ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保

Similar documents
<4D F736F F D2095BD90AC E D738CC2816A939A905C91E D862E646F63>

諮問庁 : 株式会社日本政策金融公庫諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 3 号 ) 答申日 : 平成 28 年 4 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人に関する融資審査の検討資料の不訂正決定に関する件

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

録された保有個人情報 ( 本件対象保有個人情報 ) の開示を求めるものである 処分庁は, 平成 28 年 12 月 6 日付け特定記号 431により, 本件対象保有個人情報のうち,1 死亡した者の納める税金又は還付される税金 欄,2 相続人等の代表者の指定 欄並びに3 開示請求者以外の 相続人等に関

諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声

0 月 22 日現在, 通帳紛失の総合口座記号番号 特定番号 A-B~C 担保定額貯金 4 件 ( 特定金額 A): 平成 15 年 1 月 ~ 平成 16 年 3 月 : 特定郵便局 A 預入が証明されている 調査結果の回答書 の原本の写しの請求と, 特定年月日 Aの 改姓届 ( 開示請求者本人

異議申立てしていますが, 協会 ( 原文ママ ) として黙認しています 本件に関しても, 諮問庁は国のトップなのだから, もっともっと労働問題に積極的に取り組み, 労基法厳守で, 場合により, 行政処分すべきである 警察なら, スピード違反すれば即行政処分されますが, 労基法では, 基本強い行政処分

査請求人 ) が 平成 5 年分所得税確定申告書 ( 以下 本件請求保有個人情報 1 という ) の開示を求めるものである 処分庁は, 本件開示請求に対し, 本件請求保有個人情報 1は文書保存期間 (7 年 ) が満了し, 既に廃棄しているとして, 平成 27 年 12 月 2 2 日付け特定記号第

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

く, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 自己を本人とする開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできないことを伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたもので

19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

業務 とあるが, 当該支払の一時差止めに係る決定を除く と, されている すなわち, 決定に係る業務は, 事業管理課長である ウその決定に係る文書及びデータは存在する 事業管理課長の決定により, 年金機構は, 障害者の年金給付を一時差し止めるための電算処理をしている事実がある そして, その事実から

諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 25 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 192 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 694 号 ) 事件名 : 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等に

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (

ターの上司職員に隠匿 ( 隠滅 ) され送付がない為に, 法律に基づいた開示請求により送付をして頂きたいための開示請求であるが, 平成 19 年 10 月 22 日現在, 通帳紛失の郵便貯金 : 総合口座 特定番号 A ( 担保定額定期 : 枝番特定番号 B~Cを含む ):( 口座名義人 ) 開示請

の対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から

おいて開催されていた法の制度運営に関する検討会の報告 ( 平成 17 年 3 月 29 日 ) では, 法の運用に関する改善措置として, 理由付記に関して 特に, 文書不存在を理由とする不開示決定については, 例えば, 請求対象文書をそもそも作成 取得していない, 作成したが保存期間が経過したので廃

無い (3) 特定市が振興協会会長 Aと市教育委員会とで一体に推進した当該文化事業は事業の実施前と実施後のまちの変化における事業の効果について国への報告義務があり, 公正に適法に事業を行う責務の存在は当該文化事業の目標の1は中心市街地の賑わいの促進にあって中心市街地活性化ソフト事業であって公開されて

基づき, 平成 27 年 9 月 29 日付けで, 特定労働基準監督署( 以下 特定署 という ) へ特定日までに提出された特定事業場の就業規則, 就業規則届及び意見書 36 協定書, 同月 30 日付けで, 特定署に提出された特定事業場の36 協定書 3 年分 に係る開示請求を行った (2) 三重

11総法不審第120号

っている以上, 被面接者においてそもそも特別な対応策を採る必要はないといえる ウよって, 本件対象文書の不開示部分は法 5 条 6 号に該当しないといえる (2) 意見書 ( 添付資料省略 ) ア裁判官の場合, 新任判事補志望者カードの全部が開示されている ( 資料 1) ことからすれば, 検事に関

