新設 拡充又は延長を必要とする理由15-2 ⑴ 政策目的 1 平成 28 年度与党税政改正大綱等を踏まえ 以下の要望を行う 自動車取得税については 消費税率 10% への引き上げ時に廃止が決まっていたが 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 ( 平成 28 年 8 月 24 日閣議決定 ) を

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新設 拡充又は延長を必要とする理由16-2 ⑴ 政策目的 1 平成 29 年度与党税制改正大綱等を踏まえ ユーザー負担の軽減や簡素化等の観点から 自動車重量税の当分の間税率の廃止を前提にしつつ 自動車税の税率引下げ等の車体課税の抜本的な見直しに向けた検討を行い 必要な措置を講ずる 2 自動車市場の拡

平成 31 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名車体課税の抜本的見直し 税 目 ( 経済産業省製造産業局自動車課 ) 自動車重量税 ( 自動車重量税法全文 自動車重量税法施行令全文 自動車重量税法施行規則全文 租税特別措置法第 90 条の 12 自動車重量譲

平成 29 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 17 府省庁名経済産業省製造産業局自動車課 対象税目 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( 自動車取得税 自動車税 軽自動車税

新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 1 平成 26 年度与党税制改正大綱を踏まえ 以下の見直しを行う 自動車取得税のエコカー減税について対象車の基準を 2020 年度燃費基準へ切替え 自動車取得税について消費税率 10% への引上げ時点 ( 平成 27 年 10 月予定 ) で廃止

Microsoft PowerPoint - 【0918】統合版.pptx

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

平成 27 年度税制改正 ( 消費税率 10% への引上げ時 ) における 車体課税に関する残された課題 平成 26 年度与党税制改正大綱 自動車取得税は 消費税率 10% への引上げ時に廃止 ~ 平成 26.3 平成 26.4~ 消費税率 10% 引上げ時 1 自動車取得税の廃止等及び自動車税にお

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PowerPoint プレゼンテーション

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

新車販売台数のシェア 分析の前提条件 燃費 [km/l] 燃料種別新車販売台数のシェアは 自動車産業戦略 の平成 42 年度のシェアに向かって線形に変化し 技術開発等により乗用車販売平均燃費も改善すると仮定 2 この仮定を踏まえつつ 平成 27 年度燃費基準と平成 32 年度燃費基準の

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

確定版 平成 31 年度 エコカー減税等概要 平成 31 年 3 月 28 日

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

エコカー減税グリーン化特例(自動車税 軽自動車税)(自動車税 軽自動車税)環境性能割車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) トラック バス タクシーについては 営自格差 を堅持するとともに 一部見直しを行った上で エコカー減税 グリーン化特例を 2 年間延長 また

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

平成 30 年度与党税制改正大綱の概要 基本的考え方 我が国経済の成長軌道を確かなものとするため 生産性革命 と 人づくり革命 を断行するとともに 人生 100 年時代を見据え 誰もが生きがいを感じられる 一億総活躍社会 を作り上げる必要がある このため 税制面においては 働き方の多様化を踏まえ 様

3 車体課税 自動車取得税の見直し 自動車取得税の税率 ( 一定税率 ) を以下のとおり引下げ ( 平成 26 年 4 月 1 日以降 ) 自家用自動車 ( 軽自動車を除く ) 5%( ) 3%( ) 営業用自動車 軽自動車 3%( ) 2%( ) いわゆる エコカー減税 について 環境性能に優れた

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

(*2) ハイブリッド自動車 ハイブリッドバス トラック ハイブリッド乗用車等車両総重量 3.5t 以下は 車 (*4) かつ燃費基準 +25% 達成車 (*5) 車両総重量 3.5t 超は重量車 車 (*9) かつ重量車燃費基準達成車 (*7) (*3) クリーンディーゼル乗用車平成 21 年排出

地方税法等の一部を改正する法律案の概要 総務省 1 地方法人課税における新たな偏在是正措置 平成 31 年 10 月 1 日施行 都市 地方の持続可能な発展のための地方税体系の構築の観点から 特別法人事業税及び特別法人事業譲与税に関する法律案 において特別法人事業税 ( 国税 ) を創設することに併

