目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

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目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

12年~16年

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1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

1. 実施事業ごとにみた検証 検討 再構築にあたっては ごみ処理基本計画 ( 中間見直し ) に記載される実施事業ごとに実効性等を踏まえ (1) スケジュールの修正を要する実施事業 (2) 達成状況により目標値を改める実施事業 (3) 新たに取り組む実施事業 の 3 つに分け検証等を行いました (1

家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

〔表紙〕

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川口市環境基本計画 .indb

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新座市分別収集計画

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

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資料 4 平成 26 年報告書に提言された取組のうち 回収率目標達成アクションプラン以外の取組状況について 平成 29 年 12 月 4 日 経 済 産 業 省 環 境 省


このような周辺状況の変化に対応し 諸課題の解決を図るべく 基本法及び第三次循環型社会形成推進基本計画に沿って 廃棄物処理法やリサイクルの推進に係る諸法等に基づく制度の適切な実施と相まって 改めて大量生産 大量消費 大量廃棄型の従来の社会の在り方や国民のライフスタイルを見直し 社会における高度な物質循

第6章 その他ごみ処理に関し必要な事項


上牧町一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画概要版 平成 30(2018) 年 3 月 1. 計画策定の背景と目的 上牧町 ( 以下 本町 という ) では 一般廃棄物処理基本計画書 ( 見直し ) 平成 26(2014) 年 10 月 に則り 老朽化した焼却施設の稼働停止 それに伴う焼却処理の民間

< 目次 > Ⅰ さらなるごみの減量 資源化に向けた新たな施策の進め方 1 1 先行して実施する施策 1 2 引き続き検討していく施策 2 Ⅱ 先行して実施する施策の実施内容 3 1 ごみの減量 分別に関する広報 啓発の強化 3 2 ごみ収集回数の削減 5 Ⅲ 引き続き検討していく施策の検討項目 8

(1) 住民は有料化をどう考えているか 循環型社会の形成に関する世論調査 ( 内閣府平成 13 年 ) ごみ問題にどの程度関心があるか 非常に関心がある (32) ある程度関心がある (58) あまり関心がない (8) まったく関心がない わからない (2) ごみの有料化 に対してどのように思うか

Ⅰ 家庭ごみ有料化の目的                                                         

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第 4 回審議会 資料 4 H ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にあ

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)


答申

朝日町分別収集計画

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< 目次 > 飯山市の今後のごみ減量施策のあり方について答申 1 諮問書 ( 写し ) 6 答申資料編 7

Microsoft Word - あきる野市一般廃棄物処理基本計画 .doc

熊野市ごみ減量化市民行動計画 目次 1 はじめに 1 (1) 計画策定の背景と趣旨 1 (2) 熊野市のめざす姿 2 2 ごみ処理の現状 3 3 ごみ処理の課題 4 4 熊野市ごみ減量化市民行動計画について 5 5 市民 事業者 市の役割 6 (1) 市民の役割 6 (2) 事業者の役割 7 (3)

Microsoft Word _新亀岡市ごみ処理基本計画案

(3) 我が国の取り組み我が国は高度経済成長期以降 政府 自治体 民間企業 市民が協力し 収集 運搬 リサイクル 最終処分の適正化など 様々な取組を行ってきており エンドオブパイプ方式としての排出基準の設定や 他国に先駆けて3R( 廃棄物の発生抑制 (Reduce) 資源や製品の再使用(Reuse)

目 次 頁 1 ごみ減量のための ちばルール の改正の背景及び意義 2 2 循環型社会形成推進基本法での 発生抑制 の位置付け 3 3 一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画での 発生抑制 の位置付け 3 4 第 1 ステップ 5 つの施策事業実績 4 5 ごみ減量のための ちばルール 6 (1)

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本日の説明内容 1. グリーン購入法の概要 2. プレミアム基準策定ガイドライン

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【資料2】答申概要(案)

