Ⅰ 第 39 週の発生動向 (2018/9/24~2018/9/30) 1. 手足口病については 五所川原保健所管内で警報が継続しています むつ保健所管内で警報が解除されまし 2. 咽頭結膜熱については 県全体の点り報が過去 5 年間の同時期と比較してやや多い状態です Ⅱ 第 39 週五類感染症点把握 記載データは 速報値です 青森県内の保健所管内 点 ( 医療機関 ) 警報 注意報については青森県の感染症発生状況 TOP ページをご覧ください 小児科内科インフルエンザ - - - - - - - - - - - - - - 0 小児科 眼科 基幹 Weekly Report on Aomori Prefecture Infectious Disease 青森県感染症発生情報 (2018 年第 39 週 ) 発行青森県感染症情報センター (2018 年 10 月 4 日 ) ( 青森県環境保健センター : 担当微生物部 ) TEL 017-736-5411 FAX 017-736-5419 http://www.pref.aomori.lg.jp/welfare/health/infection-survei.html 東青中南三八西北上北下北前週から ( 東地方 + 青森市保健所 ) ( ( 三戸地方 + 青森県計弘前保健所 ) の増減八戸市保健所 ) 人 / 点人 / 点人 / 点人 / 点人 / 点人 / 点人 / 点 RS ウイルス感染症 4 5 0.56 13 1.30 2 3 2 29 0.69-21 咽頭結膜熱 - - - - 3 0.30 3 0.60 - - - - 6 0.14 0 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1 0.13 - - 9 0.90 - - 2 0.33 2 14 0.33-9 感染性胃腸炎 15 1.88 10 1.11 23 2.30 11 2.20 2 0.33 7 1.75 68 1.62-4 1 0.13 5 0.56 2 - - 1 0.17 1 0.25 10 0.24 7 手足口病 15 1.88 3 0.33 3 0.30 14 2.80 7 1.17 5 1.25 47 1.12-21 伝染性紅斑 5 0.63 - - - - - - - - 1 0.25 6 0.14 1 突発性発しん - - 3 0.33 11 1.10 - - 1 0.17 - - 15 0.36 4 ヘルパンギーナ 7 0.88 1 0.11 1 - - 4 0.67 2 15 0.36-14 流行性耳下腺炎 - - 1 0.11 1 - - 8 1.33 - - 10 0.24-4 急性出血性結膜炎 - - - - - - - - - - - - - - 0 流行性角結膜炎 - - - - - - 1 - - - - 1 0.09-4 感染性胃腸炎 ( ロタウイルス ) - - - - - - - - - - - - - - 0 クラミジア肺炎 - - - - - - - - - - - - - - 0 細菌性髄膜炎 - - - - - - - - - - - - - - 0 マイコプラズマ肺炎 - - - - - - - - - - 1 1 0.17-4 無菌性髄膜炎 - - - - 1 - - - - - - 1 0.17 1 は警報 は注意報 空欄 : 患者報無し レジオネラ症は レジオネラ ニューモフィラを代表とするレジオネラ属菌による細菌感染症で その病型は劇症型のレジオネラ肺炎と一過性のポンティアック熱があります レジオネラ肺炎は 全身倦怠感 頭痛 食欲不振 筋肉痛などの症状に始まり 発熱 咳 胸痛 呼吸困難がみられ 意識障害 中枢神経系の症状や下痢も特徴とされます ポンティアック熱は 発熱 悪寒 筋肉痛などの症状がみられますが 自然に治癒します レジオネラ属菌は もともと土壌や水環境に普通に存在する細菌ですが 噴水や加湿器等のエアロゾルが発生する人工環境や循環水を利用し風呂などが屋内外に多くなっていることが感染する機会を増やしているものと考えられています レジオネラ症 ( 四類全把握対象疾患 ) 図 : 青森県のレジオネラ症患者性別年齢分布 (2008 年 ~2017 年 ) 本県における 2008 年から 2017 年までの報では 男性が多く ( 男性 40 人 女性 9 人 ) 年齢層別では 50 歳以上が大半を占めています ( 図 ) 免疫機能が低下している人はレジオネラ肺炎を起こす危険性が高く 高齢者や新生児のみならず 大酒家 喫煙者 透析患者 移植患者などの方は 注意が必要です 詳しい情報はこちらをご覧ください レジオネラ症 Q&A( 厚生労働省 HP) 患者報 14 12 10 8 6 4 2 0 男性 女性 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 年齢群
Ⅲ 全把握対象疾患 結核 ( 二類全把握対象疾患 ): 青森市 1 人 上十三 1 人 (2018 年計 :146 人 ) 腸管出血性大腸菌感染症 ( 三類全把握対象疾患 ): 五所川原 1 人 (2018 年計 :30 人 ) 梅毒 ( 五類全把握対象疾患 ): 弘前 1 人 八戸市 2 人 (2018 年計 :28 人 ) 百日咳 ( 五類全把握対象疾患 ): むつ1 人 (2018 年計 :42 人 ) Ⅳ 病原体検出情報 ( ) 内は 検査材料及び検体採取日です 報はありませんでし Ⅴ 保健所管内別全把握対象疾患発生状況 (2018 年第 36 週 ~2018 年第 39 週 ) 週 期間 東青中南三八西北上北下北 ( 東地方保健所 + 青森市保健所 ) ( 弘前保健所 ) ( 三戸地方保健所 + 八戸市保健所 ) 36 H30.9.3 ~ H30.9.9 侵襲性肺炎球菌感染症 1 人 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 1 人 37 H30.9.10 ~ H30.9.16 レジオネラ症 1 人 侵襲性肺炎球菌感染症 1 人百日咳 3 人 38 H30.9.17 ~ H30.9.23 百日咳 3 人 腸管出血性大腸菌感染症 1 人 39 H30.9.24 ~ H30.9.30 梅毒 1 人梅毒 2 人 腸管出血性大腸菌感染症 1 人 第 38 週に弘前保健所管内で百日咳 1 例の届け出がありましので追加しまし Ⅵ 結核 ( 二類全把握対象疾患 ) (2018 年第 36 週 ~2018 年第 39 週 ) ( 人 ) 週 期間 東青中南三八西北上北下北 ( 東地方保健所 + 青森市保健所 ) ( 弘前保健所 ) ( 三戸地方保健所 + 八戸市保健所 ) 36 H30.9.3 ~ H30.9.9 1 1 2 2 37 H30.9.10 ~ H30.9.16 1 38 H30.9.17 ~ H30.9.23 2 1 39 H30.9.24 ~ H30.9.30 1 1 第 35 週に八戸市保健所管内で結核 1 名届け出がありましので追加しまし
