2004年3月期決算説明会

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決算概要

2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

平成21年3月期 決算補足説明資料

決算概要

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2018年度第2四半期 決算概要

2018 Brother Industries, Ltd. All Rights Reserved 年度第 3 四半期連結業績概要 16Q3 増減 増減率 () は為替影響 除く増減率 売上収益 1,878 1, % (+6.4%) 事業セグメント利益 224

2016年1月期 第1四半期 決算概要

証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

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2017 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 29 年 12 月期第 2 四半期決算 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2017 年 8 月 7 日 目次 2017 年 12 月期 ( 平成 29 年 12 月期 ) 第 2 四半期決算

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2020年1月期第1四半期 決算概要

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部品メーカーの状況 自動車部品メーカー 75 社の 2017 年度通期 (2017 年 年 3 月 ) の業績は 以下のとおりとなった 1. 決算状況 1 日本基準適用企業 63 社 ( ) 前年同期差 前年同期比 売上高 14,135,817 15,044, ,912 +

2015 Template Japanese 4×3

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2018年度第1四半期 決算説明資料

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( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 2, 15, 1. 金 16, 額 12, 12, 9, 営業利益率 経常利益率 当期純利益率 , 6, 4. 4, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 1 社 ( 単位 : 億円 ) 215 年度 216 年度前年度差前年度

2009 年 12 月期第 2 四半期決算 ( 平成 21 年 12 月期 ) 補足説明資料 FACT SHEETS 2009 年 7 月 31 日 東京建物株式会社 目次 2009 年 ( 平成 21 年 )12 月期第 2 四半期決算 ( 連結 )

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決算サマリー 2019 年 3 月期第 1 四半期業績概要 売上高 596 億円 ( 前四半期比横ばい ) 営業利益 60 億円 ( 同 34% 増 ) 自動車向けの需要が コンデンサ中心に堅調 2019 年 3 月期業績予想 上期の業績予想を上方修正 自動車 産業機器の電子化やスマートフォンの高機

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第 1 四半期の売上収益は 1,677 億円となり 前年からプラス 6.5% 102 億円の増収となりました 売上収益における為替の影響は 前年 で約マイナス 9 億円でしたので ほぼ影響はありませんでした 事業セグメント利益は 175 億円となり 前年から 26 億円の減益となりました 在庫未実現

ご説明用資料 2018 年度決算概要 2019 年度業績予想 2019 年 5 月 15 日 Copyright (C) 2019 Toyo Business Engineering Corporation. All rights Reserved. 事業セグメント ソリューション事業 SAPを始め

本日の説明内容 総括 2019 年 3 月期第 1 四半期実績 2019 年 3 月期通期見通し 主要施策の進捗 1

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目次 1. 経営成績営業利益分析 / 海外売上高 / 貸借対照表 2. 業績予想 ( 修正 : 有 ) 3. 研究開発費 / 減価償却費 / 設備投資 4. 株価の状況 5. トピックス P.2 P.10 P.14 P.16 P

( 億円 ) ( 億円 ) 営業利益 経常利益 当期純利益 金 25, 2, 15, 12, 営業利益率 経常利益率 額 15, 9, 当期純利益率 6. 1, 6, 4. 5, 3, 2.. 2IFRS 適用企業 8 社 214 年度 215 年度前年度差 ( 単位 : 億円 ) 前年

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2018年度(2019年3月期)第3四半期決算説明資料

プレゼン

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2017年度 決算説明会資料

2015年1月期 決算概要

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決算補足説明資料 2011年3月期(10/4~11/3)

決算概況


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2009年3月期 第2四半期決算説明会

連結貸借対照表 ( 単位 : 百万円 ) 当連結会計年度 ( 平成 29 年 3 月 31 日 ) 資産の部 流動資産 現金及び預金 7,156 受取手形及び売掛金 11,478 商品及び製品 49,208 仕掛品 590 原材料及び貯蔵品 1,329 繰延税金資産 4,270 その他 8,476

Microsoft Word 決算短信修正( ) - 反映.doc

2014 年度 ( 平成 26 年 12 月期 ) 第 1 四半期決算補足資料 1. 主要な経営指標の推移 2. 主な当社グループ業績 3. 連結損益計算書 4. 連結貸借対照表 5. セグメント売上高及びセグメント利益の四半期推移

