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変更履歴 : 2016 年 3 月作成 注意 : この資料は 2016 年 3 月 28 日現在の製品をもとに記述しています すべての製品名 サービス名 会社名およびロゴは 各社の商標 または登録商標です 本ガイドは情報提供のみを目的としています Arcserve は本情報の正確性または完全性に対して一切の責任を負いません Arcserve は 該当する法律が許す範囲で いかなる種類の保証 ( 商品性 特定の目的に対する適合性または非侵害に関する黙示の保証を含みます ( ただし これに限定されません )) も伴わずに このドキュメントを 現状有姿で 提供します Arcserve は 利益損失 投資損失 事業中断 営業権の喪失 またはデータの喪失など ( ただし これに限定されません ) このドキュメントに関連する直接損害または間接損害については Arcserve がその損害の可能性の通知を明示的に受けていた場合であっても一切の責任を負いません Copyright 2016 Arcserve, LLC and / or one of its subsidiaries. All rights reserved. 3

1. インストール環境の確認 1.1 動作要件の確認 Arcserve Backup r17 関連製品の動作要件は下記 WEB ページを参照して下さい https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/204796386-arcserve-backup-r17-software- Compatibility-Matrix Windows Server 2012/2012 R2 環境の場合 Arcserve Backup をインストールする前に あらかじめ.Net Framework 3.5 SP1 を導入してください.Net Framework 3.5 SP1 の導入は Windows の [ 役割と機能の追加 ] から [ アプリケーションサーバー ] [.Net Framework 3.5 Features] を選択して追加します Windows Server 2008 / 2008 R2 において インターネット接続されていない環境に Arcserve Backup r17 をインストールする場合 デフォルト Arcserve データベースのインストールのために 事前に.Net Framework 4.5.1 と日本語言語パックのインストールが必要になります インターネット接続できる環境において 以下のマイクロソフト社サポートサイトからダウンロードしてください https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/2858728 4

1.2 バックアップ先にテープ装置や VTL 等のストレージデバイスを使用する際の準備サーバに接続されたストレージデバイスを Arcserve Backup から正しく利用するために 以下の点に注意し 準備する必要があります ストレージデバイスはサーバから正常に認識されている必要があります 使用可能なストレージデバイスについては Arcserve Backup 認定済みデバイス リストを確認して下さい ファームウェアのバージョンは リストに記載されたバージョン以上であれば 原則サポート対象となります Arcserve Backup 認定済みデバイス https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/sections/200441039 認定済みデバイスに記載されているファームウェアのバージョンは サポート対象を示すもので動作保障を意味するものでは無いため 本番導入前に動作検証されることを推奨いたします 2. インストールの準備 2.1 デフォルトのインストールパス Arcserve Backup r17 はデフォルトでは下記の場所にインストーします 64bit 環境の場合 C:\Program Files (x86)\ca\arcserve Backup C:\Program Files (x86)\microsoft SQL Server (Arcserve データベース用 ) 32bit 環境の場合 C:\Program Files\CA\ARCserve Backup C:\Program Files\Microsoft SQL Server (Arcserve データベース用 ) システムドライブ以外の十分な容量のあるドライブへのインストールを推奨します 2.2 Arcserve Backup r17 のサービスに必要なアカウント Arcserve Backup システムアカウント は Arcserve Backup のサービスがハードディスクドライブやローカルネットワークなどのローカルリソースにアクセスするための Windows アカウントです このアカウントはローカルの Administrators グループに属するユーザを使用します ドメイン環境においては Domain Admins グループ権限も必要となります このアカウントには Backup Operators グループ権限が自動的に追加されます また ユーザの権利として オペレーティングシステムの一部として機能 ローカルログオン サービスとしてログオン が必要となります 5

アカウント名に使用可能な文字数の最大文字数は 15 バイト ( 半角 15 文字 ) までです 3. インストール 3.1 Arcserve Backup r17 ベースのインストール手順ここまでで Arcserve Backup r17 をインストールする事前準備が完了しました ここからは Arcserve Backup r17 ベース製品のインストール手順を説明します [ 製品のダウンロード ] 製品メディアがお手元に無い場合 下記のサイトから製品のダウンロードが可能です https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/sections/200734306 [ インストール手順 ] 1. Arcserve Backup r17 をインストールするコンピュータに Administrator または Administrators グループのユーザでログオンします 2. Arcserve Backup r17 のインストールメディアからインストールする場合は ドライブにメディアをセットします インストーラが自動起動します 製品をダウンロードしてインストールする場合や インストーラが自動起動しない場合は メディア内 もしくはダウンロードフォルダ内のルートディレクトリにある [setup.exe] を実行してください 3. [ インストール Arcserve Backup for Windows サーバおよびエージェントのイン ストール ] を選択します 6

