【参考配布】「年金記録の訂正手続のあらまし」パンフレット

Similar documents
1 訂正請求ができる方 訂正請求は年金に加入している方 ( 過去に加入していた方を含む ) ご本人が行うことができます ご本人が亡くなっている場合は ご遺族の方 が行うことができます 遺族年金の受給権者であるなど一定の条件があります 2 訂正請求の対象となる期間 国民年金 厚生年金保険の被保険者であ

09(参考資料)あらまし

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 国 ) 第 号 第 1 結論昭和 52 年 4 月から同年 8 月までの請求期間及び昭和 52 年 9 月から昭和 56 年 12 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間に訂

茨城厚生年金事案 2029 第 1 委員会の結論総務大臣から平成 24 年 10 月 10 日付けで行われた申立人の年金記録に係る苦情のあっせんについては 同日後に新たな事実が判明したことから 当該あっせんによらず 申立人のA 社における資格喪失日に係る記録を昭和 41 年 9 月 5 日に訂正し

件数表(神奈川)

04 件数表280205(東京)

答申件数表(1月15日答申分)

釧路厚生年金事案 214 第 1 委員会の結論 申立人は 申立期間について 厚生年金保険被保険者として厚生年金保険 料を事業主により給与から控除されていたと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 15 年生住所 : 2 申立内容

山梨国民年金事案 201 第 1 委員会の結論申立人の昭和 41 年 4 月から同年 8 月までの期間 42 年 2 月から同年 10 月までの期間 48 年 1 月 49 年 4 月から同年 5 月までの期間 49 年 11 月及び 50 年 3 月の国民年金保険料については 納付していたものと認

青森国民年金事案 690 第 1 委員会の結論申立人の昭和 36 年 4 月から 47 年 4 月までの国民年金保険料 同年 5 月から同年 9 月までの期間 52 年 8 月から 53 年 3 月までの期間及び 54 年 4 月から 61 年 3 月までの期間の国民年金付加保険料については 納付し

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における平成 26 年 8 月 25 日及び同年 12 月 25 日の標準賞与額を 150 万円に訂正することが必要である 平成 26 年 8 月 2

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 53 年 12 月 31 日から昭和 54 年 1 月 1 日に訂正し 昭和 53 年 12 月の

標準例6

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社に合併 ) における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 55 年 10 月 21 日から同年 11 月 21 日に訂正し

( 平成 23 年 8 月 31 日報道資料抜粋 ) 年金記録に係る苦情のあっせん等について 年金記録確認釧路地方第三者委員会分 1. 今回のあっせん等の概要 (1) 年金記録の訂正を不要と判断したもの 7 件 厚生年金関係 7 件

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 国 ) 第 号 平成 3 年 4 月から平成 7 年 3 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間 に訂正することを認めることはできない 生年月日 : 昭和 27 年生住所 :

青森国民年金事案 697 第 1 委員会の結論申立人の昭和 51 年 9 月から 54 年 3 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 25 年生住所 : 2 申立内容の要旨申

山梨国民年金事案 275 第 1 委員会の結論申立人の昭和 47 年 6 月から 48 年 3 月までの期間の国民年金保険料については 還付されていないものと認められることから 還付についての記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 25 年

高知国民年金事案 584 第 1 委員会の結論申立人の昭和 62 年 6 月から平成 6 年 3 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 42 年生住所 : 2 申立内容の要旨

270826答申について

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 44 年 4 月 21 日から同年 5 月 1 日に訂正し 昭和 44 年 4 月の標準報酬月額を2

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 請求期間について 請求者の A 社における厚生年金保険の標準報酬月額の訂正を認めることはできない 第 2 請求の要旨等 1 請求者の氏名等氏名 : 男基礎年金番号

Microsoft Word 答申件数表.docx

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 請求者の A 社における厚生年金保険被保険者資格の取得年月日を昭和 63 年 2 月 26 日から同 年 2 月 16 日に訂正することが必要である 生年月日 :

件数表(神奈川)