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

(2) 消費税率 10% への引上げ時に導入が予定されている軽減税率制度については 消費税 地方消費税の引上げ分のうち地方交付税原資分も含めると 約 3 割が地方の社会保障財源であり 仮に減収分のすべてが確保されない場合 地方の社会保障財源に影響を与えることになることから 確実に代替財源を確保するこ

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車体課税の見直しの考え方 ( 地方税 ) < 当面の対応 > 環境への配慮 我が国自動車産業の技術的優位性の確保 向上等の観点から 一律の負担軽減ではなく 環境性能等に優れた戦略的商品の普及を重点的に促進していくという視点が重要 自動車取得税 一律の負担軽減は 環境性能が劣る自動車が相対的に有利とな

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

平成26年 自動車関係税制のあり方に関する検討会

租税特別措置法 ( 自動車重量税関係 ) の改正 701

消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

⑴ 政策目的本件は, 我が国において開発資金のための国際連帯税 ( 国際貢献税 ) を導入し, 持続可能な開発のための 2030 アジェンダ 等, 国際的な開発目標の達成に対応 貢献するために, 世界の開発需要に対応し得る幅広い開発資金を調達するもの これは, 外務省政策評価, 基本目標 Ⅵ 経済協

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平成 30 年 1 月現在禁無断転載 複製 7 平成 29 年度の税制改正の概要について エコカー減税 ( 自動車重量税 自動車取得税 ) の概要 適用期間 自動車取得税( 取得税 ): 平成 29 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3 月 31 日 自動車重量税( 重量税 ): 平成 29

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⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

新設 拡充又は延長を必要とする理由9-2 回の合要理性望に関⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 県内酒類製造業の育成 保護( 経営基盤の強化など ) 酒類製造業及び関連産業の振興を通じた沖縄経済の振興 ⑵ 施策の必要性本軽減措置については 昭和

平成18年度地方税制改正(案)について

自動車関係税制のあり方に関する検討会報告書骨子 ( 案 ) 目次 はじめに... 3 (1) 本検討会設置の趣旨 審議の経過等... 3 (2) 本検討会における検討事項... 3 (3) 本検討会の報告について 本検討会の検討に当たっての前提... 4 (1) 検討の前提となるべき事

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

Microsoft Word 【資料】 抜本改革法案 概要.doc

本要望に対応する縮減案 ページ 2 2

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

社会保障 税一体改革大綱(平成24 年2月17 日閣議決定)社会保障 税一体改革における年金制度改革と残された課題 < 一体改革で成立した法律 > 年金機能強化法 ( 平成 24 年 8 月 10 日成立 ) 基礎年金国庫負担 2 分の1の恒久化 : 平成 26 年 4 月 ~ 受給資格期間の短縮

H28秋_24地方税財源

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

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新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

自動車の車体課税の見直しについて 平成 23 年 11 月 15 日 国土交通副大臣松原仁 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

Microsoft PowerPoint - 表紙.pptx

配布資料

Microsoft Word - 02y_mof_k_01.doc

第6回税制調査会 総6-3

平成 31 年度の軽自動車税の税率について 平成 31 年度の軽自動車税は下記のとおりとなりますのでご確認ください 原動機付自転車 小型特殊自動車 二輪の小型自動車 軽二輪 区分 税率 原動機付自転車 小型特殊自動車 50cc 以下 90cc 以下 125cc 以下三輪以上のもの ( ミニカー )

②平成29年度環境省関係税制改正について

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

HPのトップページ更新原稿

(1) 政策目的 多様な就業の機会を提供すること等により我が国の経済の基盤を形成している中小企業の事業承継を円滑化することにより 中小企業の事業活動の継続を実現し 雇用の確保や地域経済の活力維持につなげることを目的とする (2) 施策の必要性 全国の経営者の平均年齢は年々上昇しており 例えば資本金

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⑵ 特例の内容 1 控除期間を現行 10 年から13 年に延長する 2 11 年目以後の3 年間については消費税率 2% 引上げ分の負担に着目した控除限度額を設ける 3 補助金等の交付を受ける場合であっても その補助金等の額を控除しない 4 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の贈与税の非課

