リビングプロテクト総合保険 取扱規定 平成 27(2015) 年 10 月 1 日改定版 第二版 エース損害保険株式会社
目次 Ⅰ. 契約 料率規定... 2 Ⅱ. 特約規定... 4 Ⅲ. 異動規定... 8 Ⅳ. 地震保険... 11 1
Ⅰ. 契約 料率規定 1. 保険契約者 個人 法人 ( 個人事業主を含む ) の別を問わない 2. 被保険者保険証券記載の建物 ( 賃貸住宅 ) に居住する者または記名被保険者とする なお 保険契約者が法人 ( 個人事業主を含む ) の場合には 法人等契約の被保険者に関する特約 が自動付帯され 被保険者を特定しない場合 被保険者は 保険契約者の役員または従業員で保険証券記載の建物に居住する者 ( 無記名 ) となる 3. 保険の対象保険の対象は 日本国内に所在し 住宅物件料率の対象となる保険証券記載の建物 ( 被保険者が占有する物置 車庫 その他の付属建物を含む ) に収容され かつ 被保険者 被保険者と生計を共にする親族および被保険者の同居人 ( 賃貸借契約上の借主および同居人に限る ) の所有する家財とする また 貴金属 宝玉および宝石ならびに書画 骨董 彫刻物その他の美術品は自動的に保険の対象に含まれるため 明記物件としては取り扱わない これらの損害の額が 1 個 1 組または 1 対について市場価格基準で 30 万円を超える場合は その損害の額を 30 万円とみなして損害保険金を支払う 4. 引受の単位 保険の対象 ( 家財 ) 全体を一つの引受単位とし これを細分化することはできない 5. 保険金額 基本 ( 家財 ) 保険金額は 40~3,000 万円の範囲で設定する 6. 保険料率 破損 汚損等損害以外の事故 : 免責金額なし破損 汚損等損害 : 免責金額 1 万円引越し中損害 : すべての事故に免責金額 1 万円 ( 保険期間 1 年につき 対千円 ) 保険金額保険料率 200 万円以下 2.15 300 万円 1.81 400 万円以上 1.64 上記の保険金額以外の保険金額に対する基本保険料率は 上記に準ずる ( 直線補間 ) 2
7. 保険期間保険期間は1 年間とする ただし 長期契約を締結することができる ( 注 1) 長期契約は 2 年または3 年の整数年契約に限る ( 注 2) 1 年未満の短期契約は不可とする 8. 保険料支払方法 一括払のみとし 以下の方法で払い込むことができる ( 申込方法別の払込方法 ) 申込方法 新規契約 継続契約 代理店店頭インターネッ継続案内インターネッ申込書払込方法システムト申込郵便ト申込 現金 〇 クレジットカード払 〇 〇 〇 コンビニエンスストア払 〇 〇 〇 〇 9. 最低保険料 1 保険申込書について 2,000 円を最低保険料とする また 保険料を返還する場合には 最低保険料規定を適用しない 3
Ⅱ. 特約規定 1. 補償する危険に関する特約補償する危険に関する特約には 契約の際に必ず付帯する自動付帯特約 ( 以下の 賠償責 任 修理費用補償特約 および 事故被害者弁護士費用補償特約 ) と オプションで付帯でき る任意付帯特約がある (1) 賠償責任 修理費用補償特約自動付帯 ( 必須 ) 以下の 1 借家人の損害賠償責任 2 個人の損害賠償責任および 3 修理費用を総合的に補償 する特約である 特約保険料は 1~3 の保険料を加算した額である 1 借家人の損害賠償責任被保険者の責めに帰すべき事由に起因する偶然な事故によって借用戸室を損壊した場合において 被保険者がその借用戸室の貸主に対して法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害に対して賠償損害保険金を支払う 保険料 ( 保険期間 1 年につき ) 支払限度額 1,000 万円 390 円支払限度額 1,000 万円を超えて 39 円 100 万円ごとに 2 個人の損害賠償責任 被保険者が 借用住宅の所有 使用または管理に起因する偶然な事故または日常生活にお