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Transcription:

2012/10 SDK RELEASE NOTES VGA2USB,DVI2USB, VGA2USB LR, VGA2USB HR, VGA2USB PRO, DVI2USB SOLO, DVI2USB DUO VGA2Ethernet DVI2PCIe EPIPHAN SYSTEMS INC. 株式会社アルゴ

Introduction この SDK には EpiphanSystems 社の VGA/DVI フレームグラバーのためのインターフェース定義ファイル (.h) が含まれています Quick Start この SDK に含まれるサンプルは Microsoft Visual Studio 2005 にて動作します SDK の中のソリューションファイルを開くと (SDK\epiphan\samples\v2u フォルダ ) この SDK で提供されるすべてのプロジェクトが含まれています SDK の中核は SDK\epiphan\frmgrab\include\frmgrab.h ファイルで Epiphan Systems のフレームグラバードライバーに支援される frmgrab ライブラリについて記述されています SDK\epiphan\samples\v2u_lib では どの様に ioctls を使用するかが紹介されています SDK\epiphan\samples\v2u では どの様に frmgrab API を利用するかが紹介されています SDK\epiphan\samples\v2u_dec では どの様に on-board 圧縮 (raw format コンテナ ) を利用するかを示しています SDK\epiphan\samples\v2u_libdec では フレームを解凍するのに必要な dll を含んでいます SDK\epiphan\samples\v2u_avi では on-board 圧縮されたフレームデータを AVI ファイルに格納する方法を紹介しています ( この AVI を再生するためには v2u_ds_decoder.ax が必要です ) SDK Layout SDK は下記の様に構成されています

SDK\OPENSOURCE このディレクトリにはキャプチャされたフレームを保存する OpenSource ライブラリが含まれます SDK\EPIPHAN\BIN このディレクトリには予めコンパイルされたサンプルが用意されています v2u.exe - キャプチャ 静止画保存 VGA モードの検知 コントラストやブライトネスなどのパラメータ設定など 簡単に操作を行うことのできるユーティリティーです v2u_dec.exe - EpiphanSystems の on-board 圧縮エンジンを使用したファイル保存やデコードを行うユーティリティーです 引数に "-h を指定することでヘルプが表示されます このユーティリティーは VGA2USB LR/ HR/ Pro と DVI2USB Duo/Solo でのみ動作します v2u_libdec.dll - 解凍アルゴリズムライブラリ v2u_dec.exe の動作に必要です frmgrab.dll - Local 接続製品 ネットワーク製品にアクセスするために統合されたフレームグラバー API v2u.exe に必要です v2u_avi.exe - EpiphanSystems の on-board 圧縮エンジンを利用し AVI ファイルに格納するためのユーティリティーです このユーティリティーは VGA2USB LR/HR/PRO および DVI2USB-Solo/Duo でのみ利用可能です v2u_ds_decoder.ax - v2u_avi にて on-board 圧縮エンジンを利用して作成された AVI ファイルを再生させるための DirectShow コーデックです 3rd パーティーの DirectShow 対応アプリケーションで利用できます v2u_kvm.exe - KVM2USB にてマウスやキーボードを動作させるユーティリティーです SDK\EPIPHAN\INCLUDE このディレクトリには EpiphanSystems 社の VGA/DVI フレームグラバーのためのインターフェース定義ファイル (.h) が含まれます SDK\EPIPHAN\FRMGRAB このディレクトリには EpiphanSystems 社のネットワーク製品 および Local 接続製品に統合されたインターフェース定義ファイル (.h) が含まれます このインターフェースを利用する Windows アプリケーションはランタイムに frmgrab.dll が必要になります このライブラリは再配布可能です Mac OS X および Linux 用のスタティックライブラリが含まれます SDK\EPIPHAN\SAMPLES サンプルソースコードです on-board 圧縮 (AVI FORMAT) このセクションでは EpiphanSystems VGA2USB LR/HR/PRO および DVI2USB-Solo/Duo フレームグラバーの on-board 圧縮エンジンを利用して AVI ファイルに直接書き出す方法を説明しています このアプローチは画像取得プロセスで CPU 負荷を抑える事ができ ローパフォーマンスな CPU プラットフォームや CPU に負荷をかけたくないアプリケーションには最適なソリューションです RECORD AVI FILE v2u_avi.exe ユーティリティーはハードウェアの圧縮エンジンを利用し そのまま AVI ファイルに保存します このユーティリティーは AVI ファイルの名前を引数とします デフォルトでは RGB24 色空間を使用してフレームを保存します 必要であれば 引数 -p オプションを指定して YUV2 色空間にて保存する事ができます