Ⅶ 全把握対象疾患発生状況 ( 全国 - 青森県 ) ( 注 : 発生状況は速報値であり 国内で届出のあっ疾患のみを掲載しています ) 全国 (2018 年第 1 週 ~2018 年第 38 週までの累計 ) 分類二類三類三類三類三類三類四類四類四類四類 結核コレラ細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 腸チフスパラチフス E 型肝炎 A 型肝炎 エキノコックス症 オウム病 累積報 15660 3 117 3117 22 17 324 765 9 5 分類四類四類四類四類四類四類四類四類四類四類 回帰熱 Q 熱 コクシジオイデス症 重症熱性血小板減少症候群 ダニ媒介脳炎 チクングニア熱 つつが虫病デング熱日本紅斑熱ブルセラ症 累積報 5 3 2 62 1 3 98 130 193 3 分類四類四類四類四類四類四類五類五類五類五類 ボツリヌス症マラリアライム病類鼻疽 レジオネラ症 レプトスピラ症 アメーバ赤痢 ウイルス性肝炎 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 急性弛緩性麻痺 累積報 2 38 9 2 1440 14 604 168 1472 38 分類五類五類五類五類五類五類五類五類五類五類 急性脳炎 クリプトスポリジウム症 クロイツフェルト ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 ジアルジア症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 侵襲性髄膜炎菌感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 ( 入院例 ) 累積報 507 11 153 517 946 55 354 28 2406 315 分類五類五類五類五類五類五類五類五類 梅毒 播種性クリプトコックス症 破傷風 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 百日咳風しん麻しん 薬剤耐性アシネトバクター感染症 累積報 4935 134 84 55 6571 770 209 16 青森県 (2018 年第 1 週 ~2018 年第 39 週までの累計 ) 2 分類二類三類三類四類四類四類四類五類五類五類 結核細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 E 型肝炎 A 型肝炎つつが虫病 レジオネラ症 アメーバ赤痢 カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症 急性脳炎 累積報 146 3 30 1 1 4 6 2 19 1 分類五類五類五類五類五類五類五類五類五類五類 クロイツフェルト ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 侵襲性インフルエンザ菌感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 ( 入院例 ) 梅毒 播種性クリプトコックス症 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 累積報 3 4 4 1 12 4 28 1 4 42 百日咳 Ⅷ インフルエンザ 小児科点把握対象疾患週別推移 (2018 年第 39 週 だし全国は前週 ) 6 インフルエンザ RS ウイルス感染症 咽頭結膜熱 5 点 4 3 り報 2 2.50 点 り報 点当 0.60 り報 1
5.00 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 1 感染性胃腸炎 点当 り報 1 点 8.00 6.00 り報 点当 0.60 り報 1 手足口病 伝染性紅斑 突発性発しん 8.00 点当 6.00 点当 0.30 点当 0.60 り報 り報 り報 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 点 り報 1.20 点当 0.90 り報 0.60 0.30 Ⅸ 眼科点把握対象疾患週別推移 (2018 年第 39 週 だし全国は前週 ) 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 0.15 点 り報 1.20 点当 0.90 り報 0.60 0.05 0.30
Ⅹ 基幹点把握対象疾患週別推移 (2018 年第 39 週 だし全国は前週 ) ロタウイルス クラミジア肺炎 細菌性髄膜炎 点り 報 0.08 点 0.06 り報 0.04 0.02 点当 0.30 り報 マイコプラズマ肺炎 無菌性髄膜炎 2.50 点 り報 点当 0.30 り報 Ⅺ 社会福祉施設等における感染性胃腸炎 ( 疑い含む ) の発生状況 社会福祉施設等における感染症等発生時に係る報について ( 平成 18 年 2 月 22 日付け厚生労働省健康局長 医薬食品局長 雇用均等 児童家庭局長 社会 援護局長通知 ) に基づく 青森県内の社会福祉施設等における感染性胃腸炎 ( 疑いを含む ) の報件及び発症者は次のとおりです 平成 30 年第 39 週 報はありませんでし 平成 30 年報件及び発症者月 施設種別 介護 老人福祉関係施設 児童 婦人関係施設等 障害関係施設 その他施設 計 ( 月別 ) 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1-4 週 5-8 週 9-12 週 13-17 週 18-21 週 22-25 週 26-30 週 31-34 週 35 週 36 週 37 週 38 週 39 週 計 ( 施設別 ) 件 2 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 発症者 34 0 36 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 70 件 0 0 0 4 2 2 0 0 0 0 0 0 0 8 発症者 0 0 0 56 21 28 0 0 0 0 0 0 0 105 件 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 発症者 22 15 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 37 件 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 発症者 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 件 3 1 2 4 2 2 0 0 0 0 0 0 0 14 発症者 56 15 36 56 21 28 0 0 0 0 0 0 0 212