様式第8

城陽市ごみ処理基本計画 ( 概要版 ) 城陽市

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目 次 1. タムラグループの環境活動 1 2. グリーン調達基準 1 第 1 章総則 1 第 2 章取引先様への要求事項 3 第 3 章材料 部品等の選定基準 3 第 4 章取引先様への調査内容 4 附則 5

第 3 次十和田市ごみ減量行動計画 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 平成 29 年 10 月 十和田市

Taro-睦木電機の環境方針

設備立体図 リデュース 発生 排出抑制 リユース 再利用 1次熟成槽 リサイクル 予備混合機 再生利用 再資源化 発酵槽 生ごみ混合機 事務所 生ごみ混合機 機械設備 最大処理能力 設備概要 生ごみ 1 000kg 日 剪定枝 1 250kg 日 生ごみ混合機 1 軸混合型 2 670kg 日 発


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二フリーマーケットなどの推進家庭などにある不用品を再使用する意識を高めるため 市民参加によるフリーマーケット ( 不用品交換会 ) など 自主的なリサイクル活動の推進に努めます ホ表彰制度の創設 3Rに積極的に取り組んでいる家庭 地域 団体 事業所などを表彰し あわせてその内容を広く周知し 活動を支

さらなるごみの減量 資源化に向けた 新たな施策について 答申 平成 28 年 1 月 市川市廃棄物減量等推進審議会

目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

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Microsoft Word - 様式2-8 産廃処理計画



2 平成 29 年度の振返り 取組実績 (DO) ( 施策 28 ごみの減量と適正処理 ) 施策の成果向上に向けた主な取組実績 ( 基本的取組別に記載 ) R 推進によるごみの減量市報, 広報誌 ザ リサイクル, 出前講座等, 様々な媒体 機会を活用して, 市民や事業者への効果的なごみ減

参考資料2 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 2016年

家庭ごみ ( もえるごみ 粗大ごみ ) の有料化について ( 基本的な考え方 ) はじめに物の豊かさや人々の生活レベルが向上するにつれ ごみの種類や質も非常に多様化し ごみ量の増加や分別の徹底などにより ごみ処理費用に要する経費は年々増加しております また 地球温暖化や資源の枯渇などの問題と相まって

目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみの有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用の負担の公平化 3 3 ご

条例施行規則様式第 26 号 ( 第 46 条関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 平成 30 年 6 月日 長野県知事 様 提出者 住 所 東御市下之城畔 ( 法人にあっては 主たる事業所の所在地 ) 氏 名 川西保健衛生施設組合長花岡利夫 ( 法人にあっては 名称及び代

Microsoft PowerPoint 崎田委員

1 貴重な自然環境を継承するため 保全活動に取り組みます 指標目標の推移 指標目標 米代川やきみまち阪 風の松原などの豊かな自然を他に誇れると思う市民の割合 ( 市民意識調査 ) 松くい虫被害量 計画策定目標値 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H19 年度 (H

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様式第二号の二(第八条の四の四関係)

-20% 減量をめざして - (2) 年齢構成 年齢は 40~49 歳が最も多いですが 世代間の割合に大きな差はありま せん 図 2-5 年齢構成 60~69 歳 11.1% 50~59 歳 11.7% 70 歳以上 ~ 14.5% 40~49 歳 17.6% 0~9 歳 9.0% 10~19 歳

スライド 1

ごみ焼却施設の用地設定

平成 27 年度一般廃棄物処理等の概要 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 < 平成 27 年度実績 > ( 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部廃棄物対策課 )


Microsoft Word - ⑫A3両面注意第4章削減効果.doc

第3章 一般廃棄物

A. 1 管理責任者に変更がない場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者の住所 氏名 電話番号及び管理責任者に変更がない旨お知らせ下さい 2 管理責任者に変更がある場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者変更の旨お知らせいただき 30 日以内に 管理責任者選任届 を提出して下

