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FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用

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はじめに 本書は ETERNUS DX を Windows が動作するサーバに FCoE 接続して使用するために必要な作業について説明しています ETERNUS DX サーバ OS コンバージド ネットワーク アダプターカード およびドライバソフトウェアの説明書と併せてご使用ください なお 本書に記載している製品の商標 製品名などの表記については 構築ガイド ( サーバ接続編 ) 表記について を参照してください OS がサポートするストレージシステムについては ETERNUS DX のサポート組み合わせ表を参照してください 第 18 版 2018 年 10 月 本書の内容と構成 本書は以下に示す 10 章から構成されています 第 1 章作業の流れ (6 ページ ) ETERNUS DX を Windows が動作するサーバに接続する場合の作業の流れについて説明しています 第 2 章環境の確認 (8 ページ ) ETERNUS DX を接続できるサーバの環境について説明しています 第 3 章留意事項 (9 ページ ) 作業を行う際の留意事項について説明しています 第 4 章 ETERNUSmgr のインストールと設定 (16 ページ ) ETERNUSmgr のインストールについて説明しています 第 5 章 ETERNUS DX の設定 (17 ページ ) ETERNUS DX の設定について説明しています 第 6 章ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定 (18 ページ ) ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定について説明しています 第 7 章 OS のインストール (20 ページ ) サーバに OS がインストールされていない場合に OS をインストールする作業について説明しています 第 8 章ドライバのインストール (21 ページ ) コンバージド ネットワーク アダプターカード およびドライバのインストールについて説明しています 第 9 章接続されているデバイスの確認 (24 ページ ) サーバと ETERNUS DX の接続状態を確認する作業について説明しています 第 10 章パーティションの作成について (26 ページ ) ファイルシステムを作成する作業について説明しています 3

目次 第 1 章作業の流れ 6 第 2 章環境の確認 8 2.1 ハードウェア...8 2.2 OS( オペレーティングシステム )...8 2.3 コンバージド ネットワーク アダプターカード...8 第 3 章留意事項 9 3.1 PRIMERGY 接続に関する留意事項...9 3.1.1 接続に関する留意事項... 9 3.1.2 複数のコンバージド ネットワーク アダプターカードを搭載する場合の留意事項... 9 3.2 ETERNUS DX 対応ドライバに関する留意事項...9 3.3 Windows Server 用標準マルチパスドライバ (msdsm) に関する留意事項...10 3.4 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチに関する留意事項...10 3.5 電源投入および電源制御に関する留意事項...10 3.6 サーバ側 WWN インスタンス管理表に関する留意事項...11 3.7 システムデザインシートに関する留意事項...11 3.8 Windows Server との接続に関する留意事項...11 第 4 章 ETERNUSmgr のインストールと設定 16 第 5 章 ETERNUS DX の設定 17 第 6 章ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定 18 第 7 章 OS のインストール 20 第 8 章ドライバのインストール 21 8.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバのインストール...21 8.2 マルチパス環境の構築...21 8.2.1 ETERNUS DX 対応ドライバを使用する場合... 21 8.2.2 Windows Server 用標準マルチパスドライバ (msdsm) を使用する場合... 22 4

目次 第 9 章接続されているデバイスの確認 24 9.1 電源投入の手順...24 9.2 LUN の確認...24 9.3 ETERNUS DX 接続状態の確認...25 第 10 章パーティションの作成について 26 5

第 1 章作業の流れ ETERNUS DX を サーバと接続する作業の流れについて説明しています 作業の流れは以下のとおりです 使用しているドキュメント サポート組み合わせ表 サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編 接続する ETERNUS DX に対応する 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ストレージシステム設定用 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル / ファイバチャネルスイッチ設定用 ファイバチャネルスイッチ FCoE Fabric OS 管理者ガイド ファイバチャネルスイッチ Fabric OS 管理者ガイド 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用富士通製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用他社製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定 ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド ETERNUSmgr インストールガイド ETERNUSmgr ユーザーガイド 作業の流れ ETERNUSmgr のインストールと ETERNUS DX の設定 ETERNUSmgr を利用する場合は ETERNUSmgr をインストールして ETERNUS DX を設定します 第 4 章 ETERNUSmgr のインストールと設定 (16 ページ ) 第 5 章 ETERNUS DX の設定 (17 ページ ) 設定や保守を行う操作の確認 - ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド ETERNUSmgr のインストール - ETERNUSmgr インストールガイド ETERNUSmgr の操作の確認 - ETERNUSmgr ユーザーガイド ETERNUS DX の設定 - 接続する ETERNUS DX に対応する 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ストレージシステム設定用 6