ける偶然な事故により 他人の身体の障害 ( 傷害もしくは疾病またはこれらに起因する死亡も しくは後遺障害 ) または他人の財物の損壊もしくは使用不能に対する法律上の損害賠償責任 を負担することによって被る損害に対して賠償損害保険金を支払う 保険料 支払限度額 1 年契約保険料 2 年契約保険料 3 年契約保険料 1 億円 ( 免責金額なし ) 1,590 円 2,940 円 4,290 円 3 修理費用借用戸室に火災 落雷 破裂または爆発等の事故により損害が生じた場合 あるいは その他偶然な事故により借用戸室の外部に面する出入口のドア シャッターまたは窓ガラスに損害が生じた場合に 被保険者がその借用戸室の貸主との契約に基づきまたは緊急的に 自己の費用でそれを修理したときに 被保険者がその修理費用を負担することによって被る損害に対して修理費用保険金を支払う ただし 上記規定により賠償損害保険金が支払われる場合を除く 4
保険料 ( 保険期間 1 年につき ) 支払限度額 100 万円 200 万円 300 万円 特約保険料 150 円 300 円 450 円 (2) 事故被害者弁護士費用補償特約自動付帯 ( 必須 ) 被保険者が 日本国内における日常生活において生じた偶然な事故による被害 ( 身体の障害 財物の損壊 ) の発生を理由とした 弁護士 司法書士または行政書士への法律相談や損害賠償請求の委任によって費用を負担することによって被る損害に対して 保険金を支払う特約である 特約保険料保険金額 (1 契約年度あたり ) 法律相談 : 1 回限度額 1 万円かつ 1 事故限度額 3 万円弁護士費用等 : 100 万円 1 年契約保険料 2 年契約保険料 3 年契約保険料 1,340 円 2,480 円 3,620 円 (3) ストーカー行為等対策費用補償特約任意付帯保険期間中に被保険者が日本国内においてストーカー行為等を受け 警察または検察庁に申出または告訴を行い受理された場合において 被保険者またはその親族が 被保険者の安全または平穏を守るために必要かつ有益な費用を負担したときに保険金を支払う特約である 特約保険料支払限度額 (1 契約年度あたり ): 40 万円 初年度に限り保険開始日より 30 日間免責 1 年契約保険料 2 年契約保険料 3 年契約保険料 2,550 円 4,720 円 6,890 円 (4) 携行品損害補償特約任意付帯被保険者本人およびその配偶者ならびにこれらの者と生計を共にする同居の親族が保険証券記載の建物から日本国内外に一時的に持ち出して携行する被保険者所有の家財に 偶然な事故により損害が生じた場合に保険金を支払う特約である 特約保険料支払限度額 30 万円 ( 免責金額 1 万円 ) 1 年契約保険料 2 年契約保険料 3 年契約保険料 4,070 円 7,530 円 10,990 円 (5) 賃借 引越し費用補償特約任意付帯普通約款第 3 条 ( 損害保険金を支払う場合 ) に規定する損害保険金が支払われる場合において 保険の対象が半損以上になったときに 被保険者が臨時に住宅建物を借用する費用または宿泊施設を利用する費用に対して賃借費用保険金を 引越しに伴う費用に対して引越し費 5
用保険金を支払う特約である 特約保険料 賃借費用 :1ヶ月 20 万円かつ 1 事故につき6ヶ月限度 引越し費用 :1 事故につき40 万円限度 1 年契約保険料 2 年契約保険料 3 年契約保険料 890 円 1,650 円 2,400 円 (6) 個人賠償責任補償対象外特約任意付帯賠償責任 修理費用補償特約第 2 条 ( 賠償損害保険金を支払う場合 ) 2 個人の損害賠償責任 を補償対象外とする特約である 被保険者が 他の保険契約で 2 個人の損害賠償責任 の補償内容と同種の補償や特約等を契約しているために補償が重複し 賠償責任 修理費用補償特約の 2 個人の損害賠償責任 を補償対象外にすることを希望する場合に付帯する この場合 賠償責任 修理費用補償特約の特約保険料は 1 借家人の損害賠償責任 保険料と 3 修理費用 保険料を加算した額となる 2. 