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2017 年 3 月期決算説明資料 2017 年 5 月 15 日 近鉄グループホールディングス株式会社 ( 証券コード 9041)


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2017年度決算説明会資料

平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

2018年度第2四半期 決算説明資料

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キヤノンマーケティングジャパングループ2016年決算説明資料

2018年3月期 決算説明会

INDEX Corporate Data page Financial Data

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第 16 回ビジネス会計検定試験より抜粋 ( 平成 27 年 3 月 8 日施行 ) 次の< 資料 1>から< 資料 5>により 問 1 から 問 11 の設問に答えなさい 分析にあたって 連結貸借対照表数値 従業員数 発行済株式数および株価は期末の数値を用いることとし 純資産を自己資本とみなす は

2016年度 第1 四半期 連結決算概要


平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

2018(平成30)年3月期第3四半期決算プレゼンテーション資料

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平成22年3月期 決算概要

平成 29 年 3 月期決算短信 IFRS ( 連結 ) 平成 29 年 4 月 26 日 上場会社名 日信工業株式会社 上場取引所 東 コード番号 7230 URLhttp:// 代表者 ( 役職名 ) 代表取締役社長 ( 氏名 ) 大河原栄次 問合せ先責

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2017年3月期第1四半期 決算説明会


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平成26年(2014年)3月期第1四半期決算説明会資料.ppt

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2018年3月期 決算説明会

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平成27年3月期第1四半期決算短信


通期 連結の売上高 営業利益 経常利益としては 過去最高 のれん及び固定資産に係る減損損失を特別損失として 517 億円計上 当期純利益が 3 月 30 日付での予想数値より増加したのは 予想数値公表時の見込み額と比べ 最終決算数値により確定した減損損失額が 53 億円 減少したことによる 事業環境

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決算説明会資料

10年分の主要財務データ

2019年3月期第2四半期決算補足説明資料

( 参考 ) 個別業績の概要平成 29 年 9 月期第 1 四半期の個別業績 ( 平成 28 年 10 月 1 日 ~ 平成 28 年 12 月 31 日 ) (1) 個別経営成績 ( 累計 ) (% 表示は 対前年同四半期増減率 ) 売上高営業利益経常利益四半期純利益 百万円 % 百万円 % 百万

平成26年3月期連結決算および剰余金の配当に関するお知らせ

2018年3月期 第3四半期 決算説明会

2018年度 第3四半期累計 1-9月 実績 2017年 19月期 2018年 19月期 増減 () 9,302 9, % +4.1% 営業利益 % 0.0% % +9.7% 親会社の所有者に 帰属する四半期利

2017年度 第2四半期 決算概要

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2016 年度決算説明資料 2017 年 2 月 20 日横浜ゴム株式会社 2016 年通期連結決算の概要についてご説明します 1

連結の範囲等 連結の範囲 連結子会社 135 社 ( 前期比 +13 社 ) 持分法適用会社 0 社 ( 前期比 1 社 ) ( 増減内訳 ) ( 増減内訳 ) 日本 2 社 ( タイヤ ) 日本 1 社 ( タイヤ ) アジア +3 社 (MB) 欧州 +2 社 (MB) ATG +10 社 異動の内訳 ( タイヤ新規 +1 社 ) ( タイヤ減少 1 社 ) 亀山ビード ( 日本 / タイヤビード製造販売会社 ) ヨコハマコンチネンタルタイヤ ( 日本 / タイヤ国内販売会社 ) ( タイヤ減少 3 社 ) ( 日本 / タイヤ国内販売孫会社 ) (MB 新規 +5 社 ) 上海優科豪馬橡胶制品商貿有限公司 ( 中国 /MB 販売会社 ) Yokohama Industrial Products Asia-Pacific Pte. Ltd. ( シンガポール /MB 販売会社 ) PT.Yokohama Industrial Products Manufacturing Indonesia ( インドネシア /MB 製造販売会社 ) Yokohama Industrial Products Europe GmbH ( ドイツ /MB 販売会社 ) Yokohama Industrial Products Italy S.R.L. ( イタリア /MB 製造販売会社 ) (ATG 新規 +10 社 ) Alliance Tire Group B.V. ( オランダ / 持株会社等 ) Alliance Tire Holding Ltd. ( イスラエル / 持株会社等 ) Alliance Tire Company Ltd. ( イスラエル / 事業会社 ) Alliance Tire Europe B.V. ( オランダ / 事業会社 ) Alliance Tire Americas Inc. ( アメリカ / 事業会社 ) Alliance Tire Africa (Pty) Ltd. ( 南アフリカ共和国 / 事業会社 ) Turgco Ltd. ( キプロス / 持株会社等 ) ATC Tires Private Ltd. ( インド / 事業会社 ) 青島艾林斯輪胎有限公司 ( 中国 / 事業会社 ) ATG Holdings B.V. ( オランダ / 持株会社等 ) 2 連結範囲の状況です 2016 年 12 月末の連結子会社数は 135 社 前期末比 13 社増加しました 第 3 四半期よりアライアンスタイヤグループ (ATG)10 社が連結対象会社となり それ以外は日本が 2 社減少 アジアが 3 社 欧州が 2 社増加です なお 持分法適用会社については コンチネンタル社との業務提携の解消に伴い 8 月度にヨコハマコンチネンタル社を清算しています 2

