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Transcription:

PFU タイムスタンプの使い方 - ScandAll プラグイン編 -

お読みになる前に 本書は Fujitsu ScandAll PRO および PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat PFU タイムスタンプクライアントツール の基本的な知識を有する方を対象に書かれています 本書の説明は 特に断りの無い限り Adobe Acrobat 8 Standard および Microsoft Windows XP Professional での説明となります 本書では Adobe Acrobat を Adobe Acrobat と省略して記述しています 本書の説明は 特に断りのない限り PDF ファイルは Adobe PDF 形式のことであり PDF/A 形式は含まれません 2007 年 7 月 1 版 注意事項 PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat および PFU タイムスタンプクライアントツール は株式会社 PFU の開発製品です 本書およびプログラムは 著作権により保護されています 本書の内容の一部または全部を 無断で転載することは堅く禁じられています 本書の内容に関しては 将来予告なしに変更することがあります 運用した結果の影響につきましては 責任を負いかねますので あらかじめご了承ください 必ず PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat の お読みください を事前にお読みください 商標について Adobe, Acrobat, Adobe Reader は Adobe Systems Incorporated の米国ならびに他の国における商標または登録商標です Microsoft, Windows, Windows Server, Windows Vista は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標または登録商標です Intel,Pentium は Intel Corporation の登録商標です All Rights Reserved, Copyright PFU LIMITED 2007 i

- 目次 - 1 タイムスタンプ機能の概要... 1 2 動作環境... 2 3 インストールとアンインストール... 3 4 準備... 3 4.1 電子署名取得に必要な証明書の準備... 3 5 SCANDALL PRO の操作方法... 3 5.1 PDFファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加する... 3 5.2 TSTファイルへタイムスタンプを格納する... 7 6 署名とタイムスタンプの検証... 9 6.1 PDFファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加した場合... 9 6.2 TSTファイルにタイムスタンプを格納した場合... 9 7 注意事項... 9 8 エラーが発生した場合... 10 ii

1 タイムスタンプ機能の概要 PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat( 署名 / 検証用 ) には以下の機能があります Acrobat プラグイン Adobe Acrobat に PFU タイムスタンプ局と連携し PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加 / 検証する機能を提供する Adobe Acrobat 向け追加プログラム ScandAll プラグイン Fujitsu ScandAll PRO に PFU タイムスタンプ局と連携し PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加する機能 および TST ファイルを作成する機能を提供する ScandAll PRO 向け追加プログラム ScandAll PRO では PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat を追加インストールすることにより ScandAll PRO で作成した PDF ファイル (PDF/A はサポートしていません ) の存在証明と完全性証明が実現できます これにより PDF ファイルへの証拠能力付与が可能となります また PDF 以外のファイル (PDF/A や TIFF JPEG など ) でも存在証明と完全性証明が実現できます ScandAll プラグインが提供する機能を以下に示します PDF ファイルへのタイムスタンプ付き電子署名の追加 ScandAll PRO から PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat を呼出し ScandAll PRO が作成した PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加することができます ScandAll PRO のバッチスキャン機能を使用することにより PDF ファイルへのタイムスタンプ付き電子署名の付与を自動実行することができます 付与したタイムスタンプ付き電子署名は PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat により検証することができます ScandAll PRO で PDF ファイルに追加される署名は不可視署名です したがって 署名の情報を Adobe Acrobat で参照するためには Adobe Acrobat の署名パネルを使ってください 署名パネルの詳細については Acrobat ヘルプ を参照してください なお 署名フィールドを持った署名を追加したい場合には ScandAll プラグインでのタイムスタンプ付き電子署名の追加は行わずに PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat(Acrobat プラグイン ) を使用してタイムスタンプ付き電子署名を追加してください ScandAll プラグインで PDF ファイルに 文書を開くパスワードとタイムスタンプ付き電子署名を同時に追加することはできません 両方を追加したい場合には 以下の方法で行ってください 1) ScandAll PRO で参照パスワード付きの PDF ファイルを作成する 2) Adobe Acrobat を使用し 作成した PDF ファイルに PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat(Acrobat プラグイン ) でタイムスタンプ付き電子署名を追加する TST ファイルへのタイムスタンプの格納 ScandAll PRO が PFU タイムスタンプサーバから処理対象ファイルのタイムスタンプ (TimeStampToken *1) を取得し イメージファイルと同一のフォルダに TST ファイルを格納します 作成される TST ファイルの名前は " 処理対象ファイルの名前 " + ".tst" となります (*2) (TST ファイルの命名例 ) 処理対象ファイル名 TST ファイル名 "image0001.tif" "image0001.tif.tst" 作成された TST ファイルは PFU タイムスタンプクライアントツール により検証することができます *1 TimeStampToken とは 対象ファイルのハッシュ値と時刻情報にタイムスタンプ局 (TSA) が署名したものです タイムスタンプ という言葉は TimeStampToken のなじみやすい略語として使っていますが 誤解のない範囲内で TimeStampToken( データ ) ではなくおおまかに処理や機能を指して使うこともあります *2 既に同名の TST ファイルが存在した場合 無条件に削除され 常に新しい TST ファイルに置き換えられます 1

