1607-T1443001 1/10 MS342-18006 GT ウイング 取付 取扱要領書 この度は TRDGT ウイングをお買い上げいただきありがとうございます 本書には上記商品の取付け 取扱いの要領について記載してあります 取付け前に必ずお読みのうえ 正しい取付け 取扱いを実施してください なお 本書は必ずお客様にお渡しください 本商品は未登録車への取付けは出来ません 取付けは車両登録後に行って録後に行ってくだください 品番 適合車種 品番適合型式年式備考 MS342-18006 86 ZN6 12.04~ 構成部品 部 品 名 数量 備 考 1 GTウイング 1 2 リヤスポイラーブラケット 1 RH 1 3 リヤスポイラーブラケット 1 LH 1 4 リヤスポイラーブラケット 2 RH 1 5 リヤスポイラーブラケット 2 LH 1 6 リヤスポイラーリテーナー 1 RH 1 7 リヤスポイラーリテーナー 1 LH 1 8 リヤスポイラーリテーナー 2 RH 1 9 リヤスポイラーリテーナー 2 LH 1 10 リベット 8 11 トルクスボルト 4 M6 L25 12 トルクスボルト 4 M6 L19 13 キャップナット 2 M6 14 ボルト 8 M6 L18 15 クッション 4 16 型紙 17 取付 取扱要領書 ( 本書 ) 本書は大切に保管してください 構成部品図 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
1607-T1443001 2/10 取付け 取扱い上のご注意 警告 注意 この内容に従わず 誤った取付け 取扱いを行うと人が死亡したり 重傷等を負う可能性がある内容について書かれています この内容に従わず 誤った取付け 取扱いを行うと人が傷害を負ったり 物的損害に結びつく可能性がある内容について書かれています してはいけない行為 必ずおこなっていただくこと 警告本商品を適合車種以外には使用しないでください 破損や故障により重大事故を招く場合があります 取付けの際は 該当車両の修理書に従い 規定トルクにてボルト ナット類を確実に締付けてください 締付け不足があると徐々に緩みが発生し 脱落等の重大な事故の原因となる場合があります 注意本商品の取付け 交換作業は必ず専門の整備工場で行ってください 本商品の取付け 交換は該当車両の修理書 ( トヨタ自動車 発行 ) に従い 本書の注意事項をまもり作業を行ってください 本商品を工具でつかんだリ 落下させるような乱暴な扱いはしないでください キズや衝撃により破損や事故の原因にとなる場合があります 部品の取付け 交換の締付け作業時にインパクトレンチは絶対に使用しないでください 破損や事故の原因となる場合があります 取付け 修理 交換の際は トルクレンチを使用して規定トルクを厳守してください 破損や事故の原因となる場合がありますので 十分に注意して作業を行ってください カーボン部品の取扱い及び洗車 お手入れについて 本商品は素材にカーボン (CFRP*1) を使用している為 通常の車両塗装面とは扱いが異なります ご注意ください 1 有機溶剤を使用しての清掃は塗装の劣化 シミ 変形の原因となりますので絶対におやめください 2CFRP(*1) は製品の完成後も常に収縮を繰り返しています 使用環境や経年によりブリスターの発生や 製品に反りが発生する場合がありますので あらかじめご承知おきください 3 経年により表面の透明度が落ちていきます 極細コンパウンドにて定期的なメンテナンスの実施を心がけてください 4 製品の劣化を避ける為 直射日光のあたる場所での長時間駐車はなるべく避けてください 5 塗装の劣化を防ぐ為 汚れた場合はすぐに洗車してください 塗装品質を保つ為に手洗いを推奨します 洗車は水を充分にかけながら柔らかい布で車両の上側から下側に汚れを洗い落とし強く擦らないでください 汚れが酷い時は薄めた中性洗剤を使用し 洗車後は水で充分に洗い流してください 洗車後は 表面はもとよりパーツ下側も水分を完全に拭き取ってください *1 CFRP : Carbon Fiber Reinforced Plastics( 炭素繊維強化プラスチック ) 本商品は 1 年 20,000Km の保証を実施いたします (1 年または 20,000Km 走行時点のいずれか早い方まで ) 保証の詳細は TRD パーツカタログサイト <http://www.trdparts.jp/> 保証について をご覧ください