2016 年度連結業績 連結業績の状況です 3

損益状況 ( 通期 ) 為替レート US$ 109 円 121 円 ( 前期 ) 12 円 EUR 120 円 134 円 ( 前期 ) 14 円 RUB 1.6 円 2.0 円 ( 前期 ) 0.4 円 TSR20 138セント 137セント ( 前期 ) +1セント WTI 43ト ル 49ト ル ( 前期 ) 5ト ル SICOM TSR20 1M ( 億円 ) 2016 年 2015 年為替為替除く増減増減率 1-12 月 1-12 月影響増減 売上高 5,962 6,299 337 5.3% 351 +14 売上総利益 2,124 2,247 123 5.5% 166 +43 ( 売上総利益率 ) (35.6%) (35.7%) ( 0.1%) 販管費 1,701 1,702 1 0.0% 68 +67 ( 販管費率 ) (28.5%) (27.0%) (+1.5%) 営業利益 423 545 122 22.4% 98 24 ( 営業利益率 ) (7.1%) (8.7%) ( 1.6%) 営業外収支 32 52 +20 - +20 +0 経常利益 391 493 102 20.7% 78 24 税前利益 320 543 222 41.0% 親会社株主に帰属する当期純利益 188 363 175 48.3% 4 為替等の実績は US ドルが 109 円 前期比で 12 円の円高 ユーロが 120 円で 14 円の円高 ルーブルが 1.6 円で 0.4 円の円高です 為替の影響額は売上高でマイナス 351 億円の減収要因 営業利益でマイナス 98 億円 経常利益でマイナス 78 億円のそれぞれ減益要因となっています 原材料は天然ゴム (TSR20) が 138 セント 前年同期比で 1 セント高 原油は 43 ドルで 5 ドル安となっています 原材料の影響はプラス 166 億円の増益要因となっています 損益の状況です 売上高は 5,962 億円 前期比でマイナス 337 億円 5.3% の減収です 売上総利益は 2,124 億円 マイナス 123 億円 5.5% の減益 売上総利益率は 35.6% で ほぼ前年並となっています 販管費は 1,701 億円でほぼ前期並ですが 為替影響がマイナス 68 億円あり それを除くと 67 億円の増加となります 第 3 四半期より連結対象となった ATG の販管費 のれん等の償却費 買収関連費用等が 94 億円含まれており それ以外は主として販売手数料 流通コスト等の減少によるものです 営業利益は 423 億円で マイナス 122 億円 22.4% の減益です 営業外収支はマイナス 32 億円で 20 億円良化しており 為替影響によるものです 経常利益は 391 億円で マイナス 102 億円の減益 当期純利益は 188 億円 減損損失を 64 億円計上したことにより マイナス 175 億円の減益となりました なお 減損損失は海外を中心に収益性の低下した事業用資産について処理を実施しています 4

