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第八条理事は 理事長の定めるところにより 理事長を補佐して機構の業務を掌理する 2 通則法第十九条第二項の個別法で定める役員は 理事とする ただし 理事が置かれていないときは 監事とする 3 前項ただし書の場合において 通則法第十九条第二項の規定により理事長の職務を代理し又はその職務を行う監事は そ

2 政府は 必要があると認めるときは 予算で定める金額の範囲内において 機構に追加して出資することができる 3 機構は 前項の規定による政府の出資があったときは その出資額により資本金を増加するものとする 第二章役員及び職員 ( 役員 ) 第六条機構に 役員として その長である理事長及び監事二人を置

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

新旧対照条文

二頁第三条第三項中 国家公安委員会 を 前項に定めるもののほか 国家公安委員会 に改め 同項を同条第五項とし 同条第二項の次に次の二項を加える 3国家公安委員会は 毎年 犯罪による収益の移転に係る手口その他の犯罪による収益の移転の状況に関する調査及び分析を行った上で 特定事業者その他の事業者が行う取

●国民年金法等の一部を改正する法律案

- 2 - 状の信頼性が確保されることが電子契約における課題となっていることに鑑み 電子委任状の普及を促進するための基本的な指針について定めるとともに 電子委任状取扱業務の認定の制度を設けること等により 電子契約の推進を通じて電子商取引その他の高度情報通信ネットワークを利用した経済活動の促進を図るこ

前項に規定する事項のうち当該被験薬の治験薬概要書から予測できないもの に改め 同項を同条第三項とし 同条第一項の次に次の一項を加える 2治験依頼者は 被験薬について法第八十条の二第六項に規定する事項を知ったときは その発現症例一覧等を当該被験薬ごとに 当該被験薬について初めて治験の計画を届け出た日等

平成16年規程第02号_役員給与規程

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平成16年規程第03号_役員退職手当規程

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

●独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構法の一部を改正する法律案

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●地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律案

法律第三十三号(平二一・五・一)

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

●自転車競技法及び小型自動車競走法の一部を改正する法律案

役員退職手当支給規程

条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

Taro-役員報酬規程( 改正)【機1完2可2】機構内限り

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

号外53号 生涯学習条例あら indd

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2 常勤役員に対する通勤手当の月額は 給与規程第 35 条第 2 項に規定する額とする 3 非常勤役員に対する通勤手当の月額は 給与規程第 35 条第 2 項の規定を準用し その者の当該月における通勤実績に応じた額を翌月の支給定日に支給する 4 前 3 項に規定するもののほか 通勤の実情の変更に伴う

職員退職手当支給規程

●労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律案

2 理事長は 役員が退職し 解任され又は死亡したとき ( 前条第 1 項ただし書又は第 6 条第 4 項の規定により退職手当を支給しない場合を除く ) は 前項の業績勘案率の決 定を主務大臣に申請するものとする ( 暫定退職手当の額 ) 第 3 条の2 暫定退職手当の額は 前条第 1 項の規定を準用

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役員退職手当規程

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万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

< F2D D834E838D94C5817A8E9E935F FC90B38FC897DF DF94D48D8693FC82E829202E6A7464>

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調査規則の改正 別紙案1・2

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五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

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に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

2/6 ページ ( 一 ) この法律における主務大臣は 環境大臣及び経済産業大臣とすることとしている ( 二 ) この法律に規定する主務大臣の権限の委任について規定することとしている 11 施行期日等 ( 附則関係 ) ( 一 ) この法律は 公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定

第三条大学校の名称及び位置は 次のとおりとする 名称位置 千葉県生涯大学校京葉学園千葉市 千葉県生涯大学校東葛飾学園千葉県生涯大学校東総学園千葉県生涯大学校外房学園千葉県生涯大学校南房学園 松戸市 流山市銚子市 香取郡神崎町茂原市 勝浦市館山市 木更津市 一部改正 平成四年条例七三号 六年四一号 一

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-2- 経済産業大臣茂木敏充国土交通大臣太田昭宏環境大臣石原伸晃防衛大臣小野寺五典(認定申請書の提出)第一条研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律(平成二十年法律第六十三号)第二条第七項に規定する試験研究機関等(以下 試験研究機関等 という )

その月の土曜日及び日曜日以外の日の数で除して得た額に その者が役員でなくなった日 ( 役員が退職した場合において退職した日の属する月の末日までに再び役員に任命されたときは 役員でなくなった日の前日 ) までの土曜日及び日曜日以外の日の数を乗じて得た額とする ( 賞与 ) 第 8 条賞与は 毎事業年度