4. [ 前提条件コンポーネント ] [ インストール ] をクリックし 前提モジュ ールを導入します この画面は インストール対象のコンピュータに Arcserve Backup の前提条件コンポーネントが検出されなかった場合にのみ表示されます 5. [ 言語の指定 ] [ 日本語 ] が選択されたまま [OK] をクリックします 6. [ 使用許諾契約 ] 使用許諾契約を最後まで読み 同意できる場合は [ 同意する ] を選択し [ 次へ ] をクリックします 7. [ ライセンスキー ] ソフトウェアのライセンス方法をどちらか選択し [ 次へ ] をクリックします 通常は [25 文字キー ( 例 :ABCDE-FGHIJ -KLMNO-PQRST-UVWXY)] を選択します ライセンスキーをすでにお持ちの場合は ベース製品のライセンスキーを入力してください 7

8. [ 方式 ] インストール方法で [ ローカル ] を選択し [ 次へ ] をクリックします ここではローカルマシンへの新規インストールを行います 9. [ 環境設定 ]- [ インストールの種類 ] インストールの種類から [ カスタム ] を選択し サーバのタイプは [Arcserve スタンドアロンサーバ ] を選択して [ 次へ ] をクリックします ここでは Arcserve スタンドアロンサーバのインストールを行います Arcserve プライマリサーバ / Arcserve メンバサーバの詳細は実装ガイド 付録 B: 推奨事項を使用した Arcserve Backup のインストールおよびアップグレードプライマリサーバとメンバサーバのインストール を参照して下さい [ 高速 ] インストールについては 実装ガイド 第 3 章 :Arcserve Backup インストールの計画 を参照して下さい 8

10. [ 環境設定 ] - [ コンポーネント ] コンポーネントのツリー画面では 選択したサーバタイプによって必要なコンポーネントがデフォルトで選択されます 必要に応じてコンポーネントを追加します ここでは デフォルトに従い以下のコンポーネントをインストールします マネージャ ( コンソール ) ベース Client Agent for Windows for x64-based Systems 1 Agent Deployment セットアップファイル 2 診断ユーティリティ 3 1 バックアップサーバのローカルバックアップを実行するためには ベース製品とともに Client Agent for Windows が必要です 2 [Agent Deployment セットアップファイル ] を導入するには約 1.3 GB のハードディスク空き容量が必要です このコンポーネントは Arcserve Backup インストールメディアを使用せずにリモートマシンに対して Arcserve Backup エージェントを配布するためのアプリケーションです 導入しない場合は チェックを外してください 詳細は 実装ガイド 第 4 章 :Arcserve Backup のインストールおよびアップグレード を参照して下さい 3 診断ユーティリティは Arcserve Backup ログとシステムログを収集してパッケージ化する トラブルシュートのためのツールです 詳細は管理者ガイド 第 9 章 : データベースの管理とレポート診断ユーティリティ を参照して下さい 9

11. [ 環境設定 ] - [ アカウント ] Windows 管理者アカウントとして ドメイン名とユーザ名 パスワードを変更 または確認します また Arcserve の機能にアクセスするための Arcserve 認証で使用されるユーザ caroot のパスワードを設定できます [Arcserve Backup Web サービスのインストール ] にチェックが入っている場合 Arcserve Unified Data Protection でテープのコピータスクを作成することにより Arcserve Backup にジョブを作成する連携機能を使用することができます デフォルトでチェックがオンになっています ドメイン名に使用可能な最大文字数は 15 バイト ( 半角 15 文字 ) までです [ パスワードを保存する ] をチェックしておくと Arcserve Backup ドメインアカウントのパスワードを入力するダイアログが表示された時に あらかじめパスワードが入力された状態になります 12. [ 環境設定 ] - [ データベース設定 ] データベースの種類から [Arcserve デフォルトデータベース ] を選択します [SQL 言語照合順序設定 ] で [ 東アジア言語の照合順序 ] から [Japanese] が選択されていることを確認して [ 次へ ] をクリックします Arcserve デフォルトデータベースを選択すると Arcserve Backup r17 と共に Microsoft SQL Server 2014 SP1 Express Edition がインストールされます Microsoft SQL Server 2014 SP1 Express Edition のインストールイメージは Arcserve Backup r17 インストールファイルに含まれています 製品版の Microsoft SQL Server を利用する場合は [Microsoft SQL Server データベー 10

ス ] を選択します その場合は Arcserve Backup のインストール前にローカルまたはリモート環境に別途 Microsoft SQL Server をインストールしておく必要があります 導入後に Arcserve Backup データベースを Microsoft SQL Server 2014 SP1 Express Edition から 製品版 Microsoft SQL Server へ移行することは可能ですが 製品版 Microsoft SQL Server から Microsoft SQL Server 2014 SP1 Express Edition への変更は未サポートになります Arcserve Backup r17 では セッションの内容をすばやく参照し 必要に応じて情報を検索するためにカタログデータベースを使用しています カタログファイルには バックアップ時のセッション情報と共に バックアップされたファイルの詳細情報が格納されます カタログデータベースのインストールパスには カタログファイルとカタログインデックスファイルが作成されます 13. [ 環境設定 ] - [ メッセージ ] Arcserve Backup 製品以外にインストールするコンポーネントおよび警告メッセージを確認し [ 次へ ] をクリックします 14. [ セットアップサマリ ] インストールする製品を確認し [ イン ストール ] をクリックします 11