営業利益増減要因 2016 年 ( 通期 ) ( 億円 ) 粗利為替差 US$ 109 円 121 円 ( 前期 ) 12 円 EUR 120 円 134 円 ( 前期 ) 14 円 RUB 1.6 円 2.0 円 ( 前期 ) 0.4 円 原料価格 価格 ATG 営業利益 増益要因 減益要因 買収関連費用 販売量 /MIX 工場立上げ費用他製造原価 販管費 前年営業利益 ( 内訳 ) 天然ゴム合成ゴム配合剤その他 +43 +38 +71 +14 ( 内訳 ) 販売量 24 MIX +16 為替影響 +68 ATG 反映前営業利益 当期営業利益 ATG 反映前営業利益マイナス 101 億円減益 ATG 関連マイナス 21 億円 2015 年通期 営業利益マイナス 122 億円減益 2016 年通期 5 営業利益増減要因です 前期が 545 億円 当期が 423 億円 差引マイナス 122 億円の要因ですが まず ATG 買収に伴う影響額マイナス 21 億円を除いた 444 億円ベースでのマイナス 101 億円についてご説明します 粗利為替差でマイナス 166 億円 原料価格でプラス 166 億円 内訳は天然ゴムプラス 43 億円 合成ゴムプラス 38 億円 配合剤等でプラス 85 億円となっています 価格要因でマイナス 135 億円 内訳は国内新車用でマイナス 23 億円 国内市販用でマイナス 22 億円 中国でマイナス 27 億円 北米でマイナス 35 億円 その他海外でマイナス 28 億円となっています 販売量 /MIX でマイナス 9 億円 販売量でマイナス 24 億円 ( タイヤマイナス 13 億円 MB マイナス 11 億円 ) タイヤの MIX 改善等でプラス 16 億円となっています 工場立上費用他でマイナス 37 億円ですが 米国ミシシッピートラックバス製造工場の立上費用でマイナス 27 億円 前期に海外において生産財タイヤの大型受注があり その影響でマイナス 10 億円となっています 製造原価でマイナス 15 億円 販管費でプラス 95 億円の良化要因となっていますが 内 68 億円が為替の影響によるもので 残り 27 億円は販売手数料 流通コスト等の減少によるものです ATG は下期累計の営業利益が 48 億円 買収関連費用でマイナス 69 億円となっています 内訳は のれんの償却でマイナス 21 億円 棚卸資産 固定資産の時価評価等でマイナス 32 億円 取得関連費用でマイナス 16 億円となっています 5

事業別セグメント ( 通期 ) 売上高 営業利益 ( 億円 ) 2016 年 2015 年為替為替除く増減増減率 1-12 月 1-12 月影響増減 タイヤ 4,506 5,006 501 10.0% 306 195 MB 1,121 1,217 96 7.9% 45 51 ホース配管 423 460 37 8.0% 工業資材 272 284 13 4.5% ハマタイト 248 268 20 7.4% 航空部品 178 205 26 12.9% ATG 255 - +255 - - +255 その他 80 75 +5 +6.7% - +5 合計 5,962 6,299 337 5.3% 351 +14 タイヤ 363 430 67 15.6% 81 +14 MB 75 105 30 28.9% 17 13 ATG 21-21 - - 21 その他 7 10 3 28.4% - 3 セグメント間消去 1 0 1 - - 1 合計 423 545 122 22.4% 98 24 当期より Alliance Tire Group を連結の範囲に含めたことにより 新たな報告セグメントとして ATG を新設しています これにより 当社の報告セグメントは従来からの当社グループが営む事業を種類別に管理する報告セグメントである タイヤ MB に ATG を加えた 3 セグメントで構成されています 6 事業別セグメントの状況です タイヤ事業は 4,506 億円 前期比で 501 億円 10.0% の減収です 内訳は国内新車用でマイナス 58 億円 ( うち価格要因でマイナス 23 億円 ) 国内市販用でマイナス 64 億円 ( うち価格要因でマイナス 22 億円 ) 海外でマイナス 379 億円 ( うち価格要因でマイナス 90 億円 為替影響でマイナス 306 億円 ) となっています 国内新車用については 昨年実施された軽自動車税の増税 燃費データ問題の影響によるものです 国内市販用については 引き続き収益性向上のため低採算品の販売を抑制し 高付加価値品の販売強化を行っており 売上高は本数ベースで 5% 程度減少していますが 営業利益は大幅に改善しています 海外市場用については 中国は新車用タイヤが順調に推移し 本数ベースで 21% 増加となりました また欧州についても チェルシーの宣伝効果による新規取扱店舗の拡大等により 11% 増加となりました 北米では新車用タイヤは 5% 増加となりましたが トラックバス用タイヤの需要鈍化の影響もあり ほぼ前年並みです またロシア 中近東 中南米等の資源開発国では引き続き需要低迷の影響を受けました MB 事業は 1,121 億円 前期比で 96 億円 7.9% の減収です ホース配管は自動車用ホースのパワステ電動化による需要減少 建機需要の低迷の影響を受け 37 億円減となりました 工業資材は為替影響 国内粗鋼生産量の低迷 資源関連商品の需要減等の影響で 13 億円減となりました ハマタイトは国内建築市場の伸び悩みにより 建築用シーリング剤を中心に低調に推移し 20 億円減となりました 航空部品は民需向けが量産機の生産減の影響により低調に推移し 26 億円減となりました ATG 下期累計の売上高は 255 億円となりました トラックバス用タイヤは北米アンチ ダンピング 相殺関税の影響を受けましたが 農業用タイヤは需要低迷の中 販売量は年間ベースで過去最高を達成しました 営業利益はタイヤ事業が 363 億円 前年同期比 67 億円の減益となりました 要因分析は 粗利為替でマイナス 146 億円 原材料価格でプラス 161 億円 販売 /MIX でプラス 4 億円 ( 販売量でマイナス 13 億円 MIX 他でプラス 17 億円 ) 価格でマイナス 135 億円 工場立上費用等でマイナス 37 億円 製造原価でマイナス 13 億円 販管費でプラス 99 億円となっています MB 事業が 75 億円 30 億円の減益となりました 粗利為替でマイナス 20 億円 原材料価格でプラス 5 億円 販売 /MIX でマイナス 13 億円 ( 販売量でマイナス 11 億円 MIX 他でマイナス 2 億円 ) 製造原価でマイナス 2 億円 販管費でマイナス 1 億円となっています ATG が のれん償却 取得関連費用等含めまして マイナス 21 億円となっており 内訳はご説明したとおりです 6

