2014(平成26)年度 予算編成方針について

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2012(平成24)年度 予算編成方針について

平成 28 年度予算編成方針 我が国の経済は 景気は引き続き緩やかな回復基調を維持しているが その影響が地方経済にまで十分に行き渡っているとは言えず 我々地方の行財政運営の基本となる税等一般財源を確保するためには 臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況が続くものと考える また 税制改正も予測されること


( 注 ) 年金 医療等に係る経費については 補充費途として指定されている経費等に限る 以下同じ (2) 地方交付税交付金等地方交付税交付金及び地方特例交付金の合計額については 経済 財政再生計画 との整合性に留意しつつ 要求する (3) 義務的経費以下の ( イ ) ないし ( ホ ) 及び (

平成28年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について

平成 25 年 4 月 30 日 補助金のあり方に関するガイドライン 函館市 平成 25 年 4 月

平成 29 年度予算の概算要求に当たっての基本的な方針について ( 平成 28 年 8 月 2 日閣議了解 ) の骨子 平成 29 年度予算は 基本方針 2016 を踏まえ 引き続き 基本方針 2015 で示された 経済 財政再生計画 の枠組みの下 手を緩めることなく本格的な歳出改革に取り組む 歳出

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H28秋_24地方税財源

スライド 1

庁議案件No

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総務部 企画財政課

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

第4次日田市行政改革に向けての方針

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

施策の体系 本目標3 地域力と行政の連携がつくる人と地球に優しいまち179

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概算要求基準等の推移

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平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

2007財政健全化判断比率を公表いたします

スライド 1

資料 5 公共施設更新コスト試算 1 試算ケース ケース1: 旧耐震基準のうち 築 60 年以上は建替え それ以外は大規模改修 新耐震基準は老朽箇所修繕 耐用年数を 60 年と想定した場合 旧耐震基準の施設のうち 築 60 年以上の施設は 築 60 年が経過した施設から建替える 建替え対象以外の旧耐

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

一次評価 担当課による自己評価 必要性 効率性 有効性 市民や社会のニーズを的確に捉えた事業か 民間事業者や市民が自ら実施することのできない事業か 目的 目標の達成手段として適切で 優先度の高い事業か 受益者との負担関係やは妥当な水準か 他の手段や方法とのコスト比較は十分行われているか コスト削減や

~ わかりやすい決算報告をめざして ~ 市ではさまざまな事業を行っています どのような事業を行うのか 資金調達はどうするか どのように支出するかを 歳入 歳出 という形でお金で表し とりまとめた計画が 予算書 です その予算に沿って事業を行った一年間の結果を報告したものが 決算書 です 決算書 には

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

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目 次 1. 作成の目的 P2 2. 推計方法 P2 3. 歳入の推移 P4 4. 歳出の推移 P5 5. 歳入歳出の比較 P6 6. 基金の状況 P7 7. 地方債残高の状況 P8 8. 経常収支比率の状況 P9 9. 実質公債費比率の状況 P まとめ P11-1 -

三沢市行政経営推進プラン

手法 という ) を検討するものとする この場合において 唯一の手法を選択することが困難であるときは 複数の手法を選択できるものとする なお 本規程の対象とする PPP/PFI 手法は次に掲げるものとする イ民間事業者が公共施設等の運営等を担う手法ロ民間事業者が公共施設等の設計 建設又は製造及び運営

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☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

次期行財政改革プラン ( 仮称 ) の策定に向けて H 第 2 回行財政改革推進委員会 Ⅰ これまでの取組 Ⅱ 地方を取り巻く情勢 Ⅲ 中津市の行財政運営の課題 Ⅳ 基本方針と基本目標

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総括的事項について 推進プラン全体に関するもの (2 件 ) 1 行政改革の推進プランであるにもかかわらず コスト削減に関する推進項目やプログラムが少ないのではないか 本市では 過去数次にわたる行政改革のプラン実施において 取り組む必要があると考えられる取組については 可能な限り取り組んできたところ

