86100C オプション 401 簡易取り扱い説明 以下のオプションで 14 日間のお試しライセンスがご利用頂けるようになりましたこの資料はオプション 401 の簡易取り扱い説明書です 86100C-200 拡張ジッタ解析ソフトウェアご利用に際しては 86100C-001 拡張トリガ機能が必要です 86100C-201 アドバンスド波形解析ご利用に際しては 86100C-001 拡張トリガ機能が必要です 86100C-202 拡張インピーダンス /S パラメータ ソフトウェアご利用に際しては 54754A TDR モジュールが必要です 86100C-300 アドバンスド振幅解析 /RIN/Q 値ソフトウェアご利用に際しては 86100C-001 拡張トリガ機能と上記 86100C-200 のソフトウェアが必要です 86100C-400 PLL/ ジッタ スペクトラム測定ソフトウェアライセンスは必要ございませんが ご利用の際には 83496B または 86108A のモジュールと Agilent IO libraries 並びに Microsoft Office Excel 2003/2007 がインストールされた PC が必要です 86100CU-401 アドバンスド アイ解析ソフトウェアご利用の際には Agilent IO libraries 並びに Microsoft Office Excel 2003/2007 がインストールされた PC が必要です 各機能の説明に関しては下記 PDF をご覧ください http://literature.agilent.com/litweb/pdf/5990-4229jajp.pdf Page 1
86100C の事前確認 86100C のバージョンによってはオプションをサポートしていない場合があります HELP メニューの About 86100 より Software Revision で現在のバージョンをご確認いただけますので これを機に最新の A08.10 へアップグレードもお勧めいたします 最新のバージョンは下記 URL からダウンロードできます http://www.home.agilent.com/agilent/editorial.jspx?cc=jp&lc=jpn&ckey=434756&nid=-536900325.0.00&id=434756 Page 2
86100C オプション 401 測定セットアップ例 LAN または GPIB 被測定物 クロック / トリガ信号 データ信号 オプション 401 は従来のアイ ダイアグラム解析を基調としたジッタ解析手法ですこちらのオプションであれば PRBS31 段のような長いパターンやライブトラフィックのような繰り返し性のないパターンでもジッタ解析が可能です
事前確認 - 測定機とのリモート接続 リモート接続を確認するにはタスクトレイ上の IO のアイコンを左クリックし Agilent Connection Expert を実行します GPIB で接続している場合には自動でスキャンされます VISA Address 部分の GPIBx::y::instr の x 及び y の情報が後ほど必要となります
事前確認 - 測定機とのリモート接続 (LAN 接続の場合 ) LAN で接続されている場合には LAN(TCPIPx) を選択し Add Instrument ボタンを押します
事前確認 - 測定機とのリモート接続 (LAN 接続の場合 ) 1. Add Address を選択します 2. Use Hostname( または Use IP Address) を選択し 86100C のホスト名 ( または IP アドレス ) を入力します 3. Test Connection ボタンを押し The instrument is present と表示されることを確認します 4. *IDN query にチェックを入れ Identify Instrument ボタンを押します接続されている 86100C の情報が表示されましたら OK ボタンを押します
事前確認 - 測定機とのリモート接続 (LAN 接続の場合 ) 認識されますと LAN のツリーに追加されます VISA Address 部分の TCPIPx::y::instr0::INSTR の x 及び y の情報が後ほど必要となります
事前確認 - EXCEL2003 の場合の設定 アドインメニューから分析ツール並びに分析ツール -VBA を有効にしてください ( 場合によってはインストール用 CD が必要です ) またマクロのセキュリティを中に設定してください
事前確認 - EXCEL2007 の場合の設定 Excel メニューから Excel のオプションを選択します ( 左 ) アドインを選択し 管理の欄で Excel アドインを選択し選択ボタンを押します ( 真中 ) メニューから分析ツール並びに分析ツール -VBA を有効にして OK を押します ( 右 ) ( この手順は場合によっては EXCEL2007 のインストール CD が必要です )