沖縄厚生年金事案 440 第 1 委員会の結論申立人の申立期間のうち 申立期間 2に係る標準報酬月額は 事業主が社会保険事務所 ( 当時 ) に届け出た標準報酬月額であったと認められることから 当該期間の標準報酬月額を 28 万円に訂正することが必要である また 申立期間 3について 申立人は当該期

厚生局受付番号 : 四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 四国 ( 厚 ) 第 号 請求者の社会福祉法人 A 会 B 保育所における平成 20 年 6 月 21 日の標準賞与額を 127 万 1,000 円に訂正することが必要である 平成 20 年 6 月 2

奈良厚生年金事案 1431 第 1 委員会の結論申立期間のうち 平成 21 年 12 月 26 日から 22 年 1 月 1 日までの期間について 申立人のA 事業所に係る被保険者記録は 資格取得日が 11 年 1 月 6 日 資格喪失日が 22 年 1 月 1 日とされ 当該期間のうち 21 年

厚生局受付番号 : 中国四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 中国四国 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 事業所における平成 27 年 7 月 10 日の標準賞与額を6 万 5,000 円に訂正することが必要である 平成 27 年 7 月 10 日の

徳島厚生年金事案 422 第 1 委員会の結論申立人の 申立期間に係る標準報酬月額については 当該期間のうち平成 14 年 4 月から同年 12 月までの期間については30 万円 15 年 4 月から同年 12 月までの期間については20 万円 16 年 4 月から同年 12 月までの期間については

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における厚生年金保険被保険者資格の喪失年月日を昭和 58 年 4 月 30 日から同年 10 月 16 日に訂正し 昭和 58 年 4 月から同年 9

保険給付に関する決定についての審査請求に係る労働者災害補償保険審査官の決定に対して不服のある者は 再審査請求をした日から 3 か月を経過しても裁決がないときであっても 再審査請求に対する労働保険審査会の裁決を経ずに 処分の取消しの訴えを提起することはできない (H23-4B)

厚生局受付番号 : 北海道 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 北海道 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 事業所における平成 28 年 9 月 1 日から平成 29 年 9 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である 平成 28 年 9

年金記録に係る苦情のあっせん等について

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 B 支店における厚生年金保険被保険者資格の取得年月日を昭和 47 年 3 月 21 日 喪失年月日を同年 4 月 21 日とし 昭和 47 年 3

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 国 ) 第 号 昭和 59 年 4 月から同年 9 月までの請求期間については 国民年金保険料を納付した期間に 訂正することが必要である 1 請求者の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月

長崎国民年金事案 686 第 1 委員会の結論申立人の平成 5 年 10 月から 10 年 3 月までの国民年金保険料については 免除されていたものと認めることはできない 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 37 年生住所 : 2 申立内容の要旨

厚生局受付番号 : 東北 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東北 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求期間 1について 当該期間のうち請求者のA 社における平成 21 年 9 月 1 日から平成 22 年 12 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが

新潟国民年金事案 1316 第 1 委員会の結論申立人の平成 9 年 6 月及び同年 8 月の国民年金の付加保険料については 納付していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 33 年生住所 : 2 申立内容

厚生局受付番号 : 九州 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 九州 ( 国 ) 第 号 第 1 結論昭和 50 年 4 月 30 日から昭和 51 年 4 月 1 日までの請求期間 昭和 51 年 4 月 1 日から昭和 53 年 4 月 1 日までの請求期間 昭

301121答申件数表

福井厚生年金事案 112 第 1 委員会の結論申立人は 申立期間の厚生年金保険料を事業主により給与から控除されていたことが認められることから 申立人の株式会社 Aにおける資格取得日に係る記録を昭和 51 年 10 月 30 日に訂正し 申立期間の標準報酬月額を 30 万円とすることが必要である なお

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

2909_0 概要

厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社 ( 現在は B 社 ) における昭和 39 年 7 月 1 日から同年 10 月 1 日までの期間の標準報酬月額を訂正することが必要である

沖縄国民年金事案 332 第 1 委員会の結論申立人の昭和 47 年 4 月から同年 8 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月日 : 大正 8 年生住所 : 2 申立内容の要