歳入総額 区分 平成 年度の財政フレーム ( 単位 : 百万円 ) 30 年度 31 年度 合計 構成比 構成比 構成比 263, % 265, % 529, % 一般財源特別区税特別区交付金その他特定財源国 都支出金繰入金特別区債 167

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

めざしたい将来像 市民ニーズに弾力的に応えられる活力に満ちた松戸市となるために 発展性のある健全な財政運営を実現します そのために 将来を見越して 社会資源の有効活用を図りつつ 柔軟かつ大胆な発想で歳入 歳出とも不断の見直しを行います 指標 21 年度 22 年度 2 年度 27 年度現状値 2 年

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

目 次 (1) 財政事情 1 (2) 一般会計税収 歳出総額及び公債発行額の推移 2 (3) 公債発行額 公債依存度の推移 3 (4) 公債残高の累増 4 (5) 国及び地方の長期債務残高 5 (6) 利払費と金利の推移 6 (7) 一般会計歳出の主要経費の推移 7 (8) 一般会計歳入の推移 8

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)


貝監第  号

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

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田川市水道事業会計

活動指標及び 活動指標標準仕様書 導入手順書策定数 ( 改定を含む ) 活動見込 31 活動見込 2 活動指標及び 活動指標 RPA 補助事業の完了数 活動見込 31 活動見込 5 活動指標及び AI 実証地域の完了数 活動指標 活動見込 31 活動見

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試算の前提条件 2018( 平成 30) 年度当初予算を基本に 収支等に大きく影響のあるもの (2018 年度の新規 拡充事業など ) や 2017 年度補正予算等による影響を反映 市税を 中長期の経済財政に関する試算 (2018 年 1 月内閣府 ) で示されたベースラインケースの指標により試算し

平成24年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度(閣議了解)

( 別添 1) 平成 31 年度予算編成方針 1 現下の経済情勢と国の財政運営の基本方針 平成 30 年 9 月公表の 月例経済報告 ( 内閣府 ) によれば 我が国の景気は 緩やかに回復している としている 先行きについては 雇用 所得環境の改善が続くなかで 各種政策の効果もあって 緩やかな回復が

平成 31 年度社会保障関係予算のポイント 頁 新 ( 平成 31 年 1 月 18 日閣議決定 ) 旧 ( 平成 年 12 月 21 日閣議決定 ) 1 平成 31 年度社会保障関係費の姿 平成 31 年度社会保障関係費の姿 ( 注 ) 年度 31 年度増 減 329, ,914 +1

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

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平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

浜田市事務事業の外部化 ( 民間委託等 ) に関する指針 の 策定について 平成 25 年 5 月浜田市行財政改革推進本部 浜田市では 平成 17 年 10 月に市町村合併を行い 平成 18 年 2 月に 浜田市行財政改革大綱 を策定して 平成 22 年度までの 5 年間で改革に取り組んできました

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さぬき市普通会計決算状況 普通会計決算状況及び財政指標等 1P 普通会計歳入決算状況 普通会計歳出決算状況 主な一般財源の推移 ( 市税及び地方交付税 ) 普通建設事業費と義務的経費の推移 基金 市債及び元利償還金等の状況 2P 3P 4P 5P 6~8P

P10 第 2 章主要指標の見通し 第 2 章主要指標の見通し 1 人口 世帯 1 人口 世帯 (1) 人口 (1) 人口 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口を 国勢調査 ( 平成 7 年 ~22 年 ) による男女各歳人口をもとにコーホー 平成 32 年 (2020 年 ) までの人口

瑞穂市行政改革大綱

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

参考 平成 27 年 11 月 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する論点整理 において示された個人所得課税についての考え方 4 平成 28 年 11 月 14 日 政府税制調査会から 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 が公表され 前記 1 の 配偶

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その 1 の財政状況は? 平成 28 年度一般会計決算からの財政状況を説明します 1 平成 28 年度の主なお金の使い道は? その他の経費 212 億 93 万円 扶助費 82 億 3,606 万円 16.7% 43.0% 義務的経費 219 億 7,332 万円 人件費 44.5% 79 億 8,