PFU タイムスタンプサービスでは タイムスタンプは IETF RFC 3161 Internet X.509 Public Key Infrastructure Time-Stamp Protocol (TSP) に準拠して発行されます 詳しくは PFU タイムスタンプサービス運用規程をご覧ください ScandAll プラグインを使用するには 別途 PFU タイムスタンプサービスのライセンスをご購入いただく必要があります PFU タイムスタンプサービスの詳細やライセンスのご購入については 以下のホームページをご覧ください PFUホームページタイムスタンプサービス PFUタイムスタンプサービス運用サイト http://www.pfu.fujitsu.com/tsa/ http://www.pfutsa.net/ 2 動作環境 ScandAll プラグインの動作環境は 以下のとおりです Adobe Acrobat および PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat( 署名 / 検証用 ) と同等の環境が必要となります OS : Microsoft Windows 2000 Professional (Service Pack 4 以降 ) Microsoft Windows XP Home Edition (Service Pack 2 以降 ) Microsoft Windows XP Professional (Service Pack 2 以降 ) Microsoft Windows XP Professional x64 Edition Microsoft Windows Server 2003 R2, Standard Edition Microsoft Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition Microsoft Windows Vista Home Basic (32 / 64 ビット ) Microsoft Windows Vista Home Premium (32 / 64 ビット ) Microsoft Windows Vista Business (32 / 64 ビット ) Microsoft Windows Vista Enterprise (32 / 64 ビット ) Microsoft Windows Vista Ultimate (32 / 64 ビット ) 全て日本語版 Acrobat : Adobe Acrobat 8 Standard( バージョン 8.0 または 8.1) Adobe Acrobat 8 Professional( バージョン 8.0 または 8.1) Adobe Acrobat 3D Version 8 全て日本語版 PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat : PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat ( 取得 / 検証用 ) V2.0L40 PFU タイムスタンプクライアントツール ( 検証用 ) : PFU タイムスタンプクライアントツール ( 検証用 ) V2.0L40 TST ファイルを検証する場合にのみ必要 TST ファイルを作成するのみであれば不要 ScandAll PRO : Fujitsu ScandAll PRO V1.0 以降 上記以外の環境にもインストールできる場合がありますが 動作は保証しておりません PFU タイムスタンプ機能をご使用になるパソコンは インターネットに接続されている必要があります インターネット接続には インターネットオプション ( コントロールパネルより選択可 ) の接続設定を使用します 2