Microsoft Word - g

資料 1 平成 27 年度税制改正の大綱 ( 抜粋 ) 平成 27 年 1 月 14 日閣議決定 四消費課税 5 車体課税の見直し ( 国税 ) (1) 排出ガス性能及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車に係る自動車重量税の等の特例措置 ( いわゆる 自動車重量税のエコカー減税 ) について 次

企業中小企(2) 所得拡大促進税制の見直し ( 案 ) 大大企業については 前年度比 以上の賃上げを行う企業に支援を重点化した上で 給与支給総額の前年度からの増加額への支援を拡充します ( 現行制度とあわせて 1) 中小企業については 現行制度を維持しつつ 前年度比 以上の賃上げを行う企業について

平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

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1. 復興基本法 復興の基本方針 B 型肝炎対策の基本方針における考え方 復旧 復興のための財源については 次の世代に負担を先送りすることなく 今を生きる世代全体で連帯し負担を分かち合うこととする B 型肝炎対策のための財源については 期間を限って国民全体で広く分かち合うこととする 復旧 復興のため

平成 29 年度自動車局税制改正要望事項 1. 車体課税の見直し ( 自動車重量税 自動車取得税 自動車税 軽自動車税 ) 平成 28 年度与党税制改正大綱等及び 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 に沿って 以下の方向で所要の見直しを行う 1 自動車取得税については 消費税率 10% への

( 基本方針 Ⅰ) ( 施策大目標 9) 全国民に必要な医療を保障できる安定的 効率的な医療保険制度を構築すること ( 施策目標 2) 生活習慣病対策や長期入院是正により中長期的な医療費の適正化を図ること 予防接種 ( 基本目標 Ⅰ) ( 施策大目標 5) 感染症など健康を脅かす疾病を予防 防止する

平成 22 年度税制改正大綱 ( 抄 ) 第 3 章 各主要課題の改革の方向性 7. 個別間接税 (3) 暫定税率 地球温暖化対策のための税等 4 地方環境税の検討 喫緊の課題である地球温暖化対策を推進するためには 地域において主体的な取組を進め 地球環境に貢献することが求められています CO2の排

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新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する 2 価格優位性を確保することによる沖縄の酒類製造業の自立的経営を促進する ⑵ 施策の必要性 1 沖縄の一般消費者の酒税負担を軽減する沖縄

平成 29 年度自動車取得税の軽減措置について 平成 29 年度の自動車取得税の軽減措置について 次のとおり変更がありました 平成 29 年 4 月岐阜県 エコカー減税 及び 中古車の取得に係る課税標準の特例措置 の対象範囲を平成 32 年度燃費基準の下で見直し 政策インセンティブ機能を強化した上で

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

て 1.6 兆円程度の減税措置を講じることになります なお このうち 昨年 10 月に消費税率引上 げに伴う対応として決定した税制措置による減収額は 国 地方合わせて 1 兆円程度になります ( 参考 ) 平成 26 年度の税制改正 ( 内国税関係 ) による増減収見込額 ( 単位 : 億円 ) 改

2 一般会計予算案の構成の概要 ⑴ 一般会計予算案のうち主な歳入の説明 Ⅰ 県 区 税 分 平成 31 年度予算案 平成 30 年度予算額 比 ( 単位百万円 ) 較 増減額増減率 % 県 民 税 57,320 59,877 2, 法人県民税 3,670 3, 個人

< 新車新規登録等時における自動車重量税の税額 > 平成 30 年 5 月 1 日以降に新車新規登録をする乗用車 ( 軽自動車及びハイブリッド自動車を除く ) については 排ガス規制要件を満たし かつ平成 27 年度燃費基準 +10% を達成している車両については 納付すべき税額がとなります 1.

要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

平成 29 年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について ( 平成 28 年 8 月 2 日閣議了解 ) の骨子 平成 29 年度予算は 基本方針 2016 を踏まえ 引き続き 基本方針 2015 で示された 経済 財政再生計画 の枠組みの下 手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組む 歳出

H29租特評価書「産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置の延長」

Microsoft Word - 【H27】改正概要  doc

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概算要求基準等の推移

社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行う ための消費税法等の一部を改正する等の法律案要綱 資料 2-1 一趣旨 ( 第 1 条関係 ) この法律は 世代間及び世代内の公平性が確保された社会保障制度を構築することにより支え合う社会を回復することが我が国が直面する重要な課題であることに鑑

