平成 年 月 日 岡山県感染症報 年第 ( 月 日 ~ 月 日 ) 岡山県では 腸管出血性大腸菌感染症注意報 発令中です 年第 ( /~ / ) の感染症発生動向 ( 届出数 ) 全数把握感染症の発生状況 報告はありませんでした 定点把握感染症の発生状況 マイコプラズマ肺炎は患者数が大幅に増加し 再び今年最多になりました インフルエンザは 倉敷市で 名の患者報告がありました R S ウイルス感染症は 患者数はわずかに減少したものの 月初旬から過去最も多い状態が継続しています 流行性耳下腺炎は 患者数は減少したものの 備中地域では感染症発生レベル が継続しています 速報 第 腸管出血性大腸菌感染症 名 ( O 7 小学生男 ) の発生がありました 月 日倉敷市でインフルエンザとみられる学年閉鎖がありました 県内でのインフルエンザとみられる集団発生は今シーズン初めてです. 腸管出血性大腸菌感染症は 月に入って 名 今年は 月 日までに 名の発生がありました 岡山県では腸管出血性大腸菌感染症注意報を発令し 感染予防を呼びかけています. マイコプラズマ肺炎は患者数が大幅に増加し ( 基幹定点 医療機関あたり. 人 ) 再び今年最多になりました 特に 倉敷市 ( 定点あたり. 人 ) で患者数が増えました マイコプラズマ肺炎については 今の注目感染症 をご覧ください. インフルエンザは 倉敷市で 名の患者報告がありました 月 日には 今シーズン岡山県では初めてとなるインフルエンザとみられる学年閉鎖が 倉敷市で 校ありました また このうちの患者 名からインフルエンザウイルス AH 型が検出されました 全国集計第 速報値 (/7 ~ /) によると 全国では定点あたり.9 人 患者報告数は前より増加しました 患者発生はまだ散発的ですが インフルエンザによる臨時休校が第 までに 県で報告されています また 今シーズン ( /9/ ~ ) 第 現在 全国で検出されたインフルエンザウイルスは AH 型が 件 B 型が 件 AH pdm9 型が 件報告されています ( 国立感染症情報センターインフルエンザウイルス分離 検出速報 / シーズン ).RSウイルス感染症の定点あたり患者数はわずかに減少したものの ( 定点あたり.7.7 人 ) 月初旬から過去最も多い状態が継続しています. 流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は減少しましたが ( 定点あたり..7 人 ) 備中地域( 定点あたり. 人 ) では感染症発生レベル が継続しています お知らせ 次 ( 第 ) から インフルエンザ発生状況 を報に掲載いたします 内容は 地域別発生状況 年齢別発生状況 感染症マップ インフルエンザウイルス検出状況 学校等の臨時休業施設数 などをまとめて掲載いたします また 岡山県感染症情報センターのホームページにインフルエンザのページを新たに作り 県内の流行状況をお知らせするとともに 一部をメールマガジンでも配信いたします 岡山県感染症情報センター (http://www.pref.okayama.jp/soshiki/kakuka.html?sec_sec=9) メールマガジン登録 (http://www.pref.okayama.jp/page/detail977.html)
流行の推移と発生状況 疾病名推移発生状況疾病名推移発生状況 インフルエンザ RS ウイルス感染症 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発疹 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎 記号の説明 前からの推移 : 倍以上の減少.~ 倍未満の減少. 未満の増減.~ 倍未満の増加 倍以上の増加 流行状況 : 空白発生なし 僅か 少し やや多い 多い 非常に多い 定点当り患者数について 過去 年間の標準偏差値に感染症の種類毎に係数を乗じた値を 等分し 流行状況の 目安として 段階で表示しています
今の注目感染症 マイコプラズマ肺炎 マイコプラズマ肺炎は患者数が大きく増加し ( 基幹定点 医療機関あたり. 人 ) 第 につづいて再び今年最多となりました 岡山市 ( 定点あたり. 人 ) 倉敷市 ( 定点あたり. 人 ) で患者報告が多くなっており 患者年齢は 9 歳 ( % ) が最も多く 次に 歳 ( % ) の順に多くなりました マイコプラズマ肺炎は 晩秋から冬にかけて患者増加が見られますが 今年 全国では夏から患者の増加がみられ 月下旬の患者数としては 999 年の調査開始以降 最も多い状態が継続しています 特に 月上旬以降の増加傾向は顕著で 定点当たり報告数はこれまでの最高値を更新したことが報告されています ( 国立感染症情報センター第 報 ) 全国のマイコプラズマ肺炎過去 年間との比較グラフ ( 国立感染症情報センター HP 第 報より ) マイコプラズマ肺炎とは マイコプラズマ肺炎は マイコプラズマという細菌により上気道炎 気管支炎 肺炎などの呼吸器感染症を引き起こす感染症です 肺炎球菌や他の細菌による細菌性肺炎は 乳幼児や 歳以上の高齢者に多発するのに対し マイコプラズマ肺炎は幼児 学童 ( ~ 歳 ) や青年に多いのが特徴です 患者との濃厚な接触 咳によるウイルスの飛沫により感染し 潜伏期は通常 ~ 間 発熱 体のだるさ 頭痛で発症します 発熱と痰のでない乾性の激しい咳が長くつづき ( ~ 間 ) 時に胸痛を伴うこともあります 通常予後は良好ですが 成人や高齢者においては重症化したり 髄膜炎 脳炎などの合併症を起こすことがありますので注意が必要です 手洗いやうがい マスクの着用 人混みを避けるなど 一般的な感染予防で防ぐことができます 肺炎のわりに 元気で全身状態も悪くないことが特徴といわれますが 重症肺炎に移行することもありますので 症状が軽くても長引く咳が続く時は早めに医療機関を受診してください 国立感染症情報センター感染症の話 ( マイコプラズマ肺炎 ) 保健所別報告患者数において数字は感染症マップにおいてレベル 数字は感染症マップにおいてレベル を示しています
