別添 3 仙北市 LED 街灯 ESCO 事業 LED 街灯基準 平成 26 年 1 月 秋田県仙北市
Ⅰ. 工事に関する事項 LED 街灯の工事は 本基準 公共建築工事標準仕様書 ( 電気設備工事編 ) 最新版 電気設備に関する技術基準 内線規程並びに官公庁諸法規に準拠して 施工する 1. 施工基準 (1) 契約後 工事計画を速やかに作成し 本市と事前に調整を図ること (2) 東北電力柱 東日本電信電話通信柱 鋼管製ポール 木柱などに設置された既設の街灯を撤去のうえ 原則として同じ場所にLED 街灯器具を設置するものとし 設置高は4.5mとする ( 設置に必要な電柱共架用金具 バンド 配管配線等を含む ) ただし 発注者が指定する場合はこの限りでない 工事費等は 配線改修に必要な新設配線総延長を約 3,000mとして積算すること (3) 工事にあたっては 次の基準で実施すること 工事の優先順位 1 既存の町内灯で故障が発生した箇所 2 その他 本市が優先と判断した箇所 (4) 撤去したランプ 器具及び不要となった配管配線等は現行法規に基づき適正に処分する (5) 工事の際は 仙北市内の業者を優先的に使用することとし 東北電力株式会社の引き込み線の委託工事業者であること また 工事業者の配置は 地域性に十分配慮すること (6)ESCO 事業者は 工事業者に対し 実際の工事に入る前に町内会等との事前調整を行わせること (7) 東北電力株式会社及び東日本電信電話株式会社の申請書類等の作成 申請に係る諸手続きも含むこととする なお 東北電力株式会社との契約は 公衆街路灯 A 10Wまで として契約する ただし 本市が指定する場合はこの限りでない (8) 街灯の交換工事に伴う変更等申請手続きの際は 街灯のデータ入力が必要になるため 東北電力株式会社の電子認証を取得している業者を使用することとする ただし ESCO 事業者が当認証を取得し データ入力する体制とする場合は その限りでない
Ⅱ.LED 街灯仕様 本事業に使用する LED 街灯は 原則 白色系 LED を光源とした器具とす る 白色系 LED を光源とした器具とは LED 専用に設計された器具であり 従来の蛍光灯等の器具に管型 LED を取り付けたものは適合外とする 1. 適用規格 本基準において特に規程なきものは 次の規格を適用する (1) 適用規格 1 JIS C8105-1:2010 照明器具 - 第 1 部安全性要求事項通則 2 JIS C8105-3:2011 照明器具 - 第 3 部性能要求事項通則 3 JIS C8153:2009 LEDモジュール用制御装置 - 性能要求事項 4 JIS C8154:2009 一般照明用 LEDモジュール- 安全仕様 5 JIEG-001(2005) 照明学会 技術指針照明設計の保守率と保守計画第 3 版 6 電気用品安全法 ( 別表 8) 7 JIS C8152-1:2012 照明用白色発行タ イオート (LED) の測光方法 - 第 1 部 :LEDハ ッケーシ 8 JIS C8152-2:2012 照明用白色発行タ イオート (LED) の測光方法 - 第 2 部 :LEDモシ ュール及びLEDライトエンシ ン 9 SES E1901-3: 2012 防犯灯の照度基準 ( 日本防犯設備協会基準 ) 10 JIS C61000-3-2: 2011 電磁両立性 - 第 3-2 部 : 限度値 - 高調波電流発生限度値 (1 相当たりの入力電流が 20 A 以下の機器 ) 11 JIS C61000-4-5: 2011 電磁両立性 - 第 4-5 部 : 試験及び測定技術 -サージイミュニティ試験 12 JIL 5004:2013 日本照明器具工業会規格公共施設用照明器具 13 光害対策ガイドライン ( 街路照明器具のガイド ): 平成 10 年 3 月環境庁 2. 構造 LED 街灯は およそ 15 年 ( 設計寿命 6 万時間相当 ) の耐用年数をもつも のとし 次の構造を有し屋外環境での使用に耐え得る構造であること (1) 器具本体は 耐食性に考慮した材質とする (2) 器具取付部は腐蝕及び振動に考慮した材質とする
(3) 透過性カバーは アクリル樹脂と同等以上の耐候性をもつこと (4) 器具には電子式の自動点滅装置が内蔵されていること また 降積雪時等でも自動点滅装置が正常に作動すること (5) 器具にはLED 制御装置が内蔵されていること (6) 器具は 東北電力柱 東日本電信電話通信柱 鋼管製ポール 木柱などに取り付けることができること また 外壁等にも取り付けることができること (7) 器具は 東北電力柱などの取付部から10cm離れた位置で70kgの静荷重に耐えることができること (8) 直下 4.5mにおける初期照度が10ルクス以上であること (9) 器具は防塵防水性能 IP23 以上を満たしていること (10) 器具はワイヤーなどによる落下防止の対策を講じること 3. 性能 (1) 入力電力は AC100Vとする (2) 入力容量は 10VA 未満とする (3) 周囲温度は -20~35 とする (4)LED 光源の耐用年数は 器具周辺温度 25 の条件で 6 万時間以上とする この場合 JIL801により光束維持率 70% を下回る点灯時間を寿命とする (5) 光学性能は ( 社 ) 日本防犯設備協会が定める 防犯灯の照度基準 (SES E1901-3) におけるランクSSを充足すること (6) 固有エネルギー消費効率は70lm/w 以上とする (7) 相関色温度は4,600Kから8,000Kまでとする (8) 平均演色評価数は65 以上であること (9) 周辺住宅への不必要な漏れ光を避けるため 上方光束比 5% 以下であること (10) 器具は 落雷による故障を低減するために 電源線と筐体との間に15 kvのサージ電圧を印加しても故障が無く 再使用が可能であること (11) 電波障害の発生が抑制されている器具であること 基準値項目周波数範囲限度値雑音端子電圧 526.5kHz~5MHz 56dB 以下 5MHz~30MHz 60dB 以下雑音電力 30MHz~300MHz 55dB 以下
4. 試験成績書の提出 構造 性能については 別に試験成績書および仕様がわかるものを提出でき ること 5. 表示見やすい箇所に 品名及び品番 入力電圧及び電流 消費電力 製造年月 製造社名 および 電力会社申請入力容量 を表示できること 6. その他 (1) 器具の製造業者は ISO9001 ISO14001 認証を取得していること (2) 器具の製造業者は 屋外照明器具の製造販売実績が10 年以上である または LED 屋外照明器具の製造販売実績を5 年以上有し かつ5 年以内に官公庁へのLED 屋外照明器具の納入実績を有すること (3) 器具は 電気用品安全法に基づく基準に適合していること (4) 器具の眩しさ等に関する市民要望に対応できるよう アームの角度可変 遮光板等の取り付けなどにより調整が可能であること