損益状況 (10-12 月 ) US$ 109 円 12 円 US$ 109 円 12 円 US$ 109 円 12 円 為替レート EUR 121 円 14 円 EUR 118 円 15 円 EUR 120 円 14 円 RUB 1.6 円 0.5 円 RUB 1.7 円 0.1 円 RUB 1.6 円 0.4 円 TSR20 129セント 14セント 167セント +47セント 138セント +1セント WTI 42ト ル 9ト ル 49ト ル +7ト ル 43ト ル 5ト ル ( 億円 ) 16 年度 前期比 16 年度 前期比 16 年度 前期比 1-9 月 増減 10-12 月 増減 通期 増減 売上高 4,102 335 1,860 2 5,962 337 売上総利益 1,411 122 713 1 2,124 123 ( 売上総利益率 ) (34.4%) ( 0.1%) (38.3%) ( 0.0%) (35.6%) ( 0.1%) 販管費 1,222 6 479 +5 1,701 1 ( 販管費率 ) (29.8%) (+2.1%) (25.8%) (+0.4%) (28.5%) (+1.5%) 営業利益 189 116 234 7 423 122 ( 営業利益率 ) (4.6%) ( 2.3%) (12.6%) ( 0.3%) (7.1%) ( 1.6%) 営業外収支 46 +0 14 +20 32 +20 経常利益 143 115 249 +13 391 102 税前利益 138 116 182 106 320 222 親会社株主に帰属する当期純利益 85 98 103 77 188 175 7 10~12 月期の損益状況です 為替等の実績は US ドルが 109 円 前年同期比で 12 円の円高 ユーロが 118 円で 15 円の円高 ルーブルが 1.7 円で 0.1 円の円高です それによる為替の影響額は売上高でマイナス 91 億の減収要因 営業利益でマイナス 12 億の減益要因 経常利益では営業外為替の良化によりプラス 15 億の増益要因となっています 原材料は天然ゴム (TSR20) が 167 セント 前年同期比で 47 セント高 原油は 49 ドルで 7 ドル高となっています 但し 原料価格の損益への影響は購入 吐出しのずれ (2~3 ヶ月程度 ) の影響等でプラス 23 億円の増益要因となっています 損益の状況です 売上高は 1,860 億円とほぼ前年同期並ですが タイヤ事業でマイナス 117 億円 マイナス 7.7% の減収 MB 事業でマイナス 8 億円 マイナス 2.4% の減収です また ATG の第 4 四半期の売上が 125 億円含まれています 営業利益は 234 億円で マイナス 7 億円 マイナス 2.7% の減益です タイヤ事業でマイナス 10 億円 MB 事業でマイナス 1 億円となっています また ATG の営業利益 のれん等の償却費がプラス 7 億円含まれています 詳細は階段グラフでご説明します 営業外収支は 14 億円で 20 億円良化しており 主として為替影響によるものです 経常利益は 249 億円で 13 億円の良化 当期純利益は 103 億円 77 億円の減益となっていますが 主として減損損失を 64 億円計上したことによるものです 7