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

資料9

平成21年度税制改正について

自動車取得税の 税率の特例 ( 法附則第 12 条の 2 の 2 第 12 条の 2 の 3 第 12 条の 2 の 5) 電気自動車 ( 燃料電池自動車を含む ) 天然ガス自動車 対象車両新車中古車 平成 30 年排出ガス規制適合又は平成 21 年排出ガス規制 NOx10% 以上低減 プラグインハ

(0830時点)PR版

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について

表1.eps

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要望の内容平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名車体課税の抜本的見直し ( 経済産業省製造産業局自動車課 ) 税 自動車重量税目 ( 自動車重量税法全文 自動車重量税法施行令全文 自動車重量税法施行規則全文 租税特別措置法第 90 条の 12 自動車重量譲与税法全文 自動車重量譲与税法施行規則全文 ) 平成 28 年度与党税政改正大綱等を踏まえ 以下の要望を行う 自動車取得税については 消費税率 10% への引き上げ時に廃止が決まっていたが 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 ( 平成 28 年 8 月 24 日閣議決定 ) を踏まえ 平成 29 年 3 月 31 日に期限切れを迎えるエコカー減税について 対象を重点化し 平成 28 年度与党税制改正大綱で決定していた環境性能割の課税水準と同等に負担を軽減及び簡素化した上で延長する また 中古車特例については現行制度のまま延長する 自動車税及び軽自動車税のグリーン化特例 ( 軽課 ) については 現行制度のまま継続 延長する 自動車重量税のエコカー減税については 基本構造を恒久化する 当分の間税率 ( 旧暫定税率 ) の廃止を前提としつつ さらなるユーザー負担の軽減 簡素化 グリーンを図る エコカー減税について 自動車取得税同様に 負担を環境性能割の課税水準と同程度に軽減する 自動車税については 排気量に応じて税率の引下げ ( 排気量 1,000cc 以下の負担水準を軽自動車の 2 倍程度にする等 ) 初年度月割課税の廃止を行う 平成 30 年排出ガス規制の導入に伴い 必要な措置を講ずる 平年度の減収見込額 精査中 ( 制度自体の減収額 ) ( 百万円 ) ( 改正増減収額 ) ( 百万円 ) 15-1

新設 拡充又は延長を必要とする理由15-2 ⑴ 政策目的 1 平成 28 年度与党税政改正大綱等を踏まえ 以下の要望を行う 自動車取得税については 消費税率 10% への引き上げ時に廃止が決まっていたが 消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置 ( 平成 28 年 8 月 24 日閣議決定 ) を踏まえ 平成 29 年 3 月 31 日に期限切れを迎えるエコカー減税について 対象を重点化し 平成 28 年度与党税制改正大綱で決定していた環境性能割の課税水準と同等に負担を軽減及び簡素化した上で延長する また 中古車特例については現行制度のまま延長する 自動車税及び軽自動車税のグリーン化特例 ( 軽課 ) については 現行制度のまま継続 延長する 自動車重量税のエコカー減税については 基本構造を恒久化する 当分の間税率 ( 旧暫定税率 ) の廃止を前提としつつ さらなるユーザー負担の軽減 簡素化 グリーンを図る エコカー減税について 自動車取得税同様に 負担を環境性能割の課税水準と同程度に軽減する 自動車税については 排気量に応じて税率の引下げ ( 排気量 1,000cc 以下の負担水準を軽自動車の 2 倍程度にする等 ) 初年度月割課税の廃止を行う 平成 30 年排出ガス規制の導入に伴い 必要な措置を講ずる 2 自動車市場の拡大を通じて自動車産業ひいては日本経済全体の活性化を図るため 簡素化 ユーザー負担軽減による国内市場の活性化 国内の産業 雇用基盤の維持 強化 環境対策の促進を行い 税制の簡素化 より一層のユーザー負担の軽減 グリーン化を可能とする 恒久措置を含む車体課税の抜本的な見直しを行い 車体課税の複雑かつ過大な負担等による自動車需要の落ち込みと日本経済への悪影響を回避する 3 気候変動 環境 エネルギー制約に対応するため 次世代自動車をはじめとする環境性能に優れた自動車の普及促進を図る 特に次世代自動車は 我が国自動車産業が先行して開発 市場投入しており 有望な成長分野であるため その普及拡大により更なる競争力強化を図る ⑵ 施策の必要性 1 自動車取得税及び自動車重量税については 税制抜本改革法第 7 条第 1 号カにおいて 国及び地方を通じた関連税制の在り方の見直しを行い 安定的な財源を確保した上で 地方財政にも配慮しつつ 簡素化 負担の軽減 グリーン化を図る観点から見直しを行うこととされているところ また 平成 28 年度与党税制改正大綱において 消費税率 10% への引上げの前後にお

