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ToolsCenter Bootable Media Creator 利用ガイド ~Flex System x240 編 ~

お願い 本書に記載されている情報とそれに対応する製品をご使用になる前に 本書をご利用になる前に の事項を必ずご確認ください 2013 年 11 月発行 : レノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社担当 : System x Technical Sales 2

本書をご利用になる前に 当内容は お客様 販売店様 その他関係者が System x, Flex System などを活用することを目的として作成しました 詳細につきましては URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ ) の利用条件をご参照ください 当技術資料に含まれるレノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise Solutions ( 以下総称して LES) 以外の製品に関する情報は 各提供ベンダーより提供されたものであり LES はその正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません 当技術資料の個々の項目は LES にて検証されていますが お客様の環境において全く同一または同様な結果が得られる保証はありません お客様の環境 その他の要因によって異なる場合があります お客様自身の環境にこれらの技術を適用される場合は お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願いいたします Copyright 2015 レノボ エンタープライズ ソリューションズ株式会社 Lenovo Lenovo ロゴ および ThinkServer は Lenovo の米国およびその他の国における商標です IBM IBM ロゴおよび ibm.com は International Business Machines Corp. の米国およびその他の国における商標です Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における登録商標です Microsoft および Windows は Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です VMware VMware ロゴ Virtual SMP および vmotion は VMware,Inc の米国およびその他の国における登録商標または商標です 当ガイドにて使用している各種ホスト名 ドメイン名 IP アドレス e-mail アドレスなどの設定値等は 全て架空のものです 実際に設置環境に合わせて 使用されるものに置き換えてください 当ガイドでの操作および設定は Administrator, root 権限のユーザーで行う事を前提としています 3

目次 お願い... 2 本書をご利用になる前に... 3 目次... 4 要約... 5 1. 事前準備... 6 1.1. 各コンポーネントのソフトウェア レベル ( ファームウェア バージョン ) の確認... 6 1.2. Bootable Media Creator とは... 7 1.3. Bootable Media Creator のダウンロード... 7 1.4. 実行環境... 8 1.5. IMM2 利用における Web ブラウザ条件... 8 1.6. IMM2 の Ethernet over USB 有効化... 9 2. 使用条件への同意 ( 初回実行時のみ )... 10 3. ブータブル メディアの作成... 11 4. ファームウェアの適用... 18 4.1. リモート コントロール接続... 18 4.2. ブータブル メディアによるファームウェア アップデート... 21 参考資料... 31 製品マニュアル... 31 4

要約 Tools Cnter Bootable Media Creator( 以下 BoMC) は 複数のファームウェアを一括してアップデートするためのブータブル メディアを作成するツールです 本書では BoMC を利用し Flex System x240 コンピュート ノードのファームウェアをアップデートする際に必要な手順をステップバイステップで紹介しています 活用局面 : 提案時 構築時 運用時 情報 : Marketing Technical シリーズ : 単発 定期発行 対象機種 : 全機種 特定機種 (Flex Systems x220/x240 コンピュート ノード ) 5

1. 事前準備 1.1. 各コンポーネントのソフトウェア レベル ( ファームウェア バージョン ) の確認 PureFlex System/Flex System の次にリストされる各コンポーネントの更新は同時にテストを行い リリースしております Flex System Manager 管理ノード ソフトウェア イメージ Flex System Enterprise シャーシ Flex System X-Architecture コンピュート ノード Flex System P-Architecture コンピュート ノード Storwize V7000 Flex System V7000 ストレージ ノード RackSwitch G8264 RackSwitch G8052 および Brocade RackSwitch 2498-B24 PureFlex System/Flex System で更新を行う場合は PureSystems Centre website を確認いただき 全てのコンポーネントが同じソフトウェア レベルになるように対応してください PureSystems Centre website. https://www.ibm.com/software/brandcatalog/puresystems/centre/update これらの更新は正しい順序で行われる必要があります 更新方法の詳細は次の資料をご確認ください Flex System Update Best Practices https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=migr-5091991&brandind=5431802 Flex System をご利用の場合も上の内容を参考に 次の順序で更新を行ってください 1. シャーシ マネージメント モジュール 2. X-Architecture コンピュート ノード 3. I/O モジュール 4. Storewize V7000 ストレージ ノード ( ご利用の場合 ) 5. RackSwitch G8264 RackSwitch G8052 および Brocade RackSwitch 2498-B24( ご利用の 場合 ) 6