事前確認 - EXCEL2007 の場合の設定 開発メニューからマクロのセキュリティを選択しますセキュリティセンターにて警告を表示して全てのマクロを無効にするにチェックを入れ OK ボタンをおします
ソフトウェアのダウンロード ソフトウェアは下記 URL より http://www.home.agilent.com/agilent/download.jspx?cc=jp&lc=jpn&nid=-35270.884302&pagemode=dl => EXE 8.29 MB をクリックしてください Page 11
86100C オプション 401 のインストール ダウンロードしたファイルは自己解凍です実行しますと解凍先の指定ができますので任意の場所を指定し Unzip を押します 左のようなファイルとデスクトップにショートカットが解凍されます 86100CU_401_A.01.02.xls が基本ソフトウェアです Help フォルダ内の index.html が詳細な操作ガイドです Contour Masks Measurement Results Measurement Setups
ソフトウェアの起動 86100CU_401_AdvEye_A.01.02.xls を実行しましたら Excel2003 の場合にセキュリティ警告が表示されますので マクロを有効にする を選択してください Excel2007 の場合にはセキュリティ警告のバーが表示されますのでオプションボタンを押したのちこのコンテンツを有効にするにチェックを入れ OK ボタンを押してください
起動後の画面 起動しますと Results タブが表示されます測定の設定を行うには GUI タブに移動します
設定 - Remote Setup GUI が表示されましたら Remote Setup ボタン または Setup GPIB/LAN ボタンを押し Remote Setup 画面を表示させます
設定 - Remote Setup DCA Port : インターフェイスアドレスを入力します TCPIP0, GPIB0, Other が選択できますが 例えば TCPIP2 の場合には Other を選択し表示されるウィンドウに TCPIP2 と入力します DCA Address: DCA の GPIB アドレス またはホスト名を入力します PG Setup: 外部 PG を使用する場合に以下の弊社 PG(N490x,, 71612, 86130A, 8113x) をリストから選択する事が可能です上記リストを選択した場合には DCA-J と同様に Port と Address の設定画面が表示されます外部 PG は 86100C オプション 200/300 と 401 を併用した測定を行う場合に その切り替え作業を自動化できます 外部 PG を使用しない場合には None(Manual) へ変更してください Start Agilent Connection Expert ボタン :Agilent Connection Expert を起動します Verify Instrument Setup ボタン : 設定した機器との接続の確認を行い 86100C のソフトウェアライセンス 挿入モジュールの確認を行い結果を下段に表示します測定を開始する前にこのボタンを押し エラーなく測定器の情報が表示されるかをご確認ください
設定 -Basic Setup PC との接続が確立されていれば Basic Setup and RUN を設定する事で測定が行えます 86100C Setup: 測定モードを選択します Use 86100C-200/300 : 最初に 86100C-200/300 を利用して RJ/RN を求め 86100CU-401 の解析に利用しますこちらの機能をご利用頂く事で測定精度の改善が見込めます但し 86100C-200/300 は測定可能なパターン長に制限がありますので 200/300 を利用する場合と 401 を利用する場合とでパターンを切り替えてご測定いただく場合がございますこのため 測定途中でパターン長を切り替えを確認するメッセージが表示されます測定手順としましては まず最初に短いパターンで RJ/RN の解析を行い メッセージが表示されましたら測定したいパターンに切り替えて TJ 測定を行います Use 86100C-200: 上記と同様ですが こちらは 86100C-200 を利用して RJ のみを求めます Use 86100CU-401: 86100C-200/300 の機能は使わずに 86100C-401 のみで測定を行います Mask Test: Mask Test を実行するかどうかを決定します Start ボタン : 測定を開始します Auto Setup: 86100C にインストールされているオプション情報から 86100C Setup を決定します