例 : v2u_avi.exe test.avi EPIPHAN デコーダ DirectShow Filter のインストール EpiphanSystems VGA2USB LR/HR/PRO および DVI2USB-Solo/Duo フレームグラバーから v2u_avi.exe を利用して直接 AVI ファイルに保存したファイルを再生するためには Epiphan Decoder DirectShow Filter をインストールする必要があります 下記インストールプロセスです : 1.VGA フレームグラバーを接続しない状態で これを利用するすべてのアプリケーションを閉じてください 2. 使用されていた古いバージョンのデコーダをアンインストールします regsvr32 /u < ここに以前のバージョンの v2u_ds_decoder.ax があるパスを指定します > 3. 必要であれば 古いバージョンのデコーダを削除します 4. 新しいバージョンのデコーダをハードドライブに設置します 5. 新しい DirectShowFilter を登録します regsvr32 <v2u_ds_decoder.ax を設置したフルパスを指定します > AVI FILE の再生 Microsoft Media Player Epiphan Decoder DirectShow Filter をインストール後 Microsoft Media Player の様な DirectShow に対応したプレイヤーで Epiphan on-board 圧縮を利用した AVI ファイルを再生する事ができるようになります CUSTOM APPLICATIONS Epiphan on-board 圧縮にて作成された AVI ファイルは以下のような DirectShow graph にて利用する事ができます 再生 : トランスコーディング :

On-board 圧縮 (RAW FORMAT) v2u_dec.exe ユーティリティは on-board 圧縮を使ったよりローレベルな働きをします 使用する前に下記を確認してください 1.VGA2USB LR/HR/PRO もしくは DVI2USB-Solo/Duo フレームグラバーのみが on-board 圧縮に対応しています VGA2USB および DVI2USB ではこの機能を利用できません 2. ドライババージョンが 3.7.0.0000 以上である必要があります 圧縮されたフレームを save する圧縮されたフレームをキャプチャするには 下記の様に v2u_dec.exe を利用します v2u_dec.exe 100 test.epm これによりユーティリティは 100 フレームの画像データを test.epm ファイルにリニアに保存します 保存されたフレームを解凍する保存されたフレームを解凍するのにも v2u_dec.exe を利用します v2u_dec.exe x test.epm ユーティリティは test.epm に格納されたフレームをすべて抽出し 次の名前を持ったファイルに保存します Test.epm.NNNN.bmp NNNN はフレームのシーケンシャル番号となります ソフトウェア圧縮による AVI 保存 DirectShow を利用するすべての Epiphan Systems のフレームグラバーは DirectShow API をサポートしています 下にある graph は AVI ファイルへの保存を示しています v2u_dshow サンプルでは どのようにデバイスを見つけ フレームレートや解像度などの設定を行うかを示しています FRMGRAB API Frmgrab は USB 製品とネットワーク製品にアクセスするための統合された API ライブラリです このセクションでは epiphan\frmgrab\include\frmgrab.h に定義された FrmGrab API について解説します void FrmGrab_Init(void) void FrmGrabNet_Init(void) これら関数は FrmGrab ライブラリの内部データ構造を初期化します しかし Windows 上ではこれをコールする必要はありません Windows バージョンの FrmGrab は DLL として提供されており それがロードされると自動的に初期化されます しかしながら Max OS X や Linux 上で FrmGrab を利用する際にはコールする必要があります ネットワーク製品を利用する際には FrmGrabNet_Init を そうでなければ FrmGrab_Init をコールします これら関数は他の FrmGrab 関数よりも先にコールされなければなりません