<4D F736F F D2095E982E782B582C996F097A782C28FEE95F181458CE3945B90A FA967B944E8BE08B408D5C A2E646F6378>

271028答申件数表

「公的年金からの特別徴収《Q&A

年金記録に係る苦情のあっせん等について

年金記録に係る苦情のあっせん等について

被用者年金一元化法

2906_0 概要

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

【別紙】リーフレット①

京都厚生年金事案 2913 第 1 委員会の結論申立人は 申立期間について その主張する標準報酬月額 (44 万円 ) に基づく厚生年金保険料を事業主により給与から控除されていたことが認められることから 申立期間の標準報酬月額に係る記録を 44 万円に訂正することが必要である なお 事業主は 上記訂

厚生局受付番号 : 中国四国 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 中国四国 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論請求者のA 社における標準賞与額を平成 22 年 12 月 29 日は 14 万 6,000 円 平成 23 年 8 月 12 日及び平成 24 年 8 月

0 表紙

訂正_ねんきん定期便パンフ.indd

Microsoft Word - T2-04-1_紙上Live_被保険者期間と届出_(13分)_

香川国民年金事案 299 第 1 委員会の結論申立人の昭和 53 年 4 月から 54 年 3 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 30

【作成中】2903_0 概要

<4D F736F F D20388C8E82A982E7944E8BE08EF38B8B8E918A698AFA8AD482A982AA925A8F6B82C982C882E882DC82B72E646F6378>

国民年金

1 2

特例法による年金記録修正における想定問

スライド 1

釧路国民年金事案 201 第 1 委員会の結論申立人の昭和 43 年 4 月から 47 年 3 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認めることはできない 氏 名 : 女 生 年月 日 : 昭和 23 年生 2 申立内容の要旨申立期間 : 昭和 43 年 4 月から 47 年 3 月ま

Microsoft Word - HP原稿⑫(遡及訂正処理基準ポンチ絵)

P1の裏

三重国民年金事案 1131 第 1 委員会の結論 申立人の平成 7 年 4 月から同年 7 月までの国民年金保険料については 納付 していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 21 年生住所 : 2 申立内

厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 国 ) 第 号 第 1 結論 昭和 54 年 4 月から昭和 56 年 3 月までの請求期間については 国民年金保険料 を納付した期間に訂正することを認めることはできない 第 2 請求

untitled

2010年金7号_H1

目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

Q3 なぜ 必要な添付書類が変わるのですか? A3 厚生労働省より 日本国内にお住いのご家族の方を被扶養者に認定する際の身分関係及び生計維持関係の確認について 申立のみによる認定は行わず 証明書類に基づく認定を行うよう 事務の取扱いが示されたことから 届出に際して 確認書類の添付をお願いすることとな


(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

年金記録に係る苦情のあっせん等について

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

Microsoft Word 答申件数表

福岡国民年金事案 2624 第 1 委員会の結論申立人の平成 12 年 3 月から同年 11 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 50 年

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

厚生局受付番号 : 近畿 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 近畿 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論 1 請求者のA 社における平成 19 年 4 月 1 日から平成 21 年 9 月 1 日までの期間の標準報酬月額を次のとおり訂正することが必要である 平成 19

Q1 社会保険とはどのような制度でしょうか 会社などで働く人たちが収入に応じて保険料を出し合い いざというときの生活の安定を図る目的でつくられた制度のことで 一般的に健康保険や厚生年金保険のことを 社会保険 といいます 健康保険法第 1 条では 労働者の業務外の事由による疾病 負傷若しくは死亡又は出

和歌山国民年金事案 744 第 1 委員会の結論申立人の昭和 38 年 7 月から 39 年 3 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 18

長崎国民年金事案 473 第 1 委員会の結論申立人は 申立期間のうち 昭和 39 年 11 月及び同年 12 月並びに 42 年 6 月の国民年金保険料については 納付していたものと認められることから 42 年 6 月の国民年金保険料については 納付記録を訂正することが必要であるとともに 厚生年金

そのときになって困らないために リタイア前後の手続き編 厚生年金や国民年金の受給手続きは 年金事務所や市区町村役場の年金窓口で行います 共済年金加入期間のある人の手続きは 加入した共済組合です 加入していた年金制度 第 1 号被保険者期間だけの人国民年金だけ第 1 号被保険者期間だけの人 第 3 号

