デジタル角度計レベルニック DP-30XY 用 パソコン接続ケーブル DP-C データ転送ソフト DP30XYLOG 取扱説明書 この度は パソコン接続ケーブル をお買上げいただきありがとうございます この商品は デジタル角度計レベルニック DP-30XY 専用のデータ転送ケーブルと データ転送ソフトのセットです ご使用前に本書をよくお読みいただき 正しくお使いくださいますようお願い申し上げます 特長 Excel やメモ帳などのソフトに測定データを転送できるため 自由に編集が可能です ポート番号を自動で取得することが可能です 指定した時間間隔(0.1~60 分 ) で 測定データを転送することが可能です 注意 本製品は DP-30XY 角度計とパソコン間でデータを通信するための専用ケーブルです それ以外の機器への接続はおやめください ご使用になるパソコンに D-SUB9 ピンポート (RS-232C) が無く USB ポートのみ搭載されている場合は 別途市販の USB-シリアル変換機器とドライバをご用意ください データ転送ソフト DP30XYLOG のサポート情報 最新バージョンの更新はこちら http://www.niigataseiki.co.jp/software_dp30xylog.html - 1 -
各部の名称と機能 データ転送ソフト DP30XYLOG ( メイン画面 ) 1 2 3 4 5 6 7 9 11 8 10 12 13 名称 機能 1 File フォームの色設定変更や言語切替が可能です 2 ヘルプ 取扱説明書をパソコン上で確認できます 3 接続方法 パソコンとの通信開始方法を決定します 自動 : 自動的に接続ポート番号を見つけて接続します 手動 : ポート番号をデバイスマネージャなどで確認し 接続ポート番号を指定します 4 出力先登録ボタンを押すことで起動中のアプリケーション一覧が表示され 選アプリケーション設定択したアプリケーションに対して測定値の出力が可能になります 5 出力方法 アプリケーションへ出力するタイミングを決定します 自動 : 指定した出力間隔時間でアプリケーションへ出力します 手動 : ソフト上の記録ボタン押したタイミングで出力します 6 出力間隔 アプリケーションへ出力する時間間隔を設定します 0.1 分 ~60 分の間で指定が可能です 7 XY 間の出力方向 X 軸と Y 軸の測定値を縦方向か横方向かを設定します 例横の場合 :XY 縦の場合 :X Y 8 キー種別 データ記録後に選んだキー種別が実行されます 9 表示桁 表示桁を選択できます 0.01 か 0.1 単位 10 データ出力時 チェックを入れるとデータ出力時にビープ音や画面を点滅させることができます 11 開始 / 停止ボタン 通信の開始 / 停止を行います 12 隠すボタン メイン画面を非表示にすることができます 再び表示させたい場合は パソコンのタスクバー内にある DP30XYLOG のアイコンをクリックしてください 13 終了ボタン アプリケーションを終了させます - 2 -
データ転送ソフト DP30XYLOG ( 測定画面 ) 1 2 3 名称 機能 1 X 軸測定値 X 軸方向の角度が表示されます 2 Y 軸測定値 Y 軸方向の角度が表示されます 3 記録ボタン 転送先アプリケーションに X 軸 Y 軸測定値を転送します メイン画面で出力方法が手動に設定されている場合に限ります パソコン接続ケーブル 1 2 名称機能 1 ミニ USB コネクタ ( オス ) 角度計と接続します パソコンに接続します Dサブ9Pコネクタ ( メス ) 2 D-SUB9 ピンポートがないパソコンの場合は 別途 USB- (RS-232C) シリアル変換機器をご用意ください - 3 -