営業利益増減要因 第 3 四半期累計 (1-9 月 ) 営業利益マイナス 116 億円減益 億円 粗利為替差 原料価格 価格 増益要因 減益要因 前年営業利益 ( 内訳 ) 天然ゴム合成ゴム配合剤 +42 +33 +58 ( 内訳 ) 販売量 /MIX 販売量 12 MIX +12 工場立上げ費用他 製造原価 為替影響 販管費 +54 ATG 反映前営業利益 ATG 営業利益 買収関連費用 当期営業利益 その他 +10 第 4 四半期 (10-12 月 ) 営業利益マイナス 7 億円減益 億円 前年営業利益 粗利為替差 ( 内訳 ) 天然ゴム 合成ゴム 配合剤 その他 原料価格 +1 +5 +13 +4 価格 工場立上げ 販売量 /MIX 費用他 製造原価 販管費 ( 内訳 ) 販売量 12 MIX +3 為替影響 +14 ATG 反映前営業利益 ATG 営業利益 買収関連費用 当期営業利益 8 四半期営業利益の増減要因です 10~12 月期についてご説明します 前年同期が 241 億 当期が 234 億 差引マイナス 7 億円の要因ですが まず ATG の第 4 四半期の影響額プラス 7 億円を除いた 227 億円ベースでの増減マイナス 14 億円についてご説明します 粗利為替差でマイナス 26 億円 原料価格でプラス 23 億円 内訳は天然ゴムプラス 1 億円 合成ゴムプラス 5 億円 配合剤等でプラス 17 億円となっています 価格要因でマイナス 23 億円 内訳は国内新車用でマイナス 3 億円 国内市販用でマイナス 4 億円 中国でマイナス 6 億円 北米でマイナス 5 億円 その他海外でマイナス 5 億円となっています 販売量 /MIX マイナス 9 億円 販売量でマイナス 12 億円 ( タイヤでマイナス 13 億円 MB でプラス 1 億円 ) MIX 他でプラス 3 億円 ( タイヤでプラス 2 億円 MB でプラス 1 億円 ) となっています 製造原価でマイナス 12 億円 海外を主とした生産量の減少によるものです 販管費でプラス 33 億円の良化要因となっていますが 内プラス 14 億円が為替の影響によるものであり 残りプラス 19 億円については 流通コスト 販売手数料等の減少によるものです ATG 関連のプラス 7 億円については 営業利益が 26 億円 買収関連費用でマイナス 18 億円となっており 内訳はのれんの償却でマイナス 11 億円 固定資産の償却でマイナス 7 億円となっています 8

財務状況 ( 前期末比 ) 16/12 月末 15/12 月末増減 ATG 関連 16/12 月末 ( 億円 ) ATG 除く増減 流動資産 3,504 3,245 +259 289 30 固定資産 5,526 3,862 +1,664 1,795 131 資産合計 9,030 7,107 +1,923 2,084 161 負債 5,479 3,660 +1,819 2,039 220 純資産 3,550 3,447 +104 +45 +59 負債 純資産合計 9,030 7,107 +1,923 2,084 161 有利子負債 3,364 1,909 +1,455 1,617 162 9 財務状況です ATG 買収に伴う影響額は 総資産で 2,084 億円 流動資産が 289 億円 固定資産が 1,795 億円 内のれんが 886 億円 固定資産等の時価評価額で 593 億円となっています 負債が 2,039 億円 内買収等に伴う有利子負債が 1,617 億円 純資産が 45 億円となっています ATG の影響を除いた増減の内訳ですが 流動資産は 30 億円の減少となっており 現預金の増加が 144 億円ありましたが 売上債権 在庫等で 174 億円減少しています 固定資産は 131 億円の減少となっており 減損損失 新規連結に伴う投資等の減少によるものです 負債は 220 億円の減少 うち有利子負債の減少が 162 億円含まれています 純資産は 59 億円の増加となっています 9