保険期間 保険料および保険金に関する主な特約 (1) 長期保険保険料一括払特約 保険期間を 2 年または 3 年の整数年とし 保険料を一括して払込む特約である 追加 返還保険料の算出は 別表の 長期保険保険料未経過料率係数表 を使用する (2) 保険料クレジットカード払特約 ( 登録方式 一括払用 ) Ⅰ. 契約 料率規定 /8. 保険料支払方法のクレジットカード払を選択する場合に付帯し 保険契約者が予め指定および登録したクレジットカードで保険料を一括で支払うことを可能とする特約である 従来のクレジットカード払特約は 保険料の払込みの都度 毎回 クレジットカード情報を入力しなければならないが この特約では 登録したクレジットカードで継続的に保険料を支払うことができる (3) 継続特約 ( 一般用 ) 当社と保険契約者との間にあらかじめ保険契約の継続についての合意がある場合に付帯する特約である 満期日より 3 ヶ月前の日までに 当社または保険契約者のいずれか一方よりこの特約を適用しない旨の意思表示がされない場合には 継続後契約は 継続前契約の満了する日と同一の内容で継続される なお この特約を付帯した保険契約に適用した保険料率または特約が改定された場合 継続後契約には改定後の保険料率または特約を適用する (4) 通信販売特約 ( 一般用 ) 申込書を当社または代理店に送付することによって保険契約の申込みをする特約である 6
この特約は 上記 (2) 継続特約 ( 一般用 ) 同様に 当社と保険契約者との間にあらかじめ保険 契約の継続についての合意がある場合に適用できる (5) 契約手続きに関する特約 ( 申込書 インターネット用 ) 保険契約者が 申込書またはインターネット上の当社が定める保険契約申込画面を当会社に送信することにより保険契約を申込む場合および契約締結後の保険証券等記載事項の変更 解約の手続きを行う場合に付帯する特約である 3. その他の事項に関する主な特約 (1) 法人等契約の被保険者に関する特約保険証券記載の建物に保険契約者である法人等の従業員等 ( 役員または使用人 ) が居住する場合に適用される特約である この特約が適用された保険契約の被保険者は 特別の約定がある場合 ( 被保険者を特定した場合 ) を除いて 法人等の従業員等で保険証券記載の建物に居住する者 ( 無記名 ) となる 保険契約者が法人の場合は 本特約を自動付帯する (2) 保険証券等の発行に関する特約保険契約の締結の際 当社と保険契約者との間に保険証券等を発行しないことについての合意がある場合は保険証券等を発行しないとする特約である この特約を付帯して保険証券等を発行しない場合には 当社の定めるインターネット上の画面 ( マイページ ) に表示する契約内容画面に記載した事項を保険証券等とみなす 7
Ⅲ. 異動規定 1. 変更 ( 異動 ) 処理 (1) 保険期間の中途における基本 ( 家財 ) 保険金額 地震保険金額 賠償責任 修理費用補償特約における 借家人の損害賠償責任 および 修理費用 の支払限度額の増減 個人の損害賠償責任 の補償の着脱を可能とする また 保険期間の中途における特約のみの解約 あるいは任意特約の中途付帯は不可とする (2) 地震保険は 地震保険契約規定の異動規定を使用する 保険の対象の所在地の変更あるいは建物構造の変更による適用保険料率の変更 地震保険の解約 取消 中途付帯 地震保険割引の変更が可能である なお 複数年契約の主契約に地震保険を中途付帯する場合 未経過期間が 1 年を超えるときには 始期応当日までの短期契約の承認請求書と 始期応当日から保険終期までの整数年契約の承認請求書の 2 通を同時に計上 ( ) すること 始期応当日から保険終期までの地震保険付保漏れを回避するための措置である 2. 