void FrmGrab_Deinit(void) void FrmGrabNet_Deinit(void) これら関数は FrmGrab_Init と FrmGrabNet_Init に対するもので 逆にデバイスの終了時に利用されます 同様に Windows ではコールする必要はありませんが Mac OS X や Linux ではメモリの割り当てを削除するために終了時にコールする必要があります FrmGrabber* FrmGrab_Open(const char* location) FrmGrab_Open は以下の文法を持った location パラメータによってフレームグラバーデバイスを開きます local: [SERIAL] net: [ADDRESS[:PORT]] sn: SERIAL id: INDEX ローカルフレームグラバーをシリアル番号で指定します address/port を特定し ネットワークフレームグラバーを指定します もしアドレスが指定されない場合 ローカルネットワーク上のネットワークフレームグラバーをランダムに開きます シリアル番号でネットワークフレームグラバーを特定します ローカルフレームグラバーをチェックし その後ネットワークフレームグラバーを探します インデックスを指定してローカルフレームグラバーを特定します FrmGrabber* FrmGrab_Dup(FrmGrabber* fg) FrmGrab_Dup 関数はフレームグラバーのハンドルを 2 つに分けます 同じハードウェアを指す新しい独立した FrmGrabber インスタンスを返します const char* FrmGrab_GetSN(FrmGrabber* fg) FrmGrab_GetSN 関数はフレームグラバーのシリアル番号を返します ポインターはフレームグラバーインスタンスが開いている限り有効です int FrmGrab_GetProductId(FrmGrabber* fg) FrmGrab_GetProductId 関数はフレームグラバーのユニークなプロダクト ID を返します const char* FrmGrab_GetProductName(FrmGrabber* fg) FrmGrab_GetProductName 関数はモデル名の文字列を返します ( VGA2USB, VGA2Ethernet など ) const char* FrmGrab_GetLocation(FrmGrabber* fg) FrmGrab_GetLocation 関数はデバイスの位置を文字列で返します ( USB, 192.168.0.122 など ) V2U_BOOL FrmGrab_DetectVideoMode(FrmGrabber* fg, V2U_VideoMode* vm) FrmGrab_DetectVideoMode 関数はフレームグラバーにより検出されたビデオモードを返します 成功時には V2U_TRUE を 失敗時には V2U_FALSE を返します vm パラメータが v2u_defs.h に定義された V2U_VideoMode 構造を指します

