平成 年 月 日 岡山県感染症報 年第 ( 月 日 ~ 月 日 ) 岡山県では 腸管出血性大腸菌感染症注意報 発令中です 年第 ( / ~ / ) の感染症発生動向 ( 届出数 ) 全数把握感染症の発生状況第 類感染症結核 名 ( 代男 名 代男 名 代男 名 ) 第 類感染症結核 名 ( 代女 ) の報告がありました 定点把握感染症の発生状況 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) は 大幅に増加し 岡山市 倉敷市 備中地域などで患者数が増えました 倉敷市 備中地域では感染症発生レベルがレベル になりました ヘルパンギーナは 全県では先より減少しました 岡山市では感染症発生レベル がつづいていますが 患者数は大幅に減少し 流行は終息に向かっています 手足口病は 第 をピークに今も減少し 流行は終息に向かっています 速報 井原市の幼児園で 流行性耳下腺炎による学年閉鎖がありました ( 月 日報道発表 ). 腸管出血性大腸菌感染症は 今の発生はなかったものの 今年 月 日までに 名の発生がありました 例年 月は 年で最も発生が多くなりますので 特に感染予防に努めてください 岡山県では腸管出血性大腸菌感染症注意報を発令し 感染予防を呼びかけています 県内の発生状況 症状 感染予防などについては 感染症情報センターホームページ 腸管出血性大腸菌感染症注意報発令中! をご覧下さい. 流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は 大幅に増加し ( 定点あたり.9.9 人 ) 備中地域(. 人 ) 倉敷市(. 人 ) 岡山市(. 人 ) などでは患者数が増えました 備中地域 倉敷地域では大きな流行が発生する可能性が高い感染症発生レベル になりました 今年は発生の多い状態で推移しており 発生の多い地域では感染に注意して下さい. ヘルパンギーナの定点あたり患者数は 全県では減少し ( 定点あたり.9. 人 ) 第 をピークに 連続で減少しました 地域別では ほとんどの地域で減少あるいは横ばいで 大きな流行が継続しつつあると考えられる感染症発生レベル がつづいている岡山市でも 患者数は大幅に減少し 流行は終息に向かっています. 手足口病の定点あたり患者数は 今も減少し ( 定点あたり.. 人 ) 流行は終息に向かっています 流行性耳下腺炎 ヘルパンギーナ 手足口病の今の動向については 今の注目感染症 をご覧下さい 流行の推移と発生状況 疾病名 推移 発生状況 疾病名 推移 発生状況 インフルエンザ RSウイルス感染症 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 感染性胃腸炎 水痘 手足口病 伝染性紅斑 突発性発疹 百日咳 ヘルパンギーナ 流行性耳下腺炎 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎
記号の説明 前からの推移 : 倍以上の減少.~ 倍未満の減少. 未満の増減.~ 倍未満の増加 倍以上の増加流行状況 : 空白発生なし 僅か 少し やや多い 多い 非常に多い 定点当り患者数について 過去 年間の標準偏差値に感染症の種類毎に係数を乗じた値を 等分し 流行状況の目安として 段階で表示しています 今の注目感染症. 流行性耳下腺炎 流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は 大幅に増加し ( 人定点あたり.9.9 人 ) 備中地域 (.. 人 ) 倉敷市 (.. 人 ) 岡山市 (.. 人 ) などでは患者数が増えました 備中地域 倉敷市では大きな流行が発生する可能性が高い感染症発生レベル になりました 今年は発生の多い状態で推移しており 月中旬 ( 第 ) としては過去 年で最も患者数が多く 発生の多い地域では感染に注意が必要です 流行性耳下腺炎は おたふくかぜ とも呼ばれ 片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症です 歳の発生は少なく 年齢とともに増加し 歳の占める割合が最も多くなります 岡山県でも 歳が % と最も多く 続いて 歳 歳の順に多く発生しています 症状は ~ 間の潜伏期間を経て 唾液腺の腫れ 圧痛 嚥下痛 発熱を主症状として発症し 通常 ~ 間で軽快します 接触や飛沫で感染し 感染力はかなり強いと言われています まれに無菌性髄膜炎を合併することがあり また思春期以降感染した場合 男性では睾丸炎 女性では卵巣炎を合併することがありますので注意が必要です 予防としては ワクチン接種があります 感染症マップ流行性耳下腺炎 年 /~ /~ /~ /~ 流行性耳下腺炎 レベル レベル レベル 報告なし 開始基準値 終息基準値 基準値 基準値 基準値 以上 未満 < 未満
. ヘルパンギーナ ヘルパンギーナの定点あたり患者報告数は 全県では減少しました ( 9 人定点あたり.9. 人 ) 地域別では ほとんどの地域で減少あるいは横ばいで 大きな流行が継続しつつあると考えられる感染症発生レベル がつづいている岡山市でも 患者数は大幅に減少し (.. 人 ) 流行は終息に向かっています ヘルパンギーナは 夏に流行する幼児の急性ウイルス性咽頭炎で いわゆる夏かぜの代表的疾患です 患者の年齢は 歳以下の幼児が中心で 全体の % を占めています 岡山県ではヘルパンギーナ患者の咽頭拭い液から コクサッキーウイルス A 型が検出されています 感染症マップヘルパンギーナ 年 /~ /~ /~ /~ ヘルパンギーナ レベル レベル レベル 報告なし開始基準値終息基準値基準値基準値基準値 < 未満. 手足口病 手足口病の定点あたり患者数は 今も減少し ( 人定点あたり.. 人 ) 流行は終息に向かっています 全県では発生が減少しましたが 倉敷市では発生が増加しました (.. 人 ) ひきつづき感染予防を心がけ うがい 手洗いを励行しましょう 患者は 歳以下が % を占めています 患者発生は多いものの岡山県ではこれまでのところ 無菌性髄膜炎 脳炎などを合併した重症例の報告はありません 岡山県では手足口病患者の咽頭拭い液から コクサッキーウイルス A 型が検出されています 全国的にも手足口病患者から主に コクサッキーウイルス A 型が検出されています
