コンテキストがオープン・ガバメントを具現化する

SOFTWARE JAPAN 2013 Project LA にかける夢 2013 年 2 月 15 日先端 IT 活用推進コンソーシアムユーザーエクスペリエンス技術部会リーダー松山憲和 (PFU ソフトウェア )

BigData 全世界のデジタル情報量 (2012 年 ) 2,837,000,000,000,000,000,000 Byte 有用な情報量 ( タグ付け / 分析された場合 ) 643,000,000,000,000,000,000 Byte(23%) タグ付けされた情報量 19,300,000,000,000,000,000 Byte(3%) 分析された情報量 3,210,000,000,000,000,000 Byte(0.5%) 出典 :IDC, Digital Universe Study sponsered by EMC, December 2012 Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 3

人間感覚器官視覚 :10,000,000 bps 触覚 : 1,000,000 bps 聴覚 : 100,000 bps 嗅覚 : 100,000 bps 味覚 : 1,000 bps 意識 8~40 bps 出典 : 我が国の情報流通量の指標体系と計量手法に関する報告書総務省情報通信政策研究所 The User Illusion, トールノーレットランダーシュ, 2002 Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 5

Project LA のアプローチデータへの意味付け方法関心事へのチェックイン人間と機械によるハイブリッドな意味付けデータの分析 / 管理方法虫の目の情報を鳥の目と魚の目で分析主語述語目的語の三つ組構造で管理人間の情報処理量の限界コンテキストマッチング : 自分に似た人が知覚した意味を知るコンテキスト分析 : 自分を基点に大量データをさまざま視点で分析可能にする利用者にとって使いやすいデザイン Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 8

System LA の特性個人化した情報の提供 General 利用者自ら自由に機能を設定 2013 年 3 月に目指す System LA 将来 Reactive 利用者が適宜システムを操作する従来技術によるシステム Proactive システムが適時利用者に働きかける Special 提供者が特定の機能を事前準備 Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 9

Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 10 System LA 利用シーン日々の通勤 ( 電車 ) で利用するシステムを UX デザインプロセスに従ってデザイントラブル ( 事故などによる遅延や混雑 ) が発生した時の活用を想定 UX デザインプロセスで使いやすいシステムをデザイン

UX デザインプロセスからのアプローチ (6) ストーリーボードから必要な機能を抽出シーン情報機能出社前自宅出張前会社帰宅前不慣れ場所通勤経路電車の運行状況の異常通知機能 ( 通常 / 代替 ) 経路経路検索機能混雑具合出発時刻到着予想時刻 ( 通常 / 代替 ) 経路混雑 / 出発時刻 / 到着時刻での並び替え機能混雑具合出発時刻到着予想時刻到着予想時刻遅刻報告機能遅延理由遅延証明経路経路探索機能所要時間出発時刻通知機能出発時刻が変わった理由新しい経路新しい到着時刻最寄り駅混雑 / 出発時刻./ 到着時刻 / 乗り換え回数での並び替え機能経路 ( 乗車車両込み ) 乗り換え回数混雑具合 ( 車両毎 ) 出発時刻到着予想時刻車両毎の混雑状況機能帰宅予定時間帰宅時間連絡機能 Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 16

System LA の特性 :Special 個人化した情報の提供 General 利用者自ら自由に機能を設定 2013 年 3 月に目指す System LA 将来 Reactive 利用者が適宜システムを操作する従来技術によるシステム Proactive システムが適時利用者に働きかける Special 提供者が特定の機能を事前準備 Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 23

System LA の特性 :General 個人化した情報の提供 General 利用者自ら自由に機能を設定 2013 年 3 月に目指す System LA 将来 Reactive 利用者が適宜システムを操作する従来技術によるシステム Proactive システムが適時利用者に働きかける Special 提供者が特定の機能を事前準備 Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 24

Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 25 関心事の登録の UI イメージ利用者が関心を持っている分野や附随する情報を事前に登録 2:30 2:30 2:30 こんにちは AITC さんどんな事に関心がありますか? 1. 通勤 2. 天気 3. 旅行 4. グルメ 5. エンターテイメント 0. その他出発駅は? 出発時刻は? 大宮到着駅は? 到着時刻は? 新宿 1 7 時 00 分 7 時 40 分

トラブル発生時の UI イメージ大雨で電車が遅延京浜東北線電車で上野駅近くで 2:30 2:30 2:30 大変です AITC さん! 大雨のためいつも乗っている電車が赤羽駅止まりになるようです埼京線も停まっているようですよ 1. 赤羽駅で京浜東北線に乗り換える 0. その他どうしますか AITC さん? 山手線が大変混んでいるようですよ 1. 上野で大江戸線に乗り換える 2. 田端で山手線に乗り換える 0. その他どうしますか AITC さん! 山手線が大変混んでいるようですよ 1. 上野御徒町で大江戸線に乗り換える 2. 秋葉原で新宿線に乗り換える 0. その他 1 1 1 トラブル状況到着時間などの詳細情報 ( 虫の目 ) Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 26

大規模災害発生時の帰宅ユーザー調査 ( インタビュー ) の結果公共交通機関が使用できない徒歩での帰宅デバイスをずっと見ていることができない危険バッテリー音声バイブレーションジェスチャー普段とは異なる外部状況家族との待ち合わせ場所必要な情報 ( 関心事 ) の種類や質や深さが変わる家族や知人の安否情報詳細な道順ではなくランドマークへの大まかな方角が重要災害発生時でも使えるようユーザーニーズを盛り込む Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 27

Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 28 知識から行動へ (Leads to Action) を実現するために知識から行動を促す仕掛けが重要ユーザーにとって有用な情報を単に提供するだけでは行動に繋がりにくいユーザーの価値観行動特性ユーザーが置かれた状況に応じて適切な手段 ( 端的に言えば UI) で良好なユーザー体験 ( 感動や情動 ) を考慮することが重要 UX デザインプロセス

Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 29 まとめ知識から行動へ Leads to Action ~ 収集した情報を知識化し行動を促すシステム ~ 関心事へチェックイン主語述語目的語の三つ組構造で管理人間と機械によるハイブリッドな意味付け虫の目 + 鳥の目 + 魚の目コンテキストマッチングコンテキスト分析利用者にとって使いやすいデザイン

活動へのお誘いセミナ - : 随時勉強会 : 随時部会 : 月次の F2F 定例部会 +SNS 上での情報 & 意見交換 + 任意開催のオフラインミーティング直近の予定 2 月 19 日 ( 火 ) : コンテキストコンピューティング研究部会 2 月 20 日 ( 水 ) : クラウドテクノロジー研究部会 2 月 21 日 ( 木 ) : ユーザーエクスペリエンス技術部会ネットデバイスアプリケーション部会 3 月 8 日 ( 金 ) : ビジネス AR 研究部会入会は通年(9 月 1 日 ~ 翌 8 月 31 日 ) 可能入会検討を前提にお試し参加も可能 ( ご相談は staff@aitc.jp まで ) Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 31

Copyright 2013 Advanced IT Consortium to Evaluate, Apply and Drive All Rights Reserved. 32 活動へのお誘い AITC と活動に関する情報 AITC イベントカレンダー ( 部会 & セミナー等 ) http://aitc.jp/ http://www.facebook.com/aitc.jp @AITC_JP ニュース配信の登録 ( 会員非会員に同一のニュース配信 ) http://aitc.jp/ml/ 皆様のご参加をお待ちしておりますご参加ありがとうございました本日の資料は来週 AITC のサイトに掲載予定です

ご清聴ありがとうございました END