安全上のご注意 ( 製品を扱う上での注意事項 ) < 警告 > 場合により重大な事故 1 に至る行為 2 ( 生命の危険や重度の障害 家屋消失など 大きな拡大損害の可能性のある行為 ) 1 火災 (119 番通報があれば火災と認定される ) 1 ヵ月以上の治療 ( 入院 通院 投薬も対象 ) 2 事故により事故原因となった製品以外に与えた間接的な損害のこと ( 第三者の人的財産権の侵害や棄損 滅失など ) 高温になる場所 ( 火のそば ストーブのそば 炎天下など ) や引火性ガスの発生するような場所での使用や放置はしないでください 発火 破裂 故障 火災の原因となります 分解 改造 お客様による修理をしないでください 故障 発火 感電 傷害の原因となります 万一 改造などにより不具合が生じても 新潟精機 ( 株 ) では一切の責任を負いかねます 使用中に煙が出る 異臭や異音がする 過剰に発熱するなど異常が起きたら すぐに使用を中止してください 火の中に投入したり 加熱したりしないでください 発火 破裂 火災の原因となります 電子レンジや高圧容器などの中に本製品を入れないでください 発火 破裂 故障 火災の原因となります 水などの液体をかけたりしないでください また 水などが直接かかる場所や風呂場など湿気の多い場所での使用 または濡れた手での使用は絶対にしないでください 感電や電子回路のショート 腐食による故障の原因となります 万一 液体がかかってしまった場合には 直ちに本製品を角度計本体およびお使いのパソコンから外してください 本製品を傷つけたり 加工したり 無理に引っ張ったり ねじったり 重いものを載せたりしないでください 変形 破損 傷害 火災の原因となります < 注意 > 軽微なけが ( 数日の通院を要する程度 ) や その物が壊れたり ( 破損や精度狂い ) 物的損害として拡大損害 の原因となる行為 事故により事故原因となった製品以外に与えた間接的な損害のこと ( 第三者の人的財産権の侵害や棄損 滅失など ) 直射日光のあたる場所 ( 自動車内など ) ほこりや振動の多い場所では使用 保管をしないでください また 極端な高温 低温 多湿は避けてください 発熱 発火 変色 変形や故障の原因となります 落下させる 投げつけるなど強い衝撃を与えないでください 破裂 発熱 発火 故障の原因になります 本製品の接続端子に液体 金属片 燃えやすいものなどの異物を入れないでください 火災 感電 故障の原因となります パソコン接続ケーブルを角度計本体に巻き付けて使用しないでください 故障の原因となります 使用しないときは接続端子にほこりが入らないようにご注意ください パソコン接続ケーブルを振り回さないでください 断線や故障の原因となります 本製品を角度計本体やパソコンから抜くときは ケーブルを引っ張らずにコネクタを持って抜いてください - 4 -
< 注意 ( 続き )> 本製品のコネクタを角度計本体やパソコンに接続するときは 奥まで確実に差し込んでください また 接続部に対して平行に抜き差ししてください 故障や動作不具合の原因となります 持ち運ぶ際や保管するときは 接続端子へのゴミの付着や変形 破損 紛失しないようご注意ください 接続端子を定期的に乾いた綿棒などで掃除してください 汚れていると接触不良の原因となる場合があります また このとき強い力を加えて接続端子を変形させないでください 使用前の準備 1データ転送ソフトをパソコン内にコピーします 付属 CD-R 内の DP30XYLOG.exe をパソコン内の任意の場所にコピーし ダブルクリックして立ち上げてください 2 パソコン接続ケーブルと パソコンを接続します D-SUB9 ピン (RS-232C) があるパソコンをご使用の方は ケーブルを直接接続してください USB ポートのみのパソコンをご使用の方は 別途 USB- シリアル変換機器とドライバを準備し ケーブルと USB- シリアル変換機器とパソコンをそれぞれ接続してください 2 パソコン接続ケーブルと 角度計を接続します デジタル角度計 DP-30XY の USB 接続口に パソコン接続ケーブルを接続してください 角度計の電源を入れるタイミングは ケーブルの接続前 後どちらでも影響ありません - 5 -