ける駆け込み需要及び反動減の動向 自動車をめぐるグローバルな環境 登録車と軽自動車との課税のバランス 自動車に係る行政サービス等を踏まえ 簡素化 自動車ユーザーの負担の軽減 グリーン化を図る観点から 平成 29 年度税制改正において 安定的な財源を確保し 地方財政に影響を与えないよう配慮しつつ 自動車の保有に係る税負担の軽減に関し総合的な検討を行い 必要な措置を講ずる とされている 消費税の 10% への引上げは平成 31 年 10 月 1 日まで延期になったが 以下に記載している通り 自動車需要が日本経済に与える影響力の大きさを鑑み 低迷する国内販売 生産の底上げに資する対策が必要 2 国内自動車市場はバブル期をピークに縮小しており (1990 年度 :780 万台 2014 年度 :530 万台 2015 年度 :494 万台 ) 2014 年度は消費税 8% への引上げの影響により前年度と比べて大きく減少 また 2015 年度も不透明な景気情勢や漸進な円高の中 引き続き減少が続いた 2014 年 4 月以降 28 ヶ月中 25 ヶ月で対前年同月比マイナスを記録し 特に軽自動車は 2015 年 1 月以降 19 ヶ月連続で対前年同月比マイナスが続いている (2016 年 7 月現在 ) 一方で 自動車産業は裾野が広く 関連産業を含めて 500 万人超 ( 全就業人口の約 1 割 ) の雇用を生み出し 自動車製造業の出荷額は主要製造業の約 2 割 ( 約 53 兆円 ) を占めるなど他産業への生産波及効果も大きい基幹産業 国内販売 生産台数の低迷は国内の雇用や生産基盤の維持を困難にし 中小企業 地方経済を含む日本経済全体に大きな影響を与える 3 自動車は消費者の経済 社会活動を支える生活必需品であるが 保有段階で自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の2つの税が課されているため 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が多い地方ほど負担が重い 複雑かつ過大な負担は 自動車ユーザーの車離れ 国内市場低迷の一因となっている 4 エコカー減税 ( 自動車取得税 ) とグリーン化特例 ( 自動車税 軽自動車税 ) は平成 29 年 3 月 31 日 エコカー減税 ( 自動車重量税 ) は4 月 30 日が期限となっている これまでの優遇税制により 自動車の燃費等は着実に向上したが 気候変動 環境 エネルギー制約に対応するため 不透明な景気情勢や漸進な円高という経済情勢にも配慮しつつ 引き続き 次世代自動車をはじめとする環境性能に優れた自動車の普及促進が重要 特に環境性能に優れた次世代自動車は 我が国自動車産業が先行して開発 市場投入しており 有望な成長分野 更なる競争力強化を図るため こうした環境性能に優れた自動車の一層の普及拡大が必要 低迷する国内販売 生産の底上げのため 上記考えに基づき 税制の簡素化 より一層のユーザー負担の軽減 グリーン化を可能とする 恒久的措置を含む車体課税の抜本的な見直しが必要 15-3

