1 Android アプリケーション開発環境の構築 2014.10.28 Android アプリケーションの開発には 以下のソフトウェアが必要です 名称 説明 JDK Eclipse ADT Java Development Kit Java で開発するための開発キット 統合環境ソフトウェア Android Development Tool は Android アプリを開発するための Eclipse 用プラグインです Android SDK Android Software Development Kit は Android アプリ開発に必要な 以下の手順に従ってインストールしてください ソフトウェアで エミュレータやデバッグ用のツール アドオン サン プルソフトなどが含まれています 1.Eclipse のインストール 日本語化された Eclipse の Pleiades WEB サイトからダウンロードします
2 以下の作業を行ってください ダウンロード URL http://mergedoc.sourceforge.jp/ Eclipse 3.7 Indigo Pleiades All in One を選択します Full All in One(JRE あり ) の Java を選択し パソコンの任意のフォルダにダウンロードします 例 pleiades-java-x.x.x.exe 解凍 ダウンロードしたファイルを解凍します ダブルクリックすると解凍先を指 定する画面が表示されます ソフトウェアの配置 適切なフォルダを指定して解凍します C:\pleiades ショートカット作成 C:\pleiades\eclipe\eclipse.exe を右クリックし [ ショートカットの作成 ] を選 択します 作成されたショートカットをデスクトップにドラッグ & ドロップしてください デスクトップのショートカットをダブルクリックし Eclipse を起動してください 起動画面が表示されます その後 <ワークスペース ランチャー > 画面が表示されますので ワークスペース欄に workspace フォルダを指定し [OK] ボタンをクリックします 通常は ユーザごとのフォルダ下にワークスペース (C:\Users\ ユーザー名 \workspace) を作成します
3 2.ADT(Android Development Tools) のインストール Eclipse のメニューから [ ヘルプ ] [ 新規ソフトウェアのインストール ] を選択し 表示される < インストール > 画面の [ 追加 ] ボタンをクリックします 表示される < リポジトリの追加画面 > で 名前とロケーションを入力し [OK] ボタンをクリックします 名前 ロケーション Android plug-in https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/
4 しばらく待つと [ 保留中...] が [ 開発ツール ] に変わります Google のサイトとの接続状態によって 表示が変わるまでに長い時間かかります また エラーが出る場合がありますので その場合には https を http に変更してみてください [ 開発ツール ] の [Android Native Development Tools] はチェックしないで それ以外すべてチェックを入れ [ 次へ ] ボタンをクリックします 以下の画面が表示されましたら [ 次へ ] ボタンをクリックします
5 以下の画面の [ 使用条件の条項に同意します ] を選択して [ 完了 ] ボタンをクリックします Eclipse 画面の一番下に ソフトウェアのインストール中 と表示され しばらくすると 以下の様に < セキュリ ティー警告 > 画面が出ますが [OK] ボタンをクリックして次へ進みます
6 < ソフトウェア更新 > の画面が表示されたら [ 今すぐ再始動 ] ボタンをクリックします Eclipse が再起動 ( 再始動 ) し 以下の画面が表示されたら [ キャンセル ] をクリックします ここで 画面右上の ボタンをクリックし 一旦 Eclipse を終了します 3. Android SDK のインストール Android developer の WEB サイトからダウンロードし Eclipse から使えるように設定します
7 以下の作業を行ってください ダウンロード URL http://developer.android.com/intl/ja/sdk/index.html [VIEW ALL DOWNLOADS AND SIZES] を選択し [SDK Tools Only] にある zip 版を使用します Windows パソコンで開発する場合 Windows 版の zip をダウンロードします android-sdk_r23.0.2-windows.zip なお インストーラー付 SDK は Java のインストールチェックが行われてしまいますので Pleiades 使用の場合は [SDK Tools Only] を使用します 解凍 ダウンロードした zip ファイルを解凍します 例 android-sdk-windows フォルダができます 解凍ソフトによっては一階層下に android-sdk-windows フォルダが出来 ますので 注意してください SDK の配置 解凍した android-sdk-windows フォルダごと C ドライブ直下に配置しま す C:\ android-sdk-windows SDK のフォルダ名は 半角スペースを入れないでください
8 4. 環境変数の設定開発過程でツールを使うときのために パソコンに以下の環境変数を設定します Windows の [ スタート ] [ コントロールパネル ] [ システムとセキュリティ ] [ システム ] [ システムの詳細設定 ] を選択します [ 環境変数 ] ボタンをクリックします
9 ユーザー環境変数の [ 新規 ] ボタンを押し 変数名と変数値を入力します 同じ変数名のものが既に存在す る場合は その後に追加します 変数名 変数値 PATH C:\android-sdk-windows\platform-tools;C:\android-sdk-windows\tools 5. Android SDK の設定 次に Eclipse を起動し [ ウィンドウ ] [ 設定 ] を選択します 以下の < 設定 > 画面が表示されたら 左のエ リアから [Android] を選択します
10 以下の画面が表示された場合は [ 使用統計を Google に送信する ] のチェックをはずし [ 続行 ] をクリックし ます SDK ロケーションの [ 参照 ] ボタンを押して Android SDK を配置したフォルダを指定し [OK] ボタンをクリッ クします SDK ロケーション 例 C:\ android-sdk-windows [OK] ボタンをクリックした後に 以下の様な警告画面が出た場合は [ 閉じる ] ボタンをクリックしてください ただし SDK マネージャーは次の節の最初に使用しますので ここで [Open SDK Manager] をクリックしても構 いません 6.Android SDK ライブラリのインストール次に SDK ツール プラットフォームツール Google Maps API などの Android SDK ライブラリをインストールします [ ウィンドウ ] [ パースペクティブを開く ] [Java] を選択し Java パースペクティブに切り替えます 次回からパースペクティブを切り替えるときには Eclipse 画面の右上に [Java] ボタンが表示されますので そちらをクリックしてください