第 3 諮問庁の説明の要旨 1 本件事案の概要本件は, 審査請求人が平成 29 年 8 月 29 日付けで法人文書の開示請求を行ったことに対し, 同年 9 月 29 日付け千大総第 307 号により, 法人文書の一部を不開示とする開示決定等処分 ( 処分 1) を行ったところ, 審査請求が提起された

<4D F736F F D2095BD90AC E D738FEE816A939A905C91E D862E646F63>

ありどのような証言がなされたのか ( 請求人にとって虚偽と思われる証言が無いか等 ), また産業医が本人の意見を聞かずにどう判断し診療録に記載したのかを知る権利が請求人にはあると考える 3 請求人については, 特定理由等から特定機関等が千葉大学に対して診療録の開示を求める可能性もあり得るが, 千葉大

消費者庁にも苦情相談を行い, 今にも消費者庁が動くであろうこと等を話し, 異議申立人に謝罪及びデータ削除を求めているとのことであった 当初監察部は, 異議申立人に謝罪に応じるよう促したが, 異議申立人が使用しているデータは, 登記事項証明書記載のデータと同一であり 法 を犯していないので謝罪には応じ

て本学が過去に公表した内容は除く ) 及び 3 当該事故に係る診療科, 機構への報告日その他報告内容に係る情報として事務担当者が加筆したメモ について全部開示を求める 少なくとも患者, 医師の個人情報に係らない部分については開示すべき そもそもこの報告書は同じような事故が起きないようにするために医師

( イ ) 私は, 平成 27 年 4 月 8 日の年機構発 2 号 保有個人情報の開示をしない旨の決定について ( 通知 ) を見て驚いている 書類があるのに開示しないのは, 非常に遺憾である 特定年金事務所が, 私の 保有個人情報の開示請求 を受付けないことで, 私は会社との民事裁判平成 23

問にさらされることはむしろあるべき姿であり, それによって一層公益の増進に資するともいえる 特に, 本件のような面接試験の場合には, 試験結果の開示が, 面接試験以外の事由で受験者を選抜したのではないことを示すといった効果もあり, 面接試験が適正に行われることを確保するに大きく資すると言える したが

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

Microsoft Word - 別添2180704答申件数表

として本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により

ている しかしながら 本件処分は条例の理念と条文の解釈運用を誤った違法なものであり 取り消されなければならない ⑶ 条例第 7 条第 1 項本文は 個人情報の外部提供の原則禁止を規定している また 同条同項ただし書の趣旨は 単に外部提供の原則禁止規定を解除したにとどまる すなわち 当該法令等が存在す

(Microsoft Word - 06 \223\232\220\\\217\221\201i\214\210\222\350\201j.doc)

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求期間 1について 当該期間のうち請求者のA 社における平成 21 年 9 月 1 日から平成 22 年 12 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが

( 別紙 ) 答申 : 行文第 24 号 諮問 : 行文第 24-1 号 答申第 1 審査会の結論実施機関が行った本件不開示決定処分については適正であったと認める 第 2 諮問事案の概要 1 行政文書の開示請求異議申立人は 平成 24 年 5 月 7 日 奈良市長 ( 以下 実施機関 という ) に

標準例6

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

債務のうち所定の範囲内のものを当該事業主に代わって政府が弁済する旨規定する (2) 賃確法 7 条における上記 政令で定める事由 ( 立替払の事由 ) として 賃金の支払の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 51 年政令第 169 号 以下 賃確令 という )2 条 1 項 4 号及び賃金の支払の確

1 審査会の結論平成 30 年 1 月 12 日付けで審査請求人が行政文書公開請求した 深沢地域整備事業に関し J R 東日本の要望 条件 要請 意向等の文書 ( 復命書含む ) 及び前記の記載がある文書 に対して実施機関鎌倉市長が平成 30 年 3 月 12 日付けで行った行政文書一部公開決定処分

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 請求者の A 社における厚生年金保険被保険者資格の取得年月日を昭和 63 年 2 月 26 日から同 年 2 月 16 日に訂正することが必要である 生年月日 :

