Acronis Backup & Recovery 11

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Acronis Backup & Recovery 11 Server for Linux Update 0 インストールガイド

Copyright Acronis, Inc., 2000-2011. All rights reserved. Acronis および Acronis Secure Zone は Acronis Inc. の登録商品です Acronis Compute with Confidence Acronis リカバリマネージャ Acronis Active Restore および Acronis ロゴは Acronis, Inc. の商標です Linux は Linus Torvalds の登録商標です VMware および VMware Ready は VMware, Inc. の米国ならびにその他の地域における商標または登録商標です Windows および MS-DOS は Microsoft Corporation の登録商標です ここに記載されているその他すべての商標および著作権は それぞれの権利所有者に帰属します 著作権所有者の明示的な許可なく本ドキュメントの実質的な修正版を配布することは禁止されています 著作権所有者からの事前の許可がない限り いかなる形態 ( 紙媒体など ) であっても商業目的で本ドキュメントまたはその派生物を配布することは禁止されています ドキュメントは 現状のまま で提供され 商品性に対する黙示的保証 特定の目的に対する適合性 権利を侵害していないことなどを含む明示的または黙示的な条件 言明 および保証に関する責任を負いません ( 免責条項の範囲が法的に無効と見なす場合を除く ) 本ソフトウェアまたはサービスにサードパーティのコードが付属している場合があります サードパーティのライセンス条項の詳細については ルートインストールディレクトリにある license.txt ファイルをご参照ください 本ソフトウェアまたはサービスと共に使用するサードパーティコードおよび関連するライセンス条項の最新の一覧については http://kb.acronis.com/content/7696 をご参照ください

目次 1 インストールする前に... 4 1.1 ライセンスの種類 ( スタンドアロンエディションとアドバンストエディション )... 4 1.2 Acronis Backup & Recovery 11 コンポーネント... 5 1.2.1 エージェント for Linux... 5 1.2.2 管理コンソール... 6 1.2.3 ブータブルメディアビルダ... 6 1.3 サポートされるオペレーティングシステム... 6 1.4 システム要件... 7 2 Acronis Backup & Recovery 11 のインストール... 8 2.1 準備... 8 2.2 対話型モードでのインストール... 8 2.3 無人モードでのインストール... 9 2.4 コマンドラインパラメータ... 9 3 試用版から完全製品版へのアップグレード... 11 3.1 試用版の制限... 11 3.2 ライセンスの変更... 11 4 ソフトウェアのアップデートの確認... 12 5 Acronis Backup & Recovery 11 のアンインストール... 13 6 Acronis セキュアゾーンの削除... 14

1 インストールする前に このセクションでは 製品のインストール前に生じることが予期される疑問点について説明します 1.1 ライセンスの種類 ( スタンドアロンエディションとアドバンストエディション ) Acronis Backup & Recovery 11 のライセンスは 製品によってバックアップするコンピュータの数に基づきます スタンドアロンエディション 次のエディションがあります Acronis Backup & Recovery 11 Server for Windows Acronis Backup & Recovery 11 Server for Linux Acronis Backup & Recovery 11 Workstation スタンドアロンエディションは 単一のコンピュータのデータをバックアップするためのものです 上記のライセンスがあれば すべての製品コンポーネントを同じコンピュータにインストールできます 製品にインストール中に 上記のエディションのいずれかのプロダクトキーを要求されます Advanced エディション ( 集中管理を伴うエディション ) 次のエディションがあります Acronis Backup & Recovery 11 Advanced Server Acronis Backup & Recovery 11 Virtual Edition Acronis Backup & Recovery 11 Advanced Server SBS Edition Acronis Backup & Recovery 11 Advanced Workstation これらのエディションは 複数のコンピュータをバックアップするためのものです これらのエディションには バックアップ対象のコンピュータにインストールする必要があるコンポーネントに加え 集中管理を可能にする管理サーバー およびバックアップしたデータを保存するためのストレージノードが含まれています スタンドアロンエディションとは異なり アドバンストエディションではバックアップされたコンピュータにリモート接続できます スタンドアロンエディションと同様 バックアップするコンピュータそれぞれのライセンスが必要です ライセンスが必要なコンポーネント ( エージェント ) のインストール中 ライセンスサーバーを指定するか 手動でプロダクトキーを入力することができます 他のコンポーネントのインストールにライセンスは必要ありません たとえば ストレージノードは最大 50 までの必要な数をインストールすることが可能です スタンドアロンエディションのコンポーネントが アドバンストエディションのコンポーネントとやり取りをすることはありません Copyright Acronis, Inc. 4