3 インストールとアンインストール タイムスタンプ機能を使用する場合 PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat ( 取得 / 検証用 ) をインストールする前に 以下の製品をインストールしておく必要があります - Fujitsu ScandAll PRO - Adobe Acrobat ScandAll PRO 起動中は アンインストールはできません その他のインストール アンインストールの注意事項は PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat の お読みください を参照してください PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat のインストール後に Fujitsu ScandAll PRO を再インストールした場合 タイムスタンプ機能が正しく動作しないことがありますので 必ず PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat も再インストールを行ってください 4 準備 4.1 電子署名取得に必要な証明書の準備 PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加するには 電子署名証明書が必要となります お持ちでない場合は 認証サービス機関より入手してください また Acrobat の機能で 自己署名形式のデジタル ID( 証明書 ) を作成し 署名を取得することも可能です ただし 自己署名形式の証明書は第三者による検証が必要となる場合には適していませんので 使用する際には十分ご考慮ください 電子署名取得に必要な証明書の準備の詳細については PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat の PFU タイムスタンプの使い方 を参照してください 5 ScandAll PRO の操作方法 5.1 PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加する バッチスキャンで PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加する場合に必要な設定を以下に示します (1) [ 保存形式と名前規則 ] タブの設定 ファイル形式の指定を PDF File または SinglePage PDF File にし 電子署名とタイムスタンプ の [ 付与する ] のチェックボックスをチェックします それ以外の設定は必要に応じて変更してください プロファイルエディタの使い方の詳細は ScandAll PRO のヘルプを参照してください 3

以下のとき 電子署名とタイムスタンプ の [ 設定 ] ボタンが表示されず タイムスタンプ機能が使用できません PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat ( 取得 / 検証用 ) がインストールされていないとき 動作環境が 日本語 でないとき (Windows XP の場合 コントロールパネルの [ 地域と言語のオプション ] の [ 地域オプション ] タブの [ 標準と形式 ] セクションで [ 日本語 ] 以外が設定されているとき Windows Vista の場合 コントロールパネルの [ 地域と言語のオプション ] の [ 形式 ] タブの [ 現在の形式 ] セクションで [ 日本語 ( 日本 )] 以外が設定されているとき ) PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat ( 取得 / 検証用 ) がインストールされているにもかかわらず 電子署名とタイムスタンプ の [ 設定 ] ボタンが表示されない場合は PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat ( 取得 / 検証用 ) をアンインストールし 再度 インストールを行ってください (2) 電子署名 タイムスタンプ の設定 [ プロファイルエディタ ] ダイアログの [ 保存形式と名前規則 ] タブの [ 電子署名とタイムスタンプ ] の [ 設定 ] ボタンをクリックすると 電子署名 タイムスタンプ の設定ダイアログが表示されます Adobe PDF ファイルの場合 PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名を追加する のチェックボックスをチェックしてください なお このチェックボックスのチェック有無と ScandAll PRO で出力するファイルの種類との関係は以下の通りです チェックボックス ファイル形式 ScandAll プラグインの動作 PDF File チェックする SinglePage PDF File PDF ファイルに署名とタイムスタンプを追加する 上記以外 TST ファイルを作成する PDF File チェックしない SinglePage PDF File TST ファイルを作成する 上記以外 TST ファイルを作成する [OK] ボタンを押すと 設定情報をチェックし 未設定項目がある場合はエラーを表示します その後 [ 保存形式と名前規則 ] タブ画面で ファイル形式 の指定の変更を行った場合は 必ず 電子署名 タイムスタンプ 設定画面を再表示し設定情報の確認を行ってください 確認せずに処理を続行すると 未設定項目のチェックが実施されず スキャン処理でエラーとなる場合があります 4

