Microsoft PowerPoint 徴収一元化

Similar documents
Taro-2018å¹´ã••çł´å›“ã†¾ã†¨ã‡†ï¼‹å¾´å‘”ï¼› 朕絇㕕.jtd

Microsoft PowerPoint - 02 別添 パンフレット (3)

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

海外派遣者(第3種)の特別加入の年度更新手続等について

一人親方等(第2種)特別加入団体の年度更新手続等について 

標準例6

( 委託の解除及び特別加入からの脱退 ) 第 4 条本事務組合又は委託組合員が 労働保険事務処理の委託を解除しようとするときは 7 日前までに労働保険事務委託解除通知書 ( 組様式第 1 1 号 ) によって本事務組合又は委託組合員に通知しなければならない 2 特別組合員が 労働保険事務処理の委託を


1. 厚生年金 健康保険の適用促進業務のフロー 厚生労働省 ( 機構 ) が保有する情報 関係機関 ( 労働局 運輸局 ) 等からの情報提供 被保険者等からの情報提供 突き合わせ 資格確認請求等 適用促進対象事業所の選定 事業主等 来所要請通知 立入検査通知 訪問 送付 電話 送付 訪問 立入検査の

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

社会福祉事業等の事業所用 別紙 1 社会保険及び労働保険への加入状況にかかる確認票貴事業所の現状等について 下記の項目に回答してください Ⅰ. 現在 厚生年金保険 健康保険に加入していますか ( 該当する番号に を付してください また 必要事項をご記入ください ) 加入状況加入している 下記のいずれ

厚生年金 健康保険の強制適用となる者の推計 粗い推計 民間給与実態統計調査 ( 平成 22 年 ) 国税庁 5,479 万人 ( 年間平均 ) 厚生年金 健康保険の強制被保険者の可能性が高い者の総数は 5,479 万人 - 約 681 万人 - 約 120 万人 = 約 4,678 万人 従業員五人

Microsoft Word - 01表紙.doc

件数表(神奈川)

労働保険と社会保険の新規適用 ( 加入 ) 手続き 1. 会社を設立して初めて従業員を採用した時の手続き (1) 会社に関する手続きとして 1 労働保険の新規適用 2 労働保険の概算保険料の申告 3 社会保険の新規適用 オフィス アンヨネ ( 後藤事務所 ) (2) 従業員に関する手続きとして 1

03【通知】各業における新規許可申請時における社会保険及び労働保険の適用状況の確認について

健康保険及び厚生年金保険の滞納保険料に過誤納付が判明した場合の延滞金の取扱いについて(あっせん)

大金問発第   号

1 医療保険 年金保険についての確認書類 弊社が施工する建設現場に入場する協力業者および作業員の方には 作業所長の指示により 見積書提出時 新規入場時 安全書類提出時に 医療保険 年金保険の加入状況を確認する書 類 ( 下記 A~E いずれか一点 ) を提出または呈示していただきます A. 直近の保

153054_FP知識医介_-D-_[本文].indb

Microsoft PowerPoint - 【がっちゃんこ版(分科会)】全国課長会議資料

< D38C7091B182CC8FDA82B582A290E096BE2E786C7378>

厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社 ) における昭和 39 年 7 月 1 日から同年 10 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である

VBA 社会保険 労働保険 のご利用について VBA 社会保険 労働保険 システムは 社会保険の算定基礎届 社会保険の月額変更届 社会保険の賞与支払届 労働保険の基礎賃金集計表 労働保険の概算確定申告書 ( 継続事業 ) を作成します 被保険者報酬月額算定基礎届総括表 被保険者賞与支払届総括表 およ

1. 年度切替 ( 年度 料率の変更 ) における変更点 4 月 1 日の新年度の始まりに際し 申告書の年度及び料率の変更を行っている 変更となる対象の様式は以下の通りとなる 表 1 年度 料率が変更される手続 様式一覧 No e-gov 手続コード手続名 e-gov 様式 ID 申請書名年度変更料

