第 6 章年金 手当 共済制度 1 障害による年金 手当 ~ 病気やけがにより身体に障害が発生したとき 年金が支給されます~ 年金加入中の方が 病気やけがにより身体に障害を有する状態となったとき その障害の程度により支給される年金です 加入する年金により 障害基礎年金 ( 国民年金 ) 障害厚生年金 各種共済組合の障害年金等があります また 労働中の災害等による場合には 労働災害の年金の支給がされる場合があります 障害基礎年金 ( 国民年金法 ) 国民年金に加入中の方等を支給対象とした年金です 対 象 者 障害の発生日 ( 初診日 ) に 以下の方 1 国民年金加入中 2 20 歳未満 3 60 歳以上 65 歳未満 加入期間についての保険料納付 ( 免除含む ) 状況が 以下の方 1 初診日までの加入期間 3 分の 2 以上の期間について納付又は免除されていること 2 初診日の属する月の前々月までの 1 年間に未納がないこと 老齢基礎年金の繰上げ支給を受けている方は 対象外 対象となる障害程度については 役場町民課戸籍年金係にお問い合わせ下さい 障害認定日の翌月分から支給を開始し偶数月に 2 か月分ずつ支給します 障害認定日 とは 初診日から 1 年 6 か月を経過した日 または 障害が固定したと認められる日 をいいます 支給額等 障害基礎年金の額 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 1 級 ~ 年額 974,125 円 2 級 ~ 年額 779,300 円 身体障害者手帳の等級と 障害基礎年金の等級は 違うものですのでご注意下さい 18 歳未満または 20 歳未満の重度身体障害の子がいる場合 2 人までは 224,300 円 / 人 3 人目から 74,800 円 / 人が加算される場合があります 25
そ の 他 事後重症制度 ~ 障害認定日には障害程度が軽い等の理由により支給対象とならなかった方で その後 65 歳になるまでの間に等級 2 級以上に該当する障害に至った場合 請求した日の翌月から この年金が支給されます 特別障害給付金制度 ~ この制度は 国民年金制度の発展過程において生じた特別な事情にかんがみ 障害基礎年金等を受給していない障害者に対して福祉的措置を講じる観点から給付金を行う制度です 1 平成 3 年 3 月以前の国民年金任意加入対象であった学生 2 昭和 61 年 3 月以前の国民年金任意加入対象であった厚生年金保険等に加入していた方の配偶者 上記に該当する方であって 任意加入していなっかた期間中に生じた傷病が 現在 障害基礎年金の1 2 級相当の障害の状態にある方 支給額 ( 平成 29 年度 ) 障害基礎年金 1 級相当に該当する方 : 月額 51,400 円障害基礎年金 2 級相当に該当する方 : 月額 41,120 円 役場町民課戸籍年金係 ( 電話 :572-3114) 障害厚生年金 障害手当金 ( 厚生年金法 ) 厚生年金に加入中の方を支給対象とした年金です 厚生年金加入中 ( 在職中 ) に 障害発生日 ( 初診日 ) がある方が対象となり その障害程度等により 1 級から3 級に区分されています なお 対象者にかかる 保険料の納付条件 は 障害基礎年金と同様です なお 障害の程度が年金の対象とはならない方に 障害手当金が支給される 場合があります 帯広年金事務所 ( 住所 : 帯広市西 1 条南 1 丁目 電話 :0155-65-5002) 共済組合の障害年金 ( 国家公務員共済組合法 地方公務員等共済組合法 私立学校教職員共済法等 ) 各種共済組合に加入中の方を支給対象とした 障害年金および障害一時金の 支給があります 各共済組合等の担当窓口 26
特別児童扶養手当 障害児福祉手当 特別障害者手当 ( 特別児童扶養手当等の支給に関する法律 ) 心身に障害を有する方本人や父母など養育者を対象に支給される手当です 特別児童扶養手当障害児福祉手当特別障害者手当 障害児 重度障害児 特別障害者 定 義 説明目安 精神 知的又は身体に中 重度の障害を有する 20 歳未満の方 精神または身体に著しく重度の障害があるため常時介護を必要とする 20 歳未満の方 精神または身体に著しく重度の障害があるため常時特別な介護を必要とする 20 歳以上の方 障害等級表 1(29 ヘ ーシ ) 障害等級表 2(30 ヘ ーシ ) 障害等級表 3(30 ヘ ーシ ) 身体障害者手帳 (1 級 ~3 級 4 級の一部 ) 身体障害者手帳 (1~2 級 ) 療育手帳 (A 又は B の中度 ) 精神障害で上記手帳と同程度の方 身障手帳 障害名 欄に 1 級が二つ以上 または 1 級が一つと 2~3 級が二つ以上 療育手帳 (A) 療育手帳 (A) 精神障害で上記手帳と同程度の方 精神障害で上記手帳と同程度の方 障害児 の養育者 在宅の 重度障害児 本人在宅の 特別障害者 本人 対象者 受給できない方等 障害児が施設入所の場合 ( 通所施設 養護学校の寄宿舎は除く ) 定められた他の公的年金を受給している場合 障害児が施設入所の場合 ( 通所施設 養護学校の寄宿舎は除く ) 定められた他の公的年金を受給している場合 施設入所の場合 病院又は療養所に引続き 3 カ月以上入院している場合 手当の受給対象者や 受給対象者を扶養している家族等の所得状況により 支給制限があります 手当額 1 級 ~ 51,450 円 / 月 2 級 ~ 34,270 円 / 月 14,580 円 / 月 26,810 円 / 月 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在の額 ) 支給方法 4 月 8 月 11 月の年 3 回 各 4 カ月分づつ指定の口座に振込 2 月 5 月 8 月 11 月の年 4 回 各 3 カ月分づつ指定の口座に振込 その他 障害児福祉手当と併給できる場合あり 特別児童扶養手当と併給できる場合あり 障害年金や老齢年金と併給できる場合あり 上記以外にも併給制限等ありますので お問い合わせ下さい 池田町保健センター保健福祉課福祉係 ( 電話 :572-2100) 27
