CG アンテナ SB-2000 MK2 USB 無線インターフェース 操作マニュアル CG Antenna Co. Ltd. Shanghai, China 日本語版 Copyright エレクトロデザイン株式会社 - 1 -
特徴 USB ポートを接続するだけ シリアルやパラレルの接続は不要です 多くの無線用ソフトウエアは制御に RS232C の COM ポートを使いますが 最近のパソコンには COM ポートがありません USB-RS232C 変換アダプタを内蔵しているので変換アダプタなど不要です USB から RS232C の変換にワンチップの FT232 を使用し 2 ポート内蔵しています 無線用ソフトの多くは RS232C のポートを使っています 内蔵する USB-RS232C 変換アダプタには信頼性のある 1 チップの USB-UART 変換アダプタ FT232R を使っています ポートは 2 ポート内蔵しています デジタルの制御とリグのコントロールが一台のアダプタでできます CAT, CI/V のインターフェースと音声用に絶縁トランスを使用しています CAT や CI/V といった最近のリグに装備されているリグ制御用のコントロールを接続する事ができます リグに合ったケーブルを選ぶだけで SB2000MK2 内部の設定は全くありません コンピュータと無線機の接続は絶縁されています 1. デジタル信号はフォトカップタで絶縁 2. 音声信号は 1:1 のトランスで絶縁 良好なアイソレーションを提供します 電源は USB ポートから取っています 外部電源は不要です 移動通信などで電源の無い場所で運用する場合に コンピュータの電源で SB2000MK2 を使えるので便利です コンパクトなサイズで移動運用にも使えます 重量はわずかの 400 g ポケットサイズです ケーブルを各種準備 CW/FSK やデータモード用ケーブル USB,CAT 用や CI/V 用の接続 音声接続用のケーブルを各種のリグに合わせて用意しています CW と FSK の制御は一つのポートで兼用しています - 2 -
機能 SB2000MK2 は無線機とコンピュータを接続するインターフェースです CAT, CI/V を経由したリグ制御 CAT や CI/V のリグ制御のインターフェースを持っています この接続でリグを制御できます RTTY, PSK31, SSTV, FAX, その他のデジタルモードが運用できます広く使われているデジタルモードのプログラムが利用できます CW の送受信ができます CW の送受信プログラムを使って CW の通信を楽しむ事ができます キーボードからモールス符号の送信ができ 受信符号を画面に表示できます ECHOLINK をサポートしていますインターネットを経由した VoIP 技術を使った ECHOLINK の接続用インターフェースとして使う事ができます ( リグのリアパネルのアクセサリー端子から SSB 変調ができる場合 ) SSB の音声を録音できます ( 録音用ソフトを使って ) FSK を使う事ができます (CW の出力と兼用なので FSK 又は CW キーイングが使える ) フロントパネルを下記に示します フロントパネル 図 1. 1. PTT 表示ランプ仮想 COM ポートの RTS 信号が ON の時に点灯します 通常この信号を PTT に使用します ( 番号の小さい COM ポート番号 ) 2. CW/FSK 表示ランプ仮想 COM ポートの DTR 信号が ON の時に点灯します 通常この信号を CW もしくは RTTY の FSK 出力として使います ( 番号の小さい COM ポート番号 ) 3. TX 表示ランプリグ制御用の CAT や CI/V に対してシリアルのデータを出力している時に点灯します ( 番号の大きい COM ポート番号 ) 4. RX 表示ランプリグ制御用の CAT や CI/V からシリアルのデータを受信している時に点灯します ( 番号の大きい COM ポート番号 ) - 3 -
リアパネルリアパネにはリグとコンピュータに接続するための全てのコネクタがあります 図 2 1. リグの接続コネクタ 25 ピンメスの D サブコネクタからリグの CAT や CI/V などのリグ制御や CW FAK PTT などの制御やリグの音声の入出力をこのコネクタ経由で接続します 2. AF-IN ジャックこの RCA ジャックはコンピュータの音声からの信号を SB2000MK2 に入力するジャックです 3. AF-OUT ジャックこの RCA ジャックはリグから出力される音声信号をコンピュータのマイク入力に接続するためのジャックです 4. USB ポート USB ケーブルでコンピュータの USB ポートに接続します 接続 接続ケーブル使用リグに合った CG アンテナ社のケーブルをご使用下さい 最近の各社のトランシーバに合ったケーブルを準備しています リアパネルとトランシーバの接続 25 ピン D サブソケットにリグ接続ケーブルを接続します ケーブルの反対にはそれぞれのリグに応じたコネクタが接続されていて CAT や CI/V のリグ制御や PTT, CW 又は FSK の信号が供給されます コンピュータのサウンドカードの出力に 3.5mm のステレオプラグを差し込み ケーブルの反対側を SB2000MK2 の AF-IN 端子に接続します 同様にサウンドカードの音声入力 (MIC) に 3.5mm のステレオプラグを差し込み 反対側の RCA プラグを AF-OUT に接続します USB ケーブルを SB2000MK2 とコンピュータの USB ポートに接続します - 4 -