独立行政法人労働政策研究・研修機構役員退職金規程(平成30年1月1日改正)|労働政策研究・研修機構(JILPT)

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原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案(新旧対照表)

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

級が6 級以上であるもの ( これらの職員のうち 組合規則で定める職員を除く 以下 特定管理職員 という ) にあっては 100 分の102.5) 12 月に支給する場合においては100 分の137.5( 特定管理職員にあっては 100 分の117.5) を乗じて得た額 (2) 再任用職員期末手当基

独立行政法人農業者年金基金役員給与規程

公布された条例のあらまし 職員の退職手当に関する条例の一部改正について 1 条例の改正理由地方公務員等共済組合法及び地方独立行政法人法の一部改正に伴い 所要の改正を行う 2 条例の概要 (1) 自己の都合による退職等の場合の退職手当の基本額について定めた規定中 引用している地方公務員等共済組合法の条

( 役員の報酬 ) 第 2 条役員に対する報酬は 常勤の役員にあっては 俸給 教育研究等連携手当 通勤手当 単身赴任手当及び期末特別手当とし 非常勤の役員にあっては 非常勤役員手当とする ( 報酬の支給日 ) 第 3 条役員に対する報酬 ( 期末特別手当を除く ) は 毎月 17 日 ( 以下この項

七生活用動産の小半損 ( 生活用動産の損害額が当該生活用動産の時価の百分の三十以上百分の六十未満である損害をいう ) 保険金額の百分の三十に相当する金額八生活用動産の一部損 ( 生活用動産の損害額が当該生活用動産の時価の百分の十以上百分の三十未満である損害をいう ) 保険金額の百分の五に相当する金額

二という )であって 研究開発等 研究開発であって公募によるものに係る業務又は科学技術に関する啓発及び知識の普及に係る業務を行うもののうち重要なものとして別表第一に掲げるものをいう 9~(略)(研究開発等に係る運営及び管理に係る業務に関する専門的な知識及び能力を有する人材の確保等の支援)第十条の二国

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き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

政令第号水防法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令内閣は 水防法等の一部を改正する法律(平成二十九年法律第三十一号)の施行に伴い 並びに水防法(昭和二十四年法律第百九十三号)第十五条の八第一項ただし書 河川法(昭和三十九年法律第百六十七号)第十六条の四 第六十五条の三第一項

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災害弔慰金の支給等に関する法律施行令(昭和四十八年十二月二十六日政令第三百七十四号)内閣は 災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律(昭和四十八年法律第八十二号)第三条第一項 第五条 第八条第一項から第三項まで 第九条第二項 第十条第二項 第十一条第一項 第十二条及び第十三条の規定に基づ

法律事務所等の名称等に関する規程

役員退職手当支給の基準の変更について

指定試験・登録機関省令

所を異にして異動した場合においては 別に定めるところにより特別都市手当を支給することができる ( 報酬の支給日 ) 第 4 条報酬 ( 賞与及び業績給を除く 以下同じ ) は 毎月 20 日 その月額を支給する ただし その日が休日に当たるときは その直前の休日でない日に繰り上げて支給する ( 新た

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

- 2 - 第三十七条の三を第三十七条の十一とし 第三十七条の二の次に次の八条を加える (公募対象施設等の公募占用指針)第三十七条の三港湾管理者は 第三十七条第一項の許可(長期間にわたり使用される施設又は工作物の設置のための同項第一号の占用に係るものに限る 第三項 第三十七条の八第二項及び第三項並び

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消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法施行令

二いて 同法第二十八条の規定により記録した事項の訂正がなされた上でこの法律の施行の日(以下 施行日 という )以後に当該保険給付を受ける権利に係る裁定が行われた場合においては その裁定による当該記録した事項の訂正に係る保険給付を受ける権利に基づき支払うものとされる保険給付(当該裁定前に生じた保険給付

総務省独立行政法人評価委員会議事規則 総務省独立行政法人評価委員会令 ( 平成十二年政令第三百十八号 以下 委員会令 という ) 第十条の規定に基づき 総務省独立行政法人評価委員会議事規則を次のように定める 平成十三年二月二十七日総務省独立行政法人評価委員会委員長 ( 目的 ) 第一条総務省独立行政

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第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

【最終】給与条例改正文

海上交通安全法等の一部を改正する法律(海上交通安全法の一部改正)第一条海上交通安全法(昭和四十七年法律第百十五号)の一部を次のように改正する 目次中 第七節船舶の安全な航行を援助するための措置(第二十九条の二 第二十九条の三) を第七節船舶の安全な航行を援助するための措置(第三十条 第三十一条)に