児童扶養手当 ( 児童扶養手当法 ) 父母の離婚などで 父または母と生計を同じくしていない児童が育成される 家庭 ( ひとり親家庭等 ) の生活安定と自立促進を目的に支給される手当です 定義 対象者 児童 とは 以下のとおりとする 1 18 歳に達する日以降 最初の 3 月 31 日までの間にある児童 児童が心身に中程度以上の障害を有する場合は 20 歳未満まで手当を受けられます 児童 の父母が以下の場合 その母 ( 父 ) または養育者が対象者 1 父母が婚姻 ( 事実婚を含む ) を解消した児童 2 父 ( 母 ) が死亡した児童 3 父 ( 母 ) が重度の障害 ( 障害等級表 -4(30 ヘ ーシ )) の状態にある児童 4 父 ( 母 ) の生死が明らかでない児童 5 父 ( 母 ) に 1 年以上遺棄されている児童 6 父 ( 母 ) が裁判所からの DV 保護命令を受けた児童 7 父 ( 母 ) が 1 年以上拘禁されている児童 8 母が婚姻によらないで懐胎した児童 9 父母ともに不明である児童 児童 および 対象者 が 他の法令等による公的年金や遺族補償等を受給できる場合は 児童扶養手当を受給できませんでしたが 平成 26 年 12 月から年金額 ( 月額 ) が児童扶養手当の月額より低い方はその差額分の児童扶養手当を受給できます 手当の受給対象者や 受給対象者を扶養している家族等の所得状況により 支給制限があります 詳しくは役場町民課戸籍年金係にお問い合わせ下さい 手当額 ( 月額 ) 子どもが 1 人の場合 子どもが 2 人の場合 子どもが 3 人目以降の加算額 (1 人につき ) ( 平成 29 年 4 月 1 日現在の額 ) 全部支給 :42,290 円一部支給 :42,280 円 ~9,980 円 ( 所得に応じて決定 ) 全部支給 :9,990 円一部支給 :9,980 円 ~5,000 円 ( 所得に応じて決定 ) 全部支給 :5,990 円一部支給 :5,980 円 ~3,000 円 ( 所得に応じて決定 ) 支給方法 4~7 月分は 8 月に 8~11 月分は 12 月に 12~3 月分は 4 月に指定の口座へ振込みにより支給 その他 特別児童扶養手当 障害児福祉手当と併給の場合あり 役場町民課戸籍年金係 ( 電話 :572-3114) 28
障害等級表 1 特別児童扶養手当に関係 1 級 2 級 1 両眼の視力の和が 0.04 以下のもの 2 両耳の聴力レベルが 100 テ シヘ ル以上のもの 3 両上肢の機能に著しい障害を有するもの 4 両上肢のすべての指を欠くもの 5 両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの 6 両下肢の機能に著しい障害を有するもの 7 両下肢を足関節以上で欠くもの 8 体幹の機能に座っていることができない程度又は立ち上ることができない程度の障害を有するもの 9 前各号に掲げるもののほか 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって 日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの 10 精神の障害であって 前各号と同程度以上と認められる程度のもの 11 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの 1 両眼の視力の和が 0.05 以上 0.08 以下のもの 2 両耳の聴力レベルが 90 テ シヘ ル以上のもの 3 平衡機能に著しい障害を有するもの 4 そしゃくの機能を欠くもの 5 音声又は言語機能に著しい障害を有するもの 6 両上肢のおや指及びひとさし指又は中指を欠くもの 7 両上肢のおや指及びひとさし指又は中指の機能に著しい障害を有するもの 8 一上肢の機能に著しい障害を有するもの 9 一上肢のすべての指を欠くもの 10 一上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの 11 両下肢のすべての指を欠くもの 12 一下肢の機能に著しい障害を有するもの 13 一下肢を足関節以上で欠くもの 14 体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの 15 前各号に掲げるもののほか 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって 日常生活が著しい制限を受けるか 又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの 16 精神の障害であって 前各号と同程度以上と認められる程度のもの 17 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの 備考視力の測定は 万国式試視力表によるものとし 屈折異常があるものについては 矯正視力によって測定する 29