長期総合計画の計画的推進について < 部経営上の課題 取組方針 > H19 年度の各部の経営上の課題 取組方針の協議 < 行政改革 > 財政 人事など経営資源の現状分析 把握 課題についての対処方法の検討 行政改革実施計画の見直し <サマーレビュー > 懸案施策 事業の協議 < 実施計画 > 今後


1. 趣旨この基本方針は 市がネーミングライツの付与に関する事業 ( 以下 ネーミングライツ事業 という ) を実施するにあたり 郡山市広告事業実施要綱 ( 平成 27 年 4 月 1 日制定 )( 以下 実施要綱 という ) 第 19 条 ネーミングライツ スポンサーの募集 に基づき ネーミングラ

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27 年度当初予算 28 年度要求主な増減理由円)平 7 単 位 2 : 8 百年万度予訳(成 ( 目 ) 啓発広報費 2 平成 26 年度限りの経費 ( 重要事項に関する戦略的国際広報諸費に統合 ) 計 0 0 算内

指標名単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年度 8 年度 9 年度 事業の活活動量動 指実標績の数値化 計画 実績 記述欄 数値化できない場合八代市と北海市との友好関係を深めるため受入れを行うものであり 数値化することは困難である 指標名指標設定の考え方単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年

5 この施策に係る事務事業 ( 重要度 貢献度順 ) 番号 事務事業名 魅力個店づくり整備促進事業 歳出決算額 ( 千円 ) 施策への関連性 目的に対する指標 年度目標値 年度実績値 推移 区内の既存個店や出店希望 22 者が行う 魅力的な店舗づ 809 くりを支援することで 魅 力個店の集積を図る

1. 行政運営の改革 町の現況と課題 厳しい財政事情や町民ニーズの複雑 多様化が進むなか 限られた行政経営資源 ( 人材 財源 情報 ) のもとで 町民が満足できるサービスを効率的 効果的に提供していくことが求められています 本町では 第 5 次松伏町行政改革大綱 に基づき協働によるまちづくりや 暮

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財政基礎講座

⑴ 練馬区の予算規模はどのくらいですか? どんなことに予算が多く使われているのですか? 平成 27 年度の予算規模は約 2,500 億円で 児童 高齢者 障害者 生活困窮者などを支援するための経費の割合が増えています 平成 27 年度における予算額は約 2,500 億円で前年度より約 55 億円増加

はじめに

資料 5 総合計画の推進について 1 総合計画推進の基本的な考え方 ⑴ 第 5 次長期総合計画の体系 ( 本編 P.9) 第 5 次長期総合計画は まちの将来ビジョンとして 基本構想部分で目指すまちの姿やまちづくり戦略 5つの戦略の柱などを定め 戦略計画部分で 重点的な施策展開として 5つの戦略の柱

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

スライド 1

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

2 主な歳入 ( 総合予算編成団体 ) 地方税は, 市町村民税の増加により10.2% の増 ( 地財計画では+15.7%) となっている 地方譲与税は, 所得譲与税の廃止により55.7% の減 ( 地財計画では 81. 0%) となっている 地方交付税は, 税収の伸び等により6.4% の減 ( 地財

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

Transcription:

平成 26 年度予算の編成方針を次のとおり決定する 平成 25 年 10 月 29 日 防府市長 松浦正人 国の動向 国は 6 月 14 日に 経済財政運営と改革の基本方針 を閣議決定し デフレからの早期脱却と 再生の10 年 に向けた基本戦略として 相互に補強し合う関係にある 大胆な金融政策 機動的な財政政策 民間投資を喚起する成長戦略 の 三本の矢 を一体として推進し 民需主導の持続的成長の実現などにより 今後 10 年間の平均で名目 GDP 成長率 3% 程度 実質 GDP 成長率 2% 程度の成長を目指すとしている さらに 8 月 8 日には 中期財政計画 を閣議了解し 財政健全化に向けて国と地方を合わせた基礎的財政収支を平成 32 年度までに黒字化させる目標を掲げ 平成 27 年度までの予算においては 施策の優先順位を洗い直した上で 無駄を最大限縮減しつつ 税収等の動向も踏まえ 優先度の高い施策について重点化を図るとしている また 地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源の総額については 国の歳出の取組と基調を合わせつつ 平成 26 年度及び平成 27 年度において 平成 25 年度地方財政計画の水準を下回らないよう実質的な確保をするとしている なお 国の予算編成については 9 月に各省からの概算要求が取りまとめられたところであるが 消費税率引上げ分の税収を財源とする社会保障の充実 安定化に関する予算については 10 月 1 日に消費税率引上げが決定されたことから 今後も国の予算編成の動向を注視していく必要がある -1-

本市の財政状況 本市では これまで行政改革大綱に基づき 定員管理の適正化や事務事業の見直しなど様々な行財政改革に取り組むことで大きな効果を上げてきており 平成 24 年度決算においては 市税収入が固定資産税の減少などにより前年度比 1.7% 減となり4 年連続の減少となったものの 実質収支は約 10 億円の黒字となり 財政調整基金残高は約 51 億円となった また 財政の健全性を判断するための指標である 実質公債費比率は4.4% 将来負担比率は3.2% といずれも前年度を下回り 良好な数値となっている しかしながら 今後 5 年間の財政状況を推計した 中期財政計画 では 平成 26 年度において 歳入では国の経済政策などの影響により市税収入は増加に転じると見込まれるものの 歳出においては 社会保障関係費の自然増により引き続き扶助費は増加すると見込まれる また 計画の半ば以降には これまで実施してきた廃棄物処理施設建設事業や小 中学校施設の耐震化事業等の大型事業に係る地方債や臨時財政対策債の発行により公債費が増加するなど 一般財源は毎年不足することが見込まれる さらに 高度経済成長期に建設した多数の公共施設が老朽化による更新時期を迎えており それらの更新等にかかる費用は 今後 多額に上る見込みである このような状況の中 全ての職員が財政見通しの厳しさについて強く認識した上で これまでの行財政改革の取組を発展的に継承しつつ 新たに経営の視点を取り入れた 行政経営改革 として更なる改革に取り組み 中長期的な負担にも耐えうる健全な財政基盤の構築を目指すとともに 限られた財源の中で 市民ニーズを的確にとらえ 最も効率的かつ効果的な事業を実施し 市民満足度をより高めていく必要がある -2-

予算編成の基本方針 平成 26 年度の当初予算においては 財政見通しが厳しい状況を踏まえ 持続可能な行政運営のため財政の健全性を堅持しつつ 第四次防府市総合計画に掲げる将来都市像 人 まち元気誇り高き文化産業都市防府 を築くための諸事業の着実な推進を図る また 参画と協働のもと 活気あふれるにぎわいと健やかでやすらぎに満ちた市民が誇りを持てるふるさとを目指し 自助 共助 公助の連携による 安全で美しいまちづくり を推進する予算として 次に掲げる基本方針により 新年度予算を編成する < 基本方針 > 1 環境 教育 観光 活性化 子育て 健康 防災 を重要施策として位置づけ これまでの成果を活かしながら より戦略性のある施策として着実に推進すること 2 特に 安全 安心な市民生活の確保のための防災 減災対策を進める とともに 美しいまちを目指して 循環型社会の構築や生活環境の充実 を図るための諸施策に積極果敢に取り組むこと 3 様々な社会経済情勢の変化の中で多様化する市民ニーズや行政課題を 的確にとらえ 一層のスピード感を持って 効率的 効果的な対応策を 展開すること -3-