- 2 - 第二編第二十二章の章名中 姦淫 を 強制性交等 に改める かんいん第百七十六条中 男女に を 者に に改める 第百七十七条の見出しを (強制性交等) に改め 同条中 暴行 を 十三歳以上の者に対し 暴行 に 十三歳以上の女子を姦淫した者は 強姦の罪とし 三年 を 性交 肛門性交又は口腔性

- 2 - 地域限定特例通訳案内士の登録を受ける場合には 本邦内に住所を有し 当該非居住者と業務上密接な関係を有する者であって 地域限定特例通訳案内士の登録に関する一切の行為につき 当該非居住者を代理する権限を有するもの(以下この条から第九条までにおいて 代理人 という )を定めなければならない 2

足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

<4D F736F F D20926E95FB8BA3946E91538D918BA689EF96F088F591DE90458BE08E788B8B8B4B92F62E646F63>

Transcription:

独立行政法人気象研究所法目次第一章総則(第一条 第五条)第二章役員及び職員(第六条 第十条)第三章業務等(第十一条 第十二条)第四章雑則(第十三条 第十四条)第五章罰則(第十五条 第十六条)附則第一章総則(目的)第一条この法律は 独立行政法人気象研究所の名称 目的 業務の範囲等に関する事項を定めることを目的とする (名称)

第二条この法律及び独立行政法人通則法(平成十一年法律第百三号 以下 通則法 という )の定めるところにより設立される通則法第二条第一項に規定する独立行政法人の名称は 独立行政法人気象研究所とする (研究所の目的)第三条独立行政法人気象研究所(以下 研究所 という )は 気象業務に関する技術に係る試験 調査 研究及び開発並びにこれらに関連する業務を行うことにより 気象業務に関し その健全な発達に資する技術の向上を図り もって災害の予防 交通の安全の確保及び産業の発展に寄与することを目的とする (事務所)第四条研究所は 主たる事務所を茨城県に置く (資本金)第五条研究所の資本金は 附則第七条第二項の規定により政府から出資があったものとされた金額とする 2政府は 必要があると認めるときは 予算で定める金額の範囲内において 研究所に追加して出資することができる

3研究所は 前項の規定による政府の出資があったときは その出資額により資本金を増加するものとする 第二章役員及び職員(役員)第六条研究所に 役員として その長である理事長及び監事二人を置く 2研究所に 役員として 理事一人を置くことができる (理事の職務及び権限等)第七条理事は 理事長の定めるところにより 理事長を補佐して研究所の業務を掌理する 2通則法第十九条第二項の個別法で定める役員は 理事とする ただし 理事が置かれていないときは 監事とする 3前項ただし書の場合において 通則法第十九条第二項の規定により理事長の職務を代理し又はその職務を行う監事は その間 監事の職務を行ってはならない (役員の任期)

第八条役員の任期は 二年とする (役員及び職員の秘密保持義務)第九条研究所の役員及び職員は 職務上知ることのできた秘密を漏らし 又は盗用してはならない その職を退いた後も 同様とする (役員及び職員の地位)第十条研究所の役員及び職員は 刑法(明治四十年法律第四十五号)その他の罰則の適用については 法令により公務に従事する職員とみなす 第三章業務等(業務の範囲)第十一条研究所は 第三条の目的を達成するため 次の業務を行う 一気象業務に関する技術に係る試験 調査 研究及び開発を行うこと 二前号に掲げる業務に係る成果を普及すること 三第一号の技術に関する情報を収集し 整理し 及び提供すること

四前三号に掲げる業務に附帯する業務を行うこと (積立金の処分)第十二条研究所は 通則法第二十九条第二項第一号に規定する中期目標の期間(以下この項において 中期目標の期間 という )の最後の事業年度に係る通則法第四十四条第一項又は第二項の規定による整理を行った後 同条第一項の規定による積立金があるときは その額に相当する金額のうち国土交通大臣の承認を受けた金額を 当該中期目標の期間の次の中期目標の期間に係る通則法第三十条第一項の認可を受けた中期計画(同項後段の規定による変更の認可を受けたときは その変更後のもの)の定めるところにより 当該次の中期目標の期間における前条に規定する業務の財源に充てることができる 2国土交通大臣は 前項の規定による承認をしようとするときは あらかじめ 国土交通省の独立行政法人評価委員会の意見を聴くとともに 財務大臣に協議しなければならない 3研究所は 第一項に規定する積立金の額に相当する金額から同項の規定による承認を受けた金額を控除してなお残余があるときは その残余の額を国庫に納付しなければならない 4前三項に定めるもののほか 納付金の納付の手続その他積立金の処分に関し必要な事項は 政令で定め

