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この薬の効果は? この薬は 抗悪性腫瘍剤の中のチロシンキナーゼ阻害剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は 慢性骨髄性白血病の増殖に必要な異常なたんぱく質の働きを選択的に阻害することにより 白血病細胞の増殖を抑えます 次の病気の人に処方されます 慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病 この薬は 体調

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この薬の効果は? この薬は 疼痛治療剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は 神経伝達物質の放出を抑制し 鎮痛作用を発揮します 次の病気の人に処方されます 神経障害性疼痛 線維筋痛症に伴う疼痛 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を減らしたりすると 眠れなくなる 吐き気が

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統合失調症における睡眠障害下記疾患における不安 緊張 抑うつおよび筋緊張頸椎症 腰痛症 筋収縮性頭痛 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を加減したりすると病気が悪化することがあります 指示どおりに飲むことが重要です この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんまたは家族の方は この薬の効果や注意すべき点について十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意をした場合に使用が開始されます 心不全などの重篤な心障害があらわれ 中には死亡に至った例が報告されています この薬を初めて使用する前は必ず 使用している

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この薬を使う前に 確認すべきことは? 次の人は この薬を使用することはできません 過去にミルタザピン錠 共創未来 に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 モノアミン酸化酵素阻害剤を使用している人 または使用を中止してから 2 週間以内の人 次の人は 慎重に使う必要があります 飲み始める前に

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Transcription:

イムブルビカカプセル 140mg 患者向医薬品ガイド 2018 年 7 月更新 この薬は? 販売名 一般名 含有量 (1 カプセル中 ) イムブルビカカプセル 140mg IMBRUVICA Capsules イブルチニブ Ibrutinib 140mg 患者向医薬品ガイドについて 患者向医薬品ガイドは 患者の皆様や家族の方などに 医療用医薬品の正しい理解と 重大な副作用の早期発見などに役立てていただくために作成したものです したがって この医薬品を使用するときに特に知っていただきたいことを 医療関係者向けに作成されている添付文書を基に わかりやすく記載しています 医薬品の使用による重大な副作用と考えられる場合には ただちに医師または薬剤師に相談してください ご不明な点などありましたら 末尾に記載の お問い合わせ先 にお尋ねください さらに詳しい情報として PMDA ホームページ 医薬品に関する情報 http://www.pmda.go.jp/safety/info-services/drugs/0001.html に添付文書情報が掲載されています この薬の効果は? この薬は 抗悪性腫瘍剤で ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤と呼ばれるグループに属する薬です この薬は ブルトン型チロシンキナーゼというタンパク質の働きを阻害することにより がん細胞の増殖を抑制します 次の病気の人に処方されます 慢性リンパ性白血病 ( 小リンパ球性リンパ腫を含む ) 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫 この薬は 体調がよくなったと自己判断して使用を中止したり 量を減らしたりすると 病気が悪化することがあります 指示どおりに飲み続けることが重要です 他の抗悪性腫瘍剤との併用について 有効性および安全性は確立していません - 1 -

この薬を使う前に 確認すべきことは? 患者さんまたは家族の方は この薬の効果や注意すべき点について十分理解できるまで説明を受けてください 説明に同意をした場合に使用が開始されます 次の人は この薬を使用することはできません 過去にイムブルビカカプセルに含まれる成分で過敏症を経験したことがある人 肝臓に中等度以上の障害のある人 次の薬を使用している人ケトコナゾール ( 経口剤 : 国内未発売 ) イトラコナゾール ( イトリゾール ) クラリスロマイシン ( クラリス クラリシッド ) 妊婦または妊娠している可能性がある人 次の人は 慎重に使う必要があります 使い始める前に医師または薬剤師に告げてください 抗凝固剤または抗血小板剤を使用している人 感染症にかかっている人 重篤な骨髄機能低下 ( 貧血 好中球減少症 血小板減少症など ) のある人 不整脈のある人または過去に不整脈のあった人 腎臓に重度の障害のある人 肝臓に軽度の障害のある人 高齢の人 この薬の使用前に肝炎ウイルス 結核 帯状疱疹などの感染の有無が確認され 適切な処置が行われることがあります この薬には併用してはいけない薬 ケトコナゾール ( 経口剤 : 国内未発売 ) イトラコナゾール ( イトリゾール ) クラリスロマイシン ( クラリス クラリシッド ) や 併用を注意すべき薬や食品があります 他の薬を使用している場合や 新たに使用する場合は 必ず医師または薬剤師に相談してください この薬の使い方は? 使用量および回数飲む量は あなたの症状などにあわせて 医師が決めます 通常 成人の飲む量および回数は 次のとおりです 慢性リンパ性白血病 ( 小リンパ球性リンパ腫を含む ) の場合 一回量 420mg(3 カプセル ) 飲む回数 1 日 1 回 再発又は難治性のマントル細胞リンパ腫の場合 一回量 560mg(4 カプセル ) 飲む回数 1 日 1 回 この薬をボリコナゾールと併用する場合には この薬の血中濃度が上昇するおそれがあるので 140mg(1 カプセル ) を 1 日 1 回使用します - 2 -