1.2. Bootable Media Creator とは Bootable Media Creator(BoMC) は これまで複雑だったシステムの各種ファームウェアを一括更新するメディアを 簡単な GUI 操作で作成するツールです Web サイトからのダウンロードやローカル保存した各種ファームウェアをまとめて 一つのファームウェア更新用メディアを作成できます また 更新適用時に対象サーバーのバージョンや構成情報を考慮し 適用するファームウェアを選ぶ機能もあります 1.3. Bootable Media Creator のダウンロード 以下 URL より ご利用の OS 環境に応じた BoMC をダウンロードして下さい Bootable Media Creator (BoMC) http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=tool-bomc BoMC はインストールの必要がないアプリケーションです 以下のファイルがダウンロード可能ですが実行に必要なファイルは exe ファイルのみです 本ガイドでは Windows 版 BoMC v.9.21 を利用するケースを扱います BoMC にて作成するブータブル メディアは独自 OS にてブートしてファームウェア アップデートを実行するため 対象機器の OS に依存しません 例えば RHEL 6 サーバー用のブータブル メディアを Windows 7 端末にて作成できます BoMC が利用可能な前提条件詳細は 以下 URL にてご確認下さい ToolsCenter for System x and BladeCenter Information Center http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/toolsctr/v1r0/topic/bomc/bomc_r_hardware_and_software_requir ements.html 7

1.4. 実行環境 ブータブル メディアは以下の形式から選択できます CD/DVD メディアもしくは CD/DVD イメージ (ISO ファイル ) USB メディア PXE ファイル コンソール ( 操作画面 ) は以下の形式から選択できます 直接接続 コンソール ブレイクアウト ケーブルにて直接接続 リモート接続 MM2 FSM のリモート コントロール機能 本ガイドでは CMM 経由で x240 サーバーの IMM2 のリモート コントロール機能を利用して ISO ファイルをマウントするケースを扱います Flex System シャーシ Flex System x240 ノード リモート コントロール機能 リモート操作 ( コンソール ) ブータブルディスクを仮想メディア (ISO) マウント IMM2 Chassis Management Module (CMM) 192.168.93.155 ISO 作業クライアント PC Web ブラウザ 192.168.93.100 HTTPS 192.168.93.10 管理 LAN 1.5. IMM2 利用における Web ブラウザ条件 本ガイドでは IMM2 のリモート コントロール機能を利用するケースを用いているため IMM2 利用における Web ブラウザ条件について記述します Microsoft Internet Explorer 7.0 以降 もしくは Mozilla Firefox 3.5 以降の Web ブラウザをサポートします ActiveX もしくは Java プラグイン 1.5 以降を必要とします Firefox は ActiveX をサポートしませんので Firefox 利用時は Java ブラグインをご利用ください Chassis Management Module( 以下 CMM) のセキュリティ ポリシー初期値がセキュアに設定されているため 標準では HTTPS のみ利用できます HTTP を利用するには設定変更が必要です 8

1.6. IMM2 の Ethernet over USB 有効化 BoMC は多くのファームウェアをアップデートする際に Ethernet over USB を利用します Ethernet over USB は IMM2 とサーバーが in-band で通信するための機能で デフォルトで有効です 無効に設定している場合は BoMC を利用する前に有効に変更して下さい (BoMC 利用後 無効に戻すことは問題ありません ) IMM2 から有効にする場合 (1) IMM2 の Web 画面のメニュー バーから Network を選択します (2) Network Protocol Properties 画面から USB タブを選択します (3) Enable Ethernet over USB のチェック ボックスをチェックし Apply ボタンをクリックします CMM から設定する場合 (1) CMM の Web 画面のメニュー バーから Chassis Management -> Compute Nodes を選択します (2) Compute Nodes 画面から 対象のノードをクリックします (3) Compute Node Properties 画面から General タブを選択します (4) Enable Ethernet over USB のチェック ボックスをチェックし Apply ボタンをクリックします CMM の設定箇所 IMM2 の設定箇所 9

2. 使用条件への同意 ( 初回実行時のみ ) (1) 作業クライアントにてダウンロードした exe ファイルを実行します (2) ライセンス条項への同意を確認する画面が表示されます 使用条件条項の言語を選択するものであるため どの言語を選んでもアプリケーションの動作には影響ありません 内容ご確認後 [ I accept the terms in the license agreement ]( 使用条件の条項に同意 ) をクリックします (3) BoMC の初期画面が表示されます 操作方法は次項にて記述します 10

3. ブータブル メディアの作成 (1) 作業クライアントにてダウンロードした exe ファイルを実行すると Welcome to the Bootable Media Creator 画面が表示されます [Next] をクリックします (2) Media Purpose 画面が表示されます 目的の項目をチェックして [ Next ] をクリックします 本ガイドではファームウェアのアップデートのみを目的として [ Updates ] のみを選択しています 11