今回の要望に関連する事項15-4 合理性政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 1. 経済産業 1-1 経済基盤 1 平成 26 年度 平成 27 年度及び平成 28 年度与党税制改正大綱等に基づき 自動車取得税の消費税 10% 時点での廃止や環境性能課税及びエコカー減税 グリーン化特例のグリーン化 自動車の保有に係る税負担の軽減などを実現 2 自動車市場の拡大を通じて自動車産業ひいては日本経済全体の活性化を図る 3 環境性能に優れた自動車の普及促進のため 2030 年までに新車販売に占める次世代自動車の割合を 5~7 割とすることを目指す ( 関連する閣議決定等 ) 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 21 年法律 13 号 ) 附則第 104 条第 3 項四自動車関係諸税については 簡素化を図るとともに 厳しい財政事情 環境に与える影響等を踏まえつつ 税制の在り方及び暫定税率 ( 租税特別措置法及び地方税法 ( 昭和二十五年法律第二百二十六号 ) 附則に基づく特例による税率をいう ) を含む税率の在り方を総合的に見直し 負担の軽減を検討すること 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 ) 自動車取得税及び自動車重量税については 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国及び地方を通じた関連税制のあり方の見直しを行い 安定的な財源を確保した上で 地方財政にも配慮しつつ 簡素化 負担の軽減 グリーン化の観点から 見直しを行う 社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律案 ( 議員修正後 ) ( 税制に関する抜本的な改革及び関連する諸施策に関する措置 ) 第七条カ自動車取得税及び自動車重量税については 国及び地方を通じた関連税制の在り方の見直しを行い 安定的な財源を確保した上で 地方財政にも配慮しつつ 簡素化 負担の軽減及びグリーン化 ( 環境への負荷の低減に資するための施策をいう ) の観点から 見直しを行う 社会保障 税一体改革に関する三党実務者間会合合意文書 ( 平成 24 年 6 月 15 日 ) 自動車取得税及び自動車重量税については 第 7 条第 1 号ワ ( 法案修正後はカ ) の規定に沿って抜本的見直しを行うこととし 消費税率 ( 国 地方 ) の 8% への引上げ時までに結論を得る 民間投資活性化等のための税制改正大綱 ( 平成 25 年 10 月 ) 自動車取得税及び自動車重量税については 経済情勢に配慮する観点から 消費税率引上げの前後における駆け込み需

要及び反動減の緩和も視野に入れ 税制抜本改革法第 7 条第 1 号カに基づき 国及び地方を通じた関連税制の在り方の見直しを行い 安定的な財源を確保した上で 地方財政にも配慮しつつ 簡素化 負担の軽減 グリーン化を図る観点から 見直しを行う 平成 27 年度与党税制改正大綱 ( 平成 26 年 12 月 ) 平成 26 年度与党税制改正大綱等における消費税率 10% 段階の車体課税の見直しについては 平成 28 年度以後の税制改正において具体的な結論を得る 自動車取得税及び自動車重量税に係るエコカー減税については 燃費基準の移行を円滑に進めるとともに 足下の自動車の消費を喚起することにも配慮し 経過的な措置として 平成 32 年度燃費基準への単純な置き換えを行うとともに 現行の平成 27 年度燃費基準によるエコカー減税対象車の一部を 引き続き減税対象とする等の措置を講ずる 自動車重量税については 消費税率 10% への引上げ時の環境性能割の導入にあわせ エコカー減税の対象範囲を 平成 32 年度燃費基準の下で 政策インセンティブ機能を回復する観点から見直すとともに 基本構造を恒久化する また 平成 25 年度及び平成 26 年度与党税制改正大綱に則り 原因者負担 受益者負担の性格等を踏まえる 軽自動車税については 一定の環境性能を有する四輪車等について その燃費性能に応じたグリーン化特例 ( 軽課 ) を導入する この特例については 自動車税 軽自動車税における環境性能割の導入の際に自動車税のグリーン化特例 ( 軽課 ) とあわせて見直す また 二輪車等の税率引上げについて 適用開始を 1 年間延期し 平成 28 年度分からとする なお 消費税率 10% 段階の車体課税の見直しにおいては 税制抜本改革法第 7 条に沿いつつ 自動車をめぐるグローバルな環境や課税のバランス 自動車に係る行政サービス等を踏まえた議論を行う 平成 28 年度与党税制改正大綱 ( 平成 27 年 12 月 ) 自動車取得税については 平成 26 年度与党税制改正大綱等を踏まえ 消費税率 10% への引上げ時である平成 29 年 4 月 1 日に廃止するとともに 自動車税及び軽自動車税において 自動車取得税のグリーン化機能を維持 強化する環境性能割をそれぞれ平成 29 年 4 月 1 日から導入する 環境性能割においては 税率区分として平成 32 年度燃費基準を用いるとともに 平成 27 年度燃費基準も一部用いることとし 自動車の消費を喚起するとともに 自動車取得税の廃止と環境性能割の導入を通じた負担の軽減を図る 環境性能割の税率区分については 技術開発の動向や地方財政への影響等を踏まえ 2 年毎に見直しを行う 平成 27 年度末で期限切れを迎える自動車税のグリーン化特例 ( 軽課 ) については 基準の切り替えと重点化を行った上で 1 年間延長する また 同じく平成 27 年度末で期限切れを迎える軽自動車税のグリーン化特例 ( 軽課 ) については 1 年間延長する なお 環境性能割を導入する平成 29 年度以後の自動車税及び軽自動車税のグリーン化特例 ( 軽課 ) については 環境性能割を補完する制度であることを明確化した上で 平成 29 年度税制改正において具体的な結論を得る 自動車重量税に係るエコカー減税の見直しについては 燃費水準が年々向上していることを踏まえ 燃費性能がより優れた自動車の普及を継続的に促す構造を確立する観点から 平成 27 年度与党税制改正大綱に沿って検討を行い 平成 29 年度税制改正において具体的な結論を得る その際 累次の与 15-5