有利子負債 純資産 D/E レシオ ネット D/E レシオの推移 純資産は少数株主持分を控除している 10 D/E レシオは 0.96 倍となり ATG 買収に伴う借入金の増加によるものです なお 現預金残高を除いたネット D/E レシオは 0.79 倍となり 健全性を維持しています 10

キャッシュ フローの状況 2016 年度 2015 年度増減 営業活動によるCF 過去最高 754 575 + 178 投資活動による CF 1,665 551 1,114 フリー CF 911 25 936 財務活動による CF 1,002 64 + 1,066 現金同等物の期末残高 548 411 + 137 11 キャッシュ フローの状況です 営業活動によるキャッシュ フローが 754 億円と過去最高となっており 売上債権 棚卸資産減少等に伴う運転資金の改善と法人税支払額の減少等によるものです 投資活動によるキャッシュ フローはマイナス 1,665 億円で 主として ATG 買収によるものです フリーキャッシュフローはマイナス 911 億円となり 外部借入等で 1,002 億円財務キャッシュ フローが増加し 期末現金残高は 548 億円となっています 11

キャッシュ フローの推移 ( 億円 ) 12 キャッシュ フローの推移です 2016 年度は ATG 買収に伴い悪化しています 12

設備投資と減価償却費 ( 億円 ) 13 設備投資は 2016 年度は 359 億円でした 2017 年度は 460 億円を予定しています 13

2017 年度の業績見通し 2017 年度の通期業績見通しです 14

2017 年度損益予想 ( 通期 ) 為替レート US$ 110 円 109 円 ( 前期 ) +1 円 EUR 118 円 120 円 ( 前期 ) 2 円 RUB 1.9 円 1.6 円 ( 前期 ) +0.2 円 TSR20 210セント 138セント ( 前期 ) +72セント WTI 53ト ル 43ト ル ( 前期 ) +9ト ル 2017 年 2016 年 増減 増減率 ( 億円 ) 為替影響 売上高 6,600 5,962 +638 +10.7% +33 営業利益 475 423 +52 +12.2% +8 ( 営業利益率 ) (7.2%) (7.1%) (+0.1%) 経常利益 435 391 +44 +11.2% +8 親会社株主に帰属する当期純利益 300 188 +112 +59.7% 15 為替レートは US ドルが 110 円 ユーロが 118 円 ルーブルが 1.9 円 それによる為替の影響額は売上高でプラス 33 億の増収要因 営業利益でプラス 8 億 経常利益でプラス 8 億のそれぞれ増益要因となっています 原材料は天然ゴム (TSR20) が 210 セント 前期比でプラス 72 セント高 原油は 53 ドルで プラス 9 ドル高となっています 原材料の影響は ATG 分を除き マイナス 240 億円の減益要因となっています 売上高は 6,600 億円 前年比プラス 638 億円 10.7% の増収予想です この中には ATG の売上増分が 345 億円含まれています 営業利益は 475 億円で プラス 52 億円 12.2% の増益予想です 経常利益は 435 億円で プラス 44 億円 当期純利益は 300 億円 プラス 112 億円の増益予想となっています なお中間配当 期末配当は 2016 年と同様 中間 26 円 年間 52 円を予定しています 15