11 そして Eclipse のメニューから [ ウィンドウ ] [Android SDK マネージャー ] を選択します Android SDK マネージャーの画面を開くと 最初は Android5.0 などの最新 SDK が選択されているので チェックをはずします これらのチェックをいれたままインストールするとかなり時間がかかります 以下の項目にチェックを入れ [Install 13 packages...] ボタンをクリックしてください [Delete xx package] をクリックすると Installed になっていた SDK が削除されますのでクリックしないでください チェックするパッケージ フォルダ名 パッケージ名 Tools Tools Tools Android 4.0.3(API15) Android 4.0.3(API15) Android 4.0.3(API15) Android 3.1(API12) Android SDK Tools Android SDK Platform-tools Android SDK Build-tools SDK Platform ARM EABI v7a System Image Google APIs SDK Platform
12 Android 3.1(API12) Android 2.2(API8) Android 2.2(API8) Android 2.2(API8) Extras Extras Google APIs SDK Platform Samples for SDK Google APIs Android Support Library Google USB Driver [xx パッケージのインストール...] ボタンをクリック後 次の画面が表示されます 以下の画面が表示されます [Accept All] にチェックを入れ [Install] ボタンをクリックしましょう しばらくすると パッケージのインストー ルが始まります WEB サイトからダウンロードしてインストールするため 時間がかかります
13 途中で以下の画面が表示されたら [OK] ボタンをクリックしてください 完了したら [Close] ボタンをクリックしてください <Android SDK マネージャ > 画面もウィンドウ右上の を クリックし 閉じます 6.AVD(Android Virtual Device) の立ち上げ次に Android アプリ開発の要となる Android の端末エミュレータを設定します 6.1 AVD の作成 Eclipse のメニューの [ ウィンドウ ] [Android Virtual Device Manager] を選択すると AVD マネージャ画面が表示されます [ 作成...] ボタンをクリックします
14 < 新規 Android 仮想デバイスの作成 > 画面が表示されます 以下の様に設定します AVD Name 装置 Android4.0.3GoogleAPI 3.2inch HVGA slider (ADP1) ターゲット Google APIs(Google Inc.)-API level 15 CPU/ABI キーボード スキン Google APIs ARM(armeabi-v7a) hardware keyboard present チェック Skin with dynamic hardware controls Memory Options RAM : 512 VM Heap : 16 Internal Storage 200 SD Card: サイズ 32MB Android 4.0.3 の端末デバイスをエミュレーションする場合の一例です 設定したら [OK] ボタンをクリックします AVD が作成され <Android Virtual Device Manager> 画面一覧 に表示されます
15 6.2 AVD の起動 次に AVD を起動してみます 作成した AVD を選択し [ 開始...] ボタンをクリックします <Lanch Option> の画面が表示されますので [ 起動 ] ボタンをクリックします しばらく待つと AVD が起動し 端末エミュレータの画面が立ち上がります
16 上方向にフリックして鍵を解除してください 6.3 エミュレータの表示言語設定 エミュレータの表示を 日本語に設定します エミュレータのホーム画面で [MENU] ボタンをクリックし [Settings] をタップします 設定項目一覧から [Language & Keyboard] を表示し タップします 設定項目の中の [Select language] をタップします 表示される言語一覧を上にフリックして 一番下の [ 日本語 ] をタップします
17 これで 画面に日本語が表示されるようになります 6.4 エミュレータの時刻の設定デバッグで使用する LogCat に表示される時刻がずれる場合があります この場合は タイムゾーンを設定しましょう [Menu] ボタン [Setting] 項目の中の [ 日付と時刻 ] をタップします 表示される設定項目の中から [ 自動 ] のチェックをはずします タップが有効になりますので [ タイムゾーンの選択 ] をタップします [ 日本標準時 ( 東京 )] をタップします これで正しい時間が表示される様になります 6.4 バージョン確認 ADT のバージョン確認をします Eclipse の [ ヘルプ ] [Eclipse について ] を選択します 表示される画面の [ インストール詳細 ] ボタンをクリックします
18 表示される画面の [Android 開発ツール ] のバージョンを確認します この Android 開発ツールのバージョンのリビジョンが Android SDK のリビジョン番号と合致するか確認してください 例えば画面で表示される Android 開発ツールが 23.0.4.1468518 であれば 先頭の 23 がリビジョン番号となります この番号と 本手順書でインストールした Android SDK のファイル名が [android-sdk_r23.0.2-windows.zip] なら Android SDK のリビジョンは 23 になりますので 合致していることになります
19 6.5 その他以上で Android アプリケーション開発環境の設定は完了です Eclipse を起動して もし SDK が不足している旨の画面が表示された場合は その SDK をインストールしてください また 以下の LogCat を表示する画面が表示されたら [OK] をクリックします