党税制改正大綱に則り 原因者負担 受益者負担としての性格等を踏まえる なお 消費税率 10% への引上げの前後における駆け込み需要及び反動減の動向 自動車をめぐるグローバルな環境 登録車と軽自動車との課税のバランス 自動車に係る行政サービス等を踏まえ 簡素化 自動車ユーザーの負担の軽減 グリーン化を図る観点から 平成 29 年度税制改正において 安定的な財源を確保し 地方財政に影響を与えないよう配慮しつつ 自動車の保有に係る税負担の軽減に関し総合的な検討を行い 必要な措置を講ずる 新成長戦略 ( 平成 22 年 6 月 ) 次世代自動車 ( エコカー等 ) の普及促進 購入補助や環境負荷に応じた税制上のインセンティブの付与 新車販売に占める次世代自動車の割合を最大で 50% に 日本再生戦略 ( 平成 24 年 7 月 ) 2020 年までに実現すべき成果目標として 新車販売に占める次世代自動車の割合を最大で 50% 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 ) 2030 年までに新車販売台数に占める次世代自動車の割合を 5 ~7 割とすることを目指す 平成 26 年度経済財政報告 ( 平成 26 年 7 月 ) 今回は 駆け込み需要と反動減を平準化させるための施策がとられた 具体的には 自動車販売に係る平準化措置として 消費税率引上げ後に自動車取得税の引下げやエコカー減税の拡充等の施策が実施されたが 前述のとおり 自動車販売の伸びは前回よりもかなり大きかった これは 既に取得税が免税 減税となっているエコカーの割合が自動車販売全体に占める割合が高かったことや エコカー減税の拡充等による負担軽減分が 消費税率引上げによる負担増加分に比べてかなり小さかったことから 平準化の効果が発揮されにくかったためと考えられる 日本再興戦略 2016( 平成 28 年 6 月 ) 10. 環境 エネルギー制約の克服と投資の拡大 KPI 2030 年までに乗用車の新販売占める次世代自動割合を 5~7 割とすることを目指す 新車販売に占める次世代自動の割合は 29.3 %(2015 年 ) 租税特別措置の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 国内自動車市場はバブル期をピークに縮小している 自動車市場の拡大を通じて自動車産業ひいては日本経済全体の活性化を図ることが必要 車体課税の複雑かつ過大な負担等による自動車需要の落ち込みと日本経済への悪影響を回避する 15-6