typedef struct ioctl videomode { V2U_INT32 width; /* 水平解像度 ピクセル */ V2U_INT32 height; /* 垂直解像度 ピクセル */ V2U_INT32 vfreg; /* 垂直リフレッシュレート mhz */ } V2U_VideoMode; もし信号が検知されなかった場合 すべてのフィールドは 0 にセットされます /* ビデオモードを検知 /* V2U_VideoMode vm; if (FrmGrab_DetectVideoMode(fg, &vm) && vm.width && vm.height) { printf( 検知 %dx%d %d.%d Hz\n, vm.width, vm.height, (vm.vfreq+50)/1000, ((vm.vfreq+50)%1000)/100); } else { } printf( 信号が検知されませんでした \n ); V2U_BOOL FrmGrab_GetGrabParams(FrmGrabber* fg, V2U_GrabParameters* gp) FrmGrab_GetGrabParams 関数は現在の VGA キャプチャパラメータを問い合わせします 成功時には V2U_TRUE が 失敗時には V2U_FALSE が返されます V2U_BOOL FrmGrab_SetGrabParams(FrmGrabber* fg, const V2U_GrabParameters* gp) FrmGrab_SetGrabParams 関数は VGA キャプチャパラメータをセットします 成功時には V2U_TRUE が 失敗時には V2U_FALSE が返されます V2U_BOOL FrmGrab_GetProperty(FrmGrabber* fg, V2U_Property* prop) FrmGrab_GetProperty 関数はデバイスプロパティ を問い合わせます 成功時には V2U_TRUE が 失敗時には V2U_FALSE が返されます これにより v2u_defs.h に定義された V2UPropertyKey enum 値の一つに prop->key フィールドをセットします 成功が返された場合 プロパティーの値は Prop->value に見ることができます /* KVM 機能がサポートされているかのチェック */ V2U_Property p; p.key = V2UKey_KVMCapable; if (FrmGrab_GetProperty(fg, &p)) { if (p.value.boolean) {... // 実行部 } else { printf(" フレームグラバーは KVM 機能をサポートしていません \n"); } } V2U_BOOL FrmGrab_SetProperty(FrmGrabber* fg, const V2U_Property* prop) FrmGrab_SetProperty 関数はデバイスのプロパティ をセットします 成功時には V2U_TRUE が 失敗時には V2U_FALSE が返されます

V2U_BOOL FrmGrab_SendPS2(FrmGrabber* fg, const V2U_SendPS2* ps2) FrmGrab_SendPS2 関数は KVM 機器向けのコマンドです void FrmGrab_Start(FrmGrabber* fg) FrmGrab_Start 関数はフレームグラバーに対して最高フレームレートにてフレームキャプチャするための準備をする合図を出します 現在この関数はローカルのフレームグラバーには重要ではありませんが ネットワーク製品には非常に重要です ネットワーク製品にはこの関数によりストリーミングを実行状態にしておきます これを怠ると FrameGrab_Frame はリクエスト - 反応といった動作となり 遅くなってしまいます void FrmGrab_Stop(FrmGrabber* fg) FrmGrab_Stop は最高フレームレートでキャプチャしている動作の準備を停止します V2U_BOOL FrmGrab_SetMaxFps(FrmGrabber* fg, double maxfps) FrmGrab_SetMaxFps 関数はフレームレート制限をセットします ( 秒間あたりの平均値 ) これにより リソースの使用量を制限することが可能です 例えばネットワーク製品にこれを利用した場合 ネットワーク帯域を制限することが可能になります V2U_GrabFrame2* FrmGrab_Frame(FrmGrabber* fg, V2U_UINT32 format, const V2URect* crop) FrmGrab_Frame 関数は一枚のフレームを取得します これは FrmGrab_Start を予めコールする必要はありませんが高速な反応を得るために予めコールしておくことが推奨されます 2 番目のパラメータはキャプチャフォーマットです これは v2u_defs.h に定義された V2U_GRABFRAME_FORMAT_* 定数のうちの一つです 最後のパラメータはリクエストされた長方形を切り出すためのポインターです キャプチャフレームのすべての部分が必要な場合は NULL としてください これにより取得したフレームが必要では無くなった際には必ず FrmGrab_Release をコールしてフレームをリリースする必要があります void FrmGrab_Release(FrmGrabber* fg, V2U_GrabFrame2* frame) FrmGrab_Release 関数は FrmGrab_Frame によって返された以前のフレームをリリースします void FrmGrab_Close(FrmGrabber* fg) FrmGrab_Close 関数はフレームグラバーを閉じ ハンドルを無効にします FrmGrab_Frame によって返されたフレームはすべて FrmGrab_Close をコールする前にリリースする必要があります USB 製品専用関数 FrmGrabber* FrmGrabLocal_Open(void) FrmGrabLocal_Open 関数はデフォルトの USB フレームグラバーを開きます もし複数のフレームグラバーが接続されている場合 どのユニットが開かれるか選定できません フレームグラバーがコンピュータ上に見つからない場合 NULL を返します FrmGrabber* FrmGrabLocal_OpenSN(const char* sn) FrmGrabberLocal_OpenSN 関数は特定のシリアル番号の USB フレームグラバーを開きます リクエストされたシリアル番号のユニットが見つからない場合は NULL を返します