第 1 章 作業の流れ ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチを使用する場合 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチを設定します 第 6 章ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定 (18 ページ ) ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定 - 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル / ファイバチャネルスイッチ設定用 - ファイバチャネルスイッチ FCoE Fabric OS 管理者ガイド - ファイバチャネルスイッチ Fabric OS 管理者ガイド FCoE のサポート環境などの確認 - サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編 ドライバのインストール 使用するコンバージド ネットワーク アダプターカードやマルチパスドライバなどのドライバをインストールします 第 8 章ドライバのインストール (21 ページ ) カードの装着 ドライバのインストール 設定を実施 - 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用富士通製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定 - 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用他社製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定 使用するカードのドライバ版数などを確認 - サポート組み合わせ表 接続デバイスの確認 LUN の確認や ETERNUS DX との接続状態を確認します 第 9 章接続されているデバイスの確認 (24 ページ ) 運用の準備 必要に応じて パーティションの作成を行います 第 10 章パーティションの作成について (26 ページ ) 7

第 2 章環境の確認 以下の環境のサーバと接続できます ご使用のサーバ環境を サポート組み合わせ表 で確認してください 2.1 ハードウェア サポート組み合わせ表 を確認してください 2.2 OS( オペレーティングシステム ) サポート組み合わせ表 を確認してください 2.3 コンバージド ネットワーク アダプターカード サポート組み合わせ表 を確認してください 8

第 3 章留意事項 作業を行う際は 以下の事項に留意してください 3.1 PRIMERGY 接続に関する留意事項 3.1.1 接続に関する留意事項 ストレージシステムの信頼性を維持するために 以下の運用を推奨します パスの複数化 パス冗長制御をサポートした ETERNUS DX 対応ドライバの利用 サーバと ETERNUS DX 間のパスを複数にして パス冗長制御をサポートした ETERNUS DX 対応ドライバを利用することで サーバと ETERNUS DX 間の冗長性を向上させることができます 3.1.2 複数のコンバージド ネットワーク アダプターカードを搭載する場合の留意事項 同時に搭載できるコンバージド ネットワーク アダプターカードは 同一種類のみです 異なる種類のコンバージド ネットワーク アダプターカードを混在させることはできません 3.2 ETERNUS DX 対応ドライバに関する留意事項 サーバと ETERNUS DX をマルチパス構成で接続し ETERNUS DX 対応ドライバを使用してパス冗長制御 ( パスフェイルオーバ ) 機能を使用する場合は 以下のドライバが必要となります 基本ソフトウェア (OS) Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 ドライバ ETERNUS Multipath Driver 製品情報については 以下の URL を参照してください http://www.fujitsu.com/jp/products/computing/storage/software/eternus-mpd/ なお サーバと ETERNUS DX をシングルパス構成で接続する場合は ETERNUS DX 対応のシングルパス専用ドライバ (ETERNUS デバイスドライバ ) は不要です 9

