FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用富士通製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定
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はじめに 本書は ETERNUS DX を Windows が動作する PRIMERGY PRIMEQUEST 3000 シリーズ PRIMEQUEST 2000 シリーズ または PRIMEQUEST 1000 シリーズに FCoE 接続して使用するために必要な作業について説明しています 本書は 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 に記載されている作業工程のうち ドライバのインストール の作業を行う場合に使用します 本書は ETERNUS DX サーバ OS コンバージド ネットワーク アダプターカード およびドライバソフトウェアの説明書と併せてご使用ください なお 本書に記載している製品の商標 製品名などの表記については 構築ガイド ( サーバ接続編 ) 表記について を参照してください OS がサポートするストレージシステムについては ETERNUS DX のサポート組み合わせ表を参照してください 第 15 版 2018 年 4 月 本書の内容と構成 本書は以下に示す 2 章と付録から構成されています 第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 (5 ページ ) PRIMERGY を使用する場合の コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着 設定 ( カード BIOS の設定 ドライバのインストール ドライバ版数の確認 パラメーターの設定 ) について説明しています 第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 (11 ページ ) PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着 設定 ( カード BIOS の設定 ドライバのインストール ドライバ版数の確認 パラメーターの設定 ) について説明しています 付録として コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認 で使用する管理表を掲載しています 3
目次 第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 5 1.1 作業の流れ...5 1.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合...6 1.2.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認... 6 1.2.2 ドライバのインストール... 8 1.2.3 ドライバ版数の確認... 8 1.2.4 ドライバパラメーターの設定... 9 1.2.5 ETERNUS DX 対応ドライバのインストール... 10 第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 11 2.1 作業の流れ...11 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合...12 2.2.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認... 13 2.2.2 ドライバのインストール... 14 2.2.3 ドライバ版数の確認... 15 2.2.4 ドライバパラメーターの設定... 15 2.2.5 ETERNUS DX 対応ドライバのインストール... 17 付録 A サーバ側 WWN インスタンス管理表 ( 記入用 ) 18 4
第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 本章では PRIMERGY を使用する場合の コンバージド ネットワーク アダプターカードのインストール ( 装着 ) から設定までを記載しています 1.1 作業の流れ 作業の流れ コンバージド ネットワーク アダプターカードのインストール コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着 ドライバのインストール 版数確認 BIOS 設定などを行います 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 - 1.2.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認 (6 ページ ) - 1.2.2 ドライバのインストール (8 ページ ) ドライバパラメーターの設定 Queue Depth などのパラメーターを設定します 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 - 1.2.4 ドライバパラメーターの設定 (9 ページ ) ETERNUS DX 対応ドライバのインストール ETERNUS DX 対応ドライバをインストールします 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 - 1.2.5 ETERNUS DX 対応ドライバのインストール (10 ページ ) - ドライバに関する留意事項を確認 構築ガイド( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 5