保健所別報告患者数 年 ( //~// ) 年 月 日 全県 岡山市倉敷市備前備中備北真庭美作 疾病名報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当 インフルエンザ.7. RS ウイルス感染症.7......7 咽頭結膜熱.7.7.9. A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎.9. 7...7.. 感染性胃腸炎. 9....... 水痘 9...7....7 手足口病 7. 9..7. 9.9... 伝染性紅斑..... 突発性発疹 7..79 9..... 百日咳..9 ヘルパンギーナ..7 流行性耳下腺炎.7.9....7 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎... 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎.... クラミジア肺炎.. ( : or. ) ( 空白 : 定点なし ) / ページ
保健所別報告患者数 年 ( //~// ) 年 月 日 全県 岡山市倉敷市備前備中備北真庭美作 疾病名報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当 インフルエンザ.7. 咽頭結膜熱.7.7.9. A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎.9. 7...7.. 感染性胃腸炎. 9....... 水痘 9...7....7 手足口病 7. 9..7. 9.9... 伝染性紅斑..... 百日咳..9 ヘルパンギーナ..7 流行性耳下腺炎.7.9....7 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎... ( : or. ) ( 空白 : 定点なし ) / ページ
感染症発生動向調査情報報告患者数年齢別 ( 年第 //~// ) 疾病名合計 ヶ月 ヶ月 歳 歳 歳 歳 歳 歳 7 歳 歳 9 歳 9 9 9 9 9 9 779 ~ インフルエンザ 疾病名 合計 ヶ月ヶ月 歳 歳 歳 歳 歳 歳 7 歳 歳 9 歳 9 ~ RSウイルス感染症 7 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘 9 手足口病 7 9 伝染性紅斑 突発性発疹 7 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 9 疾病名 合計 ヶ月ヶ月 歳 歳 歳 歳 歳 歳 7 歳 歳 9 歳 9 9 9 9 9 9 7~ 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 疾病名 合計 歳 9 9 9 9 9 9 9 7~ 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 9 クラミジア肺炎 ( : )
全数把握感染症患者発生状況 年 分類 疾病名 今 累計 昨年 疾病名 今 累計 昨年 疾病名 今 累計 昨年 一類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 二類 急性灰白髄炎 結核 9 ジフテリア 重症急性呼吸器症候群 鳥インフルエンザ (HN) 三類 コレラ 細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 腸チフス パラチフス 四類 E 型肝炎 ウエストナイル熱 A 型肝炎 エキノコックス症 黄熱 オウム病 オムスク出血熱 回帰熱 キャサヌル森林病 Q 熱 狂犬病 コクシジオイデス症 サル痘 腎症候性出血熱 西部ウマ脳炎 ダニ媒介脳炎 炭疽 チクングニア熱 つつが虫病 デング熱 7 東部ウマ脳炎 鳥インフルエンザ ニパウイルス感染症 日本脳炎 日本紅斑熱 ハンタウイルス肺症候群 Bウイルス病 鼻疽 ブルセラ症 ベネズエラウマ脳炎 ヘンドラウイルス感染症 発しんチフス ボツリヌス症 マラリア 野兎病 ライム病 リッサウイルス感染症 リフトバレー熱 類鼻疽 レジオネラ症 9 レプトスピラ症 ロッキー山紅斑熱 五類 アメーバ赤痢 ウイルス性肝炎 * 7 7 急性脳炎 * クリプトスポリジウム症 クロイツフェルト ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 ジアルジア症 髄膜炎菌性髄膜炎 先天性風しん症候群 梅毒 9 9 破傷風 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 風しん 麻しん
........ インフルエンザ 797979 7 9 79 前後 RS ウイルス感染症 797979 7 9 79 前後 7 7 9 9 7 7 9 9...... 咽頭結膜熱 7 9. 7 9 79797979........ A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 797979 7 9 79 前後 7 7 9 9
感染性胃腸炎 797979 7 9 79 前後 7 7 9 9 水痘 797979 7 9 79 前後 7 7 9 9.7...... 手足口病 7 9 79797979 伝染性紅斑 7 9 79797979 7 9 7 9
. 突発性発疹.... 7 9. 7 9 79797979....... 百日咳 7 9 79797979 7 9 7 ヘルパンギーナ 7 9 7 9 79797979... 流行性耳下腺炎 7 9 79797979 7 9
. 急性出血性結膜炎...... 7 9 7 9 79797979..... 流行性角結膜炎 7 9 79797979 7 9. 細菌性髄膜炎........ 7 9 79797979 7 9 無菌性髄膜炎 7 9 79797979 7 9
..... マイコプラズマ肺炎 7 9 79797979 7 9.7 クラミジア肺炎...... 7 9 7 9 79797979