Updates ファームウェアをアップデートするためのブータブル メディアを作成します Diagnostics Dynamic System Analysis(DSA) をブータブル メディアに導入します Deployment 最新のドライバを含めた ServerGuide を作成できます ( この項目を選択した場合は 当ガイドの手順とは異なります 選択される場合には 画面の指示に従って進めてください ) Enable Task AutoRun 上記 Updates と Diagnostics の両方を有効にした場合に ブータブル メディアから自動起動するタスクを指定できます Create media to use a text-based (non-graphical) user interface テキストのユーザー インターフェースで起動します 適用対象機器が GUI をサポートしていない場合に利用します (3) Acquire Location 画面が表示されます ファームウェアの取得方法を指定して [ Next ] をクリックします 初期値では [ UpdateXpress System Packs (UXSP s) ] が選択されています 本ガイドでは最新のファームウェアを取得することを目的として [ Latest available individual updates ] を選択しています 12

Check the IBM web site IBM の Web サイトよりファームウェアをダウンロードして適用する場合には こちらを選択します UpdateXpress System Packs (UXSP s) 対象機器のファームウェアがパッケージ化された UXSP をダウンロードします Latest available individual updates 最新の各種ファームウェアを個々にダウンロードします Look in a local directory すでに各ファームウェアをダウンロード済みの場合には こちらを選択してファイルが存在するフォルダを指定します (4) HTTP Proxy 画面が表示されます インターネット接続時に Proxy サーバーを利用する場合は指定します [ Next ] をクリックします 13

(5) Targeted Systems 画面が表示されます 対象機器をチェックして [ Next ] をクリックします (6) Target Directory 画面が表示されます ファームウェアのダウンロード先を指定して [ Next ] をクリックします 14

(7) Media Format 画面が表示されます 作成するメディアのタイプを指定します CD/DVD USB PXE から選択指定し [ Next ] をクリックします 本ガイドでは 仮想メディアを利用するため CD/DVD タイプの イメージ ファイル を指定しています (8) Unattended Mode Configuration 画面が表示されます 初期値の [ Do not use unattended mode ] が選択されていることを確認し [ Next ] をクリックします ([ Use unattended mode ] 選択時の動作は本ガイドに記載していません ) 15

(9) Confirm Choices 画面が表示されます これまでのウィザードで指定した設定に誤りがないことを確認し [ Next ] をクリックします Save Configuration ウィザードで指定した設定をテキストファイルに保存する場合に利用します 保存した設定は次回利用時に Welcome 画面にてロードすることができ 設定操作を簡略化することができます (10) Creation Progress 画面が表示され ダウンロードが開始されます BoMC の bomc.exe が 80 ポートで また septool300.exe が 443 ポートで インターネット アクセスします ファイアーウォール ソフト等にて制限されている場合は アクセスを許可して下さい 16

(11) ダウンロードが完了すると [ The bootable media has been created successfully! ] メッセージが表示されます メッセージを確認し [ Next ] をクリックします (12) Finish 画面が表示されます [ Finish ] をクリックしてアプリケーションを終えます 17

4. ファームウェアの適用 4.1. リモート コントロール接続 (1) 作業クライアントの Web ブラウザから https://<cmm の IP アドレスまたはホスト名 > にて CMM へ接続し ログインします (2) ログイン後画面は前回のログアウト時画面です メニュー バーから [ System Status ] をクリックして Chassis 画面を表示させます 18

(3) 表示されたシャーシの画像にて 作業対象機器をクリックすると シャーシ画像の右側に [ Actions for Compute Node ] メニューが表示されます メニュー下部にある [ More Actions ] をクリックして追加アクションを表示し 追加表示されたメニューから [ Launch Compute Node Console ] をクリックします 1 作業対象機器をクリック 2 メニューを追加表示 3Launch (4) 接続を確認する画面がポップアップして表示されます [ Protocol ] の初期値が HTTP になっているので HTTPS に変更した後 [ Launch ] をクリックします (5) 作業対象機器の IMM2 の Remote Control 画面が新たに起動されます (CMM の認証が引き継がれるので IMM2 のログイン画面はスキップされています ) 19

(6) 環境に応じて [ ActiveX Client または Java Client ] を選択し 用途に応じて [ single-user mode または multi-user mode ] をクリックします 本ガイドでは [ Java Client ] および [ multi-user mode ] を利用しています Start remote control in single-user mode 複数ユーザーの同時利用を許可しません 1 ユーザー利用中は他ユーザーは利用できません Start remote control in multi-user mode 複数ユーザーの同時利用を許可します (7) Video Viewer 画面 ( コンソール画面 ) が表示されます 20

