FLIRTools+ 簡易取扱説明書
FLIR Tools+ 手順書 1. FLIR ToolsをPCにインストールする 2. Tools+ ライセンス番号を認識させる 3. カメラの電源を入れ USBでPCと接続する 4. 表示設定 5. 静止画を撮影する 6. 動画記録スピードを設定する 7. 動画を記録する / 停止する 8. 動画からグラフを作成する 9. グラフデータ ( 温度値 ) をExcelにペーストする
1. FLIR Tools を PC にインストールする 用意するもの - サーモグラフィカメラ ( 充電しておく ) - 製品付属のUSBケーブル - PC( インターネット接続可能であること ) - 製品取扱説明用 DVD - Tools+ ライセンスカード PCの要件システム要件 32 ビット版 Microsoft Windows Vista SP1 32/64 ビット版 Microsoft Windows 7 32 /64ビット版 Microsoft Windows 8 32/64 ビット版 Microsoft Windows 10 ハードウェア 1 GHz の 32 ビット (x86) プロセッサを搭載したコンピュータ 1 GB の RAM 15 GB 以上の空き容量がある 40 GB のハードディスクドライブ インターネットに接続可能なこと
1. FLIR Tools を PC にインストールする 1-1. ソフトウェアダウンロードページを表示 取扱説明 DVD をお持ちの方 製品に同梱された DVD を PC で読み込みます ( 自動再生されない場合は マイコンピューター DVD の再生を行って下さい ) 取扱説明 DVD をお持ちでない方 (Cx モデルには DVD が付属しません ) 下記 URL のウェブページを開きます http://thermo.secret.jp/flir/software.html 1-2. ダウンロード表示されたダウンロードページで [FLIRTools( インターネット接続あり )] のアイコンをクリックします 次に表示されるページで [ インターネット接続可能なパソコンを使用される方向け ] のアイコンをクリックすると Tools のダウンロードが開始されます 1-3. インストールダウンロードが完了しましたら exe ファイルを実行し インストールを行って下さい 常駐のセキュリティソフト等をお使いの場合は インストール前にそれらを一旦停止させてからインストールしてください
2. Tools+ ライセンス番号を認識させる 2-1. ライセンス番号 Tools+ ライセンスカードのスクラッチ部分を削り 30 桁のシリアル番号を確認します 2-2. ライセンスオプションウィンドウ Tools を立ち上げ ヘルプ ライセンスオプションをクリックします ライセンスオプションウィンドウの 適用 を選択します 2-3. 有効化ダイアログでの入力 - ウェブの有効化ダイアログボックスで [I have a serial number and I want to activate FLIRTools+] を選択し [Next] をクリックします - シリアル番号 名前 会社 メールアドレスを入力し [Next] をクリックします -[Activate now ] をクリックします ウェブの有効化プロセスが起動します -[Online activation was successful というメッセージが表示されたら [ 閉じる ] をクリックし完了です
3. カメラの電源を入れ USB で PC と接続する 3-1. カメラの電源を入れる カメラは予め十分に充電されていることを確認してください 3-2.USB をカメラに接続する同梱の USB ケーブルをカメラの USB コネクターに挿し込みます 例 : Ex Cx 3-3.USB を PC に接続するもう一方の USB を PC に接続します (USB ドライバーが自動認識するまで数分かかることがあります カメラへ 3-4. ライブストリーム接続下記の画面が表示されます [ ライブストリームへ接続 ] をクリックし カメラを接続します または Tools+ のタブ [ 機器 ] をクリックします 3-5.[ 機器 ] タブの表示 しばらくすると中央にサーモグラフィ画像が表示されます 表示されない場合は赤い矢印の接続ボタンを押してください 接続しているカメラが表示されない場合はこちらの更新ボタンを押してください