る 第四章雑則(主務大臣等)第十三条研究所に係る通則法における主務大臣 主務省及び主務省令は それぞれ国土交通大臣 国土交通省及び国土交通省令とする (特に必要がある場合の気象庁長官の要求)第十四条気象庁長官は 気象 地象又は水象に係る異常な現象が発生した場合において 災害の予防 交通の安全の確保又は産業の発展のため特に必要があると認めるときは 研究所に対し 第十一条第一号又は第二号の業務のうち必要な業務の実施を求めることができる 第五章罰則第十五条第九条の規定に違反して秘密を漏らし 又は盗用した者は 一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する 第十六条次の各号のいずれかに該当する場合には その違反行為をした研究所の役員は 二十万円以下の

過料に処する 一第十一条に規定する業務以外の業務を行ったとき 二第十二条第一項の規定により国土交通大臣の承認を受けなければならない場合において その承認を受けなかったとき 附則(施行期日)第一条この法律は 平成二十二年一月一日から施行する ただし 次の各号に掲げる規定は 当該各号に定める日から施行する 一第十三条の規定並びに附則第七条から第九条までの規定並びに附則第十三条中研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律(平成二十年法律第六十三号)附則第一条ただし書及び第七条の改正規定公布の日二附則第十四条の規定この法律の公布の日又は独立行政法人通則法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成二十一年法律第号)の公布の日のいずれか遅い日

三附則第十条の規定この法律の施行の日又は雇用保険法等の一部を改正する法律(平成十九年法律第三十号)附則第一条第三号に掲げる規定の施行の日のいずれか遅い日(職員の引継ぎ等)第二条研究所の成立の際現に気象庁の部局又は機関で政令で定めるものの職員である者は 別に辞令を発せられない限り 研究所の成立の日において 研究所の職員となるものとする 第三条前条の規定により研究所の職員となった者に対する国家公務員法(昭和二十二年法律第百二十号)第八十二条第二項の規定の適用については 研究所の職員を同項に規定する特別職国家公務員等と 前条の規定により国家公務員としての身分を失ったことを任命権者の要請に応じ同項に規定する特別職国家公務員等となるため退職したこととみなす 第四条附則第二条の規定により研究所の職員となる者に対しては 国家公務員退職手当法(昭和二十八年法律第百八十二号)に基づく退職手当は 支給しない 2研究所は 前項の規定の適用を受けた研究所の職員の退職に際し 退職手当を支給しようとするときは その者の国家公務員退職手当法第二条第一項に規定する職員(同条第二項の規定により職員とみなされ

る者を含む )としての引き続いた在職期間を研究所の職員としての在職期間とみなして取り扱うべきものとする 3研究所の成立の日の前日に気象庁の職員として在職する者が 附則第二条の規定により引き続いて研究所の職員となり かつ 引き続き研究所の職員として在職した後引き続いて国家公務員退職手当法第二条第一項に規定する職員となった場合におけるその者の同法に基づいて支給する退職手当の算定の基礎となる勤続期間の計算については その者の研究所の職員としての在職期間を同項に規定する職員としての引き続いた在職期間とみなす ただし その者が研究所を退職したことにより退職手当(これに相当する給付を含む )の支給を受けているときは この限りでない 4研究所は 研究所の成立の日の前日に気象庁の職員として在職し 附則第二条の規定により引き続いて研究所の職員となった者のうち研究所の成立の日から雇用保険法(昭和四十九年法律第百十六号)による失業等給付の受給資格を取得するまでの間に研究所を退職したものであって その退職した日まで気象庁の職員として在職したものとしたならば国家公務員退職手当法第十条の規定による退職手当の支給を受けることができるものに対しては 同条の規定の例により算定した退職手当の額に相当する額を退職手当と

して支給するものとする 第五条附則第二条の規定により研究所の職員となった者であって 研究所の成立の日の前日において国土交通大臣又はその委任を受けた者から児童手当法(昭和四十六年法律第七十三号)第七条第一項(同法附則第六条第二項 第七条第五項又は第八条第四項において準用する場合を含む 以下この条において同じ )の規定による認定を受けているものが 研究所の成立の日において児童手当又は同法附則第六条第一項 第七条第一項若しくは第八条第一項の給付(以下この条において 特例給付等 という )の支給要件に該当するときは その者に対する児童手当又は特例給付等の支給に関しては 研究所の成立の日において同法第七条第一項の規定による市町村長(特別区の区長を含む )の認定があったものとみなす この場合において その認定があったものとみなされた児童手当又は特例給付等の支給は 同法第八条第二項(同法附則第六条第二項 第七条第五項又は第八条第四項において準用する場合を含む )の規定にかかわらず 研究所の成立の日の前日の属する月の翌月から始める (研究所の職員となる者の職員団体についての経過措置)第六条研究所の成立の際現に存する国家公務員法第百八条の二第一項に規定する職員団体であって その