ソフトウエアのインストール SB2000MK2 使用するために Windows 98, 2000/XP, Vista, Mac OS X, Linux 向けのソフトウエアドライバがあります 適合コンピュータの仕様 CPU: Intel P3 500 MHz RAM: 256MB CD-ROM 1 個の USB 1.1 ポートとサウンドカード Windows 2000, XP & Vista と Win7 の場合のドライバのインストール * SB-2000MK2 の USB ケーブルをコンピュータにまだ接続しないで下さい インストール CDROM を CD にセットします マイコンピュータの CD ドライブをクリックします (D: や E: など 以降の説明は CD ドライブが E: として ) e:\driver\win2000_xp_vista_win7\sb2000_setup.exe をダブルクリックします (e: は実際のドライブに合わせる ) この操作でドライバはコンピュータに読み込まれます FTDI CDM Driver Installation process completed が画面に表示されたらドラーバーはコンピュータの読み込まれました ここで SB-2000 を USB ケーブルを使ってコンピュータに接続します 接続すると自動的に検出されます 注意 :OS の種類によって表示が異なります COM ポートが認識されたか確認コントロールパネル -> システム -> ハードウエア -> デバイスマネージャと開き 新しい COM ポートが追加された事を確認します 二つのポート番号が増えていますので 二つともポート番号をメモします - 5 -
この例では USB Serial Port (COM12) USB Serial Port (COM13) の二つが増えたポートです ポート番号はそれまでそのコンピュータに接続されたシリアルポートの種類と数で 別な COM 番号が表示されるので 必ずしも この番号にはなりません また COM ポートの番号が使うデジタルモードのソフトの COM ポートの範囲外になった場合は上のウィンドのポート ( 例 USB Serial Port (COM12)) 別の番号に変更可能です ポート番号を変更するには 変更するポートを左クリックしプロパティーを開き ポートの設定 タブをクリックし 詳細設定ボタン をクリックすると の画面が表示され ここで COM ポート番号を自由に変更し OK ボタンを押します 他の COM ポートに影響を及ぼす恐れの警告 が出ますが はい ボタンを押すと ポート番号が指定のポート番号に変更されます - 6 -
シリアルポート (COM ポート ) 二つのポートの内 ポート番号の少ない方が デジタルモードの送受信に使うポートで制御に DTR 信号と RTS 信号を使います 2 番目のポートを CAT/CIV などのリグ制御に使います リグのバンドや周波数情報は CAT/CIV などのインターフェースを経由してリグから読み出せる事ができるので ログソフトなどに利用されます DTR RTS 信号の連動設定 COM ポートの DTR 信号と RTS 信号は通常 PTT の ON/OFF や RTTY および CW のキーイングに利用されます DB2000MK2 の内部のジャンパを変更すると COM ポート番号の大きい 通常 CAT などリグコントロールに使う側のポートでも DTR 信号と RTS 信号をポート番号の低いポートの DTR,RTS 信号をポート番号の高いリグコントロール用のポートにも出力できます その場合は SB2000MK2 のゴム足を外して中にある 4 本のネジをゆるめて SB2000MK2 のケースを分解し 中の基板の上の P3 のジャンパを下記のように変更します 注意 : この設定にするとハムログを使うと PTT が ON になって送受信の制御ができなくなります ゴム足を外して中のネジを緩め分解する ジャンパを左から右側に移動する ジャンパの設定が終わったら 4 本のネジで SB2000MK2 を組み立て ゴム足で蓋をします 使う無線ソフトにこのポート番号をセットします P3 のジャンパを右側をショートする MMTTY を使い FSK モードで送信する場合には COMFSK のプラグインをインストールします 詳細は MMTTY のマニュアルを参照ください - 7 -
EXTFSK の COM ポートを設定し FSK を DTR に PTT を RTS ( デフォルト ) に設定します - 8 -
ケーブルについて 1. スピーカーとマイクケーブル RCA と 3.5 mm プラグのケーブルのインピーダンスは 600Ω です 2. USB ケーブル 4 ピン DIN B と 4 ピンの DIN AUSB ケーブルです 3. D サブ 25 ピンコネクタ CAT や CI/V と CW などの信号をリグに接続するケーブル 25 ピンのコネクタの接続を右に示します RS TX/RX RS232C の TX/RX シリアルデータ信号です 八重洲の CAT や Kenwood のリグ制御に使います TX/RX TTL レベルの TX/RX シリアルデータ信号です CI/V や TTL ルの CAT 似使います RTS/DTR 制御出力です 無線ソフトで PTT を RTS に CW/FSK を DTR ットします or レベ にセ AF IN/OUT AF IN は無線機の音声出力を AF OUT は送信音声を接続します - 9 -
保 証 SB2000MK2 の購入後一年間 CG アンテナ社は部品の不良に対して保証いたします 不適当な使用 乱用 または自然災害による故障は保証の対象外です CG Antenna は私たちの製品を使用する結果として他の装置への損傷や人々への負傷に対する責任も負いません 上の保証が認められない場合には製品を出荷された状態に戻して販売店に返却下さい 返金に応じます サービス CG 社製品に問題があった場合には販売代理店に連絡してください 修理のサービスを受けることができます 製品を返送する場合には 製品がダメージを受けないように梱包に留意してください 製品には住所氏名 電話番号とトラブルの詳細を記載したメモを添付してください *CG アンテナ社及びその代理店はお客様から送られる際の事故に対しては責任を負えません - 10 -
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販売代理店エレクトロデザイン株式会社 270-0107 千葉県流山市西深井 628-3 TEL : 04-7128-8472 FAX : 04-7128-8473 URL: http://www.edcjp.jp - 12 -