山梨国民年金事案 275 第 1 委員会の結論申立人の昭和 47 年 6 月から 48 年 3 月までの期間の国民年金保険料については 還付されていないものと認められることから 還付についての記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 25 年

処分済み

第1 審査会の結論

(1) 農林水産省の事務官である特定個人 Aが職務上作成した行政文書で公にできる行政文書は存在するはずであり, 公開しなければならない ( 諮問第 551 号 ) (2) 本来であれば, 開示できる文書が存在しない, 存否応答しない, 不存在と, 文書の性質によって, 処分内容が異なるはずである 特

答申第203号(公表用)

子ファイルを紙に出力する際に, 当該ファイル形式では保存されている情報が印刷されない場合が起こり得る これと同様に当該ファイル形式を他のファイル形式に変換する場合にも, 変換先のファイル形式に情報が移行しない場合が設定等により技術的に起こり得るのである 本件対象文書が当初のファイル形式を変換して複写

答申件数表(1月15日答申分)

理の手引 は, 開示の実施においては, 行政文書をありのまま開示する (23 枚目 ) として, 原則として加工はしない ( 同上 ) としている したがって本件対象文書の電磁的記録の開示に当たっては, 当該電磁的記録をそのままのデータ形式で開示すべきである また, 同様な趣旨で本件対象文書の電磁的

11総法不審第120号

答 申 第 1 審議会の結論名古屋市長 ( 以下 実施機関 という ) が 本件異議申立ての対象となる保有個人情報を一部開示とした決定は 妥当である 第 2 異議申立てに至る経過 1 平成 23 年 12 月 21 日 異議申立人は 名古屋市個人情報保護条例 ( 平成 17 年名古屋市条例第 26

り公表されないことが日米両政府間で合意されており, これを公にすることは, 米国との信頼関係が損なわれるおそれがあると認められることから, 法 5 条 3 号に該当するため不開示とする決定 ( 原処分 ) を行った (3) これに対し, 異議申立人は, 国土交通大臣に対して, 原処分の取消しを求めて

山梨国民年金事案 201 第 1 委員会の結論申立人の昭和 41 年 4 月から同年 8 月までの期間 42 年 2 月から同年 10 月までの期間 48 年 1 月 49 年 4 月から同年 5 月までの期間 49 年 11 月及び 50 年 3 月の国民年金保険料については 納付していたものと認

茨城厚生年金事案 2029 第 1 委員会の結論総務大臣から平成 24 年 10 月 10 日付けで行われた申立人の年金記録に係る苦情のあっせんについては 同日後に新たな事実が判明したことから 当該あっせんによらず 申立人のA 社における資格喪失日に係る記録を昭和 41 年 9 月 5 日に訂正し

Microsoft Word 答申件数表

第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項に より いずれも棄却すべきである 第 5 調査審議の経過審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日審議経過 平成 30 年 3 月 6 日 諮問 平成 30 年 4 月 26 日審議 ( 第

件数表(神奈川)

がある 7 平成 28 年 3 月 28 日 処分庁は 同日付で審査請求人に対し 借入金収入 円の未申告により生じた保護費過払い分について 法第 78 条第 1 項の規定により費用徴収を行う決定を行い 同年 7 月 7 日 費用徴収決定通知書を審査請求人に手交した 8 審査請求人は 平成 28 年

処分済み

04 件数表280205(東京)

2 当事者の主張 (1) 申立人の主張の要旨 申立人は 請求を基礎づける理由として 以下のとおり主張した 1 処分の根拠等申立人は次のとおりお願い書ないし提案書を提出し 又は口頭での告発を行った ア.2018 年 3 月 23 日に被申立人資格審査担当副会長及び資格審査委員長あてに 会長の経歴詐称等

個人情報の開示等に関する規程

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 国 ) 第 号 平成 3 年 4 月から平成 7 年 3 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間 に訂正することを認めることはできない 生年月日 : 昭和 27 年生住所 :