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 令和元年 5 月 30 日 松山市長殿 提出者 住所 広島市中区中町 8 番 6 号 氏名 株式会社フジタ 広島支店 執行役員支店長安東則好 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみ有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用負担の公平化 3 3 ごみ有

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3Rエコポイントシステム促進のためのガイドライン

ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん

第1 機構・組織・人員及び予算

産業廃棄物の処理に係る管理体制に関する事項 ( 管理体制図 ) ゼロエミッション推進体制 ( 第 2 面 ) 滋賀水口工場長 定期会議事務局会議 1 回 /W 担当者会議 1 回 /M 推進報告会 1 回 /2M 推進責任者 : 工務安全環境部長 実行責任者 : 安全環境課長 事務局 中間膜製造部機

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 5 月 18 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県三原市須波 1 丁目 23-8 藤井建設 代表取締役藤井啓文 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号 (08

提案仕様書

2. 池田市にせまる ごみ問題 (1) 市民の協力 と 制度の導入 でごみ減量に成果 池田市では 持続可能な循環型社会をめざし 市民の協力のもと様々な施策を進めてきました 平成 15 年度の審議会第 1 次答申では ごみの有料化策が示され ごみ指定袋制度の導入やトレイなどの資源分別品目を増やすなど

Microsoft Word - ①表紙

新ごみ処理施設の整備に向けた 施設整備の基本方針 資料 施設整備の基本方針 ( 案 ) (1) 施設整備の目的泉佐野市田尻町清掃施設組合 ( 以下 本組合 という ) 及び熊取町では 泉佐野市 田尻町及び熊取町から発生する一般廃棄物 ( ごみ及びし尿処理汚泥 ) を泉佐野市田尻町清掃施

Transcription:

Ⅵ 循環型社会の構築 生産や消費に伴う廃棄物の発生を抑制し 再使用 再生利用等により資源を有効に利用します 現状と課題現代の大量生産 大量消費 大量廃棄型の社会は 地球温暖化など地球環境にさまざまな負荷を与えており 廃棄物対策は 負荷の軽減を促進する上で 重要な課題となっています 我が国では 天然資源の消費が抑制され 環境への負荷の低減が図られた循環型社会を形成するため 平成 12 年 (2000 年 )6 月に 循環型社会形成推進基本法 が制定されました 同法では 第一に廃棄物等の発生抑制 ( リデュース ) 第二に使用済み製品 部品等の再使用 ( リユース ) 第三に回収されたものを原材料として利用する再生利用( マテリアルリサイクル ) 第四に熱回収( サーマルリサイクル ) を行い それでも利用できないものは適正な処分を行うこととされています 鎌倉市では 大気環境への負荷低減などのため 家庭で不用になった 廃棄物 ( ごみ ) のうち 燃やすごみ を減らす ごみ半減都市宣言 を平成 8 年 (1996 年 )11 月に行いました 平成 9 年 (1997 年 ) からは 家庭からの廃棄物のうち 飲食用カン ビン 植木剪定材 紙類 布類の分別 また 平成 12 年 (2000 年 ) からペットボトル 平成 17 年 (2005 年 )10 月から容器包装プラスチックの分別 平成 19 年 (2007 年 )4 月からは使用済み食用油の資源化など さまざまな分別収集 資源化を行っており 廃棄物の再生利用をすすめてきました 鎌倉市は 市民の方々のご理解とご協力のもと 環境省が資源化率の順位を発表した平成 16 年度から5 年連続で 資源化率日本一 ( 人口 10 万人以上の都市 ) を記録しました 今後は 事業所 家庭等において 各々が廃棄物の排出を少なくするよう工夫することで まず廃棄物の発生自体を抑制し さらに再使用 再生利用を促進することで 循環型社会の構築をめざします ごみ 資源物の総排出量等の推移 総排出量 資源化量 一人当りの排出量 80,000 500 70,000 450 60,000 400 350 50,000 300 40,000 250 30,000 200 20,000 150 100 10,000 50 0 0 平成 15 平成 16 平成 17 平成 18 平成 19 平成 20 ( 年度 ) 80 資料 : 環境部事業概要 総排出量 資源化量 (t) 一人当りの排出量 (kg)