電子署名を行う際に使用する証明書を選択してください ( 証明書は事前に Windows 証明書ストアに登録されている必要があります ) [ 証明書の選択 ] ボタンをクリックすると [ 証明書の選択 ] ダイアログが表示されますので 使用する証明書を選択し [OK] ボタンをクリックしてください タイムスタンプサーバの設定 に PFU タイムスタンプ局にログインするためのユーザー ID とパスワードを設定してください [ パスワードを保存する ] のチェックボックスをチェックした場合 パスワードは保存され 毎回同じパスワードが使用されます [ パスワードを保存する ] のチェックボックスにチェックをしなかった場合は 1 回だけ指定のパスワードでログインしますが 2 回目以降はパスワードが未設定状態となります なお タイムスタンプの定額制サービスをログイン認証なしで使用する場合は [ タイムスタンプサーバの設定 ] の各項目は設定できません タイムスタンプの定額制サービスについては http://www.pfu.fujitsu.com/tsa/ を参照してください PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加する時に タイムスタンプ局へのログイン認証が必要で かつ ユーザー ID または パスワードが未設定の場合 以下のダイアログが表示されますので 正しいユーザー ID とパスワードを設定して [OK] ボタンをクリックしてください (3) プロキシの設定 インターネットにアクセスする際に ユーザー認証が必要なプロキシサーバを経由している場合 ユーザー認証情報を入力してください サポートしているプロキシ認証の方式は基本認証方式です 5

(4) タイムスタンプ付き電子署名の取得 以上で ScandAll PRO で PDF ファイルを作成後にタイムスタンプの取得とタイムスタンプ付き電子署名追加処理が動作し 以下の タイムスタンプ取得処理中 のダイアログが表示されます 残りライセンス数は Adobe Acrobat の [ アドバンスト ] メニューまたはツールバーの [PFU タイムスタンプ ] から [ タイムスタンプサーバへログイン ] の操作でも確認できます また Adobe Acrobat から次のメッセージが表示されます タイムスタンプ取得処理が終了しない場合 Adobe Acrobat が上記ダイアログの応答待ちとなっている場合があります Adobe Acrobat のダイアログが表示されていないか確認を行い 表示されていた場合は [OK] ボタンをクリックし 処理を続行してください 6

5.2 TST ファイルへタイムスタンプを格納する (1) [ 保存形式と名前規則 ] タブの設定 電子署名とタイムスタンプ の [ 付与する ] のチェックボックスをチェックします それ以外の設定は必要に応じて変更してください 電子署名とタイムスタンプ の設定は PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat ( 取得 / 検証用 ) および ScandAll プラグインがインストールされていないと表示されません また 表示されていない場合は PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat ( 取得 / 検証用 ) の再インストールを行ってください (2) 電子署名 タイムスタンプ の設定 [ 設定 ] ボタンをクリックすると 電子署名 タイムスタンプ の設定ダイアログが表示されます [Adobe PDF ファイルの場合 PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名を追加する ] のチェックボックスはチェックしないでください チェックすると PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名が追加され TST ファイルが作成されなくなります 7

[OK] ボタンを押すと 設定情報をチェックし 未設定項目がある場合はエラーを表示します その後 [ 保存形式と名前規則 ] タブ画面で ファイル形式 の指定の変更を行った場合は 必ず 電子署名 タイムスタンプ 設定画面を再表示し設定情報の確認を行ってください 確認せずに処理を続行すると 未設定項目のチェックが実施されず スキャン処理でエラーとなる場合があります タイムスタンプサーバの設定 に PFU タイムスタンプ局にログインするためのユーザー ID とパスワードを設定してください [ パスワードを保存する ] のチェックボックスをチェックした場合 パスワードは保存され 毎回同じパスワードが使用されます [ パスワードを保存する ] のチェックボックスにチェックをしなかった場合は 1 回だけ指定のパスワードでログインしますが 2 回目以降はパスワードが未設定状態となります なお タイムスタンプの定額制サービスをログイン認証なしで使用する場合は [ タイムスタンプサーバの設定 ] の各項目は設定できません タイムスタンプの定額制サービスについては http://www.pfu.fujitsu.com/tsa/ を参照してください TST ファイルへタイムスタンプを格納する時に タイムスタンプ局へのログイン認証が必要で かつ ユーザー ID または パスワードが未設定の場合 以下のダイアログが表示されますので 正しいユーザー ID とパスワードを設定して [OK] ボタンをクリックしてください (3) プロキシの設定 インターネットにアクセスする際に ユーザー認証が必要なプロキシサーバを経由している場合 ユーザー認証情報を入力してください サポートするプロキシ認証の方式は基本認証方式です 8