15. [ インストールの進捗状況 ]Arcserve Backup に必要なコンポーネントのイン ストールが開始されます 16. [ インストールの進捗状況 ] 製品のインストールが開始され インス トールの進行状況が表示されます 17. [ ファイアウォール登録 ] ファイアウォールが有効な環境 ( 例えば OS のインストール後 デフォルト設定でご使用の場合 ) では Arcserve サービス / プログラムを例外として登録する必要があります [Windows ファイアウォールの例外として Arcserve サービス / プログラムを登録することを許可する ] にチェックされていることを確認し [ 次へ ] をクリックします 12

18. Windows Server 2008 R2 以降の場合 以下のネットワークロケーションの種類を選択できますが ご使用の OS の設定と同じネットワークロケーションが自動で選択されますので そのまま [ 次へ ] をクリックします 19. [ インストールレポート ] インストール済み製品を確認し [ 次 へ ] をクリックします 20. [ ライセンスの確認 ] コンポーネント名の一覧から購入した製品を選択して [ ライセンスキーを使用 ] を選択し ライセンスキーを入力します 入力後 [ 追加 ] をクリックするとライセンスキーが登録され インストールタイプが フル に変更されます 購入した製品のライセンスをすべて入力し [ 続行 ] をクリックします 13

21. [ インストールレポート ] インストール済み製品を確認し [ 完了 ] をクリックします Agent Deployment をインストールしない場合は このステップでインストールが完了しま す 22. [Agent Deployment のインストール ] 手順 10. の製品の選択で Agent Deployment セットアップファイル を選択した場合 続いて Arcserve Backup Agent Deployment のインストーラが起動します インストールを継続する場合は [ 続行 ] をクリックします 14

23. [ インストール完了 ] Arcserve Backup Agent Deployment のインストールが正常終了したことを確認して [ 完了 ] をクリックします 以上で Arcserve Backup r17 のインストールは完了です インストールした製品によっては コンピュータの再起動が必要となる場合があります 画面の 指示に従いサーバの再起動を実施して下さい 本ガイドではベース製品本体のインストールを説明しましたが Arcserve Backup では 手順 10. [ 環境設定 ]-[ コンポーネント ] 画面において複数のプロダクトを選択し 同時にインストールすることも 後から個別にインストールすることも可能です ただし 修正モジュール適用後に製品を追加インストールした場合には 再度修正モジュールを適用する必要があります 15

3.2 最新のパッチ 各種モジュールの確認 [ 最新のパッチ 各種モジュールについて ] インストール完了後 下記 WEB ページにて 適用可能な最新のサービスパックや修正モジュールを確認します https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/202269159-patches Arcserve Backup には Arcserve Patch Management Tool ( 以降 APM と記載 ) というパッチ適用ツールがあります APM は お使いの Arcserve Backup が修正モジュールの適用条件を満たしているか あるいは未適用の修正モジュールがないか確認し 未適用のパッチがある場合は自動ダウンロードするか または適用まで行うことを指定することができる便利なツールです APMはインストーラ画面から Arcserve Backup Patch Manager for Windows を選択してインストールします APM の詳細については Arcserve Backup Patch Manager ユーザガイド を参照ください ユーザガイドは以下の 製品マニュアル ページより参照可能です http://documentation.arcserve.com/arcserve-backup/available/r17/jpn/bookshelf.html [ バージョン情報の確認 ] Arcserve Backup マネージャを起動し ツールバーより [ ヘルプ ]-[ バージョン情報 ] を選択して下さい また サーバ管理マネージャから 選択したサーバ毎に インストールされている製品のビルド番号を確認することも可能です 4. アンインストール 4.1 Arcserve Backup のアンインストール Arcserve Backup r17 のアンインストールは OS 付属の機能を利用して行います コントロールパネルから プログラムのアンインストール を起動し [Arcserve Backup] を選択 し [ アンインストール ] をクリックします 16

Arcserve Backup アプリケーションの削除画面から削除したいコンポーネントを選択して アン インストールを実施してください Arcserve データベースとして使用している Microsoft SQL Server Express Edition や Microsoft SQL Server は削除されません 削除する場合はそれぞれのコンポーネントのアンイン ストールを実施してください 5. ヘルプ / マニュアル 5.1 ヘルプ / マニュアルの参照方法ヘルプおよびマニュアルは インターネットに接続された環境ではオンラインで参照可能です インターネットに接続できない環境では 以下の技術情報に従い ローカルでマニュアルを参照できるように設定を行うことができます Arcserve Backup r17 オンラインヘルプ / マニュアルをローカル環境で参照する方法 https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/articles/207420096 17