4. 表示設定 4-1. パレット変更表示パレット ( レインボーカラー ) を表示するには 下記のカラーパレットアイコンをクリックし [Rainbow] を選択します 参考 : データ表示形式の変更 Tools+ では 2 つの画像表示形式があり 下記の赤枠のプルダウンで切り替えが可能です ( 初期値は [ 信号 ] 設定です ) [ 信号 ] 温度情報付き MSX( 輪郭補完 ) は表示されません 動画記録時にはこちらを使用します [ 映像 ] 温度情報なし ( モニター用 ) MSX( 輪郭補完 ) が表示されます 表示のみ 記録できません
5. 静止画を撮影する ( 保存先の指定 ) 5-1. スナップショット静止画を撮影するには 下記赤枠内のカメラアイコンをクリックします スナップショットを Jpeg として保存します カメラアイコン 設定アイコン 参考 : 保存先の指定画像データの保存先を変更 指定するには 上記の設定アイコンをクリックし オプションウィンドウ [ 録画 ] 参照ボタン 保存先ホルダーの指定を行います
6. 動画記録時間間隔を設定する 比較的ゆっくりとした温度変化を記録する場合 動画記録の時間間隔を指定することで データ容量を抑えることができます 6-1. 時間間隔指定の有効化カメラを接続した状態で下記赤枠内の [ 時間間隔 ] のボックスにチェックを入れます 6-2. 時間間隔の設定最短 1 分 / 枚 ~ 最長 23 時間 59 分 59 秒 / 枚 時間分秒 NOTE: Cx や Ex ではフレーム速度 15Hz と表示されますが 実際の記録スピードは 7.5Hz 程度です
7. 動画を記録する/停止する 7-1 動画記録開始 下記の[カメラの校正 NUC ボタン]を押した後 [記録の開始ボタン]を押して録画を開始します 記録前にNUCをかけることで 精度よく計測する狙いがあります NUCは安定した環境でも約15分毎に自動的に入り これを停止することはできません カメラの校正 NUC ボタン 録画の開始 ボタン 7-1 動画記録の停止 停止するには [記録の停止ボタン]を押して録画を停止します 録画の停止 ボタン
8. 解析ツールを使って動画を解析する ( 解析は撮影後のデータだけではなく カメラ接続中や動画撮影中も可能です ) 参考 : 撮影した動画ファイルの選択方法 ファイルの選択は 機器タブの下部の [Recordings] 一覧や ライブラリタブのサムネイルからダブルクリックして表示します 8-1. 解析ツールの追加動画データを表示させ 右側の解析ツールからスポット / エリア / サークルなどを選択し 画面上に表示させます スポット ( 点 ) ボックス ( 四角 ) サークル ( 丸 ) ライン ( 線分 ) 8-2. 追尾マーカーの追加画面上のツールを選択した状態で右クリックし [ ローカルの最大値 / 最小値 / マーカー ] をクリックします 追尾基準 [ 最大 / 最小 ] と [ マーカー ] にチェックを入れ OK を押します 最大値マーカーは 最低値マーカーは で表示されます ツール範囲内の最高温度点ツール範囲内の最低温度点ツール範囲内の平均値 ツール表示のみ マーカー表示なし
8. 参考 : ツールの選択と温度値の表示 ツールの選択画面に表示させた解析ツールはクリックして選択します ツールは選択されると以下のような表示になります 選択前 選択後 温度値の表示解析ツールの指示温度値は画面右側の [ 測定 ]( 赤枠 ) に表示されます
9. グラフの作成とEXCELへ温度値データ貼り付け 解析は撮影後のデータだけではなく カメラ接続中や動画撮影中も可能です 9-1.解析ツール スポット/ボックス/サークル/ライン 画面上で選択し 右クリックします [プロット]から[Max 最大 /Min(最小) /Average 平均 ]のいずれかを選択します 9-2 プロットグラフの作成 画面下部にグラフが表示されます グラフ上で右クリックをし [コピー] [データ]をクリックします 再生ポイント マーカー
9. グラフの作成と EXCEL へ温度値データ貼り付け 9-3. データ貼り付けエクセルファイルを立ち上げ 右クリックで貼り付けを行います 参考 : 図として貼り付け 9-2. で [ データ ] ではなく [ 図 ] を選択した場合は 作成したグラフを画像として貼り付けることができます