Microsoft Word - 平成30年北海道胆振地方中東部を震源とする地震被害に伴う雇用保険の特別措置に関するQ&A.docx

<4D F736F F D208D9196AF944E8BE082CC93CD82AF8F6F2E646F6378>

三重国民年金事案 939 第 1 委員会の結論申立人は 申立期間のうち 昭和 57 年 4 月から 58 年 3 月までの付加保険料については 納付していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 1 申立人の氏名等氏名 : 男基礎年金番号 : 生年月日 : 昭和 30 年生住所

京都国民年金事案 2534 第 1 委員会の結論申立人は 申立期間のうち 昭和 62 年 4 月から同年 9 月までの国民年金保険料については 納付していたものと認められることから 納付記録を訂正することが必要である 第 2 申立の要旨等 1 申立人の氏名等氏名 : 女基礎年金番号 : 生年月日 :

第 9 回社会保障審議会年金部会平成 2 0 年 6 月 1 9 日 資料 1-4 現行制度の仕組み 趣旨 国民年金保険料の免除制度について 現行制度においては 保険料を納付することが経済的に困難な被保険者のために 被保険者からの申請に基づいて 社会保険庁長官が承認したときに保険料の納付義務を免除す

厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 国 ) 第 号 第 1 結論昭和 36 年 4 月から昭和 37 年 3 月までの請求期間及び昭和 37 年 7 月から昭和 38 年 3 月までの請求期間については 国民年金保険料を

Microsoft PowerPoint 徴収一元化

提出書類について 証明書類等の添付を必要とするのは 通常型 です 簡易型 は原則 証明書類等の添付は不要です Q4 収入等の証明書類の提出を求める根拠はありますか A4 証明書類等の提出に関しては 健康保険法施行規則第 50 条第 2 項及び第 3 項に 規定されており 確認に必要な書類を求められた

Microsoft Word - 参考資料1.doc

ったと判断します なお 一時的に認定基準月額以上の収入がある月があっても 認定基準年額を超えるまでの間は認定できます また 勤務した月の給与が翌月以降に支払われる場合でも 原則 勤務月の収入として取扱います 継続して認定できる事例 認定基準月額未満であるので 継続して認定できます 認定基準月額以上の

厚生局受付番号 : 東海北陸 ( 受 ) 第 号 厚生局事案番号 : 東海北陸 ( 厚 ) 第 号 第 1 結論訂正請求記録の対象者のA 社における船員保険被保険者資格の取得年月日を昭和 20 年 4 月 1 日 喪失年月日を昭和 20 年 12 月 30 日に訂正し

Transcription:

年金記録の訂正手続のあらまし 総務省の年金記録の 確認申立て は 平成 27 年 2 月末で受付を終了し 同年 3 月から 厚生労働省に年金記録の訂正を求める手続きが始まりました 訂正請求の受付はこれまでの 確認申立て 同様 お近くの年金事務所です 厚生労働省ホームページ 日本年金機構ホームページでも情報を提供しています ( http://www.mhlw.go.jp/ ) 厚生労働省 ( http://www.nenkin.go.jp/n/www/index.html ) 日本年金機構

年金記録が間違っていると思われる方は厚生労働省に対し訂正請求することができます ( 平成 27 年 3 月 1 日から ) 訂正請求 とは 被保険者期間や保険料納付状況など厚生労働大臣が管理している年金記録が間違っていると 将来受け取る年金額も少なくなってしまうことがあります 年金記録が間違っていると思われる方は 厚生労働省に対して年金記録の訂正請求をすることができます 厚生労働省は 関係法人や行政機関に対する調査や資料収集を行います 請求を認めるときは年金記録を訂正する決定をします 既に年金を受け取っている方は 訂正後の記録に基づいて年金の額を変更します 年金額が増える場合 過去にさかのぼって変更します 請求期限 請求期限はありません 年金記録が間違っていると思われる方は 過去のいつの記録であっても 厚生労働省に対して年金記録の訂正を請求することができます 請求方法 次の書類を お近くの年金事務所にお持ちいただくか ご郵送ください 1. 年金事務所にある書類 1 年金記録訂正請求書 2 同意書 3 請求の概要 日本年金機構ホームページからもダウンロードできます 2. 請求内容に関する状況が分かる資料 次のような書類が 請求内容に関する状況が分かる資料 のひとつとなります 確定申告書 給与明細書 家計簿の写し 源泉徴収票 預貯金通帳 勤め先の辞令 厚生年金基金加入員証 雇用主や同僚の方の証言 ( 書 ) 当時の履歴書 訂正請求に当たっては 手数料はかかりません 勤務実態を示す当時の写真など 年金事務所の所在地は日本年金機構のホームページをご覧ください 2 ( http://www.nenkin.go.jp/n/www/section/ ) 日本年金機構所在地