第 3 章留意事項 3.3 Windows Server 用標準マルチパスドライバ (msdsm) に関する留意事項 3.3 Windows Server 用標準マルチパスドライバ (msdsm) に関する留意事項 Windows Server 2016, Windows Server 2012 R2, Windows Server 2012, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm) では負荷分散ポリシーや再施行回数など 各種設定を行うことが可能です しかしこれらの設定は変更せず デフォルトで使用してください 画面の名前 Multi-Path Disk Device のプロパティの MPIO タブ DSM の詳細 MPIO パスの詳細 変更してはいけないパラメーター 負荷分散ポリシー 詳細ボタン 編集ボタン タイマーカウンタ ( パス確認期間 パス確認を有効化 再施行回数 再施行間隔 PDO 削除期間 ) パスの状態 3.4 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチに関する留意事項 接続可能なファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチは 接続環境 (OS や使用する ETERNUS DX) により異なります 事前に サポート組み合わせ表 FC-SWITCH 編 で確認を行ってください サーバと ETERNUS DX 間でファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチを使用する場合は 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル / ファイバチャネルスイッチ設定用 または ファイバチャネルスイッチ FCoE Fabric OS 管理者ガイド および ファイバチャネルスイッチ Fabric OS 管理者ガイド を読み 事前準備 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定作業を必ず行ってください 以下の条件をすべて満たす場合 複数経路で瞬断が発生し その後経路が復旧しないことがあります - スイッチに CFX2000 を使用している - 1 台の ETERNUS DX と複数経路で接続している - スイッチ側で "port-mode external" が設定されていない 本事象の発生時は 接続しているコンバージド ネットワーク アダプターカードのリセットを実施してください リセット方法については 使用しているコンバージド ネットワーク アダプターカードのマニュアルを参照してください 3.5 電源投入および電源制御に関する留意事項 サーバの電源を投入する際は ETERNUS DX ファイバチャネルスイッチ および CEE/FCoE スイッチの電源が Ready 状態になっていることを確認してから投入してください Ready 状態になる前にサーバの電源を投入すると サーバから ETERNUS DX を認識できません 10

第 3 章留意事項 3.6 サーバ側 WWN インスタンス管理表に関する留意事項 また サーバから ETERNUS DX の電源制御を行う場合は サーバの稼働中に ETERNUS DX ファイバチャネルスイッチ および CEE/FCoE スイッチの電源が切断されないように注意してください サーバより先に ETERNUS DX ファイバチャネルスイッチ および CEE/FCoE スイッチの電源が切断されると ETERNUS DX にデータを保存できなかったり 保存したデータが破壊されたりすることがあります 3.6 サーバ側 WWN インスタンス管理表に関する留意事項 サーバ側 WWN インスタンス管理表は ETERNUS DX を導入する際に 導入作業を容易に行うためのワークシートです システムの導入や導入後のシステム変更 増設 保守に際して現在の環境の保存が重要となります 管理表を作成することで導入がスムーズに行え システムの保守も容易となります サーバ側 WWN インスタンス管理表のひな形については 使用するコンバージド ネットワーク アダプターカードに対応した ドライバ設定編 の付録をご利用ください 3.7 システムデザインシートに関する留意事項 システムデザインシートとは ETERNUS DX を導入する際に 導入作業を容易に行うためのワークシートです システムの導入や導入後のシステム変更 増設 保守に際して現在の環境の保存が重要となります システムデザインシートを作成することで導入がスムーズに行え システムの保守も容易となります 3.8 Windows Server との接続に関する留意事項 Windows Server と ETERNUS DX S3 series を接続しているシステムで ETERNUS DX S3 series のファームウェア適用を実施したあとに Windows Server を再起動すると Windows Server 上のディスクがオフライン状態になる場合があります Windows Server 上のディスクの状態は 以下のようにして確認できます [ スタート ] ボタンをクリックして 管理ツール の コンピュータの管理 を選択し 左ペインの ディスクの管理 を開きます なお Windows Server のパス構成により 発生条件および回避方法が異なります シングルパス構成の場合は ファームウェア適用前に 一時的に SAN Policy の設定を変更しておくことで ファームウェア適用後にオフライン状態に陥ることを回避できます マルチパス構成の場合は 回避する手段はありません オフライン状態から復旧する場合は 問題発生後の対処方法 (14 ページ ) を実施する必要があります 11

