを理解すれば全体が見えるというメリット vi エディター コマンド実装者に受け入れやすい 9

10 Serviceguard メンテナンスモード機能 10 実行したいモジュールを選択して パッケージを起動可能です ユーザー アプリケーションのメンテナンスを容易にします メンテナンスモードをオンにして 必要なモジュールを選択して起動します SGMgr (Web ブラウザー ) で操作可能 pkg1 : DB maintenancemode=on node1 volume_group (VG アクティベイト ) Filesystem (FS マウント node2 ) package_ip ( 仮想 IP 付加 ) External (DB 起動 ) Sercice (DB 監視 ) DB やアプリケーションのメンテナンスのために SQL コマンドで DB の起動や停止を行うことが可能です ここまで実行します これ以降のモジュールは実行しません * メンテナンスモードがオンの間は パッケージはフェイルオーバーしません

11 Serviceguard メンテナンスモード機能 メンテナンスモードを有効化します どのモジュールまで実行させるかを選択することが可能です Serviceguard Manager (2.00) メンテナンスモードでのパッケージ起動画面 11

12 注意事項 (1) レガシーパッケージのサポート Serviceguard では モジュラーパッケージだけでなく レガシーパッケージも引き続きサポートされます 但し 将来は廃止される方向です また Serviceguard の新機能のうち メンテナンスモードのような モジュラーパッケージの形態に依存する機能はレガシーパッケージでは使えません (2) モジュラーパッケージへの移行ツール Serviceguard には cmmigratepkg コマンドを用意しています (3) Serviceguard Manager の ECMT の一部未対応 Serviceguard の Serviceguard Manager 2.00 では モジュラーパッケージがサポートされています 但し Enterprise Cluster Master Toolkit (ECMT ) 5.00 のモジュラーパッケージへは対応されていません ( レガシーパッケージには対応しています また ECMT 5.00 のモジュラーパッケージはコマンドベースの構築 運用には対応しています 12

13 関連情報 Serviceguard の管理 HP Serviceguard バージョン A.11.19リリースノート Enterprise Cluster Master Toolkit バージョンB リリースノート HP-UX 11i Knowledge-on-Demand HP-UX をはじめとした技術情報をWeb 経由で提供する情報提供プログラムです 記載されている会社名および商品名は 各社の商標または登録商標です 記載事項は 2009 年 4 月現在のものです 本書に記載された内容は 予告なく変更されることがあります 本書中の技術的あるいは校正上の誤り 省略に対して いかなる責任も負いかねますのでご了承ください Copyright 2009 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 日本ヒューレット パッカード株式会社 東京都千代田区五番町 7 PDFHS