事業別セグメント予想 ( 通期 ) 売上高 2017 年 2016 年 1-12 月 1-12 月 増減 ( 億円 ) 増減率 タイヤ 4,750 4,506 +244 +5.4% MB 1,170 1,121 +49 +4.3% ATG 600 255 +345 +135.5% その他 80 80 0 0.3% 合計 6,600 5,962 +638 +10.7% 営業利益 タイヤ 363 363 0 +0.0% MB 90 75 +15 +20.1% ATG 12 21 +33 - その他 10 7 +3 +38.7% セグメント間消去 - 1 - - 合計 475 423 +52 +12.2% 16 事業別セグメントの予想です タイヤ事業が 4,750 億円 前年比プラス 244 億円 5.4% の増収予想です 本数ベースでプラス 6% 国内新車用がマイナス 5% 国内市販用がプラス 3% 海外がプラス 10% 北米がプラス 5% 中国がプラス 19% となっています MB が 1,170 億円 前期比プラス 49 億円 4.3% の増収予想です ホース配管は 北米向けは自動車用を中心に受注の谷間となり減少する見込みですが 国内及びアジア地域での販売増により ほぼ前年並を見込んでいます 工業資材は マリンホース等の海洋商品での売上増を見込んでいます ハマタイトは建築商品について新商品の拡販を行い 売上増を見込んでいます 航空部品は民需量産機向けラバトリー モジュールの受注減の影響により売上減を見込んでいます ATG は 600 億円 前期比プラス 345 億円の増収予想です 需要は 2017 年よりゆるやかな回復基調との予想で 農業用タイヤを中心に 8% の増加を見込んでいます 営業利益はタイヤ事業が 363 億円と前年並を見込んでいます MB 事業が 90 億円と前年比プラス 15 億円 20.1% の増益を見込んでいます ATG が 12 億円で買収関連費用等含め プラス 33 億円の増益を見込んでいます 16

営業利益増減要因 2017 年 ( 通期予想 ) ( 億円 ) US$ 110 円 109 円 ( 前期 ) +1 円 EUR 118 円 120 円 ( 前期 ) 2 円 RUB 1.9 円 1.6 円 ( 前期 ) +0.2 円 増益要因 減益要因 為替差 原料価格 製造原価 販売量 固定費 ATG 営業利益 買収関連費用 前年営業利益 2016 年通期 ( 内訳 ) 天然ゴム 97 合成ゴム 107 配合剤 28 その他 8 価格 /MIX ATG 反映前営業利益プラス 19 億円増益 ATG 反映前営業利益 営業利益プラス 52 億円増益 ATG 関連プラス 33 億円 当期営業利益 2017 年通期 17 営業利益増減要因です 前年 423 億円 当期が 475 億円 差引プラス 52 億円の要因ですが まず ATG 影響額プラス 33 億円を除いた 442 億円ベースでのプラス 19 億円についてご説明します 為替差でプラス 8 億円 原料価格でマイナス 240 億円 内訳は天然ゴムマイナス 97 億円 合成ゴムマイナス 107 億円 配合剤等でマイナス 36 億円となっています 価格 /MIX はプラス 128 億円を想定していますが 昨年に引続き高付加価値商品の市場投入等による MIX 改善と 原材料価格の動向 市場環境の変化に対応した価格ポジショニングの維持を図ります なお 北米市場においては 4 月から 7 % の値上げを公表しています 製造原価はプラス 55 億円の改善を見込んでおり 前期発生した米国ミシシッピートラックバス製造工場の立上費用の改善を含んでいます 販売量はプラス 83 億円 内タイヤがプラス 73 億円 MB でプラス 10 億円を見込んでいます 固定費はマイナス 15 億円の悪化を見込んでいますが 前期 ロシア市場における貸倒引当金の影響を除くと マイナス 30 億円となり 販促費を含め戦略的経費の増額を見込んでいます ATG は営業利益がプラス 41 億円 買収関連費用がマイナス 8 億円となっています 内訳は のれんの償却でマイナス 22 億円 取得関連費用等でプラス 14 億円となっています 17

IFRSの任意適用 ( 予定 ) について 2017 年 12 月期期末決算からIFRS( 国際財務報告基準 ) を任意適用 全世界に展開されたグループ会社間での統一した仕組みと 財務情報の標準化を図る 資本市場における財務情報の国際的な比較可能性を高める 2017 年度連結業績予想移行影響 ( 単位 : 億円 ) 開示スケジュール ( 予定 ) 2017 年第 1~3 四半期 : 日本基準 2017 年期末決算短信 ~ : IFRS 18 2017 年度期末決算より IFRS( 国際財務報告基準 ) の任意適用を実施します 2017 年度の IFRS での連結業績予想については 売上高 6,350 億円 営業利益 510 億円 当期純利益 340 億円を見込んでいます なお開示スケジュールは 2017 年第 1~ 第 3 四半期については従来の日本基準で公表し 期末決算より IFRS ベースで開示します 18

将来見通しに関する注意事項 この資料に含まれている将来に関する見通しや予測は 現在入手可能な情報を基に当社の経営者が判断したものです 実際の成果や業績は さまざまなリスクや不確定な要素により 記載されている内容と異なる可能性があります 19