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の取得年月日を昭和 47 年 3 月 21 日 喪失年月日を同年 4 月 21 日とし 昭和 47 年 3

04 件数表280205(東京)

健康保険料と国民健康保険料の二重払いの解消(概要)

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

< F2D95DB95DB94AD91E D E78B782E6A74>

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求期間 1について 当該期間のうち請求者のA 社における平成 21 年 9 月 1 日から平成 22 年 12 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが

301121答申件数表

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

第1章

2.5% % 1 88,000 ~ 93,000 13, , ,000 93,000 ~ 101,000 15, , , ,000 ~ 107,000 16, , ,00

企業 メリット : 1 労働者が社内では得られない知識 スキルを獲得することができる 2 優秀な人材の獲得 流出の防止ができ 競争力が向上する 3 労働者が社外から新たな知識 情報や人脈を入れることで 事業機会の拡大につながる 留意点 : 1 必要な就業時間の把握 管理や健康管理への対応 労働者の職

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社に合併 ) における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 55 年 10 月 21 日から同年 11 月 21 日に訂正し

第 9 回社会保障審議会年金部会平成 2 0 年 6 月 1 9 日 資料 1-4 現行制度の仕組み 趣旨 国民年金保険料の免除制度について 現行制度においては 保険料を納付することが経済的に困難な被保険者のために 被保険者からの申請に基づいて 社会保険庁長官が承認したときに保険料の納付義務を免除す

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 請求期間について 請求者の A 社における厚生年金保険の標準報酬月額の訂正を認めることはできない 第 2 請求の要旨等 1 請求者の氏名等氏名 : 男基礎年金番号

厚生局受付番号 : 中国四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 中国四国 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における標準賞与額を平成 22 年 12 月 29 日は 14 万 6,000 円 平成 23 年 8 月 12 日及び平成 24 年 8 月

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

Q1 社会保険とはどのような制度でしょうか 会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い いざというときの生活の安定を図る目的でつくられた制度のことで 一般的に健康保険や厚生年金保険のことを 社会保険 といいます 健康保険法第 1 条では 労働者の業務外の事由による疾病 負傷若しくは死亡又は出

資料4 事務処理誤りによる誤裁定(過払いが発生するケース)の取扱いについて

特定退職被保険者制度のご案内

Microsoft Word 答申件数表.docx

スライド 1

下請契約からの社会保険等未加入建設業者の排除等に係る Q&A Q1 社会保険等とはなんですか A1: 雇用保険 健康保険 厚生年金保険の 3 保険のことをいいます Q2 社会保険等に未加入 というのはどういう場合か A2: 社会保険等に未加入 とは 社会保険等の適用を受ける事業所でありながら 各保険

0 表紙

被用者年金一元化法

資料1 短時間労働者への私学共済の適用拡大について

Microsoft Word - 資料6-1 個人住民税の特別徴収に係るQ&A(事業者向け)

別紙 1 地方厚生 ( 支 ) 局保険年金 ( 企業年金 ) 課長殿 年企発 0422 第 1 号 平成 28 年 4 月 22 日 厚生労働省年金局 企業年金国民年金基金課長 ( 公印省略 ) 平成 28 年熊本地震に係る厚生年金基金及び国民年金基金の事務処理に関する 指導等について 今般 熊本県

3. 計算条件 : 雇用保険料率の変更方法 4 月分の給与 ( 賞与 ) からは 新しい料率で雇用保険料の徴収を開始します 4 月分の給与 ( 賞与 ) 処理を行う前に次の操作で雇用保険料率を変更してください 社会保険関係料率マスター が自動配信されるコンピューターでは 支払月 4 月以降で会社デー

番号制度の実施に伴う社会保障関係システムの改修について 国 都道府県 市町村 市町村 医療保険者等 システム名 社会保険オンラインシステム 労災行政情報管理システム ハローワークシステム 障害者福祉システム 児童福祉システム 生活保護システム 国民年金システム 国民健康保険システム 後期高齢者医療シ

件数表(神奈川)