第 3 章留意事項 3.8 Windows Server との接続に関する留意事項 シングルパス構成の場合 ファームウェアの更新時のみ SAN Policy 設定を すべてをオンライン (Online All) に変更することでオフライン状態を回避できます SAN Policy 設定が すべてをオンライン (Online All) で運用可能な場合は 問題発生を未然に防止する方法 (12 ページ ) の手順. 4 の対応は不要です SAN Policy の設定値の確認方法 SAN Policy の設定値の確認方法を以下に示します 1 コマンドプロンプトで diskpart コマンドを実行します プロンプトが DISKPART に変更されます 2 "san" と入力して [Enter] キーを押します DISKPART> san 3 以下のいずれかの SAN Policy が表示されます オフライン共有(Offline Shared) すべてをオフライン(Offline All) すべてをオンライン(Online All) 4 "exit" と入力して [Enter] キーを押し diskpart コマンドを終了します 問題発生を未然に防止する方法以下の手順で SAN Policy の設定変更を行ってから ファームウェアの更新を実施します 1 SAN Policy の設定を変更します (1) コマンドプロンプトで diskpart コマンドを実行します プロンプトが DISKPART に変更されます (2) "san policy=onlineall" と入力して [Enter] キーを押します 実行例 ) DISKPART> san policy=onlineall (3) SAN Policy の設定変更を有効にするため Windows Server を再起動します 2 コマンドプロンプトで再度 diskpart コマンドを実行し SAN ポリシーの値が すべてをオンライン (Online All) であることを確認します 実行例 ) DISKPART> san SAN ポリシー : すべてをオンライン 3 ファームウェアを更新します (1) ETERNUS DX のファームウェアの更新を実施します 12

第 3 章留意事項 3.8 Windows Server との接続に関する留意事項 (2) 新しいインスタンス ID を OS に認識させるため Windows Server を再起動します 4 SAN Policy の設定を元に戻します (1) 以下のコマンドを実行し SAN Policy の設定値を元の値に戻します 実行例 ) DISKPART> san policy=offline Shared (2) SAN Policy の設定変更を有効にするため Windows Server を再起動します (3) コマンドプロンプトで再度 diskpart コマンドを実行し SAN ポリシーの値が 元の SAN Policy の値 であることを確認します 実行例 ) DISKPART> san SAN ポリシー : オフライン共有 問題発生後の対処方法 以下の手順で オフライン状態のディスクを手動でオンラインにします 1 [ スタート ] ボタンをクリックして 管理ツール の コンピュータの管理 を選択し 左ペインの ディスクの管理 を開きます 2 オフライン状態の各ディスクを選択し 右クリックでオンラインにします また Hyper-V 環境で ゲスト OS にパススルーディスクを構成している場合に ETERNUS DX のファームウェア更新を行うと ゲスト OS が構成していたパススルーディスクを新規ディスクとして認識し 物理ハードディスクを構成していたディスクから外してしまうため 手動で再構成して復旧させる必要があります 復旧 ( 再構成 ) 方法を以下に示します 1 Hyper-V マネージャーを起動します 2 オフラインのゲスト OS を選択し 右ペインの 設定 を選択します ゲスト OS の設定ポップアップが表示されます 3 設定ウィンドウで SCSI コントローラー 配下にある 物理ドライブが見つかりません と表示されている ハードドライブ を選択します 4 右画面で 物理ハードディスク から適切なディスクを選択します 5 [OK] ボタンをクリックします SAN Policy サポート OS Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 13