目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ5% 削減維持 現在 第 2 次鎌倉市一般廃棄物処理基本計画ごみ処理基本計画の中間見直しを行っています このため今後 目標数値等を変更する場合があります 施策の体系 1 廃棄物の発生抑制 再使用 再生利用の促進 最適生産 最適消費 最小廃棄という循環型社会へ向けた施策の発信 市民 滞在者 事業者 市との協働によるゼロ ウェイスト社会の形成 2 再生資源利用製品 材料の選択促進 再生資源利用製品 材料の選択促進 グリーン購入の推進 ごみ 資源物の分別 ごみ燃やすごみ 燃えないごみ 危険 有害ごみ 粗大ごみ 資源物飲食用カン ビン ペットボトル 容器包装プラスチック 植木剪定材 紙類 布類 使用済み食用油 *3R( スリーアール ) 循環型社会をつくるための取組と その優先順位を表した言葉で それぞれの頭文字をとって3R といいます Reduce( リテ ュース ) 発生抑制 Reuse( リユース ) 再使用 Recycle( リサイクル ) ) 再生利用 かまくら 3R 推進マスコットキャラクター 3R 普及啓発の実績 実施回数 延べ参加人数 学校等への環境教育 27 回 2,292 人 自治会町内会への説明会 38 回 1,477 人 視察 見学会の実施 13 回 229 人資料 : 鎌倉市 ( 平成 21 年度統計 ) 81

施策の展開 1 廃棄物の発生抑制 再使用 再生利用の促進 内は各施策の進捗指標 事業名各主体の役割と施策担当課 1 最適生産 最適 消費 最小廃棄 という循環型社 会へ向けた施 策の発信 市 ごみの発生抑制のため 資源の再使用 再生利用を促進します 廃棄物減量化及び資源化計画書の提出などにより 事業者のご みの減量化 資源化 適正処理を推進します 事業系ごみの総排出量 減量化及び資源化計画書提 出事業者からの一般廃棄物排出量 資源化量 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律に係る届出に基 建築指導課 づき 事業者に再生資源の十分な利用及び廃棄物の減量などを実 施させることにより 資源の有効な利用の確保及び廃棄物の適正 な処理を推進します 生ごみ処理機購入費助成制度 により 家庭から排出されるごみ の減量化 資源化を促進します ごみの総排出量 ごみの焼却量 処理手数料の改定 家庭系ごみの有料化など ごみの減量化 資 源化に寄与する経済的手法の活用を検討します ごみの総排出量 ごみの資源化率 ごみの焼却量 一般廃棄物の分別 回収 資源化システムを整備します 飲食用 カン ビン ペットボトル 容器包装プラスチック 植木剪定材 紙類 布類に加え 生ごみの資源化を検討します ごみの総排出量 ごみの資源化率 ごみの焼却量 学校等への環境教育 説明会 印刷物やホームページなどを通じ て 循環型社会の形成の必要性や市民 事業者 滞在者の役割を 啓発します 啓発活動実施回数 図書リサイクルなど 資源の再使用 再利用を促進します 公共建築物に係る維持保全システムを構築し 効率的で適正な維 中央図書館 建築住宅課 持管理及びライフサイクルコストを考慮した設計により 施設の長 寿命化を図ります 82