訂正請求できる方 訂正請求は被保険者ご本人 ( 過去に被保険者であった方を含む ) が行うことができます 被保険者ご本人が亡くなっている場合 ( その被保険者の方の年金記録の訂正を請求するとき ) は ご遺族の方 が行うことができます 遺族年金の受給権者であるなど一定の条件があります 訂正請求の留意点 厚生労働省 ( 地方厚生 ( 支 ) 局長 ) は 請求内容について 様々な関連資料 ( 確定申告書 給与明細書 家計簿など ) や周辺事情 ( 訂正を求める期間が短期間であり その期間を除いて全て納付済みになっていること 配偶者は納付済みであることなど ) に基づき 総合的に判断します 調査審議しても 年金への加入や保険料の納付 ( 厚生年金保険は 事業主による保険料控除 ) などについて 記録訂正につながる資料や周辺事情が乏しい場合には 記録訂正が認められない場合があります 当時の状況について 関連資料を集め できる限り思い出していただくとともに 証言等できる方を教えていただくなど 的確な判断のためにご協力をお願いします 提出後の流れ 訂正請求を受け付けると まずは 年金事務所で直ちに記録訂正できるもの に該当するか記録の確認調査を行います (6 ページ Q5 参照 ) 年金事務所で直ちに記録訂正できるもの は 年金事務所で速やかに記録を訂正します 年金を受給されている場合は 訂正後の記録に基づく年金の額に変更します 年金事務所で直ちに記録訂正ができるもの 以外のものは 訂正請求書が地方厚生 ( 支 ) 局に送られます 地方厚生 ( 支 ) 局に送られた請求は 公平 公正な判断を行うため 弁護士 社会保険労務士 税理士などの専門家が 国民の皆さまの立場に立って審議します その後 専門家の審議結果に基づき 地方厚生 ( 支 ) 局長が訂正 ( 不訂正 ) 決定を行います 次ページの 年金記録の訂正請求の流れ を参照ください 3

年金記録の訂正手続の流れ ( 平成 27 年 3 月 1 日以降 )7年金記録の訂正を求める方 ( 被保険者 受給者 ) 8 審査請求又は裁判 厚生労働大臣又は裁判所 訂正または不訂正決定通知< 厚生労働省 > お近くの年金事務所 ( 請求書の受付 記録の確認調査 ) お住まいの地域の地方厚生 ( 支 ) 局 訂正請求( 弁護士 社会保険労務士 税理士など )12訂正請求書を送付3調査 照会4回答 報告8 決定に不服がある場合 厚生労働大臣に対して 行政不服審査法に基づく審査請求を行うことができます 地方厚生 ( 支 ) 局長の決定の取消を求めて 裁判所に訴訟を提起することもできます 2 年金事務所で直ちに記録訂正できるもの もあります 年金事務所で直ちに記録訂正できるもの 以外のものはお住まいの地域の地方厚生 ( 支 ) 局に送られ 調査などを行います 5 諮問 6 答申 地方審議会民間の専門家による会議 事業主 従業員などの関係者市町村 税務署 金融機関など 4