第 3 章留意事項 3.8 Windows Server との接続に関する留意事項 SAN Policy デフォルト値 OS Windows Server 2016( 全エディション ) SAN Policy デフォルト値 Offline Shared Windows Server 2012 R2( 全エディション ) Windows Server 2012( 全エディション ) Windows Server 2008 R2 Datacenter Windows Server 2008 R2 Enterprise Windows Server 2008 Datacenter Windows Server 2008 Enterprise Windows Server 2008 R2 Standard Online All Windows Server 2008 Standard マルチパス構成の場合 SAN Policy の設定に関係なく マルチパス構成前のディスクの状態 ( オンライン / オフライン ) を引き継ぎ起動します 環境構築時にオンライン状態のディスクをマルチパス化した場合 ファームウェア更新後 マルチパスディスクはオンライン状態で起動します 環境構築時にオフライン状態のディスクをマルチパス化した場合 ファームウェア更新後 マルチパスディスクはオフライン状態で起動します 問題発生を未然に防止する方法 マルチパス構成の場合は 環境構築後に設定変更などでオフライン状態になることを未然に防ぐことができません また 環境構築後にマルチパス化時のディスク状態を確認できません ファームウェア更新時にディスクがオフラインになった場合は 問題発生後の対処方法 (14 ページ ) を実施してください 問題発生後の対処方法 OS を起動できた場合 オフライン状態のディスクを手動でオンラインにしてください 以下の手順で オフライン状態のディスクを手動でオンラインにします 1 [ スタート ] ボタンをクリックして 管理ツール の コンピュータの管理 を選択し 左ペインの ディスクの管理 を開きます 2 オフライン状態の各ディスクを選択し 右クリックでオンラインにします OS を起動できない場合 Active Directory の DB が OS 領域以外のディスクに配置されている場合 ディスクがオフライン状態となり Active Directory の DB を参照できず OS が起動できないことがあります その場合 ディレクトリサービスの修復モードで OS を起動し ディスクをオンライン状態にすることで復旧可能です 復旧 ( 再構成 ) 方法を以下に示します 14

第 3 章留意事項 3.8 Windows Server との接続に関する留意事項 1 サーバを起動します 2 サーバ起動画面で [F8] キーを押します 3 詳細ブートオプションが表示されます 4 ディレクトリサービス復元モード または ディレクトリサービスの修復モード を選択します 5 OS 起動後 Administrator でログインします 6 管理ツール の コンピュータの管理 を選択し 左ペインの ディスクの管理 を開きます 7 オフライン状態の各ディスクを選択し 右クリックでオンラインにします 8 OS を再起動します また Hyper-V 環境で ゲスト OS にパススルーディスクを構成している場合に ETERNUS DX のファームウェア更新を行うと ゲスト OS が構成していたパススルーディスクを新規ディスクとして認識し 物理ハードディスクを構成していたディスクから外してしまうため 手動で再構成して復旧させる必要があります 復旧 ( 再構成 ) 方法を以下に示します 1 Hyper-V マネージャーを起動します 2 オフラインのゲスト OS を選択し 右ペインの 設定 を選択します ゲスト OS の設定ポップアップが表示されます 3 設定ウィンドウで SCSI コントローラー 配下にある 物理ドライブが見つかりません と表示されている ハードドライブ を選択します 4 右画面で 物理ハードディスク から適切なディスクを選択します 5 [OK] ボタンをクリックします 15

第 4 章 ETERNUSmgr のインストールと設定 ETERNUSmgr を使用する場合は ETERNUSmgr インストールガイド に従い ETERNUSmgr をインストールしてください インストール後は ETERNUSmgr ユーザーガイド に従って設定を行ってください 16

第 5 章 ETERNUS DX の設定 ETERNUS Web GUI または ETERNUSmgr を使用して ETERNUS DX の環境を設定します ETERNUS DX の設定は サーバ装置の設定 ( セットアップ ) とは別に ETERNUS DX 単体で行うことができます 設定方法については 以下のマニュアルを参照してください 接続する ETERNUS DX に対応する 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ストレージシステム設定用 ETERNUS Web GUI ユーザーズガイド または ETERNUSmgr ユーザーガイド 17

第 6 章ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定 サーバと ETERNUS DX を ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチを使用して接続する場合に必要な設定を行います 構築ガイド ( サーバ接続編 ) ファイバチャネル / ファイバチャネルスイッチ設定用 または ファイバチャネルスイッチ FCoE Fabric OS 管理者ガイド および ファイバチャネルスイッチ Fabric OS 管理者ガイド に従って設定してください ETERNUS SF Storage Cruiser を利用して アクセスパスを設定した場合 ホストレスポンスの設定は デフォルトの設定になります ホストレスポンスを設定変更している環境では ホストレスポンスを再設定してください 以下に サーバとファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチを接続し ゾーニングした場合のシステム構成例を示します 以下は 複数サーバ 複数 CA 接続の構成例です Name : Server#1 Name : Server#2 Slot 0 Slot 1 Slot 0 Slot 1 ZONE1 ZONE2 ZONE3 ZONE4 Port0 Port2 Port4 Port6 Port0 Port2 Port4 Port6 CEE/FCoE CEE/FCoE Port1 Port3 Port5 Port7 Port1 Port3 Port5 Port7 CA00 CA01 CA10 CA11 CM0 CM1 Name : RAID#1 ETERNUS DX 18