1607-T1443001 3/10 目次 1. 表紙 適合表 構成部品表 構成部品図 1 2. 取付け 取扱いご注意 2 3. 目次 取付けに必要な工具 保護具 消耗品 取付構成図 3 4. 取付け要領 4~10 5. 取付け後の確認 点検 10 取付けに必要な工具 保護具 消耗品 一般工具 トルクレンチ 加工用工具 ( ドリル φ3 φ4.1 φ7 φ8 ホルソー φ29 ヤスリ ) トルクスレンチ ( いじり止めトルクスレンチ T30) 保護用具 ( 保護カバー ガムテープ ) 下げ振りおもり 糸 取付構成図 GT ウイング取付図 トランリッド裏面視リヤスポイラーリテーナーリテーナー 2 リヤスポイラーリテーナーリテーナー 1
1607-T1443001 4/10 GT ウイングの取付け要領 * 該当車両の修理書 ( トヨタ自動車株発行 ) に従い 本書の注意事項をまもって作業してください GT ウイングの取付け準備 図 1 保護シート (1) 該当車両の修理書 ( トヨタ自動車 発行 ) に従い 車両からラゲージコンパートメントドア トリムを取外す (2) 図 1 のように キリ粉の飛散防止のため保護 シート等で車両を養生して 取付け穴加工部の 裏側にガムテープ (10 カ所 ) を袋状に貼付ける ガムテープ ガムテープ アト ハ イス ガムテープの貼付けは 穴あけ加工部のマーキング後に行ってください マーキング ガムテープは穴あけ時に キリ粉を受けとめられるように 袋状 ( 受け皿になる ) に空間をあけて貼り付けてください ( ピタッと貼付けない ) (3) 図 1 のように 下げ振りおもりと糸を使用して ラゲージコンパートメントドアに車両センター 位置を 2 箇所マーキングする ルーフアンテナエンフ レム アト ハ イス 車両センターのマーキングは 後作業の型紙合せの基準になります 正確にマーキングしてください リヤフォク
1607-T1443001 5/10 図 2 前作業でマーキンク した車両センター位置 2 箇所をつなぎラケ ーシ コンハ ートメントト アにセンターラインをマスキンク テーフ 等でマーキンク する ポイント + 型紙穴センターをマーキングする 181 mm ( 面沿い ) 型紙 E 型紙 A-RH A 型紙 B-LH B 型紙 F 型紙 C-RH C 型紙 D-LH D 29mm TRD トランクスホ イラ-( 別売り ) 付車に取付ける場合は型紙の車両センターライン部と スホ イラー端部の基準寸法を優先して型紙を貼り付けてください (4) 図 2 のように 前作業でマーキングした 車両センター位置 2 箇所をつないで ラゲージコンパート メントドアに車両センターラインをマーキングする (5) 図 2 のように ラゲージコンパートメントドアのアウター側の車両センターラインに合わせ型紙 C~F を インナー側のパネル形状に合わせて型紙 A B を貼付けて 穴中央にマーキングする ( 表裏 10 箇所 )
1607-T1443001 6/10 図 3 アウター側取付け穴 φ7 インナー側取付け穴 φ8 サーヒ スホール φ29 (6) 図 3 のように φ3 のドリル先端にストッパーのガムテープを巻き付け 下穴 ( 左右各 5 箇所 ) をあける (7) 図 3 のように 下穴 ( 左右各 4 箇所 ) にアウター側 φ7 インナー側 φ8 をドリル先端にストッパーの ガムテープを巻き付け 本穴をあけて 穴のバリを取り除き防錆処理する (8) サービスホール ( 左右各 1 箇所 ) は φ29 のホルソーで本穴をあけ 穴のバリを取り除き防錆処理する (9) 車両右側も同様に作業する 注意 作業時は保護メガネを着用してください バリを取り除く時には 穴径が大きくならないように注意して取り除いてください ポイント アト ハ イス 穴あけ加工時 ドリルは穴あけ面に対して垂直にし マーキング位置からズレないように注意してください 穴あけ加工時は集じん機等をあてがいラゲージコンパートメントパネル内部に キリ粉が飛散しないように 細心の注意を払い作業してください サビの原因となりますので穴あけ時に発生したキリ粉は 確実に取り除いてください 図 4 (10) 図 4 のようにハーネスクランプを取り外し クランプ座面を手前に軽く折り曲げる ハーネスクランプ クランプ座面