Q&A Q1 Q1: どのような年金記録が訂正請求の対象となりますか? A: 国民年金 厚生年金保険の被保険者であった期間の記録のほか 厚生年金保険に統合された旧船員保険の被保険者期間 旧農林共済組合 旧三公社 (JR JT NT T) 共済組合の組合員期間の記録が対象です 国民年金基金 厚生年金基金の加入員となっている国民年金 厚生年金保険の被保険者の期間については 訂正請求の対象となります この場合 基金の加入員記録も考慮して訂正の可否が判断されます 国家公務員共済組合 ( 旧陸軍共済組合などを含む ) と地方公務員共済組合の組合員期間 日本私立学校振興 共済事業団の加入者期間は対象となりません なお 戦時中の軍などでの無給嘱託期間については対象となる場合があります Q2 Q2: 年金記録の訂正請求ができるのは どのような場合ですか? A: 年金記録の訂正請求ができるのは 例えば次のような場合です その他 詳しくは 年金事務所窓口でご相談ください A 社で働いていた期間について 退職日より前に厚生年金保険の資格を喪失した記録になっているのは誤りなので 訂正してほしい B 社から支払われた賞与のうち 年 月 日に支払われていた記録がないので 訂正してほしい 年 月から 年 月までの国民年金保険料が未納と記録されているが 納付したはずなので訂正してほしい Q3 Q3: なぜ厚生労働省で年金記録の訂正手続を行うことになったのですか? A: 総務省の年金記録の 確認申立て は 年金記録問題に対処するために 平成 19 年 6 月に臨時に設けられたものです しかし 直近では 古い記録の訂正を求める事案のほか 比較的最近の期間を対象とした事案も発生していることから 恒常的な記録の訂正手続を整備することが求められていました このため 平成 26 年 6 月の法律改正により 厚生労働省に年金記録の訂正を求める制度が創設されました Q4 Q4: 総務省 ( 第三者委員会 ) の年金記録の訂正手続とは違うのですか? A: 弁護士 社会保険労務士 税理士などの専門家が国民の皆さまの立場に立って審議を行う点では 総務省 ( 第三者委員会 ) の訂正手続と基本的に同じです 法律に手続きが規定されたことにより 訂正請求が皆さまの権利として位置付けられ 訂正 または不訂正の決定に不服があるときは 厚生労働大臣への審査請求や訴訟提起をすることが可能となったことなどの違いがあります 総務省 ( 第三者委員会 ) の あっせん は行政処分ではないため 不服がある場合 不服申立てや訴訟提起をしても却下される傾向にあります 行政不服審査制度については総務省のホームページを参照ください ( http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/gyoukan/kanri/fufuku/ ) 総務省不服 5

Q&A Q5 Q5: 年金事務所で直ちに記録訂正できるもの はどのような場合ですか? A: 例えば次のような場合 専門家による審議を経ることなく 年金事務所で記録訂正できます 詳しくは 年金事務所窓口でご相談ください 賞与から保険料が控除された給与明細書があるのに 年金記録の中に賞与の支払記録がない場合 過去に転勤したとき 保険料は引き続き控除されていたが 転勤の前後で被保険者資格が 1 カ月途切れる事務誤りがあり 事業主もこの誤りを認めている場合 勤務実態と保険料控除が確認できる給与明細書があるのに 被保険者資格を取得した記録がない場合 年金事務所での調査や確認に 1 カ月程度かかります Q6 Q6: 地方審議会とは何ですか? A: 皆様の訂正請求を中立的な立場で審議し 公平 公正な判断を行うために設置された専門家 ( 弁護士 社会保険労務士 税理士など ) による会議です 地方審議会は 一つ一つの請求について 年金記録を訂正すべきかどうかを審議して判断します Q7 Q7: 地方厚生 ( 支 ) 局長の決定は公平 公正なものとなりますか? A: 地方厚生 ( 支 ) 局長は 上記地方審議会での審議結果に基づいて訂正 ( 不訂正 ) 決定を行うこととなっており これに反する決定をすることはありません こうした仕組みにより 公平 公正かつ客観的な判断となるようにしています Q8 Q8: 訂正手続には どのくらいの日数がかかりますか? A: 訂正を求める内容により調査 審議にかかる日数が異なりますが 請求書を年金事務所に提出されてから地方厚生 ( 支 ) 局長が決定を行うまで 5 カ月 (140 日 ) 程度かかります 訂正後の年金記録に基づき 変更された額の年金をお受け取りになるまでには さらに数カ月程度の処理期間が必要となります Q9 Q9: 訂正 ( 不訂正 ) 決定に不服がある場合はどうすればいいですか? A: 訂正 ( 不訂正 ) 決定に不服があるときは 行政不服審査法に基づき 厚生労働大臣に審査請求をすることができます また 地方厚生 ( 支 ) 局長の決定の取消しを求めて 厚生労働大臣への審査請求を経ずに 直接 裁判所に訴訟を提起することもできます 行政不服審査制度については 総務省のホームページを参照ください ( http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/gyoukan/kanri/fufuku/ ) 総務省不服 6