第 6 章 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの設定 以下は 1 サーバ 複数 CA 接続の構成例です Slot 0 Slot 1 ZONE1 ZONE3 ZONE4 ZONE2 Port0 Port2 Port4 Port6 Port0 Port2 Port4 Port6 CEE/FCoE CEE/FCoE Port1 Port3 Port5 Port7 Port1 Port3 Port5 Port7 P0 P1 P0 P1 CM0 CM1 ETERNUS DX 19

第 7 章 OS のインストール サーバに OS がインストールされていない場合は OS および SP( サービスパック ) をインストールしてください OS をインストールする際は 必ず ETERNUS DX の電源が切断されていることを確認してください OS インストール時に ETERNUS DX の電源が投入されていると サーバが ETERNUS DX を認識してしまい 不具合が発生する場合があります 20

第 8 章ドライバのインストール コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバのインストール および ETERNUS DX 対応ドライバまたは Windows Server 2016, Windows Server 2012 R2, Windows Server 2012, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm) のインストール 構築を行います 8.1 コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバのインストール 以下のコンバージド ネットワーク アダプターカードメーカー別 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 に従って 設定を行ってください 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用富士通製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用他社製コンバージド ネットワーク アダプターカードドライバ設定 8.2 マルチパス環境の構築 マルチパス環境構築は 使用するマルチパスドライバによって作業内容が異なります ETERNUS DX 対応ドライバを使用する場合 8.2.1 ETERNUS DX 対応ドライバを使用する場合 (21 ページ ) を参照してください Windows Server 2016, Windows Server 2012 R2, Windows Server 2012, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 の標準マルチパスドライバ (msdsm) を使用する場合 8.2.2 Windows Server 用標準マルチパスドライバ (msdsm) を使用する場合 (22 ページ ) を参照してください 8.2.1 ETERNUS DX 対応ドライバを使用する場合 必要に応じて ETERNUS DX 対応ドライバをインストールしてください 各ドライバに関する留意事項については 3.2 ETERNUS DX 対応ドライバに関する留意事項 (9 ページ ) を参照してください 例えば サーバと ETERNUS DX をマルチパス構成で接続し パス冗長制御 ( パスフェイルオーバ ) 機能を使用する場合や サーバと ETERNUS DX をシングルパス構成で接続する場合に参照が必要です ETERNUS DX 対応ドライバのインストール ( またはアンインストール ) 方法 セットアップ方法 および利用方法については ソフトウェアの製品マニュアルを参照してください 21

第 8 章ドライバのインストール 8.2 マルチパス環境の構築 8.2.2 Windows Server 用標準マルチパスドライバ (msdsm) を使用する場合 Windows Server 2016, Windows Server 2012 R2, Windows Server 2012, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 用標準マルチパスドライバ (msdsm) を使用する場合の環境構築について説明します 8.2.2.1 マルチパス I/O のインストール 1 サーバーマネージャーの画面で [ 機能の追加 ] をクリックします 機能追加のウィザードの 機能 の選択画面で マルチパス I/O のチェックボックスを選択し マルチパス I/O 機能をインストールします 2 サーバを再起動します 8.2.2.2 MPIO の詳細設定 導入したマルチパス I/O に対して ETERNUS DX を対応させるための設定を行います 1 [ コントロールパネル ] [MPIO] の順にクリックします MPIO のプロパティ画面が表示されます 22