2 市民 滞在者 事業者 市との協働によるゼロ ウェイスト社会の形成 市民 第 4 章計画における環境施策 ごみを持ち込まない ごみを出さない ライフスタイルを実践し ごみの減量化 資源化に努めます 家庭系ごみの総排出量と資源化率 3R 推進事業団体 に登録し 自治会町内会で循環型社会の形 成に取り組みます 3R 推進事業団体登録数 廃棄物減量化等推進員になった市民を中心に自ら活動します 事業者 滞在者 市 廃棄物減量化等推進員に協力するとともに 自ら活動します 環境マネジメントシステムや減量化及び資源化計画書などを活用しながら ごみを作らない ごみを出さない 事業活動を実践し ごみの発生抑制や減量化 資源化に努めます 事業系ごみの総排出量 減量化及び資源化計画書提出事業者からの一般廃棄物排出量 資源化量 過剰包装を断ることやごみの分別により ごみの発生抑制や減量化 資源化に協力します 3R 推進事業奨励金交付制度 により 自治会町内会における循環型社会形成への取り組みを支援します 3R 推進事業団体登録数 市民 事業者からなる廃棄物減量化等推進員と協働して 全市的なごみの発生抑制や減量化 資源化をすすめます エコオフィス化の一環として市の活動におけるごみの発生を抑制します エコオフィス化の一環として市が購入する物品や資材は永く使えるものを選択します 市の施設で発生する廃棄物について 分別システムを徹底し リサイクルを推進します 83

2 再生資源利用製品 材料の選択促進 内は各施策の進捗指標 事業名各主体の役割と施策担当課 1 再生資源利用 製品 材料の選 市民 再生資源利用製品を積極的に購入します 事業者 再生資源利用製品 材料の販売 購入 利用を推進します 択推進市 市では エコオフィス化の一環として再生資源利用製品 材料を購 入し 利用します 再生資源利用製品 材料の選択を促すよう啓発します 2 グリーン購入の 市民 グリーン購入適合商品をはじめとした再生資源利用製品 材料を 推進 購入し 利用します 事業者 グリーン購入適合商品をはじめとした再生資源利用製品 材料を 市 購入し 利用します 市では エコオフィス化の一環としてグリーン購入適合商品をはじめとした再生資源利用製品 材料を購入し 利用します グリーン購入基本方針 調達方針調達率 市民 事業者へグリーン購入の情報を提供します 国の施策等 循環型社会形成推進基本法に基づき 第 2 次循環型社会形成推進基本計画 を策定 ( 平成 20 年 3 月 ) し 低炭素社会や自然共生社会との統合的取組 3R に関する国 県の施策等 神奈川県廃棄物処理計画 ( 平成 20 年 3 月改定 20~24 年度までの計画 ) に基づき 市町村との循環型社会形成に向けた協働 連携 民運動 循環型社会ビジネスの振興 3R の仕組みの充実や技術等の高度化等の実施 循環型社会の形成のために 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 資源の有効な利用の促進に関する法律 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律 特定家庭用機器再商品化法 建設工事に係る資源の再資源化等に関する法律 食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律 ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法等を整備し 規制 指導 誘導 消費者基本計画 ( 平成 17 年 4 月閣議決定 ) に基づく施策の推進 国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律によるグリーン購入の推進 84

主な環境施策 市民 事業者と連携した廃棄物の発生抑制 減量化 資源化 ~ 循環型社会の形成に向けて~ 天然資源やエネルギーの消費を抑制し 環境への負荷を低減するために循環型社会を形成することが重要な課題となっています 循環型社会の形成のために 市民 事業者 行政が協働して廃棄物の発生抑制 循環資源の再使用 再生利用を推進することにより 廃棄物のさらなる減量化 資源化を図りつつ 安定的で着実なごみ処理を行っていくことが大切です 具体的には 以下の方針に沿って事業を推進していきます 循環型社会の形成に向けた施策の方針 廃棄物の発生抑制 ライフスタイルの見直しや生産販売者への呼びかけ 市民 事業者 滞在者 行政による協働 連携体制の強化 家庭系ごみ有料化の検討 循環資源の再使用 再生利用 従来のごみの減量化 資源化事業のさらなる推進 生ごみの資源化等の推進 廃棄物の適正処理 技術的進歩や社会情勢に注視した 本市に適したごみ処理行政の構築 広域的なごみ処理体制の確立 処理コストの削減 市民サービスの向上 安 全面を考慮した民間活力の活用 85