1.2 Acronis Backup & Recovery 11 コンポーネント ここでは Acronis Backup & Recovery 11 のコンポーネントとその機能の概要について説明します 管理対象のコンピュータ用のコンポーネント ( エージェント ) これらは Acronis Backup & Recovery 11 によって管理されるコンピュータ上でデータのバックアップ 復元 その他の処理を実行するアプリケーションです 各管理対象のコンピュータ上でエージェントが処理を実行するにはライセンスが必要です エージェントには追加の機能を実行できるようにする複数の機能またはアドオンが含まれているので 追加のライセンスが必要になることがあります コンソール コンソールには エージェントに対するグラフィカルユーザーインターフェイスがあります コンソールの使用にライセンスは必要ありません Acronis Backup & Recovery 11 のスタンドアロンエディションでは コンソールはエージェントと一緒にインストールされるためエージェントから切断することはできません ブータブルメディアビルダ ブータブルメディアビルダを使用して エージェントや他のレスキューユーティリティをレスキュー環境で使用するためのブータブルメディアを作成することができます Acronis Backup & Recovery 11 のスタンドアロンエディションでは ブータブルメディアビルダはエージェントと一緒にインストールされます インストールされた場合 エージェントへのすべてのアドオンがレスキュー環境で利用可能になります 1.2.1 エージェント for Linux このエージェントを使用して Linux の下でディスクレベルおよびファイルレベルでデータを保護することができます ディスクバックアップ ディスクレベルのデータ保護では ディスクまたはボリュームファイルシステム全体とオペレーティングシステムの起動に必要なすべての情報のバックアップ またはセクタ単位でのすべてのディスクセクタのバックアップ (RAW モード ) が基本になります ディスクまたはボリュームのコピーを含むパッケージ形式のバックアップは ディスク ( ボリューム ) バックアップまたはディスク ( ボリューム ) イメージと呼ばれます これらのバックアップからはディスクまたはボリュームの全体を復元することも個別のフォルダやファイルを復元することもできます ファイルバックアップ ファイルレベルのデータ保護では エージェントがインストールされているコンピュータ上あるいは smb または nfs プロトコルを使用してアクセスされるネットワーク共有上に存在するファイルおよびディレクトリのバックアップが基本になります ファイルは 元の場所にも別の場所にも復元できます バックアップされたすべてのファイルとディレクトリを復元することも個別に選択して復元することもできます Copyright Acronis, Inc. 5

Universal Restore Universal Restore アドオンを使用すると エージェントがインストールされているコンピュータ上で異なるハードウェアの復元機能を使用して この機能を備えたブータブルメディアを作成することができます Universal Restore は ストレージコントローラ マザーボード チップセットなどのオペレーティングシステムの起動にとって重要なデバイスの相違に対応します 1.2.2 管理コンソール Acronis Backup & Recovery 11 管理コンソールは Acronis Backup & Recovery 11 エージェントにローカルでアクセスするための管理ツールです エージェントにはリモート接続できません 1.2.3 ブータブルメディアビルダ Acronis ブータブルメディアビルダは ブータブルメディアを作成するための専用のツールです Linux 上にインストールするメディアビルダは Linux カーネルをベースにしたブータブルメディアを作成できます Universal Restore (6 ページ ) アドオンを使用して 異なるハードウェアの復元機能を備えたブータブルメディアを作成することができます Universal Restore は ストレージコントローラ マザーボード チップセットなどのオペレーティングシステムの起動にとって重要なデバイスの相違に対応します 1.3 サポートされるオペレーティングシステム Acronis Backup & Recovery 11 管理コンソール Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Linux Linux: 2.4.20 以降のカーネル (2.6.x カーネルを含む ) および glibc 2.3.2 以降 以下を含む 各種 32 ビットおよび 64 ビット Linux ディストリビューション Red Hat Enterprise Linux 4.x 5.x および 6.x Ubuntu 9.10(Karmic Koala) 10.04(Lucid Lynx) および 10.10 Fedora 11 12 13 14 SUSE Linux Enterprise Server 10 および 11 Debian 4(Lenny) および 5(Etch) CentOS 5 RPM パッケージマネージャを使用していないシステム (Ubuntu システムなど ) に製品をインストールする場合は インストールの前に ルートユーザーとして次のコマンドを実行するなどしてこのマネージャを手動でインストールする必要があります apt-get install rpm 6 Copyright Acronis, Inc.