11総法不審第120号

処分済み

別紙 答申 1 審査会の結論 委託事業者の企画提案書 及び 選考会議の資料 について行われた部分公開の決定は 妥当である 2 異議申立ての趣旨 (1) 異議申立人 ( 以下 申立人 という ) は 神戸市情報公開条例 ( 以下 条例 という ) に基づき 以下の公開請求 ( 以下 本件請求 という

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

横情審答申第 1534 号 平成 3 0 年 11 月 15 日 横浜市長林文子様 横浜市情報公開 個人情報保護審査会 会長 藤原靜雄 横浜市個人情報の保護に関する条例第 53 条第 1 項の規定に基づく諮問 について ( 答申 ) 平成 29 年 5 月 1 日総職健第 86 号による次の諮問につ

11総法不審第120号

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

第 1 号様式 個人情報開示請求書 独立行政法人自動車事故対策機構理事長 殿 令和年月日 請求者の氏名 住所又は居所 TEL ( ) 連絡先 :( 連絡先が上記の本人以外の場合は 住所 氏名 電話番号 ) 独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律第 13 条第 1 項の規定に基づき 下記

【参考配布】「年金記録の訂正手続のあらまし」パンフレット

11総法不審第120号

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 44 年 4 月 21 日から同年 5 月 1 日に訂正し 昭和 44 年 4 月の標準報酬月額を2

厚生局受付番号 : 北海道 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 北海道 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 事業所における平成 28 年 9 月 1 日から平成 29 年 9 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である 平成 28 年 9

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 53 年 12 月 31 日から昭和 54 年 1 月 1 日に訂正し 昭和 53 年 12 月の

徳島厚生年金事案 422 第 1 委員会の結論申立人の 申立期間に係る標準報酬月額については 当該期間のうち平成 14 年 4 月から同年 12 月までの期間については30 万円 15 年 4 月から同年 12 月までの期間については20 万円 16 年 4 月から同年 12 月までの期間については

平成 27 年度 特定行政書士法定研修 考査問題 解答と解説 本解答と解説は 正式に公表されたものではなく 作成者が独自に作成したものであり 内容の信頼性については保証しない 以下の事項に全て該当 遵守する場合にのみ 利用を許可する 東京都行政書士会葛飾支部会員であること 営利目的でないこと 内容を

厚生局受付番号 : 中国四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 中国四国 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 事業所における平成 27 年 7 月 10 日の標準賞与額を6 万 5,000 円に訂正することが必要である 平成 27 年 7 月 10 日の

病が原子爆弾の傷害作用に起因する旨の厚生労働大臣の認定を受けなければならない ( 被爆者援護法 11 条 1 項 ) ⑶ 都道府県知事は ⑵ 記載の厚生労働大臣の認定を受け かつ 当該認定に係る負傷又は疾病の状態にあるとの要件に該当することについて都道府県知事の認定を受けた者に対し 医療特別手当を支

取得に対しては 分割前の当該共有物に係る持分割合を超える部分の取得を除いて 不動産取得税を課することができないとするだけであって 分割の方法に制約を設けているものではないから 共有する土地が隣接している場合と隣接していない場合を区別し 隣接していない土地を一体として分割する場合に非課税が適用されない

平成14年7月3日

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における平成 26 年 8 月 25 日及び同年 12 月 25 日の標準賞与額を 150 万円に訂正することが必要である 平成 26 年 8 月 2

青森国民年金事案 697 第 1 委員会の結論申立人の昭和 51 年 9 月から 54 年 3 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 25 年生住所 : 2 申立内容の要旨申

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

総務省が所管する地方税法ではなく 財務省が所管する国有財産法の適用を受けるとのことであり 実施機関の本件決定は失当である (2) 本件は 国税庁からの教示による公文書公開請求であり これを実施機関が非公開決定するとは言語道断である (3) 尖閣諸島の国有化は 日本と中国の外交問題に発展していることも

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

件数表(神奈川)

釧路厚生年金事案 214 第 1 委員会の結論 申立人は 申立期間について 厚生年金保険被保険者として厚生年金保険 料を事業主により給与から控除されていたと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 15 年生住所 : 2 申立内容