1607-T1443001 7/10 GT ウイングの取付け 図 5 リテーナー取付順序 リヤスポイラーリテーナー 2RH8 UP ボルト 14 リヤスポイラーリテーナー 1RH6 (1) 図 5 のように ラゲージコンパートメントドア裏側にリヤスポイラーリテーナー 1RH6 と リヤスポイラーリテーナー 2RH8 を取付け ボルト 142 本を使用して仮締めする (2) 車両左側も同様に作業する 図 6 クッション 15 リヤスポイラーブラケット 2RH4 ボルト 14 (3) 図 6 のようにラゲージコンパートメントドア表側にクッション 15 を介して リヤトランクスポイラー ブラケット 2RH4 を組付けて ボルト 142 個を使用して仮締めする (4) 車両左側も同様に作業する ポイント 組付け時のキズつき防止のため 取付け部位の周辺を ガムテープ等で養生してください
1607-T1443001 8/10 図 7 リヤスポイラーリテーナー 2RH8 リヤスポイラーリテーナー 1RH6 マーキンク マーキンク (5) 図 7のように リベットの穴位置をリヤスポイラーリテーナーの穴基準でマーキングする (6) 図 7のように 取付け穴 (4 箇所 ) をφ4.1のドリル先端にストッパーとなるガムテープを巻き付け 本穴 (4 箇所 ) をあけ 穴のバリを取り除き防錆処理する (7) 車両左側も同様に作業する 注意 作業時は保護メガネを着用してください バリを取り除く時には 穴径が大きくならないように注意して取り除いてください アト ハ イス 穴あけ加工時 ドリルは穴あけ面に対して垂直にし マーキング位置からズレないように注意してください ポイント 穴あけ加工時は集じん機等をあてがいラゲージコンパートメントパネル内部に キリ粉が飛散しないように 細心の注意を払い作業してください サビの原因となりますので穴あけ時に発生したキリ粉は 確実に取り除いてください 図 8 リヤスポイラーリテーナー 2RH8 (8) 図 8のように リベット104 本を使用してリヤスポイラーリテーナー 1RH6とリヤスポイラーリテーナー 2RH8を取付ける (9) 車両左側も同様に作業する (10) 前作業で仮止めしたボルト14( 左右各 4 本 ) を規定トルクで本締めする 締付トルク :8N m (11) 車両左側も同様に作業する リベット 10 リヤスポイラーリテーナー 1RH6
1607-T1443001 9/10 図 9 (12) 前作業で外したハーネスクランプをリヤスポイラー リテーナー 1LH7 のクランプ穴に取付ける 図 10 リヤスポイラーブラケット 1LH3 リヤスポイラーブラケット 1RH2 GT ウイング 1 トルクスボルト 11 (13) 図 10 のように トルクスボルト114 本を使用して GTウイング1 リヤスポイラーブラケット 1 RH2 及び リヤスポイラーブラケット 1LH3を組付けて規定トルクで締付ける 締付トルク :8N m ポイント カーボン部品への部品の組付けは 大変キズつきやすいため十分に注意して行ってください カーボン部品へは ガムテープやマスキングテープなどの貼り付けは行わないでください 貼り付けあとが残る場合がありますので絶対におやめください
1607-T1443001 10/10 図 11 キャップナット 13 トルクスボルト 12 トルクスボルト 12 *1 *2 このボルト位置は左右同じ位置で取り付けること *1 ウイング標準位置 *2 ウイング 3 調整位置 (14) 図 11のように トルクスボルト124 本を使用して 前作業で組付けたGTウイングASSYをトランクパネルに取付けられたリヤスポイラーブラケット 2に組付けて 規定トルクで締付ける 締付トルク :8N m ポイント GTウイングのブラケットへの取付けは キズ付き防止のため2 人以上で作業を行なってください 脱落やキズ付けに十分に注意して取付けを行ってください 取付け後の確認 点検 GTウイングがボルトにて 車両に確実に取り付けられているか点検する GTウイング及び車両部品に傷をつけていないか点検する 車両装着後は 定期的( 定期点検時やシーズンチェック毎 ) に取付け部の締付け確認 点検を行う