第 8 章ドライバのインストール 8.2 マルチパス環境の構築 2 MPIO のプロパティ画面で MPIO デバイス タブを選択し [ 追加 ] ボタンをクリックします 3 デバイスのハードウェア ID 欄に接続する ETERNUS DX の ID を入力します 入力する値は 使用する装置によって異なります 以下の表を確認して入力してください 使用する装置 ETERNUS DX100 S3/DX200 S3, ETERNUS DX60 S2/DX80 S2/DX90 S2 ETERNUS DX500 S3/DX600 S3 ETERNUS DX8100 S3/DX8700 S3/DX8900 S3 ETERNUS DX400 S2 series ETERNUS DX8000 S2 series デバイスのハードウェア ID FUJITSU ETERNUS_DXL FUJITSU ETERNUS_DXM FUJITSU ETERNUS_DXH FUJITSU ETERNUS_DX400 FUJITSU ETERNUS_DX8000 "FUJITSU" と "E~" の間には半角スペースを 1 文字分入れる必要があります 4 サーバをシャットダウンした状態で ETERNUS DX をマルチパス接続したうえで サーバの電源を投入します 23

第 9 章接続されているデバイスの確認 9.1 電源投入の手順 接続した各装置の電源を 以下の手順で投入します 1 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチの電源を投入します ( 利用する場合のみ ) 2 ファイバチャネルスイッチおよび CEE/FCoE スイッチが Ready 状態になったことを確認します 3 ETERNUS DX の電源を投入します 4 ETERNUS DX が Ready 状態になったことを確認します 5 サーバの電源を投入します 9.2 LUN の確認 以下の手順で LUN を確認します 1 [ デバイスマネージャ ] を開き [ ディスクドライブ ] を表示します 2 サーバから ETERNUS DX の LUN が認識されていれば ディスクドライブ配下に ETERNUS DX のデバイス (LUN) が表示されます Windows Server 2016, Windows Server 2012 R2, Windows Server 2012, Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 でマルチパス接続の場合は ETERNUS DX の 1 つの LUN に対して 1 つの Multi-Path Disk Device が表示されます 24

第 9 章接続されているデバイスの確認 9.3 ETERNUS DX 接続状態の確認 9.3 ETERNUS DX 接続状態の確認 ETERNUS Multipath Driver を利用している場合は ETERNUS マルチパスマネージャのメインウィンドウで 以下の設定 表示を行うことができます ETERNUS DX の接続状態の確認 接続されている LUN の確認 パスの状態の確認 パスの復旧 解除 ETERNUS DX の接続状態およびパスの確認について 説明します 1 ETERNUS DX( すでに LUN などのセットアップが終了しているものとします ) を起動し Ready 状態になったことを確認してから サーバを起動します 2 サーバが Ready 状態になったら ETERNUS マルチパスマネージャを起動します 3 メインウィンドウが表示されます サーバと接続されている ETERNUS DX の接続状態 パスの状態が確認できます ETERNUS マルチパスマネージャの操作方法については ETERNUS Multipath Driver の製品マニュアルを参照してください 25

第 10 章パーティションの作成について 必要に応じ 以下の手順でディスクのパーティションを作成します 1 コンピュータの管理 から ディスクの管理 を開きます 未署名のディスクが存在する場合 接続されているデバイスに対してディスク署名を行うかどうかを問い合わせてきます 2 必要に応じて ディスク署名およびパーティション作成を行います ダイナミックディスクにアップグレードして使用することもできます 2TB 以上のディスクは GPT ディスクに変換してください 26

FUJITSU Storage ETERNUS DX 構築ガイド ( サーバ接続編 ) FCoE/Windows 用 発行日 : 2018 年 10 月発行責任 : 富士通株式会社 本書の内容は 改善のため事前連絡なしに変更することがあります 本書の内容は 細心の注意を払って制作致しましたが 本書中の誤字 情報の抜け 本書情報の使用に起因する運用結果に関しましては 責任を負いかねますので予めご了承願います 本書に記載されたデータの使用に起因する第三者の特許権およびその他の権利の侵害については 当社はその責を負いません 無断転載を禁じます