ウ商業地等である 町の土地の平成 28 年度分の固定資産税の課税標準額は 法附則第 18 条第 5 項及び第 25 条第 5 項の規定により 課税標準となるべき価格に0.7を乗じた額となる なお 岐阜市税条例 ( 昭和 25 年岐阜市条例第 14 号 以下 条例 という ) においては これと異なる

11総法不審第120号

11総法不審第120号

大情審答申第 号

< F2D F8C668DDA A91E D86939A905C>

奈良厚生年金事案 1431 第 1 委員会の結論申立期間のうち 平成 21 年 12 月 26 日から 22 年 1 月 1 日までの期間について 申立人のA 事業所に係る被保険者記録は 資格取得日が 11 年 1 月 6 日 資格喪失日が 22 年 1 月 1 日とされ 当該期間のうち 21 年

達したときに消滅する旨を定めている ( 附則 10 条 ) (3) ア法 43 条 1 項は, 老齢厚生年金の額は, 被保険者であった全期間の平均標準報酬額の所定の割合に相当する額に被保険者期間の月数を乗じて算出された額とする旨を定めているところ, 男子であって昭和 16 年 4 月 2 日から同

< F2D95F193B98E9197BF D86A D D96B1>

< F2D F8C668DDA A91E D86939A905C>

Transcription:

諮問庁 : 日本年金機構諮問日 : 平成 27 年 6 月 30 日 ( 平成 27 年 ( 独個 ) 諮問第 18 号 ) 答申日 : 平成 28 年 7 月 25 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 6 号 ) 事件名 : 本人に係る 申立の概要 等の一部訂正決定に関する件 答申書 第 1 審査会の結論別紙に掲げる文書 1ないし文書 3に記録された保有個人情報 ( 以下 本件対象保有個人情報 という ) の訂正請求につき, その一部を訂正し, その余の部分を不訂正とした決定は, 妥当である 第 2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨本件異議申立ての趣旨は, 独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律 ( 以下 法 という )27 条 1 項の規定に基づく本件対象保有個人情報の訂正請求に対し, 日本年金機構 ( 以下 処分庁 又は 諮問庁 という ) が平成 26 年 4 月 21 日付け年機構発第 31 号により行った一部訂正決定 ( 以下 原処分 という ) について, 不服があるというものである 2 異議申立ての理由異議申立人の主張する異議申立ての理由は, 異議申立書及び意見書の記載によると, おおむね以下のとおりである (1) 異議申立書保有個人情報の訂正をする旨の決定について ( 通知 ) の文書, 訂正をしないこととした理由に不服があります ア 表現 が適当でないとして訂正してほしいという請求は, 私はしていない 1 回目の申立, 今回の申立において, 手帳を破棄している 領収書を破棄している 現在, 所持している手帳は 愛知県 と印刷してあると申出ている (2 冊とも ) この事は事実です 愛知県は最後に働いた事業所です 私は, 事実 を主張しているのであって 表現 を主張しているのではありません 申立に係る日本年金機構意見と年金確認第三者委員会の判断の理由は, ほぼ同じになるようになっている 国民年金の申立の回答も同じ であるから, 日本年金機構の都合の良い書き方は止めて, 削除等の訂正をして下さい イ追加訂正してほしいと, 私は書いていない 日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に何かの理由があるのか 事実 を知りたい 1

ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保険料納付記録の照会について ( 回答 ) を添付します 私の生年月日が誤っており, 正しくは特定年月日です 日本年金機構の訂正の理由が本当に事実で, 単純ミスであれば, これらの事を我々はどのように受けとめたら良いでしょうか 保有個人情報の訂正をする旨の決定について ( 通知 ) となっているが, 訂正しないものも含まれているので, この書き方は誤りではありませんか? この通知の中に訂正請求者の趣旨及び理由を載せて下さい でないと, 申立人の不利な文書になっております 訂正請求書及び異議申立書を提出するところが何故, 同じ日本年金機構になりますか? 上級行政庁は存在しないのですか? (2) 意見書審査請求人から, 平成 27 年 7 月 28 日に意見書が当審査会宛て提出された ( 諮問庁の閲覧に供することは適当でない旨の意見が審査請求人から提出されていることから, その内容は記載しない ) 第 3 諮問庁の説明の要旨 1 経過 (1) 訂正請求 ( 平成 26 年 3 月 20 日 ) 総務省鹿児島行政評価事務所になされた訂正請求のうち, 次の3 点について平成 26 年 4 月 7 日付で日本年金機構に移送された ア No.1 本件に係る事務センター意見の中で 主張に一貫性がなく と書いています 1 回目の申立, 今回の申立において手帳を破棄している 領収書を破棄している 現在所持している手帳は 愛知県 と印刷してあると申出ている (2 冊とも ) 人格を疎外された イ No.34 申立の概要 (2-2) 国年, 特定年月 a~ 特定年月 bまでを申立と書いている これも事実違います ウ No.81 特定個人 aのフリガナが何故 特定個人 b か? 誤りでない場合はその理由を (2) 原処分 ( 平成 26 年 4 月 21 日 ) 以下により, 訂正する 訂正しない旨の決定をする ア上記 (1) アについて表現が適当でないとして訂正してほしいという請求について, 訂正 2

請求の対象は, 事実 であって, 評価 判断 には及ばないと解されており, 法 29 条に基づく訂正義務を生じさせるものではないため, 訂正しないこととしました イ上記 (1) イについて平成 19 年 12 月 4 日付および平成 22 年 4 月 26 日付 年金記録に係る確認申立書 により, 特定年月 c 特定年月 dの申立てが確認できるため, 国民年金の特定年月 a 特定年月 bまで申立て を 国民年金の特定年月 a 特定年月 b, 特定年月 c 特定年月 dまでを申立て に訂正しました ウ上記 (1) ウについてフリガナが 特定個人 a であることは明らかであり, 適当ではないため 特定個人 b を 特定個人 a に訂正しました (3) 異議申立て ( 平成 26 年 6 月 23 日 ) 保有個人情報の訂正をする旨の決定について( 通知 ) の文書, 訂正をしないこととした理由に不服があります として次のように異議申立てが行われる ア 表現 が適当でないとして訂正してほしいという請求は, 私はしていない 1 回目の申立, 今回の申立において, 手帳を破棄している 領収書を破棄している 現在, 所持している手帳は 愛知県 と印刷してあると申出ている (2 冊とも ) この事は事実です 愛知県は最後に働いた事業所です 私は, 事実 を主張しているのであって 表現 を主張しているのではありません 申立に係る日本年金機構意見と年金確認第三者委員会の判断の理由は, ほぼ同じになるようになっている 国民年金の申立の回答も同じ であるから, 日本年金機構の都合の良い書き方は止めて, 削除等の訂正をして下さい イ追加訂正してほしいと, 私は書いていない 日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に何かの理由があるのか 事実 を知りたい ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保険料納付記録の照会について ( 回答 ) を添付します 私の生年月日が誤っており, 正しくは特定年月日です 日本年金機構の訂正の理由が本当に事実で, 単純ミスであれば, これらの事を我々はどのように受けとめたら良いでしょうか 保有個人情報の訂正をする旨の決定について ( 通知 ) となっている 3

