今日から始めよう! 生ごみを堆肥化するリサイクルは 経済的で理想的な循環です 屋外型 (P3) 庭や畑に埋めて使用します 土と生ごみを混ぜ 土中の微生物の働きによって生ごみを分解し堆肥ができます 好 気 性 発 酵 よって分解し堆肥や腐葉土ができます 嫌気性発酵ダンボール (P4) プランター (P5) 手作り (P6) ダンボール箱に ピートモス ( 土壌改良用土 ) ともみ殻くん炭を入れたものに生ごみを混ぜ 微生物の働きによって生ごみを分解します プランターに 直接生ごみを混ぜ土中の微生物の働きによって生ごみを分解します 古い土がよみがえり そのまま植え付けることができます ブロックで作ります 生ごみだけではなく剪定枝も入れることができます 土中の微生物の働きに 屋内型 (P7) 屋内や軒下で使用します 生ごみに発酵資材 ( ぼかし ) をふりかけることで 液肥 堆肥ができます 電動式好気性発酵 電動生ごみ処理機 (P8) その他の方法 (P8) 乾燥型 温風で乾燥させて 1/5 程度に減量します 堆肥としても使用できます バイオ型 微生物の働きによって分解し堆肥ができます 土があればどこでも実践できます 土中の微生物の働きによって生ごみを分解し堆肥ができます 宮崎市環境部環境業務課 0985-21-1762
はじめに燃やせるごみの約 4 割は生ごみで その約 8 割は水分といわれています 生ごみが減ると 燃やせるごみを出す回数も重さも減りごみ出しが楽になります ステップ 1 買いすぎない 買い物メモを持参しよう 買い物しない日を作ろう 必要なものだけ買いましょう 家にあるもので作ってみましょう ステップ 2 作りすぎない 食べ残さない 使い切る まだ食べられるのに捨てられている 食品ロス が問題になっています 日本人は 一日に一人でお茶碗 1 杯分の食料を無駄に捨てている計算になるんですよ ステップ 3 生ごみはぬらさない 1 使わない部分は 洗う前に切り落としましょう 2 三角コーナーは シンクの中に置かないようにしましょう 水がかからない調理台にボウルなどを置いて生ごみを入れましょう 3 乾燥させましょうざるや新聞紙に広げて乾燥させましょう ステップ 4 生ごみを自家処理して堆肥化しよう 堆肥化には いろいろな方法があります ご自分に合った方法で無理をしないことが長く続けられる秘訣です 生ごみ堆肥化のしくみ 土の中には 1 億 ~10 億の微生物がいます 生ごみを混ぜると 微生物が生ごみを分解して堆肥にしてくれます 堆肥化できる生ごみは? 台所から出るほとんどの生ごみは堆肥化することができます 野菜くずや食用油 いりこなども良い堆肥になります ただし 腐ったものは分解を妨げるほか 虫の発生原因になりますので注意が必要です - 2 -
屋外型コンポスト容器 無料支給制度があります 設置場所 日当たりが良く 水はけの良い場所を選びましょう 1 庭や畑に 深さ 20 cmほどの穴を掘り容器を設置し まわりに土を盛って安定させます 2 生ごみを入れます 土と生ごみをかき混ぜて空気を入れます 腐敗したものを入れたり 水気が多いと虫の発生原因になり 少ないと分解しにくくなります 水分調整が必要です ポイント!! 水気を切って 新鮮なもの 細かく刻んで Q 虫がわきました 3 生ごみがかぶるくらいの土をかけて ふたを閉めます A. 生ごみに米ぬかをまぶして入れると発酵が促進され虫がわく前に分解します それでも改善されないときは土をかぶせて別の場所で始めましょう 土壌汚染防止のため殺虫剤は使用しないようにしましょう 4 1~3 を繰り返し 地面と平行 ( 引き抜きやすい量 ) になったら容器を引き抜き わらや農業シートをかぶせて 1~3 か月発酵させます 容器は別の場所に設置します - 3 -
ダ ン ボ ー ル コ ン ポ ス ト 庭が無くても集合住宅のベランダでできます 設置場所 日当たりがよく 風通しのよい 雨の当たらない場所 準備するもの ダンボール 1箱 縦40 横30 高さ30 程度 底敷き用のダンボール 風通しのよい台 花苗ケースやビールケース等 ダンボールのふた 又は 着古した大人用のTシャツなど 防虫カバー 基材 ピートモス 15ℓ もみ殻くん炭 10ℓ 下準備をしましょう 1 害虫が入るのを防ぐために 箱の継ぎ目にガムテ ープで目張りをする 2 ダンボールの底を二重にする 3 基材を入れる ① 生ごみを入れます 1 日 500 800gを目安に入れましょう ポイント 水気を切って 新鮮なもの 細かく刻んで よくかき混ぜて空気を入れましょう ② 生ごみが見えないように 基材で表面を覆ってか らふたをして防虫カバーをかぶせます 虫は予防が大切です 虫が大量発生したときは 投 入をやめてふたを開けずに 3 か月くらい置くと改 善できます ③ 3 6 か月 ① ②を繰り返し基材がべたついたり 温度が上がらなくなったら投入終了の目安です 1週間に1回程度水を加え約1か月熟成させます できた堆肥は 3 5倍の土と混ぜて使います -4-