使用方法 1.COM ポートの設定 ( 自動設定 手動設定の切り替え ) データ転送ソフトのメイン画面 接続方法 で COM ポートの設定を行います D-SUB9 ピン (RS-232C) 接続の場合 --- 手動 を選択し ポート番号 に COM 番号を入力 USB 接続の場合 ------------------- 自動 を選択 ( 繋がらない場合は 手動 を選択し ポート番号 に COM 番号を入力 ) COM 番号の確認方法 Windows のデバイスマネージャを開き 下記の項目を確認してください D-SUB9 ピン (RS-232C) 接続の場合 --- 通信ポート を確認 USB 接続の場合 ------------------- USB Serial Port を確認 例 )D-SUB9 ピン (RS-232C) 接続の場合 この場合 ポート番号に 1 と入力 2. 測定データの出力先を設定 ( 他アプリケーションへ測定値を記録する場合 ) 1 データを出力 ( 記録 ) するためのアプリケーションを立ち上げてください 出力可能アプリケーション テキスト表示に対応しているもの例 ) メモ帳等のテキストエディタ Microsoft Excel Microsoft Word など 2 データ転送ソフト内の 出力先ウィンドウ にチェックを入れ 登録 ボタンを押してください 現在起動中のアプリケーションが一覧で表示されます 3 出力したいアプリケーションを選択し 決定 ボタンを押してください 選択 3. 角度計本体の出力設定 デジタル角度計レベルニック DP-30XY の取扱説明書に従い 本体のデータ出力設定を行ってください USBPWR:ON Send Mode:Polling に設定 - 6 -
4. 受信開始データ転送ソフトのメイン画面で 開始 ボタンを押してください 測定画面が開き 角度計 DP-30XY の測定値を受信して表示します 測定画面 複数の測定器を接続している場合パソコンに複数の測定器を接続している場合 接続先を選択するリストが表示されます 接続したい測定器を選択し 接続 ボタンを押してください 接続されている測定器がソフトに非対応の場合は何も表示されません ケーブル接続のタイミングや測定器の状態により リストに表示されないことがあります その際は一度 取消 ボタンを押し 再度データ転送ソフトメイン画面の 開始 ボタンを押してください 5. 測定値の記録 ( 他アプリケーションへ測定値を記録する場合 ) データ転送ソフトのメイン画面 出力方法 で選択した方式で 測定値が記録されます 自動記録 ----- 自動 を選択し 出力間隔 を任意の時間間隔に設定出力間隔は 0.1~60 分の間で設定できます (0.1 分 =6 秒 ) 手動記録 ----- 手動 を選択し 測定画面の 記録 ボタンを押すまたは DP30XYLOG がアクティブの状態で F9 キーを押す 自動記録 手動記録 出力先アプリケーションが最小化の状態では 記録されません 出力先アプリケーションを開いた状態で記録してください - 7 -
6. 受信停止 終了 停止 ボタンを押す または測定画面を閉じると 受信が停止します 受信を再開するには 再度 開始 ボタンを押してください 角度計の電源 OFF 電池交換 ケーブルを抜き差しする際は 一度データ転送ソフトの受信を停止させてください データ転送ソフト自体の終了は 終了 ボタンを押してください 各種設定 1 2 3 4 5 6 7 9 11 8 12 13 10 1.File 色の変更下記の色を変更することができます DP30XYLOG ウィンドウ画面と文字の色 デジタル表示測定画面での 公差設定範囲内外の測定値やバーの色 言語 DP30XYLOG の文字表記を日本語 / 英語に切り替えることができます 2. ヘルプ取扱説明書の内容をブラウザ上で確認できます (Internet Explorer9 以上をサポートしています ) 3. 接続方法 COM ポートの接続方法が選択できます (P6 使用方法 1. COM ポートの設定 参照 ) 4. 出力先アプリケーション設定登録ボタンを押すことで起動中のアプリケーション一覧が表示され 選択したアプリケーションに対して測定値の出力が可能になります (P6 使用方法 2. 測定データの出力先を設定 参照 ) - 8 -
