と 北野病院井上秀昭 1
の特長 RF コイル内で MR 信号をアナログからデジタルに変換できることで SNR が最大 40% 増大 開口径 70 cm のボア より広い領域をカバーする 最大 55 cm の広い撮像視野 オフセンターでも高い脂肪抑制効果を発揮 高い均一性 フィリップスホームページより抜粋 2
性能評価で比較してみよう SNR コイル間距離によるSNRプロファイル ファントムによるDWIの歪 ボランティアによるDWIの歪 3
使用機器 Nova Dual 1.5T R2.6( 当院装置 ) 32ch SENSE Torso Cardiacコイル 1.5T( 市立豊中病院様装置 ) Anteriorコイル (16ch) Posterior コイル (12ch) Image J 日放技の parallel MRI の SNR 評価用 Plug-in Ver.1.3 4
使用機器 PVA ゲル封入 MRI ファントム ( 日興ファインズ製 ) SNR 測定 DWI 歪測定 ファントム直径は 20cm T1 値約 812ms T2 値約 90ms 5
性能評価で比較してみよう SNR コイル間距離によるSNRプロファイル ファントムによるDWIの歪 ボランティアによるDWIの歪 6
方法 1 1.PVA ゲル封入ファントムをセットし スキャンする ( コイル間距離 20cm) 2.ImageJ を用いて SNRmap を作成 3. SNRmap の 80% に ROI をとり SNR を測定 4. ファントム中心の AP 方向の SNR プロファイルを作成 80% Ant Post 7
方法 2 1. 同様にファントムをセットし ファントム上下に約 4cm のマットを挟んでスキャンする ( コイル間距離 28cm) 2.ImageJ を用いて SNRmap を作成 3. SNRmap の 80% に ROI をとり SNR を測定 4. ファントム中心の AP 方向の SNR プロファイルを作成 80% Ant Post 8
撮像シーケンス TR TE FA WFS FOV Matrix Slice Thickness Phase NSA 2500 15 90 1 256 256 256 10 AP 1 9
コイル間距離による SNR の比較 コイル間距離による SNR の比較 () 250 200 SN 低下率約 60% 150 100 50 0 20cm 28cm 10
コイル間距離による SNR の比較 300 コイル間距離による SNR の比較 () 250 200 SN 低下率約 55% 150 100 50 0 20cm 28cm 11
と の SNR の比較 と の SNR の比較 ( コイル間距離 20cm) 270 265 260 255 250 245 240 235 230 225 220 12% UP 12
と の SNR の比較 と の SNR の比較 ( コイル間距離 28cm) 150 148 146 144 142 140 138 136 134 132 130 8% UP 13
まとめ SNR SNR は > であった 思ったほど SNR の上昇が少なかったのはコイルのチャンネル数が関係していると思われる コイル間距離を離した場合の SNR 低下率 : 約 60% 低下 : 約 55% 低下 14
コイル間距離 20cm の SNR プロファイルの比較 コイル間距離 20cm の SNR プロファイル () SNR 1000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 Ant Post 15
コイル間距離 20cm の SNR プロファイルの比較 コイル間距離 20cm の SNR プロファイル () 600 500 400 SNR 300 200 100 0 Ant Post 16
コイル間距離 20cm の SNR プロファイルの比較 コイル間距離 20cm の SNR プロファイル 1000 900 800 700 SNR 600 500 400 300 200 100 0 Ant Post 17
コイル間距離 28cm の SNR プロファイルの比較 コイル間距離 28cm の SNR プロファイル () 450 400 350 300 SNR 250 200 150 100 50 0 Ant Post 18
コイル間距離 28cm の SNR プロファイルの比較 コイル間距離 28cm の SNR プロファイル () 350 300 250 SNR 200 150 100 50 0 Ant Post 19
コイル間距離 28cm の SNR プロファイルの比較 コイル間距離 28cm の SNR プロファイル 450 400 350 SNR 300 250 200 150 100 50 0 Ant Post 20
コイル間距離による SNR プロファイルの比較 () コイル間距離による SNRmap の比較 () 1000 900 800 700 SNR 600 500 400 20cm 28cm 300 200 100 0 Ant Post 21
コイル間距離による SNR プロファイルの比較 () 600 500 コイル間距離による SNRmap の比較 () SNR 400 300 200 20cm 28cm 100 0 Ant Post 22
まとめ SNR プロファイル ではコイル近傍での SNR が非常に高い ( 特に Post 側 ) コイルから離れるといっきに SNR が低下した では比較的コイル近傍の SNR が高いがコイルから離れた位置でもそんなに SNR の低下はなかった 23
まとめ SNR プロファイル コイル間距離を離した場合 双方ともよく似たプロファイルとなった の場合 被写体をコイルに密着させた方が SNR は高いが SNR の均一を見ると 密着させない方が好ましい? 24
性能評価で比較してみよう SNR コイル間距離によるSNRプロファイル ファントムによるDWIの歪 ボランティアによるDWIの歪 25
方法ファントムによる DWI の歪 1.PVA ゲル封入ファントムをセットし BodyDWI を撮像する (Axi. Cor.) 2.ImageJ を用いて ファントム中心の位相方向の長さを測り実際のファントム径 (20cm) より 歪率を算出し比較する 歪率 (%)=(( ファントム径 - 実測値 )/ ファントム径 ) 100 26
撮像シーケンス TR TE TI b-factor WFS FOV/RFOV Matrix Slice Thickness Phase SENSE factor NSA 5000 87 180 1000 minimum 400/80 128 128 4 AP 2 2 27
DWI(Axi.) の歪率の比較 実測値 (mm) 197.79 195.135 ひずみ率 (%) 1.105 2.433 28
DWI(Cor.) の歪率の比較 実測値 (mm) 200.885 197.345 ひずみ率 (%) 0.443 1.328 29
まとめ DWI 歪 ( ファントム ) DWI 歪に関しては < であった はボアの開口部が広くなった分 静磁場の均一性が下がった為とのこと (1.5T) 3.0T の では問題ないそうです 30
方法ボランティアによる DWI の歪 1. 同意を得たボランティアで BodyDWI(Axi. Cor.) を撮像し視覚評価する 31
DWI Axi. 32
DWI Cor. 33
まとめ DWI 歪 ( ボランティア ) では Post 側のコイルの SNR が高い為 Axial 像で Ant 側が暗い感じとなったが 双方ともに変わりなく撮像することができた 34
コイル間距離 20cm の SNR プロファイルの比較 コイル間距離 20cm の SNR プロファイル () SNR 1000 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 Ant Post 35
まとめ DWI 歪 ( ボランティア ) Direct Coronal の撮像は でも可能であるが では SENSE factor を 2 以上に上げても変わりなく撮像できるのが特徴 36
ご清聴ありがとうございました 37