1.4 システム要件 Linux にインストールされるコンポーネント エディション名 メモリ (OS および実行中のアプリケーションに必要な容量 ) インストールまたはアップデートに必要なディスク領域 コンポーネントが使用するディスク領域 その他 Server for Linux 120 MB 815 MB 475 MB 画面解像度 1024 x 768 ピクセル以 上 ブータブルメディアビルダ (Linux) 70 MB 495 MB 270 MB ブータブルメディア メディアの種類メモリ ISO イメージサイズその他 Linux ベース 512 MB 310 MB Copyright Acronis, Inc. 7

2 Acronis Backup & Recovery 11 のインストール このセクションでは 製品のインストール時に生じることが予期される疑問点について説明します 2.1 準備 RPM パッケージマネージャ RPM パッケージマネージャ (RPM) がシステムにインストールされていることを確認してください RPM を使用していない Linux ディストリビューション (Ubuntu など ) に製品をインストールする場合は インストールの前に 次のコマンドを実行するなどして RPM を手動でインストールする必要があります sudo apt-get install rpm RPM をインストール済みの Linux ディストリビューションには Red Hat Enterprise Linux Fedora SUSE Linux Enterprise Server などがあります Linux パッケージ gcc kernel kernel-headers および kernel-devel の Linux パッケージをシステムにインストールする必要があります パッケージの名前は Linux ディストリビューションによって異なります パッケージを Red Hat Enterprise Linux または Fedora にインストールするには 次のコマンドをルートユーザーとして実行します yum install -y gcc kernel kernel-headers kernel-devel Ubuntu では 通常は必要なパッケージが既にインストールされています Acronis Backup & Recovery 11 をインストールする前に次のコマンドを実行することをお勧めします sudo apt-get update 他の Linux ディストリビューションについては これらのパッケージの名前およびインストール方法に関してディストリビューションのドキュメントを参照してください インストールファイル コンピュータのプラットフォーム (x86 または x86_64) に応じて.i686 または.x86_64 インストールファイルが必要です 次のコマンドを実行するなどして ファイルを実行するために必要なアクセス許可がファイルに割り当てられていることを確認します chmod 777 ABR11* 2.2 対話型モードでのインストール 1. インストールファイル (.i686 または.x86_64 ファイル ) を実行します 2. 使用許諾契約を読み [ 次へ ] を選択します 3. [ プロダクトキーの入力 ] を選択し Acronis Backup & Recovery 11 のプロダクトキーを入力します 同様に Acronis Backup & Recovery 11 Universal Restore のプロダクトキーも追加できます ( 購入した場合 ) 4. インストールするエディションの選択を求められたら [ 次へ ] を選択します 8 Copyright Acronis, Inc.