(4) タイムスタンプの取得 以上で ScandAll PRO でイメージファイルを作成後にタイムスタンプの取得処理が動作し 以下の タイムスタンプ取得処理中 のダイアログが表示されます 残りライセンス数は Adobe Acrobat の [ アドバンスト ] メニューまたはツールバーの [PFU タイムスタンプ ] から [ タイムスタンプサーバへログイン ] の操作でも確認できます 6 署名とタイムスタンプの検証 6.1 PDF ファイルにタイムスタンプ付き電子署名を追加した場合 PDF ファイルの検証方法の詳細については PFU タイムスタンプ for Adobe Acrobat の PFU タイムスタンプの使い方 を参照してください 6.2 TST ファイルにタイムスタンプを格納した場合 検証のためには PFU タイムスタンプクライアントツール をインストールする必要があります 詳細は PFU タイムスタンプクライアントツール のヘルプを参照してください 7 注意事項 (1) PFU タイムスタンプサービスのホームページ (http://www.pfu.fujitsu.com/tsa/) において FAQ やアップデートに関する情報をご提供しておりますので ご確認ください (2) 定額制でご利用になる場合 通常の動作とは以下の違いがあります 定額制サービスの利用形態によっては タイムスタンプサーバへのログインが不要となる 残りライセンス数の表示がされない ログイン認証なしで使用する場合 [ 電子署名 タイムスタンプ ] ダイアログの [ タイムスタンプサーバの設定 ] の各項目は設定できません (3) 署名とタイムスタンプを取得する際 使用するコンピュータの時刻とタイムスタンプの時刻の差が大きいとタイムスタンプの取得でエラーとなります 使用するコンピュータの時刻が大きくずれていることのないよう 注意してください 9

8 エラーが発生した場合 以下に ScandAll PRO が表示する電子署名とタイムスタンプ関連のメッセージを示します 他のメッセージについては ScandAll PRO のヘルプを参照してください 番号 SA03001E SA03002E SA03003I メッセージ / 説明 / 処置ユーザー IDを入力してください 説明ユーザー IDの入力が必要な処理で ユーザー IDを入力していない 処置ユーザー IDを入力してください 証明書を選択してください 説明証明書の設定が必要な処理で 証明書を指定していない 処置証明書を指定して再実行してください Adobe PDF ファイルを作成する設定となっていないのでチェックは無効です この設定のまま処理を実行すると %1 ファイルを作成します PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名を追加する場合は ファイル形式を (PDF File) に変更してください 説明画面の Adobe PDF ファイルの場合 PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名を追加する のチェックボックスにチェックしているが 作成するファイルのファイル形式が PDF ファイルとなっていない その場合 Adobe PDF ファイルの場合 PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名を追加する をチェックしていても無効となり 設定に従い TST ファイルを作成する メッセージ中の %1 には TST を表示する 処置以下のいずれかの処置を行う SA03005E SA03006W SA03007E (1) メッセージを確認しそのまま実行する メッセージに表示されたファイルを作成します (2) Adobe PDF ファイルの場合 PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名を追加する のチェックボックスのチェックを外して実行する (1) と同じ動作となります ( メッセージに表示されたファイルを作成する ) (3) 作成するファイル形式を (PDF File) に変更する PDF ファイル内にタイムスタンプ付き電子署名を追加します 有効な証明書ではありません 説明証明書が有効期限から外れている または 失効している 処置証明書の内容を確認する 有効な証明書を選択し再度実行する 証明書がありません 説明証明書が1 個も存在しない 処置証明書の内容を確認する 証明書がありません 説明証明書を選択していない または 指定していた証明書がすでに存在しない 処置証明書を設定し 再度実行する 10