障害等級表 2 障害児福祉手当に関係 1 両眼の視力の和が 0.02 以下のもの 2 両耳の聴力が補聴器を用いても音声を識別することができない程度のもの 3 両上肢の機能に著しい障害を有するもの 4 両上肢のすべての指を欠くもの 5 両下肢の用を全く廃したもの 6 両大腿を二分の一以上失ったもの 7 体幹の機能に座っていることができない程度の障害を有するもの 8 前各号に掲げるもののほか 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって 日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの 9 精神の障害であって 前各号と同程度以上と認められる程度もの 10 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって その状態が前各号と同程度以上と認められる程度もの 障害等級表 3 特別障害者手当に関係 以下の 1 から 7 について 2 つ以上に該当する方 または 1 つに該当し介護を必要とする心身状態にある方 等 1 両眼の視力の和が 0.04 以下のもの 2 両耳の聴覚レベルが 100 テ シヘ ル以上のもの 3 両上肢の機能に著しい障害を有するもの又は両上肢のすべての指を欠くもの若しくは両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの 4 両下肢の機能に著しい障害を有するもの又は両下肢を足関節以上で欠くもの 5 体幹の機能に座っていることができない程度又は立ち上がることができない程度の障害を有するもの 6 前各号に掲げるもののほか 身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって 日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの 7 精神の障害であって 前各号と同程度以上と認められる程度のもの 障害等級表 4 児童扶養手当 ( 父 母の障害 ) に関係 1 両眼の視力の和が 0.04 以下のもの 2 両耳の聴力レベルが 100 テ シヘ ル以上のもの 3 両上肢の機能に著しい障害を有するもの 4 両上肢のすべての指を欠くもの 5 両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの 6 両下肢の機能に著しい障害を有するもの 7 両下肢を足関節以上で欠くもの 8 体幹の機能に座っていることができない程度又は立ち上がることができない程度の障害を有するもの 9 前各号に掲げるもののほか 身体の機能に 労働することを不能ならしめ かつ 常時の介護を必要とする程度の障害を有するもの 10 精神に 労働することを不能ならしめ かつ 常時の監視又は介護を必要とする程度の障害を有するもの 11 傷病が治らないで 身体の機能又は精神に 労働することを不能ならしめ かつ 長期にわたる高度の安静と常時の監視または介護とを必要とする程度の障害を有するものであって 厚生労働大臣が定めるもの 30
2 心身障害者扶養共済制度 ( 北海道 心身障害者扶養共済制度 により ) ~ 心身に障害がある方の保護者等への扶養共済制度があります~ 内容 心身に障害がある方の保護者等を加入対象とした扶養共済制度です 保護者が死亡したり重度の障害者となったとき 請求にもとづきその月から 1 口あたり2 万円 ( 月額 ) の年金が 生涯にわたって支給されます 対象者 扶養共済制度の加入対象者は 以下のとおりです 心身に障害のある方であって以下に該当する方を 現に扶養している保護者等身体障害者手帳 (1 級から3 級 ) の所持者知的障害者上記と同程度の身体または精神の障害を有すると認められる方 ( 精神病 脳性麻痺 進行性筋萎縮症 自閉症 血友病など ) 北海道内に住所があること ( 札幌市の場合は別制度あり ) 年齢が 65 歳未満であること 特別の疾病または障害がなく 生命保険に加入できる健康状態にあること 掛金等 扶養共済制度の掛金は 加入者の年齢等により以下のとおりとなり 2 口ま で加入できます なお 掛け金を納付することが困難な方については 以下の とおり掛金の減免がなされます 平成 20 年度から掛金が変更になっています 年齢区分 従前加入者掛金月額 H20 年 4 月以降加入月額 掛金の減免 35 歳未満の方 5,600 円 9,300 円 35 歳以上 40 歳未満の方 6,900 円 11,400 円 40 歳以上 45 歳未満の方 8,700 円 14,300 円 45 歳以上 50 歳未満の方 10,600 円 17,300 円 50 歳以上 55 歳未満の方 11,600 円 18,800 円 55 歳以上 60 歳未満の方 12,800 円 20,700 円 60 歳以上 65 歳未満の方 14,500 円 23,300 円 以下の場合に 掛金 1 口分について 減額を受けることができます 生活保護を受けている方 ~ 掛金の 全額 が減額 市町村民税非課税世帯の方 ~ 掛金の 5 割 が減額 市町村民税所得割非課税世帯の方 ~ 掛金の 3 割 が減額 池田町保健センター保健福祉課福祉係 ( 電話 :572-2100) 31