第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 1.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 本書を使用した作業が終わったら 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 の作業手順に従い 作業を行ってください 1.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 サーバにコンバージド ネットワーク アダプターカードを装着して コンバージド ネットワーク アダプターカードの物理アドレスと WWN を取得します コンバージド ネットワーク アダプターカードの物理アドレスと WWN は システムに障害が発生した場合 ETERNUS DX でアクセスするサーバを制限する場合 ( セキュリティ機能やホストアフィニティ機能など ) またはサーバと ETERNUS DX をファイバチャネルスイッチおよび CEE/ FCoE スイッチを使用して接続する場合に必要となる情報です 物理アドレスと WWN は BIOS や OS から判断することができないため 必ずコンバージド ネットワーク アダプターカード装着時に取得します 取得した物理アドレスと WWN の情報は 必ず サーバ側 WWN インスタンス管理表 に記入してください 作業の流れは以下のとおりです (1) コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着 (2) サーバの電源投入 (3) コンバージド ネットワーク アダプターカードの物理アドレスと WWN の取得 (4) サーバ側 WWN インスタンス管理表の記入 コンバージド ネットワーク アダプターカードをサーバに 2 枚以上装着する場合は サーバの電源を切断したあと 上記 (1) から (4) の作業を カードの枚数分繰り返してください 1.2.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認 1 コンバージド ネットワーク アダプターカードをサーバに装着します コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着方法 装着可能な PCI バススロットの位置 搭載スロットの有効化 および装着時の注意事項については コンバージド ネットワーク アダプターカードの製品マニュアル およびサーバの取扱説明書を参照してください 2 サーバの電源を投入し 以下のメッセージが表示されている間に [Alt]+[E] キーまたは [Ctrl]+[E] キーを押します!!! Emulex OneConnect FCoE BIOS!!!, Version 4.01a0 Copyright (c) 1997-2010 Emulex. All rights reserved. Press <Alt E> or <Ctrl E> to enter Emulex BIOS configuration utility. Press <s> to skip Emulex BIOS Emulex OneConnect FCoE BIOS Utility が起動されます 3 情報を取得するコンバージド ネットワーク アダプターカードを [h] キー [i] キーで選択し [Enter] キーを押します 6
第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 1.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 4 Mem Base と Port Name の値を確認します Mem Base の値が物理アドレス Port Name の値がコンバージド ネットワーク アダプターカードの WWN となります Emulex OneConnect FCoE BIOS Utility, XB4.01a0 01: OCe10102-FM Bus#: 09 Dev#: 00 Func#: 02 Mem Base: F94C0000 Firmware Version: 2.702.200.17 BIOS: Disabled! Port Name: 10000000C99CDD9B Node Name: 20000000C99CDD9B Vlan ID: 1002 DCBX mode: CEE mode WWN 5 サーバ側 WWN インスタンス管理表に 物理アドレスと WWN を記入します 付録 A サーバ側 WWN インスタンス管理表 ( 記入用 ) (18 ページ ) を参照してください 以下に記入例を示します サーバ側 WWN インスタンス管理表 Host name IP Address 物理スロット名 コンバージド ネットワーク アダプターカードの WWN インスタンス名物理アドレスケーブルタグ表示 slot0 10 00 00 00 C9 9C DD 9B F94C0000 記入内容の詳細 以下に サーバ側 WWN インスタンス管理表の記入内容の詳細を示します Host name: サーバのホスト名を記入します IP Address: サーバの IP アドレスを記入します 物理スロット名 : コンバージド ネットワーク アダプターカードが装着されているスロット位置を記入します 装着位置については 各サーバの取扱説明書を参照してください コンバージド ネットワーク アダプターカードの WWN: 手順. 4 で確認した Port Name の値を記入します インスタンス名 : 記入する必要はありません 物理アドレス : Mem Base の値を記入します ケーブルタグ表示 : 接続経路 ( 接続デバイスと接続ポートの関係 ) が判断しやすいタグ名を記入します 6 [Esc] キーを押し Emulex OneConnect FCoE BIOS Utility を終了します コンバージド ネットワーク アダプターカードを 2 枚以上装着する場合は サーバの電源を切断したあと 手順. 1 から手順. 5 の作業を カードの枚数分繰り返してください 7