4.2. ブータブル メディアによるファームウェア アップデート (1) Video Viewer 画面のメニュー バーから [ Tools -> Launch Virtual Media ] をクリックします (2) Virtual Media Session 画面が表示されます [ Add Image... ] ボタンをクリックし BoMC で作成したブータブル メディアのイメージ ファイル (ISO) を開きます (3) イメージ ファイルが追加されたら [ Map ] にチェックを入れ その後 [ Mount Selected ] ボタンをクリックします 21

(4) イメージ ファイルが正しくマウントされると ファイルの文字列が青色から黒色に変わり [ Mount Selected ] ボタンが [ Unmount All ] ボタンに変わります Virtual Media Session 画面はこのまま表示させておきます ( 閉じるとアンマップされてしまいます ) (5) Video Viewer 画面に戻り [ Tools -> Power -> On ] をクリックして対象機器を起動させます (6) 続行の確認を求められるので [ はい ] をクリックします 22

(7) サーバーの起動がはじまり ブータブル メディアの起動が進みます ( ブート デバイスとして CD/DVD が利用可能である必要があります ブート デバイスの設定を変更している場合は IBM ロゴ画面で F12 キーを押下し ブート デバイスに CD/DVD を指定して下さい ) (8) ブータブル メディアの起動が完了すると Welcome to ToolsCenter 画面が表示されます [ Updates ] をクリックします (9) Updates 画面が表示されます [ click here to start updates ] をクリックします 23

(10) Software License Agreement 画面がポップアップ表示されます 内容確認後 [ I accept the terms in the license agreement ] をクリックします ( 言語を変更して 日本語で内容確認することもできます ) (11) Update Recommendation 画面が表示されます ツールによって自動判別されたファームウェアのアップデート候補 機器のコンポーネント名 ファームウェア バージョン等が一覧表示されます 画面表示後 60 秒経過すると自動的にファームウェアの適用が開始されます カウントダウンを止めて内容を詳しく確認するには 画面上方の [ click here to stop -> ] をクリックします 内容確認後 画面右下の [ Next ] をクリックして次へ進みます 図.11-1 しばらく図.11-1 の画面が続いた後 図.11-2 の画面が表示されます 図.11-2 の画面が表示されてから 60 秒のカウントが始まります 24

図.11-2 故障の原因となりますのでアップグレード中は必ずサーバーの電源をオフにしないようご注意ください 25

(12) Update Options 画面が表示されます 必要に応じてオプションを指定した後 [ Next ] をクリックします [ IMM User Name and Password ] をチェックした場合 ユーザー名とパスワードが入力可能になりますが チェックしなくても問題ありません (13) ファームウェアのアップデートが開始され Running Update 画面にて進捗状況が表示されます 26

< 注意 > IMM2 のファームウェアをアップデートする場合 アップデート画面進行中に次の図のようなメッセージが出現し Viewer 画面が切断されてしまいます Viewer 画面が切断されてもファームウェアのアップデート処理は進行していますので ファームウェアのアップデートが完了するまで 10-15 分程度時間を置いた後 改めて Remote Control 接続して下さい ( 画面の切断は IMM2 が通信できなくなることが原因ですので Ping で通信復旧を確認すると再接続可否の確認ができます ) 問題なく完了していれば次項の画面が表示されます (14) ファームウェアのアップデートが完了すると 結果が表示されます 完了メッセージ と 各 Status にて完了状況を確認してください 状況確認後 画面右下の Next ボタンをクリックします 27

(15) Complete 画面が表示されます 必要に応じてログの確認と USB デバイスへの保存を実施することができます 必要な処置を終えたら 画面右下の [ Finish ] ボタンをクリックします Tips: リモート接続している作業端末の USB デバイスを利用する場合は ISO ファイルをマウントする際に ( 項番 (3)) USB デバイスもマウントして下さい ログを書き込むため Read Only のチェックはしないで下さい (16) Updates 画面に戻ります ツールを終えるため 左側ペインの [ Exit ] をクリックします 28

(17) 確認メッセージがポップアップ表示されるので [ OK ] をクリックします (18) GUI が終了し CUI に切り替わり ツールの完了メッセージが表示されます Enter キーを押下し 再起動します UEFI などのファームウェアをアップデートした場合は 自動的に再起動する場合もあります この時点で仮想メディアのマッピング / マウントは解除されているので解除操作は必要ありません 29

(19) Video View 画面のメニュー バーから [ File -> Exit ] を実行し リモート コントロールを終了します (20) IMM2 の Remote Control 画面に戻ります [ Log out ] をクリックします (21) ログアウト後 X をクリックして IMM2 の画面を閉じます 30

参考資料 製品マニュアル Bootable Media Creator (BoMC) http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=tool-bomc ツールの入手 ユーザー ガイド等 ToolsCenter for System x and BladeCenter Information Center http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/toolsctr/v1r0/topic/bomc/bomc_r_hardware_and_software_requirem ents.html 31