設定 -Basic Setup Advanced Custom Setup ボタンまたは Basic Setup and Run ボタンを押しますと詳細設定が行えます PG Pattern Setup: 弊社 PG(N490x,, 71612, 86130A, 8113x) を選択するとオプション 200/300 を使用した RJ/RN 測定時とオプション 401 を利用した測定時とでパターンを自動的に切り替える事が可能です それ以外の PG あるいはパターン切り替えを行わない場合には None(Manual) をご選択ください Configure TJ Probability: TJ 測定結果を表示する BER しきい値を指定します BER しきい値は P1 と P2 の 2 点指定する事が可能です また BER 等高線 (Contour) を表示するしきい値も指定する事が可能です
設定 -Random Jitter and Amplitude Setup Jitter and Amplitude Setup ボタンを押しますと RJ/RN の設定が行えます Random Jitter Value RJ 算出方法を定義します この設定を変更しますと前頁の Basic Setup の設定も変わる場合があります Use 86100C-200: 86100C-200 の機能を利用して RJ を求めます Use 86100CU-401: 86100C-401 の機能を利用して RJ を求めます Manual Entry: 既に RJ が既知である場合にはこちらを選択し RJrms の値を入力します Remove Scope RJ Sec (rms) チェックボックスにチェックを入れ 右側のボックスに数値を入力しますと求められた RJ から右側の数値分を差し引く事が可能ですこの機能は測定システムの残留 RJ が既知である場合に その影響を除去する事が出来ます Random Noise Value 上記 RJ の設定と同様の事が RN 算出方法でも設定頂けます Calculate DDPWS 86100C-200 がインストールされている場合 ここを Yes にして頂くと Data Dependent Pulse Width Shrinkage (DDPWS) が測定できます. DDPWS は 86100C Jitter mode における DDJ versus Bit の情報から計算されます Wait Time (sec) Field 86100C の Jitter mode を起動してから 測定するまでの待ち時間を定義できます
設定 -Measurement Setup Measurement Setup ボタンを押しますと測定の詳細設定が行えます Acquisition Units: Seconds, Samples, Single Capture が選択できます Seconds: 測定時間を定義します Samples: 測定サンプル数で定義します上記の 2 つの設定では測定中に Progress Indicator によって結果の進捗を表示します Single Capture: Seconds と同様に時間で設定を行いますが こちらは Progress Indicator は表示されません Measurement Threshold Level : 401 ソフトウェアが測定を行うしきい値レベルの設定が行えます Jitter: DJ 測定を行う点を Use 86100C-200, 40, 50, 60 から選択できます 86100C-200 は 86100C の設定値をそのまま利用します 40,50,60 はアイの振幅に対して % で指定できます Amplitude: DI 測定を行う点を 86100C-300, 40, 50, 60 から選択できます Start with Auto Scale : Yes にしますと Start ボタンを押すたびに 86100C が Autoscale を実行します Units: ジッタ測定の結果の単位を Sec か UI で選択できます Background Display Color : 測定結果には 86100C から画面イメージを取り込みますが 画面イメージの背景の色の設定が Black/White で選択できます
設定 -Contour Mask Setup Contour Mask Setup ではマスク試験に使用するマスクの設定が行えます Contour Mask Type: 中央マスクの形を ( ひし形 長方形 六角形 八角形 十角形 ) から選択できます Mask Alignment Method: マスクの位置調整を X 軸のみかで実施するか XY 軸ともに調整するかを設定します Mask X Position: マスク中央がどこになるかを指定します Use Amplitude Threshold は Amplitude 測定を実施したポイントにあわせますので 通常はこちらをお使いください マスクの座標入力は真中の X1, X2,,,, と形によって表示されますので入力ください Mask Align Method を Align X only としている場合には Y Offset 並びに Y Gain の設定が行えます Open Mask ボタン : 予め保存したマスク情報を読みだす事が出来ます Save Mask ボタン : 設定したマスク情報を保存する事が出来ます View Mask ボタン : こちらを押しますと右側にマスクの絵が表示され設定しているマスクの形をチェックできます