保険期間中における保険料の返還 (1) 保険契約者による保険契約の解除 ( 解約 ) の場合の返還保険料 1 年契約の場合は 保険料から既経過期間に対する短期料率 ( 月割 ) によって計算した保険料を差し引いた残額を返還する 長期保険保険料一括払の場合は 未経過期間に対応する未経過料率係数によって計算した保険料を返還する 既経過期間中の保険金を支払うべき損害またはその原因となるべき事故の発生の有無は問わない ただし 中途更改の場合で 次の条件を満たす場合は 未経過期間に対し日割 ( 長期保険保険料一括払の場合は 未経過料率係数とする ) により返還保険料を計算する a. 新契約の保険金額が旧契約の保険金額よりも少なくないこと b. 新契約の保険期間が旧契約の保険期間よりも短くないこと (2) 無効 失効の場合の返還保険料 1 普通約款第 31 条 ( 保険契約の無効 ) の規定により保険契約が無効となる場合には 保険料を返還しない ( 長期一括払の場合も返還しない ) 2 普通約款第 32 条 ( 保険契約の失効 ) の規定により保険契約が失効となる場合には 未経過期間に対し日割 ( 長期保険保険料一括払の場合は未経過料率係数とする ) により計算した保険料を返還する 8
(3) 当社が保険契約を解除した場合の返還保険料普通保険約款第 26 条 ( 告知義務 ) 第 27 条 ( 通知義務 ) もしくは第 36 条 ( 重大事由による解除 ) の規定により 当社が保険契約を解除した場合には 未経過期間に対し日割 ( 長期保険保険料一括払の場合は未経過料率係数とする ) で計算した保険料を返還する (4) 損害保険金を支払い 保険契約が終了した場合の返還保険料普通保険約款第 50 条の規定により 損害保険金の支払額が保険金額 ( 再調達価額を超えるときは再調達価額とする ) の 70% に相当する額を超えたために保険契約が終了したときには 保険料は返還しない 長期保険保険料一括払の場合は 損害発生の日の属する契約年度を経過した以後の期間に対し 未経過料率係数により計算した保険料を返還する (5) 取消しの場合 普通保険約款第 33 条 ( 保険契約の取消し ) の規定により 当社が保険契約を取り消した場合 には 保険料は返還しない ( 長期一括払の場合も返還しない ) 9
( 別表 ) 短期料率 未経過料率係数 短期料率 短期料率は 年料率に下記割合を乗じたものとする 既経過期間 割合 既経過期間 割合 1か月まで 1/12 7か月まで 7/12 2か月まで 2/12 8か月まで 8/12 3か月まで 3/12 9か月まで 9/12 4か月まで 4/12 10 か月まで 10/12 5か月まで 5/12 11 か月まで 11/12 6か月まで 6/12 12 か月まで 12/12 長期保険保険料一括払特約未経過料率係数 経過年数 2 年契約 3 年契約 経過月数 0 年 1 年 0 年 1 年 2 年 1 か月まで 96% 43% 97% 61% 29% 2 か月まで 91% 39% 94% 58% 27% 3 か月まで 87% 35% 91% 56% 24% 4 か月まで 82% 31% 88% 53% 21% 5 か月まで 78% 27% 85% 50% 19% 6 か月まで 73% 23% 82% 48% 16% 7 か月まで 69% 19% 79% 45% 13% 8 か月まで 64% 16% 76% 42% 11% 9 か月まで 60% 12% 73% 40% 8% 10 か月まで 55% 8% 70% 37% 5% 11 か月まで 51% 4% 67% 35% 3% 12 か月まで 46% 0% 64% 32% 0% ( 注 ) 経過月数につき 1 か月未満の端日数は 1 か月として計算する 10
Ⅳ. 地震保険 火災保険契約規定 特約規定 ( 平成 27 年 10 月 1 日改定版 ) に記載された地震保険契約規定 地震保険割引規定のうち 保険の対象を家財とする規定を適用する 11