山梨国民年金事案 275 第 1 委員会の結論申立人の昭和 47 年 6 月から 48 年 3 月までの期間の国民年金保険料については 還付されていないものと認められることから 還付についての記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 25 年

労働保険 新潟労働局 (H31.3)

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

Taro-(確定版) H31.1第22回厚年特例法国会報告.jtd

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 請求者の A 社における厚生年金保険被保険者資格の取得年月日を昭和 63 年 2 月 26 日から同 年 2 月 16 日に訂正することが必要である 生年月日 :

徳島厚生年金事案 422 第 1 委員会の結論申立人の 申立期間に係る標準報酬月額については 当該期間のうち平成 14 年 4 月から同年 12 月までの期間については30 万円 15 年 4 月から同年 12 月までの期間については20 万円 16 年 4 月から同年 12 月までの期間については

短時間労働者の適用拡大 新しい 4 分の 3 基準 に満たない場合であっても 平成 28 年 10 月 1 日以降 次のすべての要件に該当した場合は 短時間労働者の適用拡大の対象となります 週労働時間 20 時間以上 勤務期間 1 年以上 月額賃金 8.8 万円以上 学生でない 従業員 501 人

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

健康保険及び厚生年金保険の滞納保険料に過誤納付が判明した場合の延滞金の取扱い(概要)-行政苦情救済推進会議の意見を踏まえたあっせん-

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 国 ) 第 号 昭和 59 年 4 月から同年 9 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間に 訂正することが必要である 1 請求者の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月

スライド 0

kentei_kakomon_2kyu_

奈良厚生年金事案 1431 第 1 委員会の結論申立期間のうち 平成 21 年 12 月 26 日から 22 年 1 月 1 日までの期間について 申立人のA 事業所に係る被保険者記録は 資格取得日が 11 年 1 月 6 日 資格喪失日が 22 年 1 月 1 日とされ 当該期間のうち 21 年

アップデート 4.89 のご案内 拝啓時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます 平素は 社労法務システム を御愛顧いただきまして誠に ありがとうございます さて このたび下記の内容のソフト アップデートを行いましたので ご確認下さい 敬具 記 アップデート 4.89 < 概要 > 1. 健康保険の標

2006年度日本経団連規制改革要望

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

270826答申について

間平均で算出した標準報酬月額に係る保険者算定の留意事項 厚生労働省より 23 3 月 31 付で 健康保険法及び厚生金保険法における標準報酬月額の定時決定及び随時改定の取扱いについて の一部改正について ( 保発 0331 第 17 号 発 0331 第 9 号 ) 及び 健康保険法及び厚生金保険法

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 44 年 4 月 21 日から同年 5 月 1 日に訂正し 昭和 44 年 4 月の標準報酬月額を2

また 保険料の納付対象月数に占める納付月数の割合 ( 納付率 ) は 低下傾向が続いており 2012 年度時点で59.0% となっている ( 図表 1) 保険料は過去 2 年分の納付が可能であるため 最終的な納付率は多少上昇するが 過去の傾向からみても2012 年度の最終納付率は60% 台半ば程度に

e-Gov電子申請システム利用に当たっての事前準備説明資料

釧路厚生年金事案 214 第 1 委員会の結論 申立人は 申立期間について 厚生年金保険被保険者として厚生年金保険 料を事業主により給与から控除されていたと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 15 年生住所 : 2 申立内容

給与システム「労働保険の申告書の資料」こんなときには

労働保険料の資料 [互換モード]

スライド 1

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

特定退職被保険者制度のご案内

CL.J Q.\.eps

2 職務専念義務 秘密保持義務 競業避止義務を意識することが必要である 3 1 週間の所定労働時間が短い業務を複数行う場合には 雇用保険等の適用がな い場合があることに留意が必要である 企業 メリット : 1 労働者が社内では得られない知識 スキルを獲得することができる 2 労働者の自律性 自主性を