第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 1.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 複数のコンバージド ネットワーク アダプターカードが購入時にサーバに装着済みの場合は WWN とコンバージド ネットワーク アダプターカードの 1 対 1 の対応を確認することができません そのため 本章で取得した WWN を ETERNUS DX に対して登録し設定する場合に サーバから ETERNUS DX の論理ディスクを認識可能となるまで ETERNUS DX に対する設定を繰り返し行う必要が生じることがあります ETERNUS DX に対する設定の詳細については 接続する ETERNUS DX に対応する 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ストレージシステム設定用 を参照してください 1.2.2 ドライバのインストール ドライバの入手方法やインストール方法は 各コンバージド ネットワーク アダプターカードの製品マニュアルを参照してください 1.2.3 ドライバ版数の確認 デバイスマネージャーを表示して ドライバの版数を確認してください 1 [ 記憶域コントローラー ] を表示して 対象となるコンバージド ネットワーク アダプターカードの [ プロパティ ] を表示します 2 [ ドライバ ] タブを選択して [ ドライバの詳細 ] を表示します 3 ドライバファイル (elxcna.sys) を選択して ファイルバージョン 欄を確認します 表示されているドライバ版数が サポート組み合わせ表 のドライバ版数と異なる場合は ドライバをインストールし直してください 8
第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 1.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 1.2.4 ドライバパラメーターの設定 コンバージド ネットワーク アダプターカードのパラメーター設定を行ってください OneCommand Manager をインストールして ドライバパラメーターの設定を行います 1 OneCommand Manager をインストールします インストール方法については コンバージド ネットワーク アダプターカードの製品マニュアルを参照してください 2 OneCommand Manager を起動します 3 設定対象のポートを選択して [Driver Parameters] タブを選択します すべてのポートに同じ設定をする場合は ローカルサーバを選択して [Driver Parameters] タブを選択してください 4 各 Adapter Parameter の設定値 (Value) を確認します 以下の表に記載されている設定値を確認して修正してください Adapter Parameter を選択すると Modify Adapter Parameter で設定値 (Value) を修正できます 設定項目 設定値 QueueDepth 任意 (*1) (ETERNUS DX 側 FCoE ポートあたり最大 1024) *1: 推奨値 =1024 1 つの CA ポートに接続される FCoE ポート数 LUN 数 ( 小数点以下は切り捨て ) 算出された値が 8 より小さくなる場合は 8 を設定してください また 算出された値が OS またはドライバの最大値を超える場合は 最大値を設定してください サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し この値の配分を変更してください ETERNUS DX の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は 1024 個で制限されています 共用するサーバで分割し 1024 個のコマンド処理を行います ここで説明していないパラメーターは設定を変更しないでください 9
第 1 章 PRIMERGY を使用する場合の作業 1.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 設定するパラメーターの意味は以下のとおりです QueueDepth コマンドキュー数を設定します 5 設定値を修正したら [Apply] ボタンをクリックします Adapter Parameter で赤色で表示されているパラメーターは 変更した設定値が反映されていないので [Apply] ボタンをクリックしてください 6 複数のポートごとに設定を変更する場合は 手順. 2 から手順. 5 の操作を繰り返し行ってください 7 すべてのポートの設定が完了したら [File] メニューから [Exit] を選択して OneCommand Manager を終了します 1.2.5 ETERNUS DX 対応ドライバのインストール 必要に応じて ETERNUS DX 対応ドライバをインストールしてください 各ドライバに関する留意事項については 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 の ドライバに関する留意事項 を参照してください 例えば サーバと ETERNUS DX をマルチパス構成で接続しパス冗長制御 ( パスフェイルオーバ ) 機能を使用する場合や サーバと ETERNUS DX をシングルパス構成で接続する場合に参照が必要です ETERNUS DX 対応ドライバのインストール ( またはアンインストール ) 方法 セットアップ方法 および利用方法については ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください 10
第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 本章では PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の コンバージド ネットワーク アダプターカードのインストール ( 装着 ) から 設定までを記載しています 2.1 作業の流れ 作業の流れ コンバージド ネットワーク アダプターカードのインストール コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着 ドライバのインストール 版数確認 BIOS 設定などを行います 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 - 2.2.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認 (13 ページ ) - 2.2.2 ドライバのインストール (14 ページ ) ドライバパラメーターの設定 QueueDepth などのパラメーターを設定します 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 - 2.2.4 ドライバパラメーターの設定 (15 ページ ) 11