5. インストールするコンポーネントを選択します 6. Linux カーネル用に SnapAPI モジュールをコンパイルするかどうかの確認が求められます [ 続行 ] を選択してすぐにモジュールをコンパイルするか ( 推奨 ) [ スキップ ] を選択して後から手動でコンパイルします 注 : セットアッププログラムで Linux ディストリビューションに必要なモジュールをコンパイルできなかったり モジュールを後から手動でコンパイルしたりする場合は /usr/lib/acronis/backupandrecovery/howto.install をご参照ください 2.3 無人モードでのインストール 確認を求められない無人モードで製品やそのコンポーネントをインストールするには インストールファイルを -a コマンドラインパラメータで実行します 場合によっては 他のパラメータ (9 ページ ) を使用してインストールの実行方法を指定する必要があります 次の例では インストールファイルの名前が ABR11ServerForLinux.i686 であると仮定しています 次のコマンドは プロダクトキー 12345-7890-ABCDE を使用して 無人モード ( 確認を求められません ) で Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Linux と Acronis Backup & Recovery 11 管理コンソールをインストールします./ABR11ServerForLinux.i686 -a -i BackupAndRecoveryAgent,ManagementConsole -l 12345-67890-ABCDE 2.4 コマンドラインパラメータ Acronis Backup & Recovery 11 のインストールファイルを実行する際 1 つ以上のコマンドラインパラメータを指定できます パラメータ -a または --auto デフォルトの対話型モードではなく いわゆる無人セットアップモードでインストールを実行します セットアッププログラムは プロダクトキーの入力や [ 次へ ] のクリックなどのユーザーによる操作を要求せずに続行されます -l パラメータを使用して プロダクトキーを指定します -i パラメータを使用して インストールするコンポーネントを指定します SnapAPI モジュールのコンパイルが必要で コンパイルが可能な場合は セットアッププログラムは自動的にモジュールをコンパイルします それ以外の場合は コンパイルをスキップします -n または --nodeps 無人セットアップ中の依存関係を無視します このオプションは無人セットアップモードでのみ有効です ( 上記のパラメータ -a を参照してください ) -u または --uninstall コンポーネントをインストール解除します プロダクトキーを指定する必要はありません -s または --disable-native-shared Copyright Acronis, Inc. 9

システム内に存在するライブラリの代わりに インストール中にセットアッププログラム独自の再配分可能なライブラリを強制的に使用します 再配分可能なライブラリは 内部ツールの標準セットです プログラムは ユーザーインターフェイスの表示などに これらのライブラリを使用します セットアッププログラムには 必要なライブラリのコピーがすべて格納されています デフォルトでは システム内にライブラリが存在しない場合にのみセットアッププログラムがライブラリのコピーを使用します このパラメータを使用すれば セットアッププログラムは 常にコピーを使用します セットアッププログラムのユーザーインターフェイスが正しく表示されない場合など インストールに問題が発生した場合にこのパラメータを使用することができます -d または --debug インストールログに詳細な情報を書き込みます -i < コンポーネント名 > または --id=< コンポーネント名 > --aur インストールするコンポーネント名を指定します Acronis Backup & Recovery 11 エージェント for Linux の場合 : BackupAndRecoveryAgent Acronis Backup & Recovery 11 ブータブルコンポーネントおよびメディアビルダ : BackupAndRecoveryBootableComponents Acronis Backup & Recovery 11 管理コンソールの場合 : ManagementConsole 名前は大文字 / 小文字が区別されます このパラメータを指定しないと すべてのコンポーネントがインストールされます Universal Restore 機能を有効にします -l パラメータを使用して この機能のプロダクトキーを指定する必要があります -l < プロダクトキー > または --serial=< プロダクトキー > Acronis Backup & Recovery 11 のプロダクトキーを指定します Universal Restore 機能を有効にする場合は ( 前述の --aur パラメータを参照してください ) 次のようにカンマで区切って対応するプロダクトキーも指定します -l 11111-AAAAA,22222-UUUUU -v または --version 製品のバージョンを表示して終了します -? または --help ヘルプを表示して終了します --usage 使用法に関する簡単なメッセージを表示して終了します 10 Copyright Acronis, Inc.