予算要求の基本的な考え方 ( 予算の要求 ) 1 平成 26 年度当初予算は 限られた財源を効率的かつ効果的に活用できるよう 部局内でスクラップ アンド ビルド等の検討を行った上で予算要求すること 新規事業については 補助 単独を問わず 実施計画等により庁内合意を得たものを基本とし 既存事業については 行政評価や決算などにおける課題を考慮するなどPDCAサイクルを念頭に置き 有効性 費用対効果等あらゆる角度から再検証をした上で 適正な予算の計上に努めること また 消費税及び地方消費税については 税率の引上げ分を適切に反映させて計上すること ( 通常予算 ) 2 通常予算として編成するので 年間見通しに基づき 予定されるすべ ての収入及び支出を的確に把握し 計上すること ( 総合計画との整合性 ) 3 事業選択に当たっては 第四次総合計画の基本計画 との整合性を図るとともに 緊急性 効率性 市民満足度の向上の観点などから事業を見直し 必要なものを計上すること また 懸案の事業などで特に問題を含んでいるもの又は複数の部局に関係する事業などについては 事前に関係機関又は関係部局と十分に協議すること -4-

( 自治基本条例との整合性 ) 4 防府市自治基本条例 で定めた市政に関する基本的な事項に留意し 予算への所要額の反映 計上に努めること ( 参画及び協働の推進に関する条例との整合性 ) 5 防府市参画及び協働の推進に関する条例 で定めた参画と協働を推進するための基本的な事項に留意し 予算への所要額の反映 計上に努めること ( 行財政改革 ) 6 行財政改革については 将来にわたって持続的に財政の健全性が堅持されるよう 新たに経営の視点を取り入れた 行政経営改革 として 引き続き 重点的に取り組むこととするので 再度 足元からの見直しを行い 次の点に 特に留意すること (1) 新たな自主財源等の確保遊休資産の処分に努めるとともに 創意工夫をこらした広告掲載事業の一層の拡充など 新たな財源の確保に積極的に取り組むこと (2) 事務処理コストの抑制時間外等勤務手当及び臨時職員の賃金については 引き続き削減の対象とするので 今一度 原点に立ち返り 各課所管事務事業の見直しや休 廃止等を検討した上で 計上すること (3) 補助金等の見直し 受益者負担の適正化補助金等及び受益者負担については 社会経済状況の変化を踏まえ 必要性 公平性 費用対効果 金額の適正化などの観点から検証し 見直し可能なものについては 予算への反映に努めること また 補助金の創設に当たっては 経費負担のあり方 必要性 緊急性 費用対効果などの面から十分に検証するとともに 終期を設定すること -5-

( 入札の適正化 ) 7 随意契約については 地方自治法においても契約の例外的な取扱として位置づけられており 事務処理の指針である 随意契約ガイドライン に従って その必要性等を改めて検証し 見積合わせ 入札制度への移行について必ず検討すること やむなく一者随契とする場合は 必ず契約内容 仕様 設計内容等の見直しを行い経費の節減を図るよう努めること ( 国 県の動向 ) 8 国 県補助金等については 積極的な活用を図り 国や県の制度改正や予算編成の動向を注視して適切な額を計上すること なお 国 県の補助金が廃止又は縮小された事業にあっては 基本的に市においても同様に扱うものとし 市単独事業に振り替えないこと ( その他 ) 9 特別会計及び外郭団体においては 財政健全化法による 健全化判断比率 算定の対象となっており これまで以上に財政の健全化に向け努力すること (1) 特別会計一般会計に準じて見積もり 計上すること 特に 事業収入の増加 経営の合理化に積極的に取り組み 独立採算性の堅持 将来に向けた収支の均衡保持に努めること (2) 外郭団体市と同様の考え方で対応していくこととするので 必要性を含め 事業全般について見直すよう指導 助言すること -6-

(3) 指定管理者指定管理者制度を導入している公共施設について 担当部局は 防府市指定管理者制度ガイドライン に基づくモニタリングの結果を精査して管理運営状況を把握するとともに 必要に応じて改善措置を講じるよう指示等を行うこと また 次期指定管理者の選定に反映させる部分があれば 募集要項の作成等に反映させること -7-