事業主が知っておくべき社会保険の基礎知識

中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

<4D F736F F D208ED089EF A93AD95DB8CAF82CC8AEE D8EAF2E646F63>

【参考配布】「年金記録の訂正手続のあらまし」パンフレット

< F31322D335F81798ED0984A8E6D817A944E8BE08D8E959E814593BE>

資料7

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 53 年 12 月 31 日から昭和 54 年 1 月 1 日に訂正し 昭和 53 年 12 月の

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 58 年 4 月 30 日から同年 10 月 16 日に訂正し 昭和 58 年 4 月から同年 9

DB申請用紙_ xlsx

特別徴収事業者特別徴収事業者であることであること が入札参加申請入札参加申請の要件要件に加わりますわります 個人住民税の特別徴収制度は 地方税法や各市町村の条例等で定められており 所得税の源泉徴収をしている従業員がいる場合は 特別徴収することが義務づけられています 伊佐市では 法令遵守の観点から こ

ÿþ

< F2D ED089EF95DB8CAF939996A289C193FC91CE8DF42082A8>

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

記 1 標準報酬月額の決定に係る制度の概要 (1) 定時決定保険者等 ( 被保険者が 全国健康保険協会が管掌する健康保険の被保険者である場合は厚生労働大臣 健康保険組合が管掌する健康保険の被保険者である場合は当該健康保険組合をいう 以下同じ ) は 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 )

Transcription:

資料 2-1 社会保険 労働保険の適用 徴収 事務の一元化について 平成 18 年 4 月 28 日 厚生労働省

中間取りまとめにおける 今後の検討の方向 社会保険と労働保険の適用 徴収業務の一元化を進めること 検討結果 平成 15 年 10 月より 全国の社会保険事務所に社会保険 労働保険徴収事務センターを設置し 社会保険と労働保険の徴収事務の一元化を推進しており 今後も更なる一元化を進めていく方針 1 徴収事務の一元化の基本的方向 適用 適用単位や被保険者の範囲など制度が異なる部分が多いが 可能な限り手続きを共通化 保険料の計算 賦課 納付 事業主の利便性の向上等を図る観点から 賃金総額に着目する方法を社会保険に活用することを含め その在り方について引き続き検討 -1- 共通滞納事業所の滞納整理 共通滞納事業所への納付督励及び滞納処分を 社会保険職員が労働保険分も一元的に実施 共通事業所への調査 共通調査対象事業所に対する調査を労働保険職員が社会保険分も一元的に実施

2 これまでの取組み 社会保険 労働保険徴収事務センターにおいて 次の徴収事務を一元的に実施 徴収事務の概要 これまでの取組 1 保険料算定の基礎となる賃金や保険料額の届出の受付 2 保険料の納付督励 3 滞納処分 4 賃金 保険料額に関する事業所調査 社会保険の算定基礎届と労働保険の年度更新申告書の受付 算定基礎届及び年度更新申告書に関する事業所説明会の実施 保険料を滞納している事業所への電話 呼出等による納付督励 差押えなどの強制執行を一元的に実施 徴収や適用の適正化のための呼出や訪問による事業所調査 社会保険の調査官総合調査 労働保険の算定基礎調査 徴収事務センターで算定基礎届(7 月 10 日提出期限 ) と年度更新申告書 (5 月 20 日提出期限 ) を受付 算定基礎届説明会( 毎年 6 月 ) と 年度更新説明会 ( 毎年 3~4 月 ) を開催し 両保険の適用勧奨 制度改正周知を実施 社会保険料と労働保険料のいずれも滞納しており自主的納付が期待できない事業所 ( 共通滞納事業所 ) に対して社会保険職員と労働保険職員が共同で納付督励を実施 共通滞納事業所に対する差押えなどの滞納処分の実施については 社会保険職員が労働保険料分についても実施 共通調査対象事業所の調査については 社会保険職員と労働保険職員により共同で実施 このほかに インターネットを利用した電子申請において社会保険と労働保険の申請契機が同一である届出の共通項目について一括して行うことを可能とした ( 平成 15 年 10 月から ) -2-