第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 ETERNUS DX 対応ドライバのインストール ETERNUS DX 対応ドライバをインストールします 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 - 2.2.5 ETERNUS DX 対応ドライバのインストール (17 ページ ) - ドライバに関する留意事項を確認 構築ガイド( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 本書を使用した作業が終わったら 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 の作業手順に従い 作業を行ってください 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 サーバにコンバージド ネットワーク アダプターカードを装着して コンバージド ネットワーク アダプターカードの物理アドレスと WWN を取得します コンバージド ネットワーク アダプターカードの物理アドレスと WWN は システムに障害が発生した場合 ETERNUS DX でアクセスするサーバを制限する場合 ( セキュリティ機能やホストアフィニティ機能など ) またはサーバと ETERNUS DX をファイバチャネルスイッチおよび CEE/ FCoE スイッチを使用して接続する場合に必要となる情報です 物理アドレスと WWN は BIOS や OS から判断することができないため 必ずコンバージド ネットワーク アダプターカード装着時に取得します 取得した物理アドレスと WWN の情報は 必ず サーバ側 WWN インスタンス管理表 に記入してください 作業の流れは以下のとおりです (1) コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着 (2) サーバの電源投入 (3) コンバージド ネットワーク アダプターカードの物理アドレスと WWN の取得 (4) サーバ側 WWN インスタンス管理表の記入 コンバージド ネットワーク アダプターカードをサーバに 2 枚以上装着する場合は サーバの電源を切断したあと 上記 (1) から (4) の作業を カードの枚数分繰り返してください 12
第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 2.2.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認 1 コンバージド ネットワーク アダプターカードをサーバに装着します コンバージド ネットワーク アダプターカードの装着方法 装着可能な PCI バススロットの位置 搭載スロットの有効化 および装着時の注意事項については コンバージド ネットワーク アダプターカードの製品マニュアル およびサーバの取扱説明書を参照してください 2 サーバの電源を投入し 以下のメッセージが表示されている間に [Alt]+[E] キーまたは [Ctrl]+[E] キーを押します!!! Emulex OneConnect FCoE BIOS!!!, Version 4.01a0 Copyright (c) 1997-2010 Emulex. All rights reserved. Press <Alt E> or <Ctrl E> to enter Emulex BIOS configuration utility. Press <s> to skip Emulex BIOS Emulex OneConnect FCoE BIOS Utility が起動されます 3 情報を取得するコンバージド ネットワーク アダプターカードを [h] キー [i] キーで選択し [Enter] キーを押します 4 Mem Base と Port Name の値を確認します Mem Base の値が物理アドレス Port Name の値がコンバージド ネットワーク アダプターカードの WWN となります Emulex OneConnect FCoE BIOS Utility, XB4.01a0 01: OCe10102-FM Bus#: 09 Dev#: 00 Func#: 02 Mem Base: F94C0000 Firmware Version: 2.702.200.17 BIOS: Disabled! Port Name: 10000000C99CDD9B Node Name: 20000000C99CDD9B Vlan ID: 1002 DCBX mode: CEE mode WWN 5 サーバ側 WWN インスタンス管理表に 物理アドレスと WWN を記入します 付録 A サーバ側 WWN インスタンス管理表 ( 記入用 ) (18 ページ ) を参照してください 以下に記入例を示します サーバ側 WWN インスタンス管理表 Host name IP Address 物理スロット名 コンバージド ネットワーク アダプターカードの WWN インスタンス名物理アドレスケーブルタグ表示 slot0 10 00 00 00 C9 9C DD 9B F94C0000 13
第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 記入内容の詳細 以下に サーバ側 WWN インスタンス管理表の記入内容の詳細を示します Host name: サーバのホスト名を記入します IP Address: サーバの IP アドレスを記入します 物理スロット名 : コンバージド ネットワーク アダプターカードが装着されているスロット位置を記入します 装着位置については 各サーバの取扱説明書を参照してください コンバージド ネットワーク アダプターカードの WWN: Port Name の値を記入します インスタンス名 : 記入する必要はありません 物理アドレス : Mem Base の値を記入します ケーブルタグ表示 : 接続経路 ( 接続デバイスと接続ポートの関係 ) が判断しやすいタグ名を記入します 6 [Esc] キーを押し Emulex OneConnect FCoE BIOS Utility を終了します コンバージド ネットワーク アダプターカードを 2 枚以上装着する場合は サーバの電源を切断したあと 手順. 1 から手順. 5 の作業を カードの枚数分繰り返してください 複数のコンバージド ネットワーク アダプターカードが購入時にサーバに装着済みの場合は WWN とコンバージド ネットワーク アダプターカードの 1 対 1 の対応を確認することができません そのため 本章で取得した WWN を ETERNUS DX に対して登録し設定する場合に サーバから ETERNUS DX の論理ディスクを認識可能となるまで ETERNUS DX に対する設定を繰り返し行う必要が生じることがあります ETERNUS DX に対する設定の詳細については 接続する ETERNUS DX に対応する 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ストレージシステム設定用 を参照してください 2.2.2 ドライバのインストール ドライバの入手方法やインストール方法は 各コンバージド ネットワーク アダプターカードの製品マニュアルを参照してください 14