5. 出力方法アプリケーションへの測定値出力方法を 自動または手動から選択できます (P7 使用方法 5. 測定値の記録 参照 ) 6. 出力間隔出力方法 自動 を選択した場合の 出力間隔時間を設定できます 設定可能な間隔時間は 0.1~60 分です (0.1 分 =6 秒 ) 出力間隔は角度計に表示されている値を取り出すタイミングとなります 値が更新されていない場合でも出力間隔時間に達すると値を受信します 角度計本体 Serial メニュー内の Send Mode は Polling に設定してください 本体から測定値を常に出力している状態になります その状態でソフトの 出力間隔 を設定することで 指定の間隔で測定値を受信することができます 角度計本体の設定方法については 本体の取扱説明書を参照してください 7.XY 間の出力方向 X 軸と Y 軸の測定値の出力方向を 縦方向または横方向から選択できます Excel への出力例 : X=0.01 Y=-0.1 の場合 Excel への出力例 : X=0.01 Y=-0.1 の場合 縦 を選択 横 を選択 8. キー種別 X と Y それぞれ 1 回ずつデータを記録した後 ここで選択したキー操作が自動で行われます キーは [ENTER] [TAB] [DOWN] [UP] [RIGHT] [LEFT] から選択できます 例 ) 出力先アプリケーションに Excel を選択し キー種別で [DOWN] を選択した場合 データ記録後 自動的に一つ下のセルへ移動します 9. 表示表示桁を 0.01 0.1 から選択できます 0.1 を選択した場合 0.1 未満の端数は切り捨て表示となります 表示値の単位 mm/m と Degree( ) の切り替えは 角度計本体側で設定してください - 9 -
10. データ出力時 ビープ音 --- チェックを入れると データ記録時にビープ音が鳴ります 画面点滅 --- チェックを入れると データ記録時にメイン画面が点滅します 11. 開始 / 停止通信の開始 / 停止を行います 12. 隠すデータ記録ソフトのメイン画面が非表示になります 再び表示させたい場合は パソコンのタスクバー内にある DP30XYLOG アイコンリックしてください をク 13. 終了データ記録ソフトを終了します 故障かな? と思ったら 症状原因解決方法 通信を開始しても以下のような画面のまま変化しない エクセルを最小化していると測定値が指定時間に出力されない ソフトの数値がリアルタイムで更新されない 出力先アプリケーションの登録で登録したいアプリケーションが表示されない パソコン接続ケーブルをパソコンと接続した状態でも充電されない 市販の USB 変換ケーブルを購入し 本接続ケーブルを接続したが ケーブルを認識しない 1 正しくケーブルが接続されていない もしくは通信ポートが誤っている可能性があります 2 角度計本体側のシリアル通信が OFF になっている可能性があります 本ソフトは出力先アプリケーションが開いた状態に対してのみ測定値の出力が可能です 角度計本体側のシリアル通信の出力間隔時間が 10 秒になっている可能性があります 出力先アプリケーション登録は現在開いているアプリケーションのみが表示されます 本製品は通信専用のため 充電されません USB 変換ケーブルのドライバがインストールされていないことが原因となります 1 ケーブルを接続し直すか 通信ポートをデバイスマネージャで確認し 手動でポート番号を設定してください 2 角度計本体側の取扱説明書を参照し Serial の USBPWR を ON に設定してください 出力先アプリケーションを最小化せず 表示させたままにしてください 角度計本体側の取扱説明書を参照し Serial の Send Mode を Polling に設定してください 出力したいアプリケーションを起動させた状態で登録ボタンを押してください 充電する際は角度計本体に付属の充電ケーブルを使用してください USB 変換ケーブルの購入先にお問い合わせいただき 指定のドライバをインストールしてください - 10 -
仕様 パソコン接続ケーブル仕様品番ケーブル長ケーブル形状シリアル通信仕様 DP-C 約 2m ミニ USB-B オス--RS232C ボーレート :9600bps パリティ : なしデータビット :8 ストップビット :1 データ転送ソフト仕様 品番 DP30XYLOG 対応 OS WindowsXP Vista 7 8.1 10 I324-K - 11 -