7. データ管理 7-1 履歴の確認と出力 itmでは さまざまな状態の変化や機器の異常などを 履歴情報として自動で保存しています この履歴情報を表示またはデータとしてUSBメモリに保存することにより メンテナンスや不具合の修正に活かすことができます ここでは履歴を表示し 出力する方法を説明します 1. メニューリスト画面の運用管理タブで (1) 履歴ボタンをタッチして 履歴画面を表示させます (4-5 メニューリスト画面 : 運用管理タブ参照 ) 履歴取得中は読込み中ダイアログが表示されます (3) (1) (4) (2) (5) (6) (11) 2. (1) に最新の100 件の履歴が表示されます (2) <ボタンをタッチすると現在表示中の履歴よりも古い100 件の履歴を >ボタンをタッチすると新しい100 件の履歴を表示できます 表示の内容は左から順に 時刻 種別 履歴 No. 内容 名称 指令元 Port Addr. ID Codeです 162
(3) 履歴種別設定で表示する履歴の種別を選択できます チェックを入れた種別の履歴が (1) に表示されます (4) 表示日設定で履歴を表示する日付を指定します 画面を開いたときは現在の日付が指定されています 特定の日付を表示したいときは 変更ボタンをタッチして日時入力ダイアログを表示させ 日付を入力します また<ボタンをタッチすると 現在の表示日よりも1 日前の日付を >ボタンをタッチすると 1 日後の日付を表示します (5) 表示更新ボタンをタッチすると (3) で指定した履歴種別および (4) で指定した日付の最新履歴 100 件を (1) に表示します 3. (6) 出力ボタンをタッチすると 履歴出力画面が表示されます (7) (8) (9) (10) 4. (7) 変更ボタンをタッチし 開始日ダイアログを表示させ データの出力開始日を入力します (8) 変更ボタンをタッチし 終了日ダイアログを表示させ データの出力終了日を入力します (9) 出力ボタンをタッチすると 確認ダイアログが表示されるので itm 本体にUSBメモリを接続し はいボタンをタッチします ファイルを保存しました と表示されたら終了です HistoryXXの名称でフォルダが保存されます ( フォルダを上書きしないように XXには01~99の番号が自動で振られます ) (10) 閉じるボタンをタッチして履歴出力画面を閉じ (11) 閉じるボタンをタッチして履歴画面を閉じます 出力データはCSV 出力ツールでCSV 形式に変換することで Excelなどの市販ソフトで読み込めるようになります 履歴の項目については 付録 (4. 履歴項目一覧 ) をご覧ください 163
7-2 CSV 出力ツール CSV 出力ツールは パソコン上で動作する外部ツールで itm から出力したデータを CSV 形式に 変換します itm 本体からデータ出力したとき またはWeb 遠隔管理機能からデータをダウンロードしたとき 同時に保存されます CSV 形式に変換が必要な出力データは 以下のとおりです 履歴データ Energy Navigator エネルギーデータ管理点データ消し忘れデータ設定温度乖離データ パソコン itm データ出力 USB メモリ フォルダコピー フォルダ DB ファイル CSV 出力ツール 読込み CSV 出力ツール データ変換 CSV ファイル 解凍 圧縮ファイル DB コンバータ起動 CSV ファイル読込み Web からダウンロード Excel などの市販ソフト イーサネット Web 機能 CSV 出力ツール起動時 エラーメッセージが表示される場合は 15-1 サービスを依頼される前に :<CSV 出力ツールについて>をご覧ください 164
出力データ変換手順 出力したデータを CSV 形式に変換し データを確認するまでの手順について説明します itm での作業 1. データを保存します Web 遠隔管理 ( 現地設定機能 ) を使用している場合は Web ブラウザを介して圧縮形式 (.zip) でパソコンに保存することができます 圧縮ファイルを解凍してから 3. の処理を行ってください パソコンでの作業 2. データ出力した USB メモリをパソコンに接続し フォルダをコピーします 3. フォルダ内の CSV 出力ツールを起動し データを変換します 次ページデータ変換をご覧ください 4.CSV ファイルを Excel などで読み込み 確認します 165
データ変換 1. itm から出力したデータをパソコンで開きます (1) フォルダ名は 出力データによって変わります 2. (1) の CSVOutputTool.exe をダブルクリックすると CSV 出力ツールが起動し データの変換を 開始します データ変換中は 以下の CSV 出力ツール画面が表示されます (2) データ変換を中止したい場合は (2) キャンセルボタンをクリックします 166
3. ファイルを保存しました と情報画面が表示されたら終了です (3) ファイル名を確認した後 (3) OK ボタンをクリックして 情報画面を閉じます 4. フォルダの中に CSV 形式のファイルが保存されます 保存されるCSVファイル名は 出力データによって変わります 年月日の順序は 出力したiTMのロケール設定 タイムゾーン設定 夏時間設定の日付表示形式になります 保存された CSVファイルの下記内容は データ出力したiTMのロケール設定の日付表示形式になります 言語 文字コード 日付の書式 時刻の書式 小数点/CSV 区切り記号 167
7-3 各機能の設定データ出力 itmにはさまざまな機能があり それぞれに設定が必要となります それらの現在の設定を確認したい場合には 設定一括出力機能を使用してCSVファイルを保存すれば パソコンを使用して確認が可能になります 出力の手順を説明します 本機能で出力される設定は下表のとおりです < 設定一括出力内容 > 機能スケジュール制御連動制御緊急停止制御自動冷暖切換 Temp. Limit Sliding Temp. HMO セットバック制御料金按分デマンド DESICA 省エネ連動 出力内容スケジュール制御に登録されているプログラムの設定内容 Schedule.csv 連動制御に登録されているプログラムの設定内容 Interlock.csv 緊急停止に登録されているプログラムの設定内容 EmergencyStopCtrl.csv 自動冷暖切換に登録されているグループの設定内容 AutoChangeOver.csv Temp. Limit に登録されているグループの設定内容 TemperatureLimit.csv Sliding Temp. に登録されているグループの設定内容 SlidingTemperature.csv HMO に登録されている管理点の設定内容 HtgModeOpt.csv リカバリ温度 セットバック温度の設定内容 Setback.csv 現在の月より 13 ヵ月間の除外時間帯と夜間割引時間帯の設定内容 PwrPrpDis.csv デマンド制御に登録されているグループの設定内容 PowerLimitControl.csv DESICA 省エネ連動に登録されているプログラムの設定内容 DESICAInterlock.csv 1. メニューリスト画面の運用管理タブの (3) 設定一括出力ボタンをタッチします (4-5 メニューリスト画面 : 運用管理タブ参照 ) (1) 168
2. 設定一括出力の CSV ファイルを保存しますか? という確認ダイアログが表示されるので itm 本体に USB メモリを接続して (1) はいボタンをタッチします 保存には 1MB あたり 約 2 分かかります 3. ファイルを保存しました と表示されたら終了です 閉じるボタンをタッチして画面を 閉じます 各機能のCSVファイルフォーマットについては 付録 (5. 設定一括出力 CSV ファイルフォーマット ) をご覧ください 169