が, 訂正しないものも含まれているので, この書き方は誤りではありませんか? この通知の中に訂正請求者の趣旨及び理由を載せて下さい でないと, 申立人の不利な文書になっております 訂正請求書及び異議申立書を提出するところが何故, 同じ日本年金機構になりますか? 上級行政庁は存在しないのですか? 2 諮問庁の見解本件異議申立ての趣旨及び理由について, 訂正決定通知の文言と訂正理由に不服があるとして, 異議申立てが行われている この場合, 原処分そのものではなく, 不服申立ての利益なしとして却下処分を行うところであるが, 行政不服審査法 21 条の規程により, 平成 26 年 12 月 10 日付で補正を依頼した 補正の内容としては, 異議申立ての趣旨をあらためて確認するとともに, 相違している場合はその旨記載して欲しいというものであった それに対し, 補正には応じない, 異議申立てに書かれてあることが全てであるとして, 異議申立人より電話連絡があった 過去に, 内閣府の担当者より, 異議申立人が納得していないのであれば諮問をした方がよい旨の助言をいただいたこともあったため諮問することとした 決定通知書の書き方について誤りではないかという質問があるが, 法 3 0 条 1 項において, 訂正をする旨の決定には, 一部を訂正する場合も含まれると解されていることから, 決定通知の文言については誤りではない さらに, 訂正請求者の趣旨及び理由を載せて下さい とあるが, 訂正請求に対する措置としては, 訂正決定または訂正しない決定を通知すること, 訂正しない部分については, 理由の提示及び不服申立ての教示を義務付けること以上の法的義務は生じない 日本年金機構は厚生労働大臣から委任 委託を受け業務を行う非公務員型の特殊法人であることから, 上級行政庁は存在しない 異議申立書の中で一様に 訂正してほしいと, 私は書いていない とあるが, 当初訂正請求書に記載された内容からすると, 上記 1(1) アについては, 人格が疎外された ということから表現を訂正して欲しいものと判断している 上記 1(1) イについては, 申立期間のことが記載されているため, 申立人が過去に提出した 年金記録にかかる確認申立書 を確認すると, 申立期間が相違していたことから, 申立期間の訂正をして欲しいものと判断している 上記 1(1) ウについては, 名前のフリガナについて記載されていたことから, フリガナを訂正して欲しいものと判断している 以上のことから, 本件については, 諮問庁の判断は妥当であり, 本件不服申立ては棄却すべきものと考える 第 4 調査審議の経過 4

当審査会は, 本件諮問事件について, 以下のとおり, 調査審議を行った 1 平成 27 年 6 月 30 日諮問の受理 2 同日諮問庁から理由説明書を収受 3 同年 7 月 28 日異議申立人から意見書を収受 4 平成 28 年 3 月 22 日異議申立人から資料を収受 5 同年 6 月 23 日審議 6 同年 7 月 21 日審議第 5 審査会の判断の理由 1 本件訂正請求及び原処分について (1) 本件訂正請求は, 行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律 ( 以下 行政機関個人情報保護法 という )27 条 1 項 1 号に規定する開示決定に基づき, 鹿児島行政評価事務所長が異議申立人に開示した別紙に掲げる6 文書について, それらの文書に記録された保有個人情報の内容が事実でないとして, その訂正を求めるものである そのうち, 文書 1ないし文書 3に記録された保有個人情報の訂正請求について, 行政機関個人情報保護法 34 条 1 項の規定により, 鹿児島行政評価事務所長から日本年金機構に事案が移送されている (2) 原処分処分庁は, 文書 2に 特定年月 c 特定年月 d を追記( 訂正 ) し, 文書 3の異議申立人の氏名のフリガナを訂正したが, 文書 1に記録されている文言については, 法 29 条に基づく訂正義務を生じさせるものではないとして, 訂正しないとする原処分を行った 異議申立人は, 原処分について, 訂正をしないこととした理由等に不服があるとしているが, 諮問庁は, 原処分を妥当としている 異議申立人は, 文書 1に記録された保有個人情報について訂正しないこと並びに文書 2 及び文書 3に記録された保有個人情報を訂正した内容に対して不服を申し立てていると解されることから, 以下, 本件訂正請求がされた部分の訂正請求対象情報該当性及び訂正の要否について検討する 2 訂正請求対象情報該当性について (1) 訂正請求の対象情報について訂正請求については, 法 27 条 1 項において, 同項 1 号ないし3 号に該当する自己を本人とする保有個人情報について, その内容が事実でないと思料するときに行うことができると規定され, その対象は 事実 であって, 評価 判断 には及ばないと解される また, 訂正請求を行う請求者は, 開示を受けた保有個人情報のうち, 1どの部分 ( 事実 に限る ) の表記について,2どのような根拠に基づき当該部分が事実でないと判断し,3その結果, どのように訂正すべきと考えているのか等について, 訂正請求を受けた処分庁が当該保有 5