3 共通滞納事業所に対する滞納整理の一元化 共通滞納事業所に対する滞納整理 ( 納付督励 滞納処分 ) について 社会保険職員が労働保険料についても実施 これにより 平成 17 年度に労働局で20 名を削減し 今後 5 年以内にさらに約 31 人の削減 納付督励 滞納処分差押え 平成 17 年度 社会保険職員と労働保険職員が共同で実施 社会保険職員が労働保険料についても実施 平成 18 年度から 社会保険職員が労働保険料についても実施 4 共通事業所に対する調査の一元化 共通の調査対象事業所に対する賃金 保険料額に関する調査 ( 社会保険の総合調査 労働保険算定基礎調査 ) について 労働保険職員が社会保険分についても実施 ( 平成 18 年度から ) これによる社会保険事務所での削減効果分は 未加入事業所の職権適用 保険料の滞納整理などの強化すべき業務の増員にあてることとしている 事業所調査 平成 17 年度 社会保険職員と労働保険職員が共同で実施 平成 18 年度から 労働保険職員が社会保険分についても実施 -3-

5 保険料の計算 賦課 収納事務の一元化の検討 今後 社会保険 労働保険の保険料の計算 賦課 納付に関し 事業主の利便性の向上等を図る観点から 賃金総額に着目する方法を社会保険に活用することを含め その在り方について引き続き検討することとする なお その際には 1 社会保険の給付や負担など制度に関わることから 社会保険制度の見直しに合わせて検討するとともに 2 保険料収納率の低下を招かない方策を踏まえた検討が必要 社会保険と労働保険の保険料算定方法等の比較 適用事業所数 保険料収納額 算定基礎 賦課方法 (16 年度末 ) (16 年度末 ) 社会保険 163 万 26.0 兆円 標準報酬月額 ( 被保険者ごとの当年度の 4 月 ~6 月までの賃金の平均額 ) 標準賞与額 ( 年 3 回以下支給の賞与 ) 納入告知書による賦課方式 労働保険 297 万 3.6 兆円 前年度一年間の事業所全体の賃金総額 事業主による申告納付方式 -4-

社会保険料 ( 納入告知書による賦課方式 ) 社会保険料と労働保険料の納付手続の事務フロー 別 紙 算定基礎届 ( 毎年 1 回 ) 被保険者ごとの標準報酬月額の基礎となる報酬月額に関する算定基礎届 (4~6 月の 3 か月分の賃金 ) の提出 (7 月 10 日提出期限 ) 諸変更届 ( 随時 ) 被保険者資格取得届被保険者資格喪失届被保険者報酬月額変動届 賞与額の届出 標準報酬月額の定時決定 ( 算定基礎届に基づく保険料は 9 月分保険料から 1 年間適用 ) 標準報酬月額の随時決定等 標準賞与額の決定 納入告知書送付 ( 毎月 ) 保険料額の決定 納入告知書の作成 送付 (160 万事業所 年 12 回 ) ( 毎月 ) 納入告知書に基づき事業主が金融機関で納付 ( 注 ) 適正な届出がなされているかについては 社会保険総合調査を実施し確認を行っている 労働保険料 ( 申告納付方式 ) 概算保険料の納付及び確定保険料の精算 金融機関で保険料納付(4 月 1 日 ~5 月 20 日 ) 増加概算保険料の申告 納付 ( 賃金総額の見込額が大きく増額したときに行う ) 当年度概算保険料及び前年度確定保険料の申告 ( 毎年 1 回 ) 前年度の賃金総額をもとに前年度の確定保険料及び当年度の概算保険料を計算の上 申告書 納付書を提出 (4 月 1 日 ~5 月 20 日 ) -5- ( 注 ) 保険料申告内容に疑義がある事業場については 実地調査 ( 算定基礎調査 ) を実施