int FrmGrabLocal_Count(void) この関数はシステムに接続されている USB フレームグラバーの数を返します int FrmGrabLocal_OpenAll(FrmGrabber* grabbers[], int maxcount) FrmGrabLocal_OpenAll は複数の USB フレームグラバーを一度に開きます 実際に開かれたフレームグラバーの数を返します ネットワーク製品専用関数 FrmGrabber* FrmGrabNet_Open(void) FrmGrabNet_Open 関数はサブネット上にあるネットワークグラバー製品を見つけ 開こうと試みます 成功時にはフレームグラバーのハンドルを返し 失敗時には NULL を返します FrmGrabber* FrmGrabNet_OpenSN(const char* sn) FrmGrabNet_OpenSN 関数は特定のシリアル番号のネットワークグラバー製品を見つけ 開こうと試みます FrmGrabber* FrmGrabNet_OpenLocation(const char* location) FrmGrabNet_OpenLocation 関数は特定の位置 ( ホストネームか IP アドレス ) にあるフレームグラバーに接続します FrmGrabber* FrmGrabNet_OpenAddress(V2U_UINT32 ipaddr, V2U_UINT16 port) FrmGrabNet_OpenAddress 関数は特定の IP アドレスにあるフレームグラバーに接続します 接続するためのデフォルトポートとしてポート 0 が送られます FrmGrabber* FrmGrabNet_OpenAddress2(V2U_UINT32 ipaddr, V2U_UINT16 port, FrnGrabAuthProc authproc, void* param, FrmGrabConnects* status) この関数は特定の IP アドレスにあるネットワークフレームグラバーに接続します 接続するためのデフォルトポートとしてポート 0 が送られます フレームグラバーが認証を必要とする場合 ユーザー名とパスワードを得るために FrmGrabAutoProc コールバックが呼ばれます FrmGrabAuthProc コールバックは以下の形となります : typedef V2U_BOOL (*FrmGrabAutoProc) (char* user, char* pass, void* param); ユーザー名の最大サイズは FG_USERNAME_SIZE(32) で パスワードの最大サイズは FG_PASSWORD_SIZE(64) bytes です ユーザー名もパスワードも UTF-8 にてエンコードされている必要があります パスワードは決してネットワーク上に送られません ユーザー名が必要無い場合 パスワードは NULL です これは FrmGrabNet_OpenAddress と必要な場合に FrmGrabNet_Auth 機能を統合した便利な関数です V2U_BOOL FrmGrabNet_IsProtected(FrmGrabber* fg) FrmGrabNet_IsProtected 関数はネットワークフレームグラバーがパスワード保護されているかをチェックします FrmGrabNet_Open や FrmGrabNet_OpenSN FrmGrabNet_OpenLocation 関数は認証がないクライアントにハンドルを返すかもしれません これを防ぐために 予め認証を確認する必要があります これらは FrmGrabNet_Auth 機能の下で使用される必要があります

FrmGrabConnectStatus FrmGrabNet_Auth(FrmGrabber* fg, FrmGrabAuthProc authproc, void* param) FrmGrabNet_Auth は必要な際にクライアントを判定します FrmGrabNet_OpenAddress2 関数を参照してください V2U_BOOL FrmGrabNet_GetStat(FrmGrabber* fg, FrmGrabNetStat* netstat) FrmGrabNet_GetStat 関数はネットワークへの送出バイト数や受信バイト数など ネットワーク統計を返します V2U_BOOL FrmGrabNet_GetRemoteAddr(FrmGrabber* fg, struct sockaddr_in* addr) FrmGrabNet_GetRemoteAddr 関数はフレームグラバーのアドレスを返します