個人情報の訂正を行うべきか否かを判断するに足る内容を, 処分庁に自ら根拠を示して明確かつ具体的に主張する必要がある 仮に, 訂正請求の請求者から明確かつ具体的な主張や根拠の提示がない場合や当該根拠をもってしても請求者が訂正を求めている事柄が 事実でない とは認められない場合には, 一般的に, 法 29 条に規定する 訂正請求に理由があると認めるとき に該当しないと解される (2) 訂正請求対象情報該当性について本件対象保有個人情報のうち, 訂正請求の対象とされている部分は, 行政機関個人情報保護法 34 条 2 項に基づき, 法 2 条 3 項に規定する自己を本人とする保有個人情報であり, 法 27 条に規定する日本年金機構が保有する保有個人情報に対する訂正請求とみなされたものであり, 本件対象保有個人情報は, 法 27 条の訂正請求の対象となるものと認められる 3 訂正の要否について (1) 文書 1について当審査会において, 諮問庁から文書 1の提示を受けて確認したところ, 当該文書は, 日本年金機構鹿児島事務センター長から鹿児島行政評価事務所長へ送付された 年金記録に係る確認申立書 ( 厚生年金 ) の送付について という標題の文書であり, 当該訂正請求部分には, 当該年金記録に係る確認申立てを行った異議申立人に対する日本年金機構鹿児島事務センターの意見が記載されているものと認められ, この記載内容は, 評価 判断 に係るものであって, 法 27 条 1 項の訂正請求の対象となる 事実 に該当するものとは認められない したがって, 当該訂正請求は, 法 29 条に基づく訂正義務があるとは認められない (2) 文書 2 及び文書 3についてア文書 2 及び文書 3に記録された保有個人情報を訂正したことについて, 諮問庁は, 理由説明書において, 以下のとおり説明する ( ア ) 平成 19 年 12 月 4 日付および平成 22 年 4 月 26 日付 年金記録に係る確認申立書 により, 特定年月 c 特定年月 dの申立てが確認できるため, 国民年金の特定年月 a 特定年月 bまで申立て を 国民年金の特定年月 a 特定年月 b, 特定年月 c 特定年月 dまでを申立て に訂正した ( イ ) フリガナが 特定個人 a であることは明らかであり, 適当ではないため文書 3の 特定個人 b を 特定個人 a に訂正した イこれに対し, 異議申立人は, 訂正請求書及び異議申立書において, これも事実違います, 他に何かの理由があるのか 事実 を知りたい などと主張するが, どのような根拠に基づき事実と 6

違うと判断し, どのように訂正すべきと考えているのかについて主張していない ウしたがって, 処分庁が訂正することとした上記の理由の外に, 本件対象保有個人情報を訂正する理由があるとは認められないので, 法 29 条に基づき訂正するとした決定は妥当である 4 異議申立人のその他の主張について異議申立人は, その他種々主張するが, いずれも当審査会の上記判断を左右するものではない 5 本件一部訂正決定の妥当性について以上のことから, 本件対象保有個人情報の訂正請求につき, その一部を訂正し, その余の部分を不訂正とした決定について, 別紙に掲げる文書 2 及び文書 3に記録された保有個人情報について訂正したことは妥当であり, 別紙に掲げる文書 1に記録された保有個人情報について不訂正としたことは, 当該保有個人情報は, 法 29 条の保有個人情報の訂正をしなければならない場合に該当するとは認められないので, 妥当であると判断した ( 第 3 部会 ) 委員岡島敦子, 委員葭葉裕子, 委員渡井理佳子 7

別紙文書 1 年金記録に係る確認申立書 ( 厚生年金 ) の送付について文書 2 申立の概要 (2-2) 文書 3 申立人の雇用保険記録に関する日本年金機構鹿児島事務センターからの追加資料文書 4 年金記録の確認に関する補足確認 照会等の結果文書 5 個票文書 6 年金記録に係る確認申立てについて ( 通知 ) 8