3 試用版から完全製品版へのアップグレード インストールに必要な試用版のプロダクトキーは アクロニスの Web サイトで入手できます 試用版から標準の製品にアップグレードするために ソフトウェアを再ダウンロードする必要はありません 試用期間が終了すると 製品の GUI に標準のプロダクトキーを指定するように求める通知が表示されます 標準のプロダクトキーを指定するには 管理コンソールの [ ライセンスの変更 ] ウィンドウを使用します セットアッププログラムを実行することによって標準のキーを指定することはできません 3.1 試用版の制限 Acronis Backup & Recovery 11 の試用版には 次のような制限事項があります Universal Restore 機能は無効になっています ブータブルメディアに関するその他の制限事項は次のとおりです ディスク管理機能は使用できません ユーザーインターフェイスを試用することはできますが 変更を適用するオプションはありません 復元機能は使用できますが バックアップ機能は使用できません バックアップ機能を試用するには 本ソフトウェアをオペレーティングシステムにインストールしてください 3.2 ライセンスの変更 ライセンスを変更することで 異なるバージョンまたはエディションの製品に切り替えます 次の表は 使用可能なオプションを示しています ライセンスの切り替え試用版 > 製品版試用版 > 試用版の異なるエディション試用版 > 製品版の異なるエディション 切り替えが必要な理由試用版から製品版にアップルグレードする 個々のニーズにより適したエディションを明確にする 購入したエディションが試用版のエディションとは異なる Acronis Deduplication や Acronis Universal Restore が切り替え先のバージョンやエディションで利用可能な場合は 追加のライセンスを使用することで これらを有効にすることもできます アドバンストエディションとスタンドアロン版の間で切り替えを行うことはできません ライセンスを変更するには 1. [ ヘルプ ] > [ ライセンスの変更 ] をクリックします 2. 新しいプロダクトキーを入力します Acronis Universal Restore のプロダクトキーを持っている場合 そのキーをここで追加することができます Acronis Universal Restore の試用版を使用中には有効にすることはできません Copyright Acronis, Inc. 11

4 ソフトウェアのアップデートの確認 管理コンソールを開始するたびに Acronis Backup & Recovery 11 によって Acronis Web サイトにソフトウェアの新しいバージョンがあるかどうかが確認されます 新しいバージョンが見つかった場合 新しいバージョンのセットアッププログラムをダウンロードするためのリンクが提供されます アップデートを手動で確認するには 管理コンソールを開始し [ ヘルプ ] > [ アップデートの確認 ] をクリックします このウィンドウで アップデートの自動確認を無効にすることもできます 12 Copyright Acronis, Inc.

5 Acronis Backup & Recovery 11 のアンインストール Acronis Backup & Recovery 11 のすべてのコンポーネントをアンイストールする手順は 次のとおりです root ユーザーとして 次の手順を実行します 1. 次のコマンドを実行して Acronis Backup & Recovery 11 コンポーネントをアンインストールします # /usr/lib/acronis/backupandrecovery/uninstall/uninstall # /usr/lib/acronis/bootablecomponents/uninstall/uninstall # /usr/lib/acronis/backupandrecoveryconsole/uninstall/uninstall 2. 次のコマンドを実行して SnapAPI モジュールのソースファイルを削除します # rm -rf /usr/src/snapapi* すべてのコンポーネントを無人モードでアンインストールするには 各./uninstall コマンドに -a パラメータを付けて実行します Copyright Acronis, Inc. 13

6 Acronis セキュアゾーンの削除 Acronis Backup & Recovery 11 をアンインストールしても Acronis セキュアゾーンとその内容が影響を受けることはありません 引き続き ブータブルメディアから起動するときに Acronis セキュアゾーンからデータをリカバリすることができます Acronis セキュアゾーンを削除する必要がある場合は エージェントをアンインストールする前に オペレーティングシステムまたはブータブルメディアで次の手順を実行します Acronis セキュアゾーンを削除するには 1. [ アクション ] メニューで [Acronis セキュアゾーンの管理 ] をクリックします 2. [Acronis セキュアゾーンの削除 ] ウィンドウで セキュアゾーンから解放された領域を追加するボリュームを選択し [OK] をクリックします 複数のボリュームを選択した場合 領域は各パーティションのサイズに比例して分配されます ボリュームを選択しない場合は 空き領域は未割り当てになります [OK] をクリックすると Acronis Backup & Recovery 11 によってゾーンの削除が開始されます 14 Copyright Acronis, Inc.