第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 2.2.3 ドライバ版数の確認 デバイスマネージャーを表示して ドライバの版数を確認してください 1 [ 記憶域コントローラー ] を表示して 対象となるコンバージド ネットワーク アダプターカードの [ プロパティ ] を表示します 2 [ ドライバ ] タブを選択して [ ドライバの詳細 ] を表示します 3 ドライバファイル (elxcna.sys) を選択して ファイルバージョン 欄を確認します 表示されているドライバ版数が サポート組み合わせ表 のドライバ版数と異なる場合は ドライバをインストールし直してください 2.2.4 ドライバパラメーターの設定 OneCommand Manager をインストールして ドライバパラメーターの設定を行います 1 OneCommand Manager をインストールします インストール方法については コンバージド ネットワーク アダプターカードの製品マニュアルを参照してください 2 OneCommand Manager を起動します 3 設定対象のポートを選択して [Driver Parameters] タブを選択します すべてのポートに同じ設定をする場合は ローカルサーバを選択して [Driver Parameters] タブを選択してください 15
第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 4 各 Adapter Parameter の設定値 (Value) を確認します 以下の表に記載されている設定値を確認して修正してください Adapter Parameter を選択すると Modify Adapter Parameter で設定値 (Value) を修正できます 設定項目 設定値 QueueDepth 任意 (*1) (ETERNUS DX 側 FCoE ポートあたり最大 1024) *1: 推奨値 =1024 1 つの CA ポートに接続される FCoE ポート数 LUN 数 ( 小数点以下は切り捨て ) 算出された値が 8 より小さくなる場合は 8 を設定してください また 算出された値が OS またはドライバの最大値を超える場合は 最大値を設定してください サーバ負荷および業務ピーク時間帯を考慮し この値の配分を変更してください ETERNUS DX の 1 つの CA ポートあたりのコマンド同時処理数は 1024 個で制限されています 共用するサーバで分割し 1024 個のコマンド処理を行います ここで説明していないパラメーターは設定を変更しないでください 設定するパラメーターの意味は以下のとおりです QueueDepth コマンドキュー数を設定します 5 設定値を修正したら [Apply] ボタンをクリックします Adapter Parameter で赤色で表示されているパラメーターは 変更した設定値が反映されていないので [Apply] ボタンをクリックしてください 6 複数のポートごとに設定を変更する場合は 手順. 2 から手順. 5 の操作を繰り返し行ってください 7 すべてのポートの設定が完了したら [File] メニューから [Exit] を選択して OneCommand Manager を終了します 16
第 2 章 PRIMEQUEST 3000/2000/1000 シリーズを使用する場合の作業 2.2 富士通版 Emulex コンバージド ネットワーク アダプターカードを使用する場合 2.2.5 ETERNUS DX 対応ドライバのインストール 必要に応じて ETERNUS DX 対応ドライバをインストールしてください 各ドライバに関する留意事項については 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 の ドライバに関する留意事項 を参照してください 例えば サーバと ETERNUS DX をマルチパス構成で接続しパス冗長制御 ( パスフェイルオーバ ) 機能を使用する場合や サーバと ETERNUS DX をシングルパス構成で接続する場合に参照が必要です ETERNUS DX 対応ドライバのインストール ( またはアンインストール ) 方法 セットアップ方法 および利用方法については ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください 17
付録 A サーバ側 WWN インスタンス管理表 ( 記入用 ) コンバージド ネットワーク アダプターカードの確認で使用する管理表です 必要に応じて使用してください Host name IP Address 物理スロット名 コンバージド ネットワーク アダプターカードの WWN インスタンス名物理アドレスケーブルタグ表示 18
FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用富士通製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定 発行日 : 2018 年 4 月発行責任 : 富士通株式会社 本書の内容は 改善のため事前連絡なしに変更することがあります 本書の内容は 細心の注意を払って制作致しましたが 本書中の誤字 情報の抜け 本書情報の使用に起因する運用結果に関しましては 責任を負いかねますので予めご了承願います 本書に記載されたデータの使用に起因する第三者の特許権およびその他の権利の侵害については 当社はその責を負いません 無断転載を禁じます