どのように飲むか? コップ 1 杯程度の水またはぬるま湯で飲んでください 飲み忘れた場合の対応決して 2 回分を一度に飲まないでください 飲み忘れに気づいた時 1 回分を飲んでください ただし 次の飲む時間が近い場合は 1 回とばして 次の時間に 1 回分飲んでください 多く使用した時 ( 過量使用時 ) の対応肝酵素上昇や敗血症 ヘモグロビン減少 白血球数減少 疲労 下痢 悪心 ( 吐き気 ) 便秘 消化不良 胃食道逆流性疾患 喀血 ( 血を吐く ) 挫傷 ( 組織や臓器が傷つくこと ) などがあらわれる可能性があります いくつかの症状が同時期にあらわれた場合は ただちに医師に連絡してください この薬の使用中に気をつけなければならないことは? この薬の使用中に外科的処置に伴う大量出血が報告されています 手術や侵襲的手技を受ける場合 この薬を中断することがあるので医師に相談してください 肺炎 敗血症などの重篤な感染症や日和見感染があらわれることがあり B 型肝炎ウイルス 結核 帯状疱疹などが再び活性化することがあるので これらの症状があらわれた場合には ただちに医師に連絡してください 貧血 ( からだがだるい めまい ) 好中球減少症 ( 発熱 のどの痛み ) 血小板減少症 ( 鼻血 歯ぐきの出血 あおあざができる ) などの重篤な骨髄抑制があらわれることがあるで これらの症状があらわれた場合には ただちに医師に連絡してください この薬の使用中は定期的に血液検査が行われます 重篤な不整脈があらわれることがあるので 定期的に心電図検査などの心機能検査が行われます 肝不全 肝機能障害があらわれることがあるので 定期的に肝機能検査が行われます 妊娠する可能性がある人は この薬の使用中および使用後一定期間は避妊してください ( 動物実験で 胚致死作用および心血管系の奇形などが報告されています ) 授乳中の人は 授乳を中止してください グレープフルーツやセイヨウオトギリソウ ( セント ジョーンズ ワート ) を含む食品はこの薬に影響しますので 控えてください 他の医師を受診する場合や 薬局などで他の薬を購入する場合は 必ずこの薬を飲んでいることを医師または薬剤師に伝えてください - 3 -

副作用は? 特にご注意いただきたい重大な副作用と それぞれの主な自覚症状を記載しました 副作用であれば それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です このような場合には ただちに医師または薬剤師に相談してください 出血しゅっけつ 重大な副作用 白血球症はっけっきゅうしょう 感染症かんせんしょう 進行性多巣性白質脳症 (PML) しんこうせいたそうせいはくしつのうしょう ( ピーエムエル ) 骨髄抑制こつずいよくせい 不整脈ふせいみゃく 腫瘍崩壊症候群しゅようほうかいしょうこうぐん 主な自覚症状 脳出血 片側のまひ 意識の低下 考えがまとまらない 頭痛 しゃべりにくい 吐き気 嘔吐 手足のまひ 手足のしびれ 半身不随 意識を失って深く眠りこむ 判断力の低下 消化管出血 血を吐く 吐き気 嘔吐 ( おうと ) 腹痛 血が混ざった便 黒色便運動のまひ 意識がうすれる 考えがまとまらない 突然の頭痛 嘔吐 しゃべりにくい 判断力の低下 すぐに眠ってなかなか目が覚めない 不安定歩行かぜのような症状 からだがだるい 発熱 嘔吐 肺炎 悪寒 発熱 咳 痰がでる 息切れ 敗血症 さむけ ふるえを伴う急激な高熱がでる 関節の痛み 筋肉の痛み B 型肝炎 からだがだるい 発熱 白目が黄色くなる 吐き気 食欲不振 かゆみ 発疹 皮膚が黄色くなる 結核 からだがだるい 微熱 持続する咳 帯状疱疹 小水疱が帯状に生じる発疹 局所の激しい痛み 神経痛けいれん ふらつき ぼんやりする 意識がなくなる 考えがまとまらない しゃべりにくい 手足のまひ 物忘れ 覚えられない からだがだるい 発熱 鼻血 歯ぐきの出血 息切れ あおあざができる 出血が止まりにくい 出血しやすいめまい 胸がドキドキする 胸の痛み 気を失う 意識の低下 考えがまとまらない 判断力の低下 尿量が減る 息苦しい 息切れ - 4 -