プランター 古い土をリフレッシュしてもう一度花や野菜が育てられます! 設置場所 雨の当たらない風通しのよい場所 必要なもの プランター ( 大きめのものがベスト ) 土 ( 花が終わった後や 野菜を収穫した後の栄養がなくなったもの ) 米ぬか 石灰 ( のりなどの乾燥剤 ) 1 土の 2~3 割の生ごみと米ぬかを土としっかり混ぜ合わせます ポイント!! 米ぬかは分解を促進するために入れます! 2 草 わらをかぶせ 通気性のよい新聞紙 波板 シートなどでふたをします 3 空気を入れて発酵させるため 一週間に 1 回くらいかき混ぜます 土は常にしっとりするように水分調整が大事! 4 生ごみがなくなったら 石灰をコップ 1 杯程度混ぜます さらに 2 週間以上おいて植えつけます 夏場は 4 週間 冬場は 8 週間くらいで使えます! - 5 -
設置場所 ご近所に迷惑にならない風通しのよい場所 必要なもの ブロック 40 個 ブロック( ハーフサイズ )16 個 鉄筋 セメント 波板 木材 手作りコンポスト 作り方 1. ブロックは 後方 5 段 前方 側面は 4 段積む 2. 前面に板を差し込む ( 上下にスライドできるように ) 3. 波板でふたをつける 4. 土を入れる ( 植物が枯れたプランターや植木鉢の土なども入れることができます ) 1 中を二つに仕切って 左側は生ごみを投入するところ 右側はできあがった堆肥を入れます 2 生ごみだけではなく 剪定枝も入れることができます 生ごみは 米ぬかをまぶして入れると発酵が早まります 剪定枝は 半年寝かせると腐葉土ができあがります ブロックの溝に板を差し込んでいるので 上下にスライドでき 下から堆肥を取り出せます トマトや葡萄ができました! - 6 -
屋内型バケツ容器 無料支給制度があります 設置場所 台所 ベランダ 軒下など直射日光の当たらない場所 必要なもの 発酵資材 ( ぼかし ) ホームセンター等で販売しています 1 生ごみを容器に入れます ポイント!! 水気を切って 新鮮なもの 細かく刻んで 2 生ごみ 500g に対し 大さじ 3~4 杯発酵資材 ( ぼかし ) を均一にふりかけます ポイント!! 夏場は多めにふりかける 空気を嫌うのでまぜない!! 3 容器に空気が入らないように ふたをしっかり閉めます ポイント!! 上からしっかり空気を抜く!! 4 発酵が進むとバケツの底に液肥が溜まってくるので こまめに抜きます 液肥は草木の水やり等に使えます 家庭菜園 500~1000 倍に薄めて散布する 消臭対策 100 倍に薄めてトイレや排水溝に 5 1~4 を繰り返し 一杯になったら 1~2 週間程置いて熟成させます 甘酸っぱい臭いがしてきたらできあがりです 畑やプランターに返し 5 倍ほどの土とよく混ぜ 2~3 週間程置いてから使います 生ごみっぽさが残っていると猫やカラスが掘ることがあります しっかり熟成させて埋めましょう - 7 -
電動生ごみ処理機 生ごみの減量 堆肥化がスピーディーにできます! 設置場所 屋内 ベランダ 軒下など ( 設置条件があります ) 機種によって異なりますので 取扱説明書をご確認ください 特徴 使い方 乾燥型 熱で乾燥させて減量 堆肥化できます 1 生ごみの水分を切って機械に入れます 2 ふたを閉めてスタートボタンを押します 3 乾燥した生ごみは そのまま燃やせるごみで処分するか 堆肥としても使用できます バイオ型 微生物の働きをを利用して 生ごみを分解します 1 機械にバイオチップ ( 微生物の入った基材 ) を入れます あとは 乾燥型と同じです その他 * 処理時間を短縮するため 生ごみはできるだけ最初から濡らさないようにするか 水切りをしてから投入しましょう * 長いもの 大きな生ごみは細かく切りましょう * その都度処理するよりも 1 日分をまとめて処理する方が時間的 経済的に効果的です その他の方法 設置場所 花壇の横など土があればどこでも実践できます 穴を掘って生ごみを埋めます 猫やカラス対策のために 必ずバケツをかぶせましょう さあ 今日から始めてみましょう - 8 -