番号 SA03102E SA03103W SA03200E SA03201E SA03202E メッセージ / 説明 / 処置 パスワードを入力してください 説明タイムスタンプ取得の認証パスワードを入力してください 処置パスワードを入力してください タイムスタンプをキャンセルするときは OK ボタンを押してください 説明タイムスタンプ処理中にキャンセル操作が行われた 処置キャンセルする場合は OK ボタンを押してください Acrobat の起動に失敗しました nrc:%1 detail:%2 説明 Acrobat の起動に失敗しました %1: 詳細コード 1 %2: 詳細コード2 処置 Acrobat の環境を見直してください Acrobat の終了に失敗しました 説明 Acrobat の終了に失敗しました 処置 Acrobat の環境を見直してください 電子署名の追加に失敗しました detail : (%1-%2) 説明電子署名の追加に失敗しました SA03203E %1-%2 は補足情報処置 Microsoft(R) Internet Explorer が正しく動作するか確認してください プロキシサーバを設定している場合は, プロキシの設定環境を見直してください メモリが不足しているため処理を行うことができません 不要なプログラムを終了してから 再度実行してください それでもこのエラーが発生するときは メモリを増設してください detail: (%1-%2) 説明メモリ不足が発生しました 処置不要なプログラムを終了してください. 11

番号 SA03204E メッセージ / 説明 / 処置 PDF ファイルのオープンに失敗しました PDF ファイルに 文書を開くパスワード を設定している可能性があります パスワードを付けずに再実行してください detail: (%1-%2) 説明 PDF ファイルに 文書を開くパスワード を設定している可能性があります パスワードを付けずに再実行してください %1-%2 は補足情報処置パスワードを付けずに再実行してください SA03206E タイムスタンプサーバへのログインに失敗しました またはプリペイド方式の場合 ライセンスが残っていない可能性があります Microsoft(R) Internet Explorer が正しく動作するか確認してください また ユーザー ID パスワード プリペイド方式の場合は残りライセンス数を確認して再度実行してください SA03302E detail: ( %1-%2) 説明タイムスタンプサーバへのログインに失敗した %1: エラーコード %2: 詳細エラーコード処置 Microsoft(R) Internet Explorer が正しく動作するか確認してください また ユーザー ID パスワード プリペイド方式の場合は残りライセンス数を確認して再度実行してください プロキシサーバを設定している場合は, プロキシの設定環境を見直してください タイムスタンプサーバへのログインに失敗しました %1 EC: %2 [DETAIL: %3] [WinErr: %4] 説明タイムスタンプサーバへのログインに失敗した %1: エラー情報 %2: エラーコード %3: 詳細情報 %4: 詳細情報 2 処置エラー情報を確認し処置してください ユーザー ID パスワード プリペイド方式の場合は残りライセンス数等を確認して再度実行してください 12

番号 SA03501E SA03506E メッセージ / 説明 / 処置タイムスタンプ取得ライブラリでエラーが発生しました POS: %1 EM: %2 [DETAIL: %3] [WinErr: %4] 説明タイムスタンプ取得ライブラリでエラーが発生しました %1: エラー発生関数 %2: エラー情報 %3: 詳細情報 %4: 詳細情報 2 処置エラー情報を確認し処置してください 予期せぬエラーが発生しました 再起動して再度実行してください それでも状況が改善されない場合は ScandAll PRO および 関連する製品を再インストールしてください detail: (%1-%2) 説明予期せぬ異常が発生しており システムの再起動が必要である %1-%2 : 補足情報 処置 PC を再起動し再実行する また システム環境を見直し関連する製品を再インストールする 13