全国の手足口病 ヘルパンギーナ患者からの検出ウイルスについては 国立感染症研究所感染症情報センター病原微生物検出情報をご覧ください 今年のコクサッキーウイルス A 型検出状況 http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graphtj.html の手足口病からの検出ウイルス https://hasseidoko.mhlw.go.jp/byogentai/pdf/dataj.pdf のヘルパンギーナからの検出ウイルス https://hasseidoko.mhlw.go.jp/byogentai/pdf/dataj.pdf 保健所別報告患者数において数字は感染症マップにおいてレベル 数字は感染症マップにおいてレベル を示しています
保健所別報告患者数 年 ( //~// ) 年 月 日 全県 岡山市倉敷市備前備中備北真庭美作 疾病名報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当 インフルエンザ RS ウイルス感染症.... 咽頭結膜熱. 9... A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 9....9. 感染性胃腸炎........ 水痘....... 手足口病........ 伝染性紅斑...9. 突発性発疹..9...9.. 百日咳..9. ヘルパンギーナ. 9....9. 9. 流行性耳下腺炎.9.. 9.9.. 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎... 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎.. クラミジア肺炎 ( : or. ) ( 空白 : 定点なし ) / ページ
保健所別報告患者数 年 ( //~// ) 年 月 日 全県 岡山市倉敷市備前備中備北真庭美作 疾病名報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当報告数定点当 インフルエンザ 咽頭結膜熱. 9... A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 9....9. 感染性胃腸炎........ 水痘....... 手足口病........ 伝染性紅斑...9. 百日咳..9. ヘルパンギーナ. 9....9. 9. 流行性耳下腺炎.9.. 9.9.. 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎... ( : or. ) ( 空白 : 定点なし ) / ページ
感染症発生動向調査情報報告患者数年齢別 ( 年第 //~// ) 疾病名合計 ヶ月 ヶ月 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 9 歳 9 9 9 9 9 9 9 ~ インフルエンザ 疾病名 合計 ヶ月ヶ月 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 9 歳 9 ~ RSウイルス感染症 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 9 感染性胃腸炎 水痘 9 手足口病 伝染性紅斑 突発性発疹 百日咳 ヘルパンギーナ 9 9 流行性耳下腺炎 9 疾病名 合計 ヶ月ヶ月 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 歳 9 歳 9 9 9 9 9 9 ~ 急性出血性結膜炎 流行性角結膜炎 疾病名 合計 歳 9 9 9 9 9 9 9 ~ 細菌性髄膜炎 無菌性髄膜炎 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎 ( : )
全数把握感染症患者発生状況 年 分類 疾病名 今 累計 昨年 疾病名 今 累計 昨年 疾病名 今 累計 昨年 一類 エボラ出血熱 クリミア コンゴ出血熱 痘そう 南米出血熱 ペスト マールブルグ病 ラッサ熱 二類 急性灰白髄炎 結核 ジフテリア 重症急性呼吸器症候群 鳥インフルエンザ (HN) 三類 コレラ 細菌性赤痢 腸管出血性大腸菌感染症 腸チフス パラチフス 四類 E 型肝炎 ウエストナイル熱 A 型肝炎 エキノコックス症 黄熱 オウム病 オムスク出血熱 回帰熱 キャサヌル森林病 Q 熱 狂犬病 コクシジオイデス症 サル痘 腎症候性出血熱 西部ウマ脳炎 ダニ媒介脳炎 炭疽 チクングニア熱 つつが虫病 デング熱 東部ウマ脳炎 鳥インフルエンザ ニパウイルス感染症 日本脳炎 日本紅斑熱 ハンタウイルス肺症候群 Bウイルス病 鼻疽 ブルセラ症 ベネズエラウマ脳炎 ヘンドラウイルス感染症 発しんチフス ボツリヌス症 マラリア 野兎病 ライム病 リッサウイルス感染症 リフトバレー熱 類鼻疽 レジオネラ症 9 レプトスピラ症 ロッキー山紅斑熱 五類 アメーバ赤痢 ウイルス性肝炎 * 急性脳炎 * クリプトスポリジウム症 クロイツフェルト ヤコブ病 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 後天性免疫不全症候群 ジアルジア症 髄膜炎菌性髄膜炎 先天性風しん症候群 梅毒 9 破傷風 バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 バンコマイシン耐性腸球菌感染症 風しん 麻しん
インフルエンザ 999 9 9 前後 9 9........ RS ウイルス感染症 999 9 9 前後 9 9...... 咽頭結膜熱 9. 9 9999........ A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 999 9 9 前後 9 9
感染性胃腸炎 999 9 9 前後 9 9 水痘 999 9 9 前後 9 9....... 手足口病 9 9999 伝染性紅斑 9 9999 9 9
. 突発性発疹.... 9. 9 9999....... 百日咳 9 9999 9 ヘルパンギーナ 9 9 9999... 流行性耳下腺炎 9 9999 9
. 急性出血性結膜炎...... 9 9 9999..... 流行性角結膜炎 9 9999 9. 細菌性髄膜炎........ 9 9999 9 無菌性髄膜炎 9 9999 9
..... マイコプラズマ肺炎 9 9999 9. クラミジア肺炎...... 9 9 9999