6 適用 徴収事務の共通化の推進 そのほか 今後 事業主の利便性の向上等を図る観点から 次の取組みを実施 1 社会保険の算定基礎届 (7 月 10 日提出期限 ) と労働保険の年度更新申告書 (5 月 20 日提出期限 ) の提出期限を7 月 10 日に統一 ( 平成 20 年度から ) 2 社会保険 労働保険徴収事務センターの窓口で受け付ける届出の範囲の拡大 ( 平成 18 年度から ) 3 社会保険 労働保険の申請 届出様式の共通化 ( 平成 20 年度から順次実施 ) 4 社会保険 労働保険の適用に関する通知通達の見直し 5 社会保険と労働保険の事業所 ( 場 ) 番号の共通化 ( 平成 23 年度末までのできる限り 早期に検討 ) 6 パートタイム労働者の社会保険の適用拡大については 平成 16 年の国民年金法等一部改正法の附則で 5 年を目途として検討 -6-

社会保険と労働保険の適用 徴収の制度比較 参考資料 1 適用範囲 被保険者の範囲 保険料算定 納付方式 社会保険 国又は法人の事業所であって 常時従業員を使用するもの 常時 5 人以上の従業員を使用する個人事業所 ( 農林 サービス 法務 宗教等を除く ) ( 厚年法第 6 条 ) 適用事業所に使用される者 パートタイム労働者週の所定内労働時間が一般従業員の 4 分の 3 以上 ( 厚年法第 6 条 ) 標準報酬月額 標準賞与額方式 個人毎の標準報酬額を決定し 個人毎に保険料率を掛けて全員分を足しあげる方式 ( 厚年法第 20 条 第 81 条 ) 賦課方式 ; 事業主の申告を受けて 政府が保険料額を確定 通知し 当該額を事業主が納付 納付回数年 12 回 ( 毎月 ) ( 厚年法第 81 条 第 83 条 ) 労働保険 業種のいかんを問わず労働者を使用する事業 ( 農林水産の事業の一部 (5 人未満の個人経営 ) を除く ) ( 労災保険法第 3 条 雇用保険法第 5 条 ) 適用事業に雇用される労働者 パートタイム労働者労災保険 : 適用雇用保険 : 週の所定内労働時間が 20 時間以上 ( 雇用保険法第 6 条 ) 賃金総額方式 事業所の全対象労働者の賃金総額に保険料率を掛ける方式 ( 徴収法第 11 条 ) 申告方式 ; 事業主が保険料を算定し 申告と同時に納付 納付回数年 1 回 ( 徴収法第 15 19 条 ) -7-

被保険者単位の標準報酬月額を管理 事業場単位の賃金総額を管理社会保険と労働保険の徴収事務の仕組みと範囲 参考資料 2 1 算定基礎届の受付 2 保険料収納 3 督促状の発送 4 納付督励 5 滞納処分 事業主が標準報酬月額の基礎となる被保険者ごとの報酬月額 (4~6 月の3か月分の賃金 ) に関する算定基礎届を社会保険事務所に提出 (7 月上旬 ) 事業主が納入告知書に基づき 金融機関等で保険料を納付 ( 年 12 回 ) 納付期限までに納付されない場合 督促状を送付 ( 年 12 回 ) 督促状の指定期限までに納付されない場合 納付督励を実施 納付督励に応じない場合など 差押えなどの滞納処分の実施 6 事業所調査 年度計画に基づく事業所調査を年間を通して実施 1 年度更新申告書の受付 2 保険料収納 3 督促状の発送 4 納付督励 5 滞納処分 事業主が 前年度の賃金総額を基に確定 概算保険料を計算の上 都道府県労働局又は労働基準監督署に申告書 納付書を年 1 回 (4 月 1 日 ~5 月 20 日 ) 提出 事業主が納付書に保険料を添えて 金融機関等で納付 ( 原則年 1 回 ) 納付期限までに納付されない場合 督促状を送付 ( 原則年 1 回 ) 督促状の指定期限までに納付されない場合 納付督励の実施 納付督励に応じない場合など 差押えなどの滞納処分の実施 6 事業所調査 業務計画に基づく事業所調査を年度後半に実施 = 現在の徴収事務センターの実施事務の範囲 -8-