過敏症かびんしょう 皮膚粘膜眼症候群 ( スティーブンス ジョンソン症候群 ) ひふねんまくがんしょうこうぐん ( スティーブンス ジョンソンしょうこうぐん ) 肝不全 肝機能障害かんふぜん かんきのうしょうがい 間質性肺疾患かんしつせいはいしっかん さむけ ふらつき 汗をかく 発熱 意識がうすれる 考えがまとまらない 口唇周囲のはれ 息苦しい かゆみ じんましん 発疹 判断力の低下からだがだるい 発熱 ( 高熱 ) まぶたや眼の充血 結膜のただれ ひどい口内炎 唇や口内のただれ 食欲不振 赤い発疹 中央にむくみをともなった赤い斑点 陰部の痛み 吐き気 嘔吐 食欲不振 腹がはる 意識がなくなる 白目が黄色くなる かゆみ 皮膚が黄色くなる 尿の色が濃くなる からだがだるい発熱 から咳 息苦しい 息切れ 以上の自覚症状を 副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです これらの症状に気づいたら 重大な副作用ごとの表をご覧ください 部位自覚症状全身片側のまひ 運動のまひ かぜのような症状 からだがだるい 発熱 ( 高熱 ) けいれん さむけ ふらつき 汗をかく 悪寒 関節の痛み 微熱 ふるえを伴う急激な高熱がでる頭部意識の低下 意識がうすれる 考えがまとまらない 突然の頭痛 頭痛 ぼんやりする 意識がなくなる めまい 意識の低下 判断力の低下顔面鼻血眼目が覚めない まぶたや眼の充血 結膜のただれ 白目が黄色くなる口や喉血を吐く 吐き気 嘔吐 しゃべりにくい 歯ぐきの出血 口唇周囲のはれ ひどい口内炎 唇や口内のただれ から咳 咳 持続する咳 痰がでる胸部吐き気 息切れ 胸がドキドキする 胸の痛み 息苦しい腹部吐き気 腹痛 脇腹の痛み 食欲不振 腹がはる手 足片側のまひ 半身不随 うまく歩けない 歩き方の異常 手足のまひ 手足のしびれ 関節の痛み皮膚あおあざができる かゆみ じんましん 発疹 赤い発疹 中央にむくみをともなった赤い斑点 皮膚が黄色くなる 小水疱が帯状に生じる発疹便血が混ざった便 黒色便尿尿量が減る 尿が黄色い筋肉筋肉の痛みその他しゃべりにくい 判断力の低下 物忘れ 覚えられない 出血が止まりにくい 出血しやすい 気を失う 陰部の痛み 意識を失って深く眠りこむ 局所の激しい痛み 神経痛 - 5 -

この薬の形は? 表面 0 号硬カプセル 裏面 形状 長さ (mm) 21.7 直径 (mm) 7.6 重量 (mg) 426 色 白色不透明 識別記号 ibr 140mg この薬に含まれているのは? 有効成分 添加物 イブルチニブ ( 内容物 ) 結晶セルロース クロスカルメロースナトリウム ラウリル硫酸ナトリウム ステアリン酸マグネシウム ( カプセル本体 ) 酸化チタン ゼラチン その他 この薬の保管方法は? 室温 (1~30 ) で保管してください 子供の手の届かないところに保管してください 薬が残ってしまったら? 絶対に他の人に渡してはいけません 余った場合は 処分の方法について薬局や医療機関に相談してください この薬についてのお問い合わせ先は? 症状 使用方法 副作用などのより詳しい質問がある場合は 主治医や薬剤師にお尋ねください 一般的な事項に関する質問は下記へお問い合わせください 製造販売会社 : ヤンセンファーマ株式会社 (http://www.janssen.com/japan) ヤンセンコールセンター電話 ( フリーダイヤル ):0120-183-275 FAX:0120-275-831 受付時間 :9 時 ~17 時 40 分 ( 土 日 祝日 会社休日を除く ) - 6 -