有効性< 国内自動車販売台数の推移 > 平成 23 年度 475 万台平成 24 年度 521 万台平成 25 年度 569 万台平成 26 年度 530 万台平成 27 年度 494 万台 エコカー減税等により 環境性能に優れた自動車の普及は進みつつあるものの 新車販売に占める次世代自動車の割合を 2020 年までに最大で 50% とすることを目指す という政府目標の達成に向け 更なる普及促進を図る必要がある < 新車販売台数に占める次世代自動車の割合 > 平成 23 年度 16% 平成 24 年度 21% 平成 25 年度 23% 平成 26 年度 24% 平成 27 年度 27% 国内の自動車販売台数は約 500 万台で推移しており これら自動車ユーザーの負担軽減となる 要 望 の 措 置 の 適用見込み < 国内自動車販売台数の推移 > 平成 22 年度 460 万台平成 23 年度 475 万台平成 24 年度 521 万台平成 25 年度 569 万台平成 26 年度 530 万台平成 27 年度 494 万台 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 自動車取得税及び自動車重量税については 税制抜本改革法第 7 条第 1 号カにおいて 国及び地方を通じた関連税制の在り方の見直しを行い 安定的な財源を確保した上で 地方財政にも配慮しつつ 簡素化 負担の軽減 グリーン化を図る観点から見直しを行うこととされており 平成 26 年度与党税制改正大綱において 自動車取得税の消費税 10% 時点での廃止や自動車税のグリーン化などを行うという方針が示され 平成 28 年度以後の税制改正で具体的な結論を得るとされている この方針の実現を図る エコカー減税 ( 平成 21 年度から措置 ) 等により 環境性能に優れた自動車の普及が進んでおり 税負担の軽減による効果は大きい 15-7

相当性実績と効果に関これまでの租税特別措置の適用連する事項< 新車販売に占めるエコカー減税対象車の割合 > 平成 22 年度 76.7% 平成 23 年度 81.9% 平成 24 年度 73.9% 平成 25 年度 82.5% 平成 26 年度 87.3% 平成 27 年度 (2 月まで ) 81.4% 当該要望項目以外の税制上の支援措置 予算上の措置等の要求内容及び金額 クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金 - 平成 28 年度予算額 :137 億円 - 電気自動車等の購入者に対し 車両価格の一部を補助環境 エネルギー制約への対応の観点から 優れた環境性能を有する電気自動車 プラグインハイブリッド自動車 クリーンディーゼル自動車等の普及促進を図る 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 税制改正要望の目的は自動車市場の拡大を通じて自動車産業ひいては日本経済全体の活性化を図るため 車体課税についてグリーン化を強化するとともに自動車取得税 自動車重量税の負担の軽減等の見直しを行い 車体課税の複雑かつ過大な負担等による自動車需要の落ち込みと日本経済への悪影響を回避しつつ 環境性能に優れた自動車の普及を進めることにある 一方で 上記補助金の目的は 環境性能に優れた自動車の中でも特に 従来車との価格差が大きい電気自動車 プラグイン ハイブリット自動車 クリーンディーゼル自動車等について 初期需要を促すために購入補助を行うものである 要望の措置の妥当性 租税特別措置の適用実績 自動車取得税及び自動車重量税については 税制抜本改革法第 7 条第 1 号カにおいて 国及び地方を通じた関連税制の在り方の見直しを行い 安定的な財源を確保した上で 地方財政にも配慮しつつ 簡素化 負担の軽減 グリーン化を図る観点から見直しを行うこととされているところ また 平成 28 年度与党税制改正大綱において 消費税率 10% への引上げの前後における駆け込み需要及び反動減の動向 自動車をめぐるグローバルな環境 登録車と軽自動車との課税のバランス 自動車に係る行政サービス等を踏まえ 簡素化 自動車ユーザーの負担の軽減 グリーン化を図る観点から 平成 29 年度税制改正において 安定的な財源を確保し 地方財政に影響を与えないよう配慮しつつ 自動車の保有に係る税負担の軽減に関し総合的な検討を行い 必要な措置を講ずる とされている < 新車販売に占めるエコカー減税対象車の割合 > 平成 22 年度 76.7% 平成 23 年度 81.9% 平成 24 年度 73.9% 平成 25 年度 82.5% 平成 26 年度 87.3% 15-8

平成 27 年度 (2 月まで ) 81.4% < エコカー減税 > 自動車重量税 ( 財務省試算 ) 平成 22 年度 724 億円平成 23 年度 1,018 億円平成 24 年度 347 億円平成 25 年度 440 億円平成 26 年度 720 億円平成 27 年度 610 億円 租特透明化法に基づく適用実態調査結果 租税特別措置の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 本措置の適用数量は想定以上に僅少ではなく また適用要件を満たす全ての自動車が対象であるため 特定の者に偏ってはいない 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 これまでの要望経緯 15-9