構成員の過半数が附則第二条の規定により研究所の職員となった者であるものは 研究所の成立の際労働組合法(昭和二十四年法律第百七十四号)の適用を受ける労働組合となるものとする この場合において 当該職員団体が法人であるときは 法人である労働組合となるものとする 2前項の規定により法人である労働組合となったものは 研究所の成立の日から起算して六十日を経過する日までに 労働組合法第二条及び第五条第二項の規定に適合する旨の労働委員会の証明を受け かつ その主たる事務所の所在地において登記しなければ その日の経過により解散するものとする 3第一項の規定により労働組合となったものについては 研究所の成立の日から起算して六十日を経過する日までは 労働組合法第二条ただし書(第一号に係る部分に限る )の規定は 適用しない (権利義務の承継等)第七条研究所の成立の際 第十一条に規定する業務に関し 現に国が有する権利及び義務のうち政令で定めるものは 研究所の成立の時において研究所が承継する 2前項の規定により研究所が国の有する権利及び義務を承継したときは その承継の際 承継される権利に係る土地 建物その他の財産で政令で定めるものの価額の合計額に相当する金額は 政府から研究所に

対し出資されたものとする 3前項の規定により政府から出資があったものとされる同項の財産の価額は 研究所の成立の日現在における時価を基準として評価委員が評価した価額とする 4前項の評価委員その他評価に関し必要な事項は 政令で定める (国有財産の無償使用)第八条国土交通大臣は 研究所の成立の際現に附則第二条に規定する政令で定める部局又は機関に使用されている国有財産であって政令で定めるものを 政令で定めるところにより 研究所の用に供するため 研究所に無償で使用させることができる (政令への委任)第九条附則第二条から前条までに定めるもののほか 研究所の設立に伴い必要な経過措置その他この法律の施行に関し必要な経過措置は 政令で定める (船員保険法の一部改正)第十条船員保険法(昭和十四年法律第七十三号)の一部を次のように改正する

別表第一に次のように加える 独立行政法人気象研究所独立行政法人気象研究所法(平成二十一年法律第号)(気象業務法の一部改正)第十一条気象業務法(昭和二十七年法律第百六十五号)の一部を次のように改正する 第三十八条の見出し中 立入 を 立入り に改め 同条第二項中 前項の規定により を 気象庁長官は 第一項又は第二項の規定によりその職員又は研究所に に かき を 垣 に改め 同項ただし書中 但し を ただし に改め 同項を同条第四項とし 同条第一項の次に次の二項を加える 2気象庁長官は 緊急その他やむを得ない必要がある場合においては 独立行政法人気象研究所(以下この条及び第四十二条において 研究所 という )に 前項の規定による立入りを行わせることができる 3気象庁長官は 前項の規定により研究所に立入りを行わせる場合には 研究所に対し 当該立入りの場所その他必要な事項を示してこれを実施すべきことを指示するものとする 第四十二条中 職員 の下に 又は研究所の職員 を加える

(国家公務員共済組合法の一部改正)第十二条国家公務員共済組合法(昭和三十三年法律第百二十八号)の一部を次のように改正する 別表第三に次のように加える 独立行政法人気象研究所独立行政法人気象研究所法(平成二十一年法律第号)(研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律の一部改正)第十三条研究開発システムの改革の推進等による研究開発能力の強化及び研究開発等の効率的推進等に関する法律の一部を次のように改正する 附則第一条ただし書中 附則第七条の規定はこの法律の公布の日又は独立行政法人気象研究所法(平成二十年法律第号)の公布の日のいずれか遅い日から 附則第八条の規定は を 附則第八条の規定は に改める 附則第七条を次のように改める 第七条削除

別表中第三十二号を第三十三号とし 第三十一号の次に次の一号を加える 三十二独立行政法人気象研究所(独立行政法人通則法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の一部改正)第十四条独立行政法人通則法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の一部を次のように改正する 第百三十六条中 独立行政法人気象研究所法(平成二十年法律第号) を 独立行政法人気象研究所法(平成二十一年法律第号) に改める

理由気象業務に関する技術に係る研究等の業務を一層効率的かつ効果的に行わせるため 独立行政法人気象研究所を設立することとし その目的 業務の範囲等を定める必要がある これが この法律案を提出する理由である