Q&A Q10 Q10: 年金記録の誤りを社会保険審査官に申し立てることができますか? A: 年金記録の誤りのうち 行政処分を伴うものは 社会保険審査官に申し立てることができます 新たな訂正請求とは別に 従来から 行政処分に対する不服を簡易に取り扱う仕組みとして社会保険審査官に申し立てるという制度があります 年金記録が間違っていると思われる場合 厚生年金保険被保険者資格の取得確認など行政処分を伴うものについては 社会保険審査官に申し立てることができます 国民年金被保険者資格の取得など行政処分を伴わないものについては 社会保険審査官に申し立てることができません 今回 創設された年金記録の訂正請求制度では 行政処分を伴うもののほか 行政処分を伴わないものも 年金記録の誤りについて訂正請求の対象となります 社会保険審査官への不服申立は不服申立期限があるのに比べ 訂正請求は請求期限がないなどの違いもあります 社会保険審査制度については厚生労働省ホームページを参照ください ( http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/shinsa/syakai/ ) 社会保険審査 < 年金記録と厚生労働大臣が行う確認 決定の例 > ( 表 1) 人生のできごと 年金記録 厚生労働大臣 ( 日本年金機構 ) が行う確認 決定 行政処分であるため社会保険審査官 審査会への申立が可能 20 歳国民年金被保険者資格の取得ー 国民年金保険料の納付国民年金保険料の納付状況ー 就職 厚生年金保険被保険者資格の取得 標準報酬月額 厚生年金保険被保険者資格の取得確認 標準報酬月額の決定 賞与支給標準賞与額標準賞与額の決定 昇給標準報酬月額標準報酬月額の改定 退職厚生年金保険被保険者資格の喪失被保険者資格の喪失確認 失業国民年金保険料の免除の状況国民年金保険料の免除承認 60 歳国民年金被保険者資格の喪失ー < 年金記録の訂正請求と社会保険審査官への不服申立の比較 > ( 表 2) 年金記録の訂正請求 社会保険審査官への不服申立 請求 ( 不服申立 ) の対象表 1 の年金記録の誤り表 1 の確認 決定 請求 ( 不服申立 ) 期間 受付窓口 なし 年金事務所 ( 年金事務所で訂正可能なもの以外は地方厚生 ( 支 ) 局へ送付 ) 原則として 処分を知った日の翌日から 60 日以内 社会保険審査官 判断結果地方厚生 ( 支 ) 局長の決定社会保険審査官の決定 判断結果に不服があるとき厚生労働大臣へ審査請求社会保険審査会へ再審査請求 司法手続との関係 訂正 ( 不訂正 ) 決定が通知されれば厚生労働大臣の審査請求を経ずに訴訟提起可能 再審査請求に対する社会保険審査会の裁決を経た後 訴訟提起可能 7

年金記録の訂正手続の情報提供 厚生労働省記録訂正 厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000071814.html 地方厚生 ( 支 ) 局 北海道厚生局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/hokkaido/ 北海道厚生局記録訂正 東北厚生局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/tohoku/ 関東信越厚生局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/ 東海北陸厚生局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/tokaihokuriku/ 近畿厚生局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kinki/ 中国四国厚生局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/chugokushikoku/ 四国厚生支局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/shikoku/ 九州厚生局 http://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kyushu/ 日本年金機構 http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=29269 日本年金機構記録訂正